JP2002223106A - アンテナ取付け装置 - Google Patents
アンテナ取付け装置Info
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- JP2002223106A JP2002223106A JP2001020391A JP2001020391A JP2002223106A JP 2002223106 A JP2002223106 A JP 2002223106A JP 2001020391 A JP2001020391 A JP 2001020391A JP 2001020391 A JP2001020391 A JP 2001020391A JP 2002223106 A JP2002223106 A JP 2002223106A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 アンテナの仰角を無段階で調整すること
にある。 【解決手段】 アンテナ支持体1の上・下部に所定の間
隔をもってそれぞれ抱き込むように下部支持部材2及び
上部支持部材3を取付けると共に、この下部支持部材の
両側面に添着するように回動支持機構6を設け、アンテ
ナ収納容器5の下部側を回動可能に支持する。また、上
部支持部材の両側面に添着するように仰角調整機構7を
設け、アンテナ収納容器の上部を支持し、アンテナ収納
容器の仰角を無段階で調整するアンテナ取付け装置であ
る。
にある。 【解決手段】 アンテナ支持体1の上・下部に所定の間
隔をもってそれぞれ抱き込むように下部支持部材2及び
上部支持部材3を取付けると共に、この下部支持部材の
両側面に添着するように回動支持機構6を設け、アンテ
ナ収納容器5の下部側を回動可能に支持する。また、上
部支持部材の両側面に添着するように仰角調整機構7を
設け、アンテナ収納容器の上部を支持し、アンテナ収納
容器の仰角を無段階で調整するアンテナ取付け装置であ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電話用基地局等に
設置されるアンテナの取付けに利用されるアンテナ取付
け装置に関する。
設置されるアンテナの取付けに利用されるアンテナ取付
け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話用基地局では、建物の屋上など
に所要の高さの鉄塔を設置し、この鉄塔自体または鉄塔
に併設される複数のアンテナ取付け支持管体にそれぞれ
送受信用アンテナを取付け、各携帯電話機(以下、移動
局と指称する)間或いは宅内電話機と移動局との間の通
話情報を送・受信することが行われている。
に所要の高さの鉄塔を設置し、この鉄塔自体または鉄塔
に併設される複数のアンテナ取付け支持管体にそれぞれ
送受信用アンテナを取付け、各携帯電話機(以下、移動
局と指称する)間或いは宅内電話機と移動局との間の通
話情報を送・受信することが行われている。
【0003】ところで、以上のような電話基地局のアン
テナ取付け装置は、図8に示すように鉄塔を含むアンテ
ナ取付け支持管体101の適宜な高さの上下方向に送・
受信アンテナを収納したアンテナ収納容器102が取付
けられているが、このときアンテナ収納容器102の裏
面側の2ヶ所に固定される所定長さのアンテナ取付側ブ
ラケット103a,104aと対をなす管体支持側ブラ
ケット103b,104bとでアンテナ取付け支持管体
101を抱え込むように取付け、管体支持側ブラケット
103b,104b側からボルト105を挿入し、アン
テナ取付側ブラケット103a,104a側に形成され
るネジ孔に螺入することにより、アンテナ取付け支持管
体101にアンテナ収納容器102を取付ける構成とな
っている。
テナ取付け装置は、図8に示すように鉄塔を含むアンテ
ナ取付け支持管体101の適宜な高さの上下方向に送・
受信アンテナを収納したアンテナ収納容器102が取付
けられているが、このときアンテナ収納容器102の裏
面側の2ヶ所に固定される所定長さのアンテナ取付側ブ
ラケット103a,104aと対をなす管体支持側ブラ
ケット103b,104bとでアンテナ取付け支持管体
101を抱え込むように取付け、管体支持側ブラケット
103b,104b側からボルト105を挿入し、アン
テナ取付側ブラケット103a,104a側に形成され
るネジ孔に螺入することにより、アンテナ取付け支持管
体101にアンテナ収納容器102を取付ける構成とな
っている。
【0004】しかし、以上のようなアンテナ取付け装置
においては、次のような問題が指摘されている。
においては、次のような問題が指摘されている。
【0005】一般に、市街地における移動通信の伝播特
性は、基地局と移動局との間で必ずしも見通しが良い状
態とは言えず、また移動局が動き回ることから、非常に
複雑な特性となる。また、電話用基地局の周辺には多数
の高層ビルが立ち並ぶことが多いが、その周辺の状況に
応じて振幅と位相がひずんで受信レベルが変動するフエ
ージングが生ずる。
性は、基地局と移動局との間で必ずしも見通しが良い状
態とは言えず、また移動局が動き回ることから、非常に
複雑な特性となる。また、電話用基地局の周辺には多数
の高層ビルが立ち並ぶことが多いが、その周辺の状況に
応じて振幅と位相がひずんで受信レベルが変動するフエ
ージングが生ずる。
【0006】従って、以上のように諸々の送・受信環境
を考慮すると、アンテナ取付け支持管体101に取付け
られる送・受信アンテナの仰角を適宜に可変できる構造
であることが好ましいが、図8に示すアンテナ取付け装
置では、アンテナ取付け支持管体101にアンテナ収納
容器102を完全に固定した状態で取付ける構造である
ので、アンテナ取付後に送受信環境に応じて例えば利得
を上げるとか、その他の諸特性を向上させようとしても
非常に難しい問題がある。
を考慮すると、アンテナ取付け支持管体101に取付け
られる送・受信アンテナの仰角を適宜に可変できる構造
であることが好ましいが、図8に示すアンテナ取付け装
置では、アンテナ取付け支持管体101にアンテナ収納
容器102を完全に固定した状態で取付ける構造である
ので、アンテナ取付後に送受信環境に応じて例えば利得
を上げるとか、その他の諸特性を向上させようとしても
非常に難しい問題がある。
【0007】そこで、近年、アンテナの仰角を可変する
ためのアンテナ取付け装置が開発されてきている。
ためのアンテナ取付け装置が開発されてきている。
【0008】このアンテナ取付け装置は、周縁部に所定
角度ピッチで多数の孔部が形成された2つの円板(アン
テナ容器側円板と管体支持側円板)と、これら2つの円
板の周面から所定角度方向にそれぞれ連通し突出するア
ンテナ取付側板体および管体取付側板体とからなり、2
つの円板を重ね合わせた部分を中心とし、アンテナ取付
側板体と管体取付側板体とでV字状となるように形成す
る。このような構成材はもう1組分用意され、これら2
つのアンテナ取付側板体間に補強用横架部材を掛け渡
し、また2つの管体取付側板体間にも同様に補強用横架
部材を掛け渡すことにより、重ね合わせた2つの円板を
中心にV字角度が可変できる構造とする。
角度ピッチで多数の孔部が形成された2つの円板(アン
テナ容器側円板と管体支持側円板)と、これら2つの円
板の周面から所定角度方向にそれぞれ連通し突出するア
ンテナ取付側板体および管体取付側板体とからなり、2
つの円板を重ね合わせた部分を中心とし、アンテナ取付
側板体と管体取付側板体とでV字状となるように形成す
る。このような構成材はもう1組分用意され、これら2
つのアンテナ取付側板体間に補強用横架部材を掛け渡
し、また2つの管体取付側板体間にも同様に補強用横架
部材を掛け渡すことにより、重ね合わせた2つの円板を
中心にV字角度が可変できる構造とする。
【0009】そして、補強用横架部材で補強された2つ
の管体取付側板体の端部を、アンテナ取付け支持管体を
抱き込むようにボルト・ナット止めされたブラケットに
ボルト・ナットにより固定し、また、補強用横架部材で
補強された2つのアンテナ取付側板体の端部をアンテナ
収納容器の裏面中央幅方向に固定されるコ字形状部材に
ボルト・ナットにより固定する構造となっている。
の管体取付側板体の端部を、アンテナ取付け支持管体を
抱き込むようにボルト・ナット止めされたブラケットに
ボルト・ナットにより固定し、また、補強用横架部材で
補強された2つのアンテナ取付側板体の端部をアンテナ
収納容器の裏面中央幅方向に固定されるコ字形状部材に
ボルト・ナットにより固定する構造となっている。
【0010】従って、アンテナ取付け支持管体にアンテ
ナ収納容器を支持する場合、アンテナ取付け支持管体の
適宜な高さに取付けたブラケットに、2つの管体取付側
板体の端部をボルト・ナット止めし、また2つのなすア
ンテナ取付側板体の端部にアンテナ収納容器の裏面中央
幅方向に固定されるコ字形状部材をボルト・ナット止め
し、これら管体取付側板体他端部およびアンテナ取付側
板体他端部に付設される円板どうしを重ね合わせ、アン
テナ取付け支持管体に対するアンテナ収納容器の仰角が
所要の角度となったところで、重ね合わせた2つの円板
の両方の孔にボルトを貫通し、反対側からナットで締め
付けることにより、アンテナ収納容器を取付けるもので
ある。
ナ収納容器を支持する場合、アンテナ取付け支持管体の
適宜な高さに取付けたブラケットに、2つの管体取付側
板体の端部をボルト・ナット止めし、また2つのなすア
ンテナ取付側板体の端部にアンテナ収納容器の裏面中央
幅方向に固定されるコ字形状部材をボルト・ナット止め
し、これら管体取付側板体他端部およびアンテナ取付側
板体他端部に付設される円板どうしを重ね合わせ、アン
テナ取付け支持管体に対するアンテナ収納容器の仰角が
所要の角度となったところで、重ね合わせた2つの円板
の両方の孔にボルトを貫通し、反対側からナットで締め
付けることにより、アンテナ収納容器を取付けるもので
ある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ようなアンテナ取付け装置では、以下のような問題があ
る。
ようなアンテナ取付け装置では、以下のような問題があ
る。
【0012】(1) 前述するようにアンテナ収納容器
の裏面中央幅方向に一枚のコ字状部材を介してアンテナ
取付側板体で支持する構成であるが、このような構成は
どちらかと言えばアンテナが軽量であって、アンテナ収
納容器の形状が小型形状に限られる。なぜならば、アン
テナ収納容器の裏面に一枚のコ字状部材を固定させると
か、当該コ字状部材の端部とアンテナ取付側板体の端部
とがボルト・ナットで接続するものであり、小型形状の
アンテナ収納容器でないと風圧を受けるなどにより、強
度的にもたないためである。
の裏面中央幅方向に一枚のコ字状部材を介してアンテナ
取付側板体で支持する構成であるが、このような構成は
どちらかと言えばアンテナが軽量であって、アンテナ収
納容器の形状が小型形状に限られる。なぜならば、アン
テナ収納容器の裏面に一枚のコ字状部材を固定させると
か、当該コ字状部材の端部とアンテナ取付側板体の端部
とがボルト・ナットで接続するものであり、小型形状の
アンテナ収納容器でないと風圧を受けるなどにより、強
度的にもたないためである。
【0013】(2) アンテナ取付け支持管体に対し、
アンテナ収納容器を少しずつ傾斜させながら所要の仰角
となるように調整し、適当なところで2つの円板の孔の
一致を確認しながら据え付けることから、仰角調整の作
業が非常に大変であること。益して、高重量のアンテナ
収納容器を取付ける場合には、鉄塔上の作業でもあり、
実質的にアンテナ収納容器の取付けは不可能に近い。
アンテナ収納容器を少しずつ傾斜させながら所要の仰角
となるように調整し、適当なところで2つの円板の孔の
一致を確認しながら据え付けることから、仰角調整の作
業が非常に大変であること。益して、高重量のアンテナ
収納容器を取付ける場合には、鉄塔上の作業でもあり、
実質的にアンテナ収納容器の取付けは不可能に近い。
【0014】(3) さらに、2つの円板の周縁部に1
6個程度の孔部が形成されているが、隣接する孔部間の
開き角度に換算すると22.5度であり、その孔部を利
用して仰角の微調整を行うが、角度に応じて孔位置間の
組合せが多く、複雑である。
6個程度の孔部が形成されているが、隣接する孔部間の
開き角度に換算すると22.5度であり、その孔部を利
用して仰角の微調整を行うが、角度に応じて孔位置間の
組合せが多く、複雑である。
【0015】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、高重量、かつ、大型形状のアンテナ収納容器を十分
な強度のもとに取付け可能とするアンテナ取付け装置を
提供することを目的とする。
で、高重量、かつ、大型形状のアンテナ収納容器を十分
な強度のもとに取付け可能とするアンテナ取付け装置を
提供することを目的とする。
【0016】また、本発明の他の目的は、所要とする角
度まで無段階でアンテナ収納容器を調整可能とするアン
テナ取付け装置を提供することにある。
度まで無段階でアンテナ収納容器を調整可能とするアン
テナ取付け装置を提供することにある。
【0017】さらに、本発明の他の目的は、取付け作業
を円滑に行い得る構造のアンテナ取付け装置を提供する
ことにある。
を円滑に行い得る構造のアンテナ取付け装置を提供する
ことにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】(1) 上記課題を解決
するために、本発明に係わるアンテナ取付け装置は、ア
ンテナ支持体にアンテナ、電子機器を収納する高重量の
アンテナ収納容器を取付けるアンテナ取付け装置であっ
て、前記アンテナ支持体の上・下部に所定の間隔をもっ
てそれぞれ抱き込むように取付けられ、少なくともアン
テナ側支持部材が断面方形枠型形状部に形成される下部
支持部材及び上部支持部材と、この下部支持部材の両側
面にそれぞれ添着され、前記アンテナ収納容器の下部側
を回動可能に支持する回動支持機構と、前記上部支持部
材の両側面にそれぞれ添着され、ガイド用孔部が形成さ
れたシャフト案内部材及びこれらシャフト案内部材に形
成されたガイド用孔部をガイドとして進退移動するとと
もにその前端部側に前記アンテナ収納容器の上部側を支
持する仰角調整部材を有する仰角調整機構とを備えた構
成である。
するために、本発明に係わるアンテナ取付け装置は、ア
ンテナ支持体にアンテナ、電子機器を収納する高重量の
アンテナ収納容器を取付けるアンテナ取付け装置であっ
て、前記アンテナ支持体の上・下部に所定の間隔をもっ
てそれぞれ抱き込むように取付けられ、少なくともアン
テナ側支持部材が断面方形枠型形状部に形成される下部
支持部材及び上部支持部材と、この下部支持部材の両側
面にそれぞれ添着され、前記アンテナ収納容器の下部側
を回動可能に支持する回動支持機構と、前記上部支持部
材の両側面にそれぞれ添着され、ガイド用孔部が形成さ
れたシャフト案内部材及びこれらシャフト案内部材に形
成されたガイド用孔部をガイドとして進退移動するとと
もにその前端部側に前記アンテナ収納容器の上部側を支
持する仰角調整部材を有する仰角調整機構とを備えた構
成である。
【0019】本発明は以上ような構成とすることによ
り、下部支持部材に取付けられる回動支持機構によって
アンテナ収納容器の下部側を回動可能に支持した後、仰
角調整部材を例えば回転操作すると、当該仰角調整部材
がシャフト案内部材に形成された雌ネジのガイド用孔部
を螺進し、仰角調整部材の前端部がアンテナ収納容器の
上部側を支持した状態で外方に連続的に延びていくの
で、所要の調整角度範囲で無段階で仰角を調整すること
が可能である。
り、下部支持部材に取付けられる回動支持機構によって
アンテナ収納容器の下部側を回動可能に支持した後、仰
角調整部材を例えば回転操作すると、当該仰角調整部材
がシャフト案内部材に形成された雌ネジのガイド用孔部
を螺進し、仰角調整部材の前端部がアンテナ収納容器の
上部側を支持した状態で外方に連続的に延びていくの
で、所要の調整角度範囲で無段階で仰角を調整すること
が可能である。
【0020】しかも、回動支持機構および仰角調整機構
のシャフト案内部材が下部支持部材及び上部支持部材の
両側面にそれぞれ併設され、アンテナ収納容器を支持す
るので、風圧などの影響を受けて十分な荷重が加わって
も、高重量のアンテナ収納容器を確実に支持することが
可能となる。
のシャフト案内部材が下部支持部材及び上部支持部材の
両側面にそれぞれ併設され、アンテナ収納容器を支持す
るので、風圧などの影響を受けて十分な荷重が加わって
も、高重量のアンテナ収納容器を確実に支持することが
可能となる。
【0021】(2) 本発明は、アンテナ支持体にアン
テナ、電子機器を収納する高重量のアンテナ収納容器を
取付けるアンテナ取付け装置であって、前記アンテナ支
持体の上・下部に所定の間隔をもってそれぞれ抱き込む
ように取付けられ、少なくともアンテナ側支持部材が断
面方形枠型形状部に形成される下部支持部材及び上部支
持部材と、これら下部支持部材及び上部支持部材を構成
する各アンテナ支持側部材が所定の間隔をもって取付け
る位置決め部材と、この下部支持部材の両側面にそれぞ
れ添着され、前記アンテナ収納容器の下部側を回動可能
に支持する回動支持機構と、前記上部支持部材の両側面
にそれぞれ添着され、ガイド用孔部が形成されたシャフ
ト案内部材及びこれらシャフト案内部材に形成されたガ
イド用孔部をガイドとして進退移動するとともにその前
端部側に前記アンテナ収納容器の上部側を支持する仰角
調整部材を有する仰角調整機構とを備えた構成である。
テナ、電子機器を収納する高重量のアンテナ収納容器を
取付けるアンテナ取付け装置であって、前記アンテナ支
持体の上・下部に所定の間隔をもってそれぞれ抱き込む
ように取付けられ、少なくともアンテナ側支持部材が断
面方形枠型形状部に形成される下部支持部材及び上部支
持部材と、これら下部支持部材及び上部支持部材を構成
する各アンテナ支持側部材が所定の間隔をもって取付け
る位置決め部材と、この下部支持部材の両側面にそれぞ
れ添着され、前記アンテナ収納容器の下部側を回動可能
に支持する回動支持機構と、前記上部支持部材の両側面
にそれぞれ添着され、ガイド用孔部が形成されたシャフ
ト案内部材及びこれらシャフト案内部材に形成されたガ
イド用孔部をガイドとして進退移動するとともにその前
端部側に前記アンテナ収納容器の上部側を支持する仰角
調整部材を有する仰角調整機構とを備えた構成である。
【0022】この発明は、前記(1)項と同様な作用効
果を奏する他、予め現場に出向く前に位置決め部材に下
部支持部材及び上部支持部材を位置決めした状態でアン
テナ支持体に下部支持部材及び上部支持部材を据え付け
れば、下部支持部材と上部支持部材とが所定の間隔に設
定され、アンテナの据え付け作業が迅速に進めることが
可能となる。また、下部支持部材及び上部支持部材の方
形枠型形状部内に位置決め部材の両端部を固着すること
により、位置決めを高精度に設定できるとともに、アン
テナ収納容器の支持に対する下部支持部材及び上部支持
部材の強度を高めることができる。
果を奏する他、予め現場に出向く前に位置決め部材に下
部支持部材及び上部支持部材を位置決めした状態でアン
テナ支持体に下部支持部材及び上部支持部材を据え付け
れば、下部支持部材と上部支持部材とが所定の間隔に設
定され、アンテナの据え付け作業が迅速に進めることが
可能となる。また、下部支持部材及び上部支持部材の方
形枠型形状部内に位置決め部材の両端部を固着すること
により、位置決めを高精度に設定できるとともに、アン
テナ収納容器の支持に対する下部支持部材及び上部支持
部材の強度を高めることができる。
【0023】(3) 本発明は、アンテナ支持体にアン
テナ、電子機器を収納する高重量のアンテナ収納容器を
取付けるアンテナ取付け装置であって、前記アンテナ支
持体の上・下部に所定の間隔をもってそれぞれ抱き込む
ように取付けられ、少なくともアンテナ側支持部材が断
面方形枠型形状部に形成される下部支持部材及び上部支
持部材と、この下部支持部材の両側面にそれぞれ添着さ
れ、前記アンテナ収納容器の下部側を回動可能に支持す
る回動支持機構と、前記上部支持部材の両側面にそれぞ
れ添着され、前記アンテナ収納容器の上部側を支持する
調整仰角に応じて長さのアンテナ支持部材とを備えた構
成である。
テナ、電子機器を収納する高重量のアンテナ収納容器を
取付けるアンテナ取付け装置であって、前記アンテナ支
持体の上・下部に所定の間隔をもってそれぞれ抱き込む
ように取付けられ、少なくともアンテナ側支持部材が断
面方形枠型形状部に形成される下部支持部材及び上部支
持部材と、この下部支持部材の両側面にそれぞれ添着さ
れ、前記アンテナ収納容器の下部側を回動可能に支持す
る回動支持機構と、前記上部支持部材の両側面にそれぞ
れ添着され、前記アンテナ収納容器の上部側を支持する
調整仰角に応じて長さのアンテナ支持部材とを備えた構
成である。
【0024】本発明は以上のような構成とすることによ
り、予め調整仰角に応じた長さのアンテナ支持部材を用
意しておけば、所要とする仰角に応じて適宜なアンテナ
支持部材を選択し、上部支持部材とアンテナ収納容器の
上部との間を接続すれば、容易に所要とする仰角でアン
テナ収納容器を支持することが可能となる。
り、予め調整仰角に応じた長さのアンテナ支持部材を用
意しておけば、所要とする仰角に応じて適宜なアンテナ
支持部材を選択し、上部支持部材とアンテナ収納容器の
上部との間を接続すれば、容易に所要とする仰角でアン
テナ収納容器を支持することが可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明の実施の形態について図面を参照して説明する。
明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0026】図1は本発明に係わるアンテナ取付け装置
の一実施の形態を示す側面図であって、同図(a)は基
地局鉄塔自体を含むアンテナ支持体に0度の仰角でアン
テナ収納容器を取り付けた状態図、同図(b)は例えば
15度の仰角でアンテナ収納容器を取り付けた状態図で
ある。
の一実施の形態を示す側面図であって、同図(a)は基
地局鉄塔自体を含むアンテナ支持体に0度の仰角でアン
テナ収納容器を取り付けた状態図、同図(b)は例えば
15度の仰角でアンテナ収納容器を取り付けた状態図で
ある。
【0027】このアンテナ取付け装置は、電話用基地局
鉄塔を含むアンテナ支持体1の上・下2ヶ所を抱き込む
ように取付けられる断面方形枠型形状部に形成されたア
ンテナ取付側ブラケット2a,支持体取付側ブラケット
2bからなる下部ブラケット2(図2(a)参照)およ
び同じくアンテナ取付側ブラケット3a,支持体取付側
ブラケット3bからなる上部ブラケット3(図2(b)
参照)と、これら上・下のブラケット2,3の上下取付
間隔を高精度に位置決めするとともに、ブラケット2,
3の強度を上げるためにアンテナ取付側ブラケット2a
および3aの方形枠形形状部内に固着するCチャンネル
部材4(図3参照)と、送受信アンテナや必要な電子機
器等を収納するアンテナ収納容器5(図5参照)と、こ
のアンテナ収納容器5の裏面の下部側を回動可能に支持
する下部ブラケット2のアンテナ取付側ブラケット2a
に取付けられる回動支持機構6(図2(a)参照及び図
4(a)参照)と、アンテナ収納容器5の裏面の上部側
を、前記回動支持機構6の回転軸を中心としてアンテナ
収納容器の仰角を調整する上部ブラケット3のアンテナ
取付側ブラケット3aに取付けられる仰角調整機構7
(図2(b)参照及び図4(b)参照)とによって構成
されている。
鉄塔を含むアンテナ支持体1の上・下2ヶ所を抱き込む
ように取付けられる断面方形枠型形状部に形成されたア
ンテナ取付側ブラケット2a,支持体取付側ブラケット
2bからなる下部ブラケット2(図2(a)参照)およ
び同じくアンテナ取付側ブラケット3a,支持体取付側
ブラケット3bからなる上部ブラケット3(図2(b)
参照)と、これら上・下のブラケット2,3の上下取付
間隔を高精度に位置決めするとともに、ブラケット2,
3の強度を上げるためにアンテナ取付側ブラケット2a
および3aの方形枠形形状部内に固着するCチャンネル
部材4(図3参照)と、送受信アンテナや必要な電子機
器等を収納するアンテナ収納容器5(図5参照)と、こ
のアンテナ収納容器5の裏面の下部側を回動可能に支持
する下部ブラケット2のアンテナ取付側ブラケット2a
に取付けられる回動支持機構6(図2(a)参照及び図
4(a)参照)と、アンテナ収納容器5の裏面の上部側
を、前記回動支持機構6の回転軸を中心としてアンテナ
収納容器の仰角を調整する上部ブラケット3のアンテナ
取付側ブラケット3aに取付けられる仰角調整機構7
(図2(b)参照及び図4(b)参照)とによって構成
されている。
【0028】下部ブラケット2は、図1(a)に示すA
−A矢印方向から見た状態を表す図2(a)および図4
(a)に示すように、アンテナ取付側ブラケット2aお
よび支持体取付側ブラケット2bで構成され、アンテナ
取付側ブラケット2aは、アンテナ支持体1と接触する
側の彎曲形状部材を含めて全体として断面方形枠型形状
部に形成されている。このアンテナ取付側ブラケット2
aと対をなす支持体取付側ブラケット2bについても、
同様にアンテナ支持体1と接触する側の彎曲形状部材を
含めて全体として箱型形状部に形成されている。このよ
うに対をなすブラケット2a−2bを方形枠型形状部や
箱型形状部とすることにより、高重量のアンテナ格納容
器5の支持に十分に耐えうる構成とする。なお、支持体
取付側ブラケット2bは、ボルト挿通部分を除き、内部
が完全な充実化させたブロック体であってもよい。ま
た、ブラケット2aと2bは、アンテナ支持体1を抱き
込むようにし、例えばボルト・ナットを用いて少なくと
も4点止めによって固定する。
−A矢印方向から見た状態を表す図2(a)および図4
(a)に示すように、アンテナ取付側ブラケット2aお
よび支持体取付側ブラケット2bで構成され、アンテナ
取付側ブラケット2aは、アンテナ支持体1と接触する
側の彎曲形状部材を含めて全体として断面方形枠型形状
部に形成されている。このアンテナ取付側ブラケット2
aと対をなす支持体取付側ブラケット2bについても、
同様にアンテナ支持体1と接触する側の彎曲形状部材を
含めて全体として箱型形状部に形成されている。このよ
うに対をなすブラケット2a−2bを方形枠型形状部や
箱型形状部とすることにより、高重量のアンテナ格納容
器5の支持に十分に耐えうる構成とする。なお、支持体
取付側ブラケット2bは、ボルト挿通部分を除き、内部
が完全な充実化させたブロック体であってもよい。ま
た、ブラケット2aと2bは、アンテナ支持体1を抱き
込むようにし、例えばボルト・ナットを用いて少なくと
も4点止めによって固定する。
【0029】前記上部ブラケット3のアンテナ取付側ブ
ラケット3aおよび支持体取付側ブラケット3bについ
ても、下部ブラケット2と同様の形状に形成され、アン
テナ支持体1に対し、例えばボルト・ナットを用いて少
なくとも4点止めによって固定する。
ラケット3aおよび支持体取付側ブラケット3bについ
ても、下部ブラケット2と同様の形状に形成され、アン
テナ支持体1に対し、例えばボルト・ナットを用いて少
なくとも4点止めによって固定する。
【0030】Cチャンネル部材4は、図3に示すように
アンテナ支持体1に対して、回動機構6を含む下部ブラ
ケット2と仰角調整機構7を含む上部ブラケット3とを
所定の間隔をもって支持する役割を有する。このCチャ
ンネル部材4は、各断面が例えばコ字形状に形成され、
それぞれの下端部及び上端部が図2及び図4に示すよう
に、アンテナ取付側ブラケット2a,3aの枠型形状部
内に挿入され、溶着その他の接合手段で強固に固着され
る。
アンテナ支持体1に対して、回動機構6を含む下部ブラ
ケット2と仰角調整機構7を含む上部ブラケット3とを
所定の間隔をもって支持する役割を有する。このCチャ
ンネル部材4は、各断面が例えばコ字形状に形成され、
それぞれの下端部及び上端部が図2及び図4に示すよう
に、アンテナ取付側ブラケット2a,3aの枠型形状部
内に挿入され、溶着その他の接合手段で強固に固着され
る。
【0031】なお、下部ブラケット2と上部ブラケット
3とを高精度に位置決めする場合、予め工場内でCチャ
ンネル部材4に所定の距離となるように回動支持機構6
を含む下部ブラケット2と仰角調整機構7を含む上部ブ
ラケット3とを取付け、アンテナ取付け現場に運搬すれ
ば、アンテナの取付作業や運搬が非常に容易になる。
3とを高精度に位置決めする場合、予め工場内でCチャ
ンネル部材4に所定の距離となるように回動支持機構6
を含む下部ブラケット2と仰角調整機構7を含む上部ブ
ラケット3とを取付け、アンテナ取付け現場に運搬すれ
ば、アンテナの取付作業や運搬が非常に容易になる。
【0032】このCチャンネル部材4は、下部ブラケッ
ト2と上部ブラケット3との位置決め精度を上げる点で
有効であるが、その他に該当するアンテナ取付側ブラケ
ット2a,3aの強度を上げる機能をもっている。
ト2と上部ブラケット3との位置決め精度を上げる点で
有効であるが、その他に該当するアンテナ取付側ブラケ
ット2a,3aの強度を上げる機能をもっている。
【0033】なお、作業性や位置決め精度がそれほど重
要視しない場合、Cチャンネル部材4を用いずにアンテ
ナ支持体11に取付けることも可能である。但し、この
場合にはCチャンネル部材4を用いた時に比較して作業
性や作業時間の面で劣ることになる。
要視しない場合、Cチャンネル部材4を用いずにアンテ
ナ支持体11に取付けることも可能である。但し、この
場合にはCチャンネル部材4を用いた時に比較して作業
性や作業時間の面で劣ることになる。
【0034】アンテナ収納容器5は、図1及び図5に示
すように例えば断面凹字形筐体51と当該筐体51を外
側から被せるように覆う蓋体52とで構成され、その内
部には複数本の送・受信アンテナ素子53および必要な
電子機器54等が収納されている。因みに、同図(b)
は同図(a)に示すC−C矢視断面図である。
すように例えば断面凹字形筐体51と当該筐体51を外
側から被せるように覆う蓋体52とで構成され、その内
部には複数本の送・受信アンテナ素子53および必要な
電子機器54等が収納されている。因みに、同図(b)
は同図(a)に示すC−C矢視断面図である。
【0035】アンテナ収納容器5は、例えばアルミ材料
で形成され、その縦方向長さが例えば230cm、横幅
が例えば40cmであり、送・受信アンテナ素子53、
電子機器54を含んで全体の重量が90Kgにも及ぶ高
重量物となっている。
で形成され、その縦方向長さが例えば230cm、横幅
が例えば40cmであり、送・受信アンテナ素子53、
電子機器54を含んで全体の重量が90Kgにも及ぶ高
重量物となっている。
【0036】このアンテナ収納容器5の裏面側には下部
ブラケット2と上部ブラケット3間の距離と等しい距離
を隔てて、裏面幅方向にそれぞれ外側につば部を有する
断面凹状部材55および56が溶接その他ボルトナット
止めにより強固に取付けられている。
ブラケット2と上部ブラケット3間の距離と等しい距離
を隔てて、裏面幅方向にそれぞれ外側につば部を有する
断面凹状部材55および56が溶接その他ボルトナット
止めにより強固に取付けられている。
【0037】前記回動支持機構6は、具体的には、図2
(a)および図4(a)に示すように下部ブラケット2
のアンテナ取付側ブラケット2aを構成する方形枠型形
状部の両側側面にそれぞれ例えばボルト61a,61b
止めによって添着され、アンテナ支持体1側とは反対側
方向に突設してなる支え部材62,62と、これら一対
の支え部材62,62間に掛け渡すように介在固定さ
れ、支え部材62,62を補強する補強シャフト63と
によって構成されている。この補強シャフト63の両端
部中心線上にはネジ孔63aが形成され、またこのネジ
孔63aに相当する支え部材62,62の相当位置には
所要の大きさの孔部が形成されている。そして、前記ア
ンテナ収納容器5の裏面下部に付設される凹状部材55
の両端が支え部材62,62に添設され、それぞれ外部
から回転軸ネジ64(図2参照)をネジ孔63aに螺入
することにより、アンテナ収納容器5の下部を回動可能
に支持する構成となっている。
(a)および図4(a)に示すように下部ブラケット2
のアンテナ取付側ブラケット2aを構成する方形枠型形
状部の両側側面にそれぞれ例えばボルト61a,61b
止めによって添着され、アンテナ支持体1側とは反対側
方向に突設してなる支え部材62,62と、これら一対
の支え部材62,62間に掛け渡すように介在固定さ
れ、支え部材62,62を補強する補強シャフト63と
によって構成されている。この補強シャフト63の両端
部中心線上にはネジ孔63aが形成され、またこのネジ
孔63aに相当する支え部材62,62の相当位置には
所要の大きさの孔部が形成されている。そして、前記ア
ンテナ収納容器5の裏面下部に付設される凹状部材55
の両端が支え部材62,62に添設され、それぞれ外部
から回転軸ネジ64(図2参照)をネジ孔63aに螺入
することにより、アンテナ収納容器5の下部を回動可能
に支持する構成となっている。
【0038】前記仰角調整機構7は、図2(b)及び図
4(b)に示すように、上部ブラケット3のアンテナ取
付側ブラケット3aを構成する方形枠型形状部の両側板
にそれぞれワッシャ71を介してナット72により固定
され、その内部のブラケット3aの側板と平行な方向に
雌ネジを形成したシャフト案内部材73a及びと同様に
内部のブラケット3aの側板と平行な方向にスルー孔を
形成したシャフト案内部材73bと、後端部にナット、
ハンドル等の操作部材74aが取付けられ、仰角調整時
に操作部材74aの回転操作によりシャフト案内部材7
3aの雌ネジを介して進退方向に移動するシャフト75
a及び後端部にナット、ハンドル等の操作部材74bが
取付けられ、シャフト案内部材73aの進退移動に伴
い、シャフト案内部材73bのスルー孔を介して進退方
向に遊動するシャフト75bと、常時は案内部材73
a,73bを両側面から締め付けて調整済み仰角が変化
しないように設定し、一方、仰角調整時には案内部材7
3a,73bから極力離反させてシャフト75a,75
bの進退移動が可能なように設定する仰角固定ナット7
6,77と、シャフト75a,75bのうち、例えばシ
ャフト75a側の面部に施した仰角設定用目盛78、前
記各シャフト75a,75bの前端部側に当該シャフト
75a,75bを遊嵌するように掛け渡され、例えばT
字筒形ベアリング79を介して各シャフト75a,75
bが回転可能に設けられ、かつ、シャフト75a,75
bとともに進退移動するジョイント80とによって構成
されている。このシャフト75a,75bの前端部は、
ベアリング79及びジョイント80を介して各シャフト
75a,75b前端周縁部のネジ山にナット81等によ
って位置決め固定されている。なお、常時は案内部材7
3a,73bの両側面を仰角固定ナット76,77で締
め付けるが、案内部材73a,73bとシャフト75
a,75bが螺合されているので、仰角固定ナット7
6,77が不要な場合もある。
4(b)に示すように、上部ブラケット3のアンテナ取
付側ブラケット3aを構成する方形枠型形状部の両側板
にそれぞれワッシャ71を介してナット72により固定
され、その内部のブラケット3aの側板と平行な方向に
雌ネジを形成したシャフト案内部材73a及びと同様に
内部のブラケット3aの側板と平行な方向にスルー孔を
形成したシャフト案内部材73bと、後端部にナット、
ハンドル等の操作部材74aが取付けられ、仰角調整時
に操作部材74aの回転操作によりシャフト案内部材7
3aの雌ネジを介して進退方向に移動するシャフト75
a及び後端部にナット、ハンドル等の操作部材74bが
取付けられ、シャフト案内部材73aの進退移動に伴
い、シャフト案内部材73bのスルー孔を介して進退方
向に遊動するシャフト75bと、常時は案内部材73
a,73bを両側面から締め付けて調整済み仰角が変化
しないように設定し、一方、仰角調整時には案内部材7
3a,73bから極力離反させてシャフト75a,75
bの進退移動が可能なように設定する仰角固定ナット7
6,77と、シャフト75a,75bのうち、例えばシ
ャフト75a側の面部に施した仰角設定用目盛78、前
記各シャフト75a,75bの前端部側に当該シャフト
75a,75bを遊嵌するように掛け渡され、例えばT
字筒形ベアリング79を介して各シャフト75a,75
bが回転可能に設けられ、かつ、シャフト75a,75
bとともに進退移動するジョイント80とによって構成
されている。このシャフト75a,75bの前端部は、
ベアリング79及びジョイント80を介して各シャフト
75a,75b前端周縁部のネジ山にナット81等によ
って位置決め固定されている。なお、常時は案内部材7
3a,73bの両側面を仰角固定ナット76,77で締
め付けるが、案内部材73a,73bとシャフト75
a,75bが螺合されているので、仰角固定ナット7
6,77が不要な場合もある。
【0039】なお、シャフト案内部材71a,71b
は、予め所要とする仰角に応じてネジ孔やスルー孔の方
向を傾斜させた後、ワッシャ71を介してナット72に
より固定する場合、或いはアンテナ収納容器5の仰角調
整後、ワッシャ71を介してナット72により固定する
場合、さらに例えばシャフト案内部材71a,71bの
後端部がブラケット3aの側板を介して膨出部を形成
し、側板の貫通孔を介してシャフト案内部材71a,7
1bが自在に回転可能に設けてもよい。
は、予め所要とする仰角に応じてネジ孔やスルー孔の方
向を傾斜させた後、ワッシャ71を介してナット72に
より固定する場合、或いはアンテナ収納容器5の仰角調
整後、ワッシャ71を介してナット72により固定する
場合、さらに例えばシャフト案内部材71a,71bの
後端部がブラケット3aの側板を介して膨出部を形成
し、側板の貫通孔を介してシャフト案内部材71a,7
1bが自在に回転可能に設けてもよい。
【0040】また、仰角設定用目盛78は、シャフト7
5a側ではなく、シャフト75b側に施してもよく、或
いは両方のシャフト75a,75bの面部に施してもよ
い。
5a側ではなく、シャフト75b側に施してもよく、或
いは両方のシャフト75a,75bの面部に施してもよ
い。
【0041】さらに、仰角調整機構7は、図4(b)に
示すようにジョイント80両端面には、所定長さの角型
尾部を有し、かつ、頭部にネジ孔を有するナット82が
固着され、これらナット82に前記アンテナ収納容器5
の裏面上部に付設される凹状部材56が遊動可能にナッ
ト83,83にてネジ止めされている。
示すようにジョイント80両端面には、所定長さの角型
尾部を有し、かつ、頭部にネジ孔を有するナット82が
固着され、これらナット82に前記アンテナ収納容器5
の裏面上部に付設される凹状部材56が遊動可能にナッ
ト83,83にてネジ止めされている。
【0042】また、ブラケット3aのアンテナ支持体1
とは反対側には、鉄塔を含むアンテナ支持体1の所要の
高さにアンテナ取付装置を比較的容易に吊り上げ可能な
ように吊り部材85が取付けられている。
とは反対側には、鉄塔を含むアンテナ支持体1の所要の
高さにアンテナ取付装置を比較的容易に吊り上げ可能な
ように吊り部材85が取付けられている。
【0043】なお、シャフト案内部材71bにスルー孔
部を形成している場合でも、シャフト75b自体の表面
にネジ山を形成することにより、ナット76およびボル
ト77によりシャフト案内部材71bを緊締すれば、高
重量のアンテナ収納容器5を確実に支持できる。
部を形成している場合でも、シャフト75b自体の表面
にネジ山を形成することにより、ナット76およびボル
ト77によりシャフト案内部材71bを緊締すれば、高
重量のアンテナ収納容器5を確実に支持できる。
【0044】また、シャフト案内部材71a,71bに
は何れもスルー孔を形成し、ナット76,77にて締め
付け固定する方法であってもよい。
は何れもスルー孔を形成し、ナット76,77にて締め
付け固定する方法であってもよい。
【0045】次に、以上のようなアンテナ取付け装置に
おける組立て手順および仰角の調整について説明する。
おける組立て手順および仰角の調整について説明する。
【0046】(1) アンテナ取付装置の組立て手順に
ついて 先ず、位置決め部材であるCチャンネル部材4の両端部
の断面凹状部分をアンテナ支持側ブラケット2a,3a
の方形枠型形状部内に導き、ブラケット2aとブラケッ
ト3aとが所定の間隔となるようにCチャンネル部材4
を固着する。これによってアンテナ支持体1への下部ブ
ラケット2と上部ブラケット3との取付け位置が高精度
に位置決め可能となる。
ついて 先ず、位置決め部材であるCチャンネル部材4の両端部
の断面凹状部分をアンテナ支持側ブラケット2a,3a
の方形枠型形状部内に導き、ブラケット2aとブラケッ
ト3aとが所定の間隔となるようにCチャンネル部材4
を固着する。これによってアンテナ支持体1への下部ブ
ラケット2と上部ブラケット3との取付け位置が高精度
に位置決め可能となる。
【0047】次に、回動支持部材6の補強シャフト63
により補強される支え部材62,62に、アンテナ収納
容器5の裏面側下部に取付けられた断面コ字状部材55
の端部を併設し、外部から補強シャフト63に対して回
転軸ネジ64を螺入し、アンテナ収納容器5の下部側が
回動可能に支持する。
により補強される支え部材62,62に、アンテナ収納
容器5の裏面側下部に取付けられた断面コ字状部材55
の端部を併設し、外部から補強シャフト63に対して回
転軸ネジ64を螺入し、アンテナ収納容器5の下部側が
回動可能に支持する。
【0048】引き続き、仰角調整機構7を構成する仰角
調整部材であるシャフト75a,75bの両前端部に掛
け渡されたジョイント80の両端部に、アンテナ収納容
器5の裏面側上部に取付けられた断面コ字状部材55の
端部を併設し、同様にナット83にて回動可能に支持す
る。
調整部材であるシャフト75a,75bの両前端部に掛
け渡されたジョイント80の両端部に、アンテナ収納容
器5の裏面側上部に取付けられた断面コ字状部材55の
端部を併設し、同様にナット83にて回動可能に支持す
る。
【0049】以上のようにしてアンテナ収納容器5を取
付けた後、吊り部材85にワイヤーを通し、吊り下げ器
材を用いて、鉄塔を含むアンテナ支持体1の所定高さま
で吊り上げ、Cチャンネル部材4に固着されているアン
テナ支持側ブラケット2a,3aの凹曲面部側をアンテ
ナ支持体1の面部に接触させ、アンテナ支持体1を挟ん
で反対側から支持取付側ブラケット2b,3bの各面部
をアンテナ支持側ブラケット2a,3aの面部に対峙さ
せ、ボルト・ナットを用いて少なくとも4点以上を固定
する。
付けた後、吊り部材85にワイヤーを通し、吊り下げ器
材を用いて、鉄塔を含むアンテナ支持体1の所定高さま
で吊り上げ、Cチャンネル部材4に固着されているアン
テナ支持側ブラケット2a,3aの凹曲面部側をアンテ
ナ支持体1の面部に接触させ、アンテナ支持体1を挟ん
で反対側から支持取付側ブラケット2b,3bの各面部
をアンテナ支持側ブラケット2a,3aの面部に対峙さ
せ、ボルト・ナットを用いて少なくとも4点以上を固定
する。
【0050】ところで、この状態では、アンテナ収納容
器5の仰角は0度になっているので、所要の仰角となる
ように調整する。
器5の仰角は0度になっているので、所要の仰角となる
ように調整する。
【0051】(2) 仰角の調整について シャフト案内部材73a,73bの両側を挟むように螺
合されているナット76,77のうち、少なくともナッ
ト77をシャフト案内部材73aから遠ざけるように後
退させた後、シャフト75aの後端部に固定される操作
部材74aを回転操作すると、シャフト75aは、シャ
フト案内部材73a内部に形成される雌ネジを介して螺
進し、アンテナ支持体1からジョイント80が徐々に離
れるように前進移動する。
合されているナット76,77のうち、少なくともナッ
ト77をシャフト案内部材73aから遠ざけるように後
退させた後、シャフト75aの後端部に固定される操作
部材74aを回転操作すると、シャフト75aは、シャ
フト案内部材73a内部に形成される雌ネジを介して螺
進し、アンテナ支持体1からジョイント80が徐々に離
れるように前進移動する。
【0052】このとき、両シャフト案内部材73a,7
3bの前端部にはアンテナ収納容器5の上部が回動可能
に枢着されているので、アンテナ収納容器5の上部がア
ンテナ収納容器5の下部に設けた回動支持機構6の回動
軸を中心に徐々に無段階で仰角が大きくなっていく。
3bの前端部にはアンテナ収納容器5の上部が回動可能
に枢着されているので、アンテナ収納容器5の上部がア
ンテナ収納容器5の下部に設けた回動支持機構6の回動
軸を中心に徐々に無段階で仰角が大きくなっていく。
【0053】ここで、アンテナ収納容器5の仰角を例え
ば15度程度に調整する場合、仰角設定用目盛78とナ
ット77の頭部位置との関係からほぼ15度近辺に調整
できる。このシャフト75aの前進時、もう一方のシャ
フト75bは、対応する両シャフト案内部材73bの内
部がスルー孔部となっているので、シャフト75aの前
進に伴って前進する。
ば15度程度に調整する場合、仰角設定用目盛78とナ
ット77の頭部位置との関係からほぼ15度近辺に調整
できる。このシャフト75aの前進時、もう一方のシャ
フト75bは、対応する両シャフト案内部材73bの内
部がスルー孔部となっているので、シャフト75aの前
進に伴って前進する。
【0054】そして、シャフト案内部材73aから離れ
ているナット77を逆方向に締め付け、そのナット77
の頭部が仰角設定用目盛78の何れの仰角位置にあるか
を確認し、例えば15度からずれている場合にはそのず
れ分だけナット77をずらし、同様にシャフト75aを
進退移動させるので、アンテナ収納容器5の仰角を高精
度に調整できる。この仰角調整後は、両側のナット7
6,77をシャフト案内部材73aを挟むように緊締す
る。
ているナット77を逆方向に締め付け、そのナット77
の頭部が仰角設定用目盛78の何れの仰角位置にあるか
を確認し、例えば15度からずれている場合にはそのず
れ分だけナット77をずらし、同様にシャフト75aを
進退移動させるので、アンテナ収納容器5の仰角を高精
度に調整できる。この仰角調整後は、両側のナット7
6,77をシャフト案内部材73aを挟むように緊締す
る。
【0055】従って、以上のような実施の形態によれ
ば、次のような種々の効果を奏する。
ば、次のような種々の効果を奏する。
【0056】a.下部及び上部のブラケット2,3を方
形枠型形状部に形成し、アンテナ支持体1を抱き込むよ
うに据え付け、かつ、各ブラケット2,3の方形枠型形
状部の両側面にそれぞれ併設する支え部材やシャフト案
内部材73a,73bを介してアンテナ収容容器5の下
部及び上部を回動可能に支持するので、風圧などの影響
を受けて十分な荷重が加わっても、高重量のアンテナ収
納容器を確実に支持することが可能となる。
形枠型形状部に形成し、アンテナ支持体1を抱き込むよ
うに据え付け、かつ、各ブラケット2,3の方形枠型形
状部の両側面にそれぞれ併設する支え部材やシャフト案
内部材73a,73bを介してアンテナ収容容器5の下
部及び上部を回動可能に支持するので、風圧などの影響
を受けて十分な荷重が加わっても、高重量のアンテナ収
納容器を確実に支持することが可能となる。
【0057】また、現場に出向く前にCチャンネル部材
4に下部ブラケット2および上部ブラケット3を所定の
間隔で取付けることにより、下部ブラケット2と上部ブ
ラケット3とが所定の間隔に設定され、アンテナ支持体
1に対するアンテナの据え付け作業が迅速に進めること
ができる。また、下部ブラケット2と上部ブラケット3
のアンテナ取付側ブラケット2a,3aの方形枠型形状
部内にCチャンネル部材4の両端部を固着することによ
り、高精度に位置決め設定できるとともに、アンテナ収
納容器5の支持に対する下部ブラケット2と上部ブラケ
ット3の強度を上げることができる。
4に下部ブラケット2および上部ブラケット3を所定の
間隔で取付けることにより、下部ブラケット2と上部ブ
ラケット3とが所定の間隔に設定され、アンテナ支持体
1に対するアンテナの据え付け作業が迅速に進めること
ができる。また、下部ブラケット2と上部ブラケット3
のアンテナ取付側ブラケット2a,3aの方形枠型形状
部内にCチャンネル部材4の両端部を固着することによ
り、高精度に位置決め設定できるとともに、アンテナ収
納容器5の支持に対する下部ブラケット2と上部ブラケ
ット3の強度を上げることができる。
【0058】また、何れか一方のシャフト例えば75a
の面部に仰角設定用目盛78を施すことにより、特別な
測定器を用いること無く、その目盛78からアンテナ収
納容器5の仰角を容易に把握でき、アンテナ取付作業が
非常に容易になる。また、シャフト案内部材73a,7
3bの何れか一方の内部に雌ネジを形成し、シャフト例
えば75aを回転操作したとき、当該シャフト75aが
螺合しながら進退移動するので、無段階、かつ、高精度
にアンテナ収納容器5の仰角を調整できる。
の面部に仰角設定用目盛78を施すことにより、特別な
測定器を用いること無く、その目盛78からアンテナ収
納容器5の仰角を容易に把握でき、アンテナ取付作業が
非常に容易になる。また、シャフト案内部材73a,7
3bの何れか一方の内部に雌ネジを形成し、シャフト例
えば75aを回転操作したとき、当該シャフト75aが
螺合しながら進退移動するので、無段階、かつ、高精度
にアンテナ収納容器5の仰角を調整できる。
【0059】さらに、前記上部ブラケット3に吊り上げ
可能な吊り部材85を取付けることにより、この吊り部
材85を利用して、鉄塔を含むアンテナ支持体1の所定
の高さに容易に吊り上げ可能となり、アンテナ収納容器
5を含む全構成部材が高重量であっても、アンテナ取付
作業をスムーズに進めることができる。因みに、本発明
のアンテナ取付装置の全重量は、アンテナ等を含むアン
テナ収納容器5の重量90Kgを加えて140Kgを想
定しており、作業の安全性等の作業環境が非常に重要で
あり、しかも作業がスムーズに進めることが重要であ
る。
可能な吊り部材85を取付けることにより、この吊り部
材85を利用して、鉄塔を含むアンテナ支持体1の所定
の高さに容易に吊り上げ可能となり、アンテナ収納容器
5を含む全構成部材が高重量であっても、アンテナ取付
作業をスムーズに進めることができる。因みに、本発明
のアンテナ取付装置の全重量は、アンテナ等を含むアン
テナ収納容器5の重量90Kgを加えて140Kgを想
定しており、作業の安全性等の作業環境が非常に重要で
あり、しかも作業がスムーズに進めることが重要であ
る。
【0060】なお、上記実施の形態では、シャフト案内
部材73a内部に雌ネジを形成したが、もう一方のシャ
フト案内部材73bにも同様に雌ネジを形成すれば、ア
ンテナ収納容器5の仰角を微調整できるだけでなく、ア
ンテナ収納容器5の上部幅方向の仰角ずれを的確に補正
することが可能である。
部材73a内部に雌ネジを形成したが、もう一方のシャ
フト案内部材73bにも同様に雌ネジを形成すれば、ア
ンテナ収納容器5の仰角を微調整できるだけでなく、ア
ンテナ収納容器5の上部幅方向の仰角ずれを的確に補正
することが可能である。
【0061】(第2の実施の形態)次に、図6及び図7
は本発明に係わるアンテナ取付装置の他の実施形態を説
明する図である。なお、これらの図において第1の実施
の形態で示す図1ないし図5と同一部分には同一符号を
付し、その詳しい説明を省略する。
は本発明に係わるアンテナ取付装置の他の実施形態を説
明する図である。なお、これらの図において第1の実施
の形態で示す図1ないし図5と同一部分には同一符号を
付し、その詳しい説明を省略する。
【0062】すなわち、このアンテナ取付装置は、アン
テナ支持体1の上下方向に所定間隔をもってブラケット
2,3を取り付け、アンテナ収納容器5を仰角調整可能
に支持する点は第1の実施の形態と同様である。
テナ支持体1の上下方向に所定間隔をもってブラケット
2,3を取り付け、アンテナ収納容器5を仰角調整可能
に支持する点は第1の実施の形態と同様である。
【0063】本発明装置において、特に異なるところ
は、下部及び上部ブラケット2,3のアンテナ取付側ブ
ラケット2a,3aの外側方向に2つの孔部91,92
を形成し、そのうち外側の孔部92を長孔部を形成する
ことにより、アンテナ収納容器5を回動可能に支持可能
にする構成としたこと。また、アンテナ収納容器5の上
部を所要の仰角に設定するに際し、予め仰角に応じた長
さの複数のアンテナ支持部材93を用意し、ある仰角に
設定する場合には当該仰角設定用のアンテナ支持部材9
3を選択し、そのアンテナ支持部材93の一端側をアン
テナ取付側ブラケット3aの断面方形枠型形状部の両側
面に前記孔部91,92を介してボルト・ナット止め
し、同様にアンテナ支持部材93の他端部側をアンテナ
収納容器5上部の凹状部材56の2ヶ所にわたってボル
ト・ナット止めすることにより、アンテナ収納容器5を
所定の仰角に設定する構成である。
は、下部及び上部ブラケット2,3のアンテナ取付側ブ
ラケット2a,3aの外側方向に2つの孔部91,92
を形成し、そのうち外側の孔部92を長孔部を形成する
ことにより、アンテナ収納容器5を回動可能に支持可能
にする構成としたこと。また、アンテナ収納容器5の上
部を所要の仰角に設定するに際し、予め仰角に応じた長
さの複数のアンテナ支持部材93を用意し、ある仰角に
設定する場合には当該仰角設定用のアンテナ支持部材9
3を選択し、そのアンテナ支持部材93の一端側をアン
テナ取付側ブラケット3aの断面方形枠型形状部の両側
面に前記孔部91,92を介してボルト・ナット止め
し、同様にアンテナ支持部材93の他端部側をアンテナ
収納容器5上部の凹状部材56の2ヶ所にわたってボル
ト・ナット止めすることにより、アンテナ収納容器5を
所定の仰角に設定する構成である。
【0064】従って、以上のような実施の形態によれ
ば、所要の仰角に設定可能な長さのアンテナ支持部材9
3を選択し、アンテナ取付側ブラケット3aとアンテナ
収納容器5の上部とを接続すればよく、アンテナ収納容
器5の垂直位置から所要の仰角位置までの設定を最小の
部材を用いて達成でき、また比較的に作業をスムーズに
進めることができる。
ば、所要の仰角に設定可能な長さのアンテナ支持部材9
3を選択し、アンテナ取付側ブラケット3aとアンテナ
収納容器5の上部とを接続すればよく、アンテナ収納容
器5の垂直位置から所要の仰角位置までの設定を最小の
部材を用いて達成でき、また比較的に作業をスムーズに
進めることができる。
【0065】なお、本願発明は、上記実施の形態に限定
されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変
形して実施できる。また、各実施の形態は可能な限り組
み合わせて実施することが可能であり、その場合には組
み合わせによる効果が得られる。さらに、上記各実施の
形態には種々の上位,下位段階の発明が含まれており、
開示された複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種
々の発明が抽出され得る。例えば実施の形態に示される
全構成要件から幾つかの構成要件が省略されうることで
発明が抽出された場合には、その抽出された発明を実施
する場合には省略部分が周知慣用技術で適宜補われるも
のである。
されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変
形して実施できる。また、各実施の形態は可能な限り組
み合わせて実施することが可能であり、その場合には組
み合わせによる効果が得られる。さらに、上記各実施の
形態には種々の上位,下位段階の発明が含まれており、
開示された複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種
々の発明が抽出され得る。例えば実施の形態に示される
全構成要件から幾つかの構成要件が省略されうることで
発明が抽出された場合には、その抽出された発明を実施
する場合には省略部分が周知慣用技術で適宜補われるも
のである。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように本発明方法によれ
ば、高重量、かつ、大型形状のアンテナ収納容器を十分
な強度のもとに取付けることができる。
ば、高重量、かつ、大型形状のアンテナ収納容器を十分
な強度のもとに取付けることができる。
【0067】また、本発明は、アンテナ収納容器の仰角
を無段階で調整でき、しかも微調整も容易に可能であ
る。
を無段階で調整でき、しかも微調整も容易に可能であ
る。
【0068】さらに、本発明は、迅速、かつ、円滑にア
ンテナ支持体への取付け作業を行い得るとともに、作業
の安全性に優れた構造のアンテナ取付け装置を提供でき
る。
ンテナ支持体への取付け作業を行い得るとともに、作業
の安全性に優れた構造のアンテナ取付け装置を提供でき
る。
【図1】 本発明に係るアンテナ取付け装置の一実施の
形態を示す側面図。
形態を示す側面図。
【図2】 図1の示すA−A及びB−B矢視方向から見
た構造を表す図。
た構造を表す図。
【図3】 Cチャンネル部材を説明する図。
【図4】 本発明装置の回動支持機構及び仰角調整機構
の構造を示す図。
の構造を示す図。
【図5】 アンテナ収納容器の裏面図およびC−C断面
図。
図。
【図6】 本発明に係るアンテナ取付け装置の他の実施
形態を示す側面図。
形態を示す側面図。
【図7】 図6に示す各矢印方向から見たときの状態を
表す図。
表す図。
【図8】 従来のアンテナ取付け装置を説明する側面
図。
図。
1…アンテナ支持体 2…下部ブラケット 3…上部ブラケット 2a,3a…アンテナ取付側ブラケット 2b,3b…支持体取付側ブラケット 4…Cチャンネル部材(位置決め部材) 5…アンテナ収納容器 6…回動支持機構 7…仰角調整機構 73a,73b…シャフト案内部材 75a,75b…シャフト(仰角調整部材) 78…仰角設定用目盛 79…ベアリング 80…ジョイント 85…吊り部材 91…孔部 92…長孔部 93…アンテナ支持部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田 浩之 東京都品川区南大井4丁目17番13号 原田 工業株式会社内 Fターム(参考) 5J021 AA01 DA02 DA05 DA06 GA02 HA05 HA10 JA00 5J047 AA00 AB00 BF08 BF09 BF10
Claims (9)
- 【請求項1】 アンテナ支持体にアンテナ素子、電子機
器を収納する高重量のアンテナ収納容器を取付けるアン
テナ取付け装置において、 前記アンテナ支持体の上・下部に所定の間隔をもってそ
れぞれ抱き込むように取付けられ、少なくともアンテナ
側支持部材が断面方形枠型形状部に形成される下部支持
部材及び上部支持部材と、 この下部支持部材の両側面にそれぞれ添着され、前記ア
ンテナ収納容器の下部側を回動可能に支持する回動支持
機構と、 前記上部支持部材の両側面にそれぞれ添着され、ガイド
用孔部が形成されたシャフト案内部材及びこれらシャフ
ト案内部材のガイド用孔部をガイドとして進退移動する
とともにその前端部側に前記アンテナ収納容器の上部側
を支持する仰角調整部材を有する仰角調整機構とを備え
たことを特徴とするアンテナ取付け装置。 - 【請求項2】 アンテナ支持体にアンテナ、電子機器を
収納する高重量のアンテナ収納容器を取付けるアンテナ
取付け装置において、 前記アンテナ支持体の上・下部に所定の間隔をもってそ
れぞれ抱き込むように取付けられ、少なくともアンテナ
側支持部材が断面方形枠型形状部に形成される下部支持
部材及び上部支持部材と、 これら下部支持部材及び上部支持部材を構成する各アン
テナ支持側部材が所定の間隔をもって取付ける位置決め
部材と、 この下部支持部材の両側面にそれぞれ添着され、前記ア
ンテナ収納容器の下部側を回動可能に支持する回動支持
機構と、 前記上部支持部材の両側面にそれぞれ添着され、ガイド
用孔部が形成されたシャフト案内部材及びこれらシャフ
ト案内部材のガイド用孔部をガイドとして進退移動する
とともにその前端部側に前記アンテナ収納容器の上部側
を支持する仰角調整部材を有する仰角調整機構とを備え
たことを特徴とするアンテナ取付け装置。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のアンテ
ナ取付け装置において、 前記進退移動する各仰角調整部材の何れか一方または両
方の面部に仰角設定用目盛を施したことを特徴とするア
ンテナ取付け装置。 - 【請求項4】 請求項1ないし請求項3の何れか一項に
記載のアンテナ取付け装置において、 前記各シャフト案内部材のガイド用孔部の何れか一方ま
たは両方にはネジ孔部が形成され,一方のみネジ孔部が
形成されたとき、他方のシャフト案内部材のガイド用孔
部にはスルー孔が形成されていることを特徴とするアン
テナ取付け装置。 - 【請求項5】 請求項1ないし請求項3の何れか一項に
記載のアンテナ取付け装置において、 前記各シャフト案内部材のガイド用孔部は、何れもスル
ー孔部に形成されていることを特徴とするアンテナ取付
け装置。 - 【請求項6】 請求項1ないし請求項4の何れか一項に
記載のアンテナ取付け装置において、 前記仰角調整部材は、前記シャフト案内部材のガイド用
孔部としてネジ孔部が形成されている場合、表面部にネ
ジ山を形成し、回転操作に伴って前記ネジ孔部にガイド
されながら進退移動し、前記仰角調整部材前端部に支持
される前記アンテナ収納容器の仰角を調整可能とするこ
とを特徴とするアンテナ取付け装置。 - 【請求項7】 請求項2記載のアンテナ取付け装置にお
いて、 前記下部支持部材及び上部支持部材は、前記位置決め部
材の両端部側を各方形枠型形状部内に固着することによ
り、前記所定の間隔となるように取付けることを特徴と
するアンテナ取付け装置。 - 【請求項8】 請求項1または請求項2記載のアンテナ
取け付装置において、 前記上部支持部材に吊り上げ可能な吊り部材を取付けた
ことを特徴とするアンテナ取付け装置。 - 【請求項9】 アンテナ支持体にアンテナ素子、電子機
器を収納する高重量のアンテナ収納容器を取付けるアン
テナ取付け装置において、 前記アンテナ支持体の上・下部に所定の間隔をもってそ
れぞれ抱き込むように取付けられた下部支持部材及び上
部支持部材と、 この下部支持部材の両側面にそれぞれ添着され、前記ア
ンテナ収納容器の下部側を回動可能に支持する回動支持
機構と、 前記上部支持部材の両側面にそれぞれ添着され、前記ア
ンテナ収納容器の上部側を支持する仰角に応じた長さの
アンテナ支持部材とを備えたことを特徴とするアンテナ
取付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001020391A JP2002223106A (ja) | 2001-01-29 | 2001-01-29 | アンテナ取付け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001020391A JP2002223106A (ja) | 2001-01-29 | 2001-01-29 | アンテナ取付け装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002223106A true JP2002223106A (ja) | 2002-08-09 |
Family
ID=18886105
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001020391A Pending JP2002223106A (ja) | 2001-01-29 | 2001-01-29 | アンテナ取付け装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002223106A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006229327A (ja) * | 2005-02-15 | 2006-08-31 | Chiyuuden Plant Kk | 鉄塔用アンテナ取付金具及びそのアンテナ取付方法 |
JP2008124929A (ja) * | 2006-11-14 | 2008-05-29 | N H K Itec:Kk | アンテナ装置 |
JP2010538541A (ja) * | 2007-08-30 | 2010-12-09 | コムスコープ インコーポレイテッド オブ ノース カロライナ | セルラ方式通信能力およびポイントツーポイント通信能力を備えたアンテナ |
-
2001
- 2001-01-29 JP JP2001020391A patent/JP2002223106A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006229327A (ja) * | 2005-02-15 | 2006-08-31 | Chiyuuden Plant Kk | 鉄塔用アンテナ取付金具及びそのアンテナ取付方法 |
JP2008124929A (ja) * | 2006-11-14 | 2008-05-29 | N H K Itec:Kk | アンテナ装置 |
JP2010538541A (ja) * | 2007-08-30 | 2010-12-09 | コムスコープ インコーポレイテッド オブ ノース カロライナ | セルラ方式通信能力およびポイントツーポイント通信能力を備えたアンテナ |
US8655409B2 (en) | 2007-08-30 | 2014-02-18 | Commscope Inc. Of North Carolina | Antenna with cellular and point-to-point communications capability |
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