JP2008190195A - 刻印付接続パイプ - Google Patents

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Abstract

【課題】点字などを刻印した刻印付接続パイプを、既設の手摺パイプの一部を切断したところに、安全かつ簡単に取り付けられるようにする。
【解決手段】点字等を刻印した接続用パイプ1の中に、押出バネ3が取り付けられている一対のスライドパイプ2がある。支え板7で回転可能に保持される駆動ネジ4に、押出バネ3が結合されている伝達ナット5が、回転可能に取り付けてある。既設の手摺パイプを、接続用パイプ1の長さに合わせて切断した部分に、接続用パイプ1を合わせる。六角レンチで駆動ネジ4を回すと、伝達ナット5が動いて、押出バネ3を押す。押出バネ3が伸びて、スライドパイプ2が管軸方向にスライドし、手摺パイプの切断部に挿し込まれる。スライドパイプ2を十分スライドさせてから、手摺パイプに固定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、刻印付接続パイプに関し、特に、既設の手摺パイプの一部分に置き換えるための点字などを刻印した刻印付接続パイプに関する。
従来、公共の施設等に設けられた金属製の手摺パイプに、視覚障害者等を誘導案内するための点字や記号等を設けている。例えば、シール状のものに点字等を刻印して、手摺パイプに貼着している。貼着したシールは剥離のおそれがあり、耐久性に問題がある。そこで、手摺パイプと同じ径で点字などを刻印した短い金属パイプを、手摺パイプを切断した位置に嵌め合わせて、連続した手摺パイプとしている。以下に、これに関連する従来技術の例をあげる。
特許文献1に開示された「接続筒」は、既設の手摺パイプの一部を切断した部分に置き換えて接続するように、点字などを刻印した筒である。図9(a)、(b)に示すように、あらかじめ接続筒の上面に点字等を刻印しておく。接続筒の中には、手摺の内径に適応するスライドパイプが組み込まれている。既設の金属製手摺パイプの一部分を切断して、手摺パイプの切断部に、スライドパイプを挿入し、ネジで固定する。
特許文献2に開示された「接続パイプ」は、既設の手摺パイプの一部を切断した部分に置き換えて接続するように、点字などを刻印したパイプである。図9(c)、(d)、(e)に示すように、外面に点字等を刻印しておく。内部には、スライド可能な短尺筒形継手がある。既設の手摺パイプを切断して、短尺筒形継手を外方ヘスライドさせて、手摺パイプの切断開口部の中に嵌めてネジ止めする。点字などの位置を確認後、既設の手摺パイプに溶接や接着等で固着する。
実用新案登録第3034530号公報 実用新案登録第3074971号公報
しかし、従来の接続パイプには次のような問題がある。取付けの手間が煩雑であるし、パイプの外側にネジが突出しているので、危険である。
本発明の目的は、上記従来の問題を解決して、外側にネジなどが突出しない安全な刻印付接続パイプを、簡単に取り付けられるようにすることである。
上記の課題を解決するために、本発明では、刻印付接続パイプを、点字と図形と記号とのうちの1つを含む標示を表面に刻印した接続用パイプと、接続用パイプを既設の手摺パイプを切断した部分に連接するためのスライドパイプと、外部からの力で動いてスライドパイプを動かすための可動シャフトと、可動シャフトの動きに応じてスライドパイプをスライドさせて突出させる駆動手段とを具備する構成とした。
また、可動シャフトは、外力により回転するネジ棒であり、駆動手段は、可動シャフトに回転可能にネジ結合された伝達ナットと、伝達ナットとスライドパイプとに結合され、可動シャフトの回転で動く伝達ナットの動きに応じてスライドパイプを押し出すように変形して伸びる押出バネとを備える。あるいは、可動シャフトは、外力により回転する棒であり、駆動手段は、可動シャフトに結合された腕木と、腕木とスライドパイプとにリンク結合され、可動シャフトの回転に応じてスライドパイプを押し出すように動く押出リンクとを備える。
また、可動シャフトは、外力により回転するネジ棒であり、駆動手段は、可動シャフトに回転可能にウォームギア結合された伝達ナットと、伝達ナットにネジ結合され、可動シャフトの回転に応じて回転する伝達ナットの回転によりスライドパイプを押し出すように動く押出ネジとを備える。あるいは、可動シャフトは、外力により軸方向に動く棒であり、駆動手段は、可動シャフトの動きに応じて解除されるラッチ機構と、スライドパイプに結合され、ラッチ機構の係止状態において圧縮された状態に保持され、ラッチ機構が解除されると伸張してスライドパイプを押し出すコイルバネとを備える。
さらに、スライドパイプの一部分に矢羽部を設け、駆動手段の一部として、スライドパイプの内部に、矢羽部を押す円錐台形の押圧部材を設ける。矢羽部は、スライドパイプが限界まで突出して止まった状態において、押圧部材により強く押されて外側に開き、手摺パイプの内側を強く押して固定する手段である。
上記のように構成したことにより、外側にネジなどが突出しない安全な刻印パイプを、簡単に取り付けることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図1〜図8を参照しながら詳細に説明する。
本発明の実施例1は、六角レンチで駆動ネジを回して、駆動ネジに回転可能にネジ結合された伝達ナットを移動させ、伝達ナットの移動に応じて押出バネが変形して伸びて、スライドパイプをスライドさせて突出させて、点字などを表面に刻印した接続用パイプを、既設の手摺パイプを切断した部分に連接する刻印付接続パイプである。
図1は、本発明の実施例1における刻印付接続パイプの構成を示す図である。図1(a)は、刻印付接続パイプの軸に沿った垂直面の断面図である。図1(b)は、刻印付接続パイプの中央部の軸に垂直な断面図である。図1(c)は、刻印付接続パイプの端部の軸に垂直な断面図である。図1(d)は、刻印付接続パイプの軸に沿った水平面の断面図である。図1(e)は、スライドパイプの突出状態における刻印付接続パイプの軸に沿った垂直面の断面図である。図2は、刻印付接続パイプを手摺パイプに接続する手順を示す図である。図1と図2において、接続用パイプ1は、表面に点字などを刻印したステンレスパイプである。他の素材でもよい。スライドパイプ2は、既設のパイプの断面から挿入されて、刻印付パイプと既設のパイプを接続するための部材である。押出バネ3は、縮めた板バネであり、スライドパイプを押してスライドさせる部材である。駆動ネジ4は、外部からの力で動いてスライドパイプを動かすための可動シャフトであり、外部から回転されられるネジ棒である。
伝達ナット5は、駆動ネジに回転可能にネジ結合され、駆動ネジの回転をパイプの半径方向の移動力に変えて押出バネに伝達するナットである。押出バネと伝達ナットは、可動シャフト(駆動ネジ)の動きに応じてスライドパイプをスライドさせて突出させる駆動手段を構成している。六角レンチ孔6は、外部から六角レンチで駆動ネジを回転させるための孔である。六角レンチ以外を用いるようにしてもよい。支え板7は、駆動ネジを回転可能に保持するとともに、押出バネをスライド可能に支持する部材である。
上記のように構成された本発明の実施例1における刻印付接続パイプの機能について説明する。最初に、図1を参照しながら、刻印付接続パイプの機能の概要を説明する。接続用パイプ1は、既設の手摺パイプと同一内外径のパイプである。点字と図形と記号とのうちの1つを含む標示を、予め表面に刻印しておく。例えば、接続用パイプ1の上面に、図形や視力障害者のための点字等を刻印する。刻印と反対側に孔を穿ち、駆動ネジ4の一端をのぞかせる。駆動ネジ4の一端には、六角レンチ用の凹部を設ける。駆動ネジ4の他端は、支え板7で回転可能に保持する。駆動ネジ4には、伝達ナット5が、回転可能に取り付けてある。
伝達ナット5には、押出バネ3が結合されている。押出バネ3は、支え板7でスライド可能に支持されている。押出バネ3の他端には、スライドパイプ2が取り付けられている。押出バネ3は、駆動ネジ4の回転で動く伝達ナット5の動きに応じて、スライドパイプ2を押し出すように変形して伸びる。スライドパイプ2は、接続用パイプを既設の手摺パイプを切断した部分に連接するためのものであり、軸方向に左右対称に設けてある。2個のスライドパイプ2は、管軸方向にスライドする。
手摺パイプの目的の位置を、刻印付接続パイプの長さに合わせてカットする。ここに、刻印付接続パイプを合わせる。スライドパイプ2は、接続用パイプ1の開口端より内側に位置させておく。六角レンチを駆動ネジ4の凹部に差し込んで、駆動ネジ4を回す。伝達ナット5が動いて、押出バネ3を押す。押出バネ3が伸びて、2個一対のスライドパイプ2をそれぞれスライドさせる。スライドパイプ2が、既設の手摺パイプの切断部に挿し込まれる。スライドパイプ2を十分スライドさせてから、適当な方法で固定する。ネジ止めでもよいし、溶接でもよいし、接着剤でもよい。後述の摩擦力での固定方法を用いれば、固定のための作業が不要になる。このようにして、刻印付接続パイプを既設の手摺パイプに連接する。
次に、図2を参照しながら、刻印付接続パイプを手摺パイプに接続する手順を説明する。駆動ネジ4を左に一杯回転させた状態では、図2(a)に示すように、スライドパイプ2は、接続用パイプ1の中に納まっている。駆動ネジ4を、六角レンチを使って右に少し回すと、図2(b)に示すように、スライドパイプ2が少し外に出る。さらに駆動ネジ4を右に回すと、図2(c)、(d)に示すように、スライドパイプ2がかなり外に出る。駆動ネジ4を右にいっぱい回すと、図2(e)に示すように、スライドパイプ2が最大限外に出る。この状態で、接続用パイプを手摺パイプに固定する。駆動ネジ4を、小さいトルクで何回も回す必要があるので、電動ドライバなどによる作業が適している。
上記のように、本発明の実施例1では、刻印付接続パイプを、六角レンチで駆動ネジを回して、駆動ネジに回転可能にネジ結合された伝達ナットを移動させ、伝達ナットの移動に応じて押出バネが変形して伸びて、スライドパイプをスライドさせて突出させて、点字などを表面に刻印した接続用パイプを、既設の手摺パイプを切断した部分に連接する構成としたので、点字を刻印したパイプを安全かつ簡単に取り付けられる。
本発明の実施例2は、六角レンチでシャフトを回して、シャフトに結合された腕木を回転させ、腕木にリンク結合された押出リンクが動いて、スライドパイプをスライドさせて突出させて、点字などを表面に刻印した接続用パイプを、既設の手摺パイプを切断した部分に連接する刻印付接続パイプである。
図3は、本発明の実施例2における刻印付接続パイプの構成を示す図である。図3(a)は、刻印付接続パイプの軸に沿った垂直面の断面図である。図3(b)は、刻印付接続パイプの中央部の軸に垂直な断面図である。図3(c)は、刻印付接続パイプの端部の軸に垂直な断面図である。図3(d)は、刻印付接続パイプの軸に沿った水平面の断面図である。図3(e)は、スライドパイプの突出状態における刻印付接続パイプの軸に沿った垂直面の断面図である。図4は、刻印付接続パイプを手摺パイプに接続する手順を示す図である。図3と図4において、押出リンク8は、スライドパイプを押してスライドさせる部材である。シャフト9は、外部から回転されられる棒である。腕木10は、リンクの腕である。押出リンク8と腕木10は、駆動手段を構成している。その他の基本的な構成は、実施例1と同じである。
上記のように構成された本発明の実施例2における刻印付接続パイプの機能について説明する。最初に、図3を参照しながら、刻印付接続パイプの機能の概要を説明する。刻印と反対側に孔を穿ち、シャフト9の一端をのぞかせる。シャフト9の一端には、六角レンチ用の凹部を設ける。シャフト9の他端は、回転可能に保持する。シャフト9には、腕木10が取り付けてある。腕木10には、押出リンク8が結合されている。押出リンク8には、スライドパイプ2が取り付けられている。押出リンク8は、腕木10とスライドパイプ2とにリンク結合され、シャフト9の回転に応じてスライドパイプ2を押し出すように動く。2個のスライドパイプ2は、軸方向に左右対称に設けてあり、管軸方向にスライドする。
手摺パイプの目的の位置を、刻印付接続パイプの長さに合わせてカットする。ここに、刻印付接続パイプを合わせる。スライドパイプ2は、接続用パイプ1の開口端より内側に位置させておく。六角レンチをシャフト9の凹部に差し込んで、シャフト9を回す。腕木10が回転して、押出リンク8を押す。押出リンク8が2個一対のスライドパイプ2をそれぞれスライドさせる。スライドパイプ2が、既設の手摺パイプの切断部に挿し込まれる。スライドパイプ2を十分スライドさせてから、適当な方法で固定する。ネジ止めでもよいし、溶接でもよいし、接着剤でもよい。後述の摩擦力での固定方法を用いれば、固定のための作業が不要になる。このようにして、刻印付接続パイプを既設の手摺パイプに連接する。
次に、図4を参照しながら、刻印付接続パイプを手摺パイプに接続する手順を説明する。シャフト9を左に一杯回転させた状態では、図4(a)に示すように、スライドパイプ2は、接続用パイプ1の中に納まっている。シャフト9を、六角レンチを使って右に少し回すと、図4(b)に示すように、スライドパイプ2が少し外に出る。さらにシャフト9を右に回すと、図4(c)、(d)に示すように、スライドパイプ2がかなり外に出る。シャフト9を右にいっぱい回すと、図4(e)に示すように、スライドパイプ2が最大限外に出る。この状態で、刻印付接続パイプを手摺パイプに固定する。シャフト9を、大きなトルクで半回転程度回すことになるので、手動作業が適している。
上記のように、本発明の実施例2では、刻印付接続パイプを、六角レンチでシャフトを回して、シャフトに結合された腕木を回転させ、腕木にリンク結合された押出リンクが動いて、スライドパイプをスライドさせて突出させて、点字などを表面に刻印した接続用パイプを、既設の手摺パイプを切断した部分に連接する構成としたので、点字を刻印したパイプを安全かつ簡単に取り付けられる。
本発明の実施例3は、六角レンチでウォームシャフトを回して、ウォームシャフトに回転可能にウォームギア結合された伝達ナットを回転させ、伝達ナットにネジ結合された押出ネジを動かし、スライドパイプをスライドさせて突出させて、点字などを表面に刻印した接続用パイプを、既設の手摺パイプを切断した部分に連接する刻印付接続パイプである。
図5は、本発明の実施例3における刻印付接続パイプの構成を示す図である。図5(a)は、刻印付接続パイプの軸に沿った垂直面の断面図である。図5(b)は、刻印付接続パイプの中央部の軸に垂直な断面図である。図5(c)は、刻印付接続パイプの端部の軸に垂直な断面図である。図5(d)は、刻印付接続パイプの軸に沿った水平面の断面図である。図5(e)は、スライドパイプの突出状態における刻印付接続パイプの軸に沿った垂直面の断面図である。図6は、刻印付接続パイプを手摺パイプに接続する手順を示す図である。図5と図6において、押出ネジ11は、スライドパイプを押すネジ棒である。伝達ナット12は、ウォームシャフトに回転可能にウォームギア結合され、ウォームシャフトの回転力を押出ネジに伝える可動シャフトである。ウォームシャフト13は、外力により回転するネジ棒であり、外部からの力で伝達ナットを回転させる可動シャフトである。押出ネジ11と伝達ナット12は、駆動手段を構成している。その他の基本的な構成は、実施例1と同じである。
上記のように構成された本発明の実施例3における刻印付接続パイプの機能について説明する。最初に、図5を参照しながら、刻印付接続パイプの機能の概要を説明する。刻印と反対側に孔を穿ち、ウォームシャフト13の一端をのぞかせる。ウォームシャフト13の一端には、六角レンチ用の凹部を設ける。ウォームシャフト13の他端は、回転可能に保持する。ウォームシャフト13には、伝達ナット12が取り付けてある。伝達ナット12には、押出ネジ11が結合されている。押出ネジ11には、スライドパイプ2が取り付けられている。押出ネジ11は、伝達ナット12にネジ結合され、ウォームシャフト13の回転に応じて回転する伝達ナット12の回転により、スライドパイプ2を押し出すように動く。2個のスライドパイプ2は、軸方向に左右対称に設けてあり、管軸方向にスライドする。
手摺パイプの目的の位置を、刻印付接続パイプの長さに合わせてカットする。ここに、刻印付接続パイプを合わせる。スライドパイプ2は、接続用パイプ1の開口端より内側に位置させておく。六角レンチをウォームシャフト13の凹部に差し込んで、ウォームシャフト13を回す。伝達ナット12が回転して、押出ネジ11を押す。押出ネジ11が2個一対のスライドパイプ2をそれぞれスライドさせる。スライドパイプ2が、既設の手摺パイプの切断部に挿し込まれる。スライドパイプ2を十分スライドさせてから、適当な方法で固定する。ネジ止めでもよいし、溶接でもよいし、接着剤でもよい。後述の摩擦力での固定方法を用いれば、固定のための作業が不要になる。このようにして、刻印付接続パイプを既設の手摺パイプに連接する。
次に、図6を参照しながら、刻印付接続パイプを手摺パイプに接続する手順を説明する。ウォームシャフト13を左に一杯回転させた状態では、図6(a)に示すように、スライドパイプ2は、接続用パイプ1の中に納まっている。ウォームシャフト13を、六角レンチを使って右に少し回すと、図6(b)に示すように、スライドパイプ2が少し外に出る。さらにウォームシャフト13を右に回すと、図6(c)、(d)に示すように、スライドパイプ2がかなり外に出る。ウォームシャフト13を右にいっぱい回すと、図6(e)に示すように、スライドパイプ2が最大限外に出る。この状態で、刻印付接続パイプを手摺パイプに固定する。ウォームシャフト13を、小さいトルクで何回も回す必要があるので、電動ドライバなどによる作業が適している。
上記のように、本発明の実施例3では、刻印付接続パイプを、六角レンチでウォームシャフトを回して、ウォームシャフトに回転可能にウォームギア結合された伝達ナットを回転させ、伝達ナットにネジ結合された押出ネジを動かし、スライドパイプをスライドさせて突出させて、点字などを表面に刻印した接続用パイプを、既設の手摺パイプを切断した部分に連接する構成としたので、点字を刻印したパイプを安全かつ簡単に取り付けられる。
本発明の実施例4は、駆動棒を押してラッチを解除し、圧縮されたコイルバネが伸張して、スライドパイプをスライドさせて突出させて、点字などを表面に刻印した接続用パイプを、既設の手摺パイプを切断した部分に連接する刻印付接続パイプである。
図7は、本発明の実施例4における刻印付接続パイプの構成を示す図である。図7(a)は、刻印付接続パイプの軸に沿った垂直面の断面図である。図7(b)は、刻印付接続パイプの中央部の軸に垂直な断面図である。図7(c)は、刻印付接続パイプの端部の軸に垂直な断面図である。図7(d)は、刻印付接続パイプの軸に沿った水平面の断面図である。図7(e)は、スライドパイプの突出状態における刻印付接続パイプの軸に沿った垂直面の断面図である。図8は、刻印付接続パイプを手摺パイプに摩擦力で固定する方法を示す図である。図8(a)は、スライドパイプの収納状態を示す管軸方向の断面図である。図8(b)は、スライドパイプの突出状態を示す管軸方向の断面図である。図8(c)は、スライドパイプの固定状態を示す管軸方向の断面図である。図8(d)は、スライドパイプの収納状態とスライド状態を示す管軸に垂直な断面図である。図8(e)は、スライドパイプの固定状態を示す管軸に垂直な断面図である。
図8と図9において、コイルバネ14は、スライドパイプを押し出すバネであり、スライドパイプに結合され、ラッチの係止状態において圧縮された状態に保持され、ラッチが解除されると伸張してスライドパイプを押し出すバネである。ラッチ15は、スライドパイプを収納位置に係止する留金であり、駆動棒の動きに応じて解除される。コイルバネ14とラッチ15は、駆動手段を構成している。駆動棒16は、外力により軸方向に動く可動シャフトであり、外部からの力を伝えてラッチを解除する棒である。ワイア17は、スライドパイプを収納位置に戻すための鋼線である。矢羽部18は、スライドパイプを手摺パイプに摩擦力で固定するための部材である。押圧部材19は、駆動手段の一部であり、矢羽部を押すための円錐台形の部材である。その他の基本的な構成は、実施例1と同じである。
上記のように構成された本発明の実施例4における刻印付接続パイプの機能について説明する。最初に、図7を参照しながら、刻印付接続パイプの機能の概要を説明する。刻印と反対側に孔を穿ち、駆動棒16の一端をのぞかせる。駆動棒16の一端には、六角レンチ用の凹部を設ける。駆動棒16の他端は、軸方向に移動でき回転もできるように保持する。さらに、ラッチ解除用の梃子も設ける。駆動棒16には、ワイア17が取り付けてある。コイルバネ14には、スライドパイプ2が取り付けられている。軸方向に左右対称に設けてある。2個のスライドパイプ2は、管軸方向(矢印)にスライドする。
手摺パイプの目的の位置を、刻印付接続パイプの長さに合わせてカットする。ここに、刻印付接続パイプを合わせる。スライドパイプ2は、接続用パイプ1の開口端より内側に位置させておく。六角レンチを駆動棒16の凹部に差し込んで、駆動棒16を押す。駆動棒16が軸方向に動いて、ラッチ解除用の梃子を押す。ラッチ15が外れて、コイルバネ14が2個一対のスライドパイプ2をそれぞれスライドさせる。スライドパイプ2が、既設の手摺パイプの切断部に挿し込まれる。スライドパイプ2を適当な方法で固定する。ネジ止めでもよいし、溶接でもよいし、接着剤による接着でもよい。後述の摩擦力での固定方法を用いれば、固定のための作業が不要になる。このようにして、刻印付接続パイプを既設の手摺パイプに連接する。
スライドパイプ2が突出した状態で、六角レンチを駆動棒16の凹部に差し込んで、駆動棒16を回すと、ワイア17が駆動棒16に巻き取られて、コイルバネ14が圧縮され、スライドパイプ2が接続用パイプ1の内部に収納され、ラッチ15が係合して、保持される。手摺パイプに取り付けた状態で、取り外す際には、駆動棒16を小さいトルクで何回も回す必要があるので、電動ドライバなどによる作業が適している。取り付けていない状態でスライドパイプ2を突出させたときには、スライドパイプ2を手で押し込んでもよい。このとき、ワイア17が駆動棒16に巻き取られるように、駆動棒16を弱いスプリングで回転させるようにすればよい。
次に、図8を参照しながら、スライドパイプを既設の手摺パイプに摩擦力で固定する方法を説明する。スライドパイプ2の周囲の4か所に、固定用の矢羽部18を設ける。4か所に限らず、1〜6か所程度でもよい。スライドパイプ2の内部に、矢羽部18を押す円錐台形の押圧部材19を設ける。押圧部材19を、コイルバネ14で押す。スライドパイプ2が、接続用パイプ1に収納されている状態では、図8(a)に示すように、押圧部材19がスライドパイプ2の矢羽部18の内側に軽く触れている状態である。コイルバネ14が押圧部材19を押すと、スライドパイプ2がスライドして、接続用パイプ1から突出する。このときは、押圧部材19が矢羽部18を押しているが、スライドパイプ2と手摺パイプとの摩擦が小さいので、矢羽部18は変形しない。この状態が、図8(b)に示すところまで続く。
スライドパイプ2が限界まで突出して止まると、押圧部材19が矢羽部18を強く押すようになる。すると、矢羽部18が外側に開いて、手摺パイプの内側を強く押す。したがって、手摺パイプと矢羽部18との摩擦力が強くなって、刻印付接続パイプは手摺パイプに固定される。押圧部材19は円錐台形をしているので、楔の作用をして、コイルバネ14が押す力より強い力で、矢羽部18は手摺パイプの内面に押し付けられる。スライドパイプ2が限界まで突出したときに止める方法としては、接続用パイプとスライドパイプ2が、所定位置で係合するような方法などを用いればよい。この固定方法は、実施例1〜3にも適用できる。この固定方法を用いれば、固定のための作業が不要になる。
上記のように、本発明の実施例4では、刻印付接続パイプを、駆動棒を押してラッチを解除し、圧縮されたコイルバネが伸張して、スライドパイプをスライドさせて突出させて、点字などを表面に刻印した接続用パイプを、既設の手摺パイプを切断した部分に連接する構成としたので、点字を刻印したパイプを安全かつ簡単に取り付けられる。
本発明の刻印付接続パイプは、既設の手摺パイプの一部を切断して点字などを刻印したパイプを置き換えて接続するための接続パイプとして最適である。
本発明の実施例1における刻印付接続パイプの構成を示す図である。 本発明の実施例1における刻印付接続パイプの動作を示す図である。 本発明の実施例2における刻印付接続パイプの構成を示す図である。 本発明の実施例2における刻印付接続パイプの動作を示す図である。 本発明の実施例3における刻印付接続パイプの構成を示す図である。 本発明の実施例3における刻印付接続パイプの動作を示す図である。 本発明の実施例4における刻印付接続パイプの構成を示す図である。 本発明の実施例4における刻印付接続パイプを固定する方法を示す図である。 従来の刻印付接続パイプの構成を示す図である。
符号の説明
1 接続用パイプ
2 スライドパイプ
3 押出バネ
4 駆動ネジ
5 伝達ナット
6 六角レンチ孔
7 支え板
8 押出リンク
9 シャフト
10 腕木
11 押出ネジ
12 伝達ナット
13 ウォームシャフト
14 コイルバネ
15 ラッチ
16 駆動棒
17 ワイア
18 矢羽部
19 押圧部材

Claims (6)

  1. 点字と図形と記号とのうちの1つを含む標示を表面に刻印した接続用パイプと、前記接続用パイプを既設の手摺パイプを切断した部分に連接するためのスライドパイプと、外部からの力で動いて前記スライドパイプを動かすための可動シャフトと、前記可動シャフトの動きに応じて前記スライドパイプをスライドさせて突出させる駆動手段とを具備することを特徴とする刻印付接続パイプ。
  2. 前記可動シャフトは、外力により回転するネジ棒であり、前記駆動手段は、前記可動シャフトに回転可能にネジ結合された伝達ナットと、前記伝達ナットと前記スライドパイプとに結合され、前記可動シャフトの回転で動く前記伝達ナットの動きに応じて前記スライドパイプを押し出すように変形して伸びる押出バネとを備えることを特徴とする請求項1記載の刻印付接続パイプ。
  3. 前記可動シャフトは、外力により回転する棒であり、前記駆動手段は、前記可動シャフトに結合された腕木と、前記腕木と前記スライドパイプとにリンク結合され、前記可動シャフトの回転に応じて前記スライドパイプを押し出すように動く押出リンクとを備えることを特徴とする請求項1記載の刻印付接続パイプ。
  4. 前記可動シャフトは、外力により回転するネジ棒であり、前記駆動手段は、前記可動シャフトに回転可能にウォームギア結合された伝達ナットと、前記伝達ナットにネジ結合され、前記可動シャフトの回転に応じて回転する前記伝達ナットの回転により前記スライドパイプを押し出すように動く押出ネジとを備えることを特徴とする請求項1記載の刻印付接続パイプ。
  5. 前記可動シャフトは、外力により軸方向に動く棒であり、前記駆動手段は、前記可動シャフトの動きに応じて解除されるラッチ機構と、前記スライドパイプに結合され、前記ラッチ機構の係止状態において圧縮された状態に保持され、前記ラッチ機構が解除されると伸張して前記スライドパイプを押し出すコイルバネとを備えることを特徴とする請求項1記載の刻印付接続パイプ。
  6. 前記スライドパイプの一部分に矢羽部を設け、前記駆動手段の一部として、前記スライドパイプの内部に、前記矢羽部を押す円錐台形の押圧部材を設け、前記矢羽部は、前記スライドパイプが限界まで突出して止まった状態において、前記押圧部材により強く押されて外側に開き、前記手摺パイプの内側を強く押して固定する手段であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の刻印付接続パイプ。
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