JPH085527B2 - 側方取出式収納庫 - Google Patents

側方取出式収納庫

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JPH085527B2
JPH085527B2 JP62126868A JP12686887A JPH085527B2 JP H085527 B2 JPH085527 B2 JP H085527B2 JP 62126868 A JP62126868 A JP 62126868A JP 12686887 A JP12686887 A JP 12686887A JP H085527 B2 JPH085527 B2 JP H085527B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、循環式の収納庫に関し、更に詳細には、重
量物の載置を可能ならしめるとともに、収納用棚に対す
る物品の出し入れは収納庫の側方部より行うことができ
るようにした循環式の収納庫に関する。
[従来技術] 台板を水平に保持したままで循環する棚の最も代表的
な例は立体駐車場であるが、この立体駐車場において
は、車体を載置する台板を上下に配置されているスプロ
ケットに掛け渡されたチェーンに取付けられており、台
板を連結したチェーンがスプロケットと噛み合い前記台
板が循環する際に、チェーンの屈曲部においてはチェー
ンの脈動によって大きく台板を揺動させたり、また、こ
の揺動はチェーンの走行速度が遅い場合であっても、チ
ェーンのピッチが大きくなればなるほど揺動が大きくな
り、チェーンとスプロケットとの噛み合い時に発する打
音による騒音が大きくなる傾向がみられ、更に移動開始
と停止時には慣性によって大きく揺動することがあっ
た。
上記した難点を解決するために実公昭58−16961号公
報で提案されたメリーゴーランド式の回転収容装置にお
いて脈動,揺動,騒音に対する問題点を解決したものと
はいえない。
[発明が解決しようとする課題] 上記したように、従来の循環式の可動棚では、チェー
ンの脈動や起動停止時の慣性の影響によって、厳密に可
動棚の水平は保持できないこととなり、チェーンの脈動
により振動とともに揺動し、また、棚上に載置される物
品の偏荷重によって発生するモーメントの問題も残され
る。
そこで、本発明者は、前述した問題点なり欠点なりを
解決するため、装置の左右両側にそれぞれ無端状の第一
チェーン及び第二チェーンを循環可能に配装し、前記左
右のそれぞれの第一チェーン及び第二チェーンにリンク
を介して多数の保管棚を取付け、それぞれの保管棚を循
環時に平行を維持させながら移送するものを提案した
が、このものは保管棚が前側より後側へと循環するので
設置に際して奥行きを広く取る必要があるので、更に、
これを改良して棚を片持ちとして積載物を棚の左右側よ
り出し入れできるようにしたものを提案したが、この片
持式循環棚は設置面積を少なくすることができるが、棚
の支持が片持ちであるために、重量物の収納が困難であ
るという問題点があった。
そこで、本発明は、循環式棚において、積載物を側方
より出し入れできるようにして設置面積を狭小化を図り
ながら、しかも重量物の積載を可能となした収納庫の提
供を目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明に係る側方取出式収納庫は、前記の目的を達成
するために、無端状のチェーンに所定の間隔にて多数の
棚を保持し、該棚を上下方向あるいは横方向と上下方向
に循環させ、該循環時に前記の棚を水平に保持せしめる
ようにした側方取出式収納庫において、第一チェーンと
該第一チェーンに並設して第二チェーンを設け、前記の
第一チェーンに所定のピッチで第一主リンクと第二主リ
ンクの一端を回動自在に軸支し、前記第一主リンクと第
二主リンクのそれぞれの他端に穿設の孔部を一致せしめ
て両端にそれぞれ反対方向に向けたピンを立設した連結
杆の一端のピンを前記の孔部に遊挿したうえ棚保持用部
材の一端部に挿嵌し、前記第二チェーンに所定のピッチ
で第一従リンクと第二従リンクの一端を回動自在に軸支
し、前記第一従リンクと第二従リンクのそれぞれの他端
に穿設の孔部を一致せしめて前記の連結杆の他端のピン
に遊嵌し、前記した棚保持部材の他端側に前記第一チェ
ーンと同速で走行せしめられる第三チェーンを配設し、
同形・同大の二枚のL形リンクの折曲部をそれぞれ反対
方向に向けて両リンクを背合わせ状に重合し、前記それ
ぞれの折曲部先端を前記第三チェーンに所定のピッチで
軸支し、前記の両リンクの重合部の先端を前記した棚取
付部材の他端部に設けたピンに遊合し、前記した主リン
ク、従リンク、連結杆、L形リンク及び棚保持部材から
なる棚取付手段を前記のチェーンに多数設け、これらの
棚取付手段に棚を固定したことをその特徴とするもので
ある。
[作用] 本発明に係る側方取出式収納庫は、第一チェーンと該
第一チェーンに並設して第二チェーンを設け、前記の第
一チェーンに所定のピッチで第一主リンクと第二主リン
クの一端を回動自在に軸支し、前記第一主リンクと第二
主リンクのそれぞれの他端に穿設の孔部を一致せしめて
連結杆の一端に立設されるとともに棚保持持用部材の一
端部に挿嵌されたピンを前記の孔に遊挿し、前記第二チ
ェーンに所定のピッチで第一従リンクと第二従リンクの
一端を回動自在に軸支し、前記第一従リンクと第二従リ
ンクのそれぞれの他端に穿設の孔部を一致せしめて前記
の連結杆の他端に植設のピンに遊嵌したので、連結杆の
一端を第一チェーンの軸支の第一主リンクと、前記の連
結杆の他端と第二チェーンに軸支の第一従リンクとによ
り平行四方形のリンク機構が構成され、また同様に連結
杆と第二主リンク、第二従リンク並びにチェーンによっ
て平行四方形のリンク機構が構成されるので、棚を水平
に保持することができ、しかも、前記した棚保持部材の
他端側に前記第一チェーンと同速で走行せしめられる第
三チェーンを配設し、同形・同大の二枚のL形リンクの
折曲部をそれぞれ反対方向に向けて両リンクを背合わせ
状に重合し、前記それぞれの折曲部先端を前記第三チェ
ーンに所定のピッチで軸支し、前記の両リンクの重合部
の先端を前記した棚取付部材の他端部に設けたピンに遊
嵌し、該棚取付部材に棚を固定したので、連結杆、棚取
付部材、ピン及び棚は一体的となり第一チェーン及び第
三チェーンの走行により循環される棚は、常に水平に保
持され、また、棚保持部材の他端側に配設される第三チ
ェーンに軸支されたL形リンクによって棚が支えられる
ので、棚に重量物を載置することが可能であり、荷重の
支持に前記したようにL形リンクを用いたので、棚への
物品の出入はL形リンク側より実施が可能になるので、
棚は左右方向に循環せしめることができるものである。
そして、上記の棚取付手段を多数チェーン設け、それに
棚を取付けることにより多数の棚をチェーンに保持させ
るものである。
[実施例] 本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図〜第4図において、1は収納庫Aのフレームで
あり、該フレーム1の上部に駆動用スプロケット2が配
設されるとともに、前記収納庫Aのフレーム1内に上下
に無端状の第一チェーン3が巻回されるスプロケット
4、4′が配設され、上部スプロケット4は前記駆動用
スプロケット2と同軸とされている。
また、前記したフレーム1内に上記第一チェーン3が
巻回されるスプロケット4、4′と上下方向に所定の距
離を隔てるとともに、前記スプロケット4、4′に前記
駆動用スプロケット2側(前後方向後側)に所定の間隔
を保って無端状の第二チェーン5が巻回されるスプロケ
ット6、6′が配設される。そして、第一チェーン3と
第二チェーン5とは平行で、かつ後述する連結杆10を介
して同速で運行されるようになっている。前記した第一
チェーン3と該第一チェーン3に並設された第二チェー
ン5に一定のピッチで多数の棚7,7,7,……をそれぞれ水
平に取付け保持するので、その取付けについて説明する
と、前記した第一チェーン3には一定のピッチで第一主
リンク8,8,8,……の一端と、該第一主リンク8,8,8,……
と所定のピッチを隔てて第二主リンク9,9,9,……の一端
とを回動自在に軸支し、前記した第一主リンク8,8,8,…
…と第二主リンク9,9,9,……のそれぞれの他端に穿設さ
れた孔部を一致せしめておき、連結杆10,10,10……の一
端に溶接等で立設固着されるとともに、棚保持部材であ
るシャフト11に挿嵌されたピンを前記の一致せしめられ
た孔に遊嵌される。
前記した第二チェーン5には一定のピッチで第一従リ
ンク12,12,12,……の一端と、該第一従リンク12,12,…
…と所定のピッチを隔てて第二従リンク13,13,13,……
の一端が回動自在に軸支され、前記の第一従リンク12,1
2,12……と第二従リンク13,13,13……の他端に穿設され
た孔部を一致せしめて前記した連結杆10の他端に前記ピ
ンとは反対方向に植設状に固定されたピン14が遊嵌され
ている。
したがって、前記した第一主リンク8と第二主リンク
9とが一つの単位として、これが第一チェーン3に多数
設けられ、更に、前記した第一従リンク12と第二従リン
ク13とが一つの単位として、これが第二チェーン5に多
数設けられ、この第一チェーン3及び第二チェーン5に
設けられたそれぞれの前記した一単位が連結杆10を介し
て連結され、これが一つの棚7を保持し移送するもので
あり、理解を容易にするために、一個の棚7を保持、移
送する前記の一単位について説明する。
前記した第一チェーン3と第二チェーン5は所定の間
隔を隔てて平行に配設されているので、前記した連結杆
10の一端と第一チェーン3に軸支された第一主リンク8
と前記連結杆10の他端と第二チェーン5に軸支された第
一従リンク12とによって平行四方形のリンク機構を構成
するように第一主リンク8及び第一従リンク12の取付位
置を定めるようにしてあり、また、同様に連結杆10と第
二主リンク9、第二従リンク13並びにチェーンとによっ
て平行四方形のリンク機構を構成するようにしている。
前記した連結杆10,10,,10……の一端に固着された棚
保持部材であるシャフト11の他端側に前記した第一チェ
ーン3と平行に第三チェーン15を配設し、該第三チェー
ン15はフレーム1に軸支されたスプロケット16,16′に
掛け渡されるとともに、前記のスプロケット16は、前記
した駆動用スプロケット2と同軸とされているので、前
記の第三チェーン15は第一チェーン3と同速で走行され
ることとなる。
17は、第一L形リンクであり、該第一L形リンク17は
折曲部17′の先端部を前記した第三チェーン15に軸支
し、また、18は前記した第一L形リンク17と同形・同大
の第二L形リンクであり、該第二L形リンク18の折曲部
18′を前記した第一L形リンク17の折曲部17′と反対方
向に向けるように両L形リンク17、18を背合わせ状に重
合状態となして前記の第二L形リンク18の折曲部18′の
先端部を第三チェーン15に軸支する。そして、前記の第
三チェーン15に軸支されたL形リンク17,18の他方の先
端部に穿設された孔部を一致せしめて前記した連結杆10
に固定された棚保持部材であるシャフト11の他端部に遊
嵌せしめサークリップ等を用いてシャフト11より脱落を
防止する。
したがって、前記したL形リンク17,18は、連結杆10
に固着された棚保持部材であるシャフト11が第一チェー
ン3,第二チェーン5,第三チェーン15と直角をなして水平
に保持されるような位置に第三チェーン15に所定のピッ
チで棚7の数に相当する数で複数設けられるものであ
る。
19,19′は前記した連結杆10の一端と第一L形リンク1
7、第二L形リンク18の先端部間に水平に支持された棚
取付部材であるシャフト11に貫通せしめたノックピン2
0,20′で固定された棚取付用ブロックであり、棚7の下
面に前記の棚取付用ブロック19,19′を溶着又はボルト
等で固定することにより、棚7を固定するが、このと
き、前記した棚取付用ブロック19,19′は棚7の表面7,
7′より出ないようにするのがよい。
また、第2、第3図において、21,22,23は、それぞれ
フレーム1に固定され第一チェーン3、第二チェーン5
及び第三チェーン15に沿って設けられたチェーンガイド
であり、これらのチェーンガイド21,22,23は、前述した
ように棚7が第一,第二及び第三チェーン3,5,15を介し
て取付けられているため、無負荷のときは前記のそれぞ
れのチェーン3,5,15は垂直状態となっているが、棚7に
物品が載置され荷重が加わると前記のチェーンがくの字
形にゆがむためにチェーンを案内しその運行を円滑に行
うために設けられている。
また、24,25,26はそれぞれ、連結杆10と第一主リンク
8、第二主リンク9と棚7及び棚7と第二L形リンク18
とが接触しないようにシャフト11に嵌合したカラーであ
る。
なお、第1図において、28は主リンクの軌跡、29は従
リンクの軌跡を示すものである。
本発明の実施例は以上のように構成されるので、第一
チェーン3に所定のピッチで一端が軸支される第一及び
第二主リンク8及び9のそれぞれの他端に穿設した孔部
を一致せしめておき、連結杆10の一端を固定するととも
に棚保持部材のシャフト11の一端部に挿嵌されるピンを
前記の孔に遊嵌し、前記の第一チェーン3と前記のシャ
フト11の前記一端部より離れる方向に所定の距離を隔て
て平行に配設した第二チェーン5に所定のピッチで一端
を軸支される第一及び第二従リンク12及び13のそれぞれ
の他端に穿設した孔部を一致せしめて前記した連結杆10
の他端に前記ピンとは反対方向に植設したピン14に遊嵌
し、更に、前記したシャフト11の他端部側に第一チェー
ン3と平行で、かつ第一チェーン3と同速で回転せしめ
られる第三チェーン15を配設し、第一、第二L形リンク
17,18を背合わせ状としてそれぞれの折曲部17′,18′を
反対方向に向けて該折曲部17′,18′の先端部を前記の
第三チェーン15に所定のピッチで軸支するとともに、背
合わせ状としたL形リンク17,18の先端に穿設された孔
を一致せしめて前記したシャフト11の他端を遊嵌してシ
ャフト11を水平に支持し、該シャフト11に貫通したノッ
クピン20′,20′によって棚取付けブロック19,19′をシ
ャフトに固定し、前記の棚取付ブロック19,19′の上面
に棚7の下面を溶着等によって固定したので、棚7は連
結杆10とシャフト11及び棚取付ブロック19,19′と一体
となって動かないようになっている。そして、上記した
ような棚取付手段を一つの単位として、これらを多数設
けることによりチェーンに多数の棚7,7,……を所定のピ
ッチで保持させ、該棚7,7,7,……を循環せしめるには、
駆動用スプロケット2を駆動回転せしめ、該駆動用スプ
ロケット2と同軸とされたスプロケット4を回転させ、
該スプロケット4と下方のスプロケット4′に巻回され
た第一チェーン3を運行し、この第一チェーン3の運行
に伴って連結杆10を介して第二チェーン5が同速で運行
され、また、駆動用スプロケット2と同軸に軸止された
スプロケット16に噛合する第三チェーン15も同速で運行
されることとなり、これらチェーンに保持された棚7,7,
7,……も循環させることができるものである。
上記の循環に当たっては、前記した第一チェーン3及
び第二チェーン5に取付けられている主リンク8,9及び
従リンク12,13の孔ピッチ(チェーンへの取付部と連結
杆への取付部との距離)PとL形リンク17,18の先端部
のシャフト11への取付部と折曲部先端部の第三チェーン
15への取付部までの直線距離P′とはP=P′となされ
ているので、棚7,7,7,……の循環回動部においても常に
棚7を水平に維持することができ、また、前記したL形
リンク17,18は、直線状に移行するときには背合せた状
とされる垂直部は第三チェーン15と直角となり、回動部
においては、折曲部17′,18′の先端部がそれぞれ反対
向きに第三チェーン15に回動自在に軸支されているの
で、前記両L形リンク17,18はそれぞれ内側に屈折し、
背合わせ状部を開き、第一チェーン3に取付けられる主
リンク8,9の開きと同等となり棚7を水平に維持するこ
とが可能である(第5図参照)。
また、前記したように本実施例においては、棚保持部
材であるシャフト11の一端部側に第一、第二チェーン3,
5を、前記のシャフト11の他端部側に第三チェーン15を
配設し、前記の第三チェーン15に第一、第二L形リンク
17,18を取付けることにより棚7を支持し、棚7に重量
物を載置することを可能ならしめ、更に、収納庫Aの側
方(収納庫の前後方向の前側)より物品の出入れを行う
ようにしている。また、前記した第一及び第二チェーン
3,5に主リンク8,9及び従リンク12′,13′をアタッチメ
ントを用いることなく直接取付けているが、第一及び第
二チェーン3,5に主リンク8,9及び従リンク12,13並びに
第三チェーン15のL形リンク17,18のそれぞれにアタッ
チメントを取付けることも可能である。
更に、本実施例においては、チェーンガイド21,22,23
を直線部に設けて、第一、第二及び第三チェーンを案内
しているので、棚7に重量物が載置されてもそれぞれの
チェーン3,5,15のゆがみ及び横娠れを防止してチェーン
の円滑な運行を行わしめている。
以上述べたように本実施例においては、棚7は常に水
平に保持されながら円滑に循環するものであり、前記し
たように、第三チェーン15にL形リンク17,18を直取付
けるため、第一チェーン3及び第二チェーン5にアタッ
チメントを使用していないので棚と棚との間隔を少なく
することに役立ち、この結果デッドスペースをなくする
ことが可能である。
また、本実施例においては、棚の奥行きが長くなって
も、棚荷重は第三チェーン15によって支持されるため棚
に重量物を収納可能となり、前記したように第三チェー
ン15にL形リンク17,18を取付けることにより棚の取付
け位置側方(棚の前後方向の前方)より物品を出入れで
きるようにしたので、棚を左右に回転可能とすることも
できるものである。
更に棚及び該棚の保持部材であるシャフトの長さを変
えることによって長尺物でも収納できる。
前記した実施例においては、棚保持部材であるシャフ
ト11は一本のシャフトとして説明したが、前記のシャフ
ト11を連続した一本としないで、切断した状態で二本と
してその内の一本の一端に連結杆10に固定するとともに
棚取付けブロック19をノックピン20によって固定し、前
記の棚取付けブロック19を棚7の下面に溶着等によって
固定し、他の一本のシャフトには、第三チェーン15に取
付けたL形リンクの先端部に遊合するとともにノックピ
ン20′で取付けブロック19′を固定し該棚取付けブロッ
ク19′に前記の棚7の下面を固定して棚を取付けるよう
にしてもよい。
また、棚の取り付けの他の実施例を第6図に基づいて
説明するが、同一または均等の部材は前述した実施例と
同一の符号によって説明することとする。
第6図において、断面L形の固定板29の垂直片部29′
にピン30の一端を溶着等によって固定し、該ピン30に第
一チェーン3に取付けた第一及び第二主リンク8,9の重
合部を遊合し、更に、前記ピン30の他端部には連結杆10
を固定し、また、断面L形の固定板31の垂直片31′にピ
ン32の一端を溶着等によって固定し、前記ピン32の他端
には第三チェーン15に取付けたL形リンク17,18の先端
部を遊合し、前記した固定板29の水平片部29″及び固定
板31の水平片部31″に棚7をボルト33,33,……,34,34等
によって固着し棚7を取付けるようにする。
[発明の効果] 本発明に係る側方取出式収納庫は、第一チェーンと該
第一チェーンに並設して第二チェーンを設け、前記の第
一チェーンに所定のピッチで第一主リンクと第二主リン
クの一端を回動自在に軸支し、前記第一主リンクと第二
主リンクのそれぞれの他端に穿設の孔部を一致せしめて
連結杆の一端に立設されるとともに棚保持用部材の一端
部に挿嵌されたピンを前記の孔に遊挿し、前記第二チェ
ーンに所定のピッチで第一従リンクと第二従リンクの一
端を回動自在に軸支し、前記第一従リンクと第二従リン
クのそれぞれの他端に穿設の孔部を一致させて前記の連
結杆の他端に植設のピンに遊嵌したので、連結杆の一端
と第一チェーンに軸支の第一主リンクと、前記の連結杆
の他端と第二チェーンに軸支の第一従リンクとにより平
行四辺形のリンク機構が構成され、また同様に連結杆と
第二主リンク、第二従リンク並びにチェーンによって平
行四方形のリンク機構が構成されるので、棚を水平に保
持することができ、しかも、前記した棚保持部材の他端
側に前記第一チェーンと同速で走行せしめられる第三チ
ェーンを配設し、同形・同大の二枚のL形リンクの折曲
部をそれぞれ反対方向に向けて両リンクを背合わせ状に
重合し、前記それぞれの折曲部先端を前記の第三チェー
ンに所定のピッチで軸支し、前記の両リンクの重合部の
先端を棚取付部材を備えたピンに遊嵌し、前記棚取付部
材に棚を固定したので、棚は連結杆、ピン、棚取付部材
と一体となって常に水平状態に保持されながら循環する
ものであり、特に、同形・同大の二枚のL形リンクの折
曲部を反対方向に向けて両リンクを背合わせ状にし、前
記の折曲部の先端を第三チェーンに軸支して棚荷重を支
えるようにしたので、棚に重量物の収納が可能になり、
また、L形リンクを介して棚の取付位置側方より収納物
の搬入・搬出することができるものであり、また、棚を
左右に循環することを可能ならしめたので収納庫の設置
面積の狭小化を図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は側方取出
式収納庫の一部を切開した全体正面図、第2図は右側面
図、第3図は第2図のIII−III矢視図、第4図は棚取付
状態を示す斜視図、第5図は連結杆及びリンクの軌跡を
示す説明図、第6図は棚取付の他の例を示す説明図であ
る。 A:収納庫、3:第一チェーン、5:第二チェーン 8,8,……:第一主リンク、9,9,……:第二主リンク 10:連結杆、11:棚取付部材、12,12,……第一従リンク 13,13,……:第二従リンク、15:第三チェーン、17,18:L
形リンク 27:主リンクの軌跡、28:従リンクの軌跡

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無端状のチェーンに所定の間隔にて多数の
    棚を保持し、該棚を上下方向あるいは横方向と上下方向
    に循環させ、該循環時に前記の棚を水平に保持せしめる
    ようにした側方取出式収納庫において、第一チェーンと
    該第一チェーンに並設して第二チェーンを設け、前記の
    第一チェーンに所定のピッチで第一主リンクと第二主リ
    ンクの一端を回動自在に軸支し、前記第一主リンクと第
    二主リンクのそれぞれの他端に穿設の孔部を一致せしめ
    て両端にそれぞれ反対方向に向けたピンを立設した連結
    杆の一端をピンを前記の孔部に遊挿したうえ棚保持用部
    材の一端部に挿嵌し、前記第二チェーンに所定のピッチ
    で第一従リンクと第二従リンクの一端を回動自在に軸支
    し、前記第一従リンクと第二従リンクのそれぞれの他端
    に穿設の孔部を一致せしめて前記の連結杆の他端のピン
    に遊嵌し、前記した棚保持部材の他端側に前記第一チェ
    ーンと同速で走行せしめられる第三チェーンを配設し、
    同形・同大の二枚のL形リンクの折曲部をそれぞれ反対
    方向に向けて両リンクを背合わせ状に重合し、前記それ
    ぞれの折曲部先端を前記第三チェーンに所定のピッチで
    軸支し、前記の両リンクの重合部の先端を前記した棚取
    付部材他端部に設けたピンに嵌合し、前記した主リン
    ク、従リンク、連結杆、L形リンク及び棚保持部材から
    なる棚取付手段を前記のチェーンに多数設け、これらの
    棚取付手段に棚を固定したことを特徴とする側方取出式
    収納庫。
JP62126868A 1987-05-26 1987-05-26 側方取出式収納庫 Expired - Fee Related JPH085527B2 (ja)

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