JPH0859167A - エスカレータの制御装置 - Google Patents
エスカレータの制御装置Info
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- JPH0859167A JPH0859167A JP19970094A JP19970094A JPH0859167A JP H0859167 A JPH0859167 A JP H0859167A JP 19970094 A JP19970094 A JP 19970094A JP 19970094 A JP19970094 A JP 19970094A JP H0859167 A JPH0859167 A JP H0859167A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】各種の付加仕様に対応する制御を行うマイクロ
コンピュータに異常が発生してもエスカレータを停止さ
せることなく、継続運転させて乗客の安全性及びサービ
ス性の向上を図させることにある。 【構成】各種の付加仕様に対応する制御を行うマイクロ
コンピュータ21を有し、且つエスカレータを駆動する駆
動回路に設けられたアップ運転用電磁接触器またはダウ
ン運転用電磁接触器の励磁コイル15,16 を切換えて励磁
する運転起動スイッチ10に複数の非常停止用スイッチ6,
7,8 及びマイクロコンピュータ内の異常時に安全回路リ
レー18の消磁により開路する接点 9を直列に接続してな
るエスカレータの制御装置において、マイクロコンピュ
ータ内の異常を検出する異常検出リレー22を設け、この
異常検出リレーによりマイクロコンピュータ21の異常が
検出されると安全回路リレー18の接点 9をバイパスする
接点23を設ける。
コンピュータに異常が発生してもエスカレータを停止さ
せることなく、継続運転させて乗客の安全性及びサービ
ス性の向上を図させることにある。 【構成】各種の付加仕様に対応する制御を行うマイクロ
コンピュータ21を有し、且つエスカレータを駆動する駆
動回路に設けられたアップ運転用電磁接触器またはダウ
ン運転用電磁接触器の励磁コイル15,16 を切換えて励磁
する運転起動スイッチ10に複数の非常停止用スイッチ6,
7,8 及びマイクロコンピュータ内の異常時に安全回路リ
レー18の消磁により開路する接点 9を直列に接続してな
るエスカレータの制御装置において、マイクロコンピュ
ータ内の異常を検出する異常検出リレー22を設け、この
異常検出リレーによりマイクロコンピュータ21の異常が
検出されると安全回路リレー18の接点 9をバイパスする
接点23を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種の付加仕様に対応す
る制御にマイクロコンピュータを用いたエスカレータの
制御装置に関する。
る制御にマイクロコンピュータを用いたエスカレータの
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的にエスカレータの駆動回路は、図
6に示すように3相交流電源1に電磁しゃ断器2とアッ
プ運転用電磁接触器3およびダウン運転用電磁接触器4
とを直列に介して駆動用誘導電動機5が接続されてい
る。この場合、アップ運転用電磁接触器3は3相回路に
対して順相に入、切が可能に設けられ、またダウン運転
用電磁接触器4は3相回路に対して2相が逆相となるよ
うに入、切が可能に設けられている。
6に示すように3相交流電源1に電磁しゃ断器2とアッ
プ運転用電磁接触器3およびダウン運転用電磁接触器4
とを直列に介して駆動用誘導電動機5が接続されてい
る。この場合、アップ運転用電磁接触器3は3相回路に
対して順相に入、切が可能に設けられ、またダウン運転
用電磁接触器4は3相回路に対して2相が逆相となるよ
うに入、切が可能に設けられている。
【0003】従って、通常はアップ運転するか、ダウン
運転するかによってアップ運転用電磁接触器3またはダ
ウン運転用電磁接触器4を投入操作し、駆動用誘導電動
機5を正転または逆転させることにより、エスカレータ
が運転される。
運転するかによってアップ運転用電磁接触器3またはダ
ウン運転用電磁接触器4を投入操作し、駆動用誘導電動
機5を正転または逆転させることにより、エスカレータ
が運転される。
【0004】ところで、近年のエスカレータにおいて
は、例えば安全確認のための表示メッセージや案内メッ
セージ等各種の付加仕様に対応するため、インテリジェ
ン化する傾向にあり、その制御にマイクロコンピュータ
を使用した制御装置が採用され始めている。
は、例えば安全確認のための表示メッセージや案内メッ
セージ等各種の付加仕様に対応するため、インテリジェ
ン化する傾向にあり、その制御にマイクロコンピュータ
を使用した制御装置が採用され始めている。
【0005】図7はかかる制御装置の一例を示す回路図
である。図7において、PC,NCは制御電源母線で、
その一方の制御電源母線PCに非常停止ボンスィッチ
6、手すりベルトの巻込まれを検出するインレットスイ
ッチ7、踏段と側面パネルとの間に物が挟まれたことを
検出するスカートガードスイッチ8及び後述するマイク
ロコンピータの安全回路リレーの常開接点9(SCC)
を直列に介してアップまたはダウンの運転起動用キース
イッチ10の切換接点10aが接続される。
である。図7において、PC,NCは制御電源母線で、
その一方の制御電源母線PCに非常停止ボンスィッチ
6、手すりベルトの巻込まれを検出するインレットスイ
ッチ7、踏段と側面パネルとの間に物が挟まれたことを
検出するスカートガードスイッチ8及び後述するマイク
ロコンピータの安全回路リレーの常開接点9(SCC)
を直列に介してアップまたはダウンの運転起動用キース
イッチ10の切換接点10aが接続される。
【0006】この運転起動用キースイッチ10のアップ
側固定接点10bがダウン運転用電磁接触器の常閉接点
13及びアップ運転用電磁接触器の励磁コイル15を直
列に介して他方の制御電源母線NCに接続され、またダ
ウン側固定接点10cがアップ運転用電磁接触器の常閉
接点14及びダウン運転用電磁接触器の励磁コイル16
を直列に介して他方の制御電源母線NCに接続される。
側固定接点10bがダウン運転用電磁接触器の常閉接点
13及びアップ運転用電磁接触器の励磁コイル15を直
列に介して他方の制御電源母線NCに接続され、またダ
ウン側固定接点10cがアップ運転用電磁接触器の常閉
接点14及びダウン運転用電磁接触器の励磁コイル16
を直列に介して他方の制御電源母線NCに接続される。
【0007】また、運転起動用キースイッチ10の切換
接点10aとアップ側固定接点10b及び常閉接点13
を結ぶ線路との間にアップ運転用電磁接触器の自己保持
用常開接点11が接続され、切換接点10aとダウン側
固定接点10c及び常閉接点14を結ぶ線路との間にダ
ウン運転用電磁接触器の自己保持用常開接点12が接続
される。
接点10aとアップ側固定接点10b及び常閉接点13
を結ぶ線路との間にアップ運転用電磁接触器の自己保持
用常開接点11が接続され、切換接点10aとダウン側
固定接点10c及び常閉接点14を結ぶ線路との間にダ
ウン運転用電磁接触器の自己保持用常開接点12が接続
される。
【0008】一方、17は安全確認のための表示メッセ
ージや案内メッセージ等を出力制御するためのマイクロ
コンピュータで、このマイクロコンピュータ17は入力
回路、メモリ、CPU及び出力回路を備え、マイクロコ
ンピュータ内の異常の有無を監視し、異常があると不動
作となる安全回路リレー(SCC)18が出力回路を介
して制御電源母線PC,NC間に接続されている。
ージや案内メッセージ等を出力制御するためのマイクロ
コンピュータで、このマイクロコンピュータ17は入力
回路、メモリ、CPU及び出力回路を備え、マイクロコ
ンピュータ内の異常の有無を監視し、異常があると不動
作となる安全回路リレー(SCC)18が出力回路を介
して制御電源母線PC,NC間に接続されている。
【0009】このような構成のエスカレータの制御装置
において、マイクロコンピュータ17が正常な状態にあ
り、また非常用停止ボタンスイッチ6、インレットスイ
ッチ7、スカートガードスイッチ8の何ずれも作動して
いないとき、運転起動用キースイッチ10の切換接点1
0aがアップ側固定接点10bまたはダウン側固定接点
10cの何ずれかに接続されることで、エスカレータは
アップ運転またはダウン運転される。
において、マイクロコンピュータ17が正常な状態にあ
り、また非常用停止ボタンスイッチ6、インレットスイ
ッチ7、スカートガードスイッチ8の何ずれも作動して
いないとき、運転起動用キースイッチ10の切換接点1
0aがアップ側固定接点10bまたはダウン側固定接点
10cの何ずれかに接続されることで、エスカレータは
アップ運転またはダウン運転される。
【0010】このような状態にあるとき非常用停止ボタ
ンスイッチ6、インレットスイッチ7、スカートガード
スイッチ8の何ずれかが作動すると、アップ運転用電磁
接触器の励磁コイル15またはダウン運転用電磁接触器
の励磁コイル16の励磁が断たれることにより、図6に
示すアップ運転用電磁接触器3またはダウン運転用電磁
接触器4が開放し、エスカレータが停止する。
ンスイッチ6、インレットスイッチ7、スカートガード
スイッチ8の何ずれかが作動すると、アップ運転用電磁
接触器の励磁コイル15またはダウン運転用電磁接触器
の励磁コイル16の励磁が断たれることにより、図6に
示すアップ運転用電磁接触器3またはダウン運転用電磁
接触器4が開放し、エスカレータが停止する。
【0011】また、マイクロコンピュータ17の異常に
より安全回路リレー18が消磁されるとその常開接点
(SCC)9が開路し、アップ運転用電磁接触器の励磁
コイル15またはダウン運転用電磁接触器の励磁コイル
16の励磁が断たれるので、上記同様にエスカレータが
停止する。
より安全回路リレー18が消磁されるとその常開接点
(SCC)9が開路し、アップ運転用電磁接触器の励磁
コイル15またはダウン運転用電磁接触器の励磁コイル
16の励磁が断たれるので、上記同様にエスカレータが
停止する。
【0012】ところで、上述したエスカレータの制御装
置において、マイクロコンピュータ17の異常の有無を
監視している安全回路は主に補助的なものであり、重要
なものは機械的な接点式になっているため、安全回路が
不動作となってもエスカレータを直に停止する必要がな
い場合が多い。また、運転中にエスカレータを不用意に
停止することは、乗客の転倒を引起こす可能性があるた
め、エスカレータの停止は必要最小限に止める必要があ
る。
置において、マイクロコンピュータ17の異常の有無を
監視している安全回路は主に補助的なものであり、重要
なものは機械的な接点式になっているため、安全回路が
不動作となってもエスカレータを直に停止する必要がな
い場合が多い。また、運転中にエスカレータを不用意に
停止することは、乗客の転倒を引起こす可能性があるた
め、エスカレータの停止は必要最小限に止める必要があ
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のエス
カレータの制御装置では、マイクロコンピュータが異常
や誤動作を起こした場合でもエスカレータを不要に停止
させていたため、安全上及びサービス性を損なう要因と
なっていた。
カレータの制御装置では、マイクロコンピュータが異常
や誤動作を起こした場合でもエスカレータを不要に停止
させていたため、安全上及びサービス性を損なう要因と
なっていた。
【0014】本発明は上記のような事情に鑑みてなされ
たもので、その目的は安全確認のための表示メッセージ
や案内メッセージ等を出力制御するマイクロコンピュー
タに異常が発生してもエスカレータを停止させることな
く、継続運転させることにより乗客の安全性及びサービ
ス性の向上を図り得るエスカレータの制御装置を提供す
ることにある。
たもので、その目的は安全確認のための表示メッセージ
や案内メッセージ等を出力制御するマイクロコンピュー
タに異常が発生してもエスカレータを停止させることな
く、継続運転させることにより乗客の安全性及びサービ
ス性の向上を図り得るエスカレータの制御装置を提供す
ることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、次のような手段によりエスカレータの制御
装置を構成するものである。請求項1に対応する発明
は、各種の付加仕様に対応する制御を行うマイクロコン
ピュータと、エスカレータを駆動する駆動回路に設けら
れたアップ運転用電磁接触器またはダウン運転用電磁接
触器の励磁コイルを切換えて励磁する切換スイッチと、
この切換スイッチに直列に接続された複数の非常停止用
スイッチと、前記切換スイッチに直列に接続され、前記
マイクロコンピュータ内の異常時に安全回路リレーの消
磁により開路する接点と、前記マイクロコンピュータ内
の異常を検出する異常検出手段と、この異常検出手段に
より前記マイクロコンピュータの異常が検出されると前
記安全回路リレーの接点をバイパスする回路とを備えた
構成とする。
成するため、次のような手段によりエスカレータの制御
装置を構成するものである。請求項1に対応する発明
は、各種の付加仕様に対応する制御を行うマイクロコン
ピュータと、エスカレータを駆動する駆動回路に設けら
れたアップ運転用電磁接触器またはダウン運転用電磁接
触器の励磁コイルを切換えて励磁する切換スイッチと、
この切換スイッチに直列に接続された複数の非常停止用
スイッチと、前記切換スイッチに直列に接続され、前記
マイクロコンピュータ内の異常時に安全回路リレーの消
磁により開路する接点と、前記マイクロコンピュータ内
の異常を検出する異常検出手段と、この異常検出手段に
より前記マイクロコンピュータの異常が検出されると前
記安全回路リレーの接点をバイパスする回路とを備えた
構成とする。
【0016】請求項2に対応する発明は、各種の付加仕
様に対応する制御を行うマイクロコンピュータと、エス
カレータを駆動する駆動回路に設けられたアップ運転用
電磁接触器またはダウン運転用電磁接触器の励磁コイル
を切換えて励磁する切換スイッチと、この切換スイッチ
に直列に接続された複数の非常停止用スイッチと、前記
切換スイッチに直列に接続され、前記マイクロコンピュ
ータ内の異常時に安全回路リレーの消磁により開路する
接点と、前記マイクロコンピュータ内の異常を検出する
異常検出手段と、この異常検出手段により前記マイクロ
コンピュータの異常が検出され、一定時間経過すると動
作するタイマリレーと、このタイマリレーの動作により
前記安全回路リレーの接点をバイパスする回路とを備え
た構成とする。
様に対応する制御を行うマイクロコンピュータと、エス
カレータを駆動する駆動回路に設けられたアップ運転用
電磁接触器またはダウン運転用電磁接触器の励磁コイル
を切換えて励磁する切換スイッチと、この切換スイッチ
に直列に接続された複数の非常停止用スイッチと、前記
切換スイッチに直列に接続され、前記マイクロコンピュ
ータ内の異常時に安全回路リレーの消磁により開路する
接点と、前記マイクロコンピュータ内の異常を検出する
異常検出手段と、この異常検出手段により前記マイクロ
コンピュータの異常が検出され、一定時間経過すると動
作するタイマリレーと、このタイマリレーの動作により
前記安全回路リレーの接点をバイパスする回路とを備え
た構成とする。
【0017】請求項3に対応する発明は、各種の付加仕
様に対応する制御を行うマイクロコンピュータと、エス
カレータを駆動する駆動回路に設けられたアップ運転用
電磁接触器またはダウン運転用電磁接触器の励磁コイル
を切換えて励磁する切換スイッチと、この切換スイッチ
に直列に接続された複数の非常停止用スイッチと、前記
切換スイッチに直列に接続され、前記マイクロコンピュ
ータ内の異常時に安全回路リレーの消磁により開路する
接点と、前記マイクロコンピュータ内の異常を検出する
異常検出手段と、前記エスカレータが運転しているとき
動作する運転継続リレーと、この運転継続リレーの動作
中は前記異常検出手段により前記マイクロコンピュータ
の異常が検出されても前記安全回路リレーの接点をバイ
パスして運転を継続させる回路とを備えた構成とする。
様に対応する制御を行うマイクロコンピュータと、エス
カレータを駆動する駆動回路に設けられたアップ運転用
電磁接触器またはダウン運転用電磁接触器の励磁コイル
を切換えて励磁する切換スイッチと、この切換スイッチ
に直列に接続された複数の非常停止用スイッチと、前記
切換スイッチに直列に接続され、前記マイクロコンピュ
ータ内の異常時に安全回路リレーの消磁により開路する
接点と、前記マイクロコンピュータ内の異常を検出する
異常検出手段と、前記エスカレータが運転しているとき
動作する運転継続リレーと、この運転継続リレーの動作
中は前記異常検出手段により前記マイクロコンピュータ
の異常が検出されても前記安全回路リレーの接点をバイ
パスして運転を継続させる回路とを備えた構成とする。
【0018】請求項4に対応する発明は、各種の付加仕
様に対応する制御を行うマイクロコンピュータと、エス
カレータを駆動する駆動回路に設けられたアップ運転用
電磁接触器またはダウン運転用電磁接触器の励磁コイル
を切換えて励磁する切換スイッチと、この切換スイッチ
に直列に接続された複数の非常停止用スイッチと、前記
切換スイッチに直列に接続され、前記マイクロコンピュ
ータ内の異常時に安全回路リレーの消磁により開路する
接点と、前記マイクロコンピュータ内の異常を検出する
異常検出手段と、この異常検出手段により前記マイクロ
コンピュータの異常が検出されると前記安全回路リレー
の接点をバイパスする回路と、このバイパス回路に直列
に設けられ、前記エスカレータの運転時に開放状態にあ
る起動可能スイッチとを備えた構成とする。
様に対応する制御を行うマイクロコンピュータと、エス
カレータを駆動する駆動回路に設けられたアップ運転用
電磁接触器またはダウン運転用電磁接触器の励磁コイル
を切換えて励磁する切換スイッチと、この切換スイッチ
に直列に接続された複数の非常停止用スイッチと、前記
切換スイッチに直列に接続され、前記マイクロコンピュ
ータ内の異常時に安全回路リレーの消磁により開路する
接点と、前記マイクロコンピュータ内の異常を検出する
異常検出手段と、この異常検出手段により前記マイクロ
コンピュータの異常が検出されると前記安全回路リレー
の接点をバイパスする回路と、このバイパス回路に直列
に設けられ、前記エスカレータの運転時に開放状態にあ
る起動可能スイッチとを備えた構成とする。
【0019】請求項5に対応する発明は、各種の付加仕
様に対応する制御を行うマイクロコンピュータと、エス
カレータを駆動する駆動回路に設けられたアップ運転用
電磁接触器またはダウン運転用電磁接触器の励磁コイル
を切換えて励磁する切換スイッチと、この切換スイッチ
に直列に接続された複数の非常停止用スイッチと、前記
切換スイッチに直列に接続され、前記マイクロコンピュ
ータ内の異常時に安全回路リレーの消磁により開路する
接点と、前記マイクロコンピュータ内の異常を検出する
異常検出手段と、この異常検出手段により前記マイクロ
コンピュータの異常が検出されると前記安全回路リレー
の接点をバイパスする回路と、前記マイクロコンピュー
タの異常が検出されると外部に異常を報知する回路とを
備えた構成とする。
様に対応する制御を行うマイクロコンピュータと、エス
カレータを駆動する駆動回路に設けられたアップ運転用
電磁接触器またはダウン運転用電磁接触器の励磁コイル
を切換えて励磁する切換スイッチと、この切換スイッチ
に直列に接続された複数の非常停止用スイッチと、前記
切換スイッチに直列に接続され、前記マイクロコンピュ
ータ内の異常時に安全回路リレーの消磁により開路する
接点と、前記マイクロコンピュータ内の異常を検出する
異常検出手段と、この異常検出手段により前記マイクロ
コンピュータの異常が検出されると前記安全回路リレー
の接点をバイパスする回路と、前記マイクロコンピュー
タの異常が検出されると外部に異常を報知する回路とを
備えた構成とする。
【0020】
【作用】請求項1に対応する発明のエスカレータの制御
装置にあっては、マイクロコンピュータが異常になり、
安全回路リレーが消磁されても異常検出リレーも消磁さ
れて安全回路リレーの接点がバイパスされるので、アッ
プ運転用電磁接触器の励磁コイルまたはダウン運転用電
磁接触器の励磁コイルの通電回路が断たれることがな
く、エスカレータの不要な停止を防止できると共に、乗
客に対する安全性及びサービス性の向上を図ることがで
き。
装置にあっては、マイクロコンピュータが異常になり、
安全回路リレーが消磁されても異常検出リレーも消磁さ
れて安全回路リレーの接点がバイパスされるので、アッ
プ運転用電磁接触器の励磁コイルまたはダウン運転用電
磁接触器の励磁コイルの通電回路が断たれることがな
く、エスカレータの不要な停止を防止できると共に、乗
客に対する安全性及びサービス性の向上を図ることがで
き。
【0021】請求項2に対応する発明のエスカレータの
制御装置にあっては、マイクロコンピュータの異常時に
はエスカレータを安全のため一度は停止するが、一定時
間後にタイマリレーの動作により安全リレーの接点がバ
イパスされて再起動されるので、乗客に対するサービス
性の向上を図ることができる。
制御装置にあっては、マイクロコンピュータの異常時に
はエスカレータを安全のため一度は停止するが、一定時
間後にタイマリレーの動作により安全リレーの接点がバ
イパスされて再起動されるので、乗客に対するサービス
性の向上を図ることができる。
【0022】請求項3に対応する発明のエスカレータの
制御装置にあっては、エスカンレータが運転されている
ときは運転継続リレーにより安全回路リレーの接点がバ
イパスされているので、マイクロコンピュータ21に異
常が発生しても不要な運転の停止を防止することができ
る。
制御装置にあっては、エスカンレータが運転されている
ときは運転継続リレーにより安全回路リレーの接点がバ
イパスされているので、マイクロコンピュータ21に異
常が発生しても不要な運転の停止を防止することができ
る。
【0023】請求項4に対応する発明のエスカレータの
制御装置にあっては、常時は起動可能スイッチを開路し
た状態でエスカレータを運転し、マイクロコンピュータ
が異常になると安全回路リレーの接点の開路によりエス
カレータは停止するが、その後安全回路リレーの接点を
バイパスする回路に設けられた起動可能スイッチを投入
することによりエスカレータの再起動が可能となる。
制御装置にあっては、常時は起動可能スイッチを開路し
た状態でエスカレータを運転し、マイクロコンピュータ
が異常になると安全回路リレーの接点の開路によりエス
カレータは停止するが、その後安全回路リレーの接点を
バイパスする回路に設けられた起動可能スイッチを投入
することによりエスカレータの再起動が可能となる。
【0024】請求項5に対応する発明のエスカレータの
制御装置にあっては、安全回路リレーが消磁されされて
も、異常検出リレーによりエスカレータの運転を継続さ
せることができると共に、報知回路により外部にマイク
ロコンピュータが異常であることを知らせることができ
る。
制御装置にあっては、安全回路リレーが消磁されされて
も、異常検出リレーによりエスカレータの運転を継続さ
せることができると共に、報知回路により外部にマイク
ロコンピュータが異常であることを知らせることができ
る。
【0025】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。図1は本発明の第1の実施例を示す回路図であり、
図7と同一部品には同一符号を付して説明する。
る。図1は本発明の第1の実施例を示す回路図であり、
図7と同一部品には同一符号を付して説明する。
【0026】図1において、PC,NCは制御電源母線
で、その一方の制御電源母線PCに非常停止ボンスィッ
チ6、手すりベルトの巻込まれを検出するインレットス
イッチ7、踏段と側面パネルとの間に物が挟まれたこと
を検出するスカートガードスイッチ8及び後述するマイ
クロコンピータの安全回路リレーの常開接点19(SC
C)を直列に介してアップまたはダウンの運転起動用キ
ースイッチ10の切換接点10aを接続する。
で、その一方の制御電源母線PCに非常停止ボンスィッ
チ6、手すりベルトの巻込まれを検出するインレットス
イッチ7、踏段と側面パネルとの間に物が挟まれたこと
を検出するスカートガードスイッチ8及び後述するマイ
クロコンピータの安全回路リレーの常開接点19(SC
C)を直列に介してアップまたはダウンの運転起動用キ
ースイッチ10の切換接点10aを接続する。
【0027】この運転起動用キースイッチ10のアップ
側固定接点10bをダウン運転用電磁接触器の常閉接点
13及びアップ運転用電磁接触器の励磁コイル15を直
列に介して他方の制御電源母線NCに接続し、またダウ
ン側固定接点10cをアップ運転用電磁接触器の常閉接
点14及びダウン運転用電磁接触器の励磁コイル16を
直列に介して他方の制御電源母線NCに接続する。
側固定接点10bをダウン運転用電磁接触器の常閉接点
13及びアップ運転用電磁接触器の励磁コイル15を直
列に介して他方の制御電源母線NCに接続し、またダウ
ン側固定接点10cをアップ運転用電磁接触器の常閉接
点14及びダウン運転用電磁接触器の励磁コイル16を
直列に介して他方の制御電源母線NCに接続する。
【0028】また、運転起動用キースイッチ10の切換
接点10aとアップ側固定接点10b及び常閉接点13
を結ぶ線路との間にアップ運転用電磁接触器の自己保持
用常開接点11を接続し、切換接点10aとダウン側固
定接点10c及び常閉接点14を結ぶ線路との間にダウ
ン運転用電磁接触器の自己保持用常開接点12を接続す
る。
接点10aとアップ側固定接点10b及び常閉接点13
を結ぶ線路との間にアップ運転用電磁接触器の自己保持
用常開接点11を接続し、切換接点10aとダウン側固
定接点10c及び常閉接点14を結ぶ線路との間にダウ
ン運転用電磁接触器の自己保持用常開接点12を接続す
る。
【0029】一方、21は安全確認のための表示メッセ
ージや案内メッセージ等を出力制御するためのマイクロ
コンピュータで、このマイクロコンピュータ21は入力
回路、メモリ、CPU及び出力回路を備えている。ま
た、このマイクロコンピュータ21は異常を検出すると
ウオッチドックタイマによる異常検出信号を出力する機
能を有し、且つマイクロコンピュータ内が正常であるこ
とを監視する安全回路リレー(SCC)18と異常検出
信号が出力されると消磁される異常検出リレー22をマ
イクロコンピュータの出力回路を介して制御電源母線P
C,NC間に接続する。
ージや案内メッセージ等を出力制御するためのマイクロ
コンピュータで、このマイクロコンピュータ21は入力
回路、メモリ、CPU及び出力回路を備えている。ま
た、このマイクロコンピュータ21は異常を検出すると
ウオッチドックタイマによる異常検出信号を出力する機
能を有し、且つマイクロコンピュータ内が正常であるこ
とを監視する安全回路リレー(SCC)18と異常検出
信号が出力されると消磁される異常検出リレー22をマ
イクロコンピュータの出力回路を介して制御電源母線P
C,NC間に接続する。
【0030】そして、異常検出リレー22の常閉接点2
3を上述した安全回路リレーの常開接点19(SCC)
に並列に接続する。次に上記のように構成されたエスカ
レータの制御装置の作用を述べる。
3を上述した安全回路リレーの常開接点19(SCC)
に並列に接続する。次に上記のように構成されたエスカ
レータの制御装置の作用を述べる。
【0031】いま、マイクロコンピュータ21が正常な
状態にあり、また非常用停止ボタンスイッチ6、インレ
ットスイッチ7、スカートガードスイッチ8の何ずれも
作動していないとき、運転起動用キースイッチ10の切
換接点10aがアップ側固定接点10bまたはダウン側
固定接点10cの何ずれかに接続されることで、エスカ
レータはアップ運転またはダウン運転されている。
状態にあり、また非常用停止ボタンスイッチ6、インレ
ットスイッチ7、スカートガードスイッチ8の何ずれも
作動していないとき、運転起動用キースイッチ10の切
換接点10aがアップ側固定接点10bまたはダウン側
固定接点10cの何ずれかに接続されることで、エスカ
レータはアップ運転またはダウン運転されている。
【0032】このような状態にあるとき非常用停止ボタ
ンスイッチ6、インレットスイッチ7、スカートガード
スイッチ8の何ずれかが作動すると、アップ運転用電磁
接触器の励磁コイル15またはダウン運転用電磁接触器
の励磁コイル16の励磁が断たれることにより、図6に
示すアップ運転用電磁接触器3またはダウン運転用電磁
接触器4が開放し、エスカレータが停止する。
ンスイッチ6、インレットスイッチ7、スカートガード
スイッチ8の何ずれかが作動すると、アップ運転用電磁
接触器の励磁コイル15またはダウン運転用電磁接触器
の励磁コイル16の励磁が断たれることにより、図6に
示すアップ運転用電磁接触器3またはダウン運転用電磁
接触器4が開放し、エスカレータが停止する。
【0033】また、マイクロコンピュータ21内の異常
により安全回路リレー18が消磁されるとその常開接点
(SCC)19が開路するが、このときマイクロコンピ
ュータ21内の異常時に出力されるウオッチドックタイ
マによる異常検出信号により異常検出リレー22が消磁
されるので、その常閉接点23が閉路する。
により安全回路リレー18が消磁されるとその常開接点
(SCC)19が開路するが、このときマイクロコンピ
ュータ21内の異常時に出力されるウオッチドックタイ
マによる異常検出信号により異常検出リレー22が消磁
されるので、その常閉接点23が閉路する。
【0034】従って、アップ運転用電磁接触器の励磁コ
イル15またはダウン運転用電磁接触器の励磁コイル1
6は安全回路リレー18が消磁されされても、励磁され
たままの状態にあるので、エスカレータの運転を継続さ
せることができる。
イル15またはダウン運転用電磁接触器の励磁コイル1
6は安全回路リレー18が消磁されされても、励磁され
たままの状態にあるので、エスカレータの運転を継続さ
せることができる。
【0035】このように第1の実施例では、マイクロコ
ンピュータ21が異常になり、安全回路リレー18が消
磁されても異常検出リレー22も消磁されてアップ運転
用電磁接触器の励磁コイル15またはダウン運転用電磁
接触器の励磁コイル16の通電回路が断たれることがな
いので、エスカレータの不要な停止を防止でき、乗客に
対する安全性及びサービス性の向上を図ることができ
る。
ンピュータ21が異常になり、安全回路リレー18が消
磁されても異常検出リレー22も消磁されてアップ運転
用電磁接触器の励磁コイル15またはダウン運転用電磁
接触器の励磁コイル16の通電回路が断たれることがな
いので、エスカレータの不要な停止を防止でき、乗客に
対する安全性及びサービス性の向上を図ることができ
る。
【0036】図2は本発明の第2の実施例を示す回路図
であり、図1と同一部品には同一符号を付してその説明
を省略し、ここでは異なる点についてのみ述べる。第2
の実施例では、図2に示すようにマイクロコンピュータ
21内の異常を検出する異常検出リレー22の常閉接点
23とタイマリレー24とを直列に制御電源母線PC,
NC間に接続し、このタイマリレー24の常開接点25
を安全回路リレーの常開接点19(SCC)に並列に接
続する構成としたものである。
であり、図1と同一部品には同一符号を付してその説明
を省略し、ここでは異なる点についてのみ述べる。第2
の実施例では、図2に示すようにマイクロコンピュータ
21内の異常を検出する異常検出リレー22の常閉接点
23とタイマリレー24とを直列に制御電源母線PC,
NC間に接続し、このタイマリレー24の常開接点25
を安全回路リレーの常開接点19(SCC)に並列に接
続する構成としたものである。
【0037】このような構成のエスカレータの制御装置
とすれば、マイクロコンピュータ21が異常になり、安
全回路リレー18が消磁されてその常開接点(SCC)
19の開路により、アップ運転用電磁接触器の励磁コイ
ル15またはダウン運転用電磁接触器の励磁コイル16
の通電回路が断たれるので、エスカレータが停止する
が、これと同時に異常検出リレー22の消磁によりその
常閉接点23が閉路することでタイマーリレー24がカ
ウトを開始し、一定時間経過すると動作してその常開接
点25が閉じるので、再度運転起動スイッチ10を起動
操作することによりその時点でアップ運転用電磁接触器
の励磁コイル15またはダウン運転用電磁接触器の励磁
コイル16が励磁され、エスカレータの運転が再開され
る。
とすれば、マイクロコンピュータ21が異常になり、安
全回路リレー18が消磁されてその常開接点(SCC)
19の開路により、アップ運転用電磁接触器の励磁コイ
ル15またはダウン運転用電磁接触器の励磁コイル16
の通電回路が断たれるので、エスカレータが停止する
が、これと同時に異常検出リレー22の消磁によりその
常閉接点23が閉路することでタイマーリレー24がカ
ウトを開始し、一定時間経過すると動作してその常開接
点25が閉じるので、再度運転起動スイッチ10を起動
操作することによりその時点でアップ運転用電磁接触器
の励磁コイル15またはダウン運転用電磁接触器の励磁
コイル16が励磁され、エスカレータの運転が再開され
る。
【0038】従って、マイクロコンピュータ21の異常
時にはエスカレータを安全のため一度は停止するが、一
定時間後に再起動されるので乗客に対するサービス性の
向上を図ることができる。
時にはエスカレータを安全のため一度は停止するが、一
定時間後に再起動されるので乗客に対するサービス性の
向上を図ることができる。
【0039】図3は本発明の第3の実施例を示す回路図
であり、図1と同一部品には同一符号を付してその説明
を省略し、ここでは異なる点についてのみ述べる。第3
の実施例では、図3に示すようにマイクロコンピュータ
21内の異常を検出する異常検出リレー22の常閉接点
23と運転継続リレー29とを直列に制御電源母線P
C,NC間に接続すると共に、異常検出リレー22の常
閉接点23と並列にアップ運転用電磁接触器の常開接点
27及びダウン運転用電磁接触器の常開接点28の並列
回路と運転継続リレー29の常開接点30とを直列接続
し、また運転継続リレー29の上記と異なる常開接点3
1を安全回路リレーの常開接点19(SCC)に並列に
接続する構成としたものである。
であり、図1と同一部品には同一符号を付してその説明
を省略し、ここでは異なる点についてのみ述べる。第3
の実施例では、図3に示すようにマイクロコンピュータ
21内の異常を検出する異常検出リレー22の常閉接点
23と運転継続リレー29とを直列に制御電源母線P
C,NC間に接続すると共に、異常検出リレー22の常
閉接点23と並列にアップ運転用電磁接触器の常開接点
27及びダウン運転用電磁接触器の常開接点28の並列
回路と運転継続リレー29の常開接点30とを直列接続
し、また運転継続リレー29の上記と異なる常開接点3
1を安全回路リレーの常開接点19(SCC)に並列に
接続する構成としたものである。
【0040】このような構成のエスカレータの制御装置
とすれば、マイクロコンピュータ21が異常になり、安
全回路リレー18が消磁されると共に異常検出リレー2
2も消磁されるが、運転継続リレー29はアップ運転用
電磁接触器の常開接点27またはダウン運転用電磁接触
器の常開接点28の何ずれかが閉路していれば励磁され
た状態にあり、その常開接点31が閉路しているので、
常開接点(SCC)19が開路してもそのままエスカレ
ータを継続運転することができる。
とすれば、マイクロコンピュータ21が異常になり、安
全回路リレー18が消磁されると共に異常検出リレー2
2も消磁されるが、運転継続リレー29はアップ運転用
電磁接触器の常開接点27またはダウン運転用電磁接触
器の常開接点28の何ずれかが閉路していれば励磁され
た状態にあり、その常開接点31が閉路しているので、
常開接点(SCC)19が開路してもそのままエスカレ
ータを継続運転することができる。
【0041】但し、マイクロコンピュータ21に異常が
あるとき一度エスカレータの運転を停止すると安全回路
リレーの常開接点19(SCC)が開路しているため、
再起動は不可能である。
あるとき一度エスカレータの運転を停止すると安全回路
リレーの常開接点19(SCC)が開路しているため、
再起動は不可能である。
【0042】従って、エスカンレータが運転されている
ときにマイクロコンピュータ21に異常が発生しても不
要な運転の停止を防止することができる。図4は本発明
の第4の実施例を示す回路図であり、図1と同一部品に
は同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる
点についてのみ述べる。
ときにマイクロコンピュータ21に異常が発生しても不
要な運転の停止を防止することができる。図4は本発明
の第4の実施例を示す回路図であり、図1と同一部品に
は同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる
点についてのみ述べる。
【0043】第4の実施例では、図4に示すように安全
回路リレーの常開接点19(SCC)に並列に接続され
た異常検出リレー22の常閉接点23と直列に起動可能
スイッチ32を接続する構成としたものである。
回路リレーの常開接点19(SCC)に並列に接続され
た異常検出リレー22の常閉接点23と直列に起動可能
スイッチ32を接続する構成としたものである。
【0044】このような構成のエスカレータの制御装置
とすれば、常時は起動可能スイッチ32を開路した状態
でエスカレータを運転しているとき、マイクロコンピュ
ータ21が異常になり、安全回路リレー18が消磁され
ると共に異常検出リレー22が消磁されると異常検出リ
レー22の常閉接点23が閉路しても安全回路リレー1
8の常開接点19が開路するのでエスカレータは停止す
るが、ここで起動可能スイッチ32を投入することによ
りエスカレータの再起動が可能となる。
とすれば、常時は起動可能スイッチ32を開路した状態
でエスカレータを運転しているとき、マイクロコンピュ
ータ21が異常になり、安全回路リレー18が消磁され
ると共に異常検出リレー22が消磁されると異常検出リ
レー22の常閉接点23が閉路しても安全回路リレー1
8の常開接点19が開路するのでエスカレータは停止す
るが、ここで起動可能スイッチ32を投入することによ
りエスカレータの再起動が可能となる。
【0045】図5は本発明の第5の実施例を示す回路図
であり、図1と同一部品には同一符号を付してその説明
を省略し、ここでは異なる点についてのみ述べる。第5
の実施例では、図5に示すようにマイクロコンピュータ
21より異常検出信号が出力されると消磁される異常検
出リレー22の常閉接点33と発光ダイオード34とを
制御電源母線PCとNCとの間に直列に接続する構成と
したものである。
であり、図1と同一部品には同一符号を付してその説明
を省略し、ここでは異なる点についてのみ述べる。第5
の実施例では、図5に示すようにマイクロコンピュータ
21より異常検出信号が出力されると消磁される異常検
出リレー22の常閉接点33と発光ダイオード34とを
制御電源母線PCとNCとの間に直列に接続する構成と
したものである。
【0046】このような構成のエスカレータの制御装置
とすれば、第1の実施例と同様に異常検出リレー22の
常閉接点23の閉路により安全回路リレー18が消磁さ
れされても、エスカレータの運転を継続させることがで
きると共に、異常検出リレー22の常閉接点33が閉路
することで発光ダイオード34が発光することで外部に
マイクロコンピュータ21が異常であることを知らせる
ことができる。
とすれば、第1の実施例と同様に異常検出リレー22の
常閉接点23の閉路により安全回路リレー18が消磁さ
れされても、エスカレータの運転を継続させることがで
きると共に、異常検出リレー22の常閉接点33が閉路
することで発光ダイオード34が発光することで外部に
マイクロコンピュータ21が異常であることを知らせる
ことができる。
【0047】なお、第5の実施例ではマイクロコンピュ
ータ21の異常を発光ダイオード34により知らせるよ
うにしたが、これに代えてブザー等の警報器を使用して
もよい。
ータ21の異常を発光ダイオード34により知らせるよ
うにしたが、これに代えてブザー等の警報器を使用して
もよい。
【0048】また、このようなマイクロコンピュータ2
1の異常を報知する手段を第1の実施例に設ける場合に
ついて述べたが、第2の実施例乃至第4の実施例の何ず
れにも適用することが可能である。
1の異常を報知する手段を第1の実施例に設ける場合に
ついて述べたが、第2の実施例乃至第4の実施例の何ず
れにも適用することが可能である。
【0049】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、安全
確認のための表示メッセージや案内メッセージ等を出力
制御するマイクロコンピュータに異常が発生してもエス
カレータを停止させることなく継続運転させるようにし
たので、乗客の安全性及びサービス性の向上を図ること
ができるエスカレータの制御装置を提供できる。
確認のための表示メッセージや案内メッセージ等を出力
制御するマイクロコンピュータに異常が発生してもエス
カレータを停止させることなく継続運転させるようにし
たので、乗客の安全性及びサービス性の向上を図ること
ができるエスカレータの制御装置を提供できる。
【図1】本発明によるエスカレータの制御装置の第1の
実施例を示す回路図。
実施例を示す回路図。
【図2】本発明の第2の実施例を示す回路図。
【図3】本発明の第3の実施例を示す回路図。
【図4】本発明の第4の実施例を示す回路図。
【図5】本発明の第5の実施例を示す回路図。
【図6】エスカレータを駆動するための主回路を示す
図。
図。
【図7】従来のエスカレータの制御装置の一例を示す回
路図。
路図。
1……3相交流電源、2……電磁しゃ断器、3……アッ
プ運転用電磁接触器、4……ダウン運転用電磁接触器、
5……駆動用誘導電動機、6……非常停止ボタンスイッ
チ、7……インレットスイッチ、8……スカートガード
スイッチ、10……運転起動スイッチ、11,27……
アップ運転用電磁接触器の常開接点、12,28……ダ
ウン運転用電磁接触器の常開接点、13……ダウン運転
用電磁接触器の常閉接点、14……アップ運転用電磁接
触器の常閉接点、15……アップ運転用電磁接触器の励
磁コイル、16……ダウン運転用電磁接触器の励磁コイ
ル、18……安全回路リレー、19……安全回路リレー
の常開接点、PC,NC……制御電源母線、21……マ
イクロコンピュータ、22……異常検出リレー、23,
33……異常検出リレーの常閉接点、24……タイマリ
レー、25……タイマリレーの常開接点、26……異常
検出リレーの常閉接点、29……運転継続リレー、3
0,31……運転継続リレーの常開接点、32……起動
可能スイッチ、34……発光ダイオード。
プ運転用電磁接触器、4……ダウン運転用電磁接触器、
5……駆動用誘導電動機、6……非常停止ボタンスイッ
チ、7……インレットスイッチ、8……スカートガード
スイッチ、10……運転起動スイッチ、11,27……
アップ運転用電磁接触器の常開接点、12,28……ダ
ウン運転用電磁接触器の常開接点、13……ダウン運転
用電磁接触器の常閉接点、14……アップ運転用電磁接
触器の常閉接点、15……アップ運転用電磁接触器の励
磁コイル、16……ダウン運転用電磁接触器の励磁コイ
ル、18……安全回路リレー、19……安全回路リレー
の常開接点、PC,NC……制御電源母線、21……マ
イクロコンピュータ、22……異常検出リレー、23,
33……異常検出リレーの常閉接点、24……タイマリ
レー、25……タイマリレーの常開接点、26……異常
検出リレーの常閉接点、29……運転継続リレー、3
0,31……運転継続リレーの常開接点、32……起動
可能スイッチ、34……発光ダイオード。
Claims (5)
- 【請求項1】 各種の付加仕様に対応する制御を行うマ
イクロコンピュータと、エスカレータを駆動する駆動回
路に設けられたアップ運転用電磁接触器またはダウン運
転用電磁接触器の励磁コイルを切換えて励磁する切換ス
イッチと、この切換スイッチに直列に接続された複数の
非常停止用スイッチと、前記切換スイッチに直列に接続
され、前記マイクロコンピュータ内の異常時に安全回路
リレーの消磁により開路する接点と、前記マイクロコン
ピュータ内の異常を検出する異常検出手段と、この異常
検出手段により前記マイクロコンピュータの異常が検出
されると前記安全回路リレーの接点をバイパスする回路
とを備えたことを特徴とするエスカレータの制御装置。 - 【請求項2】 各種の付加仕様に対応する制御を行うマ
イクロコンピュータと、エスカレータを駆動する駆動回
路に設けられたアップ運転用電磁接触器またはダウン運
転用電磁接触器の励磁コイルを切換えて励磁する切換ス
イッチと、この切換スイッチに直列に接続された複数の
非常停止用スイッチと、前記切換スイッチに直列に接続
され、前記マイクロコンピュータ内の異常時に安全回路
リレーの消磁により開路する接点と、前記マイクロコン
ピュータ内の異常を検出する異常検出手段と、この異常
検出手段により前記マイクロコンピュータの異常が検出
され、一定時間経過すると動作するタイマリレーと、こ
のタイマリレーの動作により前記安全回路リレーの接点
をバイパスする回路とを備えたことを特徴とするエスカ
レータの制御装置。 - 【請求項3】 各種の付加仕様に対応する制御を行うマ
イクロコンピュータと、エスカレータを駆動する駆動回
路に設けられたアップ運転用電磁接触器またはダウン運
転用電磁接触器の励磁コイルを切換えて励磁する切換ス
イッチと、この切換スイッチに直列に接続された複数の
非常停止用スイッチと、前記切換スイッチに直列に接続
され、前記マイクロコンピュータ内の異常時に安全回路
リレーの消磁により開路する接点と、前記マイクロコン
ピュータ内の異常を検出する異常検出手段と、前記エス
カレータが運転しているとき動作する運転継続リレー
と、この運転継続リレーの動作中は前記異常検出手段に
より前記マイクロコンピュータの異常が検出されても前
記安全回路リレーの接点をバイパスして運転を継続させ
る回路とを備えたことを特徴とするエスカレータの制御
装置。 - 【請求項4】 各種の付加仕様に対応する制御を行うマ
イクロコンピュータと、エスカレータを駆動する駆動回
路に設けられたアップ運転用電磁接触器またはダウン運
転用電磁接触器の励磁コイルを切換えて励磁する切換ス
イッチと、この切換スイッチに直列に接続された複数の
非常停止用スイッチと、前記切換スイッチに直列に接続
され、前記マイクロコンピュータ内の異常時に安全回路
リレーの消磁により開路する接点と、前記マイクロコン
ピュータ内の異常を検出する異常検出手段と、この異常
検出手段により前記マイクロコンピュータの異常が検出
されると前記安全回路リレーの接点をバイパスする回路
と、このバイパス回路に直列に設けられ、前記エスカレ
ータの運転時に開放状態にある起動可能スイッチとを備
えたことを特徴とするエスカレータの制御装置。 - 【請求項5】 各種の付加仕様に対応する制御を行うマ
イクロコンピュータと、エスカレータを駆動する駆動回
路に設けられたアップ運転用電磁接触器またはダウン運
転用電磁接触器の励磁コイルを切換えて励磁する切換ス
イッチと、この切換スイッチに直列に接続された複数の
非常停止用スイッチと、前記切換スイッチに直列に接続
され、前記マイクロコンピュータ内の異常時に安全回路
リレーの消磁により開路する接点と、前記マイクロコン
ピュータ内の異常を検出する異常検出手段と、この異常
検出手段により前記マイクロコンピュータの異常が検出
されると前記安全回路リレーの接点をバイパスする回路
と、前記マイクロコンピュータの異常が検出されると外
部に異常を報知する回路とを備えたことを特徴とするエ
スカレータの制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19970094A JPH0859167A (ja) | 1994-08-24 | 1994-08-24 | エスカレータの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19970094A JPH0859167A (ja) | 1994-08-24 | 1994-08-24 | エスカレータの制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0859167A true JPH0859167A (ja) | 1996-03-05 |
Family
ID=16412166
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19970094A Pending JPH0859167A (ja) | 1994-08-24 | 1994-08-24 | エスカレータの制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0859167A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010067455A1 (ja) * | 2008-12-12 | 2010-06-17 | 三菱電機株式会社 | エレベータの安全回路装置 |
-
1994
- 1994-08-24 JP JP19970094A patent/JPH0859167A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010067455A1 (ja) * | 2008-12-12 | 2010-06-17 | 三菱電機株式会社 | エレベータの安全回路装置 |
CN102177082A (zh) * | 2008-12-12 | 2011-09-07 | 三菱电机株式会社 | 电梯的安全电路装置 |
KR101219230B1 (ko) * | 2008-12-12 | 2013-01-09 | 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 | 엘리베이터의 안전 회로 장치 |
JP5220126B2 (ja) * | 2008-12-12 | 2013-06-26 | 三菱電機株式会社 | エレベータの安全回路装置 |
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