JP2003164494A - 電動ベッド - Google Patents

電動ベッド

Info

Publication number
JP2003164494A
JP2003164494A JP2001368290A JP2001368290A JP2003164494A JP 2003164494 A JP2003164494 A JP 2003164494A JP 2001368290 A JP2001368290 A JP 2001368290A JP 2001368290 A JP2001368290 A JP 2001368290A JP 2003164494 A JP2003164494 A JP 2003164494A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
bed frame
bed
detection
fulcrum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001368290A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayoshi Miyahara
正芳 宮原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Ecology Systems Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Ecology Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Ecology Systems Co Ltd filed Critical Matsushita Ecology Systems Co Ltd
Priority to JP2001368290A priority Critical patent/JP2003164494A/ja
Publication of JP2003164494A publication Critical patent/JP2003164494A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Invalid Beds And Related Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 挟み込まれる対象物が挟み込みによって大き
な外的負荷を受けない電動ベッドを提供することを目的
とする。 【解決手段】 ベッドフレーム1に回動自在に係合され
た可動部2と、可動部2を動作させる駆動電動機4と、
ベッドフレーム1と可動部2との間に構成される人体等
を挟み込む可能性がある部位において、可動部2と対向
して挟み込みの状態を形成し、ベッドフレーム1側に挟
み込みが発生する可能性がある範囲全体を覆うように配
置された挟み込み検知パネル5と、挟み込み検知パネル
5をベッドフレーム1の中央に水平に支持し揺動自在と
したパネル支点6と、挟み込み検知パネル5が揺動する
ことにより動作し、ベッドフレーム1に配置される挟み
込み検知スイッチ8と、挟み込み検知スイッチ8の動作
時に駆動電動機4を停止させる電動機制御手段9とから
なる電動ベットの構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、背もたれ床の下面
などの可動部の人体等を挟み込む可能性がある部位にお
いて、挟み込み状態発生を検知できる電動ベッドに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、高齢化の進行やベッドを多目的に
活用するニーズの増加を背景として、背もたれ床などを
電動機で起上できる電動ベッドが広く一般的に使用さ
れ、その需要が高まるにともない、背もたれ床などの可
動部を起上したときの可動部の下面とベッドフレームと
の間で構成される空間部分に人や異物が入ったときの、
可動部の挟み込みに対して早急な安全対策が望まれてい
る。
【0003】従来、このような要求に応えたものとして
は特開平9−94271号公報に示されているものがあ
った。
【0004】以下、その構成と動作について図18を参
照しながら説明する。
【0005】背床部100の回動軸101より少し離れ
た背床部100の両サイドの位置に感知枠102の回動
点103を設け、感知枠102を回動点103に回動自
在に固定するとともに、感知枠102の下降設置点に対
応する位置にサブ感知板104を回動自在に固定し、感
知枠102とサブ感知板104の間にリミットスイッチ
105を設ける。そして、感知枠102と背床部100
の間に異物が挟まれた際に、感知枠102とサブ感知板
104の間に設けたリミットスイッチ105が作動し、
モーター106への通電を遮断し、背床部100の動作
を停止するものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の構成
では、リミットスイッチ105を動作させるための力
が、感知枠102のリミットスイッチ105に近い位置
から回動点103に近い位置方向に順次大きくなり一定
でないため、感知枠102の回動点103に近い部位に
挟み込まれる対象物が存在して背床の下降による挟み込
みが発生したときには、リミットスイッチ105が動作
し、挟み込みを感知するまでに相当の挟み込み負荷を受
けることとなり、対象物が幼児や指先等の外的負荷に弱
いものであるときには、危険な状態に至ってしまうとい
う課題があった。
【0007】本発明は上記課題を解決するもので、挟み
込まれる対象物が幼児や指先等の外的負荷に弱いもので
あるときでも、挟み込みによって大きな外的負荷を受け
ない電動ベッドを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の電動ベッドにお
いては、ベッドの本体の基礎を構成するベッドフレーム
と、このベッドフレームに回動自在に係合された可動部
と、この可動部を動作させる駆動電動機と、前記ベッド
フレームと前記可動部との間に構成される人体等を挟み
込む可能性がある部位において、前記可動部と対向して
挟み込みの状態を形成し、前記ベッドフレーム側に挟み
込みが発生する可能性がある範囲全体を覆うように配置
された挟み込み検知パネルと、この挟み込み検知パネル
を前記ベッドフレームの中央に水平に支持し揺動自在と
したパネル支点と、前記挟み込み検知パネルが揺動する
ことにより動作し、前記挟み込み検知パネル下方の前記
ベッドフレームに配置される挟み込み検知スイッチと、
この挟み込み検知スイッチの動作時に前記駆動電動機を
停止させる電動機制御手段とからなるものである。
【0009】この本発明によれば、パネル支点により水
平に支持された挟み込み検知パネルがベッドフレームの
中央に揺動可能に支持されているため、ベッドフレーム
と可動部の間に構成される人体等を挟み込む可能性があ
る範囲およびその周辺において挟み込まれる対象物がど
の位置にあっても、挟み込み検知パネルは同じ力でパネ
ル支点を中心に押し下げられ回動下降するため、挟み込
まれる対象物の位置によらず挟み込み発生時には一定の
力で挟み込み状態を検知することができ、挟み込みによ
って大きな外的負荷を受けない電動ベッドを提供でき
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、ベッドの本体の基礎を構成するベッドフレームと、
このベッドフレームに回動自在に係合された可動部と、
この可動部を動作させる駆動電動機と、前記ベッドフレ
ームと前記可動部との間に構成される人体等を挟み込む
可能性がある部位において、前記可動部と対向して挟み
込みの状態を形成し、前記ベッドフレーム側に挟み込み
が発生する可能性がある範囲全体を覆うように配置され
た挟み込み検知パネルと、この挟み込み検知パネルを前
記ベッドフレームの中央に水平に支持し揺動自在とした
パネル支点と、前記挟み込み検知パネルが揺動すること
により動作し、前記挟み込み検知パネル下方の前記ベッ
ドフレームに配置される挟み込み検知スイッチと、この
挟み込み検知スイッチの動作時に前記駆動電動機を停止
させる電動機制御手段とからなる電動ベッドにより、挟
み込まれる対象物が、ベッドフレームと可動部の間に構
成される人体等を挟み込む可能性がある部位に入り込ん
だ状態で駆動電動機を運転し可動部を下降させた場合、
ベッドフレームの中央にパネル支点により水平に支持さ
れた挟み込み検知パネルが前記対象物により押され、挟
み込み検知パネルは、パネル支点を中心にその端部側が
押し下げられて、挟み込み検知パネルによって挟み込み
検知スイッチが動作し、この挟み込み検知スイッチの動
作を受け電動機制御手段が駆動電動機を停止することで
可動部が停止するという作用を有する。
【0011】以下、本発明の実施形態について、図1〜
図17を参照しながら説明する。
【0012】(実施の形態1)図1〜図4に示すよう
に、ベッドの本体を構成するベッドフレーム1の上に可
動部2が可動部フレーム支点3で回動自在に固定されて
おり、可動部2はベッドフレーム1に回動自在に固定さ
れた駆動電動機4によって可動部フレーム支点3を中心
に回動自在に上下駆動される。
【0013】ベッドフレーム1と可動部2の間に構成さ
れる、挟み込みが発生する可能性がある部位には、この
範囲全体を覆う平板状の挟み込み検知パネル5を配置
し、挟み込み検知パネル5は、ベッドフレーム1の幅方
向中央部に配置されたパネル支点6によりベッドの幅方
向に振り子のように揺動自在に係合され、水平に支持さ
れている。
【0014】また、挟み込み検知パネル5はベッドフレ
ーム1に対してベッドの左右に設けられたパネル保持バ
ネ7により適度な弾性を持ち水平状態で安定的に保持さ
れている。
【0015】挟み込み検知パネル5がパネル支点6を支
点として傾いたとき、この挟み込み検知パネル5に押さ
れ動作する挟み込み検知スイッチ8を挟み込み検知パネ
ル5の下面下方のベッドフレーム1側に固定して配置す
る。
【0016】挟み込み検知パネル5は平面のパネル形態
を広い範囲で保持できるように考慮したものであり、鋼
板フレームに鉄板、あるいは樹脂,木材板を張りつける
等して複合構成したものや、樹脂ブロー一体成形したパ
ネルで構成される。
【0017】可動部2は、例えばベッドのマットを支え
る背床や脚部床を示す。
【0018】駆動電動機4は、例えば直流ブラシモータ
ーを主体とし、直進動力を発生するリニアアクチュエー
ターを示す。
【0019】挟み込み検知スイッチ8は、例えば接点型
のリミットスイッチを示し、接点の開閉により挟み込み
の状態を検知するものである。
【0020】パネル保持バネ7は、パネル支点6により
ベッドフレーム1上に水平状態で揺動自在に支えられた
挟み込み検知パネル5が可動部2の動作やベッド使用時
の振動に起因し揺れ動くことを抑制できる程度の弾性を
有するものであり、挟み込まれる対象物に対しては最低
の負荷となるような点を考慮し、その弾性値を決定する
ものであり、例えばコイルバネ,板バネ、または発泡ウ
レタンやスポンジ等の弾性体で構成されるものである。
【0021】また、駆動電動機4は、電動機制御手段9
により駆動制御され、この電動機制御手段9はベッド本
体10の外部に配置し接続される操作リモコン11から
の指令により駆動電動機4の動作を制御するものであ
る。
【0022】また、電動機制御手段9は、マイクロコン
ピューター12とトランジスター電力制御回路13によ
り構成され、操作リモコン11からの操作信号に基づい
てマイクロコンピューター12が駆動電動機4への電力
印加の状態を判断しトランジスター電力制御回路13を
介して駆動電動機4への電力印加を制御することにより
駆動電動機4を運転、停止し、可動部2を回動させるも
のである。
【0023】さらに、電動機制御手段9には挟み込み検
知スイッチ8の動作状態が入力され、挟み込み検知スイ
ッチ8が動作し挟み込み検知状態となったときには駆動
電動機4への電力印加を停止するように構成している。
【0024】マイクロコンピューター12は、中央演算
装置(CPU)、入出力装置、アナログ・デジタル変換
入力装置(A/D)、リードオンリーメモリー(RO
M)、リードライトメモリー(RAM)を内蔵したいわ
ゆる1チップマイクロコンピューターを示し、内部のプ
ログラムによってベッドの動作を判断し実行するもので
ある。
【0025】次に、上記構成において、挟み込みが発生
した場合の挟み込み検知動作について図5を用いて説明
する。
【0026】ベッドフレーム1と可動部2の間に構成さ
れる挟み込み発生の可能性がある範囲内に挟み込まれる
対象物14aが存在する状態において、可動部2が駆動
電動機4の動作によりベッドフレーム1方向に降下して
きた場合、対象物14aは可動部2により挟み込み検知
パネル5の方向に押し下げられる。対象物14aが引き
続き可動部2により押し下げられると、対象物14aは
挟み込み検知パネル5に対して接触し、挟み込み検知パ
ネル5を押し下げることとなる。
【0027】ここで、挟み込み検知パネル5は、対象物
14aに押されると、ベッドフレーム1に構成されたパ
ネル支点6を支点として振り子のように揺動し、挟み込
み検知パネル5の端部はパネル保持バネ7を圧縮しなが
ら押し下げられ、さらには挟み込み検知パネル5はその
下面下方のベッドフレーム1に配置された挟み込み検知
スイッチ8を押して作動させることとなる。
【0028】挟み込み検知スイッチ8が動作し挟み込み
の状態が電動機制御手段9に入力されると電動機制御手
段9は挟み込みの状態を判断し駆動電動機4への電力印
加を停止する。
【0029】駆動電動機4への電力印加が停止すると駆
動電動機4は停止し、可動部2の降下も停止することと
なる。
【0030】なお、電動機制御手段9は挟み込み判断状
態において駆動電動機4への電力印加を停止するのみな
らず、電力印加方向を反転し、一定時間の間、駆動電動
機4を反転動作させることで可動部2を下降動作から上
昇動作に変更させる制御を行うことにより、挟み込まれ
る対象物14aへの挟み込みの影響の緩和や、挟み込み
部位からの対象物14aの取り出し易さをより向上でき
ることは言うまでもない。
【0031】また、挟み込まれる対象物には、人体の各
部の他、ペット等の動物、あるいは寝具類などがあり、
いずれの場合でも本発明により挟み込み状態を検知する
ことができる。
【0032】このように本発明の実施の形態1の電動ベ
ッドによれば、ベッドフレーム1と可動部2の間に構成
される挟み込み発生の可能性がある範囲内において、対
象物14aが可動部2の下降により挟み込まれた場合、
対象物14aの下降により挟み込み検知パネル5が押さ
れ、挟み込み検知パネル5はベッドフレーム1に構成さ
れたパネル支点6を支点とし振り子のように揺動して押
し下げられ、さらに挟み込み検知パネル5はその下面下
方のベッドフレーム1に配置された挟み込み検知スイッ
チ8を押して作動させ、この挟み込み検知スイッチ8の
動作により電動機制御手段9は駆動電動機4への電力印
加を停止することで可動部2の降下は停止することとな
るので、対象物14aがベッドフレーム1と可動部2の
間に構成される挟み込み発生の可能性がある範囲内のど
の位置にあっても、挟み込み検知パネル5は同じ力でパ
ネル支点6を中心に押し下げられて回動下降するため、
対象物の位置によらず挟み込み発生時には一定の力で挟
み込み状態を検知することができる。
【0033】(実施の形態2)図6に示すように、本発
明の実施の形態は、実施の形態1に対して、挟み込み検
知パネル5をベッドフレーム1上に支えるパネル支点6
をベッドフレーム1に設けられたパネル支持軸貫通穴1
5にパネル支持軸16を通し、このパネル支持軸16の
先端にパネル支点6を配置し、またパネル支持軸16は
パネル支点6とベッドフレーム1の間にパネル支点保持
弾性体の一例であるパネル支点保持バネ17を貫通保持
させることで、挟み込み検知パネル5をパネル支点保持
バネ17によりベッドフレーム1の上に浮かせた状態で
弾性保持した構成としたものである。
【0034】また、パネル支持軸貫通穴15はパネル支
持軸16に対し大きめに構成し、パネル支持軸16がパ
ネル支持軸貫通穴15の中でスライド動作可能とする。
【0035】また、パネル支点保持バネ17は挟み込み
が発生していない状態において挟み込み検知パネル5が
挟み込み検知スイッチ8を動作させないように支えられ
る最低の弾性を有するものであり、挟み込まれる対象物
に対しては最低の負荷となるような点を考慮し、その弾
性を決定するものであり、パネル支点保持弾性体は、図
6に示すコイルバネの他に、例えば、板バネ、発泡ウレ
タンまたはスポンジ等の弾性体で構成されるものでもよ
い。
【0036】次に、上記構成において、挟み込みが発生
した場合の挟み込み検知動作について図7を用いて説明
する。
【0037】挟み込み検知パネル5の中央部付近に挟み
込まれる対象物14bが有る場合、対象物14b自身の
重量、および可動部2の下降動作により挟み込み検知パ
ネル5はベッドフレーム1方向に押され、パネル支点保
持バネ17とパネル保持バネ7を圧縮しながら水平状態
でベッドフレーム1との間隔が縮まり、さらには挟み込
み検知スイッチ8を動作させることになる。
【0038】このように本発明の実施の形態2の電動ベ
ッドによれば、挟み込みが発生する可能性がある範囲全
体の中央部分の挟み込み検知パネル5上に対象物14b
が存在する場合、挟み込み検知パネル5がベッドフレー
ム1に対して水平状態で沈下することにより、挟み込み
検知スイッチ8が動作し、挟み込み状態の発生が検知さ
れることになる。
【0039】(実施の形態3)図8に示すように、本発
明の実施の形態は、実施の形態1に対して、挟み込み検
知パネル5Aとベッドフレーム1の間に構成される隙間
18をベッドの外部から隠すように挟み込み検知パネル
5Aの端部周囲にパネル隙間隠蔽板19を形成する構成
としたものである。
【0040】上記構成により、挟み込み検知パネル5A
とベッドフレーム1の間に構成される隙間18は、挟み
込み検知パネル5Aの端部周囲に形成されたパネル隙間
隠蔽板19により隠されるため、ベッド外部から隙間1
8に挿入される可能性があるサイズの対象物14cは隙
間18には挿入できなくなる。
【0041】このように本発明の実施の形態3の電動ベ
ッドによれば、挟み込み検知パネル5Aとベッドフレー
ム1の間に構成される隙間18は、挟み込み検知パネル
5Aの端部周囲に形成されたパネル隙間隠蔽板19によ
り隠されるので、隙間18に異物が入り込み挟み込み検
知パネル5Aの動きが抑制されてしまうことで挟み込み
検知の機能が働かなくなることを防止することができ
る。
【0042】(実施の形態4)図9に示すように、本発
明の実施の形態は実施の形態1に対して、ベッドの周囲
にベッド枠20を取り付け、可動部2とベッド枠20の
間で構成される空間部21に、挟み込み検知パネル5B
の端部からパネルフランジ部22を立ち上げて形成する
構成としたものである。
【0043】次に、上記構成において、挟み込みが発生
した場合の挟み込み検知動作について図10を用いて説
明する。
【0044】ベッドフレーム1のベッド周囲に取り付け
られたベッド枠20と可動部2との間に構成される挟み
込み発生の可能性がある空間部21に挟み込まれる対象
物14cが存在するときに、可動部2が駆動電動機4の
動作によりベッドフレーム1方向に降下してきた場合、
対象物14cは可動部2により挟み込み検知パネル5B
の方向に押し下げられる。
【0045】対象物14cが引き続き可動部2方向に押
し下げられると、対象物14cは挟み込み検知パネル5
Bの端面から空間部21に対して立ち上げるように形成
されたパネルフランジ部22の先端に接触し、これによ
り挟み込み検知パネル5Bは押し下げられ、さらには挟
み込み検知パネル5Bはその下方のベッドフレーム1に
配置された挟み込み検知スイッチ8を作動させることと
なる。
【0046】このように本発明の実施の形態4の電動ベ
ッドによれば、ベッドフレーム1のベッド周囲に取り付
けられたベッド枠20と可動部2との間に構成される挟
み込み発生の可能性がある空間部21に対して、挟み込
み検知パネル5Bの端部からパネルフランジ部22を立
ち上げるように形成したので、挟み込み検知パネル5B
がその下方のベッドフレーム1に配置された挟み込み検
知スイッチ8を作動させることにより、何かが挟み込ま
れた場合にはその状態を迅速または確実に検知すること
ができる。
【0047】(実施の形態5)図11および図12に示
すように、本発明の実施の形態は実施の形態1に対し
て、挟み込み検知パネル5の下方のベッドフレーム1に
配置する挟み込み検知スイッチを一カ所の検知ポイント
に対し挟み込み検知スイッチ8A、8Bのように2個以
上配置し、挟み込み検知スイッチ8A、8Bを直列に接
続して電動機制御手段9を構成するマイクロコンピュー
ター12に対して電源23の電圧を抵抗24で分圧し入
力するように構成したものであり、入力される電圧が高
電圧である場合には挟み込みの状態をマイクロコンピュ
ーター12で判断するように規定したものであり、挟み
込み検知スイッチ8A、8Bのうちの少なくとも1つが
動作状態となったときには駆動電動機を停止させるもの
である。
【0048】ここで、挟み込み検知スイッチ8A、8B
は常時閉型のスイッチを示し、挟み込み検知状態におい
てスイッチ動作によりスイッチの接点間が開状態となる
ものである。
【0049】次に、上記構成において、挟み込みが発生
した場合の挟み込み検知動作について図13を用いて説
明する。
【0050】図13は、マイクロコンピューター12に
対して入力される挟み込み検知スイッチ8A、8Bから
のスイッチ電圧状態とマイクロコンピューター12の挟
み込み判断状態を示したチャート図である。
【0051】図のなかで、挟み込みスイッチ8A、8B
の両方とも非動作状態(閉状態)にあるときはマイクロ
コンピューター12に入力される電圧は常時低電圧状態
となり、この状態においてはマイクロコンピューター1
2は挟み込みが発生していない状態を判断し、また、挟
み込みスイッチ8A、8Bのどちらか片方、または両方
とも動作状態(開状態)にあるときにはマイクロコンピ
ューター12に入力される電圧は高電圧状態となり、こ
の状態においてはマイクロコンピューター12は挟み込
みが発生している状態と判断することとなる。
【0052】このように本発明の実施の形態5の電動ベ
ッドによれば、挟み込み検知パネル5の下方のベッドフ
レーム1に配置する挟み込み検知スイッチ8を一カ所の
検知ポイントに対し2個以上設け、この複数設けられた
挟み込み検知スイッチ8A、8Bの少なくとも1つが動
作した時点でマイクロコンピューター12は挟み込みを
判断し、駆動電動機を停止させるので、より安定した挟
み込み検知が行うことができる。また、たとえ1つの挟
み込み検知スイッチに機能異常が発生しても、挟み込み
検知を確実に行うことができる。
【0053】(実施の形態6)図14および図15に示
すように、本発明の実施の形態は実施の形態1、また
は、実施の形態5に対して、挟み込み検知パネル5がパ
ネル支点6に取り付けられていることを検知するパネル
設置検知手段25を設け、パネル設置検知手段25の検
知結果により挟み込み検知パネル5がパネル支点6に取
り付けられていないときには駆動電動機を停止させるよ
うに電動機制御手段を構成したものであり、図14は挟
み込み検知パネル5がパネル支点6に設置されていない
状態を示している。
【0054】パネル検知設置手段25は、パネル支点6
の内部にパネル支点6を貫通しスライド自在に配置され
挟み込み検知パネル5を固定するためのパネル取り付け
軸26と、このパネル取り付け軸26を挟み込み検知パ
ネル5が設置されていない状態においてはパネル支点6
に浮かせて保持するパネル取り付け軸バネ27と、パネ
ル取り付け軸26に対し挟み込み検知パネル5が取り付
けられ、パネル取り付け軸バネ27が縮み、パネル取り
付け軸26が沈下したときに押されて動作し、挟み込み
検知パネル5がパネル支点6に設置されていることを検
知するパネル検知スイッチ28とを配した構成からな
り、パネル検知スイッチ28を挟み込み検知パネル5の
下方のベッドフレーム1に配置された挟み込み検知スイ
ッチ8A、8Bに直列に接続してマイクロコンピュータ
ー12に対して電源23の電圧を抵抗24で分圧し入力
するように電動機制御手段9を構成したものである。
【0055】ここで、パネル取り付け軸バネ27は、挟
み込み検知パネル5がパネル支点6に配置されていない
状態において、パネル取り付け軸26をパネル支点6上
に浮かせて保持し、また、挟み込み検知パネル5がパネ
ル支点6に配置されたときにはパネル取り付け軸26は
パネル支点6の内部に沈下し、その下部に配置されたパ
ネル検知スイッチ28を押さえられる程度の弾性を設定
するものであり、例えばコイルバネ,板バネ、または発
泡ウレタンやスポンジ等の弾性体で構成されるものであ
る。
【0056】ここで、パネル検知スイッチ28は、常時
開型のスイッチを示し、挟み込み検知パネル5がパネル
支点6に配置されパネル取り付け軸26が沈下し押され
ることでスイッチが動作し、スイッチの接点間が閉状態
となるものである。
【0057】次に、上記構成において、挟み込みが発生
した場合の挟み込み検知動作について図16、図17を
用いて説明する。
【0058】図17はマイクロコンピューター12に対
して入力される挟み込み検知スイッチ8A、8B、なら
びにパネル検知スイッチ28からのスイッチ電圧状態と
マイクロコンピューター12の挟み込み判断状態を示し
たチャート図であり、挟み込み検知スイッチ8A、8B
は共に挟み込みを検知していない状態(閉状態)を示し
たものである。
【0059】挟み込み検知パネル5がパネル支点6に設
置されていない状態においてはパネル検知スイッチ28
は非動作(開状態)となり、挟み込み検知パネル5がパ
ネル支点6に設置されたときにはパネル取り付け軸26
はパネル支点6の内部に沈下し、その下部に配置された
パネル検知スイッチ28は押さえられて動作状態(閉状
態)となる。
【0060】パネル検知スイッチ28が動作状態(閉状
態)であれば、マイクロコンピューター12に入力され
る電圧は低電圧状態となり、この状態においてはマイク
ロコンピューター12は挟み込みが発生していない状態
を判断し、また、パネル検知スイッチ28が非動作状態
(開状態)であれば、マイクロコンピューター12に入
力される電圧は高電圧状態となり、この状態においては
マイクロコンピューター12は挟み込みが発生している
状態を判断することとなる。
【0061】このように本発明の実施の形態6の電動ベ
ッドによれば、挟み込み検知パネル5がパネル支点6に
配置されない状態では、挟み込み発生と同じ状態をマイ
クロコンピューター12は判断することとなり、ベッド
施工時などに挟み込み検知パネルを付け忘れたときには
電動ベッドは運転することができないことにより、より
安全な挟み込み検知機構を提供できることとなる。
【0062】
【発明の効果】以上の実施例から明かなように本発明に
よれば、パネル支点により挟み込み検知パネルをベッド
フレームの中央に水平に支持し揺動自在としたので、ベ
ッドフレームと可動部の間に構成される人体等を挟み込
む可能性がある範囲およびその周辺において挟み込まれ
る対象物がどの位置にあっても、挟み込み検知パネルは
同様の力でパネル支点を中心に押し下げられて降下し、
挟み込まれる対象物の位置によらず挟み込み発生時には
一定の力で挟み込み状態の検知が行うことができる。
【0063】また、挟み込み検知パネルをベッドフレー
ム上で支えるパネル支点をベッドフレームに対して浮か
せて弾性保持するパネル支点保持弾性体を備えたので、
挟み込みが発生する可能性がある範囲全体の中央部分の
挟み込み検知パネルの上に挟み込まれる対象が存在する
ときでも、挟み込み検知パネルがベッドフレームに対し
て水平状態で沈下することにより、挟み込み検知スイッ
チが動作し、挟み込み状態の発生を検知することができ
る。
【0064】また、挟み込み検知パネルとベッドフレー
ムの間に構成される隙間は、挟み込み検知パネルの端部
周囲に形成されたパネル隙間隠蔽板により隠されるの
で、この隙間に異物が入り込み挟み込み検知パネルの動
きが抑制されてしまうことで挟み込み検知の機能が働か
なくなることを防止することができる。
【0065】また、ベッドフレームの端部にベッド枠を
設け、可動部と前記ベッド枠の間で構成される空間部に
突出するパネルフランジ部を挟み込み検知パネルの端面
から立ち上げるように形成したので、挟み込み検知パネ
ルがその下方のベッドフレームに配置された挟み込み検
知スイッチを作動させることにより、何かが挟み込まれ
た場合にはその状態を迅速または確実に検知することが
できる。
【0066】また、一カ所の挟み込み検知ポイントに対
して2個以上の挟み込み検知スイッチを設け、少なくと
も1つの挟み込み検知スイッチが動作したときに挟み込
み状態を検知するので、より安定した挟み込み検知が行
うことができる。
【0067】また、挟み込み検知パネルがパネル支点に
取り付けられていることを検知するパネル設置検知手段
を設け、前記パネル設置検知手段の検知結果により前記
挟み込み検知パネルが前記パネル支点に取り付けられて
いないときには駆動電動機を停止させるようにしたの
で、ベッド施工時などに挟み込み検知パネルを付け忘れ
たときには電動ベッドは運転することができないことに
より、より安全な挟み込み検知機構を提供できることと
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の電動ベッドの構成を示
す側面図
【図2】同電動ベッドの動作を示す部分側面図
【図3】同電動ベッドの構成を示す斜視図
【図4】同電動ベッドの構成を示すブロック図
【図5】同電動ベッドの動作を説明する部分側面図
【図6】本発明の実施の形態2の電動ベッドの構成を示
す部分側面図
【図7】同電動ベッドの動作を説明する部分側面図
【図8】本発明の実施の形態3の電動ベッド構成を示す
部分側面図
【図9】本発明の実施の形態4の電動ベッドの構成を示
す部分側面図
【図10】同電動ベッドの動作を説明する部分側面図
【図11】本発明の実施の形態5の電動ベッドの構成を
示す部分上面図
【図12】同電動ベッドの構成を示す回路構成図
【図13】同電動ベッドの動作を説明するチャート
【図14】本発明の実施の形態6の電動ベッドの構成を
示す部分断面図
【図15】同電動ベッドの構成を示す回路構成図
【図16】同電動ベッドの構成を示す部分断面図
【図17】同電動ベッドの動作を説明するチャート
【図18】従来の電動ベッドの構成を示す部分斜視図
【符号の説明】
1 ベッドフレーム 2 可動部 4 駆動電動機 5 挟み込み検知パネル 5A 挟み込み検知パネル 5B 挟み込み検知パネル 6 パネル支点 8 挟み込み検知スイッチ 8A 挟み込み検知スイッチ 8B 挟み込み検知スイッチ 9 電動機制御手段 17 パネル支点保持バネ 18 隙間 19 パネル隙間隠蔽板 20 ベッド枠 21 空間部 22 パネルフランジ部 25 パネル設置検知手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベッドの本体の基礎を構成するベッドフ
    レームと、このベッドフレームに回動自在に係合された
    可動部と、この可動部を動作させる駆動電動機と、前記
    ベッドフレームと前記可動部との間に構成される人体等
    を挟み込む可能性がある部位において、前記可動部と対
    向して挟み込みの状態を形成し、前記ベッドフレーム側
    に挟み込みが発生する可能性がある範囲全体を覆うよう
    に配置された挟み込み検知パネルと、この挟み込み検知
    パネルを前記ベッドフレームの中央に水平に支持し揺動
    自在としたパネル支点と、前記挟み込み検知パネルが揺
    動することにより動作し、前記挟み込み検知パネル下方
    の前記ベッドフレームに配置される挟み込み検知スイッ
    チと、この挟み込み検知スイッチの動作時に前記駆動電
    動機を停止させる電動機制御手段とからなる電動ベッ
    ド。
  2. 【請求項2】 挟み込み検知パネルをベッドフレーム上
    で支えるパネル支点をベッドフレームに対して浮かせて
    弾性保持するパネル支点保持弾性体を備えた請求項1記
    載の電動ベッド。
  3. 【請求項3】 挟み込み検知パネルとベッドフレームの
    間に構成される隙間をベッドの外部から隠すように前記
    挟み込み検知パネルの端部にパネル隙間隠蔽板を形成し
    た請求項1記載の電動ベッド。
  4. 【請求項4】 ベッドフレームの端部にベッド枠を設
    け、可動部と前記ベッド枠の間で構成される空間部に突
    出するパネルフランジ部を挟み込み検知パネルの端面か
    ら立ち上げるように形成した請求項1記載の電動ベッ
    ド。
  5. 【請求項5】 ベッドフレームに設ける挟み込み検知ス
    イッチを一カ所の挟み込み検知ポイントに対して2個以
    上設け、前記挟み込み検知スイッチの中の少なくとも一
    つが動作状態となったときには駆動電動機を停止させる
    ようにした請求項1記載の電動ベッド。
  6. 【請求項6】 挟み込み検知パネルがパネル支点に取り
    付けられていることを検知するパネル設置検知手段を設
    け、前記パネル設置検知手段の検知結果により前記挟み
    込み検知パネルが前記パネル支点に取り付けられていな
    いときには駆動電動機を停止させるようにした請求項1
    または5記載の電動ベッド。
JP2001368290A 2001-12-03 2001-12-03 電動ベッド Pending JP2003164494A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001368290A JP2003164494A (ja) 2001-12-03 2001-12-03 電動ベッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001368290A JP2003164494A (ja) 2001-12-03 2001-12-03 電動ベッド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003164494A true JP2003164494A (ja) 2003-06-10

Family

ID=19177900

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001368290A Pending JP2003164494A (ja) 2001-12-03 2001-12-03 電動ベッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003164494A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008136647A (ja) * 2006-12-01 2008-06-19 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc 被検体受渡装置
JP2011156141A (ja) * 2010-02-01 2011-08-18 Dreambed Co Ltd 電動ギャッジベッドの挟み込み防止装置
JP2017061360A (ja) * 2015-09-25 2017-03-30 シャープ株式会社 昇降装置および移動車両
KR20210004406A (ko) 2019-07-04 2021-01-13 코웨이 주식회사 신체 끼임 안전을 위한 쿠션부가 구비된 모션 베드
CN115191773A (zh) * 2022-07-19 2022-10-18 慕思健康睡眠股份有限公司 电动床的防夹方法、装置、电动床及存储介质

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008136647A (ja) * 2006-12-01 2008-06-19 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc 被検体受渡装置
JP2011156141A (ja) * 2010-02-01 2011-08-18 Dreambed Co Ltd 電動ギャッジベッドの挟み込み防止装置
JP2017061360A (ja) * 2015-09-25 2017-03-30 シャープ株式会社 昇降装置および移動車両
KR20210004406A (ko) 2019-07-04 2021-01-13 코웨이 주식회사 신체 끼임 안전을 위한 쿠션부가 구비된 모션 베드
CN115191773A (zh) * 2022-07-19 2022-10-18 慕思健康睡眠股份有限公司 电动床的防夹方法、装置、电动床及存储介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2472491C (en) Leveling system for a height adjustable patient bed
US20090260289A1 (en) Door Safety System
JP2003164494A (ja) 電動ベッド
JP4938360B2 (ja) 開閉扉装置
GB2343371A (en) Safety control of powered furniture
KR200376430Y1 (ko) 건축용 슬라이드 도어의 전동 개폐장치
KR20080036417A (ko) 전동방식에 의한 창호의 리프트 및 슬라이드 장치
JPH10238261A (ja) シャッターの障害物感知装置
KR20070103914A (ko) 모니터가 승강하는 컴퓨터 책상
JP5477902B2 (ja) 電動ギャッジベッドの挟み込み防止装置
JP2008229189A (ja) 収容棚の昇降機構
JP2004339771A (ja) 移動体開閉制御装置
KR102147902B1 (ko) 엘리베이터 도어용 손끼임 방지 장치
JP2008080964A (ja) 物体接触検知装置
KR102526020B1 (ko) 벽면 장착형 노약자용 의자기구
JP3155420B2 (ja) 自閉扉体における一時停止装置
JP2003102561A (ja) 接触停止機能付きの電動昇降式アッパーキャビネット
JP2006328748A (ja) 自動ドア装置
JP2005042485A (ja) 電動シャッター制御装置
JPH0867471A (ja) エレベータのドア異常検出装置
JP3106828U (ja) 自動ドア用オートアナウンス装置
CN112265886B (zh) 一种基于物联网的电梯报警装置
JPH09170389A (ja) シャッターの障害物感知装置
JP7270231B2 (ja) ドア開閉制御システム
JP2008195256A (ja) 車両用シート