JPH0860884A - 枠体の走行駆動構造 - Google Patents

枠体の走行駆動構造

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JPH0860884A
JPH0860884A JP6216499A JP21649994A JPH0860884A JP H0860884 A JPH0860884 A JP H0860884A JP 6216499 A JP6216499 A JP 6216499A JP 21649994 A JP21649994 A JP 21649994A JP H0860884 A JPH0860884 A JP H0860884A
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洋一 白幡
Koichi Maejima
好一 前嶋
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雅博 柳井
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成俊 服部
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 枠体の安定的且つ確実な走行を可能とすると
ともに脱輪等の事故を防止でき、しかも組み立てが容易
で低コストの枠体の走行駆動構造を提供する。 【構成】 上下に通り抜け可能に内部を開放しておくべ
き枠体20を複数のレール23,24上で走行可能に支
持する転輪21a〜21dを有するものにおいて、進行
方向一の片側に沿って並んだ転輪21a,21bの回動
支軸22a,22b上に該転輪21a,21bと隣接さ
せてそれぞれスプロケット32,33を取り付け、これ
らのスプロケット32,33を無端チェーン34で互い
に連結し、この無端チェーン34で連結された前記転輪
21a,21bの内いずれか一つ(21a)を原動機3
0と連結し、他の片側の転輪21c,21dを自由輪と
してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、枠体の走行駆動構造
に関する。具体的には、例えば、立体駐車装置について
用いられるものであり、車両を支持した枠体がレール上
を安定的に移動できる低コストの走行駆動構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年の車両増大、地価高騰等に伴う駐車
場不足に対応し、限られた駐車場用地を有効に活用する
ための立体駐車装置として、駐車スペースを上下左右に
連設してなる多段並列式の立体駐車装置が知られてい
る。
【0003】このような駐車装置の一例として、上下3
段、左右4列に駐車スペースを連設した構成のものを図
5に示した。
【0004】最上段の各駐車スペースS31〜S34に
は車載用パレットP31〜P34が昇降可能に設けられ
ている。中間段の駐車スペースS21〜S24には、駐
車スペースの列数(図5においては4)より原則として
1個分少ない数の車載用パレットP21〜S23が昇降
及び横行可能に設けられている。最下段の駐車スペース
S11〜S14には、駐車スペースの列数より原則とし
て1個分少ない数の車載用パレットP11〜P13が横
行可能に設けられている。
【0005】そして、前記各駐車スペースS内には、前
記各パレットPを適宜に昇降又は横行させることによ
り、前記最下段の駐車スペースS11〜S14から車両
が入出庫せしめられる。
【0006】前記中間段駐車スペースS2(S21〜S
24)におけるパレットP2(P21〜P23)の昇降
横行作動のための要部概略構造の一例を、図6に示し
た。
【0007】図6において、符号5は、鋼製角パイプを
長方形に連結してなる枠体としての横行フレームであ
る。この横行フレーム5は、駐車すべき車両Cが上下に
通り抜け可能な幅と長さを有するように成形される。
【0008】前記横行フレーム5のほぼ四隅の下面に
は、走行用の転輪6a〜6dがそれぞれ取り付けられて
いる。これらの転輪6a〜6dは、前記横行フレーム5
を支持して左右横方向へ走行させるためのもので、その
支持軸(図示しない)を前後方向(前記横行フレーム5
の長手方向と一致する方向)に向けてそれぞれ取り付け
られる。そして、前記転輪6a〜6dのうちのいずれか
一つの転輪6aには、その転輪6aに回転駆動力を付与
する原動機として、横行用モータ7が連結されている。
【0009】前記横行フレーム5は、左右方向に延びる
ように前後に平行に並べて設けられた横行用レール8,
8に前記各転輪6a〜6dが係合するようにして、前記
中間段駐車スペースS2内にそれぞれ配置される。その
配置数は、前記の通り、列数より1少ない数である。そ
して、前記各横行フレーム5は、前記横行用モータ7の
駆動力によって前記横行用レール8上を走行する。
【0010】前記各横行フレーム5には、車両を載せる
長方形のパレットP2がそれぞれ一つづつ割り当てられ
ている。このパレットP2は、例えば、適宜の厚さの鋼
板に、その長手方向に延びる補強用の折曲部4を形成し
てなるものであり、車両Cを載置するに必要なだけの幅
と長さに構成されている。
【0011】前記パレットP2の左右両側部の前部及び
後部には、該パレットP2を昇降せしめるための昇降用
チェーン10,10,11,11の一端10a,10
a,11a,11aが止着されている。これらの昇降用
チェーン10,10,11,11は、前記各横行フレー
ム5の左右側枠部5c,5cに取り付けられた昇降用ス
プロケット16,16,17,17にそれぞれ巻き掛け
られた後、前記横行フレーム5の後方へと引き延ばされ
ている。前記各昇降用チェーン10,10,11,11
は、前記横行フレーム5の後部左右にそれぞれ二つずつ
設けられた巻上用駆動スプロケット12に各一本ずつ上
側から巻き掛けられる。そして、前記各昇降用チェーン
10,10,11,11の自由端10b,10b,11
b,11b側は、前記巻上用駆動スプロケット12の真
下に左右一つづつ設けられたチェーン収納箱13,13
内に垂れ下がって収容されている。
【0012】前記各巻上用駆動スプロケット12は、前
記横行フレーム5の後部に左右方向に向けて回動自在に
支持された一本の巻上用駆動軸14の左右端部にそれぞ
れ固着されている。また、この巻上用駆動軸14は、前
記横行フレーム5の後枠部5b上に配設された正逆回転
自在の巻上用モータ15と連係せしめられている。
【0013】そして、前記各巻上用駆動スプロケット1
2は、前記巻上用モータ15の作動に伴う前記巻上用駆
動軸14の正逆自在な回転により、前記各昇降用チェー
ン10,10,11,11を巻き取り又は巻き解きし、
前記パレットP2を昇降せしめる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】前記従来構成の横行フ
レーム5では、経済性の観点より、四つの転輪6a〜6
dの内一つだけが駆動輪6aとされ、他の三つの転輪が
従動輪(自由輪)6b〜6dとされていた。
【0015】このため、従来、横行時に横行フレーム5
が振られ、前記転輪6a〜6dが前記横行用レール8か
ら脱輪する危険があった。
【0016】また、前記横行用レール8が雨に濡れた
り、該レール8と前記駆動輪6aとの間に木の葉等が挟
まったりした場合には、前記駆動輪6aと前記レール8
との間に所定の摩擦力が得られないため、前記駆動輪6
aが空転し、前記横行フレーム5が走行不能となること
もあった。
【0017】このような欠点を除去するため、前記転輪
6a〜6dの内、前記横行フレーム5の前後方向(長手
方向)に並んだ二つの転輪(例えば6aと6d)とを前
後方向に延びる駆動軸で連結し、この駆動軸を一つの横
行用モータで駆動させることも考えられる。このように
すれば、前記横行フレーム5の安定的且つ確実な走行と
いう要請には応えられる。
【0018】しかし、この場合には、前記駆動軸や前記
横行用モータ等の付設スペースの点で問題がある。すな
わち、前記横行フレーム5内には前記パレットP2上に
乗った車両Cが上昇して来るので、その障害となるよう
な突出物を設けることはできない。また、前記横行フレ
ーム5に沿ってすでに前記昇降用チェーン10,11が
設けられているので、さらに前記駆動軸を設けることに
はスペース的に困難が伴うほか、大幅なコストアップに
つながる等の問題があった。
【0019】本発明は前記のような事情に鑑みてなされ
たもので、前記枠体の安定的且つ確実な走行を可能とす
るとともに脱輪等の事故を防止でき、しかも組み立てが
容易で低コストの、枠体の走行駆動構造を提供しようと
するものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明は、枠体をレール上で走行可能に支持する転
輪の一つを原動機と連結して駆動転輪とし、この駆動転
輪と前記枠体の進行方向に沿って並んだ転輪とを駆動上
互いに連結したことを特徴としている。
【0021】具体的には、上下に通り抜け可能に内部を
開放しておくべき枠体を複数のレール上で走行可能に支
持する転輪を有するものにおいて、進行方向一の片側に
沿って並んだ転輪の軸上に該転輪と隣接させてそれぞれ
スプロケットを取り付け、これらのスプロケットを無端
チェーンで互いに連結し、この無端チェーンで連結され
た前記転輪の内いずれか一つを原動機と連結し、他の片
側の転輪を自由輪としてなるものである。
【0022】また、前記無端チェーンと噛み合って該無
端チェーンに所定の張力を付与する張力付与スプロケッ
トを前記枠体に設けると好適である。
【0023】前記張力付与スプロケットは、前記無端チ
ェーンの張りを自在に調整できるように位置調節自在と
してもよいし、前記無端チェーンに所定の張力を付与す
るように付勢されてなるものとしてもよい。
【0024】さらに、前記レールに沿ったガイド面に当
接して前記枠体の走行動作を案内する案内回転体を前記
枠体に設けると一層好適である。
【0025】なお、枠体をレール上で走行可能に支持す
る転輪を有するものにおいて、前記レールに沿ったガイ
ド面に当接して前記枠体の走行動作を案内する案内回転
体を前記枠体に設けてなる構成としてもよい。
【0026】
【作用】本発明によれば、原動機の作動によって駆動転
輪が駆動され、同時に、この駆動転輪と駆動上連結され
るとともに枠体の進行方向に沿って並んだ転輪が駆動さ
れる。
【0027】このように、原動機の駆動力が枠体の進行
方向に沿って並んだ転輪に分与されるため、従来の一輪
駆動方式と比べて前記枠体が安定的且つ確実に走行す
る。
【0028】前記転輪同士を駆動上連結するやり方とし
て、転輪の軸上に該転輪に隣接させてそれぞれスプロケ
ットを取り付け、これらのスプロケットを無端チェーン
で互いに連結すれば、前記枠体の内部に余計な突出物が
存在することもなく、簡易且つ低コストな枠体の走行駆
動構造となる。
【0029】また、前記無端チェーンと噛み合って該無
端チェーンに所定の張力を付与する張力付与スプロケッ
トを前記枠体に設けると、前記無端チェーンが前記転輪
から外れる等の危険がない。
【0030】さらに、案内回転体を設ければ、この案内
回転体が前記レールに沿ったガイド面に当接して前記枠
体の走行動作を案内するので、進行方向一の片側のみの
駆動でも前記レール上から脱輪することがない。
【0031】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0032】本発明の一実施例に係る枠体の走行駆動構
造の適用対象の一例は、すでに前記従来の技術の項にお
いて述べたので、ここでは、本発明に特徴的な部分につ
いてのみ詳細に述べる。
【0033】図1は、本発明の一実施例を示す要部概略
斜視図である。前記パレットP2を昇降せしめるための
構成については、すでに図6を参照して説明したものと
同じであるほか、本発明の要旨とは関係がないので、説
明及び図示を省略している。
【0034】図1において、符号20は、枠体としての
横行フレームである。この横行フレーム20は、例えば
鋼製角パイプを長方形に組み合わせて強固に固着して成
形される。
【0035】前記横行フレーム20は、ほぼ四隅の下部
に転輪21a,21b,21c,21dを有している。
これらの転輪21a〜21dは、前記横行フレーム20
の前後長手方向に延びる回動支軸22a〜22dを有し
ている。前記横行フレーム20は前記転輪21a〜21
dによって水平に支持され、前記横行フレーム20の左
右短手方向に延びる前後二本の平行なレール23,24
の上を左右方向へ走行するものである。
【0036】これらのレール23,24の内の一方のレ
ール24は、等辺山形鋼を用い、その頂辺が上向きとな
るようにして敷かれている。一方、他方のレール23
は、上面が平らなレールである。
【0037】前記レール23,24は、みぞ部を下向き
にして配設したみぞ形鋼25,26の上にそれぞれ固着
され、これらのみぞ形鋼25,26はH形鋼27,28
の上にそれぞれ固着されている。これらのH形鋼27,
28は、図5に示した立体駐車装置を仕切って中間段を
形成する横梁部材である。
【0038】前記四つの転輪21a〜21dの内の進行
方向一の片側の第一及び第二の転輪21a,21bは、
等辺山形鋼よりなる前記レール24に適合するように、
その外周に等辺谷形の溝29を有している。一方、進行
方向他の片側の第三及び第四の転輪21c,21dは、
外周面が平らな平車輪である。
【0039】前記第一の転輪21aの回動支軸22aに
は、原動機としての横行駆動用電動モータ30の出力軸
31が接続されている。このモータ30は、車両Cが上
下に通り抜け可能となるように前記横行フレーム20の
内部を広く開放しておくため、前記横行フレーム20の
隅部に寄せて設けられ、前記パレットP2上に載った車
両Cが前記横行フレーム20内に納められるときの邪魔
にならないように配慮されている。
【0040】前記第一の転輪21aと前記横行フレーム
20の進行方向に沿って並んだ前記第二の転輪21b
は、前記第一の転輪21aと駆動上連結されている。そ
の連結の仕方には種々のやり方があるが、本実施例にお
いては、構成の簡易性の観点から、伝動手段としてのス
プロケット32,33と無端チェーン34とを用いてい
る。
【0041】すなわち、前記第一の転輪21aの回動支
軸22a上に、該第一の転輪21aと隣接させてキー3
5を用いて第一のスプロケット32を固着する(図2参
照)。同じく、前記第二の転輪21bの回動支軸22b
上に、該第二の転輪21bと隣接させてキー(図示せ
ず)を用いて第二のスプロケット33を固着する。これ
らのスプロケット32,33は、前記各回動支軸22
a,22b上で互いに対応した位置にあり、同形同大の
ものである。
【0042】前記各スプロケット32,33は、前記レ
ール24の内側に設けても外側に設けてもよいが、図示
例では、外部への突出をできるだけなくするため、前記
レール24の内側に設けている。前記各スプロケット3
2,33は前記第一及び第二の転輪21a,21bと隣
接して設けられているので、前記レール24の内側に設
けても車両Cの昇降の邪魔になることはない。
【0043】前記第一及び第二のスプロケット32,3
3の間には、前記無端チェーン34が巻き掛けられてい
る。この無端チェーン34としては、摩擦を少なくする
観点から、ローラチェーンが採用されている。
【0044】前記無端チェーン34には、その張り方向
のほぼ中間部にアイドルスプロケット36が噛み合って
いる。このアイドルスプロケット36は、前記無端チェ
ーン34に所定の張りを与えて前記各スプロケット3
2,33からの外れを防止する張力付与スプロケットと
して作用する。
【0045】前記アイドルスプロケット36は、図示例
では、前記無端チェーン34の張り側に下側から噛み合
い、該張り側を上方へ引き上げて所定の張力を付与して
いる。
【0046】前記アイドルスプロケット36は、上下方
向に延びた支持部材37の下端側に支持されており、こ
の支持部材37の上端側は、前記横行フレーム20に上
下位置調節自在に取り付けられている。例えば、前記支
持部材37の上部に上下方向の長孔38を設ける。そし
て、前記無端チェーン34に所定の張りが生ずるように
前記アイドルスプロケット36の上下位置を決め、前記
長孔38に挿し通したボルト39等で前記支持部材37
を前記横行フレーム20に固着すればよい。
【0047】また、前記アイドルスプロケット36を用
いて前記無端チェーン34に所定の張力を付与する別の
手段として、前記アイドルスプロケット36に付勢手段
を連結してもよい。例えば、前記無端チェーン34の張
り側に下側からアイドルスプロケット36を噛み合わ
せ、このアイドルスプロケット36の支軸の両端に上下
方向の引っ張りばね(図示せず)を連結し、前記アイド
ルスプロケット36を常に所定の強さで上方へ引っ張り
上げるように付勢する。このようにすれば、前記無端チ
ェーン34に常に張力が与えられているので、前記無端
チェーン34が若干伸びたりした場合でも、その都度張
りを調整する等の必要がない。この点で前記アイドルス
プロケット36を位置調節自在に固定した場合と比べて
便利である。
【0048】前記第三及び第四の転輪21c,21d
は、自由転輪となっている。これらの転輪21c,21
dは、前記第一及び第二の転輪21a,21bの駆動に
よって前記横行フレーム20の片側が引っ張られたとき
に、それに従って前記レール23上を転動して前記横行
フレーム20を走行させる。
【0049】なお、前記第四の転輪21dを省略して前
記第三の転輪21cを前記横行フレーム20の左右短手
方向中間部に一つだけ設けてもよい。
【0050】前記横行フレーム20には、前記レール2
3,24に沿ったガイド面に当接して前記横行フレーム
20の走行動作を案内する案内回転体40a,40b,
40c,40dが設けられている。これらの案内回転体
40a〜40dは、図示例では、前記横行フレーム20
のほぼ四隅部に設けられ、ガイド面としての前記みぞ形
鋼25,26の内面側に当接するようにしてそれぞれ配
設されている。
【0051】前記案内回転体40a〜40dとしては、
例えば、支軸41a〜41dを上下方向に向けたローラ
ーが用いられる。これらのローラー40a〜40dは、
前記みぞ形鋼25,26の内面側に接近及び離間調節自
在となるように前記横行フレーム20に対して固定され
ている。そして、通常状態では、前記ローラー40a〜
40dと前記みぞ形鋼25,26の内面側との間に若干
の隙間が形成されるように位置調整して固定されている
(図4参照)。
【0052】なお、前記ローラー40a〜40dは、前
記みぞ形鋼25,26の外面側に当接するように設けて
もよい。
【0053】前記のように構成される本実施例に係る枠
体の走行駆動構造は次のように作用する。
【0054】前記モータ30が作動することにより前記
第一の転輪21aが進行方向に駆動される。第一の転輪
21aの駆動力は、前記第一のスプロケット32と前記
無端チェーン34と前記第二のスプロケット33とを介
して前記第二の転輪21bに伝達される。その結果、前
記モータ30の駆動力が前記第一及び第二の転輪21
a,21bに分与されることとなり、前記横行フレーム
20の片側に前記レール24上の駆動力が働く。それに
伴って、横行フレーム20の他の片側が引っ張られ、前
記第三及び第四の転輪21c,21dが前記レール23
上を転動して前記横行フレーム20が走行する。
【0055】以上のように、本実施例のものによれば、
前記モータ30の駆動力が前記横行フレーム20の片側
の全体に分与されて働くので、進行方向片側の一輪のみ
を駆動する従来の方式と比べて、前記横行フレーム20
の安定的且つ確実な走行が可能となる。特に、前記横行
フレーム20が動き始めるときの安定性がよく、スリッ
プ等することなく確実に起動する。しかも、動力伝達の
ための構成が簡易であるので、従来の横行フレーム20
に対する組み付けも容易であり、コストも安い。さら
に、スプロケット32,33や無端チェーン34等、動
力伝達のための追加的な部材の設置スペースもさほど必
要でない。
【0056】なお、本実施例のものでは、前記モータ3
0の駆動力が前記横行フレーム20の片側の全体に分与
されて働くことから始動時の安定性がよいので、前記案
内回転体としてのローラー40a〜40dがなくても前
記レール23,24からの脱輪等の問題は生じないが、
前記ローラー40a〜40dを設けておけば、安全性が
さらに高まる。
【0057】前記ローラー40a〜40dは、進行方向
片側の一輪6aのみを駆動する図6に示した従来の方式
の横行フレーム5について適用すればその効果が大き
い。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、枠体の安定的且つ確実
な走行駆動が低コストで可能である。
【0059】また、案内回転体を設けたものによれば、
脱輪の危険が全くない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す要部概略斜視図であ
る。
【図2】図1におけるII−II線矢視断面図である。
【図3】図1におけるIII矢視部分図である。
【図4】図3におけるIV−IV線矢視断面図である。
【図5】本発明の適用対象の一例としての立体駐車装置
を示す概略正面図である。
【図6】従来例を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
20 枠体 21a〜21d 転輪 22a,22b (転輪の)回動支軸 23,24 レール 25,26 ガイド面 30 原動機 32,33 スプロケット 34 無端チェーン 36 張力付与スプロケット 40a〜40d 案内回転体
フロントページの続き (72)発明者 服部 成俊 横浜市金沢区大川3番1号 東急車輌製造 株式会社パーキング技術部内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠体(20)をレール(23,24)上
    で走行可能に支持する転輪(21a〜21d)の一つ
    (21a)を原動機(30)と連結して駆動転輪とし、
    この駆動転輪(21a)と前記枠体(20)の進行方向
    に沿って並んだ転輪(21b)とを駆動上互いに連結し
    てなる枠体の走行駆動構造。
  2. 【請求項2】 上下に通り抜け可能に内部を開放してお
    くべき枠体(20)を複数のレール(23,24)上で
    走行可能に支持する転輪(21a〜21d)を有するも
    のにおいて、進行方向一の片側に沿って並んだ転輪(2
    1a,21b)の回動支軸(22a,22b)上に該転
    輪(21a,21b)と隣接させてそれぞれスプロケッ
    ト(32,33)を取り付け、これらのスプロケット
    (32,33)を無端チェーン(34)で互いに連結
    し、この無端チェーン(34)で連結された前記転輪
    (21a,21b)の内いずれか一つ(21a)を原動
    機(30)と連結し、他の片側の転輪(21c,21
    d)を自由輪としてなる枠体の走行駆動構造。
  3. 【請求項3】 前記無端チェーン(34)と噛み合って
    該無端チェーン(34)に所定の張力を付与する張力付
    与スプロケット(36)を前記横行フレーム(20)に
    設けてなる請求項2記載の枠体の走行駆動構造。
  4. 【請求項4】 前記張力付与スプロケット(36)が前
    記無端チェーン(34)の張りを自在に調整できるよう
    に位置調節自在である請求項3記載の枠体の走行駆動構
    造。
  5. 【請求項5】 前記張力付与スプロケット(36)が前
    記無端チェーン(34)に所定の張力を付与するように
    付勢されてなる請求項3記載の枠体の走行駆動構造。
  6. 【請求項6】 枠体(20)をレール(23,24)上
    で走行可能に支持する転輪(21a〜21d)を有する
    ものにおいて、前記レール(23,24)に沿ったガイ
    ド面(25,26)に当接して前記枠体(20)の走行
    動作を案内する案内回転体(40a〜40d)を前記枠
    体(20)に設けてなる枠体の走行駆動構造。
  7. 【請求項7】 前記レール(23,24)に沿ったガイ
    ド面(25,26)に当接して前記枠体(20)の走行
    動作を案内する案内回転体(40a〜40d)を前記枠
    体(20)に設けてなる請求項1,2,3,4又は5記
    載の枠体の走行駆動構造。
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