JPH0857720A - 断熱耐火パネルの製造方法と装置 - Google Patents

断熱耐火パネルの製造方法と装置

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JPH0857720A
JPH0857720A JP19694394A JP19694394A JPH0857720A JP H0857720 A JPH0857720 A JP H0857720A JP 19694394 A JP19694394 A JP 19694394A JP 19694394 A JP19694394 A JP 19694394A JP H0857720 A JPH0857720 A JP H0857720A
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豊 原田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】金属外皮間に無機質芯材を充填させた断熱耐火
パネルを連続生産するのに、先行のパネル体部分と後続
のパネル体部分との切断位置におけるパネル端部仕上げ
箇所における無機質芯材の除去が容易におこなえ、生産
性を高める。 【構成】フープ材の上記金属外皮a,bを連続して送り
出す。上下の金属外皮a,bを近接させて金属外皮a,
b間に無機質芯材cを充填して長尺パネル体を形成す
る。その後、先行のパネル体部分イと後続のパネル体部
分ロとを切断分離する。これらパネル体部分イ,ロの切
断位置Lよりも前後に離れた位置Rにおいて、一方の金
属外皮bを残して他方の金属外皮aと無機質芯材cを切
断して除去する。上記前後に離れた位置Rよりもさらに
前後に至らせて金属外皮a,b間の無機質芯材cを除去
する。この除去された位置Pにおいて上下の金属外皮
a,bを折り曲げて無機質芯材cの側端面に側端片42
として対向させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、断熱耐火パネルの製造
方法と装置に関し、詳しくは、金属外皮間に無機質芯材
を充填させた断熱耐火パネルを連続生産するのに、先行
のパネル体部分と後続のパネル体部分との切断位置にお
けるパネル端部仕上げ箇所における無機質芯材の除去を
容易におこなえ、生産性を高めようとする技術に係るも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、金属外皮a,b間に無機質芯材c
を充填する断熱耐火パネルAの製造は、図15に示すよ
うに、上下の金属外皮a,bを連続して送り出し、この
ような金属外皮a,b間に無機質芯材cを充填して保持
させて長いパネル体Bを生産し、その後、先行のパネル
体部分イと後続のパネル体部分ロとを丸のこのような切
断手段43にて切断し、そして、この切断位置におい
て、これらパネル体部分イ,ロの切断位置Lよりも前後
に離れた位置Rにまでに至って無機質芯材cを除去し、
そして、この除去された位置Pにおいて上下の金属外皮
a,bを折り曲げて無機質芯材cの側端面に側端片42
として当接するのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このよう
に、切断位置において、金属外皮a,b間の無機質芯材
cを除去するのに、その除去作業が面倒になり、多量の
無機質芯材cを手などで金属外皮a,b間から剥ぎ取る
ような作業となり、生産性が低いものとなるという問題
があった。
【0004】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、金属外皮間に無
機質芯材を充填させた断熱耐火パネルを連続生産するの
に、先行のパネル体部分と後続のパネル体部分との切断
位置における無機質芯材の除去を容易におこなえ、生産
性を高めることができる断熱耐火パネルの製造方法と装
置を提供しようとするにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1においては、上
下の金属外皮a,b間に無機質芯材c・・を充填させた
断熱耐火パネルの製造方法であって、フープ材の上記金
属外皮a,bを連続して送り出し、上下の金属外皮a,
bを近接させて金属外皮a,b間に無機質芯材cを充填
して長尺パネル体Bを形成し、その後、長尺パネル体B
を先行のパネル体部分イと後続のパネル体部分ロとに切
断分離し、これらパネル体部分イ,ロの切断位置Lより
も前後に離れた位置Rにおいて、一方の金属外皮bを残
して他方の金属外皮aと無機質芯材cを切断するととも
に、上記前後に離れた位置Rよりもさらに前後に至らせ
て金属外皮a,b間の無機質芯材cを除去し、その後、
無機質芯材cが除去された位置Pにおいて上下の金属外
皮a,bを折り曲げて無機質芯材cの側端面に側端片4
2として対向することを特徴とするものである。
【0006】請求項2においては、無機質芯材cを除去
する箇所には予め離型材を付設しておくことを特徴とす
るものである。請求項3においては、上下の金属外皮
a,b間に無機質芯材c・・を充填させた断熱耐火パネ
ルの製造装置であって、フープ材の上記金属外皮a,b
を連続して送り出す送り出し装置2と、上下の金属外皮
a,bを近接させて金属外皮a,b間に無機質芯材cを
充填する手段と、先行のパネル体部分イと後続のパネル
体部分ロとに切断分離する切断手段43と、上記先行の
パネル体部分イと後続のパネル体部分ロとの切断位置L
よりも前後に離れた位置Rにおいて、一方の金属外皮b
を残して他方の金属外皮aと無機質芯材cを切断除去す
る切断除去手段44と、上記前後に離れた位置Rよりも
さらに前後に至らせて金属外皮a,b間の無機質芯材c
を除去する除去手段と、この除去された位置Pにおいて
上下の金属外皮a,bを折り曲げて無機質芯材cの側端
面に側端片42として対向する折り曲げ手段45とを備
えて成ることを特徴とするものである。
【0007】請求項4においては、無機質芯材cを除去
する箇所に離型材を付設する離型材付設装置46を備え
て成ることを特徴とするものである。
【0008】
【作用】請求項1においては、先行のパネル体部分イと
後続のパネル体部分ロとに切断分離する。この切断位置
Lよりも前後に離れた位置Rにおいて、一方の金属外皮
bを残して他方の金属外皮aと無機質芯材cを切断して
除去するとともに、上記前後に離れた位置Rよりもさら
に前後に至らせて金属外皮a,b間の無機質芯材cを除
去する。その後、無機質芯材cが除去された位置Pにお
いて上下の金属外皮a,bを折り曲げて無機質芯材cの
側端面に側端片42として対向する。従来のように、等
しい長さの金属外皮a,b間から多量の無機質芯材cを
除去する手段に比べて、無機質芯材cの除去作業を容易
におこなう。生産性を高める。
【0009】請求項2においては、無機質芯材cを除去
する箇所には予め離型材を付設しておく。無機質芯材c
の除去が一層容易になる。請求項3においては、先行の
パネル体部分イと後続のパネル体部分ロとを切断手段4
3にて切断する。この切断位置Lよりも前後に離れた位
置Rにおいて、一方の金属外皮bを残して他方の金属外
皮aと無機質芯材cを切断除去手段44にて切断除去す
る。上記前後に離れた位置Rよりもさらに前後に至らせ
て金属外皮a,b間の無機質芯材cを除去手段にて除去
する。この除去された位置Pにおいて上下の金属外皮
a,bを折り曲げ手段45にて折り曲げて無機質芯材c
の側端面に側端片42として対向させる。従来のよう
に、等しい長さの金属外皮a,b間から多量の無機質芯
材cを多量に除去する手段に比べて、無機質芯材cの除
去作業が容易におこなえ、生産性を高める。
【0010】請求項4においては、無機質芯材cを除去
する箇所に離型材を付設する離型材付設装置46を備え
ていて、離型材により、無機質芯材cの除去が一層容易
になる。
【0011】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて詳述す
る。図2及び図3は断熱耐火パネルAの生産ラインの説
明図を示していて、生産ラインの始端部には、送り出し
装置2としての上下にアンコイラー2a,2bが設けら
れ、上のアンコイラー2aから供給される上の金属外皮
aは搬送途中に設けられた第1の折り曲げ装置3にて幅
方向の両側端部がロール成形される。その成形形状は図
7及び図8に示す。また、下のアンコイラー2bから供
給される下の金属外皮bには、その幅方向の両端部で送
り始端部に設けられた打抜き部9において打抜き孔8
a,8bが打抜かれる。このような打抜き孔8a,8b
は図5に示すように、先行のパネル体部分イと後続のパ
ネル体部分ロの切断分離に利用され、そして、ラインの
切断位置において、後述のように、下の金属外皮bの折
り曲げ仕上げをおこなうものである。
【0012】下の金属外皮bの搬送途中には、二箇所に
わたって折り曲げ装置3,3が配備され、これら折り曲
げ装置3,3にて後述する芯材を保持する芯材保持用の
端部保持片1,1がロール成形される。この端部保持片
1はパネルの接続のためのパネル接続片1aになるもの
である。その成形形状は、図4(a)(b)に示す。こ
れらの折り曲げ装置3,3の下流側に接着剤の部分塗布
装置10が配設され、この部分塗布装置10にて下の金
属外皮bのパネルの幅方向の両端部に接着剤が部分的に
塗布される。部分塗布装置10の下流側には、パネルの
幅方向の両端部に挿入部21が配設され、挿入部21に
おいて、珪酸カルシウムにて形成された硬質の無機質芯
材c,cが挿入されるようにしてある。しかして、部分
塗布装置10にて接着剤が下の金属外皮bの幅方向の両
端部に塗布され、その塗布箇所に金属外皮bの送り方向
に長い短冊状の珪酸カルシウムの無機質芯材c,cが装
填され、接着することができるようにしてある。
【0013】珪酸カルシウムの挿入部21の後方には装
填装置4が配設され、パネルの幅方向の両端部の珪酸カ
ルシウムの無機質芯材cの間にロックウール材にて形成
された無機質芯材c・・を装填させることができるよう
にしてある。ところで、無機質芯材cは、パネルの幅方
向の中央部に配される上記ロックウール材の無機質繊維
材dと、パネルの幅方向の両端部に配される上記珪酸カ
ルシウムの無機質材eとから構成されるものである。こ
のようなロックウールの無機質繊維材d・・を珪酸カル
シウムの無機質材e,e間に装填させる装填装置4は、
無機質繊維材dの繊維方向をパネルの厚さ方向に設定し
て金属外皮a,b間に装填させるものであり、以下その
構成を詳述する。
【0014】図9に示すように、ロックウールを短冊状
に切断する切断装置6は、その始端部に受入れ用のロー
ラコンベヤ11が配設されて、板状の無機質繊維板Dを
積み重ねて待機させるようにしてある。ローラコンベヤ
11の終端部には、移載機12が配置され、ローラコン
ベヤ11から移載された一枚の無機質繊維板Dを移動送
りすることができるようにしてある。移載機12の移送
方向の終端部には、切断装置6の主要部を構成するスリ
ッター13が配設され、スリッター13にてその繊維方
向が金属外皮a,bの送り方向とは直交する水平横方向
に向けられた無機質繊維板Dをその繊維方向とは直交す
る方向に分断し、数本の短冊状の無機質繊維材d・・を
切断分離することができるようにしてある。
【0015】スリッター13の下流部には、ストッパー
14を備えたコンベヤ61が配設され、ストッパー14
にて受けられた短冊状の無機質繊維材d・・を矢印ヘに
示すように、生産ラインに対して略直交する水平横方向
に移送することができるようにしてある。コンベヤ61
の終端部には反転装置7が配置され、この反転装置7に
おいては、コンベヤ61にて移送される短冊状の無機質
繊維材dの各々を例えば反転バー61の回転にて無機質
繊維材dを90°回転させて、その繊維方向を上下方向
に向くようにしてある。
【0016】反転装置7に隣接させて、送りコンベヤ1
6、サイドガイド22、昇降ストッパー23が設けら
れ、送りコンベヤ16にて、その繊維方向を上下方向に
なされた数本(実施例では5本)の短冊状の無機質繊維
材d・・をまとめて送り込みコンベヤ17に移すことが
できるようにしてある。送り込みコンベヤ17は、水平
部分18と傾斜部分19とから構成され、まとめられた
数本の無機質繊維材d・・を生産ラインの上方で、かつ
生産ラインに沿って下流側に移送し、そして、傾斜部分
19において流下状態にしながら、生産ラインにおいて
連続的に送られている下の金属外皮bの上で、既に接着
剤にて取着されている珪酸カルシウムの無機質材e,e
間に装填することができるようにしてある。この場合、
無機質材e・・の先端は先行の無機質材e・・に当接さ
せて、詰め込むことができるようにしてある。このよう
な詰め込みにて、パネルの幅方向において、無機質繊維
材d,d同士の突き合わせ縁20が一直線状に揃うのを
回避し、突き合わせ縁20をずらすことで、製品におい
て曲げ強度の弱い部分が生じるのを回避するようにして
ある。
【0017】このようなロックウールの無機質繊維材d
の下の金属外皮bへの挿入箇所の上流部には、接着剤塗
布装置24が配設されていて、上下の金属外皮a,bの
上下両面に予め接着剤を塗布することができるようにし
てある。図10に示すように、接着剤塗布装置24は、
塗布ノズル25を搬送される金属外皮bに当接させた場
合に、ノズル孔26から所定圧力にて噴出される接着剤
の噴出圧を受けて塗布ノズル25を金属外皮bから若干
後退させて金属外皮bに対して僅かな隙間Eを形成する
塗布ノズル保持手段27と、塗布ノズル25の表面に形
成されていて、上記隙間における接着剤を均一に均して
接着剤を金属外皮bに面状に塗布するロール状の均し部
28とを備えている。図中29はシリンダー、30はス
プリング、31は受ロールである。
【0018】このような接着剤塗布装置24によれば、
塗布ノズル25を下の金属外皮bに当接させ、ノズル孔
26から噴出される接着剤が金属外皮b及び受ロール3
1にて受けられることに起因する受圧力にて、塗布ノズ
ル25が金属外皮bから後退し、金属外皮bとの間に噴
出圧に起因する所定の隙間Eを形成する。このような隙
間Eにおいてノズル孔26から噴出された接着剤を塗布
ノズル25に形成されたロール状の均し部28において
面状にかつ隙間Eに相当する厚みにおいて均して金属外
皮bに塗布する。また、上の金属外皮aにも同様にして
接着剤が塗布される。このように、接着剤を噴出する圧
力に起因する受圧力にて塗布ノズル25を金属外皮a,
bから後退させて隙間Eを形成し、このような隙間Eに
おいて接着剤を面状に均して金属外皮a,bに塗布する
ことで、搬送される上下の金属外皮a,bの上下両面に
おいても良好に塗布することができるのである。そし
て、ノズル孔26から接着剤を噴出する圧力を変更する
ことで、接着剤を金属外皮a,bに噴出することに起因
して、塗布ノズル25が金属外皮a,bから離れる隙間
Eを変更し、接着剤の厚みの設定を容易に変更するもの
である。このような接着剤塗布装置24は、種々設計変
更可能である。
【0019】接着剤塗布装置24の下流部にはガイドロ
ール(図示せず)が設けられ、このガイドロールの下流
部には、成形装置5として、上成形型34と、下成形型
35とをコンベヤ状に回動自在にしたダブルコンベヤ形
態に形成されている。このような成形装置5は周知な構
成のものである。成形装置5の下流部には、切断手段4
3としての丸のこ形態の切断機36が配設されて、図1
(a)及び図4(a)における切断位置Lにて、上下の
丸のこ39,40にて上下の金属外皮a,b及び無機質
芯材c・・の切断をおこなうのである。さらに、図4
(a)及び図11に示すように、切断除去手段44とし
て一対の丸のこ41,41が配されて、図1(c)及び
図4(a)に示すように、上記切断位置Lより前後に入
り込んだ位置Rにおいて、上の金属外皮a及び無機質芯
材c・・を下の金属外皮bに至らないように切断し、除
去することができるようにしてある(図1(d)参
照)。その後、図1(e)に示す斜線部分トをカッター
ナイフのような除去手段(図示せず)にて切断除去する
のである。このような無機質芯材c・・の不要部分の除
去に際しては、予め離型剤の塗布が離型材付設装置46
としての塗布装置にて打抜き孔8a,8b間の全域ホに
おいておこなわれていて、不要部分の除去を容易におこ
なえるようになされている。この場合、離型剤に代えて
離型紙を貼着してもよいものである。そして、不要部分
の無機質芯材c・・が除去されて残された金属外皮a,
bの端部部分をラインに組み込まれた端面折り曲げ機3
7にて図4のX寸法でその幅を示す側端片42を無機質
芯材cが除去された位置Pにおいて折り曲げ、断熱耐火
パネルAを得るのであり、そして、送り出しローラコン
ベヤ38にてその製品を送り出すのである。図中ハ、ニ
部は丸のこ41,41による除去部分を示している。
【0020】そして、図1(e)の斜線部分トにおける
無機質芯材cの除去は、掻き取り具をパネルの厚さ方向
に駆動移動させて、無機質芯材cの除去を自動化させて
もよいものである。また、断熱耐火パネルAの接続のた
めのパネル接続片1aの形状形態、及び側端部42の形
状形態は種々設計変更可能である。
【0021】ところで、側端面42を折り曲げる折り曲
げ手段45としての折り曲げ機械37は、図12に示す
ように、生産ランイ内に組み込まれたラインの流れにお
いて、切断されたパネル体Cの前後端部において側端片
42を折り曲げることができるようにしてある。以下そ
の構成を詳述する。前後のコンベヤ47a,47b間に
は位置決め用のプッシャー49と送りコンベヤ50を備
えた昇降部48がシリンダー51にて昇降自在に配設さ
れている。プッシャー49はシリンダー52にて前後位
置が変更可能に構成されている。しかして、所定寸法に
切断され、その端部において無機質芯材cが必要量だけ
除去されたパネル体Cがコンベヤ47aの終端部に搬送
されると、シリンダー51にて昇降部48が上昇され、
そして、シリンダー52にてプッシャー49が移動され
てパネル体Cの前端部に当接して、パネル体Cの位置決
めをおこなうことができるようにしてある。この場合、
パネル体Cの側部位置も位置決めされるのである。
【0022】昇降部48の前後部で、その下部にはベン
ダー58が配され、シリンダー53の伸長にて固定板5
4に対して先端の曲片55をヒンジにおいて折り曲げる
ことができるようにしてある。そしてベンダー58の上
部には、クランパー56と押さえ具57とが昇降自在に
配設されている。しかして、プッシャー49にて位置決
めされたパネル体Cの前端部は、下降されたクランパー
56にて押さえられて保持され、そして、押さえ具57
が下降して、上の金属外皮aの側端片42を折り曲げる
とともに、押さえ具57が下の金属外皮bの折り曲げ位
置Pを押さえ、そして、ベンダー58のシリンダー53
が伸長して曲片55をヒンジにおいて折り曲げて、下の
金属外皮bを折り曲げて側端片42を無機質芯材cの側
端面に若干の隙間(数ミリ)を形成して対向させること
ができるようにしてある。このような隙間は断熱耐火パ
ネルA,Aの接続に利用するものである。即ち、図1
(h)において符号62は接続金具を示している。そし
て、符号63はコーキング剤、64はセラミックファイ
バーのような断熱材である。
【0023】ところで、製品としての断熱耐火パネルA
は、下の金属外皮bが使用状態において表面に向けられ
るのであり、この表面となる金属外皮bの側端片42は
裏面となる側端片42よりは長くて、断熱耐火パネルA
の側端部の耐火性を高めている。図15さらに他の実施
例を示していて、上の金属外皮aの側端片42、及び下
の金属外皮bの側端片42を無機質芯材cにそれぞれ当
接させたものである。
【0024】
【発明の効果】請求項1においては、フープ材の上記金
属外皮を連続して送り出し、上下の金属外皮を近接させ
て金属外皮間に無機質芯材を充填して長尺パネル体を形
成し、その後、長尺パネル体を先行のパネル体部分と後
続のパネル体部分とに切断分離し、これらパネル体部分
の切断位置よりも前後に離れた位置において、一方の金
属外皮を残して他方の金属外皮と無機質芯材を切断する
とともに、上記前後に離れた位置よりもさらに前後に至
らせて金属外皮間の無機質芯材を除去し、その後、無機
質芯材が除去された位置において上下の金属外皮を折り
曲げて無機質芯材の側端面に側端片として対向するか
ら、一方の金属外皮を残して他方の金属外皮と無機質芯
材を切断除去手段にて切断除去をおこない、この切断除
去位置よりもさらに前後に至らせて無機質芯材のみを除
去することで、従来のように、等しい長さの金属外皮間
から多量の無機質芯材を除去する手段に比べて、無機質
芯材の除去作業が容易におこなえ、生産性を高めること
ができるという利点がある。
【0025】請求項2においては、無機質芯材を除去す
る箇所には予め離型材を付設しておくから、無機質芯材
の除去が一層容易になるという利点がある。請求項3に
おいては、上下の金属外皮間に無機質芯材を充填させた
断熱耐火パネルの製造装置であって、フープ材の上記金
属外皮を連続して送り出す送り出し装置と、上下の金属
外皮を近接させて金属外皮間に無機質芯材を充填する手
段と、先行のパネル体部分と後続のパネル体部分とに切
断分離する切断手段と、上記先行のパネル体部分と後続
のパネル体部分との切断位置よりも前後に離れた位置に
おいて、一方の金属外皮を残して他方の金属外皮と無機
質芯材を切断除去する切断除去手段と、上記前後に離れ
た位置よりもさらに前後に至らせて金属外皮間の無機質
芯材を除去する除去手段と、この除去された位置におい
て上下の金属外皮を折り曲げて無機質芯材の側端面に側
端片として対向する折り曲げ手段とを備えているから、
切断手段にて、一方の金属外皮を残して他方の金属外皮
と無機質芯材を切断除去手段にて切断除去し、その後、
切断除去手段にて、上記切断除去位置よりもさらに前後
に至らせて無機質芯材のみを除去することができ、従来
のように、等しい長さの金属外皮間から多量の無機質芯
材を除去する手段に比べて、無機質芯材の除去作業が容
易におこなえ、生産性を高めることができるという利点
がある。
【0026】請求項4においては、無機質芯材を除去す
る箇所に離型材を付設する離型材付設装置を備えている
から、離型材により、無機質芯材の除去が一層容易にな
るという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の生産工程を示し、(a)乃
至(h)は概略説明図である。
【図2】同上の生産ラインを示す概略説明図である。
【図3】同上の生産ラインを示す概略説明図である。
【図4】(a)(b)は下の金属外皮の幅方向の端部に
おける曲げ形状を示す破断斜視図である。
【図5】同上の金属外皮に形成された打抜き孔を示す破
断斜視図である。
【図6】(a)は同上の下の金属外皮の曲げ形状と打ち
抜き孔との関係を示す斜視図、(b)は同上の打ち抜き
孔の平面図である。
【図7】同上の断熱耐火パネルの端部斜視図である。
【図8】同上の断熱耐火パネルの接合状態の断面図であ
る。
【図9】同上の無機質芯材の装填装置を示し、(a)は
動作を説明する概略平面図、(b)(c)(d)は部分
側面図である。
【図10】同上の接着剤の塗布作用を示し、(a)
(b)(c)は断面図である。
【図11】同上の切断装置を示し、(a)は概略側面
図、(b)は作用を示す説明図、(c)は上下の金属外
皮を切断する丸のこを示す正面図、(d)は上の金属外
皮及び無機質芯材を切断する丸のこを示す正面図であ
る。
【図12】同上の折り曲げ手段を示し、一部省略した概
略側面図である。
【図13】(a)(b)(c)は同上の折り曲げ作用を
示す説明図である。
【図14】同上の他の生産工程の概略説明図である。
【図15】従来例の生産工程を示し、(a)乃至(d)
は概略説明図である。
【符号の説明】
2 送り出し装置 43 切断手段 44 切断除去手段 45 折り曲げ手段 a 金属外皮 b 金属外皮 c 無機質芯材 イ 先行のパネル体部分 ロ 後続のパネル体部分

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下の金属外皮間に無機質芯材を充填さ
    せた断熱耐火パネルの製造方法であって、フープ材の上
    記金属外皮を連続して送り出し、上下の金属外皮を近接
    させて金属外皮間に無機質芯材を充填して長尺パネル体
    を形成し、その後、長尺パネル体を先行のパネル体部分
    と後続のパネル体部分とに切断分離し、これらパネル体
    部分の切断位置よりも前後に離れた位置において、一方
    の金属外皮を残して他方の金属外皮と無機質芯材を切断
    するとともに、上記前後に離れた位置よりも更に前後に
    至らせて金属外皮間の無機質芯材を除去し、その後、無
    機質芯材が除去された位置において上下の金属外皮を折
    り曲げて無機質芯材の側端面に側端片として対向するこ
    とを特徴とする断熱耐火パネルの製造方法。
  2. 【請求項2】 無機質芯材を除去する箇所には予め離型
    材を付設しておくことを特徴とする請求項1記載の断熱
    耐火パネルの製造方法。
  3. 【請求項3】 上下の金属外皮間に無機質芯材を充填さ
    せた断熱耐火パネルの製造装置であって、フープ材の上
    記金属外皮を連続して送り出す送り出し装置と、上下の
    金属外皮を近接させて金属外皮間に無機質芯材を充填す
    る手段と、先行のパネル体部分と後続のパネル体部分と
    に切断分離する切断手段と、上記先行のパネル体部分と
    後続のパネル体部分との切断位置よりも前後に離れた位
    置において、一方の金属外皮を残して他方の金属外皮と
    無機質芯材を切断除去する切断除去手段と、上記前後に
    離れた位置よりもさらに前後に至らせて金属外皮間の無
    機質芯材を除去する除去手段と、この除去された位置に
    おいて上下の金属外皮を折り曲げて無機質芯材の側端面
    に側端片として対向する折り曲げ手段とを備えて成るこ
    とを特徴とする断熱耐火パネルの製造装置。
  4. 【請求項4】 無機質芯材を除去する箇所に離型材を付
    設する離型材付設装置を備えて成ることを特徴とする請
    求項3記載の断熱耐火パネルの製造装置。
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