JP2011173556A - シートレール装置 - Google Patents
シートレール装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011173556A JP2011173556A JP2010040522A JP2010040522A JP2011173556A JP 2011173556 A JP2011173556 A JP 2011173556A JP 2010040522 A JP2010040522 A JP 2010040522A JP 2010040522 A JP2010040522 A JP 2010040522A JP 2011173556 A JP2011173556 A JP 2011173556A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screw
- rail
- fixed
- rail member
- seat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Seats For Vehicles (AREA)
Abstract
【課題】レール部材に対するスクリューネジの支持強度を高め得るシートレール装置を提供する。
【解決手段】シートレール装置10では、ブラケット70の両支持片72,73の挿通部72a,73aに対して挿通不能なブッシュ91が、当該挿通部72a,73aを挿通するスクリューネジ40の前側端部41に直接固定される。また、ブラケット70は、アッパーレール30に形成される切り欠き31,32に係合することで当該アッパーレール30に固定される。
【選択図】図3
【解決手段】シートレール装置10では、ブラケット70の両支持片72,73の挿通部72a,73aに対して挿通不能なブッシュ91が、当該挿通部72a,73aを挿通するスクリューネジ40の前側端部41に直接固定される。また、ブラケット70は、アッパーレール30に形成される切り欠き31,32に係合することで当該アッパーレール30に固定される。
【選択図】図3
Description
本発明は、シートの前後方向位置を調整するシートレール装置に関するものである。
従来、シートの前後方向位置を調整するシートレール装置として下記特許文献1に開示されるシートスライド装置が知られている。このシートスライド装置では、スクリューシャフト(スクリューネジ)のナット部材を挟んだ前端部及び後端部に大径のフランジ部を形成するとともに、各フランジ部の前後方向内側近接位置に、それぞれアッパーレールに固定されたプレートを設けている。これにより、アッパーレールに前後方向への荷重が加わっても、スクリューシャフトには、そのナット部材を挟んだ半分側に引っ張り力が加わるだけで圧縮力は一切加わらないため、スクリューシャフトの挫屈変形が抑制される。
しかしながら、上記特許文献1に示す構成では、衝突等による強い衝撃がシートレール装置に作用するとき、この衝撃力を十分に吸収することができず、スクリューネジ等が破損してしまうおそれがある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、レール部材に対するスクリューネジの支持強度を高め得るシートレール装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、特許請求の範囲に記載の請求項1のシートレール装置では、車体に固定されるロアレール部材と、シートに固定されるとともに前記ロアレール部材に対し摺動自在に設けられるアッパーレール部材と、前記ロアレール部材および前記アッパーレール部材のいずれか一方のレール部材に対してその長手方向に沿って配設されるスクリューネジと、前記ロアレール部材および前記アッパーレール部材のいずれか他方のレール部材に固定されて前記スクリューネジの回転に応じて当該スクリューネジに対しその長手方向に相対的に移動するナット部材と、を備えるシートレール装置であって、前記スクリューネジの一側端部が挿通する挿通部が形成される一側支持部材と、前記挿通部に対して挿通不能であって当該挿通部を挿通する前記一側端部に直接固定される一側固定部材と、を備え、前記一側支持部材は、前記一方のレール部材に形成される係合部に係合することで当該一方のレール部材に固定されることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載のシートレール装置において、前記一側支持部材は、前記挿通部が形成された2つの支持片が連結部により連結されることでコ字状に形成されて、これら両支持片が前記一方のレール部材に形成される係合部にそれぞれ係合することで当該一方のレール部材に固定されることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載のシートレール装置において、前記スクリューネジの他側端部が挿通する挿通部が形成され前記一方のレール部材に連結される他側支持部材と、前記挿通部に対して挿通不能であって当該挿通部を挿通する前記他側端部に直接固定される他側固定部材と、を備えることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3に記載のシートレール装置において、前記他側支持部材は、前記挿通部が形成された支持片と、この支持片に対して縁部からL字状に延出する延出片と、これら支持片および延出片の双方に直交しいずれか一方に連結して他方に近接または固定される側板とを備え、前記延出片が前記一方のレール部材に連結されることで当該一方のレール部材に固定されることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項3に記載のシートレール装置において、前記他側支持部材は、前記一方のレール部材に形成される係合部に係合することで当該一方のレール部材に固定されることを特徴とする。
請求項1の発明では、一側支持部材の挿通部に対して挿通不能な一側固定部材が、当該挿通部を挿通するスクリューネジの一側端部に直接固定される。また、一側支持部材は、一方のレール部材に形成される係合部に係合することで当該一方のレール部材に固定される。
このように、一側固定部材は、スクリューネジの一側端部に直接固定されて連結されるため、例えば、一側端部に加工して細くなったネジ部にナット部材を締結する場合と比較して一側端部が細くならないので、両部材の連結強度が高まり、一側支持部材に対するスクリューネジの抜け止め機能を高めることができる。また、一側支持部材は、一方のレール部材の係合部に係合して連結されるため、例えば、当該一方のレール部材に単に連結される場合と比較して、両部材の連結強度を高めることができる。このため、衝突等による強い衝撃が一側固定部材と一側支持部材との間に作用する場合であっても、一側固定部材と一側端部との連結部分の破損や一側支持部材と一方のレール部材との連結部分の破損が抑制される。
したがって、レール部材に対するスクリューネジの支持強度を高めることができる。
したがって、レール部材に対するスクリューネジの支持強度を高めることができる。
請求項2の発明では、一側支持部材は、挿通部が形成された2つの支持片が一方のレール部材に形成される係合部にそれぞれ係合して連結されるため、当該一方のレール部材に対する連結強度をさらに高めることができる。さらに、2つの挿通部が形成された平板の両端をコ字状に屈曲させて一側支持部材を形成することで、当該一側支持部材を容易に製造することができる。
請求項3の発明では、他側支持部材の挿通部に対して挿通不能な他側固定部材が、当該挿通部を挿通するスクリューネジの他側端部に直接固定される。これにより、他側固定部材は、スクリューネジの他側端部に直接固定されて連結されるため、例えば、他側端部に加工して細くなったネジ部にナット部材を締結する場合と比較して他側端部が細くならないので、両部材の連結強度が高まり、他側支持部材に対するスクリューネジの抜け止め機能を高めることができる。このため、スクリューネジの両端部における一方のレール部材に対する連結強度をそれぞれ高めることができる。
請求項4の発明では、他側支持部材は、支持片および延出片と、これら支持片および延出片の双方に直交しいずれか一方に連結して他方に近接または固定される側板とを備えており、延出片が一方のレール部材に連結されている。これにより、上記衝撃に応じて支持片および延出片が互いに近接する方向に衝撃力が作用する場合でも、側板により支持片と延出片との連結部分の破損が抑制されるので、レール部材に対するスクリューネジの支持強度を高めることができる。
請求項5の発明では、他側支持部材は、一方のレール部材に形成される係合部に係合することで当該一方のレール部材に固定されるため、例えば、当該一方のレール部材に単に連結される場合と比較して、両部材の連結強度を高めることができる。これにより、スクリューネジの両端においてレール部材に対する支持強度を高めることができる。
以下、本発明に係る車両用のシートレール装置10の一実施形態について図を参照して説明する。図1は、本発明に係るシートレール装置10の概略構成を示す側面図である。図2は、シートレール装置10の分解斜視図である。以下、図1において、図面左側を前側、図面右側を後側として説明する。
シートレール装置10は、フット21を介して車両フロアに固定されるロアレール20、図略の車両用シートに固定されるアッパーレール30、アッパーレール30に回動可能に支持されるスクリューネジ40、スクリューネジ40に回転を伝達するギヤボックス50、ロアレール20に固定されるナット部材60をそれぞれ一対と、両ギヤボックス50にシャフト12を介して上記回転を発生させるためのモータ11と備えている(図1には一方のみを記載する)。モータ11は、そのシャフト12とともに、両ギヤボックス50に回転を伝達可能に支持部材13により支持されている。
当該シートレール装置10は、スクリューネジ40がギヤボックス50から伝達される回転力によって回転し、このスクリューネジ40に噛合するナット部材60が当該スクリューネジ40の回転に相対して移動することによって、アッパーレール30がロアレール20に対して相対移動するように構成されている。
アッパーレール30は、その断面が下向きに開口した逆U字状でその端部から両外側に向かって鍔部を有するように形成されている。ロアレール20は、その断面が上向きに開口し上記アッパーレール30の鍔部を巻き込むように形成されている。そして、アッパーレール30およびロアレール20は、図略のスチールボールやローラー等の転動部材の介在により車両前後方向に摺動自在に組み合わされている。
スクリューネジ40は、アッパーレール30およびロアレール20の長手方向(摺動方向)に挿通するとともに、その前側端部41がアッパーレール30に取り付けられたギヤボックス50に連結されている。スクリューネジ40は、このギヤボックス50によりモータ11からの回転力が減速されて伝達されることで回転する。
当該スクリューネジ40は、その前側端部41および後側端部42がアッパーレール30に固定されたブラケット70およびホルダー80により支持されることで、アッパーレール30に対してその長手方向に沿って配設されている。
図3は、ブラケット70およびブッシュ91の配置関係を示す拡大断面図である。図4は、図3に示す4−4線相当の切断面による断面図である。
図2および図3に示すように、ブラケット70は、鉄等の剛性が高い金属材料により、前側端部41が挿通可能な挿通部72a,73aが形成された2つの支持片(前側支持片72および後側支持片73)が連結部71により連結されることで略コ字状に形成されている。また、挿通部72aには、ゴム製のダンパー74が取り付けられている。このダンパー74は、前側支持片72と後述するブッシュ91との接触を防止して、回転するブッシュ91との接触による異音の発生を防止する機能を有するものである。なお、当該ブラケット70は、2つの挿通部72a,73aが形成された平板の両端をコ字状に屈曲させることで一体に形成されているが、連結部71や前側支持片72および後側支持片73を個々に形成した後に溶接等で連結してもよい。
図2および図3に示すように、ブラケット70は、鉄等の剛性が高い金属材料により、前側端部41が挿通可能な挿通部72a,73aが形成された2つの支持片(前側支持片72および後側支持片73)が連結部71により連結されることで略コ字状に形成されている。また、挿通部72aには、ゴム製のダンパー74が取り付けられている。このダンパー74は、前側支持片72と後述するブッシュ91との接触を防止して、回転するブッシュ91との接触による異音の発生を防止する機能を有するものである。なお、当該ブラケット70は、2つの挿通部72a,73aが形成された平板の両端をコ字状に屈曲させることで一体に形成されているが、連結部71や前側支持片72および後側支持片73を個々に形成した後に溶接等で連結してもよい。
図4に示すように、このブラケット70は、両支持片72,73の側部72b,73bがアッパーレール30に形成される切り欠き31,32に係合するとともに、連結部71がアッパーレール30の上壁にプレート51を介してリベットでかしめられることにより、当該アッパーレール30に固定される。なお、ブラケット70および前側端部41は、特許請求の範囲に記載の「一側支持部材」および「一側端部」の一例に相当し、切り欠き31,32は、特許請求の範囲に記載の「係合部」の一例に相当し得る。
図5は、ホルダー80およびブッシュ92の配置関係を示す拡大断面図である。
図2および図5に示すように、ホルダー80は、鉄等の剛性が高い金属材料により、後側端部42が挿通可能な挿通部81aが形成された支持片81と、この支持片81に対して縁部からL字状に延出する延出片82と、これら支持片81および延出片82の双方に直交し延出片82に連結して支持片81に近接する側板83とを有するように形成されている。また、支持片81の後側面には、樹脂製のカラー84が取り付けられている。このカラー84は、支持片81と後述するブッシュ92との接触を防止して、回転するブッシュ92との接触による異音の発生を防止する機能を有するものである。当該ホルダー80は、延出片82がアッパーレール30の上壁にリベットでかしめられることで当該アッパーレール30に固定される。なお、ホルダー80および後側端部42は、特許請求の範囲に記載の「他側支持部材」および「他側端部」の一例に相当し得る。
図2および図5に示すように、ホルダー80は、鉄等の剛性が高い金属材料により、後側端部42が挿通可能な挿通部81aが形成された支持片81と、この支持片81に対して縁部からL字状に延出する延出片82と、これら支持片81および延出片82の双方に直交し延出片82に連結して支持片81に近接する側板83とを有するように形成されている。また、支持片81の後側面には、樹脂製のカラー84が取り付けられている。このカラー84は、支持片81と後述するブッシュ92との接触を防止して、回転するブッシュ92との接触による異音の発生を防止する機能を有するものである。当該ホルダー80は、延出片82がアッパーレール30の上壁にリベットでかしめられることで当該アッパーレール30に固定される。なお、ホルダー80および後側端部42は、特許請求の範囲に記載の「他側支持部材」および「他側端部」の一例に相当し得る。
また、ブラケット70の挿通部72aを挿通する前側端部41には、金属製のブッシュ91が、直接かしめられることで固定されて、ダンパー74に接触している。このブッシュ91は、その外径が挿通部72aの内径よりも大きく形成されることにより当該挿通部72aに対して挿通不能となっている。また、ホルダー80の挿通部81aを挿通する後側端部42には、金属製のブッシュ92が、直接かしめられることで固定されて、カラー84に接触している。このブッシュ92は、その外径が挿通部81aの内径よりも大きく形成されることにより当該挿通部81aに対して挿通不能となっている。なお、ブッシュ91およびブッシュ92は、特許請求の範囲に記載の「一側固定部材」および「他側固定部材」の一例に相当し得る。
次に、シートレール装置10の組み立てについて説明すると、まず、スクリューネジ40に対して、前側からブラケット70、ナット部材60、ホルダー80の順となるようにこれら各部材を挿通または噛合させる。次に、スクリューネジ40の前側端部41および後側端部42の所定の位置に対して、ブッシュ91およびブッシュ92をそれぞれ直接かしめて固定する。続いて、ロアレール20によりアッパーレール30の鍔部を巻き込むようにロアレール20およびアッパーレール30を組み付けて、アッパーレール30内に各部材が取り付けられたスクリューネジ40を後側端部42側から挿入する。
そして、ブラケット70の両支持片72,73の側部72b,73bをアッパーレール30の切り欠き31,32に係合させた後に、ブラケット70の連結部71とホルダー80の延出片82とをアッパーレール30の上壁にリベットによりかしめて固定する。これにより、ブッシュ91とダンパー74とが接触し、ブッシュ92とカラー84とが接触することとなる。続いて、ギヤボックス50のギヤ(図示略)をスクリューネジ40の前側端部41に噛合させるように、ギヤボックス50をプレート51を介してアッパーレール30に取り付ける。これにより、図1に示すシートレール装置10が完成する。なお、後述するようにスクリューネジ40におけるアッパーレール30に対する連結強度が高められているため、スクリューネジ40等を介してギヤボックス50に作用する衝撃が抑制されるので、当該ギヤボックス50を、スプリングピンなどの簡易な構成によりアッパーレール30に取り付けることができる。
上述のように構成されるシートレール装置10において、スクリューネジ40に対して前側から衝撃が加わると、ダンパー74を介してブッシュ91とブラケット70の前側支持片72との間に衝撃力が作用する。このとき、ブラケット70は、両支持片72,73にてアッパーレール30の切り欠き31,32に係合しており、ブッシュ91はスクリューネジ40の前側端部41に直接固定されているので、スクリューネジ40の前側端部41におけるアッパーレール30に対する連結強度が高められることとなる。
また、スクリューネジ40に対して後側から衝撃が加わると、カラー84を介してブッシュ92とホルダー80の支持片81との間に衝撃力が作用する。このとき、ホルダー80は、アッパーレール30に固定される延出片82と支持片81とに対して側板83が補強部材となり、支持片81と延出片82との連結部分の破損が抑制される。さらに、ブッシュ92はスクリューネジ40の後側端部42に直接固定されているので、スクリューネジ40の後側端部42におけるアッパーレール30に対する連結強度が高められることとなる。
以上説明したように、本実施形態に係るシートレール装置10では、ブラケット70の両支持片72,73の挿通部72a,73aに対して挿通不能なブッシュ91が、当該挿通部72a,73aを挿通するスクリューネジ40の前側端部41に直接固定される。また、ブラケット70は、アッパーレール30に形成される切り欠き31,32に係合することで当該アッパーレール30に固定される。
このように、ブッシュ91は、スクリューネジ40の前側端部41に直接固定されて連結されるため、例えば、前側端部41に加工して細くなったネジ部にナット部材を締結する場合と比較して前側端部41が細くならないので、両部材の連結強度が高まり、ブラケット70に対するスクリューネジ40の抜け止め機能を高めることができる。また、ブラケット70は、アッパーレール30の切り欠き31,32に係合して連結されるため、例えば、当該アッパーレール30に単に連結される場合と比較して、両部材の連結強度を高めることができる。このため、衝突等による強い衝撃がダンパー74を介してブッシュ91とブラケット70との間に作用する場合であっても、ブッシュ91と前側端部41との連結部分の破損やブラケット70とアッパーレール30との連結部分の破損が抑制される。
したがって、アッパーレール30に対するスクリューネジ40の支持強度を高めることができる。
したがって、アッパーレール30に対するスクリューネジ40の支持強度を高めることができる。
特に、ブラケット70は、挿通部72a,73aが形成された両支持片72,73がアッパーレール30の切り欠き31,32にそれぞれ係合して連結されるため、1箇所にて係合して連結する場合と比較して、当該アッパーレール30に対する連結強度をさらに高めることができる。さらに、2つの挿通部72a,73aが形成された平板の両端をコ字状に屈曲させてブラケット70が形成されているので、当該ブラケット70を容易に製造することができる。
また、本実施形態に係るシートレール装置10では、ホルダー80の支持片81の挿通部81aに対して挿通不能なブッシュ92が、当該挿通部81aを挿通するスクリューネジ40の後側端部42に直接固定される。これにより、ブッシュ92は、スクリューネジ40の後側端部42に直接固定されて連結されるため、例えば、後側端部42に加工して細くなったネジ部にナット部材を締結する場合と比較して後側端部42が細くならないので、両部材の連結強度が高まり、ホルダー80に対するスクリューネジ40の抜け止め機能を高めることができる。このため、スクリューネジ40の両端部41,42におけるアッパーレール30に対する連結強度をそれぞれ高めることができる。
さらに、本実施形態に係るシートレール装置10では、ホルダー80は、支持片81および延出片82と、これら支持片81および延出片82の双方に直交し延出片82に連結して支持片81に近接する側板83とを備えており、延出片82がアッパーレール30に固定されている。これにより、上記衝撃に応じて支持片81および延出片82が互いに近接する方向に衝撃力が作用する場合でも、側板83により支持片81と延出片82の連結部分の破損が抑制されるので、アッパーレール30に対するスクリューネジ40の支持強度を高めることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、以下のように具体化してもよく、その場合でも、上記実施形態と同等の作用・効果が得られる。
(1)スクリューネジ40等がロアレール20に固定されるとともに、ナット部材60がアッパーレール30に固定されてもよい。この場合、ロアレール20が特許請求の範囲に記載の「一方のレール部材」の一例に相当し、アッパーレール30が特許請求の範囲に記載の「他方のレール部材」の一例に相当し得る。
(1)スクリューネジ40等がロアレール20に固定されるとともに、ナット部材60がアッパーレール30に固定されてもよい。この場合、ロアレール20が特許請求の範囲に記載の「一方のレール部材」の一例に相当し、アッパーレール30が特許請求の範囲に記載の「他方のレール部材」の一例に相当し得る。
(2)ホルダー80は、アッパーレール30に形成される切り欠き等の係合部に係合することで当該アッパーレール30に固定されてもよい。これによりアッパーレール30に単に連結結されて固定される場合と比較して、両部材の連結強度を高めることができる。これにより、スクリューネジ40の両端においてアッパーレール30に対する支持強度を高めることができる。
(3)側板83は、延出片82に連結して支持片81に近接するように形成されることに限らず、支持片81に連結して延出片82に近接するように形成されてもよい。また、側板83は、支持片81および延出片82の双方に連結するように形成されてもよい。
(4)ブラケット70により後側端部42を支持するとともに、ホルダー80により前側端部41を支持するようにしてもよい。また、前側端部41および後側端部42の双方をブラケット70によりそれぞれ支持してもよいしホルダー80によりそれぞれ支持してもよい。
10…シートレール装置
20…ロアレール(ロアレール部材)
30…アッパーレール(アッパーレール部材)
31,32…切り欠き(係合部)
40…スクリューネジ
41…前側端部(一側端部)
42…後側端部(他側端部)
50…ギヤボックス
60…ナット部材
70…ブラケット(一側支持部材)
71…連結部
72…前側支持片
73…後側支持片
72a,73a…挿通部
80…ホルダー(他側支持部材)
81…支持片
81a…挿通部
82…延出片
83…側板
91…ブッシュ(一側固定部材)
92…ブッシュ(他側固定部材)
20…ロアレール(ロアレール部材)
30…アッパーレール(アッパーレール部材)
31,32…切り欠き(係合部)
40…スクリューネジ
41…前側端部(一側端部)
42…後側端部(他側端部)
50…ギヤボックス
60…ナット部材
70…ブラケット(一側支持部材)
71…連結部
72…前側支持片
73…後側支持片
72a,73a…挿通部
80…ホルダー(他側支持部材)
81…支持片
81a…挿通部
82…延出片
83…側板
91…ブッシュ(一側固定部材)
92…ブッシュ(他側固定部材)
Claims (5)
- 車体に固定されるロアレール部材と、
シートに固定されるとともに前記ロアレール部材に対し摺動自在に設けられるアッパーレール部材と、
前記ロアレール部材および前記アッパーレール部材のいずれか一方のレール部材に対してその長手方向に沿って配設されるスクリューネジと、
前記ロアレール部材および前記アッパーレール部材のいずれか他方のレール部材に固定されて前記スクリューネジの回転に応じて当該スクリューネジに対しその長手方向に相対的に移動するナット部材と、
を備えるシートレール装置であって、
前記スクリューネジの一側端部が挿通する挿通部が形成される一側支持部材と、
前記挿通部に対して挿通不能であって当該挿通部を挿通する前記一側端部に直接固定される一側固定部材と、を備え、
前記一側支持部材は、前記一方のレール部材に形成される係合部に係合することで当該一方のレール部材に固定されることを特徴とするシートレール装置。 - 前記一側支持部材は、前記挿通部が形成された2つの支持片が連結部により連結されることでコ字状に形成されて、これら両支持片が前記一方のレール部材に形成される係合部にそれぞれ係合することで当該一方のレール部材に固定されることを特徴とする請求項1に記載のシートレール装置。
- 前記スクリューネジの他側端部が挿通する挿通部が形成され前記一方のレール部材に連結される他側支持部材と、
前記挿通部に対して挿通不能であって当該挿通部を挿通する前記他側端部に直接固定される他側固定部材と、を備えることを特徴とする請求項1または2に記載のシートレール装置。 - 前記他側支持部材は、前記挿通部が形成された支持片と、この支持片に対して縁部からL字状に延出する延出片と、これら支持片および延出片の双方に直交しいずれか一方に連結して他方に近接または固定される側板とを備え、前記延出片が前記一方のレール部材に連結されることで当該一方のレール部材に固定されることを特徴とする請求項3に記載のシートレール装置。
- 前記他側支持部材は、前記一方のレール部材に形成される係合部に係合することで当該一方のレール部材に固定されることを特徴とする請求項3に記載のシートレール装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010040522A JP2011173556A (ja) | 2010-02-25 | 2010-02-25 | シートレール装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010040522A JP2011173556A (ja) | 2010-02-25 | 2010-02-25 | シートレール装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011173556A true JP2011173556A (ja) | 2011-09-08 |
Family
ID=44686849
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010040522A Pending JP2011173556A (ja) | 2010-02-25 | 2010-02-25 | シートレール装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011173556A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0627294U (ja) * | 1992-09-14 | 1994-04-12 | 株式会社大井製作所 | 車両用のパワーシートスライド装置 |
JP2009241698A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Fuji Kiko Co Ltd | 電動シートスライド装置 |
JP2010006098A (ja) * | 2008-06-24 | 2010-01-14 | Shiroki Corp | 車両用シートのパワースライド装置 |
-
2010
- 2010-02-25 JP JP2010040522A patent/JP2011173556A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0627294U (ja) * | 1992-09-14 | 1994-04-12 | 株式会社大井製作所 | 車両用のパワーシートスライド装置 |
JP2009241698A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Fuji Kiko Co Ltd | 電動シートスライド装置 |
JP2010006098A (ja) * | 2008-06-24 | 2010-01-14 | Shiroki Corp | 車両用シートのパワースライド装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5999288B2 (ja) | ステアリング装置 | |
JP4835324B2 (ja) | 車両用ドアハンドル装置 | |
JP5999287B2 (ja) | ステアリング装置 | |
WO2009157291A1 (ja) | 車両用シートのパワースライド装置 | |
JP2006175953A (ja) | 車両用パワーシートスライド装置 | |
JP5846321B2 (ja) | チルト式ステアリング装置 | |
JP2013230721A (ja) | 車両用スライドレール装置 | |
JP2020019327A (ja) | ステアリング装置 | |
JP5304207B2 (ja) | ブレーキエアガイド構造 | |
JP2013060185A (ja) | 電動式パワーステアリング装置用ステアリングコラムの支持装置及び支持ブラケットの製造方法 | |
US9645600B2 (en) | Two piece pedal arm | |
JP6189249B2 (ja) | 乗物用シート | |
US9879449B2 (en) | Vehicle latch assembly and method of dampening sound during a closing process of the vehicle latch assembly | |
KR101600191B1 (ko) | 차량용 시트 레일 | |
JP6390295B2 (ja) | ステアリング装置 | |
JP2015003592A (ja) | 乗物用シート | |
JP5957603B2 (ja) | 車両シート用作動ユニット | |
JP2011173556A (ja) | シートレール装置 | |
JP5960116B2 (ja) | 車両用のパイプ状補強部材 | |
JP2008236981A (ja) | 電動モータの取付構造 | |
WO2017022250A1 (ja) | ヘッドレスト支持装置 | |
KR102167920B1 (ko) | 자동차의 조향컬럼 | |
JP2017114435A (ja) | 乗物用シート | |
JP6571470B2 (ja) | ステアリング機構部の支持構造 | |
JP6413375B2 (ja) | チルト式ステアリング装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120131 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130717 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130723 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20131119 |