JP3417272B2 - 制御装置 - Google Patents

制御装置

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JP3417272B2
JP3417272B2 JP27593497A JP27593497A JP3417272B2 JP 3417272 B2 JP3417272 B2 JP 3417272B2 JP 27593497 A JP27593497 A JP 27593497A JP 27593497 A JP27593497 A JP 27593497A JP 3417272 B2 JP3417272 B2 JP 3417272B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、基板上の部品が
故障した際に制御対象の応急運転を行う制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】船舶等により輸送用コンテナを輸送する
場合、輸送用コンテナの冷凍装置は、数ヶ月という長期
間の運転が行われることがある。
【0003】従来より輸送用コンテナの冷凍装置には、
圧縮機の過電流を検出した際に、圧縮機等の故障を防止
するために、強制的に冷凍装置の運転を停止させる機能
が設けられていた。この機能は、冷凍装置の制御装置に
設けられた電流検出部が圧縮機に流れる電流値を監視
し、当該電流値が所定の値よりも大きくなると、異常を
示す信号を出力し、制御部が異常を示す信号を受信する
と冷凍装置の運転を停止させることにより、実現されて
いる。
【0004】ところが、上記の電流検出部が圧縮機の過
電流を検出した際に、又はサージ等により、基板上の部
品が故障することがあり、このような場合には電流値の
正常/異常を示す出力が異常を示した状態で出力が固定
され、冷凍装置を再起動することができないという問題
があった。
【0005】一般的に、輸送用コンテナにおいては内部
に保存される荷物の商品価値を守ることが最優先である
ため、冷凍装置の運転に致命的な故障でない場合は冷凍
装置の運転を続行したいというユーザからの要望があ
る。
【0006】従って、従来においては、特定のダイオー
ドのリード線を切断する等の基板の改造を行うことによ
り、上記の異常を出力した状態で固定されている出力を
強制的に正常状態として、冷凍装置の応急運転を行って
いた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のよう
に、特定のダイオードのリード線を切断する等の基板の
改造を行うことは、容易に行うことができず作業に長時
間を要するという問題がある。また、ダイオードのリー
ド線の切断は、設計上当該ダイオードが故障したときの
みに有効な手段であり、ダイオード以外の部品が故障し
た場合には、ダイオードのリード線を切断したとしても
応急運転を行うことができないという問題もある。さら
に、故障した基板上の部品を交換する際に、リード線を
切断したダイオードの交換も必要になる。
【0008】この発明は、上記課題に鑑みてなされたも
のであって、基板上の部品が故障した場合であっても、
容易に、かつ、短時間で制御対象の応急運転を開始する
ことが可能な制御装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、(a) 第1の出力端と、
(b) 制御対象に流れる電流を検出して当該電流の値を出
力する電流値出力手段(10)と、(c) 前記電流値出力
手段から得られる前記電流の値(IR)と所定の値とを
比較する比較器(21)と、前記比較器の出力に基づい
て前記電流の値が前記所定の値よりも大きいと判断され
た場合及び小さいと判断された場合に応じ、それぞれ第
1及び第2の論理値に対応する電位を採る過電流信号
(IV)を前記第1の出力端に与える過電流検出手段
(20)と、(d) 前記第1の出力端と、前記第2の論理
値に対応する電位を与える電位点との間に接続された第
1のスイッチ(SW1)とを備え、前記第1の出力端に
与えられた電位が前記第1及び第2の論理を採ることに
対応して、前記制御対象を停止/駆動する第1の制御を
行うものである。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
制御装置であって、(e) 前記電流の値が与えられる第2
の出力端と、(f) 前記所定の値を記憶するメモリ(10
8)と、(g) 前記第2の出力端及び前記メモリに接続さ
れ、前記電流の値を前記所定の値と比較し、前記電流の
値が前記所定の値よりも大きい場合及び小さい場合に応
じ、それぞれ第1及び第2の論理値に対応する電位を採
る制御信号を出力する演算部(107)とを更に備え、
前記第1の制御において前記制御対象を駆動する場合で
あっても、前記制御信号が第1の論理値を採る場合に
は、前記制御対象を停止する第2の制御を行うものであ
る。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項2記載の
制御装置であって、(h) 前記制御対象と、前記制御対象
に電流を供給する電流供給部との間に介在し、前記第1
及び第2の制御に基づいて開閉する第2のスイッチ(2
03〜205)を更に備えている。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項2記載の
制御装置であって、(h) 前記第2の出力端に与えられた
前記電流の値を表示する表示手段を更に備えている。
【0013】請求項5に記載の発明は、請求項1ないし
請求項4のいずれか一つに記載の制御装置であって、前
記制御対象は冷凍装置の圧縮機であることを特徴とす
る。
【0014】
【作用】この発明のうち請求項1にかかる制御装置にお
いて、第1のスイッチは過電流信号の値によらずに、第
1の出力端に与えられた電位を第2の論理値に対応する
電位へ強制的に設定する。
【0015】この発明のうち請求項2にかかる制御装置
において、電流の値を過電流検出手段の比較器というハ
ードウエアによるのみならず、別途に演算部においてソ
フトウエアによって所定の値との大小関係が把握され
る。
【0016】この発明のうち請求項3にかかる制御装置
において、第2のスイッチは制御対象のON/OFF及
び第1,第2の制御に基づいて制御対象に対する電圧の
供給/停止を実現する。
【0017】この発明のうち請求項4にかかる制御装置
において、過電流信号の正誤に拘らず、電流の値そのも
のを操作者が確認できる。
【0018】
【発明の実施の形態】
<1.装置構成>図1は、この発明の実施の形態におけ
る冷凍装置の制御装置の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、冷凍装置の制御装置100には、内
部に演算部として機能するCPU107とメモリ108
とを有する制御部101と、圧縮機のモータ202に流
れる電流を検出する電流検出部102と、冷凍装置の運
転状況等を表示する表示部103と、目標温度(設定温
度)等を入力する操作部104と、各種センサ,ファ
ン,バルブ等の外部機器206と制御部101との信号
通信のインタフェースとなる入出力部105とが設けら
れている。また、モータ202には、電磁開閉器20
3,204,205(第2のスイッチに相当)を介して
電源201より電力が供給されている。電磁開閉器20
3,204,205は、モータ202に流れる電流を供
給状態と停止状態とで切換を行う電流切換手段として機
能する。
【0019】操作部104より入力される運転状況のパ
ラメータやコマンド等の入力情報は、表示部103を介
して制御部101に導かれている。また、表示部103
は、目標温度(設定温度)や現在温度だけでなく、各種
センサが検出する冷凍装置の各部における運転状況につ
いても制御部101のCPU107から送られてくる表
示情報に基づいて表示することができるように構成され
ている。
【0020】電流検出部102は、後述するように、モ
ータ202に流れる電流値IRを制御部101に対して
所定の出力端子(第2の出力端)より出力するととも
に、過電流であるか否かを判定し、過電流信号IVを制
御部101に対して所定の出力端子(第1の出力端)よ
り出力する。
【0021】制御部101においては、基本的にCPU
107が外部機器206を制御することにより、冷凍装
置全体の運転状態を制御するように構成されている。そ
して、CPU107は、定期的に電流検出部102から
得られる電流値IRを読み出し、電流値IRとメモリ1
08に格納されている所定の閾値とを比較する。そし
て、電流値IRが閾値より大きい場合は、過電流である
と判断し、電磁開閉器203,204,205に対して
制御信号を出力して接点を開放するように制御する。ま
た、CPU107は、操作部104からの入力情報に基
づいて電流検出部102からの電流値IRを読み出し、
その電流値を表示部103に表示させることができるよ
うに構成されている。
【0022】一方、電流検出部102から得られる過電
流信号IVは、CPU107を介さずに電磁開閉器20
3,204,205の開閉を制御するように構成されて
いる。そして、過電流信号IVが過電流であることを示
す異常レベル(第1の論理値)である場合は、電磁開閉
器203,204,205の接点を開放するように制御
が働き、過電流でないことを示す正常レベル(第2の論
理値)である場合は、電磁開閉器203,204,20
5の接点を短絡するように制御が働く。
【0023】ここで、この実施の形態では一例として、
電磁開閉器203,204,205に対する制御信号が
ハイレベルの時に各電磁開閉器203,204,205
は接点を開放し、ローレベルの時に接点を短絡するよう
に構成されているものとする。
【0024】このように、電磁開閉器203,204,
205は、電流値IRによる過電流の検出と過電流信号
IVによる過電流の検出との少なくともいずれか一方で
異常と判断された場合には接点を開放するように構成さ
れている。
【0025】図2は、電流検出部102の内部構成を示
すブロック図である。図2に示すように、電流検出部1
02には、電流値出力部10と過電流検出部20と応急
運転スイッチSW1(第1のスイッチ)とが設けられて
いる。電流値出力部10は、モータ202に流れる3相
電流のうちの1相に流れる電流値を検出し、当該電流値
に応じた電圧に変換を行い、電流値IRとして出力す
る。電流値IRは、制御部101に導かれるとともに、
過電流検出部20に入力する。
【0026】過電流検出部20においては、電流値IR
を後述する回路構成によって所定の閾値と比較を行い、
電流値IRが閾値よりも大きい場合に異常レベル(第1
の論理値)の信号としてハイレベルの信号を過電流信号
IVとして出力し、電流値IRが閾値よりも小さい場合
に正常レベル(第2の論理値)の信号としてローレベル
の信号を過電流信号IVとして出力する。これにより、
過電流信号IVが異常レベルの時には、電磁開閉器20
3,204,205の接点は開放し、モータ202は停
止する。
【0027】応急運転スイッチSW1は過電流検出部2
0の出力部に設けられており、過電流検出部20から出
力される過電流信号IVが異常レベルであるか正常レベ
ルであるかにかかわらず、応急運転スイッチSW1を短
絡することによって過電流信号IVを強制的にローレベ
ル(正常レベル)に設定する出力切換手段として機能す
ることができる。
【0028】ここで、電流値出力部10及び過電流検出
部20の具体的回路構成について説明する。まず、図3
は、電流値出力部10の構成を示す回路図である。図3
に示すように、電流値検出部10は、モータ202に流
れる電流に応じた信号を電圧として取り出す。そして整
流した後、増幅器やバッファを介して電圧の態様を採る
電流値IRが出力される。
【0029】次に、図4は、過電流検出部20の構成を
示す回路図である。図4に示すように、電流値IRは、
ヒステリシス特性を有するコンパレータ21の反転入力
に導かれている。コンパレータ21では、電流値IRと
所定の閾値との比較が行われ、電流値IRが閾値よりも
小さい場合には、コンパレータ21の出力はハイレベル
となる。逆に、電流値IRが閾値よりも大きい場合に
は、コンパレータ21の出力はローレベルとなる。
【0030】コンパレータ21の出力がハイレベルであ
ると、トランジスタ22によって論理反転が行われ、出
力であるコレクタ端子はローレベルとなる。その結果、
コンパレータ23の非反転入力もローレベルとなり、コ
ンパレータ23の出力は、ハイレベルとなる。そして、
トランジスタ24がON状態となり、出力である過電流
信号IVは、ローレベルとなる。
【0031】逆に、コンパレータ21の出力がローレベ
ルであると、トランジスタ22によって論理反転が行わ
れて、出力であるコレクタ端子はハイレベルとなる。そ
の結果、コンパレータ23の非反転入力もハイレベルと
なり、コンパレータ23の出力は、ローレベルとなる。
そして、トランジスタ24がOFF状態となり、出力で
ある過電流信号IVは、ハイレベルとなる。
【0032】従って、モータ202において過電流が流
れているときは、過電流信号IVはハイレベルとなって
異常レベルの信号を示すことができ、モータ202にお
いて過電流が流れていないときは、過電流信号IVはロ
ーレベルとなって正常レベルの信号を示すことができ
る。
【0033】過電流検出部20の構成において、コンパ
レータ21,23又はトランジスタ22,24等が故障
したときは、電流値IRが過電流を示していない場合で
あっても出力である過電流信号IVは、ハイレベルで固
定される。過電流信号IVは、上記のようにCPU10
7等を介することなくモータ202を駆動制御する電磁
開閉器203,204,205をハードウェアにて直接
的にON・OFFさせるため、ハイレベルで固定された
状態となると、モータ202は再起動できない。しか
し、この実施の形態においては、図2に示したように、
過電流信号IVを強制的にローレベルに切り換えるため
の応急運転スイッチSW1が設けられているため、過電
流検出部20の部品が故障した際にも、応急運転スイッ
チSW1を短絡することにより、過電流信号IVを利用
したハードウェアによる制御機能を無効にすることがで
き、冷凍装置の応急運転を行うことが可能となる。
【0034】なお、図2の電流検出部102において、
制御部101に対して電流値IRおよび過電流信号IV
を出力する出力端子の直前にサージ電流やノイズを吸収
するための構成を設けても良い。
【0035】このように、この実施の形態においては、
電流値IRは、ソフトウェアによる電流制御(第2の制
御)用の制御信号として利用され、過電流信号IVは、
ハードウェアによる電流制御(第1の制御)用の制御信
号として利用される。これらソフトウェアとハードウェ
アとの双方による電流制御により、過電流検出部20が
故障した後の応急運転中にもソフトウェアにより過電流
の検出を行うことができるとともに、応急運転を行う際
にソフトウェアによって過電流が検出されている場合は
応急運転を回避することが可能となる。
【0036】電流検出部102を構成する部品は、図5
(a)に示すように、1枚の基板31に実装される。図
5(a)の斜線領域は、高電圧領域HVである。従っ
て、冷凍装置の応急運転を行うために応急運転スイッチ
SW1を操作する際又はメンテナンス時に、高電圧領域
HVに触れる可能性があり危険である。そこで、図5
(b)に示すように電流検出部102の基板31をカバ
ー32で覆うとともに、応急運転スイッチSW1の操作
を行うことができるように窓33が設けられており、安
全かつ容易に応急運転スイッチSW1の操作を行うこと
ができるように構成されている。
【0037】次に、図6は、この発明の実施の形態にお
ける冷凍装置の制御装置の外観を示す斜視図である。こ
の実施の形態における冷凍装置の制御装置100(図1
参照)の各構成は、図6(a)に示すように制御ボック
ス40に納められている。制御ボックス40には、開閉
可能な扉41が設けられており、その扉41には表示部
103及び操作部104が露呈した状態で設置されてい
る。オペレータは、表示部103の表示内容を確認しな
がら冷凍装置の運転状況を確認することができるととも
に操作入力を行うことができる。また、図6(b)は、
応急運転スイッチSW1を操作するために、制御ボック
ス40の扉41を開いた状態を示したものである。図6
(b)に示すように、応急運転スイッチSW1を操作す
る際には、制御ボックス40の扉41を開け、さらに、
制御ボックス40の内部から内板45を倒すことによ
り、電流検出部102が納められたカバー32が現れ
る。これにより、応急運転スイッチSW1を操作するこ
とが可能となり、過電流検出部20の部品が故障したと
きでも冷凍装置の運転を行うことが可能となる。なお、
内板45には、電流検出部102の他にブレーカ46等
も設けられている。応急運転スイッチSW1やブレーカ
46等は、正常な運転中には操作する必要のないもので
あるため、制御ボックス40の表面には設けていない。
【0038】ところで、上述のようにこの実施の形態の
冷凍装置の制御装置には、CPU107を介して電流値
IRを用いてソフトウェア的に過電流を判断し、電磁開
閉器203,204,205の接点を開放する機能も備
えている。従って、オペレータが応急運転スイッチSW
1を短絡したところで、電流値IRから実際にモータ2
02に過電流が流れていることが判明している場合は、
電磁開閉器203,204,205は、接点の開放状態
が維持され冷凍装置の運転は開始されない。従って、圧
縮機等の冷凍装置の設備を故障させることがない。ま
た、この場合、操作部104の操作によって表示部10
3に電流値IRを表示させることもでき、応急運転スイ
ッチSW1を短絡しても冷凍装置が動作しない場合には
表示部103に表示される電流値IRを目視することに
よって過電流であることを認識することができる。
【0039】以上説明したように、この実施の形態にお
ける冷凍装置の制御装置によれば、船舶等による輸送用
コンテナの輸送中に過電流検出部20の部品が故障した
としても、応急運転スイッチSW1を短絡することによ
り、冷凍装置の応急運転を行うことができる。これによ
り、ユーザからの要望であるコンテナ内部の荷物の商品
価値が低下することを防止することが可能となる。
【0040】また、応急運転スイッチSW1を短絡する
だけで良いため、従来のリード線を切断する場合と比較
すると、容易かつ短時間に作業を行うことができ、効率
的である。
【0041】なお、この発明にかかる冷凍装置の制御装
置は輸送用コンテナだけではなく、その他の冷凍装置に
も適用可能であることは言うまでもない。
【0042】
【発明の効果】この発明のうち請求項1にかかる制御装
置によれば、過電流検出手段に故障が生じ、制御対象に
流れる電流が所定の値よりも小さくても過電流信号が第
1の論理値を採ることとなった場合、第1の出力端にお
いて第2の論理値に対応する電位を与えて、強制的に制
御装置を駆動することができる。
【0043】この発明のうち請求項2及び請求項3にか
かる制御装置によれば、過電流信号が第1の論理値を採
ることとなった場合、これが過電流検出手段が正常に動
作した故なのか、あるいは故障した故であるのかが演算
部において検出されるので、前者の場合において第1の
スイッチによって強制的に制御対象が駆動されることを
回避できる。
【0044】この発明のうち請求項4にかかる制御装置
によれば、第2の制御によって第1の制御に基づく駆動
が行われない場合に、その根拠たる電流の値そのものを
確認して、制御装置の停止の理由を判断することができ
る。
【0045】請求項5記載の制御装置によれば、圧縮機
に正常な電流が流れているにも拘らず、過電流検出手段
の故障によって誤って圧縮機に異常な電流が流れている
と検出された場合であっても、第1のスイッチを操作す
るだけで圧縮機を停止させずに強制的に駆動することが
できるので、冷凍装置の温度変動を迅速に抑制すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態における冷凍装置の制御
装置の構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の実施の形態における電流検出部の内
部構成を示すブロック図である。
【図3】この発明の実施の形態における電流値出力部の
構成を示す回路図である。
【図4】この発明の実施の形態における過電流検出部の
構成を示す回路図である。
【図5】この発明の実施の形態における電流検出部の実
装形態を示す概略図である。
【図6】この発明の実施の形態における冷凍装置の制御
装置の外観を示す斜視図である。
【符号の説明】
100 制御装置、101 制御部、102 電流検出
部、103 表示部、104 操作部、105 入出力
部、201 電源、202 モータ、203,204,
205 電磁開閉器、107 CPU、108 メモ
リ、10 電流値出力部、20 過電流検出部、SW1
応急運転スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−248167(JP,A) 特開 平8−29470(JP,A) 特開 平5−168145(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25B 1/00 341 H02H 3/08 H02H 7/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a) 第1の出力端と、 (b) 制御対象に流れる電流を検出して当該電流の値を出
    力する電流値出力手段(10)と、 (c) 前記電流値出力手段から得られる前記電流の値(I
    R)と所定の値とを比較する比較器(21)と、前記比
    較器の出力に基づいて前記電流の値が前記所定の値より
    も大きいと判断された場合及び小さいと判断された場合
    に応じ、それぞれ第1及び第2の論理値に対応する電位
    を採る過電流信号(IV)を前記第1の出力端に与える
    過電流検出手段(20)と、 (d) 前記第1の出力端と、前記第2の論理値に対応する
    電位を与える電位点との間に接続された第1のスイッチ
    (SW1)とを備え、 前記第1の出力端に与えられた電位が前記第1及び第2
    の論理を採ることに対応して、前記制御対象を停止/駆
    動する第1の制御を行う制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の制御装置であって、 (e) 前記電流の値が与えられる第2の出力端と、 (f) 前記所定の値を記憶するメモリ(108)と、 (g) 前記第2の出力端及び前記メモリに接続され、前記
    電流の値を前記所定の値と比較し、前記電流の値が前記
    所定の値よりも大きい場合及び小さい場合に応じ、それ
    ぞれ第1及び第2の論理値に対応する電位を採る制御信
    号を出力する演算部(107)とを更に備え、 前記第1の制御において前記制御対象を駆動する場合で
    あっても、前記制御信号が第1の論理値を採る場合に
    は、前記制御対象を停止する第2の制御を行う制御装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の制御装置であって、 (h) 前記制御対象と、前記制御対象に電流を供給する電
    流供給部との間に介在し、前記第1及び第2の制御に基
    づいて開閉する第2のスイッチ(203〜205)を更
    に備える制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の制御装置であって、 (h) 前記第2の出力端に与えられた前記電流の値を表示
    する表示手段を更に備える制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれか一つ
    に記載の制御装置であって、 前記制御対象は冷凍装置の圧縮機である制御装置。
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