JP2004043137A - 巻取装置 - Google Patents
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Abstract
【目的】一つの巻芯を用いて様々な幅の帯状部材を強固にロール巻にすることのできる巻取装置を提供する。
【構成】リール3と、このリールを回転可能に保持するフレーム1とを備えた巻取装置である。リール3は、回転軸4の両側に相対向して間隔調整可能に設けられる一対の側枠5A,5Bを有し、その一方5Bが回転軸4に対して着脱自在とされる。回転軸4の周囲には両側枠5A,5Bの間でテーパ状の巻芯10が設けられる。巻芯10は回転軸4方向に伸縮する円錐コイルバネで成る。これによれば、帯状部材Wの幅によって両側枠5A,5Bの間隔を調整しながら、巻芯10を伸縮せしめてその長さを帯状部材Wの幅に合わせることができる。そして、様々な幅の帯状部材Wを巻芯10の外周に体裁良く奇麗なロール状に巻き取り、その後で帯状部材Wをロール状に保ったまま、その中心から巻芯10を容易に抜き取ることができる。
【選択図】 図1
【構成】リール3と、このリールを回転可能に保持するフレーム1とを備えた巻取装置である。リール3は、回転軸4の両側に相対向して間隔調整可能に設けられる一対の側枠5A,5Bを有し、その一方5Bが回転軸4に対して着脱自在とされる。回転軸4の周囲には両側枠5A,5Bの間でテーパ状の巻芯10が設けられる。巻芯10は回転軸4方向に伸縮する円錐コイルバネで成る。これによれば、帯状部材Wの幅によって両側枠5A,5Bの間隔を調整しながら、巻芯10を伸縮せしめてその長さを帯状部材Wの幅に合わせることができる。そして、様々な幅の帯状部材Wを巻芯10の外周に体裁良く奇麗なロール状に巻き取り、その後で帯状部材Wをロール状に保ったまま、その中心から巻芯10を容易に抜き取ることができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は偏平なホースなどを巻き取るのに用いられる巻取装置に係わり、特にホースその他の帯状部材をロール状に巻いたり、ロール状に巻き取った帯状部材を伸展するのに用いて好適な巻取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、灌水用のホースや消防用のホースなどをロール状に巻き取る装置として、図10〜図12に示すような種々のホースリールが知られる。図10〜図12において、Fは金属パイプを結合するなどして成るフレーム、Rはそのフレームに設けられる回転軸、Hは回転軸に取り付けられる回転操作用のハンドルであり、回転軸Rには円形の側枠Cが固定され、その側枠Cには回転軸Rに平行してピンPが取り付けられる。これによれば、帯状と成した偏平なホースTの一端を回転軸RとピンPとの間に挟み込み、その状態でハンドルHを回転操作することにより、長尺なホースTを回転軸Rの回りロール状に巻き取ることができ、しかも巻き取ったホースTを回転軸Rから引き取って保管することができる。
【0003】
ところが、図10に示すようなホースリールでは、使用に際してホースTの軌道が左右に振れるため、これを体裁良く奇麗なロール状に巻き取ることは甚だ困難である。
【0004】
これに対し、図11のホースリールでは、フレームFにホースを通すガイドローラGが設けられるほか、回転軸Rの先端部に側枠Cと対向する別の側枠C′が設けられる。これによれば、ホースTを巻き取った後、側枠C′を回転軸Rから離脱し、その状態でロール状のホースTを回転軸Rから引き取ることができ、特にガイドローラGと一対の側枠C,C′の働きによってホースTを奇麗なロール状に体裁良く巻き取ることができる。
【0005】
然し、この種のホースリールも図10に示した装置と同じく、ホースTを強固に巻き取った場合に該ホースを回転軸Rから外せなくなり、これを無理矢理に引き取ろうとすると該ホースが筍状に伸びて解れてしまうという難点があった。又、ホースTを緩く巻き取った場合には、これをロール状に保つことが難しく、しかもその直径が大きくなるために保管に際して場所を取るなどの難点があった。
【0006】
そこで、図12に示すホースリールでは上記のような構成に加え、回転軸Rの周囲にピンPを円形状に配列し、その各ピンPの外側にホースTの一端部を差し込み得るスリット付きの円筒形の硬質巻芯Dを装着するようにしている。そして、この種のホースリールによれば、ハンドルHの回転操作により巻芯Dの外周にホースTをロール状に巻き取った後、側枠C′を回転軸Rから取り外し、而してホースTを硬質巻芯Dに巻き付けた状態のまま回転軸R上から容易に引き取ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
然し乍ら、上記のような円形の硬質巻芯を利用するホースリールによれば、両側枠の間隔が巻芯の長さに制限されるので、帯状部材の幅によって其の都度巻芯を対応する長さのものに付け替える必要があり、しかも円形硬質巻芯の外周にホースが巻き付けられた状態のままなので、巻き取るべきホースの本数に応じて多数の巻芯を準備しなければならない。尚、この従来装置では巻芯をロールから離脱させることはできず、無理矢理に離脱しようとすると他の従来装置と同じくホースのロールが筍状に伸びて解れることになる。
【0008】
本発明は以上のような事情に鑑みて成されたものであり、その目的は一つの巻芯を用いて様々な幅の帯状部材を強固に体裁良くロール巻できるようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するため、帯状部材を巻き取るためのリールと、このリールを回転可能に保持するフレームとを備えて成る巻取装置において、前記リールは回転軸の両側に相対向して間隔調整可能に設けられる左右一対の側枠を有し、その両側枠の少なくとも一方が前記回転軸に対して着脱自在とされると共に、前記回転軸の周囲には両側枠の間でテーパ状の巻芯が設けられることを特徴とする巻取装置を提供する。
【0010】
又、本発明は上記のような巻取装置において、テーパ状を成す巻芯が、両側枠の間隔に合わせて回転軸方向に伸縮する弾性部材から成るか、若しくは帯状部材の一端を係止するべく回転軸の周囲に設けられる複数の固定ピンにて形成されることを特徴とし、更にリールの回転を一方向にのみ許容する逆転防止手段を備えたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の適用例を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る巻取装置の好適な態様を示した斜視分解図、図2は同巻取装置の正面概略図であり、図3には図2におけるX−X線断面を示す。これらの図において、1はアルミ製のパイプを溶接するなどして構成されるフレームであり、その上部には丸パイプをU字形に湾曲せしめて成る持ち運び用の把手2が設けられる。
【0012】
3はフレームにより回転可能に保持されるリールであり、このリール3は一端がフレーム1に接続して水平状に保持される回転軸4と、この回転軸上にあってその両側に相対向して設けられる左右一対の側枠5A,5Bとで構成される。このうち、回転軸4は一端を自由端として他の一端がフレーム1の上部に取り付けた軸受ユニット6にて回転自在に支持され、その自由端側の外周部には所定の長さに亙って平滑面4Aが形成される。
【0013】
一方、左右一対の側枠5A,5Bは、回転軸4を通すハブ7、このハブを中心にして放射状に広がるアーム8、及びそのアームを介してハブに結合される円環状のリム9とで構成される。そして、その両側枠5A,5Bはテーパ状の巻芯10を挟んで回転軸4上に相対向して設けられる。このうち、回転軸4の固定端側に設けられる側枠5Aには、帯状部材Wの一端を係止すべき固定ピン11が取り付けられる。その固定ピン11は、図4に示すよう巻芯10の外側で回転軸4に隣接されるが、これは回転軸4に対して平行に設けられるのでなく、巻芯10に沿って傾斜状に立てられ、その先端が固定端よりも回転軸4に近接するようにしてある。
【0014】
又、巻芯10は、回転軸4方向に伸縮する弾性部材(本例において円錐コイルバネ)で成り、これは小径側を可動側(回転軸4の自由端側)の側枠5Bに向けて両側枠5A,5Bの間で回転軸4の外周部に設けられ、その両端が自己の弾性によって両側枠5A,5Bの内面に密着するようになっている。尚、巻芯10はその弾性により両側枠5A,5Bに固定されるが、巻芯10の一端を側枠5Aに固定してその空転を防止するようにしても良い。又、巻芯10の向きに制限はなく、その小径側を側枠5Aに向けても良い。
【0015】
ここに、一方の側枠5Aは回転軸4の固定端側で該回転軸の外周定位置に固着されると共に、他方の側枠5Bは同回転軸4の自由端側でその軸方向に摺動可能とされる。尚、両側枠5A,5Bを近接させたときにはその間隔に合わせて巻芯10が縮小し、両側枠5A,5Bを離間したときにはその間隔を埋めるべく巻芯10が伸長する。よって、側枠5Bを回転軸4方向へ移動させることにより、巻芯10の圧縮長さを最小限界幅として両側枠5A,5Bの間隔を調整することができる(実際には両側枠5A,5Bの間隔は固定ピン11の長さが最小限界である)。
【0016】
12は可動側の側枠5Bを回転軸4上に固定するロック手段としての固定ネジであり、この固定ネジ12は回転軸4に直交するようにして側枠5Bのハブ7に取り付けられ、その先端を平滑面4Aの位置で回転軸4に圧着させ得るようにしてある。そして、固定ネジ12を緩めたときには側枠5Bが回転軸4方向へ摺動し、必要に応じて該側枠5Bを回転軸4から離脱させ得るようになっている。又、固定ネジ12を締め付けたときには回転軸4に側枠5Bを固定し、その状態でリール3を回転させつつ両側枠5A,5Bの相互間で巻芯10に巻取対象としての帯状部材W(偏平と成したサニーホースや消防ホースといったホース類)を巻き取り得るようにしてある。
【0017】
尚、巻芯10の一端を側枠5Aに固定した場合には、両側枠5A,5Bの間隔を巻芯10の長さより大きく設定して巻芯10の空転を防止しながらその回りに帯状部材Wを巻き付けることができる。13はリール3を回転させるためのハンドルであり、このハンドル13は回転軸4から離間する位置で側枠5Bのアーム8に直角に取り付けられる。因に、側枠5Bにハンドル13を設けず、クランク状のハンドルを回転軸4の一端に直結したり、又は側枠5A,5Bのリム9をハンドルとして利用するなどしても良い。
【0018】
又、14はリールの回転方向を一方向にのみ許容する逆転防止手段であり、これは文字通りリール3の逆転を防止し、帯状部材Wの巻取中の弛みやその巻方向を揃える働きをする。図5から明らかなように、本例ではその逆転防止手段14として、ラチェットホイール15及び該ラチェットホイールに係合する爪16が用いられる。ラチェットホイール15はリール3と軸受ユニット6との間で回転軸4に固定され、爪16はフレーム1に固定したブラケット17に揺動自在に取り付けられてその先端がラチェットホイール15の外周部に掛けられるようになっている。
【0019】
尚、爪16を図5の矢印方向に旋回させたときには、リール3の回転方向の規制を解除してこれを左右何れの方向にも回転させることができる。又、図1及び図2において、18はリールに巻き取るべき帯状部材を通す中継用のガイドローラであり、このガイドローラ18は両側枠5A,5Bに隣接する状態でフレーム1の側面部分に二つ並列にして回転自在に設けられる。
【0020】
ここで、以上のように構成される巻取装置の作用を説明する。先ず、帯状部材Wを巻き取るには、側枠5Bのハブ7を回転軸4の外周に嵌め、次いでその側枠5Bを回転軸4方向に摺動させながら両側枠5A,5Bの間隔を帯状部材Wの幅に合わせ、而して固定ネジ12を締め付けて側枠5Bを回転軸4に固定する。その後、帯状部材Wをガイドローラ18の間に通して該帯状部材の一端を固定ピン11に係止し、その状態でハンドル13の操作を行ってリール3を所定方向に回転させる。すると、帯状部材Wは図2に示されるようガイドローラ18を通じてリール3側に繰り込まれ、両側枠5A,5Bの間で巻芯10の回りに順次ロール状に巻き取られる。
【0021】
斯くて、帯状部材Wを巻終えたら、固定ネジ12を緩めて側枠5Bを手前に引き、これを回転軸4から離脱する。側枠5Bを回転軸4から離脱させると、これによって圧縮されていた巻芯10が伸長状態に復元し、その復原力により帯状部材Wのロールが回転軸4の先端側へ押し出される。そして、このとき巻芯10がテーパ状であること、並びに固定ピン11が巻芯10に沿って傾斜状に取り付けられていることから、帯状部材Wだけをロール状のまま回転軸4から容易に離脱せしめることができる。
【0022】
一方、ロール状に巻かれた帯状部材Wを伸展する場合には、回転軸4から巻芯10を外して帯状部材Wのロールと側枠5Bとを回転軸4に装着すると共に、ラチェットホイール15から爪16を外してリール3の逆転を許容する。そして、その状態で帯状部材Wの一端を引っ張れば、リール3が回転しつつ帯状部材Wの繰り出しが行われる。
【0023】
このように、係る巻取装置によれば、ホースなどの帯状部材Wをロール状に巻き取って、そのロールだけを回転軸4から取り外して保管できるほか、帯状部材Wのロールを使用に際して容易に伸展させることもできる。
【0024】
以上、本発明の好適な一例を説明したが、係る巻取装置は上記例に限らず、図6のような構成でも良い。ここに、図6ではリール3の回転軸4をスリーブ状とし、その回転軸4がフレーム1に固定した水平な支軸19の外周面に回転自在にして嵌合するよう構成される。尚、本例においても回転軸4上にテーパ状の巻芯10を挟んで一対の側枠5A,5Bが間隔調整可能に設けられ、その一方5Bが回転軸4から離脱可能とされている。
【0025】
又、上記各例では一方の側枠5Bだけを回転軸4から離脱させ得るようにしたが、回転軸4に対して両側枠5A,5Bを着脱自在としても良い。更に、上記例では巻芯10として素線の断面形状が円形の円錐コイルバネを用いたが、これに代えて素線の断面形状が方形な竹の子バネを用いるほか、これにゴムバネ若しくは非変形の硬質材を用いるなどしても良い。
【0026】
図7は、巻芯にプラスチックなどから成る中空テーパ状の硬質材を用いた例である。ここで、この巻芯20は回転軸4にネジ留めされるか、又は回転軸4に一体に形成され、可動側の側枠5Bには巻芯20の外周上で側枠5Aとの間隔を調整可能にすべく、そのハブ7に巻芯20を導入するための差込口21が形成される。そして、図7のような巻取装置でも帯状部材の幅に合わせて両側枠5A,5Bの間隔を調整しながら、ロール状に巻かれた帯状部材の中心から回転軸4及び巻芯20を容易に抜き取ることができる。
【0027】
又、図8は帯状部材の一端を係止するための固定ピン11によりテーパ状の巻芯30を形成した例である。本例において、各固定ピン11は回転軸4の周囲で固定側の側枠5Aに取り付けられ、その各先端が固定端よりも回転軸4に近接するよう全体として可動側の側枠5Bに向かって直径が漸次小さくなるテーパ状に配列される。又、可動側の側枠5Bのアーム8には各固定ピン11を通す長孔22が穿設され、その長孔22に固定ピン11を通すことにより回転軸4の全長に亙って両側枠5A,5Bの間隔が調整可能とされる。尚、アームに長孔22を形成せず、各固定ピン11がアーム8の間を通して側枠5Bを貫通するようにしてもよい。又、本例では4つの固定ピン11によりテーパ状の巻芯30を形成したが、固定ピン11による巻芯30の形成には少なくとも2つの固定ピン11があれば足りる。因に、2つの固定ピン11で巻芯30を形成する場合には、その双方が回転軸4を挟んで向かい合うように設けられる。そして、本例においても固定ピン11の何れか一つに帯状部材の一端を係止して、これを巻芯30の回りに巻き取った後、そのロールを巻芯30から容易に離脱せしめることができる。
【0028】
一方、図8の変形例として、図9のように両側枠5A,5Bの間で回転軸4の周囲に2つの巻芯30,30を形成してもよい。尚、それら巻芯30,30も図8に示した例と同じく複数の固定ピン11にて形成され、それら固定ピン11は回転軸4の周囲で夫れ夫れ両側枠5A,5Bに固定される。特に、それら固定ピン11にて形成される両巻芯30,30は、互いに固定端側の径が同じに設定されると共に、その先端側の径が他方に向かって漸次小さくなるよう設定される。そして、本例によれば、側枠5Bを回転軸4に装着するに際し、巻芯30,30同士の固定ピン11が互いに干渉せぬよう固定ピン11の取付位置を回転軸4回りにずらし、その状態で両側枠5A,5Bの間隔調整を行うことができる。しかも、帯状部材の幅に合わせて両側枠5A,5Bの間隔を広くし、これによって巻芯30,30の相互間に隙間が生じても、双方の巻芯30,30を跨いでそれらの外周に帯状部材を同心状に巻き取ることができる。
【0029】
最後に、係る巻取装置はホースリールとしての用途だけでなく、帯状部材として帯布や紙テープなどの巻き取り/繰り出しに利用できること勿論である。
【0030】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明によればテーパ状を成す巻芯の外周に帯状部材を巻き付けるようにしていることから、帯状部材を強固に巻き取っても、帯状部材をロール状に保ったまま、その中心から巻芯を容易に抜き取ることができる。このため、多数の帯状部材をロール巻にする場合でも一つの巻芯を繰り返して使用でき、これを多数取り揃えることによる経費負担や管理負担を大幅に軽減できる。
【0031】
特に、巻芯が回転軸方向に伸縮する円錐コイルバネその他の弾性部材から成るため、帯状部材の幅に対応して巻芯の長さや両側枠の間隔を変え、その状態で巻芯の外周に帯状部材を体裁良く奇麗なロール状に巻き付けることができる。
【0032】
又、テーパ状の巻芯が複数の固定ピンにより形成されることから、帯状部材を強固に巻き取った場合でも、その巻付力による巻芯の変形がなく、帯状部材のロールの離脱を容易に行い得る。
【0033】
更に、リールの回転を一方向にのみ許容する逆転防止手段を備えていることから、帯状部材の巻方向を揃えることができ、しかもこれを弛み無く強固に巻き取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る巻取装置を示した斜視分解図
【図2】同巻取装置の正面概略図
【図3】図2におけるX−X線断面図
【図4】本発明に係る巻取装置の部分拡大図
【図5】逆転防止手段の構成例を示した説明図
【図6】本発明に係る巻取装置の他の実施形態を示した側面概略図
【図7】本発明に係る巻取装置の他の実施形態を示した部分拡大断面図
【図8】本発明に係る巻取装置の他の実施形態を示した斜視図
【図9】(A)は本発明に係る巻取装置の他の実施形態を示した側面概略図、(B)は同巻取装置を部分的に破断して示した平面概略図
【図10】従来装置の側面概略図
【図11】他の従来装置を示す側面概略図
【図12】他の従来装置を示す側面概略図
【符号の説明】
1 フレーム
3 リール
4 回転軸
5A,5B 側枠
10,20,30 巻芯
11 固定ピン
12 固定ネジ
13 ハンドル
14 逆転防止手段
18 ガイドローラ
【発明の属する技術分野】
本発明は偏平なホースなどを巻き取るのに用いられる巻取装置に係わり、特にホースその他の帯状部材をロール状に巻いたり、ロール状に巻き取った帯状部材を伸展するのに用いて好適な巻取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、灌水用のホースや消防用のホースなどをロール状に巻き取る装置として、図10〜図12に示すような種々のホースリールが知られる。図10〜図12において、Fは金属パイプを結合するなどして成るフレーム、Rはそのフレームに設けられる回転軸、Hは回転軸に取り付けられる回転操作用のハンドルであり、回転軸Rには円形の側枠Cが固定され、その側枠Cには回転軸Rに平行してピンPが取り付けられる。これによれば、帯状と成した偏平なホースTの一端を回転軸RとピンPとの間に挟み込み、その状態でハンドルHを回転操作することにより、長尺なホースTを回転軸Rの回りロール状に巻き取ることができ、しかも巻き取ったホースTを回転軸Rから引き取って保管することができる。
【0003】
ところが、図10に示すようなホースリールでは、使用に際してホースTの軌道が左右に振れるため、これを体裁良く奇麗なロール状に巻き取ることは甚だ困難である。
【0004】
これに対し、図11のホースリールでは、フレームFにホースを通すガイドローラGが設けられるほか、回転軸Rの先端部に側枠Cと対向する別の側枠C′が設けられる。これによれば、ホースTを巻き取った後、側枠C′を回転軸Rから離脱し、その状態でロール状のホースTを回転軸Rから引き取ることができ、特にガイドローラGと一対の側枠C,C′の働きによってホースTを奇麗なロール状に体裁良く巻き取ることができる。
【0005】
然し、この種のホースリールも図10に示した装置と同じく、ホースTを強固に巻き取った場合に該ホースを回転軸Rから外せなくなり、これを無理矢理に引き取ろうとすると該ホースが筍状に伸びて解れてしまうという難点があった。又、ホースTを緩く巻き取った場合には、これをロール状に保つことが難しく、しかもその直径が大きくなるために保管に際して場所を取るなどの難点があった。
【0006】
そこで、図12に示すホースリールでは上記のような構成に加え、回転軸Rの周囲にピンPを円形状に配列し、その各ピンPの外側にホースTの一端部を差し込み得るスリット付きの円筒形の硬質巻芯Dを装着するようにしている。そして、この種のホースリールによれば、ハンドルHの回転操作により巻芯Dの外周にホースTをロール状に巻き取った後、側枠C′を回転軸Rから取り外し、而してホースTを硬質巻芯Dに巻き付けた状態のまま回転軸R上から容易に引き取ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
然し乍ら、上記のような円形の硬質巻芯を利用するホースリールによれば、両側枠の間隔が巻芯の長さに制限されるので、帯状部材の幅によって其の都度巻芯を対応する長さのものに付け替える必要があり、しかも円形硬質巻芯の外周にホースが巻き付けられた状態のままなので、巻き取るべきホースの本数に応じて多数の巻芯を準備しなければならない。尚、この従来装置では巻芯をロールから離脱させることはできず、無理矢理に離脱しようとすると他の従来装置と同じくホースのロールが筍状に伸びて解れることになる。
【0008】
本発明は以上のような事情に鑑みて成されたものであり、その目的は一つの巻芯を用いて様々な幅の帯状部材を強固に体裁良くロール巻できるようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するため、帯状部材を巻き取るためのリールと、このリールを回転可能に保持するフレームとを備えて成る巻取装置において、前記リールは回転軸の両側に相対向して間隔調整可能に設けられる左右一対の側枠を有し、その両側枠の少なくとも一方が前記回転軸に対して着脱自在とされると共に、前記回転軸の周囲には両側枠の間でテーパ状の巻芯が設けられることを特徴とする巻取装置を提供する。
【0010】
又、本発明は上記のような巻取装置において、テーパ状を成す巻芯が、両側枠の間隔に合わせて回転軸方向に伸縮する弾性部材から成るか、若しくは帯状部材の一端を係止するべく回転軸の周囲に設けられる複数の固定ピンにて形成されることを特徴とし、更にリールの回転を一方向にのみ許容する逆転防止手段を備えたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の適用例を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る巻取装置の好適な態様を示した斜視分解図、図2は同巻取装置の正面概略図であり、図3には図2におけるX−X線断面を示す。これらの図において、1はアルミ製のパイプを溶接するなどして構成されるフレームであり、その上部には丸パイプをU字形に湾曲せしめて成る持ち運び用の把手2が設けられる。
【0012】
3はフレームにより回転可能に保持されるリールであり、このリール3は一端がフレーム1に接続して水平状に保持される回転軸4と、この回転軸上にあってその両側に相対向して設けられる左右一対の側枠5A,5Bとで構成される。このうち、回転軸4は一端を自由端として他の一端がフレーム1の上部に取り付けた軸受ユニット6にて回転自在に支持され、その自由端側の外周部には所定の長さに亙って平滑面4Aが形成される。
【0013】
一方、左右一対の側枠5A,5Bは、回転軸4を通すハブ7、このハブを中心にして放射状に広がるアーム8、及びそのアームを介してハブに結合される円環状のリム9とで構成される。そして、その両側枠5A,5Bはテーパ状の巻芯10を挟んで回転軸4上に相対向して設けられる。このうち、回転軸4の固定端側に設けられる側枠5Aには、帯状部材Wの一端を係止すべき固定ピン11が取り付けられる。その固定ピン11は、図4に示すよう巻芯10の外側で回転軸4に隣接されるが、これは回転軸4に対して平行に設けられるのでなく、巻芯10に沿って傾斜状に立てられ、その先端が固定端よりも回転軸4に近接するようにしてある。
【0014】
又、巻芯10は、回転軸4方向に伸縮する弾性部材(本例において円錐コイルバネ)で成り、これは小径側を可動側(回転軸4の自由端側)の側枠5Bに向けて両側枠5A,5Bの間で回転軸4の外周部に設けられ、その両端が自己の弾性によって両側枠5A,5Bの内面に密着するようになっている。尚、巻芯10はその弾性により両側枠5A,5Bに固定されるが、巻芯10の一端を側枠5Aに固定してその空転を防止するようにしても良い。又、巻芯10の向きに制限はなく、その小径側を側枠5Aに向けても良い。
【0015】
ここに、一方の側枠5Aは回転軸4の固定端側で該回転軸の外周定位置に固着されると共に、他方の側枠5Bは同回転軸4の自由端側でその軸方向に摺動可能とされる。尚、両側枠5A,5Bを近接させたときにはその間隔に合わせて巻芯10が縮小し、両側枠5A,5Bを離間したときにはその間隔を埋めるべく巻芯10が伸長する。よって、側枠5Bを回転軸4方向へ移動させることにより、巻芯10の圧縮長さを最小限界幅として両側枠5A,5Bの間隔を調整することができる(実際には両側枠5A,5Bの間隔は固定ピン11の長さが最小限界である)。
【0016】
12は可動側の側枠5Bを回転軸4上に固定するロック手段としての固定ネジであり、この固定ネジ12は回転軸4に直交するようにして側枠5Bのハブ7に取り付けられ、その先端を平滑面4Aの位置で回転軸4に圧着させ得るようにしてある。そして、固定ネジ12を緩めたときには側枠5Bが回転軸4方向へ摺動し、必要に応じて該側枠5Bを回転軸4から離脱させ得るようになっている。又、固定ネジ12を締め付けたときには回転軸4に側枠5Bを固定し、その状態でリール3を回転させつつ両側枠5A,5Bの相互間で巻芯10に巻取対象としての帯状部材W(偏平と成したサニーホースや消防ホースといったホース類)を巻き取り得るようにしてある。
【0017】
尚、巻芯10の一端を側枠5Aに固定した場合には、両側枠5A,5Bの間隔を巻芯10の長さより大きく設定して巻芯10の空転を防止しながらその回りに帯状部材Wを巻き付けることができる。13はリール3を回転させるためのハンドルであり、このハンドル13は回転軸4から離間する位置で側枠5Bのアーム8に直角に取り付けられる。因に、側枠5Bにハンドル13を設けず、クランク状のハンドルを回転軸4の一端に直結したり、又は側枠5A,5Bのリム9をハンドルとして利用するなどしても良い。
【0018】
又、14はリールの回転方向を一方向にのみ許容する逆転防止手段であり、これは文字通りリール3の逆転を防止し、帯状部材Wの巻取中の弛みやその巻方向を揃える働きをする。図5から明らかなように、本例ではその逆転防止手段14として、ラチェットホイール15及び該ラチェットホイールに係合する爪16が用いられる。ラチェットホイール15はリール3と軸受ユニット6との間で回転軸4に固定され、爪16はフレーム1に固定したブラケット17に揺動自在に取り付けられてその先端がラチェットホイール15の外周部に掛けられるようになっている。
【0019】
尚、爪16を図5の矢印方向に旋回させたときには、リール3の回転方向の規制を解除してこれを左右何れの方向にも回転させることができる。又、図1及び図2において、18はリールに巻き取るべき帯状部材を通す中継用のガイドローラであり、このガイドローラ18は両側枠5A,5Bに隣接する状態でフレーム1の側面部分に二つ並列にして回転自在に設けられる。
【0020】
ここで、以上のように構成される巻取装置の作用を説明する。先ず、帯状部材Wを巻き取るには、側枠5Bのハブ7を回転軸4の外周に嵌め、次いでその側枠5Bを回転軸4方向に摺動させながら両側枠5A,5Bの間隔を帯状部材Wの幅に合わせ、而して固定ネジ12を締め付けて側枠5Bを回転軸4に固定する。その後、帯状部材Wをガイドローラ18の間に通して該帯状部材の一端を固定ピン11に係止し、その状態でハンドル13の操作を行ってリール3を所定方向に回転させる。すると、帯状部材Wは図2に示されるようガイドローラ18を通じてリール3側に繰り込まれ、両側枠5A,5Bの間で巻芯10の回りに順次ロール状に巻き取られる。
【0021】
斯くて、帯状部材Wを巻終えたら、固定ネジ12を緩めて側枠5Bを手前に引き、これを回転軸4から離脱する。側枠5Bを回転軸4から離脱させると、これによって圧縮されていた巻芯10が伸長状態に復元し、その復原力により帯状部材Wのロールが回転軸4の先端側へ押し出される。そして、このとき巻芯10がテーパ状であること、並びに固定ピン11が巻芯10に沿って傾斜状に取り付けられていることから、帯状部材Wだけをロール状のまま回転軸4から容易に離脱せしめることができる。
【0022】
一方、ロール状に巻かれた帯状部材Wを伸展する場合には、回転軸4から巻芯10を外して帯状部材Wのロールと側枠5Bとを回転軸4に装着すると共に、ラチェットホイール15から爪16を外してリール3の逆転を許容する。そして、その状態で帯状部材Wの一端を引っ張れば、リール3が回転しつつ帯状部材Wの繰り出しが行われる。
【0023】
このように、係る巻取装置によれば、ホースなどの帯状部材Wをロール状に巻き取って、そのロールだけを回転軸4から取り外して保管できるほか、帯状部材Wのロールを使用に際して容易に伸展させることもできる。
【0024】
以上、本発明の好適な一例を説明したが、係る巻取装置は上記例に限らず、図6のような構成でも良い。ここに、図6ではリール3の回転軸4をスリーブ状とし、その回転軸4がフレーム1に固定した水平な支軸19の外周面に回転自在にして嵌合するよう構成される。尚、本例においても回転軸4上にテーパ状の巻芯10を挟んで一対の側枠5A,5Bが間隔調整可能に設けられ、その一方5Bが回転軸4から離脱可能とされている。
【0025】
又、上記各例では一方の側枠5Bだけを回転軸4から離脱させ得るようにしたが、回転軸4に対して両側枠5A,5Bを着脱自在としても良い。更に、上記例では巻芯10として素線の断面形状が円形の円錐コイルバネを用いたが、これに代えて素線の断面形状が方形な竹の子バネを用いるほか、これにゴムバネ若しくは非変形の硬質材を用いるなどしても良い。
【0026】
図7は、巻芯にプラスチックなどから成る中空テーパ状の硬質材を用いた例である。ここで、この巻芯20は回転軸4にネジ留めされるか、又は回転軸4に一体に形成され、可動側の側枠5Bには巻芯20の外周上で側枠5Aとの間隔を調整可能にすべく、そのハブ7に巻芯20を導入するための差込口21が形成される。そして、図7のような巻取装置でも帯状部材の幅に合わせて両側枠5A,5Bの間隔を調整しながら、ロール状に巻かれた帯状部材の中心から回転軸4及び巻芯20を容易に抜き取ることができる。
【0027】
又、図8は帯状部材の一端を係止するための固定ピン11によりテーパ状の巻芯30を形成した例である。本例において、各固定ピン11は回転軸4の周囲で固定側の側枠5Aに取り付けられ、その各先端が固定端よりも回転軸4に近接するよう全体として可動側の側枠5Bに向かって直径が漸次小さくなるテーパ状に配列される。又、可動側の側枠5Bのアーム8には各固定ピン11を通す長孔22が穿設され、その長孔22に固定ピン11を通すことにより回転軸4の全長に亙って両側枠5A,5Bの間隔が調整可能とされる。尚、アームに長孔22を形成せず、各固定ピン11がアーム8の間を通して側枠5Bを貫通するようにしてもよい。又、本例では4つの固定ピン11によりテーパ状の巻芯30を形成したが、固定ピン11による巻芯30の形成には少なくとも2つの固定ピン11があれば足りる。因に、2つの固定ピン11で巻芯30を形成する場合には、その双方が回転軸4を挟んで向かい合うように設けられる。そして、本例においても固定ピン11の何れか一つに帯状部材の一端を係止して、これを巻芯30の回りに巻き取った後、そのロールを巻芯30から容易に離脱せしめることができる。
【0028】
一方、図8の変形例として、図9のように両側枠5A,5Bの間で回転軸4の周囲に2つの巻芯30,30を形成してもよい。尚、それら巻芯30,30も図8に示した例と同じく複数の固定ピン11にて形成され、それら固定ピン11は回転軸4の周囲で夫れ夫れ両側枠5A,5Bに固定される。特に、それら固定ピン11にて形成される両巻芯30,30は、互いに固定端側の径が同じに設定されると共に、その先端側の径が他方に向かって漸次小さくなるよう設定される。そして、本例によれば、側枠5Bを回転軸4に装着するに際し、巻芯30,30同士の固定ピン11が互いに干渉せぬよう固定ピン11の取付位置を回転軸4回りにずらし、その状態で両側枠5A,5Bの間隔調整を行うことができる。しかも、帯状部材の幅に合わせて両側枠5A,5Bの間隔を広くし、これによって巻芯30,30の相互間に隙間が生じても、双方の巻芯30,30を跨いでそれらの外周に帯状部材を同心状に巻き取ることができる。
【0029】
最後に、係る巻取装置はホースリールとしての用途だけでなく、帯状部材として帯布や紙テープなどの巻き取り/繰り出しに利用できること勿論である。
【0030】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明によればテーパ状を成す巻芯の外周に帯状部材を巻き付けるようにしていることから、帯状部材を強固に巻き取っても、帯状部材をロール状に保ったまま、その中心から巻芯を容易に抜き取ることができる。このため、多数の帯状部材をロール巻にする場合でも一つの巻芯を繰り返して使用でき、これを多数取り揃えることによる経費負担や管理負担を大幅に軽減できる。
【0031】
特に、巻芯が回転軸方向に伸縮する円錐コイルバネその他の弾性部材から成るため、帯状部材の幅に対応して巻芯の長さや両側枠の間隔を変え、その状態で巻芯の外周に帯状部材を体裁良く奇麗なロール状に巻き付けることができる。
【0032】
又、テーパ状の巻芯が複数の固定ピンにより形成されることから、帯状部材を強固に巻き取った場合でも、その巻付力による巻芯の変形がなく、帯状部材のロールの離脱を容易に行い得る。
【0033】
更に、リールの回転を一方向にのみ許容する逆転防止手段を備えていることから、帯状部材の巻方向を揃えることができ、しかもこれを弛み無く強固に巻き取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る巻取装置を示した斜視分解図
【図2】同巻取装置の正面概略図
【図3】図2におけるX−X線断面図
【図4】本発明に係る巻取装置の部分拡大図
【図5】逆転防止手段の構成例を示した説明図
【図6】本発明に係る巻取装置の他の実施形態を示した側面概略図
【図7】本発明に係る巻取装置の他の実施形態を示した部分拡大断面図
【図8】本発明に係る巻取装置の他の実施形態を示した斜視図
【図9】(A)は本発明に係る巻取装置の他の実施形態を示した側面概略図、(B)は同巻取装置を部分的に破断して示した平面概略図
【図10】従来装置の側面概略図
【図11】他の従来装置を示す側面概略図
【図12】他の従来装置を示す側面概略図
【符号の説明】
1 フレーム
3 リール
4 回転軸
5A,5B 側枠
10,20,30 巻芯
11 固定ピン
12 固定ネジ
13 ハンドル
14 逆転防止手段
18 ガイドローラ
Claims (4)
- 帯状部材を巻き取るためのリールと、このリールを回転可能に保持するフレームとを備えて成る巻取装置において、前記リールは回転軸の両側に相対向して間隔調整可能に設けられる左右一対の側枠を有し、その両側枠の少なくとも一方が前記回転軸に対して着脱自在とされると共に、前記回転軸の周囲には両側枠の間でテーパ状の巻芯が設けられることを特徴とする巻取装置。
- テーパ状を成す巻芯が、両側枠の間隔に合わせて回転軸方向に伸縮する弾性部材から成る請求項1記載の巻取装置。
- テーパ状を成す巻芯が、帯状部材の一端を係止するべく回転軸の周囲に設けられる複数の固定ピンにて形成される請求項1記載の巻取装置。
- リールの回転を一方向にのみ許容する逆転防止手段を備えた請求項1〜3の何れかに記載の巻取装置。
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN110040584A (zh) * | 2019-05-25 | 2019-07-23 | 李卫明 | 一种抗老化的氧化镁无卤阻燃电缆 |
KR102060258B1 (ko) * | 2018-12-27 | 2020-01-20 | 서한호 | 농업용 송수튜브 와인더 |
JP2020075817A (ja) * | 2019-10-07 | 2020-05-21 | 有限会社ナカノ | 長尺物の巻取装置 |
CN116253273A (zh) * | 2023-05-16 | 2023-06-13 | 福建华南重工机械制造有限公司 | 一种具有水带收放功能的叉车 |
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2002
- 2002-07-12 JP JP2002204427A patent/JP2004043137A/ja active Pending
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