JPH086059B2 - 近赤外光により読みとるための印刷材料 - Google Patents

近赤外光により読みとるための印刷材料

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JPH086059B2
JPH086059B2 JP62145751A JP14575187A JPH086059B2 JP H086059 B2 JPH086059 B2 JP H086059B2 JP 62145751 A JP62145751 A JP 62145751A JP 14575187 A JP14575187 A JP 14575187A JP H086059 B2 JPH086059 B2 JP H086059B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はグラビア印刷、フレキソ印刷、オフセット印
刷、スクリーン印刷等に用いる印刷材料に関する。詳し
くは本発明は近赤外光により読みとるための印刷材料に
関する。
〔従来の技術〕
近時、生産、販売における物流管理強化による合理化
がさかんになっている。これを支える技術の1つとして
光学式文字認識(OCR)装置あるいはバーコード認識装
置が広く普及してきたことが挙げられる。
これらの読み取りには最近の半導体レーザーの発達と
相まって780〜830nm付近の光が用いられている。
従来カーボンブラック、ニグロシン染料、クロムある
いはコバルト含有染料等が光吸収のために用いられてき
たが、溶解性が不十分であったり、変異原性があって安
全衛生上問題があるなどの問題があり、必ずしも満足す
べきものではなかった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、近赤外領域の光を吸収し、溶剤に対する溶
解性が高く、しかも堅牢性に優れた印刷材料を提供しよ
うとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者は前記の問題点を解決するために種々研究を
重ねた結果下記一般式〔I〕 (式中、Q1、Q2、Q3及びQ4はベンゼン環又はナフタリン
環を表わし、アミノ基、アルキル基、アルコキシ基、ア
シルアミノ基、水酸基又はSOSM基で置換されていても良
い。
R1、R2は水酸基又はアミノ基を表わし、Mは水素原子、
アルカリ金属、アミン類又はアンモニウム塩を表わ
す。)で表わされるアゾ系色素を用いることによりその
目的を達成することができたものである。
以下本発明を詳細に説明する。
前記一般式〔I〕で表わされるアゾ系色素においてベ
ンゼン環又はナフタリン環に置換しうるアルキル基とし
ては低級アルキル基、例えばメチル基あるいはエチル基
があげられ、アルコキシ基としては低級アルコキシ基、
例えば、メトキシ基、エトキシ基あるいはブトキシ基が
挙げられアシルアミノ基としては、アセチルアミノ基、
プロピオニルアミノ基あるいはベンゾイルアミノ基があ
げられる。
又Mとしては、リチウム、ナトリウム、カリウムのよ
うなアルカリ金属、トリメチルアミン、トリブチルアミ
ン、(モノ、ジ、トリ)エタノールアミン、メチルジプ
ロパノールアミン、ポリオキシエチレンアミンのような
アミン類、アンモニウム、トリメチルヒドロキシエチル
アンモニウム、テトラメチルアンモニウム、テトラブチ
ルアンモニウム、トリメチルベンジルアンモニウムのよ
うなアンモニウム塩があげられる。
本発明の着色材として使用される化合物の具体例を第
一表にまとめて示す。
前記一般式(I)で表わされるアゾ系色素は、600〜1
000nmの波長帯域で吸収を有し、しかも分子吸収係数が1
04〜105cm-1である。
本発明の化合物は例えば細田豊著「新染料化学」(昭
和48年12月21日発行)技報堂第403頁下から2行〜第404
頁18行の記載に従い通常のジアゾ化カップリングを重ね
ることにより製造することができる。
尚、前記アゾ色素の含有量は、印刷材料全重量に対し
て、0.5〜20重量%好ましくは3〜10重量%である。
本発明の印刷材料に用いられる樹脂としては、デンプ
ン、デキストリン、アルギン酸塩、メチルセルロース、
ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロ
ース、ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテ
ル、ポリアクリルアミド、ポリエチレンオキシド、ポリ
アミド、ポリビニルアミン、ポリアリルアミン等の水溶
性樹脂、あるいは、ロジン−マレイン酸樹脂、スチレン
マレイン酸樹脂、スチレン化シェラック、アクリル系共
重合体等の水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化
アンモニウム、アミン類等の塩基性化合物により造塩
し、水可溶化した水溶化樹脂が挙げられる。
そのほか、水中で分散して良好なエマルジョン様にな
る酢酸ビニル共重合体、エポキシ樹脂、アルキッド樹
脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ロジンエス
テル等の水性分散樹脂も挙げられる。
前記樹脂の含有量は印刷材料全重量に対し10〜40重量
%、好ましくは15〜25重量%である。
前記溶剤としては水の他に水性有機溶剤、例えば、エ
タノール、イソプロピルアルコール、n−プロピルアル
コール、ベンジルアルコール、フェネチルアルコール、
テトラヒドロフルフリルアルコール、シクロヘキサノー
ル等のアルコール類、エチレングリコール、ジエチレン
グリコール、ポリエチレングリコール等のグリコール類
及びそれらのモノアルキル、アリールあるいはアリルエ
ーテル類、グリセロール、3,4−ジヒドロキシオキソラ
ン等の多価アルコール類、N−メチル−ピロリドン、N
−ヒドロキシエチルピロリドン、ジメチルイミダゾリジ
ノン等が挙げられる。
上記溶剤の含有量は印刷材料全重量に対して、30〜70
重量%、好ましくは40〜60重量%である。
この他印刷材料の調製時に用いられるワックス類、可
塑剤、消泡剤、防カビ剤等の各種添加剤も必要に応じ適
宜添加される。
本発明の印刷材料は、前記各種原料をその使用目的に
応じて適当な割合で配合混練することにより調製され
る。混練方法は、使用する原料の物性によっても異なる
がこの種製造に一般に用いられている混練機、例えばロ
ールミル、ボールミル、サンドミル等を用いて行われ、
また必要な場合には、ミキサー等によるプレミキシング
を行った後混練工程に付しても良い。
また、本発明の印刷材料は上質紙、中質紙、クラフト
紙、板紙、ボール紙等の紙、あるいはポリエチレン、ポ
リプロピレン等のプラスチックフイルムからなる被印刷
材に適用される。
(実施例) 本発明を以下の実施例で更に詳細に説明するが本発明
はこれら実施例によって何等限定されるものではない。
実施例−1 (1) ワニスAの製造 マルキート32(商品名;ロジンマレイン酸樹脂、荒川化
学(株)製) 60部 ジエチレングリコール 30部 トリエタノールアミン 10部 合計 100部 上記混合物を160℃で溶解しワニスAとした。
(2) ワニスBの製造 マルキート3002(商品名;ロジンマレイン酸樹脂、荒川
化学(株)製) 20部 ジヨンクリル67)商品名;アクリル樹脂、ジヨンソンワ
ックス(株)製) 20部 トリエチレングリコール 54部 ジエタノールアミン 6部 合計 100部 上記混合物を180℃で溶解しワニスBとした。
(3) ベースインキの製造 ワニスB 80部 第1表中No.1の化合物 20部 合計 100部 上記配合物を3本ロールにて練肉しベースインキを製造
した。
(4) インキの製造 ベースインキ 30部 ワニスA 30部 ケミパールW200(商品名;ワックス水分散物、三井石油
化学(株)製) 2部 水 38部 合計 100部 上記混合物をディスパーミルにより混合しインキを製造
した。得られたインキの粘度は48ポアズ(20℃)であっ
た。
このインキを用いてブリスロ印刷機により段ボールシ
ート(ジユートライナー220g使用)に印刷したところ乾
燥性、印刷適性、インキ皮膜の物性共に良好であった。
実施例−2 (1) ベースインキの製造 ワニスB 80部 第1表No.2の化合物 20部 合計 100部 上記混合物を3本ロールにて練肉しベースインキを製造
した。
(2) インキの製造 ベースインキ 30部 ケミパールW200 2部 イソプロピルアルコール 30部 水 38部 合計 100部 上記混合物をボールミルにより混合してインキを製造し
た。このインキの粘度は5ポアズ(20℃)であった。
このインキを用いて、フレキソ印刷機により段ボール
シート(オイスターパール200g使用)に印刷したところ
良好な印刷結果を示した。
実施例−3 (1) インキの製造 TコートFA(商品名;スチレン−アクリル系水溶製ワニ
ス固型分30% 日本ポリマー(株)製 65 部 第1表No.3の化合物 10 部 TSA−730(商品名;シリコン系消泡剤、東芝シリコン
(株)製) 0.5部 バリコポリワックス1000(商品名;ワックスペトロライ
ト(株)製) 1 部 水 23.5部 合計 100 部 上記混合物をペブルミルにて16時間練肉しインキを調整
した。
このインキを用いて、カートン紙にグラビア印刷した
ところ良好な印刷結果を示した。
実施例−4 (1) ベースインキの製造 ワニスB 30部 第1表No.4化合物 10部 トプコPW M−2010(商品名;ポリエチレンワックス 東
洋ペトロ(株)製) 1部 イソプロピルアルコール 24部 水 35部 合計 100部 上記混合物をアトライターで3時間練肉し均一に分散さ
せた。
(2) インキの製造 ベースインキ 20部 イソプロピルアルコール 40部 水 40部 合計 100部 上記混合物をアトライターで混合調整した。
このインキを用いてグラビア印刷機によりYS−41(商
品名;ポリプロピレンフィルム東レ(株)製)に印刷し
たところ印刷効果、密着性共に良好であった。
実施例5〜9 実施例−1における第1表No.1の化合物の代りに第1
表に記載のNo.5〜9の化合物を各々用いた以外は実施例
−1と同様にしてインキを調整し、印刷を行った。
印刷適性は良好であった。
実施例10〜12 実施例−2における第1表No.2の化合物の代りに第1
表に記載のNo.10〜12の化合物を各々用いた以外は実施
例−2と同様にしてインキを調整し印刷を行った。
印刷適性は良好であった。
発明の効果 本発明の印刷材料はグラビア印刷、フレキソ印刷、オ
フセット印刷、スクリーン印刷等に用いられ、とりわ
け、近赤外光を良く吸収し、溶剤に対する溶解性が優
れ、しかも堅牢性に優れるといった利点を有するので、
近赤外光を用いて読みとるためのOCRシステムあるいは
バーコード認識システムに利用されて極めて有用なもの
である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂、着色材及び溶剤を含有する近赤外光
    により読みとるための印刷材料であって、前記着色材が
    下記一般式〔I〕 (式中、Q1、Q2、Q3及びQ4はベンゼン環又はナフタリン
    環を表わし、アミノ基、アルキル基、アルコキシ基、ア
    シルアミノ基、水酸基又はSOSM基で置換されていても良
    い。 R1、R2は水酸基又はアミノ基を表わし、Mは水素原子、
    アルカリ金属、アミン類又はアンモニウム塩を表わ
    す。)で表わされるアゾ系色素を含むことを特徴とする
    近赤外光により読みとるための印刷材料。
  2. 【請求項2】前記樹脂が、水溶性樹脂、水溶化樹脂ある
    いは水性分散樹脂であることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の近赤外光により読みとるための印刷材
    料。
  3. 【請求項3】前記溶剤が水及び水性有機溶剤であること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の近赤外光によ
    り読みとるための印刷材料。
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