JPH0865040A - 可搬型アンテナ装置 - Google Patents
可搬型アンテナ装置Info
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- JPH0865040A JPH0865040A JP21806594A JP21806594A JPH0865040A JP H0865040 A JPH0865040 A JP H0865040A JP 21806594 A JP21806594 A JP 21806594A JP 21806594 A JP21806594 A JP 21806594A JP H0865040 A JPH0865040 A JP H0865040A
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 手作業による作業のみで容易かつ迅速にアン
テナ装置の組立，分解が行なえ、導波管が外部に露出す
ることもない。 【構成】 給電部１０，反射鏡部２０，送信装置部３
０、及びこれら各部が角度調整可能に搭載される支持台
部４０とが互いに分解可能に構成される可搬型アンテナ
装置において、給電部１０の一次放射器１１を支持する
支持柱１２を中空のパイプ状に形成し、この支持柱１２
の内部に給電部１０の一次放射器１１を送信装置部３０
に接続する導波管１３を配設するとともに、送信装置部
３０の側面に、支持柱１２の端部が嵌入可能な嵌入口を
形成し、かつ、この嵌入口に支持柱１２端部を嵌入した
とき、嵌入口の奥端で、給電部１０側の導波管と送信装
置部３０側の導波管が接合する構成としてある。
テナ装置の組立，分解が行なえ、導波管が外部に露出す
ることもない。 【構成】 給電部１０，反射鏡部２０，送信装置部３
０、及びこれら各部が角度調整可能に搭載される支持台
部４０とが互いに分解可能に構成される可搬型アンテナ
装置において、給電部１０の一次放射器１１を支持する
支持柱１２を中空のパイプ状に形成し、この支持柱１２
の内部に給電部１０の一次放射器１１を送信装置部３０
に接続する導波管１３を配設するとともに、送信装置部
３０の側面に、支持柱１２の端部が嵌入可能な嵌入口を
形成し、かつ、この嵌入口に支持柱１２端部を嵌入した
とき、嵌入口の奥端で、給電部１０側の導波管と送信装
置部３０側の導波管が接合する構成としてある。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、衛星通信システムにお
ける移動地球局等に利用されるアンテナ装置に関し、特
に、アンテナ装置を構成する各部の組立，分解可能な可
搬型アンテナ装置に関する。
ける移動地球局等に利用されるアンテナ装置に関し、特
に、アンテナ装置を構成する各部の組立，分解可能な可
搬型アンテナ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】衛星通信システムにおける移動地球局等
に使用されるパラボラ型，平面アレー型等のアンテナ装
置にあっては、移動に際しアンテナ装置を一次放射器，
反射鏡，支持台等の各部に分解して運搬し、移動先でこ
れらを組立て使用する可搬型のアンテナ装置が広く採用
されている。
に使用されるパラボラ型，平面アレー型等のアンテナ装
置にあっては、移動に際しアンテナ装置を一次放射器，
反射鏡，支持台等の各部に分解して運搬し、移動先でこ
れらを組立て使用する可搬型のアンテナ装置が広く採用
されている。
【０００３】このような可搬型アンテナ装置の技術とし
ては、例えば、特開昭６３−３０２６０６号公報に記載
の可搬アンテナ装置がある。図８は、この特開昭６３−
３０２６０６号公報に記載の可搬型アンテナ装置を示す
全体側面図である。同図に示すように、この従来の可搬
型アンテナ装置は、給電部（一次放射器）１，反射鏡
２，送信部（通信器材）３，支持台４及び三脚台５とか
らなり、それぞれが分解可能に構成されている。
ては、例えば、特開昭６３−３０２６０６号公報に記載
の可搬アンテナ装置がある。図８は、この特開昭６３−
３０２６０６号公報に記載の可搬型アンテナ装置を示す
全体側面図である。同図に示すように、この従来の可搬
型アンテナ装置は、給電部（一次放射器）１，反射鏡
２，送信部（通信器材）３，支持台４及び三脚台５とか
らなり、それぞれが分解可能に構成されている。
【０００４】このような構成からなる従来の可搬型アン
テナ装置は、次のようにして使用する。まず、アンテナ
装置を使用するときには、移動先の任意の箇所に三脚台
５を設置するとともに、三脚台５上部の回転台５ａに支
持台４を固定する。次に、この支持台４の上に送信部
３，反射鏡２，給電部１を順次搭載するとともに、送信
部３と給電部１を給電部支持柱１ａに沿って配設された
導波管６により接続し、その後、高さ調整ジャッキ７に
よりアンテナの仰角調整を行なうとともに、回転台５ａ
により方位角調整を行ない、使用していた。そして、使
用後、移動する場合には、上記組立手順と逆の手順によ
りアンテナ装置を各部に分解して運搬，移動していた。
テナ装置は、次のようにして使用する。まず、アンテナ
装置を使用するときには、移動先の任意の箇所に三脚台
５を設置するとともに、三脚台５上部の回転台５ａに支
持台４を固定する。次に、この支持台４の上に送信部
３，反射鏡２，給電部１を順次搭載するとともに、送信
部３と給電部１を給電部支持柱１ａに沿って配設された
導波管６により接続し、その後、高さ調整ジャッキ７に
よりアンテナの仰角調整を行なうとともに、回転台５ａ
により方位角調整を行ない、使用していた。そして、使
用後、移動する場合には、上記組立手順と逆の手順によ
りアンテナ装置を各部に分解して運搬，移動していた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に、こ
の種の可搬型アンテナ装置においては、運搬，移動が容
易であるとともに、迅速かつ容易にアンテナの使用，格
納を行なうべく、移動地点におけるアンテナ装置の設
置，組立及び分解等の作業に容易性，迅速性が要求され
る。すなわち、可搬型アンテナ装置は、地上局からの電
波をトランスポンダで迅速に転送を行なう必要があり、
静止衛星局への仰角及び方位角のそれぞれのビーム方向
（放射パターン）を整合させる等の初期設定作業の迅速
性が求められる。
の種の可搬型アンテナ装置においては、運搬，移動が容
易であるとともに、迅速かつ容易にアンテナの使用，格
納を行なうべく、移動地点におけるアンテナ装置の設
置，組立及び分解等の作業に容易性，迅速性が要求され
る。すなわち、可搬型アンテナ装置は、地上局からの電
波をトランスポンダで迅速に転送を行なう必要があり、
静止衛星局への仰角及び方位角のそれぞれのビーム方向
（放射パターン）を整合させる等の初期設定作業の迅速
性が求められる。
【０００６】しかしながら、上述した従来の可搬型アン
テナ装置にあっては、送信部と給電部をつなぐ導波管の
接続にあたって、工具等を使用した取付作業が必要とな
るため、アンテナ装置の組立，分解作業に多くの時間が
かかり、迅速性，容易性に欠けるという問題があった。
その上、この従来の可搬型アンテナ装置では、導波管が
反射鏡裏面側に露出して取り付けられるため、アンテナ
装置の組立，分解を繰り返すうちに、導波管に損傷が発
生するという問題も有していた。
テナ装置にあっては、送信部と給電部をつなぐ導波管の
接続にあたって、工具等を使用した取付作業が必要とな
るため、アンテナ装置の組立，分解作業に多くの時間が
かかり、迅速性，容易性に欠けるという問題があった。
その上、この従来の可搬型アンテナ装置では、導波管が
反射鏡裏面側に露出して取り付けられるため、アンテナ
装置の組立，分解を繰り返すうちに、導波管に損傷が発
生するという問題も有していた。
【０００７】本発明は、このような従来の技術が有する
問題を解決するために提案されたものであり、送信部と
導波管の接続に特別な工具等を一切必要とせず、手作業
による作業のみで容易かつ迅速にアンテナ装置の組立，
分解が行なえるとともに、導波管が外部に露出すること
なく、導波管の損傷を有効に防止することができる可搬
型アンテナ装置の提供を目的とする。
問題を解決するために提案されたものであり、送信部と
導波管の接続に特別な工具等を一切必要とせず、手作業
による作業のみで容易かつ迅速にアンテナ装置の組立，
分解が行なえるとともに、導波管が外部に露出すること
なく、導波管の損傷を有効に防止することができる可搬
型アンテナ装置の提供を目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の可搬型アンテナ装置は、給電部，反射鏡部，送
信部、及びこれら各部が角度調整可能に搭載される支持
台部とが互いに分解可能に構成される可搬型アンテナ装
置において、前記給電部の一次放射器を支持する支持柱
を中空のパイプ状に形成し、この支持柱の内部に前記給
電部の一次放射器を前記送信部に接続する導波管を配設
するとともに、前記送信部の側面に、前記支持柱端部が
嵌入可能な嵌入口を形成し、かつ、この嵌入口に前記支
持柱端部を嵌入したとき、前記嵌入口の奥端で、前記給
電部側の導波管と前記送信部側の導波管が接合する構成
としてある。そして、好ましくは、前記送信部の嵌入口
に、前記支持柱内の導波管の端部に螺合する螺合ねじを
設け、また、前記送信部の嵌入口に、前記支持柱の嵌入
された端部側面を押圧する押圧ねじを設けた構成として
ある。さらに好ましくは、前記支持柱内部に、前記導波
管を前記螺合ねじ側と反対側に付勢する部材を設けた構
成としてある。
本発明の可搬型アンテナ装置は、給電部，反射鏡部，送
信部、及びこれら各部が角度調整可能に搭載される支持
台部とが互いに分解可能に構成される可搬型アンテナ装
置において、前記給電部の一次放射器を支持する支持柱
を中空のパイプ状に形成し、この支持柱の内部に前記給
電部の一次放射器を前記送信部に接続する導波管を配設
するとともに、前記送信部の側面に、前記支持柱端部が
嵌入可能な嵌入口を形成し、かつ、この嵌入口に前記支
持柱端部を嵌入したとき、前記嵌入口の奥端で、前記給
電部側の導波管と前記送信部側の導波管が接合する構成
としてある。そして、好ましくは、前記送信部の嵌入口
に、前記支持柱内の導波管の端部に螺合する螺合ねじを
設け、また、前記送信部の嵌入口に、前記支持柱の嵌入
された端部側面を押圧する押圧ねじを設けた構成として
ある。さらに好ましくは、前記支持柱内部に、前記導波
管を前記螺合ねじ側と反対側に付勢する部材を設けた構
成としてある。
【０００９】
【作用】上記構成からなる本発明の可搬型アンテナ装置
によれば、給電部の支持柱をパイプ状に形成し、このパ
イプの中心に導波管を通すことにより、支持柱を送信部
に嵌入して送信部側のねじを手回しで締め込むのみで、
給電部と送信部を接続固定することができ、アンテナ装
置を分解する場合にも、弾性体の引張力により、締め込
んだねじを緩めるだけで導波管及び支持柱が送信部から
外れ、簡単に送信部と給電部を分解することができる。
によれば、給電部の支持柱をパイプ状に形成し、このパ
イプの中心に導波管を通すことにより、支持柱を送信部
に嵌入して送信部側のねじを手回しで締め込むのみで、
給電部と送信部を接続固定することができ、アンテナ装
置を分解する場合にも、弾性体の引張力により、締め込
んだねじを緩めるだけで導波管及び支持柱が送信部から
外れ、簡単に送信部と給電部を分解することができる。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の可搬型アンテナ装置の一実施
例について、図面を参照して説明する。図１は、本発明
の可搬型アンテナ装置の一実施例を示す、（ａ）は全体
正面図、（ｂ）は同側面図である。
例について、図面を参照して説明する。図１は、本発明
の可搬型アンテナ装置の一実施例を示す、（ａ）は全体
正面図、（ｂ）は同側面図である。
【００１１】これらの図に示すように、本実施例の可搬
型アンテナ装置は、給電部１０と、この給電部１０の前
方に位置する反射鏡部２０と、この反射鏡部２０を裏面
から支持するとともに、給電部１０の端部が接合する送
信部３０と、この送信部３０が載置，固定される支持台
部４０とで構成してあり、それぞれが分解可能となって
いる。
型アンテナ装置は、給電部１０と、この給電部１０の前
方に位置する反射鏡部２０と、この反射鏡部２０を裏面
から支持するとともに、給電部１０の端部が接合する送
信部３０と、この送信部３０が載置，固定される支持台
部４０とで構成してあり、それぞれが分解可能となって
いる。
【００１２】給電部１０は、図２に示すように、一次放
射器１１と、この一次放射器１１を支持する支持柱１２
とからなっている。支持柱１２は、中空のパイプ状に形
成され、この中空部の内部には、一次放射器１１を送信
部３０に接続する導波管１３が配設してある。この導波
管１３の端部には、後述する送信部３０側の装置側フラ
ンジ３５と密着して接合する給電部側フランジ１４が形
成してあり、その接合面の外周近傍部分には、図示しな
いねじ穴が二箇所に、ピン穴が四箇所にそれぞれ設けて
ある。
射器１１と、この一次放射器１１を支持する支持柱１２
とからなっている。支持柱１２は、中空のパイプ状に形
成され、この中空部の内部には、一次放射器１１を送信
部３０に接続する導波管１３が配設してある。この導波
管１３の端部には、後述する送信部３０側の装置側フラ
ンジ３５と密着して接合する給電部側フランジ１４が形
成してあり、その接合面の外周近傍部分には、図示しな
いねじ穴が二箇所に、ピン穴が四箇所にそれぞれ設けて
ある。
【００１３】また、この給電部側フランジ１４には、支
持柱１２の内周からばね１５が架設してあり、このばね
１５の引張力により、導波管１３は常に支持柱１２内を
反射鏡部２０側と反対方向に付勢されている。なお、本
実施例においては、図６（ｂ）に示すように、コイル状
のばね１５ａ，１５ｂの計二箇所に設けてあるが、これ
を一箇所、あるいは二箇所以上としてもよい。
持柱１２の内周からばね１５が架設してあり、このばね
１５の引張力により、導波管１３は常に支持柱１２内を
反射鏡部２０側と反対方向に付勢されている。なお、本
実施例においては、図６（ｂ）に示すように、コイル状
のばね１５ａ，１５ｂの計二箇所に設けてあるが、これ
を一箇所、あるいは二箇所以上としてもよい。
【００１４】反射鏡部２０は、図３に示すように、反射
鏡２１と、この反射鏡２１を裏面から支持する反射鏡支
持板２２からなり、反射鏡支持板２２に設けられた接続
金具２３ａ，２３ｂにより、送信部３０の上面に取り付
けられる。この送信部３０は、図４に示すように、一側
面の上端側（反射鏡部２０側）に、給電部１０の支持柱
１２の端部が嵌入可能な嵌入口３１が形成してあり、こ
の嵌入口３１の奥端の送信部３０上面側には、上述した
給電部フランジと接合する装置側フランジ３２が設けて
ある。
鏡２１と、この反射鏡２１を裏面から支持する反射鏡支
持板２２からなり、反射鏡支持板２２に設けられた接続
金具２３ａ，２３ｂにより、送信部３０の上面に取り付
けられる。この送信部３０は、図４に示すように、一側
面の上端側（反射鏡部２０側）に、給電部１０の支持柱
１２の端部が嵌入可能な嵌入口３１が形成してあり、こ
の嵌入口３１の奥端の送信部３０上面側には、上述した
給電部フランジと接合する装置側フランジ３２が設けて
ある。
【００１５】この装置側フランジ３２の接合面には、上
記給電部側フランジ１４の接合面のねじ穴に螺合する導
波管固定ねじ３２ａ及び３２ｂが配設してあるととも
に、その近傍には給電部側フランジ１４のピン穴に係合
する接合位置決め用のガイドピン３２ｃ，３２ｄ，３２
ｅ，３２ｆが設けてある。
記給電部側フランジ１４の接合面のねじ穴に螺合する導
波管固定ねじ３２ａ及び３２ｂが配設してあるととも
に、その近傍には給電部側フランジ１４のピン穴に係合
する接合位置決め用のガイドピン３２ｃ，３２ｄ，３２
ｅ，３２ｆが設けてある。
【００１６】さらに、この嵌入口３１周辺部の送信部３
０上面には、嵌入された支持柱１２の端部側面を押圧す
る支持柱固定ねじ３３が二箇所（３３ａ，３３ｂ）に配
設してある。なお、これらの各固定ねじは、いずれも手
回しで締め込むことができるよう、ねじ頭部の大きいも
のを使用する。また、支持柱１２の固定手段としては、
本実施例における固定ねじ以外の締付け手段であっても
よい。
０上面には、嵌入された支持柱１２の端部側面を押圧す
る支持柱固定ねじ３３が二箇所（３３ａ，３３ｂ）に配
設してある。なお、これらの各固定ねじは、いずれも手
回しで締め込むことができるよう、ねじ頭部の大きいも
のを使用する。また、支持柱１２の固定手段としては、
本実施例における固定ねじ以外の締付け手段であっても
よい。
【００１７】送信部３０を搭載する支持台部４０は、図
５に示すように、折りたたみが可能な三脚台４１と、こ
の三脚台４１の上部に回転可能に配設されたアンテナの
方位角調整用の方位角調整台４２と、この方位角調整台
４２の上面に配設された、送信部３０が載置，固定され
る装置固定台４３とで構成してあり、三脚台４１の各脚
の高さ調整ボルト４１ａ，４１ｂ，４１ｃによって設置
面に対して水平度を調整できるようになっている。
５に示すように、折りたたみが可能な三脚台４１と、こ
の三脚台４１の上部に回転可能に配設されたアンテナの
方位角調整用の方位角調整台４２と、この方位角調整台
４２の上面に配設された、送信部３０が載置，固定され
る装置固定台４３とで構成してあり、三脚台４１の各脚
の高さ調整ボルト４１ａ，４１ｂ，４１ｃによって設置
面に対して水平度を調整できるようになっている。
【００１８】方位角調整台４２は、互いに回転自在に重
ねられた二枚一組の円板状部材４２ａ，４２ｂからな
り、一方の円板状部材４２ｂが三脚台４１の上面中心に
固定され、これによってアンテナの方位角の調整ができ
るようになっている。また、装置固定台４３は、方位角
調整台４２の上面に固定される軸受け４４の仰角軸４４
ａを中心として回転するヒンジ台４５に支持されるとと
もに、垂直方向に伸縮する仰角調整ジャッキ４６によっ
て仰角方向に回動自在となっている。
ねられた二枚一組の円板状部材４２ａ，４２ｂからな
り、一方の円板状部材４２ｂが三脚台４１の上面中心に
固定され、これによってアンテナの方位角の調整ができ
るようになっている。また、装置固定台４３は、方位角
調整台４２の上面に固定される軸受け４４の仰角軸４４
ａを中心として回転するヒンジ台４５に支持されるとと
もに、垂直方向に伸縮する仰角調整ジャッキ４６によっ
て仰角方向に回動自在となっている。
【００１９】次に、このような構成からなる本実施例の
可搬型アンテナ装置の組立方法について説明する。ま
ず、支持台部４０を任意の場所に設置する。この際、三
脚台４１の各調整ボルト４１ａ，４１ｂ，４１ｃを調整
して設置面に対して水平になるように調整する。次い
で、送信部３０を装置固定台４３に載置，固定する。
可搬型アンテナ装置の組立方法について説明する。ま
ず、支持台部４０を任意の場所に設置する。この際、三
脚台４１の各調整ボルト４１ａ，４１ｂ，４１ｃを調整
して設置面に対して水平になるように調整する。次い
で、送信部３０を装置固定台４３に載置，固定する。
【００２０】次に、送信部３０に給電部１０を接続す
る。すなわち、まず送信部３０の嵌入口３１に給電部１
０の支持柱１２を嵌入する（図６に示す状態）。この状
態では、給電部側フランジ１４が、ばね１５ａ，１５ｂ
の引っ張り力により装置側フランジ３２と反対側に付勢
されているので、両フランジの接合面は接触していな
い。
る。すなわち、まず送信部３０の嵌入口３１に給電部１
０の支持柱１２を嵌入する（図６に示す状態）。この状
態では、給電部側フランジ１４が、ばね１５ａ，１５ｂ
の引っ張り力により装置側フランジ３２と反対側に付勢
されているので、両フランジの接合面は接触していな
い。
【００２１】この状態で、導波管固定ねじ３２ａ及び３
２ｂを手回しにより締め込んで給電部側フランジ１４の
ねじ穴に螺合せると、給電部側フランジ１４が引上が
る。このとき、嵌入口３１奥端の装置側フランジ３２に
はガイドピン３２ｃ，３２ｄ，３２ｅ，３２ｆが設けて
あるので、このガイドピンによって装置側フランジ３２
と給電部側フランジ１４の接合面が位置決めされる。そ
して、この状態で、支持柱固定ねじ３３ａ，３３ｂを手
で締め込んで支持柱１２を固定する。この状態で導波管
固定ねじ３２ａ及び３２ｂをさらに締め込むことによ
り、給電部側フランジ１４はさらに引上がり、装置側フ
ランジ３２と密着して接合される（図７に示す状態）。
２ｂを手回しにより締め込んで給電部側フランジ１４の
ねじ穴に螺合せると、給電部側フランジ１４が引上が
る。このとき、嵌入口３１奥端の装置側フランジ３２に
はガイドピン３２ｃ，３２ｄ，３２ｅ，３２ｆが設けて
あるので、このガイドピンによって装置側フランジ３２
と給電部側フランジ１４の接合面が位置決めされる。そ
して、この状態で、支持柱固定ねじ３３ａ，３３ｂを手
で締め込んで支持柱１２を固定する。この状態で導波管
固定ねじ３２ａ及び３２ｂをさらに締め込むことによ
り、給電部側フランジ１４はさらに引上がり、装置側フ
ランジ３２と密着して接合される（図７に示す状態）。
【００２２】その後、反射鏡部２０を送信部３０の上面
に搭載し、接続金具２３ａ，２３ｂにより固定する。こ
れにより、アンテナ装置の組立が完了するので、仰角調
整ジャッキ４６及び方位角調整台４２を動かしてアンテ
ナの仰角及び方位角の調整を行ない、使用する。
に搭載し、接続金具２３ａ，２３ｂにより固定する。こ
れにより、アンテナ装置の組立が完了するので、仰角調
整ジャッキ４６及び方位角調整台４２を動かしてアンテ
ナの仰角及び方位角の調整を行ない、使用する。
【００２３】使用後は、上記組立の場合と逆の手順によ
り、アンテナ装置の各部を順次分解する。なお、給電部
１０と送信部３０の分解については、導波管固定ねじ３
２ａ及び３２ｂを緩めることで簡単に行なうことができ
る。すなわち、導波管固定ねじ３２ａ及び３２ｂを緩め
ると、ばね１５ａ，１５ｂの引張力によって給電部側フ
ランジ１４が接合面から離れるので（図６に示す状
態）、その後に支持柱固定ねじ３３ａ及び３３ｂを緩め
て支持柱１２を送信部３０から引き抜くことで、簡単に
分解することができる。
り、アンテナ装置の各部を順次分解する。なお、給電部
１０と送信部３０の分解については、導波管固定ねじ３
２ａ及び３２ｂを緩めることで簡単に行なうことができ
る。すなわち、導波管固定ねじ３２ａ及び３２ｂを緩め
ると、ばね１５ａ，１５ｂの引張力によって給電部側フ
ランジ１４が接合面から離れるので（図６に示す状
態）、その後に支持柱固定ねじ３３ａ及び３３ｂを緩め
て支持柱１２を送信部３０から引き抜くことで、簡単に
分解することができる。
【００２４】このように、本実施例の可搬型アンテナ装
置によれば、パイプ状に形成した給電部１０の支持柱１
２内部に導波管１３を通すとともに、支持柱１２を送信
部３０に差し込んで、支持柱固定ねじ３３ａ，３３ｂと
導波管固定ねじ３２ａ，３２ｂを手回しで締め込むこと
により給電部側フランジ１４と装置側フランジ３２を接
合する構造にしたので、導波管１２を損傷させることな
く組立，分解が行なえ、かつ、導波管１２の接続を一切
の工具を用いることなく行なうことができる。
置によれば、パイプ状に形成した給電部１０の支持柱１
２内部に導波管１３を通すとともに、支持柱１２を送信
部３０に差し込んで、支持柱固定ねじ３３ａ，３３ｂと
導波管固定ねじ３２ａ，３２ｂを手回しで締め込むこと
により給電部側フランジ１４と装置側フランジ３２を接
合する構造にしたので、導波管１２を損傷させることな
く組立，分解が行なえ、かつ、導波管１２の接続を一切
の工具を用いることなく行なうことができる。
【００２５】
【発明の効果】以上説明したように本発明の可搬型アン
テナ装置によれば、送信部と導波管の接続に特別な工具
等を一切必要とせず、手作業による作業のみで容易かつ
迅速にアンテナ装置の組立，分解が行なえるとともに、
導波管が外部に露出することなく、導波管の損傷を有効
に防止することができる。
テナ装置によれば、送信部と導波管の接続に特別な工具
等を一切必要とせず、手作業による作業のみで容易かつ
迅速にアンテナ装置の組立，分解が行なえるとともに、
導波管が外部に露出することなく、導波管の損傷を有効
に防止することができる。
【図１】本発明の可搬型アンテナ装置の一実施例を示
す、（ａ）は全体正面図、（ｂ）は同側面図である。
す、（ａ）は全体正面図、（ｂ）は同側面図である。
【図２】本発明の一実施例アンテナ装置の給電部を示す
側面図である。
側面図である。
【図３】本発明の一実施例アンテナ装置の反射鏡部を示
す側面図である。
す側面図である。
【図４】本発明の一実施例アンテナ装置の送信部を示
す、（ａ）は一部断面正面図、（ｂ）は（ａ）における
Ａ−Ａ線断面図である。
す、（ａ）は一部断面正面図、（ｂ）は（ａ）における
Ａ−Ａ線断面図である。
【図５】本発明の一実施例アンテナ装置の支持台部を示
す側面図である。
す側面図である。
【図６】本発明の一実施例アンテナ装置の送信部と給電
部の固定前の状態を示す、（ａ）は一部断面正面図、
（ｂ）は（ａ）におけるＡ−Ａ線断面図である。
部の固定前の状態を示す、（ａ）は一部断面正面図、
（ｂ）は（ａ）におけるＡ−Ａ線断面図である。
【図７】本発明の一実施例アンテナ装置の送信部と給電
部の固定後の状態を示す、（ａ）は一部断面正面図、
（ｂ）は（ａ）におけるＡ−Ａ線断面図である。
部の固定後の状態を示す、（ａ）は一部断面正面図、
（ｂ）は（ａ）におけるＡ−Ａ線断面図である。
【図８】従来の可搬型アンテナ装置の一実施例を示す全
体側面図である。
体側面図である。
１０…給電部 １１…一次放射器 １２…支持柱 １３…導波管 １４…給電部側フランジ １５…ばね ２０…反射鏡部 ２１…反射鏡 ２２…反射鏡支持板 ３０…送信部 ３１…嵌入口 ３２…装置側フランジ ３２ａ…導波管固定ねじ ３２ｂ…導波管固定ねじ ３３…支持柱固定ねじ ４０…支持台部 ４１…三脚台 ４２…方位角調整台 ４３…装置固定台 ４４…軸受け ４５…ヒンジ台 ４６…仰角調整ジャッキ
Claims (4)
- 【請求項１】 給電部，反射鏡部，送信部、及びこれら
各部が角度調整可能に搭載される支持台部とが互いに分
解可能に構成される可搬型アンテナ装置において、 前記給電部の一次放射器を支持する支持柱を中空のパイ
プ状に形成し、 この支持柱の内部に前記給電部の一次放射器を前記送信
部に接続する導波管を配設するとともに、 前記送信部の側面に、前記支持柱端部が嵌入可能な嵌入
口を形成し、 かつ、この嵌入口に前記支持柱端部を嵌入したとき、前
記嵌入口の奥端で、前記給電部側の導波管と前記送信部
側の導波管が接合する構成としたことを特徴とする可搬
型アンテナ装置。 - 【請求項２】 前記送信部の嵌入口に、前記支持柱内の
導波管の端部に螺合する螺合ねじを設けた請求項１記載
の可搬型アンテナ装置。 - 【請求項３】 前記送信部の嵌入口に、前記支持柱の嵌
入された端部側面を押圧する押圧ねじを設けた請求項１
又は２記載の可搬型アンテナ装置。 - 【請求項４】 前記支持柱内部に、前記導波管を前記螺
合ねじ側と反対側に付勢する部材を設けた請求項１，２
又は３記載の可搬型アンテナ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21806594A JPH0865040A (ja) | 1994-08-19 | 1994-08-19 | 可搬型アンテナ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21806594A JPH0865040A (ja) | 1994-08-19 | 1994-08-19 | 可搬型アンテナ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0865040A true JPH0865040A (ja) | 1996-03-08 |
Family
ID=16714105
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21806594A Pending JPH0865040A (ja) | 1994-08-19 | 1994-08-19 | 可搬型アンテナ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0865040A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011078416A1 (ko) * | 2009-12-22 | 2011-06-30 | 성호티에스(주) | 안정성 및 작업성이 향상된 안테나 받침대 |
| JP2017139534A (ja) * | 2016-02-01 | 2017-08-10 | 株式会社東芝 | 平面アンテナ装置 |
| JP2018207332A (ja) * | 2017-06-06 | 2018-12-27 | 日本アンテナ株式会社 | 可搬型パラボラアンテナ装置 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58175301A (ja) * | 1982-04-07 | 1983-10-14 | Mitsubishi Electric Corp | 導波管接続方法 |
| JPH01205604A (ja) * | 1988-02-12 | 1989-08-18 | Toshiba Shiyutoken Service Kk | オフセット形パラボラアンテナ |
-
1994
- 1994-08-19 JP JP21806594A patent/JPH0865040A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58175301A (ja) * | 1982-04-07 | 1983-10-14 | Mitsubishi Electric Corp | 導波管接続方法 |
| JPH01205604A (ja) * | 1988-02-12 | 1989-08-18 | Toshiba Shiyutoken Service Kk | オフセット形パラボラアンテナ |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011078416A1 (ko) * | 2009-12-22 | 2011-06-30 | 성호티에스(주) | 안정성 및 작업성이 향상된 안테나 받침대 |
| JP2017139534A (ja) * | 2016-02-01 | 2017-08-10 | 株式会社東芝 | 平面アンテナ装置 |
| JP2018207332A (ja) * | 2017-06-06 | 2018-12-27 | 日本アンテナ株式会社 | 可搬型パラボラアンテナ装置 |
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