JP3996789B2 - 断熱パネルの製造装置 - Google Patents

断熱パネルの製造装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3996789B2
JP3996789B2 JP2002040368A JP2002040368A JP3996789B2 JP 3996789 B2 JP3996789 B2 JP 3996789B2 JP 2002040368 A JP2002040368 A JP 2002040368A JP 2002040368 A JP2002040368 A JP 2002040368A JP 3996789 B2 JP3996789 B2 JP 3996789B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fiber material
fiber
conveyor
heat insulation
inorganic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002040368A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003236956A (ja
Inventor
守弘 松本
國弘 野中
典幸 大迫
豊 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Coated Sheet Corp
Original Assignee
Nippon Steel Coated Sheet Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Coated Sheet Corp filed Critical Nippon Steel Coated Sheet Corp
Priority to JP2002040368A priority Critical patent/JP3996789B2/ja
Publication of JP2003236956A publication Critical patent/JP2003236956A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3996789B2 publication Critical patent/JP3996789B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、芯材として無機質繊維材を用いる断熱パネルと、芯材として無機質硬質材及び無機質繊維材を用いる硬質材入り断熱パネルとの両方を製造するための断熱パネルの製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、二枚の金属外皮の間に芯材を充填して外壁材等として用いられる断熱パネルを製造することが行われているが、芯材としてロックウールやグラスウールなどの無機質繊維材のみを用いた断熱パネルと、芯材として上記の無機質繊維材と珪酸カルシウムなどの無機質硬質材とを用いる硬質材入り断熱パネルとが製造されている。すなわち、断熱パネルは二枚の金属外皮の間に複数個の短冊状の無機質繊維材を並べて充填したものであるが、硬質材入り断熱パネルは二枚の金属外皮の間において嵌合凸部側の端部と嵌合凹部側の端部との両方に短冊状の無機質硬質材を充填し、その他の箇所に複数個の短冊状の無機質繊維材を並べて充填したものである。
【0003】
そして、断熱パネルと硬質材入り断熱パネルとは別々の製造ラインで製造されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、断熱パネルと硬質材入り断熱パネルとの間で同じ形状の無機質繊維材を使用できることがあって、このような場合でも断熱パネルと硬質材入り断熱パネルとをそれぞれ別々の製造ラインで製造すると、無機質繊維材を加工するための無機質繊維材加工設備がそれぞれの製造ラインに必要になって、パネルの製造装置の大型化や断熱パネルと硬質材入り断熱パネルの製造の非効率化を招く恐れがあった。
【0005】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、装置の小型化を図ることができると共に断熱パネルと硬質材入り断熱パネルの製造の効率化を図ることができる断熱パネルの製造装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る断熱パネルの製造装置は、二枚の金属外皮1、2の間に形状の異なる複数種の無機質繊維材3が充填された断熱パネルAを製造するための第1断熱パネル製造設備7と、二枚の金属外皮8、9の間に無機質硬質材15及び一定の形状の無機質繊維材3が充填された硬質材入り断熱パネルBを製造するための第2断熱パネル製造設備11とから構成され、第1断熱パネル製造設備7及び第2断熱パネル製造設備11の両方に無機質繊維材3を供給するための無機質繊維材加工設備12を付設する断熱パネルの製造装置であって、
無機質繊維材加工設備12は、無機質繊維材3の原板110の前後端部を切断して原板110の端部を直角にする直角切断機112と、端部を直角にした原板110を切断等して標準繊維材6に加工すると共に切断された標準繊維材6をその長手方向を軸として90°横転させるための標準加工機113と、横転させた標準繊維材6を切断や成形等して嵌合凸部用繊維材4に加工する嵌合加工機114と、横転させた標準繊維材6を切断等して幅調整用繊維材5に加工する幅調整加工機115と、複数本の標準繊維材6あるいは複数本の標準繊維材6と一本の嵌合凸部用繊維材4と一本の幅調整用繊維材5とを組み合わせて繊維材配列体116を形成するための配列体形成コンベア117と、複数個の繊維材配列体116を整列させながら長手方向に組み合わせて長尺繊維体118を形成するための整列コンベア119とを備えて形成されており、
標準繊維材6と嵌合凸部用繊維材4と幅調整用繊維材5とを配列体形成コンベア117に搬送し、複数個の標準繊維材6と一本の嵌合凸部用繊維材4と一本の幅調整用繊維材5とを長手方向に平行に並べて組み合わせて繊維材配列体116を形成し、複数個の繊維材配列体116を配列体形成コンベア117で整列コンベア119に搬送して長手方向に並べ、隣接する繊維材配列体116同士の端面を接着し、接着した複数個の繊維材配列体116を製造する断熱パネルAの長さ寸法に応じて切断することによって、長尺繊維体118を形成し、この長尺繊維体118を整列コンベア119に連続する搬送コンベア123により無機質繊維材加工設備12から第1断熱パネル製造設備7に供給し、
複数個の標準繊維材6を配列体形成コンベア117に搬送し、複数個の標準繊維材6を長手方向に平行に並べて組み合わせて繊維材配列体116を形成し、複数個の繊維材配列体116を配列体形成コンベア117で整列コンベア119に搬送して長手方向に並べ、隣接する繊維材配列体116同士の端面を接着し、接着した複数個の繊維材配列体116を製造する硬質材入り断熱パネルBの長さ寸法に応じて切断することによって、長尺繊維体118を形成し、この長尺繊維体118を整列コンベア119に連続する搬送コンベア123で充填位置搬送コンベア127にまで搬送し、充填位置搬送コンベア127により無機質繊維材加工設備12から第2断熱パネル製造設備11に供給し、硬質材入り断熱パネルBの嵌合凸部30側の端部と嵌合凹部31側とに挿入される無機質硬質材15、15の間に標準繊維材6からなる長尺繊維体118を配置することを特徴とするものであり、無機質繊維材加工設備12から無機質繊維材3を第1断熱パネル製造設備7及び第2断熱パネル製造設備11の両方に供給することによって、無機質繊維材加工設備12を共通化して用いることができ、装置の小型化を図ることができると共に断熱パネルAと硬質材入り断熱パネルBの製造の効率化を図ることができるものである。
【0007】
また、本発明の請求項1に係る断熱パネルの製造装置は、無機質繊維材加工設備12で形状の異なる複数種の無機質繊維材3を形成することによって、一つの無機質繊維材加工設備12で形状の異なる複数種の無機質繊維材3を形成することができ、装置の小型化を図ることができるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
【0010】
図16に断熱パネルAの一例を示す。この断熱パネルAは、対向配置された二枚の金属外皮1、2の間に形状の異なる複数種の無機質繊維材3を充填することにより形成されている。また、断熱パネルAの短手方向の一方の端部には嵌合凸部13が形成されていると共に断熱パネルAの短手方向の他方の端部には嵌合凹部14が形成されている。図16に示す断熱パネルAではその短手方向が上下方向となり、断熱パネルAの長手方向が水平方向(図面の紙面に対して直交する方向)となっているものである。従って、断熱パネルAの上部に嵌合凸部13が、断熱パネルAの下部に嵌合凹部14がそれぞれ形成されている。
【0011】
金属外皮1、2としては剛性があって塑性変形可能な金属製の板材料であれば何でも使用することができ、例えば、鉄板、鋼板(SS41、SS400、SUS304等)、アルミニウム板などの金属板を用いることができる。金属板の中でも耐火性や耐食性を考慮して着色亜鉛めっき鋼板、着色合金めっき鋼板、フッ素樹脂フィルムラミネート鋼板、ステンレス鋼板などを用いるのが好ましい。また、金属外皮1、2は厚さ0.35〜1.6mmのものを使用することができる。
【0012】
嵌合凸部13の表面(断熱パネルAの上部表面)には段部22が形成されていると共に段部22の表面には凹部23が形成されている。また、嵌合凸部13の裏面(断熱パネルAの上部裏面)には段差部24が形成されている。さらに、嵌合凹部14の表面側(断熱パネルAの下部表面側)には断面略U字状の表面覆い部25が形成されていると共に嵌合凹部14の裏面側(断熱パネルAの下部裏面側)には断面略U字状の裏面覆い部26が形成されている。上記の段部22、凹部23及び表面覆い部25は断熱パネルAの表面側の金属外皮1に曲げ加工やプレス加工などを行うことにより形成し、上記の段差部24及び裏面覆い部26は断熱パネルAの裏面側の金属外皮2に曲げ加工やプレス加工などを行うことにより形成するものである。また、断熱パネルAの嵌合凹部14側の端部には表面覆い部25と裏面覆い部26に掛架して断面略コ字状の金属製の補強具27が装着されている。
【0013】
金属外皮1、2の間に充填される無機質繊維材3はロックウールやグラスウールで形成されるものであって、その繊維方向は断熱パネルAの金属外皮1、2の面方向と直角(直交する方向)に形成されている。また、無機質繊維材3としては形状の異なる複数種のものを用いている。
【0014】
断熱パネルAの嵌合凸部13側の端部に充填される無機質繊維材3は嵌合凸部用繊維材4であり、嵌合凸部13の内部形状に合致するように、段部22と凹部23及び段差部24に対応する位置に溝加工を施して形成されるものである。この嵌合凸部用繊維材4は例えば後述の標準繊維材6を加工して形成することができる。断熱パネルAの嵌合凹部14側の端部に充填される無機質繊維材3は幅調整用繊維材5である。また、上記の嵌合凸部用繊維材4と幅調整用繊維材5の間において上下に複数個並べて充填される無機質繊維材3が標準繊維材6である。尚、この断熱パネルAでは幅調整用繊維材5を嵌合凸部用繊維材4や標準繊維材6よりも嵌合凹部14に近い位置に充填したが、これに限らず、標準繊維材6を嵌合凹部14に最も近い位置に充填してもよい。この場合、隣り合う標準繊維材6の間に幅調整用繊維材5が挿入されることになって、幅調整用繊維材5が薄くて強度が小さい場合などに有効である。
【0015】
標準繊維材6の幅寸法(断熱パネルAの短手方向と同方向)と厚さ寸法(断熱パネルAの厚み方向と同方向)及び長さ寸法(断熱パネルAの長手方向と同方向)は所定の寸法に形成されている。そして、標準繊維材6は断面略四角形の角材形状であって、一定の形状のブロック形状に形成されており、また、標準繊維材6の繊維方向は標準繊維材6の長手方向と直交する方向となっている。一方、断熱パネルAの幅寸法(断熱パネルAの短手方向と同方向)は一定ではない。従って、嵌合凸部用繊維材4と幅調整用繊維材5の間に複数個の標準繊維材6を充填しようとした場合、嵌合凸部用繊維材4と幅調整用繊維材5の間の寸法は標準繊維材6の幅寸法の整数倍である必要がある。そこで、嵌合凸部用繊維材4と幅調整用繊維材5の間の寸法が標準繊維材6の幅寸法の整数倍となるように、幅調整用繊維材5を加工してその幅寸法を調整するものであり、これにより、断熱パネルAの幅寸法が変わっても一定形状の標準繊維材6を共通して用いることができるものである。尚、無機質繊維材3の厚み寸法は35〜100mm、好ましくは35〜60mmに形成することができる。また、無機質繊維材3の長さ寸法は900〜1800mmに形成することができる。
【0016】
上記のように形成される断熱パネルAは次にようにして施工することができる。まず、断熱パネルAをテクス等の固定具を用いて胴縁等の建築物の構造材に取り付ける。固定具は凹部23の位置において断熱パネルAに打入されるものであり、固定具の頭部は凹部23から突出しないように収納されるものである。次に、構造材に取り付けた断熱パネルAの上から他の断熱パネルAを近づけて構造材に取り付けた下側の断熱パネルAの嵌合凸部13と、近づけた上側の断熱パネルAの嵌合凹部14とを嵌合する。この時、上側の断熱パネルAの表面覆い部25と裏面覆い部26がそれぞれ下側の断熱パネルAの段部22と段差部24に収納されるものであり、表面覆い部25により凹部23に収納されている固定具の頭部が覆い隠されて外観が向上するものである。そして、このように複数枚の断熱パネルAを上下に嵌合しながら接続すると共に複数枚の断熱パネルAを水平方向に並べて接続することによって外壁等を形成することができる。
【0017】
図17に硬質材入り断熱パネルBの一例を示す。この硬質材入り断熱パネルBは、対向配置された二枚の金属外皮8、9の間に無機質硬質材15及び一定の形状の無機質繊維材3を充填することにより形成されている。硬質材入り断熱パネルBの無機質繊維材3の繊維方向は断熱パネルBの金属外皮8、9の面方向と直角(直交する方向)に形成されている。また、硬質材入り断熱パネルBの短手方向の一方の端部には嵌合凸部30が形成されていると共に硬質材入り断熱パネルBの短手方向の他方の端部には嵌合凹部31が形成されている。図17に示す硬質材入り断熱パネルBではその短手方向が上下方向となり、硬質材入り断熱パネルBの長手方向が水平方向(図面の紙面に対して直交する方向)となっているものである。従って、硬質材入り断熱パネルBの上部に嵌合凹部31が、硬質材入り断熱パネルBの下部に嵌合凸部30がそれぞれ形成されている。
【0018】
金属外皮8、9としては上記金属外皮1、2と同様のものを使用することができる。また、一定の形状の無機質繊維材3としては上記の標準繊維材6を使用する。さらに、無機質硬質材15は珪酸カルシウム等の無機材料で形成されるものであり、硬質材入り断熱パネルBの嵌合凸部30側の端部と嵌合凹部31側の端部にそれぞれ充填されている。そして、嵌合凸部30側の無機質硬質材15と嵌合凹部31側の無機質硬質材15との間において複数個の標準繊維材6が上下に並べて充填されている。尚、図17には無機繊維材3として一定形状の標準繊維材6のみを充填した例を示したが、これに限らず、必要に応じて、上記の幅調整用繊維材5を標準繊維材6とともに充填するようにしても良い。図中34はパッキンである。
【0019】
硬質材入り断熱パネルBの下部において嵌合凸部30の表面側には断面略U字状の覆い部32が形成されていると共に硬質材入り断熱パネルBの上部において嵌合凹部31の表面側には段部33が形成されている。上記の嵌合凸部30や嵌合凹部31、段部33及び覆い部32は硬質材入り断熱パネルBの金属外皮8、9に曲げ加工やプレス加工などを行うことにより形成するものである。
【0020】
上記のように形成される硬質材入り断熱パネルBは次にようにして施工することができる。まず、硬質材入り断熱パネルBをテクス等の固定具を用いて胴縁等の建築物の構造材に取り付ける。固定具は段部33の位置において硬質材入り断熱パネルBに打入されるものであり、固定具の頭部は段部33から突出しないように収納されるものである。次に、構造材に取り付けた硬質材入り断熱パネルBの上から他の硬質材入り断熱パネルBを近づけて構造材に取り付けた下側の硬質材入り断熱パネルBの嵌合凹部31と、近づけた上側の硬質材入り断熱パネルBの嵌合凸部30とを嵌合する。この時、上側の硬質材入り断熱パネルBの覆い部32が下側の硬質材入り断熱パネルBの段部33に収納されるものであり、覆い部32により段部33に収納されている固定具の頭部が覆い隠されて外観が向上するものである。そして、このように複数枚の硬質材入り断熱パネルBを上下に嵌合しながら接続すると共に複数枚の硬質材入り断熱パネルBを水平方向に並べて接続することによって外壁等を形成することができる。
【0021】
図1に上記のような断熱パネルAと硬質材入り断熱パネルBを製造するための断熱パネルの製造装置を示す。この製造装置は断熱パネルAを製造するための第1断熱パネル製造設備7と、硬質材入り断熱パネルBを製造するための第2断熱パネル製造設備11と、第1断熱パネル製造設備7及び第2断熱パネル製造設備11に無機質繊維材3を供給するための無機質繊維材加工設備12とを備えて形成されている。
【0022】
図2に示すように第1断熱パネル製造設備7は、断熱パネルAの表側の金属外皮1を形成するための下板成形設備40と、断熱パネルAの裏側の金属外皮2を形成するための上板成形設備41と、補強具27を形成するための補強具成形設備42と、接着剤塗布設備43、反転設備102などを備えて形成されている。
【0023】
図3(a)に示すように下板成形設備40は、コイルに巻かれた長尺の金属外皮1用の金属板1aをセットするためのアンコイラー44と、金属板1aの巻き癖をなくして金属板1aの搬送等のラインを円滑に搬送するためのレベラー45と、金属板1aの表面汚れや疵付きを防止するために金属板1aの表面に保護フィルムを貼り付けるためのフィルム貼り付け機46と、金属板1aを所定の大きさに切断すると共に切断した金属板1aの長手方向の端部(金属外皮1の長手方向の端部)に端部折曲げ加工(箱折加工)する前に折曲げ加工後の成形形状を確保できるように切断した金属板1aの角部等の切断を行うための切断機47と、切断した金属板1aを成形機49に搬送するための成形機コンベア48と、切断した金属板1aの幅方向(短手方向)の端部に表面覆い部25や段部22や凹部23を成形するための成形機49と、成形機49により成形された金属板1aを前側箱折機52に搬送するための前側箱折機コンベア51と、前側箱折機コンベア51で搬送された金属板1aの長手方向(搬送方向と同方向)の前側端部の端部折曲げ加工を施すための前側箱折機52と、前側箱折機52で加工された金属板1aの長手方向の後側端部に端部折曲げ加工を施すための後側箱折機53と、後側箱折機53で加工された金属板1a、すなわち金属外皮1を接着剤塗布設備43に搬送するための後側箱折機コンベア54とを備えて形成されている。
【0024】
上記の切断機47にはNCロールフィーダー55が備えられており、NCロールフィーダー55に設けられたタッチパネルに表示されたパネルリストに基づいて金属板1aを所定の長さに自動切断するものである。また、成形機49は金属板1aの幅方向の片側を基準として成形する(片側基準通板)ために、成形機コンベア48に金属板1aの幅方向の位置決め装置を設ける。また、前側箱折機52と後側箱折機53は金属板1aの幅方向の片側を基準として成形する(片側基準通板)ために、前側箱折機コンベア51と後側箱折機コンベア54に金属板1aの幅方向の位置決め装置を設ける。さらに、前側箱折機52と後側箱折機53は端部折り曲げ加工にかかる時間を短縮するために近接させて配置されている。尚、図中の61はスレッディングテーブルである。
【0025】
図3(b)に示すように上板成形設備41は、下板成形設備40からフィルム貼り付け機46と前側箱折機コンベア51と後側箱折機コンベア54と前側箱折機52と後側箱折機53を除いたものである。すなわち、コイルに巻かれた長尺の金属外皮2用の金属板2aをセットするためのアンコイラー55と、金属板2aの巻き癖をなくして金属板2aの搬送等のラインを円滑に搬送するためのレベラー56と、金属板2aを所定の大きさに切断するための切断機57と、切断した金属板2aを成形機59に搬送するための前側成形機コンベア58と、切断した金属板2aの幅方向(短手方向)の端部に裏面覆い部26や段差部24を成形するための成形機59と、成形機59により成形された金属板2a、すなわち金属外皮2を接着剤塗布設備43に搬送するための後側成形機コンベア60とを備えて形成されている。尚、上板成形設備41の切断機57にも上記と同様のNCロールフィーダー63が設けられている。また、図中の62はスレッディングテーブルである。
【0026】
図4に示すように補強具成形設備42は、コイルに巻かれた長尺の補強具27用の金属板27aをセットするためのアンコイラー64と、金属板27aを所定の大きさに切断するための切断機65と、切断した金属板27aを成形機67に搬送するための成形機コンベア68と、切断した金属板27aを断面略コ字状に成形するための成形機67とを備えて形成されている。尚、補強具成形設備42の切断機65にも上記と同様のNCロールフィーダー70が設けられている。また、成形機67の後側に成形後の金属板27a、すなわち補強具27を搬送するためのコンベア71を設ける。
【0027】
接着剤塗布設備43は例えば二液型ウレタン接着剤等を金属外皮1、2に塗布するものであって、図5に示すように、ドラム缶80等に入れられて搬入された接着剤の主剤を移し替えて貯留するための主剤タンク73と、ドラム缶81等に入れられて搬入された接着剤の硬化剤を移し替えて貯留するための硬化剤タンク74と、主剤タンク73から供給される主剤と硬化剤タンク74から供給される硬化剤とを混合して接着剤を調製するための複数個のミキサー75と、ミキサー75で調製された接着剤を金属外皮1、2に塗布するための複数個のノズル76と、ノズル76を移動させるための塗布機122とを備えて形成されている。
【0028】
上記の主剤タンク73と硬化剤タンク74はヒータや冷却装置等で空調された接着剤室77内に設けられている。また、主剤タンク73及び硬化剤タンク74とミキサー75とはパイプ78で接続されており、このパイプ78の途中に設けたポンプ79によりパイプ78を通じてミキサー75に主剤と硬化剤とが送られるが、ポンプ79としては主剤と硬化剤の定量性を確保するためにギアポンプを用いるのが好ましい。また、ミキサー75としては混合精度を確保するためにラインミキサーやスタティックミキサーを使用するのが好ましい。また、ノズル76による接着剤の塗布は全面ビード塗布方式などを採用することができ、一回のノズル76の移動(パス)で金属外皮1、2の内側全面に接着剤を塗布するものである。また、金属外皮1、2への接着剤の塗布量は例えば100〜300g/m2とすることができるが、適宜設定可能である。また、接着剤の塗布の長さは金属外皮1、2の長手方向の寸法や端部折曲げ加工の有無などに応じて適宜設定可能であるが、例えば、600〜8000mmに設定することができる。
【0029】
図7に示すように、反転設備102は上板成形設備41で成形された金属外皮2を反転させながら、金属外皮1の上に配置された無機質繊維材3の上に載せるためのものであって、無機質繊維材3が配置された金属外皮1を保持するための昇降保持機103と、上下回動自在に形成された反転機104とを備えて形成されている。昇降保持機103には無機質繊維材3が配置された金属外皮1を定位置に保持するための保持具105が設けられている。また、反転機104には磁石や真空パッドなどで形成される吸着具106が設けられている。また、反転する金属外皮2を反転機104に対して定位置に保持するための保持具107や金属外皮2を無機質繊維材3に被せやすくするために無機質繊維材3の端部を押圧して圧縮するための圧縮機108が設けられている。
【0030】
図6に示すように第2断熱パネル製造設備11は、コイルに巻かれた長尺の金属外皮8用の金属板8aをセットするためのアンコイラー82と、金属板8aの巻き癖をなくして金属板8aの搬送等のラインを円滑に搬送するためのレベラー83と、金属板8aの切断機84と、金属板8aの長手方向の端部(金属外皮8の長手方向の端部)に端部折曲げ加工(箱折加工)する前に折曲げ加工後の成形形状を確保できるように金属板8aの角部等の切断を行うための端部切欠機85と、金属板8aの幅方向(短手方向)の端部に表面覆い部32や段部33や嵌合凸部30や嵌合凹部31となる成形を施すための成形機87と、コイルに巻かれた長尺の金属外皮9用の金属板9aをセットするためのアンコイラー188と、金属板9aの巻き癖をなくして金属板9aの搬送等のラインを円滑に搬送するためのレベラー89と、金属板9aの切断機90と、金属板9aの幅方向(短手方向)の端部に嵌合凸部30や嵌合凹部31となる成形を施すための成形機92と、成形機87、92で成形された金属板8a、9aに接着剤を塗布するための接着剤塗布設備93と、接着剤を塗布した金属板8a、9aの間に無機質硬質材15及び標準繊維材6を挟んだ状態で押圧して金属板8a、9aと無機質硬質材15及び標準繊維材6を接着してパネル原板Cを形成するためのダブルコンベア88と、パネル原板Cの金属板8aの表面汚れや疵付きを防止するために金属板8aの表面に保護フィルムを貼り付けるためのフィルム貼り付け機94と、パネル原板Cの長さを測定するためのメジャーロール等の測定器95と、測定器95による測定に基づいてパネル原板Cを所定の長さに切断するための切断機96と、切断されたパネル原板C(このパネル原板Cが硬質材入り断熱パネルBとなる場合がある)を前側箱折機98に搬送するための前側箱折機コンベア97と、前側箱折機コンベア97で搬送されたパネル原板Cの長手方向(搬送方向と同方向)の前側端部の端部折曲げ加工を施すための前側箱折機98と、前側箱折機98で加工されたパネル原板Cの長手方向の後側端部に端部折曲げ加工を施すための後側箱折機99と、後側箱折機99で加工されたパネル原板C、すなわち硬質材入り断熱パネルBをパイラー101に搬送するための後側箱折機コンベア100と、硬質材入り断熱パネルBを他の工程に移送するためのパイラー等の移送機101とを備えて形成されている。尚、上記のレベラー83、89は必要に応じて配設すればよい。
【0031】
第2断熱パネル製造設備11においてアンコイラー82、188、レベラー83、89、成形機87、92、前側箱折機98、後側箱折機99などは、第1断熱パネル製造設備7におけるアンコイラー44、レベラー45、成形機49、前側箱折機52、後側箱折機53などとそれぞれ同様に形成することができる。また、第2断熱パネル製造設備11で用いる接着剤は、1液タイプ(湿気硬化型)のもので多孔ノズルから出た接着剤を金属板8a、9bに押し付けて均一に塗布するものである。また、ダブルコンベア88は上下に対向配置された一対の押圧コンベア88a、88aからなり、加熱装置を具備するものである。
【0032】
図2に示すように無機質繊維材加工設備12は、パレットに載せられた無機質繊維材3の原板110を搬送するための原板搬送機111と、原板110の前後端部を切断して原板110の端部を直角にする直角切断機112と、端部を直角にした原板110を切断等して標準繊維材6に加工すると共に切断された標準繊維材6をその長手方向を軸として90°横転させるための標準加工機113と、横転させた標準繊維材6を切断や成形等して嵌合凸部用繊維材4に加工する嵌合加工機114と、横転させた標準繊維材6を切断等して幅調整用繊維材5に加工する幅調整加工機115と、複数本の標準繊維材6あるいは複数本の標準繊維材6と一本の嵌合凸部用繊維材4と一本の幅調整用繊維材5とを組み合わせて繊維材配列体116を形成するための配列体形成コンベア117と、複数個の繊維材配列体116を整列させながら長手方向に組み合わせて長尺繊維体118を形成するための整列コンベア119とを備えて形成されている。また、無機質繊維材加工設備12には搬送コンベア120が設けてあって、端部を直角にした原板110を搬送コンベア120により標準加工機113に搬送すると共に搬送コンベア120により標準繊維材6を嵌合加工機114と幅調整加工機115に搬送し、さらに搬送コンベア120により標準繊維材6、嵌合凸部用繊維材4、幅調整用繊維材5を搬送コンベア120により配列体形成コンベア117に搬送するものである。また、無機質繊維材加工設備12には移送ロボット121が設けてあって、この移送ロボット121により原板110を原板搬送機111から搬送コンベア120に移送することができる。
【0033】
そして、上記のような本発明の断熱パネルの製造装置を用いて断熱パネルAを形成するにあたっては次のようにして行う。先ず、第1断熱パネル製造設備7の下板成形設備40により図8(a)に示すような金属外皮1を形成すると共に第1断熱パネル製造設備7の上板成形設備41により図8(b)に示すような金属外皮2を形成する。この時、金属外皮1の長手方向の端部を箱折する場合は前側箱折機52と後側箱折機53とで端部折曲げ加工を施すが、金属外皮1の長手方向の端部を箱折しない場合は前側箱折機52と後側箱折機53とで端部折曲げ加工を施さないで通過させる。次に、接着剤塗布設備43で金属外皮1、2の表面(断熱パネルAの内側に向く面)に接着剤を塗布する。この時、接着剤塗布設備43のノズル76を金属外皮1、2の上に設けた塗布機122で移動させることにより、金属外皮1、2に交互に接着剤を塗布する。次に、補強具成形設備42で形成された補強具27を金属外皮1の表面覆い部25に引っ掛けて取り付ける。このようにして金属外皮1、2の組立準備をする。
【0034】
一方、無機質繊維材加工設備12では第1断熱パネル製造設備7に供給するための無機質繊維材3を形成する。すなわち、先ず、標準繊維材6と嵌合凸部用繊維材4と幅調整用繊維材5とを配列体形成コンベア117に搬送する。配列体形成コンベア117に搬送された標準繊維材6と嵌合凸部用繊維材4と幅調整用繊維材5の各繊維方向は同一方向に揃えられた状態である。次に、複数個の標準繊維材6と一本の嵌合凸部用繊維材4と一本の幅調整用繊維材5とを長手方向に平行に並べて組み合わせて一つの繊維材配列体116を形成する。一つの繊維材配列体116は図9(a)に示すように嵌合凸部用繊維材4と幅調整用繊維材5の間に複数個の標準繊維材6が並ぶようにする。また、繊維材配列体116の長手方向の一方の端面には接着剤を塗布する。
【0035】
そして、複数個の繊維材配列体116を上記のようにして順次作製し、複数個の繊維材配列体116を配列体形成コンベア117で整列コンベア119に順次搬送する。次に、整列コンベア119で複数個の繊維材配列体116を長手方向に並べる。この時、隣接する繊維材配列体116同士の端面が当接して接着剤で接着される。次に、嵌合凸部用繊維材4と幅調整用繊維材5及び標準繊維材6を長手方向にスライド移動させて隣り合う無機質繊維材3のピッチをずらせて整列させる。この時、隣り合う無機質繊維材3のピッチは100mm程度ずらすようにする。この後、接着した複数個の繊維材配列体116を製造する断熱パネルAの長さ寸法に応じて切断することによって、図9(b)に示すような長尺繊維体118を形成する。この後、長尺繊維体118は整列コンベア119に連続する搬送コンベア123により金属外皮1への組付け位置にまで搬送される。
【0036】
この後、長尺繊維体118を吊り上げ機にて吊り上げて金属外皮1の接着剤塗布面の上方にまで搬送し、金属外皮1の接着剤塗布面に長尺繊維体118を載置することによって金属外皮1に無機質繊維材3をセットする。次に、金属外皮1に載置した長尺繊維体118の上に金属外皮2を載置する。金属外皮2を長尺繊維体118に載置するにあたっては、まず、図7に示すように、接着剤塗布面が上向きになるように金属外皮2を保持具107で反転機104の上方において定位置に保持すると共に反転機104の吸着具106を金属外皮2の下面に吸着させる。一方、長尺繊維体118を載置した金属外皮1は昇降保持機103に載置されると共にこの金属外皮1は保持具105にて定位置に保持する。この後、反転機104を上方(図7において反時計回り)に回動させることにより金属外皮1に載置した長尺繊維体118の上に金属外皮2を載置する。次に、吸着具106による金属外皮2の吸着を解除した後、反転機104を下方(図7において時計回り)に回動させて元の位置に戻す。このようにして金属外皮1、2と無機質繊維材3とを積層する。
【0037】
次に、積層された金属外皮1、2と無機質繊維材3とを転送コンベア125により第1断熱パネル製造設備7から第2断熱パネル製造設備11に転送した後、積層された金属外皮1、2と無機質繊維材3をダブルコンベア88に導入する。そして、このダブルコンベア88において積層された金属外皮1、2と無機質繊維材3を加熱しながら一対の押圧コンベア88a、88aで上下に挟んで押圧することによって接着剤を硬化させて金属外皮1、2と無機質繊維材3を接着してパネル化し、断熱パネルAを形成する。この後、第2断熱パネル製造設備11の前側箱折機コンベア97と後側箱折機コンベア100で断熱パネルAを移送機101まで搬送する。この時、第2断熱パネル製造設備11の前側箱折機98と後側箱折機99では端部折曲げ加工を行わない。そして、移送機101で断熱パネルAを他工程に搬送する。
【0038】
また、上記のような本発明の断熱パネルの製造装置を用いて硬質材入り断熱パネルBを形成するにあたっては次のようにして行う。先ず、金属外皮8となる金属板8aを長手方向に送りながら第2断熱パネル製造設備11の成形機87で表面覆い部32や段部33や嵌合凸部30や嵌合凹部31の成形を金属板8aの短手方向の端部に施すと共に金属外皮9となる金属板9aを長手方向に送りながら第2断熱パネル製造設備11の成形機92で嵌合凸部30や嵌合凹部31の成形を金属板9aの短手方向の端部に施す。次に、接着剤塗布設備93で金属外皮1、2の表面(硬質材入り断熱パネルBの内側に向く面)に接着剤を塗布する。
【0039】
一方、無機質繊維材加工設備12では第2断熱パネル製造設備11に供給するための無機質繊維材3を形成する。すなわち、先ず、複数個の標準繊維材6を配列体形成コンベア117に搬送する。配列体形成コンベア117に搬送された標準繊維材6の繊維方向は同一方向に揃えられた状態である。次に、複数個の標準繊維材6を長手方向に平行に並べて組み合わせて図10(a)に示すような一つの繊維材配列体116を形成する。また、繊維材配列体116の長手方向の一方の端面には接着剤を塗布する。そして、複数個の繊維材配列体116を上記のようにして順次作製し、複数個の繊維材配列体116を配列体形成コンベア117で整列コンベア119に順次搬送する。次に、整列コンベア119で複数個の繊維材配列体116を長手方向に並べる。この時、隣接する繊維材配列体116同士の端面が当接して接着剤で接着される。次に、標準繊維材6を長手方向にスライド移動させて隣り合う無機質繊維材3のピッチをずらせて整列させる。この時、隣り合う標準繊維材6のピッチは100mm程度ずらすようにする。この後、接着した複数個の繊維材配列体116を製造する硬質材入り断熱パネルBの長さ寸法に応じて切断することによって、図10(b)に示すような長尺繊維体118を形成する。この後、長尺繊維体118は、整列コンベア119に連続する搬送コンベア123で充填位置搬送コンベア127にまで搬送された後、充填位置搬送コンベア127によりダブルコンベア88の導入側の位置にまで搬送される。尚、幅調整を必要とする場合は幅調整用繊維材5を用いて繊維材配列体116及び長尺繊維体118を形成する。
【0040】
そして、金属板8a、9aがダブルコンベア88に導入する直前に、金属板8a、9aの間に予め加工された無機質硬質材15を挿入すると共に上記の長尺繊維体118を金属板8a、9aの間に挿入し、金属板8a、9aと標準繊維材6(無機質繊維材3)及び無機質硬質材15とを積層する。尚、標準繊維材6は硬質材入り断熱パネルBの嵌合凸部30側の端部と嵌合凹部31側の挿入された無機質硬質材15の間に配置される。次に、積層された金属板8a、9aと標準繊維材6及び無機質硬質材15とをダブルコンベア88に導入する。そして、このダブルコンベア88において積層された金属板8a、9aと標準繊維材6及び無機質硬質材15とを加熱しながら一対の押圧コンベア88a、88aで上下に挟んで押圧することによって接着剤を硬化させて金属板8a、9aと標準繊維材6及び無機質硬質材15とを接着してパネル原板Cを形成する。
【0041】
この後、フィルム貼り付け機94で金属板8aの表面に保護フィルムを貼り付ける。次に、測定器95でパネル原板Cの長さを測定し、測定器95による測定に基づいて切断機96でパネル原板Cを所定の長さに切断する。これにより、金属板8a、9aから金属外皮8、9をそれぞれ形成して硬質材入り断熱パネルBを形成することができる。また、所定の長さに切断したパネル原板Cの長手方向の端部に端部折曲げ加工を施すことにより硬質材入り断熱パネルBを形成することができる。すなわち、金属外皮8の長手方向の端部を箱折する場合は前側箱折機98と後側箱折機99とで端部折曲げ加工を施すが、金属外皮8の長手方向の端部を箱折しない場合は前側箱折機98と後側箱折機99とで端部折曲げ加工を施さないで通過させる。この後、第2断熱パネル製造設備11の前側箱折機コンベア97と後側箱折機コンベア100で硬質材入り断熱パネルBを移送機101まで搬送する。そして、移送機101で硬質材入り断熱パネルBを他工程に搬送する。
【0042】
図11(a)に端部折曲げ加工を施していない断熱パネルAの長手方向の端部を示し、図11(b)に端部折曲げ加工を施した断熱パネルAの長手方向の端部を示す。また、図12には端部折曲げ加工を施した硬質材入り断熱パネルBの金属外皮8を示す。このように端部折曲げ加工は断熱パネルAあるいは硬質材入り断熱パネルBの長手方向の前側と後側の少なくとも一方の端部に、充填した無機質繊維材3の端面を覆う覆い片130と覆い片130の先端から外方に突出する突出片131を形成するものであり、覆い片130と突出片131は金属外皮1あるいは金属外皮8の端部に折曲げ加工を前側箱折機52、98と後側箱折機53、99により施すことにより形成されるものである。
【0043】
断熱パネルAの金属外皮1に端部折曲げ加工を施すにあたっては次のようにして行う。まず、第1断熱パネル製造設備7の切断機47により図13に示すように、金属板1aの短手方向の一方の端部に切欠部140を形成すると共に金属板1aの短手方向の他方の端部に切欠部141を形成する。切欠部140、141は長尺の金属板1aの切断位置に形成されるものであり、また、切欠部140と切欠部141は対向するように形成されている。尚、切欠部140は断熱パネルAの嵌合凸部13となる端部に形成され、切欠部141は断熱パネルAの嵌合凹部14となる端部に形成されている。そして、切断機47により切欠部140、141の中央を通る切断位置で長尺の金属板1aを切断する。この後、切断された金属板1aを前側箱折機52と後側箱折機53に搬送し、ここで図14で示すような端部折り曲げ加工を行う。尚、図14では切断された金属板1aの長手方向の端部のうち一方(外側)のみに端部折り曲げ加工を行ったものである。
【0044】
また、硬質材入り断熱パネルBの金属外皮8に端部折曲げ加工を施すにあたっては次のようにして行う。まず、切断されたパネル原板C(以下、パネル中間品Cという)の長手方向の端部において、金属外皮9と無機質繊維材3及び無機質硬質材15を除去することによって、図15(a)に示すように、金属外皮8の端部で延設片150を形成する。次に、シリンダ151に設けた位置決めプッシャー155を下降させるとともにパネル中間品Cの無機質繊維材3の端面を折曲げ用滑り金型154から一定距離だけ突出させ、この位置決めプッシャー155に当接させてパネル中間品Cを位置決めし、次に、位置決めプッシャー155を後退させ、更に、上昇手段にて搬送ラインより脱出させ、そして、上下から折曲げ用滑り金型154と折曲げ用引張り金型156を搬送ライン内に進入させる。次に、位置決めされたパネル中間品Cの延出片150を滑り自在に折曲げ用滑り金型154の表裏の滑り型154a,154bにて挟持する〔図15(b)(c)参照〕。
【0045】
次に、折曲げ用滑り金型154の上の滑り型154aを固定した状態で、折曲げ用引張り金型156の下の引張り型156bを上昇させ、図15(d)に示すように、折曲げ用滑り金型154の後部に配設した折曲げ用引張り金型156の表裏の引張り型156a,156bにて延出片150の先端部を挟持して裏面側に引張り、この引張りに伴って、延出片150の内面を折曲げ用滑り金型154の裏面側の滑り型154aの後端部のコーナー部154cに摺接させて、図15(e)に示すように延出片150を裏面側に折り曲げるものである。このように、延出片150の先端部を折曲げ用引張り金型156の表裏の引張り型156a,156bにて挟持して裏面側に引張り、この引張りに伴って、延出片150を折曲げ用滑り金型154の滑り型154a,154b間を滑らせるとともに、延出片150の裏面を裏面側の滑り型154aのコーナー部154cに摺接させて延出片150を折り曲げることによって、覆い片130と突出片131を形成するものである。
【0046】
尚、上記の位置決めプッシャー155、折曲げ用滑り金型154、折曲げ用引張り金型156は第2断熱パネル製造設備11の前側箱折機98と後側箱折機99に設けられており、また、第1断熱パネル製造設備7の前側箱折機52と後側箱折機53も上記の位置決めプッシャー155、折曲げ用滑り金型154、折曲げ用引張り金型156を備えるものであり、上記と同様にして断熱パネルAの金属外皮1に端部折曲げ加工を施すことができるものである。
【0047】
【発明の効果】
上記のように本発明の請求項1の発明は、二枚の金属外皮の間に形状の異なる複数種の無機質繊維材を充填して断熱パネルを製造するための第1断熱パネル製造設備と、二枚の金属外皮の間に無機質硬質材及び一定形状の無機質繊維材を充填して硬質材入り断熱パネルを製造するための第2断熱パネル製造設備とから構成され、第1断熱パネル製造設備及び第2断熱パネル製造設備の両方に無機質繊維材を供給するための無機質繊維材加工設備を付設する断熱パネルの製造装置であって、
無機質繊維材加工設備は、無機質繊維材の原板の前後端部を切断して原板の端部を直角にする直角切断機と、端部を直角にした原板を切断等して標準繊維材に加工すると共に切断された標準繊維材をその長手方向を軸として90°横転させるための標準加工機と、横転させた標準繊維材を切断や成形等して嵌合凸部用繊維材に加工する嵌合加工機と、横転させた標準繊維材を切断等して幅調整用繊維材に加工する幅調整加工機と、複数本の標準繊維材あるいは複数本の標準繊維材と一本の嵌合凸部用繊維材と一本の幅調整用繊維材とを組み合わせて繊維材配列体を形成するための配列体形成コンベアと、複数個の繊維材配列体を整列させながら長手方向に組み合わせて長尺繊維体を形成するための整列コンベアとを備えて形成されており、
標準繊維材と嵌合凸部用繊維材と幅調整用繊維材とを配列体形成コンベアに搬送し、複数個の標準繊維材と一本の嵌合凸部用繊維材と一本の幅調整用繊維材とを長手方向に平行に並べて組み合わせて繊維材配列体を形成し、複数個の繊維材配列体を配列体形成コンベアで整列コンベアに搬送して長手方向に並べ、隣接する繊維材配列体同士の端面を接着し、接着した複数個の繊維材配列体を製造する断熱パネルの長さ寸法に応じて切断することによって、長尺繊維体を形成し、この長尺繊維体を整列コンベアに連続する搬送コンベアにより無機質繊維材加工設備から第1断熱パネル製造設備に供給し、
複数個の標準繊維材を配列体形成コンベアに搬送し、複数個の標準繊維材を長手方向に平行に並べて組み合わせて繊維材配列体を形成し、複数個の繊維材配列体を配列体形成コンベアで整列コンベアに搬送して長手方向に並べ、隣接する繊維材配列体同士の端面を接着し、接着した複数個の繊維材配列体を製造する硬質材入り断熱パネルの長さ寸法に応じて切断することによって、長尺繊維体を形成し、この長尺繊維体を整列コンベアに連続する搬送コンベアで充填位置搬送コンベアにまで搬送し、充填位置搬送コンベアにより無機質繊維材加工設備から第2断熱パネル製造設備に供給し、硬質材入り断熱パネルの嵌合凸部側の端部と嵌合凹部側とに挿入される無機質硬質材の間に標準繊維材からなる長尺繊維体を配置することを特徴とするものであり、無機質繊維材加工設備から無機質繊維材を第1断熱パネル製造設備及び第2断熱パネル製造設備の両方に供給することによって、無機質繊維材加工設備を共通化して用いることができ、装置の小型化を図ることができると共に断熱パネルと硬質材入り断熱パネルの製造の効率化を図ることができるものである。
【0048】
また本発明の請求項1の発明は、一つの無機質繊維材加工設備で形状の異なる複数種の無機質繊維材を形成することができ、装置の小型化を図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す平面図である。
【図2】同上の一部を拡大した平面図である。
【図3】(a)は同上の下板成形設備を示す側面図、(b)は同上の上板成形設備を示す側面図である。
【図4】 同上の補強具成形設備を示す側面図である。
【図5】同上の接着剤塗布設備を示す概略図である。
【図6】同上の第2断熱パネル製造設備を示す側面図である。
【図7】同上の反転設備を示す正面図である。
【図8】(a)(b)は金属外皮を示す断面図である。
【図9】(a)は同上の繊維材配列体を示す平面図、(b)は同上の長尺繊維体を示す平面図である。
【図10】(a)は同上の他の繊維材配列体を示す平面図、(b)は同上の他の長尺繊維体を示す平面図である。
【図11】(a)は同上の断熱パネルの一例を示す一部の斜視図、(b)は同上の断熱パネルの他例を示す一部の斜視図である。
【図12】同上の硬質材入り断熱パネルの一例を示す一部の斜視図である。
【図13】同上の断熱パネルの金属外皮を形成するための金属板の一例を示す一部の平面図である。
【図14】同上の断熱パネルの金属外皮の一例を示す斜視図である。
【図15】(a)乃至(e)は同上の端部折曲げ加工を示す断面図である。
【図16】同上の断熱パネルの一例を示す断面図である。
【図17】同上の硬質材入り断熱パネルの一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 金属外皮
2 金属外皮
3 無機質繊維材
4 嵌合凸部用繊維材
5 幅調整用繊維材
6 標準繊維材
7 第1断熱パネル製造設備
8 金属外皮
9 金属外皮
11 第2断熱パネル製造設備
12 無機繊維材加工設備
13 嵌合凸部
14 嵌合凹部
15 無機質硬質材
30 嵌合凸部
31 嵌合凹部
110 原板
112 直角切断機
113 標準加工機
114 嵌合加工機
115 幅調整加工機
116 繊維材配列体
117 配列体形成コンベア
118 長尺繊維体
119 整列コンベア
123 搬送コンベア
127 充填位置搬送コンベア
A 断熱パネル
B 硬質材入り断熱パネル

Claims (1)

  1. 二枚の金属外皮の間に形状の異なる複数種の無機質繊維材を充填して断熱パネルを製造するための第1断熱パネル製造設備と、二枚の金属外皮の間に無機質硬質材及び一定形状の無機質繊維材を充填して硬質材入り断熱パネルを製造するための第2断熱パネル製造設備とから構成され、第1断熱パネル製造設備及び第2断熱パネル製造設備の両方に無機質繊維材を供給するための無機質繊維材加工設備を付設する断熱パネルの製造装置であって、
    無機質繊維材加工設備は、無機質繊維材の原板の前後端部を切断して原板の端部を直角にする直角切断機と、端部を直角にした原板を切断等して標準繊維材に加工すると共に切断された標準繊維材をその長手方向を軸として90°横転させるための標準加工機と、横転させた標準繊維材を切断や成形等して嵌合凸部用繊維材に加工する嵌合加工機と、横転させた標準繊維材を切断等して幅調整用繊維材に加工する幅調整加工機と、複数本の標準繊維材あるいは複数本の標準繊維材と一本の嵌合凸部用繊維材と一本の幅調整用繊維材とを組み合わせて繊維材配列体を形成するための配列体形成コンベアと、複数個の繊維材配列体を整列させながら長手方向に組み合わせて長尺繊維体を形成するための整列コンベアとを備えて形成されており、
    標準繊維材と嵌合凸部用繊維材と幅調整用繊維材とを配列体形成コンベアに搬送し、複数個の標準繊維材と一本の嵌合凸部用繊維材と一本の幅調整用繊維材とを長手方向に平行に並べて組み合わせて繊維材配列体を形成し、複数個の繊維材配列体を配列体形成コンベアで整列コンベアに搬送して長手方向に並べ、隣接する繊維材配列体同士の端面を接着し、接着した複数個の繊維材配列体を製造する断熱パネルの長さ寸法に応じて切断することによって、長尺繊維体を形成し、この長尺繊維体を整列コンベアに連続する搬送コンベアにより無機質繊維材加工設備から第1断熱パネル製造設備に供給し、
    複数個の標準繊維材を配列体形成コンベアに搬送し、複数個の標準繊維材を長手方向に平行に並べて組み合わせて繊維材配列体を形成し、複数個の繊維材配列体を配列体形成コンベアで整列コンベアに搬送して長手方向に並べ、隣接する繊維材配列体同士の端面を接着し、接着した複数個の繊維材配列体を製造する硬質材入り断熱パネルの長さ寸法に応じて切断することによって、長尺繊維体を形成し、この長尺繊維体を整列コンベアに連続する搬送コンベアで充填位置搬送コンベアにまで搬送し、充填位置搬送コンベアにより無機質繊維材加工設備から第2断熱パネル製造設備に供給し、硬質材入り断熱パネルの嵌合凸部側の端部と嵌合凹部側に挿入される無機質硬質材の間に標準繊維材からなる長尺繊維体を配置することを特徴とする断熱パネルの製造装置。
JP2002040368A 2002-02-18 2002-02-18 断熱パネルの製造装置 Expired - Fee Related JP3996789B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002040368A JP3996789B2 (ja) 2002-02-18 2002-02-18 断熱パネルの製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002040368A JP3996789B2 (ja) 2002-02-18 2002-02-18 断熱パネルの製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003236956A JP2003236956A (ja) 2003-08-26
JP3996789B2 true JP3996789B2 (ja) 2007-10-24

Family

ID=27781121

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002040368A Expired - Fee Related JP3996789B2 (ja) 2002-02-18 2002-02-18 断熱パネルの製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3996789B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200474008Y1 (ko) 2014-07-17 2014-09-02 홍성모 샌드위치 패널의 제조장치

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006118304A (ja) * 2004-10-25 2006-05-11 Sanenori Yanagihara 金属製型枠パネルの製造装置
CN117400605B (zh) * 2023-11-15 2024-04-30 青岛众博材料科技有限公司 一种耐火耐腐覆层钢檀条及加工设备

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200474008Y1 (ko) 2014-07-17 2014-09-02 홍성모 샌드위치 패널의 제조장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003236956A (ja) 2003-08-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3996789B2 (ja) 断熱パネルの製造装置
WO2018168202A1 (ja) 繊維材の賦形装置及び繊維材の賦形方法
CN107825727A (zh) 预成型长桁l形部件及壁板的成型方法和成型装置及壁板
JPH0885031A (ja) 断熱耐火パネルの製造方法と装置
CN111943528B (zh) 一种超大中空玻璃的生产方法及其装置
TW201346108A (zh) 不燃斷熱板之芯材成形方法及不燃斷熱板之製造方法
CN102187039B (zh) 建筑板的制造方法
KR101166330B1 (ko) 메탈 샌드위치패널의 제조 방법
CN108724582A (zh) 一种整体卫浴墙板的生产系统及生产工艺
US8057628B2 (en) Complex section consisting of a metal section covered with a metal foil
JP2001165388A (ja) 断熱パネルの製造方法
KR100660608B1 (ko) 티브이 디스플레이 프레임바 성형 장치 및 티브이디스플레이 프레임바 성형방법
JP2816102B2 (ja) 断熱耐火パネルの製造方法と装置
JPH0857722A (ja) 断熱耐火パネルの製造方法と装置
JP6072874B2 (ja) サンドイッチパネルの製造装置
JPS60500206A (ja) 窓、ドア及び建物正面壁のための断熱性の結合成形材を製造するための方法及びその方法を実施する装置
CN212800155U (zh) 一种超大中空玻璃的生产装置
KR101015578B1 (ko) 패널제조장치
JPS6134891B2 (ja)
CN109323163A (zh) 背光模组制造方法
JP2875743B2 (ja) 断熱耐火パネル
CN220467091U (zh) 一种用于生产蜂窝装饰板的生产线
CN211589212U (zh) 一种金属一体板施工现场用加工设备
JP2816101B2 (ja) 断熱耐火パネルの製造方法と装置
JP3069133B2 (ja) ハニカムコアの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040405

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051019

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060516

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060718

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070731

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070803

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100810

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3996789

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100810

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100810

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100810

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130810

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees