JP3055072U - 磁気テープ装置 - Google Patents
磁気テープ装置Info
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- JP3055072U JP3055072U JP1998004398U JP439898U JP3055072U JP 3055072 U JP3055072 U JP 3055072U JP 1998004398 U JP1998004398 U JP 1998004398U JP 439898 U JP439898 U JP 439898U JP 3055072 U JP3055072 U JP 3055072U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 磁気テープ装置において、テープカセット受
台を往復移動可能に支持する左右の枠部材を補強すると
共に、その枠部材を覆って筐体に取り付けられる上板を
補強するための梁部材を安価に製作する。 【解決手段】 左右の枠部材2,3の相互間に亘って横
架する梁部材を、金属製の平帯板100で形成すると共
に、その平帯板100の幅方向Wをシャーシ4に対する
垂直遠近方向Aに一致させる。上板6の内面側に、平帯
板100に嵌合される凹所201を備えた突出部200
を形成する。突出部200を板片によって形成する。
台を往復移動可能に支持する左右の枠部材を補強すると
共に、その枠部材を覆って筐体に取り付けられる上板を
補強するための梁部材を安価に製作する。 【解決手段】 左右の枠部材2,3の相互間に亘って横
架する梁部材を、金属製の平帯板100で形成すると共
に、その平帯板100の幅方向Wをシャーシ4に対する
垂直遠近方向Aに一致させる。上板6の内面側に、平帯
板100に嵌合される凹所201を備えた突出部200
を形成する。突出部200を板片によって形成する。
Description
【0001】
本考案は、磁気テープを収容したテープカセットを取り扱う磁気テープ装置に 関する。
【0002】
特開平9−167479号公報に、従来のこの種の磁気テープ装置についての 記載がある。図5を参照して当該公報に記載されている磁気テープ装置の概要を 説明すると、この磁気テープ装置は、テープカセット受台1、このテープカセッ ト受台1を挟む両側に配備された左右一対の枠部材2,3、これらの枠部材2, 3のそれぞれの下端部が取付ねじ21やその他の係合手段(不図示)を用いて固 着されたシャーシ4、上部が開放された筐体5、筐体5の上部開放口51を塞ぐ ための上板6などを有するほか、前面パネル7などを有している。そして、テー プカセット受台1が取り付けられた一対の枠部材2,3やシャーシ4が筐体5の 内部に収容され、筐体5の上部開放口51がその筐体5に止めねじ61などを介 して取り付けられる上板6によって塞がれ、筐体5の前部開放口52がその筐体 5に取り付けられたパネル7によって塞がれる。なお、71はパネル7に設けら れたテープカセット挿抜口、31は左右一対の枠部材2,3をその前端下部で連 結しているカセットガイドである。
【0003】 また、この種の磁気テープ装置では、テープカセット受台1が、その受台1に 対してテープカセット(不図示)が挿入されたり抜き出されたりする挿抜位置と 、テープカセットの磁気テープを引き出してローディングしたりその磁気テープ に対して記録や再生を行ったりする位置であるセット位置との間で往復移動可能 になっており、そのようなテープカセット受台1が一対の枠部材2,3を介して 往復移動可能に支持されている。また、シャーシ4には、磁気ヘッドを内蔵した 回転ドラム8が装備されているほか、図示していないけれども、テープカセット 受台1を所定の経路に沿って上記したテープカセットの挿抜位置とそのセット位 置との間で往復移動させるための受台駆動機構、テープカセットのセット位置で そのテープカセットのテープリールと連結されるリール駆動軸、セット位置で磁 気テープをカセットから引き出して上記回転ドラム8に巻き付けるためのローデ ィング機構、記録・再生などに必要な磁気ヘッド類、磁気テープを円滑に走行さ せるのに必要なキャプスタンやピンチローラ、その他の駆動モータといった必要 部品が搭載されている。
【0004】 このような磁気テープ装置において、その実使用時には、上板6の上にテレビ ジョンなどの電気機器といった比較的重い物を置く場合がある。そのため、上板 6には、その上に置かれた物の重量に耐え得る強度が要求される。
【0005】 そこで、図5に示してあるように、左右一対の枠部材2,3の前端上部の相互 間に亘って金属製の横架材91を横架し、左右一対の枠部材2,3の後端上部の 相互間に亘って金属製の梁部材95を横架すると共に、それらの横架材91や梁 部材95の断面形状を図6に示したようなコ字形にしておくことによって、これ らの横架材91や梁部材95によって上板6の上に置かれた物の重量を支えさせ ることが行われている。また、一対の枠部材2,3の相互間に横架材91や梁部 材95を横架しておくと、金属に比べて強度の劣る合成樹脂成形体で枠部材2, 3が製作されていても、それらの枠部材2,3に要求される機能、たとえばテー プカセット受台1を上記した挿抜位置とセット位置との間で往復移動可能に支持 する機能といった磁気テープ装置の動作信頼性を保証する各種の機能をそれらの 枠部材2,3に確実に付与しておくことが可能になる。
【0006】
しかしながら、上板6に加わる荷重を支持させたり、枠部材2,3の補強のた めに、たとえば上記した梁部材95に図6のような断面形状がコ字形の金属部材 を用いると、帯板状の金属素材の幅方向の両端部を折曲げ加工するといった製作 工程が余分に必要になってそれだけ製作コストが高くつくだけでなく、図6に示 されている折曲片96を形成するのに材料が余分に必要になり、それだけ材料歩 留りが低下して材料コストも高くつくといった問題点が知見された。
【0007】 本考案はこの問題点に鑑みてなされたものであり、上記した梁部材の製作工程 の簡略化や材料歩留りの向上を通じてその製作コストの低減化、ひいては当該磁 気テープ装置の価格低減化を図ることができるにもかかわらず、上板の上に置か れた物の重量をその梁部材によって従来と同様に支えたり一対の枠部材を補強し てそれらの枠部材に要求される機能を確実に発揮させ得るようにした磁気テープ 装置を提供することを目的としている。
【0008】
本考案に係る磁気テープ装置は、テープカセットの挿抜位置とテープカセット のセット位置との間で往復移動されるテープカセット受台と、このテープカセッ ト受台を挟む両側に配備されてそのテープカセット受台を往復移動可能に支持す る一対の枠部材と、これらの枠部材の下端部が固着されたシャーシと、上記テー プカセット受台の取り付けられた一対の上記枠部材及び上記シャーシを収容する 上部開放の筐体と、この筐体の上部開放口を塞ぐ上板とを有し、一対の上記枠部 材の相互間に亘って梁部材が横架された磁気テープ装置において、上記梁部材が 平帯板でなり、かつ、その平帯板はその幅方向を上記シャーシに対する垂直遠近 方向に沿わせて一対の上記枠部材の相互間に亘って横架されている、というもの である。
【0009】 この考案において、一対の枠部材の相互間に亘って横架された梁部材は、その 幅方向両端部に折曲り部を持たない平帯板、すなわち図6で説明した折曲片96 のような折曲り部を持たない平帯板を用いて形成することが可能であり、そうす ることによって、その梁部材の製作に際して帯板の幅方向両端部を折曲げ加工す るといった製作工程が必要なくなり、それだけ製作工程が簡略化されて製作コス トが安くつき、同時に、折曲り部に必要な材料が節約されてそれだけ材料コスト も安くつき、その結果、当該磁気テープ装置の価格低減化が図られる。それにも かかわらず、平帯板が持つ性質、すなわち幅方向の折曲り強度が大きいという性 質を活用するために、その平帯板を、その幅方向がシャーシに対する垂直遠近方 向に沿うようにして一対の上記枠部材の相互間に亘って横架してあるので、上板 の上に置かれたテレビジョンなどの物の重量をその平帯板によって支持させる場 合に、その重量が確実に支持されるようになり、上板がその物の重量を受けて破 損するといった事態が防止される。
【0010】 この考案において、一対の枠部材の相互間に亘って横架されている平帯板は、 その幅方向がシャーシに対する垂直遠近方向に沿っていればよいので、平帯板の 幅方向とシャーシに対する垂直遠近方向とが一致している必要は必ずしもない。 しかし、平帯板の幅方向とシャーシに対する垂直遠近方向とが一致していると、 上記した平帯板に備わっている幅方向の折曲り強度が大きいという性質が最大限 度に生かされるようになる。そのため、そうしておくことによって、肉薄の平帯 板を用いても上板の上に置かれたテレビジョンなどの物の重量を確実に支持させ ることができるようになり、材料コストのいっそうの低減化を図ることができる ようになるという利点がある。
【0011】 上記平帯板は、一対の枠部材と共に合成樹脂の一体成形体として形成すること が可能であるけれども、その平帯板に金属板を用いることが好ましい。金属板を 平帯板として使用すると、金属板の持つ優れた強度が平帯板に付与される。
【0012】 平帯板として金属板を用いた場合、その長手方向両端部に取付片を具備させ、 その取付片を枠部材に固着するという構造を採用することが望ましい。その場合 、取付片を枠部材に固着する手段としてねじ止めを採用することが可能であり、 そのようにすることによって、梁部材としての平帯板を枠部材に作業性よく取り 付けることができるようになる。
【0013】 また、平帯板として金属板を用いた場合には、上記取付片が、上記平帯板の長 手方向両端部のそれぞれを折り曲げることによって形成されていることが望まし い。金属板でなる平帯板の長手方向両端部を折り曲げて取付片を形成するという 工程は、その平帯板の幅方向両端部を折り曲げる工程と比べて容易かつ安価に行 うことができる。
【0014】 本考案に係る磁気テープ装置においては、一対の枠部材の相互間に亘って上記 した梁部材を横架しておくことと併せて、それらの枠部材の相互間に亘って金属 製の横架材を横架させておくことも可能である。この横架材は、図5で説明した 横架材91と同様の機能を発揮する。すなわち、上記した梁部材と共に、上板の 上に置かれた物の重量を支える機能や枠部材を補強する機能を発揮する。したが って、この横架材にはコ字形の断面形状を有する部材を好適に用いることができ るほか、上記した梁部材と同様の形状の平帯板を用いることも可能である。
【0015】 本考案に係る磁気テープ装置においては、上記上板の内面側に、上記梁部材を 形成している上記平帯板に嵌合される凹所を備えた突出部が形成されていること が望ましい。こうしておくと、上板の上に置かれた物の重量でその上板が下方へ 撓んでも、上板の内面が平帯板の上端縁に直接には当たることがなくなるので、 上板の内面に平帯板の上端縁の当接跡が付くといった事態が起こり得ない。しか も、上記突出部によって平帯板の厚さ方向での折曲り強度が補強されるようにな り、そのことが、厚さ方向には折れ曲がりやすい平帯板の厚さ方向の折曲りが防 止されるようになる。
【0016】 上記突出部は上記上板の内面側に突設された板片によって形成することができ 、その場合には、上記凹所を、その板片に切込み状に形成されかつ上記平帯板を 挟持可能な幅を有する凹入部によって形成することが可能である。このようにす ると、突出部の形成が容易であり、しかも突出部の形成に必要な材料コストも安 くつく。
【0017】 突出部を板片によって形成する場合、その板片に形成される凹入部の凹入端と 上記上板の内面との間に間隔が保たれていることが望ましい。こうしておくと、 突出部が上板の内面側の全幅に亘って形成されていないにもかかわらず、上板の 内面に平帯板の上端縁の当接跡が付くといった事態が起こり得ない。
【0018】 上記板片は、上記平帯板の長手方向複数箇所に対応して設けられていることが 望ましく、そうしておくことによって、平帯板の厚さ方向での折れ曲がりをいっ そう確実に防止することが可能になる。
【0019】
図1は本考案の磁気テープ装置の実施の一形態を例示した概略分解斜視図、図 2は図1のII−II線に沿う部分を表した概略縦断正面図、図3は図2のII I−III線に沿う部分を一部破断して示した拡大側面図、図4は梁部材100 と枠部材2との取付構造を例示した概略斜視図である。
【0020】 この磁気テープ装置において、図1に示したテープカセット受台1、このテー プカセット受台1を挟む両側に配備された左右一対の枠部材2,3、これらの枠 部材2,3のそれぞれの下端部が取付ねじ21やその他の係合手段(不図示)を 用いて固着されたシャーシ4、上部が開放された筐体5、筐体5の上部開放口5 1を塞ぐための上板6などを有する点、前面パネル7などを有する点、テープカ セット受台1が取り付けられた一対の枠部材2,3やシャーシ4が筐体5の内部 に収容され、筐体5の上部開放口51がその筐体5に止めねじ61などを介して 取り付けられる上板6によって塞がれる点、筐体5の前部開放口52がその筐体 5に取り付けられたパネル7によって塞がれる点、パネル7にテープカセット挿 抜口71が設けられている点、左右一対の枠部材2,3の前端下部同士がカセッ トガイド31で連結されている点、などは図5で説明したところと同様である。
【0021】 また、テープカセット受台1などの動作、すなわち、テープカセット受台1が 、その受台1に対してテープカセットC(図2に仮想線で示してある)の挿抜位 置とセット位置との間で往復移動可能になっている点、テープカセット受台1が 一対の枠部材2,3を介して往復移動可能に支持されている点、シャーシ4に磁 気ヘッドを内蔵した回転ドラム8や、受台駆動機構、リール駆動軸、ローディン グ機構、キャプスタンやピンチローラ、その他の駆動モータといった必要部品が 搭載されている点なども、図5で説明したところと同様である。
【0022】 したがって、図1において、図5に示された要素と同一の要素には同一符号を 付してある。
【0023】 図1に示した磁気テープ装置においては、梁部材100の形状ないし構造が、 その梁部材100に相応する図5の梁部材95と異なっている。図1の磁気テー プ装置において、一対の上記枠部材2,3の相互間に亘って横架されている梁部 材100は、図2〜図4によっても判るように、その幅方向W(図1及び図4参 照)の両端部に折曲り部を持たない平帯板(以下、平帯板にも符号100を付す )でなる。そして、図1に示したように、その平帯板100が、その幅方向Wを シャーシ4に対する垂直遠近方向Aに一致させて一対の枠部材2,3の相互間に 亘って横架されている。この平帯板100には、帯板状の金属板が、その幅方向 の両端部に折曲げ加工を施すことなくそのまま用いられている。そのため、この 平帯板100は、厚さ方向の折曲り強度がそれほど大きくないけれども、幅方向 Wに加わる荷重に対しては大きな折曲り強度を持っている。
【0024】 図4のように、平帯板100の長手方向Lの一端部に、その幅方向Wに延びる 仮想の折曲げ線イのところで直角に折り曲げて形成された取付片101が具備さ れている。図示していないが、このような取付片101は平帯板100の長手方 向Lの他端部にも具備されている。金属板でなる平帯板100の長手方向両端部 を折り曲げて取付片101を形成するという工程は、その平帯板100の幅方向 両端部を折り曲げる工程と比べて容易かつ安価に行うことができるので、取付片 101を形成することによって梁部材としての平帯板100の製作コストがそれ ほど高騰することはない。上記した取付片101にはねじ孔102が形成されて おり、枠部材2に形成された止めねじ挿通孔22に挿通された止めねじ23をそ のねじ孔102にねじ込むことによってその取付片101が枠部材2の内面に重 なり状に固着される。他の枠部材3に対する取付片の取付構造についても同様で ある。このように、取付片101を枠部材2,3に固着する手段としてねじ止め を採用することによって、梁部材としての平帯板100を枠部材2,3に作業性 よく取り付けることができるようになる。平帯板100を枠部材2,3に固着す る手段はねじ止め以外の手段によってもよい。
【0025】 図1に示した磁気テープ装置においては、上板6の内面側に突出部200が形 成されている点でも図5で説明した磁気テープ装置と異なっている。この突出部 200は、上板6の内面側の2箇所に突設された板片によって形成されていると 共に、それらの板片に切込み状に形成された凹入部によって形成された凹所20 1を有している。そして、この凹所201の幅、すなわち上記板片の上記凹入部 の幅は、上記平帯板100の厚さと略同一の寸法になっていて、図3のように平 帯板100に突出部200の凹所201が嵌合した状態では、その凹所201を 形成している上記板片の上記凹入部が平帯板100を挟持するようになっている 。このように、突出部200を板片によって形成することは、上板6を合成樹脂 成形体で製作する場合に、その突出部200を容易に形成することに役立つほか 、突出部200の形成に必要な材料コストが安くつくという利点をもたらす。
【0026】 上記突出部200の凹所201は、上板6を筐体5に取り付けることによって 図3に示したように平帯板100に嵌合される。図例では、突出部200を形成 している板片の凹入部の凹入端、すなわち凹所201の凹入端202と上板6の 内面6との間には間隔aが保たれるようになっている。そのため、突出部200 が上板6の内面側の全幅に亘って形成されていないにもかかわらず、筐体5(図 1参照)に取り付けられた上板6の内面62に平帯板100が当接することがな いので、その平帯板100の上端縁103の当接跡が付くといった事態が起こり 得ない。
【0027】 以上説明した磁気テープ装置は、実使用状態で上板6の上にデレビジョンなど が置かれる場合があり、その場合には、上板6の上に置かれた物の重量によって 上板6が下方に撓んだり、あるいは撓もうとしたときに、その重量が突出部20 0を介して平帯板100によって受け止められる。この場合、平帯板100が持 つ性質、すなわち幅方向の折曲り強度が大きいという性質が活用されてその重量 が平帯板100によって確実に支持されるので、上板6がその物の重量を受けて 破損するといった事態が起こらない。このような作用は、梁部材としての平帯板 100によってだけでなく、平帯板100と併用されている金属製の横架材91 によっても発揮されるので、上板6が破損するといった事態がいっそう確実に防 止される。
【0028】 また、突出部200を形成している板片が、平帯板100の長手方向の2箇所 に対応して設けられているので、その突出部200によって平帯板100の厚さ 方向での折曲り強度が効果的に補強されるようになり、平帯板100の厚さ方向 での折れ曲がりが確実に防止される。なお、突出部200を板片によって形成す る場合に、上板6の裏面62の1箇所だけに板片を設けても、3箇所以上の複数 箇所に板片を設けてもよい。
【0029】 上記平帯板100は、一対の枠部材2,3を補強する作用も発揮するので、そ れらの枠部材2,3の変形を阻止してそれらの枠部材2,3に要求される機能、 たとえばテープカセット受台1を挿抜位置とセット位置との間で往復移動可能に 支持する機能といった磁気テープ装置の動作信頼性を保証する各種の機能を確実 に発揮させることにも役立っている。
【0030】
本考案の磁気テープ装置によれば、上板の上に置かれた物の重量を支えたり一 対の枠部材を補強したりする機能を発揮する梁部材の製作工程の簡略化や材料歩 留りの向上を通じてその製作コストの低減化、ひいては当該磁気テープ装置の価 格低減化を図ることが可能になる。
【0031】 また、梁部材と共に横架材を用いる本考案の磁気テープ装置によれば、それら の両部材が共働して上板の上に置かれた物の重量を支えたり一対の枠部材を補強 したりする機能を発揮する利点がある。
【0032】 さらに、上板の裏面側に板片などによって形成された突出部を設けた本考案の 磁気テープ装置によれば、梁部材を形成している平帯板がその厚さ方向に折れ曲 がるといった事態が防止される。
【図1】本考案の磁気テープ装置の実施の一形態を例示
した概略分解斜視図である。
した概略分解斜視図である。
【図2】図1のII−II線に沿う部分を表した概略縦
断正面図である。
断正面図である。
【図3】図2のIII−III線に沿う部分を一部破断
して示した拡大側面図である。
して示した拡大側面図である。
【図4】梁部材と枠部材との取付構造を例示した概略斜
視図である。
視図である。
【図5】従来の磁気テープ装置の概略分解斜視図であ
る。
る。
【図6】従来の磁気テープ装置に用いられている梁部材
の縦断側面図である。
の縦断側面図である。
1 テープカセット受台 2,3 枠部材 4 シャーシ 5 筐体 6 上板 51 筐体の上部開放口 91 横架材 100 梁部材(平帯板) 101 取付片 201 凹所(凹入部) 200 突出部(板片) A シャーシに対する垂直遠近方向 C テープカセット L 平帯板の長手方向 W 平帯板の幅方向 a 凹入部の凹入端と上板の内面との間の間隔
Claims (14)
- 【請求項1】 テープカセットの挿抜位置とテープカセ
ットのセット位置との間で往復移動されるテープカセッ
ト受台と、このテープカセット受台を挟む両側に配備さ
れてそのテープカセット受台を往復移動可能に支持する
一対の枠部材と、これらの枠部材の下端部が固着された
シャーシと、上記テープカセット受台の取り付けられた
一対の上記枠部材及び上記シャーシを収容する上部開放
の筐体と、この筐体の上部開放口を塞ぐ上板とを有し、
一対の上記枠部材の相互間に亘って梁部材が横架された
磁気テープ装置において、 上記梁部材が平帯板でなり、かつ、その平帯板はその幅
方向を上記シャーシに対する垂直遠近方向に沿わせて一
対の上記枠部材の相互間に亘って横架されていることを
特徴とする磁気テープ装置。 - 【請求項2】 上記梁部材が、その幅方向両端部に折曲
り部を持たない平帯板である請求項1に記載した磁気テ
ープ装置。 - 【請求項3】 上記平帯板の幅方向と上記シャーシに対
する垂直遠近方向とが一致している請求項1又は請求項
2に記載した磁気テープ装置。 - 【請求項4】 上記平帯板が金属板である請求項1、請
求項2、請求項3のいずれかに記載した磁気テープ装
置。 - 【請求項5】 上記平帯板の長手方向両端部のそれぞれ
に取付片が具備され、それらの取付片が、一対の上記枠
部材に各別に固着されている請求項4に記載した磁気テ
ープ装置。 - 【請求項6】 上記取付片を上記枠部材に固着している
手段がねじ止めである請求項5に記載した磁気テープ装
置。 - 【請求項7】 上記取付片が、上記平帯板の長手方向両
端部のそれぞれを折り曲げることによって形成されてい
る請求項5又は請求項6に記載した磁気テープ装置。 - 【請求項8】 一対の枠部材の相互間に亘って金属製の
横架材が横架されている請求項1、請求項2、請求項
3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項7のいずれ
かに記載した磁気テープ装置。 - 【請求項9】 一対の枠部材の前端上部の相互間に亘っ
て上記横架材が、一対の枠部材の後端上部の相互間に亘
って上記梁部材が、それぞれ横架されている請求項8に
記載した磁気テープ装置。 - 【請求項10】 上記横架材が、コ字形の断面形状を有
する請求項7、請求項8、請求項9のいずれかに記載し
た磁気テープ装置。 - 【請求項11】 上記上板の内面側に、上記梁部材を形
成している上記平帯板に嵌合される凹所を備えた突出部
が形成されている請求項1、請求項2、請求項3、請求
項4、請求項5、請求項6、請求項7、請求項8、請求
項9、請求項10、請求項11のいずれかに記載した磁
気テープ装置。 - 【請求項12】 上記突出部が上記上板の内面側に突設
された板片でなり、上記凹所が、その板片に切込み状に
形成されかつ上記平帯板を挟持可能な幅を有する凹入部
でなる請求項11に記載した磁気テープ装置。 - 【請求項13】 上記凹入部の凹入端と上記上板の内面
との間に間隔が保たれている請求項12に記載した磁気
テープ装置。 - 【請求項14】 上記板片が、上記平帯板の長手方向複
数箇所に対応して設けられている請求項12又は請求項
13に記載した磁気テープ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998004398U JP3055072U (ja) | 1998-06-18 | 1998-06-18 | 磁気テープ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3055072U true JP3055072U (ja) | 1998-12-22 |
Family
ID=43189088
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JP1998004398U Expired - Fee Related JP3055072U (ja) | 1998-06-18 | 1998-06-18 | 磁気テープ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3055072U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011129228A (ja) * | 2009-12-21 | 2011-06-30 | Funai Electric Co Ltd | 電気機器用筐体 |
-
1998
- 1998-06-18 JP JP1998004398U patent/JP3055072U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011129228A (ja) * | 2009-12-21 | 2011-06-30 | Funai Electric Co Ltd | 電気機器用筐体 |
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