JP2000352895A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000352895A JP11165930A JP16593099A JP2000352895A JP 2000352895 A JP2000352895 A JP 2000352895A JP 11165930 A JP11165930 A JP 11165930A JP 16593099 A JP16593099 A JP 16593099A JP 2000352895 A JP2000352895 A JP 2000352895A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 定着装置内の定着ローラに詰まった用紙があ
っても、確実に検出するように用紙ジャムの検出精度を
向上させた画像形成装置を提供することにある。 【解決手段】 トナー像を加熱、加圧して定着させる加
熱ローラ1aと加圧ローラ1bから成る定着ローラ1
と、前記定着ローラを駆動させる定着ローラ駆動手段2
と、駆動状態を検知する駆動状態検知手段3と、前記定
着ローラより下流側の用紙搬送路中における用紙詰まり
を検知する下流側詰まり検知手段4とを備え、定着ロー
ラより下流側の用紙詰まりが検知され、定着ローラの駆
動が停止され、用紙詰まりが解除された後、定着ローラ
の駆動の再開に当たって、定着ローラ駆動手段は所定の
時間だけ定着ローラへの駆動トルクを画像形成動作時よ
りも小さくして駆動させ、前記駆動状態検知手段の検知
する駆動状態が該所定の時間内に所定の駆動状態に達し
ないと、用紙詰まりが検知されたとして前記定着ローラ
への駆動を停止させることを特徴とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真複写機、
ファクシミリ、レザープリンタ等の電子写真プロセスを
用いた画像形成装置に関し、特に定着装置における用紙
詰まりの検知精度の向上を狙った画像形成装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、電子写真複写機、ファクシミ
リ、レザープリンタ等の電子写真プロセスを用いた画像
形成装置において、用紙詰まり(以下、用紙ジャムと記
す)が発生すると、装置内の各所に設置された用紙詰ま
り検知手段によって用紙ジャムが検知され、画像形成動
作を自動的に停止するようになっている。その後、用紙
ジャムによる停止を解除するために操作扉を開き、詰ま
っている用紙を取り除き、開かれた操作扉を再び閉じる
ことによって用紙ジャムによる停止が解除され、画像形
成動作が再開可能とされていた。しかしながら、上記の
用紙ジャムによる停止の解除動作において、詰まってい
る用紙が操作扉を開くだけで容易に確認できる場合には
支障がないが、例えば、定着装置内に用紙が詰まってい
る場合には、定着装置がカバーで覆われているため確認
し難く、さらに、詰まっている用紙が高温部にあるため
取り出し難い。そのため、詰まっている用紙が完全に取
り出されないまま再起動させてしまうことにより、次の
用紙が再び用紙ジャムになったり、用紙の焼け焦げや煙
の発生という障害を起こす原因にもなっていた。その障
害に対処するため、特開平5−323707号公報や特
開平6−175524号公報に記載された発明では、開
かれた操作扉が再び閉じられると、直ぐ用紙ジャムによ
る停止を解除するのではなく、用紙詰まり検知手段を働
かせて装置内に用紙が残っていないことを確認してから
用紙ジャムによる停止を解除していた。また、特開平9
−236958号公報に記載された発明では、定着装置
の加熱ローラに負荷トルクを検出する手段を設け、検出
された負荷トルク値がある一定以上になったとき、用紙
詰まりが発生しているとみなし、画像形成動作や加熱ロ
ーラの回転を停止させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
特開平5−323707号公報や特開平6−17552
4号公報に記載された発明のように、開いた扉が再び閉
じられると直ぐに用紙ジャムによる停止を解除するので
はなく、用紙詰まり検知手段を働かせて装置内に用紙が
残っていないことを確認してから用紙ジャムによる停止
の解除を行うようにしても、定着装置内の加熱ローラや
加圧ローラに巻き付くようにして残った用紙片は、従来
の用紙詰まり検知手段を働かせても検知されない場合が
ほとんどである。すなわち、従来の用紙詰まり検出手段
では、加熱ローラ等に巻き付くように残った用紙片を確
実に検出することはできなかったので、その結果、次の
用紙が再び用紙ジャムになったり、用紙の焼け焦げや煙
を発生させるという障害はなくすことはできなかった。
また、特開平9−236958号公報に記載された発明
では、加熱ローラに絡まって負荷トルクを大きく変動さ
せるような用紙ジャムを検出するには多いに効果がある
が、詰まった用紙片が小さい場合や比較的薄い用紙を使
用していた場合には、画像形成動作時の負荷トルクでは
殆ど状態変化を与えず、検出できない場合が発生してい
た。すなわち、従来の負荷トルクを検出する手段では、
小さい用紙片や比較的薄い用紙を確実に検出することは
できなかったので、その結果、次の用紙が再び用紙ジャ
ムになったり、用紙の焼け焦げや煙を発生させるという
障害をなくすことはできなかった。そこで、本発明が解
決しようとする課題は、用紙詰まり動作を処理した後の
次の用紙が用紙ジャムになることや残った用紙片の焼け
こげ等を無くすために、定着装置内の加熱ローラや加圧
ローラに詰まった用紙片が小さい場合や比較的薄い用紙
の場合であっても、確実に検出できるようにし、用紙ジ
ャムの検出精度を向上させた画像形成装置を提供するこ
とにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の画像形成装置の発明では、帯電、露
光、現像及び転写の電子写真プロセスの過程を経て、入
力した画像信号に基いた画像を形成する画像形成装置に
おいて、転写材上に形成されたトナー像を加熱、加圧し
て定着させる加熱ローラと加圧ローラから成る定着ロー
ラと、前記定着ローラを駆動させる定着ローラ駆動手段
と、前記定着ローラ駆動手段の駆動状態を検知する駆動
状態検知手段と、前記定着ローラより下流側の用紙搬送
路中における用紙詰まりを検知する下流側詰まり検知手
段とを備え、前記下流側詰まり検知手段によって用紙詰
まりが検知され、前記定着ローラの駆動が停止され、用
紙詰まりが解消された後、前記定着ローラの駆動の再開
に当たって、定着ローラ駆動手段はあらかじめ定められ
た所定の時間だけ前記定着ローラへの駆動トルクを画像
形成動作時よりも小さくして駆動させ、前記駆動状態検
知手段の検知する駆動状態が該所定の時間内にあらかじ
め定めた駆動状態に達しないと、用紙詰まりが検知され
たとして前記定着ローラへの駆動を停止させることを特
徴とするものである。また、請求項2記載の発明では、
請求項1記載の画像形成装置において、前記下流側詰ま
り検知手段によって用紙詰まりが検知された時に下流側
ジャム発生を記憶させ、詰まった用紙を取り去って用紙
詰まりが解除された後に、下流側ジャム発生の記憶を解
除する不揮発性記憶手段とを有し、電源再投入直後に、
前記不揮発性記憶手段が下流側ジャム発生を記憶したま
まならば、定着ローラ駆動手段はあらかじめ定められた
所定の時間だけ前記定着ローラへの駆動トルクを画像形
成動作時よりも小さくして駆動させ、前記駆動状態検知
手段の検知する駆動状態が該所定の時間内にあらかじめ
定めた駆動状態に達しないと、用紙詰まりが検知された
として前記定着ローラへの駆動を停止させることを特徴
とするものである。
【0005】また、請求項3記載の発明では、請求項1
または2記載の画像形成装置において、前記駆動状態検
知手段の検知する駆動状態は、前記定着ローラ駆動手段
が前記定着ローラへ与える回転速度であることを特徴と
するものである。また、請求項4記載の発明では、請求
項1、2、または3記載の画像形成装置において、前記
定着ローラへの駆動トルクを画像形成動作時よりも小さ
くして駆動している間は、前記加熱ローラを加熱しない
ことを特徴とするものである。上記のように構成された
請求項1の発明は、定着ローラより下流側の用紙詰まり
の解除後は、定着ローラ駆動手段によって、あらかじめ
定められた所定の時間だけ定着ローラへの駆動トルクを
画像形成動作時よりも小さくして駆動させ、定着ローラ
駆動手段の駆動状態が該所定の時間内にあらかじめ定め
た駆動状態に達しないと前記駆動状態検知手段によって
検知されると、前記定着ローラへの駆動を停止させるよ
うになっているので、定着装置内の加熱ローラや加圧ロ
ーラに薄い用紙や小片の用紙が巻き付くようにして残っ
ても精度よく検出して、定着ローラへの駆動を停止させ
ることができる。また、請求項2の発明は、請求項1の
ように構成された画像形成装置の発明に加えて、電源再
投入直後に、不揮発性記憶手段に下流側ジャム発生の記
憶が残っていると、定着ローラ駆動手段によって、あら
かじめ定められた所定の時間だけ定着ローラへの駆動ト
ルクを画像形成動作時よりも小さくして駆動させて、定
着ローラ駆動手段の駆動状態が該所定の時間内にあらか
じめ定めた駆動状態に達しないと前記駆動状態検知手段
によって検知されると、前記定着ローラへの駆動を停止
させるようになっているので、残紙がある状態で電源が
切られても、次回の電源投入時に残紙チェックを精度よ
く行い、用紙詰まりに対する安全性を高めることができ
る。
【0006】また、請求項3の発明は、請求項1または
2のように構成された画像形成装置の発明に加えて、定
着ローラ駆動手段によって、あらかじめ定められた所定
の時間だけ定着ローラへの駆動トルクを画像形成動作時
よりも小さくして駆動させて、定着ローラ駆動手段が前
記定着ローラへ与える回転速度が該所定の時間内にあら
かじめ定めた回転速度に達しないと、前記定着ローラへ
の駆動を停止させるようになっているので、定着装置内
の加熱ローラや加圧ローラに薄い用紙や小片の用紙が巻
き付くようにして残っても、簡単な機構追加によって精
度よく確実に検出して、定着ローラへの駆動を停止させ
ることができる。また、請求項4の発明は、請求項1、
2、または3のように構成された画像形成装置の発明に
加えて、定着ローラへの駆動トルクを画像形成動作時よ
りも小さくして駆動している間は、前記加熱ローラを加
熱しないようになっているので、残紙がある状態でも発
火や煙の発生を防止することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳細に説明する。図1は、電子写真プロ
セスを用いた画像形成装置の代表例として、電子写真複
写機(以下、複写機20と記す)の主要部を示す側面図
である。複写機20の詳細な構成及び機能としては公知
であるので概要だけを述べる。図1において、自動原稿
給紙装置21の原稿給紙台22上に積載された原稿用紙
Pは、各原稿給紙ローラ23とそれに連動する原稿給紙
ベルト24の駆動により、読み取り用の原稿台25上に
一枚ずつ搬送され、読み取り光学系26により原稿の画
像情報が読み取られる。読み取り光学系26は、光源及
びミラーからなる光学系前段26aと、光を集光させる
光学レンズ部26bと、光学レンズ部26bからの光を
感光体ドラム27上に集光させる複数枚のミラーからな
る光学系後段26c等で構成されている。光学系後段2
6cを出た光は、前以て一様に帯電されている感光体ド
ラム27上に露光し、画像情報に応じた静電潜像を形成
する。次いで感光体ドラム27上に形成された静電潜像
は、感光体ドラム27の回転に連れられて現像部28の
トナーにより可視像化される。一方、転写材である転写
紙を収納する給紙トレイ30から供給された転写紙が、
給紙ローラ31、給紙搬送ローラ32等の助けで感光体
ドラム27の方向に運ばれ、タイミングローラ33によ
ってタイミングを合わされて、転写紙に感光体ドラム2
7上で作像されたトナー像が転写される。さらに、転写
紙上に転写されたトナー像は定着部10により熱定着さ
れる。後述する定着部10は、加熱して回転可能な加熱
ローラ1aと、加熱ローラ1aとの間で加圧され回転駆
動を与える加圧ローラ1bとからなる定着ローラ1から
主に構成されている。転写されたトナー像を持つ転写紙
が加熱ローラ1aと加圧ローラ1bとの間を通り抜ける
際に、トナー像が転写紙上に熱定着される。さらに、定
着部10を通過した転写紙は予め決められた収納トレイ
34の一つに収納される。また、図1の複写機は両面コ
ピーの機能が可能であり、その為に転写紙を反転できる
ように中間トレイ35を持っている。また、原稿に合わ
せて種々なサイズの用紙でコピーができるように、図で
は示していないがサイズの違う転写紙を格納する何種類
の給紙トレイを格納する場所を持っている。種々の給紙
トレイを用意すれば、給紙トレイの入替えなしにサイズ
の異なった用紙を供給できるが、装置の小型化と云う点
から問題である。その為、一般に余り使用されないサイ
ズの少量コピーや、不定形サイズの用紙の格納は、専用
の給紙トレイを用意せず、手差しトレイ36から行うの
が一般的である。また、給紙トレイ30から供給された
転写紙は感光体ドラム27まで搬送されて、感光体ドラ
ム27上のトナー像が転写され、定着部10により熱定
着されて、収納トレイ34の一つに収納されるまでの
間、図示してないが搬送経路の各所に転写紙の通過を確
認する用紙詰まり検知素子が設定されている。この用紙
詰まり検知素子によって用紙が所定時間に検知されない
と、用紙ジャムが発生したとして各部の駆動電力の供給
を遮断することになる。また、プリント基板37には、
各部を制御する制御回路が搭載されており、その詳細に
ついては下に記述する。
【0008】図2は、プリント基板37に搭載された制
御回路とその周辺部の主要なブロック図である。CPU
11は、主にプログラムを内蔵したROM12、メモリ
であるRAM13、不揮発性記憶手段である不揮発性R
AM5、及びI/Oポート14(14a、14b)を介
して各部と接続されている。即ち、CPU11は、表示
操作部15、扉開閉検知センサー16a、ジャム検知セ
ンサー16bまたは各種の検知センサー16cからの検
知信号をI/Oポート14bを介して取り込み、状態を
判断後、I/Oポート14aや各種のドライバ17を介
して各種のモータ18及び各種のクラッチ19に指示を
与える。また、定着モータドライバ2bを通して定着モ
ータ2aを駆動する。さらに、定着モータ2a、即ち、
図示しない定着ローラ1の駆動状態を調べるため、定着
モータ2aの回転軸に直結したエンコーダ3aからの信
号をI/Oポート14aを通して取り込んでいる。ま
た、各種の表示は、I/Oポート14bを介して表示操
作部15に指示することによって行われる。また、電源
OFF時でも保存しておきたい情報は、不揮発性RAM
5に記憶する。定着モータ2aへの定常駆動やパワーダ
ウン駆動は、定着モータドライバ2bを介して行われ
る。モータのトルクを低くして回転駆動をあたえるパワ
ーダウン駆動は、電流を小さくさせるか、電圧を換えて
行う方法が一般的である。
【0009】また、図3は本発明の動作を説明するた
め、定着ローラ1と周辺の主要部を示した構成図であ
る。定着ローラ1は、内蔵するヒータ1cによって加熱
される加熱ローラ1aと、該加熱ローラ1aに接圧して
回転する加圧ローラ1bとから構成されている。定着ロ
ーラ1の回転駆動は、定着ローラ駆動手段である定着ロ
ーラ駆動部2によってなされる。定着ローラ駆動部2
は、本例では図2でも記述したが、定着モータ2aと定
着モータドライバ2b等とから構成されている。また、
定着モータ2aの回転は、加圧ローラ1bの軸に取り付
けられた加圧ローラギア1eから加熱ローラギア1dに
伝えられて、両ローラが回転する。ここで、定着ローラ
駆動部2、即ち、定着ローラ1の回転駆動状態は駆動状
態検知手段である駆動状態検知部3によって検知され
る。また、駆動状態検知部3は、定着モータ2aの軸に
取り付けられたエンコーダ3aと、エンコーダ3aの回
転を検知するエンコーダ検知センサ3bと、エンコーダ
検知センサ3bの信号を処理するエンコーダ処理部3c
から構成されている。さらに、定着ローラ1の下流側に
は、下流側の用紙詰まりを検知するための下流側詰まり
検知手段である下流側詰まり検知部4が設定されてい
る。下流側詰まり検知部4は、下流側詰まり検知素子4
aと詰まり検知信号処理部4bから構成され、定着ロー
ラ1を通過した転写紙は所定の時間内に下流側詰まり検
知素子4aで検知され、詰まり検知信号処理部4bによ
って処理され、下流側詰まりが生じているか否かが判断
される。即ち、下流側詰まり検知素子4aで検知した信
号が、転写紙の定着ローラ1を通過後所定の時間内に得
られなかったか、全く下流側詰まり検知素子4aで検知
できなかったかの時に、下流側詰まりが生じていると判
断される。また、定着モータドライバ2bは、画像形成
時においては定着モータ2aを通常のパワートルクで駆
動するようにし、下流側詰まり検知部4によって用紙詰
まりが検知された後、定着ローラ1の駆動再開に当たっ
て定着モータ2aの駆動をパワーダウンさせることが可
能である。
【0010】また、図4は、定着ローラ1をパワーダウ
ンさせて駆動させた時、定着ローラ1に残紙がない場合
と残紙がある場合の例を説明するものである。図4
(A)において、波形aは定着モータ2aをパワーダウ
ンさせて駆動した波形を示しものである。波形aによる
定着モータ2aの駆動に連れて、定着ローラ1に残紙が
ない場合には、定着モータ2aに取り付けられたエンコ
ーダ3aからの入力パルスの周期t1は、波形cの定着
モータ2aのパワーダウン中の速度検知期間で通常のパ
ワートルクで駆動したと同等になる。従って、定着ロー
ラ1のパワーダウン駆動の終了後は、波形dのごとく定
着ヒータをOFFからONに換えて、画像形成動作準備
に入るように図る。また、図4(B)において、波形a
は定着モータ2aをパワーダウンさせて駆動したタイミ
ングを示す。定着ローラ1に残紙があって、波形b1は
エンコーダ3aの回転が停止した場合、波形b2は定着
モータ2aに取り付けられたエンコーダ3aからの入力
パルスの周期t2が、波形cの速度検知期間で、通常の
パワートルクで駆動した周期(≒t1)よりずっと大き
くなっている場合である。これは、残紙のために定着モ
ータ2aが動作しないか(波形b1)、トルク不足にな
って非常に遅い回転動作になった場合か(波形b2)を
示している。この例では用紙詰まりが検知されたとし
て、図示しない定着ローラ1への駆動を停止させ、定着
ヒータ(加熱ヒータ1c)も加熱駆動を停止させる。ま
た、上記図4(A)(B)で定着モータをパワーダウン
させて駆動させる際に、始めからパワーダウン駆動させ
ると起動トルクに達せず、定着モータを駆動できない場
合がある。その際は、最初の瞬間だけ定着モータに通常
のパワートルクで駆動させておいて、直ぐパワーダウン
の駆動に切り換えるようにすれば良い。特に、その駆動
方法には触れないが、その場合においても本発明の効果
は変わらない。
【0011】また、図5(A)(B)は、本発明の画像
形成装置での主要動作を示したフロー図である。図5
(A)において、用紙ジャム発生か否かが問われ(S
1)、用紙ジャム発生でないなら(S1:No)用紙ジ
ャム発生まで待つ。ここで、用紙ジャムが発生すると
(S1:Yes)、安全のため総てのモータの駆動と定
着ヒータの電源をOFFにする(S2)。さらに、ステ
ップS1で起きた用紙ジャムが、下流側詰まりによる用
紙ジャムか否かが問われる(S3)。もし、下流側詰ま
りによる用紙ジャムならば(S3:Yes)、不揮発性
RAMに下流側詰まりによる用紙ジャムのフラグをセッ
トして(S4)、ステップS5に進める。また、ステッ
プS3で下流側詰まりによる用紙ジャムでないならば
(S3:No)、そのままステップS5に進める。ステ
ップS5では、用紙ジャム発生があったことのフラグを
セット(S5)し、用紙ジャムの内容を表示させる(S
6)。さらに、操作扉が開から閉に変わったか否かが問
われ(S7)、操作扉が開から閉に変わっていなければ
(S7:No)、操作扉が開から閉に変わるまで待ち、
操作扉が開から閉に変われば(S7:Yes)、ポイン
トA(図5(B))に移る。また、図5(B)におい
て、操作扉が閉じられると、装置内に用紙が残っている
か否かがチェックされる(S8)。装置内に用紙が残っ
ていると(S9:Yes)、図5(A)のポイントCに
飛び、ステップS6の用紙ジャムの内容を表示させると
ころからやり直す。また、ステップS9で、装置内に用
紙が残っていないと(S9:No)、不揮発性RAM5
に下流側詰まりによる用紙ジャムのフラグがセットされ
ているか否かが問われる(S10)。もし、フラグがセ
ットされているならば(S10:Yes)、定着モータ
2aを所定時間パワーダウンにして駆動させる(S1
1)。さらに、回転速度をチェックし(S12)、パワ
ーダウンでの駆動を解除する(S13)。さらに、回転
速度のチェックで、回転状態が正常か否かが問われる
(S14)。もし、回転状態が正常でないなら(S1
4:No)、図5(A)のポイントCに飛び、ステップ
S6の用紙ジャムの内容を表示させるところからやり直
す。
【0012】また、ステップS14で、回転状態が正常
であるならば(S14:Yes)、不揮発性RAM5の
下流側詰まりによる用紙ジャムのフラグを解除させ(S
15)、ステップS16に進める。また、ステップS1
0において、不揮発性RAMに下流側詰まりによる用紙
ジャムのフラグがセットされていないならば(S10:
No)、ステップS16に進める。ステップS16にお
いて、用紙ジャム発生があったことのフラグをリセット
し(S16)、画像形成動作に入ることを表示する(S
17)。さらに、定着及び各種ヒータの電源をONにし
(S18)、本ルーチンを抜ける。また、電源ON時
は、装置の初期設定終了後、図5(B)のポイントAか
ら動作開始になる。このようにして、定着装置内の加熱
ローラや加圧ローラに薄い用紙や小片の用紙が巻き付く
ようにして残っても確実に用紙ジャムを検出することが
できる。
【0013】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
定着装置内の加熱ローラや加圧ローラに薄い用紙や小片
の用紙が巻き付くようにして残っても確実に検出できる
ように、用紙ジャムの検出精度を向上させた画像形成装
置を提供できるようになった。請求項2の発明によれ
ば、請求項1の画像形成装置の発明に加えて、残紙があ
る状態で電源が切られても、次回の電源投入時に残紙チ
ェックを精度よく行い、用紙詰まりに対する安全性を高
めた画像形成装置を提供することができるようになっ
た。請求項3の発明によれば、請求項1または2の画像
形成装置の発明に加えて、簡単な機構追加によって定着
装置内の残紙を精度よく確実に検出して、定着ローラへ
の駆動を停止させるように図った画像形成装置を提供で
きるようになった。請求項4の発明によれば、請求項
1、2、または3の画像形成装置の発明に加えて、定着
ローラへの駆動トルクを画像形成動作時よりも小さくし
て駆動している間は、前記加熱ローラを加熱しないよう
になったので、残紙がある状態でも発火や煙の発生を防
止した画像形成装置を提供することができるようになっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の主要部を示す側面図である。
【図2】図1に示す画像形成装置における制御回路とそ
の周辺の主要部を示すブロック図である。
【図3】本発明の画像形成装置において定着ローラと周
辺の主要部を示した構成図である。
【図4】(A)は本発明の画像形成装置において定着ロ
ーラに残紙がない状態でパワーダウンさせて駆動させた
時の主要部のタイミングを示した説明図、(B)は本発
明の画像形成装置において定着ローラに残紙がある状態
でパワーダウンさせて駆動させた時の主要部のタイミン
グを示した説明図である。
【図5】(A)、(B)は本発明の画像形成装置におけ
る主要動作を示したフロー図である。
【符号の説明】
1 定着ローラ 1a 加熱ローラ 1b 加圧ローラ 2 定着ローラ駆動部(定着ローラ駆動手段) 2a 定着モータ 2b 定着モータドライバ 3 駆動状態検知部(駆動状態検知手段) 3a エンコーダ 3b 回転検知センサ 4 下流側詰まり検知部(下流側詰まり検知手段) 4a 下流側詰まり検知素子 4b 詰まり検知信号処理部 5 不揮発性RAM(不揮発性記憶手段) 10 定着部 11 CPU 12 ROM 13 RAM 20 複写機

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯電、露光、現像及び転写の電子写真プ
    ロセスの過程を経て、入力した画像信号に基いた画像を
    形成する画像形成装置において、 転写材上に形成されたトナー像を加熱、加圧して定着さ
    せる加熱ローラと加圧ローラから成る定着ローラと、前
    記定着ローラを駆動させる定着ローラ駆動手段と、前記
    定着ローラ駆動手段の駆動状態を検知する駆動状態検知
    手段と、前記定着ローラより下流側の用紙搬送路中にお
    ける用紙詰まりを検知する下流側詰まり検知手段とを備
    え、 前記下流側詰まり検知手段によって用紙詰まりが検知さ
    れ、前記定着ローラの駆動が停止され、用紙詰まりが解
    消された後の、前記定着ローラの駆動を再開する際に、 定着ローラ駆動手段は、あらかじめ定められた所定の時
    間だけ駆動トルクを画像形成動作時よりも小さくして前
    記定着ローラを駆動させ、前記駆動状態検知手段の検知
    する駆動状態が該所定の時間内にあらかじめ定めた駆動
    状態に達しない場合には、用紙詰まりが検知されたとし
    て前記定着ローラの駆動を停止させることを特徴とする
    画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置において、
    前記下流側詰まり検知手段によって用紙詰まりが検知さ
    れた時に下流側ジャム発生を記憶させ、詰まった用紙を
    取り去って用紙詰まりが解除された後に、下流側ジャム
    発生の記憶を解除する不揮発性記憶手段を有し、 電源再投入直後に、前記不揮発性記憶手段が下流側ジャ
    ム発生を記憶したままならば、定着ローラ駆動手段はあ
    らかじめ定められた所定の時間だけ前記定着ローラへの
    駆動トルクを画像形成動作時よりも小さくして駆動さ
    せ、前記駆動状態検知手段の検知する駆動状態が該所定
    の時間内にあらかじめ定めた駆動状態に達しない場合に
    は、用紙詰まりが検知されたとして前記定着ローラの駆
    動を停止させることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の画像形成装置に
    おいて、前記駆動状態検知手段は、駆動状態を検知する
    ために、前記定着ローラ駆動手段が前記定着ローラへ与
    える回転速度を検知することを特徴とする画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2、または3に記載の画像形
    成装置において、前記定着ローラへの駆動トルクを画像
    形成動作時よりも小さくして駆動している間は、前記加
    熱ローラを加熱しないことを特徴とする画像形成装置。
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