JP2711483B2 - 写真印画紙用支持体 - Google Patents

写真印画紙用支持体

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JP2711483B2 JP3083075A JP8307591A JP2711483B2 JP 2711483 B2 JP2711483 B2 JP 2711483B2 JP 3083075 A JP3083075 A JP 3083075A JP 8307591 A JP8307591 A JP 8307591A JP 2711483 B2 JP2711483 B2 JP 2711483B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は写真印画紙用支持体に関
し、特に、写真印画紙のエッジ汚れを改善することので
きる写真印画紙用支持体に関する。
【0002】
【従来技術】写真用印画紙は現像処理時に処理液を出来
るだけ吸収しないことが要求されるため、支持体として
の紙の処理液吸収性を低下させる方法が試みられてき
た。その方法の一つは紙のサイジングにより処理液吸収
性を低下させることであり、従来のバライタ紙ではこの
方法のみで対処されてきたことは周知の通りである。し
かしながら、この方法では処理液吸収性を低下させるに
は未だ不充分であった。
【0003】支持体の処理液吸収性を低下させる他の方
法は、原紙の表裏をポリオレフィン等の耐水性皮膜で被
覆する方法である。この方法では原紙中への処理液の浸
透は端部の切断面からのみとなるものの、切断面からの
処理液の浸透を完全に防止することが出来ず、水洗でと
りきれなかった処理液は熱及び経時で変色し、いわゆる
エッジ汚れとなる。このエッジ汚れは写真の白ブチ部に
茶色のシミ状汚れとなり写真の価値を著しく低下させ
る。
【0004】上記のエッジ汚れは現像後の水洗を長時間
行えば生じないが、このことは現像処理を短時間で行う
という要求に反するものであり、このため切断面からの
処理液吸収性を低下させることが強く望まれていた。
【0005】
【発明が解決しょうとする課題】そこで、処理液吸収性
を低下させるために従来から原紙にサイズ剤を適用する
ことが考えられ、ステアリン酸ナトリウムの如き脂肪酸
石けんのタイプのサイズ剤(特公昭47−26961
号)やアルキルケテンダイマー(特開昭51−1328
22号)或いはカルボン酸と多価アミンとの反応により
得られたカチオン性サイズ剤(特開昭54−14703
2号)等が印画紙用支持体のサイズ剤として用いられて
いる。
【0006】しかしながら、脂肪酸石けんタイプのサイ
ズ剤では現在以上に処理液吸収性を低下させることが出
来ない上、原紙を製造する際に使用する水の水質により
影響を受け、該水の硬度が高い場合には沈澱が生ずるた
めに充分な効果が得られないという欠点があった。
【0007】他方、アルキルケテンダイマーを用いる方
法の場合にはポリオレフィンやポリスチレン皮膜と原紙
との密着性が悪く、密着性を向上させるためには、更に
別の工程を必要とする等の問題点を有していた。又、カ
ルボン酸と多価アミンとの反応により得られたカチオン
性サイズ剤を使用した場合には、処理液吸収性は低くな
るものの、わずかに吸収される処理液による着色を避け
ることができず、満足できるものではなかった。
【0008】本発明者等は上記の欠点を改善すべく鋭意
検討した結果、特定のサイジング剤を用いて内添サイジ
ング処理することによって製造した原紙の両面をポリオ
レフィンで被覆した場合には、著しくエッジ汚れが改善
され迅速処理に適した写真印画紙となることを見出し本
発明に到達した。
【0009】従って本発明の第1の目的は、処理液吸収
性の低い写真印画紙用支持体を提供することである。本
発明の第2の目的は、かぶり等の写真性になんら害を与
えない迅速処理に適した写真印画紙用支持体を提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の上記の諸目的
は、原紙の両面をポリオレフィンで被覆した写真印画紙
用支持体において、前記原紙がベヘン酸又はベヘン酸を
主成分とする高級脂肪酸混合物、ジエチレントリアミン
及びトリエチレンテトラミン並びにエピクロリヒドリン
より得られるエポキシ化脂肪酸アミド組成物により内添
サイジング処理された原紙であることを特徴とする写真
印画紙用支持体によって達成された。
【0011】本発明で使用する原紙の素材は特に限定さ
れるものではなく、針葉樹、広葉樹等から選ばれる天然
パルプを主原料とすることも、必要に応じて天然パルプ
と合成パルプとを任意の比率に混合したものを用いるこ
ともできる。
【0012】本発明において上記の原紙に内添せしめる
エポキシ化脂肪酸アミドは、下記一般式(化1)
【化1】 (RはC10以上の高級アルキル基であり、特にC2143
の直鎖状アルキル基が好ましい。)で表わされる化合物
である。
【0013】上記化合物は高級脂肪酸とジエチレントリ
アミン及びトリエチレンテトラミン並びにエピクロリヒ
ドリンを主成分とし、公知の方法により反応させること
により容易にえることができる。高級脂肪酸は2種以上
の混合物であっても良い。本発明においては、特に高級
脂肪酸の60%以上がベヘン酸であることが好ましい。
又、上式において、nは1〜2である。
【0014】本発明で使用するジエチレントリアミンと
トリエチレンテトラミンの重量比はジエチレントリアミ
ン/トリエチレンテトラミン=0にはならない40以下
の量/100未満60以上の量、好ましくは10〜30
/90〜70である。
【0015】本発明で使用するエピクロルヒドリンの量
は脂肪酸と反応しないジエチレントリアミン及び/又は
トリエチレンテトラミンのアミノ基(両末端のアミノ基
以外のアミノ基)に対し0.6〜1.2当量、好ましく
は0.9〜1.1当量である。
【0016】上記のエポキシ化脂肪酸アミド組成物の添
加量は原紙全体に、対して0.1〜1.0重量%、好ま
しくは0.3〜0.8重量%である。又、上記組成物を
原紙に内添する場合に特別の操作は必要とせず、単にパ
ルプ水中に必要量を添加すれば良いが、パルプに均一に
定着させるために最先に添加することが望ましい。以上
の如くして作製したエポキシ化脂肪酸アミドを内添した
原紙は現像液の吸液が抑制されるのでこれによって印画
紙全体の着色が防止される。
【0017】本発明においては、原紙の現像液の吸液を
抑制する効果を更に高めるために、原紙にアニオン性ポ
リアクリルアミド(A)とカチオン性ポリアクリルアミ
ド(B)を含有させることが好ましい。原紙に含有させ
るアニオン性ポリアクリルアミド(A)とカチオン性ア
クリルアミド(B)の重量比は(A)/(B)=90〜
40/10〜60であることが好ましい。
【0018】本発明で使用するアニオン性ポリアクリル
アミドは、特に限定されるものではなく、公知のアニオ
ン性ポリアクリルアミドの中から適宜選択して使用する
ことができる。
【0019】本発明で使用するカチオン性ポリアクリル
アミドは、特にアクリルアミドとカチオンモノマーとを
共重合して得られるカチオン価1.5〜4.0ml/g
のカチオン性ポリアクリルアミドが好ましい。又、該カ
チオン性ポリアクリルアミドは0.1〜1.0重量%原
紙に含有させることが好ましい。
【0020】本発明においては、カチオン性ポリアクリ
ルアミドとして、アクリルアミドとカチオン性モノマー
に更に(メタ)アクリル酸を加えて共重合した三元共重
合体を使用することもできる。カチオン性アクリルアミ
ドのカチオン価は以下のようにして求めることができ
る。
【0021】カチオン性ポリアクリルアミドの試料約
0.1gを精秤して、希釈液(水/メタノール/酢酸=
89/10/1容量%の液)で希釈した溶液を1/40
0規定のポリビニル硫酸カリウム水溶液で滴定する。次
いで滴定結果を下記(数1)に挿入する。
【数1】
【0022】尚、不揮発分については、カチオン性ポリ
アクリルアミドの試料3.0±0.2gをシャーレ(5
0mm×15mm)に均一に広げて精秤し、次いで10
5±5℃の循風乾燥機中で3時間乾燥した後デシケータ
ーに入れて30分間放冷したものを精秤し、乾燥残量を
求めてこれを下記(数2)に挿入することによって算出
することができる。
【数2】
【0023】又、アクリルアミドと共重合する前記のカ
チオン性モノマーは、下記の一般式(化2)及び(化
3)で表される化合物又はその塩が好ましい。
【化2】
【化3】 上式中R1 は水素原子又は低級アルキル基、R2 及びR
3 は低級アルキル基、nは1〜5の整数を表す。
【0024】上記のカチオン性モノマーの具体例として
は、メタクリル酸ジメチルアミノエチル( CH2 =C(CH
3 )COOCH2CH2 N(CH3 ) 2 )、メタクリル酸ジエチルア
ミノエチル( CH2 =C(CH3 )COOCH2 CH2 N(CH2 CH3 )
2 )、メタクリル酸ジメチルアミノエチルメチルクロラ
イド塩([ CH2 =C(CH3 )COOCH2 CH2 N(CH3 ) 3 ]Cl)、
ジメチルアミノプロピルアクリルアミド( CH 2 =C(CH
3 )CONHCH 2 CH2 CH2 N(CH3 ) 2 ) 等が挙げられる。
【0025】原紙中には、必要に応じて、通常使用する
他の添加薬品を更に添加しても良い。このような添加薬
品としては、スターチ、ポリビニルアルコール、カルボ
キシメチルセルロース、、ポリアミドポリアミンエピク
ロルヒドリン等の紙力剤、酸化チタン、クレー、タル
ク、炭酸カルシウム、尿素樹脂等の填料、ロジン、アル
キルケテンダイマー、高級脂肪酸塩、パラフィンワック
ス、アルケニルコハク酸等のサイズ剤、硫酸バンド、塩
化アルミニウム等の定着剤、染料、蛍光染料、スライム
コントロール剤、消泡剤等を挙げることができる。
【0026】原紙には、各種の水溶性添加剤を含有する
液をサイズプレス、タブサイズ又はゲイトロールコータ
ー等で含浸又は塗布しても良い。上記水溶性添加剤の具
体例としては澱粉、ポリビニルアルコール、カルボキシ
変性ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、アルギン酸ナトリウ
ム、セルロースサルフェート、ゼラチン、カゼイン等の
高分子化合物、塩化カルシュウム、塩化ナトリウム、硫
酸ナトリウム等の金属塩を挙げることができる。
【0027】上記の水溶性添加剤を含有する液中に、更
にグリセリン、ポリエチレングコール等の吸湿性物質、
染料、蛍光増白剤等の着色又は増白物質、苛性ソーダ、
アンモニウム水、塩酸、硫酸、炭酸ナトリウム等のpH
コントロール剤等を添加しても良い。更に、必要に応じ
て顔料等も上記の水溶液に添加することもできる。
【0028】原紙の種類及び厚さは特に限定されるもの
ではないが、秤量としては50g/m2 〜250g/m
2 のものが望ましい。又、写真印画紙の平面性の観点か
ら、マシンカレンダー及びスーパーカレンダー等で原紙
に熱及び圧力を加えて表面処理をすることが望ましい。
【0029】従って、本発明の原紙は、最終的乾燥の後
カレンダー処理され巻取られて製造される。以上の如く
して製造された原紙の両面に、公知の如くポリオレフィ
ン樹脂を押出しコーティングすることによって本発明の
写真印画紙用支持体が得られる。押出しコーティングの
設備としては、通常のポリオレフィン用押出し機とラミ
ネーターが使用される。
【0030】前記ポリオレフィン樹脂としては例えば、
ポリエチレン、ポリプロピレン等のα−オレフィンの単
独重合体及びこれら重合体の各種の混合物を挙げること
ができる。特に好ましいポリオレフィンは、高密度ポリ
エチレン、低密度ポリエチレン及びそれらの混合物であ
る。これらのポリオレフィンは押出しコーティングする
ことが可能である限りその分子量に特別の制限はない
が、通常は分子量が20,000〜200,000の範
囲にあるポリオレフィンが用いられる。
【0031】ポリオレフィン樹脂被覆層の厚さについて
は特に制限はなく、従来の印画紙支持体用のポリオレフ
ィン樹脂被覆層の厚さに準じて決めることができるが、
通常15〜50μmが好適である。
【0032】ポリオレフィン樹脂層中には、白色顔料、
着色顔料、蛍光増白剤、酸化防止剤等の公知の添加剤を
添加することが可能である。特に写真乳剤を塗布するお
もて面のポリオレフィン樹脂被覆層中には、白色顔料及
び着色顔料を添加することが好ましい。
【0033】本発明の写真印画紙用支持体は、更にその
片面に写真乳剤層が塗布乾燥されて写真印画紙となる
が、他面に、例えば特開昭62−6256号に開示され
ているような印字保存層を設けることができる等様々な
態様が可能である。
【0034】
【発明の効果】本発明の写真印画紙用支持体は、印画紙
切断面からの現像処理液の吸収性が極めて低いために所
謂写真のエッジ汚れを改善することができる。従って、
現像を迅速に行う必要のある写真印画紙用支持体として
好適である。
【0035】
【実施例】以下、本発明を実施例によって更に詳述する
が、本発明はこれによって限定されるものではない。
【0036】(実施例1)LBKP50部、LBSP3
0部及びNBSP20部の混合パルプを、ダブルディス
クリファイナーによりカナディアンフリーネス250m
lに叩解し、得られたパルプスラリー100重量部に下
記表1の薬品を表に示した順序で添加して抄紙し、乾燥
して坪量180g/m2 の原紙を得た。
【0037】
【表1】 ─────────────────────────────────── パルプ: 100重量部 ───────────────────────────────────添加薬品 エポキシ化ベヘン酸アミド組成物*: 0.6重量部 アニオン性ポリアクリルアミド: 1.0重量部 硫酸アルミニウム: 1.5重量部 ポリアミドポリアミンエピクロルヒドリン 0.2重量部 苛性ソーダ: pH7.0に調整できる量 カチオン性ポリアクリルアミド**: 0.5重量部 (カチオン価2.8ml/g)) 消泡剤: 0.1重量部 ───────────────────────────────────
【0038】*:ベヘン酸100重量%、ジエチレント
リアンミン/トリエチレンテトラミン=20/80重量
比及びエピクロルヒドリン:0.95当量より得られた
組成物。 **:アクリルアミド、アクリル酸及びジメチルアミノ
プロピルアクリルアミドの三元共重合体。
【0039】上記の如くして得られた原紙に、下記表2
の組成の水溶液をサイズプレス処理により30g/m2
含浸付着させた。
【表2】 ─────────────────────────────────── ポリビニルアルコール: 5.0重量部 塩化カルシュウム 3.0重量部 蛍光増白剤: 0.5重量部 ───────────────────────────────────
【0040】次いで、得られたサイズ液付着紙をマシン
カレンダーで厚さ175μmに調整し、次いで裏面にコ
ロナ放電処理した後密度0.98g/cm2 のポリエチ
レンを25μmコーティングし、おもて面(写真乳剤塗
布側)には、コロナ放電処理した後、10重量%の酸化
チタンを含有する密度0.94g/cm3 のポリエチレ
ンを30μmコーティングして写真印画紙用支持体1を
得た。
【0041】上記の如くして得られた写真印画紙用支持
体を8.25cm巾に裁断し、ノーリツ鋼機株式会社製
カラーペーパー自動現像機(RPV−409型 )で現
像処理したときの裁断面からの現像液の浸透距離をルー
ペを使用して測定した。結果は表7に示した通りであ
る。
【0042】(実施例2)実施例1で内添したエポキシ
化ベヘン酸アミド組成物に代えて下記表3の成分を用い
て得られた組成物を使用した他は実施例1と全く同様に
して写真印画紙用支持体2を得た。得られた写真印画紙
用支持体について、実施例1と全く同様にして現像液の
浸透距離をルーペを使用して測定した。結果を表7に示
した。
【0043】
【表3】 エポキシ化ベヘン酸アミド組成物 ────────────────────── ベヘン酸: 85重量% アラキン酸: 15重量% ──────── ジチレンテトラミン/トリエチレンテトラミン 10/90重量% エピクロルヒドリン: 1.05当量 ───────────────────────
【0044】(実施例3)エポキシ化ベヘン酸組成物を
添加した後にアニオン性ポリアクリルアミド及びカチオ
ン性ポリアクリルアミドに代えて、カチオンスターチ
1.5重量部を添加した他は実施例2と全く同様にして
写真印画紙用支持体3を得た。得られた写真印画紙用支
持体について、実施例1と全く同様にして現像液の浸透
距離をルーペを使用して測定した。結果を表7に示し
た。
【0045】(比較例1)実施例1で内添したエポキシ
化ベヘン酸アミド組成物に代えて、下記表4の成分を用
いて得られた組成物を使用した他は、実施例1と全く同
様にして写真印画紙用支持体4を得た。得られた写真印
画紙用支持体について、実施例1と全く同様にして現像
液の浸透距離をルーペを使用して測定した。結果を表7
に示した。
【0046】
【表4】 ────────────────────── ベヘン酸: 80重量% アラキン酸: 20重量% ──────── ジメチルアミノプロピルアミン エピクロルヒドリン: 0.5当量 ──────────────────────
【0047】(比較例2)実施例1で内添したエポキシ
化ベヘン酸アミド組成物に代えて、下記表5の成分を用
いて得られた組成物を使用した他は、実施例1と全く同
様にして写真印画紙用支持体5を得た。得られた写真印
画紙用支持体について実施例1と全く同様にして現像液
の浸透距離をルーペを使用して測定した。結果を表7に
示した。
【0048】
【表5】 ────────────────────── ベヘン酸: 50重量% アラキン酸: 50重量% ──────── テトラエチレンペンタミン エピクロルヒドリン: 1.5当量 ──────────────────────
【0049】(比較例3)実施例1で内添したエポキシ
化ベヘン酸アミド組成物に代えて下記表6の成分を用い
て得られた組成物を使用した他は実施例1と全く同様に
して写真印画紙用支持体6を得た。得られた写真印画紙
用支持体について、実施例1と全く同様にして現像液の
浸透距離をルーペを使用して測定した。結果を表7に示
した。
【0050】
【表6】 ────────────────────── ステアリン酸: 60重量% パルミチン酸: 40重量% ──────── トリエチレンテトラミン エピクロルヒドリン: 0.8当量 ──────────────────────
【0051】
【表7】 ─────────────────────────── 写真印画紙用支持体No 現像液 浸透距離 ─────────────────────────── 実施例 1 0.09mm 同 2 0.12 同 3 0.19 ─────────────────────────── 比較例 1 0.35mm 同 2 0.43 同 3 0.51 ───────────────────────────
【0052】以上の実施例及び比較例の結果は、本発明
の写真印画紙用支持体が、現像液の浸透が少ないという
優れた特性を有する写真印画紙用支持体であることを実
証するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D21H 5/00 Z

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原紙の再面をポリオレフィンで被覆した
    写真印画紙用支持体において、前記原紙がベヘン酸又は
    ベヘン酸を主成分とする高級脂肪酸混合物、ジエチレン
    トリアミン及びトリエチレンテトラミン並びにエピクロ
    リヒドリンより得られるエポキシ化脂肪酸アミド組成物
    により内添サイジング処理された原紙であることを特徴
    とする写真印画紙用支持体。
  2. 【請求項2】 原紙がアニオン性ポリアクリルアミド
    (A)とカチオン性ポリアクリルアミド(B)とを、重
    量比で(A)/(B)=90〜40/10〜60の割合
    で含有することを特徴とする請求項1に記載の写真印画
    紙用支持体。
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