JP2002240600A - シートスライド装置 - Google Patents

シートスライド装置

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JP2002240600A
JP2002240600A JP2001036828A JP2001036828A JP2002240600A JP 2002240600 A JP2002240600 A JP 2002240600A JP 2001036828 A JP2001036828 A JP 2001036828A JP 2001036828 A JP2001036828 A JP 2001036828A JP 2002240600 A JP2002240600 A JP 2002240600A
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JP
Japan
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upper rail
screw shaft
fixed
nut member
rail
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Pending
Application number
JP2001036828A
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English (en)
Inventor
Kenichi Tan
健一 丹
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Johnson Controls Automotive Systems KK
Original Assignee
Johnson Controls Automotive Systems KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化及び軽量化のために、細いスクリュー
シャフトを採用しても挫屈変形が生じないシートスライ
ド装置を提供する。 【解決手段】 スクリューシャフト11のナット部材1
3を挟んだ前端部及び後端部に大径のフランジ部15を
形成すると共に、各フランジ部15の前後方向内側近接
位置に、それぞれアッパレール1に固定されたプレート
(押圧体)16を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、シートスライド
装置、特にモータの駆動力によりシートを前後にスライ
ドさせるパワー型のシートスライド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】モータの駆動力によりシートを前後にス
ライドさせるパワー型のシートスライド装置としては、
例えば、フロア側に固定されるロアレールと、シート側
に固定されるアッパレールとを前後動自在に係合させ、
アッパレールの前端部に固定されたギアボックスからア
ッパレールの内部で後方へ延びるスクリューシャフト
を、ロアレールに固定されたナット部材に螺合させ、ス
クリューシャフトの回転方向に応じて、アッパレールを
ロアレールに対して前後にスライドさせる構造をなし、
特開1999−208322号公報、特開2000−1
77448号公報などにより従来から一般に知られてい
る。スクリューシャフトは、アッパレールの内部で回転
自在だが、前後方向では、その前端がギアボックスに前
後移動不能な状態で固定され、後端がアッパレール後端
のエンドブラケットに前後移動不能な状態で固定されて
いる。
【0003】この種のシートスライド装置にあって、車
両衝突等により過大な荷重がアッパレールに加わると、
アッパレールはスクリューシャフトごと荷重方向へ移動
しようとするが、スクリューシャフトはロアレールに固
定されたナット部材に螺合されて動かないため、スクリ
ューシャフトにはナット部材の前後において引っ張り力
と圧縮力が生じる。
【0004】例えば、アッパレールが前側への荷重によ
り移動しようとすると、ナット部材よりも前側のスクリ
ューシャフトでは、スクリューシャフトの前端が前側へ
引っ張られることにより引っ張り力が生じ、ナット部材
よりも後側のストッパでは、スクリューシャフトの後端
がナット部材に対して押し付けられることにより圧縮力
が生じる。圧縮力が加わる部分では、スクリューシャフ
トが挫屈変形を起こして、その後のシートスライド機能
に支障をきたすおそれがあるため、容易に挫屈しないよ
うに、スクリューシャフトには太くて頑丈なものが採用
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、スクリューシャフトの挫屈
変形を防止するために、太くて頑丈なスクリューシャフ
トを採用していたため、シートスライド装置の大型化及
び重量の増加を招いていた。
【0006】この発明は、このような従来の技術に着目
してなされたものであり、小型化及び軽量化のために、
細いスクリューシャフトを採用しても挫屈変形が生じな
いシートスライド装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
フロア側に固定されるロアレールと、シート側に固定さ
れるアッパレールとを前後動自在に係合させ、アッパレ
ールの前端部に固定されたギアボックスからアッパレー
ルの内部で後方へ延びるスクリューシャフトを、ロアレ
ールに固定されたナット部材に螺合させ、スクリューシ
ャフトの回転方向に応じて、アッパレールをロアレール
に対して前後にスライドさせるシートスライド装置にお
いて、前記スクリューシャフトのナット部材を挟んだ前
端部及び後端部に大径のフランジ部を形成すると共に、
各フランジ部の前後方向内側近接位置に、それぞれアッ
パレールに固定された押圧体を設けた。
【0008】請求項1記載の発明によれば、スクリュー
シャフトの前後端にフランジ部を形成し、その前後方向
内側近接位置にアッパレールに固定された押圧体を設け
たため、車両衝突等により過大な荷重がアッパレールに
加わっても、ナット部材を挟んだ前後両側の荷重方向に
おける部分において、押圧体がフランジ部に当たって引
っ張り力を発生させるだけで、その反対側の部分では押
圧体がフランジ部に当たらずに空振り状態となり、その
部分のスクリューシャフトには何の荷重も加わらない。
このように、アッパレールに前後方向への過大な荷重が
加わっても、スクリューシャフトには、そのナット部材
を挟んだ半分側に引っ張り力が加わるだけで、圧縮力は
一切加わらないため、スクリューシャフトを細くしても
挫屈変形するおそれはない。
【0009】請求項2記載の発明は、押圧体がスクリュ
ーシャフトが貫通し且つ周縁の爪部がアッパレールのス
リットに係合されたプレートである。
【0010】請求項2記載の発明によれば、アッパレー
ルのスリットに係合させたプレートにより押圧体を形成
したため、押圧体の構造が簡単で、スペースをとらな
い。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態を図1〜図
4に基づいて説明する。符号1は、アッパレールで、図
示せぬシートが上側から固定されるものである。このア
ッパレール1は、両端に外向きの折返部2が形成された
概略断面ハット形状をしている。
【0012】このアッパレール1は、図示せぬ車体フロ
アに固定されたロアレール3に係合される。このロアレ
ール3は、両端に内向きの折返部4が形成された断面上
向きコ字形をしている。アッパレール1の折返部2を、
このロアレール3の折返部4に係合させると共に、アッ
パレール1の下側に図示せぬローラを配することによ
り、アッパレール1がロアレール3に対して前後動自在
となる。
【0013】そして、このアッパレール1の前端には、
車幅方向に沿うモータMの駆動力を、前後方向に変換す
るギアボックス5が取付けられる。ギアボックス5の側
面には、小孔6と突起7が形成され、この突起7にアッ
パレール1の前端に形成された切欠部8を係合させると
共に、アッパレール1側の小孔9をギアボックス5の小
孔6に合致させてピン10を挿入することにより両者を
固定する。
【0014】ギアボックス5からは、アッパレール1の
長手方向に沿ってスクリューシャフト11が後方へ向け
て延びている。このスクリューシャフト11は、ロアレ
ール3の底面部にボルト12で固定されたナット部材1
3に螺合しており、該スクリューシャフト11の回転方
向により、アッパレール1がシートごと前後にスライド
するようになっている。
【0015】また、このスクリューシャフト11の前後
には、ナット部材13と当接して、アッパレール1のフ
ロントモスト(最前位置)とリヤモスト(最後方位置)
とを規定するストッパ14が形成されている。このスク
リューシャフト11の最も前後端部には、それぞれフラ
ンジ部15が形成され、各フランジ部15の前後方向内
側近接位置には、「押圧体」としてのプレート16が、
それぞれスクリューシャフト11を貫通した状態で設け
られている。
【0016】このプレート16は、上部と左右とに爪部
17を有し、この爪部17をアッパレール1の対応部位
に形成されたスリット18に係合させることにより、ア
ッパレール1に対して前後移動不能な状態で固定され
る。プレート16のため、構造が簡単で、アッパレール
1内部においてもスペースをとらない。
【0017】このように、フランジ部15の前後方向内
側近接位置に、アッパレール1に固定されたプレート1
6を設けたため、車両衝突等により過大な荷重がアッパ
レール1に加わっても、ナット部材13を挟んだ前後両
側の荷重方向における部分において、プレート16がフ
ランジ部15に当たって引っ張り力を負荷するだけで、
その反対側の部分ではプレート16がフランジ部15に
当たらずに空振り状態となり、スクリューシャフト11
には何の荷重も加わらない。
【0018】具体的には、図4に示すように、アッパレ
ール1に前向きの荷重が加わった場合には、前側のフラ
ンジ部15がプレート16にて前側に押されて、ナット
部材13よりも前側のスクリューシャフト11に引っ張
り力が加わるだけで、ナット部材13よりも後側のスク
リューシャフト11には何の力も加わらない。逆に、ア
ッパレール1に後向きの荷重が加わった場合には、ナッ
ト部材13よりも後側のスクリューシャフト11に引っ
張り力が加わるだけで、ナット部材13よりも前側のス
クリューシャフト11には何の荷重も加わらない。
【0019】以上のように、アッパレール1に前後方向
への過大な荷重が加わっても、スクリューシャフト11
には、そのナット部材13を挟んだ半分側に引っ張り力
が加わるだけで、圧縮力は一切加わらないため、スクリ
ューシャフト11を細くしても挫屈変形するおそれはな
く、シートスライド装置の小型化及び軽量化を図ること
ができる。
【0020】尚、以上の実施形態では、スクリューシャ
フト11と一体のフランジ部15を例にしたが、Eリン
グのような別物であっても良い。
【0021】
【発明の効果】この発明によれば、スクリューシャフト
の前後端にフランジ部を形成し、その前後方向内側近接
位置にアッパレールに固定された押圧体を設けたため、
車両衝突等により過大な荷重がアッパレールに加わって
も、ナット部材を挟んだ前後両側の荷重方向における部
分において、押圧体がフランジ部に当たって引っ張り力
を発生させるだけで、その反対側の部分では押圧体がフ
ランジ部に当たらずに空振り状態となり、その部分のス
クリューシャフトには何の荷重も加わらない。このよう
に、アッパレールに前後方向への過大な荷重が加わって
も、スクリューシャフトには、そのナット部材を挟んだ
半分側に引っ張り力が加わるだけで、圧縮力は一切加わ
らないため、スクリューシャフトを細くしても挫屈変形
するおそれはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るシートスライド装
置を示す分解斜視図。
【図2】図1のスクリューシャフトの前後端を示す拡大
斜視図。
【図3】図1のシートスライド装置を示す側面図。
【図4】図3におけるスクリューシャフトに対する荷重
伝達状態を示す概略図。
【符号の説明】 1 アッパレール 3 ロアレール 11 スクリューシャフト 13 ナット部材 15 フランジ部 16 プレート(押圧体) 17 爪部 18 スリット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロア側に固定されるロアレールと、シ
    ート側に固定されるアッパレールとを前後動自在に係合
    させ、アッパレールの前端部に固定されたギアボックス
    からアッパレールの内部で後方へ延びるスクリューシャ
    フトを、ロアレールに固定されたナット部材に螺合さ
    せ、スクリューシャフトの回転方向に応じて、アッパレ
    ールをロアレールに対して前後にスライドさせるシート
    スライド装置において、 前記スクリューシャフトのナット部材を挟んだ前端部及
    び後端部に大径のフランジ部を形成すると共に、各フラ
    ンジ部の前後方向内側近接位置に、それぞれアッパレー
    ルに固定された押圧体を設けたことを特徴とするシート
    スライド装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシートスライド装置であ
    って、 押圧体が、スクリューシャフトが貫通し且つ周縁の爪部
    がアッパレールのスリットに係合されたプレートである
    ことを特徴とするシートスライド装置。
JP2001036828A 2001-02-14 2001-02-14 シートスライド装置 Pending JP2002240600A (ja)

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