JPH0624675A - 両引き扉の安全装置 - Google Patents

両引き扉の安全装置

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Publication number
JPH0624675A
JPH0624675A JP18113692A JP18113692A JPH0624675A JP H0624675 A JPH0624675 A JP H0624675A JP 18113692 A JP18113692 A JP 18113692A JP 18113692 A JP18113692 A JP 18113692A JP H0624675 A JPH0624675 A JP H0624675A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
safety device
doors
closing
sliding door
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18113692A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadanori Matsuo
忠則 松尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Building Systems Engineering and Service Co Ltd
Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Engineering and Service Co Ltd
Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Building Systems Engineering and Service Co Ltd, Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd filed Critical Hitachi Building Systems Engineering and Service Co Ltd
Priority to JP18113692A priority Critical patent/JPH0624675A/ja
Publication of JPH0624675A publication Critical patent/JPH0624675A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 両引き扉を閉じる過程で縄等の厚みのあまり
ない障害物が扉に挾まつて、そのまま扉が全閉した場合
でも、このような障害物を確実に検出して扉を開く方向
へ反転させ、かつ、扉全閉の際に作動子を引き込ませる
ための機構も必要としない両引き扉の安全装置を提供す
る。 【構成】 各扉に設けられ、平行リンク2の時計方向の
回転により、扉を閉じる過程で扉閉じ端10よりも突出
し、その過程で障害物と接触すると扉閉じ端方向へ引つ
込められるように作動する作動子1を有し、作動子1の
その作動により扉を自動的に開くようにした両引き扉の
安全装置において、各扉に設けられる作動子1を、扉全
閉時に互い違いに少なくとも一部重なり合うようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、縄等厚みのあまりない
障害物が扉に挾まつた場合でも作動する特にエレベータ
用両引き扉に有用な両引き扉の安全装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の両引き扉の安全装置は、扉が閉じ
るとき扉閉じ端よりも突出する作動子が各扉に設けられ
ている。その作動子は、扉を閉じる過程で人や物等の障
害物が扉に挾まれると、障害物と接触して扉閉じ端方向
へ引つ込められるように作動し、その結果、開扉するた
めのスイツチを作動して扉を開く。そして、その作動子
は、扉が全開しているときに、出入りの邪魔にならない
ように扉閉じ端近くに引き込ませるようにするほか、扉
が全閉する直前には、突出している作動子が互いに接触
して扉が開くことのないようにするために、前記スイツ
チを作動させることなく扉閉じ端方向へ引き込ませるこ
とができるようにしていた。そのため従来の両引き扉の
安全装置においては、種々の複雑な機構が採用されてお
り、その機構は、例えば、実開昭55−143279号
公報に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに、扉が全閉する直前に作動子を扉閉じ端方向に引き
込ませるようにした従来の両引き扉の安全装置にあつて
は、そのための特別の機構を要するばかりではなく、縄
飛びのような縄状のものが扉に挾まれた場合に、安全装
置は作動できない。すなわち、このような厚みのあまり
ない障害物は、作動子によつては扉が全閉しようとする
直前でしか検出できないが、前記従来の装置において
は、作動子は、すでにその時点で引つ込められて外力を
検出できない状態となつているため、安全装置は作動で
きないことになる。そのため、例えば縄状のものがエレ
ベータの乗り場と乗りかごをまたいで扉に挾まれたとし
ても、安全装置により扉が開かれることはなく、もし、
その縄が乗りかご内や乗り場で握られていたり人体に巻
き付けられている状態で乗りかごが動くと、人体はその
縄に引つ張られることとなり、危険にさらされることに
なる。
【0004】本発明は、このような従来技術の問題点を
故障し難い簡単な機構により解決し、縄等の厚みのあま
りない障害物が扉に挾まれても確実にこれを検出して作
動し、かつ、扉全閉の際に作動子を引き込ませるための
機構も必要としない両引き扉の安全装置を提供すること
を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、各扉に設けら
れ、扉を閉じる過程で扉閉じ端よりも突出し、その過程
で障害物と接触すると扉閉じ端方向へ引つ込められるよ
うに作動する作動子を有し、作動子のその作動により扉
を自動的に開くようにした両引き扉の安全装置におい
て、各扉に設けられる作動子を、特に、扉全閉時に互い
違いに少なくとも一部重なり合うようにすることにより
前記の目的を達成するものである。
【0006】
【作用】本発明の両引き扉の安全装置は、各扉に設けら
れる作動子を、特に、扉全閉時に互い違いに少なくとも
一部重なり合うようにしているので、扉を閉じる過程で
縄等の厚みのあまりない障害物が扉に挾まつて、そのま
ま扉が全閉した場合でも、このような障害物を確実に検
出して扉を開く方向に反転させる。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を図1〜図3に基づいて説明
する。図1は、本発明の実施例の装置を備えた乗りかご
側のエレベータ両引き扉の上部横断面図で、扉が全閉し
た状態を示し、図2は、図1のエレベータ両引き扉を乗
り場方向から見た正面図、図3は、図2の左側の扉につ
いて扉が全開した状態を示す正面図である。
【0008】図において、1は作動子で、横断面形状が
上下にわたり均一な形状をしており、仮想線Aで示すエ
レベータ出入口の高さのほぼ全域にわたつて設けられ
る。2は上下に設けられる平行リンク、3は支持ピン、
4は支持軸、5は固定金具、6,7はボールベアリン
グ、8は扉本体9の上方に固定されている上取付座であ
る。作動子1は、上下の平行リンク2,2の一端部に支
持ピン3,3により回動自在に軸支され、支持ピン3の
周囲には、その回動が軽快に行えるようにボールベアリ
ング6が設けられている。上方の平行リンクの他端部
は、上取付座8に設けられている支持軸4に固定金具5
で抜け止めされた状態において回動自在に軸支され、支
持軸4の周囲には、やはり、その回動が軽快に行えるよ
うにボールベアリング7が設けられている。
【0009】次に、下方の平行リンク2の他端部に関連
する構成を説明すると、11は扉本体9の下方に固定さ
れている下取付座、12は下方の平行リンク2と共に回
動するように下取付座11に軸支された可動座、13は
可動座12に回転自在に軸支されたローラ、14は下取
付座11と可動座12との間に掛け渡されたばねで、下
方の平行リンク2と共に可動座12を時計方向に回動さ
せるがごとくこれを上方へ引つ張つている。15は戸袋
側の敷居16に設置した上方にカムを有するカム部材
で、ローラ13と協働して可動座12を押し下げ、下方
の平行リンク2と共に可動座12を反時計方向に回動さ
せる。なお、カム部材15は、図2では図示を省略して
いる。また、障害物により作動子1が引つ込められた際
開扉するためのスイツチを作動させる機構は、前記実開
昭55−143279号公報の記述からもうかがい知る
ことができるように従来公知の機構であつて設計上適宜
採択できることなので、同機構に関連する構成の図示は
省略している。
【0010】以上の説明では、左側扉部の構成について
述べたが、右側扉部も、当然その構成と同様の構成を備
えている。
【0011】そこで、本発明により改良を加えた点であ
る作動子1のところの構成を詳述すると、左右の作動子
1,1は、ばね14により可動座12、下方の平行リン
ク2を介して扉閉じ端10から突出するように付勢され
ており、扉が全閉したとき互いに平行に互い違いに重な
り合うようになつている。すなわち、左右の作動子1,
1は、突き合うような位置関係で設けられていた従来の
ものとは異なり、引合い戸のように互いに重なり合うこ
とのできるような位置関係で設けられている。そして、
このような構成を具体化するため、実施例においては、
左側扉部の上下の平行リンク2,2と右側扉部のそれと
を扉の厚さ方向において互いに反対向きに折り曲げてい
るが、これらは、折り曲げることなく、上下取付座8,
12への扉の厚さ方向での軸支の位置を互いにずらして
もよく、要は、左右の作動子1,1が扉全閉時に互い違
いに少なくとも一部重なり合うように設けられればよ
い。
【0012】さらに、実施例においては、両引き扉の安
全装置の性能を一層高めるために、外力を検出するため
の補助手段としての保護板17が設けられている。保護
板17は、作動子1を上下の平行リンク2,2に軸支す
るための支持ピン3,3を利用して固定され、左右に設
けられる。そして、一方の側の保護板17は、他方の側
の作動子1の頭部に近接してこれを出入口の高さのほぼ
全域にわたり覆うように設けられている。実施例におい
てこのような保護板17を設けたのは、左右の作動子
1,1が引合い戸のように重なり合うようになつてい
て、扉全開時に作動子1と扉本体9との間に乗り場側又
は乗りかご側から人の手等が入り込むだけの隙間が生
じ、もし、この隙間に人の手等が入り込んだときに扉が
閉まると、その隙間内に人の手等が引き込まれて事故の
発生する恐れがあるので、これを防止するためである。
すなわち、このような保護板17が設けられていると、
その隙間に人の手等が引き込まれようとしても、保護板
17は、人の手等による外力を受け、これを作動子1に
伝達して扉を開かせ、その隙間に人の手等が引き込まれ
るのを防ぐ。なお、保護板17は、図面の線が錯綜する
のを避けるため、第1図にのみ図示している。
【0013】本発明の実施例は、以上説明したような構
成を備えているので、扉の全開時には、カム部材15が
ローラ13と協働してばね14の力に抗して可動座12
を押し下げ、可動座12と共に下方の平行リンク2を反
時計方向に回動し、その結果、作動子1が出入の邪魔に
ならないように扉閉じ端10近くに引つ込められる。こ
の状態において扉を閉じると、可動座12は、カム部材
15から開放さればね14により上方に引つ張られて時
計方向に回動し、同時に、下方の平行リンク2も同様に
回動して作動子1が扉閉じ端10より突出する。この扉
を閉じる過程で人体等厚みの大きな障害物が扉に挾まつ
た場合には、作動子1は、当然これを検出して扉を開く
方向に反転させる信号をスイツチに発生させ、扉を開
く。また、この過程で縄状、細長い棒状のもの等厚みの
あまりないものが扉に挾まつて、そのまま扉が全閉した
場合でも、左右の作動子1,1は、扉全閉時に互い違い
に重なり合うようにされているため、これらによる外力
を確実に検出でき、乗りかごが動く前に扉を開かせ、事
故を未然に防ぐ。そして、左右の作動子1,1は、その
構成から明らかなように、扉全閉時に扉閉じ端10より
も突出していながら互いに接触することはないので、従
来の装置にみられるような、これを扉閉じ端方向へ引き
込ませるための複雑な機構は必要としない。さらに、左
右の作動子1,1は、互い違いになるような位置関係を
保つていさえすればよいのであるから、使用中その取付
け等に多少の狂いが生じても安全装置は故障しないとと
もに、作動子1,1も従来と同様の構造のものがそのま
ま使用できて堅牢であり、かつ、安全装置の機構も簡単
である。
【0014】一方、実施例においては、保護板17が設
けられているので、前述のとおり、作動子1と扉本体9
との間の間隙に人の手等が引き込まれるのを防げるばか
りではなく、閉扉時における障害物の検出は、左右の作
動子1,1間のほか、保護板17と相対応する作動子1
との間でも行うことができ、安全装置の安全性は、二重
に向上する。
【0015】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の両引き扉の安全装置は、各扉に設けられる作動子を、
特に、扉全閉時に互い違いに少なくとも一部重なり合う
ようにしているので、縄等の厚みのあまりない障害物が
扉に挾まれても、これを確実に検出して扉を開く方向に
反転させ、人身事故等を未然に防ぐ。また、各扉に設け
られた作動子がこのようなものであれば、これらは、扉
全閉時に扉閉じ端よりも突出していながら互いに接触す
ることはないので、従来の装置にみられるような、作動
子を扉閉じ端方向へ引き込ませるための複雑な機構は必
要としない。さらに、各扉に設けられる作動子は、互い
違いになるような位置関係を保つていさえすればよいの
であるから、使用中その取付け等に多少の狂いが生じて
も安全装置は故障しないとともに、各作動子は、従来と
同様の構造のものがそのまま使用できて堅牢であり、か
つ、安全装置の機構も簡単である。
【0016】このように、本発明の両引き扉の安全装置
は、従来のものより高度の性能を有するものでありなが
ら、機構が単純化され故障もしにくいきわめて合理的な
発明品であり、現場に即応できる技術的実現性の高いも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の装置を備えた乗りかご側のエ
レベータ両引き扉の上部横断面図である。
【図2】図1のエレベータ両引き扉を乗り場方向から見
た正面図である。
【図3】図2の左側の扉について扉が全開した状態を示
す正面図である。
【符号の説明】
1 作動子 2 平行リンク 3 支持ピン 4 支持軸 5 固定金具 6 ボールベアリング 7 ボールベアリング 8 上取付座 9 扉本体 10 扉閉じ端 11 下取付座 12 可動座 13 ローラ 14 ばね 15 カム 16 敷居 17 保護板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各扉に設けられ、扉を閉じる過程で扉閉
    じ端よりも突出し、その過程で障害物と接触すると扉閉
    じ端方向へ引つ込められるように作動する作動子を有
    し、作動子のその作動により扉を自動的に開くようにし
    た両引き扉の安全装置において、各扉に設けられる作動
    子を、扉全閉時に互い違いに少なくとも一部重なり合う
    ようにした両引き扉の安全装置。
JP18113692A 1992-07-08 1992-07-08 両引き扉の安全装置 Pending JPH0624675A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18113692A JPH0624675A (ja) 1992-07-08 1992-07-08 両引き扉の安全装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18113692A JPH0624675A (ja) 1992-07-08 1992-07-08 両引き扉の安全装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0624675A true JPH0624675A (ja) 1994-02-01

Family

ID=16095517

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18113692A Pending JPH0624675A (ja) 1992-07-08 1992-07-08 両引き扉の安全装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH0624675A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006143426A (ja) * 2004-11-22 2006-06-08 Mitsubishi Electric Corp エレベータドア装置
JP2010013224A (ja) * 2008-07-03 2010-01-21 Nippon Otis Elevator Co エレベータの安全装置
JP2015027895A (ja) * 2013-07-30 2015-02-12 日本オーチス・エレベータ株式会社 エレベータのドア安全装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006143426A (ja) * 2004-11-22 2006-06-08 Mitsubishi Electric Corp エレベータドア装置
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