JPH086618Y2 - 車両用仕切りネット装置 - Google Patents

車両用仕切りネット装置

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JPH086618Y2
JPH086618Y2 JP11573490U JP11573490U JPH086618Y2 JP H086618 Y2 JPH086618 Y2 JP H086618Y2 JP 11573490 U JP11573490 U JP 11573490U JP 11573490 U JP11573490 U JP 11573490U JP H086618 Y2 JPH086618 Y2 JP H086618Y2
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JP
Japan
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partition net
vehicle
partition
net
molded body
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JP11573490U
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JPH0471341U (ja
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文彦 佐藤
清彦 小原
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Kasai Kogyo Co Ltd
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Kasai Kogyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、ワンボックスカー等のリヤシート背面側
に設置され、後席空間と後部荷物室空間とを仕切る車両
用仕切りネット装置に関する。
〈従来の技術〉 例えば、バン,ワゴン等の車種においては、第7図に
示すように、後席空間と後部荷物室との間がパネル等に
より区画されていないため、図示するように、リヤシー
ト1のシートバック2の背面に収客ボックス3が取付け
られ、この収容ボックス3からその先端を引き出すこと
により後席空間と後部荷物室とを仕切る仕切り部材4が
設置されており、この仕切り部材4の引き出し端に設け
た係止部材4aを車体ルーフ5側のフック5aに引っ掛ける
ことにより、第7図に示す使用状態となり、後部荷物室
に収容した荷物が急発進,急ハンドルにより容易にリヤ
シート1側に移動しないようになっている。
上記仕切り部材4は、第8図に示すように、後方視界
の妨げにならないように、ネット6と、ネット6の周縁
を樹脂シートからなる縁取りライナー7により挟み込ん
で構成され、仕切り部材4の巻き取り基部に固定した巻
き取り軸(図示せず)が収容ボックス3内に回動自在に
支持されており、これも図示しないバネ手段により常時
巻き取り方向にバネ付勢されている。
したがって、仕切り部材4の係止部材4aをルーフ5の
フック5aから外せば、仕切り部材4が収容ボックス3内
に自動的に巻き取り収容される構成である。
〈考案が解決しようとする課題〉 このように、従来の仕切り装置としては、後方視界の
妨げにならないように、ネット6で構成していたが、ネ
ット6は、第9図に示すように、斜め方向の外力に対し
て極めて弱く、例えば、斜めに形状が変化した場合に
は、仕切り部材4の平行度が出ないため、収容ボックス
3内に円滑に巻き込み収容できないという欠点が指摘さ
れている。
この対策として、斜め方向の外力に耐え得る強度をネ
ット6自体にもたせた場合には、可撓性が損われ、円滑
な巻き取り収容ができないものとなり、これもまた、有
効な対策ではなかった。
本考案は、このような事情に鑑みてなされたもので、
この考案の目的とするところは、バン,ワゴン車など後
席空間と後部荷物室とがつながった車種において、後席
空間と後部荷物室との間を区画する仕切りネット装置に
おいて、可撓性を損うことなく、ネットの斜め方向の強
度を強化して、仕切りネットの円滑な巻き込み収容操作
が期待できる車両用仕切りネット装置を提供することに
ある。〈課題を解決するための手段〉 上記目的を達成するために、本考案は、リヤシートの
シートバック背面に取付けられる収容ボックスと、この
収容ボックス内に巻き取り収容され、その先端を引き出
すことにより後席空間と後部荷物室とを仕切る仕切りネ
ットと、上記仕切りネットの引き出し端を車体ルーフ側
に取付ける係合手段とを備えた車両用仕切りネット装置
において、 前記仕切りネットはベースの樹脂成形体に多数の透孔
を開設してネット状に形成されるとともに、この樹脂成
形体に複数のカール用薄肉部が形成されていることを特
徴とする。
〈作用〉 以上の構成から明らかなように、ベースの樹脂成形体
に多数の透孔が開設されているため、この透孔を介し
て、乗員は後方視界を確保できる。
さらに、ベースの樹脂成形体は保形性を備えているた
め、あらゆる方向の外力、特に斜め方向の外力に対して
も変形することがない。
また、樹脂成形体に多数のカール用薄肉部が形成され
ているため、円滑な巻き取り操作が可能である。
〈実施例〉 以下、本考案に係る車両用仕切りネット装置の実施例
について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
第1図は車両用仕切りネット装置をリヤシートに取付
けた状態を示す全体斜視図、第2図は同仕切りネット装
置の構成を示す斜視図、第3図ないし第5図は仕切りネ
ットを示す各断面図、第6図は同車両用仕切りネット装
置の使用状態を説明する側面図である。
第1図において、リヤシート10は、バン,ワゴン等に
設置されるベンチ型のシートであり、シートクッション
11に対してシートバック12が取付けられている。
そして、このリヤシート10のシートバック12の背面
に、その車幅方向に沿って、樹脂性の収容ボックス20が
取付けられており、この収容ボックス20は、複数箇所に
設けられたブラケット21をシートバック12の背面にビス
止め固定することにより固定され、収容ボックス20内部
に仕切りネット30が巻き取り収容され、開口22を通して
引き出し可能に設置されている。
この仕切りネット30は、第2図に示すように、ベース
となる樹脂成形体31に矩形状の透孔32を縦横方向多数開
設することにより、ネットを構成するようにしており、
通常射出成形等の汎用の成形手段を使用し、合成ゴム,
軟質塩化ビニル樹脂等弾性の優れた樹脂材料が適してい
る。
そして、本考案においては、仕切りネット30の基部側
に位置する巻き取り軸33あるいは仕切りネット30の引き
出し端側に位置する係止部材34をベースの樹脂成形体31
の成形と同時に製作できるため、部品点数の削減あるい
は取付工数の低減が図れる。
さらに詳しくは、この樹脂成形体31は、第3図ならび
に第4図に示すように、偏平状であり、巻き取り収容し
た際にかさばることがなく、また、仕切りネット30を引
き出した際、後席空間側の面にカール用薄肉部35が湾曲
状に形成されており、このカール用薄肉部35を折曲ライ
ンとすることにより、巻き取り収容が円滑にできる有利
さがある。
さらに、別の実施例としては、第5図に示すように、
カール用溝部36を設けても巻き取り操作を円滑に行なわ
せることができる。
尚、図示はしないが、樹脂成形体の両面にカール用薄
肉部35,カール用溝部36を形成しても良い。
このように、本考案による仕切りネット装置によれ
ば、従来のように糸条体をネット状に織り込む構成では
なく、射出成形等により適度の保形性を有するベース樹
脂成形体31に多数の透孔32を開設して、ネット状として
構成するものであるから、保形性に優れ、特に斜め方向
の外力に対しても変形することがなく、平行度を良好に
維持できるため、巻き取り収容操作を円滑に行なわせる
ことができる。
さらに、射出成形等により一体成形するため、巻き取
り軸33や係止部材34を別途設ける必要がなく、組付け工
数が簡素化できるとともに、カール用薄肉部35,36によ
り可撓性が付与され、巻き取り収容操作を円滑に行なう
ことができる。
加えて、ルーフ面とフィットするように、任意の形状
に成形できるとともに、着色もルーフ等内装部品の色調
にあわせて自由に調整できるため、見栄え上も好ましい
という利点もある。
次に、本考案による仕切りネット装置を使用する状態
を第6図に基づき説明すると、収容ボックス20から仕切
りネット30の引き出し端を上方に引き出し、仕切りネッ
ト30の引き出し端に設けられた係止部材34を車体ルーフ
40のフック41に係止すれば、後席空間と後部荷物室とを
確実に仕切りネット30により区画することができる。
このとき、透孔32を通して乗員は後方視界を有効に確
保できる。
〈考案の効果〉 以上説明した通り、本考案による車両用仕切りネット
装置によれば、以下に記載する格別の作用効果を有す
る。
(1)本考案によれば、仕切りネットの構成として、ベ
ースの樹脂成形体に多数の透孔を設け、ネット状に形成
するというものであるから、保形性に優れ、引き出しお
よび収納操作時、ネットが変形することがなく、スムー
スな操作が期待でき、操作性が向上するという効果を有
する。
(2)本考案によれば、仕切りネットは、ベースの樹脂
成形体に透孔を開設して構成されるが、樹脂成形体の成
形時、巻き取り軸や係止部材を一体に形成できるため、
構成部品を削減できることによる大幅なコストダウンが
期待できるという効果を有する。
(3)本考案によれば、ベースの樹脂成形体に多数の透
孔を開設してネット状に構成するというものであるか
ら、樹脂成形体を偏平状に設定すれば、収容ボックス内
にコンパクトに収容できるとともに、樹脂成形体にカー
ル用薄肉部を設定すれば、巻き取り操作がより円滑に行
なわれ、巻き取り収容操作を円滑に行なうことができる
という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による車両用仕切りネット装置の実施例
を示すもので、仕切りネット装置をリヤシート背面側に
取付けた状態を示す全体斜視図、第2図は同車両用仕切
りネット装置の構成を示す斜視図、第3図は第2図中II
I−III線断面図、第4図は第2図中VI−VI線断面図、第
5図は仕切りネットの別実施例を示す断面図、第6図は
同車両用仕切りネット装置の使用状態を説明する側面
図、第7図は車両用仕切りネット装置の設置箇所を示す
説明図、第8図は従来の車両用仕切りネット装置を示す
全体図、第9図は従来の仕切りネット装置の不具合を示
す説明図である。 10…リヤシート 12…シートバック 20…収客ボックス 22…開口 30…仕切りネット 31…樹脂成形体 32…透孔 33…巻き取り軸 34…係止部材 35…カール用薄肉部 36…カール用溝部 40…ルーフ 41…フック

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】リヤシート(10)のシートバック(12)背
    面に取付けられる収容ボックス(20)と、この収容ボッ
    クス(20)内に巻き取り収容され、その先端を引き出す
    ことにより後席空間と後部荷物室とを仕切る仕切りネッ
    ト(30)と、上記仕切りネット(30)の引き出し端を車
    体ルーフ(40)側に取付ける係合手段(34,41)とを備
    えた車両用仕切りネット装置において、 前記仕切りネット(30)はベースの樹脂成形体(31)に
    多数の透孔(32)を開設してネット状に形成されるとと
    もに、この樹脂成形体(31)に複数のカール用薄肉部
    (35,36)が形成されていることを特徴とする車両用仕
    切りネット装置。
JP11573490U 1990-11-02 1990-11-02 車両用仕切りネット装置 Expired - Lifetime JPH086618Y2 (ja)

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JP11573490U JPH086618Y2 (ja) 1990-11-02 1990-11-02 車両用仕切りネット装置

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JPH0471341U JPH0471341U (ja) 1992-06-24
JPH086618Y2 true JPH086618Y2 (ja) 1996-02-28

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