JP2002241797A - 洗濯用物品 - Google Patents

洗濯用物品

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JP2002241797A
JP2002241797A JP2001043894A JP2001043894A JP2002241797A JP 2002241797 A JP2002241797 A JP 2002241797A JP 2001043894 A JP2001043894 A JP 2001043894A JP 2001043894 A JP2001043894 A JP 2001043894A JP 2002241797 A JP2002241797 A JP 2002241797A
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weight
laundry
soluble film
sheet
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JP2001043894A
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Kazutoshi Ide
一敏 井手
Hiroshi Nishimura
弘 西村
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Kao Corp
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Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶解性及び強度を高め、商品価値(保存安定
性、外観等)及び不良商品の出荷防止性を向上させた洗
濯用物品を提供する。 【解決手段】 融点が30〜80℃、20℃の水に対す
る溶解度が30〜90重量%の有機化合物を含有し、J
IS K 7361−1:1997による全光線透過率
が40〜90%である水溶性フィルムで、界面活性剤を
含有する洗剤、漂白剤、柔軟剤、糊剤等の洗濯用組成物
を包装してなる、厚さ15mm以下のシート状洗濯用物
品。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水溶性フィルムで
包装されたシート状の洗濯用物品に関する。
【0002】
【従来の技術】消費者の利便性を考慮した、洗濯1回分
の洗剤を水溶性フィルム等で分包包装したワンパック洗
剤が知られている(特開昭63−12467号公報
等)。また、洗剤組成物を含む層と、該層の両側に水溶
性基体とを配置してなるシート状洗濯用品が知られてい
る(特開平10−72599号公報)。しかし、これら
は洗浄に殆ど寄与しないフィルムを高比率で用いること
より、不経済であった。また、感光性物質等の内容物の
保護(保存安定性)に関して記載も示唆も無く、内容物
の保護に関して十分とはいえない。また、特開平10−
60207号公報には、アルカリ性物質の包装において
変質のない、アニオン変性ポリビニルアルコール水溶性
フィルムが開示されている。しかし、これも感光性物質
等の内容物の保護に関して記載も示唆も無く、内容物の
保護に関して十分とはいえない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、溶解
性及び強度が良好で、商品価値(保存安定性、外観等)
及び不良商品の出荷防止性を向上させた洗濯用物品を提
供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、融点が30〜
80℃であって、20℃の水に対する溶解度が30〜9
0重量%の有機化合物を含有し、JIS K 7361
−1:1997による全光線透過率が40〜90%であ
る水溶性フィルムで、界面活性剤を含有する洗濯用組成
物を包装してなる、厚さ15mm以下のシート状洗濯用
物品に関する。
【0005】
【発明の実施の形態】<水溶性フィルム>洗濯用組成物
中の感光性物質の変質を防止するために、水溶性フィル
ムのJIS K 7361−1:1997による全光線
透過率は、90%以下であり、80%以下がより好まし
い。90%以下であれば感光性物質の変色や異臭の発生
といった商品価値の劣化問題を顕著に低減できる。ま
た、該水溶性フィルムに包まれた洗濯用組成物の状態を
確認し、不良商品の出荷を防止するために、該全光線透
過率は40%以上が好ましく、50%以上がより好まし
い。40%以上であれば、洗濯用組成物の状態確認が十
分でき、不良商品の出荷も防止できる。
【0006】水溶性フィルムに関して「水溶性」とは、
40℃以下の水に溶解することであり、10℃以下の水
に溶解することがより好ましい。ここで、「溶解する」
とは、内径105mmの円柱状の1Lのビーカーに所定
の温度の蒸留水1Lを入れ、全長35mm、最大直径
7.5mmの撹拌子(科学共栄社製、型式SA−35等
が好適例)を用いて550rpmにて撹拌を行い、フィ
ルム(3cm×3cm、4枚)を投入して、8分間撹拌
を続けた後、目開き125μmのふるいを通過させた時
の残留物が、投入したフィルムの5重量%以下であるこ
とをいい、2重量%以下がより好ましい。
【0007】本発明の水溶性フィルムの厚みは、使用の
目的に応じ任意に設定することができるが、いずれのフ
ィルム化方法においても最終的に得られる水溶性フィル
ムの厚みは機械強度、水速溶性の点で10〜100μm
が好ましく、15〜50μmがより好ましい。
【0008】また、加工性、触った時の感触、溶解性、
材料保存時又は、洗濯用組成物の保存時のブロッキング
防止等を向上させるために、水溶性フィルムにエンボス
加工等によって格子状や亀甲状の凹凸を付けることが好
ましい。
【0009】水溶性フィルムとしては、ポリビニルアル
コール、イタコン酸あるいはマレイン酸等の化合物を共
重合させた変性ポリビニルアルコール誘導体、ポリビニ
ルピロリドン、カルボキシメチルセルロース、ゼラチ
ン、デンプン、可溶性デンプン、プルラン、マンナン、
海藻類、植物粘液質、ポリアクリル酸ナトリウム、メチ
ルセルロース、カルボキシメチルデンプン等の水溶性高
分子のフィルムが挙げられる。特に水溶性ポリビニルア
ルコールが好ましい。
【0010】水溶性フィルムは、内包する洗濯用組成物
の影響を受け水への溶解性劣化を防止するために、未ケ
ン化部分10モル%以下のポリビニルアルコール(以
下、PVAという)系材料が好ましく、5モル%以下が
より好ましく、3モル%以下が更に好ましい。冷水溶解
性や耐アルカリ性の点で、アニオン変性、カチオン変性
のPVAが好ましく、カルボン酸変性、スルホン酸変性
等のアニオン変性PVAがより好ましく、マレイン酸変
性PVAが更に好ましい。変性PVAの変性量は、変性
ユニットの含有量が0.1〜10モル%が好ましく、
0.5〜8モル%がより好ましく、1〜4モル%が更に
好ましい。水への溶解性の点で0.1モル%以上が好ま
しく、水に投入した時にゲル状物を形成して溶解性を低
下させることを防止する点で10モル%以下が好まし
い。PVAフィルムの場合、平均重合度は溶解性の点で
250〜3000が好ましく、500〜2500が更に
好ましい。洗濯用組成物の安定性(変色や異臭の発生等
の変質)向上をはかる上で、水溶性フィルムの中でもガ
ス透過度が低いPVAが好ましい。
【0011】本発明の水溶性フィルムは、感光性物質の
変質防止効果向上の点で、融点が30〜80℃、好まし
くは35〜70℃であって、20℃の水に対する溶解度
が30〜90重量%、好ましくは30〜80重量%、よ
り好ましくは40〜80重量%の有機化合物を含有す
る。なお、該有機化合物の融点は、JIS K0064
−:1992「化学製品の融点及び溶融範囲測定方法」
の目視による方法に従って測定することができる。
【0012】前記融点及び溶解度を満たす有機化合物と
しては、感光性物質の変質防止効果の点で、ポリアルキ
レングリコールが好ましく、ポリエチレングリコールが
より好ましい。
【0013】前記融点及び溶解度を満たす有機化合物
は、水への溶解性や強度の点で、水溶性フィルム中0.
1〜20重量%含有されることが好ましく、0.5〜1
0重量%がより好ましく、1〜5重量%が更に好まし
い。
【0014】水溶性フィルムは、香料組成物をフィルム
中0.01〜2重量%含有することが好ましい。より好
ましくは0.05〜1.5重量%であり、更に好ましく
は0.1〜1重量%である。特異臭の低減の点で0.0
1重量%以上であり、フィルム強度の点で2重量%以下
である。洗濯用組成物をフィルムに包むことにより、洗
濯用組成物に賦香した匂いがわかり難くなるためにフィ
ルムに賦香することが消費者に好ましい印象を与えると
いう点でも好ましい。
【0015】水溶性フィルムは、非イオン界面活性剤を
0.01〜2重量%含有することが好ましい。より好ま
しくは0.05〜1.5重量%であり、更に好ましくは
0.1〜1重量%である。フィルム形成の均一化の点で
0.01重量%以上であり、フィルム強度の点で2重量
%以下である。
【0016】非イオン界面活性剤は、例えば脂肪族基の
炭素数が8〜20の脂肪族アルコール、脂肪酸残基の炭
素数が9〜21の脂肪酸及びこの脂肪酸アルキルエステ
ル、脂肪族基の炭素数が8〜20の脂肪族アミン等の、
非共有電子対を持つ原子を1つ以上有する化合物にエチ
レンオキシド、プロピレンオキシド等のアルキレンオキ
シドを常法に従い付加させたもの、糖由来のポリオール
を親水基とするもの、あるいは脂肪酸アミド系のものが
一般的である。
【0017】非イオン界面活性剤としては、高級アルコ
ールのアルキレンオキシド付加物が好ましく、次の一般
式(1)及び/又は(2)にて示される化合物が更に好
ましい。特に(1)にて示される化合物が好ましい。 R1O(EO)mH (1) 〔式中、R1は平均炭素数8〜20、好ましくは10〜
18の一級の分岐鎖アルキル基及び/又は二級のアルキ
ル基である。EOはエチレンオキシ基であり、mは平均
付加モル数であり、1〜40、好ましくは3〜30、よ
り好ましくは5〜25である。〕 R2O[(EO)k/(PO)l]H (2) 〔式中、R2は平均炭素数8〜20、好ましくは10〜
18の一級のアルキル基である。EOはエチレンオキシ
基、POはプロピレンオキシ基を示す。k及びlは平均
付加モル数であり、kは3〜30、好ましくは5〜2
5、lは1〜10、好ましくは1〜5である。EOとP
Oはランダム配列でも、ブロック配列でもよい。〕。
【0018】非イオン界面活性剤としては、上記に示し
たもの以外に、次の一般式(3) R3O−(R4O)xy (3) 〔式中、R3は直鎖又は分岐鎖の炭素数8〜18のアル
キル基、アルケニル基、又はアルキルフェニル基、R4
は炭素数2〜4のアルキレン基、Gは炭素数5又は6の
還元糖に由来する残基、xは平均値0〜6の数、yは平
均値1〜10の数を示す。〕で表されるアルキル多糖界
面活性剤、脂肪酸アルカノールアミド、ポリヒドロキシ
脂肪酸アミド等が配合できる。
【0019】また、水溶性フィルムの強度を高める、水
溶性を向上させる、あるいは商品価値を高めるために、
該フィルムは、平均粒子径0.1〜10μm、更に0.
1〜5μm、特に0.2〜3μmの水不溶性粉体を、該
フィルムに対して0.05〜5重量%、更に0.1〜4
重量%、特に1〜3重量%含有することが好ましい。こ
こで、「水不溶性粉体」とは、25℃において、水99
重量部に試料1重量部を撹拌下で添加したとき、溶解量
が50重量%以下のものを指し、40重量%以下のもの
がより好ましい。
【0020】水不溶性粉体としては、二酸化チタン、炭
酸カルシウム、タルク、不溶性シリカ、粘土鉱物、アル
ミノ珪酸塩、水酸化アルミニウム、硫酸バリウム、ケイ
酸塩、パルプ、セルロース等が挙げられ、これらは必要
に応じて単独で用いることも二種以上併用することもで
きる。これらの内、二酸化チタン、炭酸カルシウム、タ
ルク、不溶性シリカ、粘土鉱物が保存安定性、外観の良
好さの点で好ましく、二酸化チタン及び二酸化チタンと
の併用がより好ましい。
【0021】水溶性フィルムは、加工性、柔軟性、水へ
の溶解時の親水性、材料保存時又は洗濯用組成物の保存
時のブロッキング防止等を向上させるために、可塑剤や
その他の界面活性剤を含有することが好ましい。可塑剤
としては、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、グリセリン、ジグリセリン等のポリグリセリン、低
分子量ポリエチレングリコール(分子量:600以
下)、トリメチロールプロパン等の多価アルコール系可
塑剤が好ましく、グリセリンがより好ましい。その他の
界面活性剤としては、アニオン系、カチオン系の界面活
性剤が好ましい。また本発明の趣旨を損なわない範囲内
で、着色剤、離型剤等を配合または塗布することができ
る。
【0022】フィルム化に際しては、特に製法は制限さ
れず、従来公知のフィルムの製法を準用することができ
る。例えば、変性PVA系組成物の水溶液(要すれば水
不溶性粉体は懸濁分散している)を調製したのち、PE
T等のプラスチックフィルム、離型紙またはベルト若し
くはドラム上にキャストし、乾燥するキャスティング法
が一般的である。
【0023】<洗濯用組成物>本発明において洗濯用組
成物とは、界面活性剤、好ましくは界面活性剤と感光性
物質を含有するものであって、洗濯に用いられる洗剤、
仕上げ剤(柔軟剤、糊剤、防皺剤、褪色防止剤等)、漂
白剤等である。
【0024】界面活性剤としては、陰イオン界面活性
剤、非イオン界面活性剤、両性界面活性剤、陽イオン界
面活性剤等が挙げられ、洗濯用組成物中0.5〜90重
量%含有されることが好ましい。
【0025】陰イオン界面活性剤としては、高級アルコ
ールの硫酸エステル塩、高級アルコールのエトキシル化
物の硫酸エステル塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、
パラフィンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸
塩、α−スルホ脂肪酸塩もしくはそのエステル塩、又は
脂肪酸塩が挙げられる。特に、アルキル鎖の炭素数が1
0〜18、好ましくは12〜14の直鎖アルキルベンゼ
ンスルホン酸塩、炭素数が10〜20のα−スルホ脂肪
酸アルキルエステル塩が好ましい。また、対イオンとし
ては、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニア、
アルカノールアミン等が挙げられる。
【0026】非イオン界面活性剤としては、高級アルコ
ールのエチレンオキシド(以下EOという)付加物もし
くはEO/プロピレンオキシド(以下POという)付加
物、脂肪酸アルカノールアミド、アルキルポリグリコシ
ド等が挙げられる。特に、炭素数が10〜16のアルコ
ールのEO1〜10モル付加物が、皮脂汚れの除去、耐
硬水性、生分解性の点で好ましい。
【0027】陽イオン界面活性剤としては、アルキルト
リメチルアンモニウム塩、ジアルキルジメチルアンモニ
ウム塩等が挙げられる。両性界面活性剤としては、カル
ボベタイン型界面活性剤、スルホベタイン型界面活性剤
が挙げられる。
【0028】また、感光性物質とは、光を受けて化学的
変化を起こしやすい物質であり、香料、色素等が挙げら
れ、洗濯用組成物中、0.1〜10重量%含有されるこ
とが好ましい。
【0029】洗濯用組成物は、粒状物や粉状物でも良い
が、シート状洗濯用物品の感触の良さの点で25℃での
進入硬度が0.05〜20kg/cm2のものが好まし
く、0.1〜15kg/cm2のものがより好ましく、
0.5〜10kg/cm2のものが更に好ましい。進入
硬度は、25℃に保った洗濯用組成物の表面にレオメー
ター(FUDOH RT−2010J−CW)の専用ア
ダプター(底面積1cm 2の円)を押し付け、アダプタ
ーが該組成物の内部に30cm/分の進入速度で2cm
進入したときの応力の測定により求めることができる。
【0030】<シート状洗濯用物品>本発明のシート状
洗濯用物品は、洗濯用組成物を水溶性フィルムで厚み1
5mm以下に包装したものである。溶解性の点で厚み1
5mm以下であり、10mm以下がより好ましく、5m
m以下が更に好ましい。厚み15mm以下の別の効果と
して、シート状洗濯用組成物の透過光を利用して異物や
斑等の検出が容易にでき、不良商品の出荷防止の点で好
ましい。また、強度及び取り扱いの容易さの点で厚みは
1mm以上が好ましく、2mm以上がより好ましい。
【0031】使用の利便性の点で1回の使用量ごとにシ
ート状にしたものが好ましい。また、シート状洗濯用物
品の1枚あたりの重量は、10〜100gが好ましく、
15〜50gがより好ましい。
【0032】シート状洗濯用物品は、水溶性フィルムを
袋状に成型した後に、袋内に洗濯用組成物を充填するこ
とにより製造できる。或いは、洗濯用組成物をシート状
に成形後、その両面に水溶性フィルムを接合する方法、
洗濯用組成物をローラ等で回転移動する2枚以上の水溶
性フィルムの間に供給しながら、ローラやプレス機等で
成型する方法等により製造できる。洗濯用組成物と水溶
性フィルムとの接合は全面接合が好ましいが、シート状
洗濯用物品の形状や性能を損なわない限り一部分の接合
であっても良い。
【0033】シート状洗濯用物品は、内容物である洗濯
用組成物の遺失防止の為に周囲を接着することが好まし
い。接着方法としては、熱圧着や超音波処理する方法、
或いは水溶性接着剤(水、水溶性高分子等)によって接
着する方法等が挙げられる。生産性の点で熱圧着や超音
波処理する方法が好ましく、水への溶解性の点で水溶性
接着剤によって接着する方法が好ましい。水溶性接着剤
を用い、且つ穏やかな条件で熱圧着や超音波処理する方
法が最も好ましい。
【0034】輸送時等の破損回避や触った感触の良さの
点で、シート状洗濯用物品は下記方法により算出される
可撓性パラメーターが3〜6、特に4〜5.5であるこ
とが好ましい。
【0035】(可撓性パラメーター算出方法)厚さh
(cm)、長さa(hの25倍)、幅b(1.5cm)
のシート状洗濯用物品を、支点間距離がL(hの16
倍)である2つの支持体上に静置する。次いで、該支持
体上のL/2の位置でシート状洗濯用物品の幅方向に対
して歯形押棒を2cm/分の速度で降下させて荷重をか
けた場合の最大荷重をF(N)とし、下記式により可撓
性パラメーターを算出する。 可撓性パラメーター=log〔(3×F×L)/(2×b
×h2)×104〕。
【0036】可撓性パラメーターの測定方法を図面に基
づいて説明する。図1(イ)〜(ハ)は、最大荷重Fの
測定方法を示す概略図であり、Aは歯形押棒、Bはシー
ト状洗濯用物品、C,C'は支持体、D,D'は支点であ
る。本測定には、株式会社レオテック製FUDOH R
HEO METERと、その専用アダプターである歯形
押棒A(本測定の歯形押棒A)と、折芯JIS用(折試
験用)アダプター(本測定の支持体C,C')とを用い
る。まず、図1(イ)のような、厚さh(通常0.05
〜1.0cm)、長さa(hの25倍)、幅b(1.5
cm)のシート状洗濯用物品Bを、支点D−D'間距離
がL(hの16倍)である2つの支持体C,C'上に、
シート状洗濯用物品Bの幅方向が支持体C,C'と平行
に定め、長さ方向の中心部をL/2の位置になるように
静置する〔図1(ロ)〕。次いで、シート状洗濯用物品
Bの幅方向に対して歯形押棒Aを支持体上のL/2の位
置で2cm/分の速度で降下させて荷重をかけ〔図1
(ハ)〕、歯形押棒Aにかかった最大の荷重を測定し、
これを最大荷重Fとする。この最大荷重Fから上記式に
より、可撓性パラメーターを算出する。ここで、歯形押
棒Aの先端には、シート状洗濯用物品Bと当接する長さ
20mm、幅4.4mmの歯形部材が取り付けられてお
り、この歯形部材の当接部分は滑らかな半円形状を有し
ている。また、支持体C,C'は折芯JIS S 60
05用支持体であって、シート状洗濯用物品Bの当接部
分は滑らかな半円形状を有している。また、支持体の高
さは25mmである。
【0037】
【実施例】<水溶性フィルム> (水溶性フィルム1)マレイン酸変性PVA(変性率2
モル%)100重量部、ポリエチレングリコール(重量
平均分子量3000、融点50℃、20℃の水に対する
溶解度76重量%)10重量部、水550重量部、グリ
セリン10重量部、エマルゲン120(非イオン界面活
性剤、花王株式会社製)0.2重量部、香料0.5重量
部を分散させ、脱泡した後、120℃ドラム上にキャス
ティングしつつ、140℃熱風で乾燥(乾燥滞留時間2
分間)し、水分含量7重量%、膜厚30μmの長尺の水
溶性フィルム1を得た。
【0038】(水溶性フィルム2)水溶性フィルム1
に、圧着面積比率が25%の一辺が2mmの変形四角柄
のエンボスローラーを120℃に設定して、線圧30k
g/cmでエンボス加工を施して、水溶性フィルム2を
得た。
【0039】(水溶性フィルム3)マレイン酸変性PV
A(変性率2モル%)100重量部、ポリエチレングリ
コール(重量平均分子量2000、融点47℃、20℃
の水に対する溶解度78重量%)5重量部、二酸化チタ
ン(平均粒径0.3μm)1重量部、水550重量部、
グリセリン10重量部、エマルゲン120(非イオン界
面活性剤、花王株式会社製)0.5重量部、香料0.5
重量部を分散させ、脱泡した後、120℃ドラム上にキ
ャスティングしつつ、140℃熱風で乾燥(乾燥滞留時
間2分間)し、水分含量7重量%、膜厚30μmの長尺
の水溶性フィルムを得た。次に、圧着面積比率が25%
の一辺が2mmの変形四角柄のエンボスローラーを12
0℃に設定して、線圧30kg/cmでエンボス加工を
施して、水溶性フィルム3を得た。
【0040】(水溶性フィルム4)マレイン酸変性PV
Aに替えて、ポリビニルピロリドン(K−60、和光純
薬工業製)を用いた以外は水溶性フィルム1と同様にし
て、膜厚30μmの長尺の水溶性フィルム4を得た。
【0041】(水溶性フィルム5)ポリエチレングリコ
ールを添加しない以外は水溶性フィルム1と同様にし
て、膜厚30μmの長尺の水溶性フィルム5を得た。
【0042】(水溶性フィルム6)二酸化チタンを10
重量部添加した以外は水溶性フィルム1と同様にして、
膜厚30μmの長尺の水溶性フィルム6を得た。
【0043】上記の水溶性フィルム1〜6のJIS K
7361−1:1997による全光線透過率とJIS
K 7127による引張強度を表1に示す。
【0044】<洗濯用組成物> (洗剤) (1)ラウリルアルコールのEO平均6モル付加物8重
量%、 (2)炭素数12〜14の2級アルコールのEO平均7
モル付加物(日本触媒製ソフタノール70)4重量%、 (3)炭素数12と14のアルコールの混合物(重量比
4:1)のEO平均3モル、PO平均2モル、EO平均
3モルのブロック付加物8重量%、 (4)炭素数12と13のアルコールの混合物(重量比
1:1)のEO平均6.5モル付加物(三菱化学社製、
ノニデット)8重量%、 (5)ポリエチレングリコール(平均分子量6000)
2重量% (6)炭素数12,14,16のアルコールの混合物(重
量比1:1:1)の硫酸エステルのモノエタノールアミ
ン塩2重量%、 (7)合成ゼオライト(東ソー社製トヨビルダー)36
重量%、 (8)炭酸ナトリウム15重量%、 (9)結晶性珪酸ナトリウム(クラリアントジャパン社
製SKS−6)5重量%、 (10)ポリアクリル酸ナトリウム(BASF社製Sok
alan PA40)2.5重量%、 (11)アクリル酸−マレイン酸コポリマーナトリウム塩
(BASF社製Sokalan CP5)2.5重量
%、 (12)酵素〔サビナーゼ18.0T Type Whi
te、リポラーゼ100T、セルザイム0.1T、ター
マミル60T(何れもノボノルディスク社製)を重量比
1:1:1で混合したもの〕1重量%、 (13)蛍光染料〔ホワイテックスSA(住友化学社
製)、チノパールCBS(チバガイギー社製)の重量比
1:1の混合物〕0.5重量%、 (14)亜硫酸ナトリウム塩1重量%、 (15)アミノアルキル変性シリコーンオイル0.25重
量%、 (16)香料0.25重量%、 (17)全体が100重量%になる量の芒硝(水分3重量
%) からなる洗剤を調製した。
【0045】(漂白剤)炭酸ナトリウム・過酸化水素付
加物15重量%、エマルゲン120(花王株式会社製)
44重量%、ポリエチレングリコール(平均分子量60
00)33重量%、炭素数20の脂肪酸2重量%、炭素
数16のゲルベ型分岐鎖アルキル基を有するアルキル硫
酸ナトリウム2重量%、オクタノイルオキシベンゼンカ
ルボン酸2重量%、香料0.5重量%、水1.5重量%
からなる漂白剤を調製した。
【0046】(柔軟剤)特開平6−306769号公報
の実施例1の柔軟剤組成物15重量%、エマルゲン12
0(花王株式会社製)46重量%、ポリエチレングリコ
ール(平均分子量6000)33重量%、炭素数20の
脂肪酸2重量%、炭素数16のゲルベ型分岐鎖アルキル
基を有するアルキル硫酸ナトリウム2重量%、香料0.
5重量%、水1.5重量%からなる柔軟剤を調製した。
【0047】(糊剤)澱粉100重量部、モノ牛脂アル
キルトリメチルアンモニウムクロライド2重量部、水1
00重量部からなる懸濁液を150℃の加熱ローラーで
アルファー化、乾燥した後、粉砕して、篩いにて40〜
250μmの粒径の粒子が90重量%に調整したもの2
5重量%、エマルゲン120(花王株式会社製)40重
量%、ポリエチレングリコール(平均分子量6000)
30重量%、炭素数20の脂肪酸1.5重量%、炭素数
16のゲルベ型分岐鎖アルキル基を有するアルキル硫酸
ナトリウム1.5重量%、香料0.5重量%、水1.5
重量%からなる糊剤を調製した。
【0048】実施例1〜7及び比較例1〜2 上記で調製した洗剤、漂白剤、柔軟剤及び糊剤(これら
洗濯用組成物の進入硬度は何れも0.5〜10kg/c
2であった)を、それぞれ厚さ約3mmの層状に成形
し、それを上記のフィルムで挟んで周囲をヒートシール
して洗濯用物品を得た(これら洗濯用物品の可撓性パラ
メーターは何れも4〜5.5であった)。物品1枚当た
りの大きさは5×10cmで、重量は約20gとした。
得られた洗濯用物品について、40℃、湿度60%の条
件で60日間保存した後に以下の評価を行った。結果を
表2に示す。
【0049】〔溶解性評価〕松下電器産業(株)製、全
自動洗濯機「愛妻号 NA−F42Y1」に衣料2kg
(木綿肌着50重量%、ポリエステル/綿混Yシャツ5
0重量%)を投入した後、シート状洗濯用物品を投入
し、中水位(40L)の設定で5℃の水道水を注水し、
標準水流で5分間の洗濯を行なった。
【0050】洗濯行程終了後に排出される洗濯排水を5
00μm篩で濾過し、篩上に残留するシート状洗濯用物
品を下記評価基準に基づいて目視判定した。その結果、
実施例1〜7は、シート状洗濯用物品の残留がなかっ
た。
【0051】〔保存後の変質〕保存後のシート状洗濯用
物品から洗濯用組成物を取り出し、該組成物の色の変化
を目視評価した。 ○:変化なし。 ×:着色あり。
【0052】〔保存後の感触〕保存後のシート状洗濯用
物品を25℃、湿度50%の環境下24時間保存した
後、手のひら全体をフィルム上に触れ、感触を評価し
た。 ○:べたつきがなく、感触良好。 ×:べたつく。
【0053】〔ブロッキング〕保存後のシート状洗濯用
物品を10枚重ね、25℃、湿度50%の環境下24時
間保存した後、2kg/cm2の荷重を10秒間かけた
後、該物品同士のブロッキング性を評価した。その結
果、実施例1〜7はブロッキングの点で問題はなかっ
た。
【0054】〔品質検査性〕保存後のシート状洗濯用物
品において内部の洗濯用組成物の状態が確認できるかど
うかを目視評価した。 ○:洗濯用組成物の状態が問題なく確認できる。 ×:洗濯用組成物の状態が十分確認できない。
【0055】
【表1】
【0056】
【表2】
【図面の簡単な説明】
【図1】可撓性パラメーター算出のための最大荷重Fの
測定方法を示す図である。
【符号の説明】 A…歯形押棒 B…シート状洗濯用品 C,C’…支持体 D,D’…支点
フロントページの続き Fターム(参考) 3E067 AA05 AB96 BA12A BA18A BA31A BB14A BB22A CA12 CA23 EA04 EA06 FA01 FC01 3E086 AB01 AD01 BA02 BA04 BA15 BB22 BB72 CA29 4F071 AA29 AA51 AA84 AE10 AF30 AH04 BA06 BB02 BC01 BC12 BC17 4H003 AB03 AB27 AB46 AC08 AC09 AC23 BA18 DA01 EA12 EA15 EA16 EA24 EA28 EB22 EB30 EB32 EB36 EB37 EC01 EC02 EC03 ED02 EE05 FA16 FA32 FA42

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 融点が30〜80℃であって、20℃の
    水に対する溶解度が30〜90重量%の有機化合物を含
    有し、JIS K 7361−1:1997による全光
    線透過率が40〜90%である水溶性フィルムで、界面
    活性剤を含有する洗濯用組成物を包装してなる、厚さ1
    5mm以下のシート状洗濯用物品。
  2. 【請求項2】 前記有機化合物が、ポリアルキレングリ
    コールである請求項1記載の洗濯用物品。
  3. 【請求項3】 水溶性フィルムが、水溶性ポリビニルア
    ルコールからなる請求項1又は2記載の洗濯用物品。
  4. 【請求項4】 水溶性フィルムが、エンボス加工されて
    なる請求項1〜3何れか記載の洗濯用物品。
  5. 【請求項5】 洗濯用組成物の25℃での進入硬度が
    0.05〜20kg/cm2である請求項1〜4何れか
    記載の洗濯用物品。
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