JP2015095748A - 通信装置、コンテンツサーバ、コンテンツ提供システム、通信方法およびコンテンツ提供方法 - Google Patents

通信装置、コンテンツサーバ、コンテンツ提供システム、通信方法およびコンテンツ提供方法 Download PDF

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孔司 ▲桜▼田
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Abstract

【課題】配送物とコンテンツの授受をより簡易に実現する通信装置、コンテンツサーバ、コンテンツ提供システム、通信方法およびコンテンツ提供方法を提供する。【解決手段】識別情報が与えられた配送物の配送元ユーザが利用する通信装置であって、前記配送物に与えられた前記識別情報を取得する識別情報取得部と、コンテンツと前記識別情報取得部により取得された前記識別情報を、配送先ユーザの通信装置が前記コンテンツの取得のために通信するコンテンツサーバに送信する送信部と、を備える、通信装置。【選択図】図2

Description

本発明は、通信装置、コンテンツサーバ、コンテンツ提供システム、通信方法およびコンテンツ提供方法に関する。
近日、遠隔地にはがきや荷物などの配送物を届ける配送サービスが広く普及している。この配送サービスの利用により、差出人は、写真や動画などのコンテンツを遠隔地の受取人に届けることが可能である。例えば、差出人は、コンテンツのデータをメモリーカードなどの可搬式記憶媒体に書き込み、当該可搬式記憶媒体を受取人に配送することにより、コンテンツを遠隔地の受取人に届け得る。一方、受取人は、配送された可搬式記憶媒体を再生装置に接続し、再生装置にデータの読出および再生を行わせることにより、コンテンツを視聴することが可能となる。
複数人がコンテンツを共有する他の方法として、ソーシャルネットワーキングサービスを利用する方法がある。例えば特許文献1には、ソーシャルネットワーキングサービスにおいて所定の共有関係が設定されている複数人の間で互いのデータへのアクセスを可能とする方法が開示されている。
特開2008−123233号公報
上記の可搬式記憶媒体の配送を用いる方法は、コンテンツおよびコンテンツに関連する配送物を一体的に届けられるという利点があるが、差出人または受取人に、可搬式記憶媒体と情報処理装置との着脱、情報処理装置を用いた可搬式記憶媒体へのデータの書き込み、および可搬式記憶媒体からのデータの読出しなどの作業のためのIT(Information Technology)リテラシが求められる。
同様に、ソーシャルネットワーキングサービスを利用する方法では、インターネットの利用、およびソーシャルネットワーキングサービスへの登録などの作業のためのITリテラシが求められる。さらに、ソーシャルネットワーキングサービスを利用する方法では、コンテンツに関連する配送物の配送を別途行ったとしても、コンテンツと配送物を一体的に受取人に届けることが困難である。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、配送物とコンテンツの授受をより簡易に実現することが可能な、新規かつ改良された通信装置、コンテンツサーバ、コンテンツ提供システム、通信方法およびコンテンツ提供方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、識別情報が与えられた配送物の配送元ユーザが利用する通信装置であって、前記配送物に与えられた前記識別情報を取得する識別情報取得部と、コンテンツと前記識別情報取得部により取得された前記識別情報を、配送先ユーザの通信装置が前記コンテンツの取得のために通信するコンテンツサーバに送信する送信部と、を備える通信装置が提供される。
前記送信部は、前記コンテンツと前記識別情報に、さらに前記配送物の宛先情報を関連付けて送信してもよい。
前記コンテンツは、メタデータおよびメディアデータを含み、前記コンテンツサーバにおいて、暗号化キーを用いて前記メタデータが暗号化され、前記識別情報を用いて前記暗号化キーおよび前記メディアデータが暗号化され、前記配送元ユーザが利用する通信装置は、前記コンテンツサーバから暗号化された前記メタデータを受信する受信部と、前記暗号化されたメタデータを前記配送物に与えるデータ付与部と、をさらに備えてもよい。
前記コンテンツは、前記配送元ユーザが利用する通信装置のアドレスデータを含み、前記通信装置は、前記アドレスデータに基づいて前記配送先ユーザの通信装置から送信される通知を受信してもよい。
前記配送物は無線タグを有し、前記識別情報は前記無線タグに記録されてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、識別情報が与えられた配送物の配送元ユーザが利用する配送元通信装置と通信するコンテンツサーバであって、前記配送元通信装置からコンテンツと前記配送物に与えられた識別情報を受信し、前記配送物から取得される識別情報および前記コンテンツサーバとの通信に基づいて前記コンテンツを取得する配送先通信装置と通信する通信部、を備えるコンテンツサーバが提供される。
前記コンテンツサーバは、前記配送元通信装置から受信した前記コンテンツおよび前記識別情報を関連付けて記憶する記憶部を有し、前記通信部は、前記配送物から取得される識別情報を前記配送先通信装置から受信し、受信した識別情報に関連付けて前記記憶部に記憶されているコンテンツを前記配送先通信装置に送信してもよい。
前記コンテンツサーバは、前記配送元通信装置から受信した識別情報を用いてコンテンツキーを生成するキー生成部を備え、前記記憶部は、前記コンテンツおよび前記識別情報にさらに前記コンテンツキーを関連付けて記憶し、前記通信部は、前記キー生成部により生成された前記コンテンツキーを前記配送先通信装置に送信し、前記配送先通信装置からの識別情報およびコンテンツキーの受信に応じ、当該識別情報およびコンテンツキーと関連付けて前記記憶部に記憶されているコンテンツを前記配送先通信装置に送信してもよい。
前記コンテンツサーバは、前記配送元通信装置から受信した識別情報を用いて前記配送元通信装置から受信したコンテンツの一部分を暗号化する暗号化部と、前記配送元通信装置から受信した識別情報および一部分が暗号化されたコンテンツの他の部分を関連付けて記憶する記憶部と、を備え、前記通信部は、前記暗号化部により暗号化された前記コンテンツの一部分を前記配送先通信装置に送信し、前記配送先通信装置からの識別情報の受信に応じ、当該識別情報と関連付けて前記記憶部に記憶されている前記コンテンツの他の部分を前記配送先通信装置に送信してもよい。
前記コンテンツは、メタデータおよびメディアデータを含み、前記コンテンツサーバは、暗号化キーを用いて前記メタデータを暗号化し、前記識別情報を用いて前記暗号化キーおよび前記メディアデータを暗号化する暗号化部と、を備え、前記通信部は、暗号化された前記メタデータを前記配送元通信装置に送信し、暗号化された前記暗号化キーおよび前記メディアデータを前記配送先通信装置に送信してもよい。
前記コンテンツサーバは、前記配送元通信装置からのコンテンツ提供に関する要求が前記配送元通信装置から受信した前記識別情報に関連付けられた条件を満たすか否かを判断する判断部をさらに備え、前記通信部は、前記判断部により前記条件が満たされると判断された場合に前記暗号化されたメタデータを前記配送元通信装置に送信してもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、識別情報が与えられた配送物の配送先ユーザが利用する通信装置であって、前記配送物に与えられた識別情報を取得する識別情報取得部と、前記識別情報取得部により取得された前記識別情報、および配送元ユーザの通信装置がコンテンツと前記配送物に与えられた識別情報を関連付けて送信したコンテンツサーバとの通信に基づいて前記コンテンツを取得するコンテンツ取得部と、を備える、通信装置が提供される。
前記コンテンツサーバには、前記配送元ユーザの通信装置から受信した前記コンテンツおよび前記識別情報が関連付けて記憶されており、前記コンテンツ取得部は、前記識別情報取得部により取得された前記識別情報と関連付けて前記コンテンツサーバに記憶されているコンテンツを、前記前記識別情報取得部により取得された前記識別情報を用いて前記コンテンツサーバから取得してもよい。
前記コンテンツ取得部は、前記コンテンツサーバが前記配送元ユーザの通信装置から受信した識別情報を用いて生成したコンテンツキーであって、前記コンテンツサーバが前記配送元ユーザの通信装置から受信した前記識別情報および前記コンテンツと関連付けて記憶するコンテンツキーを前記コンテンツサーバからさらに取得し、前記識別情報取得部により取得された前記識別情報および前記コンテンツキーと関連付けて前記コンテンツサーバに記憶されているコンテンツを、前記前記識別情報取得部により取得された前記識別情報および前記コンテンツキーを用いて前記コンテンツサーバから取得してもよい。
前記コンテンツ取得部は、前記コンテンツサーバが前記配送元ユーザの通信装置から受信した識別情報を用いて暗号化したコンテンツの一部分を前記コンテンツサーバからさらに取得し、一部分が暗号化された前記コンテンツの他の部分を前記識別情報取得部により取得された前記識別情報を用いて前記コンテンツサーバから取得し、前記コンテンツ取得部は、前記コンテンツサーバから取得した暗号化された前記コンテンツの一部分を前記識別情報取得部により取得された前記識別情報を用いて復号することにより前記コンテンツを取得する復号部を含んでもよい。
前記コンテンツは、メタデータおよびメディアデータを含み、前記配送物には、前記識別情報に加え、前記コンテンツサーバにおいて暗号化キーを用いて暗号化された前記メタデータが与えられており、前記識別情報取得部は前記配送物に与えられた前記暗号化されたメタデータをさらに取得し、前記コンテンツ取得部は、前記コンテンツサーバにより前記配送元ユーザの通信装置から受信した前記識別情報を用いて暗号化された前記メディアデータおよび前記暗号化キーを取得し、前記コンテンツ取得部は、前記識別情報取得部により取得された識別情報を用いて前記暗号化された前記メディアデータおよび前記暗号化キーを復号し、前記識別情報取得部により取得された前記暗号化されたメタデータを復号された前記暗号化キーを用いて復号する復号部を含んでもよい。
前記コンテンツは、前記配送元ユーザが利用する通信装置のアドレスデータを含み、前記通信装置は、前記コンテンツ取得部により取得された前記コンテンツに含まれるアドレスデータに基づいて前記配送元ユーザが利用する通信装置に通知を送信する通知部をさらに備えてもよい。
前記配送物は無線タグを有し、前記識別情報は前記無線タグに記録されてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、識別情報が与えられた配送物の配送元ユーザが利用する配送元通信装置、前記配送物の配送先ユーザが利用する配送先通信装置、およびコンテンツサーバを含むコンテンツ提供システムであって、前記配送元通信装置は、前記配送物に与えられた前記識別情報を取得する第1の識別情報取得部と、コンテンツと前記第1の識別情報取得部により取得された前記識別情報を前記コンテンツサーバに送信する送信部と、を有し、前記コンテンツサーバは、前記配送元通信装置および前記配送先通信装置と通信する通信部を有し、前記配送先通信装置は、前記配送物に与えられた前記識別情報を前記配送物から取得する第2の識別情報取得部と、前記第2の識別情報取得部により取得された前記識別情報、および前記コンテンツサーバとの通信に基づいて前記コンテンツを取得するコンテンツ取得部と、を有する、コンテンツ提供システムが提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、識別情報が与えられた配送物の配送元ユーザが利用する通信装置により実行される通信方法であって、前記配送物に与えられた前記識別情報を取得することと、コンテンツと前記識別情報を、配送先ユーザの通信装置が前記コンテンツの取得のために通信するコンテンツサーバに送信することと、を含む、通信方法が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、識別情報が与えられた配送物の配送元ユーザが利用する配送元通信装置と通信するコンテンツサーバにより実行される通信方法であって、前記配送元通信装置からコンテンツと前記配送物に与えられた識別情報を受信し、前記配送物から取得される識別情報および前記コンテンツサーバとの通信に基づいて前記コンテンツを取得する配送先通信装置と通信すること、を含む、通信方法が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、識別情報が与えられた配送物の配送先ユーザが利用する通信装置により実行される通信方法であって、前記配送物に与えられた識別情報を取得することと、前記識別情報、および配送元ユーザの通信装置がコンテンツと前記配送物に与えられた識別情報を関連付けて送信したコンテンツサーバとの通信に基づいて前記コンテンツを取得することと、を含む、通信方法が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、識別情報が与えられた配送物の配送元ユーザが利用する配送元通信装置、前記配送物の配送先ユーザが利用する配送先通信装置、およびコンテンツサーバにより実行されるコンテンツ提供方法であって、前記配送元通信装置により、前記配送物に与えられた前記識別情報を取得することと、コンテンツと取得された前記識別情報を前記コンテンツサーバに送信することと、前記配送先通信装置により、前記配送物に与えられた前記識別情報を前記配送物から取得することと、取得された前記識別情報、および前記コンテンツサーバとの通信に基づいて前記コンテンツを取得することと、を含む、コンテンツ提供方法が提供される。
以上説明したように本発明によれば、配送物とコンテンツの授受をより簡易に実現することが可能である。
本発明の実施形態によるコンテンツ提供システムを示す説明図である。 本発明の第1の実施形態による各装置の構成を示した機能ブロック図である。 第1の実施形態において記憶部に記憶されるデータの具体例を示した説明図である。 本発明の第1の実施形態による動作を示した説明図である。 本発明の第2の実施形態による各装置の構成を示した機能ブロック図である。 第2の実施形態において記憶部に記憶されるデータの具体例を示した説明図である。 利用者テーブルの具体例を示した説明図である。 本発明の第2の実施形態による動作を示した説明図である。 本発明の第3の実施形態による各装置の構成を示した機能ブロック図である。 第3の実施形態において記憶部に記憶されるデータの具体例を示した説明図である。 本発明の第3の実施形態による動作を示した説明図である。 本発明の第4の実施形態による各装置の構成を示した機能ブロック図である。 暗号化部の詳細な機能を示した説明図である。 本発明の第4の実施形態による動作を示した説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。
また、本明細書及び図面において、実施形態により機能の異なる構成あるいは装置を、同一の符号の後にハイフンおよび実施形態の番号を付して区別する場合もある。例えば、実施形態により配送元通信装置の機能が異なる場合、第1の実施形態による配送元通信装置を配送元通信装置20−1、第2の実施形態による配送元通信装置を配送元通信装置20−2と称する場合もある。ただし、実施形態により機能の異なる構成あるいは装置の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。例えば、第1の実施形態による配送元通信装置20−1、第2の実施形態による配送元通信装置20−2などを特に区別する必要が無い場合には、単に配送元通信装置20と称する。
<コンテンツ提供システムの概要>
本発明の実施形態によるコンテンツ提供システムは、写真や動画などのコンテンツと、コンテンツに関連する手紙や荷物などの配送物とを一体的にユーザから他のユーザに届けるサービスを支援する。この本発明の実施形態によるコンテンツ提供システムを利用することにより、ユーザは、例えば子供の運動会の動画と、子供の運動会について記されたはがきを一体的に他のユーザに届けることができる。あるいは、ユーザは、旅行先で撮影した写真と、旅行先のお土産とを一体的に他のユーザに届けることができる。
さらに、本発明の実施形態によるコンテンツ提供システムは、配送物とコンテンツの一体的な授受をより簡易に実現することが可能である。以下、図1を参照し、このようなコンテンツ提供システムの概要を説明する。
図1は、本発明の実施形態によるコンテンツ提供システムを示す説明図である。図1に示したように、本発明の実施形態によるコンテンツ提供システムは、ネットワーク12、配送元通信装置20、配送先通信装置30およびコンテンツサーバ40を含む。また、図1には、配送物の一例としてはがき50を示している。はがき50は、配送元通信装置20を利用するユーザAから、配送先通信装置30を利用するユーザBに、配送業者を介して配送される。なお、配送物は、封書や小包など、はがき50以外の媒体であってもよい。また、配送業者は、郵便業者であってもよいし、宅配業者であってもよい。
配送元通信装置20、配送先通信装置30およびコンテンツサーバ40は、ネットワーク12を介して接続されており、ネットワーク12を介して多様なデータを送受信することが可能である。なお、ネットワーク12は、ネットワーク12に接続されている装置から送信される情報の有線、または無線の伝送路である。例えば、ネットワーク12は、インターネット、電話回線網、衛星通信網などの公衆回線網や、Ethernet(登録商標)を含む各種のLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などを含んでもよい。また、ネットワーク12は、IP−VPN(Internet Protocol−Virtual Private Network)などの専用回線網を含んでもよい。
配送元通信装置20は、配送物の差出人であるユーザAが利用する通信装置である。本発明の実施形態においては、配送物には識別情報が与えられ、配送元通信装置20は、配送物に与えられた識別情報を取得し、当該識別情報をコンテンツと関連付けてコンテンツサーバ40に送信する。例えば、配送物であるはがき50には、図1に示したように、識別情報として切手IDが格納された無線タグを含む無線タグ切手52が貼付される。配送元通信装置20は、例えば無線タグ切手52との近接通信により無線タグ切手52から切手IDを取得し、当該切手IDをユーザBに届けたいコンテンツと関連付けてコンテンツサーバ40に送信する。なお、配送元通信装置20は、スマートフォン、携帯電話、携帯用音楽再生装置、携帯用映像処理装置、携帯用ゲーム機器PC(Personal Computer)、家庭用ゲーム機器、などの情報処理装置であってもよい。また、コンテンツは、写真や動画などの画像データを含んでもよいし、音声データを含んでもよい。
配送先通信装置30は、配送物の受取人であるユーザBが利用する通信装置である。配送元通信装置20は、配送された配送物から識別情報を取得し、当該識別情報、およびコンテンツサーバ40との通信に基づいて、配送元通信装置20がコンテンツサーバ40に送信したコンテンツを取得する。例えば、配送先通信装置30は、配送されたはがき50の無線タグ切手52との近接通信により無線タグ切手52から切手IDを取得する。そして、配送先通信装置30は、取得した切手IDをコンテンツサーバ40に送信することにより、当該送信に対する応答としてコンテンツサーバ40からコンテンツを受信することができる。なお、配送先通信装置30としては、配送元通信装置20と同様に多様な情報処理装置を適用可能である。
コンテンツサーバ40は、配送物の配送元であるユーザAと配送先であるユーザBとのコンテンツの共有を支援する。例えば、コンテンツサーバ40は、配送元通信装置20から受信したコンテンツおよび切手IDを関連付けて記憶し、配送先通信装置30から切手IDを受信すると、当該切手IDと関連付けて記憶しているコンテンツを配送先通信装置30に送信する。
ここで、上述した配送元通信装置20からコンテンツサーバ40へのコンテンツの送信は、例えばユーザAが配送元通信装置20と無線タグ切手52とを近接させることに基づいて実行される。配送先通信装置30によるコンテンツサーバ40からのコンテンツの取得も同様に、例えばユーザBが配送先通信装置30と無線タグ切手52とを近接させることに基づいて実行される。すなわち、本発明の実施形態によれば、配送元通信装置20または配送先通信装置30と無線タグ切手52との近接という簡易な操作により、配送物であるはがき50とコンテンツの一体的な授受を実現することができる。従って、ITリテラシの乏しいユーザであっても、本発明の実施形態によるコンテンツ提供システムの利用により、配送物とコンテンツの一体的な授受を簡易に行うことが可能となる。また、上記構成によれば、ユーザBに、無線タグ切手52が貼付されたはがき50からコンテンツが得られたような感覚を与えることもできる。すなわち、はがき50のような配送物とコンテンツが一体的に届いたかのような感覚をユーザBに与えることが可能である。以下、このような本発明による第1の実施形態から第4の実施形態を順次詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図2は、本発明の第1の実施形態による各装置の構成を示した機能ブロック図である。
(配送元通信装置20−1)
図2に示したように、第1の実施形態による配送元通信装置20−1は、近接通信部220、ネットワーク通信部230、操作部240、表示部250および制御部261を有する。
近接通信部220は、近接通信機能を有する他の通信相手と近接通信を行う。例えば、本実施形態による近接通信部220は、配送するはがき50に貼付された無線タグ切手52と近接通信を行い、無線タグ切手52に格納されている切手IDを取得する識別情報取得部として機能する。なお、近接通信部220の機能は、配送元通信装置20−1の外付け用機器に実装することも可能である。この場合、外付け用機器から切手IDの入力を受ける配送元通信装置20−1の構成を識別情報取得部として捉えることができる。また、近接通信の方式としては、磁界結合を用いる方式や電界結合を用いる方式など多様な方式が挙げられる。
ネットワーク通信部230は、ネットワーク12と接続された装置と多様なデータを送受信する。例えば、本実施形態によるネットワーク通信部230は、近接通信部220により取得された切手ID、および操作部240に対するユーザ操作により選択されたコンテンツを関連付けてコンテンツサーバ40に送信する送信部として機能する。コンテンツは、上述した音声データまたは画像データの他、配送元通信装置20−1のアドレスデータを含んでもよい。なお、ネットワーク通信部230の通信方式は、無線通信方式であってもよいし、有線通信方式であってもよい。
操作部240は、ユーザにより配送元通信装置20−1への情報入力や各種指示のための操作が行われる構成である。例えば、本実施形態による操作部240は、ユーザによるコンテンツの選択操作を検出し、検出結果を制御部261に出力する。なお、操作部240は、タッチパネル、キーボード、マウス、またはボタンなどの操作検出機により構成されてもよい。
表示部250は、制御部261からの制御に従って各種画面を表示する。例えば、本実施形態による表示部250は、ネットワーク通信部230からコンテンツサーバ40−1に送信するコンテンツをユーザが選択する画面を表示する。また、本実施形態による表示部250は、ネットワーク通信部230から送信され、配送先通信装置30−1において再生されたコンテンツを視聴するユーザの写真を表示する。なお、表示部250は、液晶表示ディスプレイまたは有機EL(Emitting Diode)ディスプレイなどのディスプレイにより構成されてもよい。
制御部261は、配送元通信装置20−1の動作全般を制御する。例えば、本実施形態による制御部261は、ネットワーク通信部230に、近接通信部220により取得された切手ID、操作部240に対するユーザ操作により選択されたコンテンツをコンテンツサーバ40−1へ送信させる。また、制御部261は、各種画面を生成し、生成した画面を表示部250に表示させる。なお、この制御部261の機能は、CPU(Central Processing Unit)が、RAM(Random Access Memory)を用いて、例えばROM(Read Only Memory)に格納されたプログラムを実行することにより実現され得る。
(配送先通信装置30−1)
配送先通信装置30−1は、図2に示すように、近接通信部320、ネットワーク通信部330、操作部340、表示部350、撮像部354および制御部361を有する。
近接通信部320は、近接通信機能を有する他の通信相手と近接通信を行う。例えば、本実施形態による近接通信部320は、配送されたはがき50に貼付された無線タグ切手52と近接通信を行い、無線タグ切手52に格納されている切手IDを取得する識別情報取得部として機能する。なお、近接通信部320の機能は、配送先通信装置30−1の外付け用機器に実装することも可能である。この場合、外付け用機器から切手IDの入力を受ける配送先通信装置30−1の構成を識別情報取得部として捉えることができる。
ネットワーク通信部330は、ネットワーク12と接続された装置と多様なデータを送受信する。例えば、本実施形態によるネットワーク通信部330は、近接通信部320により取得された切手IDをコンテンツサーバ40に送信し、当該送信に対する応答としてコンテンツサーバ40からコンテンツを受信するコンテンツ取得部として機能する。
操作部340は、ユーザにより配送先通信装置30−1への情報入力や各種指示のための操作が行われる構成である。この操作部340は、タッチパネル、キーボード、マウス、またはボタンなどの操作検出機により構成されてもよい。
表示部350は、制御部361からの制御に従って各種画面を表示する。例えば、本実施形態による表示部350は、ネットワーク通信部330により取得されたコンテンツを表示することが可能である。なお、表示部350は、液晶表示ディスプレイまたは有機ELディスプレイなどのディスプレイにより構成されてもよい。
撮像部354は、光を集光する撮影レンズおよびズームレンズなどの撮像光学系、およびCCD(Charge Coupled Device)またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの信号変換素子を有する。撮像光学系は、被写体から発せられる光を集光して信号変換部に被写体像を形成し、信号変換素子は、形成された被写体像を電気的な画像信号に変換する。例えば、本実施形態による撮像部354は、制御部364からの制御に従い、表示部350に表示されるコンテンツを視聴するユーザを撮像する。
制御部361は、配送先通信装置30−1の動作全般を制御する。例えば、本実施形態による制御部361は、ネットワーク通信部330に、近接通信部320により取得された切手IDをコンテンツサーバ40−1へ送信させる。また、制御部361は、コンテンツサーバ40−1からネットワーク通信部330により受信されたコンテンツを再生する再生部370の機能を有する。再生部370がコンテンツを再生することにより、表示部350に再生されたコンテンツが表示される。なお、この制御部361の機能は、CPUが、RAMを用いて、例えばROMに格納されたプログラムを実行することにより実現され得る。
(コンテンツサーバ40−1)
コンテンツサーバ40−1は、図2に示すように、ネットワーク通信部430、記憶部450および制御部461を有する。
ネットワーク通信部430は、ネットワーク12と接続された装置と多様なデータを送受信する。例えば、本実施形態によるネットワーク通信部430は、配送元通信装置20−1からコンテンツおよび切手IDを受信し、配送先通信装置30−1にコンテンツを送信する通信部として機能する。
記憶部450は、図3に示すように、ネットワーク通信部430により配送元通信装置20−1から受信されたコンテンツおよび切手IDを関連付けて記憶する。この記憶部450は、ハードディスクドライブにより構成されてもよい。
制御部461は、コンテンツサーバ40−1の動作全般を制御する。例えば、本実施形態による制御部461は、ネットワーク通信部430により配送元通信装置20−1から受信されたコンテンツおよび切手IDの記憶部450への記録、配送先通信装置30−1から受信された切手IDに関連付けて記憶部450に記憶されているコンテンツの抽出、抽出したコンテンツのネットワーク通信部430から配送先通信装置30−1への送信などを制御する。なお、この制御部461の機能は、CPUが、RAMを用いて、例えばROMに格納されたプログラムを実行することにより実現され得る。
(動作)
以上、本発明の第1の実施形態による配送元通信装置20−1、配送先通信装置30−1およびコンテンツサーバ40−1の構成を説明した。続いて、本発明の第1の実施形態による動作として、図4を参照し、配送元通信装置20−1、配送先通信装置30−1およびコンテンツサーバ40−1により行われる処理の流れを説明する。
図4は、本発明の第1の実施形態による動作を示した説明図である。図4に示したように、まず、配送元通信装置20−1のユーザAが、操作部240に対する操作によりユーザBに届けるためのコンテンツを選択し(S504)、配送元通信装置20−1と無線タグ切手52とを近接させると(S508)、配送元通信装置20−1の近接通信部220が無線タグ切手52から近接通信により切手IDを取得する(S512)。
そして、配送元通信装置20−1のネットワーク通信部230は、制御部261の制御に従い、近接通信部220により取得された切手ID、および操作部240に対するユーザ操作により選択されたコンテンツを関連付けてコンテンツサーバ40−1に送信する(S516)。コンテンツサーバ40−1は、配送元通信装置20−1から受信した切手IDおよびコンテンツを関連付けて記憶する(S520)。そして、無線タグ切手52が貼付されたはがき50の配送手続がユーザAにより行われ、はがき50がユーザBに配送される(S540)。
その後、はがき50を受け取ったユーザBがはがき50の無線タグ切手52に配送先通信装置30−1を近接させると(S544)、配送先通信装置30−1の近接通信部320が無線タグ切手52から近接通信により切手IDを取得する(S548)。
次いで、配送先通信装置30−1のネットワーク通信部330が、制御部361の制御に従い、近接通信部320により取得された切手IDをコンテンツサーバ40−1に送信する(S552)。なお、制御部361は、近接通信部320による切手IDの取得に基づいて本実施形態によるサービスのためのアプリケーションを起動し、当該アプリケーションに設定されているアドレスデータを用いてコンテンツサーバ40−1への切手IDの送信を制御してもよい。かかる構成によれば、配送先通信装置30−1のユーザがアプリケーションを起動させる手間や、コンテンツサーバ40−1のアドレスデータを入力する手間を省略し、単に配送先通信装置30−1と無線タグ切手52を近接させるだけで自動的に切手IDをコンテンツサーバ40−1に送信することが可能である。
コンテンツサーバ40−1のネットワーク通信部430が切手IDを受信すると、制御部461は、切手IDに関連付けて記憶されているコンテンツを記憶部450から抽出する(S556)。そして、ネットワーク通信部430が、制御部461の制御に従い、抽出されたコンテンツを配送先通信装置30−1に送信する(S560)。
その後、コンテンツサーバ40−1から送信されたコンテンツを配送先通信装置30−1の再生部370が再生することにより、表示部350にコンテンツが表示され、ユーザがコンテンツを視聴可能となる(S564)。
ここで、制御部361は、コンテンツの再生中に撮像部354に撮像指示を出力する。すなわち、撮像部354は、コンテンツを視聴しているユーザBを撮像する(S568)。そして、制御部361は、コンテンツに含まれる配送元通信装置20−1のアドレスデータに基づき、撮像部354により撮像されたユーザBの画像を含むコンテンツ再生通知を配送元通信装置20−1に送信し(S572)、配送元通信装置20−1の表示部250がユーザBの画像を表示する(S576)。かかる構成により、差出人であるユーザAが、はがき50およびコンテンツを受け取ったユーザBの反応を知ることが可能となる。
(効果)
以上説明したように、本発明の第1の実施形態によれば、無線タグ切手52が貼付されたはがき50がユーザBに届くことにより、ユーザAが配送元通信装置20−1から送信したコンテンツを配送先通信装置30−1においてユーザBが視聴可能となる。このため、ユーザBに、無線タグ切手52が貼付されたはがき50からコンテンツが得られたような感覚を与えることができる。すなわち、はがき50のような配送物とコンテンツが一体的に届いたかのような感覚をユーザBに与えることが可能である。
また、配送元通信装置20−1からコンテンツサーバ40−1へのコンテンツの送信は、例えばユーザAが配送元通信装置20−1と無線タグ切手52とを近接させることに基づいて実行される。配送先通信装置30−1によるコンテンツサーバ40−1からのコンテンツの取得も同様に、例えばユーザBが配送先通信装置30−1と無線タグ切手52とを近接させることに基づいて実行される。すなわち、本発明の第1の実施形態によれば、配送元通信装置20−1または配送先通信装置30−1と無線タグ切手52との近接という簡易な操作により、配送物であるはがき50とコンテンツの一体的な授受を実現することができる。従って、ITリテラシの乏しいユーザであっても、本発明の第1の実施形態によるコンテンツ提供システムの利用により、配送物とコンテンツの一体的な授受を簡易に行うことが可能となる。
さらに、本発明の第1の実施形態によれば、ユーザAから届けられたコンテンツを視聴するユーザBの様子がユーザAの配送元通信装置20−1に通知されるので、ユーザAは、はがき50およびコンテンツを受け取ったユーザBの反応を知ることが可能となる。
<第2の実施形態>
以上、本発明の第1の実施形態を説明した。続いて、本発明の第2の実施形態を説明する。本発明の第2の実施形態によれば、はがき50の正当な受取人でない第三者がコンテンツを取得することを防ぎ得る
(構成)
図5は、本発明の第2の実施形態による各装置の構成を示した機能ブロック図である。第2の実施形態は、図5に示したように利用者IDが格納された利用者カード60を用いる点で主に第1の実施形態と相違する。一方、本発明の第2の実施形態による配送元通信装置20−2、配送先通信装置30−2およびコンテンツサーバ40−2の構成には、第1の実施形態で説明した配送元通信装置20−1、配送先通信装置30−1およびコンテンツサーバ40−1の構成と共通する部分が多いので、以下では第1の実施形態との相違点を主に説明する。
第2の実施形態による配送元通信装置20−2の制御部262は、ネットワーク通信部230に、近接通信部220により取得された切手ID、操作部240に対するユーザ操作により選択されたコンテンツと共に、配送物であるはがき50の宛先情報をコンテンツサーバ40−2に送信させる。なお、はがき50の宛先情報は、例えば操作部240に対するユーザ操作により入力される。
第2の実施形態による配送先通信装置30−2の近接通信部320は、利用者IDが格納された利用者カード60から近接通信により利用者IDを取得する。ネットワーク通信部330は、制御部362の制御に従い、利用者カード60から取得された利用者IDをコンテンツサーバ40−2に送信し、当該送信に対する応答として、コンテンツを取得するために用いられるコンテンツキーをコンテンツサーバ40−2から取得する。はがき50がユーザBに届き、ユーザBがコンテンツを取得する場面では、ネットワーク通信部330は、切手IDに加えてコンテンツキーをコンテンツサーバ40−2に送信する。なお、利用者カード60は、ユーザからの申請に応じて、ユーザの通信装置および住所の正当性が確認された場合に発行されるものであってもよい。
第2の実施形態によるコンテンツサーバ40−2の制御部462は、キー生成部472および認証部474を有する。
キー生成部472は、ネットワーク通信部430により配送元通信装置20−2から受信された切手IDおよび宛先情報からランダムなコンテンツキーを生成する。キー生成部472により生成されたコンテンツキーは、図6に示したように、切手ID、宛先情報およびコンテンツに関連付けて記憶部450に記憶される。
認証部474は、ネットワーク通信部430により配送先通信装置30−2から利用者IDが受信されると、記憶部450に記憶されている利用者テーブルを参照し、配送先通信装置30−2の正当性を認証する。例えば、利用者テーブルにおいては、図7に示したように利用者ID、通信装置IDおよび宛先情報が関連付けられており、認証部474は、配送先通信装置30−2から受信した利用者IDと、配送先通信装置30−2の通信装置IDの組み合わせに合致するエントリが利用者テーブルに含まれるか否かを判断する。そして、利用者IDと通信装置IDの組み合わせに合致するエントリが利用者テーブルに含まれる場合、認証部474は、当該エントリに含まれる宛先情報に関連付けて記憶されているコンテンツキーを記憶部450から抽出する。
例えば、通信装置IDが「DB」である配送先通信装置30−2から利用者ID「UB」をネットワーク通信部430が受信した場合、認証部474は、通信装置ID「DB」と利用者ID「UB」の組み合わせに合致するエントリが利用者テーブルに含まれるか否かを判断する。ここで、図7に示したように通信装置ID「DB」と利用者ID「UB」の組み合わせに合致するエントリが利用者テーブルに存在し、当該エントリの宛先情報「住所B」には図6に示したようにコンテンツキー「KB」が関連付けられて記憶部450に記憶されている。このため、認証部474は、コンテンツキー「KB」を記憶部450から抽出する。認証部474により抽出されたコンテンツキーは、ネットワーク通信部430から配送先通信装置30−2に送信される。
(動作)
以上、本発明の第2の実施形態による配送元通信装置20−2、配送先通信装置30−2およびコンテンツサーバ40−2の構成を説明した。続いて、本発明の第2の実施形態による動作として、図8を参照し、配送元通信装置20−2、配送先通信装置30−2およびコンテンツサーバ40−2により行われる処理の流れを説明する。
図8は、本発明の第2の実施形態による動作を示した説明図である。図8に示したように、まず、配送元通信装置20−2のユーザAが、操作部240に対する操作によりユーザBに届けるためのコンテンツを選択し(S604)、配送元通信装置20−2と無線タグ切手52とを近接させると(S608)、配送元通信装置20−2の近接通信部220が無線タグ切手52から近接通信により切手IDを取得する(S612)。
そして、配送元通信装置20−2のネットワーク通信部230は、制御部262の制御に従い、近接通信部220により取得された切手ID、操作部240に対するユーザ操作により選択されたコンテンツ、および別途指定されたユーザBの宛先情報を関連付けてコンテンツサーバ40−2に送信する(S616)。コンテンツサーバ40−2のキー生成部472は、配送元通信装置20−2から受信した切手IDおよび宛先情報を用いてランダムなコンテンツキーを生成する(S618)。そして、コンテンツサーバ40−2の記憶部450が、キー生成部472により生成されたコンテンツキーを、図6に示したように切手ID、宛先情報およびコンテンツと関連付けて記憶する(S620)。
一方、ユーザBは、例えばユーザAからの連絡に基づき、コンテンツを取得するための準備を進める。具体的には、ユーザBが利用者カード60に配送先通信装置30−2を近接させることにより(S622)、配送先通信装置30−2が利用者カード60から利用者IDを取得する(S624)。そして、ネットワーク通信部330が、制御部362の制御に従い、コンテンツキーの送信要求として、近接通信部320により取得された利用者IDをコンテンツサーバ40−2に送信する(S626)。
コンテンツサーバ40−2のネットワーク通信部430が利用者IDを受信すると、認証部474は、配送先通信装置30−2から受信した利用者IDと、配送先通信装置30−2の通信装置IDの組み合わせに合致するエントリが利用者テーブルに含まれるか否かを判断する。そして認証部474は、利用者IDと通信装置IDの組み合わせに合致するエントリが利用者テーブルに含まれる場合、当該エントリに含まれる宛先情報に関連付けて記憶されているコンテンツキーを記憶部450から抽出する(S628)。認証部474により抽出されたコンテンツキーは、ネットワーク通信部430から配送先通信装置30−2に送信される(S630)。
その後、無線タグ切手52が貼付されたはがき50がユーザBに配送されると(S640)、ユーザBがはがき50の無線タグ切手52に配送先通信装置30−2を近接させ(S644)、配送先通信装置30−2の近接通信部320が無線タグ切手52から近接通信により切手IDを取得する(S648)。
次いで、配送先通信装置30−2のネットワーク通信部330が、制御部362の制御に従い、近接通信部320により取得された切手ID、およびS630において取得したコンテンツキーをコンテンツサーバ40−2に送信する(S652)。
なお、本実施形態によるサービスを利用して複数のはがき50およびコンテンツがユーザBに提供される場合、ユーザBの配送先通信装置30−2は複数のコンテンツキーを取得することになる。この場合、配送先通信装置30−2は、近接通信部320により取得された切手IDと共に、いずれのコンテンツキーを送信すればよいかを判断することが困難である。そこで、コンテンツサーバ40−2は、S630において、コンテンツキーと切手IDを関連付けて配送先通信装置30−2に送信してもよい。かかる構成によれば、配送先通信装置30−2は、S648において取得された切手IDに対応するコンテンツの取得のために、当該切手IDと共に、当該切手IDに関連付けられたコンテンツキーを送信すればよいことを認識可能となる。
コンテンツサーバ40−2のネットワーク通信部430が切手IDおよびコンテンツキーを受信すると、制御部462は、切手IDおよびコンテンツキーの組み合わせに関連付けて記憶されているコンテンツを記憶部450から抽出する(S656)。そして、ネットワーク通信部430が、制御部462の制御に従い、抽出されたコンテンツを配送先通信装置30−2に送信する(S660)。
その後、コンテンツサーバ40−2から送信されたコンテンツを配送先通信装置30−2の再生部370が再生することにより、表示部350にコンテンツが表示され、ユーザがコンテンツを視聴可能となる(S664)。
ここで、制御部362は、コンテンツの再生中に撮像部354に撮像指示を出力する。すなわち、撮像部354は、コンテンツを視聴しているユーザBを撮像する(S668)。そして、制御部362は、コンテンツに含まれる配送元通信装置20−2のアドレスデータに基づき、撮像部354により撮像されたユーザBの画像を含むコンテンツ再生通知を配送元通信装置20−2に送信し(S672)、配送元通信装置20−2の表示部250がユーザBの画像を表示する(S676)。かかる構成により、差出人であるユーザAが、はがき50およびコンテンツを受け取ったユーザBの反応を知ることが可能となる。
(効果)
以上説明したように、本発明の第2の実施形態によれば、コンテンツの取得に必要な切手IDとコンテンツキーとが、配送路とネットワーク通信路という別々の手段で届けられるので、切手IDとコンテンツキーの双方が第三者の手に渡ることを防止し得る。切手IDとコンテンツキーの一方が第三者の手に渡っても、他方が無ければコンテンツを取得できないので、本発明の第2の実施形態によれば、第1の実施形態で説明した効果に加え、コンテンツの取得に関するセキュリティを向上できるという効果が得られる。
<第3の実施形態>
以上、本発明の第2の実施形態を説明した。続いて、本発明の第3の実施形態を説明する。本発明の第3の実施形態によれば、ユーザBがはがき50を受け取った後に配送先通信装置30−3がコンテンツをよりスムーズな再生することが可能となる。
(構成)
図9は、本発明の第3の実施形態による各装置の構成を示した機能ブロック図である。本発明の第3の実施形態による配送元通信装置20−3、配送先通信装置30−3およびコンテンツサーバ40−3の構成の多くは、第2の実施形態で説明した配送元通信装置20−2、配送先通信装置30−2およびコンテンツサーバ40−2の構成と共通するので、以下では第2の実施形態との相違点を主に説明する。
第3の実施形態による配送元通信装置20−3の制御部263は、第2の実施形態による配送元通信装置20−2と同様に、ネットワーク通信部230に、近接通信部220により取得された切手ID、操作部240に対するユーザ操作により選択されたコンテンツと共に、配送物であるはがき50の宛先情報をコンテンツサーバ40−3に送信させる。
第3の実施形態によるコンテンツサーバ40−3の制御部463は、認証部474および暗号化部476を有する。
暗号化部476は、ネットワーク通信部430により配送元通信装置20−3から受信されたコンテンツの一部分を、ネットワーク通信部430により配送元通信装置20−3から受信された切手IDを用いて暗号化することにより、暗号化コンテンツを生成する。この暗号化コンテンツと、コンテンツの残り部分は、切手IDおよび宛先情報に関連付けて記憶部450に記憶される。
認証部474は、第2の実施形態と同様に、配送先通信装置30−3から受信された利用者IDおよび配送先通信装置30−3の通信装置IDに基づいて配送先通信装置30−3の正当性を認証する。そして、認証部474は、利用者IDおよび通信装置IDの組み合わせに合致するエントリが利用者テーブルに含まれる場合、当該エントリに含まれる宛先情報に関連付けて記憶されている暗号化コンテンツを記憶部450から抽出する。認証部474により抽出された暗号化コンテンツは、ネットワーク通信部430から配送先通信装置30−3に送信される。
また、第3の実施形態によるコンテンツサーバ40−3の制御部463は、配送先通信装置30−3から切手IDが受信された場合、当該切手IDに関連付けて記憶されているコンテンツの残り部分を記憶部450から抽出する。制御部463により抽出されたコンテンツの残り部分は、ネットワーク通信部430から配送先通信装置30−3に送信される。
第3の実施形態による配送先通信装置30−3のネットワーク通信部330は、制御部363の制御に従い、利用者カードを用いて、第2の実施形態で説明したコンテンツキーに代えて、コンテンツサーバ40−3から暗号化コンテンツを取得する。また、はがき50がユーザBに届いた後は、ネットワーク通信部330は、制御部363の制御に従い、切手IDをコンテンツサーバ40−3に送信し、当該送信に対する応答として、コンテンツサーバ40−3からコンテンツの残り部分を取得する。
また、第3の実施形態による制御部363は、再生部370および復号部372を有する。復号部372は、ネットワーク通信部330により取得された暗号化コンテンツを、近接通信部320により無線タグ切手52から取得された切手IDを用いて復号する。再生部370は、復号部372の復号により得られたコンテンツの一部分、およびネットワーク通信部330により取得されたコンテンツの残り部分を再生する。
(動作)
以上、本発明の第3の実施形態による配送元通信装置20−3、配送先通信装置30−3およびコンテンツサーバ40−3の構成を説明した。続いて、本発明の第3の実施形態による動作として、図11を参照し、配送元通信装置20−3、配送先通信装置30−3およびコンテンツサーバ40−3により行われる処理の流れを説明する。
図11は、本発明の第3の実施形態による動作を示した説明図である。図11に示したように、まず、配送元通信装置20−3のユーザAが、操作部240に対する操作によりユーザBに届けるためのコンテンツを選択し(S704)、配送元通信装置20−3と無線タグ切手52とを近接させると(S708)、配送元通信装置20−3の近接通信部220が無線タグ切手52から近接通信により切手IDを取得する(S712)。
そして、配送元通信装置20−3のネットワーク通信部230は、制御部263の制御に従い、近接通信部220により取得された切手ID、操作部240に対するユーザ操作により選択されたコンテンツ、および別途指定されたユーザBの宛先情報を関連付けてコンテンツサーバ40−3に送信する(S716)。コンテンツサーバ40−3の暗号化部476は、配送元通信装置20−3から受信した切手IDを用いて、配送元通信装置20−3から受信したコンテンツの一部分を暗号化する(S718)。この暗号化コンテンツと、コンテンツの残り部分は、図10に示したように、切手IDおよび宛先情報に関連付けて記憶部450に記憶される(S720)。
一方、ユーザBは、例えばユーザAからの連絡に基づき、コンテンツを取得するための準備を進める。具体的には、ユーザBが利用者カード60に配送先通信装置30−3を近接させることにより(S722)、配送先通信装置30−3が利用者カード60から利用者IDを取得する(S724)。そして、ネットワーク通信部330が、制御部363の制御に従い、コンテンツキーの送信要求として、近接通信部320により取得された利用者IDをコンテンツサーバ40−3に送信する(S726)。
コンテンツサーバ40−3のネットワーク通信部430が利用者IDを受信すると、認証部474は、配送先通信装置30−3から受信した利用者IDと、配送先通信装置30−3の通信装置IDの組み合わせに合致するエントリが利用者テーブルに含まれるか否かを判断する。そして認証部474は、利用者IDと通信装置IDの組み合わせに合致するエントリが利用者テーブルに含まれる場合、当該エントリに含まれる宛先情報に関連付けて記憶されている暗号化コンテンツを記憶部450から抽出する(S728)。認証部474により抽出された暗号化コンテンツは、ネットワーク通信部430から配送先通信装置30−3に送信される(S730)。
その後、無線タグ切手52が貼付されたはがき50がユーザBに配送されると(S740)、ユーザBがはがき50の無線タグ切手52に配送先通信装置30−3を近接させ(S744)、配送先通信装置30−3の近接通信部320が無線タグ切手52から近接通信により切手IDを取得する(S748)。
次いで、配送先通信装置30−3のネットワーク通信部330が、制御部363の制御に従い、近接通信部320により取得された切手IDをコンテンツサーバ40−3に送信する(S752)。
コンテンツサーバ40−3のネットワーク通信部430が切手IDを受信すると、制御部463は、切手IDに関連付けて記憶されているコンテンツの残り部分を記憶部450から抽出する(S756)。そして、ネットワーク通信部430が、制御部463の制御に従い、抽出されたコンテンツの残り部分を配送先通信装置30−3に送信する(S760)。
その後、配送先通信装置30−3の復号部372が、S730で取得された暗号化コンテンツを、S748で取得された切手IDを用いて復号し、再生部370が、復号部372の復号により得られたコンテンツの一部分、およびS760で取得されたコンテンツの残り部分を再生する(S764)。これにより、表示部350にコンテンツが表示され、ユーザがコンテンツを視聴可能となる。
ここで、制御部363は、コンテンツの再生中に撮像部354に撮像指示を出力する。すなわち、撮像部354は、コンテンツを視聴しているユーザBを撮像する(S768)。そして、制御部363は、コンテンツに含まれる配送元通信装置20−3のアドレスデータに基づき、撮像部354により撮像されたユーザBの画像を含むコンテンツ再生通知を配送元通信装置20−3に送信し(S772)、配送元通信装置20−3の表示部250がユーザBの画像を表示する(S776)。かかる構成により、差出人であるユーザAが、はがき50およびコンテンツを受け取ったユーザBの反応を知ることが可能となる。
(効果)
以上説明したように、本発明の第3の実施形態によれば、コンテンツの再生に必要な切手IDおよび暗号化コンテンツが、配送路とネットワーク通信路という別々の手段で届けられるので、切手IDとコンテンツキーの双方が第三者の手に渡ることを防止し得る。さらに、暗号化コンテンツとコンテンツの残り部分もまた、配送路とネットワーク通信路という別々の手段で届けられるので、暗号化コンテンツとコンテンツの残り部分の双方が第三者の手に渡ることを防止し得る。したがって、本発明の第3の実施形態によれば、第1および第2の実施形態で説明した効果に加え、コンテンツのセキュリティを一層向上できるという効果が得られる。
さらに、本発明の第3の実施形態によれば、ユーザBの配送先通信装置30−3は、コンテンツの全体容量に対して支配的な容量を有する暗号化コンテンツをはがき50がユーザBに届く前に取得し得る。従って、はがき50の受け取り後に配送先通信装置30−3がコンテンツサーバ40−3と行う通信のデータ量が抑制されるので、配送先通信装置30−3とコンテンツサーバ40−3の間の通信路の状況に依らず、コンテンツのスムーズな再生を実現することが可能である。
<第4の実施形態>
以上、本発明の第3の実施形態を説明した。続いて、本発明の第4の実施形態を説明する。本発明の第4の実施形態によれば、第2の実施形態や第3の実施形態と異なる手段によりコンテンツのセキュリティを高めることが可能である。
(構成)
図12は、本発明の第4の実施形態による各装置の構成を示した機能ブロック図である。本発明の第4の実施形態による配送元通信装置20−4、配送先通信装置30−4およびコンテンツサーバ40−4の構成の多くは、第1〜第3の実施形態で説明した配送元通信装置20、配送先通信装置30およびコンテンツサーバ40の構成と共通するので、以下では第1〜第3の実施形態との相違点を主に説明する。
第4の実施形態による配送元通信装置20−4の制御部264は、近接通信部220による無線タグ切手52へのデータの書き込みを制御する書込制御部270を有する。特に、本実施形態においては、ネットワーク通信部230がコンテンツサーバ40−4から後述する暗号化メタデータを受信し、制御部264は、近接通信部220による当該暗号化メタデータの無線タグ切手52への書込みを制御する。すなわち、近接通信部220は、無線タグ切手52に暗号化メタデータを与えるデータ付与部として機能する。
また、第4の実施形態による配送元通信装置20−4の操作部240は、コンテンツサーバ40−4におけるコンテンツの保存期間を指定するユーザ操作を受け付け、ネットワーク通信部230は、当該保存期間を示す保存期間情報を、コンテンツ、切手IDおよび宛先情報と関連付けてコンテンツサーバ40−4に送信する。
第4の実施形態によるコンテンツサーバ40−4の制御部464は、認証部474、判断部478および暗号化部480を有する。
判断部478は、配送元通信装置20−4からのユーザBへのコンテンツ提供に関する要求が料金条件を満たすか否かを判断する。料金条件は、例えば、無線タグ切手52の販売料金に応じた上限データサイズおよび上限保存期間などの条件であってもよい。この場合、判断部478は、配送元通信装置20−4から受信したコンテンツのデータサイズ、および保存期間情報が、配送元通信装置20−4から受信した切手IDに対応する料金条件の範囲内であるかを判断し得る。判断部478により配送元通信装置20−4からの要求が料金条件を満たさないと判断された場合、ネットワーク通信部430が配送元通信装置20−4に失敗通知を送信する。なお、上限データサイズが大きいほど、または、上限保存期間が長いほど、コンテンツサーバ40−4の負荷が高くなる一方、ユーザのメリットは高いので、高価な無線タグ切手52ほど、より大きな上限データサイズ、または、より長い上限保存期間の料金条件が対応付けられてもよい。
暗号化部480は、配送元通信装置20−4から受信したコンテンツを暗号化する。以下、図13を参照し、暗号化部480の機能をより詳細に説明する。
図13は、暗号化部480の詳細な機能を示した説明図である。図13に示したように、暗号化部480は、コンテンツ分離部482、メタデータ暗号化部484およびメディアデータ暗号化部486を含む。
コンテンツ分離部482は、コンテンツをメタデータおよびメディアデータに分離する。メタデータは、例えば、符号化方式やデータサイズなどのコンテンツのファイルフォーマットを示すパラメータのセットである。メディアデータは、コンテンツの本体データであり、写真や動画などの実データを含む。コンテンツの再生は、これらメタデータおよびメディアデータの双方の存在に基づいて可能となる。
メタデータ暗号化部484は、コンテンツ分離部482により分離されたメタデータを、ランダムに設定したメタデータ暗号化キーを用いて暗号化し、暗号化メタデータを出力する。
メディアデータ暗号化部486は、コンテンツ分離部482により分離されたメディアデータおよびメタデータ暗号化キーを、切手IDを用いて暗号化し、暗号化メディアデータを出力する。
メタデータ暗号化部484から出力された暗号化メタデータはネットワーク通信部430から配送元通信装置20−4に送信され、メディアデータ暗号化部486から出力された暗号化メディアデータは、認証部474により正当性が確認された配送先通信装置30−4にネットワーク通信部430から送信される。
第4の実施形態による配送先通信装置30−4の制御部364は、再生部370および復号部374を有する。復号部374は、暗号化メディアデータおよび暗号化メタデータからコンテンツを取得する取得部として機能する。具体的に説明すると、復号部374は、配送されたはがき50の無線タグ切手52から取得された切手IDを用いて暗号化メディアデータを復号することにより、メディアデータおよびメタデータ暗号化キーを取得する。さらに、本実施形態においては無線タグ切手52に暗号化メタデータも書込まれているので、復号部374は、メタデータ暗号化キーを用いて、無線タグ切手52から取得される暗号化メタデータを復号することにより、メタデータを取得する。再生部370は、復号部374により取得されたメタデータおよびメディアデータに基づき、コンテンツを再生する。
(動作)
以上、本発明の第4の実施形態による配送元通信装置20−4、配送先通信装置30−4およびコンテンツサーバ40−4の構成を説明した。続いて、本発明の第4の実施形態による動作として、図14を参照し、配送元通信装置20−4、配送先通信装置30−4およびコンテンツサーバ40−4により行われる処理の流れを説明する。
図14は、本発明の第4の実施形態による動作を示した説明図である。図14に示したように、まず、配送元通信装置20−4のユーザAが、操作部240に対する操作によりユーザBに届けるためのコンテンツを選択し(S804)、配送元通信装置20−4と無線タグ切手52とを近接させると(S808)、配送元通信装置20−4の近接通信部220が無線タグ切手52から近接通信により切手IDを取得する(S812)。
そして、配送元通信装置20−4のネットワーク通信部230は、制御部264の制御に従い、近接通信部220により取得された切手ID、操作部240に対するユーザ操作により選択されたコンテンツ、別途指定されたユーザBの宛先情報および保存期間情報を関連付けてコンテンツサーバ40−4に送信する(S816)。
コンテンツサーバ40−4の判断部478は、配送元通信装置20−4からのユーザBへのコンテンツ提供に関する要求が上述した料金条件を満たすか否かを判断する(S817)。そして、判断部478により配送元通信装置20−4からの要求が料金条件を満たさないと判断された場合、ネットワーク通信部430が配送元通信装置20−4に失敗通知を送信する(S817A)。一方、判断部478により配送元通信装置20−4からの要求が料金条件を満たすと判断された場合、暗号化部480が、配送元通信装置20−4から受信したコンテンツを暗号化する。すなわち、暗号化部480は、切手IDおよびメタデータ暗号化キーを用い、暗号化メタデータおよび暗号化メディアデータを出力する(S818)。
暗号化メディアデータは、宛先情報に関連付けて記憶部450に記憶される(S820)。一方、暗号化メタデータはネットワーク通信部430から配送元通信装置20−4に送信され(S817B)、配送元通信装置20−4の書込制御部270による制御に従い、近接通信部220が暗号化メタデータを無線タグ切手52に書き込む(S821)。
一方、ユーザBは、例えばユーザAからの連絡に基づき、コンテンツを取得するための準備を進める。具体的には、ユーザBが利用者カード60に配送先通信装置30−4を近接させることにより(S822)、配送先通信装置30−4が利用者カード60から利用者IDを取得する(S824)。そして、ネットワーク通信部330が、制御部364の制御に従い、暗号化メディアデータの送信要求として、近接通信部320により取得された利用者IDをコンテンツサーバ40−4に送信する(S826)。
コンテンツサーバ40−4のネットワーク通信部430が利用者IDを受信すると、認証部474は、配送先通信装置30−4から受信した利用者IDと、配送先通信装置30−4の通信装置IDの組み合わせに合致するエントリが利用者テーブルに含まれるか否かを判断する。そして認証部474は、利用者IDと通信装置IDの組み合わせに合致するエントリが利用者テーブルに含まれる場合、当該エントリに含まれる宛先情報に関連付けて記憶されている暗号化メディアデータを記憶部450から抽出する(S828)。認証部474により抽出された暗号化メディアデータは、ネットワーク通信部430から配送先通信装置30−4に送信される(S830)。
その後、無線タグ切手52が貼付されたはがき50がユーザBに配送されると(S840)、ユーザBがはがき50の無線タグ切手52に配送先通信装置30−4を近接させ(S844)、配送先通信装置30−4の近接通信部320が無線タグ切手52から近接通信により切手IDを取得する(S848)。
そして、配送先通信装置30−4の復号部374は、配送されたはがき50の無線タグ切手52から取得された切手IDを用いて暗号化メディアデータを復号することにより、メディアデータおよびメタデータ暗号化キーを取得する。さらに、本実施形態においては無線タグ切手52に暗号化メタデータも書込まれているので、復号部374は、メタデータ暗号化キーを用いて、無線タグ切手52から取得される暗号化メタデータを復号することにより、メタデータを取得する。さらに、再生部370は、復号部374により取得されたメタデータおよびメディアデータに基づき、コンテンツを再生する(S864)。これにより、表示部350にコンテンツが表示され、ユーザがコンテンツを視聴可能となる。
ここで、制御部364は、コンテンツの再生中に撮像部354に撮像指示を出力する。すなわち、撮像部354は、コンテンツを視聴しているユーザBを撮像する(S868)。そして、制御部364は、コンテンツに含まれる配送元通信装置20−4のアドレスデータに基づき、撮像部354により撮像されたユーザBの画像を含むコンテンツ再生通知を配送元通信装置20−4に送信し(S872)、配送元通信装置20−4の表示部250がユーザBの画像を表示する(S876)。かかる構成により、差出人であるユーザAが、はがき50およびコンテンツを受け取ったユーザBの反応を知ることが可能となる。
(効果)
以上説明したように、本発明の第4の実施形態によれば、コンテンツの再生に必要なメタデータおよびメディアデータが、配送路とネットワーク通信路という別々の手段で、暗号化された状態で送られる。さらに、ネットワーク通信路により送られる暗号化メディアデータの復号には配送により送られるはがき50の切手IDが必要であり、配送により送られる暗号化メタデータを復号するためにはネットワーク通信路により送られる暗号化メディアデータが正しく復号されている必要がある。すなわち、暗号化メディアデータと暗号化メタデータの復号は相互依存関係にあるので、暗号化メディアデータまたは暗号化メタデータの一方が第三者の手に渡っても、第三者によりコンテンツを取得されることを防止し得る。
さらに、本発明の第4の実施形態によれば、はがき50がユーザBに届く前に、コンテンツの大部分を占めるメディアデータが暗号化された状態で配送先通信装置30−4に格納され得る。従って、はがき50がユーザBに届いた後に、ネットワーク通信路の状況に依存することなく、配送先通信装置30−4がコンテンツをスムーズに再生することが可能となる。
<むすび>
以上説明したように、本発明の実施形態においては、配送元通信装置20または配送先通信装置30と無線タグ切手52との近接という簡易な操作により、配送物であるはがき50とコンテンツの一体的な授受を実現することができる。従って、ITリテラシの乏しいユーザであっても、本発明の実施形態によるコンテンツ提供システムの利用により、配送物とコンテンツの一体的な授受を簡易に行うことが可能となる。また、上記構成によれば、ユーザBに、無線タグ切手52が貼付されたはがき50からコンテンツが得られたような感覚を与えることもできる。すなわち、はがき50のような配送物とコンテンツが一体的に届いたかのような感覚をユーザBに与えることが可能である。また、本発明の第2〜第4の実施形態によれば、コンテンツの取得に関するセキュリティを向上することが可能である。
なお、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記では、配送物であるはがき50に識別情報を与える手段として、切手IDが格納された無線タグ切手52を貼付することを説明したが、配送物への識別情報の与え方はかかる例に限定されない。変形例として、無線タグ機能を有するシールの貼付、または光学的に認識される情報コードの付与により配送物に識別情報を与えることも可能である。
また、第2の実施形態では、切手IDと宛先情報に基づいて生成されたキーがコンテンツキーとして用いられる例を説明したが、正当な受取人であることを示す他のキーがコンテンツキーとして用いられてもよい。例えば、差出人と受取人の間で事前に合言葉を決めておき、当該合言葉をコンテンツキーとして用いてもよい。または、配送先通信装置30−2が受取人であるユーザBの顔認識を行い、当該顔認識の結果をコンテンツキーとして用いてもよい。いずれの変形例によっても、第2の実施形態と同様の効果が得られる。なお、これら変形例を適用する場合には、図8に示したS622〜S630の処理は省略可能である。
また、第2の実施形態では、コンテンツサーバ40−2が配送先通信装置30−2にコンテンツキーへ送信する例を説明したが、コンテンツキーの提供は配送により行われてもよい。この場合、コンテンツキーの情報が例えばバーコードや二次元コードの形態で印刷された配送物を配送先通信装置30−2が内蔵カメラで撮像し、バーコードや二次元コードを認識することにより、コンテンツキーを取得することが可能である。
また、第2〜第4の実施形態では、配送先通信装置30が利用者カード60から利用者IDを取得する例を説明したが、第2の実施形態はかかる例に限定されない。例えば、配送先通信装置30は、事前に利用者IDを記憶していてもよいし、配送先通信装置30が保持する固有のIDを利用者IDとして用いてもよい。この場合、利用者カードなしにコンテンツサーバ40からデータを取得できるので、受取人であるユーザBの操作がさらに簡素化される。
また、第3の実施形態では、コンテンツサーバ40−3が切手IDを用いてコンテンツの一部分を暗号化する例を説明したが、コンテンツサーバ40−3はコンテンツの全体を暗号化してもよい。また、コンテンツサーバ40−3は、配送先通信装置30−3と事前に共有している暗号キーを用いてコンテンツを暗号化してもよい。かかる構成によれば、配送先通信装置30−3は、はがき50がユーザBに届く前に暗号化されたコンテンツの一部分を復号した状態で格納しておくことができる。このため、はがき50の受け取り後には当該暗号化キーを用いてコンテンツの残りの部分のみを復号すればよいので、よりスムーズな再生や保存が可能となる。
また、第4の実施形態では、コンテンツをメタデータとメディアデータに分離して暗号化する例を説明したが、第4の実施形態はかかる例に限定されない。例えば、コンテンツサーバ40−4は、コンテンツを2分割して暗号化し、一方の暗号化コンテンツを配送により送り、他方の暗号化コンテンツをネットワーク通信路を介して送ってもよい。例えば、コンテンツが写真や動画である場合、コンテンツサーバ40−4は、画像データをブロックごとに表現し、各ブロックの直流成分は配送により送られ、交流成分はネットワーク通信路を介して送られてもよい。なお、当該変形例は、第4の実施形態で説明したメタデータ暗号化キーを他のキーに置き変えることにより実現可能である。
また、本明細書の配送元通信装置20、配送先通信装置30、およびコンテンツサーバ40の処理における各ステップは、必ずしもシーケンス図として記載された順序に沿って時系列に処理する必要はない。例えば、配送元通信装置20、配送先通信装置30、およびコンテンツサーバ40の処理における各ステップは、フローチャートとして記載した順序と異なる順序で処理されても、並列的に処理されてもよい。
また、配送元通信装置20、配送先通信装置30、およびコンテンツサーバ40に内蔵されるCPU、ROMおよびRAMなどのハードウェアに、上述した配送元通信装置20、配送先通信装置30、およびコンテンツサーバ40の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、該コンピュータプログラムを記憶させた記憶媒体も提供される。
12 ネットワーク
20 配送元通信装置
30 配送先通信装置
40 コンテンツサーバ
52 無線タグ切手
60 利用者カード
220 近接通信部
230 ネットワーク通信部
240 操作部
250 表示部
261、262、263、264 制御部
270 書込制御部
320 近接通信部
330 ネットワーク通信部
340 操作部
350 表示部
354 撮像部
361、362、363、364 制御部
370 再生部
372、374 復号部
374 復号部
430 ネットワーク通信部
450 記憶部
461、462、463、464 制御部
472 キー生成部
474 認証部
476、480 暗号化部
478 判断部
480 暗号化部
482 コンテンツ分離部
484 メタデータ暗号化部
486 メディアデータ暗号化部

Claims (23)

  1. 識別情報が与えられた配送物の配送元ユーザが利用する通信装置であって、
    前記配送物に与えられた前記識別情報を取得する識別情報取得部と、
    コンテンツと前記識別情報取得部により取得された前記識別情報を、配送先ユーザの通信装置が前記コンテンツの取得のために通信するコンテンツサーバに送信する送信部と、
    を備える、通信装置。
  2. 前記送信部は、前記コンテンツと前記識別情報に、さらに前記配送物の宛先情報を関連付けて送信する、請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記コンテンツは、メタデータおよびメディアデータを含み、
    前記コンテンツサーバにおいて、暗号化キーを用いて前記メタデータが暗号化され、前記識別情報を用いて前記暗号化キーおよび前記メディアデータが暗号化され、
    前記配送元ユーザが利用する通信装置は、
    前記コンテンツサーバから暗号化された前記メタデータを受信する受信部と、
    前記暗号化されたメタデータを前記配送物に与えるデータ付与部と、
    をさらに備える、請求項1または2に記載の通信装置。
  4. 前記コンテンツは、前記配送元ユーザが利用する通信装置のアドレスデータを含み、
    前記通信装置は、前記アドレスデータに基づいて前記配送先ユーザの通信装置から送信される通知を受信する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の通信装置。
  5. 前記配送物は無線タグを有し、
    前記識別情報は前記無線タグに記録される、請求項1〜4のいずれか一項に記載の通信装置。
  6. 識別情報が与えられた配送物の配送元ユーザが利用する配送元通信装置と通信するコンテンツサーバであって、
    前記配送元通信装置からコンテンツと前記配送物に与えられた識別情報を受信し、前記配送物から取得される識別情報および前記コンテンツサーバとの通信に基づいて前記コンテンツを取得する配送先通信装置と通信する通信部、
    を備える、コンテンツサーバ。
  7. 前記コンテンツサーバは、前記配送元通信装置から受信した前記コンテンツおよび前記識別情報を関連付けて記憶する記憶部を有し、
    前記通信部は、前記配送物から取得される識別情報を前記配送先通信装置から受信し、受信した識別情報に関連付けて前記記憶部に記憶されているコンテンツを前記配送先通信装置に送信する、請求項6に記載のコンテンツサーバ。
  8. 前記コンテンツサーバは、
    前記配送元通信装置から受信した識別情報を用いてコンテンツキーを生成するキー生成部を備え、
    前記記憶部は、前記コンテンツおよび前記識別情報にさらに前記コンテンツキーを関連付けて記憶し、
    前記通信部は、前記キー生成部により生成された前記コンテンツキーを前記配送先通信装置に送信し、前記配送先通信装置からの識別情報およびコンテンツキーの受信に応じ、当該識別情報およびコンテンツキーと関連付けて前記記憶部に記憶されているコンテンツを前記配送先通信装置に送信する、請求項7に記載のコンテンツサーバ。
  9. 前記コンテンツサーバは、
    前記配送元通信装置から受信した識別情報を用いて前記配送元通信装置から受信したコンテンツの一部分を暗号化する暗号化部と、
    前記配送元通信装置から受信した識別情報および一部分が暗号化されたコンテンツの他の部分を関連付けて記憶する記憶部と、
    を備え、
    前記通信部は、前記暗号化部により暗号化された前記コンテンツの一部分を前記配送先通信装置に送信し、前記配送先通信装置からの識別情報の受信に応じ、当該識別情報と関連付けて前記記憶部に記憶されている前記コンテンツの他の部分を前記配送先通信装置に送信する、請求項6に記載のコンテンツサーバ。
  10. 前記コンテンツは、メタデータおよびメディアデータを含み、
    前記コンテンツサーバは、
    暗号化キーを用いて前記メタデータを暗号化し、前記識別情報を用いて前記暗号化キーおよび前記メディアデータを暗号化する暗号化部と、
    を備え、
    前記通信部は、暗号化された前記メタデータを前記配送元通信装置に送信し、暗号化された前記暗号化キーおよび前記メディアデータを前記配送先通信装置に送信する、請求項6に記載のコンテンツサーバ。
  11. 前記コンテンツサーバは、前記配送元通信装置からのコンテンツ提供に関する要求が前記配送元通信装置から受信した前記識別情報に関連付けられた条件を満たすか否かを判断する判断部をさらに備え、
    前記通信部は、前記判断部により前記条件が満たされると判断された場合に前記暗号化されたメタデータを前記配送元通信装置に送信する、請求項10に記載のコンテンツサーバ。
  12. 識別情報が与えられた配送物の配送先ユーザが利用する通信装置であって、
    前記配送物に与えられた識別情報を取得する識別情報取得部と、
    前記識別情報取得部により取得された前記識別情報、および配送元ユーザの通信装置がコンテンツと前記配送物に与えられた識別情報を関連付けて送信したコンテンツサーバとの通信に基づいて前記コンテンツを取得するコンテンツ取得部と、
    を備える、通信装置。
  13. 前記コンテンツサーバには、前記配送元ユーザの通信装置から受信した前記コンテンツおよび前記識別情報が関連付けて記憶されており、
    前記コンテンツ取得部は、前記識別情報取得部により取得された前記識別情報と関連付けて前記コンテンツサーバに記憶されているコンテンツを、前記前記識別情報取得部により取得された前記識別情報を用いて前記コンテンツサーバから取得する、請求項12に記載の通信装置。
  14. 前記コンテンツ取得部は、
    前記コンテンツサーバが前記配送元ユーザの通信装置から受信した識別情報を用いて生成したコンテンツキーであって、前記コンテンツサーバが前記配送元ユーザの通信装置から受信した前記識別情報および前記コンテンツと関連付けて記憶するコンテンツキーを前記コンテンツサーバからさらに取得し、
    前記識別情報取得部により取得された前記識別情報および前記コンテンツキーと関連付けて前記コンテンツサーバに記憶されているコンテンツを、前記前記識別情報取得部により取得された前記識別情報および前記コンテンツキーを用いて前記コンテンツサーバから取得する、請求項12に記載の通信装置。
  15. 前記コンテンツ取得部は、
    前記コンテンツサーバが前記配送元ユーザの通信装置から受信した識別情報を用いて暗号化したコンテンツの一部分を前記コンテンツサーバからさらに取得し、
    一部分が暗号化された前記コンテンツの他の部分を前記識別情報取得部により取得された前記識別情報を用いて前記コンテンツサーバから取得し、
    前記コンテンツ取得部は、
    前記コンテンツサーバから取得した暗号化された前記コンテンツの一部分を前記識別情報取得部により取得された前記識別情報を用いて復号することにより前記コンテンツを取得する復号部を含む、請求項12に記載の通信装置。
  16. 前記コンテンツは、メタデータおよびメディアデータを含み、
    前記配送物には、前記識別情報に加え、前記コンテンツサーバにおいて暗号化キーを用いて暗号化された前記メタデータが与えられており、
    前記識別情報取得部は前記配送物に与えられた前記暗号化されたメタデータをさらに取得し、
    前記コンテンツ取得部は、前記コンテンツサーバにより前記配送元ユーザの通信装置から受信した前記識別情報を用いて暗号化された前記メディアデータおよび前記暗号化キーを取得し、
    前記コンテンツ取得部は、前記識別情報取得部により取得された識別情報を用いて前記暗号化された前記メディアデータおよび前記暗号化キーを復号し、前記識別情報取得部により取得された前記暗号化されたメタデータを復号された前記暗号化キーを用いて復号する復号部を含む、請求項12に記載の通信装置。
  17. 前記コンテンツは、前記配送元ユーザが利用する通信装置のアドレスデータを含み、
    前記通信装置は、前記コンテンツ取得部により取得された前記コンテンツに含まれるアドレスデータに基づいて前記配送元ユーザが利用する通信装置に通知を送信する通知部をさらに備える、請求項12〜16のいずれか一項に記載の通信装置。
  18. 前記配送物は無線タグを有し、
    前記識別情報は前記無線タグに記録される、請求項12〜17のいずれか一項に記載の通信装置。
  19. 識別情報が与えられた配送物の配送元ユーザが利用する配送元通信装置、前記配送物の配送先ユーザが利用する配送先通信装置、およびコンテンツサーバを含むコンテンツ提供システムであって、
    前記配送元通信装置は、
    前記配送物に与えられた前記識別情報を取得する第1の識別情報取得部と、
    コンテンツと前記第1の識別情報取得部により取得された前記識別情報を前記コンテンツサーバに送信する送信部と、
    を有し、
    前記コンテンツサーバは、
    前記配送元通信装置および前記配送先通信装置と通信する通信部を有し、
    前記配送先通信装置は、
    前記配送物に与えられた前記識別情報を前記配送物から取得する第2の識別情報取得部と、
    前記第2の識別情報取得部により取得された前記識別情報、および前記コンテンツサーバとの通信に基づいて前記コンテンツを取得するコンテンツ取得部と、
    を有する、コンテンツ提供システム。
  20. 識別情報が与えられた配送物の配送元ユーザが利用する通信装置により実行される通信方法であって、
    前記配送物に与えられた前記識別情報を取得することと、
    コンテンツと前記識別情報を、配送先ユーザの通信装置が前記コンテンツの取得のために通信するコンテンツサーバに送信することと、
    を含む、通信方法。
  21. 識別情報が与えられた配送物の配送元ユーザが利用する配送元通信装置と通信するコンテンツサーバにより実行される通信方法であって、
    前記配送元通信装置からコンテンツと前記配送物に与えられた識別情報を受信し、前記配送物から取得される識別情報および前記コンテンツサーバとの通信に基づいて前記コンテンツを取得する配送先通信装置と通信すること、
    を含む、通信方法。
  22. 識別情報が与えられた配送物の配送先ユーザが利用する通信装置により実行される通信方法であって、
    前記配送物に与えられた識別情報を取得することと、
    前記識別情報、および配送元ユーザの通信装置がコンテンツと前記配送物に与えられた識別情報を関連付けて送信したコンテンツサーバとの通信に基づいて前記コンテンツを取得することと、
    を含む、通信方法。
  23. 識別情報が与えられた配送物の配送元ユーザが利用する配送元通信装置、前記配送物の配送先ユーザが利用する配送先通信装置、およびコンテンツサーバにより実行されるコンテンツ提供方法であって、
    前記配送元通信装置により、
    前記配送物に与えられた前記識別情報を取得することと、
    コンテンツと取得された前記識別情報を前記コンテンツサーバに送信することと、
    前記配送先通信装置により、
    前記配送物に与えられた前記識別情報を前記配送物から取得することと、
    取得された前記識別情報、および前記コンテンツサーバとの通信に基づいて前記コンテンツを取得することと、
    を含む、コンテンツ提供方法。



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