JPH0857561A - 管路気中ケーブルのシース拡管方法 - Google Patents

管路気中ケーブルのシース拡管方法

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JPH0857561A
JPH0857561A JP19989794A JP19989794A JPH0857561A JP H0857561 A JPH0857561 A JP H0857561A JP 19989794 A JP19989794 A JP 19989794A JP 19989794 A JP19989794 A JP 19989794A JP H0857561 A JPH0857561 A JP H0857561A
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Shinya Nagamatsu
信也 長松
Ryoichi Shimoda
良一 下田
Koichi Kurabayashi
好一 倉林
Fumihide Kikuchi
文英 菊地
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 管路気中ケーブルのシースの接続を良好に行
うことができる管路気中ケーブルのシース拡管方法を提
供する。 【構成】 本発明の管路気中ケーブル10の拡管方法
は、放射状に拡縮可能な成形ダイス14に管路気中ケー
ブル10のシース12を嵌合し、成形ダイス14の内側
に挿入されているマンドレル16を成形ダイス14の後
端側に引き込んでスライド片14aを放射状に移動さ
せ、成形ダイス14を拡径してシース12を拡管する際
に、シース12の外周面を押え金具18で押えた状態で
成形ダイス14を拡径するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、管路気中ケーブルのシ
ースを接続するために拡管する管路気中ケーブルのシー
ス拡管方法に関するものである。
【0002】
【従来技術】管路気中ケーブルは、シース内に導体を配
置し、かつシース内に絶縁ガスを封入したもので、一定
長のものを順次接続してケーブル線路を構成している。
この管路気中ケーブルに使用されるシースは、通常30
0mm〜1200mmの大口径のアルミニウム、あるい
はステンレス鋼などからなるパイプである。
【0003】このような大口径のシースを接続するに
は、図4に示すように、接続すべき一方のシース2aの
端部を他方のシース2bが嵌込まれるように拡管し、他
方のシース2bは、端部より所定長中に入った位置で一
方のシース2aの拡管端部が衝合するように拡管し、そ
の衝合部分を溶接するというものがある。この方法は、
溶接工数が1ヶ所であるため、作業性が向上し、ダスト
が侵入し難く、接続部が安定となるので好ましい。しか
し、この方法では、シースを拡管する作業が面倒であ
り、均一な径で拡管することが難しいので、良好なシー
ス拡管方法が望まれている。
【0004】図5(イ)(ロ)及び図6(イ)(ロ)
は、従来の管路気中ケーブル1のシース2の拡管方法を
示すものであり、図5(イ)(ロ)のものは、シースを
接続した際に外側になるシースの拡管方法、図6(イ)
(ロ)のものは、内側になるシースの拡管方法を示して
いる。両者とも、放射状に拡縮径可能な成形ダイス3、
4にシース2を嵌合し、成形ダイス3、4を放射状に拡
径してシース2を拡管するものである。
【0005】なお、図5(イ)(ロ)に示す成形ダイス
3は、円筒形状であり、横断面扇型のスライド片3aを
12個組み合わせたものである。図6(イ)(ロ)に示
す成形ダイス4は、ソロバン玉状であり、外側に突き出
た山型部を有するスライド片4aを12個組み合わせた
ものである。両者とも、スライド片3a、4aは12個
に限定されず、2〜11個又は12個以上使用して、所
定の形状に組み合わせてもよい。
【0006】この成形ダイス3、4の内周面は、先端か
ら後端にかけて径が小さくなるようなテーパ状に形成さ
れている。この成形ダイス3、4の内側には、成形ダイ
ス3、4の内周面と同じテーパ角を有する切頭円錐型の
マンドレル5が挿入されており、このマンドレル5の軸
線運動によりスライド片3aが放射状に移動する構造に
なっている。すなわち図5(イ)の状態から図5(ロ)
の状態にマンドレル5を移動させることにより、スライ
ド片4aが拡径し、シース2を拡径することができるも
のである。図6(イ)(ロ)についても同様であり、図
6(イ)の状態から図6(ロ)の状態にマンドレル5を
移動させることにより、スライド片4aが拡径し、シー
ス2を拡径することができるものである。なお、マンド
レル5は成形ダイス3の後方に設けられた駆動源(図示
せず)により引っ張られ、この駆動源は油圧シリンダか
らなるものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな管路気中ケーブルのシース拡管方法では、成形ダイ
スが12分割されたスライド片からなっているので、成
形ダイスを拡径するとその外周は円形でなくなり、この
成形ダイスでシースを拡管するとシースの外周には角ば
った部分等が発生して真円に拡管することができない。
また、シース拡管終了後に、素材の弾性によりシースが
ある程度もどってしまうスプリングバックが生じてしま
い、所定の外径に拡管することができない。このように
所定の外径に拡管できないと一方のシースと他方のシー
スの突合わせ部に隙間が生じ、両者のシース接続を良好
に行うことができないという問題があった。
【0008】
【発明の目的】本発明は、上記の課題を解決し、管路気
中ケーブルのシースの接続を良好に行うことができる管
路気中ケーブルのシース拡管方法を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、請求項1の手段として、放射状に拡縮径
可能な成形ダイスに管路気中ケーブルのシースを嵌合
し、成形ダイスを拡径してシースを拡管する管路気中ケ
ーブルのシース拡管方法において、シースの外周面を押
え金具で押えた状態で成形ダイスを拡径するものであ
る。
【0010】また、請求項2の手段として、放射状に拡
縮径可能な成形ダイスに管路気中ケーブルのシースを嵌
合し、シースを円周方向に動かしながら成形ダイスを拡
径するものである。
【0011】
【作用】このように、管路気中ケーブルのシース拡管方
法は、シースを所定の外径に拡管した後シースの外周面
を押え金具で押えた状態で成形ダイスを拡径するので、
シースの内側から十分に圧力をかけられ、シースを所定
の形状及び外径に完全に形成することができ、また、シ
ース拡管終了後のスプリングバックを防止することもで
きる。
【0012】また、シースを円周方向に動かしながら成
形ダイスを拡径するので、シースの内周面に内側から外
側に向けて均等に圧力をかけることができ、シースを均
一な径で拡管することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1及び図2は管路気中ケーブル10のシース1
2の拡管方法を示すものである。図1(イ)(ロ)はシ
ース12を接続した際に外側になるシース12の拡管方
法を示すもので、図1(イ)に示すように、放射状に拡
縮径可能な12個のスライド片14aからなる円筒状の
成形ダイス14にシース12を嵌合し、図1(ロ)に示
すように、成形ダイス14の内側に挿入されているマン
ドレル16を成形ダイス14の後端側に引き込んでスラ
イド片14aを放射状に移動させ、成形ダイス14を拡
径してシース12を拡管する。この拡管の際、シース1
2の外周面を押え金具18で押えた状態で成形ダイス1
4を拡径するものである。
【0014】なお、押え金具18は、金属製の筒状のも
のからなり、内周面は円形に成形され、シース12の拡
管終了後の外径と同径を有するものである。このため、
押え金具18はシース12の外周面を所定の円形に押え
ることができる。なお、押え金具18の外周面は、円
形、多角形、だ円形等、特に限定されるものではない。
【0015】図2(イ)(ロ)はシース12を接続した
際に内側になるシース12の拡管方法を示すもので、図
2(イ)に示すように、放射状に拡縮径可能な12個の
スライド片15aからなるソロバン玉状の成形ダイス1
5にシース12を嵌合し、図2(ロ)に示すように、成
形ダイス15の内側に挿入されているマンドレル16を
成形ダイス15の後端側に引き込んでスライド片15a
を放射状に移動させ、成形ダイス15を拡径してシース
12を拡管する。この拡管の際、シース12の外周面を
押え金具19で押えた状態で成形ダイス15を拡径する
ものである。
【0016】なお、押え金具19は、金属製の円筒形状
のもので、その内周面は先端から後端にかけて径が小さ
くなるようなテーパ状に形成されているものである。こ
のため、押え金具19はシース12の外周面を所定のテ
ーパ角に押えることができる。なお、押え金具19の外
周面は、円形、多角形、だ円形等、特に限定されるもの
ではない。
【0017】このような押え金具18、19をシース1
2の外側に配置して、シース12を拡管すると、シース
12の外周面を所定の形状に押えた状態でシース12の
内側から圧力をかけることができる。このため、シース
12の拡管終了後にスプリングバックを生じることがな
く、シース12を所定の形状及びサイズに確実に拡管す
ることができる。
【0018】このように拡管されたシース12、12を
接続すると、シース12の嵌合隙間は0.1mm以下と
なり、非常に精度のよいものとなる。(従来は0.5m
m程度であった。)
【0019】次に、図3を参照して管路気中ケーブル1
0のシース12の拡管方法の他実施例を説明する。放射
状に拡縮形可能な成形ダイス14に管路気中ケーブル1
0のシース12を嵌合し、成形ダイス14を拡径してシ
ース12を拡管し、一旦成形ダイス14を縮径させてシ
ース12を円周方向に45°動かし、再び成形ダイス1
4を拡径させてシース12を拡径するという動作を3〜
5回程度繰り返し行うものである。なお、図3では、シ
ース12を接続した際に外側になるシース12について
のみ示したが、内側になるシース12についても同様に
行う。
【0020】このようにシース12を円周方向に回転さ
せながら拡管すると、シース12の内周面側から均等な
力で圧力をかけることができ、シース12を所定の形状
及びサイズに確実に拡管することができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の管路気中
ケーブルのシース拡管方法は、シースを所定の外径に拡
管した後シースの外周面を押え金具で押えた状態で成形
ダイスを拡径するので、シースの内側から十分に圧力を
かけられ、シースを所定の形状及び外径に完全に形成す
ることができ、また、シース拡管終了後のスプリングバ
ックを防止することもできる。
【0022】また、シースを円周方向に動かしながら成
形ダイスを拡径するので、シースの内周面に内側から外
側に向けて均等に圧力をかけることができ、シースを均
一な径で拡管することができる。
【0023】従って、シースを真円に、しかも所定のサ
イズに誤差なく拡管することができるので、良好なシー
ス接続を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(イ)はシースを成形ダイスに嵌合した状
態を示す断面図、図1(ロ)はシースを拡管した状態を
示す断面図である。
【図2】図2(イ)はシースを成形ダイスに嵌合した状
態を示す断面図、図2(ロ)はシースを拡管した状態を
示す断面図である。
【図3】本発明の管路気中ケーブルのシース拡管方法の
多実施例を示す説明図である。
【図4】従来の管路気中ケーブルの接続方法を示す断面
図である。
【図5】図5(イ)はシースを成形ダイスに嵌合した状
態を示す断面図、図5(ロ)はシースを拡管した状態を
示す断面図である。
【図6】図6(イ)はシースを成形ダイスに嵌合した状
態を示す断面図、図6(ロ)はシースを拡管した状態を
示す断面図である。
【符号の説明】
10 管路気中ケーブル 12 シース 14 成形ダイス 15 成形ダイス 16 マンドレル 18 押え金具 19 押え金具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菊地 文英 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射状に拡縮径可能な成形ダイスに管路
    気中ケーブルのシースを嵌合し、成形ダイスを拡径して
    シースを拡管する管路気中ケーブルのシース拡管方法に
    おいて、シースの外周面を押え金具で押えた状態で成形
    ダイスを拡径することを特徴とする管路気中ケーブルの
    シース拡管方法。
  2. 【請求項2】 放射状に拡縮径可能な成形ダイスに管路
    気中ケーブルのシースを嵌合し、シースを円周方向に動
    かしながら成形ダイスを拡径する管路気中ケーブルのシ
    ース拡管方法。
JP19989794A 1994-08-24 1994-08-24 管路気中ケーブルのシース拡管方法 Expired - Lifetime JP2925940B2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1075529C (zh) * 1997-02-05 2001-11-28 徐登顺 线型高分子量聚苯硫醚工业合成工艺
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