JPH0853115A - 液体収容器 - Google Patents

液体収容器

Info

Publication number
JPH0853115A
JPH0853115A JP18959394A JP18959394A JPH0853115A JP H0853115 A JPH0853115 A JP H0853115A JP 18959394 A JP18959394 A JP 18959394A JP 18959394 A JP18959394 A JP 18959394A JP H0853115 A JPH0853115 A JP H0853115A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
surface portion
inclined surface
bottle
tubular body
liquid container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18959394A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Takano
正 高野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP18959394A priority Critical patent/JPH0853115A/ja
Publication of JPH0853115A publication Critical patent/JPH0853115A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D1/00Containers having bodies formed in one piece, e.g. by casting metallic material, by moulding plastics, by blowing vitreous material, by throwing ceramic material, by moulding pulped fibrous material, by deep-drawing operations performed on sheet material
    • B65D1/02Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents
    • B65D1/0223Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents characterised by shape
    • B65D1/0292Foldable bottles

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】ボトルの側壁部は、第1の傾斜面部10と第2
の傾斜面部20とを有する略波形形状に形成した。第1
の傾斜面部10は、ボトルの伸長状態で、その外面11
側に出っ張った凸形状に湾曲する。また、ボトルの収縮
状態で、第1の傾斜面部10が上記波形の山の頂部T1
で折り返し状態となり、第2の傾斜面部20の内面20
aと略重合して、その内面側に出っ張った凸形状に逆湾
曲するようにした。この略重合状態では、第1の傾斜面
部10が第2の傾斜面部20内で上記折り返し状態を維
持し、上記逆湾曲した傾斜面部10がボトルを収縮する
方向に付勢力を及ぼし、ボトルの収縮状態を維持するた
めの強力な保持力を得るようにした。 【効果】収容する液体の量に合わせてボトルを伸縮さ
せ、ボトル内部の空隙量を最小限に抑えることができ
る。特に炭酸水等を収容した際には、炭酸ガスの蒸発を
抑えることができ、炭酸水の風味を持続させることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、液体が収容された液
体収容器に関するものであり、特に、気体(炭酸ガス
等)が溶融した液体を収容する液体収容器に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】気体が溶融した液体として、例えば炭酸
清涼飲料水(以下、「炭酸水」という。)がある。この
炭酸水は一般に、金属製の缶容器またはポリボトル等に
密封されて市販されている。特にポリボトルに密封され
て市販されているものは、いわゆる徳用サイズと呼ばれ
るもので、炭酸水を比較的多量(例えば、1リットル以
上)に購入したい場合に便利であり、最近はこのポリボ
トルが炭酸水のボトルとして主流となって出回ってい
る。通常、開栓前のポリボトルでは、炭酸水に溶融した
炭酸ガスが蒸発しないように所定の内圧が負荷されてい
ると共に、ボトル内に生じる空隙部を狭くして炭酸ガス
の蒸発量を抑えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のポリ
ボトルに密封されている徳用サイズの炭酸水は、一般に
開栓後、一気に飲み干されるものではなく何度かに分け
て飲まれるものである。当然のことながらポリボトルの
内部には、上記飲まれた量に相当する空隙が増加する。
ボトル内に生じる空隙部が増大すると、その分、溶融し
ている炭酸ガスの空隙部への蒸発量が増え、炭酸水は、
いわゆる「気が抜けた」状態となって、炭酸水の味覚が
極端に低下してしまう。これは日常よく経験することで
ある。
【0004】そこで、この発明の主な目的は、開栓後の
保存中であっても、液体に溶融した気体が蒸発しない液
体収容器を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段および作用】 上記目的を達成するため、請求項1に係る液体収容
器は、密栓可能な口部と、これに連続する弾性を有する
有底筒体とを有し、当該有底筒体の側壁部を、互いに逆
向きに傾斜する第1および第2の傾斜面部を交互に連続
させた断面略波形形状に形成することによって、有底筒
体を軸方向に伸縮可能とした液体収容器において、上記
第1の傾斜面部は、有底筒体の伸長時に、その外面側へ
出っ張った凸形状に湾曲され、且つ有底筒体の収縮時
に、当該第1の傾斜面部が含まれる山の頂部を基線とし
て折り返されて上記第2の傾斜面部の内面に略重合され
るものであり、上記第2の傾斜面部は、当該第2の傾斜
面部のうち、谷の底を構成する部分に、他の部分よりも
傾斜角度の大きい急勾配部を含み、上記急勾配部の傾斜
角度は、上記谷の底を挟んで隣接する第1の傾斜面部
を、有底筒体の収縮時に押圧し、上記第1の傾斜面部
を、その内面側へ出っ張った凸形状に変形させることが
できる角度に設定されていることを特徴とするものであ
る。
【0006】上記構成によれば、有底筒体が軸方向に伸
びた状態では、第1の傾斜面部が、その外面側へ出っ張
った凸形状に湾曲している。そして、有底筒体を押圧し
て軸方向に縮めると、第2の傾斜面部の急勾配部が第1
の傾斜面部を押圧する。これにより、第1の傾斜面部が
押し上げられ、当該第1の傾斜面部が含まれる山の頂部
を基線として折り返されて上記第2の傾斜面部の内面に
略重合される。すなわち、第1の傾斜面部が第2の傾斜
面部の内側に進入した状態となる。また、第1および第
2の傾斜面部は、共に弾性を有しているから、第1の傾
斜面部は、第2の傾斜面部の内側に進入した状態で、第
2の傾斜面部を外側へ押し広げようとし、この反力を第
2の傾斜面部から受けることにより、第2の傾斜面部内
に保持される。このように、折り返された第1の傾斜面
部を折り返し状態に保持する力が働く。
【0007】しかも、上記急勾配部が第1の傾斜面部を
押圧してこれを折り返す際に、上記急勾配部に押圧され
た第1の傾斜面部は、上記山の頂部および当該第1の傾
斜面部が含まれる谷の底を拘束点として、所定のターニ
ングポイントを越えて伸長時とは逆向き、すなわち、第
1の傾斜面部の内面側へ出っ張った凸形状に変形され
る。このように、折り返し時にターニングポイントを越
えて湾曲変形されるので、湾曲後の折り返し状態を保持
する力が働く。
【0008】その結果、逆湾曲変形を伴って折り返され
た第1の傾斜面部には、第2の傾斜面部による保持力に
加えて、折り返し後の逆湾曲変形状態を保持する力が働
くので、第1の傾斜面部の折り返し状態が強力に保持さ
れる。従って、一旦収縮状態にされた有底筒体は、当該
収縮状態に強力に保持される。 また、上記目的を達成するため、請求項2に係る液
体収容器は、請求項1記載の液体収容器において、上記
第2の傾斜面部には、上記有底筒体の内側へ突出するよ
うに屈曲された屈曲周面部がさらに備えられていること
を特徴とするものである。
【0009】上記構成によれば、屈曲周面部が有底筒体
の内側へ突出するように屈曲されているので、仮に、有
底筒体に、その軸線を曲げる方向に過大な曲げ力が加わ
った場合、有底筒体の側壁部が圧縮される側では、屈曲
周面部の屈曲部分がさらに屈曲し、且つ有底筒体の側壁
部が引っ張られる側では、屈曲周面部の屈曲部分が延ば
される。しかも、この屈曲周面部は、有底筒体の軸方向
について複数箇所に存在するから、上記曲げ力が加われ
ば、有底筒体は、均一且つ円滑に曲げられる。従って、
有底筒体に曲げ力が加わっても、有底筒体は、局部的に
折り曲げられて永久変形をおこしてしまうのを防ぐこと
ができる。一方、上記屈曲部分も弾性を有するから、変
形した屈曲部分には、元の状態に戻ろうとする復元力が
働き、その結果、上記曲げ力が解除されると、自力で元
の真直状態に復元できる。
【0010】 上記目的を達成するため、請求項3に
係る液体収容器は、請求項1または2記載の液体収容器
において、側壁部の各谷の底を通る横断面積は、有底筒
体の軸方向一方側にいくにしたがって順に増大されてい
ることを特徴とするものである。上記構成によれば、有
底筒体を縮める際に液体収容器に押圧力を加えると、有
底筒体は、上記押圧力を受ける断面積が小さい方から順
に縮む。
【0011】 上記目的を達成するため、請求項4に
係る液体収容器は、請求項1または2記載の液体収容器
において、第1の傾斜面部の、有底筒体の軸方向の幅
は、有底筒体の軸方向一方側にいくに従って順に増大さ
れていることを特徴とするものである。上記構成によれ
ば、第1の傾斜面部の、有底筒体の軸方向の幅が大きい
ほど、第1の傾斜面部が折り返されるまでに要する第2
の傾斜面部の移動距離が大きくなる。従って、有底筒体
を縮める際に液体収容器を押しつけると、上記幅が短い
方の第1の傾斜面部から順に、第2の傾斜面部への重合
が進む。
【0012】
【実施例】以下実施例を示す添付図面によって詳細に説
明する。図2は、この発明の一実施例に係る液体収容器
としてのボトルAの斜視図である。図2を参照して、こ
のボトルAは、一体成形されたポリエチレン等からなる
容器であって、図示していない密栓用のキャップが取付
けられる口部1と、この口部1に連続する有底の筒体2
とを有している。この筒体2は、略円形の底部2aと、
これに連続された側壁部2bとを有している。この口部
1の先端には、ねじ部3が形成されており、このねじ部
3に上記キャップがねじ込まれて内部を密封することが
できるようになっている。
【0013】また、上記側壁部2bは、断面が略波形形
状に形成されており、筒体2を白抜き矢印の方向に伸縮
させてボトルAの内容積を調整することができるように
なっている。図2では、筒体2が伸長した状態を示して
いる。なお、ボトルAを構成する材料は、ポリエチレン
に限らず、他の材料で構成することもできる。
【0014】図1は、上記側壁部2bの要部拡大断面図
であり、側壁部2bの断面の形状を詳細に示している。
なお、図における上下方向が筒体2の伸縮方向に対応し
ている。図1を参照して、本実施例の特徴とするところ
は、上記略波形形状を形成する側壁部2bの形状にあ
る。すなわち、 上記側壁部2bは、互いに逆向きに傾斜する第1の傾
斜面部10および第2の傾斜面部20を交互に連続させ
た断面略波形形状に形成されている点、 第1の傾斜面部10は、筒体2の伸長時に、その外面
11側へ出っ張った凸形状に湾曲され、一方、筒体2の
収縮時に、当該第1の傾斜面部10が含まれる山の頂部
T1を基線として折り返されて上記第2の傾斜面部20
の内面20aに略重合される点(図3参照)、 第2の傾斜面部20は、当該第2の傾斜面部20のう
ち、谷の底V1を構成する部分に、他の部分よりも傾斜
角度の大きい急勾配部21を有しており、この急勾配部
21の傾斜角度は、上記第1の傾斜面部10を筒体2の
収縮時に押圧し、その内面側へ出っ張った凸形状に変形
させることができる角度に設定されている点、 さらに、第2の傾斜面部20には、上記筒体2の内側
へ突出する屈曲部分22aが形成された屈曲周面部22
が備えられている点、 側壁部2bの各谷の底を通る横断面積は、筒体2の軸
方向について上方から順に大きくされている点、すなわ
ち、谷の底V1,V2を結ぶ稜線Lは、筒体2の軸方向
に対して所定の傾斜角sを有している点にある。再び図
2を参照して、上記所定の傾斜角sとは、本実施例の場
合、ボトルAの口部1側から底部2a側へ広がるような
角度であり、筒体2の、口部1側の内径が、底部2a側
の内径の約70%になるような角度が設定されている。
【0015】次に、本実施例の作用効果について説明す
る。先ず、図1および図2を参照して、筒体2が軸方向
に伸びた状態では、その外面11側へ出っ張った凸形状
に湾曲している。そして、筒体2を押圧して軸方向に縮
めると、第2の傾斜面部20の急勾配部21が第1の傾
斜面部10を押圧する。これにより、第1の傾斜面部1
0が押し上げられ、当該第1の傾斜面部10が含まれる
山の頂部T1を基線として折り返されて上記第2の傾斜
面部20の内面20aに略重合される(図3参照)。す
なわち、第1の傾斜面部10が第2の傾斜面部20の内
側に進入した状態となり、第1の傾斜面部10が、第2
の傾斜面部20内で、上記折り返された状態に保持され
た状態となる。
【0016】しかも、上記急勾配部21が第1の傾斜面
部10を押圧する際に、上記急勾配部21に押圧された
第1の傾斜面部10は、上記山の頂部T1および当該第
1の傾斜面部10が含まれる谷の底V1を拘束点とし
て、所定のターニングポイントを越えて伸長時とは逆向
き、すなわち、第1の傾斜面部10の内面側へ出っ張っ
た凸形状に変形される。従って、この状態から筒体2を
伸ばそうとした場合でも、第1の傾斜面部10は、上記
ターニングポイントを越える変形を受けるまでは、筒体
2を収縮する方向に付勢力を及ぼすことになる。
【0017】このように、筒体2を収縮させた状態で
は、第2の傾斜面部20が、第1の傾斜面部10を折り
返し状態に保持することにより筒体2を収縮状態に保持
しており、且つこの収縮保持状態においては、第1の傾
斜面部10が、筒体2を収縮すべく上記付勢力を及ぼし
ている。従って、この状態から筒体2を伸ばすには、第
1の傾斜面部を、これを挟持している第2の傾斜面部か
ら上記保持力に抗して引き抜く状態で上記山の頂部T1
を基線として再び折り返す必要があると共に、内面側に
出っ張った湾曲部分を、外面側に出っ張った湾曲となる
まで所定のターニングポイントを越えて反転させなけれ
ばならない。その結果、一旦収縮状態にされたボトルA
は、上記第1の傾斜面部10が湾曲されていない場合に
比べて、はるかに強い保持力を発揮することができる。
【0018】このように本実施例に係るボトルAによれ
ば、側壁部2bを断面波形形状に形成することにより、
筒体2を伸縮させることができ、ボトルAに収容される
液体の量に応じてボトルAの内容積を調整し、ボトルA
の内部の空隙量を調整することができる。また、たとえ
ば、ボトルA内に収容された炭酸清涼飲料水等を飲みさ
し状態で保存する場合でも、筒体2を収縮させて飲料水
中に溶融している炭酸ガスが気化する空間を極力発生さ
せないようにすることができる。しかも、仮に、炭酸ガ
スが気化してボトルA内の圧力が上昇したとしても、ボ
トルAの内圧に対抗してボトルAの収縮状態が確実に保
持されるので、ボトルA内への炭酸ガスの気化量を最小
限に抑えることができる。その結果、炭酸清涼飲料水等
が、いわゆる「気が抜けた状態」になるのを抑えること
ができ、飲みさし状態で保存する場合でも炭酸清涼飲料
水等の味覚が低下することがない。
【0019】また、炭酸清涼飲料水に限らず、一般に飲
料水を保存する場合でも、ボトルAの内部空間と飲料水
との間に空隙を極力発生させないようにすることができ
る。その結果、空隙内に存在する細菌等により、飲料水
が汚染されたりするのを抑えることができ、安心して保
存することができる。特に、本実施例では、側壁部2b
の谷を通る筒体2の横断面積は、ボトルAの底部2a側
ほど大きくなっている。すなわち、筒体2を縮める際
に、ボトルAに加える押圧力を受ける断面積が下方ほど
大きくなっている。従って、筒体2を縮めるように押圧
力を加えた際に、この押圧力を受ける断面積が小さい部
分、すなわち、ボトルAの口部1側から順に縮んでいく
ことになり、ボトルAが異形に変形することがなく、見
栄えが良いという利点がある。
【0020】さらに、屈曲周面部22の屈曲部分22a
が筒体2の内側へ突出しているので、仮に、筒体2に、
その軸線が曲げられる方向に過大な曲げ力が加わった場
合、側壁部2bが圧縮される側では、屈曲部分22aが
さらに屈曲し、且つ側壁部2bが引っ張られる側では、
屈曲部分22aが延ばされる。しかも、この屈曲部分2
2aは、筒体2の軸方向について複数箇所に存在するか
ら、上記曲げ力が加われば、筒体2は、均一且つ円滑に
曲げられる。従って、筒体2に曲げ力が加わっても、筒
体2は、局部的な屈折等の永久変形を発生させることが
なく、軸方向に曲げが生じても破損しにくいボトルを実
現することができる。一方、筒体2は弾性を有するか
ら、変形した屈曲部分22aには、元の状態に戻ろうと
する復元力が働き、その結果、上記曲げ力が解除される
と、自力でもとの真直状態に復元でき、筒体2を収縮さ
せる際にも、異方な方向への変形を抑えて軸方向に真っ
直ぐに収縮させやすい。
【0021】なお、本実施例においては、上記谷の底を
結ぶ稜線Lは、ボトルAの口部1側の内径が、底部2a
側の内径の約70%になるような角度にしたが、ボトル
Aを構成する材質や厚み等によって他の角度にすること
もできる。次に、本発明の第2の実施例について説明す
る。図5は、本発明の第2の実施例に係るボトルの側壁
部の断面形状の詳細を示す要部拡大断面図である。図5
を参照して、本実施例が、上記一実施例と異なるところ
は、 側壁部の谷の底を通る横断面積は、筒体の軸方向につ
いて一定となっている点、および 各第1の傾斜面部31,32および33の、上記軸方
向の高さが順に変化されている、すなわち、図中参照符
号h1,h2およびh3で示される寸法が、この順に大
きくなっている点にある。
【0022】なお、その他の構成については、上記一実
施例と同様であるので、同一符号を付してその説明は省
略する。本実施例によれば、上記第1の傾斜面部31,
32または33の高さが高いほど、各傾斜面部31,3
2または33が折り返されるのに要する急勾配部21の
移動距離が大きくなる。従って、上記寸法h1,h2お
よびh3がこの順に大きいので、傾斜面部31よりも傾
斜面部32の方が、また、傾斜面部32よりも傾斜面部
33の方が、折り返されるために必要な急勾配部21の
移動距離が大きくなる。従って、筒体を縮める際に押圧
すると、上記寸法が小さい方の第1の傾斜面部31から
順に、第2の傾斜面部への重合が進む。その結果、ボト
ルを収縮させる際には、ボトルの口部側(図に示す上方
側)から順に縮んでいくことになり、ボトルが異形に変
形することがなく、見栄えが良いという利点がある。
【0023】なお、この発明は上記実施例に限定される
ものではなく、谷の深さ(谷から山までの距離)を深く
すれば、筒体を縮めた際の、当該収縮状態の保持力を大
きくすることができる。また、このような側壁部の構造
は、飲料水を保存するボトルの他に、いわゆる油さしに
も利用することができる。油さしは、容器内の油の量が
少なくなれば、油をさす際に容器を大きく伸縮させる必
要があり、使い勝手が悪くなるが、本発明に係る側壁部
の構造を油さしの容器の側壁部に利用すれば、容器内の
油の量にかかわらず、容器内の空隙量を略一定に保つこ
とができるので、常に略一定の伸縮量で伸縮させること
により油をさすことができる。
【0024】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、液体収容器に
収容した液体の量に合わせてその内容量を変化させて空
隙量を調整することができる。従って、液体収容器に収
容された液体の残存量に応じて内容量を減じ、最小限の
空隙量にすることができる。これにより、飲料水等を保
存する場合に、上記空隙内の空気中に含まれる細菌等を
最小限に抑えることができ、安心して保存することがで
きる。
【0025】また、液体収容器を収縮させた場合、第1
の傾斜面部は、第2の傾斜面部内に折り返し収容される
と共に、折り返し時にターニングポイントを越えて伸長
時とは逆向きに弾性的に湾曲されているので、第1の傾
斜面部の折り返し状態が強力に保持される結果、液体収
容器の収縮状態を強力に保持することができる。従っ
て、炭酸水を保存する場合に、保存中の気体成分の蒸発
を抑えて、いわゆる「気が抜けた」状態になるのを防
ぎ、炭酸水の風味を保つことができる。
【0026】請求項2の発明によれば、液体収容器を横
方向に曲げようとする力が加えられても、屈曲周面部に
よって有底筒体が均一且つ円滑に曲げられるので、曲げ
に対して破損しにくい液体収容器を提供することができ
る。請求項3または4の発明によれば、液体収容器を収
縮する際に、液体収容器の端から順に縮めることができ
るので、収縮状態にしても液体収容器が異形に変形する
ことがなく、見栄えが良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るボトルの側壁部の断面
を示す要部拡大図である。
【図2】本発明の一実施例に係るボトルの斜視図であ
る。
【図3】筒体が収縮した状態での、側壁部の断面を示す
要部拡大図である。
【図4】筒体が収縮した状態の、ボトルの斜視図であ
る。
【図5】第2の実施例に係るボトルの側壁部の断面を示
す要部拡大図である。
【符号の説明】
A ボトル(液体収容器) s 傾斜角 L 稜線 V1 谷の底 V2 谷の底 T1 山の頂部 1 口部 2 筒体 2a 底部 2b 側壁部 10 第1の傾斜面部 20 第2の傾斜面部 20a 内面 21 急勾配部 22 屈曲周面部 22a 屈曲部分 31 第1の傾斜面部 32 第1の傾斜面部 33 第1の傾斜面部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】密栓可能な口部と、これに連続する弾性を
    有する有底筒体とを有し、当該有底筒体の側壁部を、互
    いに逆向きに傾斜する第1および第2の傾斜面部を交互
    に連続させた断面略波形形状に形成することによって、
    有底筒体を軸方向に伸縮可能とした液体収容器におい
    て、 上記第1の傾斜面部は、有底筒体の伸長時に、その外面
    側へ出っ張った凸形状に湾曲され、且つ有底筒体の収縮
    時に、当該第1の傾斜面部が含まれる山の頂部を基線と
    して折り返されて上記第2の傾斜面部の内面に略重合さ
    れるものであり、 上記第2の傾斜面部は、当該第2の傾斜面部のうち、谷
    の底を構成する部分に、他の部分よりも傾斜角度の大き
    い急勾配部を含み、 上記急勾配部の傾斜角度は、上記谷の底を挟んで隣接す
    る第1の傾斜面部を、有底筒体の収縮時に押圧し、上記
    第1の傾斜面部を、その内面側へ出っ張った凸形状に変
    形させることができる角度に設定されていることを特徴
    とする液体収容器。
  2. 【請求項2】請求項1記載の液体収容器において、 上記第2の傾斜面部には、上記有底筒体の内側へ突出す
    るように屈曲された屈曲周面部がさらに備えられている
    ことを特徴とする液体収容器。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の液体収容器におい
    て、 側壁部の各谷の底を通る横断面積は、有底筒体の軸方向
    一方側にいくに従って順に増大されていることを特徴と
    する液体収容器。
  4. 【請求項4】請求項1または2記載の液体収容器におい
    て、 第1の傾斜面部の、有底筒体の軸方向の幅は、有底筒体
    の軸方向一方側にいくに従って順に増大されていること
    を特徴とする液体収容器。
JP18959394A 1994-08-11 1994-08-11 液体収容器 Pending JPH0853115A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18959394A JPH0853115A (ja) 1994-08-11 1994-08-11 液体収容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18959394A JPH0853115A (ja) 1994-08-11 1994-08-11 液体収容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0853115A true JPH0853115A (ja) 1996-02-27

Family

ID=16243916

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18959394A Pending JPH0853115A (ja) 1994-08-11 1994-08-11 液体収容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0853115A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004507405A (ja) * 2000-08-31 2004-03-11 シー・オー・2・パツク・リミテツド 半剛性の圧潰可能な容器
WO2004110878A1 (en) * 2003-06-12 2004-12-23 Concordia Development S.R.L. Improved, progressively collapsible, disposable container
WO2009027942A2 (en) * 2007-08-28 2009-03-05 Prontopharma-Europe S.R.L. A retractable and flexible plastic container for liquids
US8381940B2 (en) 2002-09-30 2013-02-26 Co2 Pac Limited Pressure reinforced plastic container having a moveable pressure panel and related method of processing a plastic container
WO2016016372A1 (en) * 2014-07-30 2016-02-04 S.I.P.A. Societa' Industrializzazione Progettazione E Automazione S.P.A. Container with pressure variation compensation
US9624018B2 (en) 2002-09-30 2017-04-18 Co2 Pac Limited Container structure for removal of vacuum pressure
US9969517B2 (en) 2002-09-30 2018-05-15 Co2Pac Limited Systems and methods for handling plastic containers having a deep-set invertible base
US10246238B2 (en) 2000-08-31 2019-04-02 Co2Pac Limited Plastic container having a deep-set invertible base and related methods
US11897656B2 (en) 2007-02-09 2024-02-13 Co2Pac Limited Plastic container having a movable base

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9688427B2 (en) 2000-08-31 2017-06-27 Co2 Pac Limited Method of hot-filling a plastic container having vertically folding vacuum panels
US8047389B2 (en) * 2000-08-31 2011-11-01 Co2 Pac Limited Semi-rigid collapsible container
JP2004507405A (ja) * 2000-08-31 2004-03-11 シー・オー・2・パツク・リミテツド 半剛性の圧潰可能な容器
US10246238B2 (en) 2000-08-31 2019-04-02 Co2Pac Limited Plastic container having a deep-set invertible base and related methods
US10273072B2 (en) 2002-09-30 2019-04-30 Co2 Pac Limited Container structure for removal of vacuum pressure
US10315796B2 (en) 2002-09-30 2019-06-11 Co2 Pac Limited Pressure reinforced deformable plastic container with hoop rings
US9802730B2 (en) 2002-09-30 2017-10-31 Co2 Pac Limited Methods of compensating for vacuum pressure changes within a plastic container
US9624018B2 (en) 2002-09-30 2017-04-18 Co2 Pac Limited Container structure for removal of vacuum pressure
US11377286B2 (en) 2002-09-30 2022-07-05 Co2 Pac Limited Container structure for removal of vacuum pressure
US10351325B2 (en) 2002-09-30 2019-07-16 Co2 Pac Limited Container structure for removal of vacuum pressure
US9969517B2 (en) 2002-09-30 2018-05-15 Co2Pac Limited Systems and methods for handling plastic containers having a deep-set invertible base
US9878816B2 (en) 2002-09-30 2018-01-30 Co2 Pac Ltd Systems for compensating for vacuum pressure changes within a plastic container
US8381940B2 (en) 2002-09-30 2013-02-26 Co2 Pac Limited Pressure reinforced plastic container having a moveable pressure panel and related method of processing a plastic container
WO2004110878A1 (en) * 2003-06-12 2004-12-23 Concordia Development S.R.L. Improved, progressively collapsible, disposable container
US10661939B2 (en) 2003-07-30 2020-05-26 Co2Pac Limited Pressure reinforced plastic container and related method of processing a plastic container
US11897656B2 (en) 2007-02-09 2024-02-13 Co2Pac Limited Plastic container having a movable base
WO2009027942A3 (en) * 2007-08-28 2009-05-14 Prontopharma Europ S R L A retractable and flexible plastic container for liquids
WO2009027942A2 (en) * 2007-08-28 2009-03-05 Prontopharma-Europe S.R.L. A retractable and flexible plastic container for liquids
WO2016016372A1 (en) * 2014-07-30 2016-02-04 S.I.P.A. Societa' Industrializzazione Progettazione E Automazione S.P.A. Container with pressure variation compensation

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6554155B1 (en) Bottle cooler apparatus with quick plunge insertion feature
JP2688543B2 (ja) 半剛性折りたたみ式容器
JPH0853115A (ja) 液体収容器
US6763973B1 (en) Single use collapsible liquid containment vessel
US20230192351A1 (en) Disposable folding paper cup that folds flat and, when unfolded by pressing of folded portion, has cylindrical upper end
BG105786A (bg) Бутилка за еднократна употреба с постепенно нагъваща се, невъзстановяваща се структура на страничните стени
EP1550611B1 (en) Synthetic resin bottle
JPS6134270Y2 (ja)
JP2011020730A (ja) 締結部材
JP2007145353A (ja) キャップ
US20020121495A1 (en) Self-straightening straw with assurance that the straw will bend in a desired direction
JPS6229375Y2 (ja)
JP3023252U (ja) 液体封入容器用ストロー
JPS6090122A (ja) 弾性変形自在な合成樹脂製容器
JP2001054457A (ja) 折りたたみ可能なストロー
JPH0752069Y2 (ja) 角 樽
JP2007037869A (ja) カップセット
KR20000006645U (ko) 절첩식 용기
JPH10194289A (ja) 包装容器
KR200215420Y1 (ko) 내용적 신축가능한 액체 용기
JPH07204074A (ja) ジャバラ伸縮部付の二重伸縮ストロー
KR200215422Y1 (ko) 신축 자재의 액체 용기
JP7172035B2 (ja) 合成樹脂製容器
JP2001061630A (ja) ストローとストロー内蔵飲料容器
KR20090007041U (ko) 원푸쉬 체결방식의 저장용기 및 뚜껑