JPH0852924A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0852924A
JPH0852924A JP7064643A JP6464395A JPH0852924A JP H0852924 A JPH0852924 A JP H0852924A JP 7064643 A JP7064643 A JP 7064643A JP 6464395 A JP6464395 A JP 6464395A JP H0852924 A JPH0852924 A JP H0852924A
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JP
Japan
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image forming
self
forming apparatus
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Application number
JP7064643A
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English (en)
Inventor
Shizuo Tsuchiya
静男 土屋
Koichi Arai
康一 荒井
Toshio Nagasaka
利男 長坂
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Casio Computer Co Ltd
Casio Electronics Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Casio Electronics Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置電源がオフされても、装置稼働中に生成
された自己診断結果のデータを保持し、装置電源再投入
時に保持されている自己診断データに応じて装置の稼働
許可を制御し、故障時における被害を最小限に止めるこ
とが出来る画像形成装置を提供すること。 【構成】 装置の主電源投入直後、画像形成処理の準備
処理を行うため通電される負荷(14,17a,17b,18a,18b,19
a,19b)の故障状態を診断する自己診断手段(THMCHK,MOTR
CHK,HEATCHK)と、前記自己診断の結果、負荷の異常を示
すアラームフラグ(14',17a',18a',19a',17b',18b',19
b')をEEPROM(27)へ書込む書込み手段(U2,U4,U6,V
6,W14,W15,W16)と、装置の主電源投入後で前記準備処理
が実行される前に前記主電源の投入以前に前記EEPR
OMに書込まれている前記アラームフラグを基に前記負
荷の作動を許可するセーフティフラグ(38')を生成する
許可情報生成手段(ST2〜ST5)とを備え、前記セーフティ
フラグに応じて前記準備処理以降の処理の実行を制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真複写機や各種
プリンタ等の画像形成装置に係り、特に装置内部の故障
状態を自ら確認する、いわゆる自己診断機能を有する画
像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置として、例えば液晶プリン
タは、所定速度で回転する感光体ドラムの周面に帯電
器、光書込み部、現像器、転写器等を配設し、帯電器に
より一様な電荷が付与された感光体ドラムの周面に、螢
光灯等の光源や液晶シャッタで構成された光書込み部か
ら画像情報を含む露光を行う。そして、感光体ドラムの
周面に静電潜像を形成した後、さらに現像器で静電潜像
を顕像化し、転写器を介して普通紙へ顕像(トナー像)
を転写し、用紙搬送路上に位置する熱定着器により熱定
着して普通紙上に画像を得る装置である。
【0003】この様な液晶プリンタは上述の画像形成を
行う為、例えば感光体ドラム、光書込み部内の光源や液
晶セル、熱定着器等の画像形成部材が正常に機能するか
どうかを確認する自己診断機能を有している。
【0004】この自己診断機能の具体例としては、例え
ば、上述の光源や液晶セル、熱定着器等が所定温度に達
していることを検知する為のサーミスタの断線を検知す
る場合であり、また、上述の光源等を所定温度に加熱、
保持するヒータの断線を検知する場合である。また、感
光体ドラム等の回転体を回転させるモータが所定速度で
回転しているかの確認も自己診断機能の一つである。
【0005】従来、この様な自己診断機能を有する液晶
プリンタ等の画像形成装置は、上述のサーミスタの断線
検知結果等の自己診断結果のデータを判断して画像形成
動作の開始、停止を制御するが、装置の主電源をオフに
した時、上述の自己診断結果のデータを記憶保持する機
能を備えていなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の様に従来の画像
形成装置においては、電源オフ時、その自己診断結果の
データを保持できないため、以下の様な問題点を有して
いる。
【0007】主電源オフ時、自己診断結果のデータを保
持できない画像形成装置では、再度主電源をオンした
時、前回の装置稼働中に自己診断により故障が検知され
ていたとしても、再び装置内部の負荷に通電を行い前述
のサーミスタやヒータの断線検知、モータの回転数検知
等の自己診断処理を行なわなければならず、主電源投入
後画像形成が可能かどうか認識するまでの時間が長くな
る。例えば、上述の様なヒータの断線検知は、通常主電
源投入後一定時間内にヒータへの制御信号が(ハイレベ
ルからローレベルへ、又はローレベルからハイレベル
へ)切換わるか否かを判断して行なわれている。この
為、主電源投入後ヒータへの通電を行い、一定時間が経
過しなければヒータの断線を検知することができない。
したがって、画像形成動作が出来るのかどうか判るまで
時間を要することになる。
【0008】またこの問題だけではなく、自己診断処理
を一定の時間をかけて行い画像形成不能状態であること
を表示したにもかかわらず、故障が修理されるまでに何
回も主電源のオン、オフを繰返され、その都度自己診断
処理を繰り返すことになると、故障部分に対する通電の
繰り返しによって損害が拡大するおそれがあることは勿
論のこと、装置の壊れていない部分にも無駄な通電が繰
り返され、悪影響を及ぼすことになる。
【0009】本発明は、上記従来の実情に鑑み、装置電
源がオフされても、装置稼働中に生成された自己診断結
果のデータを保持し、装置電源再投入時に保持されてい
る自己診断データに応じて装置の稼働許可を制御し、故
障時における被害を最小限に止めることが出来る画像形
成装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による画像形成装置は、装置の主電源投入直
後、画像形成処理の準備処理を行うため通電される負荷
(14,17a,17b,18a,18b,19a,19b)の故障状態を診断する自
己診断手段(THMCHK,MOTRCHK,HEATCHK)と、前記自己診断
の結果、負荷の異常を示すアラームフラグ(14',17a',18
a',19a',17b',18b',19b')をEEPROM(27)へ書込む
書込み手段(U2,U4,U6,V6,W14,W15,W16)と、装置の主電
源投入後で前記準備処理が実行される前に、前記主電源
の投入以前に前記EEPROMに書込まれている前記ア
ラームフラグを基に前記負荷の作動を許可するセーフテ
ィフラグ(38')を生成する許可情報生成手段(ST2〜ST5)
とを備え、装置の主電源投入後前記セーフティフラグに
応じて前記準備処理以降の処理の実行を制御するもので
ある。
【0011】
【作用】ゆえに、本発明の画像形成装置によれば、装置
の主電源投入直後、負荷に通電して準備処理を実施する
前に、電源投入以前にEEPROMに書込まれている前
回稼働時の故障情報を判別し、故障が在ったことが識別
されると負荷の通電を伴う準備処理を中止するので、故
障状態のまま装置が稼働状態に入ることを未然に防止す
ることが可能となる。
【0012】
【実施例】以下本発明の実施例について図面を参照しな
がら詳述する。図2は自己診断機能を有する本発明の画
像形成装置として液晶プリンタの概略構成を示す図であ
る。
【0013】同図において液晶プリンタ1の内部は画像
形成を行う為の感光体ドラム2、帯電器3、印字ヘッド
4、現像器5、転写器6、クリーニング装置(クリー
ナ)7、及び用紙Pを搬送するための搬送路8上に配設
された給紙コロ9、待機ロール10、分離搬送ロール1
1、定着器12、排紙ロール13等で構成され、さらに
被駆動負荷としての上述の感光体ドラム2や各種ロール
10、11等を回転させる為の駆動負荷としてモータ1
4が所定箇所に配設されている。
【0014】液晶プリンタ1の下部には上述の用紙Pを
収納する給紙カセット15が設けられ、側部には液晶プ
リンタ1内で画像形成された用紙Pが排紙される排紙ト
レイ16が設けられている。
【0015】また、上述の印字ヘッド4内には光源とし
て螢光灯17が配設され、この螢光灯17の光が照射さ
れる位置に液晶シャッタ18が配設されている。この螢
光灯17及び液晶シャッタ18は各々後述する画像形成
の際所定温度に達していることが必要であり、各々に状
態検知手段として温度検出の為のサーミスタ17a、1
8a及び加熱負荷としてのヒータ17b、18bが設け
られている。
【0016】また、定着器12はヒューザロール19、
従動ロール20で構成され、ヒューザロール19にはヒ
ューザロール19の表面温度を検出する為の状態検知手
段としてサーミスタ19a、及びヒューザロール19を
加熱する為の加熱負荷としてヒータ19bが設けられて
いる。
【0017】この様な機構構成を有する液晶プリンタ1
は図示しない箇所に図1に示す制御回路21が設けられ
ている。この制御回路21は本実施例の液晶プリンタ1
の全ての制御を行う為のメインコントローラ22、前述
の印字ヘッド4の制御を行う為の印字ヘッドコントロー
ラ23、及び上述の定着器12、モータ14、螢光灯1
7、液晶シャッタ18等で構成されている。
【0018】メインコントローラ22は内部に本例の液
晶プリンタ1のシステムプログラムを内蔵するROM2
4、及び画像形成動作中又は待機中後述するフラグデー
タやカウンタデータ等の種々のデータを記憶するRAM
25、上述のROM24のシステムプログラムに従って
装置を制御するCPU26、後述する不揮発性記憶手段
としてのEEPROM(エレクトリカル・イレーサブル
・プログラマブルROM)27、及び、ゲートアレー2
8、ロジックIC29、ディプスイッチ30で構成され
ている。
【0019】EEPROM27は電気信号により書込み
消去可能な不揮発性のメモリであり、各種フラグレジス
タで構成されている。例えば、サーミスタ17a、18
a、19aが各々断線し、この信号が入力した場合に論
理“0”から“1”(以下“0”→“1”で表す)とな
るアラームフラグ17a′、18a′、19a′、ヒー
タ17b、18b、19bが各々断線しこの信号が入力
した場合に論理“0”→“1”となるアラームフラグ1
7b′、18b′、19b′、モータ14が正常に回転
していないことを示すアラームフラグ14′を有する。
また、RAM25内には、異常発生時動作すると危険を
伴うヒータやモータ等の負荷の動作を禁止する為のセー
フティフラグ38′、螢光灯17、液晶シャッタ18、
定着器12が画像形成開始の準備が完了した時に論理
“0”→“1”となるレディフラグ17′、18′、1
2′、及び全てのレディフラグが“1”である時論理
“0”→“1”となるウォームアップ完了フラグ39′
のエリアを有し、さらにCPU26とともにモータ14
が所定回転数で回転していることを確認するモータロッ
クカウンタ及び所定時間に設定されたタイマーを構成す
るエリアを有する。
【0020】この様な構成のRAM25及びEEPRO
M27を有するメインコントローラ22は印字ヘッドコ
ントローラ23、各種スイッチ、センサ等の入力部3
1、高圧ユニット32、ソレノイド、クラッチ等の出力
部33、モータコントローラ34、定着温調部35、キ
ー入力部36、表示部37及び外部の図示しないコンピ
ュータ等に接続されている。
【0021】一方、印字ヘッドコントローラ23は上述
のメインコントローラ22に接続されている以外に螢光
灯17、液晶シャッタ18、サーミスタ17a、18
a、ヒータ17b、18b、フォトセンサ17cに接続
されている。
【0022】この印字ヘッドコントローラ23内には、
図示しないが螢光灯17の点灯回路や螢光灯17の管壁
温度を所定温度に維持する為の螢光灯温調回路及び液晶
シャッタ18内の図示しないマイクロシャッタを開閉制
御する為の液晶シャッタ駆動制御回路、液晶シャッタ1
8の温度を所定温度に維持する為の液晶シャッタ温調回
路等が内蔵されている。またサーミスタ17a、18a
の断線を検出する断線検知回路も内蔵されている。
【0023】そして、螢光灯温調回路及び液晶シャッタ
温調回路では、各々に取付けられたサーミスタ17a、
18aの温度検知出力により、螢光灯17及び液晶シャ
ッタ18が所定温度に達したか判断すると共にその所定
温度に達すれば、その温度を維持する為に各々のヒータ
17b、18bへオン、オフ制御信号を出力し、同時に
メインコントローラ22へこの所定温度検出信号及びヒ
ータのオン/オフ信号を出力する。この信号により前述
のRAM25内の各レディフラグ17′、18′を前述
の様に論理“0”→“1”とする。また、断線検知回路
ではサーミスタ17a、18aが断線すると断線検知信
号をメインコントローラ22へ出力し、EEPROM2
7内の各アラームフラグ17a′、18a′を前述の様
に論理“0”→“1”とする。
【0024】一方、メインコントローラ22では、印字
ヘッドコントローラ23以外からも各種信号が入力し、
例えば、コンピュータから制御信号や画像のビデオ信号
が入力し、入力部31から各種検知信号(上述の螢光灯
17、液晶シャッタ18、定着器12、モータ14に関
連しない検知信号)が入力し、モータコントローラ34
から後述するモータ14が回転しているかどうかの信号
が入力し、定着温調回路35から後述する信号が入力
し、キー入力部36からオペレータの操作信号が入力す
る。
【0025】また、モータコントローラ34は前述のモ
ータ14及びモータ14の図示しない回転軸に取付けら
れモータの回転を検出するエンコーダ14aに接続さ
れ、メインコントローラ22内のCPU26からモータ
駆動指令信号が入力し、エンコーダ14aにより検出さ
れたモータ14の不回転状態を示す検知信号がCPU2
6へ出力される。
【0026】また、定着温調部35は前述のサーミスタ
19a、ヒータ19bに接続され、前述のヒューザロー
ル19の温度を所定温度に維持する為、サーミスタ19
aの出力に応じて定着器12(ヒューザロール19)に
設けられたヒータ19bのオン/オフを制御する定着温
調回路及びサーミスタ19aの断線検知回路で構成さ
れ、メインコントローラ22へ定着ヒータのオン/オフ
信号、所定温度検知信号、断線検知信号を出力する。メ
インコントローラ22では、上述の所定温度検知信号が
入力するとRAM25内のレディフラグ12′を論理
“0”→“1”とし、上述の断線検知信号が入力する
と、EEPROM27内のアラームフラグ19a′を論
理“0”→“1”とする。
【0027】以上の様な構成の液晶プリンタ1におい
て、以下にその動作説明を述べる。
【0028】プリント動作を行う為に液晶プリンタ1の
主電源をオンする。この操作によりメインコントローラ
22、印字ヘッドコントローラ23には電源が供給さ
れ、図3のフローチャートに従って液晶プリンタ1は初
期動作を開始する。
【0029】先ず、CPU26により、CPU26とR
OM24との接続、各部への電源供給制御等の初期設定
動作を行う(ステップST1)。次にROM24内のシ
ステムプログラムに従って、前述のEEPROM27内
のアラームフラグ14′,17a′,17b′,18
a′,18b′,19a′,19b′の中のいずれか1
つのフラグだけでも“1”が設定されているかを判断す
る(ステップST2)。ここで、アラームフラグ1
4′,17a′,17b′、18a′,18b′,19
a′,19b′のいずれにも“1”が設定されていなけ
ればヒータ17b,18b,19b及びモータ14の作
動を許可する為のRAM25内に設けられた許可情報と
してのセーフティフラグ38′に“1”をセットし(ス
テップST5(許可情報生成手段))、次に画像形成動
作の為のメイン処理の実行(ステップST6)へと移
る。ここで、RAM25内のセーフティフラグ38′と
は、自己診断機能により装置内に異常が確認された際、
作動しては装置破損の危険が伴う加熱負荷即ちヒータ1
7b,18b,19b及び駆動負荷即ちモータ14等の
通電を強制的に禁止させる為のフラグで、メイン処理
(ステップST6)中には、各ヒータ17b,18b,
19b及びモータ14の動作命令が含まれるが、この動
作実行時、このセーフティフラグ38′を確認し、
“1”がセットされていなければ上述の各負荷に通電さ
れないよう制御される。
【0030】すなわち、このステップST2の処理で、
主電源がオンされ初期設定がなされた後、直ちにCPU
26ではEEPROM27内のアラームフラグ14′,
17a′,17b′,18a′,18b′、19a′,
19b′の状態を確認する。これらのフラグの全てに
“1”が設定されていなかった場合は、主電源をオンす
る前に主電源がオフされた時のEEPROM27のアラ
ームフラグ状態が、プリント動作を行う為に何らの問題
も含んでいなかったこと、即ち前回主電源をオフした
時、モータ一回転異常状態は発生しておらず、また各サ
ーミスタ17a、18a、19a、各ヒータ17b、1
8b、19bも断線していない状態であったことを示し
ている。従って、RAM25のセーフティフラグ38′
を“1”にセットして(ステップST5)からメイン処
理の実行(ステップST6)を行う。
【0031】一方、逆にEEPROM27のアラームフ
ラグ14′,17a′,17b′,18a′,18
b′,19a′,19b′のいずれか1つのフラグでも
“1”であれば(ステップST2がY)、ディプスイッ
チ30がオンされているか判断する(ステップST
3)。このディプスイッチ30のオン操作は、サーミス
タ17a,18a,19aの断線修理やモータ14の修
理等が終了し、自己診断機能を作動させる故障原因が解
除された際、修理マンが行うものである。従って、ディ
プスイッチ30がオンされていればEEPROM27に
書込まれたサーミスタ17a,18a,19a等が断線
であることを示すアラームフラグの“1”をクリア
(“0”)し(ステップST4)、上述のセーフティフ
ラグ38′をセット(ステップST5)する処理を実行
する。しかし、ディプスイッチ30がオフのままであれ
ば、サーミスタ17a,18a,19aの断線修理等が
完了してない為、セーフティフラグ38′のセット(ス
テップST5)を行わずにメイン処理(ステップST
6)へ移行する。
【0032】メイン処理(ステップST6)の初期動作
では、準備処理として螢光灯17、液晶シャッタ18、
定着器12を設定温度状態(レディ状態)とするため、
各部のヒータ17b、18b、19bに通電開始されウ
ォームアップ動作が行われ、またモータ14の初期回転
動作も行われる。この時、EEPROM27にアラーム
フラグがセットされておらず、前述の如くステップST
5にてセーフティフラグ38′がセットされ通常動作と
してメイン処理(ステップST6)が実行された場合
は、ヒータ17b,18b,19b及びモータ14共正
常に動作しこの状態において自己診断手段として図4,
図5,図6に示される自己診断用のサブルーチンプログ
ラムが実行され、各部の異常状態の検出が行われる。
【0033】図4は、螢光灯17,液晶シャッタ18,
ヒューザロール19(定着器12)に取付けられたサー
ミスタ17a,18a,19aの断線検知処理であり、
図5はモータ14の回転検出処理であり、図6は螢光灯
17,液晶シャッタ18,ヒューザロール19(定着器
12)に取付けられたヒータ17b,18b,19bの
断線検知及び各部の準備完了状態を検知するウォームア
ップ完了検知処理である。
【0034】サーミスタ17a,18a,19aの断線
検知は、図4のフローチャートに従って処理され、まず
印字ヘッドコントローラ23内の前述の断線検知回路に
よりサーミスタ17aが断線しているか判断する(ステ
ップU1)。次に、サーミスタ17aが断線していれば
断線検知回路からメインコントローラ22へ断線検知信
号を送出し、EEPROM27内のアラームフラグ17
a′を“0”→“1”とする(ステップU2(書込み手
段))。そして、メイン処理(ステップST6)へ戻
る。また、サーミスタ17aが断線していなければ、次
にサーミスタ17bの断線を判断する(ステップU
3)。このサーミスタ18aの断線検知は、同じく印字
ヘッドコントローラ23内の前述の断線検知回路により
サーミスタ18aが断線しているか判断し、サーミスタ
18aが断線していれば、断線検知回路からメインコン
トローラ22へ断線検知信号を送出し、EEPROM2
7内のアラームフラグ18a′を“0”→“1”とする
(ステップU4(書込み手段))。
【0035】そして、メイン処理(ステップST6)へ
戻る。更に、サーミスタ18aが断線していなければ、
次にサーミスタ19bの断線を判断する(ステップU
5)。このサーミスタ19aの断線検知は、定着温調部
35内の前述の断線検知回路によりサーミスタ19aが
断線しているか判断し、サーミスタ19aが断線してい
れば、断線検知回路からメインコントローラ22へ断線
検知信号を送出し、EEPROM27内のアラームフラ
グ19a′を“0”→“1”とする(ステップU6(書
込み手段))。そして、メイン処理(ステップST6)
へ戻る。
【0036】図5はモータ14の回転検知処理である。
まず、CPU26ではモータ14を回転させる回転オン
信号が出力されているか判断し(ステップV1)、回転
オン信号が出力されていなければ、RAM25内のモー
タ不回転(以下モータロックと呼ぶ)検出用のカウンタ
をクリアする(ステップV3)。一方、回転オン信号が
出力されていればモータ14が実際に回転しているか判
断する(ステップV2)。このモータ14の回転検出は
前述のようにモータ14に取付けられた状態検知手段と
してのエンコーダ14aからの信号を検知することによ
り、モータコントローラ34内にある回転検出回路によ
り行なわれ、モータ14が回転していれば、上述のよう
にRAM25内のカウンタをクリアするが、モータ14
が回転していなければ、RAM25へ所定周期で+1信
号を送出し、このカウンタが所定値へ達すると(カウン
トアップすると)、EEPROM27内のモータロック
状態を示すアラームフラグ14′を“0”→“1”とす
る(ステップV4〜V6(書込み手段))。このよう
に、カウンタを設けて検知時間を遅らせているのはモー
タ14の回転オン信号の送出から回転検出回路がこれを
検知するまでに時間遅れがあるからである。そして、モ
ータが正常に回転していなければカウンタがカウントア
ップする前に回転検出回路から信号が出力されずこのカ
ウンタをリセットできないのでアラームフラグ14′に
“1”がセットされる。
【0037】図6はヒータ17b,18b,19bの断
線検知処理である。まず、CPU26はRAM25内の
ウォームアップ完了フラグが“0”か“1”かを見るこ
とによりウォームアップが完了しているかを判断する
(ステップW1)。この時、RAM25のウォームアッ
プ完了フラグが“1“であればそのまま、メイン処理を
続けるが、ウォームアップが完了していない時には、主
電源のオンと同時に起動するタイマが予め設定された時
間(このタイマには全てのヒータ17b,18b,19
bの動作が正常であれば主電源オンからレディ状態に達
する時間より少し長い時間がセットされている)に達し
ているか判断する(ステップW2)。主電源オン直後で
のこの判断はノーとなり、以降順次螢光灯17が所定温
度に達したか(ウォームアップの完了)の判断(ステッ
プW3)、液晶シャッタ18が所定温度に達したか(ウ
ォームアップの完了)の判断(ステップW5)、ヒュー
ザロール19(熱定着器12)が所定温度に達したか
(ウォームアップの完了)の判断(ステップW7)を実
行し、各ウォームアップが終了すれば各々対応するRA
M25内のレディフラグ17′,18′,12′を
“0”→“1”とする(ステップW4,W6,W8)。
そして、全てのレディフラグ17′,18′,12′が
“1“であるかを判断し、”1“であればウォームアッ
プ完了フラグ39′を”0“→”1“とする(ステップ
W9,W10)。更に上述のタイマをクリアする(ステ
ップW11)。
【0038】一方、タイマのタイムアップの判断(ステ
ップW2)において、タイマがタイムアップしていたな
らば、その時点で螢光灯17,液晶シャッタ18,熱定
着器12が所定温度に加熱され対応するレディフラグ1
7′,18′,12′が”1”であるか判断する(ステ
ップW12,W13)。
【0039】タイマがタイムアップした時点でいずれか
のレディフラグ17′,18′,12′が“1“でない
ということは対応するヒータ17b,18b,19bが
断線しているものである。すなわち、タイマのタイムア
ップ時間は上述のように、各ヒータ17b,18b,1
9bが正常であれば充分螢光灯17等を所定温度に加熱
できる時間にセットされているにもかかわらず、タイマ
がタイムアップしても螢光灯17等が所定温度に達して
いないということで対応するヒータ17b,18b,1
9bが断線していると判断するものである。
【0040】そして、上記判定結果に応じてヒータ17
b,18b,19bに対応するEEPROM27内のア
ラームフラグ17b′,18b′,19b′を“0”
→”1“とする(ステップW14,W15,W16(書
込み手段))。
【0041】以上のような自己診断処理により、EEP
ROM27内のアラームフラグ14′,17a′,17
b′,18a′,18b′,19a′,19b′に1つ
でも“1”がセットされると、メイン処理(ステップS
T6)実行中同様に行われる図7,図8に示される異
常、表示及び停止処理により装置の動作停止され、検出
された異常状態の表示が行われる。
【0042】即ち、図7に示すように、EEPROM2
7内のアラームフラグ14′,17a′,17b′,1
8a′,18b′,19a′,19b′に“1“がセッ
トされていれば(ステップS1がY)、表示部37によ
り報音または発光等により異常状態表示処理を行い(ス
テップS2)、対応するサーミスタ17a,18a,1
9aまたはヒータ17b,18b,19bの断線または
モータ14の不回転異常をユーザ等に知らせる。また同
時に、図8に示すように、EEPROM27内のアラー
ムフラグ17a′,17b′,18a′,18b′,1
9a′,19b′に“1”がセットされていれば(ステ
ップT1がY)、動作停止信号をCPU26から出力
し、プリント動作の停止処理を行う(ステップT2)。
【0043】メイン処理実行中、ステップS1及びT1
でEEPROM27のアラームフラグが検出されなけれ
ば通常の表示動作(ステップS3)、プリント動作(ス
テップT3)を行なわせ、メイン処理を継続実行させ
る。
【0044】一方、電源オン時、EEPROM27にア
ラームフラグがセットされており、前述のようにステッ
プST5が実施されず、セーフティフラグ38′が
“0”の状態で、メイン処理(ステップST6)の初期
動作が実行された場合、各ヒータ17b,18b,19
b及びモータ14には通電動作が行なわれず、従ってウ
ォームアップ動作及びモータの初期回転動作も行なわれ
ず、もし主電源をオン・オフするようなことが繰り返さ
れても、無意味な加熱動作やモータ駆動動作が全く行な
われない。そしてEEPROM27には既にアラームフ
ラグがセットされているので、直ちに図7,図8に示さ
れる異常表示及び停止処理が実行されるので、装置は全
く動作せず、異常表示が行われるだけである。
【0045】以上のようにサーミスタ、ヒータ、モータ
等の異常検知データ(自己診断結果)を不揮発性のEE
PROM27内の各アラームフラグに書込んで保持して
おくことにより、その後に主電源をオフしたとしても上
述のデータは再度電源をオンするまで確実にEEPRO
M27内に保持される。従って、再度主電源をオンし、
再度図3のフローチャートに従ってプリント動作を行う
場合には、単にEEPROM27内のデータをステップ
ST2により判断し、各ヒータやモータを作動させるこ
となく図7,図8に示される異常表示及び停止の処理を
直ちに行うことができる。
【0046】また、上述の自己診断機能で検出された不
良状態の修理が完了した際には修理マンがディプスイッ
チ30をオンした状態で電源をオンすればEEPROM
27内の全てのアラームフラグはクリアされ(ステップ
ST4)、通常のプリント動作を行わせることができ
る。
【0047】このプリント動作は、予め感光体ドラム2
の周面に帯電器3により一様な電荷を付与し、上述のよ
うに、所定温度に達し、その温度に保持されている螢光
灯17からの光を同じく所定温度に達し、その温度に保
持されている液晶シャッタ18を介して感光体ドラム2
の周面に画像情報を含む露光を行って静電潜像を形成す
る。そして、更に、現像器5で静電潜像を顕像化し、転
写器6を介して用紙Pへ顕像(トナー像)を転写し、用
紙搬送路8上に位置する熱定着器12により熱定着す
る。
【0048】この時熱定着器12内のヒューザローラ1
9も所定温度に加熱、保持されており、効率良い熱定着
を行い用紙Pへ良好な画像を形成するものである。
【0049】以上のように本実施例は、EEPROM2
7を用い自己診断結果の内容をEEPROM27に書込
み、主電源をオフした時もその内容を保持するものであ
り、従って、主電源を何度オン、オフしてもEEPRO
M27内の自己診断結果の内容は保持され、従来例に示
したような問題は解決される。
【0050】なお、本実施例では、不揮発性で書込み可
能な記憶手段としてEEPROM27を用いたがEEP
ROM27に限るものではないことは勿論である。
【0051】また、本実施例では画像形成装置として液
晶プリンタ1を用いたが液晶プリンタに限られないこと
は勿論である。
【0052】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、電源オフ時も、自己診断結果を保持できるので、再
度電源投入時に直ちにメモリに保持された自己診断結果
を表示でき、誤って何回も電源をオン、オフしたとして
も、この為に装置内の負荷に対して無駄な通電が行われ
ることを未然に防止することが出来るとともに、装置の
故障状態を悪化させることがない。
【0053】更に、EEPROMを使用するだけで実施
出来るので安価で確実な自己診断結果の保持を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる液晶プリンタの制御
回路図である。
【図2】本実施例の液晶プリンタの概略構成図である。
【図3】本実施例の液晶プリンタの全体フローチャート
である。
【図4】本実施例の液晶プリンタのサーミスタの断線検
知のフローチャートである。
【図5】本実施例の液晶プリンタのモータの回転検出の
フローチャートである。
【図6】本実施例の液晶プリンタのヒータの断線検知の
フローチャートである。
【図7】本実施例の液晶プリンタの表示部の表示処理の
フローチャートである。
【図8】本実施例の液晶プリンタの動作停止処理のフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1…液晶プリンタ 2…感光体ドラム 4…印字ヘッド 12…定着器 14…モータ 14a…エンコーダ 17…螢光灯 17a,18a,19a…サーミスタ 18…液晶シャッタ 19…ヒューザロール 26…CPU 27…EEPROM 30…ディプスイッチ 34…モータコントローラ 35…定着温調部
フロントページの続き (72)発明者 長坂 利男 東京都東大和市桜が丘2丁目229番地 カ シオ電子工業株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】装置の主電源投入後、画像形成処理を行う
    為の準備処理を行う負荷の通電を行い、該準備処理が完
    了した後実際に用紙に画像を記録するためのプリント動
    作を実行する画像形成装置において、 前記負荷の故障状態を自己診断する自己診断手段と、 前記自己診断の結果を不揮発性記憶手段へ書込む書込み
    手段と、 装置の主電源投入後で前記準備処理が実行される前に前
    記主電源の投入以前に前記不揮発性記憶手段に書込まれ
    ている前記自己診断結果を基に前記負荷の作動を許可す
    る許可情報を生成する許可情報生成手段とを備え、 前記許可情報に応じて前記準備処理以降の処理を実行す
    ることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記自己診断手段は、前記負荷に通電した
    状態で前記負荷の状態を検知する状態検知手段を含み、
    前記自己診断手段は、前記状態検知手段の故障状態を自
    己診断することを特徴とする請求項1記載の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】前記自己診断手段は、前記負荷に通電した
    状態で前記負荷の状態を検知する状態検知手段を含み、
    前記自己診断手段は、前記状態検知手段の情報から前記
    負荷の故障状態を自己診断することを特徴とする請求項
    1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】前記負荷は、通電に応じて発熱する加熱負
    荷であり、前記状態検知手段は前記加熱負荷の加熱状態
    を検知する加熱状態検知手段であることを特徴とする請
    求項2又は3記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】前記負荷は、通電に応じて被駆動負荷を駆
    動する駆動負荷であり、前記状態検知手段は前記駆動負
    荷の動作状態を検知する動作状態検知手段であることを
    特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】前記画像形成装置は、感光体を露光する光
    源を備え、前記加熱負荷は、前記光源手段を保温するた
    めのヒータであることを特徴とする請求項4記載の画像
    形成装置。
  7. 【請求項7】前記画像形成装置は、記録情報に従って感
    光体に選択的に像露光を行う液晶シャッタ手段を備え、
    前記加熱負荷は、前記液晶シャッタ手段の液晶部材を保
    温するためのヒータであることを特徴とする請求項4記
    載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】前記画像形成装置は、トナーにより記録さ
    れた画像を記録材に熱定着する熱定着装置を備え、前記
    加熱負荷は、前記熱定着装置を加熱するヒータであるこ
    とを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
JP7064643A 1995-03-24 1995-03-24 画像形成装置 Pending JPH0852924A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5569157A (en) * 1978-11-18 1980-05-24 Ricoh Co Ltd Memory control system at power supply interruption of copying machine

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5569157A (en) * 1978-11-18 1980-05-24 Ricoh Co Ltd Memory control system at power supply interruption of copying machine

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