JPH0832530A - データ放送システムおよびデータ受信装置 - Google Patents

データ放送システムおよびデータ受信装置

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JPH0832530A
JPH0832530A JP6162597A JP16259794A JPH0832530A JP H0832530 A JPH0832530 A JP H0832530A JP 6162597 A JP6162597 A JP 6162597A JP 16259794 A JP16259794 A JP 16259794A JP H0832530 A JPH0832530 A JP H0832530A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
information
key
billing
circuit
Prior art date
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Application number
JP6162597A
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English (en)
Inventor
Ichiro Kubota
一郎 窪田
Yoshio Kunisawa
良雄 國澤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 柔軟性のある課金を行うことができるように
する。 【構成】 サービス運用会社3では、データが、その種
類ごとに異なるキーを用いて暗号化されて伝送される。
データ受信装置6では、伝送されてきたデータが受信さ
れ、光磁気ディスク8に記録される。その後、記録され
たデータが、キーを用いて復号される。そして、復号さ
れたデータの種類(これは、復号に用いられたキーによ
り判別することができる)と、そのデータの量に基づい
て、課金制御が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば新聞や、雑誌、
書籍などの刊行物のデータなどを暗号化して伝送し、こ
れを受信するデータ放送システム、並びにデータ受信装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近では、例えば新聞などのデータ(新
聞データ)を電子的に配信するデータ放送システムとし
て、衛星のデータチャンネルに、新聞データを挿入し、
これを衛星を介して伝送するものなどが考えられてい
る。この場合、新聞データの配信を契約した、例えば各
家庭(契約者側)におけるデータ受信装置では、衛星か
らの信号が受信され、データチャンネルに挿入された新
聞データが取り出される。そして、この新聞データは、
例えば磁気ディスクや光磁気ディスクなどの記録媒体に
記録され、契約者が希望するときに、所望するものがそ
こから検索される。検索されたデータは、例えばディス
プレイなどに表示され、あるいはプリントアウトされ、
これにより契約者は、新聞を見ることができるようにな
されている。
【0003】このようなデータ放送システムでは、非契
約者の不正受信を防止するために、データが、スクラン
ブルキーを用いてスクランブル(暗号化)され、さらに
そのスクランブルキーおよびデータを識別するためのデ
ータ識別子などの情報が、ワークキーを用いて暗号化さ
れて伝送されるようになされている。
【0004】そして、サービスの個別情報(契約内容お
よびワークキーKw)などが記憶(記録)された、例え
ばICカードなどの着脱可能な(取り外し可能な)可搬
型のセキュリティモジュールを購入した、いわば正当な
契約者は、セキュリティモジュールをデータ受信装置に
セットすることにより、そのデータ受信装置では、セキ
ュリティモジュールに記憶されているワークキーを用い
て、スクランブルキーが復号され、さらにそのスクラン
ブルキーを用いて、データがデスクランブルされ、デー
タを視聴することができるようになされている。
【0005】また、長期間同一のワークキーを用いて、
スクランブルキーやデータ識別子などの情報を暗号化し
た場合には、その暗号が不正に解かれる恐れがあるた
め、ワークキーは、例えば定期的に更新(変更)され、
これによりセキュリティ管理を強化するようになされて
いる。なお、ワークキーが更新された場合には、契約者
は、その更新されたワークキーを含む新たなセキュリテ
ィモジュールを購入する必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
なデータ放送システムによるデータに対する課金は、例
えば受信契約をしたデータごとに、月極などの定められ
た期間単位で行われるため、受信契約をしたデータの中
に、特に必要でないデータが含まれていても、契約者
は、そのデータに対する受信料を支払わなければならな
かった。しかしながら、契約者からすれば、必要なデー
タを必要なときにダウンロードし、そのダウンロードし
たデータに対する料金を支払うという課金方法が好まし
い。
【0007】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、柔軟性のある課金を行うことができるよ
うにするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1のデータ放
送システムは、データを暗号化し、暗号化したデータを
伝送し、伝送されてきたデータを受信し、受信したデー
タを復号するデータ放送システムであって、復号したデ
ータの種類に基づいて課金制御を行うことを特徴とす
る。
【0009】本発明の第1のデータ受信装置は、請求項
1に記載のデータ放送システムで用いられるデータ受信
装置であって、伝送されてきたデータを、その種類ごと
に異なるキーを用いて復号する復号手段(例えば、図4
に示すスクランブルキー復号回路85やデータデスクラ
ンブラ87など)と、復号手段により復号されたデータ
を記録する記録手段(例えば、図4に示すデータ記録回
路88など)と、復号手段がデータを復号するのに用い
たキーに基づいて、課金制御を行う課金手段(例えば、
図4に示すダウンロード可否判定回路83など)とを備
えることを特徴とする。
【0010】このデータ受信装置においては、データ
が、所定のスクランブルキーを用いてスクランブルさ
れ、スクランブルキーがそれによりスクランブルされた
データの種類ごとに異なるスクランブルマスタキーを用
いて暗号化されて、データとともに伝送された場合、復
号手段に、スクランブルキーを復号させた後、そのスク
ランブルキーを用いてデータをデスクランブルさせ、課
金手段に、復号手段で用いられた用いられたスクランブ
ルマスタキーに基づいて課金制御を行わせることができ
る。また、スクランブルマスタキーが、可搬型の記録媒
体(例えば、図4に示すICカード10など)に記録さ
れている場合、復号手段に、記録媒体に記録されている
スクランブルマスタキーを用いて、スクランブルキーを
復号させることができる。さらに、課金手段には、課金
制御により得られた課金結果を記録媒体に記録させるこ
とができる。また、記録媒体に記録された課金結果を、
所定のセンタ局へ送信する送信手段(例えば、図4に示
す課金情報送信回路89など)をさらに備えることがで
きる。
【0011】本発明の第2のデータ受信装置は、データ
の種類ごとに異なるキーを用いて暗号化され、伝送され
てきたデータを記録する記録手段(例えば、図8に示す
光磁気ディスクコントローラ107など)と、記録手段
により記録されたデータを、キーを用いて復号する復号
手段(例えば、図8に示す復号回路108など)とを有
するデータ受信装置であって、復号手段により復号され
たデータの種類と、そのデータ量に基づいて、課金制御
を行う課金手段(例えば、図8に示すアクセス管理回路
109など)を備えることを特徴とする。
【0012】このデータ受信装置においては、課金手段
に、復号手段がデータを復号するのに用いた、その種類
ごとに異なるキーと、そのデータの量に基づいて、課金
制御を行わせることができる。また、キーが、可搬型の
記録媒体(例えば、図8に示すICカード10など)に
記録されている場合、復号手段には、記録媒体に記録さ
れているキーを用いて、データを復号させることができ
る。さらに、課金手段には、課金制御により得られた課
金結果を記録媒体に記録させることができる。また、記
録媒体に記録された課金結果を、所定のセンタ局へ送信
する送信手段(例えば、図8に示す課金情報送信回路8
9など)をさらに備えることができる。さらに、課金結
果は、復号手段がデータを復号するのに用いた、その種
類ごとに異なるキーと、そのデータの量とすることがで
きる。また、記録手段と復号手段とが、パラレルバスで
接続されている場合、復号手段には、データの復号を、
所定のブロック単位で行わせることができる。
【0013】本発明の第2のデータ放送システムは、デ
ータを、伝送路を介して伝送し、伝送路を介して伝送さ
れてきたデータを、データ受信装置で受信し、データ受
信装置で受信したデータを記録するデータ放送システム
において、データに対する課金制御を行うプログラムで
ある課金プログラムを少なくとも含むオブジェクトを伝
送し、データ受信装置は、課金プログラムにしたがって
課金制御を行うことを特徴とする。
【0014】このデータ放送システムにおいては、課金
プログラムは、ハードウェアに依存しない中間コードと
することができる。また、データ受信装置で受信された
中間コードの課金プログラムは一旦記録し、その後マシ
ンコードに翻訳することができる。さらに、データおよ
びオブジェクトは、衛星回線またはCATV網を介して
伝送することができる。また、データは、刊行物のデー
タとすることができる。さらに、データ受信装置は、課
金制御により得られた課金結果を、所定のセンタ局へ送
信する送信手段(例えば、図11に示すモデム36な
ど)を備えることができる。また、伝送路が、大容量の
ものである場合、送信手段には、課金結果を、その伝送
路とは異なる小容量の伝送路を介して、センタ局へ送信
させることができる。
【0015】本発明の第3のデータ放送システムは、請
求項1に記載のデータ放送システムであって、データを
伝送するデータ送信装置(例えば、図14に示す情報提
供システム201など)と、データを受信するデータ受
信装置(例えば、図14に示す利用者端末202など)
とを備え、データ受信装置は、利用者のIDとともに、
データの種類ごとにあらかじめ付された識別子のうちの
必要なデータのものをデータ送信装置へ送信し、データ
送信装置は、利用者のIDに対応するデータ受信装置
に、そのデータ受信装置から送信されてきた識別子が付
されたデータを復号するためのキーを伝送するととも
に、そのデータに対する課金を行うことを特徴とする。
【0016】このデータ放送システムにおいては、デー
タに対する料金は、その種類ごとに設定することができ
る。また、データ送信装置は、課金の結果が記録される
記録媒体を有することができる。さらに、データ送信装
置とデータ受信装置との間の伝送路は、複数の伝送路を
多元的に組み合わせたものとすることができる。また、
データ送信装置には、データ受信装置から送信されてき
た信号から、利用者のIDと、識別子とを抽出させ、識
別子に対応するデータを復号するためのキーを算出させ
て、データ受信装置に送信させ、そのデータに対する課
金を行わせることができる。
【0017】
【作用】本発明の第1のデータ放送システムにおいて
は、データが暗号化されて伝送され、伝送されてきたデ
ータが受信されて復号される。そして、復号されたデー
タの種類に基づいて課金制御が行われる。従って、実際
にダウンロードされたデータに対する課金が可能とな
る。
【0018】本発明の第1のデータ受信装置において
は、伝送されてきたデータが、その種類ごとに異なるキ
ーを用いて復号される。そして、そのデータを復号する
のに用いたキーに基づいて、課金制御が行われる。従っ
て、上述した場合と同様の課金が可能となる。
【0019】本発明の第2のデータ受信装置において
は、データの種類ごとに異なるキーを用いて暗号化さ
れ、伝送されてきたデータが記録され、その後、記録さ
れたデータが、その種類ごとに異なるキーを用いて復号
される。そして、復号されたデータの種類と、そのデー
タ量に基づいて、課金制御が行われる。従って、ユーザ
は、真に必要なデータのみ得ることができ、さらにその
データのみに対する課金が可能となる。
【0020】本発明の第2のデータ放送システムにおい
ては、データに対する課金制御を行うプログラムである
課金プログラムを少なくとも含むオブジェクトが伝送さ
れ、データ受信装置では、課金プログラムにしたがって
課金制御が行われる。従って、柔軟性のある課金を行う
ことができる
【0021】本発明の第3のデータ放送システムにおい
ては、利用者端末202が、利用者のIDとともに、デ
ータの種類ごとにあらかじめ付された識別子のうちの必
要なデータのものを情報提供システム201へ送信し、
情報提供システム201が、利用者のIDに対応する利
用者端末202に、その利用者端末202から送信され
てきた識別子が付されたデータを復号するためのキーを
伝送するとともに、そのデータに対する課金を行う。従
って、ユーザは、真に必要なデータのみ得ることがで
き、さらにそのデータのみに対する課金が可能となる。
【0022】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例につ
いて説明する。
【0023】[第1実施例]図1は、本発明を適用した
データ放送システムの構成例を示している。このデータ
放送システムによれば、例えば新聞や、書籍、雑誌など
の刊行物のデータを中心とするマルチメディアデータが
放送され、受信側では、これを受信して記録媒体に記録
し、所望するときにそこからデータを読み出して視聴す
ることができるようになされている。
【0024】情報提供者としての新聞社は、大型計算機
1を有している。この大型計算機1には、紙面データベ
ースが蓄えられている。この紙面データベースには、新
聞に印刷するための記事や写真、図面の情報、さらには
レイアウト情報などを含んでいる。このデータベースの
データは、すべてディジタル化されており、必要に応じ
て、例えばワークステーションなどでなる編集装置2
に、ネットワークなどを経由して転送され、そこにおい
て編集される。
【0025】即ち、データベースのデータは、例えば各
紙面ごとに、受信(受信者)側において検索し易いフォ
ーマットに編集される。例えば、この編集により、レイ
アウトはそのままで、見出しだけが見える形で紙面がそ
のまま縮小された検索のための画面(検索紙面)を作成
する。さらに、この見出しから、それに対応する記事を
表示することができるように、検索紙面の見出しと、そ
の詳細を記述した記事データとの関係付けが行われる。
【0026】さらに、編集装置2には、大型計算機1に
は蓄えられていない、例えば付加的なテキストデータ
や、画像データ、音声データ(例えば、新聞記事に対応
するニュース番組の画像および音声や、スポーツ番組の
ハイライトシーンの画像および音声など)などが、その
他の情報提供者であるテレビ局から、必要に応じて供給
される。編集装置2は、これらの情報を、それらがディ
ジタル化されていない場合はディジタル化して圧縮化す
る。さらに、編集装置2は、これらの情報も、受信側に
おいて検索し易いフォーマットに編集される(この場
合、上述したように、情報(テキストデータ、画像デー
タ、音声データ)を画面表示するときのレイアウトの編
集の他、その情報と、その情報に対応する新聞記事との
関係付けなども行われる)。
【0027】なお、新聞データには、広告提供企業が提
供する広告のデータを、適宜挿入するようにすることが
可能である。この場合、受信側において、広告のデータ
が、新聞データの検索中に、適宜表示されることにな
る。
【0028】以上のように、受信側で検索し易い形態に
編集したデータであって、テキストデータ、画像デー
タ、および音声データを組み合わせた、新聞データを核
とするマルチメディア新聞データが、例えば地上のデー
タ回線を介してサービス運用会社3に伝送される。
【0029】さらに、サービス運用会社3には、その他
の情報提供者である出版社が提供する、例えば雑誌や書
籍などのデータ(ディジタルデータ)、さらにはテレビ
局が提供する番組(映像信号(アナログ)と音声信号で
構成される)なども供給される。出版社が提供する雑誌
や書籍のデータは、例えば上述した新聞社が提供するデ
ータと同様に、テキストデータ、画像データ、および音
声データを組み合わせたマルチメディアデータ(以下、
適宜、マルチメディア雑誌/書籍データという)とする
ことが可能である。また、このマルチメディア雑誌/書
籍データは、出版社において、必要に応じて、受信側で
検索し易い形態に編集された後、サービス運用会社3に
供給される。
【0030】図1においては、サービス運用会社3に
は、1つの新聞社、出版社、テレビ局それぞれからのデ
ータ(信号)しか供給されていないが、図示していない
情報提供者である、その他の新聞社、出版社、テレビ局
などからも、上述したようなデータを供給するようにす
ることが可能である。
【0031】サービス運用会社3に伝送されたデータ
(信号)は、そこから衛星(放送衛星(BS)または通
信衛星(CS))4に伝送され、さらに衛星4から、受
信側(例えば、各家庭における受信者(契約者)など)
に伝送される。即ち、情報提供者が提供する情報(デー
タ)は、衛星回線を介して、受信者側に伝送される。
【0032】サービス運用会社3は、例えば図2に示す
ような送信装置を有している。新聞社からのマルチメデ
ィア新聞データ、および出版社からのマルチメディア雑
誌/書籍データ(以下、両方含めて、適宜、マルチメデ
ィアデータという)とは、送信装置を構成するデータス
クランブラ14に入力される。
【0033】ここで、以下では、マルチメディアデータ
として、新聞社からの新聞のテキストデータを核とする
マルチメディアデータ(マルチメディア新聞データ)に
のみ注目して、説明を行う。
【0034】サービス運用会社3には、上述したような
新聞社からのマルチメディアデータ、並びにテレビ局か
らの映像信号および音声信号の他、スクランブルキー、
データ識別子(マルチメディアデータを識別するための
もの)などを含む共通情報、並びにワークキーなどのデ
ータが供給される。
【0035】このうち、マルチメディアデータは、デー
タスクランブラ14に供給され、PN(pseudon
oise)発生器13が出力する疑似ランダム系列に対
応してスクランブルされ、独立データチャンネル多重化
回路12に出力される。PN発生器13が発生する疑似
ランダム系列は、そこに入力されるスクランブルキーに
対応して設定される。
【0036】なお、スクランブルキーは、例えば毎日な
どの定期的に、あるいは必要なときに変更(更新)され
るようになされている。
【0037】スクランブルキーは、PN発生器13の
他、スクランブルキー暗号化回路26にも供給される。
スクランブルキー暗号化回路26は、スクランブルキー
を、そこに入力されるスクランブルマスタキーを用いて
暗号化し、関連情報暗号化回路11に出力する。
【0038】ここで、スクランブルキーは、それにより
スクランブルされたデータの種類(例えば、データがい
ずれの新聞社のものであるかなど)ごとに異なるスクラ
ンブルマスタキーを用いて暗号化されるようになされて
いる。即ち、スクランブルマスタキーは、例えば新聞社
ごとなどのデータの種類ごとに異なるものとされてい
る。
【0039】また、スクランブルマスタキーは、上述し
たスクランブルキーと同様、定期的、あるいは不定期に
変更されるようになされている。即ち、スクランブルマ
スタキーは、例えば後述するICカード10(図1)な
どのセキュリティモジュールの交換の時期にあわせて変
更される。
【0040】関連情報暗号化回路11には、暗号化され
たスクランブルキーの他、共通情報およびワークキーが
供給される。暗号化回路11では、ワークキーを用い
て、スクランブルキーおよび共通情報が暗号化される。
暗号化されたデータは、関連情報として、独立データチ
ャンネル多重化回路12に供給される。
【0041】独立データチャンネル多重化回路12は、
データスクランブラ14より供給されるスクランブルさ
れたマルチメディアデータと、暗号化回路11より供給
される関連情報とを多重化し、ディジタルチャンネル信
号多重化回路15に出力する。
【0042】また、ディジタルチャンネル信号多重化回
路15には、ディジタルチャンルネル信号として伝送さ
れる音声信号(少なくともその一部は、上述したテレビ
局から提供された番組の音声信号である)も入力され
る。ディジタルチャンネル信号多重化回路15は、入力
された音声信号(ディジタル音声信号)と、独立データ
チャンネル多重化回路12より供給されるデータとを多
重化し、4相DPSK変調器16に供給する。
【0043】4相DPSK変調器16は、入力されたデ
ータを4相DPSK変調し、映像信号/ディジタルチャ
ンネル信号多重化回路17に出力する。この映像信号/
ディジタルチャンネル信号多重化回路17には、また、
テレビ局から提供された番組の映像信号が入力される。
ディジタルチャンネル信号多重化回路15に入力される
音声信号がディジタル信号であるのに対して、映像信号
/ディジタルチャンネル信号多重化回路17に入力され
る映像信号はアナログ信号とされている。
【0044】なお、この映像信号は、将来的には、アナ
ログ信号ではなく、ディジタル信号とし、情報提供者
(図1においては、新聞社、出版社、およびテレビ局)
から伝送されくるデータを、すべてマルチメディアデー
タとして取り扱うようにすることが可能である。
【0045】また、映像信号は、スクランブルをかけた
後、映像信号/ディジタルチャンネル信号多重化回路1
7に入力するようにすることが可能である。この場合、
映像信号のスクランブルに用いられたスクランブルキー
は、例えば関連情報暗号化回路11によって暗号化さ
れ、関連情報に含められる。
【0046】映像信号/ディジタルチャンネル信号多重
化回路17は、入力される映像信号と、4相DPSK変
調器16より供給される信号とを周波数多重化し、FM
変調器18に出力する。FM変調器18は、入力された
信号で所定のキャリアをFM変調し、アップコンバータ
19に出力する。アップコンバータ19は、入力された
FM信号を、ギガヘルツのオーダの周波数帯域(例え
ば、KuバンドやKaバンド)の信号に周波数変換す
る。アップコンバータ19より出力されたFM信号は、
電力増幅器20により電力増幅された後、送信アンテナ
21に供給され、そこから衛星4(図1)に送出され
る。
【0047】ここで、図3は、4相DPSK変調された
ディジタルチャンネルデータのフォーマット(Aモード
のフォーマット)を表している。同図に示すように、横
64ビット、縦32ビットの、合計2048ビットのデ
ータにより、1フレームのデータが構成されている。最
初の2ビット×32ビットの範囲には、フレーム同期信
号、制御信号およびレンジビット信号が配置(記録)さ
れるようになされている。1フレームのデータは1ms
の時間で伝送されるため、伝送レートは2.048Mb
psとなる。
【0048】フレーム同期信号は、各フレームの同期を
取るための信号である。制御信号は、伝送モードがAモ
ードまたはBモードのいずれのモードであるのかや、テ
レビジョン音声信号(テレビ局から提供された番組の音
声信号)(図3の音声1と2、あるいは3と4に配置さ
れる)がステレオ信号であるのか、モノラル1チャンネ
ルの信号であるのか、モノラル2チャンネルの信号であ
るのかなどを表すようになされている。
【0049】次に述べる音声1乃至4には、14ビット
で量子化された音声データのうちの、有効桁数の上位1
0ビットが選択されて配置される。レンジビット信号
は、この選択された音声データの範囲(レンジ)を表す
ようになされている。
【0050】図3に示すように、最初の2×32ビット
の範囲の次の10×32ビットの範囲、およびそれに続
く10×32の3つの範囲には、それぞれ音声1乃至音
声4の音声データが記録(配置)されるようになされて
いる(但し、音声3と4には、音声以外のデータが配置
される場合もある)。音声4のデータの次には、15×
32ビットの範囲に、独立データチャンネルのデータが
配置され、さらに最後の7×32ビットの範囲には、横
方向の誤り訂正符号が配置される。
【0051】ここで、この図3に示す独立データチャン
ネルのデータは、所定のパケット単位で伝送される。例
えば、1パケットは288ビットにより構成され、先頭
の16ビットはヘッダとされ、それに続く190ビット
に実質的なデータが配置され、最後の82ビットに、パ
ケットの誤り訂正符号が配置される。ヘッダは、少なく
ともサービス識別符号と、その誤り訂正符号(チェック
ビット)を含み、サービス識別符号は、例えばそのパケ
ットに配置されたデータが、関連情報およびマルチメデ
ィアデータのうちのいずれであるかを識別するための符
号などを含んでいる。
【0052】独立データチャンネルには、図2に示した
関連情報暗号化回路11が出力する関連情報と、データ
スクランブラ14が出力する多重化データとが、パケッ
ト単位で割り付けられ、そのパケットの割り付けられた
データ(そのデータが、関連情報であるか、または多重
化データであるか)に対応して、サービス識別符号が設
定される。
【0053】以上のようなデータが、図1におけるサー
ビス運用会社3から衛星4に伝送され、衛星4から、さ
らに例えば各家庭における受信者(契約者)に伝送され
る。各家庭(受信側)においては、衛星4から伝送され
てきた信号が、室外装置(パラボラアンテナ)5により
受信され、所定の中間周波信号(IF信号)に変換され
る。このIF信号は、データ受信装置6に入力される。
データ受信装置6では、IF信号が復調され、さらにそ
の復調信号から、契約したデータ(マルチメディアデー
タ)が取り出される。そして、このデータは、例えば光
磁気ディスク(以下、MOという)8などでなる、デー
タ受信装置6の記録媒体用スロットに着脱可能な記録媒
体(その他、例えば磁気ディスクなど)などに記録され
る。
【0054】MO8にデータを記録した後、ユーザ(受
信者)は、所望するときに、そこから必要なデータを検
索し、例えばテレビジョン受像機やコンピュータディス
プレイなどでなるモニタ7に出力して表示させることが
できる(あるいは、図示せぬスピーカから出力させるこ
とができる)。即ち、例えば上述したような検索紙面を
表示させ、さらにその見出しに関係付けられた詳細な記
事データを表示させることができる。
【0055】また、MO8を、例えばポータブル端末
や、デスクトップ型の端末(図示せず)などに装着し、
任意の場所で、所望するデータを検索して表示させるこ
とができる。
【0056】次に、図4は、データ受信装置6の構成例
を示している。室外装置5より入力されたIF信号は、
FM復調器71に入力される。FM復調器71は、IF
信号を、ベースバンド信号に復調し、映像信号/ディジ
タルチャンネル信号分離回路72に出力する。映像信号
/ディジタルチャンネル信号分離回路72は、入力され
た信号から映像信号とディジタルチャンネル信号とを分
離する。映像信号は、図示せぬデコーダに供給される。
デコーダでは、供給された映像信号の受信契約が結ばれ
ている場合に、関連情報復号回路82から後述するよう
にして供給されるスクランブルキー(映像信号をスクラ
ンブルするのに用いられたスクランブルキー)を用いて
の映像信号のデスクランブルが行われる。デスクランブ
ルされた映像信号は、例えば図1に示すリモコン9の操
作に応じて、モニタ7に出力されて表示される。
【0057】一方、映像信号/ディジタルチャンネル信
号分離回路72により分離されたディジタルチャンネル
信号は、4相DPSK復調器73に入力され、復調され
る。4相DPSK復調器73より出力された信号は、デ
ィジタルチャンネル信号分離回路74に入力され、そこ
で音声信号(図3に示した音声1乃至4に配置された信
号)と独立データチャンネルの信号とに分離される。音
声信号は、それが上述した映像信号に対応するものであ
る場合、例えばリモコン9の操作に応じて、スピーカに
供給され、そこから音声として出力される。
【0058】また、ディジタルチャンネル信号分離回路
74は、分離した独立データチャンネル信号を、マルチ
メディアデータ/関連情報分離回路81に出力する。マ
ルチメディアデータ/関連情報分離回路81は、入力さ
れた信号から、マルチメディアデータと関連情報とを分
離し、マルチメディアデータをデータデスクランブラ8
7に出力するとともに、関連情報を関連情報復号回路8
2に出力する。なお、これは、上述したサービス識別符
号を参照することにより行われる。
【0059】復号回路82は、例えばICカード10
(図1)などのような可搬型の記録媒体(その他、例え
ば磁気カードなど)であるセキュリティモジュールに記
憶されているワークキーを用いて、関連情報を復号す
る。関連情報の復号結果としての暗号化されているスク
ランブルキーは、スクランブルキー復号回路85に出力
され、また共通情報に含まれるデータ識別子は、ダウン
ロード可否判定回路83に出力される。
【0060】ここで、セキュリティモジュールであるI
Cカード10は、図4に示すように、例えばワークキー
レジスタ10a、契約内容レジスタ10b、情報料レジ
スタ10c、スクランブルマスタキーレジスタ10d、
および課金集計レジスタ10eから構成され、データ受
信装置6のセキュリティモジュール用スロット(図1)
に対して着脱可能になされている。このICカード10
は、情報提供者と受信契約を結ぶと、その契約者に、サ
ービス運用会社3から供給(例えば、郵送など)され
る。また、ICカード10は、その記憶(記録)内容
が、例えば1カ月などの定期的に変更され、変更がある
ごとに、契約者に供給されるようになされている。
【0061】ワークキーレジスタ10aは、図2に示し
た暗号化回路11で関連情報を暗号化するのに用いられ
たワークキーを記憶しており、契約内容レジスタ10b
は、受信契約した新聞データ(マルチメディアデー
タ)、即ちこのデータ受信装置6でデコード可能なデー
タに対応するデータ識別子を記憶している。
【0062】情報料レジスタ10cは、各種類の(例え
ば、新聞社ごとの)データの1回のダウンロードに対す
る料金(情報料)を記憶しており、スクランブルマスタ
キーレジスタ10dは、受信契約した新聞社のデータ
(このデータに対応するデータ識別子が、上述した契約
内容レジスタ10bに記憶されている)をスクランブル
するのに用いられたスクランブルキーであって、図2の
スクランブルキー暗号化回路26で暗号化されたスクラ
ンブルキーを復号するためのスクランブルマスタキー
(図2のスクランブルキー暗号化回路26で用いられた
もの)を記憶している。
【0063】課金集計レジスタ10eは、情報料レジス
タ10cから読み出された情報料の集計値を記憶するよ
うになされている。
【0064】ダウンロード可否判定回路83は、復号回
路82よりデータ識別子を受信すると、そのデータ識別
子を、ICカード10の契約内容レジスタ10bに記憶
されているデータ識別子と比較する。そして、ダウンロ
ード可否判定回路83は、復号回路82からのデータ識
別子と一致するデータ識別子が、契約内容レジスタ10
bに記憶されており、さらにそのデータ識別子が、ダウ
ンロード要求設定回路84に記憶されているとき、その
データ識別子に対応するデータに対応するスクランブル
マスタキー(そのデータ識別子に対応するデータをスク
ランブルするに用いられたスクランブルキーを暗号化す
るのに用いられたスクランブルマスタキー)を、スクラ
ンブルマスタキーレジスタ10dから読み出し、スクラ
ンブルキー復号回路85に転送する。
【0065】ここで、ダウンロード要求設定回路84に
は、例えばリモコン9(図1)を操作することによっ
て、受信者(契約者)が契約したマルチメディアデータ
のうち、ダウンロードを希望するもののデータ識別子
が、あらかじめ登録されている。従って、ダウンロード
可否判定回路83において、スクランブルキー復号回路
85へのスクランブルマスタキーの転送は、契約したマ
ルチメディアデータであって、ダウンロードを希望する
ものを含むマルチメディアデータが受信されたとき(デ
ータスクランブラ87に入力されるとき)に出力される
ことになる。
【0066】スクランブルキー復号回路85は、スクラ
ンブルマスタキーを受信すると、そのスクランブルマス
タキーを用いて、復号回路82から供給される暗号化さ
れたスクランブルキーを復号し、PN発生器86に出力
する。PN発生器86は、入力されたスクランブルキー
に対応して、疑似ランダム系列を発生する。データデス
クランブラ87は、このPN発生器86より供給された
疑似ランダム系列を利用して、マルチメディアデータ/
関連情報分離回路81より供給されるマルチメディアデ
ータをデスクランブルして出力する。
【0067】データデスクランブラ87からのデータ
は、データ記録回路88に供給され、MO8に記録され
る。
【0068】一方、ダウンロード可否判定回路83は、
スクランブルマスタキーレジスタ10dからスクランブ
ルマスタキーを読み出した後、データデスクランブラ8
7でデスクランブル(復号)されるデータの種類(その
データを提供している新聞社)に基づいて課金制御を行
う。
【0069】即ち、ダウンロード可否判定回路83で
は、スクランブルマスタキーレジスタ10dから読み出
したスクランブルマスタキーに対応する新聞社のデータ
の1回あたりのダウンロードに対する料金(情報料)
が、情報料レジスタ10cから読み出される。そして、
課金集計レジスタ10eの記憶値に加算され、その加算
値が、課金集計レジスタ10eに、新たに記憶される。
【0070】以上のようにして、ICカード10の課金
集計レジスタ10eには、課金結果、即ちMO8にダウ
ンロードされたデータの情報料の集計値が記憶(記録)
される。なお、ICカード10が契約者に供給されたと
きは(ICカードが未使用状態のときは)、課金集計レ
ジスタ10eの記憶内容はクリアされた状態になされて
いる(課金集計レジスタ10eの記憶値は、0になされ
ている)。
【0071】従って、課金は、ダウンロードしたデータ
に対してのみ行われることになる。
【0072】課金集計レジスタ10eに記憶された課金
結果、即ち情報料の集計値は、課金情報送信回路89に
よって読み出される。課金情報送信回路89は、例えば
PSTNやISDNなどの公衆電話網(図1)と接続さ
れており、情報料の集計値は、そこから公衆電話網を介
して、契約者を管理するセンタ局である、例えばサービ
ス運用会社3などに、定期的に送信される。
【0073】サービス運用会社3は、例えば契約者を管
理するためのユーザ管理コンピュータを有しており、こ
のユーザ管理コンピュータによって、課金情報送信回路
89から送信された情報料の集計値が受信される。サー
ビス運用会社3からは、ユーザ管理コンピュータで受信
された情報料の集計値に基づいて、契約者に対し、受信
料(情報料)が請求される。なお、課金情報送信回路8
9からは、情報料の集計値の他、データ受信装置6にあ
らかじめ付されたユニークな受信装置IDも送信され
る。サービス運用会社3のユーザ管理コンピュータで
は、この受信装置IDが付されたデータ受信装置を有す
る契約者に対して、受信料の請求が行われる。
【0074】あるいは、ICカード10の変更(更新)
時(例えば、1カ月ごとなど)に、その読み取り装置な
どによって、課金集計レジスタ10eに記憶された情報
料の集計値を読み出し、受信料を請求するようにするこ
とも可能である。即ち、例えば、ICカードの交換員
が、新たなICカード10および読み取り装置を携帯し
て、契約者宅へ訪問し、受信料の支払いを条件に、新た
なICカード10を、契約者に提供するようにすること
が可能である。
【0075】なお、課金情報送信回路89からは、情報
料の集計値を定期的に送信させるのではなく、例えばサ
ービス運用会社3からの要求に応じて送信させるように
することも可能である。
【0076】また、情報料の集計は、ダウンロード可否
判定回路83に行わせるのではなく、センタ局としての
サービス運用会社3の有するユーザ管理コンピュータに
行わせるようにすることも可能である。
【0077】即ち、ダウンロード可否判定回路83に
は、スクランブルマスタキーレジスタ10dから読み出
したスクランブルマスタキーに対応する新聞の種類(あ
るいは、スクランブルマスタキーそのもの)と、その読
み出し回数(これは、新聞データのダウンロード回数と
一致する)とを、課金集計レジスタ10eに記憶させる
ようにする。そして、課金情報送信回路89に、課金集
計レジスタ10eに記憶された新聞の種類と、スクラン
ブルマスタキーの読み出し回数とを、サービス運用会社
3のユーザ管理コンピュータに送信させる。ユーザ管理
コンピュータには、新聞の種類と、スクランブルマスタ
キーの読み出し回数から、契約者に請求する受信料を算
出させる。
【0078】この場合、例えば契約者のランクによって
異なる課金を行うことが可能である。即ち、例えばダウ
ンロード回数の多い契約者に対しては、受信料を割り引
くようにすることなどができる。
【0079】また、例えばダウンロードした新聞の組み
合わせによって異なる課金を行うことも可能である。
【0080】以上のように、復号されたデータの種類、
即ち上述の場合には、スクランブルマスタキーに基づい
て課金制御が行われるので、実際にダウンロードされた
データに対する課金が可能となり、さらに柔軟性のある
課金も行うことが可能となる。
【0081】なお、本実施例においては、新聞ごとに異
なるスクランブルマスタキーを参照して、課金制御を行
うようにしたが、その他、例えばダウンロードされた新
聞データのデータ識別子を参照することにより課金制御
を行うようにすることも可能である。
【0082】さらに、例えばサービス運用会社3で、新
聞を、その種類ごとに異なるスクランブルキーでスクラ
ンブルするようにし、ICカード10に、契約した新聞
に対応するスクランブルキーをすべて記憶させておき、
そこからスクランブルキーを読み出して、新聞データの
デスクランブルを行うようにし、ICカード10から読
み出されたスクランブルキーと、その回数に基づいて、
課金制御を行うようにすることも可能である(なお、1
つのスクランブルキーを1つのICカードに記憶させて
おくようにする方法もあるが、これでは、受信契約した
新聞が複数ある場合、ダウンロードするときに、新聞の
種類により、装着するICカードを変更しなければなら
ず、契約者に煩わしさを感じさせるので好ましくな
い)。
【0083】但し、この場合、不正受信を防止するため
に、サービス運用会社3で用いるスクランブルキーを、
任意の時点で変えることが困難となる(ICカード10
に記憶されたスクランブルキーも変更しなければならな
いからである)。
【0084】従って、課金制御は、セキュリティ管理の
点からは、スクランブルキーより、上述したスクランブ
ルマスタキーによって行う方が好ましい。即ち、スクラ
ンブルマスタキーを用いた場合には、セキュリティの高
い、柔軟な課金制御を行うことができる。
【0085】また、図1に示したデータ放送システムで
は、新聞や雑誌、書籍などの刊行物のデータを伝送する
ようにしたが、本発明は、その他のデータを伝送するデ
ータ放送システムに適用可能である。
【0086】さらに、図1のデータ放送システムにおい
ては、データを、衛星回線を介して伝送するようにした
が、データを伝送する伝送路としては、この他、衛星回
線以外の無線回線や、PSTNや、ISDN、CATV
のケーブル、専用線、その他のデータ線などを用いるこ
とが可能である。
【0087】また、本実施例では、課金結果をサービス
運用会社3に送信するようにしたが、この他、課金結果
は、ダウンロードされたデータを提供した情報提供者に
送信するようにすることなども可能である。
【0088】さらに、本実施例では、スクランブルキー
を、新聞社ごとに異なるものにするようにしたが、この
他、例えばある1紙の新聞データをスクランブルする際
のスクランブルキーは、その新聞データを任意のグルー
プに分類し(例えば、経済面や社会面のデータなどに分
類し)、そのグループごとに異なるものを用いるように
することなどが可能である。この場合、用いるスクラン
ブルキーごとに、それを暗号化するスクランブルマスタ
キーも異なるものにすることも可能である。但し、この
場合、用いるスクランブルマスタキーにあわせて、IC
カード10のスクランブルマスタキーレジスタ10dの
記憶内容を変更するようにする必要がある。
【0089】[第2実施例]ところで、MO8にダウン
ロードされたデータが、必ずしも視聴されるとは限らな
い。即ち、契約者は、データが伝送されてきたときに、
そのデータをダウンロードしておかなければ、後でその
データが必要となったときに視聴することができなくな
るので、それほど必要でないデータであっても、念のた
めにダウンロードしておくことが考えられる。しかしな
がら、この場合、そのデータが実際に視聴されなくて
も、そのデータに対する課金が行われる。
【0090】契約者からすれば、実際に視聴したデータ
に対する料金を支払うという課金方法が好ましい。
【0091】そこで、図1に示したサービス運用会社3
が有する送信装置は、例えば図5に示すように構成する
ことができる。なお、図中、図2における場合と対応す
る部分については、同一の符号を付してある。
【0092】この場合、情報提供者(図1)からのマル
チメディアデータ(ここでは、上述したように、新聞社
からの新聞データを核とするマルチメディアデータ(マ
ルチメディア新聞データ)に限定して説明を行う)は、
例えば情報種別A乃至Cの3つの種別(種類)(カテゴ
リ)などに分類されて、サービス運用会社3(図1)に
伝送される。
【0093】ここで、情報種別Aのデータとは、例えば
一般家庭に、紙で配達される新聞と同様に、新聞の受信
契約を結びさえすれば視聴可能な記事(一般記事)に対
応するデータである。また、情報種別Bのデータとは、
例えば株式の予想情報などの特別の情報で(特別情
報)、新聞の受信契約とは別の、その特別情報の受信契
約を結んだ契約者だけが受信することができる。さら
に、情報種別Cのデータとは、例えば広告などの、新聞
や特別情報などの受信契約の有無に関わらず受信者に視
聴させたいデータである。
【0094】どのデータを、どの種別に分類するかは、
例えば新聞社で任意に設定することができるようになさ
れている。
【0095】なお、情報種別Cのデータには、新聞紙面
全体の縮小画面である、第1実施例で説明した検索紙面
や、新聞データを構成する各記事の構造が記述されたイ
ンデックス情報が含まれている。
【0096】図6は、新聞データのファイル構造を示し
ている。同図に示すように、ある1紙の新聞を構成する
記事a,b,・・・,f,g,・・・は、データ種別A
のデータ(e,・・・)、データ種別Bのデータ(c,
g,・・・)、およびデータ種別Cのデータ(a,b,
d,f,・・・)のうちのいずれかに分類されている。
また、同図に示すように、各記事のファイルへのポイン
タが記述されているインデックス情報は、データ種別C
のデータに分類されている。なお、インデックス情報
は、上述した情報の他、各記事がいずれの種別(A,
B,Cのうちのいずれの種別)であるかを示す情報(以
下、適宜、種別情報という)も含んでいる。
【0097】情報種別AまたはBのデータは、暗号化回
路28Aまたは28Bに入力され、それぞれそこで暗号
キーAまたはBを用いて暗号化される。暗号化された情
報種別AおよびBのデータは、多重化回路27に出力さ
れる。
【0098】ここで、暗号キーAおよびBは、例えば新
聞社から供給されるようになされている。また、暗号キ
ーAとBとは、異なるものとされている。従って、情報
種別A,Bのデータは、それぞれ異なるキー(暗号キ
ー)を用いて暗号化される。さらに、暗号キーAおよび
Bは、必要に応じて変更されるようになされている。
【0099】多重化回路27には、情報種別AおよびB
のデータの他、情報種別Cのデータが供給される。多重
化回路27では、そこに入力されるデータが多重化さ
れ、データスクランブラ14に出力される。即ち、この
場合、暗号化された情報種別AおよびBのデータ、並び
に(暗号化されていない)情報種別Cのデータを多重化
したデータ(マルチメディアデータ)が、データスクラ
ンブラ14に供給される。
【0100】データスクランブラ14では、多重化回路
27からのデータが、PN発生器13が出力する疑似ラ
ンダム系列に対応してスクランブルされ、独立データチ
ャンネル多重化回路12に出力される。
【0101】一方、関連情報暗号化回路11では、そこ
に入力されるスクランブルキーおよび共通情報が、ワー
クキーを用いて暗号化される。暗号化されたデータは、
関連情報として、独立データチャンネル多重化回路12
に供給される。
【0102】なお、図5(後述する図10においても同
様)では、スクランブルキーは暗号化されずに、関連情
報暗号化回路11に入力されるようになされている。
【0103】以下、独立データチャンネル多重化回路1
2、ディジタルチャンネル信号多重化回路15,4相D
PSK変調器16、映像信号/ディジタルチャンネル信
号多重化回路17,FM変調器18、アップコンバータ
19、および電力増幅器20では、図2で説明した処理
が行われ、これにより送信アンテナ21からは、データ
の種別(種類)ごとに異なる暗号キーを用いて暗号化さ
れたデータが送出される。
【0104】次に、図7は、以上のようにして伝送され
てきたデータを受信するデータ受信装置6の構成例を示
している。なお、図中、図4における場合と対応する部
分については、同一の符号を付してある。図4における
場合と同様に、室外装置5より入力されたIF信号は、
FM復調器71に入力され、以下、FM復調器71、映
像信号/ディジタルチャンネル信号分離回路72,4相
DPSK復調器73、ディジタルチャンネル信号分離回
路74、およびマルチメディアデータ/関連情報分離回
路81において、図4で説明した場合と同様の処理が行
われる。
【0105】復号回路82は、例えばICカード10
(図1)に記憶されているワークキー(ワークキーレジ
スタ10aに記憶されているワークキー)を用いて、関
連情報を復号し、その復号結果であるスクランブルキー
を、オン/オフ切換回路90に出力し、また共通情報に
含まれるデータ識別子を、ダウンロード可否判定回路8
3に出力する。
【0106】ここで、本実施例では、セキュリティモジ
ュールであるICカード10は、図7および、後述する
図8に示すように、例えばワークキーレジスタ10a、
契約内容レジスタ10b、課金集計レジスタ10e、復
号キーレジスタ10f、および10gから構成されてい
る。
【0107】復号キーレジスタ10fまたは10g(図
8)には、データ種別AまたはBの受信契約がなされて
いる場合、図5に示した暗号化回路28Aまたは28B
による暗号を復号するための復号キーAまたはBがそれ
ぞれ記憶されている。
【0108】また、この場合、課金集計レジスタ10e
は、復号キーレジスタ10f,10gから読み出された
復号キーと、その復号キーを用いて復号されたデータの
量とを記憶するようになされている。但し、図4に示し
た場合と同様に、ICカード10に、情報料レジスタ1
0cを設けるようにすることにより、課金集計レジスタ
10eには、情報料の集計値を記憶させるようにするこ
とが可能である。
【0109】なお、この場合、ICカード10は、ワー
クキーレジスタ10a、契約内容レジスタ10b、課金
集計レジスタ10e、復号キーレジスタ10f、および
10gから構成する他、例えば図7と図8とに示してあ
るように、ワークキーレジスタ10aおよび契約内容レ
ジスタ10bでなるものと、課金集計レジスタ10e、
復号キーレジスタ10f、および10gでなるものとの
2つに分けて構成することなどが可能である。
【0110】ICカード10を2つに分けて構成した場
合、ワークキーレジスタ10aおよび契約内容レジスタ
10bでなるICカードは、データの受信時に用い、課
金集計レジスタ10e、復号キーレジスタ10f、およ
び10gでなるICカードは、後述するようにMO8か
らデータを読み出して視聴するときに用いるようにする
ことができる。
【0111】ダウンロード可否判定回路83は、復号回
路82よりデータ識別子を受信すると、そのデータ識別
子を、ICカード10の契約内容レジスタ10bに記憶
されているデータ識別子と比較する。そして、ダウンロ
ード可否判定回路83は、復号回路82からのデータ識
別子と一致するデータ識別子が、契約内容レジスタ10
bに記憶されており、さらにそのデータ識別子が、ダウ
ンロード要求設定回路84に記憶されているとき、オン
/オフ切換回路90に、復号回路82からのスクランブ
ルキーをPN発生器86に出力させる制御信号を出力す
る。
【0112】オン/オフ切換回路90は、ダウンロード
可否判定回路83から制御信号を受信すると、復号回路
82からのスクランブルキーを、PN発生器86に出力
する。PN発生器86は、入力されたスクランブルキー
に対応して、疑似ランダム系列を発生する。データデス
クランブラ87は、このPN発生器86より供給された
疑似ランダム系列を利用して、マルチメディアデータ/
関連情報分離回路81より供給されるマルチメディアデ
ータをデスクランブルして出力する。
【0113】データデスクランブラ87からのデータ
は、データ記録回路91に供給され、MO8(図1)に
記録される。
【0114】図8は、データ記録回路91の構成例を示
している。このデータ記録回路91においては、SCS
I(Small Computer System Interface)プロトコルコ
ントローラ102とSCSI I/F(インターフェイ
ス)103,SCSI I/F103と切換回路10
4,SCSI I/F103とアクセス管理回路10
9、切換回路104の端子aとSCSI I/F10
5,SCSI I/F105と光磁気ディスクコントロ
ーラ107、切換回路104の端子bと復号回路10
8、復号回路108とSCSI I/F105は、それ
ぞれ、パラレルバスの1つである、例えばSCSIバス
で接続されている。
【0115】データデスクランブラ87からのデータ
は、CPU101に供給される。CPU101は、所定
のOS(Operating System)にしたがって動作し、その
後段のSCSIプロトコルコントローラ102以下を制
御する。
【0116】また、そのOS上には、SCSIドライバ
(ソフトウェア)が組み込まれており、CPU101に
供給されたデータは、SCSIドライバによって、SC
SIプロトコルコントローラ102に転送される。
【0117】SCSIプロトコルコントローラ102
は、SCSIの規格に準拠した通信制御を行う。即ち、
例えばCPU101からSCSIプロトコルコントロー
ラ102にデータが転送されてきた場合、切換回路10
4は、端子a側に切り換えられる。そして、SCSIプ
ロトコルコントローラ102は、CPU101からのデ
ータを、SCSI I/F103、切換回路104の端
子a、およびSCSII/F105を介して、光磁気デ
ィスク装置106を構成する光磁気ディスクコントロー
ラ107に、SCSIの通信手順にしたがって転送す
る。光磁気ディスクコントローラ107は、データを受
信すると、そのデータを、MO8に記録する。
【0118】以上のようにして、データ記録回路91で
は、データデスクランブラ87からのデータが、MO8
に記録される。
【0119】なお、SCSIの通信手順にしたがって通
信を行う各機器には、あらかじめユニークなID番号が
設定される。ID番号は、例えば0乃至7の範囲の数字
であり、ここでは、光磁気ディスクコントローラ107
またはアクセス管理回路109に、例えば0または1の
ID番号が、それぞれ付されているものとする。
【0120】SCSIにおいては、ある機器が親で、そ
の他の機器が子になるというような主従関係がなく、あ
る一連のデータのやりとりを行うときに(通信を行うと
きに)、命令(コマンド)を送る側がイニシエータと、
その命令を受け取って、データを送るなどのその命令に
したがった処理を行う側がターゲットとそれぞれ呼ばれ
る。SCSIバスには、いくつかの状態が存在し、これ
は、フェーズと呼ばれる。
【0121】また、切換回路104では、端子aまたは
bが選択されることにより、SCSI I/F103
が、SCSI I/F105と、直接または復号回路1
08を介して接続されるようになされているが、この切
換回路104によるSCSIバスの切り換え(選択)
は、物理的にではなく、電気的に行われるようになされ
ている。
【0122】次に、以上のようにして記録されたデータ
が、それを実際に視聴するために、MO8から読み出さ
れる場合の動作について、図9のフローチャートを参照
して説明する。ユーザによって、MO8からデータを読
み出すように指示する操作がなされると、まず最初に、
ステップS1において、MO8に記録されているインデ
ックス情報(図6)が読み出される。
【0123】即ち、切り換え回路104は、通常は、端
子a側を選択している。そして、CPU101は、SC
SIプロトコルコントローラ102を制御し、SCSI
I/F103、切換回路104の端子a、およびSC
SI I/F105を介して、光磁気ディスクコントロ
ーラ107に対し、MO8から情報種別Cのデータに含
まれるインデックス情報を読み出すことを指示するコマ
ンド(インデックス情報読み出しコマンド)を転送させ
る。
【0124】光磁気ディスクコントローラ107は、イ
ンデックス情報読み出しコマンドを受信すると、MO8
からインデックス情報を読み出し、SCSI I/F1
05、切換回路104の端子a、およびSCSI I/
F103を介して、SCSIプロトコルコントローラ1
02に転送する。SCSIプロトコルコントローラ10
2は、以上のようにして受信したインデックス情報を、
CPU101に転送する。
【0125】そして、ステップS2に進み、MO8から
読み出すように指示されたデータが、情報種別A乃至C
のうちのいずれのデータであるか否かが、CPU101
によって判定される。ここで、上述したようにインデッ
クス情報には、データの種別を示す種別情報が含まれて
いる。CPU101は、インデックス情報の種別情報を
参照し、MO8から読み出すように指示されたデータ
が、いずれの情報種別のデータであるのかを判定する。
【0126】なお、CPU101は、MO8からのデー
タの読み出しを、そのためのアプリケーションプログラ
ムを実行することにより行うようになされている。そし
て、このアプリケーションプログラムによれば、上述し
たデータの種別の判定処理の管理、実行も行われるよう
になされている。
【0127】ステップS2において、MO8から読み出
すように指示されたデータ(以下、適宜、指示データと
いう)が、情報種別Cのデータであると判定された場
合、ステップS3に進み、CPU101は、SCSIプ
ロトコルコントローラ(SCSI P/C)102を制
御し、SCSI I/F103、切換回路104の端子
a、およびSCSI I/F105を介して、ID番号
0の機器(デバイス)である光磁気ディスクコントロー
ラ107に対し、MO8から指示データを読み出すこと
を指示するコマンド(データ読み出し要求コマンド)を
転送させる。
【0128】その後、ステップS4に進み、光磁気ディ
スクコントローラ107は、データ読み出し要求コマン
ドを受信すると、MO8から指示データを読み出し、S
CSI I/F105、切換回路104の端子a、およ
びSCSI I/F103を介して、SCSIプロトコ
ルコントローラ102に転送する。即ち、ID番号0の
機器(デバイス)である光磁気ディスクコントローラ1
07から、SCSIプロトコルコントローラ102に対
し、指示データが転送される。SCSIプロトコルコン
トローラ102では、転送されてきた指示データが、C
PU101にさらに転送され、処理を終了する。
【0129】以上のようにしてCPU101で受信され
たデータは、モニタ7(図1)やスピーカに供給されて
出力される。従って、この場合、情報種別Cのデータ
は、正当なICカード10を有する契約者でありさえす
れば、無料で視聴することができる。
【0130】一方、ステップS2において、指示データ
が、情報種別AまたはBのデータであると判定された場
合、ステップS5に進み、CPU101は、SCSIプ
ロトコルコントローラ(SCSI P/C)102を制
御し、SCSI I/F103を介して、ID番号1の
機器(デバイス)であるアクセス管理回路109に対
し、切換回路104を端子b側に切り換えるように指示
するコマンド(バス切換コマンド)と、指示データが情
報種別AおよびBのうちのいずれのデータであるかを表
す情報(情報種別情報)とを転送させる。
【0131】そして、ステップS6では、アクセス管理
回路109でバス切換コマンドおよび情報種別情報が受
信され、情報種別情報が示す指示データの情報種別に対
応して、セキュリティモジュールであるICカード10
から、復号キーが読み出される。即ち、指示データの情
報種別が、情報種別AまたはBであった場合には、アク
セス管理回路109は、ICカード10の復号キーレジ
スタ10fまたは10gから、復号キーAまたはBをそ
れぞれ読み出し、復号回路108に転送する。
【0132】さらに、ステップS6では、アクセス管理
回路109によって、切換回路104が、端子b側に切
り換えられる。
【0133】アクセス管理回路109では、以上の処理
が終了すると、情報種別AまたはBのデータを、MO8
から読み出す準備が完了したことを示すメッセージ(切
り換え完了メッセージ)が、SCSI I/F103を
介してSCSIプロトコルコントローラ102に転送さ
れる。
【0134】SCSIプロトコルコントローラ102で
は、切り換え完了メッセージを受信すると、ステップS
7において、SCSI I/F103、切換回路104
の端子b、復号回路108、およびSCSI I/F1
05を介して、ID番号0の機器(デバイス)である光
磁気ディスクコントローラ107に対し、MO8から指
示データを読み出すことを指示するコマンド(データ読
み出し要求コマンド)が転送される。
【0135】光磁気ディスクコントローラ107では、
データ読み出し要求コマンドを受信すると、ステップS
8に進み、MO8から指示データが読み出され、SCS
II/F105を介して、復号回路108に転送され
る。
【0136】復号回路108では、アクセス管理回路1
09からの復号キー(復号キーAおよびBのうちのいず
れか)を用いて、指示データが、例えば512バイトな
どの所定のブロック単位で復号される。復号された指示
データは、切換回路104の端子b、およびSCSI
I/F103を介して、SCSIプロトコルコントロー
ラ102に転送される。
【0137】ステップS8では、以上のようにしてID
番号0の機器(デバイス)である光磁気ディスクコント
ローラ107から、SCSI I/F105、復号回路
108、切換回路104の端子b、およびSCSI I
/F103を介して、SCSIプロトコルコントローラ
102に指示データが転送される。
【0138】SCSIプロトコルコントローラ102
は、転送されてきた指示データを、CPU101に転送
し、CPU101は、SCSIプロトコルコントローラ
102からの指示データを、モニタ7(図1)やスピー
カに供給して出力させる。
【0139】従って、この場合、情報種別AまたはBの
データは、ICカード10の復号キーレジスタ10fま
たは10gに、復号キーAまたはBが記憶されていると
きに限り、それぞれ視聴することができる。即ち、情報
種別AまたはBのデータの受信契約をした契約者には、
復号キーレジスタ10fまたは10gに、復号キーAま
たはBをそれぞれ記憶させたICカード10が供給され
るようになされており、これにより正当な契約者のみ
が、情報種別AまたはBのデータを視聴することができ
る。
【0140】一方、アクセス管理回路109は、SCS
I I/F103および105におけるデータの流れを
監視することにより、SCSIバスがアイドル状態にあ
るか否かを判定する。アクセス管理回路109は、SC
SIバスがアイドル状態にあると判定した場合、即ちM
O8からSCSIプロトコルコントローラ102に対す
る指示データの転送が終了した場合、ステップS9に進
み、切換回路104を端子a側に切り換える。さらに、
ステップS9では、アクセス管理回路109からSCS
Iプロトコルコントローラ102に対し、切換回路10
4を端子a側に切り換えたことを示すメッセージ(切り
換え完了メッセージ)が転送され、これによりSCSI
プロトコルコントローラ102は、SCSIバスが、通
常の転送状態に戻ったことを認識する。
【0141】また、復号回路108では、復号した指示
データのデータ量が算出され、アクセス管理回路109
に転送される。アクセス管理回路109は、復号回路1
08よりデータ量を受信すると、このデータ量と、復号
回路108に復号させたデータの情報種別(情報種別)
(種類)に基づいて、課金制御を行う。即ち、アクセス
管理回路109は、例えば復号回路108に復号させた
データの情報種別と、そのデータ量を、例えばICカー
ド10の課金集計レジスタ10eに転送して記憶させる
(記録する)。
【0142】なお、アクセス管理回路109において、
復号回路108に復号させたデータの情報種別は、上述
した情報種別情報に基づいて判断される。
【0143】また、復号回路108で復号されたデータ
の情報種別と、その復号に用いられた復号キーとは、一
対一対応しているから、アクセス管理回路109には、
復号回路108に復号させたデータの情報種別に代え
て、復号回路108に転送した復号キーに基づいて課金
制御を行わせることができる。即ち、課金集計レジスタ
10eには、復号回路108で指示データを復号するの
に用いられた復号キーと、そのデータ量を記憶させるよ
うにすることができる。
【0144】ステップS9では、以上のような切換回路
104の切換処理、切り換え完了メッセージの転送処
理、および課金制御処理が行われ、処理を終了する。
【0145】なお、課金集計レジスタ10eには、復号
が行われたデータの情報種別(あるいは復号に用いられ
た復号キー)と、そのデータ量を、MO8からのデータ
(情報種別AまたはBのデータ)の読み出しがあるごと
に順次記憶させることもできるし、その他、例えば既
に、ある復号キーとそれに対応するデータ量とが記憶さ
れている場合に、その復号キーが用いられてデータの復
号が行われたときには、そのデータ量と、既に記憶され
ているデータ量とを加算して、その加算結果を、既に記
憶されているデータ量に代えて記憶させるようにするこ
とも可能である。
【0146】課金集計レジスタ10eに記憶された課金
結果、即ち復号が行われたデータの情報種別(あるいは
復号に用いられた復号キー)と、そのデータ量は、課金
情報送信回路89によって読み出され、図4で説明した
ように、例えばサービス運用会社3が有するユーザ管理
コンピュータに、定期的に送信される。
【0147】この場合、ユーザ管理コンピュータでは、
データの情報種別(あるいは、データの復号に用いられ
た復号キー)と、そのデータ量に基づいて、受信料が算
出され、その後、その受信料の請求が、契約者に対して
行われる。
【0148】あるいは、上述したように、ICカード1
0の変更(更新)時(例えば、1カ月ごとなど)に、そ
の読み取り装置などによって、課金集計レジスタ10e
の記憶内容から受信料が算出され、その請求が、契約者
に対して行われる。
【0149】従って、この場合、受信契約をしたデータ
であって、実際に視聴したデータに対して課金を行うこ
とができる。即ち、契約者は、真に必要なデータのみ得
ることができ、サービス運用会社3は、そのデータのみ
に対する課金を行うことができる。
【0150】なお、以上のように、例えばユーザ管理コ
ンピュータなどにおいて、データの情報種別(あるい
は、データの復号に用いられた復号キー)と、そのデー
タ量に基づいて、受信料を算出するようにした場合、第
1実施例で説明したように、例えば契約者のランクによ
って異なる課金を行うことや、視聴された新聞の組み合
わせによって異なる課金を行うことなどの柔軟性の高い
課金が可能であるが、そのような必要がなければ、デー
タ受信装置6で受信料を算出するようにすることも可能
である。
【0151】即ち、例えば図8に示したアクセス管理回
路109に、データの情報種別(あるいは、データの復
号に用いられた復号キー)と、そのデータ量に基づい
て、受信料を算出させ、課金集計レジスタ10eには、
その集計値を記憶させるようにすることが可能である。
この場合、サービス運用会社3には、課金集計レジスタ
10eに記憶された集計値が送信されることになる。
【0152】以上説明したような課金方式は、MO8を
データ受信装置6(図1)から取り出し、例えばポータ
ブル端末などに装着して、MO8に記録されたデータに
アクセスする場合にも有効である。
【0153】即ち、上述の課金方式によれば、図5の暗
号化回路28Aまたは28Bそれぞれで用いられる暗号
キーAまたはBを定期的に変更することにより、図8に
示したデータ記録回路91と同様の回路を有するポータ
ブル端末にMO8を装着してデータの視聴を行う場合
に、ICカード10を、その変更後の暗号キーに対応す
る復号キーを記憶したICカードに交換しないと、MO
8からのデータ(本実施例においては、情報種別A,B
のデータ)の読み出しを行うことができないようにする
ことができる。従って、契約者に、ICカードの交換を
促すことができる。なお、この場合、契約者は、ICカ
ードの交換時に、上述したように受信料を支払うことに
なる。
【0154】以上のように、データの種類(種別(ラン
ク))ごとに異なる暗号化キーを用いて暗号化され、伝
送されてきたデータを、MO8に記録し、MO8に記録
されたデータを復号するときに用いられた復号キーと、
そのデータ量に基づいて課金を行うようにしたので、例
えば1紙だけの新聞の受信契約をした場合であっても、
受信料を、例えば月極などで徴収するというような単純
な課金形態でなく、実際に視聴したデータの種類(情報
種別)によって異なる受信料を徴収することが可能とな
る。
【0155】即ち、例えば上述したように、情報種別A
乃至Cのデータに対して課金する額を代えることなどが
できるようになる。
【0156】さらに、データが、その種類ごとに異なる
暗号化キーを用いて暗号化されているので、不正受信を
防止することができる。
【0157】なお、本実施例においては、データを情報
種別A乃至Cの3種類に分類するようにしたが、これに
限られるものではない。即ち、データは、必要に応じた
数に分類することが可能である。
【0158】また、複数の新聞その他の情報の受信契約
を行った契約者には、その受信契約を行った複数の情報
にそれぞれ対応する復号キーその他受信に必要な情報が
記憶された複数のICカードを供給するようにすること
もできるし、また複数の情報にそれぞれ対応する復号キ
ーその他受信に必要な情報がすべて記憶された1つのI
Cカードを供給するようにすることもできる。但し、複
数のICカードを供給する場合、契約者は、受信するデ
ータによって、データ受信装置6(図1)に装着させる
ICカードを交換しなければならず、従って不便である
ので、契約者には、複数の情報にそれぞれ対応する復号
キーその他受信に必要な情報がすべて記憶された1つの
ICカードを供給する方が好ましい。
【0159】さらに、本実施例では、図8に示したデー
タ記録回路91を構成するブロック間において、SCS
Iの通信手順にしたがって、データの転送が行われるよ
うにしたが、これは、その他の通信手順にしたがって行
うようにすることも可能である。
【0160】[第3実施例]ところで、図4および図7
に示したデータ受信装置6では、いずれもセンタ局であ
るサービス運用会社3(図1)に送信する課金結果は、
あらかじめ決めておく必要があり、その変更を行うこと
が困難である。
【0161】即ち、例えば図4に示した場合において、
課金結果として、あらかじめ情報料の集計値を送信する
ようにしたとき、その後、サービス運用会社3で、課金
結果として、スクランブルマスタキーに対応する新聞の
種類およびその読み出し回数(新聞データのダウンロー
ド回数)を用いた課金を行おうとして、データ受信装置
6から、スクランブルマスタキーに対応する新聞の種類
およびその読み出し回数を送信するように変更するに
は、例えば各契約社宅に訪問し、データ受信装置の交換
等を行う必要がある。
【0162】また、上述したように、課金結果が、定期
的に、課金情報送信回路89からサービス運用会社3
に、公衆電話網を介して送信される場合、サービス運用
会社3側から、その発呼時間の設定などを行うことがで
きることが好ましい。
【0163】さらに、課金結果が、サービス運用会社3
からの要求に応じて、課金情報送信回路89からサービ
ス運用会社3に、公衆電話網を介して送信される場合、
多くのデータ受信装置から、同時に発呼があると、サー
ビス運用会社3のユーザ管理コンピュータにおいて、す
べての発呼に対して対応しきれないことがある。
【0164】以上から、データ受信装置6における課金
処理を、送信側であるサービス運用会社3から制御する
ことができることが好ましい。
【0165】そこで、図1に示したサービス運用会社3
が有する送信装置は、例えば図10に示すように構成す
ることができる。なお、図中、図2における場合と対応
する部分については、同一の符号を付してある。
【0166】即ち、この送信装置においては、マルチメ
ディアデータが、データスクランブラ14で、上述した
ようにしてスクランブルされ、独立データチャンネル多
重化符号化回路12に出力される。
【0167】また、関連情報暗号化回路11には、スク
ランブルキー、共通情報、およびワークキーの他、例え
ばCPU,ROM,RAMなどでなる計算機で構成され
る課金オブジェクト発生処理回路29の出力が供給され
ている。
【0168】課金オブジェクト発生処理回路29は、デ
ータ受信装置6における課金制御(データの提供に対す
る課金制御)を行うプログラムである課金プログラムを
発生し、さらにその課金プログラム(ソースプログラ
ム)を、ハードウェアに依存しない中間コード、即ちい
わゆる仮想機械が解釈、実行する中間コードに変換す
る。そして、この課金プログラムの中間コード(中間コ
ードのファイル)のオブジェクト(以下、適宜、課金オ
ブジェクトという)を関連情報暗号化回路11に出力す
る。なお、課金オブジェクトには、必要な場合には、課
金プログラムで用いられる制御データが含められる。こ
の制御データも、課金オブジェクト発生処理回路29で
発生される。
【0169】従って、この場合、課金プログラムは中間
コードで、後述するように送信されるので、それをソー
スプログラムのままで送信する場合に比較して、送信デ
ータ量を低減することができる。
【0170】関連情報暗号化回路11では、スクランブ
ルキー、共通情報、および課金オブジェクトが、ワーク
キーを用いて暗号化される。暗号化されたデータは、関
連情報として、独立データチャンネル多重化回路12に
供給される。
【0171】以下、独立データチャンネル多重化回路1
2、ディジタルチャンネル信号多重化回路15,4相D
PSK変調器16、映像信号/ディジタルチャンネル信
号多重化回路17,FM変調器18、アップコンバータ
19、および電力増幅器20では、図2で説明した処理
が行われ、これにより送信アンテナ21からは、課金オ
ブジェクトを含むデータが伝送される。
【0172】次に、図11は、以上のようにして伝送さ
れてきたデータを受信するデータ受信装置6の構成例を
示している。この場合、データ受信装置6を構成する各
ブロックは、バスを介してデータ(制御用のコマンドな
どを含む)のやりとりを行うようになされており、ま
た、このデータ受信装置6は、リモコン9を操作するこ
とにより制御することができるようになされている。即
ち、リモコン9を操作することにより、その操作に対応
した信号が、入力装置33を介して、CPU,ROM、
およびRAMで構成される処理回路32で受信され、処
理回路32では、リモコン9からの信号に対応した処理
が行われる。
【0173】このデータ受信装置6においては、室外装
置5からのIF信号が、データ受信回路31に供給され
る。データ受信回路31では、入力されたIF信号が復
調される。さらに、データ受信回路31は、処理回路3
2の制御の下、受信者が契約したマルチメディアデータ
(例えば、所定の新聞社の新聞データとそれに付随する
テキストデータ、画像データ、および音声データや、所
定の雑誌、書籍のデータとそれに付随するテキストデー
タ、画像データ、および音声データなど)をデコード
し、データ記録媒体コントロール回路34に出力する。
データ記録媒体コントロール回路34は、データ受信回
路31からのデータを、MO8に記録する。
【0174】その後、リモコン9が操作され、その操作
に対応する操作信号が、入力装置33で受信されると、
入力装置33は、その操作信号を、処理回路32に転送
する。処理回路32は、所定の操作信号を受信したと
き、MO8に記録されたデータを、データ記録媒体コン
トロール回路34に再生させ、ディスプレイインターフ
ェイス35に供給する。ディスプレイインターフェイス
35は、入力されたデータをビデオ信号に変換し、モニ
タ7に出力して表示させる(MO8から再生されたデー
タが音声データである場合には、そのデータは、図示せ
ぬスピーカから出力される)。これにより、契約者は、
契約した新聞や雑誌、書籍、さらにはそれに付随するテ
キスト、画像、音声を視聴することができる。
【0175】なお、処理回路32は、MO8に記録され
たデータのうち、上述した課金プログラムにしたがっ
て、そこから読み出したデータ(マルチメディア新聞デ
ータ、マルチメディア雑誌/書籍データ)に対する課金
を行う。そして、その課金結果は、モデム36によっ
て、所定の通信手順にしたがって、公衆電話網(電話回
線)を介してサービス運用会社3(あるいは情報提供
者)に送信されるようになされている。
【0176】また、データ受信回路31では、サービス
運用会社3から送られてくる(例えば、受信契約を結ぶ
ことにより郵送されてくる)セキュリティモジュールで
ある、例えばICカード10よりセキュリティモジュー
ルインターフェイス38を介して供給されるデータを用
い、後述するようにして関連情報の復号が行われる。
【0177】さらに、この場合、ICカード10は、後
述する図12に示すように、ワークキーレジスタ10
a、契約内容レジスタ10b、およびデータ受信装置I
Dレジスタ10hで構成されている。データ受信装置I
Dレジスタ10cには、データ受信装置6にあらかじめ
付されているユニークな受信装置IDが記憶されてい
る。セキュリティモジュールインターフェイス38は、
ICカード10に記憶されている情報の読み出しを行
い、その結果得られるワークキーおよび契約内容をデー
タ受信回路31に、受信装置IDを処理回路32に、そ
れぞれ出力するようになされている。
【0178】また、タイマ回路37は、現在時刻を出力
するようになされている。
【0179】図12は、データ受信回路31のより詳細
な構成例を示している。なお、図中、図4または図7に
おける場合と対応する部分については、同一の符号を付
してある。図4における場合と同様に、室外装置5より
入力されたIF信号は、FM復調器71に入力され、以
下、FM復調器71、映像信号/ディジタルチャンネル
信号分離回路72,4相DPSK復調器73、ディジタ
ルチャンネル信号分離回路74、およびマルチメディア
データ/関連情報分離回路81において、図4で説明し
た場合と同様の処理が行われる。
【0180】そして、復号回路82、ダウンロード可否
判定回路83,PN発生器86、データデスクランブラ
87、およびオン/オフ切換回路90では、図7で説明
した場合と同様の処理が行われ、これによりデータデス
クランブラ87からデスクランブルされたデータが、処
理回路32に出力される。処理回路32では、データデ
スクランブラ87からのデータが、データ記録媒体コン
トロール回路34を介してMO8に供給されて記録され
る。
【0181】さらに、復号回路82では、関連情報に含
まれる課金オブジェクトの復号も行われる。復号された
課金オブジェクトは、処理回路32に供給される。処理
回路32は、復号回路82からの課金オブジェクトを、
データ記録媒体コントロール回路34を介してMO8に
供給して記録させる。
【0182】課金オブジェクトがMO8に記録された
後、処理回路32は、MO8に記録された課金オブジェ
クト、即ち中間コードの課金プログラムを、適宜読み出
し、自身(処理回路32が内蔵するCPU)が実行可能
なマシンコードに変換(翻訳)する。変換後の実行可能
な形式のファイルにされた課金プログラムは、処理回路
32の内蔵するRAMにロードされ、実行形式の1つの
プロセスとして、同じく処理回路32の内蔵するCPU
上のOSの管理下の領域にストアされる。
【0183】OSの管理下の領域にストアされた後、課
金プログラムは、その他のプロセスと同様に、OS上
で、定期的に、所定のプライオリティレベルで実行さ
れ、これにより課金制御が行われる。従って、課金オブ
ジェクト発生処理回路29(図10)に発生させる課金
オブジェクトを変更することにより、データ受信装置6
における課金形態を、サービス運用会社3側から変更す
ることが可能となる。
【0184】課金プログラムは、ハードウェアに依存し
ない中間コード、即ちいわゆる仮想機械が解釈、実行す
る中間コードで記述されているので、処理回路32は、
各種のマイコン上にソフトウェアで実現することがで
き、従って、装置を、専用のハードウェアを用いなくて
も構成することが可能となる。
【0185】なお、課金プログラムのマシンコードへの
変換は、例えば処理回路32の内蔵するCPUの空き時
間を利用して行われる。また、上述の場合、中間コード
の課金プログラムをMO8に、一旦記録してから、マシ
ンコードへの変換を行うようにしたが、この他、例えば
処理回路32において、中間コードの課金オブジェクト
をMO8に記録せずに、復号回路82から出力される課
金オブジェクトをそのままマシンコードに変換するよう
にすることも可能である。但し、この場合、処理回路3
2には、そこで大きな負荷の処理が行われている際に、
マシンコードへの変換処理を行わせる必要が生じること
が考えられるので、処理回路32に内蔵させるCPUと
しては、高性能のものを用いる必要がある。
【0186】次に、図13は、ある課金プログラムにし
たがって課金処理(課金制御)が行われる場合の処理回
路32の動作を説明するフローチャートである。なお、
ここでは、課金オブジェクトが、課金プログラム、並び
にダウンロードログファイル名、サービス運用会社3の
電話番号、サービス運用会社3へ課金結果を送信するた
めの発呼を行う時刻(発呼時刻の条件)、課金期間、お
よびデータ(マルチメディアデータ)の、その種類ごと
(例えば新聞ごとなど)のダウンロード1回あたりの料
金を含む制御データからなるものとする。
【0187】また、上述のサービス運用会社3へ課金結
果を送信する時刻(発呼時刻)は、例えば0時から、デ
ータ受信装置IDに、所定の一定時間を掛け合わせた時
間を経過したときとされているものとする。このように
することにより、ある時刻に、多くのデータ受信装置か
らの発呼が、サービス運用会社3に集中することを防止
することができる。
【0188】課金プログラムがプロセスとなると、まず
ステップS11において、現在時刻がプロセス起動時刻
か否が判定される。ここで、プロセス起動時刻とは、上
述した課金オブジェクトの制御データに含まれる発呼時
刻であり、現在時刻が発呼時刻(プロセス起動時刻)で
あるかどうかは、タイマ回路37が出力する現在時刻を
参照することにより判定される。また、発呼時刻の計算
に必要なデータ受信装置IDは、ICカード10のデー
タ受信装置IDレジスタ10h(図12)から読み出さ
れる。
【0189】ステップS11において、現在時刻がプロ
セス起動時刻でないと判定された場合、ステップS11
に戻る。また、ステップS11において、現在時刻がプ
ロセス起動時刻であると判定された場合、課金プログラ
ムがプロセスとして起動される。そして、ステップS1
2に進み、課金オブジェクトの制御データに含まれるダ
ウンロードログファイル名が付されたファイル(ダウン
ロードログファイル)に対して、アクセスがなされ、そ
こに記述されているダウンロードログが読み出される。
【0190】ここで、ダウンロードログファイルには、
MO8に、データをダウンロードするごとに、そのデー
タの種類、日時などでなるダウンロードログが、処理回
路32によって記述されるようになされている。また、
処理回路32は、ダウンロードログファイルを、上述し
たダウンロードログファイル名で、例えばMO8に記録
するようになされている。
【0191】ダウンロードログが読み出された後、ステ
ップS13に進み、そのダウンロードログ(ダウンロー
ドされたデータの種類と、その日時)が参照され、課金
オブジェクトの制御データに含まれる課金期間にダウン
ロードされたデータに対する料金(情報料)が、同じく
課金オブジェクトの制御データに含まれるデータの1回
あたりのダウンロードに対する料金に基づいて算出され
る。
【0192】そして、ステップS14に進み、制御デー
タに含まれるサービス運用会社3の電話番号に発呼する
ように、モデム36(図11)が制御され、これにより
サービス運用会社3とデータ受信装置6との間が、電話
回線によって電気的に接続される(電話回線が設定され
る)。さらに、その後、サービス運用会社3が有するユ
ーザ管理コンピュータ(ユーザ管理計算機)とのコネク
ションが確立され、ステップS15に進む。
【0193】ステップS15では、ステップS13で算
出された料金(情報料)と、ICカード10のデータ受
信装置IDレジスタ10hに記憶されたデータ受信装置
IDが、モデム36(図11)を介してサービス運用会
社3のユーザ管理コンピュータに送信され、ステップS
16に進み、電話回線が切断される。さらに、ステップ
S16では、ダウンロードログファイルの中の不要なダ
ウンロードログ(ステップS13で情報料を算出するの
に参照されたダウンロードログ)が消去される。
【0194】その後、ステップS16においては、課金
プログラム自体が消去され、これにより処理回路32の
内蔵するCPUの実行権が、OSに引き渡され、処理を
終了する。
【0195】サービス運用会社3のユーザ管理コンピュ
ータでは、例えばデータ受信装置6から送信されてきた
情報料が、同じくデータ受信装置6から送信されてきた
データ受信装置IDが記録されたICカード10を所有
する契約者の銀号口座などから、後日、自動引き落とし
される。
【0196】以上のように、課金オブジェクトを伝送
し、データ受信装置6には、そこに含まれる課金プログ
ラムにしたがって課金制御を行わせるようにしたので、
送信側であるサービス運用会社3から、データ受信装置
6における課金形態を変更することができる。
【0197】なお、課金プログラムは、上述したような
課金処理を行うものに限られるものではない。即ち、本
実施例では、情報料を、課金結果として、サービス運用
会社3に送信するようにしたが、その他、例えばダウン
ロードログを、課金結果として、サービス運用会社3に
送信するようにすることなども可能である。ダウンロー
ドログを、課金結果として、サービス運用会社3に送信
する場合には、上述したように、例えば契約者のランク
によって異なる課金を行うことや、視聴された新聞の組
み合わせによって異なる課金を行うことなどの柔軟性の
高い課金が可能である。
【0198】また、本実施例では、課金オブジェクト
を、データ(マルチメディアデータ)と同一の伝送路
(本実施例では、衛星回線)で伝送(送信)するように
したが、課金オブジェクトと、マルチメディアデータと
は、異なる伝送路で伝送(送信)するようにすることが
可能である。
【0199】即ち、例えばマルチメディアデータは、大
容量の衛星回線で、課金オブジェクトは、それとは異な
る小容量の、例えばISDNやPSTNなどの電話回線
(公衆電話網)などで、それぞれ伝送(送信)するよう
にすることができる。
【0200】さらに、本実施例においては、課金プログ
ラムの中間コードを伝送するようにしたが、この他、例
えばそのソースプログラムや、それをマシンコードに変
換(翻訳)(コンパイル)したものを伝送するようにす
ることも可能である。
【0201】[第4実施例]次に、本発明の第4実施例
であるデータ放送システムについて説明する前に、これ
に対応する従来の技術について説明する。従来の、複数
のユーザが同時に利用する情報提供サービスにおける課
金方法は、いわば放送系のものと通信系のものに大きく
分けられる。放送系の課金方法では、例えばユーザが情
報提供者と受信契約を結び、その際に受信可能な情報の
範囲を決定し、課金は、契約時に決定された受信可能な
情報の範囲に基づいて行われる。例えば、放送衛星や通
信衛星を用いたテレビジョン放送などで、このような課
金方法が採用されている。
【0202】他方、通信系の課金方法では、情報の利用
料金が、その利用時間に基づいて決められるようになさ
れている。例えば、電話網を用いた情報提供サービスな
どで、このような課金方法が採用されている。
【0203】しかしながら、いずれの課金方法によって
も、情報提供の途中で、料金を変更すると、すべてのユ
ーザに対する料金が変更されてしまい、ある特定のユー
ザの料金のみ変更することが困難であった。
【0204】以下説明する第4実施例のデータ放送シス
テムは、サービス提供の途中で、ある特定のユーザに対
する料金を変更することができるようにするものであ
る。
【0205】図14は、本発明の第4実施例のデータ放
送システムの構成例を示している。このデータ放送シス
テムは、情報提供システム201と利用者端末202と
が、放送網(例えば、衛星回線など)および通信網(例
えば、電話回線など)によって結ばれて構成されてい
る。即ち、情報提供システム201と利用者端末202
との間の伝送路は、複数の伝送路としての、例えば放送
網と通信網とを多元的に組み合わせたものとされてい
る。情報提供システム201は、図1の情報提供者およ
びサービス運用会社3に対応しており、また利用者端末
202は、図1の受信側に対応している。
【0206】図15は、情報提供システム201の構成
例を示している。情報蓄積装置211には、ユーザに提
供する情報が記憶(記録)されている。この情報は、例
えば有料のものと無料のものとで構成されており、また
例えばマルチメディアデータとされている。情報蓄積装
置212には、ユーザごとの課金結果(課金情報)およ
び有料情報の利用状況が記憶(記録)されるようになさ
れている。暗号化回路216は、CPU213の制御の
下、情報蓄積装置211から読み出された情報(有料情
報)を暗号化するようになされている。変換器217
は、暗号化回路216から出力されたデータを、所定の
伝送フォーマットのデータに変換するようになされてい
る。また、変換器217は、通信インターフェイス部2
18で受信されたデータを、システム内部で扱うことの
できるフォーマットのデータに変換するようにもなされ
ている。通信インターフェイス部(網インターフェイ
ス)218は、変換器217からのデータを衛星回線ま
たは電話回線に送出するようになされている。また、通
信インターフェイス部218は、電話回線を介して伝送
されてきたデータを受信するようにもなされている。
【0207】ROM215は、OSを含むシステムプロ
グラム(実行プログラム)を記憶している。RAM21
4には、CPU213の動作上必要なデータや、その他
の情報(例えば、システムの現在のステータスなど)が
記憶されるようになされている。また、RAM214
は、所定のアプリケーションプログラムなども記憶する
ようになされている。CPU213は、ROM215に
記憶されたシステムプログラムにしたがって、装置全体
を制御し、またそのシステムプログラム上で、RAM2
14に記憶されたアプリケーションプログラム(制御プ
ログラム)を実行するようになされている。
【0208】以上のような情報提供システム201を構
成する各ブロックは、データバス、アドレスバス、およ
び制御バスを含むシステムバスによって接続されてい
る。
【0209】図16は、利用者端末202の構成例を示
している。通信インターフェイス部(網インターフェイ
ス)221は、衛星回線または電話回線を介して伝送さ
れてきたデータを受信するようになされている。また、
通信インターフェイス部221は、変換器222からの
データを電話回線に送出するようにもなされている。変
換器222は、通信インターフェイス部221で受信さ
れたデータを、端末内部で扱うことのできるフォーマッ
トのデータに変換するようになされている。また、変換
器222は、暗号解読回路223から出力されたデータ
を、所定の伝送フォーマットのデータに変換するように
もなされている。
【0210】暗号解読回路223は、変換器222から
出力されたデータが暗号化されている場合、所定の暗号
解読キーを用いて暗号を解読し、これによりデータを復
号するようになされている。CPU224,RAM22
5,ROM226は、図15で説明したCPU213,
RAM214,ROM215とそれぞれ同様に構成され
ている。さらに、CPU224は、所定の処理を指示す
るときに操作される操作装置229の操作に対応した処
理を行うようにもなされている。
【0211】表示回路227は、CPU224の制御の
下、入力されたデータをビデオ信号に変換し、表示装置
228に供給して表示させるようになされている。
【0212】次に、図17のフローチャートを参照し
て、その動作について説明する。まず情報提供システム
201(図15)では、CPU213において、情報蓄
積装置211から無料の情報が読み出され、暗号化回路
216に供給される。暗号化回路216は、無料の情報
が供給された場合、それを暗号化せずに、そのまま出力
する。この無料の情報は、以下、変換器217および通
信インターフェイス部218を介して、衛星回線に送出
される。
【0213】衛星回線に送出された情報は、利用者端末
202(図16)の通信インターフェイス部221で受
信され、変換器222を介して、暗号解読回路223に
供給される。この情報は、暗号化されていないので、暗
号解読回路223をスルーし、さらに表示回路227を
介して表示装置228に供給されて表示される。
【0214】以上のようにして、表示装置228に表示
された無料の情報(無料情報)は、例えばその次に放送
される所定の有料の情報(有料情報)を宣伝するものに
なっている。即ち、有料情報が、例えば映画などである
場合、無料情報は、その映画のハイライトシーンなどと
されている。
【0215】情報提供システム201では、以上のよう
にして無料情報の放送を行った後、その無料情報に続い
て有料情報の放送を行う旨のメッセージ(有料情報放送
メッセージ)が放送される。この有料情報放送メッセー
ジは、上述したようにして、利用者端末202(図1
6)の表示装置228に表示される(ステップS2
1)。即ち、有料情報を提供することが、ユーザに対し
て報知される。
【0216】有料情報の受信を希望するユーザは、操作
装置229を操作し、これにより情報提供システム20
1に対し、有料情報の受信を要求するコマンド(情報利
用要求コマンド)を送信する。
【0217】ここで、有料情報放送メッセージには、有
料情報に、その種類ごとにあらかじめ付されているユニ
ークな識別子(以下、適宜、情報識別子という)(上述
した実施例におけるデータ識別子に相当する)が含まれ
ている。利用者端末202からは、上述した情報要求コ
マンドとともに、情報識別子も、情報提供システム20
1に送信される。
【0218】即ち、情報要求コマンドおよび情報識別子
は、暗号解読回路223、変換器22、および通信イン
ターフェイス部221を介して、電話回線に送出され
る。
【0219】なお、本実施例では、電話回線は、例えば
ISDNとされている。通信インターフェイス部221
では、ISDNの通信手順にしたがって発呼がなされ、
これにより情報要求コマンドおよび情報識別子が、IS
DNを介して、例えばその呼設定メッセージ内のUUI
(ユーザ・ユーザ情報)に含められて、情報提供システ
ム201に伝送される(ステップS22)。
【0220】また、この場合、UUIに、発呼側、即ち
ユーザを特定する利用者ID(上述した実施例における
受信装置IDに相当する)が含められる。従って、ステ
ップS22において、利用者端末202からは、情報要
求コマンドおよび受信を希望する有料情報の情報識別子
に加え、利用者IDも送信される。
【0221】情報提供システム201(図15)の通信
インターフェイス部218では、利用者端末202から
の着呼があると、利用者端末202からのデータに含ま
れる利用者ID(上述したように、UUIに含まれる利
用者ID)が抽出され(ステップS23)、変換器21
7および暗号化回路216を介して、CPU213に転
送される。
【0222】CPU213では、受信した利用者ID
が、情報蓄積装置212に登録されているかどうかを確
認するユーザ(利用者)の認証が行われる(ステップS
24)。即ち、情報蓄積装置212には、受信契約を行
ったユーザの利用者IDが登録されており、受信したI
Dが、受信契約を結んだユーザの利用者IDであるかど
うかが確認される。CPU213は、受信した利用者I
Dが、情報蓄積装置212に登録されている場合、その
利用者IDに対応する課金情報に、料金未納などの情報
などが含まれていない限り、受信した利用者IDを有す
るユーザが、本サービスの利用が可能であることを認識
する。
【0223】なお、受信した利用者IDが、情報蓄積装
置212に登録されていない場合や、登録されていて
も、その利用者IDに対応する課金情報に、料金未納な
どの情報などが含まれている場合、例えばサービス利用
不可を示すメッセージが、利用者端末202に送信さ
れ、処理を終了する。
【0224】ユーザの認証の結果、そのユーザがサービ
スの利用が可能であると判断された場合には、通信イン
ターフェイス部218によって、UUIから、情報要求
コマンド(情報利用要求コマンド)が抽出され(ステッ
プS25)、上述したようにしてCPU213に転送さ
れる。CPU213は、情報要求コマンドを受信する
と、着呼が、有料情報の受信要求であることを認識す
る。
【0225】その後、通信インターフェイス部218か
らCPU213に、UUIに含まれる情報識別子が転送
される。CPU213は、情報識別子を受信すると、そ
の情報識別子が付された有料情報にかけられる暗号を解
読するのに(復号するのに)必要な暗号解読キーを算出
し(ステップS26)、その暗号解読キーを、暗号化回
路216、変換器217、および通信インターフェイス
部218を介して、利用者IDに対応するユーザが有す
る利用者端末202に送信する(ステップS27)。
【0226】なお、この暗号解読キーの送信には、通信
網であるISDNが用いられる。また、暗号解読キー
は、暗号化されずに送信される。
【0227】暗号解読キーの送信後、CPU213は、
情報蓄積装置212の課金情報を書き換えることによ
り、有料情報の提供に対する課金が行われる(ステップ
S28)。
【0228】具体的には、受信したユーザIDに対応す
る課金情報に、受信した情報識別子が付された有料情報
の提供に対する料金が加算され、この加算値が、新たな
課金情報とされる。従って、この場合、利用者端末20
2で復号される有料情報の種類に基づいて、課金が行わ
れることになる。
【0229】なお、このとき、必要に応じて、情報蓄積
装置212に記憶されている有料情報の利用状況の書き
換えも行われる。また、有料情報の提供に対する料金
は、その種類ごとに設定されており、例えばその一覧表
(料金一覧表)が、情報蓄積装置212に記憶されてい
る。課金情報の書き換えは、この料金一覧表を参照する
ことにより行われる。
【0230】その後、通信インターフェイス218で
は、通信の開放処理が行われ(ステップS29)、処理
を終了する。即ち、通信路(ISDN)が切断され、処
理を終了する。
【0231】一方、利用者端末202(図16)では、
情報提供システム201から暗号解読キーが送信されて
くると、通信インターフェイス部221で受信される。
通信インターフェイス部221は、受信した暗号解読キ
ーを変換器222を介して、暗号解読回路223に転送
し、その内蔵するメモリに記憶させる。
【0232】その後、情報提供システム201(図1
5)では、CPU213において、情報蓄積装置221
から、上述した情報識別子が付された有料の情報が読み
出され、暗号化回路216に供給される。暗号化回路2
16は、CPU213の制御の下、供給された有料情報
が、図17のステップS26で算出された暗号解読キー
で復号可能なように暗号化される。
【0233】なお、この暗号化は、有料情報の種類ごと
に異なるキー(暗号化キー)を用いて行われるようにな
されている。即ち、利用者端末202において、ある有
料情報の暗号を解読するための暗号解読キーを用いて、
その他の有料情報の暗号を解読するような不正受信を行
うことができないようになされている。
【0234】暗号化された有料情報は、変換器217お
よび通信インターフェイス部218を介して、衛星回線
に送出される。
【0235】衛星回線に送出された情報は、利用者端末
202(図16)の通信インターフェイス部221で受
信され、変換器222を介して、暗号解読回路223に
供給される。暗号解読回路223では、そこに供給され
た情報(有料情報)が、その内蔵するメモリに記憶され
ている暗号解読キーを用いて復号される。なお、この復
号には、必要に応じて、上述したようにして情報提供シ
ステム201に送信された利用者IDと、情報識別子が
用いられる。
【0236】復号された有料情報は、暗号解読回路22
3から、表示回路227を介して表示装置228に供給
されて表示される。
【0237】以上のようにして、有料情報の受信を所望
した特定のユーザだけが、その有料情報を視聴すること
ができる。
【0238】即ち、図14に示したデータ放送システム
によれば、例えば映画などの放送サービス提供の途中で
ある、無料情報(例えば、映画のハイライトシーン)か
ら有料情報(映画そのもの)への放送の切り換え時に、
有料情報の受信を希望しないユーザに対しては課金を行
わず、その受信を希望する特定のユーザのみに対する課
金を行うことができる。即ち、ユーザが視聴を希望する
情報(番組)に対してのみ課金を行うことができる。
【0239】なお、本実施例では、無料情報から有料情
報へ放送が切り替わる場合について説明したが、この
他、図14に示したデータ放送システムは、有料情報の
放送中に、さらに特別の(価値のある)有料情報を放送
する場合などに適用可能である。即ち、この場合、その
特別の有料情報の受信を希望する特定のユーザのみに対
する料金を変更することができる。
【0240】また、本実施例では、情報提供システム2
01と利用者端末202との間を、衛星回線と、ISD
Nとで結ぶようにしたが、この他、その間の伝送路とし
ては、複数の伝送路(例えば、衛星回線など無線回線
や、PSTN,ISDN、CATVのケーブル、専用
線、その他のデータ線などの有線回線)を多元的に組み
合わせたものを用いることが可能である。
【0241】
【発明の効果】以上の如く、本発明によれば、柔軟性に
富んだ種々の形態で課金を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したデータ放送システムの構成例
を示す図である。
【図2】図1のサービス運用会社3が有する送信装置の
第1実施例の構成を示すブロック図である。
【図3】衛星のディジタルチャンネルデータのフォーマ
ットを示す図である。
【図4】図1のデータ受信装置6の第1実施例の構成を
示すブロック図である。
【図5】図1のサービス運用会社3が有する送信装置の
第2実施例の構成を示すブロック図である。
【図6】図5の送信装置から送信される新聞データのフ
ァイル構造を示す図である。
【図7】図1のデータ受信装置6の第2実施例の構成を
示すブロック図である。
【図8】図7のデータ記録回路91の詳細構成を示すブ
ロック図である。
【図9】図8のデータ記録回路91の動作を説明するフ
ローチャートである。
【図10】図1のサービス運用会社3が有する送信装置
の第3実施例の構成を示すブロック図である。
【図11】図1のデータ受信装置6の第3実施例の構成
を示すブロック図である。
【図12】図11のデータ受信回路31の詳細構成を示
すブロック図である。
【図13】処理回路32で行われる課金処理の例を説明
するフローチャートである。
【図14】本発明の適用したデータ放送システムの他の
構成例を示す図である。
【図15】図14の情報提供システム201の詳細構成
を示すブロック図である。
【図16】図14の利用者端末202の詳細構成を示す
ブロック図である。
【図17】図14のデータ放送システムの動作を説明す
るフローチャートである。
【符号の説明】
1 大型計算機 2 編集装置 3 サービス運用会社 4 衛星 5 室外装置 6 データ受信装置 7 モニタ 8 光磁気ディスク(MO) 9 リモコン 10 ICカード 10a ワークキーレジスタ 10b 契約内容レジスタ 10c 情報料レジスタ 10d スクランブルマスタキーレジスタ 10e 課金集計レジスタ 10f,10g 復号キーレジスタ 10h データ受信装置IDレジスタ 11 関連情報暗号化回路 12 独立データチャンネル多重化回路 13 PN発生器 14 データスクランブラ 15 ディジタルチャンネル信号多重化回路 16 4相DPSK変調器 17 映像信号/ディジタルチャンネル信号多重化回路 18 FM変調器 19 アップコンバータ 20 電力増幅器 21 送信アンテナ 26 スクランブルキー暗号化回路 27 多重化回路 28A,28B 暗号化回路 29 課金オブジェクト発生処理回路 31 データ受信回路 32 処理回路 33 入力装置 34 データ記録媒体コントロール回路 35 ディスプレイインターフェイス 36 モデム 37 タイマ回路 38 セキュリティモジュールインターフェイス 71 FM復調器 72 映像信号/ディジタルチャンネル信号分離回路 73 4相DPSK復調器 74 ディジタルチャンネル信号分離回路 81 マルチメディアデータ/関連情報分離回路 82 関連情報復号回路 83 ダウンロード可否判定回路 84 ダウンロード要求設定回路 85 スクランブルキー復号回路 86 PN発生器 87 データデスクランブラ 88 データ記録回路 89 課金情報送信回路 90 オン/オフ切換回路 91 データ記録回路 101 CPU 102 SCSIプロトコルコントローラ 103 SCSI I/F 104 切換回路 105 SCSI I/F 106 光磁気ディスク装置 107 光磁気ディスクコントローラ 108 復号回路 109 アクセス管理回路 201 情報提供システム 202 利用者端末 211,212 情報蓄積装置 213 CPU 214 RAM 215 ROM 216 暗号化回路 217 変換器 218,221 通信インターフェイス部 222 変換器 223 暗号解読回路 224 CPU 225 RAM 226 ROM 227 表示回路 228 表示装置 229 操作装置

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを暗号化し、暗号化したデータを
    伝送し、伝送されてきたデータを受信し、受信したデー
    タを復号するデータ放送システムであって、 復号した前記データの種類に基づいて課金制御を行うこ
    とを特徴とするデータ放送システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のデータ放送システムで
    用いられるデータ受信装置であって、 伝送されてきた前記データを、その種類ごとに異なるキ
    ーを用いて復号する復号手段と、 前記復号手段により復号された前記データを記録する記
    録手段と、 前記復号手段が前記データを復号するのに用いた前記キ
    ーに基づいて、課金制御を行う課金手段とを備えること
    を特徴とするデータ受信装置。
  3. 【請求項3】 前記データは、所定のスクランブルキー
    を用いてスクランブルされ、 前記スクランブルキーは、それによりスクランブルされ
    た前記データの種類ごとに異なるスクランブルマスタキ
    ーを用いて暗号化されて、前記データとともに伝送さ
    れ、 前記復号手段は、前記スクランブルマスタキーを用い
    て、前記スクランブルキーを復号した後、そのスクラン
    ブルキーを用いて、前記データをデスクランブルし、 前記課金手段は、前記復号手段で用いられた前記スクラ
    ンブルマスタキーに基づいて課金制御を行うことを特徴
    とする請求項2に記載のデータ受信装置。
  4. 【請求項4】 前記スクランブルマスタキーは、可搬型
    の記録媒体に記録されており、 前記復号手段は、前記記録媒体に記録されている前記ス
    クランブルマスタキーを用いて、前記スクランブルキー
    を復号することを特徴とする請求項3に記載のデータ受
    信装置。
  5. 【請求項5】 前記課金手段は、前記課金制御により得
    られた課金結果を前記記録媒体に記録することを特徴と
    する請求項4に記載のデータ受信装置。
  6. 【請求項6】 前記記録媒体に記録された前記課金結果
    を、所定のセンタ局へ送信する送信手段をさらに備える
    ことを特徴とする請求項5に記載のデータ受信装置。
  7. 【請求項7】 データの種類ごとに異なるキーを用いて
    暗号化され、伝送されてきたデータを記録する記録手段
    と、前記記録手段により記録された前記データを、前記
    キーを用いて復号する復号手段とを有するデータ受信装
    置であって、 前記復号手段により復号された前記データの種類と、そ
    のデータ量に基づいて、課金制御を行う課金手段を備え
    ることを特徴とするデータ受信装置。
  8. 【請求項8】 前記課金手段は、前記復号手段が前記デ
    ータを復号するのに用いた、その種類ごとに異なる前記
    キーと、そのデータの量に基づいて、課金制御を行うこ
    とを特徴とする請求項7に記載のデータ受信装置。
  9. 【請求項9】 前記キーは、可搬型の記録媒体に記録さ
    れており、 前記復号手段は、前記記録媒体に記録されている前記キ
    ーを用いて、前記データを復号することを特徴とする請
    求項7または8に記載のデータ受信装置。
  10. 【請求項10】 前記課金手段は、前記課金制御により
    得られた課金結果を前記記録媒体に記録することを特徴
    とする請求項9に記載のデータ受信装置。
  11. 【請求項11】 前記記録媒体に記録された前記課金結
    果を、所定のセンタ局へ送信する送信手段をさらに備え
    ることを特徴とする請求項10に記載のデータ受信装
    置。
  12. 【請求項12】 前記課金結果は、前記復号手段が前記
    データを復号するのに用いた、その種類ごとに異なる前
    記キーと、そのデータの量でなることを特徴とする請求
    項10または11に記載のデータ受信装置。
  13. 【請求項13】 前記記録手段と復号手段とは、パラレ
    ルバスで接続されており、 前記復号手段は、前記データの復号を、所定のブロック
    単位で行うことを特徴とする請求項7乃至12のいずれ
    かに記載のデータ受信装置。
  14. 【請求項14】 データを、伝送路を介して伝送し、前
    記伝送路を介して伝送されてきたデータを、データ受信
    装置で受信し、前記データ受信装置で受信したデータを
    記録するデータ放送システムにおいて、 前記データに対する課金制御を行うプログラムである課
    金プログラムを少なくとも含むオブジェクトを伝送し、 前記データ受信装置は、前記課金プログラムにしたがっ
    て課金制御を行うことを特徴とするデータ放送システ
    ム。
  15. 【請求項15】 前記課金プログラムは、ハードウェア
    に依存しない中間コードでなることを特徴とする請求項
    14に記載のデータ放送システム。
  16. 【請求項16】 前記データ受信装置で受信された前記
    中間コードの課金プログラムは一旦記録され、その後マ
    シンコードに翻訳されることを特徴とする請求項15に
    記載のデータ放送システム。
  17. 【請求項17】 前記データおよびオブジェクトは、衛
    星回線またはCATV網を介して伝送されることを特徴
    とする請求項14乃至16のいずれかに記載のデータ放
    送システム。
  18. 【請求項18】 前記データは、刊行物のデータである
    ことを特徴とする請求項14乃至17のいずれかに記載
    のデータ放送システム。
  19. 【請求項19】 前記データ受信装置は、前記課金制御
    により得られた課金結果を、所定のセンタ局へ送信する
    送信手段を備えることを特徴とする請求項14乃至18
    のいずれかに記載のデータ放送システム。
  20. 【請求項20】 前記伝送路は、大容量のものであり、 前記送信手段は、前記課金結果を、その伝送路とは異な
    る小容量の伝送路を介して、前記センタ局へ送信するこ
    とを特徴とする請求項19に記載のデータ放送システ
    ム。
  21. 【請求項21】 請求項1に記載のデータ放送システム
    であって、 前記データを伝送するデータ送信装置と、 前記データを受信するデータ受信装置とを備え、 前記データ受信装置は、利用者のIDとともに、前記デ
    ータの種類ごとにあらかじめ付された識別子のうちの必
    要なデータのものを前記データ送信装置へ送信し、 前記データ送信装置は、前記利用者のIDに対応する前
    記データ受信装置に、そのデータ受信装置から送信され
    てきた前記識別子が付された前記データを復号するため
    の前記キーを伝送するとともに、そのデータに対する課
    金を行うことを特徴とするデータ放送システム。
  22. 【請求項22】 前記データに対する料金は、その種類
    ごとに設定されていることを特徴とする請求項21に記
    載のデータ放送システム。
  23. 【請求項23】 前記データ送信装置は、前記課金の結
    果が記録される記録媒体を有することを特徴とする請求
    項21または22に記載のデータ放送システム。
  24. 【請求項24】 前記データ送信装置とデータ受信装置
    との間の伝送路は、複数の伝送路を多元的に組み合わせ
    たものであることを特徴とする請求項21乃至23のい
    ずれかに記載のデータ放送システム。
  25. 【請求項25】 前記データ送信装置は、 前記データ受信装置から送信されてきた信号から、前記
    利用者のIDと、前記識別子とを抽出し、 前記識別子に対応する前記データを復号するための前記
    キーを算出して、前記データ受信装置に送信し、 そのデータに対する課金を行うことを特徴とする請求項
    21乃至24のいずれかに記載のデータ放送システム。
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