JPH11195151A - 有料道路の料金収受システム - Google Patents
有料道路の料金収受システムInfo
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- JPH11195151A JPH11195151A JP36669097A JP36669097A JPH11195151A JP H11195151 A JPH11195151 A JP H11195151A JP 36669097 A JP36669097 A JP 36669097A JP 36669097 A JP36669097 A JP 36669097A JP H11195151 A JPH11195151 A JP H11195151A
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- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
- Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)
- Traffic Control Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】通信エラーや料金区分変更の場合でも、現金の
持ち合わせのない利用者がETCによる通行を可能とす
る。 【解決手段】車載器2を搭載した車両1が料金所に進入
し、路側アンテナ20の通信領域22に達すると、ET
C路側無線装置19は路側アンテナ20を介して車載器
2と無線通信し、車載器2に対する課金処理を実行す
る。路側処理装置18は、上記無線通信による課金処理
に失敗した場合、車両1に対し、ブース13の前で停止
するように路側表示器11に指示を表示する。収受員
は、利用者からICカードを受け取ってICカード処理
器16に挿入し、料金処理機14を操作して課金処理を
実行する。利用者は課金処理を終了した後、ICカード
を車載器2に挿入して、車両1を発進させる。上記IC
カードを車載器2に挿入すると、ICカードに記録され
ている課金情報等が車載器2に読み込まれる。
持ち合わせのない利用者がETCによる通行を可能とす
る。 【解決手段】車載器2を搭載した車両1が料金所に進入
し、路側アンテナ20の通信領域22に達すると、ET
C路側無線装置19は路側アンテナ20を介して車載器
2と無線通信し、車載器2に対する課金処理を実行す
る。路側処理装置18は、上記無線通信による課金処理
に失敗した場合、車両1に対し、ブース13の前で停止
するように路側表示器11に指示を表示する。収受員
は、利用者からICカードを受け取ってICカード処理
器16に挿入し、料金処理機14を操作して課金処理を
実行する。利用者は課金処理を終了した後、ICカード
を車載器2に挿入して、車両1を発進させる。上記IC
カードを車載器2に挿入すると、ICカードに記録され
ている課金情報等が車載器2に読み込まれる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載した車
載器と同車載器に挿入して使用される支払い機能を持つ
ICカードとにより、有料道路における料金収受を行な
う料金収受システムに関する。
載器と同車載器に挿入して使用される支払い機能を持つ
ICカードとにより、有料道路における料金収受を行な
う料金収受システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、有料道路の自動料金収受システム
として、車両に無線通信機能を備えた車載器を搭載し、
車両が料金所を通過する際、上記車載器と料金所に設置
されている地上側設備との間で無線通信を行なうことに
より、通行料金の自動収受処理を行ない、車両がノンス
トップで料金所を通過できるようにしたETCシステム
(Electronic Toll Collection:ノンストップ自動料金
収受システム)が開発されている。
として、車両に無線通信機能を備えた車載器を搭載し、
車両が料金所を通過する際、上記車載器と料金所に設置
されている地上側設備との間で無線通信を行なうことに
より、通行料金の自動収受処理を行ない、車両がノンス
トップで料金所を通過できるようにしたETCシステム
(Electronic Toll Collection:ノンストップ自動料金
収受システム)が開発されている。
【0003】図3は、ETCシステムと、非ETCシス
テム、すなわち従来の磁気カード等を用いた料金収受シ
ステムとが混在している場合の出口料金所部分の構成例
を示したものである。
テム、すなわち従来の磁気カード等を用いた料金収受シ
ステムとが混在している場合の出口料金所部分の構成例
を示したものである。
【0004】図3において、1は車両で、ETCシステ
ムを利用する場合には、無線機能を有する車載器2を搭
載している。この車載器2には、車種情報と共に利用料
金の支払いに関する情報が記録されている。一方、料金
所には、車両1が進入する道路3の両側に車種判別装置
4が設置される。この車種判別装置4は、例えば光セン
サを用いた車両検出部5、車高検知部6、車長検知部
7、車両1のナンバープレート部分を撮像する撮像機
8、及び撮像時に照明するためのストロボ電源部9から
なっている。
ムを利用する場合には、無線機能を有する車載器2を搭
載している。この車載器2には、車種情報と共に利用料
金の支払いに関する情報が記録されている。一方、料金
所には、車両1が進入する道路3の両側に車種判別装置
4が設置される。この車種判別装置4は、例えば光セン
サを用いた車両検出部5、車高検知部6、車長検知部
7、車両1のナンバープレート部分を撮像する撮像機
8、及び撮像時に照明するためのストロボ電源部9から
なっている。
【0005】また、料金所には、車種判別装置4の次
に、上記車両1に対する指示等を表示する路側表示器1
1、及び進入灯を制御するための車両検知器12が設け
られると共に、ブース13が設けられる。このブース1
3は、車両1の進入側から見て道路3の右側に設置さ
れ、その内部に収受員が操作する料金処理機14、プリ
ペイドカード処理器15が設けられる。
に、上記車両1に対する指示等を表示する路側表示器1
1、及び進入灯を制御するための車両検知器12が設け
られると共に、ブース13が設けられる。このブース1
3は、車両1の進入側から見て道路3の右側に設置さ
れ、その内部に収受員が操作する料金処理機14、プリ
ペイドカード処理器15が設けられる。
【0006】更に、料金所の発進側には、不正通行車両
撮影装置17が設けられると共に、無線通信により料金
収受を行なう路側システム、すなわち、路側処理装置1
8、ETC路側無線装置19が設けられ、このETC路
側無線装置19に第1の路側アンテナ20及び第2の路
側アンテナ21が接続される。この路側アンテナ20,
21は、料金所の上方部位に設けられ、第1の路側アン
テナ20は車種判別装置4の近傍が通信領域22となる
ように、また、第2の路側アンテナ21はブース13の
近傍が通信領域23となるように位置、設置角度等が設
定される。
撮影装置17が設けられると共に、無線通信により料金
収受を行なう路側システム、すなわち、路側処理装置1
8、ETC路側無線装置19が設けられ、このETC路
側無線装置19に第1の路側アンテナ20及び第2の路
側アンテナ21が接続される。この路側アンテナ20,
21は、料金所の上方部位に設けられ、第1の路側アン
テナ20は車種判別装置4の近傍が通信領域22となる
ように、また、第2の路側アンテナ21はブース13の
近傍が通信領域23となるように位置、設置角度等が設
定される。
【0007】上記の構成において、ETC車両、すなわ
ち車載器2を搭載した車両1が料金所に進入し、第1の
路側アンテナ20の通信領域22に達すると、ETC路
側無線装置19は第1の路側アンテナ20を介して車載
器2と無線通信し、車載器2に記録されている車種情
報、経路情報、支払い情報等を読み取って路側処理装置
18に出力する。この路側処理装置18は、ETC路側
無線装置19から入力された車種情報、経路情報及び車
種判別装置4で判別された車種情報に基づいて通行料金
を計算し、ETC路側無線装置19及び第1の路側アン
テナ20を介して車載器2に対する課金処理を実行す
る。この課金処理は、車両1が通信領域22を走行して
いる間に行なわれる。
ち車載器2を搭載した車両1が料金所に進入し、第1の
路側アンテナ20の通信領域22に達すると、ETC路
側無線装置19は第1の路側アンテナ20を介して車載
器2と無線通信し、車載器2に記録されている車種情
報、経路情報、支払い情報等を読み取って路側処理装置
18に出力する。この路側処理装置18は、ETC路側
無線装置19から入力された車種情報、経路情報及び車
種判別装置4で判別された車種情報に基づいて通行料金
を計算し、ETC路側無線装置19及び第1の路側アン
テナ20を介して車載器2に対する課金処理を実行す
る。この課金処理は、車両1が通信領域22を走行して
いる間に行なわれる。
【0008】上記第1の路側アンテナ20による課金処
理が失敗した場合は、車両1が通信領域22から通信領
域23に入った際に、ETC路側無線装置19が第2の
路側アンテナ21を介して車載器2と無線通信し、上記
の課金処理を再度実行する。上記のように車載器2を搭
載した車両1は、料金所を通過する際、車載器2と地上
側設備との無線通信により、通行料金の収受処理を自動
的に行なうことができ、ノンストップで料金所を通過す
ることができる。
理が失敗した場合は、車両1が通信領域22から通信領
域23に入った際に、ETC路側無線装置19が第2の
路側アンテナ21を介して車載器2と無線通信し、上記
の課金処理を再度実行する。上記のように車載器2を搭
載した車両1は、料金所を通過する際、車載器2と地上
側設備との無線通信により、通行料金の収受処理を自動
的に行なうことができ、ノンストップで料金所を通過す
ることができる。
【0009】一方、車載器2を搭載していない車両1が
料金所に進入した場合は、車種判別装置4が車両1の車
種を判別し、その判別結果を収受員用のブース13内の
料金処理機14に送出する。そして、上記車種判別装置
4を通過した車両(利用者)1は、収受員用のブース1
3の前で一時停止し、通行券を収受員に渡す。収受員
は、通行券を料金処理機14に挿入する。これにより料
金処理機14が上記判別された車種と通行券に記録され
た入口情報等に基づいて通行料金を計算し、表示部に表
示する。収受員は、表示された金額に基づいて、現金あ
るいはプリペイドカード等による料金収受を行なう。
料金所に進入した場合は、車種判別装置4が車両1の車
種を判別し、その判別結果を収受員用のブース13内の
料金処理機14に送出する。そして、上記車種判別装置
4を通過した車両(利用者)1は、収受員用のブース1
3の前で一時停止し、通行券を収受員に渡す。収受員
は、通行券を料金処理機14に挿入する。これにより料
金処理機14が上記判別された車種と通行券に記録され
た入口情報等に基づいて通行料金を計算し、表示部に表
示する。収受員は、表示された金額に基づいて、現金あ
るいはプリペイドカード等による料金収受を行なう。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のように第1の路
側アンテナ20及び第2の路側アンテナ21を備えた料
金所では、第1の路側アンテナ20による課金処理を失
敗した場合でも、第2の路側アンテナ21を利用して課
金処理を行なうことができる。
側アンテナ20及び第2の路側アンテナ21を備えた料
金所では、第1の路側アンテナ20による課金処理を失
敗した場合でも、第2の路側アンテナ21を利用して課
金処理を行なうことができる。
【0011】しかし、上記第1の路側アンテナ20及び
第2の路側アンテナ21を設置するには、広い領域を必
要とし、システムも大型化するので、料金所が狭い場合
の理由で第1の路側アンテナ20しか設置できない場合
がある。このように第2の路側アンテナ21を省略した
1アンテナ方式では、第1の路側アンテナ20による課
金処理を失敗すると、ブース13で通常処理(現金等)
で利用料金を支払うしかない。このため利用者が現金を
持ち合わせていない場合には、料金の支払いができない
という問題が発生する。
第2の路側アンテナ21を設置するには、広い領域を必
要とし、システムも大型化するので、料金所が狭い場合
の理由で第1の路側アンテナ20しか設置できない場合
がある。このように第2の路側アンテナ21を省略した
1アンテナ方式では、第1の路側アンテナ20による課
金処理を失敗すると、ブース13で通常処理(現金等)
で利用料金を支払うしかない。このため利用者が現金を
持ち合わせていない場合には、料金の支払いができない
という問題が発生する。
【0012】また、トレーラヘッド等においては、単体
時とトレーラけん引時で料金区分が異なるため、車載器
2に規定されている料金区分とは別の料金区分で課金す
る場合がある。このような料金区分変更時には、路側シ
ステムと車載器2の情報に差異が生じないように変更し
た課金情報を車載器に書き込む必要がある。
時とトレーラけん引時で料金区分が異なるため、車載器
2に規定されている料金区分とは別の料金区分で課金す
る場合がある。このような料金区分変更時には、路側シ
ステムと車載器2の情報に差異が生じないように変更し
た課金情報を車載器に書き込む必要がある。
【0013】本発明は上記の課題を解決するためになさ
れたもので、通信エラーや料金区分変更の場合でも、現
金の持ち合わせのない利用者がETCによる通行を可能
とする有料道路の料金収受システムを提供することを目
的とする。
れたもので、通信エラーや料金区分変更の場合でも、現
金の持ち合わせのない利用者がETCによる通行を可能
とする有料道路の料金収受システムを提供することを目
的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、無線通信機能
を持ち車両に搭載された車載器と同車載器に挿入して使
用可能な支払い機能及び通行券機能を持つICカードを
使用した料金収受システムにおいて、料金所に設けら
れ、該料金所に進入した車両に搭載された車載器と無線
通信を行なって課金処理を行なう1アンテナ方式による
路側システムと、前記路側システムと車載器との通信に
よる課金処理が正常に終了しなかった場合に、前記路側
システムから前記車両側にICカードによる料金収受を
指示する手段と、前記料金所に設けられ、前記ICカー
ドによる料金収受指示に従って前記車載器から取り出さ
れたICカードの記録情報を直接読み取って課金処理を
行なうICカード処理器とを具備したことを特徴とす
る。
を持ち車両に搭載された車載器と同車載器に挿入して使
用可能な支払い機能及び通行券機能を持つICカードを
使用した料金収受システムにおいて、料金所に設けら
れ、該料金所に進入した車両に搭載された車載器と無線
通信を行なって課金処理を行なう1アンテナ方式による
路側システムと、前記路側システムと車載器との通信に
よる課金処理が正常に終了しなかった場合に、前記路側
システムから前記車両側にICカードによる料金収受を
指示する手段と、前記料金所に設けられ、前記ICカー
ドによる料金収受指示に従って前記車載器から取り出さ
れたICカードの記録情報を直接読み取って課金処理を
行なうICカード処理器とを具備したことを特徴とす
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態を説明する。
実施形態を説明する。
【0016】[第1実施形態]図1は、本発明に係る有
料道路の料金収受システムをETC/非ETC混在車線
に実施した場合の出口料金所部分の構成例を示したもの
である。
料道路の料金収受システムをETC/非ETC混在車線
に実施した場合の出口料金所部分の構成例を示したもの
である。
【0017】図1において、1は車両で、ETCシステ
ムを利用する場合には、無線機能を有する車載器2を搭
載している。この車載器2には、予め車種情報、金額情
報等が書き込まれており、料金所を通過する際に経路情
報、課金情報等が書き込まれるようになっている。ま
た、上記車載器2は、料金の支払い機能及び通行券機能
を持つICカードが着脱できるようになっている。この
ICカードには、金額情報等が書き込まれていると共
に、料金所を通過する際に経路情報が書き込まれ、課金
処理に応じて金額情報が書き換えられる。
ムを利用する場合には、無線機能を有する車載器2を搭
載している。この車載器2には、予め車種情報、金額情
報等が書き込まれており、料金所を通過する際に経路情
報、課金情報等が書き込まれるようになっている。ま
た、上記車載器2は、料金の支払い機能及び通行券機能
を持つICカードが着脱できるようになっている。この
ICカードには、金額情報等が書き込まれていると共
に、料金所を通過する際に経路情報が書き込まれ、課金
処理に応じて金額情報が書き換えられる。
【0018】一方、料金所には、車両1が進入する道路
3の両側に車種判別装置4が設置される。この車種判別
装置4は、例えば光センサを用いた車両検出部5、車高
検知部6、車長検知部7、車両1のナンバープレート部
分を撮像する撮像機8、及び撮像時に照明するためのス
トロボ電源部9からなっている。
3の両側に車種判別装置4が設置される。この車種判別
装置4は、例えば光センサを用いた車両検出部5、車高
検知部6、車長検知部7、車両1のナンバープレート部
分を撮像する撮像機8、及び撮像時に照明するためのス
トロボ電源部9からなっている。
【0019】また、料金所には、車種判別装置4の次
に、上記車両1に対する指示等を表示する路側表示器1
1、及び進入灯を制御するための車両検知器12が設け
られると共に、ブース13が設けられる。このブース1
3は、車両1の進入側から見て道路3の右側に設置さ
れ、その内部に収受員が操作する料金処理機14、プリ
ペイドカード処理器15及びICカード処理器16が設
けられる。
に、上記車両1に対する指示等を表示する路側表示器1
1、及び進入灯を制御するための車両検知器12が設け
られると共に、ブース13が設けられる。このブース1
3は、車両1の進入側から見て道路3の右側に設置さ
れ、その内部に収受員が操作する料金処理機14、プリ
ペイドカード処理器15及びICカード処理器16が設
けられる。
【0020】更に、料金所の発進側には、不正通行車両
撮影装置17が設けられると共に、無線通信により料金
収受を行なう路側システム、すなわち、路側処理装置1
8、ETC路側無線装置19が設けられ、このETC路
側無線装置19に路側アンテナ20が接続される。この
路側アンテナ20は、料金所の上方部位に設けられ、車
種判別装置4の近傍が車両1との通信領域22となるよ
うに位置、設置角度等が設定される。
撮影装置17が設けられると共に、無線通信により料金
収受を行なう路側システム、すなわち、路側処理装置1
8、ETC路側無線装置19が設けられ、このETC路
側無線装置19に路側アンテナ20が接続される。この
路側アンテナ20は、料金所の上方部位に設けられ、車
種判別装置4の近傍が車両1との通信領域22となるよ
うに位置、設置角度等が設定される。
【0021】上記の構成において、車載器2を搭載した
車両1が入口料金所に進入し、通信領域22に達する
と、ETC路側無線装置19は路側アンテナ20を介し
て車載器2と無線通信し、入口情報を車載器2に送信す
る。車載器2は、受信した入口情報を内部メモリに記録
すると共に、ICカードに経路情報として記録する。な
お、入口料金所では、通常、図1に示したブース13に
代わって通行券自動発行機等が設けられており、車載器
2が搭載されていない車両1が入口料金所に進入した場
合、通行券自動発行機により通行券が自動発行される。
車両1が入口料金所に進入し、通信領域22に達する
と、ETC路側無線装置19は路側アンテナ20を介し
て車載器2と無線通信し、入口情報を車載器2に送信す
る。車載器2は、受信した入口情報を内部メモリに記録
すると共に、ICカードに経路情報として記録する。な
お、入口料金所では、通常、図1に示したブース13に
代わって通行券自動発行機等が設けられており、車載器
2が搭載されていない車両1が入口料金所に進入した場
合、通行券自動発行機により通行券が自動発行される。
【0022】そして、車載器2を搭載した車両1が目的
とする出口料金所に進入した場合、車両1が路側アンテ
ナ20の通信領域22に達すると、ETC路側無線装置
19は路側アンテナ20を介して車載器2と無線通信
し、車載器2に記録されている車種情報、経路情報、支
払い情報等を読み取って路側処理装置18に出力する。
この路側処理装置18は、ETC路側無線装置19から
入力された車種情報、経路情報、車種判別装置4で判別
された車種情報等に基づいて通行料金を計算し、ETC
路側無線装置19及び第1の路側アンテナ20を介して
車載器2に対する課金処理を実行し、ICカードに記録
されている金額情報を書き換える等の処理を行なう。
とする出口料金所に進入した場合、車両1が路側アンテ
ナ20の通信領域22に達すると、ETC路側無線装置
19は路側アンテナ20を介して車載器2と無線通信
し、車載器2に記録されている車種情報、経路情報、支
払い情報等を読み取って路側処理装置18に出力する。
この路側処理装置18は、ETC路側無線装置19から
入力された車種情報、経路情報、車種判別装置4で判別
された車種情報等に基づいて通行料金を計算し、ETC
路側無線装置19及び第1の路側アンテナ20を介して
車載器2に対する課金処理を実行し、ICカードに記録
されている金額情報を書き換える等の処理を行なう。
【0023】上記路側処理装置18は、上記無線通信に
よる課金処理が正常に終了しなかった場合、その車両1
に対し、ICカードによる料金収受を指示、例えばブー
ス13の前で停止するように路側表示器11に指示を表
示する。利用者は、この指示に従って車両1をブース1
3の前で一旦停止し、車載器2からICカードを抜いて
収受員に渡す。収受員は、受け取ったICカードをIC
カード処理器16に挿入し、料金処理機14を操作して
課金処理を実行する。この場合、料金処理機14は、I
Cカード処理器16がICカードから読み取った経路情
報、支払い情報、及び車種判別装置4で判別した車種情
報等に基づいて利用料金を算出し、課金情報及び経路情
報等をICカードに書き込む。なお、車種情報は、収受
員が目視により車両1の車種を判別して料金処理機14
に入力してもよい。
よる課金処理が正常に終了しなかった場合、その車両1
に対し、ICカードによる料金収受を指示、例えばブー
ス13の前で停止するように路側表示器11に指示を表
示する。利用者は、この指示に従って車両1をブース1
3の前で一旦停止し、車載器2からICカードを抜いて
収受員に渡す。収受員は、受け取ったICカードをIC
カード処理器16に挿入し、料金処理機14を操作して
課金処理を実行する。この場合、料金処理機14は、I
Cカード処理器16がICカードから読み取った経路情
報、支払い情報、及び車種判別装置4で判別した車種情
報等に基づいて利用料金を算出し、課金情報及び経路情
報等をICカードに書き込む。なお、車種情報は、収受
員が目視により車両1の車種を判別して料金処理機14
に入力してもよい。
【0024】収受員は、上記の課金処理を行なった後、
ICカードを利用者に返し、利用者はICカードを車載
器2に挿入して、車両1を発進させる。上記ICカード
を車載器2に挿入すると、ICカードに記録されている
経路情報、支払い情報等が車載器2に読み込まれる。こ
れにより、その後のETCシステムによる走行を支障な
く行なうことができる。
ICカードを利用者に返し、利用者はICカードを車載
器2に挿入して、車両1を発進させる。上記ICカード
を車載器2に挿入すると、ICカードに記録されている
経路情報、支払い情報等が車載器2に読み込まれる。こ
れにより、その後のETCシステムによる走行を支障な
く行なうことができる。
【0025】また、出口料金所に進入した車両が、例え
ばトレーラヘッド等の料金区分を変更する車両の場合
は、収受員の判断で、その車両に対し、ブース13の前
で停止するように路側表示器11に指示を表示する。そ
して、収受員は、ブース13の前で停止した車両からI
Cカードを受け取ってICカード処理器16に挿入し、
料金処理機14を操作して課金処理を処理を行なった
後、ICカードを利用者に返し、利用者はICカードを
車載器2に挿入して、車両1を発進させる。上記ICカ
ードを車載器2に挿入すると、ICカードに記録されて
いる経路情報、料金区分情報を含む課金情報等が車載器
2に読み込まれるので、路側システムと車載器2の記録
情報を一致させることができる。
ばトレーラヘッド等の料金区分を変更する車両の場合
は、収受員の判断で、その車両に対し、ブース13の前
で停止するように路側表示器11に指示を表示する。そ
して、収受員は、ブース13の前で停止した車両からI
Cカードを受け取ってICカード処理器16に挿入し、
料金処理機14を操作して課金処理を処理を行なった
後、ICカードを利用者に返し、利用者はICカードを
車載器2に挿入して、車両1を発進させる。上記ICカ
ードを車載器2に挿入すると、ICカードに記録されて
いる経路情報、料金区分情報を含む課金情報等が車載器
2に読み込まれるので、路側システムと車載器2の記録
情報を一致させることができる。
【0026】また、出口料金所に進入した車両が非ET
C車両である場合は、収受員は、その車両に対し、ブー
ス13の前で停止するように路側表示器11に指示を表
示する。そして、収受員は、停止した車両に対し、料金
処理機14を操作して、現金あるいはプリペイドカード
等による収受処理を行なう。
C車両である場合は、収受員は、その車両に対し、ブー
ス13の前で停止するように路側表示器11に指示を表
示する。そして、収受員は、停止した車両に対し、料金
処理機14を操作して、現金あるいはプリペイドカード
等による収受処理を行なう。
【0027】なお、不正通行した車両に対しては、不正
通行車両撮影装置17により車両が撮影され、その利用
者に対して、後日、費用請求がなされる。
通行車両撮影装置17により車両が撮影され、その利用
者に対して、後日、費用請求がなされる。
【0028】上記のように1アンテナ方式の有料道路の
料金収受システムにおいて、各車線にICカード処理器
16を設置することで、通信エラーや料金区分変更の場
合でも、現金の持ち合わせのない利用者がETCによる
通行が可能となる。
料金収受システムにおいて、各車線にICカード処理器
16を設置することで、通信エラーや料金区分変更の場
合でも、現金の持ち合わせのない利用者がETCによる
通行が可能となる。
【0029】[第2実施形態]図2は、本発明に係る有
料道路の料金収受システムをETC専用車線に実施した
場合の例を示す構成図である。
料道路の料金収受システムをETC専用車線に実施した
場合の例を示す構成図である。
【0030】このETC専用車線では、収受員が操作す
るICカード処理器16に代えて、利用者が自分でIC
カードを挿入するICカード処理器31を設けている。
このICカード処理器31は、通行する車種に合わせて
複数例えば3つのカード挿入口を設けている。更に、上
記ICカード処理器31の設置位置より発進側に発進制
御機32及び車両検知装置33を設けている。上記発進
制御機32は、路側処理装置18からの指示に従って動
作する。また、車両検知装置33は、料金収受中の車両
の有無を検出して進入灯の切換制御等を行なう。
るICカード処理器16に代えて、利用者が自分でIC
カードを挿入するICカード処理器31を設けている。
このICカード処理器31は、通行する車種に合わせて
複数例えば3つのカード挿入口を設けている。更に、上
記ICカード処理器31の設置位置より発進側に発進制
御機32及び車両検知装置33を設けている。上記発進
制御機32は、路側処理装置18からの指示に従って動
作する。また、車両検知装置33は、料金収受中の車両
の有無を検出して進入灯の切換制御等を行なう。
【0031】上記の構成において、車載器2を搭載した
車両1が料金所に進入し、路側アンテナ20の通信領域
22に達すると、ETC路側無線装置19は路側アンテ
ナ20を介して車載器2と無線通信し、前記したように
路側処理装置18により課金処理を実行する。
車両1が料金所に進入し、路側アンテナ20の通信領域
22に達すると、ETC路側無線装置19は路側アンテ
ナ20を介して車載器2と無線通信し、前記したように
路側処理装置18により課金処理を実行する。
【0032】上記路側処理装置18は、上記無線通信に
よる課金処理が正常に終了しなかった場合、発進制御機
32を閉じると共に、その車両1に対し、ブース13の
前で停止するように路側表示器11に指示を表示する。
利用者は、この指示に従って車両1をブース13の前で
一旦停止させ、車載器2からICカードを抜いてICカ
ード処理器31の任意の挿入口から挿入する。ICカー
ド処理器31は、ICカードから車種情報、経路情報、
支払い情報を読み取ると共に、車種判別装置4で判別し
た車種情報等に基づいて利用料金を算出し、課金情報及
び経路情報等をICカードに書き込んだ後、ICカード
を返却する。
よる課金処理が正常に終了しなかった場合、発進制御機
32を閉じると共に、その車両1に対し、ブース13の
前で停止するように路側表示器11に指示を表示する。
利用者は、この指示に従って車両1をブース13の前で
一旦停止させ、車載器2からICカードを抜いてICカ
ード処理器31の任意の挿入口から挿入する。ICカー
ド処理器31は、ICカードから車種情報、経路情報、
支払い情報を読み取ると共に、車種判別装置4で判別し
た車種情報等に基づいて利用料金を算出し、課金情報及
び経路情報等をICカードに書き込んだ後、ICカード
を返却する。
【0033】路側処理装置18は、上記の課金処理が正
常に終了すると、発進制御機32を開いて車両1の発進
を許可する。利用者は、ICカード処理器31から排出
されたICカードを受け取り、車載器2に挿入した後、
車両1を発進させる。上記ICカードを車載器2に挿入
すると、ICカードに記録されている経路情報、支払い
情報等が車載器2に読み込まれる。これにより、その後
のETCシステムによる走行を支障なく行なうことがで
きる。
常に終了すると、発進制御機32を開いて車両1の発進
を許可する。利用者は、ICカード処理器31から排出
されたICカードを受け取り、車載器2に挿入した後、
車両1を発進させる。上記ICカードを車載器2に挿入
すると、ICカードに記録されている経路情報、支払い
情報等が車載器2に読み込まれる。これにより、その後
のETCシステムによる走行を支障なく行なうことがで
きる。
【0034】上記のようにETC専用車線においても、
各車線にICカード処理器31を設置することで、通信
エラーが発生した場合、あるいは料金区分を変更する場
合であってもICカードによる通行が可能となる。
各車線にICカード処理器31を設置することで、通信
エラーが発生した場合、あるいは料金区分を変更する場
合であってもICカードによる通行が可能となる。
【0035】なお、上記各実施形態では、出口料金所に
おける処理について示したが、有料道路の途中に設けら
れるチェックバリア料金所(単一区間では入口料金所)
においても、上記実施形態と同様にして実施し得るもの
である。
おける処理について示したが、有料道路の途中に設けら
れるチェックバリア料金所(単一区間では入口料金所)
においても、上記実施形態と同様にして実施し得るもの
である。
【0036】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、無
線通信機能を持ち車両に搭載された車載器と同車載器に
挿入して使用可能な支払い機能及び通行券機能を持つI
Cカードを使用した1アンテナ方式による有料道路の料
金収受システムにおいて、各車線にICカード処理器を
設置すると共に、ICカードに通行券機能を持たせてい
るので、通信エラーや料金区分変更の場合でも、現金の
持ち合わせのない利用者がETCによる通行が可能とな
り、ETCの利用範囲を拡大することができる。
線通信機能を持ち車両に搭載された車載器と同車載器に
挿入して使用可能な支払い機能及び通行券機能を持つI
Cカードを使用した1アンテナ方式による有料道路の料
金収受システムにおいて、各車線にICカード処理器を
設置すると共に、ICカードに通行券機能を持たせてい
るので、通信エラーや料金区分変更の場合でも、現金の
持ち合わせのない利用者がETCによる通行が可能とな
り、ETCの利用範囲を拡大することができる。
【図1】本発明の第1実施形態に係る料金収受システム
をETC/非ETC混在車線に実施した場合の例を示す
構成図。
をETC/非ETC混在車線に実施した場合の例を示す
構成図。
【図2】本発明の第2実施形態に係る有料道路の料金収
受システムETC専用車線に実施した場合の例を示す構
成図。
受システムETC専用車線に実施した場合の例を示す構
成図。
【図3】従来の2アンテナシステムによるETC/非E
TC混在車線における料金収受システムの構成図。
TC混在車線における料金収受システムの構成図。
1 車両 2 車載器 3 道路 4 車種判別装置 5 車両検出部 6 車高検知部 7 車長検知部 8 撮像機 9 ストロボ電源部 11 路側表示器 12 車両検知器 13 ブース 14 料金処理機 15 プリペイドカード処理器 16 ICカード処理器 17 不正通行車両撮影装置 18 路側処理装置 19 ETC路側無線装置 20,21 路側アンテナ 22,23 通信領域 31 ICカード処理器 32 発進制御機 33 車両検知装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G06K 17/00 G08G 1/017 G08G 1/017 1/09 D 1/09 G06F 15/21 C
Claims (1)
- 【請求項1】 無線通信機能を持ち車両に搭載された車
載器と同車載器に挿入して使用可能な支払い機能及び通
行券機能を持つICカードを使用した有料道路の料金収
受システムにおいて、 料金所に設けられ、該料金所に進入した車両に搭載され
た車載器と無線通信を行なって課金処理を行なう1アン
テナ方式による路側システムと、 前記路側システムと車載器との通信による課金処理が正
常に終了しなかった場合に、前記路側システムから前記
車両側にICカードによる料金収受を指示する手段と、 前記料金所に設けられ、前記ICカードによる料金収受
指示に従って前記車載器から取り出されたICカードの
記録情報を直接読み取って課金処理を行なうICカード
処理器とを具備したことを特徴とする有料道路の料金収
受システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36669097A JPH11195151A (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | 有料道路の料金収受システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36669097A JPH11195151A (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | 有料道路の料金収受システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11195151A true JPH11195151A (ja) | 1999-07-21 |
Family
ID=18487414
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36669097A Pending JPH11195151A (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | 有料道路の料金収受システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11195151A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8138949B2 (en) | 2007-02-28 | 2012-03-20 | Denso Corporation | Electronic toll collection system, on-board unit, and terminal unit |
-
1997
- 1997-12-26 JP JP36669097A patent/JPH11195151A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8138949B2 (en) | 2007-02-28 | 2012-03-20 | Denso Corporation | Electronic toll collection system, on-board unit, and terminal unit |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041126 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041207 |
|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20041222 |
|
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