JP4859235B2 - 画像形成装置及び画像形成装置における残留シート検出方法 - Google Patents

画像形成装置及び画像形成装置における残留シート検出方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4859235B2
JP4859235B2 JP2007019886A JP2007019886A JP4859235B2 JP 4859235 B2 JP4859235 B2 JP 4859235B2 JP 2007019886 A JP2007019886 A JP 2007019886A JP 2007019886 A JP2007019886 A JP 2007019886A JP 4859235 B2 JP4859235 B2 JP 4859235B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
unit
loop
fixing
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007019886A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007233372A (ja
JP2007233372A5 (ja
Inventor
豊 久保地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2007019886A priority Critical patent/JP4859235B2/ja
Publication of JP2007233372A publication Critical patent/JP2007233372A/ja
Publication of JP2007233372A5 publication Critical patent/JP2007233372A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4859235B2 publication Critical patent/JP4859235B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、像担持体に静電潜像を形成して現像し、シートに転写・定着して像形成する像形成装置及び画像形成装置における残留シート検出方法に関するものである。
従来のレーザプリンタや複写機等の画像形成装置では、複数枚のシートを積載して収容する用紙カセットを収容し、画像の印刷時にはこの用紙カセットに収容されているシートを一枚ずつピックアップして装置本体内に搬送している。このような装置では、搬送されてくるシートを転写部の上流側に設けられたレジローラ対で挟持し、このレジローラ対の回転によりシートを転写部に送り出している。このレジローラの下流側には、シートの先端を検知するトップセンサが配置されている。このトップセンサによるシート検知は、搬送されてくるシートと感光ドラムへの画像形成との同期を取るために利用されている。
また転写部と定着部の間にはループセンサが配置されている(特許文献1参照)。これは、転写済みのシートの先端が定着部のローラ対のニップに突入した状態で、かつ、そのシートの後端部が転写部(転写ローラ)のニップを通過していない状態で、転写部と定着部の間のシートのたるみ具合(ループ)を検知するためのセンサである。ここで転写部と定着部の回転部材(ローラ)はそれぞれ別のモータによって回転駆動されている。定着部のローラを回転駆動するモータは、このループセンサによる検知信号に応じて、その回転速度が変更される。即ち、転写部と定着部の間のシートのループが所定量まで大きくなるとループセンサがオンする。この場合は、定着器のローラ回転速度を上げてループを小さくするように制御する。逆にループが小さくなるとループセンサがオフする。この場合は、定着器のローラの回転速度を下げてループを大きくするように制御する。このように、ループセンサの検知信号のオン/オフに応じて定着部を駆動するモータの回転速度を変更して定着部で送るシートの搬送速度を変えることにより、転写部と定着部の間でのシートのループを略一定量に保つように制御している。
また、この定着部の下流側には排紙センサが配置されている。前述のトップセンサ及びこの排紙センサは、シートの有無を検知するセンサとして機能しており、ジャムなどでシートが搬送路に残留しているのを検知するためにも使用される。
特開2000−352850号公報
しかしながら、上記のような従来の画像形成装置の構造では、以下のような問題点が生じていた。即ち、従来は、ループセンサはシート搬送時のシートのループ量の制御にしか使われておらず、トップセンサから排紙センサまでの間の空間には、画像形成装置の停止時にシートの有無を検知する手段がなかった。そのため、転写部と定着部の間でシートが残留するジャムが発生した場合、その残留しているシートが検知できないことがあった。このように転写部と定着部との間で残留したシートが検知されないと、ジャムが発生していることに気づかずに、装置本体のイニシャライズのための前回転動作を行ってしまう可能性がある。このような事態が発生すると、その残留しているシートが定着器のローラに巻き付く等、よりジャムの回復処理がしづらい状況を引き起こす虞がある。
またこのようなジャムを検知するためのセンサを、上述のセンサとは別に設けるのは、部品点数の増大や、印刷機構の変更など多くの修正や変更が必要となり製品のコストアップを招くことになる。
本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解決することにある。
本願発明の特徴は、装置のコストアップを抑えて転写部と定着部の間の残留シートを確実に検知できる像形成装置及びその残留シートの検出方法を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の一態様に係る像形成装置は以下のような構成を備える。即ち、
像担持体と、
前記像担持体上に形成された画像をシートに転写する転写手段と、
前記転写手段により転写されたシート上の画像を定着する定着手段と、
前記転写手段と前記定着手段とによって搬送されるシートに形成されるループを検知するループ検知手段と、
前記ループ検知手段の出力に応じて、前記転写手段と前記定着手段とによって搬送されるシートにループが形成されるように前記定着手段でのシート搬送速度を制御する制御手段と、
前記ループ検知手段で前記転写手段と前記定着手段との間に存在するシートを検知するために、前記転写手段と前記定着手段との間に存在する該シートを前記ループ検知手段の方向に押す移動部材と、
を有し、
前記制御手段は、シートの搬送のための前記転写手段と前記定着手段の駆動が停止している状態で、前記移動部材によって前記転写手段と前記定着手段との間に存在するシートを押した際に、該シートを前記ループ検知手段で検知した場合に、残留シートがあると判断して警告信号を出力することを特徴とする。
上記目的を達成するために本発明の一態様に係る像形成装置における残留シート検出方法は以下のような工程を備える。即ち、
像形成装置における残留シート検出方法であって、
シートに画像を転写する転写部と転写されたシート上の画像を定着する定着部との間にシートを搬送させながら、シートのループを検知するループ検知センサからの出力に応じてシートにループを形成するように前記定着部によるシート搬送速度を制御するループ制御工程と、
シートの搬送のための前記転写部と前記定着部の駆動が停止している状態で、移動部材によって前記転写部と前記定着部との間に存在するシートを押した際に、前記ループ検知センサからの出力に応じて前記画像形成装置内に残留シートがあるか否かを判断する残留シート判断工程と、
を有することを特徴とする。
本発明によれば、装置のコストアップを抑えて転写部と定着部の間の残留シートを確実に検知できる。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳しく説明する。尚、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
図1は、本実施の形態1に係る画像形成装置の一例であるレーザプリンタの概略構成を説明する図である。
このレーザプリンタは、給紙トレイ1、シート積載台2、給紙ローラ3を有するシート給送装置を備えている。この給紙トレイ1内のシート積載台2に積載されたシートPは、給紙ローラ3の回転により最上位のシートPから一枚ずつピックアップされる。このピックアップされたシートPは、搬送ローラ4、搬送コロ5の回転によってレジスト部へ送られる。そしてシートPは、レジストローラ6とレジストコロ7からなるレジスト部で搬送方向を揃えられた後、転写部(画像形成部)へ給送される。
この画像形成部は、感光ドラム8と、感光ドラム8を帯電させる帯電器、感光ドラム8上の静電潜像をトナーで現像する現像器、感光ドラム8上の残留トナーを除去して収容するクリーナ等をトナーカートリッジ9としてユニット化して構成されている。レーザスキャナユニット10は、多面体ミラー、多面体ミラー回転用モータ、レーザユニット等がユニット化されて構成されている。
このレーザスキャナユニット10から画像情報により変調されたレーザ光が感光ドラム8上を走査して照射される。これにより感光ドラム8上に、画像情報に応じた静電潜像が形成される。この静電潜像は現像器により現像剤であるトナーにより現像され、この現像されたトナー像は転写ローラ11により感光ドラム8から搬送されるシートPに転写される。こうしてトナー像が転写されたシートPは、加熱ユニット12と加圧ローラ13からなる定着器21に搬送され、転写されたトナー像が加熱定着される。その後、シートPはFU排紙ローラ14、中間排紙ローラ15、FD排紙ローラ16等からなる排紙ユニットにより排紙トレイ17に排紙される。
18は、レジストローラ7を通過したシートPの先端が到達したことを検出するためのトップセンサである。19は定着器21と転写ローラ11との間でシートPの有無、及びシートのループを検出するループセンサ、20は定着器21の排紙側で、シートPを検出するための排紙センサである。
図2は、本実施の形態に係るレーザプリンタの概略構成を説明するブロック図で、前述の図1と共通する部分は同じ記号で示し、それらの説明を省略する。
制御部200は、このレーザプリンタの動作を制御している。CPU201はROM202に記憶されている制御プログラムに従って、このプリンタ全体の動作を制御する。ROM202は、CPU201により実行されるプログラムや各種デフォルト値やデータを記憶している。RAM203は、CPU201による制御処理時に各種データを一時的に記憶するワークエリアを提供しており、後述するプログラムで参照される各種フラグやデータなども記憶している。
プリンタエンジン210は、図1に示す画像形成部やトナーカートリッジ9、給紙部などを含み、制御部200の制御の下に、入力した画像情報に対応する画像をシートPに転写して像形成する機能を実行している。モータ212は、制御部200の指示に従って定着器21のローラを回転駆動する。またモータ213は、制御部200の指示に従って画像形成部の転写ローラ11を回転駆動している。尚、これら以外にも、このプリンタエンジン210には、図1に示す感光ドラム8、給紙ローラ3、排紙ユニットのローラ等を回転駆動する回転駆動機構、更にはレーザスキャナユニット10等が含まれているが、ここではそれらは省略して示している。
操作パネル220は、ユーザにより操作される各種ボタンや操作スイッチ、及びユーザへのメッセージや、ジャム発生等のエラー表示などを行う表示部を備えている。
[実施の形態1]
図3A、図3Bは、本発明の実施の形態1に係るレーザプリンタにおける転写ローラと定着器との間でのシート搬送を説明する図である。
本実施の形態1では、転写部(転写ローラ11)と定着器21との間に配置され、シートPのループ量を検知するループセンサ19をシート有無センサとしても用いる構成を取っている。
図3Aにおいて、シートPがループを形成している状態では、ループセンサ19はシートを検出してセンサ出力はオンとなる。また、図3Aの点線のような状態はループを形成していない状態を示す。この場合はセンサ出力はオフとなる。また、図3Bに示されるように、シートの搬送がうまくいかずに波打った状態で滞留しているでもシートPによるループセンサ19への押下力が働かなくなる。このような状態ではループセンサ19は19aの点線で示すように上側に位置した状態(オフ状態)となる。この場合もセンサ出力はオフである。
これに対して、図3Aにおいて、シートPが存在して、且つループが形成されている場合には、ループセンサ19はシートPに押されて実線で示すように下側に位置付けられ、このときのセンサ19の出力はオンとなる。
このように、このループセンサ19は、シートPの搬送時には、シートPのループ量を検知するセンサとして機能し、シートPを搬送していない時にはシート有無センサ(ジャムを検知するためのセンサ)として機能する。即ち、シートPを搬送していない状態で、ループセンサ19の出力がオンであると検知した場合には、ループセンサ19にシートPが残留していると判断し、操作パネル220にジャムが発生している旨を表示してユーザに通知する。
なお、図3BのようなシートPの遅延が生じた場合の搬送遅延ジャムを検知する制御について図9のフローチャートを用いて説明する。
画像形成動作が開始されると(S30)、シートPが給紙されて搬送される(S31)。
そして、シートPの先端がトップセンサ18で検知されたか否かを判断し(S32)、検知された場合は、制御部200によって時間カウントが開始される(S33)。そして、シートP上に画像が形成される(S34)。トップセンサ18でシートPの先端が検知されない場合は、検知されるまでウエイトする。時間カウントが開始されて、カウントした時間が所定時間に達したかが判断される(S35)。所定時間に達した場合は、排紙センサ20でシートPの先端が検知されたか否かを判断する(S36)。
ここで、排紙センサ20でシートPの先端が検知されれば、シートP上の画像が定着されて(S37)、シートがトレイ17に排出され(S38)、画像形成が終了する(S39)。
排紙センサ20でシートPの先端が検知されなければ、シートPの搬送が図3Bのような状態で滞留していると考えられるため、搬送遅延ジャムと判断して動作を停止する(S40)。
なお上記所定期間とは、シートが給紙される位置から排紙センサ20までの搬送距離とシートの搬送速度とから決定される時間である。
図4は、本実施の形態に係るレーザプリンタにおけるジャム検知処理を説明するフローチャートである。尚、この処理を実行するプログラムはROM202に記憶されており、CPU201の制御の下に実行される。
この図4のフローチャートで示す処理は、例えば外部装置であるホストコンピュータ等から印刷ジョブの開始が指示されることにより開始される。まずステップS1で、シートPの給送を開始する前に、前述のループセンサ19がオン状態、即ち、シートPを検出した状態であるかどうかをみる。そうであればステップS14に進み、転写ローラ11と定着器21との間にシートPが残留している状態であるため、ジャム(用紙詰まり)が発生していると判断して操作パネル220にエラーである旨を表示する。また外部装置に対してもジャムエラーを通知する。
ステップS1でループセンサ19がオンでないときはステップS2に進み、給紙ローラ3を回転させて給紙トレイ1に収容されているシートPを一枚ピックアップし、搬送ローラ4、レジストローラ6により搬送する。こうしてトップセンサ18によりシートPの先端を検出すると、これに同期して感光ドラム8上への像形成を制御する。こうしてステップS5で、感光ドラム8上に形成されたトナー像を、搬送されてきたシートPに転写する。こうして転写されたシートPは、ドラム8と転写ローラ11との回転により送られてループセンサ19に到達し、このループセンサ19の出力をオンにする(シート検知状態)。ステップS6で、これを検知するとステップS7に進む。ステップS7では、このオン状態が所定時間継続するか否か、即ち、シートPがループを形成しない状態で定着器21を通過しているか、或はシートPが定着器21との間でループを形成している状態(センサ19の出力がオフ)で通過しているかを判定する。シートPがループを形成しない状態で定着器21を通過している場合はステップS8に進み、定着器21のローラの回転速度を低速にするべくモータ212の回転を制御する。逆にループが形成されているときはステップS9に進み、定着器21のローラの回転速度を高速にするべくモータ212の回転を制御する。こうして転写ローラ11と定着器21との間でのシートPの状態を略一定に保つようにしている。
こうしてステップS8或はS9の後ステップS10に進み、定着器21を通過したシートPが正常に排出されたことを排紙センサ20により検出したかどうかをみる。こうしてシートPの正常な排紙が検出されると、この処理を終了する。一方、ステップS10で、シートPの排紙を検出できず、ステップS12で所定時間を経過してもシートPの排紙が検出されないときは、シートPのジャムが発生したものと判断して、ステップS14と同様にジャム発生エラーを報知する。
また図5は、このプリンタの電源オンの場合、及び印刷ジョブを実行しないアイドル状態でシートジャムを検出する処理を説明するフローチャートである。尚、この処理を実行するプログラムはROM202に記憶されており、CPU201の制御の下に実行される。
ここでは、プリンタの電源オン時に、まず最初にステップS21で、前述のループセンサ19がオン状態、即ちシートPを検出しているかどうかをみる。オン状態であればステップS22に進み、前述の図4のステップS14と同様に、残留シートが存在しているジャムエラーが発生していると判断してジャムエラーであることをユーザに報知する。
またステップS21で、電源オン時にループセンサ19がシートPを検出しないときはステップS23に進み、通常の初期化処理及び印刷ジョブの受信、印刷ジョブの実行処理に進む。そしてステップS24で、印刷ジョブを実行していない、印刷ジョブの待機状態にあるかどうかを判定する。待機状態であればステップS21に進む。ステップS21では、ループセンサ19がシートPを検出しているかどうかを調べ、このような待機状態(印刷ジョブを実行していない状態)でシートPを検出しているときはステップS22に進み、ジャムエラーが発生している旨を報知する。
これにより、シートPの搬送が実施されていない状態でループセンサ19による残留シートが検知されると、シートPのジャムが発生していると判断できる。
このように本実施の形態1によれば、転写部と定着器21との間でシートPのループを検知するループセンサ19を残留シート検出センサとしても用いている。これにより、シートPがトップセンサ18と排紙センサ20のいずれによっても検出されずに機内にシートが残留した状態を検知できるようになる。これにより、より正確な機内残留シートの検知が可能になる。
また、このような状態を検出するためのセンサを別途設ける必要がなくなり、装置のコストアップを抑えることができる。
[実施の形態2]
次に本発明の実施の形態2について説明する。尚、この実施の形態2に係るレーザプリンタの構成は、前述の実施の形態1の構成と同様であるため、その詳細な説明を省略する。
図6及び図7は、本実施の形態2に係るプリンタの主要部を説明する図である。ここでは前述の実施の形態1と共通する部分は同じ記号で示している。
図6は、本発明の実施の形態2に係るレーザプリンタにおける転写ローラと定着器との間でのシート搬送を説明する図である。また図7は、本実施の形態2に係る画像形成装置の一例であるレーザプリンタの概略構成を説明する図である。
本実施の形態2では、定着器21において、ジャム処理の際にユーザが定着フィルム22や加圧ローラ13に触れなくするための定着シャッタ23が設けられている。この定着シャッタ23は、定着器21を保護する保護部材であって、カートリッジドア24の開閉と連動して回動される。即ち、通常のシート搬送時には、カートリッジドア24は閉じた状態(24b)であり、定着シャッタ23は開位置23aにあってシート搬送路を開放している。ジャム処理時やトナーカートリッジ9の交換時に、カートリッジドア24を開くと(24a)、定着シャッタ23は、閉位置23bに回動して定着フィルム22や加圧ローラ13を覆う。
この定着シャッタ23は、図6に示すように、シート搬送路を挟んでループセンサ19に対向する位置に配置されている。定着シャッタ23はカートリッジドア24が開かれるとループセンサ19の真上の位置に回動する。これにより転写部と定着器21の間に残留シートPがある場合には、その回動した定着シャッタ23bが残留シートPを下方に押し下げることになる。こうして定着シャッタ23により押し下げられた残留シートPはループセンサ19をオンすることになる。
このように本実施の形態2によれば、カートリッジドア24に連動して開閉する定着シャッタ23をループセンサ19に対向する位置に配置する。そして、カートリッジドア24を開いた時に定着シャッタ23が閉位置に回動して、転写部と定着部の間の残留シートPを下方に押し下げてループセンサ19をオンさせる。これにより、転写部と定着部との間の残留シートを確実に検知することが可能になる。
尚、この場合のジャム検知処理も前述の実施の形態1と同様にして実現できる。即ち、例えば図5のステップS24の待機状態において、転写部と定着器21の間に残留シートPが残存しているにも拘わらず、シートPがループ状態になってループセンサ19によりシートPが検知できなかった場合を考える。その場合、カートリッジの交換のためにカートリッジドア24が開かれると、定着シャッタ23が閉位置に回動して、その残留シートPを下方に押し下げてループセンサ19をオンさせることができる。これによりステップS21でループセンサ19のオン状態が検知され、ジャムの発生が認識される。
[実施の形態3]
図8は、本発明の実施の形態3に係るレーザプリンタにおける転写ローラと定着器との間でのシート搬送を説明する図である。ここではその特徴的な部分だけを示し、その他の構成及び作用については実施の形態2と同一なので、説明を省略する。
本実施の形態3では、定着シャッタ23はカートリッジドア24の開閉に連動して上下にスライドするようになっている。即ち、通常のシート搬送時には、カートリッジドア24は閉じた状態にあり、定着シャッタ23は上方のポジション(23c)に位置して定着器21の上流側を開放する。
一方、カートリッジドア24を開いた状態では、定着シャッタ23は下方のポジション(23d)に移動して定着器21の上流側を閉鎖する。ここで定着シャッタ23は、紙パスを挟んでループセンサ19に対向する位置に配置されている。定着シャッタ23はカートリッジドア24を開くとループセンサ19の真上の位置に移動するため、転写部と定着器21との間に残留シートPがある場合には、移動した定着シャッタ23dが残留シートPを下方に押し下げる。こうして定着シャッタ23により押し下げられた残留シートPはループセンサ19をオンする。
このように、カートリッジドア24に連動して上下にスライドする定着シャッタ23をループセンサ19に対向する位置に配置する。そしてカートリッジドア24を開いた時には定着シャッタ23が閉位置に移動し、転写部と定着器21との間の残留シートPを下方に押し下げてループセンサ19をオンさせる。こうして、転写部と定着器21の間の残留シートPを確実に検知することが可能になる。
以上説明したように本実施の形態によれば、転写部と定着部との間のシートのループ量を検知するループセンサ19をシート有無センサとしても用いることができる。これにより、シートPがトップセンサと排紙センサのどちらも検出されない状態で装置内に残留した場合でもその残留シートPを検知できる。こうしてより正確な機内残留シートの検知が可能になる。
また、カートリッジドア24に連動して開閉する定着シャッタ23をループセンサ19に対向する位置に配置し、カートリッジ交換等のためにカートリッジドア24が開かれた場合に、定着シャッタにより残留シートを下方に押し下げる構成とする。これにより、残留シートが存在する場合に、ループセンサ19が確実にオンされ、転写部と定着部の間の残留シートを確実に検知することが可能になる。
更に、カートリッジドア24に連動して上下にスライドする定着シャッタ23をループセンサ19に対向する位置に配置し、カートリッジドア24を開いた時に定着シャッタにより残留シートを下方に押し下げてループセンサをオンさせる。これにより、転写部と定着部の間の残留シートを確実に検知することが可能になる。
本実施の形態に係る画像形成装置の一例であるレーザプリンタの概略構成を説明する図である。 本実施の形態に係るレーザプリンタの概略構成を説明するブロック図である。 本発明の実施の形態1に係るレーザプリンタにおける転写ローラと定着器との間でのシート搬送を説明する図である。 本実施の形態に係るレーザプリンタにおけるジャム検知処理を説明するフローチャートである。 本実施の形態に係るプリンタの電源オンの場合、及び印刷ジョブを実行しないアイドル状態でシートジャムを検出する処理を説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係るレーザプリンタにおける転写ローラと定着器との間でのシート搬送を説明する図である。 本実施の形態2に係る画像形成装置の一例であるレーザプリンタの概略構成を説明する図である。 本発明の実施の形態3に係るレーザプリンタにおける転写ローラと定着器との間でのシート搬送を説明する図である。 本実施の形態に係るシート搬送遅延ジャムを説明するフローチャートである。

Claims (9)

  1. 像担持体と、
    前記像担持体上に形成された画像をシートに転写する転写手段と、
    前記転写手段により転写されたシート上の画像を定着する定着手段と、
    前記転写手段と前記定着手段とによって搬送されるシートに形成されるループを検知するループ検知手段と、
    前記ループ検知手段の出力に応じて、前記転写手段と前記定着手段とによって搬送されるシートにループが形成されるように前記定着手段でのシート搬送速度を制御する制御手段と、
    前記ループ検知手段で前記転写手段と前記定着手段との間に存在するシートを検知するために、前記転写手段と前記定着手段との間に存在する該シートを前記ループ検知手段の方向に押す移動部材と、
    を有し、
    前記制御手段は、シートの搬送のための前記転写手段と前記定着手段の駆動が停止している状態で、前記移動部材によって前記転写手段と前記定着手段との間に存在するシートを押した際に、該シートを前記ループ検知手段で検知した場合に、残留シートがあると判断して警告信号を出力することを特徴とする像形成装置。
  2. 開閉可能な開閉部材を更に有し
    前記移動部材は、前記開閉部材の開動作に応じてシートを押すように動作することを特徴とする請求項に記載の像形成装置。
  3. 前記移動部材は、前記開閉部材の開動作に応じて回動することにより、シートを押すように動作することを特徴とする請求項に記載の像形成装置。
  4. 前記移動部材は、前記定着手段を保護するための保護部材であることを特徴とする請求項に記載の像形成装置。
  5. 前記制御手段は、前記像形成装置の電源オン時に、前記ループ検知手段がシートを検出した場合に、残留シートがあると判断して警告信号を出力することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の像形成装置。
  6. 更に、前記定着手段のシート搬送方向下流側にシートを検出するシート検出手段を有し、
    前記制御手段は、前記シート検出手段の出力に基づきシートの搬送遅延が発生したと判断し、かつ、前記ループ検知手段の出力に基づきシートを検出した場合に、残留シートがあると判断して警告信号を出力することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の像形成装置。
  7. 像形成装置における残留シート検出方法であって、
    シートに画像を転写する転写部と転写されたシート上の画像を定着する定着部との間にシートを搬送させながら、シートのループを検知するループ検知センサからの出力に応じてシートにループを形成するように前記定着部によるシート搬送速度を制御するループ制御工程と、
    シートの搬送のための前記転写部と前記定着部の駆動が停止している状態で、移動部材によって前記転写部と前記定着部との間に存在するシートを押した際に、前記ループ検知センサからの出力に応じて前記画像形成装置内に残留シートがあるか否かを判断する残留シート判断工程と、
    を有することを特徴とする残留シート検出方法。
  8. 前記残留シート判断工程は、前記像形成装置の電源がオンされた時に実行されることを特徴とする請求項に記載の残留シート検出方法。
  9. 前記残留シート判断工程は、前記像形成装置の動作中にシートの搬送遅延が発生した時に実行されることを特徴とする請求項に記載の残留シート検出方法。
JP2007019886A 2006-02-03 2007-01-30 画像形成装置及び画像形成装置における残留シート検出方法 Active JP4859235B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007019886A JP4859235B2 (ja) 2006-02-03 2007-01-30 画像形成装置及び画像形成装置における残留シート検出方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006027713 2006-02-03
JP2006027713 2006-02-03
JP2007019886A JP4859235B2 (ja) 2006-02-03 2007-01-30 画像形成装置及び画像形成装置における残留シート検出方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2007233372A JP2007233372A (ja) 2007-09-13
JP2007233372A5 JP2007233372A5 (ja) 2010-02-12
JP4859235B2 true JP4859235B2 (ja) 2012-01-25

Family

ID=38553964

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007019886A Active JP4859235B2 (ja) 2006-02-03 2007-01-30 画像形成装置及び画像形成装置における残留シート検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4859235B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5435322B2 (ja) * 2008-02-29 2014-03-05 株式会社リコー シート状部材搬送装置および画像形成装置
JP5117319B2 (ja) * 2008-08-21 2013-01-16 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
JP5241947B2 (ja) * 2012-10-16 2013-07-17 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
JP6919336B2 (ja) * 2017-05-29 2021-08-18 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置
JP2023072226A (ja) * 2021-11-12 2023-05-24 キヤノン株式会社 画像形成装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01109390A (ja) * 1987-10-23 1989-04-26 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2000296944A (ja) * 1999-04-08 2000-10-24 Canon Inc シート検知装置及び定着装置及び画像形成装置
JP2000352850A (ja) * 1999-06-09 2000-12-19 Canon Inc 画像記録装置
JP4759161B2 (ja) * 2001-04-25 2011-08-31 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP4046976B2 (ja) * 2001-11-06 2008-02-13 キヤノン株式会社 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007233372A (ja) 2007-09-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7464924B2 (en) Sheet feeder device and image forming apparatus
EP1870358B1 (en) Paper conveying apparatus and image forming apparatus using the paper conveying apparatus
US7690651B2 (en) Image forming apparatus and remaining sheet detection method thereof
JP2010070321A (ja) 画像形成装置、画像形成システムおよび画像形成プログラム
JP4859235B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成装置における残留シート検出方法
JP2019077512A (ja) シート給送装置
US7536149B2 (en) Image forming apparatus
US20160299463A1 (en) Image forming device, image forming system, and image forming method
US11905138B2 (en) Sheet conveyance device and image forming apparatus equipped with sheet conveyance device
JP5153285B2 (ja) 画像形成装置
US20070001388A1 (en) Media feeding management
JP6233683B2 (ja) 給送装置、画像形成装置及び画像読取装置
JP2017001878A (ja) シート給送装置及びこれを用いた読取装置並びに画像形成装置
US7046953B2 (en) Image formation apparatus equipped with automatic document feeder
JP7293711B2 (ja) 画像形成装置
JP2005082340A (ja) 画像形成装置
JP2010085659A (ja) 搬送装置、搬送システム、画像形成装置、画像形成システム、及びプログラム
JP2009042638A (ja) 画像形成装置及びその転写材除湿方法
US20240051775A1 (en) Sheet feeding device and image forming apparatus incorporating the sheet feeding device
CN114545748B (zh) 输送装置和图像形成装置
JP4823889B2 (ja) 画像形成装置の重送防止機構、及びこれを備えた画像形成装置
US9981818B2 (en) Image forming apparatus
JP3950885B2 (ja) 画像形成装置
JP2005194012A (ja) 画像形成装置
JP6568730B2 (ja) 用紙搬送装置および画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091217

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111028

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111031

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4859235

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141111

Year of fee payment: 3