JP2002084523A - 受信方法 - Google Patents

受信方法

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JP2002084523A
JP2002084523A JP2000389351A JP2000389351A JP2002084523A JP 2002084523 A JP2002084523 A JP 2002084523A JP 2000389351 A JP2000389351 A JP 2000389351A JP 2000389351 A JP2000389351 A JP 2000389351A JP 2002084523 A JP2002084523 A JP 2002084523A
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JP2000389351A
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Kaoru Konishi
薫 小西
Hiromi Harada
宏美 原田
Iori Yamazaki
伊織 山崎
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンテンツに対する様々な制御を、コンテン
ツに関する詳細情報について記述したメタデータで行う
と共に、コンテンツの権利保護、ユーザー個人の権利保
護等を可能とする。 【解決手段】 コンテンツ毎にメタデータを添付し、放
送サイドで視聴者へのコンテンツ提示方法、利用条件、
暗号化状態でのコンテンツ蓄積、端末に対する限定受
信、個人に対する限定受信等を定義可能とし、これらの
定義に基づき視聴者の視聴制御、蓄積制御、コピー制
御、暗号/復号制御等を行うと共に、コンテンツに対す
る木目細かな制御、ユーザーへのコンテンツ提示方法、
利用条件等の制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受信方法に係り、
特に、地上回線や衛星回線を介してデジタルデータを暗
号化して送信する受信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、普及しているBSデジタル放送で
は、コンテンツに関する情報としてSI(サービス情
報)が定義されている。このサービス情報は、コンテン
ツの関連情報ではあるが、EPG(電子番組ガイド)に
特化しており、様々なコンテンツに対応したコンテンツ
関連情報ではない。このため、様々なコンテンツに関す
る詳細な情報を定義可能な手段は、放送規格においては
現状定義がないため、コンテンツ毎の制御に基づいた木
目細かいサービスを行うことが困難である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】コンテンツに関する情
報を定義するための手段として、EPG(電子番組ガイ
ド)のみしか現状の衛星デジタル放送の規格においては
存在しないため、番組毎の情報よりも詳細な情報を定義
することができない。このため、コンテンツ毎の制御や
コンテンツに関する詳細な情報を用いてのコンテンツ制
御サービスを行うことが困難である。
【0004】また、データ配信サービスを行うために
は、直接家庭等にコンテンツを配信し、家庭内等でデジ
タルのまま蓄積/コピー/再生を行うことを目的とするこ
とより、データの改ざん、私的利用を超えるコピー、再
生等の著作権等の権利に関わる課題が生じる。そのため
コンテンツの著作権者、放送事業者、視聴者など各々の
権利を保護、管理する必要がある。
【0005】従来のデジタル放送は、リアルタイムの視
聴が主なため、放送を受信することが可能な端末の限定
を行う限定受信による伝送路でのコンテンツ暗号化や、
外部機器に対するコピーコントロール程度のコンテンツ
保護であり、伝送路での暗号に関する鍵を一定時間で切
り替えるため、もし伝送路の暗号化されたコンテンツを
蓄積させるならば、全ての鍵、PSI/SI等のテーブルを蓄
積する必要があり、テーブルの重複、コンテンツに対す
るセキュリティ上の課題等が起こる。
【0006】本発明は、以上の点に鑑み、コンテンツに
関する詳細情報について記述したメタデータを定義する
ことで、コンテンツに対する様々な制御をメタデータで
行い、コンテンツの権利保護、ユーザー個人の権利保護
等が可能なサービスを提供することを目的とする。ま
た、本発明は、コンテンツ毎の制御やコンテンツに関す
る詳細な情報を用いて、コンテンツ制御サービスを行う
ことを目的とする。また、本発明は、コンテンツの著作
権者、放送事業者、視聴者など各々の権利を保護、管理
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の解決手段による
と、コンテンツ識別情報、コンテンツに関する内容情報
及び制御情報を含むメタデータ識別情報、メタデータ位
置情報を対応して記憶し、コンテンツ及びメタデータの
受信を可能とするためのメタデータリストを取得し、特
定のコンテンツの視聴が要求された場合、該メタデータ
リストに含まれるコンテンツ識別情報に基づいて、コン
テンツ及び該コンテンツに対応するメタデータ識別情報
を判別し、該メタデータリストに含まれる該メタデータ
位置情報に基づいて該メタデータを配信ストリームから
抽出し、要求された前記コンテンツを取得し、提示する
ようにした受信方法を提供する。
【0008】本発明の他の特徴としては、放送事業者が
意図した単位でコンテンツを作成し、コンテンツ毎にコ
ンテンツ関連情報(メタデータ)を添付させる。このコン
テンツ毎に添付するメタデータに、コンテンツに関する
一般的な情報から、著作権保護情報、蓄積再生に関する
制御情報等を含むこととする。これにより、コンテンツ
毎に木目細かな制御が可能となる。
【0009】また、本発明の他の特徴としては、放送サ
イドで視聴者へのコンテンツ提示方法、利用条件、暗号
化状態でのコンテンツ蓄積、端末に対する限定受信、個
人に対する限定受信等を定義可能とし、これらの定義に
基づき視聴者の視聴制御、蓄積制御、コピー制御、暗号
/復号制御等を行うことで著作権等のコンテンツの権利
保護が可能なサービスを提供する。これにより、ユーザ
ーへのコンテンツ提示方法、利用条件等の制御よりのコ
ンテンツの権利保護、ユーザー個人の権利保護が可能な
サービスを提供することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下の見出しに従い説明する。 1.システム 2.データ構成 3.配信形態 4.メタデータの利用 5.メタデータの情報 6.データ容量削減 7.まとめ
【0011】1.システム (サービス概要)本総合データ配信サービスとは、見た
いコンテンツを見たい時に見たい場所で見られる情報
(データ)配信サービスであり、従来のリアルタイム型
(放送しているものを視聴する)デジタル放送とは異な
り、リアルタイム型に限らず蓄積型の情報配信をも行う
サービスである。これにより、視聴者が、何時でも好き
なときに蓄積されたコンテンツの中から好みのコンテン
ツを選んで視聴することが可能なニアオンデマンド(NV
OD:Near On Demand)的なサービスが提供される。
【0012】また、リムーバブルメディア、本サービス
を受信する受信端末に接続される外部機器に直接コンテ
ンツを蓄積させるもしくは、コピーすることによりユー
ザーの好きな場所でのコンテンツ視聴をも提供する。さ
らに従来のデジタル放送サービスでは端末単位での契約
等の狭い範囲でのコンテンツ利用契約形態のみであった
が、本サービスではユーザー個人単位での契約等も可能
な広範囲のコンテンツ利用契約形態を提供する。
【0013】本総合データ配信サービスの概要として、
蓄積型テレビ放送について説明する。図1は、総合デー
タ配信サービスのサービス構成図である。蓄積型テレビ
放送とは従来のテレビ放送と同様に放送サイド(放送
局)から送られてくるコンテンツ1(番組)をアンテナ
2(ケーブルでの配信、パッケージでの配信の場合もあ
る)、受信端末3で受信し、テレビ9などのモニタ装置
にて配信されてくるその瞬間から視聴を行う、ここでは
リアルタイム型視聴6と呼ぶ場合に加え、従来のビデオ
デッキ等と同様に一度配信されてきたコンテンツを蓄積
媒体4(ハードディスク等の大容量蓄積媒体)に蓄積後
視聴する蓄積型視聴8(DVD-RAM等の可搬性に富んだリ
ムーバブルメディア5を蓄積媒体として使用することも
ある)、蓄積されたコンテンツと配信中のリアルタイム
視聴型のコンテンツを合わせて視聴するリアルタイム型
+蓄積型視聴7などのサービスを可能とする情報配信サ
ービスである。
【0014】(コンテンツ保護、個人情報保護等に関す
る権利保護の必要性)本総合データ配信サービスは、前
述のように直接家庭等にコンテンツを配信し、家庭内等
でデジタルのまま蓄積/コピー/再生を行うことを目的と
したサービスなため、これに伴いデータの改ざん、私的
利用を超えるコピー、再生等の著作権等の権利に関わる
課題が生じる。そのためコンテンツの著作権者、放送事
業者、視聴者など各々の権利を保護、管理する必要があ
る。
【0015】従来のデジタル放送は、リアルタイムの視
聴が主なため、放送を受信することが可能な端末の限定
を行う限定受信による伝送路でのコンテンツ暗号化や、
外部機器に対するコピーコントロール程度のコンテンツ
保護であり、伝送路での暗号に関する鍵を一定時間で切
り替えるものであった。そのため、もし伝送路の暗号化
されたコンテンツを蓄積させるならば、全ての鍵、PSI/
SI(Program SpecificInformation/Service Informatio
n,番組特定情報/番組配列情報)等のテーブルを蓄積す
る必要があり、テーブルの重複、コンテンツに対するセ
キュリティの課題等が起こる。
【0016】本総合データ配信サービスでは、これらの
課題を解決させるため、放送サイドで視聴者へのコンテ
ンツ提示方法、利用条件、暗号化状態でのコンテンツ蓄
積、端末に対する限定受信、個人に対する限定受信等を
定義可能とし、これらの定義に基づき視聴者の視聴制
御、蓄積制御、コピー制御、暗号/復号制御等を行うこ
とで著作権等のコンテンツの権利保護が可能なサービス
を提供する。また、本総合データ配信サービスにおける
課金、権利、暗号化の単位の関係は基本的には“課金の
単位数≧権利単位数=暗号化単位数”のような関係で表
せる(権利の単位が課金の単位を超える場合も考えられ
る。)。
【0017】本発明では、上記のような総合データ配信
サービスにおける放送サイドで定義を行うデータについ
て主に述べる。なお、ここでは、放送サイドで意図する
単位に定義されたコンテンツに対し、その定義内容を記
述するデータをメタデータと呼ぶ。具体的には、蓄積型
テレビ放送サービスでは、放送サイドはコンテンツに対
し著作権、コピー制御、検索用の情報、視聴料などの課
金に関する情報、配信するコンテンツが暗号化されてい
る場合はその暗号を解除するための情報等(暗号化で使
用された鍵、もしくは鍵のある場所や、その暗号方式を
指定する情報等)の様々な情報をコンテンツに対し添付
して配信するが、そのようなコンテンツに関する情報を
本発明では「メタデータ」と呼ぶ。
【0018】また、基本的には、コンテンツ以外の情報
を総称してメタデータと定義することができ、概念的に
は、受信端末側でコンテンツを制御するための情報で、
例えば、コンテンツの蓄積予約を行うための情報(後述
するEPGに表示するためのコンテンツの名前、ジャン
ル、配信場所、配信予定日時)、利用制限情報(視聴が
可能となるための条件、20歳以上、男性、○○放送局
との契約者)、暗号の鍵等の情報が含まれる。すなわ
ち、メタデータとは、主に、コンテンツ制御情報、コン
テンツ内容情報又はコンテンツ関連情報となる。
【0019】(システム概要)本総合データ配信サービ
スを行うシステムとしては、衛星放送、地上波放送など
電波によるインフラのほかにケーブルテレビ、インター
ネットなどの通信線を利用したインフラでのサービスが
可能である。本発明では一例として、衛星を利用したデ
ジタル衛星放送をインフラとした場合について主に述べ
る。総合データ配信サービスが提供されるシステムの概
要について説明する。
【0020】図2は、総合データ配信サービスシステム
の全体構成図である。本システムは、コンテンツを制作
配信する放送サイドであるセンタ側10とコンテンツを
受信する受信側である受信端末3に大きく分けられる。
ここでいう受信端末とは、必ずしも家庭に設置される端
末のみでなく、公衆端末、車載端末等も想定する。セン
タ側10では、上記の通りコンテンツ1の制作、及びコ
ンテンツに関連するPSI/SI50、メタデータ100等の
生成、配信の他に著作権、視聴制御、課金などを考慮し
た暗号化、暗号化に使用した鍵の管理、コンテンツ1、
PSI/SI50、メタデータ100の管理、ユーザーリクエ
スト受け付け、ユーザー(顧客)管理なども行われ、そ
の制作、生成したコンテンツ、PSI/SI、メタデータ等を
衛星12を介し受信端末側に配信可能なデータへの組み
立て及び送信アンテナ11により衛星を介しユーザーへ
の配信が行われる。
【0021】また、本総合データ配信サービスにおいて
センタ側でのコンテンツの完成後生成されるメタデータ
の生成方法は、例えば、メタデータ生成装置のガイドに
従い必要項目を入力することにより生成する場合と、PC
等により直接ファイルを作成する場合、コンテンツ制作
時にメモのような情報が生成され、生成された情報によ
り自動的にメタデータを生成する場合が考えられる。受
信側である受信端末3は衛星12を介したコンテンツ
1、PSI/SI50、メタデータ100等の情報をアンテナ
2により受信し、TV9等のモニタ装置に出力、または蓄
積媒体4内に蓄積後出力することでユーザーの視聴を可
能とする。なお、将来的にはこの受信端末3がTV9等の
モニタ装置に内蔵されることもあるがここでは別装置と
して説明する。
【0022】総合データ配信サービス用の受信端末3の
大きな特徴としては、コンテンツ1及びメタデータ10
0等の情報を蓄積するための蓄積媒体4を有している他
に、例えば、RMP(Rights Management & Protection:
権利保護)システム14、後述するサービス20を有し
ていることである。RMPシステム14は、暗号化し配信
されたデータの復号化及び受信端末3内の重要なデータ
に対し暗号化を行い、著作権保護等の権利、認証、課金
等の処理、制御にかかわる。
【0023】RMPシステム14、個人認証デバイス20
0は、この受信端末を使用するユーザーの個人認証、及
びユーザーの属する家族等のグループの認証を行う。ま
た、RMPシステム14については、パイレーツや暗号解
読などに対するセキュリティ対策としセキュリティの守
られた構成よりなるが、セキュリティ強度の退化等によ
りモジュールごと取り替えることが可能な構成も考えら
れる。また、個人認証デバイス200とは、セキュリテ
ィが守られる媒体であるモジュールを指し、メモリ媒体
によるメモリカード、BSデジタル放送、CSデジタル放送
等で使用されるICカードを使用することもある。
【0024】個人認証デバイス200については、グル
ープ(端末)の認証や伝送レイヤー暗号の復号化機能
と、個人認証やコンテンツ自体の暗号を復号化するため
の機能の大きく2機能に分けられる。グループの認証に
関わる機能は、その機能から受信端末に常時固定されて
いる必要があるため、受信端末内にその機能が内蔵され
る場合も考えられる。個人認証に関わるデバイスは、可
搬も可能な形態をとり、蓄積したコンテンツ1を外部機
器15などで再生する際や外部機器15にてコンテンツ
の契約を行う際に、リムーバブルメディア5と共に外部
機器15に接続し使用することもある。
【0025】また、センタ側10と受信端末3を結ぶ地
上回線13は、コンテンツに対する課金処理、ユーザー
の視聴履歴、課金履歴、リクエスト等の取得の他、コン
テンツ、メタデータ、コンテンツに対する暗号化及びそ
の他メタデータ等に対する暗号化を解除するための情
報、鍵の送信等を行う場合等にも用いられる。
【0026】2.データ構成 (サービス、イベントの定義)本総合データ配信サービ
スにおける前述したコンテンツ、及びそれに付随するイ
ベント、サービス(チャンネル)の概念、単位について
説明する。
【0027】図3は、総合データ配信サービスにおける
サービスとイベントの関係図である。まず、サービスと
イベントの関係について説明する。本総合データ配信サ
ービスにおいてサービス20とは、放送番組の連続を指
し、従来のテレビ放送におけるチャンネルと同意であ
り、イベントとは上記サービス20(チャンネル)内で
時間軸に対して1つ存在する放送番組を指す。例えば、
6:00〜8:00の時間枠はイベントA21、8:0
0〜9:00の時間枠はイベントB22、9:00〜1
3:00の時間枠ではイベントC23となる。サービス
20内のある任意の時間においてイベントが存在しない
場合はあるが2つ以上のイベントが存在することはな
い。さらに、イベントとは本総合データ配信サービスに
おいては複数コンテンツないしは単一のコンテンツによ
り構成される。
【0028】(あるイベントにおけるコンテンツ構成
例)次にある時間枠で配信されるサービスすなわちイベ
ントにおけるコンテンツ構成について説明する。図4
は、あるイベントにおけるコンテンツの構成図である。
第1のサービス24(100chで配信されるイベント)
は、映像型のコンテンツ1_27、データ型のコンテン
ツ2_28、データ型のコンテンツ3_29というよう
に、複数のコンテンツよりサービスが構成される場合で
ある。第2のサービス25(101chで配信されるイベン
ト)は、データ型のコンテンツ4_30、第3のサービ
ス26(200chで配信されるイベント)は映像型のコン
テンツ5_31というように、単一のコンテンツにより
サービスが構成される場合である。
【0029】(コンテンツの定義、単位)ここで、本総
合データ配信サービスにおけるコンテンツの定義につい
て説明する。本総合データ配信サービスにおけるコンテ
ンツとは概念的なものであり一定の物理量を示す単位で
はなく、放送サイドすなわち放送事業者の意図する単位
で指定可能とする。本総合データ配信サービスにおいて
指定可能な範囲としては、エレメント単位(映像ストリ
ーム、音声ストリーム、xmlファイル、bmlファイル、画
像ファイル等の最小構成単位)〜イベント単位を基本と
する。
【0030】また、放送事業者の意図する単位とは、ユ
ーザーに対する視聴を制限する単位であり、同一料金に
て視聴者に提供するデータグループである課金単位、視
聴者に対しデータを受信させる単位、蓄積させる単位等
のデータグループである制御単位、同一の著作権等の権
利が掛けられているデータグループである権利単位、同
一鍵で暗号が掛けられているデータグループである暗号
化単位等が該当する。すなわち静止画1枚のファイルに
対し固有の有料設定がされている場合は、静止画ファイ
ル単体でコンテンツを構成し、ある放送時間枠で送られ
るデータ全てが同一の料金設定がされ、同一の権利グル
ープ等の、同一視聴制限単位であればイベントがコンテ
ンツ単位となる場合もある。また、同一料金設定がされ
たデータグループに属していても、さらに同一グループ
内で複数の権利グループが存在すれば、視聴制限単位は
より細かい単位である権利単位となる。
【0031】一般に、暗号化が行われている場合は、同
一の鍵で暗号化されたデータグループが視聴制限となる
ため、コンテンツの単位は暗号化の単位と等しくなる。
但し、暗号化が行われていない場合は、その他の視聴制
限の中で一番細かな制限が掛けられたデータグループが
コンテンツの単位となる。
【0032】(コンテンツの構成詳細)ここで、以上の
コンテンツの定義を踏まえ図4のサービス(100ch)2
4におけるコンテンツの構成について詳細に説明する。
【0033】図5は、コンテンツ単位の説明図である。
サービス(100ch)24は映像連動型サービスであり、
コンテンツ1_27の映像・音声ストリームに対しデー
タコンテンツであるコンテンツ2_28、コンテンツ3
_29が連動する場合の例である。コンテンツ1_27
は、映像・音声ストリームより構成されるコンテンツで
あり、無料で視聴可能なコンテンツでその著作権は著作
権aとして存在し、同じく無料コンテンツであるコンテ
ンツ2_28の著作権aとは異なる著作権bで構成され
ている。コンテンツ3_29は有料コンテンツであり、
例えば、100円支払わないと視聴ができないコンテンツ
で、その著作権はcとする。
【0034】この場合の放送事業者の意図するコンテン
ツ単位というのは課金単位でデータグループを構成する
と、課金単位0円17、課金単位100円18の2グループ
となるが、更に細かな著作権単位のデータグループが存
在するため、視聴を制限する単位は、著作権単位のデー
タグループである著作権a32、著作権b33、著作権c
34に分けられ、著作権a32の映像ストリーム、音声
ストリームをコンテンツ1_27、著作権b33に含ま
れる番組詳細.bmlをコンテンツ2_28、著作権c34
に含まれる詳細情報.bml、詳細情報.mngをコンテンツ3
と定義することとなる。
【0035】(メタデータの定義)次にメタデータの定
義について説明する。本総合データ配信サービスにおけ
るメタデータとは、基本的に放送サイドで意図する単位
に定義されたコンテンツに対し、その定義の内容を記述
するデータを指す。イメージとしては、図4におけるそ
れぞれのコンテンツを具体的に説明している付箋の様な
データであり、このデータを受信端末で読み込むことに
より、コンテンツの提示、蓄積、課金処理、暗号/復号
処理、契約処理等を受信側に行わせる。なお、メタデー
タは、それぞれのコンテンツに対応する定義等を記述す
るその性質上、コンテンツと1対1で存在することがで
きる。また、コンテンツと1対多又は多対1で存在する
ようにしてもよい。但し、本総合データ配信サービスで
は、メタデータ自体をコンテンツとみなす場合もある。
【0036】ここで、メタデータの大きな役割について
説明する。図6は、受信端末内の制御を行うメタデータ
の説明図である。メタデータ100は、著作権等を保護
するために暗号化されたコンテンツ1と共に受信端末3
に配信される。なお、コンテンツは、著作権、有料放送
による視聴制御等でコンテンツを保護する必要がない場
合等は暗号化されないで伝送される場合も存在する。
【0037】受信端末3はこのコンテンツと共に配信さ
れるメタデータ100に記述される内容により、コンテ
ンツ1の受信制御、コンテンツ1とメタデータ100の
蓄積媒体4への蓄積制御、外部機器15に対するコピー
制御、受信端末内でコンテンツを利用するアプリケーシ
ョン35の認証制御、暗号化されたコンテンツをスクラ
ンブラ/デスクランブラ36での復号化、メタデータよ
り生成されるコンテンツに対する許諾情報等の受信端末
で利用される保護の必要なデータのスクランブラ/デス
クランブラ36での暗号化/復号化制御、ユーザーに対
する認証制御等を行う。
【0038】すなわち、メタデータとはコンテンツ自体
の内容記述に加え、ユーザーのコンテンツ利用を制御す
る情報が記述されており、さらに、放送サイドでコンテ
ンツを定義することによりメタデータが生成されるた
め、放送サイドでユーザーのコンテンツ利用範囲、利用
条件等を制御可能となる。またその他のメタデータの役
割としては、受信端末に蓄積されたコンテンツを検索す
る場合、現在及び今後配信予定のコンテンツの情報を提
示するEPG(電子番組ガイド)等にも利用される。
【0039】(メタデータ分類)次に、メタデータに含
まれる内容、受信端末より要求される情報により分類さ
れるメタデータについて説明する。図7は、メタデータ
の機能による分類の説明図である。本総合データ配信サ
ービスにおいてメタデータ100は、その機能により、
例えば、蓄積用メタデータ110、EPG用メタデータ1
20、鍵配信用メタデータ130、メタデータリスト1
40に分類される。
【0040】まず、蓄積用メタデータ110とは、コン
テンツの配信時にコンテンツと共に配信されるメタデー
タであり、受信端末はこの蓄積用メタデータによりコン
テンツの受信、蓄積、視聴契約、各種認証等の制御を行
い、コンテンツを蓄積する場合は、共に蓄積用メタデー
タも蓄積する。よって蓄積されたコンテンツを検索する
場合もこの蓄積用メタデータを利用し、コンテンツの検
索を行う。また、蓄積用メタデータは上記のような性質
上、コンテンツに対し1対1で存在する。
【0041】EPG用メタデータ120とは、配信中のコ
ンテンツの制御とは直接関係せず、受信端末内のEPGを
表示する際に主に利用されるメタデータであり、コンテ
ンツの蓄積とは関係無く受信端末に蓄積され、今後配信
予定のコンテンツの検索、コンテンツの視聴/蓄積予約
等にも利用される。よって、EPG用メタデータはEPGの持
つ機能、例えばコンテンツ単位の表示、予約等を行わ
ず、番組単位での表示、予約等の機能限定を行う場合
は、必ずしもコンテンツと1対1で存在するわけではな
い。但し、EPGの持つ機能、例えば予約時のコンテンツ
単位の視聴契約、課金等を行う場合は、蓄積用メタデー
タと同じような内容が必要となり、コンテンツに対し1
対1で存在する場合もある。この場合はEPG用メタデー
タのうち、現在配信されているコンテンツに対するメタ
データが蓄積用メタデータとなることも可能である。
【0042】鍵配信メタデータ130とは、コンテンツ
の暗号化を行った際の暗号鍵(本発明ではコンテンツ鍵
Kkと呼ぶ)を配信するためのメタデータである。この鍵
は、本サービスの運用条件により、コンテンツの配信時
のみ存在する場合、コンテンツの配信以前またはコンテ
ンツ配信後(コンテンツ入手後)に配信される場合等が
可能であるが、ここでは、一例として、コンテンツ配信
時に共に配信される場合について説明する。
【0043】鍵配信用メタデータ130は上記のような
性質上、コンテンツ鍵Kkにより暗号化されたコンテンツ
に対しては必ず1対1で存在し、暗号化が行われないコ
ンテンツに対しては存在しない場合もある。またコンテ
ンツ配信時に配信される蓄積用メタデータ110等に埋
め込まれることも可能であるが、本発明では、蓄積用メ
タデータ110とは別に配信されるものとする。
【0044】また、本サービスにおけるメタデータリス
ト140とは、主に配信中のストリームからメタデータ
の位置を識別するために使われ、コンテンツとメタデー
タのマッピング情報等が格納される。メタデータリスト
の生成単位は、各TS毎、各サービス毎、各イベント毎等
の単位で生成が可能であるが、本発明では、全てのメタ
データすなわち全TSであるネットワークに対し1つのメ
タデータリストが生成されるものとし説明する。
【0045】(メタデータの記述例)本総合データ配信
サービスにおける以上のようなメタデータの記述方法に
は、大きく分けて、例えば、従来のデジタル放送等で利
用されているPSI/SI、特にSIにおけるSDT、EIT等のテー
ブルをベースに拡張を行うバイナリ形式メインの記述方
法と、HTML、BML、XML等のテキスト形式をメインとした
記述方法、XML等のテキスト形式に直接SDT、EIT等のバ
イナリ形式を埋め込む混合形式の記述方法に分けられ
る。
【0046】ここでは、一例として、XML等によるテキ
スト形式を例とし説明する。図8は、メタデータの記述
例の説明図である。この図は、図4のサービスモデルに
おけるサービス(100ch)24のコンテンツ1_27、
コンテンツ3_29についてメタデータを定義した場合
のイメージである。ここで、メタデータ1_111はコ
ンテンツ1_27に対する蓄積用(EPG用)メタデータ
のイメージであり、メタデータ3_113はコンテンツ
3_29に対する蓄積用(EPG用)メタデータのイメー
ジである。XML等のテキスト形式にて記述する場合、図
のように放送サイド側で定義したい項目をタグ付けし、
その値をそのタグ付けした領域に埋め込む形式で記述を
行う(図中では終了タグである</version>等を省
略)。
【0047】ここで、各コンテンツに対し課金の設定を
放送サイドで定義する場合について説明する。図9は、
課金をメタデータに定義する場合の説明図である。ここ
で、例えば、コンテンツ1_27は無料、コンテンツ2
_28も無料、コンテンツ3_29は有料で100円と放
送サイドで定義を行う場合、各コンテンツに対するメタ
データのコンテンツに関する情報記述領域37に課金を
示すタグを用意し、料金、課金単位等の記述を行う。コ
ンテンツ1_27に対するメタデータであるメタデータ
1_111のコンテンツの記述領域37には、放送サイ
ドでコンテンツ単位で無料と定義するため、課金単位タ
グにはコンテンツを指定し、料金には無料を示す0円等
の情報を記述する。同様にコンテンツ2_28、コンテ
ンツ3_29に対応するメタデータ2_112、メタデ
ータ3_113のコンテンツの記述領域37には、それ
ぞれのコンテンツに対し定義されたコンテンツ単位の課
金、料金である無料(0円)、100円を示す情報を記述
する。
【0048】また、放送サイドでの課金の定義がコンテ
ンツ単位ではなく、例えばイベント単位であった場合
は、コンテンツの記述領域より上位のイベントに対する
記述領域38に課金のタグを用意し設定する課金情報を
記述することもある。この場合コンテンツ1_27、コ
ンテンツ2_28、コンテンツ3_29は同じイベント
としているため、それぞれに対するメタデータ1_11
1、メタデータ2_112、メタデータ3_113のイ
ベントの記述領域には同じ情報が記述される。課金以外
の暗号、コンテンツの構成、著作権等の権利に関する情
報等に対する定義も同様な記述を行う。
【0049】(メタデータの暗号化)本総合データ配信
におけるメタデータ(蓄積用メタデータ、EPG用メタデ
ータ、鍵配信用メタデータ)とは、前述のとおりコンテ
ンツの暗号化に対する暗号鍵の情報、コンテンツの著作
権の情報、コンテンツの蓄積、コピーの制御に関する情
報等の改ざん等をされてはならない秘匿性の高い保護が
必要な情報が含まれるため、センタ側で必要部分に暗号
化を行う。よってメタデータを識別するために必要な情
報以外は全て暗号化される場合もある。
【0050】ここで、メタデータに対する暗号化のイメ
ージを説明する。図10は、メタデータ内の保護すべき
情報を暗号化することの説明図である。コンテンツを定
義する際に生成されるメタデータすなわち配信する前の
メタデータ101には、コンテンツの内容、構成等が記
述された、検索を行わせるための情報39、コンテンツ
の暗号化に関する情報、著作権、蓄積コピー制御、課
金、契約等の守るべき情報40、メタデータ自身を識別
する情報41が記載されている。このメタデータ101
を配信する際は、メタデータ102のように、守るべき
情報部分を暗号化48し、メタデータ自身に対する記述
領域41にメタデータに対する暗号化の情報を記述し配
信する。守るべき情報がない場合は、暗号化が行われな
い場合もある。
【0051】3.配信形態 (コンテンツ/メタデータの配信イメージ)次に、前述
の通り定義したメタデータ及びコンテンツの配信につい
て説明する。メタデータの配信形態としては、放送波を
利用しコンテンツと共に配信する場合や、コンテンツと
は別に地上回線等を利用し配信する場合等の様々な配信
形態が考えられるが、本例では最も基本的なコンテンツ
と共に放送波で配信する場合について説明する。
【0052】図11は、メタデータ、コンテンツ、その
他制御情報の配信形態の説明図(1)である。この図
は、本総合データ配信サービスにおける1TSの配信イメ
ージである。ストリームの構成としては、PSI/SI、メタ
データ等の受信端末の制御に関する制御系のストリーム
群と、コンテンツを構成するデータを配信するコンテン
ツ系のストリーム群に分けられる。コンテンツ1_2
7、コンテンツ2_28、コンテンツ3_29のコンテ
ンツ群より構成されるサービス(チャンネル)100ch2
4と、コンテンツ4_30より構成されるサービス(チ
ャンネル)101ch25の各ストリームをイメージ化した
ものである。ES1_44、ES2_45は、100ch内で配
信されるコンテンツ1_27を構成する映像ストリー
ム、音声ストリームであり、ES3_46は、コンテンツ
2_28、コンテンツ3_29を構成するファイル群を
含んだデータカルーセルであり、ES4_47は101ch2
5のコンテンツ4_30を構成するファイル群を含んだ
データカルーセルである。
【0053】本総合データ配信サービスの最も基本的な
メタデータの配信方法においては、これらのコンテンツ
に対するメタデータを、コンテンツを伝送するストリー
ム(ES)を受信端末で受信させるためのPSI/SIを伝送す
るストリーム群42(メタデータにSI部分と同等な情報
を記載する場合等はSI部分を配信しない場合もある)、
コンテンツを配信するためのストリーム(ES)とは別の
ストリーム群43として伝送することとする。これによ
り、各コンテンツを伝送するストリームからメタデータ
を抽出する必要がなくなり、受信端末側でのメタデータ
の取得処理を簡易化することが可能となる。
【0054】また、メタデータのストリーム群43は、
本サービスの運用により、全てのメタデータを単一スト
リームとし伝送する場合は単一ストリームから構成され
るが、メタデータの分類により蓄積用メタデータ11
0、EPG用メタデータ120、鍵配信用メタデータ13
0、メタデータリスト140を別ストリームとし配信す
る場合や、EPG用メタデータ120だけを別ストリーム
として配信する場合等も可能である。
【0055】図12に、メタデータ、コンテンツ、その
他制御情報の配信形態の説明図(2)を示す。この図
は、本総合データ配信サービスにおける1TS114の配
信イメージであり、コンテンツ1_27、コンテンツ2
_28、コンテンツ3_29のコンテンツ群より構成さ
れるサービス(チャンネル)100ch24と、コンテンツ
4_30より構成されるサービス(チャンネル)101ch
25の各ストリームをイメージ化したものである。ES3
_117、ES4_118は、100ch24内で配信されるコ
ンテンツ1_27を構成する映像ストリーム、音声スト
リームであり、ES5_119は、コンテンツ2_28、
コンテンツ3_28を構成するファイル群を含んだデー
タカルーセルであり、ES6_152は101ch25のコンテ
ンツ4_30を構成するファイル群を含んだデータカル
ーセルである。
【0056】本総合データ配信サービスの最も基本的な
メタデータの配信方法においては、これらのコンテンツ
に対するメタデータ、メタデータ1〜4_111、11
2、113、151を、コンテンツを伝送するストリー
ム(ES)を受信端末で受信させるためのPSI/SI115
(メタデータにSI部分と同等な情報を記載する場合等は
SI部分を配信しない場合もある)、コンテンツを配信す
るためのストリーム(ES)とは別のストリーム116と
して伝送することとする。これにより、各コンテンツを
伝送するストリームからメタデータを抽出する必要がな
くなり、受信端末側でのメタデータの取得処理を簡易化
することが可能となる。
【0057】(メタデータとメタデータリスト)本総合
データ配信サービスにおけるメタデータ配信時に必要と
なる情報について説明する。従来のデジタル放送では、
PSI/SIを利用しコンテンツを受信端末側に認識させ受信
させていたが、コンテンツの単位が本総合データ配信サ
ービスのように放送サイドで意図する単位に定義される
場合は、コンテンツを定義したメタデータを受信端末に
さらに認識させる必要があるため従来のPSI/SI等だけで
は不充分となる。このため、メタデータ、コンテンツを
受信させるためにPSI/SI等を補完する情報が必要となる
(SIに記述される内容と同等な情報がメタデータに含ま
れ、SI自体を利用しない場合は、特にPSIを補完する情
報となる)。この受信端末にメタデータ、コンテンツを
識別させ受信を可能とさせる情報を本総合データ配信サ
ービスではメタデータリストと呼ぶ。
【0058】ここで、メタデータリストの構造について
説明する。図13は、メタデータリストの機能を示す図
である。この図は、前述のサービス(100ch)24内の
コンテンツ1_27、コンテンツ2_28、コンテンツ
3_29に対するメタデータリスト140をイメージ化
させた図である。
【0059】メタデータリスト140には、複数のコン
テンツから該当するコンテンツを識別するための情報1
27、同じく複数のメタデータから該当するメタデータ
を識別する情報128、メタデータのバージョン12
9、メタデータが伝送ストリームのどの位置で配信され
ているかを識別するための情報150、メタデータリス
トが配信される日時131、メタデータリスト自体のバ
ージョン132等が含まれている。ユーザーもしくは受
信端末からのコンテンツ選択要求が起こると、要求され
たコンテンツの識別(ID)情報127等により対応する
メタデータ識別情報128を判別し、そのメタデータ位
置150によりメタデータを配信中のストリームから抽
出し、メタデータに記載されるコンテンツの構成、位置
等の情報より該当するコンテンツの取得が可能となる。
【0060】ここで、例えば、ES5のカルーセル119
内で配信されるモジュール1:番組紹介.bml123によ
るコンテンツ2_28を取得する場合について説明す
る。まず、ユーザーからのリクエストであるコンテンツ
2_28という情報より、メタデータリスト140のコ
ンテンツ識別(ID)127から同じ識別(ID)値の部分
を識別し、そのコンテンツ2_28に対応するメタデー
タ2_112を認識し、メタデータ2の配信中の位置1
50情報よりメタデータ2_112を受信し、コンテン
ツの構成、位置等の解析をすることにより、モジュール
1:番組紹介.bml123の配信位置を認識する。これに
より、ES5のカルーセルより必要なモジュール123で
あるモジュール1:番組紹介.bmlを抽出可能となる。以
上がメタデータリストの基本的な役割と構造である。
【0061】メタデータリストの取得方法は、総合デー
タ配信サービスのシステムの運用条件により変わるが、
最も基本的なPSIとメタデータでの運用の場合を考慮す
ると、PSI中のPMTにメタデータを伝送するPID、ストリ
ーム形式などを指定し、そのストリーム内のデフォルト
となるモジュールにてメタデータリストを伝送させ、受
信端末側で必ずコンテンツを取得する際等は、このデフ
ォルトモジュールを取得することにより、メタデータリ
ストの取得が可能となる。メタデータリスト、メタデー
タの限定受信を行う場合は、PMT中のメタデータを伝送
するPID設定領域で、限定受信を定義することにより可
能となる。
【0062】(受信機内の位置付け)ここで、メタデー
タリストのその他の役割について受信端末におけるメタ
データ、メタデータリスト、コンテンツの位置付けとと
もに説明する。本総合データ配信サービスにおいてメタ
データの配信方法には、コンテンツの配信時及び事前か
ら配信する場合と、配信時のみもしくは必要時に配信す
る場合に大きく分けられる。前者は放送波を利用しメタ
データを配信する形態で有効な配信方法であり、後者は
地上回線等を利用した配信形態で有効な配信方法であ
る。本例では前者の配信方法について主に説明する。
【0063】メタデータはコンテンツと1対1に生成配
信するものであり、受信端末内のEPG機能133等でも
利用されるその特性上、配信中のコンテンツに対してだ
けではなく、運用条件により決められる一定期間分(例
えば1週間等)の配信予定コンテンツについても生成配
信される。よってコンテンツの量が増加すればそれだけ
メタデータの量も増加し、必要なときに常に受信蓄積す
る仕組みでは、EPG133等で大量なメタデータが必要
な場合にはメタデータを取得するための処理に莫大な時
間が必要となる。
【0064】本総合データ配信サービスでは、これらの
ことを考慮し、事前に配信されるメタデータを受信端末
内の蓄積媒体4に予め蓄積させ、蓄積させたメタデータ
の内容が野球中継等の時間延長、特別番組等により更新
された場合に、該当するメタデータのみを取得し更新す
ることにより、EPG等で大量にメタデータが必要となる
場合にも対応可能とする。また、EPG用のメタデータ
と、コンテンツ蓄積時に必要となるメタデータとは基本
的に等しいメタデータ(更新タイミングによりまれに異
なる場合も想定されるが)であるが、EPGで必要とする
機能、例えばEPGよりコンテンツの視聴契約、蓄積予約
時の課金処理等を行わない場合等は、コンテンツ蓄積時
のメタデータの一部情報を削除したメタデータがEPG用
として伝送される場合がある。
【0065】ここで、本総合データ配信サービスにおけ
るコンテンツ蓄積時のメタデータとEPG用メタデータと
の違いを説明する。図14は、受信端末内での位置付け
を示す図である。ここで、コンテンツ蓄積時のメタデー
タとは、図中のメタデータ1_111にあたる、現在配
信中のコンテンツに対応したメタデータであり、一方、
EPG用メタデータとは、配信中、配信予定のコンテンツ
に対するメタデータであるため、コンテンツ蓄積時のメ
タデータとは、EPG用メタデータの一部にあたる。した
がって、EPG用のメタデータにおいて情報を一部削除し
た場合でも配信中のコンテンツに対するメタデータで
は、基本的に一部情報の削除がされない。
【0066】また、本総合データ配信サービスでは、受
信端末内の蓄積媒体4の容量を有効利用するため、コン
テンツ配信時間の過ぎたメタデータについては受信端末
側で削除するため、蓄積するコンテンツに対するメタデ
ータは、予め蓄積しているEPG用のメタデータとは違う
領域に蓄積する。更に、本総合配信サービスでは、コン
テンツ蓄積時に必要となるメタデータは、メタデータの
更新のタイミング、受信端末でのメタデータ蓄積処理時
間等の条件により配信されているメタデータと、蓄積媒
体内に予め蓄積されているメタデータとの間で内容が異
なる場合が考えられるため、常に配信中のメタデータよ
り該当するメタデータを再取得する。
【0067】さらに、配信中のコンテンツに対するメタ
データと、配信予定コンテンツに対するメタデータは、
同一メタデータストリームとして伝送される場合もある
が、別のストリームとして伝送することも可能である。
また、メタデータリストとメタデータの配信も同様に別
ストリームで伝送することも可能である。
【0068】(全局メタデータの概念)次に、本総合デ
ータ配信サービスが複数の放送事業者により、複数のTS
(Transport Stream)を利用して行われる場合について
のメタデータの配信方法について説明する。
【0069】図15は、複数TSによりサービスを行う場
合のメタデータの配信形態説明図である。複数TSで運用
を行う場合のメタデータの配信形態としては、図に示す
ようにケース1_51、ケース2_52、ケース3_5
3の3形態が考えられる。
【0070】ケース1は、各TS内のコンテンツに対する
メタデータは、それぞれのTS内でのみ配信する配信形態
である。そのため同時に受信可能なTS数が1TSの受信端
末では、そのTSを受信中に、自TSのメタデータは更新可
能であるが、他TSのメタデータの更新が困難となる。例
えばTS1でリアルタイム型のドラマを視聴中にTS2のメタ
データが更新された場合、ドラマの視聴中にTS2のメタ
データを取得できないため、メタデータの更新を行う為
には、ドラマの視聴を中断し、TS2を受信する必要があ
る。しかし、ケース1の配信形態は、各TSで必要なメタ
データは各TSでのみ配信すれば良いため、メタデータに
占有されるTS内の伝送領域が少ない。
【0071】ケース2は、各TS内のコンテンツに対する
メタデータを各TSで送るだけではなく、他のTSのメタデ
ータについても同様に1TS内で伝送する配信形態であ
る。そのため、ケース1の場合とくらべ、メタデータの
占有するTS内の伝送領域は格段に増えてしまうが(他TS
のコンテンツ分)、同時受信可能TS数が1TSの受信端末
によりコンテンツの視聴中においても他TSのメタデータ
の更新に対応可能である。また、ケース3は、メタデー
タを専用TS0として伝送する場合である。専用TS0でのみ
メタデータを配信するため、各TSでメタデータの配信に
占有される伝送領域はゼロとすることが可能である。し
かし、同時受信可能TS数が1TSの受信端末においては自T
Sのメタデータが更新されてもメタデータを取得するた
めのTSの移動が生じてしまう。但し、ケース1と大きく
異なる点はケース1の場合、全てのTSのメタデータ更新
に対応するためには、総合データ配信サービス内のTS数
のTSを同時受信可能な受信端末が必要となるが、ケース
3の場合は、同時受信可能TS数が2TSの受信端末であれ
ば全てのメタデータの更新に対応可能となる。
【0072】これらの条件を考慮し、本総合データ配信
サービスでは、受信端末の性能により2段階のメタデー
タの配信形態による運用を行う。例えば、受信端末のTS
同時受信数が1の段階では、ケース2による運用を行
い、受信端末のTS同時受信数が2以上になり環境がそろ
った段階でケース3のような専用スロットによるメタデ
ータの配信を行う。
【0073】4.メタデータの利用 (メタデータの利用方法)次に、メタデータの本総合デ
ータ配信サービスにおける利用方法を、限定受信、EP
G、検索、予約、視聴契約、認証、提示中コンテンツの
切り替わりを例として説明する。
【0074】(メタデータを利用した限定受信方式)ま
ず、メタデータを利用した限定受信方式について説明す
る。図16は、限定受信を行うためのメタデータ暗号化
方法の説明図である。例えば、有料サービスを受けるた
めに、コンテンツ受信前の初期契約を終えた時点で受信
側である受信端末3の持つ限定受信に関係する情報とし
て、端末(グループ)契約情報82、個人契約情報83
があげられる。端末(グループ)契約情報82には、グ
ループで契約を行った契約事業者コード、ワーク鍵Kw
1、契約コード、端末ID等が含まれ、個人契約情報83
にはユーザー毎に契約を行った個人契約に関する事業者
コード、ワーク鍵Kw1、契約コード、個人ID等が含まれ
る。本サービスにおける限定受信とは、これらの情報と
メタデータの情報、コンテンツ、メタデータの暗号化に
使用する鍵によりコンテンツの限定受信を行う。
【0075】コンテンツ1は前述の通りコンテンツ暗号
鍵Kkにて暗号化される。蓄積用メタデータ110は、対
応するコンテンツのコンテンツID、事業者コード、ワー
ク鍵Kw1_ID、コンテンツの暗号化方式、メタデータ自体
の暗号化方式、暗号化鍵の配信位置等の情報を含みコン
テンツと同じコンテンツ鍵Kkで守るべき情報が格納され
ている部分を暗号化する。鍵配信用メタデータ130
は、事業者コード、ワーク鍵Kw1_ID、契約コード、鍵配
信用メタデータ自体の暗号化方式、対応するコンテンツ
のID、コンテンツ鍵Kk等を含み、コンテンツ鍵Kk等の守
られるべき情報は事業者毎に割り振られたワーク鍵Kw1
により暗号化される。
【0076】次に、限定受信におけるこれらの暗号化さ
れたコンテンツ、メタデータの受信端末での流れを説明
する。図17は、限定受信におけるメタデータ、コンテ
ンツ受信蓄積フロー図である。限定受信におけるコンテ
ンツ、メタデータの流れは、コンテンツ受信時の流れと
基本的に同じであり、ユーザーのリクエスト306によ
り始まる。コンテンツID等のユーザーによるコンテンツ
受信要求が起こると前述した通り、PSI処理、メタデー
タリスト処理により蓄積用メタデータが受信(84)さ
れる。受信端末ではこの蓄積用メタデータに格納されて
いる上記事業者コード、Kw1_ID、契約コード等と、受信
端末内の端末契約情報、個人契約情報とを比べ(8
5)、受信端末内に該当する事業者コード、契約コード
等がなければ契約外であるため限定受信コンテンツの受
信が拒否される(92)。
【0077】一方、端末契約情報、個人契約情報内に該
当する事業者コード、契約コード等が存在すれば契約内
コンテンツと判断し、蓄積用メタデータのコンテンツ鍵
Kk位置より鍵配信用メタデータを取得する(86)。受
信端末は鍵配信用メタデータ内もしくは蓄積用メタデー
タ内に格納されている事業者ワーク鍵識別Kw1_IDにより
受信端末内に事前に前述したEMM1、EMM2により格納され
ている事業者毎に固有のワーク鍵Kw1を識別し、ワーク
鍵Kw1により鍵配信用メタデータ内の暗号化されたコン
テンツ鍵Kkを復号し受信端末内に格納する(87)。
【0078】次に取得したコンテンツ鍵Kkにより蓄積用
メタデータの暗号部分を復号し、パレンタルレート、地
域制限情報等のコンテンツ利用制限情報等によりユーザ
ーのコンテンツ利用可否等を判定する(88)。ユーザ
ーの利用範囲外であれば契約外のコンテンツ時と同様に
コンテンツの受信が拒否される(92)。一方、ユーザ
ーの利用範囲内であれば、ユーザーリクエスト、蓄積用
メタデータ内に格納されているコンテンツの蓄積可否等
の情報によりコンテンツを蓄積するかリアルタイムで再
生するかを判断する(89)。
【0079】また、同時に蓄積用メタデータに格納され
ているコンテンツの構成、配信中の位置情報等により暗
号化コンテンツの取得が行われる。コンテンツは、リア
ルタイムで視聴する場合と、蓄積媒体内に蓄積後視聴す
る場合に分けられる。リアルタイムで視聴する場合(再
生)、視聴契約処理(91)が行われ、鍵配信用メタデ
ータより取得したコンテンツ鍵Kkにより暗号化コンテン
ツの復号再生が行われる。一方、蓄積後視聴する場合
は、暗号化コンテンツを蓄積しその後コンテンツを再度
抽出し(90)、視聴する際に同様な視聴契約処理(9
1)が行われる。蓄積用メタデータについては暗号化コ
ンテンツを蓄積する場合は、受信端末内で複製し上記の
復号を伴う処理を行うか、または再度配信中ストリーム
より受信を行い暗号化されたままコンテンツと共に蓄積
し、リアルタイムで視聴する際は、復号後受信端末内で
破棄される。以上が本サービスにおけるメタデータによ
り限定受信を行う場合のメタデータの利用方法である。
【0080】(EPG)本総合データ配信サービスにおけ
るEPGの提示方法には、受信端末に予め用意されたアプ
リケーションとしてのEPGによる提示と、サービスとし
てのEPGコンテンツよりの提示が考えられる。以下に、E
PGによるメタデータの利用方法を説明する。
【0081】図18は、EPGにおけるメタデータの利用
方法の説明図である。アプリケーション、サービスとし
てのEPGのメタデータの利用方法は基本的に、表示する
番組の内容等を引用するため同様であるが、そのメタデ
ータから情報を引用する際の引用方法が異なる。アプリ
ケーションとしてのEPGでは予め受信端末に用意されて
いるため、直接表示させるメタデータを指示できないこ
とから受信端末内の時刻より現在の日時を取得し、その
日時情報、ユーザーによる表示させるネットワーク、チ
ャンネル等の指定情報等により該当するメタデータを識
別し用意された枠に必要な情報を埋め込みEPGを表示さ
せる。ここでのEPGイメージ93の場合、“CSデジタル
放送”、“2000/06/27”、“8:00〜9:00”“10
0ch”等の情報よりEPG用メタデータ1_121のEPG用
領域94より抽出し表示させている。
【0082】一方、サービスとしてのEPGの場合は、そ
の都度コンテンツを送るため、直接どの枠に対してどの
メタデータの情報を埋め込むか判断可能なため、直接メ
タデータの必要部分を指定し表示させることが可能であ
る。但しどちらの場合でも蓄積の可否、有料放送の料金
等の詳細な情報をEPGに表示させる場合、特に、EPG用メ
タデータに格納される情報も蓄積用メタデータと同様に
守るべき情報が含まれるときは暗号化を行う。
【0083】本サービスにおいてEPG用メタデータを暗
号化する場合は、各事業体固有のワーク鍵Kw1で暗号化
する場合と、各事業者で共通のワーク鍵Kw1allを用いる
場合がある。各事業者固有のワーク鍵Kw1を使用する場
合で、かつEPG用メタデータの全ての情報を全ユーザー
に見せる場合は、前述のEMM1もしくはEMM2により予め受
信端末内に全ての事業者のワーク鍵Kw1を格納させる必
要があり、共通ワーク鍵を使用する場合も同様にEMM1も
しくはEMM2により予め受信端末内に共通ワーク鍵Kw1all
を格納させる。
【0084】(検索)次に、本総合データ配信サービス
における検索におけるメタデータの利用方法ついて説明
する。図19は、検索におけるメタデータの利用方法の
説明図である。検索は基本的に受信端末の蓄積媒体4に
蓄積されたコンテンツ群よりユーザーの視聴したいコン
テンツを探す際に、受信端末の検索アプリケーション9
5により行われる。検索時の検索画面イメージである9
7は、キーワード検索により抽出されたコンテンツの一
覧表示イメージであり、詳細画面イメージ98は、一覧
表示されたコンテンツ内のあるコンテンツの情報を詳細
に表示させたイメージであり、どちらもコンテンツと共
に蓄積されている蓄積用メタデータ110よりコンテン
ツに対する情報が表示される。但し、今後放送予定のコ
ンテンツに対する検索の場合は、EPG用メタデータ12
0により表示される場合もある。
【0085】本例では、一例として、蓄積用メタデータ
110から検索が行われる場合として説明する。蓄積用
メタデータから情報を取得する際、本総合データ配信サ
ービスにおいては蓄積用メタデータ自体も前述の通り暗
号化されているため、詳細な情報98を提示する場合
は、有料放送の料金等の暗号化された内部の情報を表示
する必要があり、一度メタデータの復号処理を伴う場合
が考えられる。したがって、本総合データ配信サービス
では検索アプリケーション95と受信端末内の蓄積用メ
タデータ間の検索処理速度向上等を行うために、予めメ
タデータ内の検索に必要なキーワード、ジャンル等の暗
号化する必要の無い情報を抽出した検索用テーブル96
等を用意する。
【0086】ここで、画面イメージ97のようなコンテ
ンツ、メタデータを絞り込む検索を行う場合は、検索用
テーブル96等を介した間接アクセスを行い処理速度の
向上を図り、さらに詳細な契約、著作権等に関する情報
等の暗号化された情報を提示するような場合98は、直
接メタデータにアクセスし暗号化されていれば、メタデ
ータの暗号化部分の復号化を行いコンテンツの情報を提
示する。但し、本総合データ配信サービスにおいては、
著作権等の権利に関わるデータは全て前述のRMP機能に
より行われるため、メタデータに対するアクセスはRMP
機能により行われ、必要な情報のみを検索アプリケーシ
ョンに対し提示することとなる。
【0087】(予約処理)本総合データ配信サービスに
おけるコンテンツ等の予約時のメタデータ処理について
説明する。図20は、予約におけるメタデータの利用方
法の説明図である。コンテンツ等の予約処理は、ユーザ
ーの好み(嗜好性)の登録や、EPG/検索による予約要求
などのユーザーリクエスト306を、嗜好性管理、EP
G、検索アプリケーション等のアプリケーション350
に受け渡すことで開始される。アプリケーション350
は起動すると、RMP14との間で蓄積媒体4内の許可領
域をアクセスするための認証が行われ、RMP14よりア
クセス許可が返されると、アクセス許可領域にある検索
テーブル96、検索テーブルと同様なEPGテーブル99
等よりユーザーの要求に合うコンテンツに対するメタデ
ータID、コンテンツID等を抽出する。
【0088】次に、アプリケーションは、抽出したメタ
データID、コンテンツID等を元にRMP14に対し予約の
確認を行う。RMP14は、アプリケーションから受け渡
されたメタデータID、コンテンツID等から、実際のEPG
用メタデータ120、配信中のコンテンツであれば放送
波上から蓄積用メタデータ110を取得し、暗号部分が
有ればRMP14内で復号し、ユーザーが視聴可能なコン
テンツかの判定を行う。例えばユーザーが契約している
チャンネルなのか、蓄積が許可されているコンテンツで
あるのか等のコンテンツ利用制限に対する判定を行う。
【0089】ユーザーに対し視聴が許可されているコン
テンツであれば、RMP14はアプリケーション側350
に対し、予約許可を返す。予約を許可されたアプリケー
ションは暗号化がされていなければ直接、暗号化されて
いればRMPより指定したコンテンツの配信時間等351
を受け取り、受信端末3内のスケジュール管理機能35
2へ予約を登録する。その後スケジュール管理機能35
2は時刻を確認し、配信時間が来た際に、受信処理機能
353に対しコンテンツ受信要求を行う。なお、本例で
はコンテンツ単位についてのみ説明しているが、本総合
データ配信サービスにおける予約の単位は、エレメント
単位〜サービス単位を同様な手法で可能とする。
【0090】ここで、上述のユーザーの嗜好性と要求に
合うコンテンツの特定について、具体的に説明する。図
36(a)は、ユーザーが予め嗜好性を判断する情報を
受信端末に指定する際の説明図である。まず、ユーザー
が予め嗜好性を判断するもととなる情報を受信端末3に
指定する場合では、ユーザーは、予め受信端末3のメニ
ュー画面等より自分の好みのジャンル、趣味、年齢等を
指定しておく(ここでは、趣味:スポーツ観戦、よく見
るジャンル:プロ野球)。
【0091】つぎに、コンテンツに対応するメタデータ
(EPG用メタデータ)にコンテンツのジャンルを入れ込
んで(ここでは、メタデータ1のジャンル:スポーツ、
メタデータ2のジャンル:映画、メタデータ3のジャン
ル:ドラマ)、コンテンツ、メタデータを配信する。こ
れにより、受信端末3は、登録されたジャンル等のユー
ザー嗜好性情報に基づいて、コンテンツ(ここでは、ス
ポーツ)を自動で予約すると共に、自動で蓄積すること
ができる。
【0092】図36(b)は、受信端末が全自動でユー
ザーの嗜好性を判断し、コンテンツを蓄積する際の説明
図である。つぎに、受信端末3が全自動でユーザーの嗜
好性を判断し、ユーザーの嗜好性に合わせてコンテンツ
を蓄積する場合では、蓄積用メタデータより視聴契約を
行った際に、コンテンツのジャンルを受信端末3内のプ
ロファイル(個人認証デバイス200に格納する場合も
ある)に登録する。なお、この際、予め蓄積用メタデー
タにジャンル等を記載し配信しておく。
【0093】受信端末3は、プロファイル等に登録され
たジャンル等の情報を集計することにより(ここでは、
コンテンツx1:スポーツ、コンテンツx2:スポー
ツ、コンテンツx3:映画)、ユーザーのよく見るジャ
ンルを特定する。つぎに、コンテンツに対応するメタデ
ータ(EPG用メタデータ)にコンテンツのジャンルを入
れ込んで(ここでは、メタデータ1のジャンル:スポー
ツ、メタデータ2のジャンル:映画、メタデータ3のジ
ャンル:ドラマ)、コンテンツ、メタデータを配信す
る。これにより、受信端末3は、集計したジャンル等の
ユーザー嗜好性情報に基づいて、コンテンツ(ここで
は、スポーツ)を自動で予約すると共に、自動で蓄積す
ることができる。
【0094】(予約コンテンツの受信蓄積処理)次に、
本総合データ配信サービスにおける予約コンテンツ、メ
タデータの受信、蓄積処理について説明する。図21
は、予約時のコンテンツ、メタデータの受信蓄積処理の
説明図である。前述の通り予約処理により予約登録され
た受信端末3内のスケジュール管理機能352は、配信
時間が来た際に受信処理機能353に対し受信要求を行
う。受信要求を受けた受信処理機能353は、限定受信
時のフローと同様にまずコンテンツ1に対する蓄積用メ
タデータ110を放送波より受信する。コンテンツに対
する蓄積用メタデータが存在しない場合、またPSIもし
くはメタデータに従来放送(BSデジタル放送、CSデジタ
ル放送等)を指定する情報がある場合等は、コンテンツ
1を従来方式のCAS機能354に受け渡し、CAS側で暗号
解除等を行いその後TV9に対しコンテンツの再生を行
う。
【0095】また、CASと本サービスにおけるコンテン
ツ暗号が二重にかけられている場合はCAS側で暗号解除
後RMPに対しコンテンツを戻す。一方メタデータが存在
し、取得し、総合データ配信サービスを示す情報がメタ
データに記述されていた場合は、RMP14に対し蓄積用
メタデータ110を受け渡す。
【0096】RMP14では、蓄積用メタデータ110が
暗号化されていれば、限定受信におけるフローと同様に
鍵配信用メタデータ130を取得し、端末内(RMP内)
に事前に格納されているワーク鍵Kwにより復号し、コン
テンツ鍵Kkを入手する。つぎに、RMP14では、蓄積用
メタデータ110を復号する。RMP14は、ユーザーに
対しコンテンツ1の蓄積が許可されているかを確認し、
許可されていれば蓄積用メタデータ110に示された蓄
積場所に対し蓄積用メタデータ110、コンテンツ1を
暗号化されたまま受信、蓄積する。
【0097】メタデータに関してはRMP14内で復号
後、再度暗号化される場合もあるが、基本的には、前述
の通りRMP14内で複製をした蓄積用メタデータにより
上記処理を行い、受信した蓄積用メタデータ110をそ
のまま蓄積する。再生する際も同様にRMP14にてコン
テンツに対するメタデータの判定後、許諾情報が必要な
コンテンツであれば許諾情報と合わせて判定し、その後
許可されればコンテンツの再生を行う。また本サービス
において受信処理機能は、メタデータを扱うため一部も
しくは全てをRMP機能に含まれる場合もある。
【0098】(視聴契約処理)次に、本総合データ配信
サービスにおけるメタデータを利用した視聴契約処理に
ついて説明する。図22は、視聴契約におけるメタデー
タ処理の説明図である。本サービスにおいて視聴契約処
理は、コンテンツと共に蓄積される蓄積用メタデータ1
10が利用される。但し、EPG用メタデータに蓄積用メ
タデータと同様な情報が格納されており、EPGに契約機
能がある場合、EPG用メタデータを利用することも可能
である。ユーザーが視聴契約処理を行う際、受信端末は
TV画面もしくはモニタ上に、蓄積用メタデータ110に
格納されているコンテンツの情報355、契約356、
課金357に関する情報を含む契約画面550等を提示
する。
【0099】ユーザーは上記契約画面550に従いコン
テンツの視聴契約を行う契約形態が複数存在する場合は
いずれかを選択する。契約が行われると、受信端末で
は、蓄積用メタデータより選択した契約内容に関する情
報及び受信端末内に該当するコンテンツ受信時、コンテ
ンツ蓄積時に格納されたコンテンツ鍵Kk等の情報より許
諾情報358を生成し、受信端末内で暗号化を行い個人
認証デバイス200に受け渡す。もしくは、受信端末で
はセキュリティの守られた伝送路を使用することで個人
認証デバイス200に受け渡し、個人認証デバイス内で
暗号化を行う。
【0100】視聴契約処理を行う場合の蓄積用メタデー
タは、コンテンツ受信時と同様に、受信端末内で複製処
理を行い、処理後に破棄する場合には、処理のために復
号化を行うもののその後再度暗号化を行わないことが可
能となる。但し、リムーバブルメディア等にコンテンツ
を移動、コピーさせる場合の契約処理においては、蓄積
用メタデータの複製に必要項目を格納後に再度暗号化を
行う場合もある。また、個人認証デバイス内の契約した
コンテンツに関する情報を提示する場合は、蓄積用メタ
データよりコンテンツのタイトル、内容等のコンテンツ
に関する情報を許諾情報に格納する。
【0101】(認証)次に、本総合データ配信サービス
における蓄積用メタデータを利用した認証について説明
する。図23は、認証時におけるメタデータの利用方法
の説明図である。本サービスにおいてコンテンツを再生
する際には、前述した視聴契約処理により生成され個人
認証デバイス200に格納されたコンテンツの許諾情報
358及び個人情報359と、蓄積用メタデータ110
とを利用し、コンテンツの視聴に対する認証がRMP14
で行われる。再生時に必要な認証情報とは、契約したコ
ンテンツの視聴有効期限や、個人の年齢制限等である。
また視聴履歴、課金履歴情報等を生成する際も蓄積用メ
タデータ110、個人識別デバイス200内の個人情報
359、許諾情報358等により生成される。よって本
総合データ配信サービスにおけるメタデータは受信端末
内で許諾情報の生成の他にも、課金情報等の情報を生成
するベースとしての利用も行われる。
【0102】ここで、個人認証デバイス200には、個
人情報と各コンテンツに対する許諾情報が記憶されてお
り、個人情報はコンテンツ契約時の認証に主に使われ、
許諾情報は、コンテンツ再生時に再生権(視聴権)が有
効かを認証する際に主に使われる。契約時には、蓄積用
メタデータに記憶されている利用制限情報(ここでは、
20歳以上)と個人認証デバイス200内の個人情報
(ここでは、20歳)とを比較し、ユーザーが視聴を行
ってよいかを認証する。つぎに、コンテンツの視聴が許
可されると、許諾情報が生成される。
【0103】また、再生時の再生権(視聴権)の認証
は、許諾情報に記憶されている有効期限、支払い状態等
の情報、受信端末3内の時刻等により再生権が有効か否
かを認証する。ここでは、有効期限3日間、料金支払済
み、受信端末3内の時刻により判定する。ここでは、料
金が支払われており、有効期限内であることが受信端末
3内のRMPで確認されると、コンテンツの再生を行うこ
とができる。
【0104】(コンテンツ提示中の切り替え処理)次
に、本総合データ配信サービスのコンテンツ提示中にお
けるメタデータの利用方法について説明する。図24
は、提示中コンテンツの切り替え時におけるメタデータ
処理の説明図である。ここでは、1つのコンテンツ提示
中にコンテンツの切り替えが行われる場合を示してお
り、例えば、コンテンツ1_27は、コンテンツを提示
中にコンテンツ2_28、コンテンツ3_29に対しリ
ンク等によりコンテンツの参照が可能であり、コンテン
ツ2_28からも同様にコンテンツ1_27、コンテン
ツ3_29に対しリンクが可能であり、コンテンツ3_
29からは、コンテンツ2_28に対してのリンクのみ
が可能とされている場合である。
【0105】現在コンテンツ1_27を提示中であると
考えた場合、本総合データ配信サービス用の受信端末
は、メタデータ1_111の情報によりコンテンツ1_
27をユーザーに対し提示する。その後ユーザーがコン
テンツ2を提示させるためコンテンツ1内のジャンプ2
ボタン等を押すと、受信端末は、コンテンツ2_28に
対するリンク情報を取得し、現在提示中のコンテンツ1
_27のID等より他のコンテンツID等への変化を認識
する。
【0106】受信端末は、メタデータ内の参照先の情報
より該当するコンテンツのID、メタデータID、メタデー
タ位置等を取得し、本例の場合、最終的にメタデータ2
の位置情報“100ch..content2..metadata2.xml”よりメ
タデータ2_112を取得し、そこに記述された内容に
よりコンテンツ2_28を提示する。このように本総合
データ配信サービスにおけるコンテンツ提示中のメタデ
ータ利用方法とは、コンテンツ間のリンク、移動等が行
われる場合、メタデータ内に記述される参照コンテンツ
情報によりリンク先、移動先のメタデータ及びその蓄積
位置等を取得し、それらの情報により実際に該当するコ
ンテンツに対するメタデータを読み込みそれに伴い該当
するコンテンツを提示することを指す。
【0107】5.メタデータの情報 (メタデータに含まれる項目)次にメタデータに含まれ
る内容について説明する。図25は、メタデータに記述
される情報区分を説明する図である。メタデータ100
は、図示するように、様々な区分の情報(236〜25
4、後述)の組み合わせにより構成される。ここで、そ
れぞれの区分に含まれる情報の概要について説明する。
共通情報236とは全ての情報区分において共通的に使
用される時間、言語、地域等の情報が含まれる。
【0108】図26は、本総合データ配信サービスにお
ける共通情報236の説明図である。共通情報236
は、例えば、図示のように、ジャンルとして、時刻、言
語を含み、項目として、このジャンル「時刻」に対応す
る時刻タイプ、時刻指定方法、日付、開始時刻、終了時
刻、継続時刻と、ジャンル「言語」に対応する使用言語
を含み、さらに、これらの項目に対する使用方法、暗号
化するか否かを示している。
【0109】属性情報237とは、コンテンツやイベン
ト、サービス、ネットワーク、メタデータ自体等の属性
内容に関する情報で構成される。図27は、本総合デー
タ配信サービスにおける属性情報237の説明図(1)
である。属性情報237は、例えば、図示のように、ジ
ャンルとして、メタデータ、ネットワークを含み、項目
として、このジャンル「メタデータ」に対応するメタデ
ータタイプ、メタデータID、メタデータバージョン、
作成日時、配信日時、有効期限、デフォルトフラグと、
ジャンル「ネットワーク」に対応するネットワークI
D、ネットワーク名、ネットワークのタイプを含み、さ
らに、これらの項目に対する使用方法を示している。
【0110】図28は、本総合データ配信サービスにお
ける属性情報237の説明図(2)である。属性情報2
37は、例えば、図示のように、ジャンルとして、放送
局、サービスを含み、項目として、このジャンル「放送
局」に対応する放送局ID、放送局名、放送局のタイプ
と、ジャンル「サービス」に対応するサービスID、サ
ービス名、サービスタイプ、サービス提供者を含み、さ
らに、これらの項目に対する使用方法を示している。
【0111】図29は、本総合データ配信サービスにお
ける属性情報237の説明図(3)である。属性情報2
37は、例えば、図示のように、ジャンルとして、イベ
ント、コンテンツを含み、項目として、このジャンル
「イベント」に対応するイベントID、イベント名、イ
ベントタイプ、内容、ジャンル、キーワードと、ジャン
ル「コンテンツ」に対応するコンテンツID、コンテン
ツ名、コンテンツタイプ、コンテンツ位置指定、スター
トアップ位置、内容/ジャンル/キーワード、コンテン
ツサイズ、対象ディスプレイ種別を含み、さらに、これ
らの項目に対する使用方法を示している。
【0112】構成情報238とは、受信・蓄積時、蓄積
後視聴する際に必要となるコンテンツの構成に関する情
報が含まれる。例えば、トランスポートストリームの識
別、コンポーネントの識別、ストリームの種別や、モジ
ュールに関する情報、エレメント(リソース)に関する
情報等である。
【0113】位置情報239とは、コンテンツ、メタデ
ータ、各エレメント、必要な情報等の位置に関する情報
が含まれる。基本的にURI等の情報により必要な情報、
データ等の位置を指定することにより受信端末側での情
報取得を可能とさせる。提示情報240とは、コンテン
ツを提示させるために必要な、提示のパターン、組み合
わせ、タイミング等の情報が含まれる。これらの情報に
より受信端末は、映画等のコンテンツを提示する場合に
おいて、映像ストリームに対する音声ストリーム、字幕
ストリーム等の組み合わせが判断可能となる。
【0114】蓄積情報241には蓄積許可、蓄積単位、
蓄積方法、蓄積先等の蓄積に関する情報が含まれ、受信
端末のコンテンツ等の蓄積処理を制御可能となる。コピ
ー情報242にはコピー許可、コピー単位、コピー可能
回数等のコピーに関する情報が含まれ、蓄積情報と同様
に受信端末でのコピー処理を制御可能となる。改変情報
243とは改変許可等のコンテンツに対する変更に関す
る情報が含まれる。
【0115】暗号情報244とは、暗号化対象の識別、
暗号が掛けられているか判断するための情報、使用して
いる暗号方式、暗号化する際に使用した鍵の情報、鍵の
位置を示す情報、鍵のID、復号化デバイス、暗号化デバ
イスを指定するたの情報等の暗号に関する情報が含ま
れ、受信端末の暗号処理を制御可能となる。
【0116】図30は、本総合データ配信サービスにお
ける暗号情報244の説明図である。暗号情報244
は、例えば、図示のように、ジャンルとして、暗号化を
含み、項目として、このジャンル「暗号化」に対応する
暗号化識別、暗号化対象識別、暗号化方式、鍵位置指
定、鍵ID、鍵値、復号機能指定を含み、さらに、これ
らの項目に対する使用方法、暗号化をするか否かを示し
ている。
【0117】課金情報245とは、事業体(有料放送事
業者)IDや、料金、料金の名称、課金の単位、課金方
法、課金タイミング等の課金に関する情報が含まれ、受
信端末側で許諾情報の生成、課金処理等を制御可能とな
る。
【0118】図31は、本総合データ配信サービスにお
ける課金情報245の説明図である。課金情報245
は、例えば、図示のように、ジャンルとして、課金を含
み、項目として、このジャンル「課金」に対応する事業
体ID、有料無料フラグ、料金、料金名称、課金単位グ
ループ、課金単位、決済方法、課金タイミング、課金
先、決済フラグを含み、さらに、これらの項目に対する
使用方法、暗号化をするか否かを示している。
【0119】契約情報246とは、契約単位、契約タイ
プ、契約方法、契約期間等の契約に関する情報が含ま
れ、受信端末で視聴契約等を行う際は、これらの契約情
報を画面に提示し、ユーザーの選択により許諾情報等を
生成させることが可能となる。
【0120】図32は、本総合データ配信サービスにお
ける契約情報246の説明図である。契約情報246
は、例えば、図示のように、ジャンルとして、契約を含
み、項目として、このジャンル「契約」に対応する契約
形態、契約期間、契約更新許可、対象課金単位グループ
設定を含み、さらに、これらの項目に対する使用方法、
暗号化をするか否かを示している。認証情報247と
は、コンテンツを利用するアプリケーションが正規なア
プリケーションか認証する際や、接続可能な外部機器、
使用I/Fに対する認証に関する情報が含まれる。
【0121】図33は、本総合データ配信サービスにお
ける認証情報247の説明図である。認証情報247
は、例えば、図示のように、ジャンルとして、認証を含
み、項目として、このジャンル「認証」に対応するアプ
リケーション、使用I/F、外部機器を含み、さらに、
これらの項目に対する使用方法、暗号化をするか否かを
示している。
【0122】権利情報248とは、権利の種別、権利名
称、権利保持者、管理先等コンテンツの著作権等の権利
に関する情報が含まれる。使用制限情報249とは、利
用可能な端末の指定、アクセスの許可、視聴年齢の制
限、使用可能地域の指定、使用期間等のコンテンツ利用
に対する制限に関する情報が含まれ、受信端末側で、蓄
積、コピー、提示等の各処理時にこれらの情報により制
限をかけることが可能となる。またコンテンツ、メタデ
ータ自体の有効期限等の情報により不必要となったデー
タの自動削除等も可能となる。
【0123】図34は、本総合データ配信サービスにお
ける使用制限情報249の説明図である。使用制限情報
249は、例えば、図示のように、ジャンルとして、使
用期限を含み、項目として、このジャンル「使用期限」
に対応する期限、年齢制限、地域制限、利用機能を含
み、さらに、これらの項目に対する使用方法、暗号化を
するか否かを示している。
【0124】参照情報250とは、コンテンツ提示中の
コンテンツ切り替え時に必要となる提示中のコンテンツ
から参照関係にあるコンテンツのID、参照タイプ、コン
テンツの位置、そのコンテンツに対応するメタデータの
ID、メタデータのID等と、同じ情報を他のメタデータか
ら引用する際の情報、コンテンツ間のリンク関係、関係
の種別等のコンテンツ参照に関する情報が含まれ、受信
端末での提示等の処理を制御可能となる。
【0125】広告情報251とは、コマーシャルコンテ
ンツのID、商品名、商品ジャンル、広告枠開始位置、広
告開始時間、ターゲット属性(対象年齢、性別等、放送
時間帯、放送時期、放送時間等)、クーポン情報、広告
主ID、業種等の広告に関する情報が含まれ、受信端末で
の広告提示等の広告に関わる処理を制御可能となる。
【0126】利用者情報252とは、基本的に受信端末
でコンテンツ等に対して契約が行われた際に生成される
許諾情報に必要となる情報で、基本的に個人認証デバイ
ス等に格納される情報から参照する。またこれらの情報
は配信時には配置されない、もしくは空で配信される情
報で利用者のID、利用者のグループ属性、利用者のパス
ワード、性別、年齢、クレジット番号、口座番号、住
所、電話番号、e-mailアドレス、嗜好タイプ、パスワー
ド等の利用者個人に関する情報が含まれる。
【0127】利用状況情報253も利用者情報252と
同様に受信端末側で生成される情報で、利用回数等の情
報が含まれる。その他情報257とはこれまでの区分に
該当しないコンテンツの販路等の情報や、配信時に配置
されず、センタ側でコンテンツを管理するための情報、
例えばコンテンツの制作環境、コンテンツの品質、また
必要に応じて配信されるPSI/SI等からテーブルを格納す
る情報等も含まれる。
【0128】6.データ容量削減 (メタデータのデータ容量削減方法)本総合データ配信
サービスにおいて伝送領域を有効に利用するためのメタ
データの配信時におけるデータ容量の削減方法について
説明する。
【0129】図35は、データ量削減方法の説明図であ
る。本総合データ配信サービスでは特定チャンネルにお
けるある時間枠の番組158は複数コンテンツにより構
成されるため、その時間枠のコンテンツ群においてデフ
ォルト(最初に提示すべきコンテンツ)となるコンテン
ツを定義し、デフォルトコンテンツ、その他のコンテン
ツに対するメタデータ内で同じ情報が記述される場合
は、デフォルトコンテンツに対するメタデータ内に記述
される内容を参照することでデータ容量の削減を行う。
【0130】本例ではコンテンツ1_27をデフォルト
としており、デフォルトコンテンツであるコンテンツ1
_27に対するメタデータ1_111内の情報とデフォ
ルトではない通常のコンテンツであるコンテンツ2_2
8に対するメタデータ2_112内の情報では、コンテ
ンツに対する情報より上位の番組156、サービス15
5、ネットワーク154に対する情報は共通となるた
め、メタデータ1_111では番組の内容等を記述する
が、メタデータ2_112では記述されている場所への
参照情報のみを記述することによりデータ容量の削減を
行う。但し、同じ情報が書かれている場合でも参照情報
を記述するほうが容量的に増加するような場合は、参照
情報を配置しないこともある。コンテンツ蓄積時に共に
蓄積されるメタデータすなわち配信中のコンテンツに対
するメタデータにおいては、デフォルトコンテンツを常
に蓄積するとは限らないため、参照情報による記述を行
わない。
【0131】以上のメタデータにより本総合データ配信
サービスでは、放送サイドでの、ユーザーへのコンテン
ツ提示方法、利用条件等の制御が可能となり、コンテン
ツの権利保護、ユーザー個人の権利保護等が可能なサー
ビスを提供することが可能となる。
【0132】7.まとめ ここで、本発明の特徴のいくつかを以下に例示する。 ・コンテンツに対するメタデータを、コンテンツを伝送
するストリーム(ES)を受信端末で受信させるためのPS
I/SI(メタデータにSI部分と同等な情報を記載する場合
等はSI部分を配信しない場合もある)、コンテンツを配
信するためのストリーム(ES)とは別のストリームとし
て伝送すること。
【0133】・受信端末はコンテンツと共に配信される
メタデータに記述される内容によりコンテンツの受信制
御、コンテンツ、メタデータの蓄積媒体への蓄積制御、
外部機器に対するコピー制御、受信端末内でコンテンツ
を利用するアプリケーションの認証制御、暗号化された
コンテンツをスクランブラ/デスクランブラで復号化、
メタデータより生成されるコンテンツに対する許諾情報
等の受信端末で利用される保護の必要なデータのスクラ
ンブラ/デスクランブラでの暗号化/復号化制御、ユーザ
ーに対する認証制御等を行うことより、メタデータとは
コンテンツ自体の内容記述に加え、ユーザーのコンテン
ツ利用を制御する情報が記述されており、放送サイドで
コンテンツを定義することによりメタデータが生成され
るため、放送サイドでユーザーのコンテンツ利用範囲、
利用条件等を制御可能となること。
【0134】・コンテンツ及びメタデータ等の情報を蓄
積するための蓄積媒体を有している他に、暗号化し配信
されたデータの復号化及び受信端末内の重要なデータに
対し暗号化を行い、著作権保護等の権利、認証、課金等
の処理、制御にかかわるRMP(Rights Management & Pro
tection:権利保護)機能、この受信端末を使用するユ
ーザーの個人認証、及びユーザーの属する家族等のグル
ープの認証を行う個人認証デバイスを有している受信端
末を用いること。
【0135】・センタ側と受信端末を結ぶ地上回線はコ
ンテンツに対する課金処理、ユーザーの視聴履歴、課金
履歴、リクエスト等の取得の他、コンテンツ、メタデー
タ、コンテンツに対する暗号化及びその他メタデータ等
に対する暗号化を解除するための情報、鍵の送信等を行
う場合等にも用いられること。 ・メタデータを配信する際は、メタデータのように、守
るべき情報部分を暗号化し、メタデータ自身に対する記
述領域にメタデータに対する暗号化の情報を記述し配信
すること。 ・受信端末にメタデータ、コンテンツを識別させ受信を
可能とさせる情報を総合データ配信サービスではメタデ
ータリストを用いること。
【0136】・本総合データ配信サービスにおいては、
著作権等の権利に関わるデータは全て前述のRMP機能に
より行われるため、メタデータに対するアクセスはRMP
機能により行われ必要な情報のみを検索アプリケーショ
ンに対し提示すること。 ・本総合データ配信サービスにおけるコンテンツ提示中
のメタデータ利用方法とは、コンテンツ間のリンク、移
動等が行われる場合、メタデータ内に記述される参照コ
ンテンツ情報によりリンク先、移動先のメタデータ及び
その蓄積位置等を取得し、それらの情報により実際に該
当するコンテンツに対するメタデータを読み込みそれに
伴い該当するコンテンツを提示すること。
【0137】
【発明の効果】本発明によると、以上説明した通り、コ
ンテンツ毎にメタデータを添付することで、コンテンツ
に対する木目細かな制御が可能となり、ユーザーへのコ
ンテンツ提示方法、利用条件等の制御を行うことによ
り、コンテンツの権利保護、ユーザー個人の権利保護等
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】総合データ配信サービスのサービス構成図。
【図2】総合データ配信サービスシステムの全体構成
図。
【図3】総合データ配信サービスにおけるサービスとイ
ベントの関係図。
【図4】あるイベントにおけるコンテンツの構成図。
【図5】コンテンツ単位の説明図。
【図6】受信端末内の制御を行うメタデータの説明図。
【図7】メタデータの機能による分類の説明図。
【図8】メタデータの記述例の説明図。
【図9】課金をメタデータに定義する場合の説明図。
【図10】メタデータ内の保護すべき情報を暗号化する
ことの説明図。
【図11】メタデータ、コンテンツ、その他制御情報の
配信形態の説明図(1)。
【図12】メタデータ、コンテンツ、その他制御情報の
配信形態の説明図(2)。
【図13】メタデータリストの機能を示す図。
【図14】受信端末内での位置付けを示す図。
【図15】複数TSによりサービスを行う場合のメタデー
タの配信形態の説明図。
【図16】限定受信を行うためのメタデータ暗号化方法
の説明図。
【図17】限定受信におけるメタデータ、コンテンツ受
信蓄積フロー図。
【図18】EPGにおけるメタデータの利用方法の説明
図。
【図19】検索におけるメタデータの利用方法の説明
図。
【図20】予約におけるメタデータの利用方法の説明
図。
【図21】予約時のコンテンツ、メタデータの受信蓄積
処理の説明図。
【図22】視聴契約におけるメタデータ処理の説明図。
【図23】認証時におけるメタデータの利用方法の説明
図。
【図24】提示中コンテンツの切り替え時におけるメタ
データ処理の説明図。
【図25】メタデータに記述される情報区分を説明する
図。
【図26】本総合データ配信サービスにおける共通情報
236の説明図。
【図27】本総合データ配信サービスにおける属性情報
237の説明図(1)。
【図28】本総合データ配信サービスにおける属性情報
237の説明図(2)。
【図29】本総合データ配信サービスにおける属性情報
237の説明図(3)。
【図30】本総合データ配信サービスにおける暗号情報
244の説明図。
【図31】本総合データ配信サービスにおける課金情報
245の説明図。
【図32】本総合データ配信サービスにおける契約情報
246の説明図。
【図33】本総合データ配信サービスにおける認証情報
247の説明図。
【図34】本総合データ配信サービスにおける使用制限
情報249の説明図。
【図35】データ量削減方法の説明図。
【図36】ユーザーの嗜好性についての説明図。
【符号の説明】
1…コンテンツ、2…受信アンテナ、3…受信端末、4
…蓄積媒体、5…リムーバブルメディア、6…リアルタ
イム型視聴、7…リアルタイム型+蓄積型視聴、8…蓄
積型視聴、9…テレビ、10…センタ側、11…送信ア
ンテナ、12…衛星、13…地上回線、14…RMP、1
5…外部機器、17…課金グループ1(0円)、18…課
金グループ2(100円)、20…サービス、21…イベン
トA、22…イベントB、23…イベントC、24…サー
ビス100ch、25…サービス101ch、26…サービス200c
h、27…コンテンツ1、28…コンテンツ2、29…コ
ンテンツ3、30…コンテンツ4、31…コンテンツ5、
32…著作権グループa、33…著作権グループb、34
…著作権グループc、35…アプリケーション、36…
スクランブル/デスクランブル、37…コンテンツ記述
領域、38…イベント記述領域、39…検索情報記述領
域、40…保護必要領域、41…メタデータ識別領域、
42…PSI等のストリーム群、43…メタデータストリ
ーム群、44…映像ストリーム(ES1)、45…音声ス
トリーム(ES2)、46…カルーセル(ES3)、47…カ
ルーセル(ES4)、48…暗号化、51…ケース1、52
…ケース2、53…ケース3、82…端末(グループ)契
約情報、83…個人契約情報、84…蓄積用メタデータ
受信、85…限定受信判定、86…鍵配信用メタデータ
受信、87…コンテンツ鍵取得、88…コンテンツ利用
制限判定、89…コンテンツ蓄積判定、90…暗号化コ
ンテンツ蓄積、91…視聴契約、92…受信拒否、93
…EPG、94…EPG表示領域、95…検索アプリケーショ
ン、96…検索用テーブル、97…検索画面、98…詳
細画面、99…EPG用テーブル、100…メタデータ、
101…メタデータ(生成時)、102…メタデータ
(伝送時、蓄積時)、110…蓄積用メタデータ、11
1…メタデータ1、112…メタデータ2、113…メタ
データ3、120…EPG用メタデータ、121…EPG用メ
タデータ1、122…EPG用メタデータ2、123…EPG用
メタデータ3、154…ネットワーク属性、155…サ
ービス属性、156…イベント属性、157…コンテン
ツ属性、158…1番組、130…鍵配信用メタデー
タ、140…メタデータリスト、200…個人認証デバ
イス、236…共通情報、237…属性情報、238…
構成情報、239…位置情報、240…提示情報、24
1…蓄積情報、242…コピー情報、243…改変情
報、244…暗号情報、245…課金情報、246…契
約情報、247…認証情報、248…権利情報、249
…使用制限情報、250…参照情報、251…広告情
報、252…利用者情報、253…利用状況情報、35
0…アプリケーション、351…スケジュール、352
…スケジュール管理機能、353…受信処理、354…
CAS、355…コンテンツID、356…契約情報、35
7…課金情報、358…許諾情報、359…個人情報、
550…契約画面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/445 H04N 5/445 5/91 7/16 C 5/92 5/91 Z 7/08 5/92 H 7/081 7/08 Z 7/16 7/167 Z 7/167 (72)発明者 山崎 伊織 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所放送・通信システム推 進事業部内 Fターム(参考) 5B075 KK07 KK20 KK33 KK43 KK53 KK60 ND20 PQ02 PQ20 PR08 UU34 5C025 BA27 CA09 CB08 DA05 5C053 FA13 FA20 FA23 FA25 FA28 FA30 GB11 HA29 JA30 LA06 LA14 5C063 AB03 AB07 AC01 AC05 DA07 DA13 EB32 5C064 BA01 BA07 BB01 BB07 BC18 BC23 BC25 BD02 BD07 BD08 BD09 CB01 CB08

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンテンツ識別情報、コンテンツに関する
    内容情報及び制御情報を含むメタデータ識別情報、メタ
    データ位置情報を対応して記憶し、コンテンツ及びメタ
    データの受信を可能とするためのメタデータリストを取
    得し、 特定のコンテンツの視聴が要求された場合、該メタデー
    タリストに含まれるコンテンツ識別情報に基づいて、コ
    ンテンツ及び該コンテンツに対応するメタデータ識別情
    報を判別し、 該メタデータリストに含まれる該メタデータ位置情報に
    基づいて該メタデータを配信ストリームから抽出し、 要求された前記コンテンツを取得し、提示するようにし
    た受信方法。
  2. 【請求項2】前記メタデータは、前記コンテンツを検索
    するための検索情報、コンテンツの暗号化・課金に関す
    る権利保護のために守るべき情報、前記メタデータを識
    別するための識別情報を含み、 前記守るべき情報は暗号化されていることを特徴とする
    請求項1に記載の受信方法。
  3. 【請求項3】前記受信端末は、該蓄積媒体に予め蓄積さ
    れた第1メタデータと、配信中のコンテンツに含まれる
    第2メタデータとを比較し、変更された情報に対応する
    部分のみ該第1メタデータを更新して新たなメタデータ
    として前記蓄積媒体に蓄積するようにした請求項1又は
    2に記載の受信方法。
  4. 【請求項4】前記受信端末により、コンテンツの提示中
    に他のコンテンツを提示する場合、該提示中のコンテン
    ツに対応するメタデータに記憶されたリンク先又は移動
    先の該他のコンテンツに対応するメタデータ及び該メタ
    データの蓄積位置を記憶する参照コンテンツ情報に基づ
    いて、該他のコンテンツに対応するメタデータを読み出
    し、該他のコンテンツを提示するようにした請求項1乃
    至3のいずれかに記載の受信方法。
  5. 【請求項5】前記コンテンツは、特定の時間枠のコンテ
    ンツ群において、最初に提示する第1コンテンツと、そ
    の他の第2コンテンツに各々対応する第1及び第2のメ
    タデータに共通の情報が含まれている場合、第2のメタ
    データでは、共通の情報が記述されている場所の参照情
    報のみを記述することにより、第2コンテンツを提示す
    る際、第1コンテンツに対応する第1のメタデータに含
    まれる情報を参照するようにした請求項1乃至4のいず
    れかに記載の受信方法。
  6. 【請求項6】蓄積したメタデータリストと配信中のメタ
    データリストを比較し、更新されている場合、メタデー
    タリストに従い、更新されたメタデータを識別し、メタ
    データの位置情報から配信中のメタデータをストリーム
    より抽出し、受信端末に蓄積するようにした請求項1乃
    至5のいずれかに記載の受信方法。
  7. 【請求項7】コンテンツを提示する際に必要とされる電
    子番組用メタデータに基づき、該電子番組用メタデータ
    に権利保護のための守るべき情報が含まれている場合、
    該電子番組用メタデータを事業者毎に割り振られたワー
    ク鍵(Kw1)により暗号化することで、電子番組を表
    示するようにした請求項1乃至6のいずれかに記載の受
    信方法。
  8. 【請求項8】前記コンテンツが蓄積された蓄積媒体から
    所望のコンテンツを検索する場合、該蓄積用メタデータ
    からコンテンツの検索に必要で、暗号化の必要のない情
    報を抽出した検索用テーブルを作成し、 該検索用テーブル内の記憶情報を読み出し、コンテンツ
    の一覧表示を行う検索画面、又は、該検索画面に含まれ
    るコンテンツの詳細な情報を表示する詳細画面を作成し
    て表示し、 表示画面に基づいて所望のコンテンツが検索されるよう
    にした請求項1乃至7のいずれかに記載の受信方法。
JP2000389351A 2000-07-06 2000-12-21 受信方法 Withdrawn JP2002084523A (ja)

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