JPH0627294U - 車両用のパワーシートスライド装置 - Google Patents

車両用のパワーシートスライド装置

Info

Publication number
JPH0627294U
JPH0627294U JP6409692U JP6409692U JPH0627294U JP H0627294 U JPH0627294 U JP H0627294U JP 6409692 U JP6409692 U JP 6409692U JP 6409692 U JP6409692 U JP 6409692U JP H0627294 U JPH0627294 U JP H0627294U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lead screw
rail
seat
vehicle body
support brackets
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6409692U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH086597Y2 (ja
Inventor
正夫 二瓶
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ohi Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Ohi Seisakusho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ohi Seisakusho Co Ltd filed Critical Ohi Seisakusho Co Ltd
Priority to JP1992064096U priority Critical patent/JPH086597Y2/ja
Publication of JPH0627294U publication Critical patent/JPH0627294U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH086597Y2 publication Critical patent/JPH086597Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型になり、重量が軽減され、コストを低減
する。 【構成】 リードスクリュー31の両端部を各支持ブラ
ケット23,24の挿通孔25,26にそれぞれ挿通
し、リードスクリュー31の両端部に、支持ブラケット
23,24を挟むようにして一対のストッパ部材51,
52をそれぞれ設け、リードスクリュー31が相対的に
前後移動すると、一対のストッパ部材51,52が挿通
孔25,26の周縁部にそれぞれ当接可能なようにした
ので、例えば、前後方向の衝突時において、各支持ブラ
ケット23,24が、ストッパ部材51,52を介し
て、リードスクリュー31を相対的に前方向に移動させ
ようとする荷重を受け止め、各支持ブラケット23,2
4がリードスクリュー31の両端部を支持する状態が維
持されるため、前後方向の衝突時において、支持ブラケ
ット23,24が変形しないようにその強度を高める必
要がない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車体側のレールと、該車体側のレールに相対的に移動可能に嵌合し 、座席側に固定される座席側のレールとから成るレールユニットを有して成り、 動力により駆動機構を作動させて、車体側のレールと座席側のレールとを相対的 に前後方向に移動するようにした車両用のパワーシートスライド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の車両用のパワーシートスライド装置としては、例えば、図4および図5 に示すようなものがある。 すなわち、車体側のレール1に座席側のレール2が相対的に移動可能に嵌合し ており、座席側のレール2に支持ブラケット3,4を介してリードスクリュー5 が回転可能に支持され、車体側のレール1にナット部材6が支持され、ナット部 材6がリードスクリュー5に螺合している。支持ブラケット3には軸受部材7が 固設され、軸受部材7にリードスクリュー5の端部が軸支されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の車両用のパワーシートスライド装置では、例 えば、図6に示すように、前方向衝突時(F方向荷重時)に、座席〜座席側のレ ール2を介してリードスクリュー5に前方への荷重が入力された場合に、支持ブ ラケット3が変形し、変形後にリードスクリュー5が脱落し、また、図7に示す ように、後方向衝突時(R方向荷重時)に、座席〜座席側のレール2を介してリ ードスクリュー5に後方への荷重が入力された場合に、リードスクリュー5が軸 受部材7から抜ける方向に力が作用し、抜ける方向と反対の反力が生じないで、 リードスクリュー5の抜けを防止するような構成になっていない。
【0004】 一方、支持ブラケット3,4の強度を高め衝突時の変形量を少なくしようとす ると、支持ブラケット3,4が大型になり、重量増を招くとともに、コストが嵩 むという問題点があった。
【0005】 本考案は、このような従来の問題点に着目してなされたもので、支持ブラケッ トが小型になり、重量を減少させるとともに、コストを低減することができるよ うにした車両用のパワーシートスライド装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するための本考案の要旨とするところは、 車体側のレール(11)と、該車体側のレール(11)に相対的に移動可能に 嵌合し、座席側に固定される座席側のレール(21)とから成るレールユニット (10)を有して成り、動力により駆動機構を作動させて、車体側のレール(1 1)と座席側のレール(21)とを相対的に前後方向に移動するようにした車両 用のパワーシートスライド装置において、 駆動機構(30)は、車体側のレール(11)と座席側のレール(21)との 一方に支持されるリードスクリュー(31)と、車体側のレール(11)と座席 側のレール(21)との他方に支持され、前記リードスクリュー(31)に相対 的に回転可能に螺合するナット部材(41)とにより構成し、 車体側のレール(11)と座席側のレール(21)との一方に、リードスクリ ュー(31)の両端部を支持する支持ブラケット(23,24)をそれぞれ設け 、各支持ブラケット(23,24)にリードスクリュー(31)の端部が挿通す る挿通孔(25,26)を穿設し、 リードスクリュー(31)が前後方向に移動する際に、前記挿通孔(25,2 6)の周縁部にそれぞれ当接してリードスクリュー(31)の移動を規制すべく 、前記支持ブラケット(23,24)を前後方向から挟むように一対のストッパ 部材(51,52)をリードスクリュー(31)の両端部にそれぞれに設けたこ とを特徴とする車両用のパワーシートスライド装置に存する。
【0007】
【作用】
例えば、前後方向の衝突時において、座席を介してリードスクリュー(31) に相対的に前後方向の荷重がかかると、リードスクリュー(31)の端部が、挿 通孔(25,26)を通って、前後方向に相対的にある程度移動する。ある程度 移動すると、やがて、一対のストッパ部材(51,52)のいずれか一方が挿通 孔(25,26)の周縁部に当接してリードスクリュー(31)の移動を規制す る。
【0008】 すなわち、リードスクリュー(31)の両端部において、支持ブラケット(2 3,24)がストッパ部材(51,52)を介して前後方向の荷重を受け、リー ドスクリュー(31)の両端部は各支持ブラケット(23,24)から外れるこ となく、リードスクリュー(31)の両端部を支持する状態が維持される。
【0009】
【実施例】
以下、図面に基づき本考案の一実施例を説明する。 図1〜図3は本考案の一実施例を示している。 図2に示すように、座席の下方には一対のレールユニット10が長手方向を前 後方向にして配されており、レールユニット10は車体側のレール11と、車体 側のレール11に相対的に移動可能に嵌合し、座席側に固定される座席側のレー ル21とから成る。レールユニット10には車体側のレール11と座席側のレー ル21とを相対的に前後方向に移動させる駆動機構30が設けられている。
【0010】 駆動機構30は、座席側のレール21に支持されるリードスクリュー31と、 車体側のレール11に支持され、リードスクリュー31に回転可能に螺合するナ ット部材41とを備え、リードスクリュー31には、減速機構45を介して駆動 モータ46が連結されている。
【0011】 座席側のレール21は逆T字状断面形に形成され、立設部22の前端部および 後端部には支持ブラケット23,24が固設され、支持ブラケット23,24に よりリードスクリュー31の両端部がそれぞれ回転可能に支持されている。各支 持ブラケット23,24にはリードスクリュー31の両端部が挿通する挿通孔2 5,26がそれぞれ穿設されている。
【0012】 リードスクリュー31の前端部および後端部の支持構造はほぼ同じである。図 1は、リードスクリュー31の前端部の支持構造を代表して示している。
【0013】 リードスクリュー31が前後方向に移動する際に、挿通孔25の周縁部にそれ ぞれ当接してリードスクリュー31の移動を規制すべく、支持ブラケット23を 前後方向から挟むように一対のストッパ部材51,52がリードスクリュー31 の両端部にそれぞれに設けられている。
【0014】 リードスクリュー31は前後方向の中間部がスクリュー部32になっていて、 リードスクリュー31の前端部は前方向へ2段階に細くなっていて、小径部33 と最小径部34とからなる。小径部33が挿通孔25に挿通している。
【0015】 スクリュー部32と小径部33との境に相当する段部35には、一方のストッ パ部材51が突き当てられ、小径部33と最小径部34との境に相当する段部3 6には、他方のストッパ部材52が突き当てられている。最小径部34にはねじ 部34aが螺刻され、ねじ部34aに螺合するナット部材37により、ストッパ 部材52が前方へ抜け止めされ、ストッパ部材51とストッパ部材52との間に 介在するカラー部材38により、ストッパ部材51が前方へ抜け止めされている 。
【0016】 ストッパ部材51はリードスクリュー31と別体である必要はなく、例えば、 図3に示すように、リードスクリュー31のスクリュー部32の前端を潰して、 ストッパ部51aを一体的に形成してもよい。この場合カラー部材38も不要に なる。
【0017】 次に作用を説明する。 図1において、例えば、前方向の衝突時において、慣性力で座席が前方へ移動 すると、支持ブラケット23,24が座席側のレール21と一体的に前方へ移動 し、リードスクリュー31の小径部33が、挿通孔25を通って、相対的に後方 へ移動する。リードスクリュー31が後方へ移動していくと、やがて、ストッパ 部材52が挿通孔25の周縁部に当接して、リードスクリュー31の相対的な移 動を規制するようになる。
【0018】 このとき、リードスクリュー31の後端部においては、ストッパ部材51が支 持ブラケット24の挿通孔26の周縁部に当接する。 すなわち、支持ブラケット23,24は、ストッパ部材51,52を介して、 リードスクリュー31を相対的に後方へ移動させようとする荷重を受け止め、リ ードスクリュー31の両端部は各支持ブラケット23,24から外れることなく 、各支持ブラケット23,24がリードスクリュー31の両端部を支持する状態 が維持される。
【0019】 また、後方向の衝突時においても、リードスクリュー31の前端部ではストッ パ部材51が挿通孔25の周縁部に当接し、かつ、リードスクリュー31の後端 部ではストッパ部材52が挿通孔26の周縁部に当接し、それにより、同じく、 各支持ブラケット23,24がリードスクリュー31の両端部を支持する状態が 維持される。
【0020】
【考案の効果】
本考案にかかる車両用のパワーシートスライド装置によれば、リードスクリュ ーの両端部を各支持ブラケットの挿通孔にそれぞれ挿通し、リードスクリューの 両端部に、支持ブラケットを挟むようにして一対のストッパ部材をそれぞれ設け 、リードスクリューが相対的に前後移動すると、一対のストッパ部材が挿通孔の 周縁部にそれぞれ当接可能なようにしたので、例えば、前後方向の衝突時におい て、各支持ブラケットが、ストッパ部材を介して、リードスクリューを相対的に 前方向に移動させようとする荷重を受け、リードスクリューの両端部は各支持ブ ラケットから外れることなく、各支持ブラケットがリードスクリューの両端部を 支持する状態が維持されるため、前後方向の衝突時において、支持ブラケットが 変形しないようにその強度を高める必要がなく、小型になり、重量が軽減され、 コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すリードスクリューの端
部の支持構造の要部断面図である。
【図2】本考案の一実施例を示す車両用のパワーシート
スライド装置の斜視図である。
【図3】本考案の一実施例を示すリードスクリューの端
部の支持構造の要部断面図である。
【図4】従来例を示す車両用のパワーシートスライド装
置の斜視図である。
【図5】従来例を示すリードスクリューの端部の支持構
造の要部断面図である。
【図6】従来例を示す車両用のパワーシートスライド装
置の作用説明図である。
【図7】従来例を示す車両用のパワーシートスライド装
置の作用説明図である。
【符号の説明】
10…レールユニット 11…車体側のレール 21…座席側のレール 23,24…支持ブラケット 25,26…挿通孔 30…駆動機構 31…リードスクリュー 41…ナット部材 51,52…ストッパ部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体側のレールと、該車体側のレールに相
    対的に移動可能に嵌合し、座席側に固定される座席側の
    レールとから成るレールユニットを有して成り、動力に
    より駆動機構を作動させて、車体側のレールと座席側の
    レールとを相対的に前後方向に移動するようにした車両
    用のパワーシートスライド装置において、 駆動機構は、車体側のレールと座席側のレールとの一方
    に支持されるリードスクリューと、車体側のレールと座
    席側のレールとの他方に支持され、前記リードスクリュ
    ーに相対的に回転可能に螺合するナット部材とにより構
    成し、 車体側のレールと座席側のレールとの一方に、リードス
    クリューの両端部を支持する支持ブラケットをそれぞれ
    設け、各支持ブラケットにリードスクリューの端部が挿
    通する挿通孔を穿設し、 リードスクリューが前後方向に移動する際に、前記挿通
    孔の周縁部にそれぞれ当接してリードスクリューの移動
    を規制すべく、前記支持ブラケットを前後方向から挟む
    ように一対のストッパ部材をリードスクリューの両端部
    にそれぞれに設けたことを特徴とする車両用のパワーシ
    ートスライド装置。
JP1992064096U 1992-09-14 1992-09-14 車両用のパワーシートスライド装置 Expired - Lifetime JPH086597Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992064096U JPH086597Y2 (ja) 1992-09-14 1992-09-14 車両用のパワーシートスライド装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992064096U JPH086597Y2 (ja) 1992-09-14 1992-09-14 車両用のパワーシートスライド装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0627294U true JPH0627294U (ja) 1994-04-12
JPH086597Y2 JPH086597Y2 (ja) 1996-02-28

Family

ID=13248210

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992064096U Expired - Lifetime JPH086597Y2 (ja) 1992-09-14 1992-09-14 車両用のパワーシートスライド装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH086597Y2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009090799A (ja) * 2007-10-09 2009-04-30 Shiroki Corp 車両用シートのパワースライド装置
JP2010264892A (ja) * 2009-05-15 2010-11-25 Aisin Seiki Co Ltd 車両用シート装置のスクリュ構造
JP2011173556A (ja) * 2010-02-25 2011-09-08 Imasen Electric Ind Co Ltd シートレール装置
JP2013079074A (ja) * 2012-12-26 2013-05-02 Shiroki Corp 車両用シートのパワースライド装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60200661A (ja) * 1984-03-26 1985-10-11 Fujitsu Ltd システムアラ−ム表示のリセツト回路

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60200661A (ja) * 1984-03-26 1985-10-11 Fujitsu Ltd システムアラ−ム表示のリセツト回路

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009090799A (ja) * 2007-10-09 2009-04-30 Shiroki Corp 車両用シートのパワースライド装置
JP2010264892A (ja) * 2009-05-15 2010-11-25 Aisin Seiki Co Ltd 車両用シート装置のスクリュ構造
JP2011173556A (ja) * 2010-02-25 2011-09-08 Imasen Electric Ind Co Ltd シートレール装置
JP2013079074A (ja) * 2012-12-26 2013-05-02 Shiroki Corp 車両用シートのパワースライド装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH086597Y2 (ja) 1996-02-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7111859B2 (en) Moveable side step for a vehicle
JP3542709B2 (ja) 自動車のブレーキペダル装置
US6722696B2 (en) Vehicular power unit arrangement structure and method
US6055883A (en) Supporting structure of a pedal device for a vehicle
EP1147939A2 (en) Motor-driven footrest device of seat
JPH115517A (ja) 自動車のブレーキペダル装置
JPH0653265U (ja) パワーシートスライド装置
EP1074445A2 (en) System to disengage the brake pedal in case of collision
JP2000085553A (ja) 自動車用前部構造
JPH0627294U (ja) 車両用のパワーシートスライド装置
JP4015226B2 (ja) 自動車のブレーキペダル支持構造
JPH0958485A (ja) ステアリングコラムの支持装置
CN217074116U (zh) 汽车零重力座椅快速复位结构、汽车座椅及车辆
JP2003089348A (ja) 自動車のブレーキペダルの押され防止構造
US3222106A (en) Vehicle seat
JP2589861Y2 (ja) 後席用パワーシート
JPH0958531A (ja) キャブオーバー型トラックの車体構造
JP2019177729A (ja) 車両のパワーシート装置
JP2001290548A (ja) 前後調節可能な車両用ペダル装置
US2764037A (en) Accelerator pedal attachment
JPH0241072Y2 (ja)
CN217074119U (zh) 一种汽车零重力座椅快速复位机构、汽车座椅及车辆
JP2002240600A (ja) シートスライド装置
JPH0638759Y2 (ja) トラック用サイドステップ
JPH0630545Y2 (ja) パワーシートスライド装置