JP2003219383A - 画像を用いる通信方法及びその装置 - Google Patents

画像を用いる通信方法及びその装置

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JP2003219383A
JP2003219383A JP2002315390A JP2002315390A JP2003219383A JP 2003219383 A JP2003219383 A JP 2003219383A JP 2002315390 A JP2002315390 A JP 2002315390A JP 2002315390 A JP2002315390 A JP 2002315390A JP 2003219383 A JP2003219383 A JP 2003219383A
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英二 福宮
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Abstract

(57)【要約】 【課題】利用者にとって使い勝手の良くしかも簡便にプ
ライバシー保護の制御を行うことができる通信方法を提
供する。 【解決手段】 一枚以上の画像で構成される画像系列と
画像系列の画像に関連付けられ、かつ画像の開示又は非
開示に関する制御情報を通信する。制御情報は、画像内
の被写体の一部又は全てを含む注目領域と非注目領域の
いずれか又は両方と関連付けられており、領域を開示す
るか否かの情報である。不特定/特定の利用者への開示
・非開示にも対応する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビ電話やテレ
ビ会議、ビデオメール等、画像を用いる通信を行う通信
方法、又は画像を用いる通信装置間で通信を制御する通
信制御方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、画像を用いる通信を行う
装置及び方法として、テレビ電話、テレビ会議システ
ム、ビデオメール等、種々の形態のものがある。これら
いずれの形態においても画像を用いる主目的は、被写体
の姿(例えば顔)を撮像し、その画像を通信先に送信す
ることである。
【0003】しかしながら、これらの装置では、プライ
バシー保護の観点が欠けていた。例えば、被写体が自分
である場合、自分の顔を捉えた画像データが何ら処理さ
れることなく通信相手に送信されて通信相手のディスプ
レイに表示されてしまうため、自分の顔を通信相手に見
られたくないことを希望する利用者にとっては、プライ
バシーを保護することができず、利用者に精神的な苦痛
を与えていた。
【0004】また、本装置を家庭やオフィスで用いる際
に、家庭あるいはオフィス内の様子を送信したくない場
合においても、自分の姿と共に通信相手に知られてしま
い、プライバシー保護やオフィス内の機密を保護すると
いう点で具合が悪いという問題があった。
【0005】そこで、このような問題に対応すべく、特
許文献1には、カメラによって撮影した映像から背景部
分を除去して送信することにより、家庭内のプライバシ
ーやオフィス内の機密を保護する技術が開示されてい
る。
【0006】また、特許文献2には、カメラからの入力
映像から人物の顔部分を検出し、顔の部分だけを相手に
認識できないように加工して送信することにより、利用
者のプライバシーを保護する技術が開示されている。
【0007】更に、特許文献3には、通話者の実映像の
代わりとなる任意に可変可能なキャラクタ画像等の代理
画像を互いの画面に表示することにより、プライバシー
を保護しながら、自分の感情等を画像で伝達する技術に
ついて開示されている。
【0008】さて、現在、ネットワークのブロードバン
ド化の伸展により、従来以上に画像を用いた通信が行わ
れるようになってきている。そのようになると、当然、
その通信を行ったデータを保存して、後になってそのデ
ータを再利用することが行われるようになる。そうなる
と、今まで以上に画像に撮像された自分自身のプライバ
シーに関して保護をすべきであるという要求は、高いも
のになってくる。
【0009】また、画像データを保存し再利用するため
に、利用者が、画像データの検索や管理を簡便に行ない
たいとする要請が高まることは、現在の電子メールシス
テムやWEBシステムの状況を見ると、容易に予想でき
る。
【0010】一方、多地点における複数ユーザが、画像
による通信を行う通信方法として、集中制御装置を用い
たテレビ会議システムがある。この場合、一つの画像通
信端末からは、送信する画像を集中制御装置を介して、
2つ以上の画像通信端末へ送信可能である。
【0011】このような多地点におけるテレビ会議シス
テムにおいて、プライバシーを保護する技術を適用する
場合、例えば、テレビ会議システムにおいては、プライ
バシー保護のために背景を除去若しくは顔領域を加工す
ると、会議に参加する全てのメンバーに対して、一様に
背景を除去若しくは顔領域を加工した映像が送信される
ことになる。
【0012】ところで、上記のように、多地点における
複数ユーザが、画像による通信を行うシステムには、会
議という非常に特化した目的に利用されるものの他に、
WEBにおけるチャットのように不特定の利用者が参加
する形態(以下、「ビデオチャット」と呼ぶ)や、多地
点における複数ユーザ間によりビデオメールや画像を添
付したメールにより利用者間のコミュニケーションを図
る場合がある。
【0013】そのような場合、映像の開示情報(すなわ
ち、被写体領域の開示有無、背景領域の開示有無)を通
信相手に応じて制御したいという要求がある。例えば、
ある画像通信端末の利用者が、特定の画像通信端末の利
用者に対しては顔を見せてもよいが、それ以外の利用者
には顔を見せたくないという場合が考えられる。
【0014】また、ビジネス用途における多地点間のテ
レビ会議システムにおいても、社内の利用者と社外の利
用者が混在する場合、社内の利用者には背景まで見せて
もよいが社外の利用者には背景を除去して通信するとい
うことが考えられる。
【特許文献1】特開平5−91407号公報
【特許文献2】特開平6−46414号公報
【特許文献3】特開平2000−175168号公報
【特許文献4】特開平5−161131号公報
【非特許文献1】谷内らによる「視点固定型パン・チル
ト・ズームカメラを用いた適応的見え方モデルに基づく
人物頭部の検出・追跡」(MIRU2000 画像の認
識・理解シンポジウム 講演論文集I pp.9−1
4)
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
手法の場合、プライバシー保護のために背景を除去若し
くは顔領域を加工したいと思う場合には、ビデオチャッ
ト及びテレビ会議に参加する全てのメンバーに対して一
様に背景を除去若しくは顔領域を加工した映像を送信せ
ざるを得ない。従って、利用者にとって非常に使い勝手
の悪いものになってしまう。
【0016】また、これらの画像を含む通信データを現
状のまま記録管理し、後になって、背景や顔領域の加工
されていない箇所を検索したい場合、画像系列全体を走
査する必要があり、非常に効率が悪い。
【0017】また、記録した画像系列の管理自体におい
ても、画像系列のデータの開示内容に関する情報を別個
に記録管理することになるため、それらの情報が失われ
たり、置き間違えられたり、除去されたりすることがあ
りえる。
【0018】それ故、本発明の目的は、画像を通信する
場合に、プライバシー保護の機能を加え、更にプライバ
シー保護の機能を加えた場合においても、その通信デー
タの再利用性及び多地点間の通信に対し、利用者にとっ
て使い勝手の良くしかも簡便にプライバシー保護の制御
を行うことができる通信方法を提供する点にある。
【0019】
【課題を解決するための手段】第1の発明で、少なくと
も一枚以上の画像で構成される画像系列と前記画像系列
の少なくとも一枚の画像に関連付ける前記画像の開示又
は非開示に関する制御情報を通信する通信方法であっ
て、前記制御情報は前記画像内の被写体の一部又は全て
を含む注目領域と非注目領域のいずれか又は両方と関連
付けられており、前記制御情報は前記領域を開示するか
否かの情報である。
【0020】上記のように第1の発明によれば、画像系
列に関連付けられた制御情報が存在し、その中に開示制
御情報が含まれるため,このデータを記録する場合に一
元管理がしやすく、利用者の使い勝手がよい。また、後
になって開示された箇所のみを検索する場合において
も、制御情報のみを走査することにより検索することが
できるため、非常に効率良く検索することができる。
【0021】第2の発明では、第1の発明に従属する発
明であって、画像は、前記制御情報により非開示とする
領域に対し、前記領域の詳細が把握できないように加工
を施した画像である。
【0022】上記のように第2の発明によれば、非開示
領域の詳細が把握できないように加工を施すため、他者
がこのデータの中身を見る場合に、他者に対して非開示
領域を非開示とすることができ、プライバシーを保護で
きる。
【0023】第3の発明では、第1及び第2の発明に従
属する発明であって、画像系列は符号化された動画であ
る。
【0024】上記のように第3の発明によれば、動画と
いう非常に検索効率の悪いデータに対しても同様の処理
を行うので、より効率的に開示箇所の検索をすることが
できる。
【0025】第4の発明では、第1及び第2及び第3の
発明に従属する発明であって、加工を施した画像は、非
開示とする領域の画質を低画質とする画像処理を施した
画像である。
【0026】上記のように第4の発明によれば、非開示
領域の加工を画像処理という簡単な処理で非開示領域の
加工を施すことができる。
【0027】第5の発明では、第4の発明に従属する発
明であって、加工を施した画像は、非開示とする領域の
解像度を低解像度とする変換する処理を施した画像であ
る。
【0028】第6の発明では、第4の発明に従属する発
明であって、加工を施した画像は、非開示とする領域の
除去若しくは2値化処理といった表現変換処理を施した
画像である。
【0029】第7の発明では、第3の発明に従属する発
明であって、加工を施した画像は符号化された動画であ
り、符号化を行う際に開示及び非開示とする領域の符号
化パラメータを制御する処理を施した画像である。
【0030】上記のように第7の発明によれば、動画に
おいて一般的である符号化に関する符号化パラメータを
制御することにより、開示及び非開示とする領域の加工
を行うことができるので、動画データであっても、符号
化処理におけるパラメータの修正のみで、簡単に加工を
行うことができる。
【0031】第8の発明では、第1〜第3の発明に従属
する発明であって、注目領域は、顔及び頭部の一部又は
全てを含む領域である。
【0032】上記のように第8の発明によれば、利用者
にとって最もプライバシーを保護してほしい顔及び頭部
の一部又は全てが保護されることになり、利用者がより
安心して通信を行うことができる。
【0033】第9の発明は、第1〜第3の発明に従属す
る発明であって、加工を施した画像は、非開示とする領
域が顔及び頭部の一部又は全てを含む領域であり、顔領
域の一部若しくは全ての領域を覆う形でオブジェクトを
重ねる処理を施した画像である。
【0034】上記のように第9の発明によれば、利用者
の画像に対し、別個に作成したオブジェクト(サングラ
スやキャラクタ画像等)を重ねることができるため、よ
り楽しく、自然な形でプライバシーを保護することがで
き、利用者が安心して通信を行うことができる。
【0035】第10の発明では、第1〜第9の発明に従
属する発明であって、少なくとも一枚以上の画像で構成
される画像系列と画像系列の少なくとも一枚の画像に関
連付ける画像の開示又は非開示に関する制御情報を通信
する通信方法において、
【0036】制御情報は、さらに不特定の利用者への開
示・非開示に関する制御情報とは別に、特定の利用者へ
の開示・非開示に関する制御情報を別個に持ち、特定者
を示す情報を含む。
【0037】上記のように第10の発明によれば、特定
者と不特定者に対して別々の領域の開示状態で設定する
ことができる。従って、利用者は、プライバシー保護の
ために特定者に非開示にしたい場合には非開示にするこ
とができ、また、特定者のみに開示したい場合は開示す
ることができ、利用者にとって非常に使い勝手のよいプ
ライバシー保護を実現できる。
【0038】第11の発明では、第10の発明に従属す
る発明であって、特定者を示す情報は、少なくとも画像
系列を利用する利用者に関する情報、利用グループ情
報、所属機関情報、電子アドレスを含むアドレス情報、
端末識別情報および画像にアクセスするエージェント情
報の一つである。
【0039】上記のように第11の発明によれば、特定
者に関する情報を、通常の住所録等で管理するような情
報によって記述することができるため、利用者は特定者
に関する情報を簡易に制御することが可能になる。
【0040】第12の発明では、第1〜第11の発明に
従属する発明であって、識別情報と制御情報を持ち、画
像を特定者と通信する場合には特定者に関する開示・非
開示に関する制御情報に従い、制御情報に関連付けられ
た領域の開示を制御する。
【0041】上記のように第12の発明によれば、特定
者と不特定者に対して別々の領域の開示状態となるよう
画像系列の加工を施すことが可能になり、利用者は、プ
ライバシー保護のために特定者に非開示にしたい場合に
は非開示にするように画像系列を加工することができ、
また、特定者のみに開示したい場合は不特定者に対して
非開示にするように画像系列を加工することができるた
め、利用者にとって非常に使い勝手のよいプライバシー
保護を考慮した通信方法となる。
【0042】第13の発明では、第1〜第12の発明に
従属する発明であって、制御情報は少なくとも一枚以上
の画像で構成される画像系列と画像系列の少なくとも一
枚の画像に関連付けるメタデータの形式で記述されたデ
ータである。
【0043】上記のように、第13の発明によれば、画
像系列に対しそれに関連付けられたメタデータが存在
し、その中に開示制御情報が含まれるため,このデータ
を記録する場合に一元管理がしやすく、また、後になっ
て内容を検索する場合においてもメタデータの情報を用
いて開示された箇所のみを検索することができるため、
非常に効率良く検索することができる。
【0044】第14の発明では、第13の発明に従属す
る発明であって、メタデータは標準化されたフォーマッ
トで記述したデータである。
【0045】上記のように第14の発明によれば、メタ
データが標準化されたフォーマットで記述したデータで
あるため、本発明以外の通信方法をもつ通信装置が本発
明の通信方法で用いるデータを送受信又は再利用する場
合においても、何ら新規の機能を加えることなく送受信
又は再利用することが可能になる。
【0046】第15の発明は第14の発明に従属する発
明であって、前記標準化されたフォーマットはMPEG
−7フォーマットであることを特徴とする。
【0047】
【発明の実施の形態】本発明は、一枚以上の画像で構成
される画像系列と、画像系列の少なくとも一枚の画像に
関連付けられ、かつ画像の開示又は非開示に関する制御
情報を通信するものであり、制御情報は、画像内の被写
体の一部又は全てを含む注目領域と非注目領域のいずれ
か又は両方と関連付けられている。
【0048】本発明は、制御情報を画像と共に送受信す
ることによって、従来技術の課題を克服する。
【0049】本発明によるシステムの形態として、通信
装置間で1対1の通信を行う場合、(第1の実施の形
態)と3つ以上の通信装置間とその通信端末間の通信を
制御する通信制御装置によって多地点通信を行う場合
(第2の実施の形態)が考えられる。
【0050】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照しながら説明する。 (第1の実施の形態)第1の実施の形態では、本発明の
通信方法及びその装置により1対1の通信を行う場合に
ついて説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態に
おける通信装置のブロック図である。
【0051】この通信装置では、利用者1に入力手段
2、表示手段3及び画像入力手段4が臨んでいる。
【0052】入力手段2は、キーボード(テンキー等を
含む)やマウス等で構成され、利用者1が開示・非開示
に関する制御情報及びその他必要な情報を、この通信装
置に入力するために利用される。
【0053】ここで、本通信装置を、画像入力手段4を
用いたモニタリングシステムあるいは監視システムとし
て利用する場合には、入力手段2に、読み取り装置を追
加することが望ましい。
【0054】こうすると、画像入力手段4により撮影さ
れる、利用者1がキーボード入力などを行わなくとも、
開示・非開示に関する制御情報を、本通信装置に入力で
きるからである。
【0055】例えば、利用者1が、入力手段2と無線通
信可能なICカード付きのバッチや、IDチップを内蔵
する無線タグ等を携帯し、このICカードやIDチップ
に開示・非開示に関する制御情報を記録しておくとよ
い。こうすると、利用者1は、バッチ又は無線タグ等を
携帯するだけで、簡単に、この制御情報を、本通信装置
に入力できる。
【0056】後に詳述するが、開示制御情報は、利用者
1が被写体の一部若しくは全てを含む、注目領域と非注
目領域のいずれかまたは両方について、開示するか否か
を示す情報である。
【0057】表示手段3は、LCD等で構成され、その
画面上には、通信相手が送信した画像や操作上必要な情
報が表示される。
【0058】画像入力手段4は、少なくとも一枚以上の
画像で構成される画像系列を、この通信装置に入力する
ために用いられ、カメラ、データ入力装置、データ記録
媒体等種々の形態のものが考えられる。通常、この画像
系列には、利用者1を撮影した画像系列が、主として用
いられる。
【0059】領域抽出手段5は、この画像系列の画像か
ら被写体の一部若しくは全てを含む注目領域を抽出す
る。
【0060】注目領域は、被写体の一部又は全てを含む
領域であり、非注目領域は、画像のうち注目領域1以外
の領域であり、背景等である。
【0061】従来から、被写体領域を抽出する手段とし
ては、種々の技術が開示されている。
【0062】例えば、特許文献1では、動画の隣接する
フレーム間の映像信号の相対比較を行い、動き量の小さ
い映像部分を背景部分とし、それ以外の部分を被写体領
域として抽出している。
【0063】また、特許文献4では、あらかじめ背景の
みの画像を保持しておき、背景のみの画像と動画の各フ
レームとの差を画素ごとにとり、差の小さな領域を背景
領域とし、差の大きな領域を被写体領域としている。
【0064】また、注目領域が頭部や顔領域である場
合、非特許文献1で、画像中の楕円領域を検出して、頭
部検出を行っている。
【0065】またその他、色情報により顔を検出するも
の(例えば、肌色領域を検出する等)、目や口等の顔の
部分に着目するもの、テンプレートマッチングによるも
のなど、周知の様々な手法が存在する。
【0066】以上を含め、領域抽出に関して、様々な技
術が開示されているが、この領域抽出手段5には、これ
らの各種周知の技術いずれを用いても差支えない。
【0067】なお、本発明において、領域の抽出を行う
目的は、プライバシー保護にあるため、必ずしも正確に
被写体の領域を抽出する必要はなく、被写体の一部又は
全てが隠れてプライバシーが保護されるのであれば、そ
れでも十分である。例えば、注目領域が頭部又は顔領域
の場合、注目領域の一部又は全てを含む楕円領域として
検出してもよい。
【0068】また、本形態では、領域抽出手段5が、自
動的に注目領域を抽出するようにしているが、画像入力
手段4から入力される画像における注目領域の場所が、
既知である場合には、領域抽出手段5を省略することが
できる。
【0069】なお、本発明は、プライバシー保護を意図
するため、人物の個性をあらわす箇所、特に、顔、頭
部、若しくはその一部を、注目領域とすることが望まし
い。
【0070】さらには、利用者1又は本通信装置の管理
者が、注目領域を固定の領域として、撮影に先立ち予め
設定しておいてもよいし、利用者1又は本通信装置の管
理者が、画像入力手段4により撮影された画像をモニタ
しながら、手作業で、注目領域を設定するようにしても
よい。
【0071】送信データ処理手段6は、画像入力手段4
から入力した画像と、領域抽出手段5が抽出した注目領
域と、入力手段2から入力した開示制御情報とを、関連
付けた制御情報を作成し、また、画像と併せて通信を行
うためのデータを作成する。
【0072】なお、送信する相手によっては、注目領
域、非注目領域に従い、非開示とする領域の詳細が把握
できないように加工を施した、送信データを作成する。
これについては、後に詳細に説明する。
【0073】通信手段7は、通信経路を介して、相手の
情報処理装置と、少なくとも上述した各データの送受信
を行う。なお、ここでの通信モードは、任意であり、例
えば、テレビ電話のような同期型通信であってもよい
し、メールのような非同期型通信でもよい。
【0074】受信データ処理手段8は、通信手段7を介
して受信した、相手のデータを記録手段9に記録した
り、表示手段3に表示できるように処理したりする。
【0075】記録手段9は、メモリやハードディスク装
置等からなり、少なくとも受信データ処理手段8の受信
データを記録する領域を持つ。
【0076】制御手段10は、図1に示した各手段のデ
ータの流れや処理を制御する。
【0077】次に、図2〜図5を用いて、本実施の形態
における通信方法において、通信装置間で通信する画像
系列(静止画を含む)と開示制御情報について説明す
る。
【0078】画像系列は、上述のように、画像入力手段
4から入力されたデータである。画像系列は、いわゆる
コンテンツの一種であり、開示制御情報は、コンテンツ
である画像系列に対する対として生成したコンテンツ記
述に関するメタデータの中に記述されるのが望ましい。
【0079】図2には、本形態で用いるメタデータ記述
フォーマットが示されている。このうち、“領域情報”
とは、対象となる領域が注目領域あるいは非注目領域の
いずれかであるかを示す情報である。
【0080】“開示制御情報”は、対象となる領域を開
示するか否かのフラグである。例えば、コンテンツのあ
る段階において、注目領域を非開示にする場合には、注
目領域である領域情報の開示制御情報を「非開示」とす
る。
【0081】また、別のフレームにおいて、注目領域を
開示してもよいように変更する場合、開示制御情報を
「開示」に変更する。なお、この設定は、注目領域、非
注目領域のそれぞれに設定することもできる。この設定
は、利用者1が、入力手段2を介して行う。
【0082】なお、開示及び非開示のフラグにかえて、
開示度といった値を設定しても良い。例えば、開示度が
0〜1で与えられる場合、開示度「0」では非開示とな
り、開示度「1」では開示となる。
【0083】そして、0〜1の中間的な値、例えば、開
示度「0.8」では、画像処理のパラメータ制御などに
より、開示の度合いを変えるという処理を行う。
【0084】“領域指定情報”は、対象となる領域の画
像における位置を示すデータ(例えば輪郭座標列)であ
る。
【0085】また、対象となる領域が画像全体である場
合や、画像に対象となる領域が全く存在しない場合もあ
る。なお、対象となる領域を指定する領域としては、輪
郭座標列を設定する他に、マスクデータとして2値デー
タを設定する等が考えられる。
【0086】さらに、あらかじめ、対象となる領域の形
状(矩形、多角形、楕円等)がわかっている場合では、
その形状がどこにあるかを示すのに十分な情報のみであ
らわすことも考えられる。なお本発明は、一枚の画像だ
けでなく、動画に対しても適用できる。
【0087】その場合、対象となる領域を指定する情報
には、空間の位置を示す情報だけでなく、時間的な区間
を示す情報や時空間的にどう移動しているかという情報
を用いても構わない。これらいずれの場合も、本発明に
包含される。
【0088】なお、メタデータには、通常、開示制御情
報の他に「コンテンツの符号化のタイプ」等といったコ
ンテンツに関する記述が含まれる。また、このコンテン
ツは、テーブルのように記述しても良いし、階層的に記
述しても良い。本例では、図2に示すように、開示制御
情報が領域情報に従属するように、階層的に記述してあ
る。
【0089】勿論、領域情報と開示制御情報とを独立し
て記述し、それらの間の関係を別途記述することも可能
である。以上いずれの場合においても、開示制御情報と
領域情報とが、何らかの形態で設定されていれば、本発
明に包含される。
【0090】図3には、画像系列とメタデータとの関連
が例示されている。この例では、画像系列が複数の静止
画(フレームと呼ぶ)の列により構成されている。
【0091】この画像系列には、例えば、アナログまた
はデジタル、インタレースまたはプログレッシブ、符号
化または非符号化のような、任意の適当なフォーマット
を使用できる。
【0092】各フレームは、被写体(この例では、若い
女性の顔)を含んでいる4つのフレームと、含んでいな
い2つのフレームが存在する。
【0093】メタデータに記述する開示制御情報は、所
望により、1枚のフレーム、連続するフレーム群(シー
ケンシャルフレーム群)、連続しないフレーム群(非シ
ーケンシャルフレーム群)、画像系列全体のように、画
像系列中の任意枚数のフレームに関連づけることができ
る。
【0094】開示制御情報には、領域情報を他者に開示
するか否かのフラグを設定する。例えば、コンテンツの
ある段階において、注目領域を非開示にする場合には、
フラグを「非開示」とする。
【0095】また、別のフレームにおいて、注目領域を
開示してもよいと変更する場合、その時点で「開示」と
いうフラグを設定する。
【0096】さて、ここにいうメタデータを記述する形
式としては、様々な標準化規格や独自規格が存在する。
ここでは、MPEG−7規格に基づく記述例を説明す
る。
【0097】MPEG−7は、正式にはMultime
dia Content Description I
nterface(ISO/IEC 15938)と呼
ばれるMPEG(MovingPictureExpe
rtsGroup:ISO/IEC JTC1/SC2
9/WG11)のMPEG−1,−2,−4に次ぐ4番
目の標準化アイテムである。
【0098】この標準は、マルチメディア情報の内容を
記述するための枠組みを規定し、デジタルライブラリー
からの検索や編集といったアプリケーションに用いられ
ることを目的とした規格である。
【0099】また、MPEG−7は、映像・音声を中心
とするマルチメディア情報の内容を記述するための記述
子(Descriptor)の標準的な集合を規定す
る。この記述(Description)が、コンテン
ツに付与されることにより、マルチメディア情報の内容
に基づく検索が可能になる。
【0100】このことにより、コンテンツの流通・利用
を促進することが意図されている。そのため、この規格
による記述は、プライバシー保護に関する通信を目的と
する本発明に関し、好適な記述形式である。
【0101】実際の記述定義言語としては、XML(e
Xtensible MarkupLanguage)
Schema言語に対して必要な拡張を施したものと
なっている。因みに、この拡張を行っても、XML S
chemaの文法との互換性は、保たれている。
【0102】そして、MPEG−7では、コンテンツの
特徴の表現を記述するについて、以下の基本要素を組合
わせればよいようになっている。 1. 記述子(Descriptor:略語はD)
【0103】マルチメディア・コンテンツにおいて、あ
る単一の特徴を記述するための基本ツール。MPEG−
7では、記述子の表記方法(Syntax)及び、意味
(Semantics)を規定している。 2. 記述スキーム(Description Sch
ema:略語はDS)
【0104】複数の記述ツール間の構造、意味的関係を
規定した枠組み。MPEG−7では、記述子と同様、こ
れら記述スキームの表記方法(Syntax)及び、意
味(Semantics)を規定している。なお、記述
スキームを構成する記述ツールとしては、記述子の他、
他の記述スキーム自体も含まれる。 3. 記述定義言語(Description Def
inition Language)
【0105】記述子及び記述スキームの表記方法を規定
するための言語。MPEG−7では、W3Cで標準化策
定されたスキーマ言語であるXML Schemaをベ
ースに、マルチメディア・コンテンツの特徴記述の際に
必要となる各種データ型などを追加することで、記述定
義言語を規定している。
【0106】DSの例としては、コンテンツの利用者に
ついて記述する「PersonDS」や画像内の領域に
ついて記述する「StillRegionDS」、また
コンテンツの使用方法について記述する「UsageI
nfomationDS」というものがある。
【0107】また、Descriptorの例として
は、コンテンツのアクセス権について記述する「Rig
hts」等がある。
【0108】なお、MPEG−7では、標準に定義され
たDS及びDescriptorの他にも新規のDes
criptorやDSを定義したり拡張したいするため
の言語(Description Definitio
n Language)が規定されている。
【0109】従って、本発明におけるメタデータを記述
する場合、上記規定に基づいて記述すれば、MPEG−
7形式の記述となる。
【0110】図4は、MPEG−7規格に基づいて、図
3に示した記述したメタデータを記述した例を示してい
る。図4中、“<!――”はコメントであり、領域情報
は、「StillRegionDS」を用いて記述され
ている。
【0111】そして、開示制御情報については、「Us
ageInformation DS」の「Avail
ability DS」における「Publicati
onType」によって記述されている。
【0112】この「PublicationType」
では、このコンテンツを配信するメカニズムを記述でき
る。
【0113】ここでは、開示制御機構がユニークに与え
る開示・非開示情報を記述することにより、コンテンツ
を配信する場合の開示制御の仕組みを定めている。
【0114】領域指定情報については、「Contou
rShape」を用いて、輪郭座標系列として記述して
いる。
【0115】なお、上述のように、領域情報には、一枚
の画像に対する領域情報だけでなく、動いている領域の
情報「MovingRegionDS」、音と統合した
領域情報「AudioVisualRegionDS」
等がある。
【0116】これらを包含する基本の定義として、マル
チメディアコンテンツの一部を示す「SegmentD
S」という定義があるが、この定義にもとづいたDSで
あれば、図4に示す記述と同等の記述が可能である。
【0117】次に、動画との関連について詳しく説明す
る。図5には、MPEG−7規格に基づいて、図3のメ
タデータを記述した例が示されている。
【0118】図5では、図4で示した領域情報を、「V
ideoSegmentDS」を用いて、対象となる画
像フレームと関連づけている。この場合、実際の画像フ
レームとの関連づけは、「MediaTime」の「M
ediaTimePoint」においておこなう。
【0119】「MediaTime」では、そのVid
eoSegmentの対象時刻を、図6に示す形式で、
記述する。例えば、「T13:20:01:1F15」
では、「13時20分01秒の第1フレーム目(但し、
1秒あたり15フレームで、0フレームから14フレー
ムまである)」という意味である。
【0120】これにより、動画の中のある一部の区間の
みを開示にするという制御が、可能になる。
【0121】なお、以上の記述については、あくまでも
一例であり、これ以外の記述方法であったとしても、同
等の意味であれば、本発明に包含される。
【0122】さて、MPEG−7では、メタデータは、
XMLを用いて表現される。ところで、現在XMLは、
その汎用性から情報処理分野において非常に注目を浴び
ており、XML文書を編集、操作する様々なツールが開
発、提供されているが、MPEG−7メタデータは、X
MLを用いて表現されるから、これらXML汎用ツール
の恩恵を最大限に享受することができる。
【0123】更に、XMLに基づいた他の標準規格、例
えばHTML(Hyper Text Markup
Language)やSMIL(Synchroniz
edMultimedia Integration
Language)などとの親和性も高い。
【0124】なお、本発明においては、コンテンツと関
連づけられる形式で記述していれば十分であるから、上
記の規格を含め、あらゆるメタデータで記述されていて
も差支えない。
【0125】なお、メタデータ記述について、本発明で
は、図面での説明のしやすさから、テキストフォーマッ
トでの記述をもとに説明しているが、バイナリフォーマ
ットであっても差支えなく、本発明に包含される。
【0126】例えば、マルチメディア・コンテンツに対
する様々な特徴がXML文書として表記された場合、M
PEG−7メタデータ自身のデータサイズが膨大にな
り、蓄積あるいは伝送の非効率化を招くことが懸念され
る。
【0127】この対策として、MPEG−7で規定され
ているバイナリ・フォーマットを用いることが考えられ
る。こうすると、XML文書として表記されたMPEG
−7メタデータは、その情報量を損なうことなく、10
0分の1以下のサイズにまで圧縮することが可能とな
る。 また、本フォーマットにおいては、テキスト・フ
ォーマットに従ったメタデータ表記と、バイナリ・フォ
ーマットに従ったメタデータ表記は、それが保有する情
報としては全く等価である。
【0128】このことから、テキスト・フォーマットと
バイナリ・フォーマットの変換の間には双方向性があ
り、XML文書として表記されたMPEG−7メタデー
タを、一旦、MPEG−7バイナリデータとした後、再
びXMLテキストデータへと変換した場合にも、元の情
報は完全に保たれることとなる。
【0129】また、バイナリフォーマットであっても、
データ内部へのランダム・アクセスが可能であるばかり
でなく、データ内部の記述を一部分だけ削除したり、あ
るいは別の内容に書き換えたりするような操作にも対処
可能である。
【0130】ここで、本発明においては、メタデータと
して記述されていれば十分であり、上述のいかなるフォ
ーマットで記述しても、本発明に包含される。
【0131】次に、図7〜図12を用いて、送信データ
処理手段6が行う処理について説明する。
【0132】この送信データ処理手段6は、画像入力手
段4から入力した画像と、領域抽出手段5が抽出した注
目領域と、入力手段2から入力した開示制御情報とを、
関連付けた制御情報を作成する。
【0133】ここで、本例では、送信データ処理手段6
が、制御情報に基づいて、非開示とする領域の詳細が把
握できないように加工を施すようにしている。しかしな
がら、この加工は、送信データ処理手段6ではなく、こ
の制御情報と画像を受け取る相手方の受信データ処理手
段8で行うこともできるし、別の通信経路上の情報処理
装置で行うこともできる。
【0134】いずれにしても、最終的に他の利用者が画
像を見るまでの経路のどこかの手段で、非開示要求が満
たされるように加工がされればよく、本発明は、送信デ
ータ処理手段6でこの加工を行う場合に限定されない。
【0135】図7は、加工を施す前の元となる入力デー
タを示しており、図8〜図11には、図7の画像に種々
の加工を施した例が示されている。なお、これらの例
は、適宜組み合わせて用いることができる。
【0136】そして、ここでは、領域抽出手段5は顔を
注目領域として抽出するものとする。
【0137】図8は、非注目領域(背景)を非開示とす
る処理結果を示している。背景を非開示とするために、
図8(a)では背景をぼかしており、図8(b)では背
景を暗くしている。
【0138】逆に、図9〜図11は、注目領域(顔領
域)を非開示とする処理結果の例を示している。図9
(a)では注目領域をぼかしており、図9(b)では注
目領域にモザイクをかけ、図9(c)では注目領域にエ
ンボスをかけている。
【0139】また図10は、注目領域である顔領域の上
に、注目領域の画像とは異なる、所定のコンピュータグ
ラフィクス(CG)キャラクタ又はキャラクタ画像を重
ねた例を示している。更に、図11に示すように、注目
領域である顔領域の目の部分にサングラスを示すCG又
は画像を重ねることも考えられる。
【0140】なお、これらの処理のほかにも、各種の加
工方法が考えられるが、そのいずれにおいても非開示と
する領域の詳細が把握できないような加工であれば、差
支えない。因みに、以上例示した加工自体は、周知技術
により実施できる。
【0141】以上のようにして、本形態では、送信デー
タ処理手段6が、画像において非開示とされる領域の詳
細が把握できなくなるような加工を行う。図12には、
図3の入力データに対して加工を行った後の出力データ
の例が示されている。
【0142】このように、本発明によれば、出力データ
を受信する相手方の情報処理装置は、非開示とされる領
域が加工された動画と、これに対として存在する開示制
御情報を含むメタデータとを取得することになる。
【0143】さらには、上記加工は、暗号化であっても
よい。この場合、 (例1)非開示領域を公開鍵で暗号化し、メタデータに
公開鍵証明書を入れて送信し、非開示領域を見ることを
許された受信者は、公開鍵に対応する私有鍵を用いて非
開示領域を復号できるようにする、または、 (例2)非開示領域を共通鍵で暗号化すると共に、共通
鍵を暗号化してメタデータに入れて送信し、非開示領域
を見ることを許された受信者は、私有鍵で共通鍵を復号
して共通鍵を得て、この共通鍵で非開示領域を復号でき
るようにする、とよい。
【0144】(例1)では、非開示領域毎に別の暗号化
をしやすいという利点があり、(例2)では、(例1)
よりも処理負担が軽いという利点がある。
【0145】また、(例1)、(例2)のいずれによっ
ても、私有鍵を持つ人は、非開示領域を復号して見るこ
とができ、持たない人は、それを見ることができない。
つまり、同じネットワークを経由して画像を送信して
も、特定の人だけが、非開示領域を見ることができる。
【0146】なお、本形態と通信装置と受信する情報処
理装置とにおける通信形態は、テレビ電話のような同期
型通信であってもよいし、メールのような非同期型通信
であってもよい。
【0147】そのいずれの通信形態においても、受信側
の情報処理装置において、本形態の通信装置が送信する
送信データを、記録する場合がある。
【0148】そのような場合、画像系列と、これに関連
付けられた記述とが、同時に受信され、かつ記録される
ことになるため、後になって、開示されている箇所のみ
を再生したい場合についても、わざわざ早送りなどを用
いて画像系列全体を検索する必要はなく、コンテンツ記
述データのみを検索すれば足り、取扱いが容易になる。
【0149】従って、本形態によれば、非常に簡便で、
かつ効率的にしかも高速に検索をすることができる。
【0150】さらに、上記ストリーム形式のため、画像
そのものの管理も容易である。例えば、メタデータとし
て、開示制御情報以外に通信の日時なども含めることが
できる。画像とともに、これらメタデータをとりこむこ
とにより、メタデータに記述された日時や開示制御情報
といった情報が失われたり、置き間違えられたり、除去
されたりする恐れがなくなる。
【0151】そのため、受信側の情報処理装置におい
て、記録手段で記録した場合に、コンテンツ記述に関す
る情報を別のファイルで保存することなく、ファイル自
身に基づき管理することができる。これにより、記録し
た場合においても、利用者は、コンテンツに関する記述
をあらかじめ持つ必要がなく、必要な画像データを取得
することができる。
【0152】以上のように、本発明の第1の実施の形態
に係る通信方法によれば、画像系列に対し、それに関連
付けられたメタデータが存在し、その中に開示制御情報
が含まれるため、このデータを記録する場合に一元管理
がしやすく、また、後になって内容を検索する場合にお
いても、メタデータの情報を用いて、開示された箇所の
みを検索することができるため、非常に効率良く検索す
ることができる。
【0153】なお、本実施形態では、通信手段7が双方
向通信を行う場合を一例に挙げて説明したが、利用者1
から相手に画像データを単方向通信するビデオメール等
にも本発明を適用することができる。
【0154】この場合、相手の情報処理装置は、送信さ
れる画像データを受信して画面表示させる構成のみを持
つものであってもよい。 (第2の実施の形態)
【0155】次に、第2の実施の形態として、本発明の
通信装置が送信する相手が、2以上の通信装置であり、
一部の相手の装置には開示し、他の相手の装置には開示
をしないという制御を行う場合に、有効となる手法を開
示する。
【0156】その場合、送信する側の通信装置と受信す
る側の通信装置との間に、これらの装置間の通信を制御
する本発明の通信制御装置が介在することになる。この
通信制御装置も、本発明の「通信装置」に包含される。
【0157】図13は、本発明の第2の実施の形態にお
ける通信方法を実現する通信制御装置のブロック図であ
る。
【0158】ここでは、図16に示しているように、通
信装置A、通信装置B,通信装置Cの3装置間の通信
を、図13に示す通信制御装置25により制御するもの
とする。
【0159】図13に示すように、通信制御装置25
は、通信手段16、受信データ処理手段17、記録手段
18、送信データ処理手段19、制御手段20により構
成される。
【0160】ここでは、図16に示すように、通信手段
16は、通信経路を介して、3つの通信装置A、B、C
とデータの送受信を行う。なお、ここでの通信モード
は、任意であり、例えば、テレビ電話のような同期型通
信またはメールのような非同期型通信でもよい。
【0161】また、ネットワークの形態としては、図1
6に示したものではなく、図18のようにすることもで
きる。このとき、通信装置B、Cは、同じネットワーク
上に存在するが、通信装置Aは、通信制御装置25を介
してのみ、このネットワークに接続できる。
【0162】このようにすると、通信装置Aにより、利
用者Aを撮影した、生の(非開示領域が保護されていな
い)画像は、通信制御装置25には送信されるが、この
生の画像が、何の加工もされずに、このネットワークを
通過することはない状態となり、非開示領域の秘密性を
向上できる。
【0163】したがって、このようなネットワークの形
態(特に、通信装置Aと通信制御装置25との間)は、
IPカメラでの映像チェックサービスや、動画配信サー
ビス等を提供する、サービス業者内部のネットワークと
して、有用である。
【0164】図13において、受信データ処理手段17
は、通信装置A、B、Cからのデータを受信し、受信し
たメタデータを解析して、送信データ処理手段19に必
要な情報を取得する。
【0165】このデータには、少なくとも開示・非開示
に関する制御情報のほかに、各装置A、B、Cを利用す
る利用者、利用者が所属する利用グループ又は利用する
装置を識別するインデックスの少なくとも一つの識別情
報が含まれる。このデータについては、後に詳細を説明
する。
【0166】記録手段18は、通信制御装置を利用する
利用者、利用者が所属する利用グループ又は利用する装
置の全て又は一部の情報を保存する。また、本記録手段
18は、受信時におけるデータを記録する場合もある。
【0167】送信データ処理手段19は、受信データ処
理手段17が受信したデータの画像系列の加工が必要な
場合には、非開示領域の詳細が把握できないように加工
を施す。
【0168】次に、図14を用いて、本実施の形態にお
ける通信方法において、通信装置間で通信するデータの
フォーマットについて説明する。
【0169】図14には、本形態で用いるメタデータ記
述フォーマットが示されている。本形態では、第1の実
施の形態に対し、新たに特定者に関する情報(特定者情
報)が付加される。
【0170】「特定者」とは、領域の開示・非開示に対
し、不特定者とは別の値を設定したい利用者を指し、例
えば、利用者に関する情報、利用グループ情報、所属機
関情報、電子アドレスを含むアドレス情報、端末識別情
報がそれにあたる。
【0171】ここで、MPEG−7では、通信するデー
タを扱う対象の総称を「エージェント(Agent)」
と呼んでいる。そして、図14に示しているように、領
域情報には、不特定者向け開示制御情報とは別に、特定
者向け開示制御情報が含まれる。
【0172】なお、開示制御情報の中身については、第
1の実施の形態と同様である。
【0173】このように、第1の実施の形態を、図14
のフォーマットに修正することにより、例えば、通信装
置Aから通信装置B、Cにデータを送信する場合、通信
装置Bの利用者を「特定者」と設定し、通信装置Bの利
用者を、不特定者(通信装置A、Cの利用者)とは別の
取扱いとして、開示・非開示を制御できる。
【0174】図15には、図14のメタデータ記述フォ
ーマットをMPEG−7形式での記述した例が示されて
いる。ここでは、第1の実施の形態に係る図4に比べ、
特定者情報として新たに「PersonGroupD
S」が追加的に用いられている。
【0175】このPersonGroupDSには、特
定者の情報として、例えば自分の友人グループを示すユ
ニークな名前を付与することができる。
【0176】なお、本形態では、グループのユニークな
名前が、あらかじめ付与されている例について述べてい
るが、このメタデータにおいて定義しておくこともでき
る。その場合、グループに対し、どういうメンバーが含
まれるかをPersonGroupDSにおいて定義す
ることになる。
【0177】なお、特定者情報として、ここでは、Pe
rsonGroupDSについて述べたが、これ以外に
もMPEG−7では、人物を示す「PersonD
S」、機関を示す「OganizationDS」、通
信するデータを扱う対象の総称として定義する「Age
ntDS」、場所を示す「PlaceDS」といったも
のがあるが、そのいずれであっても、利用者を特定する
情報であれば、PersonGroupDSにおける例
と同等の効果を有し、本発明に包含される。
【0178】次に、上記メタデータ記述での特定者情報
に対し、本形態の通信制御装置25が、通信相手A、
B、Cに従い画像系列の開示・非開示を制御する流れを
説明する。
【0179】図16は、通信制御装置25を介して、少
なくとも3つの通信装置A、B、Cで送受信を行う場合
の模式図である。
【0180】ここでは、通信装置Aから、通信装置B、
Cへデータを送信するものとする。また注目領域は、顔
領域であるとする。
【0181】そして、通信装置Aから送信するメタデー
タには、特定者情報として、利用者Bの識別情報が設定
されている。
【0182】この場合、通信装置Aから通信装置B、C
へ、通信制御装置25を介してデータを送信する場合、
送信データとしては、データ29のように注目領域が開
示された形で送信される。
【0183】そして、通信制御装置25の受信データ処
理手段17(図13参照)が、メタデータから識別情報
及び開示制御情報を取得し、送信データ処理手段19
は、送信先が利用者Bである場合は特定者の開示制御情
報に従い、注目領域を開示したデータ30の形式で送信
する。また、送信データ処理手段19は、特定者ではな
い利用者Cには、データ31のように非開示の領域であ
る顔領域の詳細がわからないように加工を施して送信す
る。
【0184】この特定者情報には、利用者ではなく利用
グループを設定することも可能である。この利用グルー
プは、通常の電子メールシステムにおけるメーリングリ
ストのようなものであり、通信制御装置25の記録手段
18に、その情報が設定されている。図17には、この
ようなグループの設定例が示されている。
【0185】この場合、グループの情報は、図17のよ
うに、各グループ毎のリスト構造になっているが、それ
以外にも、利用者のリストに対し、その利用者がどのグ
ループに属するかの識別情報を付与したリスト形式でも
よい。
【0186】また、各通信先と通信時にグループや所属
に関する情報の交換を行い、その途中結果の情報を記録
手段18に保存する形式でもよい。
【0187】いずれにしても、通信制御装置25におい
て、利用グループの識別情報を認識できるようになって
いれば、本発明に包含される。
【0188】以上のように、本形態に係る通信方法によ
れば、特定者と不特定者に対して、別々の領域の開示状
態で画像を送信することができる。
【0189】従って、利用者は、プライバシー保護のた
めに特定者に非開示にしたい場合には非開示にすること
ができ、また、特定者のみに開示したい場合は開示する
ことができ、利用者にとって非常に使い勝手のよいプラ
イバシー保護を考慮した通信方法を行える。
【0190】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、様々な
状況下において,プライバシーの保護を確保しながら画
像の通信を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における通信装置の
ブロック図
【図2】同メタデータ記述フォーマットの説明図
【図3】同画像系列とメタデータの関連を示す図
【図4】同メタデータをMPEG−7形式で記述した例
を示す図
【図5】同メタデータをMPEG−7形式で記述した例
を示す図
【図6】同「mediaTimePointType」
のフォーマット定義図
【図7】同元の入力データの例示図
【図8】(a)同非注目領域(背景)を非開示とする例
示図 (b)同非注目領域(背景)を非開示とする例示図
【図9】(a)同注目領域を非開示とする例示図 (b)同注目領域を非開示とする例示図 (c)同注目領域を非開示とする例示図
【図10】同注目領域に所定画像を重ねる加工を施した
例示図
【図11】同注目領域の一部に所定画像を重ねる加工を
施した例示図
【図12】同出力データの例示図
【図13】本発明の第2の実施の形態における通信制御
装置のブロック図
【図14】同メタデータ記述フォーマットの説明図
【図15】同メタデータをMPEG−7形式で記述した
例示図
【図16】同通信制御装置と各通信装置との間における
送受信状態の説明図
【図17】同グループの設定例の説明図
【図18】同通信制御装置と各通信装置との間における
送受信状態の説明図
【符号の説明】
1 利用者 2 入力手段 3 表示手段 4 画像入力手段 5 領域抽出手段 6 送信データ処理手段 7 通信手段 8 受信データ処理手段 9 記録手段 10 制御手段 16 通信手段 17 受信データ処理手段 18 記録手段 19 送信データ処理手段 20 制御手段 22 通信装置A 23 通信装置B 24 通信装置C 25 通信制御装置 26 利用者A 27 利用者B 28 利用者C
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高田 雄二 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 (72)発明者 岩佐 克博 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 福宮 英二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 西 隆暁 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5C064 AA01 AA02 AB03 AB04 AC04 AC06 AC13 AC16 AC18 AD01 AD08 AD14 5K101 KK04 KK07 NN06 NN18 NN21 PP03

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一枚以上の画像で構成される画像系列と前
    記画像系列の少なくとも一枚の画像に関連付けられ、か
    つ画像の開示又は非開示に関する制御情報を通信する通
    信方法において、 この制御情報は、画像内の被写体の一部又は全てを含む
    注目領域と非注目領域のいずれか又は両方と関連付けら
    れており、この制御情報は関連付けられた領域を開示す
    るか否かの情報を含むことを特徴とする画像を用いる通
    信方法。
  2. 【請求項2】制御情報により非開示とされる領域に対し
    て、領域の詳細が把握できないように加工が施されるこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像を用いる通信方法。
  3. 【請求項3】画像系列は、符号化された動画であること
    を特徴とする請求項1又は2記載の画像を用いる通信方
    法。
  4. 【請求項4】前記加工は、非開示とする領域の画質を低
    画質とする画像処理であることを特徴とする請求項2か
    ら3のいずれかに記載の画像を用いる通信方法。
  5. 【請求項5】前記加工は、非開示とする領域の解像度を
    低解像度とする変換する処理であることを特徴とする請
    求項4記載の画像を用いる通信方法。
  6. 【請求項6】前記加工は、非開示とする領域の除去若し
    くは2値化処理による表現変換処理であることを特徴と
    する請求項4記載の画像を用いる通信方法。
  7. 【請求項7】前記加工は、非開示とする領域を暗号化す
    る処理であることを特徴とする請求項4記載の画像を用
    いる通信方法。
  8. 【請求項8】画像は符号化された動画であり、前記加工
    は、符号化を行う際に開示及び非開示とする領域の符号
    化パラメータを、開示領域及び非開示領域がそれぞれ正
    しく開示及び非開示とされるように、制御する処理であ
    ることを特徴とする請求項4記載の画像を用いる通信方
    法。
  9. 【請求項9】注目領域は、肌色領域であることを特徴と
    する請求項1から3のいずれかに記載の画像を用いる通
    信方法。
  10. 【請求項10】注目領域は、顔及び頭部の一部又は全て
    を含む領域であることを特徴とする請求項1から3のい
    ずれかに記載の画像を用いる通信方法。
  11. 【請求項11】非開示とする領域が顔及び頭部の一部又
    は全てを含む領域であり、前記加工は、非開示とされる
    領域の一部又は全ての領域を覆うようにオブジェクトを
    重ねる処理であることを特徴とする請求項1から3のい
    ずれかに記載の画像を用いる通信方法。
  12. 【請求項12】一枚以上の画像で構成される画像系列と
    前記画像系列の少なくとも一枚の画像に関連付けられ、
    かつ画像の開示又は非開示に関する制御情報を通信する
    通信方法において、 前記制御情報は、不特定の利用者とは別に、特定の利用
    者への開示・非開示に関する情報を含むことを特徴とす
    る請求項1から11のいずれかに記載の画像を用いる通
    信方法。
  13. 【請求項13】特定の利用者への開示・非開示に関する
    情報は、少なくとも画像系列を利用する利用者に関する
    情報、利用グループ情報、所属機関情報、電子アドレス
    を含むアドレス情報、端末識別情報、画像にアクセスす
    るエージェント情報のうち、一種又は二種以上の組み合
    わせからなることを特徴とする請求項12記載の画像を
    用いる通信方法。
  14. 【請求項14】画像を特定の利用者と通信する場合に
    は、この特定の利用者に関する開示・非開示に関する制
    御情報に従い、関連付けられた領域の開示を制御するこ
    とを特徴とする請求項1から13のいずれかに記載の画
    像を用いる通信方法。
  15. 【請求項15】制御情報は、画像系列の少なくとも一枚
    の画像に関連付けられたメタデータの形式で記述された
    データであることを特徴とする請求項1から14のいず
    れかに記載の画像を用いる通信方法。
  16. 【請求項16】メタデータは、標準化されたフォーマッ
    トで記述されていることを特徴とする請求項15記載の
    画像を用いる通信方法。
  17. 【請求項17】標準化されたフォーマットは、MPEG
    −7フォーマットであることを特徴とする請求項16記
    載の画像を用いる通信方法。
  18. 【請求項18】通信経路を介して、相手の通信装置とデ
    ータを通信する通信手段と、 一枚以上の画像で構成される画像系列を記録した記録手
    段と、 画像の一部又は全部を構成する特定の領域について相手
    に開示するか否かを示す開示制御情報を入力する入力手
    段と、 開示制御情報に従って、画像のうち非開示とされる領域
    の詳細が相手に把握できないように加工を施した送信デ
    ータを作成し、この送信データを前記通信手段を用い
    て、相手の通信装置へ送信させる送信データ処理手段と
    を備えることを特徴とする通信装置。
  19. 【請求項19】前記開示制御情報は、不特定者向けの開
    示制御情報のみからなることを特徴とする請求項18記
    載の通信装置。
  20. 【請求項20】前記開示制御情報は、特定者向けの開示
    制御情報を含むことを特徴とする請求項19記載の通信
    装置。
  21. 【請求項21】前記開示制御情報は、MPEG−7フォ
    ーマットによるメタデータとして記述されていることを
    特徴とする請求項18から20記載の通信装置。
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