JPH085619Y2 - 回転式衣服吊収納装置 - Google Patents
回転式衣服吊収納装置Info
- Publication number
- JPH085619Y2 JPH085619Y2 JP3119393U JP3119393U JPH085619Y2 JP H085619 Y2 JPH085619 Y2 JP H085619Y2 JP 3119393 U JP3119393 U JP 3119393U JP 3119393 U JP3119393 U JP 3119393U JP H085619 Y2 JPH085619 Y2 JP H085619Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hanger frame
- hanger
- slider
- endless rail
- runners
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Ceased
Links
Landscapes
- Holders For Apparel And Elements Relating To Apparel (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は押入れ、たんす及びクロ
ーゼット等の収納室の内部に設けて使用する回転式衣服
吊収納装置に関するものである。
ーゼット等の収納室の内部に設けて使用する回転式衣服
吊収納装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の装置として例えば特開平
３−２７７３０８号公報所載のものがあるが、この装置
は、クローゼットに於ける天板の下面に固定した略楕円
形のエンドレスレールに沿って送行する複数のランナー
の隣接する相互間をリンク又はハンガー枠の上部横棧で
連結し、該ハンガー枠の上下方向中間部の横棧の上面に
設けたローラーを上記エンドレスレールに対応させてそ
の下方に設けた下面開放の補助レールに嵌合してなるも
のである。
３−２７７３０８号公報所載のものがあるが、この装置
は、クローゼットに於ける天板の下面に固定した略楕円
形のエンドレスレールに沿って送行する複数のランナー
の隣接する相互間をリンク又はハンガー枠の上部横棧で
連結し、該ハンガー枠の上下方向中間部の横棧の上面に
設けたローラーを上記エンドレスレールに対応させてそ
の下方に設けた下面開放の補助レールに嵌合してなるも
のである。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の装置に於て
は、ハンガー枠の上下方向中間部の横棧の上面に設けた
ローラーをクローゼットに於ける天板の下面に固定した
略楕円形のエンドレスレールに対応させてその下方に設
けた下面開放の補助レールに嵌合させてあるため、上記
ハンガー枠をエンドレスレールに沿わせて送行させると
きに、該ハンガー枠の下部が揺動することがなく、スム
ーズに移動させることができるものとされるが、この装
置の構成によれば、上記ハンガー枠の上部横棧の上面に
設けられた二つのランナーの各走行ローラーに、該ハン
ガー枠と衣服等とによる荷重が集中するため、上記走行
ローラーの転動が軽快に行われないばかりでなく、その
寿命も短く耐久性能に問題を有するものと考えられる。
本考案は上記従来の問題点を解決し、ハンガー枠を略楕
円形のエンドレスレールに沿わせて送行させるときに、
該ハンガー枠の下部が揺動することがないことは勿論の
こと、更には、その送行動作が極めて軽快に行われると
同時に、ランナーの走行ローラーの耐久力を向上させう
る回転式衣服吊収納装置を提供せんとするものである。
は、ハンガー枠の上下方向中間部の横棧の上面に設けた
ローラーをクローゼットに於ける天板の下面に固定した
略楕円形のエンドレスレールに対応させてその下方に設
けた下面開放の補助レールに嵌合させてあるため、上記
ハンガー枠をエンドレスレールに沿わせて送行させると
きに、該ハンガー枠の下部が揺動することがなく、スム
ーズに移動させることができるものとされるが、この装
置の構成によれば、上記ハンガー枠の上部横棧の上面に
設けられた二つのランナーの各走行ローラーに、該ハン
ガー枠と衣服等とによる荷重が集中するため、上記走行
ローラーの転動が軽快に行われないばかりでなく、その
寿命も短く耐久性能に問題を有するものと考えられる。
本考案は上記従来の問題点を解決し、ハンガー枠を略楕
円形のエンドレスレールに沿わせて送行させるときに、
該ハンガー枠の下部が揺動することがないことは勿論の
こと、更には、その送行動作が極めて軽快に行われると
同時に、ランナーの走行ローラーの耐久力を向上させう
る回転式衣服吊収納装置を提供せんとするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本考案に係る装置に於ては、略楕円形のエンドレスレー
ル１に沿って送行する複数のランナー４の隣接する相互
間をリンク７又はハンガー枠取付杆８で連結し、該ハン
ガー枠取付杆８の中間部に交差させて固定したハンガー
枠９の上端部内端にスライダー１０を設け、このスライ
ダー１０の溝１０’、又は二股先端部に設けた上下ロー
ラー１５、１５’の間隙を上記エンドレスレール１の内
側に設けた案内板１２の外周縁に嵌合させたことを特徴
とするものである。
本考案に係る装置に於ては、略楕円形のエンドレスレー
ル１に沿って送行する複数のランナー４の隣接する相互
間をリンク７又はハンガー枠取付杆８で連結し、該ハン
ガー枠取付杆８の中間部に交差させて固定したハンガー
枠９の上端部内端にスライダー１０を設け、このスライ
ダー１０の溝１０’、又は二股先端部に設けた上下ロー
ラー１５、１５’の間隙を上記エンドレスレール１の内
側に設けた案内板１２の外周縁に嵌合させたことを特徴
とするものである。
【０００５】
【作用】上記構成の本考案に係る装置のエンドレスレー
ル１を例えばその前後直線部に固定した左右一対の取付
棧２を収納室３の上面に螺止することにより該取付棧２
を介して収納室３の上面に近接する位置に水平に固定し
た状態に於て、任意のハンガー枠９をエンドレスレール
１に沿わせて左方向又は右方向へ送行させると、複数の
ランナー４の隣接する相互間がリンク７又はハンガー枠
取付杆８で連結されているため、全てのハンガー枠９は
一連一体的に送行する。従って、ハンガー枠９の上部に
設けた掛杆１３に図面に示してない衣服ハンガーを使用
して衣服を吊下げ収納しておけば、いずれかのハンガー
枠９を水平方向に移動させて上記衣服を任意の位置迄移
動させハンガー枠９から取り出したり、ハンガー枠９を
任意の収納位置迄移動させて衣服等の収納を行うことが
できる。
ル１を例えばその前後直線部に固定した左右一対の取付
棧２を収納室３の上面に螺止することにより該取付棧２
を介して収納室３の上面に近接する位置に水平に固定し
た状態に於て、任意のハンガー枠９をエンドレスレール
１に沿わせて左方向又は右方向へ送行させると、複数の
ランナー４の隣接する相互間がリンク７又はハンガー枠
取付杆８で連結されているため、全てのハンガー枠９は
一連一体的に送行する。従って、ハンガー枠９の上部に
設けた掛杆１３に図面に示してない衣服ハンガーを使用
して衣服を吊下げ収納しておけば、いずれかのハンガー
枠９を水平方向に移動させて上記衣服を任意の位置迄移
動させハンガー枠９から取り出したり、ハンガー枠９を
任意の収納位置迄移動させて衣服等の収納を行うことが
できる。
【０００６】尚、上記のように各ハンガー枠９が一連に
送行する場合、各ランナー４はエンドレスレール１に沿
って送行し、また各スライダー１０は案内板１２の外周
縁を摺動するが、各ハンガー枠９と当該ハンガー枠に吊
下げられた衣服等とによる荷重は、ハンガー枠取付杆８
で連結された二つのランナー４と当該ハンガー枠９の上
端部内端に設けた一つのスライダー１０とに三分割さ
れ、且つこれら二つのランナー４と一つのスライダー１
０とは略水平に近い状態に三角形状に配置されているた
め、軽快且つ安定した送行動作が行われる。
送行する場合、各ランナー４はエンドレスレール１に沿
って送行し、また各スライダー１０は案内板１２の外周
縁を摺動するが、各ハンガー枠９と当該ハンガー枠に吊
下げられた衣服等とによる荷重は、ハンガー枠取付杆８
で連結された二つのランナー４と当該ハンガー枠９の上
端部内端に設けた一つのスライダー１０とに三分割さ
れ、且つこれら二つのランナー４と一つのスライダー１
０とは略水平に近い状態に三角形状に配置されているた
め、軽快且つ安定した送行動作が行われる。
【０００７】
【実施例】本考案の実施例を図面に従って説明すれば下
記の通りである。図中１は並行な前後の直線部及びその
両端に連続する半円形部よりなる略楕円形のエンドレス
レールで、図３に示すように断面半円形状をなし、その
上部円弧状面と下部平坦状面とに夫々凸条を押出成形加
工等により一体的に成型してある。そして、この上部円
弧状面に突設した凸条に固定した左右一対の取付棧２を
押入れ、たんす及びクローゼット等の収納室３の上面に
螺止することにより該取付棧２を介してエンドレスレー
ル１を収納室３の上面に近接する位置に水平に固定して
ある。４はエンドレスレール１に沿って送行する断面略
凹形状の複数のランナーで、その外方へ斜めに曲げた左
右両上端部に夫々軸支した走行ローラー５をエンドレス
レール１の上部円弧状面に支持させ、また該ランナー４
の内底面に軸支した左右のガイドローラー６によりエン
ドレスレール１の下部平坦状面に突設した凸条を差し挾
ませてある。そして、これら複数のランナー４の隣接す
る相互間をリンク７又はハンガー枠取付杆８で交互に回
動自在に連結し、該ハンガー枠取付杆８の中間部に交差
させて固定したハンガー枠９の上端部内端にスライダー
１０を設け、図３に示すようにこのスライダー１０の溝
１０’を、連結杆１１で取付棧２の下面に固定すること
によりエンドレスレール１に対応させてその内側に設け
た案内板１２の外周縁に嵌合させてある。また、他の実
施例として図４に示すように上記スライダー１０の二股
先端部に設けた上下ローラー１５、１５’の間隙を上記
エンドレスレール１の内側に設けた案内板１２の外周縁
に嵌合させる場合がある。尚、図面に於てリンク７とハ
ンガー枠取付杆８とは１本ずつ交互に配置されている
が、これに限定されるものではなく、その他例えば２本
又は３本のリンク７で複数のランナー４の隣接する相互
間を連続的に連結する場合がある。尚、１３はハンガー
枠９の上部に設けた掛杆であり、１４はハンガー枠９の
下部に設けた衣服ガードである。
記の通りである。図中１は並行な前後の直線部及びその
両端に連続する半円形部よりなる略楕円形のエンドレス
レールで、図３に示すように断面半円形状をなし、その
上部円弧状面と下部平坦状面とに夫々凸条を押出成形加
工等により一体的に成型してある。そして、この上部円
弧状面に突設した凸条に固定した左右一対の取付棧２を
押入れ、たんす及びクローゼット等の収納室３の上面に
螺止することにより該取付棧２を介してエンドレスレー
ル１を収納室３の上面に近接する位置に水平に固定して
ある。４はエンドレスレール１に沿って送行する断面略
凹形状の複数のランナーで、その外方へ斜めに曲げた左
右両上端部に夫々軸支した走行ローラー５をエンドレス
レール１の上部円弧状面に支持させ、また該ランナー４
の内底面に軸支した左右のガイドローラー６によりエン
ドレスレール１の下部平坦状面に突設した凸条を差し挾
ませてある。そして、これら複数のランナー４の隣接す
る相互間をリンク７又はハンガー枠取付杆８で交互に回
動自在に連結し、該ハンガー枠取付杆８の中間部に交差
させて固定したハンガー枠９の上端部内端にスライダー
１０を設け、図３に示すようにこのスライダー１０の溝
１０’を、連結杆１１で取付棧２の下面に固定すること
によりエンドレスレール１に対応させてその内側に設け
た案内板１２の外周縁に嵌合させてある。また、他の実
施例として図４に示すように上記スライダー１０の二股
先端部に設けた上下ローラー１５、１５’の間隙を上記
エンドレスレール１の内側に設けた案内板１２の外周縁
に嵌合させる場合がある。尚、図面に於てリンク７とハ
ンガー枠取付杆８とは１本ずつ交互に配置されている
が、これに限定されるものではなく、その他例えば２本
又は３本のリンク７で複数のランナー４の隣接する相互
間を連続的に連結する場合がある。尚、１３はハンガー
枠９の上部に設けた掛杆であり、１４はハンガー枠９の
下部に設けた衣服ガードである。
【０００８】
【考案の効果】本考案に係る装置に於ては上記のように
各ハンガー枠と当該ハンガー枠に吊下げられた衣服等と
による荷重は、ハンガー枠取付杆で連結された二つのラ
ンナーと当該ハンガー枠の上端部内端に設けた一つのス
ライダーとに三分割され、且つこれら二つのランナーと
一つのスライダーとは略水平に近い状態に三角形状に配
置されているため、ハンガー枠の送行時に当該ハンガー
枠が揺動することがなく安定した送行動作が行われ、然
もその送行動作は極めて軽快である。また、従来のこの
種の装置と比較してランナーの走行ローラーの耐久力が
向上し、その寿命を大幅に延ばし得ると共に、前後直線
部の間隔の短い略楕円形のエンドレスレールを使用した
所謂薄形のこの種収納装置にも十分適用できる特徴を有
するものである。
各ハンガー枠と当該ハンガー枠に吊下げられた衣服等と
による荷重は、ハンガー枠取付杆で連結された二つのラ
ンナーと当該ハンガー枠の上端部内端に設けた一つのス
ライダーとに三分割され、且つこれら二つのランナーと
一つのスライダーとは略水平に近い状態に三角形状に配
置されているため、ハンガー枠の送行時に当該ハンガー
枠が揺動することがなく安定した送行動作が行われ、然
もその送行動作は極めて軽快である。また、従来のこの
種の装置と比較してランナーの走行ローラーの耐久力が
向上し、その寿命を大幅に延ばし得ると共に、前後直線
部の間隔の短い略楕円形のエンドレスレールを使用した
所謂薄形のこの種収納装置にも十分適用できる特徴を有
するものである。
【図１】本考案に係る装置の平面図である。
【図２】同上の正面図である。
【図３】図１に示すＡ−Ａ線の断面図である。
【図４】他の実施例を示す同上の断面図である。
１ エンドレスレール ４ ランナー ７ リンク ８ ハンガー枠取付杆 ９ ハンガー枠 １０ スライダー １０’ 溝 １２ 案内板 １５、１５’ 上下ローラー
Claims (1)
- 【請求項１】 略楕円形のエンドレスレールに沿って送
行する複数のランナーの隣接する相互間をリンク又はハ
ンガー枠取付杆で連結し、該ハンガー枠取付杆の中間部
に交差させて固定したハンガー枠の上端部内端にスライ
ダーを設け、このスライダーの溝、又は二股先端部に設
けた上下ローラーの間隙を上記エンドレスレールの内側
に設けた案内板の外周縁に嵌合させたことを特徴とする
回転式衣服吊収納装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3119393U JPH085619Y2 (ja) | 1993-05-06 | 1993-05-06 | 回転式衣服吊収納装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3119393U JPH085619Y2 (ja) | 1993-05-06 | 1993-05-06 | 回転式衣服吊収納装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0681332U JPH0681332U (ja) | 1994-11-22 |
| JPH085619Y2 true JPH085619Y2 (ja) | 1996-02-21 |
Family
ID=12324596
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3119393U Ceased JPH085619Y2 (ja) | 1993-05-06 | 1993-05-06 | 回転式衣服吊収納装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH085619Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-05-06 JP JP3119393U patent/JPH085619Y2/ja not_active Ceased
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0681332U (ja) | 1994-11-22 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3035224B2 (ja) | 三連式引戸 | |
| JPH085619Y2 (ja) | 回転式衣服吊収納装置 | |
| JPH017830Y2 (ja) | ||
| JPH0716348Y2 (ja) | スライドレールにおける走行抵抗低減装置 | |
| JP2545917Y2 (ja) | 衣服用ハンガー | |
| JP2633298B2 (ja) | 回転収納装置 | |
| JP4299910B2 (ja) | ミシンの枠駆動機構 | |
| JPH0752920Y2 (ja) | 折り戸の支持装置 | |
| JPH0526214Y2 (ja) | ||
| JPS5845211U (ja) | 垂直移送装置 | |
| JPH0425523U (ja) | ||
| JP2559414Y2 (ja) | 吊り戸の収納装置 | |
| JPH054474Y2 (ja) | ||
| JP2511724Y2 (ja) | 回転収納装置 | |
| JPS6421121U (ja) | ||
| JPH01172511U (ja) | ||
| JPS623344Y2 (ja) | ||
| JP3564736B2 (ja) | 横延伸機用クリップ装置 | |
| JP2517683Y2 (ja) | 回転収納装置 | |
| JPH11290202A (ja) | 手引きカーテン交叉用アーム付きランナー | |
| JPH06280439A (ja) | 片引戸 | |
| JPS6247750B2 (ja) | ||
| JP2541058Y2 (ja) | パネルの収納装置 | |
| JPH0449110U (ja) | ||
| JP2602427Y2 (ja) | クローラ式走行装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A045 | Written measure of dismissal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045 Effective date: 20060822 |