JP2000296944A - シート検知装置及び定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート検知装置及び定着装置及び画像形成装置

Info

Publication number
JP2000296944A
JP2000296944A JP11101869A JP10186999A JP2000296944A JP 2000296944 A JP2000296944 A JP 2000296944A JP 11101869 A JP11101869 A JP 11101869A JP 10186999 A JP10186999 A JP 10186999A JP 2000296944 A JP2000296944 A JP 2000296944A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
sensor
detecting
image forming
fixing device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11101869A
Other languages
English (en)
Inventor
Eishiyou Muraguchi
栄章 邑口
Otoya Kosugiyama
乙矢 小杉山
Takeshi Yokoyama
健 横山
Tsutomu Kakitsunaka
勉 垣内中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP11101869A priority Critical patent/JP2000296944A/ja
Publication of JP2000296944A publication Critical patent/JP2000296944A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常時、搬送するシートに影響を及ぼさず、
装置内部開放時、ジャムシートの検知を行うシート検知
装置及び定着装置及び画像形成装置を提供する。 【解決手段】 センサー100は、センサー台110の
定着装置2側上部に設置され、上カバー13が閉じてい
る状態では、定着挿入搬送部6の下方に位置して搬送面
から回避し、上カバー13を開けた状態では、上カバー
13に連動するセンサー台110によって上方に移動
し、定着挿入搬送部6から突出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送面上のシート
を検知するシート検知装置に関するもので、定着装置に
用いられ、たとえば、プリンタや複写機などのシートに
画像形成を行う画像形成装置に適用されるものである。
【0002】
【従来の技術】従来の定着装置について、図7、図8を
用いて説明する。図7は画像形成装置の定着装置周辺を
示す概略構成図、図8は定着装置でシートがジャムした
状態を示す図である。
【0003】なお、定着装置は、公知の画像形成プロセ
スを有する画像形成手段により、シート上に加熱溶解性
の樹脂等により構成されるトナーの画像(トナー像)を
形成する画像形成装置に適用され、シート上の未定着の
トナー像をトナーが融解されることで定着させる。
【0004】また、表面に多孔質高分子層が形成された
シートに、たとえば、いわゆるインクジェット方式によ
って画像を形成させた後に、シートを加熱して、多孔質
高分子層を融解させて表面処理を施すために、定着装置
を適用することもできる。このように、定着装置は種々
の目的に応じて、適宜、画像形成装置に適用されるもの
である。
【0005】図7(a)において、画像形成装置1内
に、定着ローラ3及び加圧ローラ4と、定着装置2内で
シートとしての転写材の通過を検知するセンサーレバー
7と、排紙ローラ8と、を有する定着装置2を備える。
定着装置2の転写材搬送方向下流には排紙部9を備え
る。
【0006】不図示の転写材は、画像形成手段を構成す
る、着脱可能な部品であるプロセスカートリッジの感光
ドラム10と転写ローラ11とによってトナー像が転写
された後、紙搬送部5及び定着挿入搬送部6上を搬送さ
れる。さらに転写材は搬送され、定着装置2の2つの回
転体である定着ローラ3及び加圧ローラ4のニップ部で
熱と圧力によって転写材にトナー像を定着させる。
【0007】トナー像を定着した転写材は、定着ローラ
3及び加圧ローラ4からの排紙を検知するセンサーレバ
ー7を通過し、さらに排紙ローラ8を介して排紙部9の
搬送路を通過して画像形成装置1外部の不図示の排紙ト
レイ上に排紙される。
【0008】センサーレバー7は、転写材が通過してい
る間、矢印の方向に傾斜して排紙検知センサー71をオ
ンにさせ、転写材が過ぎ去ると元の位置に戻って排紙検
知センサー71をオフにさせる。
【0009】また排紙検知センサー71が、不図示の給
紙センサー等の定着装置2手前に設けられた転写材検知
センサーと同期を取ることによって、転写材が排紙検知
センサー71をオンするタイミング及びオフするタイミ
ングが、画像形成装置1の不図示のコントローラー部で
計測される。所定のタイミングで転写材が排紙検知セン
サー71をオン、オフさせない場合は、画像形成装置1
内で転写材がジャムしたと判断され、本体の駆動を停止
させる制御を行う。
【0010】この後、利用者は、たとえば、装置本体の
上カバー、カートリッジ、排紙カバーなどを開けてジャ
ム処理を行う。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術の場合には、下記のような問題が生じて
いた。
【0012】従来技術では、図8に示すように、一度セ
ンサーレバー7を通過して、加圧ローラ4に巻き込まれ
た場合、排紙検知センサー71がオンした後、オフしな
かったり又はオフするタイミングがずれる。この場合、
画像形成装置1は異常と判断して本体駆動を停止する。
【0013】このとき、転写材Sは、加圧ローラ4に1
周以上巻き付いてしまい転写材同士が重なる。そして、
この重なった部分に形成されたトナー像のトナーが存在
すると、熱と圧力が加わってトナーが接着材の作用をし
て転写材が接合される。
【0014】この転写材Sのジャム処理にあっては、転
写材が1周以上巻き付いているために、接合部分を剥離
し、加圧ローラ4を回転させる又はニップ部から滑らせ
て、転写材Sを大きな力で引き出す必要があり、転写材
を破いてしまう可能性がある。
【0015】したがって、通常、排紙検知センサー71
は、ニップ部からの距離が定着ローラ3或いは加圧ロー
ラ4のいずれか直径が小さい方の1周の距離よりも短い
位置に設けられ、最悪状態でも転写材が1周以上巻き付
く前に搬送の異常を検知して搬送を停止できるよう制御
される。
【0016】また、このような巻き付きジャムという現
象は、最近の画像形成装置1の給紙性能が向上して給紙
紙種が増えたため、使用可能となった薄紙などで多く発
生し易い。
【0017】転写材が1周以上巻き付く前に搬送の異常
を検知した段階で、利用者が上カバー13を開けて、プ
ロセスカートリッジを取り出し、転写材のジャム処理を
行う。
【0018】しかし、図8に示すように、定着装置2近
傍に凝縮した転写材Sは、利用者に気付かれず、凝縮し
た転写材が残ったまま、利用者がプロセスカートリッジ
を再セットして上カバー13を閉じてしまい、画像形成
装置1をリセット状態にしてしまうことがある。
【0019】このような状態になると、画像形成装置1
内の全ての検知センサーで転写材が加圧ローラ4に巻き
付きジャムが発生していることが検知できず、このまま
装置本体駆動の前回転が始まり、それによって加圧ロー
ラ4が回転し、転写材が更に巻き付いてしまい、利用者
ではジャム処理ができない状態になってしまい、サービ
スマンコールや装置破損などの問題が発生することがあ
る。
【0020】また、図7(b)に示すように、これらの
問題を回避するために転写材搬送路の定着装置2手前に
センサーレバー20及び定着前センサー21を取り付け
て定着装置2でのジャムを検知する構成を取る画像形成
装置もある。
【0021】しかし、電気部品は熱や湿度に弱く使用環
境が限定されるため、センサーレバー20には定着装置
2から発生する熱、水蒸気に強い材質を用い、センサー
部が熱、湿度の影響を受け難い場所に取り付けなければ
ならず、コストアップとなる。
【0022】さらに、この定着装置2手前のセンサーレ
バー20は、トナーが静電気的に転写材に保持された状
態で転写材裏側から転写材を擦ることになる。このた
め、センサーレバー20の影響による転写紙のしわ、す
じ、搬送ぶれによる形成画像精度の低下、また電子写真
技術で特有に発生する転写紙と突起物との摩擦による静
電ムラによる画像不良が発生しやすく問題を多く抱えて
いる。
【0023】本発明は上記の従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、通常
時、搬送するシートに影響を及ぼさず、装置内部開放
時、ジャムシートの検知を行うシート検知装置及び定着
装置及び画像形成装置を提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のシート検知装置にあっては、搬送面上のシー
トの有無を検知するシート検知装置であって、搬送面上
のシートの有無を検知する検知手段と、該検知手段を装
置内部の開放動作に連動させる動力伝達手段と、を備
え、前記検知手段は、装置内部を開放しないときの回避
位置と、装置内部を開放したときの検知位置と、に移動
可能に設けられたことを特徴とする。
【0025】前記検知手段は、搬送面上のシートの有無
を搬送面上に突出して検知するセンサーであり、該セン
サーは、装置内部を開放しないときの搬送面下方の回避
位置と、装置内部を開放したときの搬送面上に突出する
検知位置と、に移動可能に設けられたことが好ましい。
【0026】前記動力伝達手段は、搬送面下方に配置さ
れて上下に可動する可動台と、該可動台を前記装置内部
の開放動作に連動させるクランクアームと、を備え、前
記センサーは、前記可動台上に設けられたことが好まし
い。
【0027】前記検知手段は、搬送面上に設けられた凹
部に配置されて、差込部材を差し込んで搬送面上のシー
トの有無を検知するセンサーであり、前記差込部材は、
前記駆動伝達手段によって装置内部の開放動作に連動し
て、装置内部を開放しないときの搬送面上方の回避位置
と、装置内部を開放したときの前記凹部に差し込まれる
検知位置と、に移動可能に設けられたことが好ましい。
【0028】前記動力伝達手段は、回避位置と検知位置
とに移動可能な前記センサー或いは前記差込部材を装置
本体の上カバーの開閉動作に連動させて、前記上カバー
を閉じると前記回避位置に移動させ、前記本体上カバー
を開けると前記検知位置に移動させることが好ましい。
【0029】前記動力伝達手段は、回避位置と検知位置
とに移動可能な前記センサー或いは前記差込部材を着脱
可能な部品の装置本体に対する着脱動作に連動させて、
前記着脱可能な部品を装置本体に装着すると前記回避位
置に移動させ、前記着脱可能な部品を装置本体から離脱
させると前記検知位置に移動させることが好ましい。
【0030】前記動力伝達手段は、回避位置と検知位置
とに移動可能な前記センサー或いは前記差込部材を信号
に応じる駆動源の駆動動作に連動させて、通常時は回避
位置に移動させ、装置本体の停止信号発信時は検知位置
に移動させることが好ましい。
【0031】本発明の定着装置にあっては、上記のシー
ト検知装置と、2つの回転体を有し、該2つの回転体の
ニップ部で搬送されるシートを加熱・加圧する定着手段
と、を備え、前記定着手段近傍に前記シート検知装置を
配置したことを特徴とする。
【0032】本発明の画像形成装置にあっては、上記の
定着装置と、シート上に未定着のトナー像を形成する画
像形成手段と、を備え、該画像形成手段によってシート
上に形成された未定着のトナー像を、前記定着装置によ
ってシートに定着させることを特徴とする。
【0033】したがって、装置内部の開放動作に連動し
て搬送面上のジャムシートの有無を検知することで、通
常時は搬送面上を搬送されるシートは何の影響も受けず
に搬送でき、また、装置内部を開放したときはシート検
知を行うことができ、利用者が発見できなかったジャム
シートを検知することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣
旨のものではない。
【0035】(第1の実施の形態)図1、図2を参照し
て、第1の実施の形態について説明する。図1は画像形
成装置の定着装置近傍を示す概略構成図、図2は転写材
を検知するセンサーを示す概略構成図である。なお、画
像形成装置1については従来技術と同様な公知技術であ
るのでここではその説明を省略する。
【0036】画像形成装置1の特に定着装置2周りと、
シートとしての転写材を検知するセンサー100の構成
について説明すると、画像形成装置1の外装の上カバー
13は、不図示のプロセスカートリッジを画像形成装置
1内へセットする場合及び搬送路でジャムした転写材を
取り除く場合などに、外装カバー12及び回転爪14を
基準に矢印13aに示す方向に開いて装置内部を開放す
る。
【0037】また上カバー13は、通常のプリント動作
を行っている場合に、基準位置13bで閉じている状態
となる。画像形成装置1は、上カバー13の開閉動作に
よって画像形成装置1のエンジンリセットを行うよう構
成してある。
【0038】可動台としてのセンサー台110は転写紙
搬送部5の底部に位置し、上カバー13の開閉動作に連
動して上下に移動する。このセンサー台110の移動
は、転写材搬送路を回避した場所に取り付けられた動力
伝達手段としてのアームバー111によって行われる。
アームバー111には、支点114を中心にL型のアー
ム112が取り付けられている。
【0039】センサー台110の底部には、画像形成装
置1の底部のフレーム面との間にコイルバネ120,1
21,122が均等間隔に取り付き、通常は上方に押し
上げる圧力が働いている。 上カバー13を閉じるとき
は、L型のアーム112の突起部112aが上カバー1
3によって押し下げられ、L型のアーム112の移動コ
ロが上カバー12の裏面を沿って移動して、アームバー
111の支点114を軸にアームバー111が押し下げ
られ、それに連動してセンサー台110も押し下げられ
る。
【0040】上カバー13を開けたときは、センサー台
110の底部に付いているコイルバネ120,121,
122の圧力によって、センサー台110が上昇する。
また、それに連動してアームバー111及びL型のアー
ム112が上昇し、L型アーム112の突起部112a
が上カバー13の基準13bから突出する。
【0041】定着装置2手前の転写材を検知するセンサ
ー100は、センサー台110の定着装置2側上部に設
置される。
【0042】センサー100は、通常の画像形成動作を
行っている場合、即ち上カバー13が閉じている状態で
は、定着挿入搬送部6の下方に位置して搬送面から回避
する。またセンサー100は、装置内部を開放する場
合、即ち上カバー13を開けた状態では、センサー台1
10と連動して定着挿入搬送部6から突出する。
【0043】センサー100には、転写材が接触すると
転写材を検知する素子105がセンサー固定台104に
取り付けられている。またセンサー100には、センサ
ー固定台104の軸103を中心にしてセンサー先端ア
ーム101が設けられる。センサー先端アーム101と
軸103との間には、コイルバネ102が備えられてテ
ンションをかけている。
【0044】よって、センサー先端アーム101に転写
材が接触する場合は、転写材の重みによってセンサー先
端アーム101が降下し、素子105間が遮られ、セン
サー100はオンとなる。また、転写材が接触しない場
合は、素子105間が遮られないので、センサー100
はオフの状態を維持する。
【0045】なお、コイルバネ102は、転写材に接触
したセンサー先端アーム101が降下するように10g
近傍の圧に設定する必要がある。
【0046】次に、画像形成装置1の通常の画像形成動
作で、定着装置2での加圧ローラ4に転写材の巻き付き
ジャムが発生した場合の制御、及び利用者のジャム処理
手順を説明する。
【0047】通常の画像形成動作において、転写材は感
光ドラム10と転写ローラ11によって転写材にトナー
像を転写し、搬送部5及び定着挿入搬送部6を通過し
て、定着装置2の定着ローラ3及び加圧ローラ4のニッ
プ部で熱と圧力によって転写材上のトナー像の定着が行
われる。 その後、センサーバー7を適正制御タイミン
グで通過し、排紙ローラ8によって排紙部9を通過し、
画像形成装置1外部へ排紙される。
【0048】この動作時、上カバー13が閉じられてい
るので、センサー100は定着挿入搬送部6面より下方
の回避位置に位置し、搬送面上から回避している。
【0049】このような画像形成動作時に転写材の搬送
が異常を起こし、加圧ローラ4に転写材が巻き付き、し
かもセンサーバー7に接触しない、従来技術と同様の図
7に示す転写材の状態のように、定着装置2近傍で凝縮
した形でジャムが発生した場合、センサーバー7は、転
写材通過タイミング不良でジャムが発生したと判断して
画像形成装置1の駆動を停止する。
【0050】これにより、利用者は上カバー13を開
け、プロセスカートリッジを画像形成装置1から取り外
してジャム処理作業を開始する。
【0051】このとき、上カバー13を開けることに連
動して、センサー100は定着挿入搬送部6面上に突出
する。そして、センサー先端アーム101が転写材と接
触し、センサー100がオンとなり、定着装置2近傍に
転写材があることを検知した場合には、利用者はジャム
した転写材を画像形成装置1から取り除かない限り、エ
ンジンリセットがかからなくなる。
【0052】即ち、本実施の形態にあっては、センサー
100は、上カバー13を閉じている通常動作中は、定
着挿入搬送部6の下方の回避位置に位置し、搬送面上か
ら回避する。またセンサー100は、ジャムが発生した
場合などの上カバー13を開けた状態では、定着挿入搬
送部6から突出して、転写材を検知する。
【0053】センサー100が、定着挿入搬送部6から
突出した際に、転写材が定着器2前にあるときは、その
転写材の重みによってセンサー先端アーム101が下降
することによって転写材を検知し、転写材が検知されて
いる間、利用者が上カバー13を再度閉じても、装置本
体はリセット状態にならず、前回転しない制御が行われ
る。
【0054】また、通常動作時に、センサー100は定
着装置2から回避した回避位置に有るため、定着装置2
から発生する熱、水蒸気などを考慮した材質、コーテン
グなどを用いなくて済むため、コストの低減を図ること
ができる。
【0055】このように、利用者がジャムした転写材を
発見できずに、画像形成装置1にプロセスカートリッジ
を挿入し、上カバー13を閉めた場合でも、エンジンリ
セットが動作しないため、装置本体は駆動されない。
【0056】したがって、従来技術のように装置本体の
駆動による前回転によって、転写材が加圧ローラ4に更
に巻き付きついてしまい、利用者では処理不可能な状態
や、サービスマンコール、装置破損などの問題が生じる
ことを防止できる。
【0057】また、通常の画像形成時に、搬送面上にセ
ンサーレバーなどの突起物がない構成であるため、転写
材のしわ、搬送のぶれによる画像形成精度の低下、また
電子写真技術で特有に発生する転写材と突起物との摩擦
によるトナー画像の静電ムラによる画像不良などが発生
しない。
【0058】(第2の実施の形態)第2の実施の形態に
ついて図3を用いて説明する。なお、前述した実施の形
態と同一機能を有する部材には同一符号をつけて重複す
る説明を省略する。図3は画像形成装置の定着装置近傍
の概略構成図である。
【0059】第2の実施の形態では、前述した第1の実
施の形態のセンサー100、センサー台110、アーム
バー111を用いた構成に対して、センサー206を定
着挿入搬送部6の凹部205に設け、アームバー200
自身を自重で定着挿入搬送部6のセンサー206まで降
下させて転写材の有無を検知する構成にしたものであ
る。
【0060】本実施の形態での定着装置2近傍でジャム
した転写材を検知する構成について詳しく説明する。
【0061】上方に延びる先端バー200aと下方に延
びる後端バー200bとを備えるZ型のアームバー20
0は、回転軸202を中心軸として回転する。アームバ
ー200は、先端バー200aが上カバー13と接触す
ると、回転軸202を中心軸として後端バー200bが
上昇する。
【0062】この先端バー200aと後端バー200b
は、常に垂直方向に真っ直ぐ延びるように間接球20
3,204で制御されている。またアームバー200に
は、後端バー200bが自重降下するための重り201
が取り付けてある。
【0063】本実施の形態にあっては、上カバー13を
開けると、後端バー200bが自重で降下し、アームバ
ー200の回転軸202を中心として先端バー200a
が上昇し、後端バー200bは定着挿入搬送部6へ向か
って下降する。
【0064】この定着挿入搬送部6には凹部205が設
けられており、凹部205の底面にセンサー206が取
り付けられている。
【0065】そして、後端バー200bが下降すると
き、定着挿入搬送部6に転写材がない場合は、凹部20
5に後端バー200bが差し込まれてセンサー206に
後端バー200bが接触し、センサー206がオンとな
る。また、定着挿入搬送部6に転写材が有る場合は、転
写材がブロックしてセンサー206に後端バー200b
が接触せず、センサー206はオフ状態となる。
【0066】これにより、第1の実施の形態と同様に、
上カバー13を開けたとき、必ずセンサー206からオ
ン信号が発信しない限り、エンジンリセットがかからな
い制御を行うことができる。
【0067】また、転写材の有無検知を転写材の上方か
ら接触させているため、第1の実施の形態のような可動
する部材を転写材の搬送路を避けて回り込ませる機構が
不必要で、単純かつ信頼性の高い構成が可能である。
【0068】(第3の実施の形態)次に、第3の実施の
形態について、図4、図5を用いて説明する。なお、前
述した実施の形態と同一機能を有する部材には同一符号
をつけて重複する説明を省略する。図4は画像形成装置
の定着装置近傍の概略構成図、図5はアームバーのプロ
セスカートリッジと接触する部分を拡大して示す構成図
である。
【0069】この第3実施の形態は、前述した第2実施
の形態の上カバー13に連動するアームバー200を用
いた構成に対して、画像形成装置1からプロセスカート
リッジ600の着脱動作に連動して、アームバー自身を
自重で定着挿入搬送部6に降下させて転写材の有無を検
知する構成にしたものである。
【0070】本実施の形態での定着装置2近傍でジャム
した転写材を検知する構成について詳しく説明する。
【0071】I型のアームバー300が、支持球300
aと支持枠301によって固定されている。その支持球
300aに対して軸302の先端傾斜面302bが接触
し、軸302の左右の移動運動に連動して軸302の先
端傾斜面302bにならうように支持球300aが支持
枠301内で上下の移動運動を行う。
【0072】本実施の形態にあっては、画像形成装置1
からプロセスカートリッジ600を取り外すと、軸30
2は先端部302aのコイルバネ303の圧力によって
左に移動する。軸302の移動に連動して先端傾斜面3
02bにならって支持球300aが支持枠301内で自
重降下し、後端バー300bも定着挿入搬送部6へ向か
って下降する。
【0073】後端バー300bが自重下降するとき、定
着挿入搬送部6に転写材がない場合は、凹部205に後
端バー200bが差し込まれてセンサー206に後端バ
ー300bが接触し、センサー206がオンとなる。ま
た、定着挿入搬送部6に転写材が有る場合は、転写材が
ブロックしてセンサー206に後端バー300bが接触
せず、センサー206はオフ状態となる。 なお、プロ
セスカートリッジ500を画線形成装置1内にセットす
ると、軸302の先端部302aが左に押し出され、そ
れに連動して先端傾斜面302bにならうように支持球
300aが支持枠301内で上昇する。
【0074】これにより、画像形成装置1からプロセス
カートリッジ500を取り外したとき、必ずセンサー2
06からオン信号が発信しないかぎり、上カバー13を
閉じてもエンジンリセットがかからない制御を行うこと
ができる。
【0075】(第4の実施の形態)第4の実施の形態に
ついて、図6を用いて説明する。なお、前述した実施の
形態と同一機能を有する部材には同一符号をつけて重複
する説明を省略する。図6は画像形成装置の定着装置近
傍を示す概略構成図である。
【0076】第4の実施の形態は、前述した第3の実施
の形態の画像形成装置1からプロセスカートリッジ60
0の着脱に連動して転写材の有無を検知する構成に対し
て、画像形成装置1からの異常停止信号、他のセンサー
からのジャム信号などの装置本体の停止信号によってソ
レノイド400の制御により、アームバー自身を定着挿
入搬送部6に降下させて転写材の有無を検知する構成に
したものである。
【0077】本実施の形態にあっては、画像形成装置1
から異常停止信号、他のセンサーからのジャム信号など
の停止信号によってソレノイド400が制御され、ソレ
ノイド400の接続されている軸302はソレノイド4
00よって左に移動する。軸302の移動に連動して先
端傾斜面302bにならって支持球300aが支持枠3
01内で自重降下し、後端バー300bも定着挿入搬送
部6へ向かって下降する。
【0078】後端バー300bが下降するとき、定着挿
入搬送郎6に転写材がない場合は、センサー206に後
端バー300bが接触し、センサー206がオンにな
る。また、定着挿入搬送郎6に転写材が有る場合は、転
写材がブロックしてセンサー206に後端バー300b
が接触せず、センサー206はオフ状態となる。
【0079】なお、上カバー13を閉めてエンジンリセ
ットがかかると、ソレノイド400は制御され、ソレノ
イド400の接続されている軸302の先端部302a
が左に戻され、それに連動して先端傾斜面302bにな
らって支持球300aが支持枠301内で上昇する。
【0080】これにより、画像形成装置1から異常停止
信号、ジャム信号などの停止信号が発信されたとき、必
ずセンサー206からオン信号が発信しないかぎり、上
カバー13を閉じてもエンジンリセットがかからない制
御を行うことができる。
【0081】また、本実施の形態では、検知タイミング
を電気節約手段で制御できるため、情報が必要なときに
適切なタイミングで効率よく検知可能である。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、装置内
部の開放動作に連動して搬送面上のジャムシートの有無
を検知することで、搬送面上を搬送されるシートは何の
影響も受けずに搬送されると共に装置内部の開放したと
きのシート検知を行うことができ、利用者が発見できな
かったジャムシートを検知することができる。
【0083】これにより、利用者が発見できなかったジ
ャムシートを残したままでは、エンジンリセットが動作
しないため装置本体は駆動されない。したがって、従来
技術のようにエンジンリセットにより装置本体が駆動さ
れて前回転しても、転写材が加圧ローラに更に巻き付き
ついてしまい、利用者では処理不可能な状態や、サービ
スマンコール、装置破損などの問題が生じることを防止
できる。
【0084】また、通常の画像形成時に、搬送面にセン
サーレバーなどの突起物がない構成であるため、シート
のしわ、搬送のぶれによる画像形成精度の低下、また電
子写真技術で特有に発生するシートと突起物との摩擦に
よる静電ムラによる画像不良などが発生しない。
【0085】さらに、センサーを回避位置に回避させる
構成にあっては、通常の画像形成時に、シートの検知を
行うセンサー自身は定着装置から回避するため、センサ
ーに付着する熱、水蒸気を考慮した構成・材質とする必
要がなくなり、低コスト化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る定着装置近傍を示す概
略構成図である。
【図2】第1の実施の形態に係るセンサーを示す図であ
る。
【図3】第2の実施の形態に係る定着装置近傍を示す概
略構成図である。
【図4】第3の実施の形態に係る定着装置近傍を示す概
略構成図である。
【図5】第3の実施の形態に係るアームバーのプロセス
カートリッジとの接触部分を示す拡大図である。
【図6】第4の実施の形態に係る定着装置近傍を示す概
略構成図である。
【図7】従来技術の定着装置近傍を示す概略構成図であ
る。
【図8】従来技術の定着装置でのジャム状態を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 画像形成装置 2 定着装置 3 定着ローラ 4 加圧ローラ 5 搬送部 6 定着挿入搬送部 7 センサーレバー 8 排紙ローラ 9 排紙部 10 感光ドラム 11 転写ローラ 13 上カバー 100,206 センサー 101 センサー先端アーム 102 コイルバネ 103 軸 104 センサー固定台 105 素子 110 センサー台 111 アームバー 112 L型アーム 200 Z型アームバー 200a 先端バー 200b 後端バー 202 回転軸 205 凹部 300 I型アームバー 300a 支持球 300b 後端バー 301 支持枠 302 軸 302a 先端部 302b 先端傾斜面 400 ソレノイド 600 プロセスカートリッジ
フロントページの続き (72)発明者 横山 健 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 垣内中 勉 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H033 AA37 BA03 BA06 CA21 CA22 2H071 AA15 AA17 BA13 BA17 BA20 BA23 CA05 DA12 DA23 DA26 DA32 3F048 AA02 AA05 AB01 BA14 BA15 CC01 DA08 DB17

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬送面上のシートの有無を検知するシート
    検知装置であって、 搬送面上のシートの有無を検知する検知手段と、 該検知手段を装置内部の開放動作に連動させる動力伝達
    手段と、を備え、 前記検知手段は、装置内部を開放しないときの回避位置
    と、装置内部を開放したときの検知位置と、に移動可能
    に設けられたことを特徴とするシート検知装置。
  2. 【請求項2】前記検知手段は、搬送面上のシートの有無
    を搬送面上に突出して検知するセンサーであり、 該センサーは、装置内部を開放しないときの搬送面下方
    の回避位置と、装置内部を開放したときの搬送面上に突
    出する検知位置と、に移動可能に設けられたことを特徴
    とする請求項1に記載のシート検知装置。
  3. 【請求項3】前記動力伝達手段は、搬送面下方に配置さ
    れて上下に可動する可動台と、 該可動台を前記装置内部の開放動作に連動させるクラン
    クアームと、を備え、 前記センサーは、前記可動台上に設けられたことを特徴
    とする請求項2に記載のシート検知装置。
  4. 【請求項4】前記検知手段は、搬送面上に設けられた凹
    部に配置されて、差込部材を差し込んで搬送面上のシー
    トの有無を検知するセンサーであり、 前記差込部材は、前記駆動伝達手段によって装置内部の
    開放動作に連動して、装置内部を開放しないときの搬送
    面上方の回避位置と、装置内部を開放したときの前記凹
    部に差し込まれる検知位置と、に移動可能に設けられた
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート検知装置。
  5. 【請求項5】前記動力伝達手段は、回避位置と検知位置
    とに移動可能な前記センサー或いは前記差込部材を装置
    本体の上カバーの開閉動作に連動させて、前記上カバー
    を閉じると前記回避位置に移動させ、前記本体上カバー
    を開けると前記検知位置に移動させることを特徴とする
    請求項1、2、3、又は4に記載のシート検知装置。
  6. 【請求項6】前記動力伝達手段は、回避位置と検知位置
    とに移動可能な前記センサー或いは前記差込部材を着脱
    可能な部品の装置本体に対する着脱動作に連動させて、
    前記着脱可能な部品を装置本体に装着すると前記回避位
    置に移動させ、前記着脱可能な部品を装置本体から離脱
    させると前記検知位置に移動させることを特徴とする請
    求項1、2、3、又は4に記載のシート検知装置。
  7. 【請求項7】前記動力伝達手段は、回避位置と検知位置
    とに移動可能な前記センサー或いは前記差込部材を信号
    に応じる駆動源の駆動動作に連動させて、通常時は回避
    位置に移動させ、装置本体の停止信号発信時は検知位置
    に移動させることを特徴とする請求項1、2、3、又は
    4に記載のシート検知装置。
  8. 【請求項8】請求項1乃至7のいずれか一つに記載のシ
    ート検知装置と、 2つの回転体を有し、該2つの回転体のニップ部で搬送
    されるシートを加熱・加圧する定着手段と、を備え、 前記定着手段近傍に前記シート検知装置を配置したこと
    を特徴とする定着装置。
  9. 【請求項9】請求項8の定着装置と、 シート上に未定着のトナー像を形成する画像形成手段
    と、を備え、 該画像形成手段によってシート上に形成された未定着の
    トナー像を、前記定着装置によってシートに定着させる
    ことを特徴とする画像形成装置。
JP11101869A 1999-04-08 1999-04-08 シート検知装置及び定着装置及び画像形成装置 Withdrawn JP2000296944A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11101869A JP2000296944A (ja) 1999-04-08 1999-04-08 シート検知装置及び定着装置及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11101869A JP2000296944A (ja) 1999-04-08 1999-04-08 シート検知装置及び定着装置及び画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000296944A true JP2000296944A (ja) 2000-10-24

Family

ID=14312002

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11101869A Withdrawn JP2000296944A (ja) 1999-04-08 1999-04-08 シート検知装置及び定着装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000296944A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007233372A (ja) * 2006-02-03 2007-09-13 Canon Inc 像形成装置及び前記装置における残留シート検出方法
JP2007230729A (ja) * 2006-03-01 2007-09-13 Canon Inc 電子写真装置の用紙搬送装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007233372A (ja) * 2006-02-03 2007-09-13 Canon Inc 像形成装置及び前記装置における残留シート検出方法
JP2007230729A (ja) * 2006-03-01 2007-09-13 Canon Inc 電子写真装置の用紙搬送装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6615017B2 (en) Image forming apparatus capable of preventing recording material from being twined
EP2284624B1 (en) Fixing Device and Image Forming Apparatus Incorporating Same
US7734202B2 (en) Apparatus for adjusting fixing pressure and image forming apparatus having the same
US8608154B2 (en) Sheet tray and image forming apparatus including same
JP4410199B2 (ja) 定着装置
US8602414B2 (en) Separating device, fixing device, medium conveying device and image forming apparatus
US5933677A (en) Method for processing paper jam error in image forming apparatus
US7735826B2 (en) Sheet conveying device and image forming apparatus provided with the same
EP0264958B2 (en) Paper-feeding device
US5651538A (en) Paper feeding method of an image forming apparatus
JP4859235B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成装置における残留シート検出方法
US20020127022A1 (en) Image forming apparatus
KR20080106692A (ko) 화상형성장치
JP2000296944A (ja) シート検知装置及び定着装置及び画像形成装置
US5461460A (en) Method for eliminating a paper jam in an image forming system
KR100354066B1 (ko) 습식 전자사진방식 칼라 인쇄기의 트랜스퍼 잼 감지장치
US20200073311A1 (en) Image forming apparatus
JPH05216320A (ja) 電子写真装置
JP2002196610A (ja) 定着装置
KR101043393B1 (ko) 화상형성장치
JP3740864B2 (ja) 画像形成装置
KR950013416B1 (ko) 전자사진 방식을 이용한 기기의 급지로울러 처음위치 감지장치 및 방법
KR200156002Y1 (ko) 화상형성장치의 용지 불량 감지장치
JP2005077562A (ja) 画像形成装置
JP2003140503A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060704