JP2511724Y2 - 回転収納装置 - Google Patents

回転収納装置

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JP2511724Y2
JP2511724Y2 JP1992090787U JP9078792U JP2511724Y2 JP 2511724 Y2 JP2511724 Y2 JP 2511724Y2 JP 1992090787 U JP1992090787 U JP 1992090787U JP 9078792 U JP9078792 U JP 9078792U JP 2511724 Y2 JP2511724 Y2 JP 2511724Y2
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正一 迫田
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は回転収納装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エンドレス状の走行可能な移動枠に、ハ
ンガー等が懸架される従来の回転収納装置としては、断
面逆U字状の案内溝を有するエンドレス状の上レール体
と、断面U字状の案内溝を有するエンドレス状の下レー
ル体と、を備え、移動枠には、その下辺に下レール体の
案内溝内を転動するローラが付設されると共に、その上
辺に上レール体の案内溝内を転動するローラが付設され
たものが知られている。
【0003】また、相隣位する移動枠は、連結棒にて相
互に連結され、一つの移動枠を走行させることにより、
他のすべての移動枠が走行するようにしていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、連結棒
は、移動枠の上下に配設され、移動枠にハンガーを介し
て掛けられる衣服等が、この移動枠の走行の際に、この
連結棒に引っ掛かり、ハンガーから外れたり、傷付いた
りしていた。
【0005】そこで、本考案では、外観がシンプルで、
かつ確実に、各移動枠を連結することができ、しかも、
衣類等が引っ掛かることもない回転収納装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本考案に係る一の回転収納装置は、エンドレス状
の下レール体と、エンドレス状の上レール体と、該下レ
ール体及び上レール体に沿って走行可能な複数の移動枠
と、を備えた回転収納装置に於て、上記移動枠が1本の
下連動帯体と1本の上連動帯体にて相互に連結され、各
連動帯体がエンドレス状で横断面縦一文字型の形状を有
すると共に左右横方向に弯曲弾性変形自在であり、下連
動帯体は下レール体の凹溝内に配設され上連動帯体は上
レール体の凹溝内に配設されたものである。
【0007】また、本考案に係る他の回転収納装置は、
エンドレス状の下レール体と、該下レール体に沿って走
行可能な複数の移動枠と、該移動枠の上下方向中間高さ
位置に配設されて該移動枠の走行を案内する中間レール
体と、を備えた回転収納装置であって、上記移動枠が1
本の下連動帯体と1本の中間連動帯体にて相互に連結さ
れ、各連動帯体がエンドレス状で横断面縦一文字型の形
状を有すると共に左右横方向に弯曲弾性変形自在であ
り、下連動帯体は下レール体1の凹溝内に配設され中間
連動帯体は中間レール体の凹溝内に配設されたものであ
る。
【0008】
【作用】移動枠を連結するための連動帯体は、夫々
下レール体や中間レール体の凹溝内に沿って配設される
ので、移動枠の走行の際に、連動帯体が邪魔になること
がなく、移動枠にハンガー等を介して掛けられた衣類が
連動帯体に引っ掛かることがない。
【0009】そして、各連動帯体は、左右横方向に弯曲
弾性変形自在であるため、各移動枠が下レール体及び上
レール体又は下レール体及び中間レール体のコーナ部を
走行する際にその走行に対して確実に対応することがで
きる。また、各移動枠は、連動帯体にて連結され、一
の移動枠を走行させれば、他の移動枠もその走行にとも
なって走行する。
【0010】
【実施例】以下、実施例を示す図面に基づいて本考案を
詳説する。
【0011】図2は本考案に係る回転収納装置を示し、
この装置は、エンドレス状の下レール体1と、該下レー
ル体1に沿って走行するローラ2…を有する複数の移動
枠3…とを、備え、この移動枠3に、図3に示すよう
に、衣類等が掛けられるハンガー4等を懸架するもので
ある。
【0012】しかして、下レール体1は、図1に示すよ
うに、横断面が凹の字形状の本体部5と、本体部5の外
側方に設けられる副部6,6と、からなる。
【0013】副部6は、本体部5の上端部から突設され
る水平状壁7と、該水平状壁7から垂下される鉛直状壁
8と、からなる。
【0014】即ち、水平状壁7,7の上面をもって水平
面状重量支持面9,9を形成し、水平状壁7より上方の
本体部5の側壁の外側面をもって鉛直面状ガイド面1
0,10を形成する。
【0015】従って、下レール体1は、その横断面形状
が、側外方へ開放された一対の水平面状重量支持面9,
9と、中央寄りの一対の鉛直状ガイド面10,10と
を、有することになる。なお、本体部5の内側面上部に
は、水平壁11,11が突設される。
【0016】また、移動枠3は、図2と図3に示すよう
に、矩形状の枠体からなる本体12と、該本体12の縦
枠12a,12bから外側方へ突設されるアーム13…
と、相対面するアーム13,13間に配設されるハンガ
ー受け部材14と、を備える。
【0017】ハンガー受け部材14は、例えば、図6〜
図8に示すように、上方開口状の箱体からなり、その側
壁15a,15bの上面に、所定間隔に半円形状の切欠
き16…が形成されている。
【0018】この際、一方の側壁15aの切欠き16…
と、他方の側壁15bの切欠き16…とは、所定ピッチ
だけづれている。
【0019】即ち、図6に示すように、相対応する切欠
き16,16を結ぶ中心線Mは、このハンガー受け部材
14の長手方向に対して所定角度だけ傾斜している。
【0020】また、このハンガー受け部材14の端部壁
17,17の内面には、ナット部材18,18が固着さ
れる。
【0021】従って、ハンガー受け部材14は、アーム
13,13の先端の貫孔19,19に挿入されるボルト
がこのナット部材18,18に螺着され、アーム13,
13に取付けられる。
【0022】このように、形成されたハンガー受け部材
14には、その長手方向に対して所定角度だけ傾斜した
中心線Mを形成する一対の切欠き16,16に、一つの
ハンガー4が掛けられる。
【0023】つまり、ハンガー4は、平面的に見て図1
2に示すように、ハンガー受け部材14の長手方向に対
して所定角度だけ傾斜して掛けられる。また、ハンガー
受け部材14としては、図9〜図11に示すものであっ
てもよい。
【0024】この場合のハンガー受け部材14は、横断
面が横倒富士山形状の一対の受け部材形成体20,20
からなる。
【0025】受け部材形成体20は、その上端21に、
所定間隔に半円形状の切欠き22…が形成され、その対
向面23に孔部24と突出軸部25が設けられる。
【0026】この場合、一方の端面26から孔部24ま
での寸法Aを、他方の端面27から突出軸部25まで
の寸法Aより大きく設定する。
【0027】従って、2個の同一の受け部材形成体2
0,20を形成し、図9と図11に示すように、突出軸
部25,25を孔部24,24に嵌合させれば、図6〜
図8に示す受け部材14と同様に、一方の受け部材形成
体20の切欠き22…と、他方の受け部材形成体20の
切欠き22…とは、所定ピッチだけづれた受け部材14
を形成することができる。
【0028】なお、この場合、図11に示すように、組
み合わされることにより形成される下方の長手方向溝2
8に、金属パイプ等の補強材29を装着するも好まし
い。
【0029】しかして、図2と図3に示すように、移動
枠3の下辺3a、つまり、本体12の下辺12cには、
一対のローラ2,2を保持する一対の保持体30,30
が付設される。
【0030】保持体30,30は、図1に示すように、
上壁31aと下端側へ順次内方へ傾斜する側壁31b,
31bとからなる本体31と、該上壁31aから垂下さ
れる垂下部32と、該上壁31a上に配設されて移動枠
3の本体12の下辺12cに取付けられる軸部材33
と、を備える。
【0031】即ち、上壁31aから突設される軸34
が、軸部材33に回転自在に挿入され、保持体30は、
軸心Oを中心に矢印の如く回転自在とされる。
【0032】また、ローラ2,2は、夫々、本体31の
側壁31b,31bに保持され、水平面状重量支持面9
と鉛直面状ガイド面10の交わる隅部35に対して斜め
状に転動自在に接する。つまり、ローラ2の軸36は、
水平面に対して所定角度だけ傾斜する。
【0033】しかして、下レール体1は、図2に示すよ
うに、基板37上に配設され、この基板37には、支柱
38が立設され、この支柱38に、エンドレス状の上レ
ール体39を保持する保持板40が保持される。
【0034】この上レール体39は、下レール体1に相
対面するものであって、図4に示すように、横断面形状
が略門型とされ、この凹溝41内にガイドローラ42が
転動自在に嵌め込まれる。
【0035】なお、上レール体39の側壁43,43の
内面下端部には、突出部44,44が設けられ、凹溝4
1の下方開口部の幅寸法を小としている。ガイドローラ
42は、ローラ保持体45に鉛直軸心を中心に回転自在
に保持される。
【0036】このローラ保持体45は、ローラ42を回
転自在に枢支する枢支軸46と、この枢支軸46を回転
自在に枢支する軸部材47と、を備え、この軸部材47
が図2に示すように、移動枠3の本体12の上辺12d
に取付けられる。
【0037】即ち、図4に示すように、枢支軸46の基
部48が軸部材47に回転自在に挿入され、枢支軸46
が移動枠3に対して回転自在とされる。
【0038】この場合、ローラ保持体45は、保持体3
0に対応して、一つの移動枠3に2個設けられる。しか
も、上下に対応するローラ保持体45の軸心Oと保持
体30の軸心Oとは、一致する。
【0039】従って、上述の如く構成された各移動枠3
…は、下レール体1及び上レール体39に沿って走行す
ることができる。
【0040】この際、下方のローラ2…が移動枠3の重
量を支持し、上方のガイドローラ42…が横揺れを防止
する。
【0041】しかして、下レール体1に沿って、図5に
示すように、エンドレス状で横断面縦一文字型の形状を
有すると共に左右横方向に弯曲弾性変形自在な1本の下
連動帯体50が配設される。
【0042】即ち、図1と図2に示すように、下レール
体1の凹溝49に突入される垂下部32に貫通孔51を
形成し、この貫通孔51に連動帯体50が挿通固定さ
れる。
【0043】また、上レール体39にも、この上レール
体39に沿ってエンドレス状で横断面縦一文字型の形状
を有すると共に左右横方向に弯曲弾性変形自在な1本の
連動帯体52が配設される。
【0044】この場合、図4に示すように、上レール体
39の凹溝41内に突入される枢支軸46に貫通孔53
を形成し、この貫通孔53に連動帯体52が挿通固定
される。
【0045】従って、複数の移動枠3…は、図12に示
すように、下レール体1及び上レール体39に沿って所
定間隔に保持され、一の移動枠3をスライドさせれば、
このスライドに連動して他の移動枠3をスライドさせる
ことができ、各移動枠3を所望の位置で停止させること
ができる。
【0046】即ち、各移動枠3…のハンガー4…に掛け
られた衣類を所望の位置まで持ってくることができ、収
納された衣類の取出し等を簡単に行なうことができる。
【0047】しかして、この回転収納装置によれば、ロ
ーラ2…は、下レール体1の隅部35,35上を転動す
るものであるので、従来の如く、凹溝内を走行するもの
ではない。
【0048】従って、下レール体1のコーナ部54(図
5参照)を移動枠3が走行する際にも、ローラ2の内側
面が下レール体1に摺接せず、なめらかに走行すること
ができ、下レール体1及びローラ2の損傷を防止するこ
とができる。
【0049】また、ハンガー4は、図12に示すよう
に、ハンガー受け部材14の長手方向に対して所定角度
だけ傾斜しているので、長手方向に対して直交する方向
に懸架される場合に比べて、ハンガー4の外端縁の軌跡
は小さくなり、衣類等をコンパクトに収納することがで
きる。
【0050】次に、図13は他の実施例を示し、この場
合、移動枠3は、矩形状の枠体からなる本体55と、該
本体55の下端部から内側方へ突設される下アーム56
と、該本体55の上下方向中間高さ位置から内側方へ突
設される中間アーム57と、を備える。
【0051】下アーム56は、内側方へ突設される一対
の突出部56a,56aと、該突出部56a,56aの
先端を連結する連結部56bとを備え、下辺3a、つま
り、連結部56bに、一対の保持体30,30が取付け
られる。
【0052】また、中間アーム57は、内側方へ突設さ
れる一対の突出部57a,57aと、該突出部57a,
57aの先端を連結する連結部57bとを備え、連結部
56bに、上述のローラ保持体45と同様な一対のロー
ラ保持体58,58が取付けられる。
【0053】即ち、保持体30には、図1と図2に示す
回転収納装置と同様、下レール体1の隅部35,35を
転動するローラ2,2が付設される。
【0054】また、下レール体1を保持する基板59に
は、図2に示す支柱より短い支柱60が立設され、この
支柱60にエンドレス状の中間レール体61を保持する
保持板62が保持される。
【0055】この中間レール体61は、移動枠3のほぼ
上下方向中間高さ位置に配設され、下レール体1に相対
面するものであって、その断面形状が図2に及び図4に
示す上述の実施例の上レール体39と同一とされる。
【0056】即ち、この中間レール体61の凹溝41内
に、ローラ保持体58に回転自在に枢支されたガイドロ
ーラ63が転動自在に嵌め込まれる。
【0057】従って、この場合も、下レール体1に沿っ
エンドレス状で横断面縦一文字型の形状を有すると共
に左右横方向に弯曲弾性変形自在な1本の下連動帯体5
0が配設されると共に、中間レール体61に沿ってエン
ドレス状で横断面縦一文字型の形状を有すると共に左右
横方向に弯曲弾性変形自在な1本の中間連動帯体64が
配設される。
【0058】即ち、ローラ保持体58の枢支軸46の貫
通孔53に中間連動帯体64が挿通固定される。この場
合も、上下に対向するローラ保持体58の軸心Oと保
持体30の軸心Oとは一致する。
【0059】なお、この移動枠3の本体55には、図示
省略しているが、ハンガー受け部材14が付設され、こ
のハンガー受け部材14にハンガー4が懸架される。
【0060】従って、この図13に示す回転収納装置
も、上述の実施例と同様、下レール体1と中間レール体
61に沿って移動枠3…をなめらかに走行させることが
でき、各移動枠3…のハンガー4…に掛けられた衣類を
所望の位置まで簡単に持ってくることができる。
【0061】しかも、支柱60の高さ寸法を短くするこ
とができ、軽量化を図ることができると共に、保持体6
2の上方に空間部を設けることができ、収納装置として
使い勝手のよいものとなる。
【0062】また、移動枠3の重量は、ローラ2…が支
持し、かつ、移動枠3の横揺れをガイドローラ63にて
防止しているので、この場合も移動枠3…は安定した状
態で走行することができる。
【0063】しかして、図14は下レール体1の変形例
を示し、図14のAでは平面視において全体の形状を略
Lの字形状とし、図14のBでは、平面視において全体
の形状の略矩形状とし、図14のCでは、平面視におい
て、一つの対向する辺に内方弯曲部68,68を有する
形状としている。
【0064】なお、下レール体1を図14に示す形状と
した場合、上レール体39及び中間レール体61もそれ
に対応して平面視において全体の形状を同一のものとす
る。
【0065】ところで、上述の各実施例においては、下
レール体1、上レール体39、及び中間レール体61
を、プラスチック製とされる。
【0066】これは、ローラ2、ガイドローラ42,6
3が転動する際の騒音の減少を図ることができるからで
ある。
【0067】また、上述の実施例では、ガイドローラ4
2,63は、夫々、上レール体39の凹溝41、中間レ
ール体61の凹溝41内に嵌まり込んでおり、しかも、
凹溝41には突出部44,44が設けられているので、
ハンガーに掛けられた衣類等が走行中にかみ込まず、走
行させやすく、さらに、ガイドローラ42,63が見え
ず、意匠的にも優れたものとなる。
【0068】しかも、連動帯体50は下レール体1
凹溝49内に配設され、連動帯体52は上レール体3
の凹溝41内に配設され、中間連動帯体64は中間レ
ール体61の凹溝41内に配設されているので、各連動
帯体50,52,64は、外部から見えず、傷みにくく
かつ操作の邪魔とならない。さらに、各連動帯体50,
52,64は、例えば、板バネ等の鋼板にて形成され
る。
【0069】なお、本考案は上述の実施例に限定され
ず、本考案の要旨を逸脱しない範囲で設計変更自由であ
り、例えば、ローラ2を下レール体1の隅部35に対し
て斜め状に転動自在に接するように設定せず、水平面状
重量支持面9に転動させるようにするも自由である。こ
の場合、移動枠3の下辺3aに、横揺れ防止用に鉛直面
状ガイド面10に転動するローラを必要とする。
【0070】これに対して、実施例の如く、ローラ2を
斜め状に転動させれば、このローラ2が横揺れ防止をも
行なうことができる利点がある。
【0071】なお、エンドレス状の各連動帯体50,5
2は完全に切れ目の無いループを描く場合の他、一の移
動枠3を介して切れ目の両端部相互が連結されて、全体
にレンドレス状を形成する場合も、エンドレス状と呼ぶ
ものとする。
【0072】さらに、移動枠3に設けられる(ローラ2
を保持する)保持体30の数としても2個に限らず、3
個以上とするも自由である。つまり、ローラ2の数は、
実施例では、4個設けているが、これを増加するも自由
である。勿論、カイドローラ42,63の数の増加も自
由である。
【0073】また、下レール体1の形状としても、平面
視において、図例のものに限らず、種々の形状のものと
することができる。移動枠3の数としても、図例の如く
5個に限らず、自由に変更することができる。さらに、
移動枠3には、衣類を掛けるハンガー4以外に、各種の
小物を収納することができるかごを付設するようにする
も自由である。
【0074】
【考案の効果】本考案は上述の如く構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。
【0075】各移動枠3…は、連動帯体50,52,
64にて確実に連結され、一の移動枠3を走行させれ
ば、他の移動枠3もその走行にともなって確実に走行す
ることができ、簡単に所望の移動枠3を所定位置まで移
動させることができる。
【0076】また、各連動帯体50,52,64は、
々下レール体1の凹溝49内、上レール体39の凹溝4
1内、中間レール体61の凹溝41内に配設され、各移
動枠3に掛けられる衣類等が引っ掛かって外れたり、傷
付いたりすることがない。
【0077】そして、各連動帯体50,52,64は、
夫々弯曲弾性変形自在であるため、各移動枠3…の任意
の走行に対しても対応することができると共に、隣合う
移動枠3…をスムースに連接状に走行させることができ
る。
【0078】また、各連動帯体50,52,64は横断
面縦一文字型なので各凹溝41,49の幅寸法が小さく
て済む。従って、上下レール体39,1及び中間レール
体61の幅寸法も小となるので、(全体的にスペースを
とらないように)回転収納装置のコンパクト化を図るこ
とができる。
【0079】さらに、外観形状が比較的シンプルとなり
この回転収納装置は所望の場所で用いることができると
共に、移動枠3の回転操作も行ない易い利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す要部拡大断面図であ
る。
【図2】断面側面図である。
【図3】簡略正面図である。
【図4】要部拡大断面図である。
【図5】レール体の簡略平面図である。
【図6】ハンガー受け部材の拡大平面図である。
【図7】ハンガー受け部材の拡大正面図である。
【図8】ハンガー受け部材の拡大側面図である。
【図9】他のハンガー受け部材の拡大平面図である。
【図10】他のハンガー受け部材の受け部材形成体の拡
大斜視図である。
【図11】他のハンガー受け部材の拡大断面図である。
【図12】断面平面図である。
【図13】他の実施例の断面側面図である。
【図14】レール体の変形例を示す簡略平面図である。
【符号の説明】
1 下レール体 3 移動枠 39 上レール体41 凹溝 49 凹溝 50 下連動帯体 52 上連動帯体 61 中間レール体 64 中間連動帯体

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンドレス状の下レール体1と、エンド
    レス状の上レール体39と、該下レール体1及び上レー
    ル体39に沿って走行可能な複数の移動枠3…と、を備
    えた回転収納装置に於て、上記移動枠3…が1本の下連
    動帯体50と1本の上連動帯体52にて相互に連結さ
    れ、各連動帯体50,52がエンドレス状で横断面縦一
    文字型の形状を有すると共に左右横方向に弯曲弾性変形
    自在であり、下連動帯体50は下レール体1の凹溝49
    内に配設され上連動帯体52は上レール体39の凹溝4
    1内に配設されたことを特徴とする回転収納装置。
  2. 【請求項2】 エンドレス状の下レール体1と、該下レ
    ール体1に沿って走行可能な複数の移動枠3…と、該移
    動枠3の上下方向中間高さ位置に配設されて該移動枠3
    の走行を案内する中間レール体61と、を備えた回転収
    納装置であって、上記移動枠3…が1本の下連動帯体5
    0と1本の中間連動帯体64にて相互に連結され、各連
    動帯体50,64がエンドレス状で横断面縦一文字型の
    形状を有すると共に左右横方向に弯曲弾性変形自在であ
    り、下連動帯体50は下レール体1の凹溝49内に配設
    され中間連動帯体64は中間レール体61の凹溝41内
    に配設されたことを特徴とする回転収納装置。
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JPH0622266Y2 (ja) * 1988-12-22 1994-06-15 株式会社丸伸 衣服吊持回転装置

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