JPS6229464B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6229464B2
JPS6229464B2 JP16101678A JP16101678A JPS6229464B2 JP S6229464 B2 JPS6229464 B2 JP S6229464B2 JP 16101678 A JP16101678 A JP 16101678A JP 16101678 A JP16101678 A JP 16101678A JP S6229464 B2 JPS6229464 B2 JP S6229464B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pigment
parts
general formula
mol
acetoaceto
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP16101678A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5589356A (en
Inventor
Takenori Funatsu
Yoichi Inuzuka
Kosaku Tsuji
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Ink SC Holdings Co Ltd
Original Assignee
Toyo Ink Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Ink Mfg Co Ltd filed Critical Toyo Ink Mfg Co Ltd
Priority to JP16101678A priority Critical patent/JPS5589356A/ja
Publication of JPS5589356A publication Critical patent/JPS5589356A/ja
Publication of JPS6229464B2 publication Critical patent/JPS6229464B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明はカツプラー成分に2種類のアセトアセ
トアニリド誘導体を用いて、テトラゾ成分とカツ
プリングして得られる黄色顔料で、印刷インキ用
として使用した場合極めて優れた透明性を有する
ベンジジン系ジスアゾ顔料の製造法に関するもの
である。 ベンジジン系の顔料を印刷インキ用として使用
する場合、非常に透明なものが欲しいことが多
い。この為に、従来透明性を付与する方法として
樹脂及び陽イオン性界面活性剤等を添加する方
法、あるいはカツプリングする際の温度を高くす
る方法等があるが、これらの方法では未だ満足の
いく透明度のものを得ることが出来なかつた。 本発明者等は、カツプラー成分としてのアセト
アセトアニリドを各種組合せることによつて、顔
料の透明度を向上せしめることができるのではな
いかと考え、研究を重ねた結果、カツプラー成分
としてアセチルアミノ基を有するアセトアセトア
ニリドを特定割合で用いることにより、極めて優
れた透明性を有するベンジジン系ジスアゾ顔料が
得られることを見い出した。 即ち、本発明は、テトラゾ化したジクロルベン
ジジン並びに下記一般式〔〕で表わされる化合
物50〜99.9モル% CH3COCH2CONH―Ar 〔〕 (但し、式〔〕中Arはアルキル基、アルコ
キシ基、ハロゲン原子、ニトロ基によつて置換さ
れてても良いベンゼン核残基を示す。)及び下記
一般式〔〕で表わされる化合物0.1〜50モル% (但し、式〔〕中、Xはアルキル基、ハロゲ
ン原子、ニトロ基を、nは0〜2の整数を示
す。)をカツプリングせしめることを特徴とする
ベンジジン系ジスアゾ顔料の製造法である。 本発明に係わるジスアゾ顔料は3,3′―ジクロ
ルベンジジンをテトラゾ化し、このテトラゾ化合
物を前記一般式〔〕で表わされる化合物、例え
ば、アセトアセトアニライド、O―(あるいはm
―、又はP―)クロルアセトアセトアニライド、
アセトアセト―O―トルイダイド、アセトアセト
―O―アニシダイド、アセトアセト―m―キシリ
ダイド、アセトアセト―2,5―ジメトキシアニ
ライド、アセトアセト―2,5―ジメトキシ―4
―クロルアニライド、アセトアセト―P―アニシ
ダイド、アセトアセト―5―クロル―2―トルイ
ダイド、アセトアセト―P―トルイダイド、アセ
トアセト―P―エトキシアニライド、アセトアセ
ト―2―メチル―4―ニトロアニライド等と、前
記一般式〔〕で表わされる化合物を混合し、常
法でカツプリングすることによつて得られるもの
である。一般式〔〕の化合物は例えば、アセト
アセト―P―アセチルアミノアニライド、アセト
アセト―2―クロル―4―アセチルアミノアニラ
イド、アセトアセト―2―メチル―4―アセチル
アミノアニライド、アセトアセト―2,5―ジメ
チル―4―アセチルアミノアニライド、アセトア
セト―2―ニトロ―4―アセチルアミノアニライ
ド等があげられる。 本発明において、前記一般式〔〕で表わされ
る化合物と一般式〔〕で表わされる化合物との
使用割合は、一般式〔〕で表わされる化合物50
〜99.5モル%、望ましくは90〜99モル%、一般式
〔〕で表わされる化合物0.1〜50モル%、望まし
くは1〜数モル%の範囲とし、合計100モル%と
する。一般式〔〕で表わせる化合物が0.1モル
%以下では顔料の透明化に寄与せず、10モル%か
ら50モル%までは割合を多くしても透明化への寄
与はそれほど大きくは増加しない。 また、50モルを越えると、顔料の吸油量が増大
して顔料としての適性において好ましくない結果
となる。また、一般式〔〕で表わされる化合物
は比較的高価であるため、得られる効果との兼合
いで1〜数モル%の範囲で用いるとよい。 本発明においては一般式〔〕及び一般式
〔〕で表わされる化合物を混合して、テトラゾ
化したジクロルベンジジンとカツプリング反応せ
しめることにより生成する顔料の固体物理的性質
が単独でカツプリング反応せしめた場合と異な
り、透明性に寄与するものと推定される。 以上、記述した如くして得られる本発明のベン
ジジン系顔料を印刷インキ用として使用すると、
従来品と比べ極めて優れた透明性を与えるもので
ある。 次に、具体例によつて、本発明を説明する。し
かし、本発明は実施例のみに限定されるものでは
ない。尚、実施例中、部とあるのは重量部を示す
ものである。 実施例 1 水2500部にアセトアセトアニライド85部、アセ
トアセト―P―アセチルアミノアニライド10部、
及びカセイソーダフレーク40部を加えて、良く撹
拌し、溶解する。この溶液に、15%酢酸溶液540
部を徐々に添加し、懸濁液とする。こうして調整
されたカツプリング成分に、3,3′―ジクロルベ
ンジジンから公知の方法でテトラゾ化した溶液を
約120分要して加える。この間、反応液は20℃に
保つておく。次いで、90℃まで加熱し、約60分間
撹拌し、生成した顔料を過・水洗・乾燥・粉砕
する。こうして得られた顔料を次の様にして試験
する。顔料10部、ポリアマイド樹脂40部、トルエ
ン/酢エチル/IPA(=6/3/1)50部の割合
で混合したものをペイントコンデイシヨナーにて
分散し、インキ化する。このインキを黒紙上にバ
ーコータ(膜厚20μ)で展色すると、アセトアセ
トアニライド単独及びアセトアセト―P―アセチ
ルアミノアニライド単独をカツプリング成分とし
て同様に製造した顔料より優れた透明性を与え
た。 実施例 2 水2500部にアセトアセト―P―アニシダイド80
部、アセトアセト―2―メチル―4―アセチルア
ミノアニライド25部及びカセイソーダフレーク40
部を加えて溶解する。この溶液に15%酢酸溶液
540部を徐々に添加する。こうして調整されたカ
ツプリング成分に3,3′―ジクロルベンジジン63
部からテトラゾ化した溶液を約120分要して加え
る。この間、反応液は20℃に保つておく。次いで
90℃まで加熱し、約60分間撹拌し、生成した顔料
を過・水洗・乾燥・粉砕する。得られた顔料は
次の様にして試験する。顔料10部、ニトロセルロ
ース40部、酢酸エチル50部の割合で混合したもの
をペイントコンデイシヨナーにて分散し、インキ
化する。このインキを黒紙上にバーコータ(膜厚
20μ)で展色すると、アセトアセト―P―アニシ
ダイド単独をカツプリング成分とする顔料より、
優れた透明性を与えた。 実施例 3 実施例1におけるアセトアセトアニライドに代
えて、アセトアセト―O―トルイダイド90部を使
用したことを除いて、実施例1をそのまま行い、
本発明の顔料を得た。こうして得られた顔料を次
の様にして試験する。顔料15部とロジン変性フエ
ノール型のワニス85部の割合いで混合し、ロール
ミルで分散処理して調整し、校正機にて黒紙に印
刷した。この顔料はアセトアセト―O―トルイダ
イド単独をカツプリング成分とする顔料より優れ
た透明性を与えた。 実施例 4 実施例1におけるアセトアセト―P―アセチル
アミノアニライドに代えて、アセトアセト―2―
クロル―4―アセチルアミノアニライド15部を使
用したことを除いて、実施例1をそのまま行い、
本発明の顔料を得た。こうして得られた顔料を次
の様にして試験する。顔料10部、カルシウムロジ
ン50部、トルエン40部の割合で混合したものをボ
ールミルにて分散し、インキ化する。このインキ
を黒紙上にバーコーター(膜厚20μ)で展色する
とアセトアセトアニライド単独をカツプリング成
分とする顔料より、優れた透明性を与えた。 実施例 5〜8 化合物〔〕と化合物〔〕とをカツプラーと
し下表の組合せにより、実施例1と同様にカツプ
リングして得られる顔料について試験し、同様に
優れた透明性のある顔料であることを確認した。
【表】 比較例 1 実施例1で製造したアセトアセトアニライドを
単独のカツプラーとした顔料と、アセトアセト―
P―アセチルアミノアニライドを単独のカツプラ
ーとした顔料とを80部/10部の割合で均一に混合
し、実施例1と同様にして透明性を試験したが、
混合カツプリング反応をして得られた本件発明方
法に係わる顔料に比較して透明性は極めて不良で
あつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 テトラゾ化したジクロルベンジジン並びに下
    記一般式〔〕で表わされる50〜99.9モル% CH3COCH2CONH―Ar 〔〕 (但し、式〔〕中Arはアルキル基、アルコ
    キシ基、ハロゲン原子、ニトロ基によつて置換さ
    れても良いベンゼン核残基を示す。) 及び下記一般式〔〕で表わされる化合物0.1
    〜50モル% (但し、式〔〕中Xはアルキル基、 ハロゲ
    ン原子、ニトロ基を、nは0〜2の整数を示
    す。) をカツプリングせしめることを特徴とするジスア
    ゾ顔料の製造法。
JP16101678A 1978-12-28 1978-12-28 Preparation of disazo pigment Granted JPS5589356A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16101678A JPS5589356A (en) 1978-12-28 1978-12-28 Preparation of disazo pigment

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16101678A JPS5589356A (en) 1978-12-28 1978-12-28 Preparation of disazo pigment

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5589356A JPS5589356A (en) 1980-07-05
JPS6229464B2 true JPS6229464B2 (ja) 1987-06-26

Family

ID=15726972

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16101678A Granted JPS5589356A (en) 1978-12-28 1978-12-28 Preparation of disazo pigment

Country Status (1)

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JP (1) JPS5589356A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3223887A1 (de) * 1982-06-26 1983-12-29 Hoechst Ag, 6230 Frankfurt Diarylpigmente, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung
IN192574B (ja) * 1996-08-08 2004-05-01 Dainippon Ink & Chemicals

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5589356A (en) 1980-07-05

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