JPH08509496A - 置換芳香族アミンの製造方法 - Google Patents

置換芳香族アミンの製造方法

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JPH08509496A JP6524250A JP52425094A JPH08509496A JP H08509496 A JPH08509496 A JP H08509496A JP 6524250 A JP6524250 A JP 6524250A JP 52425094 A JP52425094 A JP 52425094A JP H08509496 A JPH08509496 A JP H08509496A
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Abstract

(57)【要約】 求核性化合物とアゾ含有化合物とを適当な溶剤系の存在下に接触させ、求核性化合物とアゾ含有化合物とを適当な塩基および調節された量のプロトン性物質の存在下に約10〜約150℃の反応温度にて限られた反応帯域内で反応させ、この反応帯域においてプロトン性物質と塩基とのモル比を0:1〜約5:1とし、求核性化合物とアゾ含有化合物との反応生成物を置換芳香族アミンを生成する条件下で還元することからなる置換芳香族アミンの製造方法が提供される。他の実施態様においては、本発明の置換芳香族アミンを還元的にアルキル化してアルキル化ジアミンまたはその置換誘導体を生成させる。さらに他の実施態様においては、求核性化合物とアゾ含有化合物とを適当な溶剤系の存在下に接触させ、求核性化合物とアゾ含有化合物とを適当な塩基および調節された量のプロトン性物質の存在下に約10〜約150℃の温度にて限られた反応帯域で反応させ、この反応帯域においてプロトン性物質と塩基とのモル比を0:1〜約5:1にし、さらに求核性化合物とアゾ含有化合物との反応生成物をアルキル化芳香族アミンまたはその置換誘導体を生成する条件下で還元的にアルキル化することからなるアルキル化芳香族アミンまたはその置換誘導体の製造方法が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】 置換芳香族アミンの製造方法 発明の背景 本発明は置換芳香族アミンの製造に関する。本発明は、別の態様として4−ア ミノジフェニルアミン(4−ADPA)またはその置換誘導体の製造に関する。 本発明は、さらに別の態様として、たとえば4−ADPAもしくはその置換誘導 体のような置換芳香族アミンからの酸化防止剤として有用なアルキル化芳香族ア ミンもしくはその置換誘導体の製造法に関するものである。 アミノ官能性の求核剤がハロゲン化物を置換する求核芳香族置換メカニズムに より置換芳香族アミンを製造することは公知である。たとえばアニリン誘導体が ハロゲン化物を置換する求核芳香族置換メカニズムにより4−ADPAを製造す ることが知られている。この方法は、4−ADPA中間体(すなわち4−ニトロ ジフェニルアミン(4−NDPA)の製造に続くニトロ部分の還元を含む。4− NDPAは、p−クロルニトロベンゼンをアニリン誘導体(たとえばホルムアニ リドもしくはそのアルカリ金属塩)と酸受容体もしくは中和剤(たとえば炭酸カ リウム)の存在下に反応させ、必要に応じ触媒を用いて合成される[たとえばU S 4,187,248号;US 4,683,332号;US 4,155, 936号;US 4,670,595号;4,122,118号;US 4,6 14,817号;US 4,209,463号;US 4,196,146号; 4,187,249号;US 4,140,716号参照]。この方法は、置換 されるハロゲン化物が反応器に対し腐食性であって廃液流中に流出し、したがっ て相当な経費にて処分せねばならないという欠点を有する。さらに、たとえばホ ルムアニリドのようなアニリン誘導体の使用およびp−クロルニトロベンゼンの 使用は、この種の出発物質をそれぞれアニリンおよびニトロベンゼンから製造す るための追加製造装置および能力を必要とする。 さらに、アニリンの頭−尾カップリングにより4−ADPAを製造することも 知られている[たとえばGB 1,440,767号およびUS 4,760, 186号参照]。この方法は、4−ADPAの収率が商業プロセスに用いるには 許容しえないという欠点を有する。さらにウレタンを脱炭酸して4−NDPAを 製造することも知られている[US 3,847, 990号参照]。しかしながら、この種の方法はコストおよび収率の点で商業上 実用的でない。 ニトロソベンゼンの接触二量化により製造しうるp−ニトロソジフェニルヒド ロキシルアミンを、還元剤として脂肪族化合物、ベンゼン、ナフタレンまたはエ チレン系不飽和化合物を用いて水素化することにより4−ADPAを製造するこ とが知られている[たとえばUS 4,178,315号および4,404,4 01号参照]。さらに、過剰の塩化水素の存在下にジフェニルアミンと硝酸アル キルとからp−ニトロソジフェニルアミンを製造することも知られている[たと えばUS4,518,803号および4,479,008号参照]。 芳香族アミド結合は現在では、アミンと酸塩化物との反応により形成される。 芳香族アミド結合のこの形成方法も、置換される塩化物が反応器に対し腐食性で あって廃液流中に流出し、相当な経費で除去せねばならないという欠点を有する 。置換芳香族アミンにおける芳香族アミド結合を生成する非ハロゲン法によりこ れらの問題が無くなる。 本発明の方法は置換芳香族アミンを製造するための非ハロゲン法であり、した がって費用のかかる、廃液流からのハロゲン 化物除去およびハロゲン化物によって生ずる腐食問題が無くなる。さらに、芳香 族アミド結合を有する置換芳香族アミンを本発明の方法により製造することがで きる。 発明の概要 本発明の目的は、アルキル化芳香族アミンまたはその置換誘導体を製造する際 に使用するための置換芳香族アミンの製造方法を提供することにある。さらに本 発明の目的は、アルキル化p−フェニレンジアミンまたはその置換誘導体を製造 する際に使用するための4−ADPAまたはその置換誘導体の製造方法を提供す ることにある。さらに本発明の目的は、商業上価値ある4−ADPAもしくはそ の置換誘導体およびアルキル化p−フェニレンジアミンを製造するための効率的 かつ経済的方法を提供することにある。さらに本発明の他の目的は、酸化防止剤 およびオゾン酸化防止剤として使用するためのアルキル化p−フェニレンジアミ ンまたはその置換誘導体の製造方法を提供することにある。 本発明によれば置換芳香族アミンの製造方法が提供され、この方法はアニリン 、置換アニリン誘導体、脂肪族アミン、置換脂肪族アミン誘導体およびアミドよ りなる群から選択される求 核性化合物と式X−R1−N=N−R2−Yにより示されるアゾ含有化合物または そのアゾキシもしくはヒドラゾ誘導体とを適当な溶剤系の存在下に接触させ、前 記求核性化合物と式X−R1−N=N−R2−Yにより示される化合物またはその アゾキシもしくはヒドラゾ誘導体とを適当な塩基および調節された量のプロトン 性物質の存在下に約10〜約150℃の反応温度にて限られた反応帯域内で反応 させ、この反応帯域においてプロトン性物質と塩基とのモル比を0:1〜約5: 1にし、上記式中R1は芳香族基であり、R2は脂肪族基および芳香族基よりなる 群から選択され、XおよびYは独立して水素、ハロゲン、−NO2、−NH2、ア リール基、アルキル基、アルコキシ基、スルホネート基、−SO3H、−OH、 −COH、−COOH、および少なくとも1個の−NH2基を有するアルキル、 アリール、アリールアルキルもしくはアルキルアリール基よりなる群から選択さ れ、さらに求核性化合物とアゾ含有化合物との反応生成物を置換芳香族アミンが 生成する条件下で還元することからなることを特徴とする。R2が脂肪族基であ れば、XはR1上のメタもしくはオルト位に存在する。R2が芳香族基であれば、 XおよびYの少なくとも一方はそれぞれR1およびR2上 のメタもしくはオルト位に存在する。ハロゲンは塩素、臭素および弗素よりなる 群から選択される。ここで用いられるスルホネート基はスルホン酸のエステルで ある。スルホネートの例は限定はしないがアルキルスルホネート、アラルキルス ルホネート、アリールスルホネートなどを包含する。 一態様においては4−アミノジフェニルアミンまたはその置換誘導体の製造方 法が提供され、この方法はアニリンもしくは置換アニリン誘導体とアゾベンゼン もしくは置換アゾベンゼン誘導体またはそのアゾキシもしくはヒドラゾ誘導体と を適当な溶剤系の存在下に接触させ、アニリンもしくは置換アニリン誘導体とア ゾベンゼンもしくは置換アゾベンゼン誘導体とを適当な塩基および調節された量 のプロトン性物質の存在下に約10〜約150℃の適当な反応温度にて限られた 反応帯域内で反応させ、この反応帯域内においてプロトン性物質と塩基とのモル 比を0:1〜約5:1にし、そしてアニリンもしくはその置換誘導体とアゾベン ゼンもしくはその置換誘導体との反応生成物を4−アミノジフェニルアミンもし くはその置換誘導体が生成する条件下で還元することからなることを特徴とする 。 さらに本発明によればアルキル化芳香族アミンまたはその置 換誘導体の製造方法も提供され、この方法は本発明により製造された置換芳香族 アミンを還元的にアルキル化することからなっている。 発明の詳細な説明 本発明は、置換芳香族アミンを製造する方法であって: (a)アニリン、置換アニリン誘導体、脂肪族アミン、置換脂肪族アミン誘導体 およびアミドよりなる群から選択される求核性化合物と式X−R1−N=N−R2 −Yにより示されるアゾ含有化合物またはそのアゾキシもしくはヒドラゾ誘導体 とを適当な溶剤系の存在下に接触させ、 (b)アニリン、置換アニリン誘導体、脂肪族アミン、置換脂肪族アミン誘導体 およびアミドよりなる群から選択される求核性化合物と式X−R1−N=N−R2 −Yにより示されるアゾ含有化合物またはそのアゾキシもしくはヒドラゾ誘導体 とを適当な塩基および調節された量のプロトン性物質の存在下に約10〜約15 0℃の反応温度にて限られた反応帯域内で反応させ、この反応帯域においてプロ トン性物質と塩基とのモル比を0:1〜約5:1とし、上記式中R1は芳香族基 であり、R2は脂肪族基および芳香族基よりなる群から選択され、Xおよび Yは独立して水素、ハロゲン、−NO2、−NH2、アリール基、アルキル基、ア ルコキシ基、スルホネート基、−SO3H、−OH、−COH、−COOH、お よび少なくとも1個の−NH2基を有するアルキル、アリール、アリールアルキ ルもしくはアルキルアリール基よりなる群から選択され、R2が脂肪族であれば XはR1上のメタもしくはオルト位に存在し、R2が芳香族であればXおよびYの 少なくとも一方はそれぞれR1およびR2におけるメタもしくはオルト位に存在し 、ハロゲンは塩素、臭素および弗素よりなる群から選択されるものであり、及び (c)工程(b)の反応生成物を置換芳香族アミンが生成する条件下で還元する ことからなることを特徴とする置換芳香族アミンの製造方法に関するものである 。 アルキル化芳香族アミンまたはその置換誘導体を製造するには、本発明の方法 は: (d)置換芳香族アミンを還元的にアルキル化すること、 をさらに含む。 求核性化合物がアミドである場合に置換芳香族アミンを製造 するには、本発明の方法は: (d′)置換芳香族アミンを対応の置換芳香族アミンおよびアミドが生成する条 件下でアンモニアと反応させることをさらに含む。 或いは求核性化合物がアミドである場合に置換芳香族アミンを製造するには、 本発明の方法は: (d′)置換芳香族アミンを適当な塩基性もしくは酸性触媒の存在下に対応の置 換芳香族アミンおよび上記(a)のアミドに対応する酸もしくはその塩が生成す る条件下で水と反応させる工程をさらに含む。 工程(d′)により合成される置換芳香族アミンを還元的にアルキル化して、 対応のアルキル化芳香族アミンを生成させることができる。 一態様において本発明は4−ADPAまたはその置換誘導体を製造する方法に 関し、この方法は: (a)アニリンもしくは置換アニリン誘導体とアゾベンゼンもしくは置換アゾベ ンゼン誘導体またはそのアゾキシもしくはヒドラゾ誘導体とを適当な溶剤系の存 在下に接触させ、 (b)アニリンもしくは置換アニリン誘導体とアゾベンゼンも しくは置換アゾベンゼン誘導体またはそのアゾキシもしくはヒドラゾ誘導体とを 適当な塩基および調節された量のプロトン性物質の存在下に約10〜約150℃ の反応温度にて限られた反応帯域内で反応させ、この反応帯域におけるプロトン 性物質と塩基とのモル比を0:1〜約5:1とし、 (c)工程(b)の反応生成物を4−ADPAもしくはその置換誘導体が生成す る条件下で還元する ことからなることを特徴とする。 アルキル化p−フェニレンジアミンもしくはその置換誘導体を製造するには、 本発明の方法は: (d)4−ADPAまたはその置換誘導体を還元的にアルキル化する 工程をさらに含む。 さらに本発明はアルキル化芳香族アミンまたはその置換誘導体の製造方法にも 関し、この方法は (a)アニリン、置換アニリン誘導体、脂肪族アミン、置換脂肪族アミン誘導体 およびアミドよりなる群から選択される求核性化合物と式X−R1−N=N−R2 −Yにより示されるアゾ含有化合物またはそのアゾキシもしくはヒドラゾ誘導体 とを適 当な溶剤系の存在下に接触させ、 (b)求核性化合物とアゾ含有化合物とを適当な塩基および調節された量のプロ トン性物質の存在下に約10〜約150℃の反応温度にて限られた反応帯域内で 反応させ、この反応帯域におけるプロトン性物質と塩基とのモル比を0:1〜約 5:1とし、上記式中R1は芳香族基であり、R2は脂肪族基および芳香族基より なる群から選択され、XおよびYは独立して水素、ハロゲン、−NO2、−NH2 、アリール基、アルキル基、アルコキシ基、スルホネート基、−SO3H、−O H、−COH、−COOH、および少なくとも1個の−NH2基を有するアルキ ル、アリール、アリールアルキルもしくはアルキルアリール基よりなる群から選 択され、R2が脂肪族であればXはR1上のメタもしくはオルト位に存在し、R2 が芳香族であればXおよびYの少なくとも一方はそれぞれR1およびR2上のメタ もしくはオルト位に存在し、さらにハロゲンは塩素、臭素および弗素よりなる群 から選択されたものであり、これにより置換芳香族アゾ化合物を生成させ、 (c)上記(b)の反応生成物をアルキル化芳香族アミンまたはその置換誘導体 が生成する条件下で還元的にアルキル化する ことを特徴とする。 求核性化合物がアミドである場合にアルキル化芳香族アミンを製造するには、本 発明は: (d)アルキル化芳香族アミンもしくはその置換誘導体を対応のアルキル化芳香 族アミンまたはその置換誘導体およびアミドが生成する条件下でアンモニアと反 応させる工程をさらに含む。 求核性化合物がアミドである場合にアルキル化芳香族アミンを製造するには、 本発明の方法では代わりに工程(b)の置換芳香族アゾ化合物を対応の置換芳香 族アゾ化合物およびアミドが生成する条件下で工程(c)の還元アルキル化に先 立ちアンモニアと反応させることもできる。 求核性化合物がアミドである場合にアルキル化芳香族アミンを製造するには、 本発明の方法は代わりに: (d)アルキル化芳香族アミンもしくはその置換誘導体を適当な塩基性もしくは 酸性触媒の存在下に、対応のアルキル化芳香族アミンもしくはその置換誘導体お よび上記(a)のアミドに対応する酸もしくはその塩が生成する条件下で水と反 応させる工程をさらに含む。 求核性化合物がアミドである場合にアルキル化芳香族アミン を製造するには、本発明の方法は、代わりに工程(b)の置換芳香族アゾ化合物 を適当な塩基性もしくは酸性触媒の存在下に、対応の置換芳香族アゾ化合物およ び上記(a)のアミドに対応する酸もしくはその塩が生成する条件下で工程(c )の還元的アルキル化に先立ち水と反応させることを含んでいてもよい。 置換芳香族アゾ化合物の製造においてアニリン、置換アニリン誘導体、脂肪族 アミン、置換脂肪族アミン誘導体およびアミドよりなる群から選択される求核性 化合物とX−R1−N=N−R2−Yにより示される化合物またはそのアゾキシも しくはヒドラゾ誘導体とのモル比は、大過剰のX−R1−N=N−R2−Yまたは そのアゾキシもしくはヒドラゾ誘導体から大過剰のアニリン、置換性アニリン誘 導体、脂肪族アミン、置換脂肪族アミン誘導体、およびアミドよりなる群から選 択される求核性化合物までの範囲まで変化することができる。好ましくは反応は 過剰のアニリン、置換アニリン誘導体、脂肪族アミン、置換脂肪族アミン誘導体 およびアミドよりなる群から選択される求核性化合物を用いて行われる。より好 ましくは、求核性化合物とX−R1−N=N−R2−Yまたはそのアゾキシもしく はヒドラゾ誘導体とのモル比は少なくとも約1:1である。 ここで用いる「置換アニリン誘導体」と言う用語は、1個もしくはそれ以上の電 子吸引性もしくは電子放出性置換基を芳香族環に有するアニリンを意味する。用 いうる置換基はこれらに限定されないがハロゲン、−NO2、−NH2、アルキル 基、アルコキシ基、スルホネート基、−SO3H、−OH、−COOH、および 少なくとも1個の−NH2基を有するアリール、アリールアルキルもしくはアル キルアリール基を包含する。ハロゲンは塩素、臭素もしくは弗素よりなる群から 選択される。好適なアルキルおよびアルコキシ基は1〜約6個の炭素原子を有す る。好適なアリール、アリールアルキルおよびアルキルアリール基は約6〜約1 8個の炭素原子を有する。置換アニリン誘導体の例はこれらに限定されないが2 −メトキシアニリン、4−メトキシアニリン、4−クロルアニリン、p−トルイ ジン、4−ニトロアニリン、3−ブロモアニリン、3−ブロモ−4−アミノトル エン、p−アミノ安息香酸、2,4−ジアミノトルエン、2,5−ジクロルアニ リン、1,4−フェニレンジアミン、4,4′−メチレンジアニリン、1,3, 5−トリアミノベンゼンおよびその混合物を包含する。 アニリンまたは置換アニリン誘導体は直接添加することがで き、或いは反応系内に存在する条件下でアニリンもしくは対応のアニリン誘導体 を形成する化合物を添加してその場で生成させることもできる。 本発明により用いうるアミドは芳香族アミド、脂肪族アミド、置換芳香族アミ ド誘導体、置換脂肪族アミド誘導体および式 [式中、R4およびR5は独立して芳香族基、脂肪族基および −O−、−S−および直接結合よりなる群から選択される] を有するジアミドを包含する。 本発明により用いうる脂肪族アミドおよび置換脂肪族アミド誘導体は式: [式中、nは0もしくは1であり、R3はアルキル、アリールアルキル、アルケ ニル、アリールアルケニル、シクロアルキルおよびシクロアルケニル基よりなる 群から選択され、Xは水素、−NO2、−NH2、アリール基、アルコキシ基、ス ルホネート基、−SO3H、−OH、−COH、−COOH、および少なくとも 1個の−NH2基を有するアルキル、アリール、アリールアルキルもしくはアル キルアリール基よりなる群から選択される] により示される。好適なアルキルおよびアルコキシ基は1〜約6個の炭素原子を 有する。好適なアリール、アリールアルキルおよびアルキルアリール基は約6〜 約18個の炭素原子を有する。 脂肪族アミドおよび置換脂肪族アミド誘導体の例はこれらに限定されないがイ ソブチルアミド、尿素、アセトアミド、プロピルアミドおよびその混合物を包含 する。 ここで用いる「置換芳香族アミド誘導体」と言う用語は、芳香族環に1個もし くはそれ以上の電子吸引性もしくは電子放出性の置換基を有する芳香族アミドを 意味する。用いうる置換基はこれらに限定されないがハロゲン、−NO2、−N H2、 アルキル基、アルコキシ基、スルホネート基、−SO3H、−OH、−COH、 −COOH、および少なくとも1個の−NH2基を有するアルキル、アリール、 アリールアルキルもしくはアルキルアリール基を包含する。ハロゲンは塩素、臭 素および弗素よりなる群から選択される。好適なアルキルおよびアルコキシ基は 1〜約6個の炭素原子を有する。好適なアリール、アリールアルキルおよびアル キルアリール基は約6〜約18個の炭素原子を有する。 芳香族アミドおよび置換芳香族アミド誘導体の例はこれらに限定されないがベ ンズアミド、4−メチルベンズアミド、4−メトキシベンズアミド、4−クロル ベンズアミド、2−メチルベンズアミド、4−ニトロベンズアミド、4−アミノ ベンズアミドおよびその混合物を包含する。 本発明の方法により用いうるジアミドはこれらに限定されないがアジポアミド 、修酸アミド、テレフタル酸ジアミド、4,4′−ビフェニルジカルボキシアミ ドおよびその混合物を包含する。 本発明により用いうる脂肪族アミンおよび置換脂肪族アミン誘導体は式X′− R6−NH−R7−Y′により示される化合 物、および式: [式中、R6はアルキル、アルケニル、シクロアルキルおよびシクロアルケニル 基よりなる群から選択され、R7は直接結合、アルキル、アルケニル、シクロア ルキルおよびシクロアルケニル基よりなる群から選択され、R8およびR9は独立 してアルキル基およびアルケニル基よりなる群から選択され、Zは直接結合、− NH−、−N(R10)−、−O−および−S−よりなる群から選択され、ここで R10はアルキル基であり、さらにX′およびY′は独立して水素、ハロゲン、− NO2、−NH2、アリール基、アルコキシ基、スルホネート基、−SO3H、− OH、−COH、−COOH、および少なくとも1個の−NH2基を有するアル キル、アリール、アリールアルキルもしくはアルキルアリール基よりなる群から 選択される]により示される化合物よりなる群から選択される化合物である。ハ ロゲンは塩素、臭素および弗素よりなる群から選択される。R6およびR7として 好適な脂肪族基は1〜約12個の炭素原 子を有する。好適なアリール、アリールアルキルおよびアルキルアリール基は約 6〜約18個の炭素原子を有する。好適なアルコキシ基は1〜約6個の炭素原子 を有する。 脂肪族アミンおよび置換脂肪族アミン誘導体の例はこれらに限定されないがシ クロヘキシルアミン、2−ブチルアミン、イソプロピルアミン、2−ヘキシルア ミン、2−ヘプチルアミン、1,4−ジメチルペンチルアミン、1−メチルヘプ チルアミン、1−エチル−3−メチルペンチルアミン、1,3−ジメチルブチル アミン、オクチルアミン、ピペリジン、ピペラジン、ヘキサメチレンジアミン、 2−アミノ−1−プロパノール、2−アミノ−1−ブタノール、6−アミノヘキ サン酸およびその混合物も包含する。 ここで用いる「アゾ含有化合物」という用語は、式X−R1−N=N−R2−Y により示される本発明の化合物またはそのアゾキシもしくはヒドラゾ誘導体であ って、R1は芳香族基であり、R2は脂肪族基および芳香族基よりなる群から選択 され、XおよびYは独立して水素、ハロゲン、−NO2、−NH2、アリール基、 アルキル基、アルコキシ基、スルホネート基、−SO3H、−OH、−COH、 −COOH、および少なくと も1個の−NH2基を有するアルキル、アリール、アリールアルキルもしくはア ルキルアリール基よりなる群から選択される。R2が脂肪族基であれば、XはR1 上のメタもしくはオルト位に存在する。R2が芳香族であれば、XおよびYの少 なくとも一方はそれぞれR1およびR2上のメタもしくはオルト位に存在する。ハ ロゲンは塩素、臭素および弗素よりなる群から選択される。R1およびR2として 好適な脂肪族基は1〜約12個の炭素原子を有し、R1およびR2として好適な芳 香族基は約6〜約18個の炭素原子を有する。好適なアルキルおよびアルコキシ 基は1〜約6個の炭素原子を有する。好適なアリール、アリールアルキルおよび アルキルアリール基は約6〜約18個の炭素原子を有する。アゾ含有化合物の例 はこれらに限定されないがアゾベンゼン、置換アゾベンゼン誘導体、アゾキシベ ンゼン、4−(フェニルアゾ)−ジフェニルアミン、1,2−ジフェニルヒドラ ジンおよびその混合物を包含する。 アゾ含有化合物がアゾベンゼンである場合、アゾベンゼンは適当な塩基の存在 下におけるアニリンの酸化的カップリングにより製造することができる。アゾベ ンゼンと反応させるべく使用する求核性化合物がアニリンであって反応を好気的 条件下で 行う場合、アゾベンゼンは適当な塩基の存在下におけるアニリンの酸化的カップ リングによりその場で生成させることができる。アニリンの酸化的カップリング については当業界にて公知であり[S.ジェオンおよびD.T.ソイヤー、「ジ オキシゲンおよびアニリン、ヒドロキシルアミンもしくはヒドラジンからの超酸 化物イオンの水酸化物誘導合成」、インオーガニック・ケミストリー(1990 )、第29巻、第4612〜15頁参照]、さらにここに規定する置換芳香族ア ゾ化合物を製造するための反応条件はアニリンからアゾベンゼンへの酸化的カッ プリングにおいて充分である。 ここで用いる「置換アゾベンゼン誘導体」と言う用語は、1個もしくはそれ以 上の電子吸引性もしくは電子放出性置換基を芳香族環の一方もしくは両方に有す るアゾベンゼンを意味する。用いうる置換基は限定はしないがハロゲン、−NO2 、−NH2、アルキル基、アルコキシ基、スルホネート基、−SO3H、−OH 、−COOH、および少なくとも1個の−NH2基を有するアリール、アリール アルキルもしくはアルキルアリール基を包含する。ハロゲンは塩素、臭素および 弗素よりなる群から選択される。好適なアルキルおよびアルコキシ 基は1〜約6個の炭素原子を有する。好適なアリール、アリールアルキルおよび アルキルアリール基は約6〜約18個の炭素原子を有する。置換アゾベンゼン誘 導体の例はこれらに限定されないが3,4′−ジクロルアゾベンゼン、p−フェ ニルアゾベンゼンスルホン酸、p−(2,4−ジヒドロキシフェニルアゾ)ベン ゼンスルホン酸およびその混合物を包含する。 適当な溶剤系はこれらに限定されないがたとえばジメチルスルホキシドのよう な溶剤、反応温度より低い融点を有する置換アニリン誘導体、アニリンおよびア ミドのような求核性化合物、たとえば溶融ベンズアミド、ジメチルホルムアミド 、N−メチル−2−ピロリドン、ピリジン、エチレングリコールジメチルエーテ ル、ジイソプロピルエチルアミン、sec−ブチルアミンおよび2−ヘプチルア ミンのようなアミン類、並びにその混合物を包含する。以下詳細に説明するよう に、1種またはそれ以上の適当な溶剤および他の溶剤(たとえば調節された量の プロトン性溶剤、たとえばメタノール又は水)を組合せた溶剤混液をも使用する ことができる。 適当な塩基はこれらに限定されないが有機塩基および無機塩基、たとえばアル カリ金属(たとえばナトリウム金属)、アル カリ金属の水素化物、水酸化物およびアルコキシド(たとえば水素化ナトリウム 、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化セシウム、水酸化カリウム、カリ ウムt−ブトキシドなど)、並びにその混合物を包含する。他の許容しうる塩基 物質はこれらに限定されないが、適当な塩基源と組合せた相間移動触媒、たとえ ば四置換アンモニウムの水酸化物もしくはハロゲン化物であって、各置換基は独 立してアルキル、アリールもしくはアリールアルキル基から選択され、アルキル 、アリールおよびアリールアルキル基は好ましくは1〜約18個の炭素原子を有 するものであって、水酸化テトラアルキルアンモニウムたとえば水酸化テトラメ チルアンモニウム、ハロゲン化テトラアルキルアンモニウムたとえば塩化テトラ ブチルアンモニウム、水酸化アリールトリアルキルアンモニウムたとえば水酸化 フェニルトリメチルアンモニウム、水酸化アリールアルキルトリアルキルアンモ ニウムたとえば水酸化ベンジルトリメチルアンモニウム、水酸化アルキル置換ジ アンモニウムたとえば水酸化ビス−ジブチルエチルヘキサメチレンジアンモニウ ムなどを含む塩基源と組合せた相間移動触媒、及び、相間移動触媒と適当な塩基 との他の組合せ、たとえばアリールアンモニウム塩やクラウンエー テルなどと組合せた適当な塩基、さらにアミン塩基、たとえばリチウム、ビス( トリメチルシリル)アミド、2−アミノヘプタンなど、及びハロゲン化アルキル マグネシウムおよびその混合物を包含する。塩基として使用するのに好適な物質 はアルカリ金属水酸化物、たとえば水酸化カリウム、アルカリ金属アルコキシド 、たとえばカリウムt−ブトキシド、相間移動触媒と組合せたアルカリ金属水酸 化物もしくはアルコキシドたとえばクラウンエーテルと組合せた水酸化カリウム 、及び水酸化テトラアルキルアンモニウム、たとえば水酸化テトラメチルアンモ ニウム又は水酸化テトラブチルアンモニウムである。 好ましくは塩基を求核性化合物に添加して混合物を生成させ、次いでこれをア ゾ含有化合物または置換芳香族アゾ化合物と混合する。その代りに塩基を求核性 化合物とアゾ含有化合物もしくは置換芳香族アゾ化合物とを混合した後に添加す ることもできる。これらの物質の添加は表面添加より高い位置または低い位置で 行うことができる。 置換芳香族アミンを製造するには、本発明において用いる塩基の量を便利には 適当な塩基とアゾ含有化合物とのモル比として現すことができる。広義において 塩基とアゾ含有化合物と のモル比は約1:1〜約10:1、好ましくは約1:1〜約4:1、特に好まし くは約1:1〜約2:1である。 求核性化合物とアゾ含有化合物との反応は約10〜約150℃の範囲、たとえ ば約20〜約120℃、好ましくは約30〜約100℃の範囲の温度で行われる 。求核性化合物とアゾ含有化合物との反応を行うのに最も好適な温度は約50〜 約90℃である。 求核性化合物とアゾ含有化合物との反応において存在させるプロトン性物質の 量を調節することが重要である。本発明により用いられるプロトン性物質の量は 便利には、求核性化合物とアゾ含有化合物との反応の開始時点に存在させる塩基 の量に基づくモル比として現すことができる。広義においてプロトン性物質と塩 基とのモル比は0:1〜約5:1、好ましくは0:1〜約3:1、特に好ましく は0:1〜約1:1である。したがって、本発明の反応は無水条件下で行うこと もできる。求核性化合物とアゾ含有化合物との反応につきここで用いるプロトン 性物質の「調節された量」と言う用語は、求核性化合物とアゾ含有化合物との反 応を阻止する量に至るまでの量である。反応に存在させるプロトン性物質の量に 関する上限値は溶剤によっ て変化する。さらに、許容されるプロトン性物質の量は各種の溶剤系で用いる塩 基の種類、塩基の量および塩基の陽イオンによって変化する。しかしながら、本 発明の教示を利用する当業者には、特定の溶剤、塩基の種類および量、塩基陽イ オンなどにつきプロトン性物質に固有の量の上限値を決定することはその知識内 である。所望生成物の選択性を維持するのに必要なプロトン性物質の最少量も用 いられる溶剤、塩基の種類および量、塩基の陽イオンなどに依存し、これも当業 者が決定することができる。 反応に存在させるプロトン性物質の量が重要であるため、存在するプロトン性 物質の量をできるだけ減少させ、次いで反応系に所望量だけ戻すことができる。 反応系にに戻すべく利用しうるプロトン性物質は当業者に公知であり、これらに 限定されないが水、メタノール、イソアミルアルコール、t−ブタノールなどお よびその混合物を包含する。プロトン性物質の量を測定する方法およびプロトン 性物質の量をできるだけ減少させる方法も当業界で周知されている。たとえば或 る種の試薬中に存在する水の量はカール・フィッシャー装置を用いて決定するこ とができ、水の量を蒸留および/または減圧下での乾燥、 P25などの試薬の存在下における乾燥、たとえばキシレンなどを用いる共沸蒸 留、或いはその組合せにより減少させることができる。 求核性化合物とアゾ含有化合物との反応に際しプロトン性物質の量を調節する 一態様においては、乾燥剤を求核性化合物とアゾ含有化合物との反応に際し存在 するよう添加する。たとえばプロトン性物質が水である場合、乾燥剤は求核性化 合物とアゾ含有化合物との反応に際し存在する水を除去すると共に、アゾ含有化 合物の高変換率および置換芳香族アゾ化合物または置換芳香族アミンの収率増大 をもたらす。ここで用いる「乾燥剤」は、求核性化合物とアゾ含有化合物との反 応に際し使用される適当な塩基の他に存在させる化合物である。適当な乾燥剤の 例はこれらに限定されないが無水硫酸ナトリウム、モレキュラシーブ(たとえば 4A型、5A型および13X型であってユニオン・カーバイド株式会社から入手 することができる)、塩化カルシウム、水酸化テトラメチルアンモニウムニ水塩 、無水塩基、たとえばKOHおよびNaOH、並びに活性アルミナを包含する。 求核性化合物とアゾ含有化合物との反応に際しプロトン性物 質の量を調節する他の具体例においては、プロトン性物質を蒸留により反応混合 物から連続的に除去する。存在するプロトン性物質が反応混合物における化合物 の1種と共沸混合物を形成する場合、プロトン性物質は共沸混合物を用いるプロ トン性物質の連続共沸蒸留により除去することができる。プロトン性物質の連続 除去は、求核性化合物とアゾ含有化合物との反応における塩基の使用量をより少 なくすることを可能にすると共に、アゾ含有化合物の極めて高い変換率と置換芳 香族アゾ化合物もしくは置換芳香族アミンの優秀な収率とを達成する。 一般に、反応は好気的条件下または嫌気的条件下で行うことができる。求核性 化合物が第二級脂肪族アミンである場合、反応は好気的条件下でしか行うことが できず、すなわち嫌気的条件下では唯一の用いうる脂肪族アミンもしくは置換脂 肪族アミン誘導体は式X′−R6−NH2を有するものである。好気的条件下では 反応は実質的に上記したように酸素に露出(通常は空気に露出)される反応帯域 内で行われる。好気的条件下では、反応を行う圧力は変えることができ、最適圧 力および圧力と温度との最適組合せは当業者により容易に決定することができる 。たとえば反応は約0psig(0kg/cm2)〜約250 psig(17.6kg/cm2)、たとえば約14psig(1kg/cm2) 〜約150psig(10.5kg/cm2)の範囲の圧力で行うことができる 。嫌気的条件下では、反応を大気圧または減圧もしくは高圧下にて、たとえば窒 素もしくはアルゴンのような不活性ガスの存在下に行うことができる。たとえば 温度、塩基、溶剤などの特定群の反応パラメータにつき最適条件は本発明の教示 を利用する当業者により容易に決定される。 本発明の方法による置換芳香族アゾ化合物から置換芳香族アミンへの還元は、 接触水素化により或いは慣用の還元法により行うことができる。慣用の還元法の 例は水素化物源(たとえば硼水素化ナトリウム)とたとえばパラジウム−炭もし くは白金−炭触媒のような適当な触媒との併用および亜鉛末と酢酸との併用を包 含する。好ましくは、この還元は接触還元により行われ、水素化を適当な水素化 触媒の存在下に水素圧力下で行う。適当な金属水素化触媒の例はニッケル、パラ ジウム、白金、ロジウムなどを包含する。好適な水素化触媒は白金−炭、パラジ ウム−炭およびラネーニッケルを包含する。水素化は種々の溶剤中で、たとえば 求核性化合物とアゾ含有化合物との反応の際 に使用される溶剤中で行うことができる。適当な水素化溶剤の例はこれらに限定 されないがトルエン、キシレン、アニリン、エタノール、ジメチルスルホキシド 、水およびその混合物を包含する。好ましくは水素化は白金−炭もしくはパラジ ウム−炭触媒を用いて、たとえばエタノール、アニリンもしくはジメチルスルホ キシド、それらの混合物または溶剤として水を含む混合物にて行われる。接触水 素化を使用する場合、水素圧力は約30psig(2.1kg/cm2)H2〜約 2500psig(176kg/cm2)H2、好ましくは約50psig(3. 5kg/cm2)H2〜約340psig(23.9kg/cm2)H2である。接 触水素化の温度は約50〜約150℃、好ましくは約70〜約120℃である。 接触水素化に要する時間は一般に約30分間〜約24時間、好ましくは約2〜約 12時間の範囲である。亜鉛末と酢酸とを用いる還元の場合、還元の温度は室温 程度に低くすることができる。 置換芳香族アミン(たとえば4−ADPA)または置換芳香族アゾ化合物を還 元的にアルキル化して酸化防止剤もしくはオゾン酸化防止剤として有用なアルキ ル化芳香族アミンまたはその置換誘導体を生成させるには任意の周知の方法によ って行う ことができる[たとえばUS4,900,868号を参照のこと]。好ましくは 置換芳香族アミンもしくは置換芳香族アゾ化合物と適当なケトンもしくはアルデ ヒドとを水素および適当な触媒の存在下に反応させる。適当な触媒はニッケル、 パラジウム、白金およびロジウム金属触媒を包含する。好適な触媒は白金および パラジウム触媒、たとえば白金−炭およびパラジウム−炭触媒である。適当なケ トンはこれらに限定されないがメチルイソブチルケトン(MIBK)、アセトン 、メチルイソアミルケトンおよび2−オクタノンを包含する。還元的アルキル化 の反応条件は、上記の還元反応条件と同一にすることができる。置換芳香族アゾ 化合物の還元および還元物質のアルキル化は、溶剤としてケトンを用いる同じ反 応容器で行うことができることを銘記されたい[たとえばUS 3,414,6 16号、US 4,463,191号およびバンネルイエー等、ジャーナル・ケ ミカル・ソサエティ・ケミカル・コミューニケーション、第18巻、第1275 〜76頁(1988)参照]。求核性化合物がアミドでありかつアミノリシスも しくは加水分解を還元的アルキル化の後に行う場合、第2の還元的アルキル化を 行ってジアルキル化生成物を生成させることができる。 芳香族アミド結合を有する置換芳香族アミンまたはアルキル化置換芳香族アミ ン(求核性化合物としてのアミドとアゾ含有化合物とを反応させて置換芳香族ア ゾ化合物を生成させ、次いで置換芳香族アゾ化合物を還元し或いは還元アルキル 化して作成することができる)のアミノリシスは、置換芳香族アミンもしくはア ルキル化置換芳香族アミンをアンモニアと反応させて対応の置換芳香族アミンも しくはアルキル化置換芳香族アミンとアミドとを生成させることにより行うこと ができ、このアミドを循環させることができる[たとえばW.P.ジェンクス、 ジャーナル・アメリカン・ケミカル・ソサエティ、第92巻、第3201〜32 02頁(1970)参照]。アミノリシス反応において、アンモニアは、アンモ ニアとしても、またはアンモニアと水酸化アンモニウムとの混合物としても使用 することができる。水酸化アンモニウムを存在させる場合、反応はアミド出発物 質の他にアミド出発物質に対応する酸を生成することができる。好ましくは芳香 族アミド結合を有する置換芳香族アミンを溶剤(たとえばメタノール)の存在下 にアンモニアと反応させる。さらに、求核性化合物としてのアミドとアゾ含有化 合物との反応により合成しうる芳香族アミド結合を有する置換 芳香族アゾ化合物のアミノリシスは、置換芳香族アゾ化合物をアンモニアと反応 させて対応の置換芳香族アゾ化合物とアミドとを生成させた後に置換芳香族アゾ 化合物を還元し或いは還元的にアルキル化して行うことができる。 求核性化合物としてのアミドとアゾ含有化合物とを反応させて置換芳香族アゾ 化合物を合成し、次いで置換芳香族アゾ化合物を還元し或いは還元的にアルキル 化して合成しうる芳香族アミド結合を有する置換芳香族アミンもしくはアルキル 化置換芳香族アミンの加水分解は、置換芳香族アミンもしくはアルキル化置換芳 香族アミンを適当な塩基性もしくは酸性触媒の存在下に水と反応させることによ り行って、対応の置換芳香族アミンもしくはアルキル化置換芳香族アミンおよび アミド出発物質に対応する酸もしくはその塩を合成させることができる。さらに 、求核性化合物としてのアミドとアゾ含有化合物との反応により合成しうる芳香 族アミド結合を有する置換芳香族アゾ化合物の加水分解は、置換芳香族アゾ化合 物を適当な塩基性もしくは酸性触媒の存在下に水と反応させて対応の置換芳香族 アゾ化合物およびアミド出発物質に対応する酸もしくはその塩を合成することに よりて行うことができ、次いで置換芳香族アゾ化合物を 還元し或いは還元的にアルキル化する。適当な塩基性触媒の例はこれらに限定さ れないがアルカリ金属水酸化物、アルカリ土類金属水酸化物、アルカリ金属アル コキシド、水酸化テトラアルキルアンモニウム、水酸化アンモニウムなど、およ びその混合物を包含する。適当な酸性触媒の例はこれらに限定されないが硫酸、 塩酸、硝酸、燐酸など、並びにその混合物を包含する。アミドとアゾ含有化合物 との反応に使用する適当な選択された塩基は加水分解反応における塩基性触媒と しても使用しうるので、塩基性触媒を使用することが現在のところ好適である。 加水分解反応の温度は一般に約60〜約120℃の範囲である。 本発明の好適具体例において、還元または還元的アルキル化は水の存在下で行 われ、たとえば水を求核性化合物とアゾ含有化合物との反応の終了時に反応混合 物に添加する。還元もしくは還元的アルキル化の際の水の利用は、求核性化合物 とアゾ含有化合物との反応に際し使用する適当な塩基が水溶性である場合、特に 有用である。使用する適当な塩基が水溶性である場合、添加する水の量は好まし くは少なくとも有機相から適当な塩基を抽出するのに必要な量である。 上記の反応物および試薬の考えられる均等物は、これに対応 すると共に同じ一般的性質を有する反応物および試薬であって、各基の1個もし くはそれ以上(たとえば−NO2)が簡単な種類のものである。さらに、置換基 を水素とし、またはし得る場合、その位置における水素以外の置換基の正確な化 学的性質は、全体的活性および/または合成過程に悪影響を与えない限り臨界的 でない。 上記化学反応は一般に、本発明の方法に対して最も広く適用されるように開示 されている。反応条件を、本発明の範囲内で各反応物および試薬につき特定して 記載したように適用しえないこともある。たとえば或る種の適当な塩基は他の溶 剤に可溶性である程には或る溶剤には溶解性でないこともある。このことが生ず る反応物および試薬については当業者に容易に了解されよう。これら全ての場合 、反応は当業者に知られた慣用の改変により、たとえば温度、圧力などを適当に 調整して或いはたとえば他の溶剤もしくは塩基など代りの慣用の試薬に変更して 或いは反応条件などを慣例的な方法で改変して好適に行うことができ、或いは他 のここに開示した反応または他の反応であって通常行われているものを本発明の 方法に適用することもできる。全ての製造法において、出発物質は全て公知であ り 或いは公知の出発物質から容易に製造することができる。 実施例 材料および方法: アニリン、アニリン誘導体およびアゾベンゼンはアルドリッチ・ケミカル社か ら購入したが、これらは試薬用であって、さらに精製することなく使用した。溶 剤は全てアルドリッチ・ケミカル社から購入し、これらは無水級であった。水酸 化テトラメチルアンモニウムは五水塩として購入した。 HPLC分析:逆相HPLCを用いて反応混合物を分析した。2成分勾配ポン プ系を用い5μmベックマン/アルテックス・ウルトラスフェア−ODS(4. 6×150mm)カラムを用いた。 バイダック201HS54(4.6×250mm)カラムと254nmにおけ るUV検出器とを備えたウォータース600シリーズHPLCを用いて全反応を 監視した。外部標準法を全ての分析に用いた。標準として用いるべき生成物の標 準試料は公知の文献法により作成した。 実施例1 この実施例は、塩基と相間移動触媒との存在下におけるアニリンとアゾベンゼ ンとの反応からの4−(フェニルアゾ)−ジフェニルアミンの製造に対するプロ トン性物質の作用を例示する。 アニリン(1.25g)とアゾベンゼン(0.45g)とカリウムt−ブトキ シド(0.55g)と18−クラウン−6(0.65g)との混合物を窒素下で 撹拌した。種々の量の水を反応物に添加し、溶液を80℃まで2時間加熱した後 、所定量を取出してHPLCにより分析した。 実施例2 この実施例は、アニリンもしくは置換アニリン誘導体とアゾベンゼンとの反応 からの4−(フェニルアゾ)−ジフェニルアミンおよびその置換誘導体の製造を 例示する。 (a)10ミリモルのアゾベンゼンと20ミリモルのカリウムt−ブトキシド と10ミリモルの18−クラウン−6とを10gのアニリン中で窒素下に80℃ にて30分間撹拌した。所定重量をHPLC用に試料採取し、40%の4−(フ ェニルアゾ)−ジフェニルアミンと50%のアゾベンゼンと10%のヒドラゾベ ンゼンとを含有することが判明した。 (b)10ミリモルのアゾベンゼンと20ミリモルのカリウ ムt−ブトキシドと10ミリモルの18−クラウン−6とを5gのp−アニシジ ン中で窒素下に60℃にて12時間撹拌した。10mLの90%メタノールを添 加して溶液を均質化させた。所定重量をHPLC用に試料採取し、80%の4− (4−メトキシフェニルアゾ)ジフェニルアミンと19%のアゾベンゼンとを含 有することが判明した。 (c)10ミリモルのアゾベンゼンと20ミリモルのカリウムt−ブトキシド と10ミリモルの18−クラウン−6とを5gのp−クロルアニリン中で窒素下 に70℃にて12時間撹拌した。10mLの90%メタノールを添加して溶液を 均質化させた。所定重量をHPLC用に試料採取し、31%の4−(4−クロル フェニルアゾ)−ジフェニルアミンと38%のヒドラゾベンゼンと30%のアゾ ベンゼンとを含有することが判明した。 (d)10ミリモルのアゾベンゼンと20ミリモルのカリウムt−ブトキシド と10ミリモルの18−クラウン−6とを5gのp−トルイジン中で窒素下に8 0℃にて12時間撹拌した。10mLの90%メタノールを添加して溶液を均質 化させた。所定重量をHPLC用に試料採取し、60%の4−(トルイル フェニルアゾ)−ジフェニルアミンと40%のアゾベンゼンとを含有することが 判明した。 (e)10ミリモルのアゾベンゼンと5gのp−ニトロアニリンと20ミリモ ルのカリウムt−ブトキシドと10ミリモルの18−クラウン−6とを4mLの DMSO中で窒素下に100℃にて72時間撹拌した。10mLの90%メタノ ールを添加して溶液を均質化させた。所定重量をHPLC用に試料採取し、23 %の4−(ニトロフェニルアゾ)−ジフェニルアミンと74%のアゾベンゼンと を含有することが判明した。 (f)10ミリモルのアゾベンゼンと2gの1,4−フェニレンジアミンと2 0ミリモルのカリウムt−ブトキシドと10ミリモルの18−クラウン−6とを 4mLのDMSO中で窒素下に100℃にて72時間撹拌した。10mLの90 %メタノールを添加して溶液を均質化させた。所定重量をHPLC用に試料採取 し、90%の4−(アミノフェニルアゾ)−ジフェニルアミンを含有することが 判明した。 実施例3 この実施例は、アニリンとアゾベンゼンとの反応からの4−(フェニルアゾ) ジフェニルアミンの製造を例示する。 75mLの25%水酸化テトラメチルアンモニウム水溶液を60℃/20mm Hgにて蒸発乾固させ、次いで18.5gのアゾベンゼンと75mLのアニリン とを添加した。この溶液を60℃/20mmHgにて4時間撹拌し、約30mL のアニリンを蒸留し、次いで50mLの水を添加した。このアニリン溶液を分析 してアゾベンゼンに対し収率99%の4−(フェニルアゾ)ジフェニルアミンと 6%のN−メチルアニリンとをHPLCにより含有すると分析された。 実施例4 この実施例は、好気的条件下における4−(フェニルアゾ)ジフェニルアミン の製造を例示する。 25%水酸化テトラメチルアンモニウム水溶液(8mL)を75℃にて固体物 質が生成するまで減圧濃縮した。アゾベンゼン(1.8g)とアニリン(10m L)とを添加し、溶液を同じ条件下で4時間撹拌し、次いで空気の存在下に12 時間撹拌した。HPLCによる反応物の分析は4−(フェニルアゾ)ジフェニル アミンの収率90%を示した。 実施例5 この実施例は、4−(フェニルアゾ)ジフェニルアミンから 4−ADPAへの接触水素化を例示する。 水酸化テトラメチルアンモニウムの存在下におけるアゾベンゼンとアニリンと のカップリングにより得られた4−(フェニルアゾ)ジフェニルアミン/アニリ ン溶液に5gの1%白金−炭を添加し、2000 psig(141kg/cm2 )の水素中120℃にて2時間にわたり水素化した。この溶液を室温まで冷却 し、触媒を濾別してメタノールにより洗浄した。所定重量を試料採取し、HPL Cにより分析して4−アミノジフェニルアミンが83%の収率で与えられること が判明した。 実施例6 この実施例は、アニリンとアゾベンゼンとの反応により4−(フェニルアゾ) ジフェニルアミンを生成させ、次いで反応混合物を接触水素化することによる4 −ADPAの製造を例示する。 水酸化テトラメチルアンモニウムの25%水溶液(8mL)を固体物質が生成 するまで75℃にて減圧濃縮した。アゾベンゼン(1.8g)とアニリン(10 mL)とを添加し、溶液を同じ条件下で4時間撹拌し、次いで空気の存在下に1 2時間撹拌した。HPLCによる反応混合物の分析は4−(フェニルア ゾ)ジフェニルアミンの収率90%を示した。水(10mL)と1gの1%白金 −炭触媒とを反応混合物に添加した。この溶液を300ccのステンレス鋼オー トクレーブに移し、70psig(4.9kg/cm2)の水素下で70℃にて 12時間にわたり水素化した。反応混合物における有機層の分析は、4−(フェ ニルアゾ)ジフェニルアミンに対し4−ADPAの収率90%を示した。 実施例7 この実施例は、亜鉛末および酢酸を用いる4−(フェニルアゾ)ジフェニルア ミンから4−ADPAおよびアニリンへの還元を例示する。 4−(フェニルアゾ)ジフェニルアミン(0.3g)を5mLのエタノールに 溶解させた。この溶液に0.07gの亜鉛末を添加し、次いで1mLの酢酸を添 加した。この溶液を窒素下で室温にて30分間撹拌し、次いで固体を濾過により 除去した。所定重量をHPLC分析用に試料採取し、収率は4−(フェニルアゾ )ジフェニルアミンに対し4−アミノジフェニルアミンが100%およびアニリ ンが100%であると測定された。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年5月4日 【補正内容】 73. 工程(a)における前記求核性化合物がアミドであり、工程(b)の前 記置換芳香族アゾ化合物を適当な塩基性もしくは酸性触媒の存在下に、対応の置 換芳香族アゾ化合物および工程(a)の前記アミドに対応する酸もしくはその塩 が生成する条件下で工程(c)の還元的アルキル化に先立ち水と反応させる請求 の範囲第40項に記載の方法。 74. 前記置換芳香族アゾ化合物を、ケトンおよびアルデヒドよりなる群から 選択される化合物を用いて還元的にアルキル化する請求の範囲第40項に記載の 方法。 75. 前記ケトンがアセトン、メチルイソブチルケトン、メチルイソアミルケ トンおよび2−オクタノンよりなる群から選択される請求の範囲第72項に記載 の方法。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 置換芳香族アミンを製造するに際し: (a)アニリン、置換アニリン誘導体、脂肪族アミン、置換脂肪族アミン誘導体 およびアミドよりなる群から選択される求核性化合物と、式X−R1−N=N− R2−Yにより示されるアゾ含有化合物またはそのアゾキシもしくはヒドラゾ誘 導体とを適当な溶剤系の存在下に接触させ、 (b)求核性化合物とアゾ含有化合物とを適当な塩基および調節された量のプロ トン性物質の存在下に約10〜約150℃の反応温度にて限られた反応帯域内で 反応させ、該反応帯域においてプロトン性物質と塩基とのモル比を0:1〜約5 :1とし、上記式中R1は芳香族基であり、R2は脂肪族基および芳香族基よりな る群から選択され、XおよびYは独立して水素、ハロゲン、−NO2、−NH2、 アリール基、アルキル基、アルコキシ基、スルホネート基、−SO3H、−OH 、−COH、−COOH、および少なくとも1個の−NH2基を有するアルキル 、アリール、アリールアルキルもしくはアルキルアリール基よりなる群から選択 され、R2が脂肪族であればXはR1上 のメタもしくはオルト位に存在し、R2が芳香族であればXおよびYの少なくと も一方はそれぞれR1およびR2上のメタもしくはオルト位に存在し、ハロゲンは 塩素、臭素および弗素よりなる群から選択され、 (c)工程(b)の反応生成物を前記置換芳香族アミンが生成する条件下で還元 する ことを特徴とする置換芳香族アミンの製造方法。 2. 工程(c)の還元が接触水素化である請求の範囲第1項に記載の方法。 3. 触媒を白金−炭、パラジウム−炭およびラネーニッケルよりなる群から選 択する請求の範囲第2項に記載の方法。 4. 工程(c)の還元を亜鉛末および酢酸の存在下に行う請求の範囲第1項に 記載の方法。 5. 水を工程(b)の終了時に反応混合物に添加する請求の範囲第1項に記載 の方法。 6. 前記置換アニリン誘導体の置換基がハロゲン、−NO2、−NH2、アルキ ル基、アルコキシ基、スルホネート基、−SO3H、−OH、−COOH、およ び少なくとも1個の−NH2基を有するアリール、アリールアルキルもしくはア ル キルアリール基よりなる群から選択され、ハロゲンが塩素、臭素および弗素より なる群から選択される請求の範囲第1項に記載の方法。 7. 前記置換アニリン誘導体が2−メトキシアニリン、4−メトキシアニリン 、4−クロルアニリン、p−トルイジン、4−ニトロアニリン、3−ブロモアニ リン、3−ブロモ−4−アミノトルエン、p−アミノ安息香酸、2,4−ジアミ ノトルエン、2,5−ジクロルアニリン、1,4−フェニレンジアミン、4,4 ′−メチレンジアニリンおよび1,4,5−トリアミノベンゼンよりなる群から 選択される請求の範囲第6項に記載の方法。 8. 前記アミドが芳香族アミド、脂肪族アミド、置換芳香族アミド誘導体、置 換脂肪族アミド誘導体、および式 [式中、R4およびR5は独立して芳香族基、脂肪族基および −O−、−S−および直接結合よりなる群から選択される] を有するジアミドよりなる群から選択される請求の範囲第1項に記載の方法。 9. 前記脂肪族アミドおよび前記置換脂肪族アミド誘導体が式: [式中、nは0もしくは1であり、R3はアルキル、アリールアルキル、アルケ ニル、アリールアルケニル、シクロアルキルおよびシクロアルケニル基よりなる 群から選択され、Xは水素、−NO2、−NH2、アリール基、アルコキシ基、ス ルホネート基、−SO3H、−OH、−COH、−COOH、および少なくとも 1個の−NH2基を有するアルキル、アリール、アリールアルキルもしくはアル キルアリール基よりなる群から選択される] により示される請求の範囲第8項に記載の方法。 10. 前記脂肪族アミドおよび前記置換脂肪族アミド誘導体がイソブチルアミ ド、尿素、アセトアミドおよびプロピルアミドよりなる群から選択される請求の 範囲第9項に記載の方法。 11. 前記置換芳香族アミド誘導体の置換基がハロゲン、−NO2、−NH2、 アルキル基、アルコキシ基、スルホネート基、−SO3H、−OH、−OH、− COOH、および少なくとも1個の−NH2基を有するアルキル、アリール、ア リールアルキルもしくはアルキルアリール基よりなる群から選択され、ハロゲン が塩素、臭素および弗素よりなる群から選択される請求の範囲第8項に記載の方 法。 12. 前記芳香族アミドおよび前記置換芳香族アミド誘導体がベンズアミド、 4−メチルベンズアミド、4−メトキシベンズアミド、4−クロルベンズアミド 、2−メチルベンズアミド、4−ニトロベンズアミドおよび4−アミノベンズア ミドよりなる群から選択される請求の範囲第11項に記載の方法。 13. 前記ジアミドがアジポアミド、修酸アミド、テレフタル酸ジアミドおよ び4,4′−ジフェニルジカルボキシアミドよりなる群から選択される請求の範 囲第8項に記載の方法。 14. 前記脂肪族アミンおよび前記置換脂肪族アミン誘導体が式X′−R6− NH−R7−Y′より示される化合物、および式: [式中、R6はアルキル、アルケニル、シクロアルキルおよびシクロアルケニル 基よりなる群から選択され、R7は直接結合、アルキル、アルケニル、シクロア ルキルおよびシクロアルケニル基よりなる群から選択され、R8およびR9は独立 してアルキルおよびアルケニル基よりなる群から選択され、Zは直接結合、−N H−、−N(R10)−、−O−および−S−よりなる群から選択され、ここでR10 はアルキル基であり、さらにX′およびY′は独立して水素、ハロゲン、−N O2、−NH2、アリール基、アルコキシ基、スルホネート基、−SO3H、−O H、−COH、−COOH、および少なくとも1個の−NH2基を有するアルキ ル、アリール、アリールアルキルもしくはアルキルアリール基よりなる群から選 択され、ハロゲン は塩素、臭素および弗素よりなる群から選択される] により示される化合物よりなる群から選択される請求の範囲第1項に記載の方法 。 15. 前記脂肪族アミンおよび前記置換脂肪族アミン誘導体がシクロヘキシル アミン、2−ブチルアミン、イソプロピルアミン、2−ヘキシルアミン、2−ヘ プチルアミン、1,4−ジメチルペンチルアミン、1−メチルヘプチルアミン、 1−エチル−3−メチルペンチルアミン、1,3−ジメチルブチルアミン、オク チルアミン、ピペリジン、ピペラジン、ヘキサメチレンジアミン、2−アミノ− 1−プロパノール、2−アミノ−1−ブタノールおよび6−アミノヘキサン酸よ りなる群から選択される請求の範囲第14項に記載の方法。 16. 前記アゾ含有化合物がアゾベンゼン、アゾキシベンゼン、4−(フェニ ルアゾ)−ジフェニルアミン、3,4′−ジクロルアゾベンゼン、p−フェニル アゾベンゼンスルホン酸、p−(2,4−ジヒドロキシフェニルアゾ)ベンゼン スルホン酸および1,2−ジフェニルヒドラジンよりなる群から選択される請求 の範囲第1項に記載の方法。 17. 前記適当な溶剤系がアニリン、ジメチルスルホキシド、 ジメチルホルムアミド、N−メチル−2−ピロリドン、ピリジン、エチレングリ コールジメチルエーテル、ジイソプロピルエチルアミン、溶融ベンズアミドおよ びその混合物よりなる群から選択される溶剤を含む請求の範囲第1項に記載の方 法。 18. 前記適当な溶剤系がプロトン性溶剤を含む請求の範囲第17項に記載の 方法。 19. 前記プロトン性物質と前記適当な塩基とのモル比が0:1〜約3:1で あり、前記適当な塩基と前記アゾ含有化合物とのモル比が約1:1〜約10:1 である請求の範囲第1項に記載の方法。 20. 前記適当な塩基が有機塩基および無機塩基よりなる群から選択される請 求の範囲第1項に記載の方法。 21. 前記有機塩基および無機塩基がアルカリ金属、アルカリ金属水素化物、 アルカリ金属水酸化物、アルカリ金属アルコキシド、塩基源と組合せた相間移動 触媒、アミン、塩基源と組合せたクラウンエーテル、アルキルマグネシウムハロ ゲン化物およびその混合物よりなる群から選択される請求の範囲第20項に記載 の方法。 22. 前記塩基が塩基源と組合せたアリールアンモニウム、 アルキルアンモニウム、アリール/アルキルアンモニウムおよびアルキルジアン モニウム塩よりなる群から選択される請求の範囲第1項に記載の方法。 23. 前記求核性化合物がアニリンもしくはベンズアミドであり、前記アゾ含 有化合物がアゾベンゼンである請求の範囲第1項に記載の方法。 24. 前記求核性化合物がアニリンであり、工程(a)に導入する前記アゾベ ンゼンを適当な塩基の存在下におけるアニリンの酸化的カップリングにより生成 させる請求の範囲第23項に記載の方法。 25. 前記求核性化合物がアニリンであり、前記反応を好気的条件下で行ない 、かつアゾベンゼンを適当な塩基の存在下におけるアニリンの酸化的カップリン グによりその場で生成させる請求の範囲第23項に記載の方法。 26. 前記溶剤がアニリンであり、前記塩基が水酸化カリウムまたはカリウム t=ブトキシドと組合せた18−クラウン−6 エーテル、水酸化テトラアルキ ルアンモニウムおよび水酸化アルキル置換ジアンモニウムよりなる群から選択さ れる請求の範囲第23項に記載の方法。 27. 前記求核性化合物と前記アゾ含有化合物とを好気的条件下で反応させる 請求の範囲第1項に記載の方法。 28. 前記求核性化合物がアニリン、置換アニリン誘導体、脂肪族アミンもし くは式X′−R6−NH2を有する置換脂肪族アミン誘導体およびアミドよりなる 群から選択され、前記アゾ含有化合物を嫌気的条件下で反応させ、式中R6がア ルキル、アルケニル、シクロアルキルおよびシクロアルケニル基よりなる群から 選択され、X′が水素、ハロゲン、−NO2、−NH2、アリール基、アルコキシ 基、スルホネート基、−SO3H、−OH、−COH、−COOH、および少な くとも1個の−NH2基を有するアルキル、アリール、アリールアルキルもしく はアルキルアリール基よりなる群から選択され、ハロゲンが塩素、臭素および弗 素よりなる群から選択される請求の範囲第1項に記載の方法。 29. 乾燥剤を工程(b)の際に存在させて、前記求核性化合物と前記アゾ含 有化合物との反応に際し存在するプロトン性物質の量を調節する請求の範囲第1 項に記載の方法。 30. 工程(b)におけるプロトン性物質の量を前記プロトン性物質の連続蒸 留により調節する請求の範囲第1項に記載の 方法。 31. 工程(a)における前記求核性化合物がアミドであり、(d)前記置換 芳香族アミンを、対応の置換芳香族アミンおよびアミドが生成する条件下でアン モニアと反応させる ことをさらに含む請求の範囲第1項に記載の方法。 32. (e)工程(d)の置換芳香族アミンを還元的にアルキル化する ことをさらに含む請求の範囲第31項に記載の方法。 33. (d)工程(c)の置換芳香族アミンを還元的にアルキル化する ことをさらに含む請求の範囲第1項に記載の方法。 34. 工程(a)における前記求核性化合物がアミドであり、(d)前記置換 芳香族アミンを適当な塩基性もしくは酸性触媒の存在下に、対応の置換芳香族ア ミンおよび工程(a)の前記アミドに対応する酸もしくはその塩が生成する条件 下で水と反応させる ことを含む請求の範囲第1項に記載の方法。 35. (e)工程(d)の置換芳香族アミンを還元的にアルキル化する ことをさらに含む請求の範囲第34項に記載の方法。 36. 4−アミノジフェニルアミン(4−ADPA)またはその置換誘導体を 製造するに際し: (a)アニリンもしくは置換アニリン誘導体とアゾベンゼンもしくは置換アゾベ ンゼン誘導体またはそのアゾキシもしくはヒドラゾ誘導体とを適当な溶剤系の存 在下に接触させ、 (b)アニリンもしくは置換アニリン誘導体とアゾベンゼンもしくは置換アゾベ ンゼン誘導体とを適当な塩基および調節された量のプロトン性物質の存在下に約 10〜約150℃の反応温度にて限られた反応帯域内で反応させ、この反応帯域 においてプロトン性物質と塩基とのモル比を0:1〜約5:1とし、 (c)工程(b)の反応生成物を前記4−ADPAもしくはその置換誘導体が生 成する条件下で還元する ことを特徴とする4−アミノジフェニルアミンまたはその置換誘導体の製造方法 。 37. (d)工程(c)の4−ADPAまたはその置換誘導体を還元的にアル キル化する ことをさらに含む請求の範囲第36項に記載の方法。 38. 4−ADPAを製造するに際し: (a)アニリンとアゾベンゼンとを適当な溶剤系の存在下に接触させ、 (b)アニリンとアゾベンゼンとを適当な塩基および調節された量のプロトン性 物質の存在下に約10〜約150℃の反応温度にて限られた反応帯域内で反応さ せ、この反応帯域においてプロトン性物質と塩基とのモル比を0:1〜約5:1 とし、 (c)工程(b)の生成物を前記4−ADPAが生成する条件下で還元し、 工程(a)に導入される前記アゾベンゼンを適当な塩基の存在下におけるアニリ ンの酸化的カップリングにより生成させる請求の範囲第36項に記載の方法。 39. 4−ADPAを製造するに際し: (a)アニリンとアゾベンゼンとを適当な溶剤系の存在下に接触させ、 (b)アニリンとアゾベンゼンとを適当な塩基および調節された量のプロトン性 物質の存在下に約10〜約150℃の反応温度にて限られた反応帯域内で反応さ せ、この反応帯域においてプロトン性物質と塩基とのモル比を0:1〜約5:1 とし、 (c)工程(b)の生成物を前記4−ADPAが生成する条件下で還元し、 前記反応を好気的条件下で行い、かつアゾベンゼンを適当な塩基の存在下におけ るアニリンの酸化的カップリングによりその場で生成させる 請求の範囲第36項に記載の方法。 40. アルキル化芳香族アミンまたはその置換誘導体を製造するに際し: (a)アニリン、置換アニリン誘導体、脂肪族アミン、置換脂肪族アミン誘導体 およびアミドよりなる群から選択される求核性化合物と、式X−R1−N=N− R2−Yにより示されるアゾ含有化合物またはそのアゾキシもしくはヒドラゾ誘 導体とを適当な溶剤系の存在下に接触させ、 (b)求核性化合物とアゾ含有化合物とを適当な塩基および調節された量のプロ トン性物質の存在下に約10〜約150℃の反応温度にて限られた反応帯域内で 反応させ、プロトン性物質と塩基とのモル比を0:1〜約5:1として[上記式 中R1は芳香族基であり、R2は脂肪族基および芳香族基よりなる群から選択され 、XおよびYは独立して水素、ハロゲン、−NO2、 −NH2、アリール基、アルキル基、アルコキシ基、スルホネート基、−SO3H 、−OH、−COH、−COOH、および少なくとも1個の−NH2基を有する アルキル、アリール、アリールアルキルもしくはアルキルアリール基よりなる群 から選択され、R2が脂肪族であればXはR1上のメタもしくはオルト位に存在し 、R2が芳香族であれば、XおよびYの少なくとも一方はそれぞれR1およびR2 上のメタもしくはオルト位に存在し、さらにハロゲンが塩素、臭素および弗素よ りなる群から選択される]置換芳香族アゾ化合物を生成させ、 (c)工程(b)の反応生成物を前記アルキル化芳香族アミンまたはその置換誘 導体が生成する条件下で還元的にアルキル化することを特徴とするアルキル化芳 香族アミンまたはその置換誘導体の製造方法。 41. 工程(c)の還元的アルキル化を白金−炭、パラジウム−炭およびラネ ーニッケルよりなる群から選択される触媒の存在下に行う請求の範囲第40項に 記載の方法。 42. 水を工程(b)の終了時に反応混合物に添加する請求の範囲第40項に 記載の方法。 43. 前記置換アニリン誘導体の置換基がハロゲン、 −NO2、−NH2、アルキル基、アルコキシ基、スルホネート基、−SO3H、 −OH、−COOH、および少なくとも1個の−NH2基を有するアリール、ア リールアルキルもしくはアルキルアリール基よりなる群から選択され、ハロゲン が塩素、臭素および弗素よりなる群から選択される請求の範囲第40項に記載の 方法。 44. 前記置換アニリン誘導体が2−メトキシアニリン、4−メトキシアニリ ン、4−クロルアニリン、p−トルイジン、4−ニトロアニリン、3−ブロモア ニリン、3−ブロモ−4−アミノトルエン、p−アミノ安息香酸、2,4−ジア ミノトルエン、2,5−ジクロルアニリン、1,4−フェニレンジアミン、4, 4′−メチレンジアニリンおよび1,4,5−トリアミノベンゼンよりなる群か ら選択される請求の範囲第43項に記載の方法。 45. 前記アミドが芳香族アミド、脂肪族アミド、置換芳香族アミド誘導体、 置換脂肪族アミド誘導体および式 [式中、R4およびR5は独立して芳香族基、脂肪族基および −O−、−S−および直接結合よりなる群から選択される] を有するジアミドよりなる群から選択される請求の範囲第40項に記載の方法。 46. 前記脂肪族アミドおよび前記置換脂肪族アミド誘導体が式: [式中、nは0もしくは1であり、R3はアルキル、アリールアルキル、アルケ ニル、アリールアルケニル、シクロアルキルおよびシクロアルケニル基よりなる 群から選択され、Xは水素、−NO2、−NH2、アリール基、アルコキシ基、ス ルホネート基、−SO3H、−OH、−COH、−COOH、および少なくとも 1個の−NH2基を有するアルキル、アリール、アリールアルキルもしくはアル キルアリール基よりなる群から選択 される] により示される請求の範囲第45項に記載の方法。 47. 前記脂肪族アミドおよび前記置換脂肪族アミド誘導体がイソブチルアミ ド、尿素、アセトアミドおよびプロピルアミドよりなる群から選択される請求の 範囲第46項に記載の方法。 48. 前記置換芳香族アミド誘導体の置換基がハロゲン、−NO2、−NH2、 アルキル基、アルコキシ基、スルホネート基、−SO3H、−OH、−OH、− COOH、および少なくとも1個の−NH2基を有するアルキル、アリール、ア リールアルキルもしくはアルキルアリール基よりなる群から選択され、ハロゲン が塩素、臭素および弗素よりなる群から選択される請求の範囲第45項に記載の 方法。 49. 前記芳香族アミドおよび前記置換芳香族アミド誘導体がベンズアミド、 4−メチルベンズアミド、4−メトキシベンズアミド、4−クロルベンズアミド 、2−メチルベンズアミド、4−ニトロベンズアミドおよび4−アミノベンズア ミドよりなる群から選択される請求の範囲第48項に記載の方法。 50. 前記ジアミドがアジポアミド、修酸アミド、テレフタル酸ジアミドおよ び4,4′−ジフェニルジカルボキシアミド よりなる群から選択される請求の範囲第45項に記載の方法。 51. 前記脂肪族アミンおよび前記置換脂肪族アミン誘導体が式X′−R6− NH−R7−Y′により示される化合物、および式: [式中、R6はアルキル、アルケニル、シクロアルキルおよびシクロアルケニル 基よりなる群から選択され、R7は直接結合、アルキル、アルケニル、シクロア ルキルおよびシクロアルケニル基よりなる群から選択され、R8およびR9は独立 してアルキルおよびアルケニル基よりなる群から選択され、Zは直接結合、−N H−、−N(R10)−、−O−および−S−よりなる群から選択され、ここでR10 はアルキル基であり、さらにX′およびY′は独立して水素、ハロゲン、−N O2、−NH2、アリール基、アルコキシ基、スルホネート基、−SO3H、−O H、−COH、−COOH、および少なくとも1個の−NH2基を有するアルキ ル、アリール、アリールアルキルもしくはアルキルアリール基よりなる群から選 択され、ハロゲン は塩素、臭素および弗素よりなる群から選択される] により示される化合物よりなる群から選択される請求の範囲第40項に記載の方 法。 52. 前記脂肪族アミンおよび前記置換脂肪族アミン誘導体がシクロヘキシル アミン、2−ブチルアミン、イソプロピルアミン、2−ヘキシルアミン、2−ヘ プチルアミン、1,4−ジメチルペンチルアミン、1−メチルヘプチルアミン、 1−エチル−3−メチルペンチルアミン、1,3−ジメチルブチルアミン、オク チルアミン、ピペリジン、ピペラジン、ヘキサメチレンジアミン、2−アミノ− 1−プロパノール、2−アミノ−1−ブタノールおよび6−アミノヘキサン酸よ りなる群から選択される請求の範囲第51項に記載の方法。 53. 前記アゾ含有化合物がアゾベンゼン、アゾキシベンゼン、4−(フェニ ルアゾ)−ジフェニルアミン、3,4′−ジクロルアゾベンゼン、p−フェニル アゾベンゼンスルホン酸、p−(2,4−ジヒドロキシフェニルアゾ)ベンゼン スルホン酸および1,2−ジフェニルヒドラジンよりなる群から選択される請求 の範囲第40項に記載の方法。 54. 前記適当な溶剤系がアニリン、ジメチルスルホキシド、 ジメチルホルムアミド、N−メチル−2−ピロリドン、ピリジン、エチレングリ コールジメチルエーテル、ジイソプロピルエチルアミン、溶融ベンズアミドおよ びその混合物よりなる群から選択される溶剤を含む請求の範囲第40項に記載の 方法。 55. 前記適当な溶剤系がプロトン性溶剤を含む請求の範囲第54項に記載の 方法。 56. 前記プロトン性物質と前記適当な塩基とのモル比が0:1〜約3:1で あり、前記適当な塩基と前記アゾ含有化合物とのモル比が約1:1〜約10:1 である請求の範囲第40項に記載の方法。 57. 前記適当な塩基が有機塩基および無機塩基よりなる群から選択される請 求の範囲第40項に記載の方法。 58. 前記有機塩基および無機塩基がアルカリ金属、アルカリ金属水素化物、 アルカリ金属水酸化物、アルカリ金属アルコキシド、塩基源と組合せた相間移動 触媒、アミン、塩基源と組合せたクラウンエーテル、アルキルマグネシウムハロ ゲン化物およびその混合物よりなる群から選択される請求の範囲第57項に記載 の方法。 59. 前記塩基が塩基源と組合せたアリールアンモニウム、 アルキルアンモニウム、アリール/アルキルアンモニウムおよびアルキルジアン モニウム塩よりなる群から選択される請求の範囲第40項に記載の方法。 60. 前記求核性化合物がアニリンもしくはベンズアミドであり、前記アゾ含 有化合物がアゾベンゼンである請求の範囲第40項に記載の方法。 61. 前記求核性化合物がアニリンであり、工程(a)に導入する前記アゾベ ンゼンを適当な塩基の存在下におけるアニリンの酸化的カップリングにより生成 させる請求の範囲第60項に記載の方法。 62. 前記求核性化合物がアニリンであり、前記反応を好気的条件下で行ない 、かつアゾベンゼンを適当な塩基の存在下におけるアニリンの酸化的カップリン グによりその場で生成させる請求の範囲第60項に記載の方法。 63. 前記溶剤がアニリンであり、前記塩基が水酸化カリウムもしくはカリウ ムt−ブトキシドと組合せた18−クラウン−6エーテル、水酸化テトラアルキ ルアンモニウムおよび水酸化アルキル置換ジアンモニウムよりなる群から選択さ れる請求の範囲第60項に記載の方法。 64. 前記求核性化合物と前記アゾ含有化合物とを好気的条件下で反応させる 請求の範囲第40項に記載の方法。 65. 前記求核性化合物がアニリン、置換アニリン誘導体、脂肪族アミンもし くは式X′−R6−NH2を有する置換脂肪族アミン誘導体およびアミドよりなる 群から選択され、前記アゾ含有化合物を嫌気的条件下で反応させ、式中R6がア ルキル、アルケニル、シクロアルキルおよびシクロアルケニル基よりなる群から 選択され、X′が水素、ハロゲン、−NO2、−NH2、アリール基、アルコキシ 基、スルホネート基、−SO3H、−OH、−COH、−COOH、および少な くとも1個の−NH2基を有するアルキル、アリール、アリールアルキルもしく はアルキルアリール基よりなる群から選択され、ハロゲンが塩素、臭素および弗 素よりなる群から選択される請求の範囲第40項に記載の方法。 66. 乾燥剤を工程(b)の際に存在させて、前記求核性化合物と前記アゾ含 有化合物との反応に際し存在するプロトン性物質の量を調節する請求の範囲第4 0項に記載の方法。 67. 工程(b)におけるプロトン性物質の量を前記プロトン性物質の連続蒸 留により調節する請求の範囲第40項に記載 の方法。 68. 工程(a)における前記求核性化合物がアミドであり、(d)前記アル キル化置換芳香族アミンを対応のアルキル化芳香族アミンもしくはその置換誘導 体およびアミドが生成する条件下でアンモニアと反応させる ことをさらに含む請求の範囲第40項に記載の方法。 69. (c)工程(d)の生成物のアルキル化芳香族アミンもしくはその置換 誘導体を還元的にアルキル化する ことをさらに含む請求の範囲第68項に記載の方法。 70. 工程(a)における前記求核性化合物がアミドであり、工程(b)の前 記置換芳香族アゾ化合物を工程(c)の還元的アルキル化に先立ち対応の置換芳 香族アゾ化合物およびアミドが生成する条件下でアンモニアと反応させる請求の 範囲第40項に記載の方法。 71. 工程(a)における前記求核性化合物がアミドであり、(d)前記アル キル化置換芳香族アミンを、適当な塩基性もしくは酸性触媒の存在下に対応のア ルキル化芳香族アミンもしくはその置換誘導体および工程(a)の前記アミドに 対応する酸もしくはその塩が生成する条件下で水と反応させる ことをさらに含む請求の範囲第40項に記載の方法。 72. (e)工程(d)の生成物のアルキル化芳香族アミンもしくはその置換 誘導体を還元的にアルキル化する ことをさらに含む請求の範囲第71項に記載の方法。 73. 工程(a)における前記求核性化合物がアミドであり、工程(b)の前 記置換芳香族アゾ化合物を適当な塩基性もしくは酸性触媒の存在下に、対応の置 換芳香族アゾ化合物および工程(a)の前記アミドに対応する酸もしくはその塩 を生成する条件下で工程(c)の還元的アルキル化に先立ち水と反応させる請求 の範囲第40項に記載の方法。 74. 前記置換芳香族アゾ化合物を、ケトンおよびアルデヒドよりなる群から 選択.される化合物を用いて還元的アルキル化する請求の範囲第40項に記載の 方法。 75. 前記ケトンがアセトン、メチルイソブチルケトン、メチルイソアミルケ トンおよび2−オクタノンよりなる群から選択される請求の範囲第72項に記載 の方法。 76. 請求の範囲第1項に記載の方法により製造される置換芳香族アミン。 77. 請求の範囲第31項に記載の方法により製造される置 換芳香族アミン。 78. 請求の範囲第36項に記載の方法により製造される4−ADPAもしく はその置換誘導体。 79. 請求の範囲第40項に記載の方法により製造されるアルキル化芳香族ア ミンまたはその置換誘導体。
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