JPH09312622A - 送受信システム、受信機及び課金方法 - Google Patents

送受信システム、受信機及び課金方法

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JPH09312622A
JPH09312622A JP8245397A JP8245397A JPH09312622A JP H09312622 A JPH09312622 A JP H09312622A JP 8245397 A JP8245397 A JP 8245397A JP 8245397 A JP8245397 A JP 8245397A JP H09312622 A JPH09312622 A JP H09312622A
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JP
Japan
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information
reception
transmission
receiver
pay
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Pending
Application number
JP8245397A
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English (en)
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Akihiro Tsukamoto
明弘 塚本
Yoichiro Tajima
陽一郎 田島
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to US08/820,105 priority patent/US6094482A/en
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04HBROADCAST COMMUNICATION
    • H04H20/00Arrangements for broadcast or for distribution combined with broadcast
    • H04H20/65Arrangements characterised by transmission systems for broadcast
    • H04H20/76Wired systems
    • H04H20/77Wired systems using carrier waves
    • H04H20/81Wired systems using carrier waves combined with telephone network over which the broadcast is continuously available
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 FM文字多重放送等に用いて好適な課金方法
を提供する。 【解決手段】 有料の情報をFM文字多重放送で放送局
1より放送する。有料情報を受信するためのICカード
3を販売する。販売代金は、放送局1又はその口座、及
び文字情報を編集するサービスセンタ6又はその口座に
振り込まれる。FMラジオ受信機2は、ICカード3が
装着されて初めて有料情報を受信する際に、ICカード
3に有効期限を示す期限情報を書き込む。以後、FMラ
ジオ受信機2は、有料情報を受信する際に、ICカード
3が装着されているか否かを判別し、装着されていると
判断された場合には、現在日時が期限情報が示す有効期
限内か否かを判別する。ICカード3が装着されてお
り、且つ現在日時が有効期限内であると判断された場合
は、有料情報の受信を可能とする。有効期限をすぎる
と、そのICカード3での有料文字情報の受信はできな
くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、文字多重放送を
利用したコミュニケーションサービス等に好適な送受信
システム、受信機及び課金方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、FMラジオ放送の電波に文字情報
を多重して放送するFM文字多重放送が実用化されてい
る。
【0003】この種のサービスは、基本的には、放送局
から視聴者へ一方的に情報を送信するサービスである。
しかし、例えば、受信機に通信機能を付加し、受信機で
受信した情報に対する返信情報を放送局等に送信するこ
とにより、双方向の情報交換が可能となる。また、各受
信機に固有のID番号を付与し、送信情報に送信先のI
D番号を含ませることにより、放送を利用して、特定個
人又はグループへの情報の送信が可能となる。即ち、ペ
ージングサービスも可能となる。さらに、双方向通信技
術と個別送信技術を組み合わせれば、受信者相互の情報
交換も可能となり、パソコン通信のようにフォーラム等
を形成することも可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した各種サービス
の一部は、有料化することが考えられる。上記のような
新規の放送サービスを実現するために、問題となるのは
有料サービスの課金方法である。
【0005】課金方法として、例えば、CATVやテレ
ビジョンの衛星放送のようにサービスの運用者と利用者
とが契約し、契約に基づいて、運用者が利用者からサー
ビス料を徴収する方法が考えられる。しかし、この方法
は、利用者にとっては契約の手続きが面倒であり、サー
ビスを普及する上で好ましくない。また、契約後も、料
金の滞納が生じ易い。また、運用者にとっては、滞納者
等からの料金の徴収が困難である等、契約者の管理が困
難である。一方、有料サービスを不正に簡単に利用する
ことができるようでは、サービスの運営が困難になる。
【0006】さらに、有料の情報提供サービスの提供を
受けるユーザの範囲を広くするためには、提供される番
組の種類を増やさなければならない。しかし、FM文字
多重放送の伝送容量は大きくない。このため、送信でき
る番組の数が限られてしまうという問題がある。この種
の問題は、FM文字多重放送に限らず、有料情報を送・
受信する種々のシステムにおいて発生する。
【0007】この発明は、上記実状に鑑みてなされたも
ので、有料サービスの普及を阻害することなく、確実に
料金を徴収可能な送受信システム、受信機及び課金方法
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の観点にかかる送受信システムは、有
料情報を送信する送信手段と、対価の支払いに応じて、
前記有料情報を受信するための課金情報が記録される記
憶素子を販売する課金手段と、前記課金手段により販売
された前記記憶素子が着脱可能に装着される装着部と、
前記装着部に装着された前記記憶素子に記憶された課金
情報に従って、前記送信手段から送信された前記有料情
報の受信が出来るか否かを判別する判別手段と、前記判
別手段が受信出来ると判断した時に、前記有料情報を受
信して再生する手段と、をそれぞれ備える受信機とから
構成され、前記送信手段は、送信の内容を編集して出力
するサービスセンタと、前記サービスセンタから送信さ
れて来た内容を送信する送信局と、を備え、前記課金手
段は、前記対価の一部を前記サービスセンタ又はその口
座に送金する手段と、前記対価の他の一部を前記送信局
又はその口座に送金する手段を備える、ことを特徴とす
る。
【0009】この構成によれば、利用者は登録等の複雑
な手続きを必要とせず、販売されている記憶素子を購入
して受信機に装着するだけで有料情報を受信することが
できる。また、放送サービスの提供者は、契約者の管理
等の複雑な処理を行う必要がない。
【0010】課金情報は、例えば、有料情報の受信を許
可する期間を示す期間情報、送信時に有料情報にかけら
れているスクランブルを解除するための情報、等からな
る。
【0011】また、本発明の第2の観点にかかる送受信
システムは、受信情報発行機関が発行する所定の受信情
報を購入し、購入した受信情報が登録されることにより
特定の情報を受信することが可能となる受信機を用いた
送受信システムであって、該送受信システムは、前記受
信情報の購入に対する対価の支払いを前記受信情報発行
機関に通知する手段を備え、前記受信情報発行機関は、
前記通知に応答して、前記受信情報の購入者に対して所
定の受信情報を通知し、前記受信機は、前記受信情報発
行機関より通知された受信情報を前記受信機にセットす
るセット手段と、前記セット手段によりセットされた受
信情報に基づいて前記特定の情報の受信の可否を判別す
る手段とを含む、ことを特徴とする。
【0012】この構成によれば、利用者は複雑な手続き
を必要とせず、受信情報の対価を支払ったこと、支払う
意思があること、等を受信情報発行機関に通知し、受信
情報発行機関から通知された受信情報を受信機にセット
(入力)するだけで有料情報を受信することができる。
また、放送サービスの提供者は、契約者の管理等の複雑
な処理を行う必要がない。
【0013】例えば、前記送受信システムは、送信情報
に識別情報を付す手段を備え、前記受信機は、前記セッ
ト手段によりセットされた受信情報を識別情報に変換す
る変換手段と、前記変換手段により変換された識別情報
と受信した識別情報とを比較し、実質的に一致する時
に、前記送信情報の受信を可能とする手段とを備える。
この場合、例えば、各前記受信機の変換手段は、変換ル
ールを記憶し、この変換ルールに従って、前記受信情報
を識別情報に変換し、前記受信情報発行機関は、前記受
信機毎に変換ルールを記憶し、該変換ルールに従って前
記識別情報が生成されるような受信情報を生成して利用
者に通知する手段を備えることが望ましい。
【0014】また、例えば、前記送受信システムは、情
報をスクランブルして送信する手段を備え、前記受信機
は、前記セット手段によりセットされた受信情報を前記
スクランブルを解くための解除情報に変換する変換手段
と、前記変換手段により変換された解除情報を用いて、
受信した情報のスクランブルを解除する手段とを備え
る。この場合、例えば、各前記受信機の変換手段は、変
換ルールを記憶し、この変換ルールに従って、前記受信
情報を解除情報に変換し、前記受信情報発行機関は、前
記受信機毎に変換ルールを記憶し、該変換ルールに従っ
て解除情報が生成されるような受信情報を生成して利用
者に通知する手段を備えることが望ましい。
【0015】また、本発明の第3の観点にかかる送受信
システムは、有料情報を送信する送信手段と、対価の支
払いに応じて、前記有料情報を受信するための課金情報
が記録される記憶素子を販売すると共に前記対価の少な
くとも一部を前記送信手段又はその口座に送金する課金
手段と、前記課金手段により販売された前記記憶素子が
着脱可能に装着される装着部と、前記装着部に装着され
た前記記憶素子に記憶された課金情報に従って、前記送
信手段から送信された前記有料情報の受信ができるか否
かを判別する判別手段と、前記判別手段が受信できると
判断した時に、前記有料情報を受信して再生する手段
と、をそれぞれ備える受信機と、から構成され、前記送
信手段は、定型句のリストを含む所定の番組と、定型句
の組み合わせ情報と前記受信機を特定する情報とを含む
他の番組とを生成する番組生成手段と、前記他の番組を
その送信の要求に応じて送信し、他の時間帯よりも番組
の送信頻度が低い所定の時間帯に前記定型句のリストを
含む所定の番組を送信する手段と、を備え、前記受信機
は、前記所定の番組を受信した時に、前記定型句のリス
トを記憶する記憶手段と、前記定型句の組み合わせから
なるメッセージを含む他の番組を受信したときに、前記
受信機を特定する情報が自己を特定しているか否かを判
別し、自己を特定していると判別した時に、前記記憶手
段に記憶された定型句のリストを参照して前記定型句の
組み合わせ情報からメッセージを再生して表示する手段
と、を備えている。
【0016】この構成によれば、利用者は登録等の複雑
な手続きを必要とせず、販売されている記憶素子を購入
して受信機に装着するだけで有料情報を受信することが
できる。また、放送サービスの提供者は、契約者の管理
等の複雑な処理を行う必要がない。また、深夜等の番組
の放送頻度が低下する時間に定型句のリストを送信し、
送信される情報量の多い時間帯に定型句を組み合わせた
メッセージを送信できる。従って、送信される情報量の
多い時間帯の送信情報の量の抑制に寄与できる。
【0017】また、本発明の第4の観点にかかる送受信
システムは、有料情報を送信する送信手段と、受信情報
発行機関が発行する所定の受信情報を購入し、購入した
受信情報が登録されることにより特定の情報を受信する
ことが可能となる受信機を用いた送受信システムであっ
て、該送受信システムは、前記受信情報の購入に対する
対価の支払いを前記受信情報発行機関に通知する手段を
備え、前記受信情報発行機関は、前記通知に応答して、
前記受信情報の購入者に対して所定の受信情報を通知
し、前記受信機は、前記受信情報発行機関より通知され
た受信情報を前記受信機にセットするセット手段と、前
記セット手段によりセットされた受信情報に基づいて前
記特定の情報の受信の可否を判別する手段とを含み、前
記送信手段は、定型句のリストを含む所定の番組と、定
型句の組み合わせ情報と受信機を特定する情報とを含む
他の番組とを生成する番組生成手段と、前記他の番組を
その送信の要求に応じて送信し、他の時間帯よりも番組
の送信頻度が低い所定の時間帯に前記定型句のリストを
含む所定の番組を送信する送信手段と、を備え、前記受
信機は、前記所定の番組を受信した時に、前記定型句の
リストを記憶する記憶手段と、前記定型句の組み合わせ
からなるメッセージを含む他の番組を受信したときに、
前記受信機を特定する情報が自己を特定しているか否か
を判別し、自己を特定していると判別した時に、前記記
憶手段に記憶された定型句のリストを参照して前記定型
句の組み合わせ情報からメッセージを再生して表示する
手段と、を備えている、ことを特徴とする。
【0018】この構成によれば、利用者は複雑な手続き
を必要とせず、受信情報の対価を支払ったこと、支払う
意思があること、等を受信情報発行機関に通知し、受信
情報発行機関から通知された受信情報を受信機にセット
(入力)するだけで有料情報を受信することができる。
また、放送サービスの提供者は、契約者の管理等の複雑
な処理を行う必要がない。また、深夜等の番組の放送頻
度が低下する時間に定型句のリストを送信し、送信され
る情報量の多い時間帯に定型句を組み合わせたメッセー
ジを送信できる。従って、送信される情報量の多い時間
帯の送信情報の量の抑制に寄与できる。
【0019】また、本発明の第5の観点にかかる情報の
受信に対する課金方法は、対価の支払いに応じて、有料
情報を受信するための課金情報を記録するための記憶素
子を販売する課金ステップと、有料情報を送信する送信
ステップと、前記課金ステップで販売された記憶素子に
記憶された課金情報に従って、前記送信手段から送信さ
れた前記有料情報の受信が出来るか否かを判別し、受信
出来ると判断した時に、前記有料情報を受信して再生す
るステップと、から構成され、前記送信ステップは、送
信内容を編集する編集ステップと、前記編集ステップで
編集された内容を送信するステップと、を備え、前記課
金ステップは、前記対価の一部を前記送信内容を編集す
る編集者又はその口座に送金するステップと、前記対価
の他の一部を前記送信者又はその口座に送金するステッ
プとを備える、ことを特徴とする。
【0020】この課金方法によれば、利用者は登録等の
複雑な手続きを必要とせず、販売されている記憶素子を
購入して受信機に装着するだけで有料情報を受信するこ
とができる。また、放送サービスの提供者は、契約者の
管理等の複雑な処理を行う必要がない。
【0021】また、本発明の第6の観点にかかる情報の
受信に対する課金方法は、受信情報発行機関が発行する
所定の受信情報を購入し、購入した受信情報が登録され
ることにより特定の情報を受信することが可能となる受
信機を用いた送受信システムにおける課金方法であっ
て、該課金方法は、前記受信情報を購入する対価の支払
いを受信情報発行機関に通知するステップと、前記受信
情報発行機関は、前記通知に応答して、前記受信情報の
購入者に対して前記所定の受信情報を通知するステップ
と、前記受信情報発行機関より通知された受信情報を前
記受信機にセットするステップと、セットされた受信情
報に基づいて前記特定の情報の受信の可否を判別するス
テップとを含む、ことを特徴とする。
【0022】この構成によれば、利用者は複雑な手続き
を必要とせず、受信情報の対価を支払ったこと、支払う
意思があること、等を受信情報発行機関に通知し、受信
情報発行機関から通知された受信情報を受信機にセット
(入力)するだけで有料情報を受信することができる。
また、放送サービスの提供者は、契約者の管理等の複雑
な処理を行う必要がない。
【0023】また、本発明の第7の観点にかかる受信機
は、有料情報を送信する送信手段と対価の支払いに応じ
て前記有料情報を受信するための課金情報が記録される
記憶素子を販売する課金手段とを備え、前記送信手段
は、送信の内容を編集して出力するサービスセンタと、
前記サービスセンタから送信されて来た内容を送信する
送信局と、を備え、前記課金手段は、前記対価の一部を
前記サービスセンタ又はその口座に送金する手段と、前
記対価の他の一部を前記送信局又はその口座に送金する
手段を備える送受信システムに使用されるものであり、
前記課金手段により販売された前記記憶素子が着脱可能
に装着される装着部と、前記装着部に装着された前記記
憶素子に記憶された課金情報に従って、前記送信手段か
ら送信された前記有料情報の受信が出来るか否かを判別
する判別手段と、前記判別手段が受信出来ると判断した
時に、前記有料情報を受信して再生する手段と、をそれ
ぞれが備えることを特徴とする。
【0024】この構成によれば、利用者は複雑な手続き
を必要とせず、販売されている記憶素子を購入して受信
機に装着するだけで有料情報を受信することができる。
また、放送サービスの提供者は、契約者の管理等の複雑
な処理を行う必要がない。
【0025】さらに、本発明の第8の観点にかかる受信
機は、有料情報を送信する送信手段と、受信情報を購入
し、購入した受信情報が登録されることにより特定の情
報を受信することが可能となる受信機と、前記受信情報
の対価の支払いを受信情報発行機関に通知する手段と、
前記通知に応答して、前記受信情報の購入者に対して所
定の受信情報を発行する前記受信情報発行機関とを備え
た送受信システム用の受信機であり、前記受信情報発行
機関より通知された受信情報を前記受信機にセットする
セット手段と、前記セット手段によりセットされた受信
情報に基づいて前記特定の情報の受信の可否を判別する
手段とを含む、ことを特徴とする。
【0026】この構成によれば、利用者は複雑な手続き
を必要とせず、受信情報の対価を支払ったこと、支払う
意思があること、等を受信情報発行機関に通知し、受信
情報発行機関から通知された受信情報を受信機にセット
(入力)するだけで有料情報を受信することができる。
また、放送サービスの提供者は、契約者の管理等の複雑
な処理を行う必要がない。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。 (第1の実施の形態)まず、この発明の第1の実施の形
態にかかるFM文字多重放送の放送者と受信者との間で
メッセージデータの授受を行うシステムを説明する。
【0028】このシステムは、図1に示すように、FM
放送局1と、FMラジオ受信機2と、ICカード3と、
複数の電話機4と、電話回線網5と、サービスセンタ6
とから構成される。
【0029】図2は、FM放送局1に配置される情報送
信装置の構成を示す。この情報送信装置11は、送信部
12と多重化処理部13とを備える。送信部12は、ス
テレオ変調器14とFM変調器15と送信器16と送信
アンテナ17とを具備している。多重化処理部13は、
誤り訂正付加器18とL−MSK変調器19とを具備し
ている。
【0030】誤り訂正付加器18は、サービスセンタ6
から送られて来る文字情報(送信対象情報)に誤り訂正
符号(ECC)を付加する。L−MSK変調器19は、
L(左チャネル)とR(右チャネル)の音声信号等のオ
ーディオ信号と誤り訂正付加器18からの誤り訂正符号
が付加された文字情報を入力する。L−MSK変調器1
9は、L(左チャネル)とR(右チャネル)の音声信号
等のオーディオ信号と誤り訂正付加器18からの誤り訂
正符号が付加された文字情報を入力する。L−MSK変
調器19は、誤り訂正符号が付加された文字情報にオー
ディオ信号に基づいてL−MSK(Level controlled M
inimumShift Keying)変調処理を施して多重信号を生成
し、ステレオ変調器14に出力する。
【0031】ステレオ変調器14は、LとRのオーディ
オ信号を入力し、L+R信号と、19kHzの周波数パ
イロット信号と、L−R信号とを生成する。ステレオ変
調器14は、生成したL−R信号で38kHzのキャリ
アを搬送波抑圧振幅変調し、副チャンネル信号を生成す
る。さらに、ステレオ変調器14は、L+R信号よりな
る主チャンネル信号と、周波数パイロット信号と、副チ
ャンネル信号と、L−MSK変調器19から供給される
多重信号とを互いに加算し、これをFM変調器15に出
力する。
【0032】FM変調器15は、入力された信号で所定
の搬送波をFM変調し、送信器16に出力する。送信器
16は供給されたFM信号を電力増幅してアンテナ17
から電波として放射する。
【0033】FMラジオ受信機2は、図3に示すよう
に、ほぼ直方体状の装置本体2Aを備える。装置本体2
Aの前面には、キー入力部7と表示部8とが配置されて
いる。
【0034】キー入力部7は、図4に示すように、返信
メッセージ入力キー21、送信キー22、モードキー2
3、表示選択キー24、文字種を選択する文字種選択キ
ー25、文字キー群26、放送電波のチューニング周波
数を変更するチューニングキー27、表示モードを選択
する表示モードキー28等を備える。
【0035】表示部8は、例えば、バックライト付きの
液晶表示パネル等で構成され、受信した文字情報、操作
のガイダンス、入力されたメッセージデータ等を表示す
る。
【0036】図3に示すように、装置本体2Aの一側面
にはICカード3が挿入されて装着されるスロット9が
設けられている。
【0037】装置本体2Aの他の側面には、ステレオヘ
ッドホンジャック、音量調整ダイヤル、電源スイッチ、
受信状態を段階的に表示するインジケータ等が配置され
ている。また、装置本体2Aの背面にはスピーカが配置
されている。
【0038】図5はFMラジオ受信機2の回路構成を示
す。図示するように、FMラジオ受信機2は、FM放送
電波を受信し、対応するオーディオ信号を発生するFM
ラジオ部100と、受信したFM放送電波に多重化され
ている文字情報に各種の処理を行う文字情報受信部20
0とを有している。
【0039】FMラジオ部100は、アンテナ111
と、FMチューナ112と、FM復調器113と、ステ
レオ復調器114と、一対のアンプ115a、115b
と、一対のスピーカ116a、116bと、ステレオ復
調器114に接続されたステレオヘッドホン用ジャック
(図示せず)とを備える。
【0040】アンテナ111は、FM放送電波を受信す
る。FMチューナ112は、FM放送電波のチューニン
グを行なう。FM復調器113は、FMチューナ112
で得たFM信号を復調する。ステレオ復調器114は、
復調されたFM信号をLチャネルとRチャネルのオーデ
ィオ信号に復調する。アンプ115aと115bは、そ
れぞれ、ステレオ復調器114で復調されたLチャネル
とRチャネルの出力信号を増幅する。スピーカ116
a、116bはアンプ115a、115bで増幅された
LチャネルとRチャネルのオーディオ信号を再生する。
【0041】文字情報受信部200は、L−MSK復調
器210と、誤り訂正復号器220と、制御部230と
を有している。L−MSK復調器210は、FM復調器
113に接続され、L−MSK復調によりFM復調器1
13で復調された音声信号に重畳されている文字情報を
分離する。誤り訂正復号器220は、L−MSK復調器
210で分離された文字情報に誤り訂正処理を施す。制
御部230は、分離され、誤が訂正された文字情報に対
する各種の処理を行なう。
【0042】制御部230には、ICカード3と、キー
入力部7と、表示部8と、ROM240と、ID−RO
M250と、受信データメモリ260と、入力メッセー
ジメモリ270と、インジケータ280と、受信制御部
290と、DTMF信号発生部300と、定型句データ
メモリ340とが接続されている。
【0043】制御部230は、MPU(マイクロプロセ
ッサユニット)、内部メモリ、内部タイマ等から構成さ
れており、ROM240に格納された処理プログラムと
キー入力部7からのキー操作信号等に従って動作する。
例えば、(1)誤り訂正復号器220から供給される文字
情報を受信データメモリ260に格納すると共に表示部
8に表示させ、(2)キー入力部7の操作により入力され
た文字情報を入力メッセージメモリ270に格納し、
(3)入力メッセージメモリ270に記憶されたメッセー
ジをDTMF信号発生部300にDTMF(Dual Tone M
ulti Frequency:プッシュボタンによるダイヤルトーン)
信号に変換させる。また、内部タイマを用いて現在日時
・時刻等を計時する。
【0044】キー入力部7は、上述のように、各種キー
を備え、キー操作信号を制御部230に供給する。表示
部8は、上述のように、文字情報を表示する。ROM2
40は、制御部230の動作プログラム、固定データ等
を格納する。ID−ROM250は、各FMラジオ受信
機2に固有のID番号を格納する。このID番号は、F
Mラジオ受信機2を個別又はグループ単位で呼び出す際
に使用される。受信データメモリ260は、受信した文
字情報を記憶する。入力メッセージメモリ270は、キ
ー入力部7から入力されたサービスセンター6への送信
用のメッセージ(返信メッセージ)を記憶する。インジ
ケータ280は、装置本体2Aの側面に配置された複数
個のLEDよりなり、受信状態等を段階的に表示する。
【0045】受信制御部290は、制御部230の制御
に従って、FMチューナ112のチューニング周波数等
を制御する。DTMF信号発生部300は、制御部23
0の制御に従って、ダイアラバッファ310に格納され
ている送信データ(送信対象メッセージ)を順次取り込
み、取り込んだ送信データに対応する「1」〜「0」、
「*」、「#」等のDTMF信号を発生する。発生され
たDTMF信号はアンプ320で増幅され、スピーカ3
30から出力される。ダイアラバッファ310は、制御
部230の制御に従って、入力メッセージメモリ270
に格納されているメッセージのうちの、送信対象メッセ
ージを格納する。
【0046】ICカード3は、上述のようにスロット9
に装着され、有料文字情報を受信するための情報(期限
情報)を記憶する。この期限情報は、例えば6か月の有
効期間を特定する。この期限情報により、ICカード3
をFMラジオ受信機2のスロット9に挿入・装着してか
ら6か月の間、FM文字多重放送の有料サービスを利用
することができるようになる。ICカード3は、コンビ
ニエンスストアや書店、駅の売店等の店舗、自動販売機
等で販売され、売上の一部はFM放送局1とサービスセ
ンタ6との口座に振り込まれ、有料文字放送サービスの
運営、文字情報の放送等はこれらの売上金により運営さ
れる。すなわち、ICカード3の購入費が有料サービス
の受信料として徴収され、このサービスの運営資金の一
部又は全部となる。
【0047】図6に示すように、ICカード3の一端に
は複数のコネクタ端子31が配設されている。ICカー
ド3がFMラジオ受信機2のスロット9に挿入される
と、FMラジオ受信機2内のコネクタ端子(図示せず)
とICカード3のコネクタ端子31が接続され、制御部
230とICカード3との間のデータの授受が可能とな
る。
【0048】ICカード3の内部には、EEPROM
(Electrically Erasable Programable Read Only Memo
ry)32と、EEPROM32とFMラジオ受信機2と
の間でデータの送受信の制御を行なうCPU33とが設
けられている。
【0049】EEPROM32には、図7に示すよう
に、スクランブル解除キーK1と、使用開始フラグF1
と、使用開始日DSと使用期限日DEと、が暗号化され
て、記憶されている。スクランブルキーK1は、有料サ
ービスの文字情報を受信する際に文字情報にかけられて
いるスクランブルを解除するために使用するキーであ
り、このスクランブル解除キーK1自体が暗号化されて
いる。CPU33は、制御部230からの要請により、
EEPROM32から暗号化されたスクランブル解除キ
ーK1を読み出し、スクランブル解除キーを復号し、コ
ネクタ端子31を介してFMラジオ受信機2に送出す
る。
【0050】CPU33は、ICカード3がFMラジオ
受信機2に装着され、有料文字情報を始めて受信した時
点で、内部タイマからその時点の日付を取得する。CP
U33は取得した日付とこの日付に6か月をプラスした
日付を、使用開始日DSと使用期限日DEとしてEEP
ROM32に格納する。使用開始日DSと使用期限日D
Eの間がICカード3の有効期間であり、これらの日付
データは有効期間情報として機能する。
【0051】CPU33は、有効期間情報をEEPRO
M32に記憶する際に、使用開始フラグF1をチェック
し、使用開始フラグF1がセットされていない場合の
み、有効期限情報をセットし、その後、使用開始フラグ
F1をセットする。これにより、有効期間情報を複数回
設定することのないようにしている。EEPROM32
に設定された有効期間情報も、CPU33により読み出
され、適宜複合化された後、コネクタ端子31を介して
FMラジオ受信機2に送出される。
【0052】図8は、サービスセンタ6の構成を示す。
図示するように、サービスセンタ6は、PSTN(公衆
回線網)回線受付接続装置61と、CPU62と、キー
ボード63と、表示部64と、RAM65とを備える。
【0053】PSTN回線受付接続装置61は電話回線
網5を介してFMラジオ受信機2から送られてきたDT
MF信号(返信メッセージ)を受け付け、符号化して、
CPU62に供給する。キーボード63は、編集等の指
示を行なう各種キーを備える。表示部64は、各データ
の記憶状態や送信するデータ等を表示する。RAM65
は、送信データ及び上記PSTN回線受付接続装置61
を介して送られてきた返信メッセージを記憶する大容量
のメモリである。CPU62は、サービスセンタ6に設
けられている装置全体の制御動作を司る。
【0054】RAM65は、図8に示すように、送信デ
ータ格納領域SDD、受信ボックスMDK1〜MDK2
56、受信ボックス先頭アドレス格納領域GIKを有す
る。
【0055】送信データ格納領域SDDは、無料放送及
び有料放送の送信データ(FM放送局1を介して放送さ
れるべき文字情報)を格納する。受信ボックスMDK1
〜MDK256には、それぞれ、送信メッセージが割り
当てられており、各送信メッセージが放送され、その放
送に対する返信が送信されて来た時に、対応する受信ボ
ックスに格納される。受信ボックスMDK1〜MDK2
56の先頭アドレス位置「GIK1」〜「GIK25
6」には、その時点でのメッセージデータの格納件数が
記憶されている。
【0056】受信ボックス先頭アドレス格納領域GIK
には、受信ボックスMDK1〜MDK256の各先頭ア
ドレスが格納されている。
【0057】CPU62はキーボード63を介してオペ
レータが入力した送信データを送信データ格納領域SD
Dに格納する。また、CPU62は、返信メッセージを
受信すると、返信メッセージに含まれている受信ボック
スの番号を判別し、先頭アドレス格納領域GIKを参照
してその受信メッセージの格納位置を判別する。CPU
62は、キーボード63の操作に従って、受信ボックス
中のメッセージを読み出し、表示部64に表示すると共
にキーボード63の操作に従ってこれを編集する。返信
メッセージを編集することにより作成された送信メッセ
ージも送信データ格納領域SDDに格納される。CPU
62は、あらかじめ定められた送信プロトコル(スケジ
ュール)に従って、RAM65の送信データ格納領域S
DDから送信メッセージを適宜読み出し、FM放送局1
に送信する。
【0058】FM放送局1は、サービスセンタ6から送
られてきた送信メッセージを、図2を参照して説明した
ように、音声情報に多重化してFM放送電波として送信
する。
【0059】図9(a)はFM放送局1からFMラジオ
受信機2へ送信されるFMラジオ放送の電波に多重され
る文字情報のフォーマットの一例を示す。図示するよう
に、文字情報は、番組番号情報M1と、内容更新フラグ
M2と、ページ総数情報M3と、送信先ボックス番号情
報M4と、データ長情報M5と、番組内容データM6
と、から構成される。
【0060】番組番号情報M1は送信メッセージが構成
する番組の番号を示す1バイトの情報である。番組は、
例えば、1放送局当たり最大256であり、番組番号情
報M1はそのうちのどの番組であるかを示す。番組番号
は、FM文字多重放送を管理するための規格により予め
決定されており、自動的に又はキーボード63を介して
設定される。番組番号情報は、その番組(情報)が無料
サービスであるか、有料サービスであるかを判断するた
めの情報ともなる。
【0061】内容更新フラグM2は、繰り返して放送さ
れるメッセージの内容が更新されたことを示すフラグで
ある。文字情報が個別にFMラジオ受信機2を呼び出す
サービスのものであった場合(ページング呼び出し)の
場合には、呼出番号(呼び出し先のFMラジオ受信機2
のIDコード)が更新フラグの代わりに設定される。ペ
ージ総数情報M3は、1つのメッセージを複数のページ
に分けて放送する場合に、ページの総数を示す。更新フ
ラグM2とページ総数情報M3とはあわせて1バイトの
情報量である。
【0062】送信先ボックス番号情報M4は、このメッ
セージを受信した人がメッセージを返信する際に、指定
すべき送信先のボックス番号を示す1バイトの情報であ
る。返信メッセージを送信する者は、この送信先ボック
ス番号を返信メッセージに付加して送信する。
【0063】データ長情報M5は、送信メッセージ(番
組内容データ)のデータ長を示す1バイトの情報であ
る。番組内容データM6は、本来送信したいメッセージ
である。
【0064】図9(b)はFMラジオ受信機2から電話
機4、電話回線網5を介してサービスセンタ6に送られ
る返信メッセージのフォーマットを示す。図示するよう
に、返信メッセージは、送信先ボックス番号情報H1
と、メッセージデータH2と、終了記号H3とから構成
される。
【0065】送信先ボックス番号情報H1は、ユーザが
メッセージを送信しようとしている受信メッセージに含
まれていた送信先ボックス番号を示す。メッセージデー
タH2は、ユーザがFMラジオ受信機2のキー入力部7
を操作して入力又は受信したメッセージを編集して作成
したテキストデータである。終了記号H3は、メッセー
ジの終了を示す記号である。
【0066】次に、上記構成を有するFM文字放送シス
テムの送受信動作を説明する。FMラジオ受信機2は、
特に設定しない限り、受信して表示する対象(デフォル
ト)として、補完情報が設定される。補完情報とは、放
送されているオーディオ情報を補完する情報であり、例
えば、オーディオ放送で音楽が放送されている場合に
は、その音楽の曲名、演奏者等を示す文字情報である。
表示対象を使用者自らが選択・設定する場合には、ユー
ザは、キー入力部7上の表示選択キー24を操作する。
このキー操作は制御部230に供給される。制御部23
0はこのキー操作信号を判別し、図10に示す表示情報
選択処理を開始する。
【0067】まず、制御部230は表示対象の情報の種
別(番組)を選択するための画面を表示部8に表示する
(ステップS1)。表示に従って使用者がキー入力部7
のキーを操作すると、制御部230はキー操作を表示に
反映する。確定キーが操作されると(ステップS2)、
選択された番組を表示対象として設定する(ステップS
3)。
【0068】例えば、ステップS1で表示部8に表示さ
れたメニュー画面中の例えば「天気予報」「交通情報」
「電子メール」「ページング(個別呼出し)」‥‥等の
番組が選択された場合には、これらの番組が受信され、
表示されることになる。
【0069】次に、図11を参照して、FMラジオ受信
機2がFM文字多重放送を受信する動作について説明す
る。
【0070】図11は、FMラジオ受信機2がFMラジ
オ放送を受信しており、文字多重放送受信モードが設定
されている状態での制御部230の処理を示す。FM放
送局1から送信された電波はアンテナ111で受信さ
れ、FMチューナ112でチューニングされて、FM復
調器113に供給され、復調される。復調された信号
は、ステレオ復調器114に供給される。ステレオ復調
器114は供給された信号からLチャネルとRチャネル
の音声信号を復調する。復調されたLチャネルとRチャ
ネルの音声信号はアンプ115aと115bにより増幅
され、スピーカ116a,116bから再生される。
【0071】一方、FM復調器113で復調された文字
情報はL−MSK復調器210に供給される。L−MS
K復調器210は、供給された文字情報をL−MSK復
調し、誤り訂正復号器220に供給する。誤り訂正復号
器220は、L−MSK復調された文字情報に含まれて
いる誤り訂正符号から受信データの誤りを訂正し、制御
部230に供給する。
【0072】制御部230は、誤り訂正復号器220か
ら文字情報を受信(着信)すると、図11に示す着信処
理を実行する。まず、受信した文字情報の番組番号を、
図9(a)に示した如くデータフォーマットの先頭に付
されている番組番号情報により判断する(ステップA
1)。次に、判別された番組番号が図10に示す設定処
理で表示対象として指定された番組の番号であるか否か
判定する(ステップA2)。
【0073】受信した文字情報の番組番号と指定された
番組番号とが一致しないと判定された場合には、処理を
終了し、次の文字情報の着信を待機する。
【0074】受信した文字情報の番組番号と指定された
番組番号とが一致すると判定されると、次にその番組番
号が「天気予報」「交通情報」等の無料サービスのもの
であるか否か判断される(ステップA3)。
【0075】無料サービスの番組番号であると判断され
た場合には、受信した文字情報を表示部8で表示させる
(ステップA4)。さらに、その文字情報を番組番号別
に受信データメモリ260に記憶させる(ステップA
5)。以上で、一連の受信処理を終了する。
【0076】ステップA4で、受信した文字情報の番組
番号が無料サービスの番組番号ではないと判断された場
合には、指定され且つ着信した番組番号の文字情報が有
料サービスのものであることとなる。そこで、スロット
9にICカード3が挿入(装着)されているか否かを判
別する(ステップA6)。
【0077】スロット9にICカード3が挿入されてい
ると判別された場合には、制御部230は、ICカード
3内のCPU33に、EEPROM32に使用開始フラ
グF1が設定されているか否かを問い合わせる(ステッ
プA7)。
【0078】CPU33は使用開始フラグF1が設定さ
れていなければ、そのICカード3が始めて使用される
ことになるので、制御部230に現在日時を問い合わせ
る。この問い合わせに従って、制御部230は、現在日
時をCPU33に通知する。CPU33は、受信した日
時をEEPROM32に使用開始日時DSとして書き込
み、さらに、6ヶ月先の日時を使用期限日DEとして書
き込み、さらに、使用開始フラグF1をセットする(ス
テップA8)。続いて、着信した情報を表示するためス
テップA10に進む。
【0079】一方、ステップA7で、使用開始フラグF
1が設定されていると判断された場合には、CPU33
はEEPROM32からその使用開始日DSと使用期限
日DEを読み出し、制御部230に提供する。制御部2
30は現在日時を取り込み、現在日時が有効期限内(使
用開始日DS以後で、使用期限日DE前)であるか否か
を判別する(ステップA9)。現在日時が有効期限内で
あると判断された場合には、着信した文字情報を表示す
るために、制御部230はCPU33を介してEEPR
OM32からスクランブル解除キーK1を読出す。制御
部230は読み出したスクランブル解除キーK1を用い
て、受信した有料文字情報にかけられているスクランブ
ルを解除し、文字情報を平文に変換する(ステップA1
0)。
【0080】スクランブルを解除した後、得られた文字
情報が「電子メール」「ページング」等の受信対象のF
Mラジオ受信機2を限定している情報であるか否かを、
その番組番号により判断する(ステップA11)。
【0081】番組番号により文字情報が不特定多数の受
信者に対する情報、例えば株価情報等の有料サービスで
あると判断された場合には、受信した文字情報を表示部
8に表示させる(ステップA4)。さらに、その文字情
報を番組番号別に受信データメモリ260に記憶させる
(ステップA5)。
【0082】ステップA11で文字情報が、受信対象の
FMラジオ受信機2を限定している情報であると判断し
た場合には、ID−ROM250からこのFMラジオ受
信機2に割当てられている1又は複数のIDコードを読
出す。制御部230は、ID−ROM250から読み出
したIDコードのいずれかと受信した文字情報の第2バ
イト目に設定されているIDコードM2とが一致するか
否か判断する(ステップA12)。
【0083】IDコードが一致しない場合には、その時
点でこの一連の処理を終了する。一方、一致する場合に
は、受信した文字情報をメッセージデータとして表示部
8で表示させる(ステップA4)。さらに、その文字情
報を番組番号別に受信データメモリ260に記憶させる
(ステップA5)。
【0084】ステップA6でスロット9にICカード3
が挿入されていないと判断された場合及びステップA9
で現在の日付が有効期間外であると判断された場合は、
有料文字情報の受信を行なうことができないものとし
て、処理を終了する。
【0085】次に、FMラジオ受信機2において、上記
受信処理により受信した文字情報(メッセージ)に対す
る返信メッセージデータを作成してDTMF信号により
サービスセンタ6に送信する処理を図12を参照して説
明する。キー入力部7上の返信キー21が操作される
と、制御部230は、このキー操作を判別し、図12に
示す処理を開始する。
【0086】まず、受信データメモリ260に記憶され
ている各文字情報の先頭の一定数の文字の一覧を表示部
8に表示する。操作者は、表示された受信メッセージの
中からメッセージを送信しようとしているものを選択す
る(ステップB1)。
【0087】受信文字情報が選択されると、サービスセ
ンタ6に送信するメッセージ(返信メッセージ)の入力
処理を行なう(ステップB2)。操作者は、キー入力部
7上の文字キー群26等を操作して、適宜メッセージを
入力する。受信したメッセージを読み出し、これを編集
・加工してもよい。制御部230は、ワードプロセッサ
の文書作成・編集技術と同様の技術を用いてキー操作に
応じて、入力された文字・数字・記号等を入力メッセー
ジメモリ270に記憶する。
【0088】操作者は、返信メッセージの入力を終える
と、入力した返信メッセージを送信するため、FMラジ
オ受信機2のスピーカ330を電話機4の送話器に近づ
けて、送信キー22を操作する。
【0089】このキー操作は、ステップB3で検出さ
れ、制御部230は、ROM240からサービスセンタ
6の電話番号を読み出し、これをDTMF信号に変換
し、スピーカより送信する。このDTMF信号により、
電話機4とサービスセンタ6との間が電話回線網5を介
して接続される(ステップB4)。
【0090】次いで、ステップB1で選択した受信デー
タの3バイト目に位置する送信先ボックス番号情報H1
を読み出し(ステップB5)、読出した送信先ボックス
番号H1の情報をDTMF信号に変換して送信する(ス
テップB6)。次に、入力メッセージメモリ270に記
憶されているメッセージデータH2を読出し(ステップ
B7)、読み出したメッセージデータH2をDTMF信
号に変換して送信する(ステップB8)。メッセージの
送信完了後、終了記号H3のDTMF信号を送信する
(ステップB9)。以上で、任意の受信文字情報にメッ
セージを返信する処理が終了する。
【0091】サービスセンタ6は、電話回線5を介して
FMラジオ受信機2からの返信メッセージを受信する。
CPU62は、受信した返信メッセージに付されている
送信先ボックス番号情報H1からその返信メッセージを
格納する受信ボックスMDK1〜MDK256の番号を
判別する。さらに、その受信ボックスの先頭アドレスを
受信アドレス格納領域GIKの内容から判別する。続い
て、その受信ボックスの最後尾に受信した受信メッセー
ジを格納する。さらに、その受信ボックスの先頭に格納
されている格納件数を+1する。
【0092】サービスセンタ6の操作者は、各受信ボッ
クスに格納されている返信メッセージを適宜読み出して
処理することができる。また、読み出した返信メッセー
ジを加工して、FM放送局1を介して送信することがで
きる。
【0093】以上説明したように、この実施の形態によ
れば、ICカード3を購入して、FMラジオ受信機2に
セットすることにより、受信契約や登録等の面倒な手続
を行なうことなく、有料の文字情報を受信することがで
きる。また、サービスの運営者も、ユーザの登録・管
理、入金の管理等の複雑な処理を行うことなく、確実に
有料文字情報の受信料を徴収することができる。
【0094】また、FMラジオ受信機2で受信したメッ
セージに対する返信をサービスセンタ6に送信すること
が可能になる。サービスセンタ6は、これらのメッセー
ジの集計・統計を取ったり、加工して放送する等の処理
が可能となる。
【0095】従って、例えば、音楽の音声放送と共にそ
の音楽の感想を問い合わせる文字情報やそのレコードの
プレゼントを告知する文字情報を送信し、そのプレゼン
トへの応募を受け付ける等が可能になる。
【0096】また、あるテーマを投げかける文字情報を
放送し、この文字情報に対する返信メッセージをさらに
放送することにより、パソコン通信のフォーラムと同様
のシステムを構築することができる。
【0097】なお、以上の説明では、有料情報を受信す
ることが許可されていない(ICカード3が装着されて
いない又は有効期限が切れている)場合には、復調した
情報を受信データメモリ260に格納しなかったが、有
料情報の受信が許可されていない場合でも、受信メッセ
ージを受信データメモリ260に格納し、表示を禁止す
るようにしてもよい。また、有料情報を含めて受信(復
調)した全ての文字情報を一旦メモリに格納し、受信が
許可されている場合には、表示(出力)を可能として、
受信が許可されていない場合には、表示を禁止するよう
にしてもよい。このように、この明細書において、受信
が許可されている場合とは、復調した文字情報の表示が
可能とされる場合を意味し、受信が許可されていない場
合とは、復調した文字情報の表示が禁止されている場合
を意味するものとする。
【0098】以上の説明では、受信した文字情報のメモ
リへの格納と表示とを同一のフローチャートを参照して
説明したが別個の処理としてもよい。例えば、受信動作
でメモリに格納したメッセージを、一定時間間隔で起動
される表示処理により、表示対象であるか否かを判断
し、表示処理の場合に表示するようにしてもよい。ま
た、送信局より番組表(メニュー)を送信し、受信機は
この番組表を表示して、使用者がこの番組表から表示対
象の番組を選択するようにしてもよい。
【0099】また、FMラジオ受信機2にICカード3
を装着し、初めて有料文字情報を受信する際に、ICカ
ード3に期限情報を書き込んだが、FMラジオ受信機2
にICカード3を装着した時点で期限情報を書き込んで
もよい。また、期限情報を書き込んだ状態で、ICカー
ド3を販売してもよい。
【0100】以上の説明では、制御部230の内部タイ
マに基づいて、ICカード3に期限情報を設定したが、
内部タイマだけでは、計時誤差が発生する。このため、
FM放送局1より放送される情報に時刻情報を含め、こ
の時刻情報を受信した際に、内部タイマを補正するよう
に構成してもよい。この場合は、番組番号等から受信情
報に時刻情報が含まれているか否かを判別し、時刻情報
が含まれている場合には、この時刻情報に基づいて内部
タイマのカウント値を補正する。また、内部タイマを使
用せず、もっとも最近受信した時刻情報をICカード3
に設定してもよい。
【0101】また、図9(a)に示した送信フォーマッ
ト等は任意であり、DARC方式等の他の送信フォーマ
ットを使用できる。例えば、DARC方式の場合、送信
データは、1フレームが272個のブロックから構成さ
れていおり、190個がデータパケットを送信するため
に使用され、残りの82個がパリティパケットを送信す
るために使用される。情報は番組と付加情報からなり、
番組の場合、データパケットは32ビットのプリフィッ
クスと144ビットのデータブロックからなる。
【0102】プリフィックスは4ビットのサービス識別
を含み、このサービス識別により、有料情報と無料情報
が区別される。一方、任意の数のデータブロックによっ
てデータグループが形成される。1つのデータグループ
は、番組の番組管理データ、又は1頁分の頁データに相
当する。番組管理データ及びページデータは、それぞれ
ヘッダと任意個のデータユニットから構成される。デー
タユニットには、番組の情報を送信するための本文が含
まれている。
【00103】付加情報の場合、データパケットは16
ビットのプリフィックスと160ビットのデータブロッ
クから構成される。任意の数のデータブロックによって
データグループが構成される。このデータグループ中の
データはセグメントに分けられており、そのうち1種の
セグメントが呼び出し情報の送信に用いられてる。
【0104】(第2の実施の形態)第1の実施の形態で
は、ICカード3の有効期間は、有料サービスの利用回
数の多寡に関わらず固定であったが、有料サービスの利
用量に応じてその有効期間を変更するようにしてもよ
い。
【0105】この場合、例えば、初期状態では、ICカ
ード3の販売金額に相当する残高情報がEEPROM3
2に書き込まれている。また、各有料情報は、文字情報
の情報の料金(単価)を含む。
【0106】この構成の場合、FMラジオ受信機2の制
御部230は、例えば、文字情報を受信すると、受信し
た文字情報が有料情報か無料情報か、有料情報の場合に
は表示対象か否かを番組番号から判別する。
【0107】有料情報且つ表示対象の場合には、ICカ
ード3がスロット9に装着されているか否かを判別す
る。ICカード3がスロット9に装着されていると判別
された場合、制御部230は、CPU33を介してEE
PROM32から残高を読み出す。制御部230は、残
高と受信情報の値段M7を比較し、残高が情報の値段未
満であると判断された場合は、残高が不足している旨の
メッセージを表示部8に表示する。一方、残高が受信情
報の値段以上であれば、スクランブル解除キーK1を読
み出して受信情報を平文に復号して表示すると共にCP
U33に情報の値段分を残高から減額するように指示す
る。CPU33は、EEPROM32に格納されている
残高から情報の料金を減額する。
【0108】このような構成によっても、登録などの複
雑な手続きを必要とすることなく、有料の文字情報を受
信することができる。しかも、情報の重要度に応じて、
値段を設定することができる。同一情報を繰り返して送
信するような場合には、同一情報をすでに受信済みであ
るか否かを判別し、未受信の場合のみ、その情報を取り
込みむと共に残高から情報の料金を減額するようにすれ
ばよい。
【0109】(第3の実施の形態)第1及び第2の実施
の形態のICカード3を複数回使用できるようにしても
よい。図13は、ICカードの繰り返し使用を可能にす
るシステムの構成の一例を示す。このシステムは、オン
ライン口座システムを有する銀行71と銀行71にネッ
トワーク72を介して接続された複数のATM機(Auto
matic Teror Machine:自動取引機)73を備える。
【0110】銀行71は、サービスセンタ6の口座及び
FM放送局1の口座を有する。ATM73は、図14に
示すように、表示/操作部731と、現金を処理する現
金処理部732と、ICカードを販売する販売部733
と、ICカードのリーダ/ライタ734と、通信部73
5と、制御部736とを備える。
【0111】次に、ATM機73によるICカードの販
売及び更新処理について説明する。まず、販売処理につ
いて説明する。ICカードを新たに購入する場合、操作
者は、表示/操作部731に表示された初期メニューの
中から「ICカードの購入」を選択する。この操作に応
答して、制御部736は所定金額の入金を促す画面を表
示/操作部731に表示する。表示に従って、現金処理
部732に現金を入金すると、現金処理部732は入金
された現金を計数し、計数結果を制御部736に通知す
る。制御部736は、入金金額を確認すると、販売部7
33を制御して、販売部733にセットされていたIC
カードの1枚を販売させる。
【0112】また、制御部736は、通信部735を介
して銀行71のオンライン口座システムに対し、所定金
額の入金があった旨の電文を送信する。オンライン口座
システムはこの電文を解読し、サービスセンタ6の口座
とFM放送局1の口座に所定金額を振り込む。
【0113】次に、ICカードの更新処理について説明
する。ICカードの更新処理(ICカードを再使用可能
とする処理)を行う場合、操作者は、表示/操作部73
1に表示された初期メニューの中から「ICカードへの
チャージ」を選択する。この操作に応答して、制御部7
36は所定金額の入金を促す画面を表示/操作部731
に表示する。表示に従って、現金処理部732に現金を
入金すると、現金処理部732は入金された現金を計数
し、計数結果を制御部736に通知する。
【0114】制御部736は、入金金額を確認すると、
第1の実施の形態のICカードの場合、例えば、リーダ
/ライタ734にICカードの初期化を指示する。この
指示に従って、リーダ/ライタ734は、ICカード3
内のCPU33に初期化コマンドを送信する。この初期
化コマンドに応答して、CPU33は、使用開始フラグ
F1をリセットし、使用開始日データDS及び使用期限
日DEを消去する。さらに、制御部736は、通信部7
35を介して銀行71のオンライン口座システムに対
し、所定金額の入金があった旨の電文を送信する。オン
ライン口座システムはこの電文を解読し、サービスセン
タ6の口座とFM放送局1の口座に所定金額を振り込
む。
【0115】制御部736は、リーダ/ライタ734に
残高の更新の指示と入金金額と通知する。この通知に応
答して、リーダ/ライタ734は、ICカード3内のC
PU33に入金金額と加算コマンドを送信する。このコ
マンドに応答して、CPU33は、EEPROM32に
記憶されている残高に入金金額を加算する。また、制御
部736は、通信部735を介して銀行71のオンライ
ン口座システムに対し、所定金額の入金があった旨の電
文を送信する。オンライン口座システムはこの電文を解
読し、サービスセンタ6の口座とFM放送局1の口座に
所定金額を振り込む。
【0116】このような構成によれば、ICカードの再
使用が可能となる。また、登録等の複雑な手続きを行う
こと無く、有料文字情報の受信料をオンラインで徴収す
ることができる。
【0117】なお、ICカードの販売・更新は金融機関
のATM機に限定されず、自動販売機等で行ってもよ
い。この場合、銀行71のオンライン口座システムに自
動販売機の管理者(営業主体)の口座が開設される。自
動販売機でICカードが販売され、又は、ICカードへ
のチャージが行われると、管理者の口座から一定額がサ
ービスセンタ6とFM放送局1の口座にそれぞれ振り込
まれるようにしてもよい。また、銀行に限らず任意の金
融機関のオンライン口座システムを使用する事が可能で
ある。
【0118】(第4の実施の形態)有料文字情報への課
金の方法は上記実施の形態に限定されず、種々の変更及
び応用が可能である。例えば、料金の支払いに応じて、
有料情報のスクランブルを解くための情報(スクランブ
ル解除キー)をサービスセンタ6からユーザに通知し、
ユーザに通知された情報をFMラジオ受信機2にセット
することにより、有料情報の受信を可能としてもよい。
【0119】以下、このような有料文字情報の受信動作
を可能とする文字放送システムの一例を説明する。この
場合の送信フォーマットの一例を図15に示す。この送
信フォーマットが図9(a)の送信フォーマットと異な
る点は、有料情報に関しては、受信IDが付与されてい
る点である。この受信IDはサービスセンタ6が送信デ
ータを生成する際に設定する。
【0120】一方、FMラジオ受信機2のROM240
には、キー入力部7から入力された値から上述の受信I
Dを導き出すための固有の演算式が設定されている。ま
た、サービスセンタ6は、有料文字情報サービスの利用
者を管理するための利用者管理システムを有する。この
利用者管理システムは、図16に示すように、利用者フ
ァイル81と、入力部82と、処理部83と、プリンタ
84を備える。
【0121】利用者ファイル81は、利用者とその利用
者のFMラジオ受信機2の装置番号と演算式とを対応つ
けて記憶する。各FMラジオ受信機2の装置番号と記憶
されている演算式とは、製造時の設定に基づいて、入力
部82により予め設定されている。入力部82はキーボ
ード等を備え、処理部83に必要な指示、データ等を入
力する。処理部83は、入力部82からの入力等に基づ
いて利用者ファイル81を編集し、また、プリンタ84
を制御する。プリンタ84ははがき印刷用のプリンタで
ある。
【0122】FMラジオ受信機2の販売時、FMラジオ
受信機2には、製品番号及び受信料の支払い先を印刷し
た1枚のはがきが添付されている。使用者は、有料文字
情報を受信したい場合、このはがきに、住所・氏名、振
り込み元の銀行及び口座番号等を記入し、サービスセン
タ6に送付する。
【0123】サービスセンタ6は、はがきを受領する
と、申込者の住所・氏名、振り込み元の銀行及び口座番
号等を利用者ファイル81に登録する。銀行71のオン
ライン口座システムは、サービスセンタ6の口座の変動
を監視しており、新たな入金(振り込み)が発生する
と、ネットワーク72を介して振り込み人、振り込み金
額等の情報を処理部83に電文で通知する。処理部83
は、受信した電文から、振り込み人、銀行名、口座番
号、振り込み金額等を抽出し、振り込み人等をキーとし
て利用者ファイル81を検索し、該当する人物が登録さ
れているか否かを判別する。登録されていない場合に
は、未登録である旨を報知する。一方、振り込み人が登
録されている場合には、入金金額等が妥当な値であるか
否かを判別する。妥当な場合には、対応する演算式を利
用者ファイル81から読み出す。
【0124】次に、処理部83は、現在有料情報に付加
している受信IDを生成するために必要な数値(受信I
D生成コード)を計算する。例えば、受信IDが5で、
受信ID生成コードがXであるとすると、利用者ファイ
ル81に設定されている演算式Fn(x)が2X+1な
らば、5=2X+1であり、X=2である。
【0125】処理部83は、プリンタ84に、はがきの
表に振り込み者の住所・指名を印刷させ、さらに、はが
きの裏面に、受信ID生成コード及びその有効期限を印
刷させる。
【0126】利用者は、はがきを受領すると、キー入力
部7のモードキー23を操作し、受信ID生成コード入
力モードを設定し、はがきに印刷されている受信ID生
成コードを入力する。
【0127】FMラジオ受信機2の制御部230は、入
力された受信ID生成コードをROM240に記憶され
ている演算式に代入し、受信IDを計算し、受信データ
メモリ260等に設定する。以上で、受信IDの設定処
理が終了する。
【0128】次に、文字情報の受信動作を図17のフロ
ーチャートを参照して説明する。制御部230は、文字
情報を受信するすると、図17の受信処理を開始する。
まず、受信したデータから番組番号を判別し、この番組
番号から有料情報か無料情報かを判別する(ステップC
1、C2)。無料情報ならば、メッセージ情報を取り込
み(ステップC3)、そのメッセージ情報の表示が図1
0の表示情報選択処理で設定されているならば、そのメ
ッセージ情報を表示する(ステップC4,C5)。
【0129】一方、番組番号が有料情報を示している場
合には、受信した文字情報に含まれている受信IDコー
ドと受信データメモリ260に格納されていた受信ID
コードとが一致するか否かを判別する(ステップC6、
C7)。一致する場合、メッセージ情報を受信データメ
モリ260に格納し(ステップC8)、その番組の表示
が設定されていれば、メッセージ情報を表示する(ステ
ップC9,C10)。
【0130】このようにして、利用者は、サービスセン
タから受信IDを購入し、購入した受信IDをFMラジ
オ受信機2に設定することにより、有料情報を受信する
ことができる。
【0131】この方法では、FMラジオ受信機2毎に異
なる演算式が設定されている。このため、ある人に通知
された受信ID生成コードを、他の人が自己のFMラジ
オ受信機2にセットしても、そのFMラジオ受信機は正
しい受信IDコードを生成することができず、有料文字
情報を受信できない。従って、受信IDの不正使用を防
止できる。
【0132】有料情報の不正受信を防止するため、受信
IDを定期的に変更することも有効である。この場合、
例えば、サービスセンタ6は利用者に発送するはがきに
受信ID生成コードとその有効期限、さらに、有効期限
までに一定料金を振り込むことにより、次の受信ID生
成コードを通知する旨のメッセージを印刷する。
【0133】利用者は、有料文字情報を継続して受信し
たい場合には、一定の料金を支払い、サービスセンタ6
は次の受信IDを生成するための受信ID生成コードを
利用者に通知する。利用者は、通知された受信ID生成
コードを受信IDの切り替え時にFMラジオ受信機2に
入力する。制御部230は、入力された受信ID生成コ
ードから受信IDを生成し、現在の受信IDと共に受信
データメモリ260に登録する。有料文字情報を受信し
た場合、制御部230は、受信した文字情報に含まれて
いる受信IDと受信データメモリ230に格納されてい
る2つの受信IDの少なくとも一方が一致した時に、有
料情報を受信する。
【0134】このような構成とすることにより、受信I
Dの切り替え時に、FMラジオ受信機2が有料情報を受
信できなくなる等の不都合を防止できる。
【0135】以上の説明では、利用者とサービスセンタ
6の通信手段として、簡便な「はがき」を使用したが、
他の通信手段を使用してもよい。例えば、インターネッ
ト等を介した通信により、受信ID生成コードを配布す
ることも可能である。
【0136】また、受信ID生成コードに有効期限等の
他の情報を含ませてもよい。例えば、受信IDと有効期
限を連結し、これを製造番号等を用いて暗号化し、これ
を利用者に受信ID生成コードとして通知してもよい。
この場合、制御部230は、ROM240に登録されて
いる製造番号等を用いて受信IDと有効期限を復号し、
有効期限の間、その受信IDに一致する受信IDが付さ
れた文字情報の受信を可能とする。この手法によれば、
有料文字放送の受信可能期間をFMラジオ受信機2毎に
個別に設定する事ができる。なお、受信ID生成コード
の生成の手法、受信ID生成コードに含ませる情報等は
任意に変更可能である。
【0137】(第5の実施の形態)FM文字多重放送で
は、伝送容量に限りがある。このため、全ての文字情報
を送信すると、伝送容量が不足するおそれがある。そこ
で、第5の実施の形態では、伝送量を抑えることができ
るFM文字多重放送について説明する。
【0138】この実施の形態のFMラジオ受信機2は、
図5に示す定型句データメモリ340を備える。定型句
データメモリ340は、図18に示す定型句のリストを
記憶する。定型句のリストは、サービスセンタ6で番組
として作成され、FM放送局1から放送される。各FM
ラジオ受信機2は、放送された定型句のリストを受信
し、定型句データメモリに記憶する。
【0139】定型句のリストは、そのリストのバージョ
ン情報(大きいほど新しい)と、3個を1組とした定型
番号情報n(m)(m:自然数)及びその定型番号情報
に対応した3個を1組とした定型句情報n$(m)を記
憶する領域からなる。一方、メッセージの送信者は、定
型句を適当に組み合わせて、メッセージを作成し、サー
ビスセンタ6に送信する。サービスセンタ6は、定型句
の組み合わせからなるメッセージを送信する際には、メ
ッセージの先頭に、定型句の組み合わせであることを示
す特定のコードを付加する。
【0140】図19は、制御部230の受信動作を示
す。まず、データを受信した時点で、有料情報であるか
無料情報であるかを番組番号等から判別する(ステップ
D1)。無料情報であると判別された場合、制御部23
0はその情報を取り込み、受信データメモリ260に格
納する(ステップD2)。さらに、キー入力部7により
その情報の表示が指定されている場合には、その情報を
表示する(ステップD3、D4)。
【0141】ステップD1で受信データが有料情報であ
ると判断された場合には、制御部230は有料情報を受
信する権限を有するか否かを判別する(ステップD
5)。有料情報を受信する権限があるか否かは、例え
ば、第1〜第5の実施の形態で説明したようにICカー
ドを用いて行ってもよく、受信IDを用いて行ってもよ
い。ステップD5で、有料情報を受信する権限を有して
いないと判断した場合には、受信処理を終了する。
【0142】ステップD5で、有料情報を受信する権限
を有すると判断した場合には、受信データが図18で示
した定型句のリストであるか否かをその番組番号により
判断する(ステップD6)。受信データが定型句のリス
トであると判断した場合には、制御部230は、定型句
データメモリ340に記憶されている定型句のリストを
更新する処理を実行する(ステップD7)。
【0143】この更新処理を、図20を参照して詳細に
説明する。図20はステップD7の更新処理の詳細を示
すサブルーチンである。まず、ページカウント値Pとし
て初期値1をセットする(ステップE1)。次いで、受
信した定型句のリスト中の1行目に該当する受信バージ
ョン情報V1を保存する(ステップE2)。
【0144】次に、バージョン情報V1がそれまで定型
句データメモリ340に格納していた定型句リストのバ
ージョン情報V2よりも大きいか否か、即ち、今回受信
した定型句リストがすでに記憶されている定型句リスト
よりも新しいものであるか否かを判断する(ステップE
3)。ステップE3で、受信バージョン情報V1がバー
ジョン情報V2と同一あるいは小さい場合には、定型句
データメモリ340に格納されている定型句リストを更
新する必要がない。従って、以上でこの処理を終了す
る。
【0145】また、ステップE3で、バージョン情報V
1がバージョン情報V2よりも大きいと判断された場合
には、受信した定型句リストを定型句データメモリ34
0に格納する。このため、まず、受信バージョン情報V
1を新たなバージョン情報として定型句データメモリ3
40に記憶させる(ステップE4)。続いて、ページカ
ウント値Pを+1(更新)し(ステップE5)、さら
に、定型句データメモリ340中の格納エリアを示すn
(m)及びn$(m)のmに初期値「1」をセットする
(ステップE6)。
【0146】次に、ページP=1で表される、バージョ
ン情報に続く3つの定型句番号を定型句データメモリ3
40中のn(1)表される格納エリアに格納する(ステ
ップE7)。次に、ページP=1で表される、バージョ
ン情報に続く3つの定型句データを定型句データメモリ
340中のn$(1)表される格納エリアに格納する
(ステップE8)。
【0147】図21(a)はこのときに取り込んだ定型
句リストの第2頁のデータ構造を示す。「001」、
「002」、「003」の各定型句番号がメモリ群番号
n(1)で示される格納エリアに格納され、これに対応
した「です」「だよ」「でさ」の各定型句がメモリ群番
号n$(1)で示される格納エリアに格納される。次い
で、ページカウント値Pを+1し(ステップE9)、更
新設定したページカウント値Pがページ総数P1を越え
たか否か、即ち受信した定型句リストの更新処理が終了
したか否かを確認する(ステップE10)。
【0148】ページカウント値Pがページ総数P1を越
えていないことを確認すると、定型句データメモリ34
0中の格納エリアを指定するために用いる値mを+1し
(ステップE11)、再び、ステップE7からの処理を
繰り返して行う。図21(b)は、定型句データメモリ
340に格納された定型句リストの第3ページのデータ
構造を示す。図示するように、「004」、「00
5」、「006」の定型句番号がメモリ群番号n(2)
で示される格納エリアに格納され、これに対応した「新
宿」「広尾」「原宿」の各定型句がメモリ群番号n$
(2)で示される格納エリアに格納される。このように
して、定型句データメモリ340には定型句リストが順
次格納される。
【0149】ステップE10で、ページカウント値Pが
ページ総数P1を越えたと判断すると、図20のサブル
ーチンによる定型句リストの更新処理を終了しメインル
ーチンにリターンする。
【0150】図19において、ステップD6で受信デー
タが定型句リストではないと判断された場合には、受信
データが選択呼び出し情報(ページング情報)であるか
否かを番組番号M1により判断する(ステップD8)。
選択呼び出し情報であると判断した場合、制御部230
は受信した呼び出し番号M2がID−ROM250に記
憶されているIDのいずれかに一致するか否かを判別す
る(ステップD9)。
【0151】受信情報中の呼び出し番号とID−ROM
250に記憶された呼び出し番号とが一致していない場
合、自機に対する呼び出しではないことになるので、こ
の処理を終了する。一致した場合には、自機に対する呼
び出しであるので、受信データ中のメッセージデータを
受信データメモリ260に格納し(ステップD10)、
報音等により呼び出しがあったことを使用者に報知する
(ステップD11)。
【0152】その後、受信データメモリ260に格納さ
れたメッセージデータが、定型文(定型句の組み合わ
せ)であるか否かを、定型文を送信する際にサービスセ
ンタ6がメッセージの先頭に付加する特定コードの有無
により判定する(ステップD12)。定型文であると判
断した場合には、定型句データメモリ340を参照し
て、定型句番号を定型句に順次変換し(ステップD1
3)、得られたメッセージデータを表示部8に表示させ
る(ステップD14)。
【0153】また、ステップD8で、受信データが選択
呼び出し情報ではないと判断した場合は、受信データ
は、有料の一般情報である。従って、その一般情報を受
信データメモリ260に格納する(ステップD15)。
次に、その情報の表示が指定されているか否かを判別す
る(ステップD16)。そして、表示が指示されている
と判断した場合には、受信データメモリ260に記憶し
た受信データを表示部8に表示する(ステップD1
7)。
【0154】このような構成によれば、多量のテキスト
データを入力及び送・受信することなく、メッセージを
送受信することができる。
【0155】以上のような文字放送システムにおいて、
定型句を用いたメッセージはユーザの必要時に送信する
必要があり、メッセージの送信は、平日の午前9時頃か
ら午後6時頃に集中する。これに対し、定型句リストの
送信はこれらの時間に行う必要はない。従って、定型句
リストは、深夜午前2時〜7時等の、放送される情報が
比較的少量の時間帯に行うことが望ましい。
【0156】同様に、リアルタイム性を必要とする情
報、例えば、交通情報、を適宜放送し、リアルタイム性
を必要としない情報、例えば、放送予定表、を深夜等の
送信情報量の少ない時間帯にあらかじめ送信してもよ
い。各FMラジオ受信機2は、リアルタイム性を必要と
しない情報を、受信データメモリ260に保存してお
き、保存していた情報を適宜選択して表示する。
【0157】図22に、平日の送信プロトコルの一例を
示す。図22に示すように、深夜等の比較的放送される
情報が少ない時間帯(トラヒックの少ない時間帯)に、
定型句リスト、放送番組のリスト(番組表)、等のリア
ルタイム性を要求されない情報と一般の情報とが送信さ
れる。また、夕方の時間帯には、個別呼び出しの情報量
が増える。このため、この時間帯には、個別呼び出し情
報と交通情報等のリアルタイム性が高い或いは中程度の
文字情報を放送する。また、昼間の時間帯等には、一般
的な情報とリアルタイム性を要求される情報とを適宜放
送する。
【0158】このような放送プロトコルを採用すること
により、放送されるデータ量を抑えて、しかも、必要な
情報をもれなく放送することができる。
【0159】以上の説明においては、FMラジオ受信機
2は、個別呼び出しの受信と有料文字情報の受信とを実
質的に同一の処理で行ったが、異なる処理で行ってもよ
い。例えば、一般の情報の受信を定常的に行い、個別呼
出しを受けた場合には、その時点での処理内容に割込み
をかけて個別呼び出しの受信処理を行ない、呼出しがあ
ったことをブザー音、振動、あるいLEDの点滅等によ
り報知するように構成してもよい。
【0160】上記実施の形態では、返信情報をサービス
センタ6に返信する例を説明したが、曲のリクエスト等
の場合は、FM放送局1に直接返信するようにしたり、
ある企業に対する返信情報の場合は直接その企業に返信
するようにしてもよい。その他、本発明は実施の形態に
限らず、その要旨を逸脱しない範囲内で種々変形するこ
とが可能である。
【0161】例えば、図9(a),(b)に示したフォ
ーマットなどは一例であり、他のフォーマット及び送信
プロトコルを使用してもよい。例えば、1996年4月
1日に出願された米国特許出願08/626075に開
示されているように、送信情報を複数のデータパケット
からなるフレームで構成し、データパケット内のプリフ
ィックス内のサービス種別情報により、番組番号、有料
であるか無料であるか等を判別してもよい。なお、参照
のため、この米国特許出願の内容をこの明細書に取り込
むものとする。また、文字情報を受信した場合に、受信
情報の表示が指定されているか否かを判別して、該情報
を表示するのではなく、他の表示手法を使用してもよ
い。例えば、受信した情報を全てメモリに格納し、表示
処理は割り込み処理で行ってもよい。また、受信情報の
メニュー自体をFM放送局1から送信し、受信したメニ
ューの中から表示対象の情報を選択するようにしてもよ
い。
【0162】また、上記説明では、FM文字多重放送に
ついて説明したが、この発明は特定又は不特定のものに
情報を送信する種々の場合に適用可能である。
【0163】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、サービスの運用者としては、簡単な処理で確実に有
料文字情報の対価を徴収することができる。また、利用
者としては複雑な登録・契約手続き等を経ることなく、
有料文字情報を受信する事ができる。また、放送電波の
帯域を有効に使用して多量の文字情報を送信することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係るFM文字多重放送
システムの構成を示すブロック図である。
【図2】FM放送局の構成例を示すブロック図である。
【図3】FMラジオ受信機とICカードの外観構成を示
す図である。
【図4】FMラジオ受信機の正面図である。
【図5】FMラジオ受信機の回路構成を示すブロック図
である。
【図6】ICカードの内部構成を示す図である。
【図7】ICカード内に配置されるEEPROMに記憶
されるデータの構造を示す図である。
【図8】サービスセンタ6の構成を示す図である。
【図9】(a)FM放送局から放送される文字放送の送
信フォーマットを示す図であり、(b)FMラジオ受信
機からサービスセンタに送信される返信メッセージのフ
ォーマットを示す図である。
【図10】FMラジオ受信機で受信して表示する情報
(番組)を選択する処理を示すフローチャートである。
【図11】FMラジオ受信機の受信処理を示すフローチ
ャートである。
【図12】返信メッセージをサービスセンタに送信する
処理を示すフローチャートである。
【図13】この発明の第3の実施の形態にかかる課金シ
ステムの構成を示す図である。
【図14】図13に示すATMの構成を示す図である。
【図15】第4の実施の形態における送信フォーマット
を示す図である。
【図16】第4の実施の形態のシステム構成を示す図で
ある。
【図17】第4の実施の形態の受信動作を示すフローチ
ャートである。
【図18】第5の実施の形態の定型句リストを示す図で
ある。
【図19】第5の実施の形態の着信処理を示すフローチ
ャートである。
【図20】定型句リストの格納処理を示すフローチャー
トである。
【図21】定型句の格納状態を示す図である。
【図22】送信プロトコルの一例を示す図である。
【符号の説明】
1・・・FM放送局、2・・・FMラジオ受信機、3・・・IC
カード、4・・・電話機、5・・・電話回線網、6・・・サービ
スセンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04M 3/42 H04M 11/08 11/08 15/00 Z 15/00 G06F 15/21 Z

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有料情報を送信する送信手段と、 対価の支払いに応じて、前記有料情報を受信するための
    課金情報が記録される記憶素子を販売する課金手段と、 前記課金手段により販売された前記記憶素子が着脱可能
    に装着される装着部と、前記装着部に装着された前記記
    憶素子に記憶された課金情報に従って、前記送信手段か
    ら送信された前記有料情報の受信が出来るか否かを判別
    する判別手段と、前記判別手段が受信出来ると判断した
    時に、前記有料情報を受信して再生する手段と、をそれ
    ぞれ備える受信機とから構成され、 前記送信手段は、送信の内容を編集して出力するサービ
    スセンタと、前記サービスセンタから送信されて来た内
    容を送信する送信局と、を備え、 前記課金手段は、前記対価の一部を前記サービスセンタ
    又はその口座に送金する手段と、前記対価の他の一部を
    前記送信局又はその口座に送金する手段を備える、こと
    を特徴とする送受信システム。
  2. 【請求項2】受信情報発行機関が発行する所定の受信情
    報を購入し、購入した受信情報が登録されることにより
    特定の情報を受信することが可能となる受信機を用いた
    送受信システムであって、 該送受信システムは、前記受信情報の対価の支払いを前
    記受信情報発行機関に通知する手段を備え、 前記受信情報発行機関は、前記通知に応答して、前記受
    信情報の購入者に対して受信情報を通知し、 前記受信機は、前記受信情報発行機関より通知された受
    信情報を前記受信機にセットするセット手段と、前記セ
    ット手段によりセットされた受信情報に基づいて前記特
    定の情報の受信の可否を判別する手段とを含む、 ことを特徴とする送受信システム。
  3. 【請求項3】前記送受信システムは、送信情報に識別情
    報を付す手段を備え、 前記受信機は、前記セット手段によりセットされた受信
    情報を前記識別情報に変換する変換手段と、前記変換手
    段により変換された識別情報と受信した識別情報とを比
    較し、実質的に一致する時に、前記送信情報の受信を可
    能とする手段とを備える、 ことを特徴とする請求項2に記載の送受信システム。
  4. 【請求項4】前記受信機の変換手段は、変換ルールを記
    憶し、この変換ルールに従って、前記受信情報を前記識
    別情報に変換し、 前記受信情報発行機関は、前記受信機毎に前記変換ルー
    ルを記憶し、該変換ルールに従って前記識別情報が生成
    されるような受信情報を生成して利用者に通知する手段
    を備える、 ことを特徴とする請求項3に記載の送受信システム。
  5. 【請求項5】前記送受信システムは、情報をスクランブ
    ルして送信する手段を備え、 前記受信機は、前記セット手段によりセットされた受信
    情報を前記スクランブルを解くための解除情報に変換す
    る変換手段と、前記変換手段により変換された解除情報
    を用いて、受信した情報のスクランブルを解除する手段
    とを備える、 ことを特徴とする請求項2に記載の送受信システム。
  6. 【請求項6】各前記受信機の変換手段は、変換ルールを
    記憶し、この変換ルールに従って、前記受信情報を前記
    解除情報に変換し、 前記受信情報発行機関は、前記受信機毎に前記変換ルー
    ルを記憶し、該変換ルールに従って前記解除情報が生成
    されるような受信情報を生成して利用者に通知する手段
    を備える、 ことを特徴とする請求項5に記載の送受信システム。
  7. 【請求項7】有料情報を送信する送信手段と、 対価の支払いに応じて、前記有料情報を受信するための
    課金情報が記録される記憶素子を販売すると共に前記対
    価の少なくとも一部を前記送信手段又はその口座に送金
    する課金手段と、 前記課金手段により販売された前記記憶素子が着脱可能
    に装着される装着部と、前記装着部に装着された前記記
    憶素子に記憶された課金情報に従って、前記送信手段か
    ら送信された前記有料情報の受信ができるか否かを判別
    する判別手段と、前記判別手段が受信できると判断した
    時に、前記有料情報を受信して再生する手段と、をそれ
    ぞれ備える受信機と、 から構成され、 前記送信手段は、定型句のリストを含む所定の番組と、
    定型句の組み合わせ情報と前記受信機のいずれかを特定
    する情報とを含む他の番組とを生成する番組生成手段
    と、前記他の番組をその送信の要求に応じて送信し、他
    の時間帯よりも番組の送信頻度が低い所定の時間帯に前
    記定型句のリストを含む所定の番組を送信する手段と、
    を備え、 前記受信機は、前記所定の番組を受信した時に、前記定
    型句のリストを記憶する記憶手段と、前記定型句の組み
    合わせからなるメッセージを含む他の番組を受信したと
    きに、前記受信機を特定する情報が自己を特定している
    か否かを判別し、自己を特定していると判別した時に、
    前記記憶手段に記憶された定型句のリストを参照して前
    記定型句の組み合わせ情報からメッセージを再生して表
    示する手段と、を備えている、 ことを特徴とする送受信システム。
  8. 【請求項8】有料情報を送信する送信手段と、 受信情報発行機関が発行する所定の受信情報を購入し、
    購入した受信情報が登録されることにより前記送信手段
    から送信された有料情報を受信することが可能となる受
    信機を用いた送受信システムであって、 該送受信システムは、 前記受信情報の購入に対する対価の支払いを前記受信情
    報発行機関に通知する手段を備え、 前記受信情報発行機関は、前記通知に応答して、前記受
    信情報の購入者に対して受信情報を通知し、 前記受信機は、前記受信情報発行機関より通知された受
    信情報を前記受信機にセットするセット手段と、前記セ
    ット手段によりセットされた受信情報に基づいて前記有
    料情報の受信の可否を判別する手段とを含み、 前記送信手段は、定型句のリストを含む所定の番組と、
    定型句の組み合わせ情報と受信機を特定する情報とを含
    む他の番組とを生成する番組生成手段と、前記他の番組
    をその送信の要求に応じて送信し、他の時間帯よりも番
    組の送信頻度が低い所定の時間帯に前記定型句のリスト
    を含む所定の番組を送信する手段と、を備え、 前記受信機は、前記受信手段が前記所定の番組を受信し
    た時に、前記定型句のリストを記憶する記憶手段と、前
    記定型句の組み合わせからなるメッセージを含む他の番
    組を受信したときに、前記受信機を特定する情報が自己
    を特定しているか否かを判別し、自己を特定していると
    判別した時に、前記記憶手段に記憶された定型句のリス
    トを参照して前記定型句の組み合わせ情報からメッセー
    ジを再生して表示する手段と、を備えている、 ことを特徴とする送受信システム。
  9. 【請求項9】対価の支払いに応じて、有料情報を受信す
    るための課金情報を記録する記憶素子を販売する課金ス
    テップと、 前記有料情報を送信する送信ステップと、 前記課金ステップで販売された記憶素子に記憶された課
    金情報に従って、前記送信手段から送信された前記有料
    情報の受信が出来るか否かを判別し、受信出来ると判断
    した時に、前記有料情報を受信して再生するステップ
    と、 から構成され、 前記送信ステップは、送信内容を編集する編集ステップ
    と、前記編集ステップで編集された内容を送信するステ
    ップと、を備え、 前記課金ステップは、前記対価の一部を前記送信内容を
    編集する編集者又はその口座に送金するステップと、前
    記対価の他の一部を前記送信手段又はその口座に送金す
    るステップとを備える、 ことを特徴とする課金方法。
  10. 【請求項10】受信情報発行機関が発行する所定の受信
    情報を購入し、購入した受信情報が登録されることによ
    り特定の情報を受信することが可能となる受信機を用い
    た送受信システムにおける課金方法であって、 該課金方法は、 前記受信情報を購入する対価の支払いを前記受信情報発
    行機関に通知するステップと、 前記受信情報発行機関は、前記通知に応答して、前記受
    信情報の購入者に対して前記所定の受信情報を通知する
    ステップと、 前記受信情報発行機関より通知された受信情報を前記受
    信機にセットするステップと、 セットされた受信情報に基づいて前記特定の情報の受信
    の可否を判別するステップとを含む、 ことを特徴とする課金方法。
  11. 【請求項11】有料情報を送信する送信手段と対価の支
    払いに応じて前記有料情報を受信するための課金情報が
    記録される記憶素子を販売する課金手段とを備え、 前記送信手段は、送信の内容を編集して出力するサービ
    スセンタと、前記サービスセンタから送信されて来た内
    容を送信する送信局と、を備え、 前記課金手段は、前記対価の一部を前記サービスセンタ
    又はその口座に送金する手段と、前記対価の他の一部を
    前記送信局又はその口座に送金する手段を備える送受信
    システムに使用される受信機であって、 前記課金手段により販売された前記記憶素子が着脱可能
    に装着される装着部と、前記装着部に装着された前記記
    憶素子に記憶された課金情報に従って、前記送信手段か
    ら送信された前記有料情報の受信が出来るか否かを判別
    する判別手段と、前記判別手段が受信出来ると判断した
    時に、前記有料情報を受信して再生する手段と、をそれ
    ぞれが備えることを特徴とする受信機。
  12. 【請求項12】有料情報を送信する送信手段と、受信情
    報を購入し、購入した受信情報が登録されることにより
    特定の情報を受信することが可能となる受信機と、前記
    受信情報の対価の支払いを受信情報発行機関に通知する
    手段と、前記通知に応答して、前記受信情報の購入者に
    対して所定の受信情報を通知する前記受信情報発行機関
    とを備えた送受信システム用の受信機であって、 前記受信機は、前記受信情報発行機関より通知された受
    信情報を前記受信機にセットするセット手段と、前記セ
    ット手段によりセットされた受信情報に基づいて前記特
    定の情報の受信の可否を判別する手段とを含む、ことを
    特徴とする送受信システム。
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