JP2602427Y2 - クローラ式走行装置 - Google Patents

クローラ式走行装置

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JP2602427Y2
JP2602427Y2 JP1991038026U JP3802691U JP2602427Y2 JP 2602427 Y2 JP2602427 Y2 JP 2602427Y2 JP 1991038026 U JP1991038026 U JP 1991038026U JP 3802691 U JP3802691 U JP 3802691U JP 2602427 Y2 JP2602427 Y2 JP 2602427Y2
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JP
Japan
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crawler
crawler frame
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frame
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雅行 藤下
善彦 北舘
仁 深見
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石川島建機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、クローラ式走行装置
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3ないし図6は従来のクローラ式走行
装置の一例を示すものであり、このクローラ式走行装置
は、下向きに開かれたコの字形断面を有するクローラフ
レーム1の下端長手方向中間部に所定の間隔を置いてア
イドラ2の軸3をはめ込む縦溝3を形成し、クローラフ
レーム1の両端部に、クローラシュー4を巻掛けるドラ
イブスプロケット5及びフロントアイドラ6を回転自在
に支持するための軸受取付部7,8を設けている。
【0003】一方の軸受取付部7は、前記クローラフレ
ーム1の一方の端部において、クローラフレーム1断面
の上下方向と一方の幅方向へ僅かに突出し、クローラフ
レーム1幅方向の他方へ所定幅だけ張り出したダイヤフ
ラム9をクローラフレーム1軸線と直交する方向に設
け、該ダイヤフラム9の張り出し側外面に、クローラフ
レーム1のウエブ1aに平行する面内にあってクローラ
フレーム1延設方向へ延びる垂直する垂直板10を設
け、かつ該垂直板10を囲むようにフランジ10’を、
また垂直板10の垂直面に軸受座11を設けている。
【0004】他方の軸受取付部8は、前記クローラフレ
ーム1の他方の端部において、クローラフレーム1断面
のウエブ1a内側の前記軸受座11軸芯と略同じ高さ位
置にある軸芯に対する上下方向の対称位置に、断面L形
の上部ガイドバー12,12と断面各形の下部ガイドバ
ー13,13とを配してこれらのガイドバー12,13
がクローラフレーム1延設方向と平行するように取付
け、下部ガイドバー13,13の基部上面からクローラ
フレーム1長手方向中央部方向へ少し延びたところから
斜め上方へ延び、さらに垂直に上方へ少し延びたところ
から水平方向へ延びる所定長さの隔壁14を設けてい
る。
【0005】また、クローラフレーム1の下端中間部に
設けた縦溝3にアイドラ2の軸をはめ込み、前記軸受取
付部7の軸受座11に軸受15を取付け、該軸受15に
駆動軸16を挿通し、該駆動軸16にドライブスプロケ
ット5を嵌設する。前記軸受取付部8の上部ガイドバー
12と下部ガイドバー13との間にテークアップ型軸受
17を移動自在に設け、該テークアップ型軸受17を上
部ガイドバー12と下部ガイドバー13に沿って駆動し
得るグリースシリンダ18を前記テークアップ型軸受1
7に連結し、該テークアップ型軸受17により回転自在
に支持した短軸19にフロントアイドラ6を固定する。
【0006】さらに、前記ドライブスプロケット5とフ
ロントアイドラ6及びアイドラ2とに無端状のクローラ
シュー4を巻掛け、ロッド18aが伸張する方向へグリ
ースシリンダ18を作動させることにより、前記クロー
ラシュー4に適宜の張力を発生させる。なお、4aはク
ローラシュー4がアイドラ2等にガイドされる場合に必
要な突起部である。
【0007】而して、図示しない駆動装置により駆動軸
16を作動することにより、ドライブスプロケット5を
介してクローラフレーム1を回動し得るよう形成する。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
クローラフレーム1では、該クローラフレーム1を組み
込んで走行する建設機械等が走行中に小石などに乗り上
げると、ドライブスプロケット5とアイドラ2との間
や、フロントアイドラ6とアイドラ2との間でクローラ
シュー4がクローラフレーム1下面側へ向って折れ曲
るため、クローラシュー4の裏面に設けられている突起
部4aがクローラフレーム1のダイヤフラム9や下部ガ
イドバー13に干渉することがあり、クローラシュー4
に衝撃が加わり、前記突起部4aが損傷するなどの問題
があった。
【0009】本考案は、前述の実情に鑑み、クローラフ
レーム下面を急激な変化のないなだらかな形状とし、例
えクローラフレームの下面にクローラシューの突起部が
接触してもスムーズに通過し得るクローラ式走行装置
提供することを目的としてなしたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案のクローラ式走行装置では、下方が開口した
コ字形断面を有し且つ両端部に軸受取付部が設けられた
クローラフレームと、一方の軸受取付部に枢支されたス
プロケットと他方の軸受取付部に枢支されたアイドラと
に周回可能に巻き掛けられ且つ内周面にクローラフレー
ムの開口部分に対峙し得る複数の突起部を有する無端状
のクローラシューとを備え、クローラフレームの両端部
内方のそれぞれに、クローラフレームの左右内側面に
し且つ斜め下方へ向って軸受取付部の下面側へ滑らかに
連なるガイドプレートを設けている。
【0011】
【作用】本考案のクローラ式走行装置では、クローラフ
レーム向ってクローラシューが折れ曲がると、クロー
ラシューの突起部の先端が、クローラフレームの左右内
側面に接し且つ軸受取付部の下面側へ滑らかに連なるガ
イドプレートを摺動し、突起部とクローラフレームとの
干渉に起因した衝撃を防止する。
【0012】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照しつつ説
明する。
【0013】図1は本考案のクローラ式走行装置の実施
の形態の一例を表す断面図、図2は図1のII−II矢
視図である。基本的構成は図3ないし図6に示した従来
クローラ式走行装置と略同様であり、図中、図3ない
し図6と同じものには同じ符号が付してある。
【0014】本実施例では、ダイヤフラム9の下辺に、
該ダイヤフラム9とクローラシュー4の突起部先端との
干渉を回避するための切り欠き(図2の符号a部参照)
を設け、クローラフレーム1の一方の軸受取付部7寄り
端の内方に、アングル材状のガイドプレート20を、ク
ローラフレーム1の左右内側面及びダイヤフラム9に接
し且つ斜め下方へ向って軸受取付部7のフランジ10’
の下面側へ滑らかに連なる面を形成するように設けてい
る。
【0015】また、クローラフレーム1の他方の軸受取
付部8寄り端の内方に、水平部分と斜め下方へ延びる傾
斜部分とを有するガイドプレート21を、クローラフレ
ーム1の左右内側面及び軸受取付部8の下部ガイドバー
13に接し且つ傾斜部分が下部ガイドバー13へ滑らか
に連なるとともに水平部分がグリースシリンダ18を下
方から覆うように設けている。
【0016】前記各ガイドプレート20,21以外は、
図4及び図5に示した従来のクローラフレーム1と全く
同一構造であるので、以下の説明を省略する。
【0017】このように、図1及び図2に示すクローラ
式走行装置では、クローラフレーム1の両端部内方のそ
れぞれに、クローラフレーム1の左右内側面に接し且つ
斜め下方へ向って軸受取付部7,8の下面側へ滑らかに
連なるガイドプレート20,21を設けているので、ク
ローラフレーム1向かってクローラシューが折れ曲が
ると、クローラシュー4の突起部4aがガイドプレート
20,21を摺動し、よって、突起部4aとクローラフ
レーム1との干渉に起因した衝撃が防止される。
【0018】なお、本考案は前述の実施例にのみ限定さ
れるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲内に
おいて種々変更を加え得ることは勿論である。
【0019】
【考案の効果】以上述べたように、本考案のクローラ式
走行装置においては、クローラフレーム向ってクロー
ラシューが折れ曲がると、クローラシューの突起部が、
クローラフレームの左右内側面に接し且つ軸受取付部
下面側へ滑らかに連なるガイドプレートを摺動するの
で、突起部とクローラフレームとの干渉に起因した衝撃
を防止することができるという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のクローラ式走行装置の実施の形態の一
を表す概略断面図である。
【図2】図1のII−II矢視図である。
【図3】従来のクローラ式走行装置の実施の形態の一例
を表す概略断面図である。
【図4】図3のIV−IV矢視図である。
【図5】図3のV−V矢視図である。
【図6】図3のVI−VI矢視図である。
【符号の説明】
1 クローラフレーム 4 クローラシュー4a 突起部 7 軸箱取付部 8 軸箱取付部 20 ガイドプレート 21 ガイドプレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭59−87383(JP,U) 実開 平2−40681(JP,U) 実開 平4−42485(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 55/08 B62D 55/088 B62D 55/253

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下方が開口したコ字形断面を有し且つ両
    端部に軸受取付部が設けられたクローラフレームと、一
    方の軸受取付部に枢支されたスプロケットと他方の軸受
    取付部に枢支されたアイドラとに周回可能に巻き掛けら
    れ且つ内周面にクローラフレームの開口部分に対峙し得
    る複数の突起部を有する無端状のクローラシューとを備
    え、クローラフレームの両端部内方のそれぞれに、クロ
    ーラフレームの左右内側面に接し且つ斜め下方へ向って
    軸受取付部の下面側へ滑らかに連なるガイドプレートを
    設けたことを特徴とするクローラ式走行装置。
JP1991038026U 1991-04-25 1991-04-25 クローラ式走行装置 Expired - Fee Related JP2602427Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5939633A (ja) * 1982-08-31 1984-03-05 Konishiroku Photo Ind Co Ltd 給紙装置
JPS5941912U (ja) * 1982-09-10 1984-03-17 日本精機株式会社 照明装置

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