JPH086597Y2 - 車両用のパワーシートスライド装置 - Google Patents

車両用のパワーシートスライド装置

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JPH086597Y2
JPH086597Y2 JP1992064096U JP6409692U JPH086597Y2 JP H086597 Y2 JPH086597 Y2 JP H086597Y2 JP 1992064096 U JP1992064096 U JP 1992064096U JP 6409692 U JP6409692 U JP 6409692U JP H086597 Y2 JPH086597 Y2 JP H086597Y2
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JP
Japan
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lead screw
rail
seat
vehicle body
seat side
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JP1992064096U
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JPH0627294U (ja
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正夫 二瓶
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Ohi Seisakusho Co Ltd
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Ohi Seisakusho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車体側のレールと、該
車体側のレールに相対的に移動可能に嵌合し、座席側に
固定される座席側のレールとから成るレールユニットを
有して成り、動力により駆動機構を作動させて、車体側
のレールと座席側のレールとを相対的に前後方向に移動
するようにした車両用のパワーシートスライド装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用のパワーシートスライド装
置としては、例えば、図4および図5に示すようなもの
がある。すなわち、車体側のレール1に座席側のレール
2が相対的に移動可能に嵌合しており、座席側のレール
2に支持ブラケット3,4を介してリードスクリュー5
が回転可能に支持され、車体側のレール1にナット部材
6が支持され、ナット部材6がリードスクリュー5に螺
合している。支持ブラケット3には軸受部材7が固設さ
れ、軸受部材7にリードスクリュー5の端部が軸支され
ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の車両用のパワーシートスライド装置では、例
えば、図6に示すように、前方向衝突時(F方向荷重
時)に、座席〜座席側のレール2を介してリードスクリ
ュー5に前方への荷重が入力された場合に、支持ブラケ
ット3が変形し、変形後にリードスクリュー5が脱落
し、また、図7に示すように、後方向衝突時(R方向荷
重時)に、座席〜座席側のレール2を介してリードスク
リュー5に後方への荷重が入力された場合に、リードス
クリュー5が軸受部材7から抜ける方向に力が作用し、
抜ける方向と反対の反力が生じないで、リードスクリュ
ー5の抜けを防止するような構成になっていない。
【0004】一方、支持ブラケット3,4の強度を高め
衝突時の変形量を少なくしようとすると、支持ブラケッ
ト3,4が大型になり、重量増を招くとともに、コスト
が嵩むという問題点があった。
【0005】本考案は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、支持ブラケットが小型になり、重
量を減少させるとともに、コストを低減することができ
るようにした車両用のパワーシートスライド装置を提供
することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本考案の要旨とするところは、車体側のレール(1
1)と、該車体側のレール(11)に相対的に移動可能
に嵌合し、座席側に固定される座席側のレール(21)
とから成るレールユニット(10)を有して成り、動力
により駆動機構を作動させて、車体側のレール(11)
と座席側のレール(21)とを相対的に前後方向に移動
するようにした車両用のパワーシートスライド装置にお
いて、駆動機構(30)は、車体側のレール(11)と
座席側のレール(21)との一方に支持されるリードス
クリュー(31)と、車体側のレール(11)と座席側
のレール(21)との他方に支持され、前記リードスク
リュー(31)に相対的に回転可能に螺合するナット部
材(41)とにより構成し、車体側のレール(11)と
座席側のレール(21)との一方に、リードスクリュー
(31)の両端部を支持する支持ブラケット(23,2
4)をそれぞれ設け、該支持ブラケット(23,24)
にリードスクリュー(31)の端部が径方向に遊びを持
って挿通する挿通孔(25,26)を穿設し、リードス
クリュー(31)が前後方向に移動する際に、前記挿通
孔(25,26)の周縁部にそれぞれ当接してリードス
クリュー(31)の移動を規制すべく、前記支持ブラケ
ット(23,24)を前後方向から該リードスクリュー
(31)の長さ方向に遊びを持って挟むように一対のス
トッパ部材(51,52)をリードスクリュー(31)
の端部に設けたことを特徴とする車両用のパワーシート
スライド装置に存する。
【0007】
【作用】支持ブラケット(23,24)の挿通孔(2
5,26)にリードスクリュー(31)の端部が径方向
に遊びを持って挿通しているので、座席の正しい前後方
向の取付誤差をきわめて容易に吸収することができる。
また、一対のストッパ部材(51,52)は、支持ブラ
ケット(23,24)に対しリードスクリュー(31)
の長さ方向に遊びを持って挟むようになっているので、
前後方向での取付誤差もきわめて容易に吸収することが
でき、組み付けがきわめて容易である。例えば、前後方
向の衝突時において、座席を介してリードスクリュー
(31)に相対的に前後方向の荷重がかかると、リード
スクリュー(31)の端部が、挿通孔(25,26)を
通って、前後方向に相対的にある程度移動する。ある程
度移動すると、やがて、一対のストッパ部材(51,5
2)のいずれか一方が挿通孔(25,26)の周縁部に
当接してリードスクリュー(31)の移動を規制する。
【0008】すなわち、リードスクリュー(31)の端
部において、支持ブラケット(23,24)がストッパ
部材(51,52)を介して前後方向の荷重を受け、リ
ードスクリュー(31)の端部は各支持ブラケット(2
3,24)から外れることなく、リードスクリュー(3
1)の両端部を支持する状態が維持される。
【0009】
【実施例】以下、図面に基づき本考案の一実施例を説明
する。図1〜図3は本考案の一実施例を示している。図
2に示すように、座席の下方には一対のレールユニット
10が長手方向を前後方向にして配されており、レール
ユニット10は車体側のレール11と、車体側のレール
11に相対的に移動可能に嵌合し、座席側に固定される
座席側のレール21とから成る。レールユニット10に
は車体側のレール11と座席側のレール21とを相対的
に前後方向に移動させる駆動機構30が設けられてい
る。
【0010】駆動機構30は、座席側のレール21に支
持されるリードスクリュー31と、車体側のレール11
に支持され、リードスクリュー31に回転可能に螺合す
るナット部材41とを備え、リードスクリュー31に
は、減速機構45を介して駆動モータ46が連結されて
いる。
【0011】座席側のレール21は逆T字状断面形に形
成され、立設部22の前端部および後端部には支持ブラ
ケット23,24が固設され、支持ブラケット23,2
4によりリードスクリュー31の両端部がそれぞれ回転
可能に支持されている。各支持ブラケット23,24に
はリードスクリュー31の両端部が挿通する挿通孔2
5,26がそれぞれ穿設されている。
【0012】リードスクリュー31の前端部および後端
部の支持構造はほぼ同じである。図1は、リードスクリ
ュー31の前端部の支持構造を代表して示している。
【0013】リードスクリュー31が前後方向に移動す
る際に、挿通孔25の周縁部にそれぞれ当接してリード
スクリュー31の移動を規制すべく、支持ブラケット2
3を前後方向から挟むように一対のストッパ部材51,
52がリードスクリュー31の両端部にそれぞれに設け
られている。
【0014】リードスクリュー31は前後方向の中間部
がスクリュー部32になっていて、リードスクリュー3
1の前端部は前方向へ2段階に細くなっていて、小径部
33と最小径部34とからなる。小径部33が挿通孔2
5に挿通している。図でわかるように、リードスクリュ
ー31の端部である小径部33は、支持ブラケット2
3,24の挿通孔25,26に径方向に遊びを持って挿
通している。
【0015】スクリュー部32と小径部33との境に相
当する段部35には、一方のストッパ部材51が突き当
てられ、小径部33と最小径部34との境に相当する段
部36には、他方のストッパ部材52が突き当てられて
いる。最小径部34にはねじ部34aが螺刻され、ねじ
部34aに螺合するナット部材37により、ストッパ部
材52が前方へ抜け止めされ、ストッパ部材51とスト
ッパ部材52との間に介在するカラー部材38により、
ストッパ部材51が前方へ抜け止めされている。ストッ
パ部材51,52は、支持ブラケット23,24を前後
方向からリードスクリュー31の長さ方向に遊びを持っ
て挟むよう配設されている。
【0016】ストッパ部材51はリードスクリュー31
と別体である必要はなく、例えば、図3に示すように、
リードスクリュー31のスクリュー部32の前端を潰し
て、ストッパ部51aを一体的に形成してもよい。この
場合カラー部材38も不要になる。
【0017】次に作用を説明する。図1において、例え
ば、前方向の衝突時において、慣性力で座席が前方へ移
動すると、支持ブラケット23,24が座席側のレール
21と一体的に前方へ移動し、リードスクリュー31の
小径部33が、挿通孔25を通って、相対的に後方へ移
動する。リードスクリュー31が後方へ移動していく
と、やがて、ストッパ部材52が挿通孔25の周縁部に
当接して、リードスクリュー31の相対的な移動を規制
するようになる。
【0018】このとき、リードスクリュー31の後端部
においては、ストッパ部材51が支持ブラケット24の
挿通孔26の周縁部に当接する。すなわち、支持ブラケ
ット23,24は、ストッパ部材51,52を介して、
リードスクリュー31を相対的に後方へ移動させようと
する荷重を受け止め、リードスクリュー31の両端部は
各支持ブラケット23,24から外れることなく、各支
持ブラケット23,24がリードスクリュー31の両端
部を支持する状態が維持される。
【0019】また、後方向の衝突時においても、リード
スクリュー31の前端部ではストッパ部材51が挿通孔
25の周縁部に当接し、かつ、リードスクリュー31の
後端部ではストッパ部材52が挿通孔26の周縁部に当
接し、それにより、同じく、各支持ブラケット23,2
4がリードスクリュー31の両端部を支持する状態が維
持される。
【0020】
【考案の効果】本考案にかかる車両用のパワーシートス
ライド装置によれば、リードスクリューの両端部を各支
持ブラケットの挿通孔にそれぞれ挿通し、リードスクリ
ューの両端部に、支持ブラケットを挟むようにして一対
のストッパ部材をそれぞれ設け、リードスクリューが相
対的に前後移動すると、一対のストッパ部材が挿通孔の
周縁部にそれぞれ当接可能なようにしたので、例えば、
前後方向の衝突時において、各支持ブラケットが、スト
ッパ部材を介して、リードスクリューを相対的に前方向
に移動させようとする荷重を受け、リードスクリューの
両端部は各支持ブラケットから外れることなく、各支持
ブラケットがリードスクリューの両端部を支持する状態
が維持されるため、前後方向の衝突時において、支持ブ
ラケットが変形しないようにその強度を高める必要がな
く、小型になり、重量が軽減され、コストを低減するこ
とができる。また、リードスクリューの端部は、支持ブ
ラケットの挿通孔に径方向に遊びを持って挿通し、スト
ッパ部材は、支持ブラケットを前後方向からリードスク
リューの長さ方向に遊びを持って挟むよう配設されてい
るので、両方向での取付誤差をきわめて容易に吸収する
ことができ、組み付け性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すリードスクリューの端
部の支持構造の要部断面図である。
【図2】本考案の一実施例を示す車両用のパワーシート
スライド装置の斜視図である。
【図3】本考案の一実施例を示すリードスクリューの端
部の支持構造の要部断面図である。
【図4】従来例を示す車両用のパワーシートスライド装
置の斜視図である。
【図5】従来例を示すリードスクリューの端部の支持構
造の要部断面図である。
【図6】従来例を示す車両用のパワーシートスライド装
置の作用説明図である。
【図7】従来例を示す車両用のパワーシートスライド装
置の作用説明図である。
【符号の説明】
10…レールユニット 11…車体側のレール 21…座席側のレール 23,24…支持ブラケット 25,26…挿通孔 30…駆動機構 31…リードスクリュー 41…ナット部材 51,52…ストッパ部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体側のレールと、該車体側のレールに相
    対的に移動可能に嵌合し、座席側に固定される座席側の
    レールとから成るレールユニットを有して成り、動力に
    より駆動機構を作動させて、車体側のレールと座席側の
    レールとを相対的に前後方向に移動するようにした車両
    用のパワーシートスライド装置において、 駆動機構は、車体側のレールと座席側のレールとの一方
    に支持されるリードスクリューと、車体側のレールと座
    席側のレールとの他方に支持され、前記リードスクリュ
    ーに相対的に回転可能に螺合するナット部材とにより構
    成し、 車体側のレールと座席側のレールとの一方に、リードス
    クリューの両端部を支持する支持ブラケットをそれぞれ
    設け、該支持ブラケットにリードスクリューの端部が径
    方向に遊びを持って挿通する挿通孔を穿設し、 リードスクリューが前後方向に移動する際に、前記挿通
    孔の周縁部にそれぞれ当接してリードスクリューの移動
    を規制すべく、前記支持ブラケットを前後方向から該リ
    ードスクリューの長さ方向に遊びを持って挟むように一
    対のストッパ部材をリードスクリューの端部に設けたこ
    とを特徴とする車両用のパワーシートスライド装置。
JP1992064096U 1992-09-14 1992-09-14 車両用のパワーシートスライド装置 Expired - Lifetime JPH086597Y2 (ja)

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JPH0627294U JPH0627294U (ja) 1994-04-12
JPH086597Y2 true JPH086597Y2 (ja) 1996-02-28

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Families Citing this family (4)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009090799A (ja) * 2007-10-09 2009-04-30 Shiroki Corp 車両用シートのパワースライド装置
JP5381311B2 (ja) * 2009-05-15 2014-01-08 アイシン精機株式会社 車両用シート装置のスクリュ構造
JP2011173556A (ja) * 2010-02-25 2011-09-08 Imasen Electric Ind Co Ltd シートレール装置
JP2013079074A (ja) * 2012-12-26 2013-05-02 Shiroki Corp 車両用シートのパワースライド装置

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