JPH0868705A - 半導体圧力検出装置及びその樹脂封止に用いる樹脂封止金型 - Google Patents

半導体圧力検出装置及びその樹脂封止に用いる樹脂封止金型

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JPH0868705A
JPH0868705A JP6205448A JP20544894A JPH0868705A JP H0868705 A JPH0868705 A JP H0868705A JP 6205448 A JP6205448 A JP 6205448A JP 20544894 A JP20544894 A JP 20544894A JP H0868705 A JPH0868705 A JP H0868705A
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resin
semiconductor pressure
pressure detecting
pedestal
outer peripheral
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JP6205448A
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Yasuo Yamaguchi
靖雄 山口
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • G01LMEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
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    • G01L19/0084Electrical connection means to the outside of the housing
    • GPHYSICS
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、樹脂封止型圧力検出装置であっ
て、樹脂封止工程において、樹脂バリの発生を防ぎ、樹
脂バリ除去工程を不要とし、製造工程が容易で、安価で
あるとともに、信頼性の高い圧力検出装置を得る。 【構成】 ステム8上に半導体圧力検出素子1が搭載さ
れ、検出すべき圧力を示す電気信号を外部に出力するた
めの信号線10がステム8内を貫通して設けられてお
り、半導体圧力検出素子1と信号線10とを囲むよう
に、封止樹脂が不要箇所に流れていき樹脂バリとなるの
を防ぐための環状のストッパー(樹脂もれ防止手段)7
が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、樹脂封止型の半導体
圧力検出装置及びその樹脂封止に用いる樹脂封止金型に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来の半導体圧力検出装置が金
型内で樹脂封止される工程を示した断面図である。半導
体圧力検出装置は、図のように、半導体圧力検出素子1
と、鉄またはコバール等から構成され、半導体圧力検出
素子1がダイボンド工程等により固着されたステム(台
座)8と、ステム8内を貫通して設けられ、半導体圧力
検出素子1により検出された圧力を示す電気信号を外部
に出力するための信号線10と、信号線10と半導体圧
力検出素子1とを電気的に接続しているワイヤ3とから
構成され、さらに、図のように、樹脂封止金型4及び9
内で、エポキシ樹脂等の樹脂2により樹脂封止されて形
成される。このとき、半導体圧力検出素子1の表面の一
部分は、圧力検出部として、樹脂封止されずに外部に露
出されている。樹脂封止金型4及び9は、上金型4と下
金型9との2つの金型から構成されており、上金型4と
下金型9とは、半導体圧力検出装置を保持し樹脂封止を
行うためのキャビティ(空間)11を内部に形成してい
る。さらに、上金型4の下部には、樹脂を注入するため
の注入溝5が設けられている。
【0003】封止方法についてさらに詳細に説明すれ
ば、上述したステム8とのダイボンド工程及びワイヤ3
とのワイヤボンディング工程を終えた状態の半導体圧力
検出装置は、上金型4及び下金型9とが形成しているキ
ャビティ11内に図6に示すように保持され、その状態
で、樹脂2がキャビティ11内に注入溝5を介して注入
されることにより加圧成型されて、樹脂封止される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のように製造され
る従来の半導体圧力検出装置においては、ステム8の厚
さのばらつきや、金型4及び9の変形及び摩耗等によ
り、ステム8と金型4及び9との間に間隙12が発生す
ることがしばしばあり、その場合には、樹脂封止工程中
に、その間隙12内に樹脂2が入り込み、いわゆる樹脂
バリ13(図7参照)となってステム8の表面上に不要
な樹脂2が残ってしまうという問題があった。
【0005】樹脂封止された半導体圧力検出装置は、実
装時においては、図7に示すように、ステム8の外周部
8aaで金属パッケージ20に溶接により接合されるた
め、上述のような樹脂バリ13がステム8の外周部8a
a上に存在すると、金属パッケージ20との間に部分的
に隙間が生じてしまい、金属パッケージ20の圧力伝達
路21内に充填されているシリコーンオイル等の流体の
圧力伝達媒体22がその隙間から外部に漏れてしまい、
樹脂バリ13により装置の信頼性が下がるという問題が
あった。
【0006】そのため、従来の半導体圧力検出装置にお
いては、樹脂バリ13を機械的研磨法等により除去して
いたが、鉄等の金属から構成されたステム8上に固着し
た樹脂バリ13は密着強度が大きく除去工程が困難であ
り、さらに、樹脂バリ13の除去工程を要するために製
造工程も複雑になり、その分、生産コストも高くなり、
製品価格の上昇を招くという問題があった。
【0007】この発明は、上記のような問題を解決する
ためになされたもので、樹脂バリ発生を防ぎ、樹脂バリ
除去工程を不要とし、製造工程が容易で、安価な、か
つ、信頼性の高い半導体圧力検出装置及びその樹脂封止
に用いる樹脂封止金型を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれ
ば、この発明の半導体圧力検出装置は、樹脂により封止
される半導体圧力検出装置であって、圧力を検出するた
めの半導体圧力検出素子と、半導体圧力検出素子を中央
部に載置するとともに、実装時に外部と接合されるため
の外周部を有する台座と、台座を貫通して、半導体圧力
検出素子に電気的に接続され、半導体圧力検出素子によ
る検出信号を外部に出力するための信号線と、台座上に
半導体圧力検出素子及び信号線を囲んで設けられ、封止
樹脂が外周部に付着するのを防止するための環状の樹脂
もれ防止手段とを備えている。
【0009】請求項2の発明によれば、半導体圧力検出
素子と、信号線の半導体圧力検出素子に接続されている
側の一端と、台座上の少なくとも上記外周部を除いた領
域とを封止するための封止樹脂を備えている。
【0010】請求項3の発明によれば、樹脂もれ防止手
段が、台座の外周部の内側に設けられた連続した環状の
凸部である。
【0011】請求項4の発明によれば、樹脂もれ防止手
段が、半導体圧力検出素子を囲むとともに、台座の外周
部の外縁部にまで延びて設けられた連続した環状の凸部
である。
【0012】請求項5の発明によれば、凸部が、弾力性
を有した樹脂から構成されている。
【0013】請求項6の発明によれば、凸部が、台座と
一体に成型されている。
【0014】請求項7の発明によれば、樹脂もれ防止手
段が、台座の外周部の内側に設けられた連続した環状の
凹部である。
【0015】請求項8の発明によれば、圧力を検出する
ための半導体圧力検出素子と、半導体圧力検出素子を中
央部に載置するとともに、実装時に外部と接合されるた
めの外周部を有する台座と、台座上に半導体圧力検出素
子を囲んで設けられた環状の樹脂もれ防止手段とを備え
た半導体圧力検出装置を樹脂封止するための樹脂封止金
型であって、台座を載置するために凹設された台座載置
部を有する下金型と、下金型上に載置され、下面が樹脂
もれ防止手段に密着するとともに、半導体圧力検出素子
を包囲する中金型と、中金型上に載置され、中金型と共
働して、半導体圧力検出素子を密封するとともに、半導
体圧力検出素子の一部に接触する上金型と、中金型と下
金型のいずれか一方の境界に沿って設けられ、封止樹脂
を注入するための樹脂注入溝とを備え、半導体圧力検出
素子と、台座上の少なくとも外周部を除いた領域とを樹
脂封止するための樹脂封止金型が得られる。
【0016】請求項9の発明によれば、中金型の下面に
設けられ、台座上の半導体圧力検出素子よりも外側で、
かつ、樹脂もれ防止手段よりも内側の領域に接触するた
めのフランジを備えている。
【0017】
【作用】請求項1の発明によれば、樹脂もれ防止手段を
設けたので、半導体圧力検出素子等を金型内で樹脂封止
する際に、樹脂が金型からはみ出して台座の不要部に付
着して樹脂バリとして残ることを防ぐ。
【0018】請求項2の発明によれば、半導体圧力検出
素子と、信号線の半導体圧力検出素子に接続されている
側の一端と、台座上の少なくとも上記外周部を除いた領
域とを封止するための封止樹脂を備えているので、封止
樹脂により、半導体圧力検出素子と信号線との接続部等
が機械的に保護され、装置の信頼性が高くなる。
【0019】請求項3の発明によれば、樹脂もれ防止手
段が、台座の外周部の内側に設けられた連続した環状の
凸部であるので、実装時に外部と接続される接合部であ
る外周部に樹脂バリが発生するのを防ぐ。
【0020】請求項4の発明によれば、樹脂もれ防止手
段が、半導体圧力検出素子を囲むとともに、台座の外周
部の外縁部にまで延びて設けられた連続した環状の凸部
であるので、凸部の側面により樹脂のもれが完全に阻止
され、凸部の上面にまで樹脂が付着することはない。
【0021】請求項5の発明によれば、凸部が、弾力性
を有した樹脂から構成されているので、樹脂封止金型と
凸部が密着して、完全に樹脂のはみ出しを防ぐ。
【0022】請求項6の発明によれば、凸部が、台座と
一体に成型されているので、台座の形成時に、同時に、
かつ、容易に形成することができる。
【0023】請求項7の発明によれば、樹脂もれ防止手
段が、台座の外周部の内側に設けられた連続した環状の
凹部であるので、樹脂が封止金型からはみ出た場合にお
いても、凹部にその樹脂が溜まり、台座の外周部に樹脂
が付着することはなく樹脂バリは発生しない。
【0024】請求項8の発明によれば、半導体圧力検出
装置の樹脂もれ防止手段と中金型とが密着しているた
め、封止樹脂は樹脂もれ防止手段によって流れ出るのを
阻止されるので、不要箇所に樹脂が付着して樹脂バリと
なるのを防ぐ。
【0025】請求項9の発明によれば、中金型に設けら
れたフランジによって樹脂の大半は流れ出るのを阻止さ
れ、一部流れ出た樹脂は、樹脂もれ防止手段によって完
全に阻止されるため、不要箇所に樹脂が付着して樹脂バ
リとなるのを防ぐ。
【0026】
【実施例】
実施例1.図2は、この発明の半導体圧力検出装置の一
実施例を示した斜視図であり、図1は図2の半導体圧力
検出装置の封止方法を示した断面図である。図2に示す
ように、半導体圧力検出素子1がステム8上にダイボン
ドされて固着されている。ステム8は、鉄及びコバール
等の金属から形成され、図のように、逆T字型断面を有
しており、円板型の基盤部8a上に、同軸の基盤部8a
よりも小さい径を有する円板型の凸部8bが一体成型さ
れている。ここで、実装時においては、図7に示した従
来の半導体圧力検出装置と同様に、ステム8の基盤部8
aの表面の外周部8aaが、金属パッケージ20(図7
参照)に溶接により接合される。また、検出する圧力を
示す電気信号を外部に出力するための信号線10がステ
ム8を貫通して設けられている。信号線10と半導体圧
力検出素子1とは、図のように、ワイヤ3により、電気
的に接続されている。
【0027】この実施例においては、さらに、図2に示
すように、ステム8の基盤部8a上に、樹脂封止工程の
際に不要な樹脂が付着するのを防ぐための樹脂もれ防止
手段であるストッパー7が設けられている。ストッパー
7は、弾力性を有したシリコン樹脂等により環状に形成
され、図1のように、基盤部8a上の樹脂封止予定領域
の境界8abの外周に沿って設けられている。しかしな
がら、ストッパー7の目的は、金属パッケージ20に接
合されるステム8の外周部8aa上に樹脂バリ13(図
7参照)が発生するのを防ぐことであるため、樹脂封止
予定領域の境界8abの外側で、かつ、金属パッケージ
20との接合面である外周部8aaを除いた箇所であれ
ば、ストッパー7はどこに設けるようにしてもよい。ま
た、ストッパー7は、例えばスタンプ印刷法等により設
ければよく、容易に設けることができる。
【0028】この実施例における半導体圧力検出装置
は、以上のように形成された後、樹脂封止金型内で樹脂
封止される。この実施例においては、樹脂封止金型は、
図1に示すように、下金型9と、中金型6と、上金型4
とから構成され、樹脂注入溝5は、図1の破線で示すよ
うに、中金型6内に形成されている。封止方法について
説明する。まず、図2に示すように形成された半導体圧
力検出装置が樹脂封止金型を構成している下金型9上に
置かれ、次に、下金型9上に中金型6及び上金型4が置
かれる。このとき、ストッパー7は弾力性を有する材料
で形成されているため、ストッパー7と中金型6とは完
全に密着する。
【0029】次に、この状態で、キャビティ11内に、
エポキシ樹脂等の樹脂2を、注入溝5を介して注入す
る。このとき、樹脂2はストッパー7により完全に阻止
され、ストッパー7の外側の部分、すなわち、少なくと
も、実装時に金属パッケージ20(図7参照)と接合さ
れるステム8の外周部8aaには、樹脂バリ13(図6
参照)が発生することはない。
【0030】以上のように、この実施例においては、樹
脂もれ防止手段であるストッパー7を設けたことによ
り、実装時に金属パッケージ20(図7参照)と接合さ
れるステム8の外周部8aaに樹脂バリ13(図6参
照)が発生するのを防ぐことができるので、樹脂バリ1
3の除去工程も不要となり、製造工程が容易になり、そ
の分、装置のコストを下げることができる。また、金属
パッケージ20との接合部分に樹脂バリ13による隙間
も生じることがないため、金属パッケージ20内の圧力
伝達媒体21が漏れることもないため、装置の信頼性を
向上させることができる。尚、上記の実施例1では、ス
トッパー7を樹脂で形成する例を示したが、ストッパー
7はステム8と同一材料で一体に成型するようにしても
よい。この場合においても、余分な樹脂の量はもともと
少量であるため、ストッパー7を越えてもれ出る量はほ
とんどないが、必要であれば、一体成型したストッパー
7上に弾力性のあるシリコン樹脂をスタンプ印刷等によ
り施すようにしてもよい。
【0031】実施例2.図3は、本発明の他の実施例を
示したものである。この実施例においては、上述の中金
型6の下部に、図3に示すように、フランジ6aが設け
られており、上金型4、中金型6及び中金型のフランジ
6aがキャビティ11を形成し、キャビティ11内に、
半導体圧力検出素子1、ワイヤ3、ワイヤ3と接続され
ている側の信号線10の一端、及び、ステム8の凸部8
bが収容されている。この実施例においては、樹脂もれ
防止手段であるストッパー7は、フランジ6aの外側の
部分に設けられている。ストッパー7の構造について
は、実施例1と同じであるため、ここではその説明は省
略する。尚、フランジ6aの高さをaとすると、ストッ
パー7の高さbはa<bを満たすように、弾力性を有す
る材料で形成されている。
【0032】次に、この状態で、キャビティ11内に、
エポキシ樹脂等の樹脂2を、注入溝5を介して注入す
る。このとき、中金型6の変形摩耗や、ステム8の厚さ
のバラツキ等により、フランジ6aとステム8との間に
たとえ間隙が生じていて、樹脂2がキャビティ11外に
はみ出したとしても、樹脂2はストッパー7により完全
に阻止され、ストッパー7の外側の部分、すなわち、実
装時に金属パッケージ20(図7参照)と接合されるス
テム8の外周部8aaには、樹脂バリ13(図6参照)
が発生することはない。
【0033】この実施例においても、上記実施例1と同
様に、樹脂バリ13(図7参照)の発生を防ぐことがで
き、製造工程が容易で、安価な、かつ、信頼性の高い半
導体圧力検出装置を得ることができる。
【0034】実施例3.図4は、他の実施例を示したも
のである。この実施例においては、図4に示すように、
ストッパー7Aがステム8の外周部8aaまで延びて設
けられたものである。従って、この実施例においては、
ストッパー7Aが、樹脂のはみ出しを防止するととも
に、実装時には金属パッケージ20(図7参照)とその
表面が接合されるものであるため、ステム8と同一材料
で一体に成型することが望ましい。
【0035】この実施例においても、樹脂封止金型の中
金型6にフランジ6aが設けられているため、結果とし
て、図のように、フランジ6aとストッパー7Aとの間
に溝7Bが形成され、注入溝5を介してキャビティ11
内に注入された樹脂2は大半がフランジ6aにより阻止
されるが、一部がフランジ6aとステム8との隙間から
外部にはみ出すことがあっても、その量は少量であるた
め、ストッパー7Aによって完全に阻止され、溝7B内
に溜まり、ストッパー7Aの表面上にまで樹脂バリ13
(図7参照)が発生することはない。
【0036】この実施例においても、実装時に金属パッ
ケージ20(図7参照)と接合される接合部(すなわ
ち、この実施例においてはストッパー7Aの表面)に、
樹脂バリ13(図7参照)が発生するのを防ぐことがで
き、上記実施例1及び実施例2と同様の効果を得ること
ができる。さらに、この実施例においては、ストッパー
7Aをステム8と一体成型するようにしたので、さら
に、製造工程を容易にすることができる。
【0037】実施例4.図5は、本発明の他の実施例を
示したものである。この実施例においては、樹脂もれ防
止手段として、ステム8の基盤部8aに、環状の溝7B
を設けたものである。溝7Bは、図2に示したストッパ
ー7が設けられている位置に、ちょうど同じように、環
状に設けられている。溝7Bは、ステム8の製造工程に
おいて同時に形成すればよく、容易に形成することがで
きる。樹脂封止中金型6の下面と溝7Bの開口部とが密
着するように載置されるが、樹脂封止中金型6及び下金
型9の変形及び摩耗やステム8の厚さのバラツキ等によ
り、中金型6とステム8との間に間隙が生じていた場合
においても、樹脂2は溝7Bに溜まって、ステム8の外
周部8aaに達することはない。従って、この実施例に
おいても、実装時に金属パッケージ20(図7参照)と
接合される接合部であるステム8の外周部8aaにおけ
る樹脂バリ13(図7参照)の発生を防ぐことができ、
上述の実施例1〜3と同様に効果を得ることができる。
【0038】尚、この実施例においては、溝7Bの断面
形状を矩形にしたが、その場合に限らず、キャビティ1
1からはみ出た余分な樹脂を溜めるに十分な内積を有し
ているものであれば、U字型、台形型、逆台形型、V字
型等、どのような形状にしてもよい。
【0039】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、樹脂もれ防止
手段を設けたので、半導体圧力検出素子等を金型内で樹
脂封止する際に、樹脂が台座の外周部にまで流れてそこ
に付着し樹脂バリとして残ることを防ぐことができ、そ
のために、実装時に外周部と外部とが隙間なく接合され
て、装置の信頼性が向上するとともに、樹脂バリ除去工
程が不要となったため、製造工程が容易になり、その
分、製造コストを下げることができるという効果が得ら
れる。
【0040】請求項2の発明によれば、半導体圧力検出
素子と、信号線の半導体圧力検出素子に接続されている
側の一端と、台座上の少なくとも上記外周部を除いた領
域とを封止するための封止樹脂を備えているので、封止
樹脂により、半導体圧力検出素子と信号線との接続部等
が機械的に保護され、装置の信頼性を高くすることがで
きるという効果が得られる。
【0041】請求項3の発明によれば、樹脂もれ防止手
段が、台座の外周部の内側に設けられた連続した環状の
凸部であるので、実装時に外部と接続される接合部であ
る外周部に樹脂バリが発生するのを防ぐことができると
いう効果が得られる。
【0042】請求項4の発明によれば、樹脂もれ防止手
段が、半導体圧力検出素子を囲むとともに、台座の外周
部の外縁部にまで延びて設けられた連続した環状の凸部
であるので、凸部の側面により樹脂のもれが完全に阻止
され、凸部の上面にまで樹脂が付着することはなく、樹
脂バリの発生を防ぐことができる。
【0043】請求項5の発明によれば、凸部が、弾力性
を有した樹脂から構成されているので、樹脂封止金型と
凸部が密着して、完全に樹脂のはみ出しをふせぐことが
できる。
【0044】請求項6の発明によれば、凸部が、台座と
一体に成型されているので、台座の形成時に、同時に、
かつ、容易に形成することができ、さらに製造工程を容
易にすることができる。
【0045】請求項7の発明によれば、樹脂もれ防止手
段が、台座の外周部の内側に設けられた連続した環状の
凹部であるので、樹脂が封止金型からはみ出た場合にお
いても、凹部にその樹脂が溜まり、台座の外周部に樹脂
が付着することはなく樹脂バリの発生を防ぐことができ
る。
【0046】請求項8の発明によれば、半導体圧力検出
装置の樹脂もれ防止手段と中金型とが密着しているた
め、封止樹脂は樹脂もれ防止手段によって流れ出るのを
阻止されるので、不要箇所に樹脂が付着して樹脂バリと
なるのを防ぐことができる。
【0047】請求項9の発明によれば、中金型に設けら
れたフランジによって樹脂の大半は流れ出るのを阻止さ
れ、一部流れ出た樹脂は、樹脂もれ防止手段によって完
全に阻止されるため、不要箇所に樹脂が付着して樹脂バ
リとなるのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の半導体圧力検出装置の樹
脂封止工程を示した断面図である。
【図2】 図1の半導体圧力検出装置を示した斜視図で
ある。
【図3】 本発明の実施例2の半導体圧力検出装置の樹
脂封止工程を示した断面図である。
【図4】 本発明の実施例3の半導体圧力検出装置の樹
脂封止工程を示した断面図である。
【図5】 本発明の実施例4の半導体圧力検出装置の樹
脂封止工程を示した断面図である。
【図6】 従来の半導体圧力検出装置の樹脂封止工程を
示した断面図である。
【図7】 従来の半導体圧力検出装置の実装された状態
を示した断面図である。
【符号の説明】
1 半導体圧力検出素子、2 封止樹脂、4,6,9
樹脂封止金型、7,7A ストッパー、7B 溝、8
ステム(台座)、8aa 外周部、20 金属パッケー
ジ、22 圧力伝達媒体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 23/28 Z 6921−4E C 6921−4E 29/84 A

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂により封止される半導体圧力検出装
    置であって、 圧力を検出するための半導体圧力検出素子と、 上記半導体圧力検出素子を中央部に載置するとともに、
    実装時に外部と接合されるための外周部を有する台座
    と、 上記台座を貫通して、上記半導体圧力検出素子に電気的
    に接続され、上記半導体圧力検出素子による検出信号を
    外部に出力するための信号線と、 上記台座上に上記半導体圧力検出素子及び上記信号線を
    囲んで設けられ、上記樹脂が上記外周部に付着するのを
    防止するための環状の樹脂もれ防止手段とを備えたこと
    を特徴とする半導体圧力検出装置。
  2. 【請求項2】 上記半導体圧力検出素子と、上記信号線
    の上記半導体圧力検出素子に接続されている側の一端
    と、上記台座上の少なくとも上記外周部を除いた領域と
    を封止するための封止樹脂を備えたことを特徴とする請
    求項1記載の半導体圧力検出装置。
  3. 【請求項3】 上記樹脂もれ防止手段が、上記台座の上
    記外周部の内側に設けられた連続した環状の凸部である
    ことを特徴とする請求項1または2記載の半導体圧力検
    出装置。
  4. 【請求項4】 上記樹脂もれ防止手段が、上記半導体圧
    力検出素子を囲むとともに、上記台座の上記外周部の外
    縁部にまで延びて設けられた連続した環状の凸部である
    ことを特徴とする請求項1または2記載の半導体圧力検
    出装置。
  5. 【請求項5】 上記凸部が、弾力性を有した樹脂から構
    成されていることを特徴とする請求項3または4記載の
    半導体圧力検出装置。
  6. 【請求項6】 上記凸部が、上記台座と一体に成型され
    ていることを特徴とする請求項3または4記載の半導体
    圧力検出装置。
  7. 【請求項7】 上記樹脂もれ防止手段が、上記台座の上
    記外周部の内側に設けられた連続した環状の凹部である
    ことを特徴とする請求項1または2記載の半導体圧力検
    出装置。
  8. 【請求項8】 圧力を検出するための半導体圧力検出素
    子と、上記半導体圧力検出素子を中央部に載置するとと
    もに実装時に外部と接合されるための外周部を有する台
    座と、上記台座上に上記半導体圧力検出素子を囲んで設
    けられ、樹脂が外周部に付着するのを防止するための環
    状の樹脂もれ防止手段とを備えた半導体圧力検出装置の
    樹脂封止に用いるための樹脂封止金型であって、 上記台座を載置するために凹設された台座載置部を有す
    る下金型と、 上記下金型上に載置され、下面が上記樹脂もれ防止手段
    に密着するとともに、上記半導体圧力検出素子を包囲す
    る中金型と、 上記中金型上に載置され、上記中金型と共働して、上記
    半導体圧力検出素子を密封するとともに、上記半導体圧
    力検出素子の一部に接触する上金型と、 上記中金型と上記下金型のいずれか一方の境界に沿って
    設けられ、封止樹脂を注入するための樹脂注入溝とを備
    え、 上記半導体圧力検出素子と、上記台座上の少なくとも上
    記外周部を除いた領域とを樹脂封止するための半導体圧
    力検出装置の樹脂封止に用いる樹脂封止金型。
  9. 【請求項9】 上記中金型の下面に設けられ、上記台座
    上の上記半導体圧力検出素子よりも外側で、かつ、上記
    樹脂もれ防止手段よりも内側の領域に接触するためのフ
    ランジを備えたことを特徴とする請求項8記載の半導体
    圧力検出装置の樹脂封止に用いる樹脂封止金型。
JP6205448A 1994-08-30 1994-08-30 半導体圧力検出装置及びその樹脂封止に用いる樹脂封止金型 Pending JPH0868705A (ja)

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