JP2759706B2 - 格納式ヘッドレスト構造 - Google Patents
格納式ヘッドレスト構造Info
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、着座者の視界線より下方の格納位置にヘ
ッドレストを移動させて、リヤシート着座者の前方視界
およびドライバーの後方視界を確保する格納式ヘッドレ
スト構造に関する。
ッドレストを移動させて、リヤシート着座者の前方視界
およびドライバーの後方視界を確保する格納式ヘッドレ
スト構造に関する。
たとえば、自動車用シートに代表されるように、各種
車両のシートのシートバック上端に、着座者の頭部を支
持して、着座者の安全性、安定性を確保するヘッドレス
トが配設されている。
車両のシートのシートバック上端に、着座者の頭部を支
持して、着座者の安全性、安定性を確保するヘッドレス
トが配設されている。
アシスタントシートまたはリヤシートのヘッドレスト
として、たとえば、リヤシート着座者の前方視界線また
はドライバーの後方視界線より下方に設定された格納位
置に移動、格納可能な、いわゆる格納式ヘッドレストと
称される構成が知られている。
として、たとえば、リヤシート着座者の前方視界線また
はドライバーの後方視界線より下方に設定された格納位
置に移動、格納可能な、いわゆる格納式ヘッドレストと
称される構成が知られている。
このような格納式ヘッドレストは、たとえば、2本の
ステーと称するパイプ状の支持ロッドを介して、回動可
能なシャフトに取付けられている。そして、たとえば、
モータに連動して回転するピニオンと、ピニオンの噛合
されたラックとの組合せからなる駆動機構を備え、モー
タの駆動によって、ヘッドレストを前後方向に揺動可能
に構成されている。ラックは、たとえば、連結ロッドの
下端前面に形成され、連結ロッドの上端が、シャフトの
軸線に直交する方向に延出されたリンクに枢着されて、
ピニオン、シャフト間が連動可能に連結されている。
ステーと称するパイプ状の支持ロッドを介して、回動可
能なシャフトに取付けられている。そして、たとえば、
モータに連動して回転するピニオンと、ピニオンの噛合
されたラックとの組合せからなる駆動機構を備え、モー
タの駆動によって、ヘッドレストを前後方向に揺動可能
に構成されている。ラックは、たとえば、連結ロッドの
下端前面に形成され、連結ロッドの上端が、シャフトの
軸線に直交する方向に延出されたリンクに枢着されて、
ピニオン、シャフト間が連動可能に連結されている。
このような構成では、モータの駆動に伴うピニオンの
回転がラックの上下の移動、つまりは連結ロッドの昇降
運動に変換され、連結ロッドの昇降運動をリンクの揺
動、つまりはシャフトの回動に更に変換することによっ
て、ヘッドレストが前後方向に揺動される。そして、ヘ
ッドレストの格納位置、支持位置において、モータを停
止することによって、ヘッドレストの揺動が規制され、
ヘッドレストの各位置が設定される。
回転がラックの上下の移動、つまりは連結ロッドの昇降
運動に変換され、連結ロッドの昇降運動をリンクの揺
動、つまりはシャフトの回動に更に変換することによっ
て、ヘッドレストが前後方向に揺動される。そして、ヘ
ッドレストの格納位置、支持位置において、モータを停
止することによって、ヘッドレストの揺動が規制され、
ヘッドレストの各位置が設定される。
ところで、自動車等においては、走行時に、上下方向
の振動が生じやすい。しかしながら、格納時におけるヘ
ッドレストは、駆動機構により回動の規制されたシャフ
トのみによって、シートバックの上端前方で、ほぼ水平
方向に支持されているにすぎない。
の振動が生じやすい。しかしながら、格納時におけるヘ
ッドレストは、駆動機構により回動の規制されたシャフ
トのみによって、シートバックの上端前方で、ほぼ水平
方向に支持されているにすぎない。
ここで、公知の構成においては、連結ロッドの円滑な
昇降を確保するとともに、昇降に伴う噛合角度の変動を
許容可能な程度に、ラックがピニオンに対して噛合され
ているため、ラック、ピニオン間にわずかなガタつきが
生じやすい。このようなガタつきは、ラック、ピニオン
間ではわずかであっても、連結ロッド、シャフトを介し
たてこの原理によって、増大して、ヘッドレストに伝達
される。
昇降を確保するとともに、昇降に伴う噛合角度の変動を
許容可能な程度に、ラックがピニオンに対して噛合され
ているため、ラック、ピニオン間にわずかなガタつきが
生じやすい。このようなガタつきは、ラック、ピニオン
間ではわずかであっても、連結ロッド、シャフトを介し
たてこの原理によって、増大して、ヘッドレストに伝達
される。
そのため、格納時において、ヘッドレストは、自動車
の走行中等の上下方向の振動に伴って、上下方向に大き
くガタつき、異音を生じさせる。このような異音の発生
は、着座者に不安感、不快感を与えるとともに、特に、
ドライバーの集中力を散漫化させる虞れがある。
の走行中等の上下方向の振動に伴って、上下方向に大き
くガタつき、異音を生じさせる。このような異音の発生
は、着座者に不安感、不快感を与えるとともに、特に、
ドライバーの集中力を散漫化させる虞れがある。
また、公知の格納式ヘッドレストにおいて、駆動機構
は、一般に、シャフトの左右サイドのいずれか一サイド
に設けられ、シャフトの他サイドは、シートバックフレ
ームの支持ブラケット等に、規制手段を持つことなく、
フリーな状態で軸支されているにすぎない。つまり、ヘ
ッドレストは、一サイドのみで揺動を規制する、いわゆ
る片持ち状態となっているため、衝突時等における、後
方への過大な荷重が、ヘッドレストに作用すると、規制
のないフリーなサイドのシャフトが、過剰に回動しよう
とする。そのため、後方への過大な負荷に対しては、シ
ャフトの一サイドの駆動機構のみでは、シャフトの回動
規制が十分に行なえず、シャフト、ヘッドレスト等をね
じるように変形させる虞れがある。
は、一般に、シャフトの左右サイドのいずれか一サイド
に設けられ、シャフトの他サイドは、シートバックフレ
ームの支持ブラケット等に、規制手段を持つことなく、
フリーな状態で軸支されているにすぎない。つまり、ヘ
ッドレストは、一サイドのみで揺動を規制する、いわゆ
る片持ち状態となっているため、衝突時等における、後
方への過大な荷重が、ヘッドレストに作用すると、規制
のないフリーなサイドのシャフトが、過剰に回動しよう
とする。そのため、後方への過大な負荷に対しては、シ
ャフトの一サイドの駆動機構のみでは、シャフトの回動
規制が十分に行なえず、シャフト、ヘッドレスト等をね
じるように変形させる虞れがある。
この発明は、格納位置におけるヘッドレストのガタつ
きを抑制するとともに、支持位置におけるヘッドレス
ト、シャフト等の変形を防止する格納式ヘッドレスト構
造の提供を目的としている。
きを抑制するとともに、支持位置におけるヘッドレス
ト、シャフト等の変形を防止する格納式ヘッドレスト構
造の提供を目的としている。
この目的を達成するために、この発明によれば、押圧
片が、駆動機構のないフリーなサイドのシャフトの端部
に設けられるとともに、ヘッドレストの格納位置で押圧
片によって押圧可能な位置に、弾性部材が配設されてい
る。そして、格納位置でのヘッドレストを、シャフトの
両サイドで支持するとともに、弾性部材によって弾性支
持するように構成されている。
片が、駆動機構のないフリーなサイドのシャフトの端部
に設けられるとともに、ヘッドレストの格納位置で押圧
片によって押圧可能な位置に、弾性部材が配設されてい
る。そして、格納位置でのヘッドレストを、シャフトの
両サイドで支持するとともに、弾性部材によって弾性支
持するように構成されている。
以下、図面を参照しながらこの発明の実施例について
詳細に説明する。
詳細に説明する。
第1図、第2図に示すように、この発明に係る格納式
ヘッドレスト構造10は、モータ12を有する駆動機構14を
備え、モータの駆動に伴う駆動機構の作動によって、ヘ
ッドレスト16を前後方向に揺動可能に構成されている。
モータ12として、通常、DCギヤードモータが利用され
る。
ヘッドレスト構造10は、モータ12を有する駆動機構14を
備え、モータの駆動に伴う駆動機構の作動によって、ヘ
ッドレスト16を前後方向に揺動可能に構成されている。
モータ12として、通常、DCギヤードモータが利用され
る。
第2図、第3図を見るとわかるように、ヘッドレスト
16は、シートバック18の上端に設けられ、第3図に実線
で示す支持位置と、一点鎖線で示す格納位置との間を揺
動される。ヘッドレスト16は、通常、支持位置に設定さ
れ、支持位置において、着座者の頭部を支持し、衝突時
等での頭部の後方移動を防止している。
16は、シートバック18の上端に設けられ、第3図に実線
で示す支持位置と、一点鎖線で示す格納位置との間を揺
動される。ヘッドレスト16は、通常、支持位置に設定さ
れ、支持位置において、着座者の頭部を支持し、衝突時
等での頭部の後方移動を防止している。
第2図に示すように、ヘッドレスト16は、たとえば、
一対のステー20を介して、シートバックフレーム22の上
端のシャフト24に取付けられている。
一対のステー20を介して、シートバックフレーム22の上
端のシャフト24に取付けられている。
第1図に示すように、シャフト24は、たとえば、端部
24a,24bを同一軸線上に位置させたクランク形状に折曲
成形され、止めリング26が各端部にそれぞれ設けられる
とともに、筒状の一対のステーホルダー28が、溶着等に
よって、シャフトの折曲軸24cに所定間隔離反して固定
されている。そして、第2図に示すように、ステーホル
ダー28に、ヘッドレストのステー20を挿着して、ヘッド
レスト16がシャフト24に取付けられている。
24a,24bを同一軸線上に位置させたクランク形状に折曲
成形され、止めリング26が各端部にそれぞれ設けられる
とともに、筒状の一対のステーホルダー28が、溶着等に
よって、シャフトの折曲軸24cに所定間隔離反して固定
されている。そして、第2図に示すように、ステーホル
ダー28に、ヘッドレストのステー20を挿着して、ヘッド
レスト16がシャフト24に取付けられている。
また、第1図に示すように、支持ブラケット30がシー
トバックフレーム22の一サイド、たとえば、左サイドの
上端部に、固定ブラケット32がシートバックフレームの
他サイド(右サイド)の上端部にそれぞれ固着されてい
る。そして、シャフトの端部24aを支持ブラケット30の
挿通孔34に挿入するとともに、端部24bを別の支持ブラ
ケット36の挿通孔38に挿入し、支持ブラケット36を固定
ブラケット32に止めねじ40で固定することによって、シ
ャフト24が、シートバックフレーム22の上端の左右サイ
ド間に架設、軸支されている。
トバックフレーム22の一サイド、たとえば、左サイドの
上端部に、固定ブラケット32がシートバックフレームの
他サイド(右サイド)の上端部にそれぞれ固着されてい
る。そして、シャフトの端部24aを支持ブラケット30の
挿通孔34に挿入するとともに、端部24bを別の支持ブラ
ケット36の挿通孔38に挿入し、支持ブラケット36を固定
ブラケット32に止めねじ40で固定することによって、シ
ャフト24が、シートバックフレーム22の上端の左右サイ
ド間に架設、軸支されている。
このような構成では、シャフト24は、端部24a,24bの
軸線を中心として回動可能とされ、シャフトが回動する
ことによって、ヘッドレスト16が、折曲軸24cととも
に、シートバック20に対して前後方向に揺動される。
軸線を中心として回動可能とされ、シャフトが回動する
ことによって、ヘッドレスト16が、折曲軸24cととも
に、シートバック20に対して前後方向に揺動される。
なお、シートバックフレーム22は、シートバック18の
両サイド部を突出して形成させるためのサイドブラケッ
ト41を、両サイドに有して形成されている。
両サイド部を突出して形成させるためのサイドブラケッ
ト41を、両サイドに有して形成されている。
第1図、第2図に示すように、駆動機構14は、たとえ
ば、互に噛合されたラック42,ピニオン44を備えて構成
されている。ラック42は、たとえば、連結ロッド46の下
端前面に形成され、連結ロッドの上端は、シャフト24の
リンク48に連結されている。リンク48は、たとえば、シ
ャフトの端部24aで、シャフトの軸線に直交する方向に
延出して固着され、リンクの先端に設けられた枢支ピン
50に、連結ロッド46の上端が枢着されている。
ば、互に噛合されたラック42,ピニオン44を備えて構成
されている。ラック42は、たとえば、連結ロッド46の下
端前面に形成され、連結ロッドの上端は、シャフト24の
リンク48に連結されている。リンク48は、たとえば、シ
ャフトの端部24aで、シャフトの軸線に直交する方向に
延出して固着され、リンクの先端に設けられた枢支ピン
50に、連結ロッド46の上端が枢着されている。
ピニオン44は、モータ12の出力軸(図示しない)に連
動可能に連結されている。モータ12は、たとえば、突設
されたねじ部52、ナット54等によって、モータブラケッ
ト56に固定され、モータブラケットの挿通孔57を介し
て、ピニオン44がモータの出力軸に連結されている。ま
た、ウレタンゴム等からなる弾性体58が、ラック42の下
端後面を弾性支持するように、モータブラケットのピン
60に取付けられるとともに、ピニオンのフランジ62とと
もにラックの離脱を防止するラックガイド64が、止めね
じ66によって、ラック、ピニオン44サイドでモータブラ
ケットに固定されている。そして、たとえば、止めねじ
68によって、モータブラケット56が、シートバックフレ
ームサイドの取付片70に取付けられている。
動可能に連結されている。モータ12は、たとえば、突設
されたねじ部52、ナット54等によって、モータブラケッ
ト56に固定され、モータブラケットの挿通孔57を介し
て、ピニオン44がモータの出力軸に連結されている。ま
た、ウレタンゴム等からなる弾性体58が、ラック42の下
端後面を弾性支持するように、モータブラケットのピン
60に取付けられるとともに、ピニオンのフランジ62とと
もにラックの離脱を防止するラックガイド64が、止めね
じ66によって、ラック、ピニオン44サイドでモータブラ
ケットに固定されている。そして、たとえば、止めねじ
68によって、モータブラケット56が、シートバックフレ
ームサイドの取付片70に取付けられている。
このような構成では、モータ12の駆動に伴うピニオン
44の回転によって、ラック42、つまりは連結ロッド46が
昇降して、リンク48を揺動させる。すると、リンク48の
揺動に伴って、シャフト24が端部24a,24bを中心として
回動されて、ヘッドレスト16が前後方向に揺動する(第
2図、第4図参照)。
44の回転によって、ラック42、つまりは連結ロッド46が
昇降して、リンク48を揺動させる。すると、リンク48の
揺動に伴って、シャフト24が端部24a,24bを中心として
回動されて、ヘッドレスト16が前後方向に揺動する(第
2図、第4図参照)。
ここで、この発明においては、第1図、第5図を見る
とわかるように、シャフトの端部24a,24bのうち、駆動
機構14の設けられていないサイド、つまり、リンク48の
設けられていないサイドの端部24bに押圧片72が設けら
れるとともに、押圧片に対応する弾性部材74が、たとえ
ば、固定ブラケット32に配設されている。
とわかるように、シャフトの端部24a,24bのうち、駆動
機構14の設けられていないサイド、つまり、リンク48の
設けられていないサイドの端部24bに押圧片72が設けら
れるとともに、押圧片に対応する弾性部材74が、たとえ
ば、固定ブラケット32に配設されている。
押圧片72は、シャフト24の軸線に直交する方向に延出
して、シャフトの端部24bに固着され、シャフトと一体
的に揺動可能に構成されている。また、弾性部材74は、
たとえば、ウレタンゴム等の弾性材から成形され、固定
ブラケット32の挿通孔76への嵌着および支持ブラケット
の挿通孔78への上端の挿入によって、押圧片72を弾性支
持可能に取付けられている。そして、ヘッドレスト16の
格納動作によって、ヘッドレストが格納位置に到達した
とき、押圧片72が弾性部材74を押圧し、弾性部材の弾性
のもとで、ヘッドレストの格納位置における押圧片を支
持可能に構成されている(第6図参照)。
して、シャフトの端部24bに固着され、シャフトと一体
的に揺動可能に構成されている。また、弾性部材74は、
たとえば、ウレタンゴム等の弾性材から成形され、固定
ブラケット32の挿通孔76への嵌着および支持ブラケット
の挿通孔78への上端の挿入によって、押圧片72を弾性支
持可能に取付けられている。そして、ヘッドレスト16の
格納動作によって、ヘッドレストが格納位置に到達した
とき、押圧片72が弾性部材74を押圧し、弾性部材の弾性
のもとで、ヘッドレストの格納位置における押圧片を支
持可能に構成されている(第6図参照)。
また、第5図に示すように、たとえば、支持ブラケッ
ト36の下端に切欠きを設けて、押圧片72の当接可能なス
トッパ80が形成されている。ストッパ80は、ヘッドレス
ト16の支持位置において、押圧片72の当接可能な箇所に
形成され、支持位置における、ヘッドレストの後方への
過剰な移動を阻止している。
ト36の下端に切欠きを設けて、押圧片72の当接可能なス
トッパ80が形成されている。ストッパ80は、ヘッドレス
ト16の支持位置において、押圧片72の当接可能な箇所に
形成され、支持位置における、ヘッドレストの後方への
過剰な移動を阻止している。
更に、第1図、第4図に示すように、シャフトの端部
24aサイドの支持ブラケット30に、ヘッドレスト16の格
納位置において、リンク48の押圧可能な弾性部材82が設
けられている。弾性部材82は、たとえば、シャフトの端
部24bサイドの弾性部材74と同様に、ウレタンゴム等の
弾性材から成形され、支持ブラケット30の挿通孔84に嵌
着されている。
24aサイドの支持ブラケット30に、ヘッドレスト16の格
納位置において、リンク48の押圧可能な弾性部材82が設
けられている。弾性部材82は、たとえば、シャフトの端
部24bサイドの弾性部材74と同様に、ウレタンゴム等の
弾性材から成形され、支持ブラケット30の挿通孔84に嵌
着されている。
ところで、上記のような格納式ヘッドレスト構造10に
おいて、モータ12は、公知の構成と同様に、たとえば、
自動車のバッテリー(図示しない)に接続され、バッテ
リーを電源として駆動される。そして、ドライバーおよ
びリヤシート着座者等の操作可能な位置に配設された操
作スイッチ(図示しない)によって、モータ12が駆動制
御され、ヘッドレスト16が格納位置、支持位置間で揺動
される。
おいて、モータ12は、公知の構成と同様に、たとえば、
自動車のバッテリー(図示しない)に接続され、バッテ
リーを電源として駆動される。そして、ドライバーおよ
びリヤシート着座者等の操作可能な位置に配設された操
作スイッチ(図示しない)によって、モータ12が駆動制
御され、ヘッドレスト16が格納位置、支持位置間で揺動
される。
また、このような格納式ヘッドレスト構造10は、たと
えば、マイクロコンピュータを備えた中央処理ユニット
(ともに図示しない)を具備し、操作スイッチ等からの
入力された信号を処理して、適当な制御信号のもとで、
モータ12を駆動制御するように構成されている。
えば、マイクロコンピュータを備えた中央処理ユニット
(ともに図示しない)を具備し、操作スイッチ等からの
入力された信号を処理して、適当な制御信号のもとで、
モータ12を駆動制御するように構成されている。
上記のような格納式ヘッドレスト構造10において、ヘ
ッドレスト16は、以下のように作動される。
ッドレスト16は、以下のように作動される。
たとえば、第2図に示すヘッドレスト16の支持位置か
ら、モータ12の駆動に連動してピニオン44が反時計方向
に回転すると、ピニオンの回転に伴なって、ラック42、
つまり、連結ロッド46が上昇する。すると、リンク48
が、シャフトの端部24a,24bの軸線を中心として、シャ
フト24とともに反時計方向に回動し、ヘッドレスト16が
ステー20とともに前方、つまり、格納位置方向に揺動さ
れる。そして、第4図に示すような、たとえば、リヤシ
ート着座者の前方視界線86より下方に設定されたヘッド
レスト16の格納位置でモータ12を停止すると、駆動機構
14の停止によって、シャフト24の回動が規制されて、ヘ
ッドレストが格納位置に保持される。
ら、モータ12の駆動に連動してピニオン44が反時計方向
に回転すると、ピニオンの回転に伴なって、ラック42、
つまり、連結ロッド46が上昇する。すると、リンク48
が、シャフトの端部24a,24bの軸線を中心として、シャ
フト24とともに反時計方向に回動し、ヘッドレスト16が
ステー20とともに前方、つまり、格納位置方向に揺動さ
れる。そして、第4図に示すような、たとえば、リヤシ
ート着座者の前方視界線86より下方に設定されたヘッド
レスト16の格納位置でモータ12を停止すると、駆動機構
14の停止によって、シャフト24の回動が規制されて、ヘ
ッドレストが格納位置に保持される。
このとき、第4図に加えて第6図を見るとよくわかる
ように、ヘッドレスト16の格納位置においては、リンク
48、押圧片72が、弾性部材82,74をそれぞれ押圧し、各
弾性部材を弾性変形させた状態で停止されている。つま
り、ヘッドレスト16の格納位置におけるシャフト24の回
動は、シャフトの一サイドの端部24aでの駆動機構14に
よる規制に加えて、シャフトの他サイドの端部24bにお
いても規制されている。そして、格納位置におけるヘッ
ドレスト16は、リンク48は、押圧片72を介して、弾性部
材74,82の弾性のもとで支持されている。
ように、ヘッドレスト16の格納位置においては、リンク
48、押圧片72が、弾性部材82,74をそれぞれ押圧し、各
弾性部材を弾性変形させた状態で停止されている。つま
り、ヘッドレスト16の格納位置におけるシャフト24の回
動は、シャフトの一サイドの端部24aでの駆動機構14に
よる規制に加えて、シャフトの他サイドの端部24bにお
いても規制されている。そして、格納位置におけるヘッ
ドレスト16は、リンク48は、押圧片72を介して、弾性部
材74,82の弾性のもとで支持されている。
このような構成によれば、ヘッドレスト16の格納位置
において、自動車等の走行により、上下方向の振動が生
じ、ヘッドレストを上下方向にガタつかせようとして
も、ヘッドレストのガタつきが、シャフト24、リンク4
8、押圧片72を介して、弾性部材74,82の弾性のもとで吸
収される。そして、弾性部材82,74の復元力のもとで、
リンク48、押圧片72がそれぞれ逆方向に押圧されて、駆
動機構14とともにシャフト24の回動を規制するため、ヘ
ッドレスト16の格納位置におけるシャフトの回動、つま
りはヘッドレストの揺動が十分に規制される。
において、自動車等の走行により、上下方向の振動が生
じ、ヘッドレストを上下方向にガタつかせようとして
も、ヘッドレストのガタつきが、シャフト24、リンク4
8、押圧片72を介して、弾性部材74,82の弾性のもとで吸
収される。そして、弾性部材82,74の復元力のもとで、
リンク48、押圧片72がそれぞれ逆方向に押圧されて、駆
動機構14とともにシャフト24の回動を規制するため、ヘ
ッドレスト16の格納位置におけるシャフトの回動、つま
りはヘッドレストの揺動が十分に規制される。
そのため、ラック42、ピニオン44間にガタつきが生じ
ても、そのガタつきは、弾性部材82,74によって吸収さ
れ、ヘッドレスト16に伝達されず、格納位置における、
ヘッドレストのガタつきが十分に抑制できる。従って、
ヘッドレスト16のガタつきに起因する異音の発生が十分
に抑制でき、異音の発生に起因するドライバーの集中力
の散漫化が防止できるとともに、着座者に不安感を与え
ることもなく、着座者の快適性が十分に改善される。
ても、そのガタつきは、弾性部材82,74によって吸収さ
れ、ヘッドレスト16に伝達されず、格納位置における、
ヘッドレストのガタつきが十分に抑制できる。従って、
ヘッドレスト16のガタつきに起因する異音の発生が十分
に抑制でき、異音の発生に起因するドライバーの集中力
の散漫化が防止できるとともに、着座者に不安感を与え
ることもなく、着座者の快適性が十分に改善される。
そして、格納位置におけるヘッドレスト16は、駆動機
構14のみでの片持ちとならず、シャフト24の両サイドで
支持されるため、ヘッドレストのガタつきがより確実に
抑制できる。
構14のみでの片持ちとならず、シャフト24の両サイドで
支持されるため、ヘッドレストのガタつきがより確実に
抑制できる。
また、第4図に示すヘッドレスト16の格納位置から、
モータ12を駆動してピニオン44を時計方向に回転させる
と、ピニオンによって、ラック42、つまりは連結ロッド
46が下降し、リンク48を時計方向に回動させる。する
と、リンク48の回動によって、シャフト24が時計方向に
回動して、ヘッドレスト16を支持位置方向に揺動させ、
支持位置において、モータ12の駆動を停止することによ
って、ヘッドレストが、第2図に示す支持位置に復帰、
保持される。
モータ12を駆動してピニオン44を時計方向に回転させる
と、ピニオンによって、ラック42、つまりは連結ロッド
46が下降し、リンク48を時計方向に回動させる。する
と、リンク48の回動によって、シャフト24が時計方向に
回動して、ヘッドレスト16を支持位置方向に揺動させ、
支持位置において、モータ12の駆動を停止することによ
って、ヘッドレストが、第2図に示す支持位置に復帰、
保持される。
このとき、第5図に示すように、ヘッドレスト16の支
持位置においては、支持ブラケットのストッパ80によっ
て、押圧片72の時計方向への回動が規制されている。つ
まり、ヘッドレスト16の支持位置においては、シャフト
の端部24aサイドの駆動機構14に加えて、支持ブラケッ
トのストッパ80への押圧片72への当接によって、端部24
bサイドでもシャフト24の回動が規制される。このよう
な構成によれば、支持位置でのヘッドレスト16の使用時
に、衝突時等に発生する後方への過大な負荷が、ヘッド
レストに作用しても、後方(時計方向)へのシャフト24
の過剰な回動は、ストッパ80への押圧片72の当接および
駆動機構14によって、両サイドで阻止される。そのた
め、支持位置におけるヘッドレスト16が、駆動機構14の
みの片持ちとならず、シャフト24の両サイドで支持で
き、ヘッドレスト、シャフトのねじれによる変形等が確
実に防止できる。
持位置においては、支持ブラケットのストッパ80によっ
て、押圧片72の時計方向への回動が規制されている。つ
まり、ヘッドレスト16の支持位置においては、シャフト
の端部24aサイドの駆動機構14に加えて、支持ブラケッ
トのストッパ80への押圧片72への当接によって、端部24
bサイドでもシャフト24の回動が規制される。このよう
な構成によれば、支持位置でのヘッドレスト16の使用時
に、衝突時等に発生する後方への過大な負荷が、ヘッド
レストに作用しても、後方(時計方向)へのシャフト24
の過剰な回動は、ストッパ80への押圧片72の当接および
駆動機構14によって、両サイドで阻止される。そのた
め、支持位置におけるヘッドレスト16が、駆動機構14の
みの片持ちとならず、シャフト24の両サイドで支持で
き、ヘッドレスト、シャフトのねじれによる変形等が確
実に防止できる。
そして、支持位置における、後方へのヘッドレスト16
の過剰な揺動が、シャフト24の両サイドで阻止されるた
め、着座者の頭部がより安定した状態で支持され、この
点においても、着座者に不安感、不快感を与えることも
なく、着座者の快適性の改善がはかられる。
の過剰な揺動が、シャフト24の両サイドで阻止されるた
め、着座者の頭部がより安定した状態で支持され、この
点においても、着座者に不安感、不快感を与えることも
なく、着座者の快適性の改善がはかられる。
なお、ヘッドレスト16の支持位置、格納位置間の角度
は、たとえば、85゜程度に設定される。
は、たとえば、85゜程度に設定される。
ここで、実施例においては、シャフトの端部24aにお
いても、シャフト24を弾性支持するように、格納位置ま
で揺動されたリンク48によって押圧可能な弾性部材82
が、支持ブラケット30に設けられている。しかし、シャ
フトの端部24aは、駆動機構14によってその回動を規制
されているため、端部24aサイドにおいては、弾性部材8
2を省略し、弾性部材74のみで、ヘッドレスト16を弾性
支持する構成としてもよい。しかしながら、シャフトの
両サイドの端部24a,24bを弾性部材82,74の弾性のもとで
支持する構成とすれば、ラック42、ピニオン44間のガタ
つき、ヘッドレスト16のガタつきがより確実に吸収でき
る。
いても、シャフト24を弾性支持するように、格納位置ま
で揺動されたリンク48によって押圧可能な弾性部材82
が、支持ブラケット30に設けられている。しかし、シャ
フトの端部24aは、駆動機構14によってその回動を規制
されているため、端部24aサイドにおいては、弾性部材8
2を省略し、弾性部材74のみで、ヘッドレスト16を弾性
支持する構成としてもよい。しかしながら、シャフトの
両サイドの端部24a,24bを弾性部材82,74の弾性のもとで
支持する構成とすれば、ラック42、ピニオン44間のガタ
つき、ヘッドレスト16のガタつきがより確実に吸収でき
る。
そして、弾性部材82,74は、その弾性のもとで、リン
ク48、押圧片72を支持可能であれば足りるため、ウレタ
ンゴム等に限定されず、他の部材によって支持する構成
としてもよい。
ク48、押圧片72を支持可能であれば足りるため、ウレタ
ンゴム等に限定されず、他の部材によって支持する構成
としてもよい。
なお、実施例では、格納位置においてのみ、ヘッドレ
スト16を弾性支持するように構成されているが、これに
限定されず、たとえば、押圧片72によって押圧可能な弾
性部材を、支持ブラケットのストッパ80に代えて、対応
する位置に配設する構成としてもよい。しかしながら、
支持位置におけるヘッドレスト16は、シャフト24から垂
直方向に延出されるため、自動車等の走行中に、上下方
向のガタつきが作用しても、ヘッドレストには伝達され
にくい。つまり、支持位置でのヘッドレスト16は、弾性
のもとで支持しなくても、ガタつき、異音等が生じにく
く、着座者の快適性が確保できる。そのため、ストッパ
80を利用すれば、部品点数の増加、構成の複雑化等を招
くこともない。
スト16を弾性支持するように構成されているが、これに
限定されず、たとえば、押圧片72によって押圧可能な弾
性部材を、支持ブラケットのストッパ80に代えて、対応
する位置に配設する構成としてもよい。しかしながら、
支持位置におけるヘッドレスト16は、シャフト24から垂
直方向に延出されるため、自動車等の走行中に、上下方
向のガタつきが作用しても、ヘッドレストには伝達され
にくい。つまり、支持位置でのヘッドレスト16は、弾性
のもとで支持しなくても、ガタつき、異音等が生じにく
く、着座者の快適性が確保できる。そのため、ストッパ
80を利用すれば、部品点数の増加、構成の複雑化等を招
くこともない。
また、実施例においては、ヘッドレスト16の格納位置
において、押圧片72が支持ブラケットのストッパ80に当
接するように図示し、説明しているが、後方へのヘッド
レストの過剰な揺動を阻止して、ヘッドレスト、シャフ
ト24等の変形を防止すれば足りる。つまり、ヘッドレス
ト16、シャフト24等の変形を生じさせない程度であれ
ば、ヘッドレストの格納位置における、押圧片72と支持
ブラケットのストッパ80との間に、隙間を有する構成と
してもよい。
において、押圧片72が支持ブラケットのストッパ80に当
接するように図示し、説明しているが、後方へのヘッド
レストの過剰な揺動を阻止して、ヘッドレスト、シャフ
ト24等の変形を防止すれば足りる。つまり、ヘッドレス
ト16、シャフト24等の変形を生じさせない程度であれ
ば、ヘッドレストの格納位置における、押圧片72と支持
ブラケットのストッパ80との間に、隙間を有する構成と
してもよい。
なお、第3図においては、アシスタントシートを例示
し、アシスタントシートにおける格納式ヘッドレスト構
造10を具体化して説明しているが、アシスタントシート
に限定されず、リヤシートに装着される格納式ヘッドレ
ストに、この構成を応用してもよい。この場合、第4図
に示すように、ヘッドレスト16の格納位置は、ドライバ
ーの後方視界線88より下方に設定される。
し、アシスタントシートにおける格納式ヘッドレスト構
造10を具体化して説明しているが、アシスタントシート
に限定されず、リヤシートに装着される格納式ヘッドレ
ストに、この構成を応用してもよい。この場合、第4図
に示すように、ヘッドレスト16の格納位置は、ドライバ
ーの後方視界線88より下方に設定される。
また、この発明の格納式ヘッドレスト構造10は、自動
車用シートに適するとはいえ、これに限定されず、たと
えば、電車、飛行機、船舶等の他のシートに応用しても
よい。
車用シートに適するとはいえ、これに限定されず、たと
えば、電車、飛行機、船舶等の他のシートに応用しても
よい。
上述した実施例は、この発明を説明するためのもので
あり、この発明を何等限定するものでなく、この発明の
技術範囲内で変形、改造等の施されたものも全てこの発
明に包含されることはいうまでもない。
あり、この発明を何等限定するものでなく、この発明の
技術範囲内で変形、改造等の施されたものも全てこの発
明に包含されることはいうまでもない。
上記のように、この発明に係る格納式ヘッドレスト構
造によれば、駆動機構のないフリーなサイドのシャフト
の端部に設けられた押圧片が、ヘッドレストの格納位置
において、弾性部材を押圧するように構成されている。
このような構成では、格納位置におけるヘッドレスト
が、押圧片を介して、弾性部材の弾性のもとで支持され
るため、ヘッドレストのガタつき、および、ラック、ピ
ニオン間のガタつき等が弾性部材によって十分に吸収さ
れる。そのため、ヘッドレストのガタつきに起因する異
音の発生が十分に抑制でき、異音の発生に起因するドラ
イバーの集中力の散漫化が防止できるとともに、着座者
に不安感を与えることもなく、着座者の快適性が十分に
改善される。
造によれば、駆動機構のないフリーなサイドのシャフト
の端部に設けられた押圧片が、ヘッドレストの格納位置
において、弾性部材を押圧するように構成されている。
このような構成では、格納位置におけるヘッドレスト
が、押圧片を介して、弾性部材の弾性のもとで支持され
るため、ヘッドレストのガタつき、および、ラック、ピ
ニオン間のガタつき等が弾性部材によって十分に吸収さ
れる。そのため、ヘッドレストのガタつきに起因する異
音の発生が十分に抑制でき、異音の発生に起因するドラ
イバーの集中力の散漫化が防止できるとともに、着座者
に不安感を与えることもなく、着座者の快適性が十分に
改善される。
そして、格納位置におけるヘッドレストは、駆動機構
のみでの片持ちとならず、シャフトの両サイドで支持さ
れるため、ヘッドレストのガタつきがより確実に抑制で
きる。
のみでの片持ちとならず、シャフトの両サイドで支持さ
れるため、ヘッドレストのガタつきがより確実に抑制で
きる。
また、ヘッドレストの支持位置を越える押圧片の過剰
な揺動を規制するストッパを、押圧片に対応して設ける
構成とすれば、衝突時等に発生する後方への過大な負荷
が、支持位置でのヘッドレストに作用しても、シャフト
の過剰な回動がシャフトの両サイドで阻止される。その
ため、支持位置におけるヘッドレストが、後方への荷重
に対して、十分に補強され、ヘッドレスト、シャフトの
ねじれによる変形等が確実に防止できる。
な揺動を規制するストッパを、押圧片に対応して設ける
構成とすれば、衝突時等に発生する後方への過大な負荷
が、支持位置でのヘッドレストに作用しても、シャフト
の過剰な回動がシャフトの両サイドで阻止される。その
ため、支持位置におけるヘッドレストが、後方への荷重
に対して、十分に補強され、ヘッドレスト、シャフトの
ねじれによる変形等が確実に防止できる。
更に、駆動機構サイドのシャフトの端部に設けられた
リンクによって押圧可能な弾性部材を、ヘッドレストの
格納位置でのリンクに対応して設ける構成では、ラッ
ク、ピニオン間のガタつき、ヘッドレストのガタつき等
が、シャフトの両サイドにおいて、より確実に吸収でき
る。そのため、着座者の快適性の向上が、より一層はか
られる。
リンクによって押圧可能な弾性部材を、ヘッドレストの
格納位置でのリンクに対応して設ける構成では、ラッ
ク、ピニオン間のガタつき、ヘッドレストのガタつき等
が、シャフトの両サイドにおいて、より確実に吸収でき
る。そのため、着座者の快適性の向上が、より一層はか
られる。
第1図は、この発明に係る格納式ヘッドレスト構造の概
略分解斜視図、 第2図は、支持位置での、格納式ヘッドレスト構造の概
略縦断面図、 第3図は、格納式ヘッドレストの装着されたシートの概
略斜視図、 第4図は、格納位置での、格納式ヘッドレスト構造の概
略縦断面図、 第5図は、第1図の線V−Vに沿った断面図、 第6図は、格納位置における、シャフト端部の、第5図
に類似する断面図である。 10:格納式ヘッドレスト、12:モータ、14:駆動機構、16:
ヘッドレスト、20:ステー、22:シートバックフレーム、
24:シャフト、24a,24b:シャフトの端部、30:支持ブラケ
ット、32:固定ブラケット(固定部材)、36:支持ブラケ
ット、42:ラック、44:ピニオン、48:リンク、72:押圧
片、74:弾性部材、80:ストッパ、82:弾性部材。
略分解斜視図、 第2図は、支持位置での、格納式ヘッドレスト構造の概
略縦断面図、 第3図は、格納式ヘッドレストの装着されたシートの概
略斜視図、 第4図は、格納位置での、格納式ヘッドレスト構造の概
略縦断面図、 第5図は、第1図の線V−Vに沿った断面図、 第6図は、格納位置における、シャフト端部の、第5図
に類似する断面図である。 10:格納式ヘッドレスト、12:モータ、14:駆動機構、16:
ヘッドレスト、20:ステー、22:シートバックフレーム、
24:シャフト、24a,24b:シャフトの端部、30:支持ブラケ
ット、32:固定ブラケット(固定部材)、36:支持ブラケ
ット、42:ラック、44:ピニオン、48:リンク、72:押圧
片、74:弾性部材、80:ストッパ、82:弾性部材。
Claims (3)
- 【請求項1】ヘッドレストの取付けられたシャフトの回
動を、シャフトの一サイドに設けられた駆動機構によっ
て規制し、駆動機構の作動に伴うシャフトの回動によっ
て、ヘッドレストを支持位置、格納位置間で揺動させる
格納式ヘッドレスト構造において、 押圧片が、駆動機構のないフリーなサイドのシャフトの
端部に設けられるとともに、 ヘッドレストの格納位置で押圧片によって押圧可能な位
置に、弾性部材が配設され、 格納位置でのヘッドレストを、シャフトの両サイドで支
持するとともに、弾性部材によって弾性支持することを
特徴とする格納式ヘッドレスト構造。 - 【請求項2】駆動機構によって規制されたヘッドレスト
の支持位置を越える押圧片の過剰な揺動を、押圧片との
当接によって規制するストッパが、固定部材に設けられ
た請求項1記載の格納式ヘッドレスト構造。 - 【請求項3】駆動機構からの動作をシャフトに伝達する
ためのリンクが、シャフトの一サイドに設けられ、 ヘッドレストの格納位置でリンクによって押圧可能な位
置に、弾性部材が配設された請求項1または2記載の格
納式ヘッドレスト構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28567390A JP2759706B2 (ja) | 1990-10-23 | 1990-10-23 | 格納式ヘッドレスト構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28567390A JP2759706B2 (ja) | 1990-10-23 | 1990-10-23 | 格納式ヘッドレスト構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04158806A JPH04158806A (ja) | 1992-06-01 |
JP2759706B2 true JP2759706B2 (ja) | 1998-05-28 |
Family
ID=17694572
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28567390A Expired - Fee Related JP2759706B2 (ja) | 1990-10-23 | 1990-10-23 | 格納式ヘッドレスト構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2759706B2 (ja) |
-
1990
- 1990-10-23 JP JP28567390A patent/JP2759706B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04158806A (ja) | 1992-06-01 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |