JPH086850A - 記憶装置拡張方式 - Google Patents

記憶装置拡張方式

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JPH086850A
JPH086850A JP13548094A JP13548094A JPH086850A JP H086850 A JPH086850 A JP H086850A JP 13548094 A JP13548094 A JP 13548094A JP 13548094 A JP13548094 A JP 13548094A JP H086850 A JPH086850 A JP H086850A
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memory
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address
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JP13548094A
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Inventor
Hiroshi Miyamoto
央 宮本
Tsuratoshi Nakano
連利 中野
Mika Umetsu
美加 梅津
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 情報処理システムにおいて、処理装置の端子
数の増加を極力削減し、且つ新規開発を不要とする記憶
装置拡張方式を実現することを目的とする。 【構成】 同一の記憶容量を有する基本メモリ(200
B )と一以上の拡張メモリ(200E )とを具備する情
報処理システムにおいて、アドレスおよびデータを転送
するアドレス・データバス(4)を各基本メモリおよび
拡張メモリに共通に設け、各基本メモリおよび拡張メモ
リに個別の制御信号を転送する制御バス(5)を個別に
設け、また共通のアドレス・データバスおよび個別の制
御バスを経由して、アクセスを制御するアクセス制御手
段(101)と、基本メモリおよび拡張メモリの初期化
処理を制御する初期化手段(102)と、二重化基本メ
モリおよび拡張メモリ間の複写処理を制御する競合手段
(400)とを設ける様に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報処理システムにお
ける記憶装置拡張方式に関し、特に処理装置と、基本メ
モリと、前記基本メモリと同一の記憶容量を有する一乃
至複数の拡張メモリとを有する情報処理システムにおけ
る記憶装置拡張方式に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は本発明の対象となる情報処理シス
テムの一例を示す図であり、図6は従来ある記憶装置拡
張方式(その一)の一例を示す図であり、図7は従来あ
る記憶装置拡張方式(その二)の一例を示す図である。
【0003】図5に示される情報処理システムは、それ
ぞれ二重化された処理装置(CPU)(1)、主記憶装
置(MM)(2)および記憶複写制御装置(MXC)
(3)を具備し、一方の処理装置(CPU)(10 )、
主記憶装置(MM)(20 )および記憶複写制御装置
(MXC)(30 )が0系を、他方の処理装置(CP
U)(11 )、主記憶装置(MM)(21 )および記憶
複写制御装置(MXC)(3 1 )が1系をそれぞれ構成
している。
【0004】各処理装置(CPU)(1)内には、それ
ぞれプロセッサ(MPU)(11)と、それぞれ自系内
の主記憶装置(MM)(2)に対するアクセスを制御す
るメモリ・アクセス制御部(MAC)(12)とが設け
られている。
【0005】メモリ・アクセス制御部(MAC)(1
2)は、自系の主記憶装置(MM)(2)にアクセスす
る為のアドレスおよびデータを転送するアドレス・デー
タバス(4)と、主記憶装置(MM)(2)に対するア
クセスを制御する制御信号を転送する制御バス(5)と
により、自系の主記憶装置(MM)(2)に接続されて
いる。
【0006】記憶複写制御装置(MXC)(3)は、自
系内の処理装置(CPU)(1)からの指示に基づき、
自系内の主記憶装置(MM)(2)の記憶内容を、自系
のアドレス・データバス(40 )を経由して他系内の記
憶複写制御装置(MXC)(3)に転送し、他系内の記
憶複写制御装置(MXC)(3)が、転送された主記憶
装置(MM)(2)内の記憶内容を、他系のアドレス・
データバス(4)を経由して他系内の主記憶装置(M
M)(2)に複写する。
【0007】この様な主記憶装置(MM)(2)の記憶
容量を拡張する場合に、従来は、それぞれ図6および図
7に示される二種類の拡張方式が使用されている。図6
に示される記憶装置拡張方式(その一)においては、そ
れぞれ従来から設けられている主記憶装置(MM)
(2)〔拡張主記憶装置(MME )(2E )に対応して
基本主記憶装置(MMB )(2B )と称する〕と同一の
記憶容量を有する拡張主記憶装置(MME )(2E )を
増設し、各基本主記憶装置(MMB )(2B )および拡
張主記憶装置(MME )(2E )に対応して、各処理装
置(CPU)(1)内に基本メモリ・アクセス制御部
(MACB )(12B )および拡張メモリ・アクセス制
御部(MACE )(12E )を設け、また基本記憶複写
制御装置(MXCB )(3B )および拡張記憶複写制御
装置(MXCE )(3E )を、それぞれ各基本主記憶装
置(MMB )(2B )および各拡張主記憶装置(M
E )(2E )に併設する。
【0008】各基本メモリ・アクセス制御部(MA
B )(12B )および拡張メモリ・アクセス制御部
(MACE )(12E )は、それぞれ対応する基本主記
憶装置(MMB )(2B )または拡張主記憶装置(MM
E )(2E )に対するアクセスを制御し、また各基本記
憶複写制御装置(MXCB )(3B )および拡張記憶複
写制御装置(MXCE )(3E )も、それぞれ対応する
基本主記憶装置(MMB )(2B )または拡張主記憶装
置(MME )(2E )に対する複写処理を実行する。
【0009】従って、拡張メモリ・アクセス制御部(M
ACE )(12E )および拡張記憶複写制御装置(MX
E )(3E )は、それぞれ基本メモリ・アクセス制御
部(MACB )(12B )〔即ち図6に使用されている
メモリ・アクセス制御部(MAC)(12)〕、および
基本記憶複写制御装置(MXCB )(3B )〔即ち図6
に使用されている記憶複写制御装置(MXC)(3)〕
を増設すれば良いこととなり、新たなメモリ・アクセス
制御部および記憶複写制御装置を開発する必要は無くな
る。
【0010】但し拡張メモリ・アクセス制御部(MAC
E )(12E )と拡張主記憶装置(MME )(2E )と
の間には、基本メモリ・アクセス制御部(MACB
(12 B )と基本主記憶装置(MMB )(2B )との間
に設けられている基本アドレス・データバス(4B )お
基本制御バス(5B )と同一の、拡張アドレス・データ
バス(4E )および拡張制御バス(5E )を設ける必要
があり、処理装置(CPU)(1)の端子も、それぞれ
拡張アドレス・データバス(4E )の線数だけ増加する
こととなり、処理装置(CPU)(1)が端子数に制限
の有る半導体集積回路で構成されている場合には、所要
端子数が許容数を越え、実現が困難となる恐れが有る。
【0011】一方、図7に示される記憶装置拡張方式
(その二)においては、それぞれ従来から設けられてい
る基本主記憶装置(MMB )(2B )と同一の記憶容量
を有する拡張主記憶装置(MME )(2E )と、対応す
る拡張主記憶装置(MME )(2E )とを増設する点
は、前述の記憶装置拡張方式(その一)と同様である
が、処理装置(CPU)(1)内には、基本主記憶装置
(MMB )(2B )および拡張主記憶装置(MME
(2E )の両方に対するアクセスを可能とするメモリ・
アクセス制御部(MAC)(12)を、基本主記憶装置
(MMB )(2B )のみにアクセスを可能としていた既
存のメモリ・アクセス制御部(MAC)(12)〔即ち
基本メモリ・アクセス制御部(MACB )(12B )〕
の代わりに設ける。
【0012】新設のメモリ・アクセス制御部(MAC)
(12)は、基本主記憶装置(MM B )(2B )および
拡張主記憶装置(MME )(2E )に対して共通のアド
レス・データバス(4)および制御バス(5)を有する
こととなる。
【0013】但し、基本主記憶装置(MMB )(2B
および拡張主記憶装置(MME )(2E )の両方にアク
セス可能とする為には、アクセス可能なアドレス空間は
拡大される必要があり、アドレス・データバス(4)も
拡張する必要があるが、前述の記憶装置拡張方式(その
一)に比して線数の増加も僅少で済み、処理装置(CP
U)(10 )の端子数の増加も僅少で済むこととなる
が、新設きメモリ・アクセス制御部(MAC)(12)
は、従来あるメモリ・アクセス制御部(MAC)(1
2)と機能が異なる為、新たに開発する必要が生じ、多
大の開発工数と開発期間とを費やす恐れが有る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】以上の説明から明らか
な如く、従来ある記憶装置拡張方式においては、拡張主
記憶装置(MME )(2E )に対応して拡張メモリ・ア
クセス制御部(MACE)(12E )およびアドレス・
データバス(4)を増設する記憶装置拡張方式(その
一)を採用すると、処理装置(CPU)(1)の端子数
が著しく増加し、実現が困難となる恐れがあり、また基
本主記憶装置(MMB )(2B )および拡張主記憶装置
(MME )(2E )にアクセス可能なメモリ・アクセス
制御部(MAC)(12)に交換する記憶装置拡張方式
(その二)を採用すると、新たなメモリ・アクセス制御
部(MAC)(12)を開発する為に多大の開発工数と
開発期間とを費やす恐れがあり、やはり実現が困難とな
る問題があった。
【0015】本発明は、処理装置の所要端子数の増加数
を極力削減可能とし、且つ多大の開発工数および開発期
間を不要とする記憶装置拡張方式を実現することを目的
とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理を示
す図であり、同図(a) は本発明(請求項1)の原理を示
し、同図(b) は本発明(請求項2乃至4)の原理を示
し、同図(c) は本発明(請求項5)の原理を示す。
【0017】図1において、100は処理装置、200
B は基本メモリ、200E は拡張メモリ、300は複写
手段である。なお拡張メモリ(200E )は、基本メモ
リ(200B )と同一の記憶容量を有する。
【0018】4は、本発明(請求項1)により処理装置
(100)と各基本メモリ(200 B )および拡張メモ
リ(200E )との間に共通に設けられたアドレス・デ
ータバスである。
【0019】5は、本発明(請求項1)により処理装置
(100)と各基本メモリ(200 B )および拡張メモ
リ(200E )との間にそれぞれ独立に設けられた制御
バスである。
【0020】101は、本発明(請求項1)により処理
装置(100)内に、各基本メモリ(200B )および
拡張メモリ(200E )に対応して設けられたアクセス
制御手段である。
【0021】102は、本発明(請求項2)により処理
装置(100)内に設けられた初期化手段である。40
0は、本発明(請求項5)により、前述の処理装置(1
00)、基本メモリ(200B )および各拡張メモリ
(200E )を二重化して設け、二重化された基本メモ
リ(200B )および各拡張メモリ(200E )相互間
で、前記アドレス・データバス(4)を使用して記憶内
容を複写させる複写手段(300)を、各基本メモリ
(200B )および拡張メモリ(200E )に対応して
設ける情報処理システムにおいて、各複写手段(30
0)に共通に設けられた競合手段である。
【0022】
【作用】アドレス・データバス(4)は、処理装置(1
00)と、基本メモリ(200 B )および各拡張メモリ
(200E )との間でアドレスおよびデータを転送す
る。
【0023】制御バス(5)は、各基本メモリ(200
B )および拡張メモリ(200E )にそれぞれ個別の制
御信号を転送する。アクセス制御手段(101)は、ア
ドレスおよびデータは共通のアドレス・データバス
(4)を経由して転送し、個別の制御信号はそれぞれ対
応する制御バス(5)を経由して転送する。
【0024】初期化手段(102)は、基本メモリ(2
00B )および各拡張メモリ(200E )を初期化する
必要が生じた場合に、各アクセス制御手段(101)
に、それぞれ対応する基本メモリ(200B )または各
拡張メモリ(200E )を、共通に設けられたアドレス
・データバス(4)およびそれぞれ個別に設けられた制
御バス(5)を経由して初期化させる。
【0025】なお初期化手段(102)は、各アクセス
制御手段(101)を一定間隔を置いて起動し、それぞ
れ対応する基本メモリ(200B )または各拡張メモリ
(200E )を、共通の前記アドレス・データバス
(4)および個別の制御バス(5)を使用して初期化さ
せ、起動された各一定間隔の間に、アクセス制御手段
(101)がそれぞれ対応する基本メモリ(200B
または各拡張メモリ(200 E )を初期化終了させるこ
とが考慮される。
【0026】また初期化手段(102)は、各アクセス
制御手段(101)を並行して起動し、一つのアクセス
制御手段(101)に、各基本メモリ(200B )およ
び拡張メモリ(200E )をそれぞれ初期化させるアド
レスおよびデータを、共通のアドレス・データバス
(4)を経由して各基本メモリ(200B )および拡張
メモリ(200E )に転送させ、また各アクセス制御手
段(101)に、それぞれ対応する基本メモリ(200
B )または各拡張メモリ(200E )を初期化させる制
御信号を、それぞれ個別の制御バス(5)を経由してそ
れぞれ対応する基本メモリ(200B )または各拡張メ
モリ(200E )に転送させ、それぞれ対応する基本メ
モリ(200B )または各拡張メモリ(200E )を並
行して初期化終了させることが考慮される。
【0027】競合手段(400)は、各複写手段(30
0)が処理装置(100)からそれぞれ対応する二重化
された基本メモリ(200B )または各拡張メモリ(2
00 E )との間での記憶内容を複写する指示を受信した
場合に、アドレス・データバス(4)の使用要求を出力
させ、予め定められた条件に従って、同時に一つの複写
手段(300)に対して、アドレス・データバス(4)
の使用を許可する。
【0028】従って、本発明(請求項1)によれば、処
理装置と、複数の基本メモリおよび拡張メモリとの間
に、共通のアドレス・データバスと、個別の制御バスと
が設けられることとなり、処理装置の所要端子数の増加
を必要最小限に制限可能となり、実現を可能とする。
【0029】また本発明(請求項2乃至請求項4)によ
れば、処理装置と、各基本メモリおよび拡張メモリとの
間に共通に設けられたアドレス・データバスを用いて、
各基本メモリおよび拡張メモリを初期化可能となる。
【0030】また本発明(請求項5)によれば、処理装
置、基本メモリおよび拡張メモリが二重化された場合
に、各基本メモリおよび拡張メモリに対応して設けられ
た複写手段が、共通に設けられたアドレス・データバス
を使用してそれぞれ対応する基本メモリまたは拡張メモ
リの記憶内容を複写可能となる。
【0031】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により説明す
る。図2は本発明の一実施例による情報処理システムを
示す図であり、図3は図2における信号シーケンスの一
例を示す図であり、図4は図2における記憶装置初期化
処理の一例を示す図である。なお、全図を通じて同一符
号は同一対象物を示す。
【0032】図2においては、図1における処理装置
(100)として処理装置(CPU)(1)が示され、
また図1における基本メモリ(200B )として基本主
記憶装置(MMB )(2B )が示され、また図1におけ
る拡張メモリ(200E )として拡張主記憶装置(MM
E )(2E )が示され、また図1における競合手段(4
00)として基本記憶複写制御装置(MXCB
(3B )および拡張記憶複写制御装置(MXCE )(3
E )が示され、また図1におけるアクセス制御手段(1
01)として基本メモリ・アクセス制御部(MACB
(12B )および拡張メモリ・アクセス制御部(MAC
E )(12E )が示され、また図1における初期化手段
(102)としてリセット信号遅延回路(13)が設け
られ、更に図1における競合手段(400)としてバス
競合回路(BA)(6)が設けられている。
【0033】なお処理装置(CPU)(1)、基本主記
憶装置(MMB )(2B )、拡張主記憶装置(MME
(2E )および記憶複写制御装置(MXC)(3)は、
それぞれ二重化されている。
【0034】なお図2においては、0系の処理装置(C
PU)(10 )内のプロセッサ(MPU)(110 )、
基本メモリ・アクセス制御部(MACB )(12B0)、
拡張メモリ・アクセス制御部(MACE )(12E0)お
よびリセット信号遅延回路(130 )のみが示され、1
系の処理装置(CPU)(11 )内のプロセッサ(MP
U)(111 )、基本メモリ・アクセス制御部(MAC
B )(12B1)、拡張メモリ・アクセス制御部(MAC
E )(12E1)およびリセット信号遅延回路(131
は省略されている。
【0035】基本主記憶装置(MMB )(2B0)および
拡張主記憶装置(MME )(2E0)は、同一の記憶容量
を有し、同一のアドレス(aB )および(aE )を有し
ている。
【0036】また処理装置(CPU)(10 )内に、基
本主記憶装置(MMB )(2B0)用に設けられている基
本メモリ・アクセス制御部(MACB )(12B0)は、
図5および図6に示される従来ある情報処理システムに
おけるメモリ・アクセス制御部(MAC)(120
〔=基本メモリ・アクセス制御部(MACB )(1
B0)〕と同一機能を有し、また拡張メモリ・アクセス
制御部(MACE )(12E0)は、基本メモリ・アクセ
ス制御部(MACB )(12B0)と同一機能を有してい
る。
【0037】基本主記憶装置(MMB )(2B0)および
対応する基本メモリ・アクセス制御部(MACB )(1
B0)は、共通のアドレス・データバス(40 )と、個
別の基本制御バス(5B0)とにより接続され、また拡張
主記憶装置(MME )(2E0)および対応する拡張メモ
リ・アクセス制御部(MACE )(12E0)は、共通の
アドレス・データバス(40 )と、個別の拡張制御バス
(5E0)とにより接続されている。
【0038】なお基本メモリ・アクセス制御部(MAC
B )(12B0)および拡張メモリ・アクセス制御部(M
ACE )(12E0)に設けられているゲート回路(14
B )および(14E )は、それぞれ対応する基本メモリ
・アクセス制御部(MACB)(12B0)または拡張メ
モリ・アクセス制御部(MACE )(12E0)から制御
されぬ場合には、遮断状態に設定されている。
【0039】最初に、本発明(請求項1)の実施例を、
図2および図3を用いて説明する。図2および図3にお
いて、処理装置(CPU)(10 )内のプロセッサ(M
PU)(110 )が、基本主記憶装置(MMB
(2B0)の所定アドレス(aB )に所定データ(dB
を格納する指示を、基本メモリ・アクセス制御部(MA
B )(12B0)に伝達すると、基本メモリ・アクセス
制御部(MACB )(12 B0)は、アドレス・データバ
ス(40 )および基本制御バス(5B0)に対応するゲー
ト回路(14B )をそれぞれ導通状態に設定し、格納対
象アドレス(aB )およびデータ(dB )を、共通のア
ドレス・データバス(40 )に送出すると共に、基本主
記憶装置(MMB )(2B0)にデータ格納を指示する基
本制御信号(cB )を送出する。
【0040】基本主記憶装置(MMB )(2B0)は、基
本メモリ・アクセス制御部(MAC B )(12B0)から
基本制御バス(5B0)を経由して伝達される基本制御信
号(cB )を受信すると活性化され、基本メモリ・アク
セス制御部(MACB )(12B0)からアドレス・デー
タバス(40 )を経由して伝達されるアドレス(aB
およびデータ(dB )を受信し、指定された格納処理を
実行する。
【0041】一方拡張主記憶装置(MME )(2E0
は、現時点では、拡張メモリ・アクセス制御部(MAC
E )(12E0)から拡張制御バス(5E0)を経由して拡
張制御信号(cE )を受信していない為、活性化されて
おらず、従ってアドレス・データバス(40 )を経由し
て伝達されるアドレス(aB )およびデータ(dB )を
受信せず、格納処理も実行しない。
【0042】次に、処理装置(CPU)(10 )内のプ
ロセッサ(MPU)(110 )が、拡張主記憶装置(M
E )(2E0)の所定アドレス(aE )に所定データ
(dE)を格納する指示を、拡張メモリ・アクセス制御
部(MACE )(12E0)に伝達すると、拡張メモリ・
アクセス制御部(MACE )(12E0)は、アドレス・
データバス(40 )および拡張制御バス(5E0)に対応
するゲート回路(14E)をそれぞれ導通状態に設定
し、格納対象アドレス(aE )およびデータ(dE
を、共通のアドレス・データバス(40 )に送出すると
共に、拡張主記憶装置(MME )(2E0)にデータ格納
を指示する拡張制御信号(cE )を送出する。
【0043】拡張主記憶装置(MME )(2E0)は、拡
張メモリ・アクセス制御部(MAC E )(12E0)から
拡張制御バス(5E0)を経由して伝達される拡張制御信
号(cE )を受信すると活性化され、拡張メモリ・アク
セス制御部(MACE )(12E0)からアドレス・デー
タバス(40 )を経由して伝達されるアドレス(aE
およびデータ(dE )を受信し、指定された格納処理を
実行する。
【0044】一方基本主記憶装置(MMB )(2B0
は、現時点では、基本メモリ・アクセス制御部(MAC
B )(12B0)から基本制御バス(5B0)を経由して基
本制御信号(cB )を受信していない為、活性化されて
おらず、従ってアドレス・データバス(40 )を経由し
て伝達されるアドレス(aE )およびデータ(dE )を
受信せず、格納処理も実行しない。
【0045】以上の説明から明らかな如く、本発明(請
求項1)の実施例によれば、処理装置(CPU)
(10 )内に、従来あるメモリ・アクセス制御部(MA
C)(12 0 )と同一機能の基本メモリ・アクセス制御
部(MACB )(12B0)と拡張メモリ・アクセス制御
部(MACE )(12E0)とを、それぞれ基本主記憶装
置(MMB )(2B0)用と拡張主記憶装置(MME
(2E0)用とに設け、基本主記憶装置(MMB
(2B0)と拡張主記憶装置(MME )(2E0)とは、共
通のアドレス・データバス(40 )と、それぞれ個別の
基本制御バス(5B0)と拡張制御バス(5E0)とにより
接続されることにより、新たなメモリ・アクセス制御部
を開発すること無く、且つ処理装置(CPU)(10
の端子数が拡張制御バス(5E0)の線数分だけ増加する
に留まることにより、基本メモリ・アクセス制御部(M
ACB )(12B0)は基本主記憶装置(MMB
(2B0)のみにアクセスして指示された格納処理を実行
させ、拡張メモリ・アクセス制御部(MACE )(12
E0)は拡張主記憶装置(MME )(2E0)のみにアクセ
スして指示された格納処理を実行させることが可能とな
る。
【0046】次に、本発明(請求項2および3)の実施
例を、図2および図4(a) を用いて説明する。図2およ
び図4(a) において、情報処理システムの0系の電源が
切断および再投入されると、基本主記憶装置(MMB
(2B0)および拡張主記憶装置(MM E )(2E0)の記
憶内容を初期化する為の初期化入力信号(RSTi )が
処理装置(CPU)(10 )内に発生し、リセット信号
遅延回路(130 )に入力される。
【0047】リセット信号遅延回路(130 )は、入力
された初期化入力信号(RSTi )と同期して、基本メ
モリ・アクセス制御部(MACB )(12B0)に基本主
記憶装置(MMB )(2B0)を初期化させる為の基本初
期化信号(RSTB )を生成し、基本メモリ・アクセス
制御部(MACB )(12B0)に入力する。
【0048】基本メモリ・アクセス制御部(MACB
(12B0)は、基本初期化信号(RSTB )を受信し終
わると、アドレス・データバス(40 )および基本制御
バス(5B0)に対応するゲート回路(14B0)をそれぞ
れ導通状態に設定した後、基本主記憶装置(MMB
(2B0)を初期化する為のアドレス(aIB)およびデー
タ(dIB)を生成し、アドレス・データバス(40 )に
送出すると共に、基本主記憶装置(MMB )(2B0)を
初期化する為の基本制御信号(cIB)を生成し、基本制
御バス(5B0)に送出する。
【0049】基本主記憶装置(MMB )(2B0)は、基
本メモリ・アクセス制御部(MAC B )(12B0)から
基本制御バス(5B0)を経由して伝達される初期化用の
基本制御信号(cIB)を受信すると活性化され、基本メ
モリ・アクセス制御部(MACB )(12B0)からアド
レス・データバス(40 )を経由して伝達される初期化
用のアドレス(aIB)およびデータ(dIB)を受信し、
指定された初期化処理を実行する。
【0050】一方拡張主記憶装置(MME )(2E0
は、現時点では、拡張メモリ・アクセス制御部(MAC
E )(12E0)から拡張制御バス(5E0)を経由して初
期化用の拡張制御信号(cIE)を受信していない為、活
性化されておらず、従ってアドレス・データバス
(40 )を経由して伝達されるアドレス(aIB)および
データ(dIB)を受信せず、初期化処理も実行しない。
【0051】リセット信号遅延回路(130 )は、基本
初期化信号(RSTB )を基本メモリ・アクセス制御部
(MACB )(12B0)に入力してから、基本メモリ・
アクセス制御部(MACB )(12B0)が基本主記憶装
置(MMB )(2B0)の初期化処理を実行し終わるに充
分な如く定められた期間経過後に、基本初期化信号(R
STB )と同様の拡張初期化信号(RSTE )を生成
し、拡張メモリ・アクセス制御部(MACE )(1
E0)に入力する。
【0052】拡張メモリ・アクセス制御部(MACE
(12E0)は、拡張初期化信号(RSTE )を受信し終
わると、アドレス・データバス(40 )および拡張制御
バス(5E0)に対応するゲート回路(14E0)をそれぞ
れ導通状態に設定した後、拡張主記憶装置(MME
(2E0)を初期化する為のアドレス(aIE)およびデー
タ(dIE)を生成し、アドレス・データバス(40 )に
送出すると共に、拡張主記憶装置(MME )(2E0)を
初期化する為の拡張制御信号(cIE)を生成し、拡張制
御バス(5E0)に送出する。
【0053】拡張主記憶装置(MME )(2E0)は、拡
張メモリ・アクセス制御部(MAC E )(12E0)から
拡張制御バス(5E0)を経由して伝達される初期化用の
拡張制御信号(cIE)を受信すると活性化され、拡張メ
モリ・アクセス制御部(MACE )(12E0)からアド
レス・データバス(40 )を経由して伝達される初期化
用のアドレス(aIE)およびデータ(dIE)を受信し、
指定された初期化処理を実行する。
【0054】一方基本主記憶装置(MMB )(2B0
は、現時点では、基本メモリ・アクセス制御部(MAC
B )(12B0)から基本制御バス(5B0)を経由して初
期化用の基本制御信号(cIB)を受信していない為、活
性化されておらず、従ってアドレス・データバス
(40 )を経由して伝達されるアドレス(aIE)および
データ(dIE)を受信せず、既に初期化処理を終了した
状態で、拡張主記憶装置(MM E )(2E0)の初期化処
理の終了を待機する。
【0055】基本主記憶装置(MMB )(2B0)に続い
て拡張主記憶装置(MME )(2E0)の初期化処理が終
了すると、処理装置(CPU)(10 )は所要の処理を
開始する。
【0056】基本主記憶装置(MMB )(2B0)および
拡張主記憶装置(MME )(2E0)の初期化処理が終了
すると、処理装置(CPU)(10 )は所要の処理を開
始する。
【0057】以上の説明から明らかな如く、本発明(請
求項2および3)の実施例によれば、初期化入力信号
(RSTi )を受信したリセット信号遅延回路(1
0 )が、所定の期間を置いて基本メモリ・アクセス制
御部(MACB )(12B0)および拡張メモリ・アクセ
ス制御部(MACE )(12E0)に、順次基本初期化信
号(RSTB )および拡張初期化信号(RSTE )を伝
達することにより、基本メモリ・アクセス制御部(MA
B )(12B0)および拡張メモリ・アクセス制御部
(MACE )(12E0)が共通に設けられたアドレス・
データバス(40 )を順次使用して、それぞれ対応する
基本主記憶装置(MMB )(2B0)および拡張主記憶装
置(MME )(2E0)の初期化処理を実行可能となる。
次に、本発明(請求項2および4)の実施例を、図2お
よび図4(b) を用いて説明する。
【0058】図2および図4(b) において、情報処理シ
ステムの0系の電源が切断および再投入されると、基本
主記憶装置(MMB )(2B0)および拡張主記憶装置
(MM E )(2E0)の記憶内容を初期化する為の初期化
入力信号(RSTi )が処理装置(CPU)(10 )内
に発生し、リセット信号遅延回路(130 )に入力され
る。
【0059】リセット信号遅延回路(130 )は、入力
された初期化入力信号(RSTi )と同期して、基本メ
モリ・アクセス制御部(MACB )(12B0)に基本主
記憶装置(MMB )(2B0)を初期化させる為の基本初
期化信号(RSTB )と、拡張メモリ・アクセス制御部
(MACE )(12E0)に拡張主記憶装置(MME
(2E0)を初期化させる為の拡張初期化信号(RS
E )とを生成し、それぞれ基本メモリ・アクセス制御
部(MACB )(12B0)および拡張メモリ・アクセス
制御部(MACE )(12E0)に入力する。
【0060】基本メモリ・アクセス制御部(MACB
(12B0)は、基本初期化信号(RSTB )を受信し終
わると、アドレス・データバス(40 )および基本制御
バス(5B0)に対応するゲート回路(14B0)を導通状
態に設定した後、基本主記憶装置(MMB )(2B0)を
初期化する為のアドレス(aIB)およびデータ(dIB
を生成し、アドレス・データバス(40 )に送出すると
共に、基本主記憶装置(MMB )(2B0)を初期化する
為の基本制御信号(cIB)を生成し、基本制御バス(5
B0)に送出する。
【0061】基本主記憶装置(MMB )(2B0)は、基
本メモリ・アクセス制御部(MAC B )(12B0)から
基本制御バス(5B0)を経由して伝達される初期化用の
基本制御信号(cIB)を受信すると活性化され、基本メ
モリ・アクセス制御部(MACB )(12B0)からアド
レス・データバス(40 )を経由して伝達される初期化
用のアドレス(aIB)およびデータ(dIB)を受信し、
指定された初期化処理を実行する。
【0062】一方拡張メモリ・アクセス制御部(MAC
E )(12E0)は、拡張初期化信号(RSTE )を受信
し終わると、拡張制御バス(5E0)に対応するゲート回
路(14E0)のみを導通状態に設定した後、拡張主記憶
装置(MME )(2E0)を初期化する為の拡張制御信号
(cIE)を生成し、拡張制御バス(5E0)に送出する。
【0063】拡張主記憶装置(MME )(2E0)は、拡
張メモリ・アクセス制御部(MAC E )(12E0)から
拡張制御バス(5E0)を経由して伝達される初期化用の
拡張制御信号(cIE)を受信すると活性化され、同時期
に基本メモリ・アクセス制御部(MACB )(12B0
からアドレス・データバス(40 )を経由して伝達され
る初期化用のアドレス(aIB)およびデータ(dIB
を、基本主記憶装置(MMB )(2B0)と並行して受信
し、指定された初期化処理を実行する。
【0064】以上の説明から明らかな如く、本発明(請
求項2および4)の実施例によれば、初期化入力信号
(RSTi )を受信したリセット信号遅延回路(1
0 )が、同時期に基本メモリ・アクセス制御部(MA
B )(12B0)および拡張メモリ・アクセス制御部
(MACE )(12E0)に、基本初期化信号(RS
B )および拡張初期化信号(RSTE )を伝達するこ
とにより、基本メモリ・アクセス制御部(MACB
(12B0)が基本制御バス(5B0)を経由して基本主記
憶装置(MMB )(2B0)に初期化用の基本制御信号
(cIB)を伝達し、また拡張メモリ・アクセス制御部
(MACE )(12E0)が拡張制御バス(5E0)を経由
して拡張主記憶装置(MME )(2E0)に初期化用の拡
張制御信号(cIE)を伝達すると共に、基本メモリ・ア
クセス制御部(MACB )(12B0)が共通に設けられ
たアドレス・データバス(40 )に初期化用のアドレス
(aIB)およびデータ(dIB)を伝達することにより、
それぞれ対応する基本主記憶装置(MMB )(2B0)お
よび拡張主記憶装置(MME )(2E0)の初期化処理を
実行可能となる。
【0065】次に、本発明(請求項5)の実施例を、図
2を用いて説明する。図2において、0系の処理装置
(CPU)(10 )内のプロセッサ(MPU)(1
0 )が、0系の基本主記憶装置(MMB )(2B0)の
記憶内容を1系の基本主記憶装置(MMB )(2B1)に
複写する複写処理の実行指示を、基本記憶複写制御装置
(MXCB )(3B0)に伝達し、続いて0系の拡張主記
憶装置(MM E )(2E0)の記憶内容を1系の拡張主記
憶装置(MME )(2E1)に複写する複写処理の実行指
示を拡張記憶複写制御装置(MXCE )(3E0)に伝達
したとする。
【0066】基本記憶複写制御装置(MXCB
(3B0)は、基本主記憶装置(MMB )(2B0)の記憶
内容を1系の基本主記憶装置(MMB )(2B1)に複写
する複写処理の実行指示を受信すると、バス競合回路
(BA)(60 )に、アドレス・データバス(40 )の
使用権の付与を要求する。
【0067】一方拡張記憶複写制御装置(MXCE
(3E0)も、拡張主記憶装置(MME)(2E0)の記憶
内容を1系の拡張主記憶装置(MME )(2E1)に複写
する複写処理の実行指示を受信すると、バス競合回路
(BA)(60 )に、アドレス・データバス(40 )の
使用権の付与を要求する。
【0068】バス競合回路(BA)(60 )は、基本記
憶複写制御装置(MXCB )(3B0)および拡張記憶複
写制御装置(MXCE )(3E0)から、アドレス・デー
タバス(40 )の使用権の付与を要求されると、予め定
められた選択条件〔例えば先着順〕に基づき、同時に唯
一つの記憶複写制御装置(MXC)(30 )〔例えば基
本記憶複写制御装置(MXCB )(3B0)〕にアドレス
・データバス(40 )の使用権を付与し、その旨を基本
記憶複写制御装置(MXCB )(3B0)に通知する。
【0069】なお拡張記憶複写制御装置(MXCE
(3E0)は、バス競合回路(BA)(60 )からアドレ
ス・データバス(40 )の使用権の付与通知を受信する
迄は、アドレス・データバス(40 )の使用権の付与を
要求し続ける。
【0070】アドレス・データバス(40 )の使用権を
付与された基本記憶複写制御装置(MXCB )(3B0
は、アドレス・データバス(40 )を経由して基本主記
憶装置(MMB )(2B0)の記憶内容を順次抽出し、1
系の基本記憶複写制御装置(MXCB )(3B1)に転送
する。
【0071】1系の基本記憶複写制御装置(MXCB
(3B1)は、0系の基本記憶複写制御装置(MXCB
(3B0)から転送された基本主記憶装置(MMB )(2
B0)の記憶内容を、アドレス・データバス(41 )を経
由して順次基本主記憶装置(MMB )(2B1)に格納す
る。
【0072】基本記憶複写制御装置(MXCB
(3B0)は、0系の基本主記憶装置(MM B )(2B0
の記憶内容の複写処理を終了すると、バス競合回路(B
A)(60)にアドレス・データバス(40 )の使用権
の返却を通知すると共に、プロセッサ(MPU)(11
0 )に対して0系の基本主記憶装置(MMB )(2B0
の記憶内容の複写処理の実行終了を通知する。
【0073】バス競合回路(BA)(60 )は、基本記
憶複写制御装置(MXCB )(3B0)から、アドレス・
データバス(40 )の使用権の返却を通知されると、ア
ドレス・データバス(40 )の使用権を要求中の拡張記
憶複写制御装置(MXCE )(3E0)にアドレス・デー
タバス(40 )の使用権を付与し、その旨を拡張記憶複
写制御装置(MXCE )(3E0)に通知する。
【0074】アドレス・データバス(40 )の使用権を
付与された拡張記憶複写制御装置(MXCE )(3E0
は、前述と同様に、アドレス・データバス(40 )を経
由して拡張主記憶装置(MME )(2E0)の記憶内容を
順次抽出し、1系の拡張記憶複写制御装置(MXCE
(3E1)に転送する。
【0075】1系の拡張記憶複写制御装置(MXCE
(3E1)は、0系の拡張記憶複写制御装置(MXCE
(3E0)から転送された拡張主記憶装置(MME )(2
E0)の記憶内容を、アドレス・データバス(41 )を経
由して順次拡張主記憶装置(MME )(2E1)に格納す
る。
【0076】拡張記憶複写制御装置(MXCE
(3E0)は、0系の拡張主記憶装置(MM E )(2E0
の記憶内容の複写処理を終了すると、バス競合回路(B
A)(60)にアドレス・データバス(40 )の使用権
の返却を通知すると共に、プロセッサ(MPU)(11
0 )に対して0系の拡張主記憶装置(MME )(2E0
の記憶内容の複写処理の実行終了を通知する。
【0077】以上の説明から明らかな如く、本発明(請
求項5)の実施例によれば、基本記憶複写制御装置(M
XCB )(3B0)および拡張記憶複写制御装置(MXC
E )(3E0)が、それぞれ0系の基本主記憶装置(MM
B )(2B0)から1系の基本主記憶装置(MMB )(2
B1)への複写処理の実行指示と、0系の拡張主記憶装置
(MME )(2E0)から1系の拡張主記憶装置(M
E )(2E1)への複写処理の実行指示とを並行して受
信した場合にも、バス競合回路(BA)(60 )からア
ドレス・データバス(40 )の使用権を付与された基本
記憶複写制御装置(MXCB )(3B0)から、順次アド
レス・データバス(40 )を使用して複写処理を実行す
る為、アドレス・データバス(40 )を共用した場合に
も、基本主記憶装置(MMB )(2B0)および拡張主記
憶装置(MME )(2E0)の記憶内容の複写処理が、支
障無く実行可能となる。
【0078】なお、図2乃至図4はあく迄本発明の一実
施例に過ぎず、例えば処理装置(CPU)(10 )は基
本主記憶装置(MMB )(2B0)および拡張主記憶装置
(MME )(2E0)に対して格納処理を実行するものに
限定されることは無く、抽出処理を実行することも考慮
されるが、何れの場合にも本発明の効果は変わらない。
また拡張主記憶装置(MME )(2E )は一組増設され
るものに限定されることは無く、二組以上の拡張主記憶
装置(MME )(2E )を増設する場合にも、本発明の
効果は変わらない。また本発明の対象となる処理装置
(100)は、図示される処理装置(CPU)(1)に
限定されることは無く、他に幾多の変形が考慮される
が、何れの場合にも本発明の効果は変わらない。更に本
発明の対象となる情報処理システムは、図示されるもの
に限定されぬことは言う迄も無い。
【0079】
【発明の効果】以上、本発明(請求項1)によれば、処
理装置と、複数の基本メモリおよび拡張メモリとの間
に、共通のアドレス・データバスと、個別の制御バスと
が設けられることとなり、処理装置の所要端子数の増加
を必要最小限に制限可能となり、実現を可能とする。
【0080】また本発明(請求項2乃至請求項4)によ
れば、処理装置と、各基本メモリおよび拡張メモリとの
間に共通に設けられたアドレス・データバスを用いて、
各基本メモリおよび拡張メモリを初期化可能となる。
【0081】また本発明(請求項5)によれば、処理装
置、基本メモリおよび拡張メモリが二重化された場合
に、各基本メモリおよび拡張メモリに対応して設けられ
た複写手段が、共通に設けられたアドレス・データバス
を使用してそれぞれ対応する基本メモリまたは拡張メモ
リの記憶内容を複写可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理を示す図で、同図(a) は本発明
(請求項1)の原理を示し、同図(b) は本発明(請求項
2乃至4)の原理を示し、同図(c) は本発明(請求項
5)の原理を示す
【図2】 本発明の一実施例による情報処理システムを
示す図
【図3】 図2における信号シーケンスの一例を示す図
【図4】 図2における記憶装置初期化処理の一例を示
す図
【図5】 本発明の対象となる情報処理システムの一例
を示す図
【図6】 従来ある記憶装置拡張方式(その一)の一例
を示す図
【図7】 従来ある記憶装置拡張方式(その二)の一例
を示す図
【符号の説明】
1、100 処理装置(CPU) 2 主記憶装置(MM) 2B 基本主記憶装置(MMB ) 2E 拡張主記憶装置(MME ) 3 記憶複写制御装置(MXC) 3B 基本記憶複写制御装置(MXCB ) 3E 拡張記憶複写制御装置(MXCE ) 4 アドレス・データバス 4B 基本アドレス・データバス 4E 拡張アドレス・データバス 5 制御バス 5B 基本制御バス 5E 拡張制御バス 6 バス競合回路(BA) 11 プロセッサ(MPU) 12 メモリ・アクセス制御部(MAC) 12B 基本メモリ・アクセス制御部(MACB ) 12E 拡張メモリ・アクセス制御部(MACE ) 13 リセット信号遅延回路 14B 、14E ゲート回路 101 アクセス制御手段 102 初期化手段 200B 基本メモリ 200E 拡張メモリ 300 複写手段 400 競合手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理装置(100)と、基本メモリ(2
    00B )と、該基本メモリ(200B )と同一の記憶容
    量を有する一乃至複数の拡張メモリ(200 E )とを具
    備する情報処理システムにおいて、 前記処理装置(100)と、前記基本メモリ(20
    B )および前記各拡張メモリ(200E )との間に、
    アドレスおよびデータを転送するアドレス・データバス
    (4)を、前記各基本メモリ(200B )および拡張メ
    モリ(200E )に共通に設け、 前記各基本メモリ(200B )および拡張メモリ(20
    E )にそれぞれ個別の制御信号を転送する制御バス
    (5)を、前記各基本メモリ(200B )および拡張メ
    モリ(200E )に対応して個別に設け、 前記処理装置(100)内に、前記アドレスおよびデー
    タは共通の前記アドレス・データバス(4)を経由して
    転送し、前記個別の制御信号はそれぞれ対応する制御バ
    ス(5)を経由して転送するアクセス制御手段(10
    1)を、前記基本メモリ(200B )および前記各拡張
    メモリ(200E )に対応して設けることを特徴とする
    記憶装置拡張方式。
  2. 【請求項2】 処理装置(100)と、基本メモリ(2
    00B )と、該基本メモリ(200B )と同一の記憶容
    量を有する一乃至複数の拡張メモリ(200 E )とを具
    備し、前記処理装置(100)と、前記基本メモリ(2
    00B )および前記各拡張メモリ(200E )との間
    に、アドレスおよびデータを転送するアドレス・データ
    バス(4)を、前記各基本メモリ(200B )および拡
    張メモリ(200E )に共通に設け、前記各基本メモリ
    (200B )および拡張メモリ(200E )にそれぞれ
    個別の制御信号を転送する制御バス(5)を、前記各基
    本メモリ(200B )および拡張メモリ(200E )に
    対応して個別に設け、前記処理装置(100)内に、そ
    れぞれ対応する前記基本メモリ(200B )または前記
    各拡張メモリ(200E )に対するアクセスを制御する
    アクセス制御手段(101)を、前記基本メモリ(20
    B )および前記各拡張メモリ(200E )に対応して
    設ける情報処理システムにおいて、 前記処理装置(100)に、前記基本メモリ(20
    B )および前記各拡張メモリ(200E )を初期化す
    る必要が生じた場合に、前記各アクセス制御手段(10
    1)に、それぞれ対応する前記基本メモリ(200B
    または前記各拡張メモリ(200E )を、共通に設けら
    れた前記アドレス・データバス(4)およびそれぞれ個
    別に設けられた制御バス(5)を経由して初期化させる
    初期化手段(102)を設けることを特徴とする記憶装
    置拡張方式。
  3. 【請求項3】 前記初期化手段(102)は、前記各ア
    クセス制御手段(101)を一定間隔を置いて起動し、
    それぞれ対応する前記基本メモリ(200B)または前
    記各拡張メモリ(200E )を、共通の前記アドレス・
    データバス(4)および個別の制御バス(5)を使用し
    て初期化させ、起動された各一定間隔の間に、前記アク
    セス制御手段(101)がそれぞれ対応する前記基本メ
    モリ(200B )または前記各拡張メモリ(200E
    を初期化終了させることを特徴とする請求項2記載の記
    憶装置拡張方式。
  4. 【請求項4】 前記初期化手段(102)は、前記各ア
    クセス制御手段(101)を並行して起動し、一つの前
    記アクセス制御手段(101)に、前記各基本メモリ
    (200B )および拡張メモリ(200E )をそれぞれ
    初期化させるアドレスおよびデータを、共通の前記アド
    レス・データバス(4)を経由して前記各基本メモリ
    (200B )および拡張メモリ(200E )に転送さ
    せ、 前記各アクセス制御手段(101)に、それぞれ対応す
    る前記基本メモリ(200B )または前記各拡張メモリ
    (200E )を初期化させる制御信号を、それぞれ個別
    の制御バス(5)を経由してそれぞれ対応する前記基本
    メモリ(200 B )または前記各拡張メモリ(20
    E )に転送させ、それぞれ対応する前記基本メモリ
    (200B )または前記各拡張メモリ(200E )を並
    行して初期化終了させることを特徴とする請求項2記載
    の記憶装置拡張方式。
  5. 【請求項5】 それぞれ二重化された処理装置(10
    0)と、基本メモリ(200B )と、該基本メモリ(2
    00B )と同一の記憶容量を有する一乃至複数の拡張メ
    モリ(200E )とを具備し、前記処理装置(100)
    と、前記基本メモリ(200B )および前記各拡張メモ
    リ(200E )との間に、アドレスおよびデータを転送
    するアドレス・データバス(4)を、前記各基本メモリ
    (200 B )および拡張メモリ(200E )に共通に設
    け、前記各基本メモリ(200B)および拡張メモリ
    (200E )にそれぞれ個別の制御信号を転送する制御
    バス(5)を、前記各基本メモリ(200B )および拡
    張メモリ(200E )に対応して個別に設け、前記処理
    装置(100)内に、それぞれ対応する前記基本メモリ
    (200B )または前記各拡張メモリ(200E )に対
    するアクセスを制御するアクセス制御手段(101)
    を、前記基本メモリ(200B )および前記各拡張メモ
    リ(200E )に対応して設け、前記二重化された基本
    メモリ(200B)および各拡張メモリ(200E )相
    互間で、前記アドレス・データバス(4)を使用して記
    憶内容を複写させる複写手段(300)を、前記各基本
    メモリ(200B )および拡張メモリ(200E )に対
    応して設ける情報処理システムにおいて、 前記各複写手段(300)に共通に、前記各複写手段
    (300)が前記処理装置(100)からそれぞれ対応
    する二重化された前記基本メモリ(200B )または前
    記各拡張メモリ(200E )との間での記憶内容を複写
    する指示を受信した場合に、前記アドレス・データバス
    (4)の使用要求を出力させ、予め定められた条件に従
    って、同時に一つの前記複写手段(300)に対して、
    前記アドレス・データバス(4)の使用を許可する競合
    手段(400)を設けることを特徴とする記憶装置拡張
    方式。
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