JP2004018261A - エレベーターの戸開時引き込まれ検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】引き戸と出入口柱の対向部位に接近した乗客の指先等が、対向部位に引き込まれる前に動作するエレベーターの戸開時引き込まれ検出装置を得る。
【解決手段】相対変位部材16の凹所17に検出器23を設け、出入口14幅の中心寄りであって引き戸15面に近づく方向に作動体24の作動線を配置する。そして、引き戸15の戸開動作時に相対変位部材16との隙間に乗客の指先等の異物が異常接近した場合に、異物により覆い板25が弾性変形して作動体24を押圧し検出器23が動作して引き戸15の戸開動作を異常時制御する。
このため、引き戸15面と相対変位部材16との隙間27に異物を引き込む前に検出器23が動作して、引き戸15の戸開動作を異常時制御して異物を隙間27に挟圧する不具合の発生を未然に防止する。
【選択図】 図2
【解決手段】相対変位部材16の凹所17に検出器23を設け、出入口14幅の中心寄りであって引き戸15面に近づく方向に作動体24の作動線を配置する。そして、引き戸15の戸開動作時に相対変位部材16との隙間に乗客の指先等の異物が異常接近した場合に、異物により覆い板25が弾性変形して作動体24を押圧し検出器23が動作して引き戸15の戸開動作を異常時制御する。
このため、引き戸15面と相対変位部材16との隙間27に異物を引き込む前に検出器23が動作して、引き戸15の戸開動作を異常時制御して異物を隙間27に挟圧する不具合の発生を未然に防止する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、出入口を開閉する引き戸の戸開動作時に、引き戸に近接して配置されて相対変位する部材と引き戸との隙間に異物が引き込まれたときに動作するエレベーターの戸開時引き込まれ検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5は、例えば特開平8−85690号公報に示された従来のエレベーターの戸開時引き込まれ検出装置を示す図で、エレベーターの出入口の要部横断平面図である。図において、1は出入口柱で、エレベーターの出入口2の側縁部に立設される。3は出入口柱1との間に隙間4を形成して配置されて出入口2を開閉する引き戸で、図5に示す矢印A方向に戸開動作する。
【0003】
5は検出片で、一側が隙間4に配置されて検出部6を形成し、他側は反引き戸3方向に屈折されて屈折部7を形成する。8はスイッチからなる検出器で、取付金具9によって出入口柱1内に配置されて検出体10が検出片5の検出部6外面に対向して配置されている。11は摺動ピンで、検出片5の検出部6に立設されて、対向した出入口柱1の縁部に設けられて水平方向に配置された溝穴(図示しない)にすきまばめされている。
【0004】
12は付勢体で、一端が出入口柱1に、他端が検出片5の屈折部7に連結された引っ張りコイルばねからなり検出片5を出入口2方向に付勢する。
なお、付勢された検出片5は摺動ピン11が出入口柱1の溝穴の出入口2側の端部に当たることによって、屈折部7が検出器8の検出体10から離れた所定位置に保持される。
【0005】
従来のエレベーターの戸開時引き込まれ検出装置は上記のように構成され、引き戸3は図5に示す矢印Aに沿う方向に開閉動作して出入口2を開閉する。また、検出片5は付勢体12によって出入口2方向に付勢され、通常時において検出部6の出入口2側の端面が出入口柱1の出入口2の出入方向に沿う面の近くに保持される。
【0006】
そして、出入口柱1の引き戸3との対向面と戸開動作する引き戸3との隙間4に、エレベーターの乗客の指先等の異物が引き込まれたときに検出片5の検出部6における出入口2側の端面が異物によって押圧される。このため、検出片5が付勢体12の付勢力に抗して出入口2から離れる方向へ変位して、検出器8の検出体10を押圧する。これによって、検出器8が動作しこの動作によって制御装置(図示しない)が作動して引き戸3の戸開を停止したり、引き戸3を反転戸閉させたりする異常時制御が行われるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来のエレベーターの戸開時引き込まれ検出装置では、エレベーターの乗客の指先等が引き戸3と出入口柱1との隙間4に引き込まれることによって検出片5が変位し、この変位により検出器8が動作して制御装置によって引き戸3が異常時制御される。このため、異常検出前において乗客の指先等が挟圧された状態となるという問題点があった。
【0008】
この発明は、かかる問題点を解消するためになされたものであり、引き戸と出入口柱の両者の対向部位に接近したエレベーターの乗客の指先等が、上記両者の間に引き込まれる前に動作するエレベーターの戸開時引き込まれ検出装置を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るエレベーターの戸開時引き込まれ検出装置においては、出入口を開閉する引き戸面に近接して配置され、開閉動作する引き戸に対して相対変位する相対変位部材、この相対変位部材に形成されて水平投影面において引き戸面に対して後退し、かつ出入口の出入方向に沿う面から後退した凹所に設けられた検出器と、作動軸線が水平投影面において相対変位部材の凹所の入隅部から出入方向に沿う面と引き戸面との交差位置方向に配置されて交差位置対応箇所が押圧されて変位する検出器の作動体と、水平投影面において作動体を覆って設けられて出隅部を形成し、相対変位部材の凹所を閉塞状態に覆う粘弾性材製の覆い板とが設けられる。
【0010】
また、この発明に係るエレベーターの戸開時引き込まれ検出装置においては、出入口の側縁部を形成し引き戸面に近接して配置され、開閉動作する引き戸に対して相対変位する出入口柱からなる相対変位部材が設けられる。
【0011】
また、この発明に係るエレベーターの戸開時引き込まれ検出装置においては、出入口を開閉する二枚片引き戸形式の低速の戸を形成し、二枚片引き戸形式の高速の戸からなる引き戸面に近接して配置され、開閉動作する引き戸に対して相対変位する相対変位部材が設けられる。
【0012】
また、この発明に係るエレベーターの戸開時引き込まれ検出装置においては、二枚片引き戸形式からなり出入口を開閉する引き戸が設けられ、また出入口の側縁部を形成し二枚片引き戸形式の低速の戸面に近接して配置され、開閉動作する低速の戸に対して相対変位する出入口柱からなる第一種相対変位部材及び低速の戸からなり二枚片引き戸形式の高速の戸面に近接して配置され、開閉動作する高速の戸に対して相対変位する第二種相対変位部材からなる相対変位部材が設けられる。
【0013】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1〜図3は、この発明の実施の形態の一例を示す図で、図1はエレベーターの昇降路を概念的に示す横断平面図、図2は図1のB部拡大図、図3は図2における異常発生状況を示す図である。図において、13はエレベーターのかご、14はかご13の出入口、15は引き戸で、出入口14を開閉する両引き戸形式を構成する。
【0014】
16は第一種相対変位部材で、かご13におけるかご室の要部をなし出入口14の側縁部を形成する出入口柱からなり引き戸15面に近接して配置され、開閉動作する引き戸15に対して相対変位する。17は第一種相対変位部材16に形成された凹所で、水平投影面において引き戸15面に対して後退し、かつ出入口の14出入方向に沿う面から後退して構成されている。
【0015】
18は取付金具で、凹所17内面の両辺にそれぞれ重合する重合面19、両側の重合面19の間に形成されて凹所17の入隅部と空隙を形成して対向する取付面20及び水平投影面における重合面19先端部の凹所17面との間に設けられて、先端に形成された空隙よりも幅広に構成された嵌合溝21が設けられている。22は取付金具18の重合面19を凹所17面に締結したリベットである。
【0016】
23はスイッチからなる検出器で、取付金具18の取付面20に装着されて凹所17内に配置される。24は検出器23の作動体で、作動軸線が水平投影面において第一種相対変位部材16の凹所17における入隅部から、第一種相対変位部材16の出入口14の出入方向に沿う面と引き戸15面との交差位置方向に配置されて、この交差位置対応箇所が押圧されて変位する。
【0017】
25はゴム等の粘弾性材製の覆い板で、水平投影面においてL字状をなし検出器23の作動体24を覆って設けられて出隅部を形成し、第一種相対変位部材16の凹所17を閉塞状態に覆い、L字の両辺の先端部に取付金具18の嵌合溝21に嵌着する凸条部26が設けられている。
【0018】
27は引き戸15面と第一種相対変位部材16に装着された覆い板25との間に形成された隙間、28はかご13が停止する乗場の出入口、29は乗場の出入口28を開閉する両引き戸形式の引き戸である。30は隙間27に引き込まれるエレベーターの乗客の指先等の異物である。
【0019】
上記のように構成されたエレベーターの戸開時引き込まれ検出装置において、引き戸15は図2に示す矢印Aに沿う方向に開閉動作して出入口14を開閉する。また、検出器23は第一種相対変位部材16の凹所17に設けられて、作動体24の作動軸線が第一種相対変位部材16の凹所17入隅部から出入口14幅の中心寄りであって引き戸15面に近づく方向に配置される。
【0020】
そして通常時において、検出器23の作動体24は突出位置に保持されて覆い板25内に配置される。また、覆い板25によって第一種相対変位部材16の出隅部が形成されて、この出隅部と引き戸15面との間に隙間27が構成されて、図2に示す状態に引き戸15、第一種相対変位部材16、覆い板25が配置される。
【0021】
そして、引き戸15の戸開動作時に隙間27に、エレベーターの乗客の指先等の異物30が所定位置を越えて接近した場合に、異物30によって覆い板25が弾性変形し覆い板25を介して検出器23の作動体24が押圧される。これによって、作動体24が変位して検出器23が動作し、制御装置(図示しない)が作動して引き戸15の戸開を停止したり、引き戸15を反転戸閉させたりする異常時制御が行われる。
【0022】
このため、エレベーターの乗客の指先等の異物30が引き戸15面と第一種相対変位部材16との隙間27に引き込まれるまえに検出器23が動作して、引き戸15を反転戸開させること等の異常時制御が行われる。したがって、異物30が隙間27に引き込まれて挟圧される不具合の発生を未然に防止することができる。
【0023】
また、異物30が直接接触する覆い板25がゴム等の粘弾性材によって製作されるので、乗客の指先等が無闇に挟圧されることがなく適宜に保護される。また、戸開時引き込まれ検出装置が少ない部材数により簡易に構成されるので、誤動作、故障を少なくすることができる。
【0024】
さらに、覆い板25の凸条部26が取付金具18の嵌合溝21に嵌着することによって第一種相対変位部材16の凹所17に装着されるので、容易に着脱できて保守作業性を向上することができる。
なお、引き戸15が乗場の引き戸29からなるものであり、第一種相対変位部材16が乗場の出入口28の側縁部を形成する出入口柱からなるものであっても図1〜図3の実施の形態における作用を得ることができる。
【0025】
実施の形態2.
図4は、この発明の他の実施の形態の一例を示す図で、前述の図2相当図である。なお、図4の他は前述の図1〜図3と同様にエレベーターの戸開時引き込まれ検出装置が構成されている。図において、図1〜図3と同符号は相当部分を示し、31は引き戸で、出入口14を開閉する二枚片引き戸形式の高速の戸を形成する。
【0026】
32は第二種相対変位部材で、出入口14を開閉する二枚片引き戸形式の低速の戸からなり引き戸31面に近接して配置され、引き戸31の開閉速度の1/2の速度で開閉動作し、開閉動作する引き戸31に対して相対変位する。33は引き戸31面と第二種相対変位部材32に装着された覆い板25との間に形成された隙間である。
【0027】
上記のように構成されたエレベーターの戸開時引き込まれ検出装置において、引き戸31及び第二種相対変位部材32は図4に示す矢印Aに沿う方向に開閉動作して出入口14を開閉する。また、第一種相対変位部材16及び第二種相対変位部材32の凹所17のそれぞれに検出器23が設けられて、作動体24の作動軸線が凹所17入隅部から出入口14幅の中心寄りであって引き戸31面又は第二種相対変位部材32面に近づく方向に配置される。
【0028】
そして通常時において、それぞれの検出器23の作動体24は突出位置に保持されて覆い板25内に配置される。また、第一種相対変位部材16及び第二種相対変位部材32の出隅部が覆い板25によって形成されてこれらの出隅部と、第一種相対変位部材16と第二種相対変位部材32面との間に隙間27が、引き戸31面との間に隙間33が構成される。
【0029】
そして、図4に示す状態に引き戸31、第一種相対変位部材16、第二種相対変位部材32、覆い板25が配置される。このような構成において、引き戸31、第二種相対変位部材32の戸開動作時に隙間27又は隙間33に、エレベーターの乗客の指先等の異物30が所定位置を越えて接近した場合に、異物30によって覆い板25が弾性変形し覆い板25を介して検出器23の作動体24が押圧される。
【0030】
これによって、作動体24が変位して検出器23が動作して、制御装置(図示しない)が作動し引き戸31又は第二種相対変位部材32の戸開を停止したり、反転戸閉させたりする異常時制御が行われる。
したがって、詳細な説明を省略するが図4の実施の形態においても図1〜図3の実施の形態と同様な作用が得られる。
【0031】
なお、図4の実施の形態を容易に次に述べる戸形式に応用することができる。すなわち、引き戸31及び第二種相対変位部材32の両者によって構成された二枚片引き戸形式の二組を、出入口14幅の中心位置に対して対称位置に配置して四枚戸両引き戸形式の形態を構成する。このような構成においても、上記両者のそれぞれに取付金具18、検出器23、覆い板25等が設けられる。したがって、詳細な説明を省略するが四枚戸両引き戸形式の形態においても図1〜図3の実施の形態と同様な作用が得られる。
【0032】
【発明の効果】
この発明は以上説明したように、出入口を開閉する引き戸面に近接して配置され、開閉動作する引き戸に対して相対変位する相対変位部材、この相対変位部材に形成されて水平投影面において引き戸面に対して後退し、かつ出入口の出入方向に沿う面から後退した凹所に設けられた検出器と、作動軸線が水平投影面において相対変位部材の凹所の入隅部から出入方向に沿う面と引き戸面との交差位置方向に配置されて交差位置対応箇所が押圧されて変位する検出器の作動体と、水平投影面において作動体を覆って設けられて出隅部を形成し、相対変位部材の凹所を閉塞状態に覆う粘弾性材製の覆い板とを設けたものである。
【0033】
これによって、引き戸の戸開動作時に相対変位部材との隙間に、エレベーターの乗客の指先等の異物が所定位置を越えて接近した場合に、異物によって覆い板を介して検出器の作動体が押圧される。これによって、作動体が変位して検出器が動作して、引き戸の戸開動作が異常時制御される。このため、エレベーターの乗客の指先等の異物が引き戸面と相対変位部材との隙間に引き込まれるまえに検出器が動作して、引き戸の戸開動作が異常時制御が行われて、異物が隙間に引き込まれて挟圧される不具合の発生を未然に防止する効果がある。
【0034】
また、この発明は以上説明したように、出入口の側縁部を形成し引き戸面に近接して配置され、開閉動作する引き戸に対して相対変位する出入口柱からなる相対変位部材を設けたものである。
【0035】
これによって、引き戸の戸開動作時に出入口の側縁部を形成した出入口柱からなる相対変位部材との隙間に、エレベーターの乗客の指先等の異物が所定位置を越えて接近した場合に、異物によって覆い板を介して検出器の作動体が押圧される。これによって、作動体が変位して検出器が動作して、引き戸の戸開動作が異常時制御される。このため、エレベーターの乗客の指先等の異物が引き戸面と相対変位部材との隙間に引き込まれるまえに検出器が動作して、引き戸の戸開動作が異常時制御が行われて、異物が隙間に引き込まれて挟圧される不具合の発生を未然に防止する効果がある。
【0036】
また、この発明は以上説明したように、出入口を開閉する二枚片引き戸形式の低速の戸を形成し、二枚片引き戸形式の高速の戸からなる引き戸面に近接して配置され、開閉動作する引き戸に対して相対変位する相対変位部材を設けたものである。
【0037】
これによって、出入口を開閉する二枚片引き戸形式の高速の戸を形成した引き戸の戸開動作時に、出入口を開閉する二枚片引き戸形式の低速の戸からなる相対変位部材との隙間に、エレベーターの乗客の指先等の異物が所定位置を越えて接近した場合に、異物によって覆い板を介して検出器の作動体が押圧される。これによって、作動体が変位して検出器が動作して、引き戸の戸開動作が異常時制御される。このため、エレベーターの乗客の指先等の異物が引き戸面と相対変位部材との隙間に引き込まれるまえに検出器が動作して、引き戸の戸開動作が異常時制御が行われて、異物が隙間に引き込まれて挟圧される不具合の発生を未然に防止する効果がある。
【0038】
また、この発明は以上説明したように、二枚片引き戸形式からなり出入口を開閉する引き戸が設けられ、また出入口の側縁部を形成し二枚片引き戸形式の低速の戸面に近接して配置され、開閉動作する低速の戸に対して相対変位する出入口柱からなる第一種相対変位部材及び低速の戸からなり二枚片引き戸形式の高速の戸面に近接して配置され、開閉動作する高速の戸に対して相対変位する第二種相対変位部材からなる相対変位部材を設けたものである。
【0039】
これによって、二枚片引き戸形式であって低速の戸及び高速の戸からなる引き戸の戸開動作時に、対応した第一相対変位部材又は第二相対変位部材との隙間に、エレベーターの乗客の指先等の異物が所定位置を越えて接近した場合に、異物によって覆い板を介して検出器の作動体が押圧される。これによって、作動体が変位して検出器が動作して、二枚片引き戸形式の引き戸の戸開動作が異常時制御される。このため、エレベーターの乗客の指先等の異物が引き戸面と対応した第一相対変位部材又は第二相対変位部材との隙間に引き込まれるまえに検出器が動作して、引き戸の戸開動作が異常時制御が行われて、異物が隙間に引き込まれて挟圧される不具合の発生を未然に防止する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1を示す図で、エレベーターの昇降路を概念的に示す横断平面図。
【図2】図1のB部拡大図。
【図3】図2における異常発生状況を示す図。
【図4】この発明の実施の形態2を示す図で、前述の図2相当図。
【図5】従来のエレベーターの戸開時引き込まれ検出装置を示す図で、エレベーターの出入口の要部横断平面図。
【符号の説明】
14 出入口、 15 引き戸、 16 第一種相対変位部材(相対変位部材)、 17 凹所、 23 検出器、 24 作動体、 25 覆い板、 31 引き戸、 32 第二種相対変位部材(相対変位部材)。
【発明の属する技術分野】
この発明は、出入口を開閉する引き戸の戸開動作時に、引き戸に近接して配置されて相対変位する部材と引き戸との隙間に異物が引き込まれたときに動作するエレベーターの戸開時引き込まれ検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5は、例えば特開平8−85690号公報に示された従来のエレベーターの戸開時引き込まれ検出装置を示す図で、エレベーターの出入口の要部横断平面図である。図において、1は出入口柱で、エレベーターの出入口2の側縁部に立設される。3は出入口柱1との間に隙間4を形成して配置されて出入口2を開閉する引き戸で、図5に示す矢印A方向に戸開動作する。
【0003】
5は検出片で、一側が隙間4に配置されて検出部6を形成し、他側は反引き戸3方向に屈折されて屈折部7を形成する。8はスイッチからなる検出器で、取付金具9によって出入口柱1内に配置されて検出体10が検出片5の検出部6外面に対向して配置されている。11は摺動ピンで、検出片5の検出部6に立設されて、対向した出入口柱1の縁部に設けられて水平方向に配置された溝穴(図示しない)にすきまばめされている。
【0004】
12は付勢体で、一端が出入口柱1に、他端が検出片5の屈折部7に連結された引っ張りコイルばねからなり検出片5を出入口2方向に付勢する。
なお、付勢された検出片5は摺動ピン11が出入口柱1の溝穴の出入口2側の端部に当たることによって、屈折部7が検出器8の検出体10から離れた所定位置に保持される。
【0005】
従来のエレベーターの戸開時引き込まれ検出装置は上記のように構成され、引き戸3は図5に示す矢印Aに沿う方向に開閉動作して出入口2を開閉する。また、検出片5は付勢体12によって出入口2方向に付勢され、通常時において検出部6の出入口2側の端面が出入口柱1の出入口2の出入方向に沿う面の近くに保持される。
【0006】
そして、出入口柱1の引き戸3との対向面と戸開動作する引き戸3との隙間4に、エレベーターの乗客の指先等の異物が引き込まれたときに検出片5の検出部6における出入口2側の端面が異物によって押圧される。このため、検出片5が付勢体12の付勢力に抗して出入口2から離れる方向へ変位して、検出器8の検出体10を押圧する。これによって、検出器8が動作しこの動作によって制御装置(図示しない)が作動して引き戸3の戸開を停止したり、引き戸3を反転戸閉させたりする異常時制御が行われるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来のエレベーターの戸開時引き込まれ検出装置では、エレベーターの乗客の指先等が引き戸3と出入口柱1との隙間4に引き込まれることによって検出片5が変位し、この変位により検出器8が動作して制御装置によって引き戸3が異常時制御される。このため、異常検出前において乗客の指先等が挟圧された状態となるという問題点があった。
【0008】
この発明は、かかる問題点を解消するためになされたものであり、引き戸と出入口柱の両者の対向部位に接近したエレベーターの乗客の指先等が、上記両者の間に引き込まれる前に動作するエレベーターの戸開時引き込まれ検出装置を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るエレベーターの戸開時引き込まれ検出装置においては、出入口を開閉する引き戸面に近接して配置され、開閉動作する引き戸に対して相対変位する相対変位部材、この相対変位部材に形成されて水平投影面において引き戸面に対して後退し、かつ出入口の出入方向に沿う面から後退した凹所に設けられた検出器と、作動軸線が水平投影面において相対変位部材の凹所の入隅部から出入方向に沿う面と引き戸面との交差位置方向に配置されて交差位置対応箇所が押圧されて変位する検出器の作動体と、水平投影面において作動体を覆って設けられて出隅部を形成し、相対変位部材の凹所を閉塞状態に覆う粘弾性材製の覆い板とが設けられる。
【0010】
また、この発明に係るエレベーターの戸開時引き込まれ検出装置においては、出入口の側縁部を形成し引き戸面に近接して配置され、開閉動作する引き戸に対して相対変位する出入口柱からなる相対変位部材が設けられる。
【0011】
また、この発明に係るエレベーターの戸開時引き込まれ検出装置においては、出入口を開閉する二枚片引き戸形式の低速の戸を形成し、二枚片引き戸形式の高速の戸からなる引き戸面に近接して配置され、開閉動作する引き戸に対して相対変位する相対変位部材が設けられる。
【0012】
また、この発明に係るエレベーターの戸開時引き込まれ検出装置においては、二枚片引き戸形式からなり出入口を開閉する引き戸が設けられ、また出入口の側縁部を形成し二枚片引き戸形式の低速の戸面に近接して配置され、開閉動作する低速の戸に対して相対変位する出入口柱からなる第一種相対変位部材及び低速の戸からなり二枚片引き戸形式の高速の戸面に近接して配置され、開閉動作する高速の戸に対して相対変位する第二種相対変位部材からなる相対変位部材が設けられる。
【0013】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1〜図3は、この発明の実施の形態の一例を示す図で、図1はエレベーターの昇降路を概念的に示す横断平面図、図2は図1のB部拡大図、図3は図2における異常発生状況を示す図である。図において、13はエレベーターのかご、14はかご13の出入口、15は引き戸で、出入口14を開閉する両引き戸形式を構成する。
【0014】
16は第一種相対変位部材で、かご13におけるかご室の要部をなし出入口14の側縁部を形成する出入口柱からなり引き戸15面に近接して配置され、開閉動作する引き戸15に対して相対変位する。17は第一種相対変位部材16に形成された凹所で、水平投影面において引き戸15面に対して後退し、かつ出入口の14出入方向に沿う面から後退して構成されている。
【0015】
18は取付金具で、凹所17内面の両辺にそれぞれ重合する重合面19、両側の重合面19の間に形成されて凹所17の入隅部と空隙を形成して対向する取付面20及び水平投影面における重合面19先端部の凹所17面との間に設けられて、先端に形成された空隙よりも幅広に構成された嵌合溝21が設けられている。22は取付金具18の重合面19を凹所17面に締結したリベットである。
【0016】
23はスイッチからなる検出器で、取付金具18の取付面20に装着されて凹所17内に配置される。24は検出器23の作動体で、作動軸線が水平投影面において第一種相対変位部材16の凹所17における入隅部から、第一種相対変位部材16の出入口14の出入方向に沿う面と引き戸15面との交差位置方向に配置されて、この交差位置対応箇所が押圧されて変位する。
【0017】
25はゴム等の粘弾性材製の覆い板で、水平投影面においてL字状をなし検出器23の作動体24を覆って設けられて出隅部を形成し、第一種相対変位部材16の凹所17を閉塞状態に覆い、L字の両辺の先端部に取付金具18の嵌合溝21に嵌着する凸条部26が設けられている。
【0018】
27は引き戸15面と第一種相対変位部材16に装着された覆い板25との間に形成された隙間、28はかご13が停止する乗場の出入口、29は乗場の出入口28を開閉する両引き戸形式の引き戸である。30は隙間27に引き込まれるエレベーターの乗客の指先等の異物である。
【0019】
上記のように構成されたエレベーターの戸開時引き込まれ検出装置において、引き戸15は図2に示す矢印Aに沿う方向に開閉動作して出入口14を開閉する。また、検出器23は第一種相対変位部材16の凹所17に設けられて、作動体24の作動軸線が第一種相対変位部材16の凹所17入隅部から出入口14幅の中心寄りであって引き戸15面に近づく方向に配置される。
【0020】
そして通常時において、検出器23の作動体24は突出位置に保持されて覆い板25内に配置される。また、覆い板25によって第一種相対変位部材16の出隅部が形成されて、この出隅部と引き戸15面との間に隙間27が構成されて、図2に示す状態に引き戸15、第一種相対変位部材16、覆い板25が配置される。
【0021】
そして、引き戸15の戸開動作時に隙間27に、エレベーターの乗客の指先等の異物30が所定位置を越えて接近した場合に、異物30によって覆い板25が弾性変形し覆い板25を介して検出器23の作動体24が押圧される。これによって、作動体24が変位して検出器23が動作し、制御装置(図示しない)が作動して引き戸15の戸開を停止したり、引き戸15を反転戸閉させたりする異常時制御が行われる。
【0022】
このため、エレベーターの乗客の指先等の異物30が引き戸15面と第一種相対変位部材16との隙間27に引き込まれるまえに検出器23が動作して、引き戸15を反転戸開させること等の異常時制御が行われる。したがって、異物30が隙間27に引き込まれて挟圧される不具合の発生を未然に防止することができる。
【0023】
また、異物30が直接接触する覆い板25がゴム等の粘弾性材によって製作されるので、乗客の指先等が無闇に挟圧されることがなく適宜に保護される。また、戸開時引き込まれ検出装置が少ない部材数により簡易に構成されるので、誤動作、故障を少なくすることができる。
【0024】
さらに、覆い板25の凸条部26が取付金具18の嵌合溝21に嵌着することによって第一種相対変位部材16の凹所17に装着されるので、容易に着脱できて保守作業性を向上することができる。
なお、引き戸15が乗場の引き戸29からなるものであり、第一種相対変位部材16が乗場の出入口28の側縁部を形成する出入口柱からなるものであっても図1〜図3の実施の形態における作用を得ることができる。
【0025】
実施の形態2.
図4は、この発明の他の実施の形態の一例を示す図で、前述の図2相当図である。なお、図4の他は前述の図1〜図3と同様にエレベーターの戸開時引き込まれ検出装置が構成されている。図において、図1〜図3と同符号は相当部分を示し、31は引き戸で、出入口14を開閉する二枚片引き戸形式の高速の戸を形成する。
【0026】
32は第二種相対変位部材で、出入口14を開閉する二枚片引き戸形式の低速の戸からなり引き戸31面に近接して配置され、引き戸31の開閉速度の1/2の速度で開閉動作し、開閉動作する引き戸31に対して相対変位する。33は引き戸31面と第二種相対変位部材32に装着された覆い板25との間に形成された隙間である。
【0027】
上記のように構成されたエレベーターの戸開時引き込まれ検出装置において、引き戸31及び第二種相対変位部材32は図4に示す矢印Aに沿う方向に開閉動作して出入口14を開閉する。また、第一種相対変位部材16及び第二種相対変位部材32の凹所17のそれぞれに検出器23が設けられて、作動体24の作動軸線が凹所17入隅部から出入口14幅の中心寄りであって引き戸31面又は第二種相対変位部材32面に近づく方向に配置される。
【0028】
そして通常時において、それぞれの検出器23の作動体24は突出位置に保持されて覆い板25内に配置される。また、第一種相対変位部材16及び第二種相対変位部材32の出隅部が覆い板25によって形成されてこれらの出隅部と、第一種相対変位部材16と第二種相対変位部材32面との間に隙間27が、引き戸31面との間に隙間33が構成される。
【0029】
そして、図4に示す状態に引き戸31、第一種相対変位部材16、第二種相対変位部材32、覆い板25が配置される。このような構成において、引き戸31、第二種相対変位部材32の戸開動作時に隙間27又は隙間33に、エレベーターの乗客の指先等の異物30が所定位置を越えて接近した場合に、異物30によって覆い板25が弾性変形し覆い板25を介して検出器23の作動体24が押圧される。
【0030】
これによって、作動体24が変位して検出器23が動作して、制御装置(図示しない)が作動し引き戸31又は第二種相対変位部材32の戸開を停止したり、反転戸閉させたりする異常時制御が行われる。
したがって、詳細な説明を省略するが図4の実施の形態においても図1〜図3の実施の形態と同様な作用が得られる。
【0031】
なお、図4の実施の形態を容易に次に述べる戸形式に応用することができる。すなわち、引き戸31及び第二種相対変位部材32の両者によって構成された二枚片引き戸形式の二組を、出入口14幅の中心位置に対して対称位置に配置して四枚戸両引き戸形式の形態を構成する。このような構成においても、上記両者のそれぞれに取付金具18、検出器23、覆い板25等が設けられる。したがって、詳細な説明を省略するが四枚戸両引き戸形式の形態においても図1〜図3の実施の形態と同様な作用が得られる。
【0032】
【発明の効果】
この発明は以上説明したように、出入口を開閉する引き戸面に近接して配置され、開閉動作する引き戸に対して相対変位する相対変位部材、この相対変位部材に形成されて水平投影面において引き戸面に対して後退し、かつ出入口の出入方向に沿う面から後退した凹所に設けられた検出器と、作動軸線が水平投影面において相対変位部材の凹所の入隅部から出入方向に沿う面と引き戸面との交差位置方向に配置されて交差位置対応箇所が押圧されて変位する検出器の作動体と、水平投影面において作動体を覆って設けられて出隅部を形成し、相対変位部材の凹所を閉塞状態に覆う粘弾性材製の覆い板とを設けたものである。
【0033】
これによって、引き戸の戸開動作時に相対変位部材との隙間に、エレベーターの乗客の指先等の異物が所定位置を越えて接近した場合に、異物によって覆い板を介して検出器の作動体が押圧される。これによって、作動体が変位して検出器が動作して、引き戸の戸開動作が異常時制御される。このため、エレベーターの乗客の指先等の異物が引き戸面と相対変位部材との隙間に引き込まれるまえに検出器が動作して、引き戸の戸開動作が異常時制御が行われて、異物が隙間に引き込まれて挟圧される不具合の発生を未然に防止する効果がある。
【0034】
また、この発明は以上説明したように、出入口の側縁部を形成し引き戸面に近接して配置され、開閉動作する引き戸に対して相対変位する出入口柱からなる相対変位部材を設けたものである。
【0035】
これによって、引き戸の戸開動作時に出入口の側縁部を形成した出入口柱からなる相対変位部材との隙間に、エレベーターの乗客の指先等の異物が所定位置を越えて接近した場合に、異物によって覆い板を介して検出器の作動体が押圧される。これによって、作動体が変位して検出器が動作して、引き戸の戸開動作が異常時制御される。このため、エレベーターの乗客の指先等の異物が引き戸面と相対変位部材との隙間に引き込まれるまえに検出器が動作して、引き戸の戸開動作が異常時制御が行われて、異物が隙間に引き込まれて挟圧される不具合の発生を未然に防止する効果がある。
【0036】
また、この発明は以上説明したように、出入口を開閉する二枚片引き戸形式の低速の戸を形成し、二枚片引き戸形式の高速の戸からなる引き戸面に近接して配置され、開閉動作する引き戸に対して相対変位する相対変位部材を設けたものである。
【0037】
これによって、出入口を開閉する二枚片引き戸形式の高速の戸を形成した引き戸の戸開動作時に、出入口を開閉する二枚片引き戸形式の低速の戸からなる相対変位部材との隙間に、エレベーターの乗客の指先等の異物が所定位置を越えて接近した場合に、異物によって覆い板を介して検出器の作動体が押圧される。これによって、作動体が変位して検出器が動作して、引き戸の戸開動作が異常時制御される。このため、エレベーターの乗客の指先等の異物が引き戸面と相対変位部材との隙間に引き込まれるまえに検出器が動作して、引き戸の戸開動作が異常時制御が行われて、異物が隙間に引き込まれて挟圧される不具合の発生を未然に防止する効果がある。
【0038】
また、この発明は以上説明したように、二枚片引き戸形式からなり出入口を開閉する引き戸が設けられ、また出入口の側縁部を形成し二枚片引き戸形式の低速の戸面に近接して配置され、開閉動作する低速の戸に対して相対変位する出入口柱からなる第一種相対変位部材及び低速の戸からなり二枚片引き戸形式の高速の戸面に近接して配置され、開閉動作する高速の戸に対して相対変位する第二種相対変位部材からなる相対変位部材を設けたものである。
【0039】
これによって、二枚片引き戸形式であって低速の戸及び高速の戸からなる引き戸の戸開動作時に、対応した第一相対変位部材又は第二相対変位部材との隙間に、エレベーターの乗客の指先等の異物が所定位置を越えて接近した場合に、異物によって覆い板を介して検出器の作動体が押圧される。これによって、作動体が変位して検出器が動作して、二枚片引き戸形式の引き戸の戸開動作が異常時制御される。このため、エレベーターの乗客の指先等の異物が引き戸面と対応した第一相対変位部材又は第二相対変位部材との隙間に引き込まれるまえに検出器が動作して、引き戸の戸開動作が異常時制御が行われて、異物が隙間に引き込まれて挟圧される不具合の発生を未然に防止する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1を示す図で、エレベーターの昇降路を概念的に示す横断平面図。
【図2】図1のB部拡大図。
【図3】図2における異常発生状況を示す図。
【図4】この発明の実施の形態2を示す図で、前述の図2相当図。
【図5】従来のエレベーターの戸開時引き込まれ検出装置を示す図で、エレベーターの出入口の要部横断平面図。
【符号の説明】
14 出入口、 15 引き戸、 16 第一種相対変位部材(相対変位部材)、 17 凹所、 23 検出器、 24 作動体、 25 覆い板、 31 引き戸、 32 第二種相対変位部材(相対変位部材)。
Claims (4)
- 出入口を開閉する引き戸面に近接して配置され、開閉動作する上記引き戸に対して相対変位する相対変位部材、この相対変位部材に形成されて水平投影面において上記引き戸面に対して後退し、かつ上記出入口の出入方向に沿う面から後退した凹所に設けられた検出器と、作動軸線が水平投影面において上記凹所の入隅部から上記出入方向に沿う面と上記引き戸面との交差位置方向に配置されて上記交差位置対応箇所が押圧されて変位する上記検出器の作動体と、水平投影面において上記作動体を覆って設けられて出隅部を形成し、上記凹所を閉塞状態に覆う粘弾性材製の覆い板とを備えたエレベーターの戸開時引き込まれ検出装置。
- 相対変位部材を、出入口の側縁部を形成し引き戸面に近接して配置され、開閉動作する上記引き戸に対して相対変位する出入口柱からなるものとしたことを特徴とする請求項1記載のエレベーターの戸開時引き込まれ検出装置。
- 相対変位部材を、出入口を開閉する二枚片引き戸形式の低速の戸を形成し、上記二枚片引き戸形式の高速の戸からなる引き戸面に近接して配置され、開閉動作する上記引き戸に対して相対変位するものとしたことを特徴とする請求項1記載のエレベーターの戸開時引き込まれ検出装置。
- 出入口を開閉する引き戸を、二枚片引き戸形式を形成するものとし、また相対変位部材を、出入口の側縁部を形成し上記二枚片引き戸形式の低速の戸面に近接して配置され、開閉動作する上記低速の戸に対して相対変位する出入口柱からなる第一種相対変位部材及び上記低速の戸からなり上記二枚片引き戸形式の高速の戸面に近接して配置され、開閉動作する上記高速の戸に対して相対変位する第二種相対変位部材からなるものとしたことを特徴とする請求項1記載のエレベーターの戸開時引き込まれ検出装置。
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