JPH0859512A - フィルムコーティング組成物およびそれを用いた固形製剤 - Google Patents

フィルムコーティング組成物およびそれを用いた固形製剤

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JPH0859512A JP20052494A JP20052494A JPH0859512A JP H0859512 A JPH0859512 A JP H0859512A JP 20052494 A JP20052494 A JP 20052494A JP 20052494 A JP20052494 A JP 20052494A JP H0859512 A JPH0859512 A JP H0859512A
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浩一 高崎
Hirotada Ogawa
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Ryuji Nakanishi
龍次 中西
Shigeyuki Nomura
繁幸 野村
Yasuo Mito
靖雄 三戸
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コーティング性に優れ、酸素遮断性が良好
で、酸化されやすい薬物を長期間安定に保持可能な固形
製剤フィルムコーティング組成物を提供する。 【構成】 ポリビニルアルコールおよび水溶性ポリオキ
シエチレン類を重量比で約90:10ないし約70:3
0(ポリビニルアルコール:水溶性ポリオキシエチレ
ン)の比率にて含有してなる固形製剤用フィルムコーテ
ィング組成物、および酸化されやすい薬物を含有する固
形製剤に該組成物を被覆したことを特徴とする安定性に
優れた固形製剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルムコーティング
組成物、およびそれを被覆した固形製剤に関する。さら
に詳しくは、酸化されやすい薬物を含有する固形製剤を
製剤化するための改良されたフィルムコーティング組成
物、およびそれを被覆した固形製剤に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】一般
に、固形製剤において、苦味の隠蔽や外観の美化などの
目的のため高分子物質を用いたフィルムコーティングが
行われている。これら高分子物質としては、通常、コー
ティングの容易なヒドロキシプロピルセルロースやヒド
ロキシプロピルメチルセルロースなどの水溶性高分子
や、アミノアルキルメタアクリレートコポリマーEやポ
リビニルアセタールジエチルアミノアセテートなどの酸
に溶ける高分子が用いられている。
【0003】しかしながら、酸化に対して不安定な薬
物、たとえばビタミン、アミノ酸やポリエン系抗生物質
などを含有する固形製剤においては、これら通常の高分
子物質を用いたフィルムコーティングでは酸素遮断性が
低いため、薬物の安定性を確保することができない。こ
のため、酸化に対して不安定な薬物を含有する固形製剤
においては、アスコルビン酸ナトリウムやトコフェロー
ルなどの抗酸化剤を添加する方法、あるいは糖衣を施す
方法などが実用に供されている。しかしながら、抗酸化
剤を添加する方法は固形製剤においてはその効果が充分
でない場合が多く、さらに抗酸化剤自体が経時的に変色
する問題がある。また、糖衣の場合は酸素遮断性は良好
であるが、コーティング量が多いことから作業に長時間
を要したり製剤が大きくなりすぎ服用が困難になるなど
の問題点がある。
【0004】かかる状況に鑑み、本発明者らは、抗酸化
剤や糖衣によることなく、酸素遮断性が良好で薬物の安
定性を確保できるフィルムポリマー材料を鋭意研究した
結果、ポリビニルアルコールフィルムに着目した。ポリ
ビニルアルコールフィルムは酸素透過性が低いことが知
られており、包装用フィルムなどの用途に利用されてい
る。医薬品分野では、その接着性の強さを利用して湿式
造粒における結合剤、糖衣における結合剤、パップ剤の
粘着剤などとして用いられている。しかしながら、接着
性の強さのために逆にコーティング特性は劣悪で、その
ためフィルムコーティング基剤としてはほとんど用いら
れていなかった。
【0005】ポリビニルアルコールをそのままフィルム
コーティング基剤として用いた場合には、曳糸性が強い
ためスプレイコーティングが難しい。すなわち、スプレ
イされた液滴が充分に細かくならないために平滑な表面
が得られず、外観が劣る。また、スプレイノズルの先端
にもコーティング液が付着するためコーティング中にノ
ズルが詰まり、再三ノズルを清掃する必要がある。さら
に、粘着性が大きいため、錠剤同士の付着によりフィル
ムの剥がれが生じるなどの問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】このように、ポリビニル
アルコールの強い粘着性に伴う問題を解決するため、本
発明者らは鋭意研究したところ、ポリビニルアルコール
に水溶性ポリオキシエチレン類を所定の比率で配合する
ことにより、ポリビニルアルコールの粘着性、曳糸性が
軽減され、フィルムコーティングが可能になることを見
いだして本発明を完成するに至った。すなわち、本発明
は、ポリビニルアルコールおよび水溶性ポリオキシエチ
レン類を重量比で約90:10ないし約70:30(ポ
リビニルアルコール:水溶性ポリオキシエチレン類)の
比率にて含有してなる固形製剤用フィルムコーティング
組成物、および酸化されやすい薬物を含有する固形製剤
に、該フィルムコーティング組成物を被覆したことを特
徴とする安定性に優れた固形製剤を提供するものであ
る。
【0007】本発明に使用するポリビニルアルコールと
しては、通常、医薬品のフィルムコーティングに使用さ
れるものがいずれも用いられるが、平均重合度300〜
1,000、けん化度78〜96モル%の部分けん化物
であって、4%水溶液として20℃における粘度が10
CPS以下のものが適している。好ましいポリビニルア
ルコールの市販品としてPVA210、PVA205、
PVA204等(いずれもクラレ社製)が挙げられる。
本発明に用いる水溶性ポリオキシエチレン類とは、一般
に、式:−(CH2CH2O)n−で示されるポリオキシ
エチレン骨格を有するポリマーをいう。かかる水溶性ポ
リオキシエチレン類としては、一般に医薬品に用いられ
得るものが含まれ、ポリエチレングリコール類(平均分
子量190〜25,000)、ポリオキシエチレンポリ
オキシプロピレングリコール類(プロピレンオキシドの
平均重合度5〜67、エチレンオキシドの平均重合度4
2〜196)、ポリエチレングリコールエーテル類(た
とえば、日本薬局方記載のポリソルベート80(部分的
にオレイン酸でエステル化された無水ソルビットのポリ
エチレングリコールエーテル))、ポリエチレングリコ
ール脂肪酸エステル類(たとえば、日本薬局方記載のス
テアリン酸ポリオキシル40)などが挙げられる。なか
でも好ましい水溶性ポリオキシエチレン類は、上記ポリ
エチレングリコール類、ポリエチレングリコールエーテ
ル類、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル類であ
り、特に好ましくは平均分子量2600〜25,000
のポリエチレングリコールおよびポリソルベート80で
ある。
【0008】上記ポリビニルアルコールと水溶性ポリオ
キシエチレン類との重量配合比は、約90:10ないし
約70:30、好ましくは約90:10ないし約75:
25、より好ましくは約90:10ないし約80:20
である。水溶性ポリオキシエチレン類の配合比が上記下
限以下ではスプレイが困難であり、フィルムの剥がれが
生じるので好ましくない。また、水溶性ポリオキシエチ
レン類の配合比が上記上限以上ではコーティングは可能
であるが、フィルムの酸素透過性が大きくなり、酸化さ
れやすい薬物の安定性を確保できないので好ましくな
い。好ましいポリビニルアルコールと水溶性ポリオキシ
エチレン類との組み合わせは、平均重合度300〜1,
000、けん化度78〜96モル%の部分けん化ポリビ
ニルアルコールとポリエチレングリコール類、ポリソル
ベート80、ステアリン酸ポリオキシル40から選ばれ
る水溶性ポリオキシエチレン類との組み合わせ、さらに
好ましい組み合わせは、上記ポリビニルアルコールと、
ポリエチレングリコール6000または20,000で
あり、これらはさらに他の水溶性ポリオキシエチレンで
あるポリソルベート80またはステアリン酸ポリオキシ
ル40と併用して使用することもできる。
【0009】本発明のフィルムコーティング組成物に
は、フィルムコーティングに通常用いられる添加剤を加
えることもできる。たとえば、白糖、マンニトール、プ
ルラン、タルク、無水ケイ酸、含水二酸化ケイ素、酸化
チタン、色素などを単独または複数配合することができ
る。これら添加剤の配合比率は、乾燥フィルム組成物中
で30重量%以下が望ましい。
【0010】本発明のフィルムコーティング組成物は、
通常、水に溶解してコーティング液とした後、適当なコ
ーティング装置を用いて固形製剤上にコーティングを行
う。タルクなどの水不溶性の成分を配合した場合は懸濁
液として用いる。コーティング液中の溶媒以外の全成分
の濃度は5〜20重量%が適当である。酸化されやすい
薬物の安定化のために必要なコーティング組成物の量
は、製剤の表面積によっても異なるが、コーティング前
の製剤のおよそ5〜30重量%に相当する量である。
【0011】本発明のフィルムコーティング組成物は他
のフィルム層との接着性もよく、胃溶性、腸溶性コーテ
ィングや徐放性コーティングの下層または上層にコーテ
ィングすることも容易にでき、かかる多層フィルムコー
ティングおよび該コーティングを施した製剤も本発明に
包含される。本発明における固形製剤に含有される酸化
されやすい薬物としてはいずれの薬物をも含み得るが、
たとえば、アミノ酸、アミノ酸塩、アミノ酸誘導体、ペ
プチド、動植物タンパク質の部分加水分解物およびパー
トリシン(PARTRICIN)、メパルトリシン(M
EPARTRICIN)等のポリエン系化合物が挙げら
れる。
【0012】
【実施例】つぎに、本発明を実施例および比較例に基づ
いてさらに詳しく説明するが、本発明はこれらに限られ
るものではない。なお、これら実施例および比較例にお
ける「%」は重量%を意味する。実施例1〜4 下記表1に示した成分を混合し、直径9mmの杵により
1錠280mgに打錠し、核錠を得た。この核錠10k
gをコーティング装置(フロイント産業(株)製ハイコ
ータHCT−60)に仕込み、下記表2に示した組成
(以下の表における組成はすべて重量%で示す)のコー
ティング液を用い、1錠当たり15mgのフィルムコー
ティングを施して1錠295mgとした。このときのコ
ーティング性と、これらコーティング錠をガラス瓶に入
れ60℃で2週間放置したときのコーティング皮膜の酸
素透過性をメパルトリシン残存率で測定した結果を同表
に示す。なお、ポリビニルアルコールはクラレ(株)製
PVA−205を用いた。表2の結果から明らかなよう
に、本発明によるフィルムコーティング組成物はコーテ
ィング性も良好で、酸化されやすい薬物であるメパルト
リシンも高い残存率を示し安定に保持されることがわか
った。
【0013】
【表1】 核錠の組成 メパルトリシン 14.0mg/錠 乳糖 223.0mg/錠 デンプン 40.0mg/錠 ステアリン酸マグネシウム 3.0mg/錠 合計 280.0mg/錠
【0014】
【表2】コーティング液の組成およびコーティング性、メパルトリシン残存率 配合成分 実施例1 実施例2 実施例3 実施例4 PVA−205 9 8 7.5 7 PEG6000* 1 2 2.5 3 水 90 90 90 90 PVAとPEGとの比 90:10 80:20 75:25 70:30 コーティング性 良好 良好 良好 良好 メパルトリシン 95 92 85 81 残存率(%) (*)PEG6000:ポリエチレングリコール6000
【0015】比較例1〜2 ポリビニルアルコールの代わりに下記表3に示すヒドロ
キシプロピルメチルセルロースまたはヒドロキシプロピ
ルセルロースを用いた他は実施例1〜4と同様にして核
錠を調製し、フィルムコーティングを施した。得られた
コーティング錠について実施例1〜4と同様にしてコー
ティング性およびメパルトリシン残存率を測定した。結
果を表3に示す。なお、ヒドロキシプロピルメチルセル
ロースは信越化学工業(株)製TC−5Rを、ヒドロキ
シプロピルセルロースは日本曹達(株)製HPC−SL
をそれぞれ用いた。表3の結果から明らかなように、ポ
リビニルアルコールの代わりに通常のヒドロキシプロピ
ルメチルセルロースまたはヒドロキシプロピルセルロー
スを用いたフィルムコーティング組成物では、コーティ
ング性は良好であるがメパルトリシン残存率は劣り、酸
化されやすい薬物を安定に保持できないことがわかっ
た。
【0016】
【表3】コーティング液の組成およびコーティング性、メパルトリシン残存率 配合成分 比較例1 比較例2 TC−5R 8 − HPC−SL − 8 PEG6000* 2 2 水 90 90 コーティング性 良好 良好 メパルトリシン 58 66 残存率(%) (*)PEG6000:ポリエチレングリコール6000
【0017】比較例3〜5 下記表4に示す配合量のポリビニルアルコールおよびポ
リエチレングリコールを用いた他は実施例1〜4と同様
にして、核錠を調製し、フィルムコーティングを施し、
得られたコーティング錠についてコーティング性を調べ
た。その結果を同表に示す。表4の結果から明らかなよ
うに、ポリビニルアルコールとポリエチレングリコール
との配合比が本発明に開示する範囲(重量比で約90:
10ないし約70:30)を越えると、スプレイが困難
でコーティングを施すことができなかったりメパルトリ
シン残存率が劣ることがわかった。
【表4】コーティング液の組成およびコーティング性 配合成分 比較例3 比較例4 比較例5 PVA−250 10 9.5 6.5 PEG6000* 0 0.5 3.5 水 90 90 90 PVAとPEGとの比 100:0 95:5 65:35 コーティング性 不可 不可 良好 メパルトリシン − − 70 残存率(%) (*)PEG6000:ポリエチレングリコール6000
【0018】比較例6〜11 下記表5に示す処方を用いた他は実施例1〜4と同様に
して、核錠を調製し、フィルムコーティングを施した。
その結果を同表に示す。
【表5】コーティング液の組成およびコーティング性 配合成分 比較例6 比較例7 比較例8 比較例9 比較例10 比較例11 PVA−205 8 8 8 8 8 8 白糖 2 − − − − − マンニトール − 2 − − − − プルラン − − 2 − − 2 タルク − − − 2 − 1 無水ケイ酸 − − − − 2 − 水 90 90 90 90 90 89 コーティング性 不可 不可 不可 不可 不可 不可 表5の結果から明らかなように、水溶性ポリオキシエチ
レンを使用せずポリビニルアルコールを通常の他の賦形
剤と組み合わせて処方したコーティング組成物では良好
にスプレイできず、またフィルムの剥がれが生じコーテ
ィングできなかった。なお、プルランは林原(株)製P
I−20を用いた。
【0019】実施例5〜11 下記表6に示す処方を用いた他は実施例1〜4と同様に
して、核錠を調製し、フィルムコーティングを施し、得
られたコーティング錠についてコーティング性およびメ
パルトリシン残存率を測定した。その結果を表6に示
す。なお、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレング
リコールはフロイント産業(株)製PEP−101を、
ポリソルベート80は日光ケミカルズ(株)製TO−1
0Mを、ステアリン酸ポリオキシル40は日光ケミカル
ズ(株)製MYS−40をそれぞれ用いた。
【0020】
【表6】コーティング液の組成およびコーティング性、メパルトリシン残存率 配合成分 実施例5 実施例6 実施例7 実施例8 実施例9 実施例10 実施例11 PVA−205 8 8 8 8 8 8 8 PEG400 2 − − − − − − PEG6000 − − − − − 1 1 PEG20000 − 2 − − − − − PEP−101 − − 2 − − − − TO−10M − − − 2 − − − MYS−40 − − − − 2 − 1 プルラン − − − − − 2 − タルク − − − − − 1 − 水 90 90 90 90 90 88 90コーティンク゛ 性 良好 良好 良好 良好 良好 良好 良好メハ゜ルトリシン 70 94 87 97 96 97 93 残存率(%)
【0021】
【発明の効果】酸化されやすい薬物を含有する固形製剤
に本発明のフィルムコーティング組成物を被覆すること
により、該薬物を長期間安定に保持できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 (C09D 129/04 C08L 71:02) (72)発明者 小川 廣忠 静岡県富士市鈴川西町20番地14号 (72)発明者 中西 龍次 静岡県富士市大野新田332−1 (72)発明者 野村 繁幸 滋賀県野洲郡野洲町大篠原1658番地 森下 ルセル株式会社総合研究所内 (72)発明者 三戸 靖雄 滋賀県野洲郡野洲町大篠原1658番地 森下 ルセル株式会社総合研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリビニルアルコールおよび水溶性ポリ
    オキシエチレン類を重量比で約90:10ないし約7
    0:30(ポリビニルアルコール:水溶性ポリオキシエ
    チレン類)の比率にて含有してなる固形製剤用フィルム
    コーティング組成物。
  2. 【請求項2】 水溶性ポリオキシエチレン類がポリエチ
    レングリコール、ポリオキシエチレンポリオキシプロピ
    レングリコール、ポリエチレングリコールエーテルまた
    はポリエチレングリコール脂肪酸エステルから選ばれた
    1種または2種以上である、請求項1に記載のフィルム
    コーティング組成物。
  3. 【請求項3】 ポリエチレングリコールエーテルがポリ
    ソルベート80である請求項2に記載のフィルムコーテ
    ィング組成物。
  4. 【請求項4】 ポリオキシエチレン脂肪酸エステルがス
    テアリン酸ポリオキシル40である請求項2に記載のフ
    ィルムコーティング組成物。
  5. 【請求項5】 酸化されやすい薬物を含有する固形製剤
    に、請求項1〜4のいずれかに記載のフィルムコーティ
    ング組成物を被覆したことを特徴とする安定性に優れた
    固形製剤。
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