JPH0867471A - エレベータのドア異常検出装置 - Google Patents

エレベータのドア異常検出装置

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JPH0867471A
JPH0867471A JP20569994A JP20569994A JPH0867471A JP H0867471 A JPH0867471 A JP H0867471A JP 20569994 A JP20569994 A JP 20569994A JP 20569994 A JP20569994 A JP 20569994A JP H0867471 A JPH0867471 A JP H0867471A
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JP
Japan
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door
car
foreign matter
contact
elevator
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Pending
Application number
JP20569994A
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English (en)
Inventor
Michimitsu Tachiki
通光 立木
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Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd filed Critical Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
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Publication of JPH0867471A publication Critical patent/JPH0867471A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、指などの痛感を伴うことなく、異
物の挟み込みを未然に検出するとともに、挟み込まれた
異物の抜き取りを容易にすることを目的とするものであ
る。 【構成】 異物の接触を検出する接触形検出体23を応
動体21の表面に設け、またかご出入口枠4にばね内蔵
ヒンジ22を介して応動体21を取り付け、異物の挟み
込みにより応動体21が回動して隙間Aが広がるように
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電動によって開閉さ
れるエレベータの戸の隙間への異物の挟み込みを未然に
検出するエレベータのドア異常検出装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図4は例えば実公昭55−22066号
公報に示された従来のエレベータのかご出入口部分の横
断面図、図5は図4のV部拡大図である。図において、
1はエレベータのかご出入口、2はかご床、3はかご内
壁、4はかご出入口枠、5,6はかごの戸である。
【0003】7はかご出入口枠4に固定された支持片、
8は支持片7にねじ止めされ、常開接点を有する機械式
ストロークスイッチ、9はかご出入口枠4に固定されて
いるとともに電線10を介して機械式ストロークスイッ
チ8に接続されている警報装置であり、この警報装置9
は、例えば乾電池等を電源とするブザー等からなってい
る。また、機械式ストロークスイッチ8は、かごの戸
5,6の開閉動作を制御する制御装置(図示せず)にも
接続されている。
【0004】11はかご出入口枠4に固定された保持金
具、12はかごの戸5,6の開閉方向へ往復動自在に保
持金具11を貫通しているねじ棒、13はねじ棒12の
一端部に固定されねじ棒12とともに往復動する応動
体、14はねじ棒12の他端部に螺着され、応動体13
の戸閉方向への移動(前進)を規制するナット、15は
保持金具11と応動体13との間に設けられ、応動体1
3を戸閉方向へ付勢する押しばねである。
【0005】次に、動作について説明する。かごの戸
5,6が図の矢印C方向へ開くとき、かごの戸5とかご
出入口枠4(実際には応動体13)との間の隙間Aに手
などの異物が挟み込まれたると、応動体13は、その異
物に押され、押しばね15に逆らって後退する。これに
より、ねじ棒12も戸開方向へ移動し、機械式ストロー
クスイッチ8が操作され、かごの戸5,6が停止又は反
転される。また、警報装置9が動作して警報が発せられ
る。
【0006】このようなドア異常検出装置は、かごの戸
5,6相互間の隙間Bに設けることもでき、これにより
隙間Bへの異物の挟み込みが上記と同様に検出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た従来のエレベータのドア異常検出装置においては、隙
間A,Bに乗客の手が挟み込まれた場合、その手により
応動体13が押圧されて移動してから動作するものであ
るため、手に痛感を伴うという問題点があった。また、
応動体13はかごの戸5,6の開閉方向へ直線的にスラ
イドするものであるため、隙間A,Bに異物が挟み込ま
れて応動体13が後退しても隙間A,Bは殆ど広がら
ず、従って異物が引き抜きにくく、かつ異物が硬いもの
である場合にはかごの戸5,6の表面が損傷してしまう
などの問題点もあった。
【0008】この発明は、上記のような問題点を解決す
ることを課題としてなされたものであり、異物の挟み込
みを未然に検出することができ、また挟み込まれた異物
の抜き取りを容易にすることができるエレベータのドア
異常検出装置を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係るエレベー
タのドア異常検出装置は、かごの戸相互間、かごの戸と
かご出入口枠との間、乗場の戸相互間、及び乗場の戸と
乗場出入口枠との間の少なくともいずれか1カ所に回動
自在に設けられ、かつ通常位置から戸開方向へ押圧され
て回動することにより対向する戸との間の隙間寸法が大
きくなるように配設されている応動体と、この応動体を
通常位置へ付勢しているばねと、応動体の表面に設けら
れ、異物の接触を検出する接触形検出体とを備えたもの
である。
【0010】
【作用】この発明においては、接触形検出体に異物が接
触することにより、異物の挟み込みを未然に検出し、ま
た、その後異物が挟み込まれた場合には、応動体が回動
して隙間が広がり、異物の抜き取りが容易になる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。図1はこの発明の一実施例によるエレベータのドア
異常検出装置を示す構成図、図2は図1の動作状態を示
す構成図、図3は図1の要部拡大断面図であり、図4及
び図5と同一又は相当部分には同一符号を付し、その説
明を省略する。
【0012】図において、21はかご出入口枠4に回動
自在に取り付けられている応動体、22はかご出入口枠
4及び応動体21にそれぞれ溶接等により固定され、応
動体21を図1に示す通常位置に戻すように付勢するば
ね内蔵ヒンジ、23は応動体21の表面に固着され、異
物の接触を検出する接触形検出体であり、この接触形検
出体23は、図3に示すように、圧電素子23aと、こ
れに密着した絶縁被装体23bと、絶縁被装体23bに
塗布された接着剤23cと、圧電素子23aに発生した
微弱電流を外部へ出力する電線23dとを有している。
【0013】24はかご出入口枠4に固定されており、
かつ常開接点を持ったリレー(図示せず)を有している
変換装置であり、この変換装置24は、接触形検出体2
3、警報装置9及びかごの戸5,6の開閉を制御する制
御装置(図示せず)にそれぞれ接続されている。
【0014】次に、動作について説明する。かごの戸5
が矢印C方向へ開くとき、隙間Aに手などの異物が挟み
込まれようとすると、接触形検出体23に異物が接触
し、常時無電圧の圧電素子23aに電圧が発生し、電線
23dから微弱電流が出力される。この微弱電流は、変
換装置24内で増幅され、常開接点を持ったリレーを付
勢する。これにより、かごの戸5が停止又は反転され、
事故の発生が未然に防止される。また、警報装置9が動
作して警報が発せられ、乗客に対して未然に注意喚起を
行うことができる。
【0015】さらに、上記の後に、かごの戸5との間の
摩擦力等のため、異物が矢印C方向へ移動してしまった
場合、図2に示すように、応動体21は、異物により戸
開方向へ押され、ばね内蔵ヒンジ22のばね力に逆らっ
て反時計方向へ回動する。この結果、図1の隙間Aは図
2の隙間Dに広がり、挟み込まれた異物の抜き取りが容
易になる。また、図2の状態で、応動体21は、ばね内
蔵ヒンジ22のばね力により時計方向へ付勢されている
ため、異物の抜き取りがさらに容易になっている。さら
に、応動体21の構造は、中央平坦部を設けた構造とす
ることで、直角構造と比較し、隙間寸法Dを拡大する効
果が得られる。
【0016】このように、この実施例のドア異常検出装
置では、応動体21の表面に接触形検出体23を設けた
ので、異物の挟み込みが未然に検出され、検出に指など
の痛感を伴わない。また、異物が挟み込まれてしまって
も、応動体21の回動により隙間が拡大されるため、異
物の抜き取りが容易であり、かごの戸5の損傷も防止さ
れる。
【0017】なお、上記実施例ではかごの戸5とかご出
入口枠4との間にドア異常検出装置を設けたが、図4の
かごの戸5,6相互間、乗場の戸(図示せず)相互間、
及び乗場の戸と乗場出入口枠(図示せず)との間に設け
てもよい。
【0018】また、上記実施例では圧電素子23aを有
する接触形検出体23を示したが、例えば静電容量の変
化を検出するものなど、異物の接触を検出できれば他の
ものであってもよい。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のエレベ
ータのドア異常検出装置は、異物の接触を検出する接触
形検出体を応動体の表面に設けたので、指などの痛感を
伴うことなく、異物の挟み込みを未然に検出することが
でき、また異物の挟み込みにより応動体が回動して隙間
が広がるようになっているため、挟み込まれた異物の抜
き取りを容易にすることができ、戸の損傷を防止するこ
とができるなどの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例によるエレベータのドア
異常検出装置を示す構成図である。
【図2】 図1の動作状態を示す構成図である。
【図3】 図1の要部拡大断面図である。
【図4】 従来のエレベータのかご出入口部分の一例の
横断面図である。
【図5】 図4のV部拡大図である。
【符号の説明】
4 かご出入口枠、5 かごの戸、21 応動体、22
ばね内蔵ヒンジ、23 接触形検出体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 かごの戸相互間、かごの戸とかご出入口
    枠との間、乗場の戸相互間、及び乗場の戸と乗場出入口
    枠との間の少なくともいずれか1カ所に回動自在に設け
    られ、かつ通常位置から戸開方向へ押圧されて回動する
    ことにより対向する戸との間の隙間寸法が大きくなるよ
    うに配設されている応動体と、 この応動体を上記通常位置へ付勢しているばねと、 上記応動体の表面に設けられ、異物の接触を検出する接
    触形検出体とを備えていることを特徴とするエレベータ
    のドア異常検出装置。
JP20569994A 1994-08-30 1994-08-30 エレベータのドア異常検出装置 Pending JPH0867471A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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