JPH0858348A - 自動車ドアの空調装置 - Google Patents
自動車ドアの空調装置Info
- Publication number
- JPH0858348A JPH0858348A JP21329094A JP21329094A JPH0858348A JP H0858348 A JPH0858348 A JP H0858348A JP 21329094 A JP21329094 A JP 21329094A JP 21329094 A JP21329094 A JP 21329094A JP H0858348 A JPH0858348 A JP H0858348A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- door
- pipe
- side door
- vehicle
- Prior art date
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- Pending
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- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 自動車ドアの空調装置において、補強ビーム
を利用することにより、簡単な構造でサイドドアから車
室内へ冷温風の吹出しを行わせる。 【構成】 フロントサイドドア1のドアパネル内に車両
前後方向へ固定される補強ビームをパイプ10で構成す
ると共に、その前方側端部を車両前部に設けられた空調
装置からのエア供給パイプ13と接続し、さらにフロン
トサイドドア1のドアトリムに、パイプ10へ導風ダク
ト15を介して連通する空気吹出し口20を設けた。
を利用することにより、簡単な構造でサイドドアから車
室内へ冷温風の吹出しを行わせる。 【構成】 フロントサイドドア1のドアパネル内に車両
前後方向へ固定される補強ビームをパイプ10で構成す
ると共に、その前方側端部を車両前部に設けられた空調
装置からのエア供給パイプ13と接続し、さらにフロン
トサイドドア1のドアトリムに、パイプ10へ導風ダク
ト15を介して連通する空気吹出し口20を設けた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のサイドドアの
ドアトリムから冷温風の吹出しを行うようになった自動
車ドアの空調装置に関するものである。
ドアトリムから冷温風の吹出しを行うようになった自動
車ドアの空調装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インストルメントパネルの下部に設けら
れた空調装置の冷温風を専用ダクトによりドアパネル内
へ導入し、ドアトリムから吹出しを行うようになった自
動車ドアの空調装置は周知である。一方、サイドドアへ
の側面衝突に対する強度を確保するために、パイプ状補
強ビームをドアパネル内に車両前後方向へ収納し、その
両端部を潰してドアインナパネルにボルト等で固定する
ことが行われる。
れた空調装置の冷温風を専用ダクトによりドアパネル内
へ導入し、ドアトリムから吹出しを行うようになった自
動車ドアの空調装置は周知である。一方、サイドドアへ
の側面衝突に対する強度を確保するために、パイプ状補
強ビームをドアパネル内に車両前後方向へ収納し、その
両端部を潰してドアインナパネルにボルト等で固定する
ことが行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
補強ビームを利用することに着眼して、簡単な構造でサ
イドドアから車室内へ冷温風の吹出しを行わせる自動車
ドアの空調装置を提供することを目的とする。
補強ビームを利用することに着眼して、簡単な構造でサ
イドドアから車室内へ冷温風の吹出しを行わせる自動車
ドアの空調装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、この目的を達
成するために、サイドドアのドアパネル内に車両前後方
向へ固定される補強ビームをパイプで構成すると共に、
その前方側端部を車両前部に設けられた空調装置からの
エア供給パイプと接続し、さらにサイドドアのドアトリ
ムに、パイプへ導風ダクトを介して連通する空気吹出し
口を設けたことを特徴とする。
成するために、サイドドアのドアパネル内に車両前後方
向へ固定される補強ビームをパイプで構成すると共に、
その前方側端部を車両前部に設けられた空調装置からの
エア供給パイプと接続し、さらにサイドドアのドアトリ
ムに、パイプへ導風ダクトを介して連通する空気吹出し
口を設けたことを特徴とする。
【0005】
【作用】空調装置から供給される冷温風は、エア供給パ
イプを通してサイドドアの補強ビームとして機能するパ
イプに供給され、導風ダクトを通してドアトリムの空気
吹出し口から吹出し可能となる。
イプを通してサイドドアの補強ビームとして機能するパ
イプに供給され、導風ダクトを通してドアトリムの空気
吹出し口から吹出し可能となる。
【0006】
【実施例】図1乃至図3を基に本発明の一実施例による
自動車ドアの空調装置を説明する。フロントサイドドア
1(図2)のドアパネルは、図3に示すように、ドアガ
ラス3を収納するようにドアアウタパネル4及びドアト
リム6でカバーされたドアインナパネル5より構成され
ると共に、車両前後方向へ補強ビームとしてのパイプ1
0が収納されている。このパイプは、断熱材10aでカ
バーされると共に、その両端部に溶接されたブラケット
19をドアインナパネル5にねじ止めして固定されてい
る。
自動車ドアの空調装置を説明する。フロントサイドドア
1(図2)のドアパネルは、図3に示すように、ドアガ
ラス3を収納するようにドアアウタパネル4及びドアト
リム6でカバーされたドアインナパネル5より構成され
ると共に、車両前後方向へ補強ビームとしてのパイプ1
0が収納されている。このパイプは、断熱材10aでカ
バーされると共に、その両端部に溶接されたブラケット
19をドアインナパネル5にねじ止めして固定されてい
る。
【0007】リヤサイドドア2にも同様な構造で補強ビ
ームとしてのパイプ10が収納されている。双方のサイ
ドドア1、2間のボデー部分、即ちセンタピラーロア9
内には連結パイプ11がねじ止めされ、その両端部に挿
入されて切欠に係止されたリング状シール材12が、そ
れぞれ対面する両側のパイプ10の端部に装着されたリ
ング状シール材12に気密状態で接続している。リヤサ
イドドア2のパイプ10の後端部には、シール板14が
装着されて閉鎖されている。
ームとしてのパイプ10が収納されている。双方のサイ
ドドア1、2間のボデー部分、即ちセンタピラーロア9
内には連結パイプ11がねじ止めされ、その両端部に挿
入されて切欠に係止されたリング状シール材12が、そ
れぞれ対面する両側のパイプ10の端部に装着されたリ
ング状シール材12に気密状態で接続している。リヤサ
イドドア2のパイプ10の後端部には、シール板14が
装着されて閉鎖されている。
【0008】フロントサイドドア1のパイプ10の車室
内側へ曲げられた前方側端部は、車両前部、即ちインス
トルメントパネル29の下部の空調装置から導出された
エア供給パイプ13と、それぞれの端部に装着されたリ
ング状シール材12を介して気密状態で接続されてい
る。
内側へ曲げられた前方側端部は、車両前部、即ちインス
トルメントパネル29の下部の空調装置から導出された
エア供給パイプ13と、それぞれの端部に装着されたリ
ング状シール材12を介して気密状態で接続されてい
る。
【0009】双方のパイプ10の壁面からは2個づつ導
風ダクト15が分岐され、ドアインナパネル5を貫通し
てドアトリム6に取付けられた吹出し口20にそれぞれ
接続している。この吹出し口は、それぞれ仕切面を介し
て前後方向へ配列された複数個の開口部22aを有する
基部22と、この基部の裏面に前後方向へスライド可能
にガイドされ、かつ同様に仕切面を介して配列された複
数個の開口部を有するスライダと、このスライダをスラ
イド操作するためのノブ21とより構成されている。し
たがって、スライダの仕切面が開口部22aを閉鎖した
状態から双方の開口部がスライド操作により揃うと車室
内へ吹出し可能となる。
風ダクト15が分岐され、ドアインナパネル5を貫通し
てドアトリム6に取付けられた吹出し口20にそれぞれ
接続している。この吹出し口は、それぞれ仕切面を介し
て前後方向へ配列された複数個の開口部22aを有する
基部22と、この基部の裏面に前後方向へスライド可能
にガイドされ、かつ同様に仕切面を介して配列された複
数個の開口部を有するスライダと、このスライダをスラ
イド操作するためのノブ21とより構成されている。し
たがって、スライダの仕切面が開口部22aを閉鎖した
状態から双方の開口部がスライド操作により揃うと車室
内へ吹出し可能となる。
【0010】これにより、空調装置の冷温風はエア供給
パイプ13を介してパイプ10へ案内され、ノブ21の
操作により吹出し口20の開放量に応じて車室内へ向け
て吹出される。フロントサイドドア1を開放すると、そ
のパイプ10はエア供給パイプ13及び連結パイプ11
から互のシール材12で分離され、同様にリヤサイドド
ア2の場合連結パイプ11から互のシール材12で分離
される。
パイプ13を介してパイプ10へ案内され、ノブ21の
操作により吹出し口20の開放量に応じて車室内へ向け
て吹出される。フロントサイドドア1を開放すると、そ
のパイプ10はエア供給パイプ13及び連結パイプ11
から互のシール材12で分離され、同様にリヤサイドド
ア2の場合連結パイプ11から互のシール材12で分離
される。
【0011】尚、本発明は1個のサイドドアにも適用さ
れ、その際連結パイプは廃止する。また、補強用のパイ
プは丸形に代えて角形を用いることも考えられる。
れ、その際連結パイプは廃止する。また、補強用のパイ
プは丸形に代えて角形を用いることも考えられる。
【0012】
【発明の効果】以上、本発明によれば、側面衝突への対
策用の補強ビームを利用してサイドドアから冷温風の吹
出しが可能となる。したがって部品数が削減され、組立
作業も簡単になる。
策用の補強ビームを利用してサイドドアから冷温風の吹
出しが可能となる。したがって部品数が削減され、組立
作業も簡単になる。
【図1】本発明の一実施例による自動車ドアの空調装置
の要部の概略分解斜視図である。
の要部の概略分解斜視図である。
【図2】同自動車ドアのフロントサイドドアの正面図で
ある。
ある。
【図3】同自動車ドアのパイプの連結状態を示すもの
で、同図Aはフロントサイドドア及びリヤサイドドア間
の連結状態を示す図2のB−B線断面図、同図Bはフィ
ロントサイドドア及び空調装置間の連結状態を示す図2
のA−A線断面図である。
で、同図Aはフロントサイドドア及びリヤサイドドア間
の連結状態を示す図2のB−B線断面図、同図Bはフィ
ロントサイドドア及び空調装置間の連結状態を示す図2
のA−A線断面図である。
1 フロントサイドドア 2 リヤサイドドア 5 ドアインナパネル 6 ドアトリム 10 パイプ 11 連結パイプ 13 エア供給パイプ 15 導風ダクト 20 吹出し口
Claims (2)
- 【請求項1】 サイドドアのドアパネル内に車両前後方
向へ固定される補強ビームをパイプで構成すると共に、
その前方側端部を車両前部に設けられた空調装置からの
エア供給パイプと接続し、さらに前記サイドドアのドア
トリムに、前記パイプへ導風ダクトを介して連通する空
気吹出し口を設けたことを特徴とする自動車ドアの空調
装置。 - 【請求項2】 フロントサイドドア及びリヤサイドドア
のドアパネル内に車両前後方向へ固定される補強ビーム
をそれぞれパイプで構成すると共に、前記フロントサイ
ドドア及び前記リヤサイドドア間のボデー部分に連結パ
イプを設け、 前記フロントサイドドアの前記パイプの前方側端部を車
両前部に設けられた空調装置からのエア供給パイプと接
続し、前記連結パイプの前後の端部を前記フロントサイ
ドドアの前記パイプの後方側端部及び前記リヤサイドド
アの前記パイプの前方側端部にそれぞれ接続し、 前記フロントサイドドア及び前記リヤサイドドアのドア
トリムに、所属の前記パイプに導風ダクトを介して連通
する空気吹出し口をそれぞれ設けたことを特徴とする自
動車ドアの空調装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21329094A JPH0858348A (ja) | 1994-08-16 | 1994-08-16 | 自動車ドアの空調装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21329094A JPH0858348A (ja) | 1994-08-16 | 1994-08-16 | 自動車ドアの空調装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0858348A true JPH0858348A (ja) | 1996-03-05 |
Family
ID=16636675
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21329094A Pending JPH0858348A (ja) | 1994-08-16 | 1994-08-16 | 自動車ドアの空調装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0858348A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU739729B2 (en) * | 1999-12-28 | 2001-10-18 | Hyundai Motor Company | Air vent system for door of automobile |
EP1705048A3 (de) * | 2005-03-26 | 2007-09-19 | Dr.Ing. h.c.F. Porsche Aktiengesellschaft | Dichtungsanordnung für ein Lüftungsgehäuse |
JP2017024551A (ja) * | 2015-07-22 | 2017-02-02 | ダイキョーニシカワ株式会社 | 空調ダクトの接続構造 |
-
1994
- 1994-08-16 JP JP21329094A patent/JPH0858348A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU739729B2 (en) * | 1999-12-28 | 2001-10-18 | Hyundai Motor Company | Air vent system for door of automobile |
EP1705048A3 (de) * | 2005-03-26 | 2007-09-19 | Dr.Ing. h.c.F. Porsche Aktiengesellschaft | Dichtungsanordnung für ein Lüftungsgehäuse |
JP2017024551A (ja) * | 2015-07-22 | 2017-02-02 | ダイキョーニシカワ株式会社 | 空調ダクトの接続構造 |
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