JPH0850669A - 自動料金支払装置用車載機及び自動料金収受装置 - Google Patents

自動料金支払装置用車載機及び自動料金収受装置

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JPH0850669A
JPH0850669A JP18494694A JP18494694A JPH0850669A JP H0850669 A JPH0850669 A JP H0850669A JP 18494694 A JP18494694 A JP 18494694A JP 18494694 A JP18494694 A JP 18494694A JP H0850669 A JPH0850669 A JP H0850669A
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    • G07B15/00Arrangements or apparatus for collecting fares, tolls or entrance fees at one or more control points
    • G07B15/06Arrangements for road pricing or congestion charging of vehicles or vehicle users, e.g. automatic toll systems
    • G07B15/063Arrangements for road pricing or congestion charging of vehicles or vehicle users, e.g. automatic toll systems using wireless information transmission between the vehicle and a fixed station

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 有料道路等において複数のICカードの残高
情報を蓄積する記憶回路を備えた車載機と路上に設置さ
れた路上機との通信により料金を支払う。 【構成】 車載機には複数のICカードの残高情報を読
み取り書き込むICカードリードライト装置、読み取ら
れた残高情報を記憶する記憶回路、路上機と通信を行う
送受信回路、信号処理及び料金演算を行う信号処理回路
を備え、出口ゲートでステップ432で予め定められた
料金情報により料金を演算し、ステップ434で記憶回
路に記憶した複数のICカードの残高情報により支払可
能かを判断し、支払可能ならステップ436で料金を差
し引き、ステップ438で支払信号を路上機へ送信す
る。このように、複数のICカードの残高が記憶されて
いるので残高不足のために料金所での一旦停止が不要と
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動料金支払装置用車載
機及び自動料金収受装置に係り、特に、高速道路等の有
料道路において車両に搭載されかつ路上機との通信より
料金を自動的に支払う自動料金支払装置用車載機及び車
載機と路上機との通信により料金を自動的に収受する自
動料金収受装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、有料施設の利用料金の支払、例え
ば、有料道路の通行料金の支払等に、プリペイド方式の
記録媒体(例えば、カード)を利用した自動料金支払装
置が開発されている。このプリペイド方式では、記録媒
体に予め支払った金額を記録しておき、有料道路を利用
する度に、出口や入口の料金所ゲートにおいて無線通信
により記録媒体に記録された金額から通行料金を減算し
残高を記録媒体に記録している。
【0003】しかしながら、この自動料金支払装置で
は、記録媒体に記録された残高が通行料金等の必要な金
額に満たない場合には、記録媒体による料金支払が困難
となり、不足分を現金で支払う等の煩雑な作業が必要に
なる。
【0004】この問題を解決するために、特開平5−0
12289号公報には、投入金額に応じて無線カードへ
増額データが送信されてカードを再利用する技術が開示
されている。また、特開平5−217042号公報に
は、車線上の料金所ブースで提示金額に応じてカードの
残高更新を無線送信で行う技術が開示されている。更
に、特開平5−210687号公報には、利用者の識別
情報に基づいてカードの利用履歴証明書を発行する技術
が開示されている。
【0005】なお、本発明に関連する技術としては、特
開昭62−098482号公報、特開平4−25509
0号公報、特開平5−012521号公報記載の技術が
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
5−012289号公報や特開平5−217042号公
報の技術では、カード残高の更新を行うには料金所やサ
ービスエリア等の所定の場所へ行く必要がありその場所
の混雑が予想され、また、複数のカードを所有していて
それらのカード残高を合計すれば必要な通行料金を支払
うことができる場合であっても料金支払時にアクセスで
きるのは1枚のカードのみであり、結局料金不足で停車
させられる、という問題点がある。すなわち、従来の技
術では、カード等の記録媒体にアクセスして処理を行っ
ているので、記録媒体の状態によっては処理を行うこと
ができないという問題がある。
【0007】また、特開平5−210687号公報の技
術では、カード履歴をカードを介して読み出すことはで
きるが、カードが破損した場合には、高価なカード残高
が利用不能となると共に、履歴が読み出せないので再発
行処理もできない、という問題点がある。
【0008】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたもので、第1の目的は、記録媒体から残高情報を読
み取り蓄積した後に残高情報を伝達することにより記録
媒体がいかなる状態であっても残高情報を伝達すること
ができる自動料金支払装置用車載機を提供することにあ
る。
【0009】本発明の第2の目的は、複数の記録媒体の
残高情報の蓄積を可能にし、蓄積された残高情報により
料金を支払うことができる自動料金支払装置用車載機を
提供することである。
【0010】本発明の第3の目的は、複数の記録媒体の
残高情報により料金を支払うことができる自動料金支払
装置用車載機を提供することである。
【0011】そして、本発明の第4の目的は、記録媒体
が破損しても残高情報を取り出すことができる自動料金
収受装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1の発明は、車両に搭載されかつ路上
に設置された路上機との通信により料金を自動的に支払
う自動料金支払装置用車載機であって、残高情報が記録
された記録媒体から残高情報を読み取り蓄積する読取蓄
積手段と、前記読取蓄積手段に蓄積された残高情報を前
記路上機に送信して料金の支払いを行う制御手段と、を
有する。
【0013】上記第2の目的を達成するために、請求項
2に記載の発明は、車両に搭載されかつ路上に設置され
た路上機との通信により料金を自動的に支払う自動料金
支払装置用車載機であって、残高情報が記録された複数
の記録媒体から残高情報を読み取り蓄積する読取蓄積手
段と、前記路上機との通信による料金の支払いを前記読
取蓄積手段に蓄積された残高情報により行い、料金支払
後の残高情報を前記記録媒体に記録するように制御する
制御手段と、を有する。
【0014】上記第2の目的を達成するために、請求項
3の発明は、請求項2に記載の制御手段を、料金支払後
の残高情報の記録を記録媒体毎に設定可能としたもので
ある。
【0015】上記第2の目的を達成するために、請求項
4の発明は、車両に搭載されかつ路上に設置された路上
機との通信により料金を自動的に支払う自動料金支払装
置用車載機であって、残高情報が記録された記録媒体の
残高が一定額以下であることを検知する検知手段と、前
記検知手段が一定額以下であることを検知したときに前
記記録媒体から残高情報を読み取り蓄積する読取蓄積手
段と、前記路上機との通信による料金の支払いを前記読
取蓄積手段に蓄積された残高情報と残高が前記一定額を
越える記録媒体の残高情報とにより行う制御手段と、を
有する。
【0016】上記第3の目的を達成するために、請求項
5の発明は、車両に搭載されかつ路上に設置された路上
機との通信により料金を自動的に支払う自動料金支払装
置用車載機であって、残高情報が記録された複数の記録
媒体を受け入れる受入手段と、前記路上機との通信によ
り得られた料金支払後の残高情報を前記受入手段により
受け入れられた複数の記録媒体の少なくとも1つに記録
するように制御する制御手段と、を有する。
【0017】上記第3の目的を達成するために、請求項
6の発明は、請求項5に記載の制御手段を、残高の少な
い記録媒体から順に差し引くことにより料金支払を行う
ようにしたものである。
【0018】上記第3の目的を達成するために、請求項
7の発明は、請求項5に記載の制御手段を、複数の記録
媒体から一定額ずつ差し引くことにより料金支払を行う
ようにしたものである。
【0019】そして、上記第4の目的を達成するため
に、請求項8の発明は、残高情報が記録された記録媒体
を備えかつ車両に搭載された車載機と路上に設置された
路上機との通信により残高情報に基づいて料金を自動的
に収受する自動料金収受装置において、前記車載機及び
路上機のいずれか一方に、通信により得られ前記記録媒
体に記録されるべき料金収受後の残高情報を蓄積する蓄
積手段と、前記蓄積手段に蓄積された残高情報を所定の
処理により取り出して新たな記録媒体に記録する残高情
報出力手段と、を設けたものである。
【0020】
【作用】請求項1の発明によれば、読取蓄積手段により
残高情報が記録された記録媒体から残高情報が読み取ら
れ蓄積され、制御手段により読取蓄積手段に蓄積された
残高情報を路上に設置された路上機に送信して料金の支
払いが行われる。
【0021】このように請求項1の発明によれば、記録
媒体の残高情報が読取蓄積手段に蓄積されるので、蓄積
された残高情報により料金の支払いを行うことができ、
これによって記録媒体がいかなる状態であっても料金の
支払いを行うことができる。
【0022】請求項2の発明によれば、読取蓄積手段に
より残高情報が記録された複数の記録媒体から残高情報
を読み取り蓄積し、制御手段により路上機との通信によ
る料金の支払いを読取蓄積手段に蓄積された残高情報に
より行い、料金支払後の残高情報を記録媒体に記録す
る。
【0023】このように請求項2の発明によれば、複数
の記録媒体の残高情報が蓄積されているので、1枚の記
録媒体の残高情報で料金を支払う場合のように残高不足
のために料金所での一旦停止が不要となると共に、残高
不足を解消するために記録媒体の残高情報を直ちに更新
するという作業も不要となる。
【0024】請求項3の発明によれば、制御手段は、料
金支払後の残高情報の記録を記録媒体毎に設定可能であ
るので、料金を対象人数で負担するいわゆる割り勘処理
等を行うことができる。
【0025】請求項4の発明によれば、検出手段により
残高情報が記録された記録媒体の残高が一定額(例え
ば、1000円)以下であると検出されると、読取蓄積
手段により記録媒体から残高情報が読み取られ蓄積され
る。そして、制御手段により路上機との通信による料金
の支払いは読取蓄積手段に蓄積された残高情報と残高が
一定額を越える記録媒体の残高情報とにより行われる。
【0026】このように請求項4の発明によれば、一定
額以下の残高は読取蓄積手段に蓄積されるので、記録媒
体の残高を最後まで使い切ることができ、また、読取蓄
積手段に蓄積された残高情報と残高が一定額を越える記
録媒体の残高情報とにより料金の支払が行われるので、
料金支払時に残高不足になることもなくなる。
【0027】なお、請求項2〜請求項4の発明の場合
に、料金不足となってもその不足額を蓄積しておき、そ
の後新たな記録媒体が装着されたときにその不足分を支
払うようにしてもよく(いわゆる不足分の後払い)、そ
のようにすれば料金所での一旦停止が不要となり混雑防
止の一解決手段となる。
【0028】請求項5の発明によれば、受入手段により
残高情報が記録された複数の記録媒体が受け入れられ、
制御手段により路上機との通信によって得られた料金支
払後の残高情報が受入手段に受け入れられた複数の記録
媒体に記録される。
【0029】このように請求項5の発明によれば、蓄積
手段を設けなくても複数の記録媒体の残高情報で料金が
支払えるので、請求項2の発明と同様に料金所での一旦
停止及び記録媒体の更新が不要になる。
【0030】請求項6の発明によれば、制御手段は、残
高の少ない記録媒体から順に差し引いて料金の支払を行
うので、記録媒体に記録された残高を使い切ることがで
きる。
【0031】請求項7の発明によれば、制御手段は、複
数の記録媒体から一定額ずつ差し引くので、割り勘処理
を簡単に行うことができる。
【0032】そして、請求項8の発明によれば、蓄積手
段により路上機及び車載機のいずれか一方に通信により
得られ記録媒体に記録されるべき残高情報が記録され、
残高情報出力手段により蓄積手段に蓄積された残高情報
が所定の処理により取り出され新たな記録媒体に記録さ
れる。
【0033】このように請求項8の発明によれば、記録
媒体に何らかの故障が生じ残高情報を記録できない場合
であっても残高情報は蓄積されているので、その残高情
報を取り出し、新たな記録媒体を発行することができ
る。
【0034】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳
細に説明する。本実施例は、車両に搭載された車載機
(詳細は後述)と、有料道路の入口ゲートや出口ゲート
等の地上側に設置された路上機との間で電波通信を行う
ことによって情報を伝達し車両が走行した通行区間(経
路)や車種を判別し、入口ゲート及び出口ゲートにおい
て車両が停止することなく料金を自動的に支払う自動料
金収受装置に本発明を適用したものである。
【0035】図1に示すように、車両90に搭載される
車載機30は、後述するように、残高情報が記録された
ICカード62が着脱可能なICカードリードライト装
置60を備えている(図5参照)。この車載機30は、
車両ナンバー等からなる車種情報等の固定データ及びI
Dコードを予め記憶すると共にICカードリードライト
装置60によって読み取られた情報等を記憶する記憶回
路を備えると共に、ICカードリードライト装置60に
よって装着された複数のICカード62の残高情報を読
み取り蓄積し、ICカード62に料金支払後の残高情報
の書き込みを行う。
【0036】一方、地上側設備としては、後述するよう
に、有料道路の入口ゲート100、分岐点の直前又は直
後等の途中経路200、サービスエリア内、及び出口ゲ
ート300の各々に車載機30と各種の情報を授受する
ための路上機が設置されている。
【0037】入口ゲート100には、フラットアンテナ
からなる入口アンテナ117と、入口アンテナ117と
接続された入口アンテナ制御装置132とからなる路上
機が設置されている。この入口アンテナ制御装置132
により入口アンテナ117を介して、有料道路の入口ゲ
ート情報を車両に搭載された車載機30送信し、また車
載機30からの信号を受信することができる。なお、入
口ゲート100には、自動料金収受が行えないため手払
いによって料金を支払う車両のために、従来と同様の通
行券を発行する通行券発行装置123が設置されてい
る。また、入口アンテナ制御装置132は、有料道路へ
の進入車両を統括的に管理する等のために、中央コンピ
ュータ400へ接続されている。
【0038】途中経路200には、フラットアンテナか
らなる経路把握アンテナ217と、経路把握アンテナ2
17に接続された経路把握アンテナ制御装置232とか
らなる路上機が設置されている。この経路把握アンテナ
制御装置232により経路把握アンテナ217を介し
て、分岐点からどちらの経路を選択して走行したかを示
す情報や有料道路をどのような経路で走行したかを表す
経路通過情報(経路把握アンテナ制御装置の設置位置情
報等)等を車載機30に対して送信する。また、経路把
握アンテナ制御装置232は、有料道路における車両の
走行状態を統括的に管理する等のために、中央コンピュ
ータ400へ接続されている。
【0039】出口ゲート300には、電波による情報授
受の確実性を向上させるために、フラットアンテナから
なる予告アンテナ317と料金所アンテナ341との2
種類のアンテナが配設されている。この予告アンテナ3
17には予告アンテナ制御装置331が接続され、料金
所アンテナ341には料金所アンテナ制御装置332が
接続されている。これらの予告アンテナ制御装置331
及び料金所アンテナ制御装置332は、中央コンピュー
タ400に接続されたローカルコントローラ380に接
続されている。これらの予告アンテナ317、料金所ア
ンテナ341、予告アンテナ制御装置331及び料金所
アンテナ制御装置332は、本発明の路上機として作用
するが、予告アンテナ317及び予告アンテナ制御装置
331は省略することもできる。
【0040】また、出口ゲート300には、画像処理等
によって車種を判別する車種検出システム360、料金
未払いで通過する車両等の不正通行車両を撮影するカメ
ラ352が接続された不正通行車撮影システム350、
自動料金収受ができない車両に対する料金手払システム
321が設置されている。これらの各システムをローカ
ルコントローラ380で一括して制御することによっ
て、料金収受不能等に対する処置を行うと共に、車両が
走行した通行区間(経路)及び車種に応じた通行料金等
を自動的に収受している。また、中央コンピュータ40
0とローカルコントローラ380を接続することによっ
て、料金テーブル改正の情報や、不正通行車に関する情
報の授受を円滑かつ迅速に行っている。
【0041】次に、上記入口ゲート、途中経路、及び出
口ゲートの各概略構成の一例を更に説明する。
【0042】図2に示すように、本実施例の有料道路の
入口ゲート100は、3つのレーン102、104、1
06を有している。レーン102は敷地108と分離帯
110との間に形成され、レーン104は分離帯110
と分離帯112との間に形成され、レーン106は分離
帯112と敷地114との間に形成されている。これら
の複数のレーンを跨ぐように、敷地108から敷地11
4にかけてアーチ116が配設されており、アーチ11
6上には、各レーンの直上に位置するように、入口アン
テナ118、120、122が取り付けられている。入
口アンテナ118は、レーン102を走行する車両に対
して情報の授受を行い、入口アンテナ120は、レーン
104を走行する車両に対して情報の授受を行い、ま
た、入口アンテナ122は、レーン106を走行する車
両に対して情報の授受を行う。
【0043】敷地114には、入口アンテナ制御装置1
32を備えた入口ゲート制御センタ130が配設されて
おり、この入口アンテナ制御装置132には入口アンテ
ナ118、120、122が接続されている。
【0044】なお、図2では図1の入口アンテナ117
として入口アンテナ118、120、122を用いた
が、1又は2レーンにして1つ又は2つの入口アンテナ
を用いるようにしてもよく、更に多数の入口アンテナを
用いるようにしてもよい。
【0045】入口ゲート100には、各々のレーンに対
応するように手払いによって通行料を払うための通行券
を発行する通行券発行装置124、126、128が設
置されている。通行券発行装置124は、レーン102
に対応し、通行券発行装置126は、レーン104に対
応し、通行券発行装置128はレーン106に対応する
ように設置されている。これらの通行券発行装置12
4、126、128は入口ゲート制御センター130に
接続されている。
【0046】なお、アーチ116の車両進行方向の下流
側には、各レーンへの進入の可否を指示するための信号
機134、136、138が各々のレーンに対応して配
設されている。これら信号機134、136、138
は、入口ゲート制御センタ130に接続されており、各
レーンへ車両が進入可能なときの表示(例えば、青信
号)または進入が不可能なときの表示(例えば、赤信
号)の何れかを表示する。
【0047】入口ゲート制御センター130の入口アン
テナ制御装置132は、中央コンピュータ400(図1
参照)に接続されている。なお、入口アンテナ制御装置
132を中央コンピュータ400に接続することなく、
入口ゲートのみによる独立した制御系としてもよい。
【0048】図3に示すように、有料道路の分岐点の直
前である途中経路200は、2つのレーン202、20
4が隣接して敷地208と敷地214の間に形成されて
いる。これらのレーン202、204を跨ぐように、敷
地208から敷地214にかけてアーチ216が配設さ
れており、アーチ216上には、経路把握アンテナ21
8、220、222が取付けられている。経路把握アン
テナ218は、レーン202の上方に位置しレーン20
2を走行する車両に対する情報の授受を行い、経路把握
アンテナ222は、レーン204の上方に位置しレーン
204を走行する車両に対する情報の授受を行う。これ
らの経路把握アンテナ218、222の間でかつレーン
202、204の境界を示すセンターライン206の上
方には、レーン202、204に跨がるような車両に対
する情報の授受を行う経路把握アンテナ220が配設さ
れている。
【0049】敷地214には、経路把握アンテナ制御装
置232を備えた経路制御センター230が配設されて
おり、この経路把握アンテナ制御装置232には経路把
握アンテナ218、220、222が接続されている。
【0050】図4に示すように、有料道路の出口ゲート
300には、3つのレーン302、304、306が設
けられている。レーン302は敷地308と分離帯31
0の間に形成され、レーン304は分離帯310と分離
帯312の間に形成され、レーン306は分離帯312
と敷地314の間に形成されている。
【0051】これらの複数のレーンを跨ぐように、敷地
308から敷地314にかけてアーチ316が配設され
ており、アーチ316上には、予告アンテナ318、3
20、322が取付けられている。予告アンテナ318
は、レーン302の上方に位置しレーン302を走行す
る車両に対する情報の授受を行い、予告アンテナ320
は、レーン304の上方に位置しレーン304を走行す
る車両に対する情報の授受を行い、同様に、予告アンテ
ナ322は、レーン306の上方に位置しレーン306
を走行する車両に対する情報の授受を行う。
【0052】敷地314には、出口ゲート制御センタ3
30が配設されており、この出口ゲート制御センタ33
0には予告アンテナ制御装置331及び後述する料金所
アンテナ制御装置332が配設されている。予告アンテ
ナ制御装置331には、予告アンテナ318、320、
322が接続されている。
【0053】このアーチ316付近には、車種検出シス
テム360が配設されている。この車種検出システム3
60は、各々CCDラインスキャナで構成された車種検
出装置362、364、366を備えている。車種検出
装置362は、レーン302を走行する車両の車種を識
別するために、レーン302に対応する敷地308及び
分離帯310に配設されている。同様に、車種検出装置
364は、レーン304を走行する車両の車種を識別す
るために、アーチ316付近のレーン304に対応する
分離帯310及び分離帯312に配設され、車種検出装
置366は、レーン306を走行する車両の車種を識別
するために、レーン306に対応する分離帯312及び
敷地314に配設されている。これらの車種検出装置か
らなる車種検出システム360は、ローカルコントロー
ラ380に接続され、CCDラインスキャナで得られた
画像に基づいて画像処理により通過車両のシルエットを
判別すことにより車種を判別し、車種情報をローカルコ
ントローラ380に送信する。
【0054】ア−チ316が配置された位置の車両進行
方向の下流側には、上記の複数のレーンを跨ぐように、
敷地308から敷地314にかけてアーチ340が配設
されており、アーチ340上には、料金所アンテナ34
2、344、346が取り付けられている。料金所アン
テナ342は、レーン302の上方に位置しレーン30
2を走行する車両に対する料金に関連する情報の授受を
行い、料金所アンテナ344は、レーン304の上方に
位置しレーン304を走行する車両に対する情報の授受
を行い、同様に、料金所アンテナ346は、レーン30
6の上方に位置しレーン306を走行する車両に対する
情報の授受を行う。これらの料金所アンテナ342、3
44、346には、料金所アンテナ制御装置332が接
続されている。
【0055】出口ゲート300には、通行料を自動収受
できない手払いによる車両のために、各々のレーンに対
応するように料金支払ボックス324、326、328
が設置されている。料金支払ボックス324は、レーン
302に対応して配設され、料金支払ボックス326
は、レーン304に対応して配設され、料金支払ボック
ス328はレーン306に対応して配設されている。こ
れらの料金支払ボックス324、326、328の各々
には、図示しないマイクロコンピュータが配設され、図
示しないマイクロコンピュータの各々を統括的に管理す
ることによって手払いにより収受した情報を管理する料
金手払システム321を構成している。この料金手払シ
ステム321は、ローカルコントローラ380に接続さ
れている(図1参照)。
【0056】また、料金支払ボックスの車両進行方向の
下流側には、不正通行車両を撮影するための不正通行車
撮影システム350が配置され(図1参照)、不正通行
車撮影システム350の撮像装置であるカメラ352、
354、356がレーン302、304、306に対応
して配設されている。この不正通行車撮影システム35
0は、ローカルコントローラ380に接続されている。
【0057】なお、アーチ340の車両進行方向の下流
側には、各レーンへの進入の可否を指示するための信号
機334、336、338が各々のレーンに対応して配
設されている。これら信号機334、336、338
は、出口ゲート制御センター330に接続されており、
各レーンへ車両が進入可能な表示(例えば、青信号)ま
たは進入が不可能な表示(例えば、赤信号)のいずれか
を表示する。
【0058】出口ゲート制御センター330は、中央コ
ンピュータ400(図1参照)に接続されている。な
お、出口ゲート制御センター330を中央コンピュータ
400に接続することなく、出口ゲートのみによる独立
した制御系としてもよい。
【0059】次に、車両に積載される車載機30の構成
を説明する。図5に示すように車載機30は、後述する
路上機から送信された信号を受信する受信アンテナ32
を備えている。受信アンテナ32は、受信アンテナ32
で受信された変調波を検波し、データ信号を得る検波回
路34に接続されている。検波回路34は、データ信号
受信回路44を介してマイクロコンピュータを含んで構
成された信号処理回路46に接続されている。なお、車
載機で料金の演算を行う場合には、その演算処理はこの
信号処理回路46により行われる。
【0060】信号処理回路46には、IDコードや車種
情報等のデータを記憶する記憶回路48及びIDコード
を含むデータ信号等を応答信号として送信する送信回路
50が接続されており、この送信回路50は送受信アン
テナ52に受信された無変調の搬送波である問合せ信号
を信号処理回路46からのデータ信号で変調して送受信
アンテナ52を介して返送する。
【0061】そして、信号処理回路46には、料金を表
示するLCDやCRTで構成されたディスプレイ54及
び信号処理回路46に選択信号等の信号を入力する入力
手段であるテンキー56が接続されている。
【0062】また、信号処理回路46には、ICカード
62が着脱可能なICカードリードライト装置60が接
続されている。
【0063】ICカードリードライト装置60は、IC
カード62を装着する装着口(スロット)が1つ設けら
れており、この装着口にICカード62を装着してIC
カード62の残高情報を読み取り、読み取られた残高情
報は記憶回路48に記憶されるが、そのICカード62
を離脱し、更に別のICカード62を装着口に装着する
とその残高情報を読み取りその残高情報も記憶回路48
に記憶するようになっている。また、このICカードリ
ードライト装置60は、装着口が1つで複数のICカー
ド62を内部に格納し、複数のICカードリードライト
装置を設けるか又はICカードリードライト装置を移動
可能にして、格納された複数のICカード62の残高情
報を読み取ることができるようにしてもよく、更に、複
数の装着口を設け、複数のICカードリードライト装置
を設けるか又はICカードリードライト装置を移動可能
にすることも可能である。
【0064】なお、装着口が1つの場合を後述する第1
〜第3及び第7実施例で説明し、装着口が複数の場合を
後述する第4〜第6及び第7実施例で説明する。
【0065】そして、ICカードリードライト装置60
には、ICカード62に残高情報を書き込む時点でIC
カード62に何らかの故障が生じた場合にその故障を検
出するエラー検知回路61が接続されており、このエラ
ー検出回路61はICカード62の故障を検知した場合
に信号処理回路46に信号を送出するために接続されて
いる。
【0066】なお、車載機の記憶回路48には車載バッ
テリーから常時電源が供給されているが、それ以外の回
路又は装置にはイグニッション・オン時に車載バッテリ
ーから電源が供給されている。
【0067】次に、車載機30と通信を行う路上機につ
いて、入口ゲート100に設けられた路上機を例にして
説明する。なお、説明を簡単にするため、レーン102
を走行する車両に対する電波の授受を担当する入口アン
テナ118及び入口アンテナ制御装置132を用いて説
明する。
【0068】図6に示すように、レーン102を走行す
る車両に対する地上側の装置は、入口アンテナ118及
び入口アンテナ制御装置132から構成されている。入
口アンテナ118は、送信アンテナ22及び送受信アン
テナ26から構成されている。入口アンテナ制御装置1
32は、マイクロコンピュータを含んで構成された信号
処理回路12を備えている。この信号処理回路12は、
中央コンピュータ400に接続可能になっている。信号
処理回路12は、命令を含むデータ信号(通信要求信
号)を送信する送信回路14に接続されている。送信回
路14はミキサー18を介して送信アンテナ22に接続
されている。ミキサー18には所定周波数の搬送波を発
生する搬送波発生回路20が接続されており、ミキサー
18は送信回路14から入力される信号と搬送波発生回
路20から入力される搬送波とをミックスし、送信回路
14から入力された信号で搬送波発生回路20から入力
された搬送波を変調する。また、送信アンテナ22から
はこの変調波が電波として送信される。
【0069】搬送波発生回路20には、図5に示す車載
機30から変調されて返送され送受信アンテナ26で受
信された変調波からデータ信号を取り出す送受信回路2
4が接続されている。この送受信回路24は信号処理回
路12に接続されている。
【0070】なお、入口ゲート100における他の入口
アンテナの構成は、上記と同様の構成であるため説明を
省略する。また、途中経路200、及び出口ゲート30
0における各々のアンテナ及びアンテナ制御装置の構成
も、上記と略同様の構成であるため、説明を省略する。
【0071】次に本発明の第1実施例の処理ルーチンを
説明する。第1実施例は、車載機側で予め定められた料
金情報(料金テーブル、入口・経路・出口の各情報)及
び車種情報とにより料金を演算し、積算された複数のI
Cカードの残高情報からその演算された料金を差し引
き、料金差引後の残高情報をICカードに書き込むこと
によって、料金の支払及び収受を行うものである。
【0072】図7は、ICカードリードライト装置60
に装着されたICカード62の残高を読み取り、記憶回
路48に記憶する処理ルーチンを示すものである。
【0073】ステップ400でICカードリードライト
装置60にICカード62が装着されたと判断される
と、ステップ402で信号処理回路46内のマイクロコ
ンピュータの信号によりICカード62の残高情報の全
てがICカードリードライト装置60で読み取られ、読
み取られた残高情報が記憶回路48に記憶される。この
場合既に記憶されている残高情報があればこの残高情報
に積算される。なお、この記憶回路48に積算する方法
としては、複数のICカード62の読み取った残高情報
をそれぞれ別の位置に記憶しておいて、それらの残高の
合計を更に別の位置に記憶するようにしてもよい。
【0074】ステップ404でICカードリードライト
装置60で既に読み取ったICカード62に残高0が書
き込まれ、ステップ406でICカード62が離脱され
るとステップ400に移行し、別のICカード62の残
高情報を積算できる状態となる。
【0075】ステップ406でICカード62が装着さ
れたままの状態で、ステップ408でテンキー56の予
め定められたキー(以下、戻しボタンという。)が押下
されると、ステップ410で装着されているICカード
62へ記憶回路48に記憶されている積算された残高情
報が書き込まれる。このように、一旦残高を読み込んで
積算されている残高情報をICカード62(残高0が書
き込まれている)に書き込む(戻す)のは、例えばサー
ビスエリア内でICカード62を使用して買物等を可能
とするためである。なお、この場合にサービスエリア内
でICカード62を持ち歩かなくても、料金支払いを車
載機で行うことも可能である。
【0076】なお、上記ではICカードから記憶回路4
8へ全額を記憶する例について説明したが、額を指定し
て又は一定額ずつ記憶するようにしてもよく、記録回路
48からICカードへ戻す場合も指定した額又は一定額
ずつ戻してもよい。
【0077】また、このICカードリードライト装置6
0により読み取られた残高情報、積算された残高情報は
ディスプレイ54に表示されドライバは残高情報を把握
できるが、同乗者等に残高情報を知られたくないような
場合にはテンキー56の予め定められたキーを押下して
おくことによって表示されなくすることもできる。
【0078】出口ゲートに設置された路上機では、図9
に示すように車載機からの応答信号を受信するまでステ
ップ412において連続波からなる問合わせ信号を送信
し、ステップ414で車載機からの応答信号を受信した
と判断されると、ステップ416で出口ゲートナンバを
含む信号を送信する。そして、ステップ418で車載機
から料金を差し引いたことを報知する支払信号を受信し
て路上機の処理ルーチンは終了する。
【0079】図8は、車載機の料金支払処理ルーチンを
示すもので、ステップ420で路上機からの問合せ信号
を受信したと判断されると、ステップ422において受
信した問合せ信号を搬送波として自車を特定する識別コ
ードであるIDコードで搬送波を変調した変調波を応答
信号として路上機へ送信する。
【0080】ステップ424で路上機からの信号を受信
したと判断されると、ステップ426において受信した
信号に出口ゲートナンバが含まれているかを判断するこ
とにより、現在自車が出口ゲートを通過しているか否か
を判断する。
【0081】出口ゲートを通過していないときにはステ
ップ428で別処理(例えば、料金情報と記憶回路48
に記憶されている残高情報とでドライバにその残高で到
達できる到達可能範囲を報知する処理等)を行い、出口
ゲートを通過しているときは、ステップ430において
記憶回路48に積算された残高情報が読み取られる。
【0082】ステップ434において予め車載機に記録
されている料金テーブル、入口ゲートで受信し記憶され
ている入口情報、分岐点がある場合に分岐点で受信し記
憶されている経路情報及び出口ゲートで受信し記録され
ている出口情報及び車載機に記憶されている車種情報と
に基づいて、信号処理回路46により料金が演算される
る。なお、この演算された料金はディスプレイ54に表
示されるが、上記と同様表示しないようにしてもよい。
【0083】そして、ステップ434において記憶回路
48に積算された残高がステップ432で演算された料
金以上か否かが判断され、小さければ(支払不能なら
ば)ステップ444に移行し、料金以上ならば(支払可
能であれば)ステップ436で記憶回路48に積算され
た残金から料金が差し引かれ、ステップ438で差し引
かれたことを路上機に報知するために支払信号を送信す
る。
【0084】ステップ440で戻しボタンが押下される
と、ステップ442で記憶回路48に記憶された料金支
払後の残高情報をICカードリードライト装置60によ
りICカード62に書き込まれる。この書き込まれた残
高情報はディスプレイ54に表示されるが、表示しない
ことも可能である。これにより、支払可能な場合の処理
ルーチンは終了する。
【0085】ステップ434で支払不能ならば、ステッ
プ444で別のICカード62を装着するようにディス
プレイ54に表示されるが、音声を併用してドライバに
注意を喚起することが望ましい。ステップ446で別の
ICカードが新たに装着されると、ステップ448でそ
の残高情報が記憶回路48に積算されて、再度ステップ
434で支払可能かの判断が行われる。従って、ステッ
プ444〜448までの処理ルーチンは支払可能となる
まで繰り返される。
【0086】なお、支払不能の場合、不足額を記録回路
48に記憶して後日収受してもよく、また、現金支払ゲ
ートに誘導するようにしてもよい。
【0087】以上説明したように本実施例では、料金支
払時に複数のICカードの残高情報を記録回路に記憶可
能であるので、1枚のICカードの残高情報で料金を支
払う場合のように残高不足のために料金所での一旦停止
が不要となると共に、残高不足を解消するためにICカ
ードの残高情報を直ちに更新するという作業も不要とな
る、という効果が得られる。
【0088】なお、本実施例では、車種情報を車載機の
記憶回路48に記憶する例について説明したが、車種検
出システム360によって車種を検出して車種情報を車
種検出システム360から車載機に送信してもよい。
【0089】また、本実施例では、テンキー56の予め
定められたキーを戻しボタンとしているが、テンキー5
6とは別に独立して戻しボタンを設けることも可能であ
る。
【0090】次に本発明の第2実施例を説明する。この
第2実施例は、路上機側で料金を演算し、車載機側へ通
信するものである。なお、図10、図11において図
8、図9と対応する部分には同一符号を付して説明を省
略する。また、記憶回路48にICカードの残高情報を
積算することは第1実施例の図7の場合と同様である。
【0091】図10に示すように、車載機で受信された
信号からステップ426において出口ゲート通過中であ
ると判断されると、ステップ470において車載機に予
め記憶されている車種情報及び車載機の記憶回路48に
記憶された残高情報を路上機へ送信し、ステップ472
で路上機からの第二信号(路上機は支払可能であれば支
払後の残高信号、又は、支払不能であれば別のICカー
ドを挿入するように指示する信号、のいずれかの第二信
号を送信する。)を受信するまで待機する。
【0092】ステップ474において車載機が受信した
第二信号が料金支払後の残高でないときには、ステップ
478で別のICカード62をICカードリードライト
装置60へ装着すべき指示がディスプレイ54に表示さ
れる。なお、この表示と共に、音声を併用してドライバ
の注意を喚起することが望ましい。ステップ446で別
のICカード62がICカードリードライト装置60に
装着されれば、ステップ448でそのICカードの残高
情報をICカードリードライト装置60により読み取ら
れ記憶回路48に積算されて、ステップ470へ移行す
る。従って、ステップ478、446、448、47
0、472及び474の処理ルーチンはステップ474
で第二信号が料金支払後の残高であると判断されるまで
繰り返される。
【0093】一方、ステップ474において路上機から
送信された信号が料金支払後の残高であるときには、ス
テップ476で路上機から料金支払後の残高は記憶回路
48に記憶され、ステップ440で戻しボタンが押下さ
れると、ステップ442でICカードリードライト装置
60により記憶回路48に記憶された残高情報がICカ
ード62に書き込まれる。
【0094】図11は、路上機の処理ルーチンを示すも
ので、ステップ450において車載機から送信された車
種情報及び残高情報を受信したと判断されると、ステッ
プ452において受信した車種情報及び残高情報と路上
機の記憶回路に記録されている料金テーブル、入口情
報、経路情報、出口情報とから料金が算出される。
【0095】ステップ454において支払不能であれ
ば、ステップ456で別のICカードをICカードリー
ドライト装置60に装着すべき指示を表示する信号を車
載機に送信して、ステップ450へ移行し、支払可能と
なるまでステップ454までのルーチンが繰り返され
る。
【0096】一方、ステップ454において支払可能で
あれば、ステップ458で支払後の残高を車載機側へ送
信する。
【0097】以上説明したように本実施例によれば、料
金支払時に複数のICカード62を使用することができ
ると共に、路上機側で演算をしているので、車載機の負
荷を軽減し車載機を小型、軽量にすることができる、と
いう効果が得られる。
【0098】なお、この第2実施例では、車種情報を車
載機の記憶回路48に記憶する例について説明したが、
車種検出システム360によって車種を検出して検出し
た車種情報を車種検出システム360から路上機に送信
してもよい。
【0099】また、図10のステップ476とステップ
440の間に記憶回路48の残高が車載機が受信した支
払後の残高であることを路上機に報知するためにその残
高を路上機側に送信し、図11のステップ458の後に
その信号を受信して、ステップ458で既に送信した残
高と、受信した残高と、が同額となるかの判断を行うス
テップを設けて、確実に料金が支払われたことを確認し
てもよい。
【0100】更に、ステップ454で支払不能であれ
ば、ステップ456で不足額を演算し、その不足額を車
載機へ送信してもよい。この場合に、図10のステップ
478では単に不足額をディスプレイ54に表示するだ
けではなく、音声を併用してドライバの注意を喚起する
ことが望ましい。
【0101】次に図8及び図10のステップ442の詳
細を説明する。図12に示すように、ステップ460で
テンキー56の予め定められた割り勘設定モードキーが
押下されたか否かを判断し、押下されないときにはステ
ップ461でICカード62が装着されるまで待機し、
装着されると(又は既に装着されていると)ステップ4
62で記憶回路48から現在装着されているICカード
62に残高情報が書き込まれ、押下されたときにはステ
ップ464で料金支払後の残高情報がディスプレイ54
に表示される。
【0102】ステップ466でICカード毎に書き込む
べき金額がテンキー54から入力されると、ステップ4
68で入力された金額合計が支払後の残高と等しいか否
かを判断し、等しければステップ469でICカードが
装着されるまで待機し、ステップ471でICカード毎
に入力された金額が順に書き込まれる。
【0103】以上説明したように本実施例によれば、任
意のICカードに任意の金額を書き込むことができるの
で、いわゆる割り勘処理が可能となると共に、ドライバ
が所有しているカード枚数が多いときには所定のICカ
ードの残高を0とし、他のICカードに残高情報を書き
込むことにより、残高0のICカードは廃棄でき残高情
報が書き込まれたICカードのみを管理すればよくIC
カードの管理が容易になる、という効果が得られる。
【0104】次に本発明の第3実施例について説明す
る。本実施例は、ICカード62の残高が一定額以下で
あればその残高の全額を記憶回路48に蓄積(プール)
しておいて、そのプールされた残高で料金が支払えれば
その残高で支払い、不足すれば装着されたICカードの
残高情報からその不足分を差し引くものである。また、
記憶回路48と装着されたICカード62の合計でも料
金に満たなくても、記憶回路48の残高をマイナスにし
て、料金を支払うものである。なお、図13、図14に
おいて図7、図8と対応する部分には同一符号を付して
説明を省略する。また、路上機側は第1実施例で説明し
た図9と同じである。
【0105】図13は、ICカードリードライト装置6
0に装着されたICカード62の残高情報を読み取り、
一定額(例えば、1000円)以下であれば記憶回路4
8にプールするものであり、ステップ400でICカー
ド62が装着されると、ステップ480でその残高が読
み取られ、一定額以上であれば処理ルーチンは終了し、
一定額以下であれば、ステップ402、404で記憶回
路48にICカード62の残高情報が積算され、ICカ
ード62には残高0が書き込まれる。
【0106】図14に示すように、車載機で受信された
信号からステップ426において出口ゲート通過中であ
ると判断されると、ステップ430で記憶回路48に積
算された残高情報が読み込まれ、ステップ432で料金
の演算が行われて、ステップ482において記憶回路4
8に記憶されている残高情報で料金の支払が可能か否か
の判断がなされる。
【0107】支払可能であれば、ステップ496で収受
がなされ、支払信号を路上機に送信して処理ルーチンは
終了する。
【0108】不足であれば、ステップ484でICカー
ドリードライト装置60に装着されているICカード6
2の残高情報を読み込み、読み込んだ残高と既に記憶回
路に記憶されている積算された残高情報とを合計して、
ステップ486でそれらの合計から料金を差し引き支払
信号を路上機に送信して料金の支払いは行われるが、ス
テップ488で残額合計でも料金に満たない場合であっ
ても、記憶回路48に記憶されている残高をマイナスの
まま保持して(ステップ488)処理ルーチンは終了
し、逆に合計額で料金を支払える場合には、ステップ4
92で一定額以下か否かが判断され、一定額以下であれ
ばその残高情報は記憶回路48にそのまま保持して(プ
ールして)処理ルーチンは終了し、一定額以上であれば
ステップ494で記憶回路48の残高情報はICカード
62に書き込まれて処理ルーチンは終了する。
【0109】その後、図15に示すように、新たなIC
カード62がICカードリードライト装置60に装着さ
れると、ステップ502で記憶回路48に記憶されてい
る残高情報がマイナスか否かが判断され、マイナスであ
れば、ステップ502で新たなICカード62からマイ
ナスとなっている分が差し引かれ、料金の不足分の支払
いが完了する。
【0110】以上説明したように本実施例では、ICカ
ードの残高が一定額以下になると記憶回路にプールされ
るので、ICカードの残高を最後まで使い切ることがで
きると共に、料金不足となってもその時点では差額分を
支払うために料金所で一旦停止をする必要がないので、
料金所での混雑を緩和できる、という効果が得られる。
【0111】なお、上記のように不足分の後払いを認め
る背景には、一度有料道路を通行したドライバは、一定
の期間をおいたとしても、再度有料道路を利用すること
が予想でき、その期間不足額があっても後日その不足額
を回収できるので大きな問題は生じない反面、料金所で
の混雑防止効果の方が大きいという考えがあるからであ
る。
【0112】また、この第3実施例では、車載機に予め
料金テーブル等を記憶しておいて料金を演算する場合に
ついて説明したが、第2実施例のように通信時に路上機
側で演算を行い路上機から車載機に料金支払後の残高を
送信する場合にも適用することができる。
【0113】更に、ステップ484で音声によりドライ
バに注意喚起をすると共にタイマ等をセットしICカー
ド62の装着に一定の時間的余裕を与えるようにしてお
けば、ドライバは記憶回路48の残高情報がマイナスに
ならないように複数のICカード62をICカードリー
ドライト装置60に装着することも可能となる。
【0114】次に第4実施例を説明する。本実施例は、
前述の通りICカードリードライト装置60にICカー
ド62を装着する装着口が複数あり、同時に複数のIC
カード62を装着できるが、記録回路48は残高情報を
記憶しない場合の例である。なお、図16において図8
に対応する部分には同一の符号を付し説明を省略する。
また、路上機側は第1実施例で説明した図9と同じであ
る。
【0115】図16に示すように、ステップ500でI
Cカード62が装着されているとステップ422で応答
信号を送信し、ステップ424で車載機からの信号を受
信し、車載機で受信された信号からステップ426にお
いて出口ゲート通過中であると判断されると、ステップ
432で料金が演算され、ステップ502でICカード
62の残高情報がICカードリードライト装置60によ
り読み取られ、ステップ434で料金支払可能か否かの
判断がなされる。
【0116】支払不能のときは、ステップ504で、料
金=(料金−ステップ502で読み取ったICカード6
2の残高)が演算され、ステップ506においてステッ
プ502で読み取ったICカード62に残高0が書き込
まれる。ステップ508でICカードリードライト装置
60に別のICカード62が装着されているときには、
ステップ502に移行しその装着されている別のICカ
ード62の残高情報を読み取り既に読み取られている残
高情報に積算してステップ434で支払可能か否かの判
断が再度行われ、ICカードが装着されていないときに
は、ステップ510で別のICカード62を装着すべき
指示がディスプレイ54に表示され、装着されるとステ
ップ502に移行しその装着された別のICカード62
の残高情報が読み取られ既に読み取られている残高情報
に積算されてステップ434で支払可能か否かの判断が
再度行われる。
【0117】一方、支払可能のときは、ステップ514
においてステップ502で読み取ったICカード62に
(残高−料金)の残高情報が書き込まれ、ステップ43
8で支払信号を路上機に送信して処理ルーチンは終了す
る。
【0118】なお、本実施例では前述の通り、記憶回路
48は残高情報を記憶しないが、ICカードリードライ
ト装置60には複数のICカード62が装着される複数
の装着口を有しているので、複数のICカード62から
順に料金を差し引いて行くことができる。
【0119】以上説明したように本実施例によれば、車
載機に記憶回路48を設けなくても、複数の記録媒体の
残高情報で料金が支払えるので、第1実施例と同様に料
金所での一旦停止及びICカードの更新を不要とするこ
とができる、という効果が得られる。
【0120】なお、この第4実施例では、車載機に予め
料金テーブル等を記憶しておいて料金を演算する場合に
ついて説明したが、第2実施例のように通信時に路上機
側で演算を行い路上機から車載機に料金支払後の残高を
送信する場合にも適用することができる。
【0121】次に第5実施例を説明する。本実施例は、
ICカードリードライト装置60に装着された複数のI
Cカード62から残高が小さい順に料金を満たすまで差
し引いていくものであるが、本実施例は第4実施例と同
様に記憶回路48に残高情報を記憶しない場合の例であ
る。なお、図17において図16と対応する部分の説明
は省略する。
【0122】図17に示すように、ステップ516で装
着された複数のICカード62の残高情報を読み取りこ
のらのICカード62の残高が小さい順に番号付けを行
って、ステップ518でkに1を代入する。これにより
残高が1番小さいカードから順に料金を差し引いて行く
ことが可能となる。
【0123】ステップ520で残高がk番目に小さいI
Cカード62の残高情報を読み取り、ステップ434に
おいて残高がk番目に小さいICカードの残高で料金支
払が可能か否かの判断がなされる。
【0124】支払不能であれば、ステップ522で料金
=(料金−ステップ520で読み取ったICカード62
の残高)が演算され、ステップ524においてステップ
520で読み取ったICカード62に残高0が書き込ま
れて、ステップ526でより大きい残高のICカードが
装着されていればステップ528でk=k+1としてス
テップ520に移行する。一方、ステップ526でより
大きい残高のICカードが装着されていなければ、ステ
ップ530で別のICカードを装着すべき指示がディス
プレイ54に表示され、ステップ532で別のICカー
ドが装着されるとステップ516に移行する。従って、
ステップ434、522、524、526及びステップ
528、520又はステップ434、522、524、
526及びステップ530、532、516、518、
520の処理ルーチンはステップ434で支払可能とな
るまで繰り返される。
【0125】支払可能であれば、ステップ534におい
てステップ520で読み取ったICカード62に(残高
−料金)の残高情報が書き込まれ、ステップ438で支
払信号を路上機に送信して処理ルーチンは終了する。
【0126】以上説明したように本実施例によれば、残
高の少ないICカードから順に料金が差し引かれるの
で、残高が少ないICカードから順に使い切ることがで
きると共に、使用済のICカードを廃棄できドライバが
所有するICカードの管理が容易になる、という効果が
得られる。
【0127】次に第6実施例を説明する。本実施例は、
所定の対象人数によりいわゆる割り勘処理を簡便に行う
ものであるが、本実施例は第4実施例と同様に記憶回路
48残高情報を記憶しない場合の例である。なお、図1
8において図16と対応する部分には同一符号を付して
説明を省略する。
【0128】図18に示すように、ステップ432で料
金が演算され、ステップ536で割り勘の対象人数pが
テンキー56から入力され、ステップ538でB=C=
料金/pが演算される。
【0129】ステップ540でICカード62が装着さ
れていると、ステップ542で装着されたICカード6
2の残高情報が読み取られ、ステップ544で(装着さ
れたICカード62の残高−C)が負となるか否かが判
断される。
【0130】負であると判断されたときは、ステップ5
46でC=(C−ステップ542で読み取ったICカー
ドの残高)が演算され、ステップ548においてステッ
プ542で読み取ったICカード62に残高0が書き込
まれ、ステップ550でディスプレイ54に別のICカ
ード62を装着すべき指示を表示して、ステップ540
へ移行する。これにより割り勘対象者が所有するICカ
ードの残高が足りない場合でも、別のICカードを装着
することにより足りない分をその別のICカードから差
し引くことを可能としている。
【0131】負でないと判断されたときには、ステップ
552においてステップ542で読み取ったICカード
に(残高−C)の残高情報が書き込まれて、ステップ5
54でp=p−1、C=Bの演算が行われ、ステップ5
56でp=0か否かの判断がなされる。p=0であれ
ば、処理ルーチンは終了し、p=0でなければ、ステッ
プ540に移行して、別の対象者のICカードが装着さ
れるまで待機する。装着されると、別の割り勘対象者の
ICカードについて上記と同じ処理ルーチンがなされ
る。
【0132】以上説明したように本実施例によれば、I
Cカードから対象人数に応じて一定額ずつ差し引かれる
ので、割り勘処理が簡単になる、という効果が得られ
る。
【0133】なお、ステップ538で端数が生じた場合
には、どのICカードでその端数を処理するかをテンキ
ー56から入力し、ステップ542におけるCを(C+
端数)とすれば、端数処理を行うことが可能となる。
【0134】また、本実施例では対象者による割り勘処
理について説明したが、同様にカード毎の割り勘処理を
行うことも可能である。
【0135】更に、本実施例では車載機側で割り勘の演
算処理等を行っているが、路上機側で行うことも可能で
ある。
【0136】次に本発明の第7実施例について説明す
る。本実施例は、ICカードリードライト装置60によ
りICカード62へ残高情報を書き込む(上述したステ
ップ442等)場合にICカード62が何らかの故障が
生じていればその故障をドライバに報知すると共に、別
のICカード62に残高情報を書き込むものである。
【0137】ステップ560でエラー検出回路61がI
Cカード62の故障を検出しない場合には、図1に示し
たステップ442により通常通り記憶回路48の残高が
ICカードリードライト装置60によりICカード62
に書き込まれる。
【0138】一方、ステップ562でエラー検出回路6
1がICカード62の故障を検出した場合には、ステッ
プ564においてディスプレイ54にその故障が表示さ
れるが、ドライバの注意を喚起するために音声を発する
ことも可能である。ステップ566で故障していない別
のICカード62がICカードリードライト装置60に
装着されるまで待機し、装着されるとステップ568で
記憶回路48に記憶された残高情報が書き込まれる。
【0139】なお、ステップ566で別の残高情報が記
録されたICカード62が装着された場合に、その別の
ICカード62の残高情報をICカードリードライト装
置60により読み取り記憶回路48に記憶し、故障した
ICカードに書き込まれるべき残高情報と別のICカー
ドの残高情報を合計し、その合計の残高情報をICカー
ドリードライト装置60により別のICカードに書き込
めるようにしてもよい。
【0140】以上説明したように本実施例によれば、I
Cカードが破損しても記憶回路に記憶されている残高情
報を読み出して当該残高のICカードの再発行がきる、
という効果を得ることができる。
【0141】なお、本実施例では車載機での処理ルーチ
ンについて説明したが、路上機でも同様の処理ルーチン
を行うことができる。
【0142】また、ICカードリードライト装置故障検
出装置を更に別に設ければ、ICカード62が故障して
いるのか又はICカードリードライト装置60が故障し
ているのかの判断も可能となり、また、書き込み時に限
らず読み込み時の故障等も検出可能となる。
【0143】上記の実施例では、残高不足のときに出口
ゲートでICカードの装着を指示する例について説明し
たが、車両乗車時にICカード装着を指示し、走行中は
ICカードの離脱ができないようにしておいてもよい。
【0144】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、記録媒体の残高情報が読取蓄積手段に蓄積される
ので、蓄積された残高情報により通信を行うことがで
き、これによって記録媒体がいかなる状態であっても残
高情報を路上機に送信して料金支払いを行うことができ
る、という効果が得られる。
【0145】請求項2の発明によれば、複数の記録媒体
の残高情報が蓄積されているので、1枚の記録媒体の残
高情報で料金を支払う場合のように残高不足のために料
金所での一旦停止が不要となると共に、残高不足を解消
するために記録媒体の残高情報を直ちに更新するという
作業も不要となる、という効果が得られる。
【0146】請求項3の発明によれば、制御手段は料金
支払後の残高情報の記録を記録媒体毎に設定可能である
ので、いわゆる割り勘処理等を行うことができる、とい
う効果が得られる。
【0147】請求項4の発明によれば、一定額以下の残
高は読取蓄積手段に蓄積されるので、記録媒体の残高を
最後まで使い切ることができると共に、読取蓄積手段に
蓄積された残高情報と残高が一定額を越える記録媒体の
残高情報とにより料金の支払が行われるので、料金支払
時に残高不足になることもなくなる、という効果が得ら
れる。
【0148】請求項5の発明によれば、蓄積手段を設け
なくても複数の記録媒体の残高情報で料金が支払えるの
で、請求項2の発明と同様に料金所での一旦停止及び記
録媒体の更新が不要となる、という効果が得られる。
【0149】請求項6の発明によれば、制御手段は残高
の少ない記録媒体から順に差し引いて料金の支払を行う
ので、記録媒体に記録された残高を使い切ることができ
る、という効果が得られる。
【0150】請求項7の発明によれば、制御手段は複数
の記録媒体から一定額ずつ差し引くので、割り勘処理を
簡単に行うことができる、という効果が得られる。
【0151】そして、請求項8の発明によれば、残高情
報出力手段により蓄積手段に蓄積された残高情報が所定
の処理により取り出され新たな記録媒体に記録されるの
で、記録媒体に何らかの故障が生じ残高情報を記録でき
ない場合であってもその残高情報が記録された新たな記
録媒体を発行することができる、という効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用可能な自動料金収受装置を示すブ
ロック図である。
【図2】図1の自動料金収受装置の入口ゲートを示す概
略斜視図である。
【図3】図1の自動料金収受装置の途中経路を示す概略
斜視図である。
【図4】図1の自動料金収受装置の出口ゲートを示す概
略斜視図である。
【図5】本実施例の車載機を示すブロック図である。
【図6】路上機の一例を示すブロック図である。
【図7】第1実施例及び第2実施例の車載機側のICカ
ード残高情報の積算処理ルーチンを示す流れ図である。
【図8】第1実施例の車載機側の処理ルーチンを示す流
れ図である。
【図9】第1実施例の路上機側の処理ルーチンを示す流
れ図である。
【図10】第2実施例の車載機側の処理ルーチンを示す
流れ図である。
【図11】第2実施例の路上機側の処理ルーチンを示す
流れ図である。
【図12】ステップ442の詳細を示す流れ図である。
【図13】第3実施例の車載機側のICカード残高情報
の積算処理ルーチンを示す流れ図である。
【図14】第3実施例の車載機側の処理ルーチンを示す
流れ図である。
【図15】第3実施例の車載機側の記憶回路の残高情報
がマイナスとなった後の処理ルーチンを示す流れ図であ
る。
【図16】第4実施例の車載機側の処理ルーチンを示す
流れ図である。
【図17】第5実施例の車載機側の処理ルーチンを示す
流れ図である。
【図18】第6実施例の車載機側の処理ルーチンを示す
流れ図である。
【図19】第7実施例の車載機側の処理ルーチンを示す
流れ図である。
【符号の説明】
30 車載機 34 検波回路(送受信手段) 44 データ信号受信回路(送受信手段) 46 信号処理回路(制御手段、検知手段) 50 送信回路(送受信手段) 48 記憶回路(読取蓄積手段、蓄積手段) 60 ICカードリードライト装置(読取蓄積手段、受
入手段、情報出力手段) 61 エラー検出回路 62 ICカード(記録媒体)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両に搭載されかつ路上に設置された路上
    機との通信により料金を自動的に支払う自動料金支払装
    置用車載機であって、 残高情報が記録された記録媒体から残高情報を読み取り
    蓄積する読取蓄積手段と、 前記読取蓄積手段に蓄積された残高情報を前記路上機に
    送信して料金の支払いを行う制御手段と、 を有する自動料金支払装置用車載機。
  2. 【請求項2】車両に搭載されかつ路上に設置された路上
    機との通信により料金を自動的に支払う自動料金支払装
    置用車載機であって、 残高情報が記録された複数の記録媒体から残高情報を読
    み取り蓄積する読取蓄積手段と、 前記路上機との通信による料金の支払いを前記読取蓄積
    手段に蓄積された残高情報により行い、料金支払後の残
    高情報を前記記録媒体に記録するように制御する制御手
    段と、 を有する自動料金支払装置用車載機。
  3. 【請求項3】前記制御手段は、料金支払後の残高情報の
    記録を記録媒体毎に設定可能である請求項2に記載の自
    動料金支払装置用車載機。
  4. 【請求項4】車両に搭載されかつ路上に設置された路上
    機との通信により料金を自動的に支払う自動料金支払装
    置用車載機であって、 残高情報が記録された記録媒体の残高が一定額以下であ
    ることを検知する検知手段と、 前記検知手段が一定額以下であることを検知したときに
    前記記録媒体から残高情報を読み取り蓄積する読取蓄積
    手段と、 前記路上機との通信による料金の支払いを前記読取蓄積
    手段に蓄積された残高情報と残高が前記一定額を越える
    記録媒体の残高情報とにより行う制御手段と、 を有する自動料金支払装置用車載機。
  5. 【請求項5】車両に搭載されかつ路上に設置された路上
    機との通信により料金を自動的に支払う自動料金支払装
    置用車載機であって、 残高情報が記録された複数の記録媒体を受け入れる受入
    手段と、 前記路上機との通信により得られた料金支払後の残高情
    報を前記受入手段により受け入れられた複数の記録媒体
    の少なくとも1つに記録するように制御する制御手段
    と、 を有する自動料金支払装置用車載機。
  6. 【請求項6】前記制御手段は、残高の少ない記録媒体か
    ら順に差し引くことにより料金支払を行う請求項5に記
    載の自動料金支払装置用車載機。
  7. 【請求項7】前記制御手段は、複数の記録媒体から一定
    額ずつ差し引くことにより料金支払を行う請求項5に記
    載の自動料金支払装置用車載機。
  8. 【請求項8】残高情報が記録された記録媒体を備えかつ
    車両に搭載された車載機と路上に設置された路上機との
    通信により残高情報に基づいて料金を自動的に収受する
    自動料金収受装置において、 前記車載機及び路上機のいずれか一方に、 通信により得られ前記記録媒体に記録されるべき料金収
    受後の残高情報を蓄積する蓄積手段と、 前記蓄積手段に蓄積された残高情報を所定の処理により
    取り出して新たな記録媒体に記録する残高情報出力手段
    と、 を設けた自動料金収受装置。
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