JP2005298154A - 長尺物巻取装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明は、ハンドルによって回転自在としたロッドに拡径機能を備えることで各種ドラムの係着が行える長尺物巻取装置を提供することを目的とするものである。
【解決手段】 本発明は、略直角状に折曲形成されるスタンド式のロッド支持本体2と、このロッド支持本体2にハンドル3によって回転自在な状態で嵌挿されるロッド4と、ロッド4に装着される拡径調整部5から構成され、この拡径調整部5の圧接部14を蝶ネジ16を締め付ける、又は緩めることによって圧接部14の拡径および縮径を行ってドラムの着脱を容易に行う構成とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 本発明は、略直角状に折曲形成されるスタンド式のロッド支持本体2と、このロッド支持本体2にハンドル3によって回転自在な状態で嵌挿されるロッド4と、ロッド4に装着される拡径調整部5から構成され、この拡径調整部5の圧接部14を蝶ネジ16を締め付ける、又は緩めることによって圧接部14の拡径および縮径を行ってドラムの着脱を容易に行う構成とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、長尺物巻取装置に関する。詳しくは農業用散水チューブ、ロープ、送水ホース、電器コードなどの長尺物をドラムに巻き取るための長尺物巻取装置に係るものである。
従来より、図9に示すように、例えば農業用散水チューブ101は円筒体102の両側端にフランジ103が装着されるドラム104によって巻き取られており、現場においてスタンド式のリール105のロッド106にドラム104の円筒体102を差し込んでドラム104を回転させながら農業用散水チューブ101を巻回されるドラム104より送り出しながら取り外している。
そこで散水作業が終了し農業用散水チューブ101をドラム104に巻き取る場合には、ロッド106にドラム104を取り付け、円筒体102に農業用散水チューブ101をドラム104のフランジ103を手で直接に回しながら巻き取る構成とされる。
いっぽう、リールとドラムとを一体としたホースリールとして図10に示す発明がある。
このホースリール107は、リール108は支持軸109及び送水管としての円筒管110を介して枠体111により回動自在に支持され、支持軸109にはリール108を回転させるハンドル112が挿入固定され、また、リール108のドラム部113には挿入孔114が設けられ、この挿入孔114からホースを挿入しその端部をドラム部113の内側に突出する円筒管115に継手116を介して着脱自在に接続するように構成されている(例えば、特許文献1参照。)。
このホースリール107は、リール108は支持軸109及び送水管としての円筒管110を介して枠体111により回動自在に支持され、支持軸109にはリール108を回転させるハンドル112が挿入固定され、また、リール108のドラム部113には挿入孔114が設けられ、この挿入孔114からホースを挿入しその端部をドラム部113の内側に突出する円筒管115に継手116を介して着脱自在に接続するように構成されている(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら前記リールに対してドラムを手で直接に回して巻き取るものでは、非常に煩雑な作業となることからドラムから取り外した後は巻き取らずに現場で放置する、または巻き取らずに大まかに束ねて回収しているのが現状であり、搬送時にチューブがもつれたり又は嵩張るなどの問題がある。
また、前記ホースリールでは、ホースがドラムに巻き取られた状態で水道蛇口に接続し、ドラムをハンドルによって回すことによりホースの送り出しや巻取りを行うものであり、ホースがドラムに取付けられた状態でホースの取り出しや巻取りを行うものである。したがって農業用散水チューブ、ロープ、送水ホース、電器コードなどの長尺物が巻き取れたドラムをリールに対して取り付けてドラムより取り外し、再びドラムに巻回してリールより取り外す構成とは異なり、ドラムのみの取替えができない問題がある。
本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであって、ハンドルによって回転自在としたロッドに拡径機能を備えることで各種ドラムの係着が行える長尺物巻取装置を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、本発明に係る長尺物巻取装置は、スタンド式のロッド支持本体にハンドルにより回転自在とされるロッドが嵌挿される巻取装置において、前記ロッドの基部に装着されるドラム支持板と、前記ロッドに嵌挿されるバネの弾性力により常時は縮径状態とされる複数の圧接部と、該ロッド先端に螺着され、該圧接部をバネの付勢力に抗しながら拡径するネジ部とからなる拡径調整部を備える。
ここで、常時はバネの弾性力によって縮径状態とされる圧接部に対してドラムの円筒部を嵌め入れ、ネジ部の締め付けによりバネの付勢力に抗しながら圧接部を押し上げることで円筒部内面を圧接してドラムをロッドに固定する。
また、ドラムをロッドより取り外す場合にはネジ部を緩めることによりバネの弾性力によって圧接部が引き下げられ、円筒部内面に対する圧接が解除される。
また、ドラムをロッドより取り外す場合にはネジ部を緩めることによりバネの弾性力によって圧接部が引き下げられ、円筒部内面に対する圧接が解除される。
以上の構成より成る本発明に係る長尺物巻取装置では、農業用散水チューブ、ロープ、送水ホース、電器コードなどの長尺物が巻着されたドラムの円筒体内にロッドを挿入し、ネジを締め付けることでロッドに装着される拡径部材が拡径してドラムの円筒内側を強く圧接してドラムをロッドに容易に固定することが可能となる。
また、ドラムを取り外す場合にはネジを緩めることで拡径部材が縮径して円筒体内との圧接が解除されて容易にドラムを取り外すことが可能となる。更に拡径部材の拡径の調整が自在に行えることで種々内径の異なるドラムに対して対応することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参酌しながら説明し、本発明の理解に供する。
図1に、本発明を適用した長尺物巻取装置の一例を説明するための正面図、図2は、図1における側面図を示す。
図1に、本発明を適用した長尺物巻取装置の一例を説明するための正面図、図2は、図1における側面図を示す。
ここで示す長尺物巻取装置1は、略直角状に折曲形成されるスタンド式のロッド支持本体2と、このロッド支持本体2にハンドル3によって回転自在な状態で嵌挿されるロッド4と、ロッド4に装着される拡径調整部5から構成されるものである。
そこで図3に示すように拡径調整部5は、ロッド4はロッド支持本体2に開設される軸受穴6内にベアリング(図示せず。)などを介して挿通され、その基端に取り付けられるハンドル3によって回転自在な機構とし、更にロッド4の基端側にはドラムの側板を受け止めるためのドラム支持板7が固着され、このドラム支持板7面にはロッド4を中心として90度ごとにドラムの円筒径内とした位置に突起部8が設けられるものである。
そしてロッド4にスペーサー9およびスプリング10が嵌挿され、更にドラム支持板7面に設けられる突起部8に対峙した位置に突起部8Aが設けられる可動板11が開口端に固着された可動筒体12がロッド4に嵌挿される。
ここでドラム支持板7および可動板11に設けられる突起部8、8Aに、その基端がそれぞれ連結枢支される連結板13の先端に圧接部14が連結枢支されるものである。更にロッド4先端側外周面にはネジ部15が形成され、このネジ部15に蝶ネジ16が螺着される。
従って常時はスプリング10の付勢力によって縮径状態とされる圧接部14は、蝶ネジ16の締め付けによりスプリング10の付勢力に抗しながら可動板11がドラム支持板7方向へ移動して連結板13が起伏することにより圧接部14を押し上げ、ドラムの円筒内面を圧接固定することになる。
また、蝶ネジ16を緩めることによりスプリング10の付勢力によって可動板11がドラム支持板7とは逆方向へ移動して連結板13が傾倒することにより圧接部14が引き下げられ、ドラムの円筒内面の圧接を解除することになる。
次に図4に本発明を適用した長尺物巻取装置の他の例を説明するための正面図である。ドラムの幅が通常の2倍以上の場合には、通常の2倍以上長さに変更したロッド4に対して2個の拡径調整部5は調整用スペーサー19を介して並列状に嵌挿され、ロッド4先端に蝶ネジ16を螺着することにより、蝶ネジ16の締め付けによりドラム支持板7側の拡径調整部5の圧接部が押し上げられてドラムの円筒内面を圧接固定し、次に蝶ネジ16側の拡径調整部5の圧接部14が押し上げられてドラムの円筒内面を圧接固定する。
なお、拡径調整部の圧接部は必ずしも90度ごとに4個設ける必要性は無く、例えば180度ごとに2個、あるいは120度毎に3個、更には4個以上などドラムの円筒内面を圧接固定することができるものであればいかなる個数であっても構わない。
また、拡径調整部の拡径機構は必ずしも前述した機構である必要性は無く、圧接部が常時はスプリングの付勢力によって縮径した状態であり、スプリングの付勢力に抗しながら適宜手段によって拡径することでドラムの円筒内面を圧接固定するものであればいかなる機構のものであっても構わない。
以上の構成よりなる本発明では図5に示すように、スプリング10の付勢力によって可動板11が図中A矢印方向へ押されることにより拡径調整部5の連結板13が水平方向へ伸びた状態となり、圧接部14が縮径した状態となっている。従って圧接部14の外径長さはドラム17の円筒部18内径長さより小径であるために、ロッド4に装着される拡径調整部5にドラム17の円筒部18を嵌挿することが可能となる。
ここで、図6に示すように蝶ネジ16を締め付けて可動板11を図中B矢印方向へスプリング10の付勢力に抗しながら移動させることで連結板13が互いに接近して圧接部14を押し上げることになり、その結果圧接部14が拡径することになり、ドラム17の円筒部18内面を圧接固定することになる。
このようにしてロッド4に固定されたドラム17は、ハンドル3によって回転自在な状態となり、ドラム17に巻着された農業用散水チューブ、ロープ、送水ホース、電器コードなどの長尺物(図示せず。)の繰り出しや巻取りが容易に行えることになる。
また、ドラム17の取り外しの場合には締め付けられた蝶ネジ16を緩めることにより圧縮されたスプリング10の付勢力によって可動板11が図中A矢印方向へ押されて拡径調整部5の連結板13が水平方向へ伸びた状態となり、その結果圧接部14が縮径しドラム17の円筒部18内面との圧接が解除されてロッド4からの取り外しが容易に行えることになる。
また、図7に示すように幅の広いドラム17に対しては2個の拡径調整部5がロッド4に並列状に嵌挿されたものを使用することでドラムの取り付けを行うものであり、この場合には縮径した状態でロッド4に対してドラム17の円筒部18を嵌挿する。
そして蝶ネジ16を締め付けることにより、蝶ネジ側の拡径調整部5および調整用スペーサー15が図中C矢印方向へ移動し、ドラム支持板7側の拡径調整部5の可動板11が図中C矢印方向へスプリング10の付勢力に抗しながら押された状態となり、その結果圧接部14は押し上げられてドラム17の円筒部18内面を圧接固定することになる。
次に図8に示すように、ドラム支持板7側の拡径調整部5の可動板11が停止した状態から、更に蝶ネジ16を締め付けることにより蝶ネジ側の拡径調整部5の図中C矢印方向への移動が停止し、可動板11がスプリング10の付勢力に抗しながら押された状態となり、その結果圧接部14は押し上げられてドラム17の円筒部18内面を圧接固定することになり、2個の拡径調整部5によってドラム17の円筒部18内面を圧接固定することが可能となる。
このようにして巻き幅の異なるドラムに対しては、ロッドを継ぎ足し、複数個の拡径調整部5を装着することにより対応することが可能となる。
1 長尺物巻取装置
2 ロッド支持本体
3 ハンドル
4 ロッド
5 拡径調整部
6 軸受穴
7 ドラム支持板
8 突起部
9 スペーサー
10 スプリング
11 可動板
12 可動筒体
13 連結板
14 圧接部
15 ネジ部
16 蝶ネジ
17 ドラム
18 円筒部
19 調整用スペーサー
2 ロッド支持本体
3 ハンドル
4 ロッド
5 拡径調整部
6 軸受穴
7 ドラム支持板
8 突起部
9 スペーサー
10 スプリング
11 可動板
12 可動筒体
13 連結板
14 圧接部
15 ネジ部
16 蝶ネジ
17 ドラム
18 円筒部
19 調整用スペーサー
Claims (2)
- スタンド式のロッド支持本体にハンドルにより回転自在とされるロッドが嵌挿される巻取装置において、
前記ロッドの基部に装着されるドラム支持板と、
前記ロッドに嵌挿されるバネの弾性力により常時は縮径状態とされる複数の圧接部と、
該ロッド先端に螺着され、該圧接部をバネの付勢力に抗しながら拡径するネジ部とからなる拡径調整部を備える
ことを特徴とする長尺物巻取装置。 - 前記ロッド長さに応じて複数の拡径調整部を設ける
ことを特徴とする請求項1記載の長尺物巻取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004117871A JP2005298154A (ja) | 2004-04-13 | 2004-04-13 | 長尺物巻取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004117871A JP2005298154A (ja) | 2004-04-13 | 2004-04-13 | 長尺物巻取装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005298154A true JP2005298154A (ja) | 2005-10-27 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004117871A Pending JP2005298154A (ja) | 2004-04-13 | 2004-04-13 | 長尺物巻取装置 |
Country Status (1)
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2004
- 2004-04-13 JP JP2004117871A patent/JP2005298154A/ja active Pending
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