明 細 書
サービス提供装置、提供サービス管理装置、サービス管理実行方法およ び提供サービス管理方法
技術分野
[0001] 本発明は、サービス提供装置、提供サービス管理装置、サービス管理実行方法お よび提供サービス管理方法に関するものである。
背景技術
[0002] 家庭における情報端末装置としてはテレビやパーソナルコンピュータ(以下パソコン )、電話などがある。テレビは電波により放送されている番組のみを受信し、パソコン はインターネット上の WWW (World Wide Web)サービスやメールサービスを享受 する。従来はこのようにして、それぞれがそれぞれのサービスのみを受信していたが 、昨今ではこれらの端末で享受するサービスが融合していることは周知の通りである
[0003] インターネットのサービスを享受するためには、サービスの提供元(所在地)を表す (JRL (Uniform Resource Locator)もし f LJRI (Uniform Resource Identiner) 旨 定する必要があり、主にパソコンでの利用が主流である。パソコンには文字入力のた めのキーボード、画面上のオブジェクトを指示するマウスなどが備え付けられており、 ユーザはそれらのデバイスを用いて URLを指定することによってインターネットサー ビスを受けている。
[0004] し力し、上記 URLの入力は少な力 ず操作への慣れが要求されており、入力に不 慣れなユーザにとってはとても面倒な作業である。また、パソコン以外にも、携帯電話 や FAX、ひいてはテレビなどパソコン以上に URL入力が面倒な機器でもインターネ ットサービスを受けることができるものが登場している。このように、豊富な UI (User Interface)をもつパソコンですら面倒であった前記 URLの入力が貧弱な UIしか持た ない機器においても享受できる環境になったため、上記貧弱な UIを用いる環境でも 豊富な UIを持つ環境と変わらずサービスを利用できる技術が必要とされている。
[0005] こういった課題に対し、特許文献 1に記載のテレビジョン装置にぉレ、ては、テレビ放
送チャンネルと同列にインターネットサイトの URLやメール受信箱などを並べ、テレビ を見るときと同じチャンネルの上下ボタン操作を用いて登録済みのサイトを閲覧する こと力 Sできる。また特許文献 2に記載のテレビジョン装置においては、さらにそれらを ジャンルや嗜好情報に基づきカテゴライズし、結果できあがった階層構造を視覚表 示し、ユーザが階層をたどることでサービス実行をさせることができる。他には、ユー ザが使うことのできるサービスのリストを提供し、ユーザカ^ストからサービスを選択し てサービスを受ける、というサービスポータルが登場している。ポータルサイトの代表 的なものとしては、 Yahoo! (登録商標)、 Google (登録商標)、携帯電話においては i -mode (登録商標)における i一 menu (登録商標)などがあげられる。
特許文献 1 :特開 2002 - 44536号公報
特許文献 2:特表 2002 - 536921号公報
発明の開示
発明が解決しょうとする課題
[0006] しかし、特許文献 1の発明においては、テレビにて特定インターネットサイトを表示さ せるには必ず一度は当該インターネットサイトの URLを入力し登録するステップを踏 まねばならない。また、特許文献 2の発明では登録したレ、インターネットサイトを何か しらの方法で表示させた上で「登録」ボタンを押すステップを踏まねばならなレ、。また 、例に挙げた検索サイトや i一 menu (登録商標)などは、まずそのサイトを訪れ、サー ビスリストを見て、その中から選ぶというステップが必要となる。ポータルサイトのサー ビス一覧が見たいという目的ならばよいが、いつも利用するサービスは決まっている のに、それを利用するためにポータルサイトのサービス一覧を見なくてはならないとい うのは不便である。
[0007] 本発明は、上記課題に基づいて創案されたもので、ユーザが能動的に設定を行う 必要のないサービス提供装置、提供サービス管理装置、サービス管理実行方法およ び提供サービス管理方法を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段
[0008] 上記の目的を達成するために、本発明に係るサービス提供装置は、サービスをュ 一ザに提供するサービス提供装置であって、サービスのリストを受信する、サービスリ
スト受信手段と、前記サービスリストを一覧として記憶する、サービスリスト記憶手段と 、前記サービス提供装置にぉレ、て前記サービスの提供を行うサービス実行手段と、 前記サービスリスト記憶手段に記憶された前記サービスリストの管理と、前記サービス 実行手段の制御を行うサービス制御手段と、を備え、前記サービス制御手段は、前 記サービスリスト受信手段により受信した前記サービスリストを所定の条件に基づいて 、前記サービスリスト記憶手段に記憶し、前記サービス制御手段は、前記サービスリ ストに基づいて、前記サービス実行手段を制御することを特徴とする。
[0009] これにより、ユーザが特に設定することなぐポータルサービスの提供するサービス を簡単に利用できる環境を整えることができる。
[0010] さらに、前記サービス制御手段が、前記サービスリスト記憶手段にて記憶しているサ 一ビスを管理する手段は、端末がサービスを享受するために必要な情報とサービス の属性とを関連付けて管理することを特徴とする。
[0011] これにより、ユーザがサービスを属性によって検索する機能を、サービス提供装置 がユーザに容易に提供することができる。
[0012] さらに、前記関連付けを行うサービスの属性は、サービスの種別とする。
[0013] これにより、最もユーザが利用しなれているサービス別検索機能を提供することが できる。
[0014] さらに、前記関連付けを行うサービスの属性は、サービスの有効期限とする。
[0015] これにより、ユーザがサービス使用料の残量を意識しながら効率よくサービスを利 用すること力 Sできる。
[0016] さらに、サービス提供装置は、サーバ以外からデータを受信する第 2の受信手段を 備え、前記サービス制御手段は、前記第 2の受信手段によって受け取った信号に基 づレ、てサービス選択を行う。
[0017] これにより、ユーザもしくは、その他のサービスがサービスを指定して実行することが できる環境を提供することができる。
[0018] これにより、各々のサービス情報をそれぞれ単体ファイルに収めた状態でなくても、 一つのファイルにただ並べただけの状態であっても複数のサービス情報として扱うこ とができる。
[0019] さらに、サービス提供装置はサーバへデータを送信する送信手段を備える。
[0020] これにより、任意のデータをサービス提供装置がサーバへ送信することができる。
[0021] さらに、前記サービス制御手段は、前記送信手段にて、サービスのリストを要求する 信号を送信する。
[0022] これにより、サービス提供装置がサービスリストを必要とするタイミングでサーバにリ ストを要求することができる。
[0023] さらに、前記サービス制御手段は、前記送信手段にて、前記サービスリストを要求 する際に、前記サービス提供装置が指定するリスト作成条件を合わせて、送信する。
[0024] これにより、前記端末が欲しいリストを毎度要求することができる。
[0025] また、本発明に係る提供サービス管理装置は、通信により前記サービス提供装置 へ提供されるサービスを管理する提供サービス管理装置であり、サービス提供装置 がサービスを享受するために必要な情報を、一覧として記憶するサービス一覧記憶 手段と、サービス提供装置へ提供されるサービスを管理する、提供サービス管理手 段と、サービス提供装置へデータを送信する送信手段を備え、前記提供サービス管 理手段は、前記サービス一覧記憶手段より、所定のサービス一覧を読み出し、前記 送信手段より、前記サービス提供装置へ送信することを特徴とする。
[0026] これにより、前記端末装置を使うユーザが簡単にポータルサイトを利用するための 環境を前記端末が用意するために必要なサービス一覧を提供することができる。
[0027] さらに、前記提供サービス管理手段は、前記サービス一覧記憶手段に、端末毎あ るいは端末の種別毎あるいは使用者毎あるいは使用者のグノレープ毎に、それぞれ サービス一覧を記憶し、端末、あるいは端末の種別を判断し、対応するサービス一覧 を前記送信手段より該端末へ送信する。
[0028] これにより、送信先の端末に適したサービス一覧を適宜送信することができる。
[0029] さらに、前記提供サービス管理手段は、前記サービス一覧記憶手段において、さら に各々のサービスの属性情報を対応付けて管理する。
[0030] これにより、サービスを属性ごとに効率よく管理することができる。
[0031] さらに、前記サービス一覧記憶手段で管理するサービスの属性情報は、人、ジヤン ノレ、気分、感性情報、時間、人気、課金、所有者、端末、のいずれかを含む。
[0032] これにより、ジャンル別、気分別、感性情報別、時間別、人気別、課金別、所有者別
、端末別に効率よくサービスを管理することができる。
[0033] さらに、前記提供サービス管理手段は、前記サービス属性情報を対応付けて管理 するとともに、前記サービス一覧の送信時に、前記サービス属性情報を合わせて送 信する。
[0034] これにより、サービス提供装置が新たにサービスに対して属性情報を取得する手間 なぐ提供サービス管理装置が属性情報も提供することができる。
[0035] 前記提供サービス管理手段は、前記サービス一覧記憶手段で、さらに、端末側の サービス IDも管理し、前記サービス一覧の送信時に、前記端末側サービス IDも合わ せて送信する。
[0036] これにより、サービス提供装置にて用いる IDを提供サービス管理装置側でコント口 ールすることも可能となる。
[0037] さらに、前記提供サービス管理手段における端末側サービス IDの管理はサービス を所定の観点から分類しそれぞれにまとめて管理する。
[0038] これにより、近接の IDを用いてユーザがより簡単にサービスを選択実行させることが できるような環境を提供サービス管理装置側で提供することも可能となる。
[0039] さらに、前記提供サービス管理装置は、端末からのデータを受信する受信手段を 備え、前記端末からのサービスリストの取得要求を受信する。
[0040] これにより、サービス提供装置の都合に応じて提供サービス管理装置がサービス一 覧を提供することができる。
[0041] さらに、前記提供サービス管理手段は、前記サービス提供装置からの要求に応じ て所定の処理で抽出したサービスリストを送信する。
[0042] これにより、サービス提供装置の都合に応じて、各サービス提供装置に最適なサー ビス一覧を提供することができる。
[0043] さらに、前記提供サービス管理手段は、前記データ受信手段においてサービス提 供装置から受信した要求データ内容に基づいてサービスリストを抽出し前記サービス 提供装置に送信する。
[0044] これにより、サービス提供装置の都合に応じて、各サービス提供装置が要求する最
適なサービス一覧を提供することができる。
[0045] また、サービスをユーザに提供するサービス提供方法を、前記ユーザに提供される サービスのリストを受信する、サービスリスト受信ステップと、前記サービス提供装置に おいてサービスを実行するサービス実行ステップと、サービスリスト記憶装置に記憶さ れた前記サービスリストの管理と、前記サービス実行ステップを制御するサービス制 御ステップと、で構成し、前記サービス制御ステップは、前記サービスリスト受信ステツ プによって受け取ったサービス情報を前記サービス一覧記憶装置によって記憶させ 、記憶されたサービスのうちいずれかのサービスを前記サービス実行ステップにて実 行する。
[0046] これにより、ユーザが特に設定することなぐサービスポータルの提供するサービス サイトのサービスを簡単に利用できる環境を整えることができる。
[0047] これにより、前記第 2の受信ステップによって受け取った信号に基づいてサービス 選択を行うことができる。
[0048] さらに、サービス提供方法は、サーバへデータを送信する送信ステップを備える。
[0049] これにより、サーバへ任意のデータを送信することができる。
[0050] さらに、前記サービス制御ステップは、前記送信ステップにて、サービスリストの作成 を要求する。
[0051] これにより、都合のよいときにサービスリストをサーバへ要求することができる。
[0052] さらに、前記サービス制御ステップは、前記送信ステップにて、前記サービスリスト 作成を要求する際に、該端末が指定するリスト作成条件を合わせて送信する。
[0053] これにより、都合のよいときに欲しいサービスリストの作成をサーバへ要求することが できる。
[0054] また、通信によりサービス提供装置へ提供されるサービスを管理する提供サービス 管理方法は、端末へ提供されるサービスを管理する提供サービス管理ステップと、端 末へデータを送信する送信するステップとを備え、前記提供サービス管理ステップは
、サービス一覧記憶装置より、所定のサービス一覧を読み出し、前記送信ステップに より、該端末へ送信する。
[0055] これにより、前記端末装置を使うユーザが簡単にポータルサイトを利用するための
環境を前記端末が用意するために必要なサービス一覧を提供することができる。
[0056] さらに、提供サービス管理方法は、端末力 のデータを受信する受信ステップを備 え、前記端末からのサービスリストの取得要求を受信する。
[0057] これにより、前記端末の都合に応じてリストを送信することができる。
[0058] さらに、前記提供サービス管理方法は、前記受信ステップによって受信した、端末 力、らのサービスリストの取得要求に基づいて所定の処理で抽出したサービスリストを 送信する。
[0059] これにより、前記端末の都合に応じて、各サービス提供装置に最適なサービス一覧 を提供すること力 Sできる。
[0060] さらに、前記提供サービス管理方法は、前記受信ステップによって受信した、端末 力 のサービスリストの取得要求の内容に基づいて抽出したサービスリストを送信す る。
[0061] これにより、前記端末の都合に応じて、各サービス提供装置が要求する最適なサー ビス一覧を提供することができる。
[0062] なお、本明細書内において、「サービス」とは、インターネットを用いたサービス(E- コマース、 WWW上のサイト)に力 Pえ、テレビ放送(地上波、衛星、デジタル、アナログ 問わず)、家庭内機器操作機能 (ビデオ再生、家庭内機器モニタリング)などを指し、 「サービス実行」を上記サービスをユーザに提供できるようサービス提供装置および サービス提供装置にて実行を指示することとする。また、「サービス情報」とは、サービ スを受けるために必要な情報、例えば、 URL、テレビ放送のチャンネル (周波数ゃチ ヤンネル番号)、を指すこととする。 発明の効果
[0063] 以上説明したように、本発明によれば、ユーザが能動的に設定を行う必要なぐ簡 単な操作でサービスを利用可能な環境を作ることができる。
[0064] また、端末からリクエストを送信する構成を採用すると、その端末あるいはユーザ向 けに抽出されたリストが送付されてくることで、無駄あるいは使えないサービスの情報 まで手元にやってくることはなぐ通信コストを抑えることも可能となる。
図面の簡単な説明
[図 1]本発明の実施の形態における提供サービス管理装置とサービス提供装置の関 係を示す図である。
[図 2]本発明の第 1の実施の形態における提供サービス管理装置の論理的構成を示 す図である。
[図 3]本発明の第 1の実施の形態における提供サービス管理装置の物理的構成を示 す図である。
[図 4]本発明の第 1の実施の形態におけるサービス提供装置の論理的構成を示す図 である。
[図 5]本発明の第 1の実施の形態におけるサービス提供装置の物理的構成を示す図 である。
[図 6]本発明が実施されるときの端末の形態のイメージ図である。
[図 7]提供サービス管理装置における、リスト作成条件 Qの下で行うサービスリスト作 成後にサービス提供装置にリストを送信する流れを示したフローチャートである。
[図 8]提供サービス管理装置とサービス提供装置で行われるやりとりの時間関係を表 すタイムシーケンス図である。
[図 9]提供サービス管理装置における、リスト作成条件 Qの下で、 Qに合致するサービ ス情報を逐次サービス提供装置に送付する流れを示したフローチャートである。
[図 10]第 1の実施例における、サービス提供装置稼動中の、サービス制御部の処理 ステップを示すフローチャートである。
[図 11]サービス提供装置における、提供サービス管理装置から一つ以上のサービス 情報を受け取った後に行われる、サービスリスト記憶部内のサービスリストへのマージ の様子を示したフローチャートである。
[図 12]サービス提供装置において、新たにサービスリストを導入する際、導入可能か どうかをチェックするステップを含む場合の処理の流れを示すフローチャートである。
[図 13]新たなサービス情報を導入するときに、すでにサービスリスト記憶部内にて記 憶されているサービス情報を書き換えるかどうか判断し、書き換える場合の処理の流 れを示すフローチャートである。
[図 14]提供サービス管理装置から ID付でサービスリストを受け取った場合の処理の
流れを示すフローチャートである。
園 15]サービス一覧記憶部にて記憶しているサービスリストを示す図である。
[図 16]提供サービス管理装置に対し、複数のサービス提供装置が接続する様子を示 したイメージ図である。
園 17]提供サービス管理装置とサービス提供装置で行われるやりとりの時間関係を 表すタイムシーケンス図である。
[図 18]サービスリスト記憶部にて記憶しているサービスリストを示す図である。
[図 19]サービスリスト記憶部にて記憶しているサービスリストを示す図である。
園 20]サービス提供装置内のサービスリスト記憶装置にて記憶されるサービスリストの 内容と、サービスリストを視覚提示装置に出力した場合のイメージ例を示す図である。 園 21]第 1の実施の形態におけるサービス提供装置の論理的構成図である。
園 22]サービス提供装置におけるサービスリストと選択指示との関係、および選択さ れたサービスの実行例を示す図である。
[図 23]ユーザの使うリモコン装置のイメージ図である。
園 24]サービス提供装置におけるサービスリストの選択指示の流れを表すフローチヤ ートである。
園 25]提供サービス管理装置力もサービス提供装置にサービスリストを送るとき、サ 一ビスリストをファイルィ匕して送る場合における処理ステップを示す図である。
[図 26]サービス提供装置が受け取った HTMLファイルとその構文解析結果と、サー ビスリスト記憶部にて記憶する内容を示す図である。
[図 27]サービス提供装置において、 XML形式でサービスリストが渡されたときの、サ 一ビスリストと、そのリストからサービス情報を抽出した結果を示したイメージ図である 園 28]提供サービス管理装置力もサービス提供装置にサービスリストを送るとき、サ 一ビスリストをアーカイブ化して送る場合における処理ステップを示す図である。 園 29]第 2の実施の形態における提供サービス管理装置の論理的構成図である。 園 30]第 2の実施の形態における、サービス提供装置の論理的構成図である。
園 31]提供サービス管理装置とサービス実行管理装置で行われるやりとりの時間関
係を表すタイムシーケンス図である。
園 32]提供サービス管理装置における、サービス提供装置力もの要求に対して行う サービスリスト作成の様子を表したイメージ図である。
園 33]提供サービス管理装置における、サービス一覧記憶にて記憶している内容、 端末へ送付したことがないサービスを抽出した結果、およびそれを受け取った後サー ビス提供装置がサービス一覧を出力したときのイメージ図である。
[図 34]第 2の実施例における、サービス提供装置稼動中の、サービス制御部の処理 ステップを示すフローチャートである。
[図 35]サービス提供装置を、テレビジョン装置として構成する場合を示すブロック図で ある。
園 36]サービス提供装置において、サービスリストを受け取る前のサービスリスト記憶 部内のサービスリストと、受け取ったサービスリストと、受け取ったサービスリストをサー ビスリスト記憶部内のサービスリストに導入した後のサービスリスト記憶部内のサービ スリストを示す図である。
園 37]サービス提供装置にぉレ、て、選択されたサービス情報からサービスの種別を 同定し、実行処理を行う流れを示したフローチャートである。
園 38]サービス提供装置力も提供サービス管理装置に送られるサービスリスト要求信 号の例を示す図である。
[図 39]サービス提供装置を、リモコン装置として構成するときのブロック図である。
[図 40]リモコンのデザイン例を示す図である。
[図 41]サービスリストを導入するときのリモコンの表示例を示す図である。
[図 42]サービスリストを表示する表示例を示す図である。
[図 43]ユーザ入力と、サービスの実行との関係を示すフローチャートである。
園 44]サービス提供装置を携帯電話で構成するときの携帯電話の図である。
園 45]サービス提供装置を携帯電話で構成するときのブロック図である。
符号の説明
11 提供サービス管理装置、 12 サービス提供装置、 401 提供サービス管理部、 402 サービス一覧記憶部、 403 送信部、 501 サービス制御部、 502 サービス
一覧記憶部、 503 サービス実行部、 504 サービスリスト受信部、 1001 提供サー ビス管理部、 1002 サービス一覧記憶部、 1003 送信部、 1004 受信部、 1301 サービス制御部、 1302 サービス一覧記憶部、 1303 サービス実行部、 1304 サ 一ビスリスト受信部、 1305 第 2受信部、 1701 サービス制御部、 1702 サービス 一覧記憶部、 1703 サービス実行部、 1704 サービスリスト受信部、 1705 第 2受 信部、 1706 送信部、 271 提供サービス管理装置、 2711 サービス一覧記憶部、 27111 サービス一覧、 2712 提供サービス管理部、 2713 送信部、 272 サービ ス提供装置、 2721 サービス一覧記憶部、 27211 サービスリスト記憶部内のサー ビスリスト、 2722 サービス制御部、 2723 サービスリスト受信部、 281 提供サービ ス管理装置、 2811 サービス一覧記憶部、 28111 サービス一覧、 2812 提供サ 一ビス管理部、 2813 送信部、 282 サービス提供装置、 2821 サービス一覧記憶 部、 28211 サービスリスト記憶部内のサービスリスト、 2822 サービス制御部、 282 3 サービスリスト受信部、 P291 提供サービス管理装置、 P292 サービス提供装置 、 P2921 サービス制御部、 P2922 サービス一覧記憶部、 P2923 サービス実行 部、 P29241 サービスリスト受信部、 P29242 サービスリスト受信部、 P2925 送 信部、 P29261 第 2受信部、 P29262 第 2受信部、 P331 提供サービス管理装置 、 P332 サービス提供装置、 P3321 サービス制御部、 P3322 サービス実行部、 P33231 第 2受信部、 P33232 第 2受信部、 P33241 サービスリスト受信部、 P3 3242 サービスリスト受信部、 P3325 送信部、 P3326 サービス一覧記憶部、 P3 901 サービス制御部、 P39021 第 2受信部、 P39022 第 2受信部、 P3903 サ 一ビス実行部、 P39041 サービスリスト受信部、 P39042 サービスリスト受信部、 P 3905 サービスリスト記憶部、 P3906 送信部。
発明を実施するための最良の形態
[0067] 以降、図面を用いて本発明の詳細を説明する。
[0068] (第 1の実施の形態)
図 1は本発明に関わるサービス提供システムの概略の構成を示している。同図に示 すように、本サービス提供システムは、提供サービス管理装置 11とサービス提供装置 12から構成されている。提供サービス管理装置 11とサービス提供装置 12はネットヮ
ーク 10を通じて通信を行う。
[0069] 提供サービス管理装置 11は、サービス提供装置 12が享受しうる多様なサービスを 、統合的にユーザへ提供可能とするために、サービス提供装置 12がサービスを受け るための情報を管理し、サービス提供装置 12に対して、サービス提供装置 12がサー ビスを受けるための情報を適宜通知することにより、ユーザがサービス提供装置 12に よりサービスを享受することをサポートするものである。
[0070] サービス提供装置 12は、ユーザが操作し、情報サービスを享受するための装置で あり、たとえば地上波やケーブル、衛星などからの放送番組を視聴したり、あるいは 周辺装置により記録してある音楽や映像を視聴したり、インターネット上にあるコンテ ンッを鑑賞したり、メールや電話、 TV電話といったサービスを統合的にユーザが簡単 に享受可能とするものである。
[0071] 図 2は、提供サービス管理装置 11の論理ブロックの構成を示している。サービス一 覧記憶部 402では、図 1の 101に示すようなサービス情報一覧が記憶されている。提 供サービス管理部 401は、サービス情報一覧 101の中から一部もしくは全部を抽出 し、 102に示すような端末に送付するサービス情報リストを作成し、送信部 403を用い て端末装置へサービス情報リスト 102を送信する。
[0072] 図 3に提供サービス管理装置 11の物理ブロックの構成を示している。不揮発性メモ リ 201、 CPU (Central Processing Unit) 202、メモリ 203、ネットワーク接続回路 20 4がバス 200でつながれる。提供サービス管理装置 11は市販のサーバ装置やパーソ ナルコンピュータ(以下パソコン)などで構成することが可能である。前述のサービス 一覧記憶部 402は不揮発性メモリ 201場合によってはメモリ 203で、サービス管理部 401は不揮発性メモリ 201に記憶されたプログラムおよび CPU202で、送信部 403 はネットワーク接続回路 204で実現される。
[0073] 図 4はサービス提供装置 12の論理ブロックの構成を示している。サービス提供装置
12は、該装置にて実行できるサービスのリストをサービスリスト記憶部 502にて記憶し ており、サービス制御部 501はサービスリスト記憶部 502で管理しているサービスのう ちいずれ力、をサービス実行部 503にて実行する。サービスリスト受信部 504で提供サ 一ビス管理装置力 送付されたサービス情報リスト 102を受信すると、サービス制御
部 501はサービス情報リスト 102の内容をサービスリスト記憶部 502で管理している サービス情報リストに追加する。追加した後のサービスリスト記憶部 502での記憶内 容を 104(図 1)に示す。追加後の記憶内容 104に基づいて
http:〃 moviemania/recomended/l.htmlを選択した場合、 105に示すとおり該 URLの 内容を出力するよう処理を行う。
図 5にサービス提供装置 12の物理的ブロックの構成を示している。不揮発性メモリ 301、 CPU302,メモリ 303、ネットワーク接続回路 304、出力装置 305、入力装置 3 06、および放送受信用チューナー 307がバス 300でつながれる。サービスリスト記憶 部 502は不揮発性メモリ 301場合によってはメモリ 303で、サービス制御部 501は不 揮発性メモリ 301に記憶されたプログラムおよび CPU302で、サービスリスト受信部 5 04はネットワーク接続回路 304あるいは放送受信用チューナー 307で、サービス実 行部 503は不揮発性メモリ 301に記憶されたプログラムおよび CPU302および出力 装置 305または放送受信用チューナー 307で実現される。不揮発性メモリ 301はハ ードディスクやフラッシュメモリなど、ネットワーク接続回路 304は IPプロトコル通信を 行えるものや赤外線通信である Ir-DAなど、出力装置 305はディスプレイモニタ、小 型液晶パネルあるいはスピーカーなど、入力装置 306はマウスやキーボードやリモコ ンゃタツチパッドなど、放送受信用チューナー 307は衛星放送、地上波放送、デジタ ル放送、アナログ放送、ラジオ放送などを受信できるチューナーなどである。入力装 置 306は、バス 300へ直接接続されていてもよいし、赤外線通信や BlueToothなど の無線通信によって間接的に接続されていても力まわなレ、。これらはすべて機種を 限定するものではなぐ役割を果たすことが可能なデバイスであれば何であってもか まわない。また、装置の規模によって、すべてを兼ね備えても、部分的に保持してい ても力、まわなレ、。たとえば、該サービス提供装置力 Sインターネットテレビジョン装置で あれば、 301 307のすベての部品が必要となる力 テレビジョン装置に接続する S TB (Set Top Box)であれば出力装置 305は、テレビジョン装置へ映像信号を送る のみとなり装置内にディスプレイを持つ必要はなレ、。また、リモコン装置であれば、出 力装置 305は実効命令の出力のみに使用され、放送受信用チューナー 307は必要 なくなる。
[0075] なお、提供サービス管理装置 11のサービス一覧記憶部 402、サービス提供装置 1 2のサービスリスト記憶部 502のそれぞれでサービス一覧を記憶する方法は、テープ ノレであつても配列であつてもリスト構造であつてもよく、サービス情報同士の順序関係 を管理可能であればどんな方法でもよレ、。
[0076] サービス提供装置 12の構成例を図 6に示す。サービス提供装置 12がパソコン(図 6
(a)、(b) )やパソコン相当の能力を搭載したテレビジョン装置(c)、あるいはテレビジ ヨン装置に接続する STB (d)あるいは、携帯電話 (g)などで実現される場合は、サー ビスリスト記憶部 502内のサービス制御部 501にて選択されたサービスの中身を解釈 し、さらに内蔵した描画ソフトウェアによって描画された映像を付属もしくは接続した ディスプレイ装置に出力する。一方、サービス提供装置力 Sリモコン装置として実現さ れる場合((e) , (f) )では、描画結果をディスプレイ装置に送信する (無線、有線問わ ず)。さらに別のリモコン装置の構成としては、リモコン装置はサービスリスト記憶部 50 2、サービス制御部 501を内蔵し該選択されたサービスの中身を送信部 403を用い て送信するのみにとどまり、その後の処理は該リモコン装置から送信されたサービス の中身を受信した端末内部での処理に任される。前記描画ソフトウェアは前記受信 した端末に搭載される。この構成でのリモコンの「実行」とは、該被選択サービス情報 を前記受信端末へ送信することをさす。それぞれの構成例に対する詳細は後述する
[0077] 提供サービス管理装置 11がサービスリストを作成しサービス提供装置 12に送付す る様子を図 7と図 8を用いて説明する。リスト作成条件を Q、サービス一覧記憶部 402 にて記憶している全てのサービスのうち、サービスリスト作成のために対象とするサー ビスの数を Nとする(S2101)。これは、一部であっても全部であってもかまわなレ、。リ スト作成条件 Qは例えば「30代男性用」、「中学生以下の子供を持つ母親用」などの ユーザの属性に応じて用意された「若干高級な腕時計は 30代男性リストに導入」「学 用品や子供服は子持ち主婦用リストに導入」などの条件などを挙げることができる。ま た別の例としては、サービス提供装置を使用するユーザが特定されていれば、その ユーザから事前に抽出した嗜好情報やユーザの居住情報に応じて「天理巿近辺バ 一ゲン情報を導入」「天理巿奈良巿近辺渋滞情報を導入」などでもよい。さらに別の
例では、サービスを実行する端末の情報に応じて「テレビ向けのサービスを導入」「携 帯電話向けのサービスを導入」「2— 4インチの表示画面を持つ端末向けのサービス を導入」「音声のステレオ再生が可能な端末向けのサービス」などでもよい。 N個のサ 一ビスを頭から(S2102)—つずつリスト作成条件 Qと照らし合わせ(S2103)、 Qを 満たす場合(S2103で yes)サービス提供装置 12に送るサービスリスト Eへ該サービ スを追加する(S2104)。 Qを満たさなかった場合は何もしない(S2103で no)。これ を N個のサービス全てに行い(S2105 S2106)、その結果出来上がったサービスリ スト Eをサービス提供装置 12へ送信し (S2107)、リスト作成作業は終了する(S2108 )。この方法は、サービス提供装置 12へ送るために一つ新たにリストを作成する方法 を取っているが、一方では、図 9のようにしてもかまわなレ、。図 9で示した方法では、 N 個のサービスをリスト作成条件 Qと照らし合わせ(S2201— S2203)、作成条件 Qを 満たす場合(S2203で yes)、随時サービス提供装置 12へ送付する(S2204)。この 作業を N個のサービス全てに対して行う(S2205、 S2206、 S2207)。これら一連の リスト作成から送信までの流れは、不定期に行っても良いし(図 8 (a) )、ある時間間隔 tごとに行ってもかまわなレヽ(図 8 (b) )。このとき提供サービス管理装置 11から送られ るサービス情報は、一つのサービス情報ごとに別ファイルとして一つのファイルずつ サービス提供装置 12に送付してもかまわないし、サービス情報ごとに別ファイルだが 、まとめて一つのアーカイバに収めて送付してもよいし、 HTMLファイルや XMLファ ィルのようにデータ区切を明示できるフォーマットの一つのファイルに複数のサービス 情報を書き込んで送付しても力まわなレ、。
サービス提供装置 12が電源投入などで稼動し始めてから、電源オフなどで停止す る間に行われる各ステップについて図 10を用いて説明する。サービス提供装置 12に 電源が入るなどで稼動し始めると(S4201)、提供サービス管理装置力もサービスリス トを受信し(S4202)、受信したサービスリストをサービスリスト記憶手段 502に後述す る方法で記憶する(S4203)。これは、提供サービス管理装置 11からサービスリストが 送られてくるときのみ行えばよぐ稼動開始直後に新たに提供サービス管理装置 11 よりサービスリストが送付されてこなレ、場合は行う必要はなレ、。サービス提供装置は一 方でサービスの選択信号を受信し、後述の方法で選択信号がそのサービスを指して
いるかを同定する(S4204)。その後、選ばれたサービスを実行する(S4205)。以上 4202から 4204までのステップを稼動中に行う。以下各ステップの詳細について説 明する。
[0079] 提供サービス管理装置 11より受け取った一つ以上のサービス情報を、サービス提 供装置 12がどのように管理するかを図 11を用いて説明する。サービス提供装置 12 内のサービスリスト記憶部 502にて記憶しているサービスの数を Nとし、提供サービス 管理装置 11より LN個のサービスを含むサービスリスト Lを受け取ったとする(S2301 )。 Lに含まれるサービスを一つずつ(S2302)、サービスリスト記憶部 502で記憶して レ、るサービスリスト(以下「サービスリスト記憶部内のサービスリスト」とする)の M番目 に入れると決め(S2303)、揷入する(S2304)。このとき、揷入前までサービスリスト 記憶部 502内のサービスリストの M番目に記憶されていたサービスは、この揷入によ り M + 1番目に記憶することになるよう、揷入前までサービスリスト記憶部 502内のサ 一ビスリストにて記憶していたものを消去せずに挿入する。これを Lに含まれるサービ ス全て ίこ対して行う(S2305、 S2306、 S2307)。 Mの決め方で、: L内【こ含まれる各 サービスをサービスリスト記憶部 502で記憶されるサービス一覧内に固めて挿入する こともでき、分散させて挿入することもできる。
[0080] たとえば、サービスリスト Lに含まれるサービスを隣り合わせて挿入させたい場合は サービスリスト Lに含まれるサービス情報を一つ挿入するたびに、つまり Xを 1増やす たびに(S2305)同時に Mも 1増やすことで、サービスリスト Lの順番どおりにサービス リスト記憶部 502内のサービスリストへサービスリスト Lを挿入できる。
[0081] この、順番どおりに挿入する場合について、サービスリスト記憶部 502内のサービス リストの 3番目(M = 3)力も 3つのサービス情報からなる(LN = 3)サービスリスト Lの内 容を順番どおりに揷入する例を用いて詳しく説明する。まずサービスリスト Lの 1番目( X= l)のサービス情報を 3番目に入れると決め(S2303)、 3番目に揷入する(S230 4)。次にサービスリスト Lの 2つ目のサービス情報を揷入する段階へ移る(S2305, 2 306)。サービスリスト記憶部 502内のサービスリストの 3番目以降にサービスリストしの 順番どおり揷入するので、次に挿入すべきサービス情報 (サービスリスト Lの 2番目(X = 2)のサービス情報)は、先ほど挿入したサービスリスト記憶部 502内のサービスリス
トの 3番目の次になるので M = 3 + 1 =4となり 4番目となる(S2303)。したがって、サ 一ビスリスト Lの 2番目のサービス情報はサービスリスト記憶部 502内のサービスリスト の 4番目に挿入する(S2304)。サービスリスト Lは 3つのサービス情報力ら成り立って レ、るのであと 1回同じ処理を行うことで、サービスリスト Lをすベて順番どおりに揷入す ること力 Sできる。
[0082] また、 Mを増やさず一定の値にすることで、サービスリスト Lの逆順だがサービスリス ト Lに含まれるサービス情報をサービスリスト記憶部 502内のサービスリストへ揷入す ること力 Sできる。
[0083] この逆順に揷入する場合について、サービスリスト記憶部 502内のサービスリストの 3番目(M = 3)力、ら 3つのサービス情報力もなる(LN = 3)サービスリスト Lの内容を逆 順に揷入する例を用いて詳しく説明する。まずサービスリスト Lの 1番目(X= l)のサ 一ビス情報を 3番目に入れる(M = 3)ので(S2303)、 3番目に揷入する(S2304)。 次にサービスリスト Lの 2つ目のサービス情報を挿入する段階へ移る(S2305, 2306 )。サービスリスト Lの 2番目のサービス情報を挿入する場所は Mを変更しないので M = 3のままであり(S2303)、そのまま挿入すると(S2304)、結果として先ほど挿入し たサービスリスト Lの 1番目のサービスは押し下げられ、サービスリスト記憶部 502内の サービスリストの 4番目に位置することになる。サービスリスト Lは 3つのサービス情報 力ら成り立っているので、あともう一回同じ処理を行うことで、サービスリスト記憶部 50 2内のサービスリストの 3番目から順に、サービスリスト Lの 3番目にあったサービス情 報、 2番目にあったサービス情報、 1番目にあったサービス情報、と並ぶことになり、サ 一ビスリスト Lの逆順に挿入することになる。
[0084] なお、サービスリスト Lに含まれるすべてのサービス情報をサービスリスト記憶部 502 で記憶しなくてもよいと考えると、図 12に示すように、サービスリスト記憶部 502に記 憶するかどうかを判断するステップ(S2508)を設け、よいと判断すれば(S2508で ye s)記憶するステップに進み、不可と判断すれば(S2508で no)記憶するステップを飛 ばして次のサービスの検討へ移ればょレ、。
[0085] この「記憶するかどうか判断するステップ(S2508)」は、公序良俗に反したサービス 、悪質なサービスなどを排除するために用いてもよい。また、サービス提供装置 12の
サービスリスト記憶部 502にて扱うサービス情報の数を制御するために用いてもよい 。もちろん、図 11のようにー且全てを登録してしまつてから、改めてサービスリスト記 憶部 502にて記憶しているサービス情報を見直して整理、たとえば一部のサービス 情報を削除してもよい。
[0086] 一方、すでにサービスリスト記憶部 502にて記憶してレ、るサービス情報を新たなサ 一ビス情報で書き換える場合については図 13に示す。これは、所定のルールに従つ て削除してもよいサービス情報を選別し、その代わりに新たなサービス情報を導入す る方法である。サービスリスト記憶部 502の容量が小さい場合に用いてもよいし、あま りに多くのサービス情報が導入されても使う側にとっては多数の選択肢から選択して サービスを実行させなければならなレ、場合を防ぐために用いてもょレ、。
[0087] ここではサービスリスト記憶部 502に記憶できるサービス情報の数を Nmaxに制限 した場合を示している。そこに、 Yというサービスを新たに追加したいとき(S4101)、 まず現在のサービスリスト記憶部内 502のサービスリスト記憶部 502内のサービスリス トに含まれるサービス情報の数 Nが Nmaxに達していないかどうかをチェックする(S4 102)。もし、 Nが Nmaxよりも小さければ(S4102で「く」)通常の挿入ステップである 図 11あるいは図 12の処理を行う。 Nが Nmaxに等しければ(S4102で「 =」)サービ スリスト記憶部内 502のサービスリストに含まれているサービス情報のうち、削除しても 力まわないサービス情報を選別する(S4103)。
[0088] 選別する方法としてはサービスの最終使用日がー番古レ、サービス、サービスの使 用頻度が最も低いサービス、サービスの人気が最も低いサービス、などの方法が考 えられるが、この限りではない。その所定の方法によって選別した結果 X番目のサー ビスが選ばれたとすると、その X番目のサービスを Yで置き換える(S4104)。ここでは 、サービス情報の数でチェックしているが、場合によっては残りの記憶容量 (バイト数 など)で制限をかけていてもかまわない。
[0089] サービスリスト記憶部 502でサービス情報を記憶するとき、それぞれにユーザの使 用履歴や他のユーザによる使用の人気度、サービスの使用期限などを関連付けて 記憶することで、サービスリスト記憶部 502内のサービスリストの効果的な管理が可能 となる。もちろん、サービスの有効期限が切れていることや、サービス自体の提供がな
されていないことを検出できれば、それに合わせてサービスリスト記憶部内のサービ スリストから該サービスを削除してもよいことは言うまでもなレ、。特にサービス自体の提 供が実施されないことは定期的あるいは非定期的にバックグラウンドにおいてサービ スの実施を自動で行って、正常なサービス提供が行われているかどうかを点検すれ ばよい。
[0090] また、サービス制御部 501がサービス IDをサービス情報と合わせて管理する方法 を図 14に示す。サービス提供装置 12が提供サービス管理装置 11からサービスリスト を受け取るとき、 IDとともに受け取るときがある。 Nというサービス情報を受け取つたと き(S401)、まずサービス制御部 501は、 Nに IDがすでに割り振られているかを確認 する(S402)。もし、まだ割り振られていなければ特に何もしない(S402で no)が、あ る ID とする)が割り振られてレ、たとき(S402で yes)、 Xをすでにサービス提供装置 12内で使用していないかをサービスリスト記憶部 502に問い合わせる(S403)。その 結果 Xは使用されてレ、なレ、ことがわかれば(S403で no) Nには Xとレ、う IDを付与して 提供サービスリスト記憶部 502に記憶する(S407)力 Xが他のサービス情報である Mによって使用されていた場合(S403で yes)、さらに、 Xが Nに対して変更不可能な IDかどうかを調べる(S404)。もし、変更不可能な IDであることがわかれば(S404で yes)、 Nには Xを、 Mには X以外の IDを付与し、逆に変更可能な IDであるならば(S4 04で no) Nには X以外の別の IDを付与して処理は終了する(S408)。し力し、サービ ス提供装置内にて IDが競合する、つまり同じ IDが振られたサービス情報が複数存在 してもかまわないならば、この処理の限りではなレ、。なお、「変更不可能な ID」につい ては後述する。
[0091] 提供サービス管理部 401にて管理されるサービス一覧は、図 1の 101に示したよう に特に分類することなく平坦にまとめて管理しても力、まわなレ、が、所定のグループご とに別々に管理してもかまわない。この別々に管理する様子について図 15を用いて 説明する。
[0092] サービスを実行する端末の種別やサービスを利用するユーザの性質によって、使 いたいサービス、使えないサービス、などが存在する。前述の通り、サービスを送付 する場面ごとにリストから送付する内容を抽出して送付しても構わないが、性別や年
齢、端末種別などの条件は頻繁に変わることがないので、送付するごとに毎回リスト を抽出しているのでは効率が悪レ、。そこで、提供サービス管理装置はあらゆる全ての サービスを一括して扱うほかに、 30代男性向けサービスリスト 701、 40代女性向けサ 一ビスリスト 702に示すような使用者のグループごとにサービスリストを分割して管理 していても良いことを表している。また同様に A. Hさん用サービスリスト 703に示すよ うに個人別にサービスリストを管理しても構わなレ、。
[0093] また、図 16に示すように、色々な種類の端末に対してサービス情報を提供するとき 、サービスリストを送信する相手の端末の種別毎に管理する場合も考えられる。 2401 、 2402は提供サービス管理装置、 2403はテレビジョン装置、 2404はパソコン、 240 5は携帯電話を示している。提供サービス管理装置の数やサービス提供装置の種別 や数、接続形態は図 16に示した限りではないことは言うまでもなレ、。 704はパソコン 向けサービスリスト、 705はテレビ向けサービスリスト、 706は携帯電話向けサービスリ ストの一例である。上記ユーザ個人別、ユーザグループ別、実行端末別、以外にもた とえば、年齢別、性別、地方別、住所別、嗜好別、ユーザ ID別、端末表示性能別、 回線速度別、プロバイダ別、サービス提供時間別、料金別、など、にサービスリストを 作成してもよい。
[0094] 以上のように分散して管理しておくことで、サービスリストを受け取る側にとって必要 のないサービスを排除しつつ、効率よくサービス情報を送付することができる。もちろ ん、前記あらかじめ分散させたサービスリストをさらにサービスリスト作成条件に応じて 前述のリスト作成(図 7、図 9)をしてもかまわなレ、。このように、分散させたサービスリス トを用意しておくことによって、図 8 (a)のようなサービス提供装置 12に対してリストを 送るたびにサービスリスト作成を行わなくても、図 17に示すように、サービスリスト抽出 をせずにある特定の一つあるいは複数のサービスリストを送付することができる。
[0095] なお、この図 8の(a)あるいは図 17にあげたサービスリスト送付のタイミングは、提供 サービス管理装置においてサービス情報が新しく追加されたとき、サービス情報が示 すサービスが停止になったとき、すでにサービス提供装置に送付したサービス情報 の属性が変更になったとき、など、サービス情報に関わる環境の変化を検出したタイ ミングでもよい。
[0096] 端末側のサービス IDを提供サービス管理装置側で管理する様子について図 18を 用いて説明する。これまで、インターネットのサービスを受け取る機器としてはバソコ ンが主流であった。ほとんどのパソコンには、 GUI (Graphical User Interface)が搭 載されており、ユーザはマウスやキーボードを用いてディスプレイ装置上に描画され た複数のアイコンの中から一つを選択することでサービスを利用していた。パソコンだ けではなく携帯電話もサービスを受ける端末の代表格であるが、こちらは、アイコンを 整列して表示し携帯電話端末上の十字キーでカーソルを上下左右に動かしたり番号 ボタンを押したりすることによってサービスを実行させている。いずれにおいても、ュ 一ザが積極的に操作して使用する端末であるので前記のような使い方が浸透してい る。しかし、テレビジョン装置を使用するときには、適当にチャンネル番号を押したり、 チャンネル番号の UP/DOWNによって順番に見てみたり、という目的意識を特に 持たずにコンテンツを閲覧するザッビングとレ、う視聴スタイルが根付レ、てレ、る。そのよ うな端末にぉレ、て、前記 GUIのような視聴スタイルはあまり適切であるとは言えなレ、。 そこで、テレビジョン装置と同様に、気軽に切り替えてサービスを見られるよう、コンテ ンッを特定する IDを関連付けて、それらを順にたどることでサービスを受けられるスタ ィルを実現する。図 18の 801は、サービス情報と IDとを関連付けたときのイメージ図 を示している。 801の第 1列が ID、第 2列がサービス情報である。このような IDつきサ 一ビスリストをサービス提供装置 12に送付することで、サービス提供装置 12にてサー ビスを実行させるときに、使用する前記ザッビングスタイルを実現させる手助けとなる
[0097] 801によると、 URLの頭から比較して同じ文字列が続くものに対して隣り合った ID を割り当てている。 (第 5行と第 6行には 152、 153という IDを割り当てている)また、第 1行から第 7行までは単なるエンターテイメント情報のサービス情報であるが、第 8行 は「乗り換え案内」という生活に必要なサービス情報であるので、 IDの百の位を変え て割り当てている。 (第 1行一第 7行は 100番台、第 8行は 200番台)このようにサービ スをサービス情報のありかや性質によってまとめた IDを割り当てて管理する。このほ か、サービスの名前順、サービス実行端末に送付する順、アクセスランキングが高い 順、など前記サービスの性質には依存せずに IDを割り当てる方法でもかまわない。
また、 IDは必ずしも数字である必要はなぐ 802のようにサービスの簡単な愛称や略 称やユーザにとって覚えやすいキーワード、あるいは 803のようなひらがななど、ある 所定の方法にしたがって順序付け可能な IDであれば何でも力まわない。
[0098] 一方、端末で使われている ID以外の IDを割り当ててもよい。その場合は、すでにサ 一ビス実行端末 12に対して送信した IDを別途記憶しておき、新たにサービス実行端 末 12に送信するサービスリストを作成する際に、別途記憶していた端末へ送信済み の IDを避けて新たに別の IDを割り当てることができる。
[0099] また、提供サービス管理装置にて割り当てた IDをサービス提供装置で変更できな いように設定する方法を用いると、提供サービス管理装置の運営者が、サービス提供 元に対して、ユーザが使用する固定の IDを保証することができる。これは前述したサ 一ビス提供装置にとっての「変更不可能な ID」をさす。ユーザが覚えやすい IDや語 呂のよい IDをユーザに使ってもらえるよう設定することができれば、確実にユーザを 特定のサービスへ誘導しやすくなることが可能である。例えば、 4133 (よいみみ)とュ 一ザ ID入力したときに実際に電話力 Sかかる電話番号を自分の経営する耳鼻科に設 定したい場合は、耳鼻科経営者は提供サービス管理装置の運営者に対して、ユー ザのサービス実行端末における ID: 4133を自分の耳鼻科の電話番号に設定する権 利を提供サービス管理装置の運営者から買い取ることで、提供サービス管理装置と やり取りするサービス提供装置を使うユーザを自分の耳鼻科へ誘導できる。また、こ の ID付与は、ただ一度行われてもよいし、状況の変化に応じて変更してもかまわな レ、。また、上記変更できない IDの「変更不可能な期間」に関する情報を付け加えるこ とによって、サービス提供元と提供サービス管理装置の運営者との契約期間に基づ く ID保証サービスを提供することも可能となる。また、特に上記変更不可能な期間を つけなくとも、基本の保証期間を設け、特に指示がない限りサービス実行端末側で I Dが保証される期間が延長されなレ、ようにしてもょレ、。
[0100] 提供サービス管理部 401にてサービス情報を管理する際に、サービスの属性情報 をもサービス情報に対応させて管理し、サービス提供装置に送ってもよいことを図 19 を用いて説明する。図 19の 901は、 ID (第 1列)、サービス情報(第 2列)、サービスの タイトノレ (第 3列)、サービスのジヤンノレ (第 4列)を対応付けて管理してレ、る模様を示し
たものである。 901に示す管理項目のほ力、考えられる管理項目(サービスの属性情 報)は、サービスの中に登場する人物、楽しい、悲しい、などの感性情報、毎週木曜 日、毎朝 7時、明日の 5時などサービスが提供される時間、サービスの利用履歴が多 レ、、少ないなどの人気情報、 1回使用 500円、年間使用料 2000円などの課金情報、 サービスを所有するサイトの情報、サービスを使用(実行)可能な端末、などサービス を利用する上で関わる情報であれば何でも構わない。また、端末へサービス情報を 送信する際に、前記管理項目(サービスの属性情報)をサービス情報と合わせて送 信することで、端末側でのサービス情報の管理において、より細やかな管理を実現す ること力 Sできる。詳しく説明すると、サービス提供装置においてユーザにサービス一覧 力、らあるサービスを選んで実行開始してもらう場合に、サービスの属性順にユーザに サービス一覧を提示することができる。もちろん、属性情報を提供サービス管理装置 力、ら受信しなかったとしてもサービス情報から属性情報を随時取得することは可能だ 力 提供サービス管理装置からサービス情報を取得するときに同時に属性情報を受 け取ることで、二度の通信を一度にすることが可能となり、通信コストを抑えることがで きる。
サービス提供装置のサービス制御部 501がサービス情報を管理する様子について 図 20を用いて説明する。上記のように提供サービス管理装置から受け取ったサービ ス情報を、サービス実行端末で管理する際、管理項目(サービスの属性情報)を合わ せて管理しても良い。図 20の 1201によれば、 ID (第 1列)、サービス情報(第 2列)、 サービスのタイトル (第 3列)、サービスのジャンル (第 4列)、サービスの使用期限 (第 5歹 IJ)がそれぞれ関連付けられて管理されている。こうすることで、「オカルトのサービ ス」「今週いっぱいしか見られないサービス」という条件付でのサービス検索、サブリス トを作成することが容易に行える。特にサービスの種別による関連付け、サービスの 有効期限に基づく関連付けは、サービス実行端末上での実行において、ユーザが 特に必要とする項目であると考えられ、効果的に利用できる管理項目だと考えられる 。この管理項目は他にも登場人物や課金情報など他の項目であっても構わないこと は言うまでもなレ、。また、サービス提供装置で記憶しているサービスリスト 1201をサー ビス提供装置上の出力装置に出力してもよい。サービス提供装置がテレビジョン装置
だったと仮定したときのイメージ図を 1202に示す。このとき、出力装置の能力に合わ せて、視覚表示してもよいし、音声アナウンスしてもよい。また、 1201で管理される全 ての項目を表示してもよいが、必要な情報だけを出力しても良い。
[0102] サービス提供装置が、サーバとの通信を行うサービスリスト受信部 504だけでなぐ それ以外のものから通信データを受け取る場合もある。受信手段をさらに兼ね備えた 場合の構成と動作について図 21と図 22を用いて説明する。サービス提供装置では サービスリスト受信部 1304によって受け取ったサービスリストをサービス制御部 1301 がサービスリスト記憶部 1302を用いて記憶し、その中からあるサービスをサービス実 行部 1303によって実行する。このとき、ユーザもしくは他のサービスがサービス一覧 の任意のサービスを選択するためのサービス選択信号を第 2受信部 1305を用いて 受け取り、選択されたサービスをサービス実行部 1303で実行することができる。この 例では新たに 1から 9の簡易 ID (図 22)をサービス一覧に割り当てている力 図 20に 示したこれまでどおりの多桁の IDのままでも構わなレ、。
[0103] サービス一覧をユーザに提示する場合に IDを一緒に提示するとき、その中のサー ビスを直接指定する方法としてユーザが取る行動の一つに ID入力がある。多桁の ID をそのまま表示するとユーザはその多桁の IDを一生懸命押すことになる。そこで操作 負担を軽くするために、表示するサービス一覧に順に便宜的に振る IDを簡易 IDと呼 ぶ。図 22の 1401に示したサービスリストの状態で第 2受信部 1305により「4」という信 号を受信した場合、 1401の第 4行の http:〃 moviemania/recommended/l.htmlが選 択される。このとき、ただちにサービス実行部 1303が上記サービスの実行を開始して も構わないし、選択を決定する信号を別途受け取るまで実行を保留しても構わない。 ただちにサービス実行部 1303が上位サービス実行を行うならば、たとえば前記「4」 の信号を受信するとまもなく 1402に示すような表示がなされることになる。選択決定 信号を受け取るまで実行を保留するならば、選択決定信号を受け取るまで 1402の 表示はなされない。この状態において、「 +」つまり「次に並べられているサービス」と レ、う信号を第 2受信部 1305が受けた場合、サービスリスト 1401の第 5行にある「テレ ビ lch」が選択される。もし、「-」つまり「直前に並べられているサービス」という信号を 第 2受信部 1305が受けた場合、サービスリスト 1401の第 3行にある
http:〃 animationmania/hitl.htmlが選択される。この場合でも、前述の通り、選択に呼 応してただちにサービスを実行してもかまわなレ、し、別途「決定」指示を受けるまで実 行を保留してもかまわない。このとき、第 2受信部 1305がユーザからの操作指示信 号を受け取るとするならば、ユーザの操作端末は図 23の 2001に示すように「十」(20 02)「一」(2004)あるいは決定ボタン 2002やサービス選択ボタンが(2005の数字ボ タン)などが備えてあることが望ましレ、。
[0104] 第 2受信部 1305が受け取る信号に基づいて行われる処理を示したフローチャート が図 24である。 N番目のサービスが選択されているときに、第 2受信部 1305が信号 を受け取ったとき(S151)、受け取った信号が「十」つまり「次のサービスへ」という信 号を受けたとき(S 152で「十」へ)、 N + 1番目にたどれるサービスを選択する(S 153 1) 0これは文章上「 + 1」と表現している力 選択できるサービスをある基準に基づい て並べたとき、 Nの直近上位にあるサービスであってもよレ、。同様に、「一」つまり「前の サービスへ」という信号を受けたとき(S152で「-」へ)、 N-1番目にたどれるサービス を選択する(S1532)、あるいは Nの直近下位にあるサービスでも良レ、。サービス ID を直接指示する信号を受けた場合(SI 52で「M」へ)、 Mを選択する。このとき、 Mに 害 IJり当てられてレ、るサービスがなレ、ならば、 Mに一番近レ、IDのサービスを代わりに割 り当てても力まわなレ、。カロえて、ジャンル Xを直接指定する手段を備えているならば、 ジャンル Xを指定して(S152で「ジャンル X」へ)、ジャンル Xであるサービスリストの一 番上位に位置するサービスを選択することもできてよい(S1534)。さらに、サービス の頭文字 Yを直接指定する手段を備えてレ、るならば、頭文字 Yを指定して(S 152で「 頭文字 Y」へ)、頭文字が Υであるサービスリストの一番上位に位置するサービスを選 択できてよい(S1535)。これらは、リストの先頭であってもなくてもかまわない。
[0105] 提供サービス管理装置 11からサービス提供装置 12にサービスリストが送られてくる ときの動作にっレ、てレ、くつか例を挙げて説明する。
[0106] まず図 25を用いて説明する。提供サービス管理装置 281では、提供サービス管理 部 2812はサービスリスト記憶部 2811にて記憶してレ、るサービス 28111のうち、上記 所定の方法にてサービス提供装置 282に送信すべきサービスリストに入れるサービ スを収集する(28121)。この収集されたサービス 28121は提供サービス管理部 281
2にて後述するテキストファイルに編集され(28122)、送信部 280にてネットワーク 2 80を通じてサービス提供装置 282に送信される。サービス提供装置 282のサービス 制御部 2822は、前記テキストファイル 28221を第 1受信部 2823にて受け取ったあと 、前記テキストファイル 28221を後述の方法で解析し一つあるいは複数のサービス 情報を抽出し(28222)、サービスリスト記憶部 2821に格納する(28211)。
[0107] 図 26では 1601に示すように、前記テキストファイルが HTML (Hyper Text
Markup Language)形式として、サービス情報をファイル内に列挙する形で渡された ときのサービス提供装置 12での処理について説明している。この場合には、サービ ス制御部 401あるいは 1301は受け取つた文書 1601を所定のルールに従つて構文 解析し、サービス情報と説明文を抜き出してサービスリスト記憶部 402あるいは 1302 にて記憶する。図 26に示した例では、アンカータグ(く a >)内の URLをサービス情 報、アンカータグに挟まれた(< a >とく/ a >の間)文字列をサービス情報のタイトル として抽出する。
[0108] 例えば、 1601に示したファイルの 1行目にはく a href = "http: //www. tatar ija. net/index, html >と記述されている。アンカータグ内の URLはサービス情報 として抽出するので、 http: //www. tatarija. net/index, htmlをサービス情報 として抽出する。上記く a href = ' " >とく/ a >の間には「ここは近寄るな!心霊 スポット紹介サービス」と記述されている力 この場合のルールではアンカータグに囲 まれた文字列はサービス情報のタイトルとして抽出することになつているので、「ここは 近寄るな!心霊スポット紹介サービス」を上記 URLが示すサービス情報のタイトルと して抽出する。上記の要領で 1601をすベて解析した結果を 1602に示す。 1602の 第 1列がサービス情報、第 2列がサービス情報のタイトルとなる。
[0109] 図 25に示したテキストファイル 28122が HTML以外の形式である場合つまり XML
(extensible Markup Language)形式に収められている例を図 27に示す。 XMLファ ィル形式では、 HTMLファイル形式以上にサービス情報を詳しく記述することができ るため、提供サービス管理装置から送るサービスリストファイルにジャンル情報やその 他の情報が含めることが容易に可能である。
[0110] このとき、サービスリストファイルを受信したサービス提供装置では、前記属性情報
を随時抽出し、関連付けて記憶してもよい。 2601にく service > < /service >でま とめられたサービス情報およびその属性情報を所定のルールによって解析する。こ の図 27の場合ではく service url= " ' · · " >に書かれた URLをサービス情報、く ti tle > < Ztitle >ではさまれた文字列をサービス情報のタイトル、 < category > < / category >ではさまれた文字列をサービス情報が属するカテゴリ、く pariod > < / period >ではさまれた文字列をサービスの有効期限とする。 2601が含む複数のサ 一ビス情報のうち、最初のサービスに関する部分 (最初に現れた < service > < /se rvice >で区切られた区間)を例に取ると、 http : //www. tatarija. net/index, htmlがサービス情報、「ここは近寄るな!心霊スポット紹介サービス」がタイトル、「ォ カルト」がジャンル、 「no」が有効期限を表している。有効期限に「no」と記載されてい た場合は、「無期限である」ことを示す、という記述ルールは別途設けてもよい。上記 のような手順で 2601の全てを処理した結果を 2602に示す。 2602の第 1列はサービ ス情報、第 2列はタイトル、第 3列はジャンル、第 4列は有効期限となる。
[0111] また、 HTMLや XMLだけでなぐ CSV (Comma Separated Value)のような、デー タ区切を示すことができるような記述形式が可能なファイルを用いれば同様の効果を 達成させることができることは言うまでもなレ、。さらに、 HTML、 XML以外のデータ区 切を示すことが可能な記述形式のファイルを、提供サービス管理装置にて作成する 方法、およびサービス提供装置にて受信したファイルを解析する方法は、それぞれフ アイル形式によって適宜用意することは言うまでもない。
[0112] 提供サービス管理装置 11からサービス提供装置 12にサービスリストが送られてくる 様子のさらに別の例について図 28を用いて説明する。提供サービス管理装置 271 では、提供サービス管理部 2712はサービス一覧記憶部 2711にて記憶しているサ 一ビス 27111のうち、上記所定の方法にてサービス提供装置 272に送信すべきサー ビスリストに入れるサービスを収集する(27121)。このとき、一つのサービスに対して 一つのファイルを作成する。この収集されたサービス 27121は提供サービス管理部 2 712にてアーカイブされ(27122)、送信部 270にてネットワーク 270を通じてサービ ス提供装置 272に送信される。サービス提供装置 272のサービス制御部 2722は、 前記アーカイブ 27221をサービスリスト受信部 2723にて受け取ったあと、アーカイブ
を解凍し、一つないしは複数のサービス情報を、それぞれファイルとして受け取る(2 7222)。解凍された一つあるいは複数のサービス情報は上述した方法にてサービス リスト記憶部 2721にて記憶される(27211)。
[0113] (第 2の実施の形態)
発明の第 2の実施の形態について説明する。
[0114] 図 29は提供サービス管理装置の論理的な構成図であり、図 30はサービス提供装 置の論理的な構成図である。上記の通り、提供サービス管理装置 11ではサービス一 覧はサービス一覧記憶部 1002によって記憶されており、提供サービス管理部 1001 はサービス一覧記憶部 1002にて記憶されているサービス一覧のな力、から一部もしく は全部をサービスリストとして送信部 1003を用いてサービス提供装置 12へと送信す る。サービス提供装置 12では前記送信されたサービスリストをサービスリスト受信部 1 704によって受け取り、サービス制御部 1701によってサービスリスト記憶部 1702に 記憶する。
[0115] 前述のとおり、この提供サービス管理装置 11によるサービスリストの作成およびサ 一ビスリストの送付はただ一度行われても良いし(図 8 (a) )、一定時間間隔 tごとに行 われてもよい(図 8 (b) )。しかし、これだけであると、サービスリスト配信のタイミングは すべて提供サービス管理装置 11の都合によって決められてしまい、サービス提供装 置 12にとつては不都合な場合がある。そこで、サービス提供装置 12は送信部 1706 をさらに備え、提供サービス管理装置 11へサービスリストを要求する信号を送信する 。提供サービス管理装置 11は受信部 1004をさらに備え、前記サービスリスト要求を 受け付ける。提供サービス管理装置 11はサービスリスト要求を受け取るとそれに呼応 してサービスリストを作成し、前述の方法でサービス提供装置 12へ送付する。
[0116] この流れを図 31 (a)に示す。前記サービスリスト要求としては、「サービスリスト送信 希望」だけの単純な送信希望通知だけの場合もあれば、「明日放映されるサービス」 「木下卓也が出演するドラマ」という一定条件を満たすサービスリストを作成したい場 合がある。この場合は、サービス提供装置 12のサービス制御部 1701は、前記サー ビスリスト作成要求をサービスリスト作成条件とともに提供サービス管理装置 11へ送 付する。この流れを図 31 (b)に示す。受け取った提供サービス管理装置 11の提供サ
一ビス管理部 1001は、サービスリスト作成要求の条件を解析し、その条件にあった サービスリストを作成し、前述の方法でサービス提供装置 12へ送付する。
[0117] たとえば、「木下卓也が出演するサービス」という条件を提供サービス管理装置に送 付したときにつレヽて図 32を用レヽて説明する。サービスリスト 1801、 1803、 1805とも 説明のため ID (第 1列)、サービス情報 (第 2列)、ジャンル (第 3列)、出演者 (第 4列) のみで記述しているが、このほか、サービスのタイトル、課金情報、などの属性情報が 記憶されていてもかまわなレ、。記憶されているサービス情報が 1801であったとき、こ こに「木下卓也が出演するもの」という条件を受け取ると(1802)、出演者が「木下卓 也」として関連付けられているものだけを 1801から抜き出す。抜き出した結果、作成 されたサービスリストを 1803に示す。このとき、サービスリスト作成条件は複数あって もよぐ「木下卓也が演技をしているもの。アニメ力、ドラマ」という条件だとするならば(1 804)、出演者が木下卓也であって、かつジャンルがドラマもしくはアニメとなるので、 作成されたサービスリストは 1805のようになる。
[0118] このサービスリスト作成条件は、これ以外にも、端末の種別に基づいて管理する「携 帯電話向けサービス」、端末の能力に基づいて管理する「2— 4インチの表示画面を 持つ端末向けのサービス」、ユーザの属性である「30代男性向け」などの条件などで もよレ、。もし、図 15に示すようにあら力じめ分割してサービスリストが作成されており、 作成条件に合致するリストが存在していれば、そのまま合致したリストを送付すればよ レ、。また、サービスリスト作成条件が明示的に示されなくとも、サービス実行端末の名 称 (テレビなの力ラジオなのか携帯なのか)や品名、型番、実行性能などの端末情報 、あるいは誰が使用しているかの使用者情報、使用者の特性情報などがサービスリス ト作成要求とともに提供サービス管理装置 11に送付されてレ、れば、それらの情報を サービスリスト作成条件とみなし上記と同様のサービスリスト作成を行ってもかまわな レ、。また、上記作成条件以外にも、サービス情報の個数あるいはその上限あるいはそ の下限を指定し、指定した数のサービス情報を受け取ってもよい。その場合、指定す る個数は、サービス提供装置 12内のサービス一覧記憶部 1702が記憶可能な限界 個数や、ユーザが装置を使ってサービスを実行させる際に手間取らない程度のサー ビス情報の個数であってもよい。
[0119] また、提供サービス管理装置 11にて、どの端末にどのサービスを提供したことがあ るカ についての情報を管理し(図 33の 1901最右列)、すでに 1度送付したサービス 情報、つまり図 33の 1901の最右列に「既」と記されているものは除外してサービスリ ストを作成してもよい(1903)。もし、一度送付したことがあるサービス情報であっても 、 URLだけが同一で、該 URLにて提供されている内容が更新されていたら「未送信 」と扱っても良い。また、サービス提供装置 12は、初めて受け取ったサービス情報が ある場合には、その旨を出力装置に表示することが望ましい。サービス提供装置 12 がテレビジョン装置だった場合のサービスリスト表示のイメージを 1904に示す。ここで は、新しく受け取ったサービス情報に対応しているサービスのタイトルを表示する部 分に、黒い星印を出力している。サービスリストを出力するときだけでなぐ実行する 場合にも、実行開始と同時に効果音を出すなど工夫しても良い。
[0120] なお、このサービスリスト作成条件は、端末の種別や作成条件送付の時間など変更 不可能なものであってもよいし、サービス提供装置 12あるいはその外部コントローラ にキーボード、マウス、タツチパッド、スタイラス、マイクなどの入力装置によって入力さ れたものでも良い。
[0121] また、この第 2の実施の形態において、提供サービス管理装置 11がサービス提供 装置 12でのサービス IDを管理する際、サービス提供装置 12にて既に使用済みであ る IDかどうかをサービス提供装置 12に問い合わせて、その結果、使用済みの IDであ るならば、その IDは避けて ID付けしてもよい。
[0122] 一方、サービス提供装置 12の稼動中における、サービス制御部 1701の動作を図
34を用いて説明する。サービス提供装置 12に電源が入るなどで稼動し始めると(S4 301)、提供サービス管理装置 11からサービスリストを受信し (S4303)、受信したサ 一ビスリストをサービスリスト記憶手段 1702に後述する方法で記憶する(S4304)。こ れは、提供サービス管理装置 11からサービスリストが送られてくるときのみ行えばよく 、稼動開始直後に新たに提供サービス管理装置 11よりサービスリストが送付されてこ ない場合は行う必要はなレ、。この第 2の実施例におけるサービス提供装置 12は、送 信手段 1706を備えることによってサービスの取得要求信号を提供サービス管理装 置に送信することができる(S4302)ので、送信したサービスリスト取得要求信号に応
じて送信されてきたサービスリストを同様に受信し(S4303)、記憶する(S4304)。サ 一ビス提供装置 12は一方でサービスの選択信号を受信し、後述の方法で選択信号 がそのサービスを指しているかを同定する(S4305)。その後、選ばれたサービスを 実行する(S4306)。提供サービス管理装置 11に送信するサービスリスト取得要求信 号の例は図 32に示したが、詳細は後述する。
[0123] (第 3の実施の形態)
本発明のサービス提供装置 12をインターネット接続可能なテレビジョン装置で構成 した場合について図 35を用いて説明する。
[0124] 提供サービス管理装置 P291は、サービスポータルのサーバ 2911や放送局 2912 によって構成される。
[0125] サービス提供装置 P292として構成される前記テレビジョン装置は以下に示すように 構成される。第 1受信部は提供サービス管理装置 11からサービスリストを受け取るた めに使用されるが、サービスリストを受け取る経路によって構成される部品が異なる。 インターネット網 290などのネットワーク接続から受信する場合は、ネットワーク接続回 路 2923にてサービスリスト受信部 P29241は構成される。一方、放送波に載せられ たサービスリストを受信する場合は放送受信用チューナー 2924にてサービスリスト受 信部 P29242が構成される。これらどちらか一方のみが用意されてもよいし、両方用 意されてもよレ、。 P29241あるいは P29242にて受信されたサービスリストは演算回 路 2921で構成されるサービス制御部 P2921によって処理され、一部あるいは全部 のサービスリスト内のサービス情報が記憶装置 2922で構成されるサービスリスト記憶 部 P2922にて記憶される。
[0126] サービス提供装置 P292であるテレビジョン装置は図 36の 301に示したサービス情 報を持っているとする。そこへ、提供サービス管理装置 P291から上記の手順で前記 アーカイブあるいはファイルにてサービスリスト 302を受信したとする。ここで、図 11あ るいは図 12に示した方法によって 302をサービス制御部が処理する。サービスリスト 記憶部 P2922内のサービスがサービス情報の URIを構成するアルファベットによつ て降順に並べるという規則によりサービス制御部 P2921がサービスリスト記憶部 P29 22内のサービス情報を管理しているとすると、その規則にしたがって S2303での M
の値が決定される。例えば、 302の第 1行のサービスの URI「http : //tatoeba. co . jp/3. html」を 301の各サービスの URIと見比べる。 302の第 1行「http : //tat oeba. co. jp/3. html」は「http: //」の後が「t」であるのに対し、 301内の第 1行 の URIは「s」であるので、この 301の第 1行よりは後であることがわかる。また同様に、 302に第 1行は「h」で始まるのに対し、 301の第 2行の URIは「M」で始まるので、 30 1の第 2行よりは前だとわかり、 Mは 2と決定され、揷入される。次も同様に、 302の第 2行の URIは、 301および上記追加された URIと比較してどの URIよりも前になるの で、 Mは 1と決定される。上記手順を 302の全てに繰り返すと 303に示したサービス 情報の一覧がサービスリスト記憶部 P2922に形成される。この例では URIの降順と レ、う規則で Mを決定し 303を形成した力 もちろん、これ以外にも IDやタイトル、その 他サービス情報に関連付けられた属性に基づいて Mを決定してもかまわない。また、 サービス提供装置 P291からサービス情報を受け取り処理する時点で順序を考えな 力 Sらサービスリスト記憶部 P2922内に入れなくとも、「新たに取得したサービス情報を リストの後ろに追加する」という規則にしたがって Mを決定しサービスリスト記憶部 P29 22に入れ、サービスを利用する段階において並べかえてもかまわない。
[0127] サービスリスト記憶部 P2922で 303のサービス情報一覧を記憶している状態でサ 一ビスを選択したときの挙動について図 35と図 37を用いて説明する。なお、サービ ス選択は、他のサービスが直接サービス制御部 P2921に働きかけ選択する方法と、 他の経路から選択信号を受信する方法がある。あるサービスを実行中に、さらに別の サービスを呼び出す場合、たとえば、一つの HTMLファイル(HTML1)を表示して いたところに、 3秒後にサービスリスト記憶部 P2922にて隣に記憶されている HTML ファイル(HTML2)を取得して表示するよう、 HTML1に記述されていた場合、サー ビス実行部 P2923は HTML2のサービス情報を選択するようサービス制御部 P292 1に働きかける。
[0128] 一方、他の経路からサービスを選択する信号を受信する場合は演算回路 2921内 の第 2受信部 P29261あるいはネットワーク接続回路 2923内の第 2受信部 P29262 にて受信する。どちらで受信するかは選択信号がどこから発せられるかによって異な る。テレビジョン装置 P292に備え付けられたボタンまたはテレビジョン装 P292を操
作するリモコン装置からの入力信号を受けて選択する場合は演算回路 2921内の第 2受信部 P29261で、ネットワーク網 290越しに他のサーバ 293やサービスポータル 2911から選択信号を受信する場合は第 2受信部 P29262にて受信する。 P29261 および P29262は選択信号をサービス制御部 P2921に伝達する。
[0129] サービス制御部 P2921がサービス選択の通知を受ける(S3101)と、どのサービス が選択されているかを同定し (S3102)、その選択されたサービスの種別を判断し(S 3103)、判断された種別に応じてテレビ放送を受信(S3104)したり、ラジオ放送を 受信(S3105)したり、選択されたサービスの URIが示すページを表示したり(S310 6)、メールを書くソフトを起動したり(S3107)、メールを読むソフトを起動(S3108)す るなどの処理を決定し、処理する。
[0130] 例えば、 303 (図 36)において第 3行目のサービスが選択された場合は、第 3行目 のサービスはインターネット上の HTMLによるコンテンツであることがわかるので、 S3 106の処理が選ばれ、サービス実行部 P2923はネットワーク接続回路 2923を介し て該コンテンツを取得し表示する。また、第 8行目のサービスが選択された場合、第 8 行目のサービスはテレビ放送の受信であることがわかるので、 S3104の処理が選ば れ、サービス実行部 P2923は放送波受信チューナー 2924に対して VHFの 1チャン ネルの受信を要求し、受け取った放送を表示する。このときサービスの種別を容易に 判断する(S3103)ために、サービス一覧記憶部 P2922ではサービスの種別をサー ビス情報と関連付けて記憶しておぐもしくは、判断しやすレ、 URIがサービス情報とし て使われてレ、ることが望ましレ、。
[0131] さらに、テレビジョン装置がネットワーク接続回路内に送信部 P2925を備えることで 、テレビジョン装置側から、提供サービス管理装置 P291に対してサービスリストに関 する要求を出すことができる。たとえば、サービス制御部 P2921が毎日決まった時間 に要求を出すよう送信部 P2925に要求したり、ユーザが帰宅したときにサービスリスト を最新のものにできるよう帰宅 1時間前にサービスリストを要求したり、あるいは、ユー ザが入力装置 29253を用いて要求信号を送出してもかまわなレ、。サービス制御部 P 2921が送信部 P2925を介して提供サービス管理装置 P291に対して送出するリスト 要求の例を図 38に挙げる。単にリストを要求するだけであれば「get」とだけ付け足し
た信号 320を、誰が使っているのかを明示してサービスリストを要求するには「user」 の後にユーザ名やユーザ IDを付け足した信号 321を、 32inchテレビ用のサービスリ ストを要求するには受信装置を明示する「target」の後に tv32とした信号 322を、最 新のサービスリストを要求する場合には任意の要求を示す「requirement」の後に re centlyとした信号 323を、 30代女性用リストが欲しい場合には同じく「requirement」 の後に「female」および「age (30—39)」とした信号 324を送ればよレヽ。
[0132] あるいは、入力装置 29253を用いて入力された自然言語文「さんじゅうだいのじょ せレ、ようさあびす」を、 自然言語文であることを明記する「said」の後に記した信号 32 5でもよレ、。 「get」「requirement」「said」がそれぞれ何を意味するか、またそれらに 続く「female」「tv32」が何を意味する力 \どう処理するかについては、あらかじめ提 供サービス管理装置 P291内の提供サービス管理部とサービス提供装置 P292内の サービス制御部 P2921内で取り決められていることが望ましい。さらに、提供サービ ス管理装置 P291の側から、あるいはサービス提供装置 P292の側から、スクリプトや プログラムそのものを送信することによって新たなサービス要求の取り決めを追加して もよレ、。なお自然言語をそのまま送信する方法については、サービス提供装置 P292 の入力装置 29253がキーボードあるいはソフトキーボードによって文字列を入力する 力もしくは音声認識機能を備え音素解析を施した後に文字列化し、提供サービス管 理装置 P291の側では自然言語処理機能を備えていることが望ましい。図 38に示し た書式や送信内容は、この限りではなレ、ことは言うまでもなレ、。
[0133] また、サービス制御部 P2921がユーザの簡便のためにサービスリスト記憶部 P202 2の内容を、図 20の 1202や図 33の 1904のようにユーザに提示し、ユーザ操作を促 してもよいことは前述の通りである。
[0134] (第 4の実施の形態)
本発明のサービス提供装置をリモコン装置として構成しさらに他の機器を操作する 場合について図 39を用いて説明する。
[0135] 提供サービス管理装置 P331は、サービスポータルのサーバ 3311や放送局 3312 によって構成される。
[0136] サービス提供装置 P332として構成されるリモコン装置はたとえば以下のように構成
される。本リモコン装置 P332はネットワーク接続回路 3322として設けられたサービス リスト受信部 P33242を通じてポータルサービスのサーバ 3311よりサービスリストを受 信する、あるいは放送波受信チューナー 3323として設けられたサービスリスト受信部 P33241を通じて放送波からサービスリストを受信する。演算回路 3321にて設けら れたサービス制御部 P3321は、上記サービスリスト受信部 P33241あるいは P3324 2にて受信したサービスリストを図 11もしくは図 12に基づいた方法によって処理し、 記憶装置 3324として設けられたサービスリスト記憶部 P3326に記憶する。このサー ビスリストは、リモコン装置内のサービスリスト記憶部 P3326でなくとも、例えばサービ スポータノレ内 3311にて記憶されてレ、てもよレ、(Ρ3326Ί。
[0137] さらには、本リモコン装置 P332によって操作される被操作機器でサービスリストを 記憶してもよレ、。図 39であれば、パーソナルコンピュータ(以下パソコン) 334内の記 憶装置にて記憶する、あるいはテレビジョン装置(以下テレビ) 333内にさらに記憶装 置を設けてサービスリストを記憶することを指す。
[0138] サービス制御部 P3321は、サービス実行部 P3322が他のサービスを実行する過 程から呼び出すサービス、あるいは入力装置 3325の入力を第 2受信部 P33231に て受信したときの信号に基づいて選択されたサービス、あるいはポータルサービスの サーバ 3311およびその他サーバ 335からデータを第 2受信部 P33232が受信し、 受信した信号に基づいて選択されたサービスをサービス実行部 P3322によって実行 する。
[0139] リモコン装置は図 23に示したボタンのみで構成されるものでもよレ、が、図 40 (a)に 示したように、視覚提示のためのディスプレイ 3405を備えたリモコン装置でもよレ、。さ らに、ボタンの機能をディスプレイに備える、すなわちタツチパネルディスプレイ 3411 を備えたリモコン装置 341でもかまわなレ、。また、音声フィードバック機能を持たせる ために、図 40 (b)のようにスピーカー 3412を備えてもかまわないし、もちろんイヤホン あるいはヘッドフォンへ出力する端子を備えてもかまわなレ、。これらはリモコンデザィ ンの例であり、必ずしもこの構成に従う必要はなレ、。図 39と図 40を比較すると、入力 装置 3325は UPボタン 3401、決定ボタン 3402、 DOWNボタン 3403、テンキー 34 04あるいはタツチパネルディスプレイ 3411で、映像出力部 3326はディスプレイ 340
5あるいはタツチパネルディスプレイ 3411、音声出力部 3327はスピーカー 3412もし くはそれに代わるヘッドフォン端子やイヤホン端子によって構成される。図 40 (a)が 持ってレヽるボタン(3401、 3402、 3403、 3404) ίま、図 40 (b)で ίま、タツチノヽ。ネノレ 34 11上に表示することによって形成されることが望ましい。
[0140] これらのように提示機能をリモコンが持っている場合、以下に説明する方法で提示 をリモコン装置上で行うと、より使いやすくなる。図 41および図 39を参照して説明する
[0141] 図 41は図 39に示した、提供サービス管理装置 P331からサービスリストを受信する 過程において表示される表示例である。リモコン装置がサービスリスト 301をサービス リスト記憶部 Ρ3326にて記憶しているとき、サービス制御部 P3321は 351を映像出 力部 3325に出力する。ここに提供サービス管理装置 P331からサービスリスト 302を 受信したとき、サービス制御部 P3321は 352を映像出力部 352に出力する。またこ のとき「サービスリストが到着しました」のような到着メッセージ 3521を同時に出力して も力まわなレヽし、あるレヽは 352, 3521とも出力しなくてもよレヽ。
[0142] ここでサービスリストの挿入が行われた後、つまり 303がサービスリスト記憶部 Ρ332 6にて形成されたときにサービス制御部 P3321は 353を映像出力部に出力する。こ のとき、新たに追加されたサービス情報は 3531に示した星印など目印を同時に出力 することで、新たに追加されたものであることをユーザに明示的に提示することができ る。
[0143] 図 41の例ではサービス情報に関連付けられたタイトルのみを表示していた力 他に も、図 42の 3601に示すように IDをともに表示してもよいし、あるいは属性をともに出 してもかまわなレ、。また、 3602のように実行中サービスを中心に近辺のサービスをは つきりと、遠方のサービスははつきりとは表示しなくとも存在だけは見せる、あるいは 3 603のように選択中サービスとその隣のサービスだけを見せてあとは見せなレ、、という 表示スペースと見栄えに応じて工夫してもよレ、。いずれも表示の例であって、これに 限らない。また、リモコン装置に視覚表示ディスプレイを持たない場合は、表示する内 容を映像情報として被操作機器に送信し表示させてもかまわない。
[0144] この表示は、入力装置 3325の入力によって切り替わることが望ましレ、。以下の表示
制御は、サービス実行部 P3322が行う。例えば、 3603において DOWNボタン 340 3 (図 40)が押下されたときは、それまで中心にあった「例えばこんなとき!」の直近下 位に位置している「真理ちゃんからのメール」を中心に表示する(3604)。あるいは、 テンキーボタン 3404の「1」が押下されたときは、「1」に相当するサービスを中心に表 示する(3605)。この例では 3601に示したように「アニメマニアヒットチャート」に ID: 1 が割り振られていたと仮定して説明している。このとき、 UPキーに対応させたい直近 上位のサービスが存在しないため、最下位のサービス「テレビ 5ch」を代わりに表示し てもよレ、。これらボタン操作に呼応して音声を出力することによって、ユーザの使用感 はよくなる。音声合成技術を併用することによって、 3603であれば「例えばこんなとき !」、 3604であれば「真理ちゃんからのメール」を音声でガイドしてもよい。
[0145] 入力装置 3325と実行の関係について図 43を用いて説明する。前述の通りの、操 作の直後にすぐに実行する方法を図 43 (a)、「実行」信号を受信するまでサービスを 実行に移さない方法を図 43 (b)に示している。前者の方法では、図 24に示したサー ビス選択が行われた(S154)後(S3711)、選択されたサービス情報を読み出す、つ まり選択されたサービスを同定し(S3712)、特に指示することなくそのまま選択され たサービスの実行へ移る(S3713)。後者の方法では、図 24に示したサービス選択 が行われた(S154)後(S3721)、実行指示が出されたかを判断する(S3722)。ここ では仮に決定ボタン 3402の押下によって出される信号を実行指示であると判断する とする。もし、実行指示がなければ(S3722で NO)、そのまま何もせず、新たなユー ザによる選択信号を受信したら図 24に示したサービス選択処理を行う。もし実行指示 が出されたら(S3722で YES)、選択されたサービスを同定し(S3723)、選択された サービスの実行へ移る(S3724)。テレビのように、気軽に次へ次へと切り替えるよう な装置を操作する上では、前者(図 45 (a) )のような、操作に対してすぐにサービスの 実行が行われるような手法が好まれる力もしれなレ、。一方、リモコンにてサービスを吟 味した後で実行させたい場合には後者(図 45 (b) )が好まれる。サービス実行部 P33 22は、前記リモコン上の表示制御については、 目的がユーザへの操作の視覚フィー ドバックであるため、前者(図 43 (a) )を用いて行うことが望ましい。
[0146] リモコン本来の機能である、リモコンによる被操作機器であるテレビ 333やパソコン 3
34を操作するために、「サービス実行」が「リモコン信号送信部 3328からの操作信号 送信」とする場合について説明する。リモコン信号送信部 3328から送信されるリモコ ン信号は、有線であっても無線であってもよい。また赤外線通信プロトコル、 IP通信 プロトコルなど通信プロトコルの形態にはこだわらなレ、。図 39において、パソコン 334 はネットワーク接続回路 3342あるいはリモコン信号受信部 3341にてサービス提供 装置 P332であるリモコン装置からリモコン信号を受け取り、 CPU3343に伝える。 CP U3343は前記受信したリモコン信号にしたがって、記憶装置 3345、 RAM3344、 映像出力部 3347、音声出力部 3347を制御する。テレビ 333は、リモコンであるサー ビス提供装置 P332からの信号をリモコン信号受信部 3331によって受け取り、主制 御部 3336に渡す。主制御部 3336は前記受け取ったリモコン信号あるいはテレビ 33 3に備え付けられたボタンあるいは前記サービス提供装置 P332以外のリモコン装置 などの入力装置 3333からの入力に基づいて、放送波受信チューナー 3332を制御 してチャンネルを切り替えたり、切り替えた結果受信した放送を映像出力部 3335お よび音声出力部 3334に出力したり、映像出力部 3335における画像の調整、音声出 力部 3334での音量調節、左右スピーカーのバランス調整などを行う。また、リモコン 信号受信部 3331では、サービス提供装置 P332から直接制御されるのではなぐサ 一ビス提供装置 P332によって制御されたパソコン 334からの制御信号を受け取るこ とも可能である。
[0147] また、サービス提供装置 P332は携帯電話上に形成されてもかまわなレ、。図 44には 、入力装置 3325を十字ボタン 382、決定ボタン 383、テンキー 384および送話口 38 8で、音声出力部 3327は受話ロ 386もしくはイヤホン出力端子 387で、映像出力部 3326はディスプレイ 381で、リモコン信号送信部 3908は赤外線発光部 385にてそ れぞれ構成している様子を示している。図 45には、それぞれの機能が携帯電話のど の部分にて構成されるかを示した。図面の都合により、被操作装置および提供サー ビス管理装置については図 45より省いている力 それらは図 39と同様である。
[0148] ネットワーク接続回路 3903として設けられた第 1受信部 P39041を通じてポータル サービスのサーバよりサービスリストを受信する、あるいは放送波受信チューナー 39 09として設けられた第 1受信部 P39043を通じて放送波からサービスリストを受信す
る、あるいは通信制御回路 3902として設けられた第 1受信部 P39042を通じて携帯 電話通信網 390からサービスリストを受信する。演算回路 3901にて設けられたサー ビス制 ί卸部 P3901は、上記第 1受信部 P39041あるレヽは Ρ39042あるレヽは Ρ39043 にて受信したサービスリストを図 11もしくは図 12に基づいた方法によって処理し、記 憶装置 3904として設けられたサービスリスト記憶部 Ρ3905に記憶する。このサービ スリストは、前述の通り本装置内でなくとも、例えばサービスポータル内にて記憶され ていてもよいし、本装置によって操作される装置にて記憶されてもよい。携帯電話の ように、可搬性が高ぐほぼ常に身につけて出歩く端末にてサービスリストを記憶して 持ち歩くことで、ユーザは外出先などで暇な時間などにサービスリストを編集すること ができる。そして、帰宅後、被操作端末であるテレビやパソコンなどに記憶したサービ スリストを編集後の本携帯電話装置内のサービスリストに差し替えてもよい。テレビや パソコン上でサービスリストの編集を行なう代わりに、携帯電話上で暇な時間にサー ビスリストの編集を行なってしまうことも可能である。この差し替え作業は、帰宅時に一 括で行ってもよいし、所定の時間間隔で自動的に行ってもよい。サービス制御部 Ρ39 01は、サービス実行部 Ρ3903が他のサービスを実行する過程から呼び出すサービ ス、あるいは入力装置 3905の入力を第 2受信部 P39021にて受信したときの信号に 基づいて選択されたサービス、あるいはポータルサービスのサーバおよびその他サ ーバからデータを第 2受信部 Ρ39022が受信し、受信した信号に基づレ、て選択され たサービスをサービス実行部 Ρ3903によって実行する。サービス実行部 Ρ3903はュ 一ザ操作に対するユーザへの視覚フィードバックは映像出力部 3905へ、音声フィー ドバックは音声出力部 3906へとそれぞれ提示する。サービス実行部 Ρ3903は他機 器操作を行うために、他機器制御信号をリモコン信号送信部 3908から送信する。
[0149] 以上のように本発明の実施の形態および実施例について説明を行なったが、今回 開示した実施の形態および実施例は全ての点で例示であって制限的なものではな レ、と考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請 求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれる。
産業上の利用可能性
[0150] 以上のように本発明に係るサービス提供装置などを用いることで、ユーザが簡単な
操作でサービスを利用可能な環境を作ることができ、本発明は通信などの分野に適 している。