JPH0653265U - パワーシートスライド装置 - Google Patents
パワーシートスライド装置Info
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- JPH0653265U JPH0653265U JP067007U JP6700792U JPH0653265U JP H0653265 U JPH0653265 U JP H0653265U JP 067007 U JP067007 U JP 067007U JP 6700792 U JP6700792 U JP 6700792U JP H0653265 U JPH0653265 U JP H0653265U
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- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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Abstract
(57)【要約】
【目的】ストロークの前端あるいは後端で停止するとき
座席が僅かに左右に振れる現象を緩衝し、着席者に不快
感を覚えないようにしたパワーシートスライド装置を提
供する。 【構成】据付部位に固定される車体側のレール21と、
車体側のレール21に相対的に前後移動可能に嵌合して
座席を支持する座席側のレール22とを有するレールユ
ニット20を座席の下に一対備えていて、駆動部30
が、車体側のレール21と座席側のレール22との一方
に長手方向に沿って延ばされ回転可能に支持されるスク
リュー部材31と、他方に固結されていてスクリュー部
材31に相対的に回転可能に螺合するナット部材32と
を有して成るものにおいて、ナット部材32より前側お
よび後側のスクリュー部材31に弾性緩衝体2525を
嵌着し、ナット部材32の移動ストロークの前端および
後端でナット部材32が弾接するよう配設したことを特
徴とするパワーシートスライド装置10である。
座席が僅かに左右に振れる現象を緩衝し、着席者に不快
感を覚えないようにしたパワーシートスライド装置を提
供する。 【構成】据付部位に固定される車体側のレール21と、
車体側のレール21に相対的に前後移動可能に嵌合して
座席を支持する座席側のレール22とを有するレールユ
ニット20を座席の下に一対備えていて、駆動部30
が、車体側のレール21と座席側のレール22との一方
に長手方向に沿って延ばされ回転可能に支持されるスク
リュー部材31と、他方に固結されていてスクリュー部
材31に相対的に回転可能に螺合するナット部材32と
を有して成るものにおいて、ナット部材32より前側お
よび後側のスクリュー部材31に弾性緩衝体2525を
嵌着し、ナット部材32の移動ストロークの前端および
後端でナット部材32が弾接するよう配設したことを特
徴とするパワーシートスライド装置10である。
Description
【0001】
本考案は、据付部位に固定される車体側のレールと、該車体側のレールに相対 的に前後移動可能に嵌合して座席を支持する座席側のレールとを有するレールユ ニットを座席の下に一対備え、動力により駆動部を介して前記車体側のレールと 前記座席側のレールとを相対的に前後方向へ移動させて座席の前後位置を調節す るようにしたパワーシートスライド装置に関する。
【0002】
従来のパワーシートスライド装置としては、例えば図5に示すようなものがあ る。
【0003】 すなわち、車体側のレール1と座席側のレール5とがローラ8,8を介して相 互に滑動可能に嵌合しており、車体側のレール1と座席側のレール5との移動ス トロークの前端および後端で相対移動を停止させるよう、前端ストッパ爪2a, 2bおよび後端ストッパ爪3a,3bが車体側のレール1に突設され、前端スト ッパ爪6a,6bおよび後端ストッパ爪7a,7bが座席側のレール5に突設さ れている。
【0004】 そして、滑動ストロークの前端では前端ストッパ爪2a,2bと前端ストッパ 爪6a,6bとの間にローラ8,8が挟み込まれて停止し、滑動ストロークの後 端では後端ストッパ爪3a,3bと後端ストッパ爪7a,7bとの間にローラ8 ,8が挟み込まれて停止するようになっている。
【0005】
しかしながら、このような従来の技術では、各ストッパ爪の位置公差,レール ユニットの嵌合公差,対をなすレールユニットの取付誤差,駆動力伝達系の微妙 な撓みなどの要因で、対をなすレールユニットの対称性がずれることになり、ス トロークの前端あるいは後端で停止するとき、座席が僅かに左右に振れる現象が 発生し、この振れが着席者に不快感を与えるので、座席の取付時に調整に手間取 っり工数が嵩むという問題点があった。
【0006】 本考案は、このような従来の技術が有する問題点に着目してなされたもので、 ストロークの前端あるいは後端で停止するとき座席が僅かに左右に振れる現象を 緩衝し、着席者に不快感を覚えないようにしたパワーシートスライド装置を提供 することを目的としている。
【0007】
かかる目的を達成するための本考案の要旨とするところは、 据付部位に固定される車体側のレール(21)と、該車体側のレール(21) に相対的に前後移動可能に嵌合して座席を支持する座席側のレール(22)とを 有するレールユニット(20)を座席の下に一対備え、動力により駆動部(30 )を介して前記車体側のレール(21)と前記座席側のレール(22)とを相対 的に前後方向へ移動させて座席の前後位置を調節するようにしたパワーシートス ライド装置(10)であって、 前記駆動部(30)が、前記車体側のレール(21)と前記座席側のレール( 22)との一方に長手方向に沿って延ばされ回転可能に支持されるスクリュー部 材(31)と、他方に固結されていて該スクリュー部材(31)に相対的に回転 可能に螺合するナット部材(32)とを有して成るものにおいて、 前記ナット部材(32)より前側および後側の前記スクリュー部材(31)に 弾性緩衝体(25)を嵌着し、該ナット部材(32)の移動ストロークの前端お よび後端で該ナット部材(32)が弾接するよう配設したことを特徴とするパワ ーシートスライド装置(10)に存する。
【0008】
座席の下に一対備えられたレールユニット(20)は、据付部位に座席を安定 して支持しており、駆動部(30)によりスクリュー部材(31)が回動される とナット部材(32)が移動し、車体側のレール(21)と座席側のレール(2 2)とが相対的に前後方向へ移動して座席の前後位置が調節される。
【0009】 ナット部材(32)は、移動ストロークの前端でスクリュー部材(31)の端 部に設けられた部材との間に弾性緩衝体(25)を挟み込むようにして弾接して 停止する。弾性緩衝体(25)が撓みながらナット部材(32)が停止するので 、衝撃が少なく、対をなすレールユニット(20)の停止位置に多少の差があっ ても体感として感じにくく、着席者が不快感を感じることはない。
【0010】 同様に、移動ストロークの後端でスクリュー部材(31)の端部に設けられた 部材との間に弾性緩衝体(25)を挟み込むようにしてナット部材(32)が弾 接し、衝撃を緩衝されながら停止する。
【0011】
以下、図面に基づき本考案の一実施例を説明する。 図1〜図4は本考案の一実施例を示している。 図1および図2に示すように、据付部位たる車体フロアFに図示省略した座席 がパワーシートスライド装置10を介して前後移動調節可能に装着されている。
【0012】 パワーシートスライド装置10は座席の両側部の下方にそれぞれ配されて前後 方向に延びる一対のレールユニット20,20を有している。レールユニット2 0は車体フロアFにレッグ部材12,13を介して固設される車体側のレール2 1と、車体側のレール21に前後移動可能に嵌合し座席を支持する座席側のレー ル22とから成っている。
【0013】 車体側のレール21と座席側のレール22とはいずれも溝状断面に形成され、 車体側のレール21の開口と座席側のレール22の開口とを合わせてその間にロ ーラ15,15を介装し、車体側のレール21には、前端ストッパ爪21a,2 1bおよび後端ストッパ爪21c,21dが突設され、座席側のレール22には 、前端ストッパ爪22a,22bおよび後端ストッパ爪22c,22dが突設さ れている。
【0014】 車体側のレール21と座席側のレール22との間に形成された空隙に駆動部3 0が配されており、駆動部30は前後方向へ延びるスクリュー部材31と、スク リュー部材31に螺合するナット部材32とを有して成る。
【0015】 スクリュー部材31の前端部は減速機構40のハウジング41を介して回転可 能に座席側のレール22の天井部24に支持され、スクリュー部材31の後端部 が軸受部材33を介して回転可能に座席側のレール22の天井部24に枢支され ている。スクリュー部材31の前端部近傍には前記のように減速機構40が配さ れている。座席側のレール22の天井部24の前端部が盛り上がって減速機構4 0を格納するための収納室23になっている。
【0016】 ナット部材32は前後移動不能にナットハウジング35に抱持されるようにし て車体側のレール21に係止して固定されている。また、ナット部材32は回転 不能にその底部が座席側のレール21の底面部に当接している。
【0017】 減速機構40は、ハウジング41に、ウオームとスクリュー部材31の前端部 に固設されウオームが噛合するウオームホイールとを内装して成る。ハウジング 41は座席側のレール22の天井部24に取付ブラケット42a,42bにより ボルト止めされている。ハウジング41には収納室23から外側方へ突出する筒 状の突出部42が形成され、突出部42内にウオームが挿通している。
【0018】 ナット部材32より前側および後側のスクリュー部材31に弾性緩衝体25, 25が嵌着されている。図3に示すように、弾性緩衝体25は、芯部26の両側 に当接フランジ27が形成され、スクリュー部材31が挿通する中心孔28が芯 部26に穿設されている。
【0019】 弾性緩衝体25の厚さは、ナット部材32の移動ストロークの前端および後端 でナット部材32が弾接する程度の厚さに設定され、ストロークの前端では減速 機構40のハウジング41とナット部材32との間に弾性緩衝体25が挾持され て停止時の衝撃を吸収し、ストロークの後端では軸受部材33とナット部材32 との間に弾性緩衝体25が挾持されて停止時の衝撃を吸収するよう配設されてい る。
【0020】 突出部42の先端には筒の内径を広げた拡径部43が形成されている。ウオー ムの回転軸の軸線上に出力軸を合わせるようにして駆動モータ50が配設されて いる。駆動モータ50はパイプ部材51〜キャップ部材55を介してハウジング 41の拡径部43に連結されている。
【0021】 パイプ部材51の両端部には連結用ナット52が設けられ、連結用ナット52 は駆動モータ50側のねじ部とキャップ部材55側のねじ部にそれぞれ螺着され ている。パイプ部材51にはフレキシブルワイヤ53が内挿され、フレキシブル ワイヤ53の両端部は駆動モータ50の出力軸とウオームの先端部とに連結され ている。
【0022】 一方のレールユニット20側のアッパレール22の天井部24には、天井部2 4を挟んで軸受部材33と反対の位置に、図示省略したシートベルトの基端部を 支持するためのアンカー部材60がリベット61で固結されている。また、座席 側のレール22を挟んで軸受部材33とアンカー部材60とがリベット62で共 締めされている。
【0023】 次に作用を説明する。
【0024】 駆動モータ50を始動すると、レールユニット20,20では、それぞれ駆動 モータ50の出力軸〜フレキシブルワイヤ53〜ウオーム〜ウオームホイールを 介してスクリュー部材31が回転駆動される。
【0025】 ナット部材32は、その底部が車体側のレール21の底面部に当接して、回転 不能かつ前後移動不能に車体側のレール21に係止されており、スクリュー部材 31が回転すると、スクリュー部材31に螺合しているナット部材32は徐々に 前後移動するよう送られる。それにより、座席側のレール22が前後方向へ移動 し、両側の対をなすレールユニット20,20において座席が前後方向へ移動し て座席の位置を調節することができる。
【0026】 弾性緩衝体25は、中心孔28にスクリュー部材31が挿通しているので、ス クリュー部材31に嵌合したままナット部材32に押されて移動し、抵抗となる ことはない。移動ストロークの前端でナット部材32は、スクリュー部材31の 端部に設けられた部材である減速機構40のハウジング41との間に弾性緩衝体 25を挟み込むようにして弾接して停止する。ナット部材32が弾性緩衝体25 の当接フランジ27に当接し、芯部26,当接フランジ27が撓みながらナット 部材32が停止するので、停止荷重が緩衝され、衝撃が少なく、対をなすレール ユニットの停止位置に多少の差があっても体感として感じにくく、着席者が不快 感を感じることはない。
【0027】 同様に、移動ストロークの後端でスクリュー部材31の端部に設けられた部材 である軸受部材33との間に弾性緩衝体25を挟み込むようにして弾接し、衝撃 を緩衝されながら停止する。
【0028】 座席側のレール22に突設された前端ストッパ爪21a,21bおよび後端ス トッパ爪21c,21dと、座席側のレール22に突設された前端ストッパ爪2 2a,22bおよび後端ストッパ爪22c,22dとは、ローラ15,15を間 にして対向するが、通常はローラ15に衝突することはなく、過大な荷重が加わ ったときの制止部材として機能する。
【0029】 なお、本実施例では、レールユニット20側と駆動モータ50とをパイプ部材 51を介して固結するようにし、そのパイプ部材51にフレキシブルワイヤ53 を内挿したので、搬送や組付けの際にフレキシブルワイヤ53が伸びてしまうよ うなことがなく、また、フレキシブルワイヤ53が保護され、駆動モータ50の 回転力を確実にウオームに伝達することができる。
【0030】
本考案に係るパワーシートスライド装置によれば、ナット部材より前側および 後側の前記スクリュー部材に弾性緩衝体を嵌着し、該ナット部材の移動ストロー クの前端および後端で該ナット部材が弾接するよう配設したので、弾性緩衝体が 撓みながらナット部材が停止し、衝撃が少なく、対をなすレールユニットの停止 位置に多少の差があっても体感として感じにくく、着席者が不快感を感じること がない。組み付け公差を大きくすることができるので、組み付け工数が低減して コストダウンをすることができる。
【図1】本考案の一実施例に係るパワーシートスライド
装置を、一部を断面で示し、要部を斜視図で示した説明
図である。
装置を、一部を断面で示し、要部を斜視図で示した説明
図である。
【図2】本考案の一実施例に係るパワーシートスライド
装置を示す平面図である。
装置を示す平面図である。
【図3】本考案の一実施例に係るパワーシートスライド
装置の弾性緩衝体を示す平面図である。
装置の弾性緩衝体を示す平面図である。
【図4】本考案の一実施例に係るパワーシートスライド
装置の座席側レールが移動ストロークの前端にある状態
を示す断面図である。
装置の座席側レールが移動ストロークの前端にある状態
を示す断面図である。
【図5】従来技術に係るパワーシートスライド装置の断
面図である。
面図である。
10…パワーシートスライド装置 20…レールユニット 21…車体側のレール 22…座席側のレール 25…弾性緩衝体 30…駆動部 31…スクリュー部材 32…ナット部材 33…軸受部材 40…減速機構 41…ハウジング
Claims (1)
- 【請求項1】据付部位に固定される車体側のレールと、
該車体側のレールに相対的に前後移動可能に嵌合して座
席を支持する座席側のレールとを有するレールユニット
を座席の下に一対備え、動力により駆動部を介して前記
車体側のレールと前記座席側のレールとを相対的に前後
方向へ移動させて座席の前後位置を調節するようにした
パワーシートスライド装置であって、 前記駆動部が、前記車体側のレールと前記座席側のレー
ルとの一方に長手方向に沿って延ばされ回転可能に支持
されるスクリュー部材と、他方に固結されていて該スク
リュー部材に相対的に回転可能に螺合するナット部材と
を有して成るものにおいて、 前記ナット部材より前側および後側の前記スクリュー部
材に弾性緩衝体を嵌着し、該ナット部材の移動ストロー
クの前端および後端で該ナット部材が弾接するよう配設
したことを特徴とするパワーシートスライド装置。
Priority Applications (4)
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---|---|---|---|
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP067007U JPH0653265U (ja) | 1992-09-25 | 1992-09-25 | パワーシートスライド装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0653265U true JPH0653265U (ja) | 1994-07-19 |
Family
ID=13332441
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP067007U Pending JPH0653265U (ja) | 1992-09-25 | 1992-09-25 | パワーシートスライド装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5487520A (ja) |
EP (1) | EP0589218B1 (ja) |
JP (1) | JPH0653265U (ja) |
DE (1) | DE69305949T2 (ja) |
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