JP2007001204A - 保持装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 保持体周面に板状部材を保持する保持装置、特に、印刷機の版胴スリーブ周面に版を保持するのに用いて好適の保持装置に関し、装置を小型化できるようにする。
【解決手段】 保持体4の周面に板状部材5を保持するための保持装置1であって、保持体4内部の軸方向にわたって形成された孔部7と、孔部7と接続するように保持体4周面の軸方向にわたって切り欠かれて設けられ、板状部材5の咥え側端部及び咥え尻側端部が挿入される溝部8と、孔部7に嵌挿され、板状部材5の咥え尻側端部を係止するテンションバー10と、孔部7内に設けられ、テンションバー10を回転させる回転機構11とを備えて構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、保持体周面に板状部材を保持する保持装置に関し、特に、印刷機の版胴スリーブ周面に版を保持するのに用いて好適の、保持装置に関するものである。
従来より、印刷機の版胴周面に版を保持する版保持装置が種々開発されている。例えば特許文献1には、版の咥え尻側端部を係止する板ばねをテンションバーの軸方向にわたって備えるとともに、テンションバーの軸端部に固定されたレバーをばねにより動かしてテンションバーを回転させ、板ばねにより版の咥え尻側端部を版胴のスリット内に引き込んで版胴周面に版を保持する版保持装置が開示されている。
また、特許文献2には、特許文献1の技術と同様に版の咥え尻側端部を係止する板ばねをテンションバーの軸方向にわたって備えるとともに、ばねの代わりに作動シリンダを用いて、テンションバーの軸端部に固定されたレバーを動かしてテンションバーを回転させ、板ばねにより版の咥え尻側端部を版胴のスリット内に引き込んで版胴周面に版を保持する版保持装置が開示されている。
実開平4−7133号公報 特開2000−301694号公報
しかしながら、上述した特許文献1,2の技術では、テンションバーを回転させるためのレバー,ばね又は作動シリンダなどの回転機構を版胴の端部に設けるため、装置が大型化してしまう。特に、近年では、支持体に円筒形状のスリーブを装着して版胴の径を自由に変更できるようにする技術が開発されており、この場合にはスリーブ周面に版を保持させる必要があるが、このようなスリーブは厚みが例えば約20mmと非常に薄いため、特許文献1,2に開示されているような版保持装置を適用することは困難である。
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、特に薄肉の版胴スリーブに適し、装置を小型化できるようにした、保持装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1記載の本発明の保持装置は、保持体の周面に可撓性の板状部材を巻回させて保持するための保持装置であって、前記保持体内部の軸方向にわたって形成された孔部と、前記孔部と接続するように前記保持体周面の軸方向にわたって切り欠かれて設けられ、前記板状部材の咥え側端部及び咥え尻側端部が挿入される溝部と、前記孔部に嵌挿され、前記咥え尻側端部を係止するテンションバーと、前記孔部内に設けられ、前記テンションバーを回転させる回転機構とをそなえていることを特徴としている。
また、請求項2記載の本発明の保持装置は、請求項1記載の装置において、前記回転機構が、前記テンションバーの回転位相位置を、前記咥え尻側端部を前記溝部内に取り付ける取付位置、前記咥え尻側端部を前記溝部内へ引き込んで前記板状部材を前記保持体周面に締め付ける締め位置、及び前記咥え尻側端部を前記溝部内から解放する脱位置の何れか1つに切り替え可能に構成されていることを特徴としている。
また、請求項3記載の本発明の保持装置は、請求項1又は2記載の装置において、前記保持体が、円筒形状のスリーブであることを特徴としている。
また、請求項4記載の本発明の保持装置は、請求項1〜3の何れか1項に記載の装置において、前記テンションバーが、前記板状部材の前記咥え尻側端部を係止する係止爪をそなえていることを特徴としている。
また、請求項5記載の本発明の保持装置は、請求項2〜4の何れか1項に記載の装置において、前記回転機構が、前記テンションバーを前記板状部材の前記咥え尻側端部を前記溝部内へ引き込む方向へ付勢するねじりばねを備えているとともに、前記締め位置では前記テンションバーが前記板状部材を引き込む方向へさらに所定量だけ回転しうるように構成されていることを特徴としている。
また、請求項6記載の本発明の保持装置は、請求項5記載の装置において、前記ねじりばねが、前記テンションバーの両端部にそれぞれ設けられていることを特徴としている。
請求項1記載の本発明の保持装置によれば、テンションバーが嵌挿される孔部に回転機構を備えることができるので、装置を小型化できるとともに、確実に板状部材(例えば、版,メタルブランケット)を保持することができる。
請求項2記載の本発明の保持装置によれば、テンションバーの回転位相位置を取付位置,締め位置、及び脱位置の何れか1つに切り替えることができ、板状部材の着脱を容易に行なうことができる。これにより、板状部材の取り付け及び取り外しのための作業を一人で容易に行なうことができる。
請求項3記載の本発明の保持装置によれば、円筒形状のスリーブに設けることができるため、円筒状スリーブを保持体から取外して板状部材の着脱を行うことができ、作業性が向上される。
請求項4記載の本発明の保持装置によれば、板状部材の咥え尻側端部をテンションバーの係止爪に引っ掛けて固定することができるので、板状部材の取り付け作業中に板状部材の咥え尻側端部が外れることなく、板状部材の取り付け作業が容易となる。
請求項5記載の本発明の保持装置によれば、板状部材が伸びて板状部材の咥え尻側端部にずれが生じても、このずれに応じてテンションバーが回転するので、常に板状部材の咥え尻側端部を溝部内へ引き込むことができ、板状部材が緩むことなく、確実に板状部材を保持体周面に固定することができる。
請求項6記載の本発明の保持装置によれば、テンションバーの両端部でテンションバーに回転力を与えるため、テンションバーのねじれを少なくすることができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
図1〜図13は、本発明の一実施形態としての保持装置を説明するためのもので、図1はその要部を示す構造図、図2は版胴の斜視図、図3は版胴の軸線方向断面図、図4は図3のZ−Z断面図、図5は図4のA方向矢視図、図6は要部を操作側から見た側面図、図7は要部を駆動側から見た側面図、図8は図7のS−S断面図、図9は図8のM部詳細図、図10(a)〜図10(c)は回転機構の動作説明図、図11(a)〜図11(d)は図1のT−T断面図、図12(a)〜図12(d)は図1のP−P断面図、図13は版取付時の版の動作を説明するための説明図である。
図2及び図3に示すように、本実施形態に係る保持装置1は、印刷機の印刷胴(印刷機には版胴,ブランケット胴があるが、以下では版胴を例に説明する)2に備えられる。版胴2は、ここでは、支持体3と、支持体3の周面に装着される円筒形状の版胴スリーブ(保持体。以下、単にスリーブという)4とから構成されており、厚みの異なるスリーブ4を支持体3に装着することで版胴2の径を自由に変更することが可能となっている。スリーブ4の厚みは例えば約20mmと非常に薄いが、後述するように本保持装置1は従来の保持装置と比べて格段にコンパクトな構成であるため、このような薄肉のスリーブ4にも容易に設置することが可能となっている。また、版(可撓性の板状部材。ブランケット胴の場合、メタルブランケットなどのブランケットシート)5は、図2に示すように本保持装置1によりスリーブ4の周面に巻回されて取り付けられる。なお、以下では、スリーブ4に本保持装置1を備えた例について説明するが、スリーブ4を用いない版胴(即ち、スリーブ式でない版胴自体)に直接備えるようにしてももちろんよい。また、スリーブ4には、スリーブ4内周面に支持体3の外径よりわずかに小さい径の弾性体(図示省略)が設けられている。スリーブ取付時は、支持体3外周面より径外に向かって高圧エアを吹き出すことにより弾性体を拡張させ、支持体3の軸線方向にスリーブ4を挿入する。スリーブ4を挿入した後、高圧エアを止めて弾性体が縮径することにより支持体3外周面に固定されることとなる。
図1に示すように、本保持装置1は、スリーブ4内部の軸線方向にわたって形成された孔部7と、孔部7に嵌挿されたテンションバー10と、孔部7内に設けられ、テンションバー10を回転させる回転機構11とを備えている。また、図4及び図5に示すように、本保持装置1は、孔部7と接続するようにスリーブ4周面の軸線方向にわたって切り欠かれて設けられた溝部8を備えており、この溝部8に版5の咥え側端部及び咥え尻側端部(図12参照)が挿入される。
図1に示すようにテンションバー10は孔部7の軸線方向略中央部に配置されており、テンションバー10には版5の咥え尻側端部を係止するための係止爪10a〔例えば、図12(a)参照〕が設けられている。また、回転機構11は、テンションバー10の回転位相位置を、版5の咥え尻側端部を溝部8内に取り付ける取付位置、及び、版5の咥え尻側端部を溝部8内へ引き込んで版5をスリーブ4周面に締め付ける締め位置、及び、版5の咥え尻側端部を溝部8内から解放する脱位置の何れか1つに切り替えるように構成されている。
図1において、回転機構11を具体的に説明すると、テンションバー10の操作側(一端部)には第1支持軸12が配置されている。第1支持軸12の駆動側端部12aは、テンションバー10の操作側端部に形成された係合孔14aに回転摺動可能に挿嵌されている。また、第1支持軸12の外周を巻回するように配置されたねじりばね(第1のねじりばね)16が設けられている。さらに、ねじりばね16の駆動側端部16aは、テンションバー10の操作側端部に形成されたばね係合孔15aに挿嵌され係止されているとともに、ねじりばね16の操作側端部16bは、第1支持軸12の操作側端部12bに形成されたばね係合孔17に挿嵌され係止されている。
また、第1支持軸12の操作側端部12bには第1ハンドル(第1操作部)12cが形成されている。第1ハンドル12cはスリーブ4の孔部7から操作側外部に突出しており、この第1ハンドル12cを、テンションバー10が版5の咥え尻側端部を溝部8に引き込む方向(版締め方向)へ回すことで、ねじりばね16がねじられてテンションバー10を上記の版引き込み方向へ付勢できるようになっている。
つまり、第1支持軸12とテンションバー10とは軸の回転方向に互いに拘束されていないので、第1支持軸12とテンションバー10との間のねじりばね16には、組み付け時に予めねじりを与えておくことはできない。そこで、テンションバー10,ねじりばね16及び第1支持軸12の組み付け後に第1ハンドル12cを回転させることにより、ねじりばね16を版引き込み方向へ付勢する不勢力を与えるようにしている。
このため、図6に示すように、第1ハンドル12cには凹部12dが形成されており、第1ハンドル12cを版引き込み方向に回転させ、この凹部12dにストッパ19を係合させて第1ハンドル12cを所定位置に固定することで、ねじりばね16に所定のねじり力が発生し、テンションバー10に上記の版引き込み方向へ所定量の付勢力を付与しておくことが可能となっている。また、図1に示すように、第1ハンドル12cにはレンチ取付穴20が設けられており、第1ハンドル12cを回して、ねじりばね16をねじる際には、このレンチ取付穴20にレンチを取り付けて回すことができる。なお、第1ハンドル12cの操作は組み付け後の段階で行なえば、あとは、基本的に行なう必要はなく、これにより、ねじりばね16は所定の不勢力を発揮することになる。
一方、テンションバー10の駆動側(他端部)には第2支持軸13が配置されている。第2支持軸13の操作側端部13aは、テンションバー10の駆動側端部に形成された係合孔14bに挿嵌されている。テンションバー10の駆動側端部に形成された係合孔14bは例えば図11(a)に示すように楕円(長円)形に形成されているとともに、第2支持軸13の操作側端部13aも略楕円形に形成されており、係合孔14b内壁と第2支持軸13の操作側端部13aとの間には微小隙間が形成されている。また、図1に示すように、第2支持軸13の外周を巻回すように配置されたねじりばね(第2のねじりばね)21が設けられている。さらに、ねじりばね21の操作側端部21aは、テンションバー10の駆動側端部に形成されたばね係合孔15bに挿嵌され係止されているとともに、版引き込み方向に所定量ねじられたねじりばね21の駆動側端部21bは、第2支持軸13の駆動側端部13bに形成されたばね係合孔22に挿嵌され係止されている。なお、第2支持軸13はテンションバー10との相対回転を所定範囲内に規制されているので、両者をアセンブリ組み立てする際にねじりばね21に予めねじりを加えて付勢力を発揮できる状態に組みつけておくことができる。
また、第2支持軸13の駆動側端部13bには第2ハンドル(第2操作部)13cが形成されている。第2ハンドル13cはスリーブ4の孔部7から駆動側外部に突出しており、この第2ハンドル13cを回すことで、テンションバー10の回転位相位置を調節できるようになっている。さらに、第2ハンドル13cにもレンチ取付穴24が設けられており、版着脱時にテンションバー10を回す際には、このレンチ取付穴24にレンチを取り付けて回す。
また、図1及び図7に示すように、第2支持軸13の駆動側端部13bには、第2支持軸13に垂直にストッパ25が嵌挿されている。ストッパ25は第2支持軸13に固定されており、第2ハンドル13cを図7に示す版締付方向や版脱方向へ回すと、第2支持軸13と一体となって回るようになっている。
さらに、図7,図8及び図9に示すように、ストッパ25よりも操作側にプランジャピン26,27が設けられており、プランジャピン26,27はそれぞれ皿ばね26a,27aによりストッパ25の操作側の面に当接するようになっている。
また、図10(a)〜図10(c)に示すように、ストッパ25の操作側の面には3つの凹部25a,25b,25cが形成されており、これら凹部25a,25b,25cがプランジャピン26,27と適宜係合することで、図10(a)に示す版5の脱位置(版5の咥え尻側端部をテンションバー10の係止爪10aから解放してスリーブ4の溝部8から取り外すときの位置)と、図10(b)に示す版5の取り付け位置(版5の咥え尻側端部をテンションバー10の係止爪10aにより係止する位置)と、図10(c)に示す版5の締め位置(版5の咥え尻側端部をテンションバー10の係止爪10aによりスリーブ4の溝部8内に引き込んで版5をスリーブ4周面に締め付ける位置)との3箇所の位置で第2ハンドル13cを固定できるようになっている。
ここでは、図10(a)に示すようにストッパ25の凹部25bがプランジャピン26に係合したときが版5の脱位置に対応し、また、図10(b)に示すようにストッパ25の凹部25aがプランジャピン26に係合し、且つストッパ25の凹部25cがプランジャピン27に係合したときが版5の取付位置に対応し、さらに、図10(c)に示すようにストッパ25の凹部25bがプランジャピン27に係合したときが版5の締め位置に対応している。なお、規制壁28により、版5の脱位置においてストッパ25が締付方向とは逆方向へそれ以上回転しないように規制されるとともに、規制壁29により、版5の締め位置においてストッパ25が締付方向へそれ以上回転しないように規制される。
また、図11(a)〜図11(d)に示すようにテンションバー10は、ねじりばね16及びねじりばね21により版5の締付方向に付勢されているため、第2支持軸13の操作側端部13aを版5の脱位置,取付位置、及び締め位置に順に移動させていくと、テンションバー10の係合孔14bが第2支持軸13の操作側端部13aに当接した状態で、テンションバー10が第2支持軸13の操作側端部13aの回転に追従して版5の締め付け方向へ回るようになっている。
なお、上述したように第2支持軸13の操作側端部13aとテンションバー10の係合孔14bとの間には隙間が存在しており、第2支持軸13の操作側端部13aを図11(c)に示す版5の取付位置から図11(d)に示す版5の締め位置まで回転させる途中、テンションバー10が版5の咥え尻側端部を締め付けた状態となってテンションバー10がそれ以上回転しなくなっても、第2支持軸13の操作側端部13aは図11(d)に示す版5の締め位置まで回転する。これにより、図12(d)に示すように、確実に版5の咥え尻側端部をスリーブ4の溝部8内に引き込んで版5をスリーブ4周面に締め付けることが可能となっている。
また、第2支持軸13の操作側端部13aが図11(d)に示す版5の締め位置にある時、第2支持軸13の操作側端部13aとテンションバー10の係合孔14bとの間には、テンションバー10がさらに版5の締付方向へ所定量だけ回転できる隙間(余裕代)が形成される。これにより、版締め付け後に版5が伸びて版5の咥え尻側端部にずれが生じても、このずれに応じてテンションバー10が版5の締付方向へ回転して版5の咥え尻側端部をスリーブ4の溝部8内へ引き込むため、版5が緩むことがなく、確実に版5をスリーブ4周面に締め付けることができる。
本発明の一実施形態としての保持装置1は、上述のごとく構成されているので、版5のスリーブ4周面への取り付け、及び取り外しは次のようにして行なわれる。
まず、図12(b)に示すように、版5の咥え側端部をスリーブ4の溝部8に挿入して版5をスリーブ4周面に巻きつけ、版5の咥え尻側端部をスリーブ4の溝部8に挿入する。このとき、図10(b)に示す取付位置にストッパ25がくるように第2ハンドル13cを操作し、テンションバー10の係止爪10aを図12(b)に示す位置に配置しておく。この状態で、図13に示すインボリュート曲線を描くように版5の咥え尻側端部をスリーブ4の溝部8内に挿入し、版5の咥え尻側端部の屈曲した先端がテンションバー10の係止爪10aを乗り越えて係止爪10aに引っ掛かる。このように、版5の咥え尻側端部をスリーブ4の溝部8内に押し込むだけで、図12(c)に示すように版5の咥え尻側端部をテンションバー10の係止爪10aに引っ掛けて固定することができるので、版5の取り付け作業中に版5の咥え尻側端部が外れることなく、版5の取り付け作業が容易となる。なお、版5の咥え側端部はスリーブ4の溝部8の内壁とテンションバー10の周面とにより狭持されて固定されている。
その後、図10(c)に示す締め位置にストッパ25がくるように第2ハンドル13c(図7参照)を締付方向へ回し、テンションバー10の係止爪10aを図12(d)に示す位置に回転させて版5の咥え尻側端部をスリーブ4の溝部8内に引き込む。これにより、版5をスリーブ4周面に容易、且つ確実に締め付けることができる。
また、版5を取り外す際は、図10(a)に示す脱位置にストッパ25がくるように第2ハンドル13c(図7参照)を締付方向とは逆方向(版脱方向)へ回し、テンションバー10の係止爪10aを図12(a)に示す位置に回転させて版5の咥え尻側端部をテンションバー10の係止爪10aから外す。このとき、版5は弾性力によりスリーブ4の溝部8から飛び出してくる。これにより版5をスリーブ4の溝部8から容易に抜き出すことができる。
このように、本保持装置1は、スリーブ4の孔部7内にテンションバー10と一緒に回転機構11も組み込んだ構成となっているので、装置をコンパクトにすることが可能であり、本実施形態のように例えば厚さ約20mmのスリーブ4にでも設けることができる。
また、テンションバー10の軸線方向両端部に設けたねじりばね16,21によりテンションバー10に回転力を与えているので、テンションバー10両端部に均一な付勢力を付与することができ、テンションバー10のねじれを少なくすることができる。
さらに、図12(c)に示すように、版5の咥え尻側端部をスリーブ4の溝部8内に挿入する際、版5の咥え尻側端部を押し込めば版5の咥え尻側端部がテンションバー10の係止爪10aを乗り越えて引っ掛かるため、その後手を離しても版5の咥え尻側端部がテンションバー10の係止爪10aから外れることがない。
また、図10(a)〜図10(c)に示すストッパ25及びプランジャ26,27からなる位置決め機構により、テンションバー10を脱位置,取付位置及び締め位置の3つのポジションに容易に配置することができる。これにより、版の取り付け及び取り外しのための作業を一人で容易に行なうことができる。
また、従来はテンションバーへの板ばねの取り付けが困難であったが、本保持装置1では従来のような板ばねを必要としないので、装置組立も容易である。さらに、従来は板ばねの先端と版の咥え尻側端部とが正確に係合しないと版を引き込むことができないおそれがあったが、本保持装置1ではこのようなおそれもない。
また、スリーブ周面に版を取り付ける手法としては、例えば一般的なフレキソ印刷のように版をスリーブ周面に接着剤で直接貼り付けることが知られているが、このようにして貼り付けると、版を剥がす時に版が損傷するため再利用することができない。しかし、図12(d)に示すように本保持装置1は、版5をテンションバー10の係止爪10aに引っ掛けて保持する方式であるため、版5に損傷を与えることがなく再利用することが可能である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の一実施形態としての保持装置の要部を示す構造図である。 本発明の一実施形態に係る版胴の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る版胴を軸方向に切断した時の版胴の断面図である。 図3のZ−Z断面図である。 図4のA方向矢視図である。 本発明の一実施形態としての保持装置の要部を操作側から見た側面図である。 本発明の一実施形態としての保持装置の要部を駆動側から見た側面図である。 図7のS−S断面図である。 図8のM部詳細図である。 (a)〜(c)は回転機構の動作説明図である。 (a)〜(d)は図1のT−T断面図である。 (a)〜(d)は図1のP−P断面図である。 版着脱時の版の動作を説明するための説明図である。
符号の説明
1 保持装置
2 版胴
3 支持体
4 スリーブ(保持体)
5 版(可撓性の板状部材)
7 孔部
8 溝部(スリット)
10 テンションバー
10a 係止爪
11 回転機構
12 第1支持軸
12a 第1支持軸の駆動側端部
12b 第1支持軸の操作側端部
12c 第1ハンドル
12d 凹部
13 第2支持軸
13a 第2支持軸の操作側端部
13b 第2支持軸の駆動側端部
13c 第2ハンドル
14a テンションバーの操作側端部に形成された係合孔
15a テンションバーの操作側端部に形成されたばね係合孔
14b テンションバーの駆動側端部に形成された係合孔
15b テンションバーの駆動側端部に形成されたばね係合孔
16 ねじりばね
16a ねじりばねの駆動側端部
16b ねじりばねの操作側端部
17 第1支持軸の操作側端部に形成されたばね係合孔
19 ストッパ
20 レンチ取付穴
21 ねじりばね
21a ねじりばねの操作側端部
21b ねじりばねの駆動側端部
22 第2支持軸の駆動側端部に形成されたばね係合孔
24 レンチ取付穴
25 ストッパ
25a,25b,25c 凹部
26,27 プランジャピン
26a,27a 皿ばね
28,29 規制壁

Claims (6)

  1. 保持体の周面に可撓性の板状部材を巻回させて保持するための保持装置であって、
    前記保持体内部の軸方向にわたって形成された孔部と、
    前記孔部と接続するように前記保持体周面の軸方向にわたって切り欠かれて設けられ、前記板状部材の咥え側端部及び咥え尻側端部が挿入される溝部と、
    前記孔部に嵌挿され、前記咥え尻側端部を係止するテンションバーと、
    前記孔部内に設けられ、前記テンションバーを回転させる回転機構とをそなえている
    ことを特徴とする、保持装置。
  2. 前記回転機構が、前記テンションバーの回転位相位置を、前記咥え尻側端部を前記溝部内に取り付ける取付位置、前記咥え尻側端部を前記溝部内へ引き込んで前記板状部材を前記保持体周面に締め付ける締め位置、及び前記咥え尻側端部を前記溝部内から解放する脱位置の何れか1つに切り替え可能に構成されている
    ことを特徴とする、請求項1記載の保持装置。
  3. 前記保持体が、円筒形状のスリーブである
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載の保持装置。
  4. 前記テンションバーが、前記板状部材の前記咥え尻側端部を係止する係止爪をそなえている
    ことを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載の保持装置。
  5. 前記回転機構が、前記テンションバーを前記板状部材の前記咥え尻側端部を前記溝部内へ引き込む方向へ付勢するねじりばねを備えているとともに、前記締め位置では前記テンションバーが前記板状部材を引き込む方向へさらに所定量だけ回転しうるように構成されている
    ことを特徴とする、請求項2〜4の何れか1項に記載の保持装置。
  6. 前記ねじりばねが、前記テンションバーの両端部にそれぞれ設けられている
    ことを特徴とする、請求項5記載の保持装置。
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